JP5694343B2 - 薬物担体が備えられた顔面部固定支持台 - Google Patents

Description

本発明は、薬物担体が備えられた顔面部固定支持台に係り、より詳細には、目の保護と、目尻のしわの改善とのための薬剤成分を含む薬物担体が内蔵されている薬物担体が備えられた顔面部固定支持台に関する。

人の目は、頭骨の前面に左右一対の眼窩内にそれぞれ位置し、上下の眼瞼（まぶた）で保護されている。目は、眼球と視神経とからなり、これに眼球付属器（眼瞼・結膜・涙器・眼筋）があって、視覚器を構成する。

最近、多くの業務がコンピュータによってなされているために、長期間コンピュータのモニターを見つめるか、ＴＶ画面、３Ｄ立体映像物を見つめる時間が増加するにつれて、目に加えられる疲労が非常に極大化された状況である。

目の疲労を解消するためには、目をつぶって休息を取るのが最も良い方法であると言えるが、与件上、目の疲労を解消する時間的余裕を持てない場合がほとんどであるために、経口投与用薬物の服用を通じて、目の疲労回復に役に立つビタミンＥを摂取する方法が主に用いられている。

ところで、このような薬物の服用は、薬物の主要有効成分が肝を通過しながら、治療効果が半減される問題点があり、疲労改善効果が制限的であるという問題点があった。

そして、過度なストレスと紫外線に対する露出とによって、目の周りにしわが急増する場合が多い。特に、女性の場合には、このような目尻のしわの改善のために、機能性化粧品を使うか、補正手術を実施しているが、化粧品は、その効果が小さく、手術の場合、即刻な効果が見られるが、コストの負担が大きな問題があった。

本発明は、前記問題点を解決するために案出されたものであって、目の疲労を減少させるか、目を保護し、目尻のしわを改善しうる薬剤成分を含む薬物担体が備えられた顔面部固定支持を提供するところにその目的がある。

前記目的を果たすため、本発明の薬物担体が備えられた顔面部固定支持台は、目の周りの顔面を覆うように形成されており、内部には、所定の設置空間が設けられており、着用時に眼球と隣接した一側面には、前記設置空間と外部とを連通させる多数の通気孔が形成されたハウジングと、前記ハウジングをユーザの顔に固定させるための固定部材と、前記ハウジングの前記設置空間の内部に設けられ、目の保護と目の疲労回復とに役に立つ薬剤成分を含有する薬物担体と、前記薬物担体に電源を供給する電源供給部と、を備え、前記薬物担体は、前記薬剤成分が含有された薬剤層と、前記薬剤層を支持し、前記薬剤層に含有された薬剤成分の皮膚浸透を活性化させるように、前記薬剤層に赤外線または紫外線を照射する発光ランプが設けられた基板とを含み、前記薬剤層は、前記基板及び前記発光ランプに対して顔面側に、前記基板及び前記発光ランプを覆うように構成されていることを特徴とする。

前記薬物担体は、前記薬剤層に含有された薬剤成分の皮膚浸透を活性化させるための薬剤浸透活性化手段をさらに備え、前記薬剤浸透活性化手段は、前記薬剤層を支持するように、前記ハウジングの内部に設けられる基板に設けられ、紫外線または赤外線を発光する発光手段、磁力線を形成する磁石及び低周波発生器のうちから選択された何れか１つまたは２つ以上を備えることが望ましい。

前記ハウジングには、目尻の皮膚のしわの改善のために、ユーザの顔に向けて波長が４３０〜６７０ｎｍである光を照射する補助ＬＥＤ発光モジュールが設けられ、前記ハウジングの内側には、目尻の皮膚と隣接した導光板が形成されており、前記導光板の一側に導光板を通じて波長が４３０〜６７０ｎｍである光が照射されるように、発光ダイオードが設けられることもある。

前記薬剤層は、

が望ましく、それ以外にも、菊花、レモン、オレンジ、チェリー、ザクロ、葡萄、イチゴ、ローズ、ライラック、アカシア、フリージア、ユリ、ラベンダー、薄荷、ジャスミン、ヨモギ、ローズマリー、松、フラボノイド、モミ、コーヒー、人参、仏手柑、カモミール、サイプレス、ゼラニウム、ジュニパー、ローズクラリー、セージ、ライム、ネロリ、サンダルウッドベルガモット、ユーカリプタス、ライムネロリ、ペパーミント、イランイラン、パチョリ、没藥、フランキンセンス、シダーウッド、サンダルウッドのうちから選択された１つ以上の生薬を抽出した後、カプセル化して形成しうる。

前記固定部材は、前記ハウジングから後方に延びて後端がユーザの耳にかかるように形成されており、前記ハウジングまたは固定部材には、ユーザのこめかみに対応する地点に太陽穴、顔面の目下の球后と承泣、後頭の完骨と風池、及び鼻背のうちから選択された１つ以上の部位を刺激することができる磁石部材が備えられることが望ましい。

前記ハウジングには、ユーザが前記ハウジングの着用中にも、前方が見られるように透視孔が形成され、前記ハウジングには、右目と左目との前方に位置するように、前記透視孔が２つ形成され、前記それぞれの透視孔を遮断するように設けられ、それぞれ透視される光の方向が異なる２つの偏光レンズをさらに備えることができる。

本発明による薬物担体が備えられた顔面部固定支持台は、目の疲労を減少させるか、保護する薬剤成分を皮膚または粘膜を通じて直接浸透させ、使用が便利であり、疲労回復効果に優れ、かつ目尻のしわの改善効果にも優れた利点がある。

また、薬物担体が備えられた顔面部固定支持台は、透視空間が確保されており、日常生活中にも、随時に薬物を投与して目の疲労を減少させることによって、目を保護し、顔面または後頭部分の血点を刺激することによって、血液循環も円滑にできる。

しかも、本体に偏光レンズまたは液晶セルを付着して３Ｄ映像物を視聴させ、３Ｄ映像物の視聴による目の疲労を最小化することができる。

本発明による薬物担体が備えられた顔面部固定支持台の第１実施例を示す斜視図である。 図１の分解斜視図である。 図１のハウジングの内部を示す断面図である。 導光板が設けられた内部ケースの他の実施例を示す斜視図である。 磁石が設けられた薬物担体の他の実施例を示す断面図である。 本発明による薬物担体が備えられた顔面部固定支持台の第２実施例を示す斜視図である。 本発明による薬物担体が備えられた顔面部固定支持台の第３実施例を示す斜視図である。 図７の分解斜視図である。 薬物担体が備えられた顔面部固定支持台の第４実施例を示す斜視図である。

以下、添付した図面を参照して、本発明による薬物担体が備えられた顔面部固定支持台（以下、‘固定支持台’と称する）をより詳細に説明する。

図１ないし図３には、本発明による固定支持台１の望ましい一実施例が示されている。

図面を参照すると、固定支持台１は、本体と、本体の内部に設けられる薬物担体２０と、薬物担体２０に電源を供給するバッテリー４０とを含む。

本体は、ハウジング１０と、ハウジング１０をユーザの顔に固定させるための固定部材３０とを備える。

ハウジング１０は、相互結合される外部ケース１１と内部ケース１４とを含み、後述する薬物担体２０が設けられる設置空間１２を提供し、目と、目の周辺の顔面とを覆うことができるサイズに形成されている。

外部ケース１１の両端部には、バッテリー４０から電源を供給されるように、第１電源供給端子１３が設けられており、この第１電源供給端子１３と連結された電線を通じて薬物担体２０に電源を供給する。

内部ケース１４は、外部ケース１１と結合され、ユーザの顔に隣接する。

内部ケース１４には、設置空間１２に設けられた薬物担体２０から薬剤成分が排出されるように、内側面と外側面とを貫通する多数の通孔１５が形成されており、内部ケース１４の下側には、補助ＬＥＤ発光モジュール２５の補助発光ダイオードがユーザの顔に向けて露出されるように、多数個の光照射孔１６が形成されている。

また、ユーザの顔と接する内部ケース１４の外側面には、前記通孔１５と光照射孔１６との間にユーザの顔に向けて突出した遮光板１７が形成されているが、この遮光板１７は、補助ＬＥＤ発光モジュール２５から照射された光が、ユーザの目に照射されることを遮断するためのものであり、この遮光板１７が、内部ケース１４の下端中央からそれぞれ内部ケース１４の両端部に向けて延設されている。

前記薬物担体２０は、基板２１と、基板２１の上部に装着される薬剤層２２と、前記基板２１に設けられ、薬剤成分の皮膚浸透を活性化するための紫外線または赤外線を照射する複数個の発光ランプ２３とを含む。

図示されていないが、基板２１には、発光ランプ２３が装着されうる多数の装着部が形成されている。そして、それぞれの装着部は、印加される電源があらゆる発光ランプ２３に供給されるように、電気的に連結されており、前記電線を通じて基板２１に電源が印加されれば、装着部に装着されたあらゆる発光ランプ２３が発光する。

前記発光ランプ２３は、電力消費の少ない発光ダイオードが適用されることが望ましく、発光ランプ２３から照射される光と、発光ランプ２３から発熱する熱とによって、薬剤層２２に含有されている薬剤成分の拡散が活発になる。

本実施例では、薬剤の浸透を活性化させるための薬剤浸透活性化手段として、発光ランプが適用されたが、これとは違って、磁場を形成する磁石や低周波を発生させる低周波発生器が、薬剤浸透活性化手段として適用されることもある。

薬剤層２２は、基板２１の上部に設けられ、薬剤成分を含む。

薬剤層２２は、パッド形態に製作され、薬剤層２２に含まれる薬剤成分としては、目の保護と目の疲労回復とに役に立つ成分として、ルテイン（Ｌｕｔｅｉｎ）、ゼアキサンチン（Ｚｅａｘａｎｔｈｉｎ）、メラトニン（Ｍｅｌａｔｏｎｉｎ）、β−カロテン（β−ｃａｒｏｔｅｎｅ）、Ｌ−カルニチン（Ｌ−ｃａｒｎｉｔｉｎｅ）、アスタキサンチン（Ａｓｔａｘａｎｔｈｉｎ）、アルファリポ酸（Ａｌｐｈａ−ｌｉｐｏｉｃ ａｃｉｄ）、カルノシン（ｃａｒｎｏｓｉｎｅ）、没食子酸エピガロカテキン（Ｅｐｉｇａｌｌｏｃａｔｅｃｈｉｎ ｇａｌｌａｔｅ）、アセチル−Ｌ−カルニチン（Ａｃｅｔｙｌ−Ｌ−ｃａｒｎｉｔｉｎｅ）、クルクミン（Ｃｕｒｃｕｍｉｎ）、アントシアニン（Ａｎｔｈｏｃｙａｎｉｎ）、ドレボゲニンＤ（ｄｒｅｖｏｇｅｎｉｎ Ｄ）、スルフォラファン（ｓｕｌｆｏｒａｐｈａｎｅ）、カロテノイド（ｃａｒｏｔｅｎｏｉｄｓ）、葉酸（Ｆｏｌｉｃ Ａｃｉｄ）、ビタミンＡ（Ｖｉｔａｍｉｎ Ａ）、ビタミンＢ（Ｖｉｔａｍｉｎ Ｂ）、ビタミンＣ（Ｖｉｔａｍｉｎ Ｃ）、テトラメチルピラジン（ｔｅｔｒａｍｅｔｈｙｌｐｙｒａｚｉｎｅ）、フィセチン（ｆｉｓｅｔｉｎ）、カンナビノイド（Ｃａｎｎａｂｉｎｏｉｄｓ）、ビタミンＥ（Ｖｉｔａｍｉｎ Ｅ）などがある。

前記薬剤層２２は、前述した薬剤成分のうちから、選択された何れか１つまたは２つ以上の薬剤成分を含むことが望ましい。

前記敍述した薬剤成分は、天然生薬を粉砕または抽出撹拌して形成することが望ましい。

また、前述した生薬成分以外にも、菊花、レモン、オレンジ、チェリー、ザクロ、葡萄、イチゴ、ローズ、ライラック、アカシア、フリージア、ユリ、ラベンダー、薄荷、ジャスミン、ヨモギ、ローズマリー、松、フラボノイド、モミ、コーヒー、仏手柑、カモミール、サイプレス、ゼラニウム、ジュニパー、ローズクラリー、セージ、ライム、ネロリ、サンダルウッドベルガモット、ユーカリプタス、ライムネロリ、ペパーミント、イランイラン、パチョリ、没藥、フランキンセンス、シダーウッド、サンダルウッドのような生薬材料から薬剤成分を抽出してカプセル化することによって、薬剤層２２を形成することもできる。

前述した薬剤成分は、天然抗酸化物質であり、皮膚に毒性及び副作用が少ないながら、目の疲労の原因となる活性酸素を除去する機能を有するために、この薬剤成分を通じて目の疲労を減らしうる。

また、前記基板２１には、図５に示したように、磁石２４がさらに付着されても良い。これは、磁石２４の設置を通じて、薬剤層２２の周辺に磁場が形成されることによって、薬剤成分の浸透効果を倍加させるためである。磁石２４は、図５に示したように、基板２１上に発光ランプ２３の間に位置するように形成しても良く、これとは違って、薬剤成分を含む薬剤層２２の製作過程で磁石部材を含ませて、薬剤層２２の全体が磁性を帯びるようにしても良い。

基板２１には、また補助ＬＥＤ発光モジュール２５が設けられている。

前記補助ＬＥＤ発光モジュール２５は、薬剤層２２の下部に位置するように、基板２１に装着され、内部ケース１４の光照射孔１６を通じてユーザの顔に向けて露出される多数の補助ＬＥＤ２６を含む。

補助ＬＥＤ２６では、波長が４３０〜６７０ｎｍである光を照射するが、この波長帯の光は、皮膚の修復効果があって、光の照射を通じて目尻のしわの改善効果を期待することができる。

ところで、前記波長帯の光は、目に照射された時、目の疲労を加重させるので、前述したように、遮光板１７を設置して、補助ＬＥＤ発光モジュール２５から発光する光がユーザの目に照射されることを遮断する。

前記内部ケース１４には、図４に示されているように、遮光板１７の下部に導光板１８が設けられることもある。

本実施例の固定支持台１は、補助ＬＥＤ２６が１つまたは２つのみ設けられ、導光板１８で補助ＬＥＤ２６から照射された光を照射させることによって、設けられる補助ＬＥＤ２６の個数を減らし、前面で同じ光量の光を照射させる。

固定部材３０は、ハウジング１０をユーザの顔に固定するためのものであるが、本実施例の場合、固定支持台１がメガネ形態に形成されており、固定部材３０は、メガネのつるのように一端がハウジング１０に締結され、ユーザの頭後方に延設されている。

したがって、２つの固定部材３０がユーザの側方で頭を取り囲む形になって、ハウジング１０を固定させる。

本実施例の固定部材３０は、弾性変形が可能な材質で形成されて、ユーザの頭を側面で加圧する形に形成されているが、固定部材３０は、これとは違って、一般的なメガネのつるのように後端部が耳にかかるか、または頭の全体を取り囲むベルトの形に形成されうる。

固定部材３０は、ハウジング１０をユーザの顔に固定させることができるならば、それ以外にも、多様な形態に形成されうる。

バッテリー４０は、前記薬物担体２０に電源を供給するための電源供給部として適用されたものであって、固定部材３０の内部に設けられている。

前記固定部材３０には、バッテリー４０が装着されるバッテリー４０装着空間が形成されており、前記第１電源供給端子１３と接触する第２電源供給端子（図示せず）がバッテリー４０から電源を伝達できるように形成されており、バッテリー４０から薬物担体２０に電源が供給される。

バッテリー４０は、充放電が可能な２次電池になっており、バッテリー４０を取り替えることもできるが、外部電源を通じて薬物担体２０に電源供給がなされるか、バッテリー４０の充電がなされるように、外部電源ケーブルを締結することができるケーブル連結部が一側に設けられている。

本実施例では、前記固定部材３０にバッテリー４０を装着するためのバッテリー装着空間が設けられているが、このバッテリー装着空間にバッテリー４０の代わりに、薬物担体が装着されて薬剤成分が固定部材３０から排出させることもできる。

本発明の固定支持台１の使用方法は、次の通りである。

まず、ハウジング１０の内部ケース１４が目と目の周辺の顔と隣接するように、固定部材３０を通じて固定させる。

引き続きスイッチ３１を通じて発光ランプ２３と補助ＬＥＤ２６とに電源を供給すれば、薬剤層２２に含有されている薬剤成分が活性化されながら、通孔１５を通じて皮膚に浸透し、補助ＬＥＤ２６から照射される光は、目尻のしわを改善させるように作動する。

このように、本発明の固定支持台１は、薬剤成分を皮膚に直ちに浸透させることによって、目の疲労回復効果を極大化し、同時に目尻のしわが改善される効果がある。

本実施例の固定支持台１は、外部ケース１１が固定部材３０と連結されており、薬物担体２０が内蔵されるハウジング１０内部空間の開閉が内部ケース１４によってなされるようになっているが、図７及び図８に示されている固定支持台３の第３実施例のように、ユーザの顔面側に露出される内部ケース８１が、固定部材８３と連結され、その外側に薬物担体８４が定着される定着空間８５の開口部が形成されており、内部ケース８１の外側に定着空間８５を開閉するための外部ケース８２が脱着可能に結合されるようにハウジング８０が形成されうる。

図７及び図８に示された実施例の固定支持台３の残りの構成要素は、その基本的な構造と機能とが以前実施例と同一なので、詳細な説明は省略する。

図６には、本発明による固定支持台２の第２実施例が示されている。

図面を参照すると、本実施例の固定支持台２は、ユーザが着用した時、ユーザの視野を遮られないように、ハウジング５１の一側に透光可能な透光部５４が形成されている。

前記透光部５４は、透光レンズで形成されており、ハウジング５１を着用した状態でも、業務や読書などの日常生活が可能になるように視野を遮られない。

そして、目の周りを覆うハウジング５１には、顔面に向けて露出されるランプ孔５２と薬物発散孔５３とが多数個形成されている。

前記ハウジング５１の内部には、発光ランプ２３と薬剤層を含む薬物担体とが内蔵されているが、薬物担体は、ハウジング５１の形状に対応するように、その形態のみ変わっただけであり、以前の実施例と基本的な構成において同一なので、詳細な説明は省略する。

前記薬物担体に電源を供給するための電源供給部６０は、身体に着用するバッテリー６２と、前記バッテリー６２とハウジング５１とを電気的に連結する電線ケーブル６１とを含む。

前記固定部材７０は、メガネのつるのようにハウジング５１から後方に延び、後端がユーザの耳にかかって、ハウジング５１をユーザの顔面に固定させる。

固定部材７０は、ユーザのこめかみを通過するように形成されており、こめかみに対応する地点に磁場が形成されるように、第１磁石部材７１が付着されている。

こめかみには、漢方医学で太陽穴と呼ばれる部分があるが、この部分を刺激すれば、疲労回復に役に立ち、特に、目の疲労がよく解れると知られている。

したがって、この部分に磁場が形成されて刺激がなされるように、第１磁石部材７１を付着することによって、太陽穴の刺激を通じる疲労回復効果を期待することができる。

そして、前記ハウジング５１の内側面にも、多数の第２磁石部材７２を設置することができ、眼球の下側に位置する球后と、承泣という穴位置を磁場を通じて刺激できるように位置させる。前記穴位置を刺激すれば、白内障や眼圧が上がる緑内障、流涙、結膜炎のような眼疾患の予防及び緩和効果を期待することができる。

同時に、固定部材７０の後端にも、第３磁石部材７３が設けられているが、固定部材７０の後端は、ユーザの頭の後側に位置した完骨と、風池という穴位置と隣接して形成されており、この地点に磁場による刺激がなされる。前記穴位置を刺激すれば、難聴、不眠症、中耳炎、顔面浮腫、頭痛、脳充血、高血圧、蓄膿症のような疾患を予防または緩和することができる効果がある。

また、ハウジング５１を顔面に着用した時、鼻背に接触してハウジング５１を支持するように、ハウジング５１には、鼻パッド５５が形成されているが、この鼻パッド５５にも、第４磁石部材７４を設置することができる。

第４磁石部材７４は、鼻背に磁場を形成して、鼻炎や蓄膿症のような鼻関連疾患の症状を緩和させる効果を収めることができる。

本実施例では、太陽穴を含めて球后と承泣、完骨と風池という穴位置及び鼻背を磁場によって刺激できるように、それぞれの地点に対応するようにハウジング５１と固定部材７０とに第１ないし第４磁石部材７１〜７４が設けられているが、必要に応じて、第１ないし第４磁石部材７１〜７４のうち選択された一部のみ設置することもできる。

このように、本実施例の固定支持台２は、前述の実施例のような薬剤層２２の薬理効果と共に、目の疲労回復と頭痛不眠症のような症状の好転に役に立つ穴位置を磁石部材を通じて刺激することができる利点があり、日常生活中にも、着用して使える利点がある。

図９には、固定支持台４の第４実施例が示されている。

図面を参照すると、本実施例の固定支持台４は、ハウジング９０に前後面を貫通する第１、第２透視孔が形成されている。第１、第２透視孔は、それぞれユーザの右目と左目との前方に形成されている。そして、この第１、第２透視孔には、それぞれ第１、第２偏光レンズ９１、９２が装着されている。

第１、第２偏光レンズ９１、９２は、透視される光の方向が相異なり、３Ｄ ＴＶを視聴するとき、使用できる。

最近、３Ｄ立体映像の再生方法として多様な方式が開発されており、本実施例では、偏光フィルムを通じる３Ｄ立体映像の視聴が可能になった構成が開示されたが、これとは違って、シャッターガラス方式の３Ｄ立体映像の具現のための液晶セルを偏光フィルムの代わりに設置することもでき、内蔵された薬物担体の薬剤成分が３Ｄ立体映像の視聴による目の疲労度を最小化する。

内部ケース９３には、前記第１、第２透視孔の周辺に薬物担体の薬剤成分が排出されうる排出孔９４が形成されており、第１実施例と同様に、補助ＬＥＤモジュール９５も設けられている。

本実施例の残りの構成要素は、第１実施例と技術構成及び機能が同一なので、詳細な説明は省略する。

本発明は、薬物担体が備えられた顔面部固定支持台に関連する分野に適用可能である。

１：薬物担体が備えられた顔面部固定支持台
１０：ハウジング
２０：薬物担体
３０：固定部材
４０：バッテリー

Claims (9)

1. 目の周りの顔面を覆うように形成されており、内部には、所定の設置空間が設けられており、着用時に眼球と隣接した一側面には、前記設置空間と外部とを連通させる多数の通気孔が形成されたハウジングと、
   前記ハウジングをユーザの顔に固定させるための固定部材と、
   前記ハウジングの前記設置空間の内部に設けられ、目の保護と目の疲労回復とに役に立つ薬剤成分を含有する薬物担体と、
   前記薬物担体に電源を供給する電源供給部と、を備え、
   前記薬物担体は、前記薬剤成分が含有された薬剤層と、前記薬剤層を支持し、前記薬剤層に含有された薬剤成分の皮膚浸透を活性化させるように、前記薬剤層に赤外線または紫外線を照射する発光ランプが設けられた基板とを含み、
   前記薬剤層は、前記基板及び前記発光ランプに対して顔面側に、前記基板及び前記発光ランプを覆うように構成されていることを特徴とする薬物担体が備えられた顔面部固定支持台。
   
2. 前記薬剤層は、薬剤成分の皮膚浸透が円滑になるように、磁場を形成する磁石または低周波発生器を含むことを特徴とする請求項１に記載の薬物担体が備えられた顔面部固定支持台。
3. 前記ハウジングには、目尻の皮膚のしわの改善のために、ユーザの顔に向けて波長が４３０〜６７０ｎｍである光を照射する補助ＬＥＤ発光モジュールが設けられることを特徴とする請求項１に記載の薬物担体が備えられた顔面部固定支持台。
4. 前記ハウジングの内側には、目尻の皮膚と隣接した導光板が形成されており、前記導光板の一側に導光板を通じて波長が４３０〜６７０ｎｍである光が照射されるように、発光ダイオードが設けられることを特徴とする請求項１に記載の薬物担体が備えられた顔面部固定支持台。
5. 

   ことを特徴とする請求項１に記載の薬物担体が備えられた顔面部固定支持台。
6. 前記薬剤層は、菊花、レモン、オレンジ、チェリー、ザクロ、葡萄、イチゴ、ローズ、ライラック、アカシア、フリージア、ユリ、ラベンダー、薄荷、ジャスミン、ヨモギ、ローズマリー、松、フラボノイド、モミ、コーヒー、人参、仏手柑、カモミール、サイプレス、ゼラニウム、ジュニパー、ローズクラリー、セージ、ライム、ネロリ、サンダルウッドベルガモット、ユーカリプタス、ライムネロリ、ペパーミント、イランイラン、パチョリ、没藥、フランキンセンス、シダーウッド、サンダルウッドのうちから選択された１つ以上の生薬を抽出した後、カプセル化して形成することを特徴とする請求項１に記載の薬物担体が備えられた顔面部固定支持台。
7. 前記固定部材は、前記ハウジングから後方に延びて後端がユーザの耳にかかるように形成されており、
   前記ハウジングまたは固定部材には、ユーザのこめかみに対応する地点に太陽穴、顔面の目下の球后と承泣、後頭の完骨と風池、及び鼻背のうちから選択された１つ以上の部位を刺激することができる磁石部材が備えられることを特徴とする請求項１に記載の薬物担体が備えられた顔面部固定支持台。
8. 前記ハウジングには、ユーザが前記ハウジングの着用中にも、前方が見られるように透視孔が形成されることを特徴とする請求項１に記載の薬物担体が備えられた顔面部固定支持台。
9. 前記ハウジングには、右目と左目との前方に位置するように、前記透視孔が２つ形成され、前記それぞれの透視孔を遮断するように設けられ、それぞれ透視される光の方向が異なる２つの偏光レンズをさらに備えることを特徴とする請求項８に記載の薬物担体が備えられた顔面部固定支持台。

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