JP2003144481A - アイマスク照明装置 - Google Patents

アイマスク照明装置

Info

Publication number
JP2003144481A
JP2003144481A JP2001349582A JP2001349582A JP2003144481A JP 2003144481 A JP2003144481 A JP 2003144481A JP 2001349582 A JP2001349582 A JP 2001349582A JP 2001349582 A JP2001349582 A JP 2001349582A JP 2003144481 A JP2003144481 A JP 2003144481A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
eye mask
guide member
light guide
eye
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001349582A
Other languages
English (en)
Inventor
Koki Noguchi
公喜 野口
Manabu Inoue
学 井上
Wataru Iwai
彌 岩井
Kazuteru Obara
和輝 小原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2001349582A priority Critical patent/JP2003144481A/ja
Publication of JP2003144481A publication Critical patent/JP2003144481A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arrangements Of Lighting Devices For Vehicle Interiors, Mounting And Supporting Thereof, Circuits Therefore (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高輝度発光による使用者の不快感をなくすこ
とができるアイマスク照明装置を提供するものである。 【解決手段】 眼の前方を覆って遮光するアイマスク本
体(1)を有するとともに、このアイマスク本体(1)
内に光を発する発光装置(2)を設けたアイマスク照明
装置において、上記発光装置(2)が、光を直に発する
光源(3)とこの光源(3)からの光を導入する導光部
材(4)と光を拡散したり反射させる拡散反射部材
(7)とを有しており、この導光部材(4)と拡散反射
部材(7)とが上記眼の手前に配置されているととも
に、同導光部材(4)の周縁部から上記光源(3)から
の光を導入するようになした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アイマスク照明装
置に関し、具体的には、一般住宅やオフィス、ホテルや
旅館などの宿泊施設、各種リラクゼーション施設、およ
び、電車や飛行機による移動時において、使用者に違和
感や不安感を与えることなく、目に光を入力して、その
覚醒作用や視覚情報入力により、周囲に影響を与えずに
リラクゼーションや誘眠や覚醒を促進させるのに有用な
アイマスク照明装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、光には覚醒作用があり、覚醒し
たい時刻に合わせて照明光を照射することで円滑な覚醒
を促進させることができるものであった。そのような背
景から、照明光による覚醒機能を装備したアイマスク照
明装置が、実用新案登録第3020321号公報、実開
昭63−174822号公報、特開平8−257052
号公報、実開平5−93426号公報などに開示されて
いるように、従来から考えられていたものであった。
【0003】例えば、実用新案登録第3020321号
公報の開示を引用すると、図4に示すごとく、アイマス
ク(10)内にタイマー機構(B)と発光源(A)を内
蔵した光によるアイマスク照明装置であって、眠ってい
るとはいえ目の前で光を点灯することにより、確実な目
覚めが得られて、周囲の人に気付かれずに迷惑をかけな
いで設定した時間に目覚ることができるという、従来の
目覚し機構には見られない卓越した作用効果を奏するア
イマスク照明装置であった。
【0004】このアイマスク(10)には、上記発光源
(A)として、LED、または、面発光体と、タイマー
付きの制御部(B)が内蔵されているものであった。そ
して、この発光源(A)は、図示のように両目に当る部
位に2個設けていたものであったが、面発光体を用いて
広く発光させることも可能なものであった。
【0005】また、発光源(A)が、発光する間の時
間、あるいは、点成する間隔を設定可能として、そし
て、発光の強弱は、制御部(B)で設定可能とし、上記
発光源(A)を選択することによって発光色を赤、黄、
緑などとすることも可能なものであった。そして、その
他にも、同図4に示したように、耳にかける紐(5)や
リード線(6)などを必要に応じて有していてもかまわ
ないものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなアイマスク照明装置においては、目に対応する部分
に発光源(A)としてのLEDや電球が配置されてい
て、このような点光源の高輝度発光により使用者に不快
感を与えていたものであった。しかも、図4に示すごと
く、敏感な目の直前への電気および電子部品の配置は、
使用者への違和感や不安感をも与えることとなり、万
一、転倒事故などが起こった際には、目への重大なダメ
ージも心配されるものであった。
【0007】ところで、上述中に挙げた実開平5−93
426号公報においては、光ファイバによる導光手法を
用いていて、目に対応する部分に光源を配置していない
ものである。この場合においては、目に対応する部分に
光源を配置していないために、使用者への違和感や不安
感といった問題を解消しており、万一、転倒事故などが
起こった際にも、目へのダメージを与えてしまうような
ことはないものの、目に対応する部分に光ファイバの端
面が配置してあって、依然として、点光源の高輝度発光
により使用者に不快感を与えてしまうことには変わりの
ないものであった。
【0008】本発明は、上述の問題を解決するためにな
されたものであって、その目的とするところは、高輝度
発光による使用者の不快感をなくすことができるアイマ
スク照明装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
アイマスク照明装置は、眼の前方を覆って遮光するアイ
マスク本体(1)を有するとともに、このアイマスク本
体(1)内に光を発する発光装置(2)を設けたアイマ
スク照明装置において、上記発光装置(2)が、光を直
に発する光源(3)とこの光源(3)からの光を導入す
る導光部材(4)と光を拡散したり反射させる拡散反射
部材(7)とを有しており、この導光部材(4)と拡散
反射部材(7)とが上記眼の手前に配置されているとと
もに、同導光部材(4)の周縁部から上記光源(3)か
らの光を導入するようになしたことを特徴とする。
【0010】本発明の請求項2に係るアイマスク照明装
置は、上記導光部材(4)が、ゲルを構成できる素材、
または、ラバーを構成できる素材のいずれかで構成され
た軟性体であることを特徴とする。
【0011】本発明の請求項3に係るアイマスク照明装
置は、上記ゲルを構成できる素材が、α -GEL(ジェ
ルテック製)であることを特徴とする。
【0012】本発明の請求項4に係るアイマスク照明装
置は、上記ラバーを構成できる素材が、アクリル、酢酸
ビニル、フッ素系樹脂、スチレン、塩化ビニル、生分解
性プラスチック、ポリエチレン、オレフィン、ポリエス
テル、ポリウレタン、ポリアミド(ナイロン)のうち、
少なくともいずれか1種を含有するものであることを特
徴とする。
【0013】本発明の請求項5に係るアイマスク照明装
置は、上記導光部材(4)が、寒天、ゼリー、水ガラ
ス、こんにゃく、ゼラチン、セルロースなどの天然流動
体、または、高級脂肪族系炭化水素といった高分子オイ
ルを注入してシート状に加工したものであることを特徴
とする。
【0014】本発明の請求項6に係るアイマスク照明装
置は、上記導光部材(4)が、両眼を結ぶ方向に連続し
て形成されているものであり、この導光部材(4)の両
端部に上記光源(3)が配置されてその両端部から同光
源(3)からの光を導入するようになしたことを特徴と
する。
【0015】本発明の請求項7に係るアイマスク照明装
置は、上記アイマスク本体(1)が、覚醒を促す覚醒促
進機能を有しているものであることを特徴とする。
【0016】本発明の請求項8に係るアイマスク照明装
置は、上記発光装置(2)が、リラクゼーションや誘眠
およびその後のリフレッシュを促す調光機能を有してい
るものであることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施形態に係る図
面に基づいて詳しく説明する。
【0018】図1の(a)は、本発明の一実施形態に係
るアイマスク照明装置を示した概略図であり、図1の
(b)は、同図1の(a)のアイマスク照明装置の断面
図である。図2は、本発明の他の一実施形態に係るアイ
マスク照明装置を示した概略図である。図3は、本発明
のさらに他の一実施形態に係るアイマスク照明装置を示
した概略図である。
【0019】本発明のアイマスク照明装置は、図1ない
し図3に示すごとく、眼の前方を覆って遮光するアイマ
スク本体(1)を有するとともに、このアイマスク本体
(1)内に光を発する発光装置(2)を設けたアイマス
ク照明装置において、上記発光装置(2)が、光を直に
発する光源(3)とこの光源(3)からの光を導入する
導光部材(4)と光を拡散したり反射させる拡散反射部
材(7)とを有しており、この導光部材(4)と拡散反
射部材(7)とが上記眼の手前に配置されているととも
に、同導光部材(4)の周縁部から上記光源(3)から
の光を導入するようになしているものである。
【0020】上記アイマスク本体(1)は、眼の前方を
覆って遮光するものである。このアイマスク本体(1)
は、一般住宅やオフィス、ホテルや旅館などの宿泊施
設、各種リラクゼーション施設、および、電車や飛行機
による移動時において、眼の前方を覆って遮光すること
により、使用者が睡眠などを行う際に、安眠を促進させ
るのに有用なものである。
【0021】上記発光装置(2)は、図1の(a)、図
2および図3に示すごとく、上記アイマスク本体(1)
内に設けられているものである。この発光装置(2)
は、光を発する装置である。本発明においては、この発
光装置(2)が、光を直に発する光源(3)とこの光源
(3)からの光を導入する導光部材(4)と光を拡散し
たり反射させる拡散反射部材(7)とを有しているもの
である。
【0022】上記光源(3)は、光を直に発するもので
ある。この光源(3)としては、従来から使用されてい
るような発光体でかまわず、特に制限されるものではな
いものである。この光源(3)として、一例を挙げる
と、LEDまたは面発光体、光ファイバなどが採用され
るものである。
【0023】本発明においては、上記導光部材(4)の
周縁部から上記光源(3)からの光を導入するようにな
しているものである。つまり、光源(3)としては、使
用者の視野外の位置に当たっている導光部材(4)の周
縁部の位置に配置されているものであり、上記アイマス
ク本体(1)内で導光部材(4)の周縁部であれば、ど
のような位置に配置されていてもかまわないものであ
る。具体的には、図1の(a)および図2に示す斜線部
分であれば、どのような位置に光源(3)が配置されて
いてもかまわないものである。また、図3に示すごと
く、光源(3)が上記導光部材(4)の両側方に配置さ
れていてもかまわないものである。
【0024】さらに、本発明においては、図1の
(a)、図2および図3に示すごとく、上記導光部材
(4)と拡散反射部材(7)とが上記眼の手前に配置さ
れているものである。この導光部材(4)と拡散反射部
材(7)とは、図1の(b)に示すごとく、眼の手前の
位置で重ねて配置されているものである。
【0025】本発明は、このような構成をとることによ
って、使用者の視野外の導光部材(4)の周縁部から光
源(3)からの光を導いて、拡散反射部材(7)にて光
を拡散したり反射させることができ、発光部分を大きく
とるとともに、輝度を均一にすることで、グレアを軽減
することができるものであり、結果として、高輝度発光
による使用者の不快感をなくすことができるものとな
る。また、使用者の眼の手前から従来設置されていたよ
うな電気部品や電子部品を排除することができるように
なるために、使用者への違和感や不安感といった問題も
解消されて、安心して使用することができるものであ
る。
【0026】すなわち、本発明は、高輝度発光による使
用者の不快感をなくすことができるものである。
【0027】また、上記導光部材(4)が、ゲルを構成
できる素材、または、ラバーを構成できる素材のいずれ
かで構成された軟性体であると、ゲルを構成できる素
材、または、ラバーを構成できる素材のいずれかで構成
されたことにより、確実な軟性体が得られて、そして、
このような軟性体の導光部材(4)により、使用者の目
への違和感およびフィット感を確実に向上させることが
でき、従来使用されている照明装置のないアイマスクと
同等の感覚で使用することが可能となるものである。す
なわち、敏感な目に接触する部分が柔らかくなること
で、使用に際しての目の違和感を軽減して、フィット感
も向上させることができるものである。
【0028】さらに、上記ゲルを構成できる素材が、α
-GEL(ジェルテック製)であると、このようなα -
GEL(ジェルテック製)としたゲルを構成できる素材
により、目を覆う導光部材(4)として衝撃吸収能力を
高くすることができて、不意の事故などで顔面部に衝撃
が加わるような場合に目を確実に保護することができる
ものとなる。
【0029】そして、上記ラバーを構成できる素材が、
アクリル、酢酸ビニル、フッ素系樹脂、スチレン、塩化
ビニル、生分解性プラスチック、ポリエチレン、オレフ
ィン、ポリエステル、ポリウレタン、ポリアミド(ナイ
ロン)のうち、少なくともいずれか1種を含有するもの
であると、このようなラバーを構成できる素材にてより
一層確実な軟性体が得られて、そして、このような軟性
体の導光部材(4)により、使用者の目への違和感およ
びフィット感をより一層確実に向上させることができ、
従来使用されている照明装置のないアイマスクと同等の
感覚で使用することが可能となるものである。すなわ
ち、敏感な目に接触する部分がより一層確実に柔らかく
なることで、使用に際しての目の違和感をより一層確実
に軽減して、フィット感もより一層確実に向上させるこ
とができるものである。
【0030】しかも、上記導光部材(4)が、寒天、ゼ
リー、水ガラス、こんにゃく、ゼラチン、セルロースな
どの天然流動体、または、高級脂肪族系炭化水素といっ
た高分子オイルを注入してシート状に加工したものであ
ると、このようなシート状に加工したものにてより一層
確実な軟性体が得られて、そして、このような軟性体の
導光部材(4)により、使用者の目への違和感およびフ
ィット感をより一層確実に向上させることができ、従来
使用されている照明装置のないアイマスクと同等の感覚
で使用することが可能となるものである。すなわち、敏
感な目に接触する部分がより一層確実に柔らかくなるこ
とで、使用に際しての目の違和感をより一層確実に軽減
して、フィット感もより一層確実に向上させることがで
きるものである。
【0031】また、図1の(a)、(b)および図3に
示すごとく、上記導光部材(4)が、両眼を結ぶ方向に
連続して形成されているものであり、この導光部材
(4)の両端部に上記光源(3)が配置されてその両端
部から同光源(3)からの光を導入するようになしてい
るものであると、人間の視野が左右方向に広いために、
導光部材(4)を左右に広く両眼を一体としてカバーす
るようになした、すなわち、両眼を結ぶ方向に連続して
形成した導光部材(4)で、最もシンプルな構成によ
り、確実に効率の良い導光および光の供給を可能にする
ことができるものである。
【0032】この場合、上記光源(3)としては、特に
制限されるものではないが、例えば、図3に示すごと
く、両端部にLEDなどが配置されているものである。
【0033】そして、上記アイマスク本体(1)が、覚
醒を促す覚醒促進機能を有しているものであると、この
ような覚醒を促す覚醒促進機能を有しているアイマスク
本体(1)にて同アイマスク本体(1)内で光の供給を
行うために、外部に影響を与えることなく、使用者を確
実に覚醒させることができるものとなる。
【0034】この場合、具体的な実施形態としては、上
記アイマスク本体(1)において、光の覚醒作用を利用
して、円滑な覚醒をサポートするようになしているもの
が挙げられる。上記導光部材(4)や拡散反射部材
(7)や光源(3)などは、上述した図1ないし図3に
示すいずれかの場合と同様に配置すれば良く、その他の
電源部や調光制御回路部や時計部といった覚醒促進機能
に必要な部材をアイマスク本体(1)の外側もしくは内
側(内側ならば、使用者の目の側)の任意の場所、もし
くは、アイマスク本体(1)に接続された外部装置に配
置するものである。
【0035】そして、使用者は、上記時計部にて起床時
刻を設定して、本発明のアイマスク照明装置を着用した
状態で就眠する。その後、起床時刻に合わせて上記調光
制御回路が作動して、使用者の目に光を供給して覚醒を
促進するものである。また、通常の起床後に、本発明の
アイマスク照明装置を着用して使用者の目に光を供給し
て、起床後の眠気を抑制することもできるものである。
【0036】さらに、上記発光装置(2)が、リラクゼ
ーションや誘眠およびその後のリフレッシュを促す調光
機能を有しているものであると、このようなアイマスク
本体(1)内にあるリラクゼーションや誘眠およびその
後のリフレッシュを促す調光機能を有した発光装置
(2)にて閉眼状態でもわずかな光の出力で変化を使用
者が知覚することができるために、閉眼状態での効果的
なリラクゼーションや誘眠が低エネルギーで実現される
ものとなる。そして、周囲の人にも影響を及ぼすことな
く、かつ、周囲の視覚情報が遮断されるために、特別な
リラックスルームがない場合であっても、リラクゼーシ
ョンが確実に可能となるものである。
【0037】なお、光の変化に呼吸を合わせて整えるこ
とにより、心身の緊張を解きほぐす効果的なリラックス
や誘眠照明手法、および、その後のリフレッシュ照明手
法が発案されているが、この発案を採用して、使用者
は、本発明のアイマスク照明装置を着用して、調光制御
回路により上記発明に準ずる方法で目に供給する光を調
光して、使用者がその変化に呼吸を合わせることでより
一層効果的なリラックスや誘眠が促進されるものとな
る。また、リラクゼーション終了後、あるいは、誘眠か
ら任意の時間の睡眠の後、上記発案のリフレッシュ照明
手法に準じて照度を上昇させて、覚醒状態への効果的な
復帰を確実に促進させることができるものである。
【0038】上述の点をさらに補足すると、発光部分が
使用者の目からある程度の距離が離れている場合、光源
(3)の変化をきちんと知覚するには開眼状態が望まし
いが、リラックスや誘眠という目的を考えると開眼状態
を維持することは不自然ともいえるものである。また、
閉眼状態で照明光の変化を知覚させるには高出力が必要
となり、開眼状態の周囲の人に悪影響を及ぼすのみなら
ず、エネルギー効率も悪いものである。これに対して、
本発明のアイマスク照明装置では、発光部分が使用者の
まぶたに接触していることで、閉眼状態でもわずかな光
の出力で変化を知覚することができるために、閉眼状態
での効果的なリラクゼーションや誘眠が低エネルギーで
確実に実現されるものとなる。また、周囲の人にも影響
を及ぼすことがなく、かつ、周囲の視覚情報が遮断され
るために、特別なリラックスルームがない場合であって
も、リラクゼーションが可能となるものである。
【0039】本発明のアイマスク照明装置によると、図
1ないし図3に示すごとく、眼の前方を覆って遮光する
アイマスク本体(1)を有するとともに、このアイマス
ク本体(1)内に光を発する発光装置(2)を設けたア
イマスク照明装置において、上記発光装置(2)が、光
を直に発する光源(3)とこの光源(3)からの光を導
入する導光部材(4)と光を拡散したり反射させる拡散
反射部材(7)とを有しており、この導光部材(4)と
拡散反射部材(7)とが上記眼の手前に配置されている
とともに、同導光部材(4)の周縁部から上記光源
(3)からの光を導入するようになしたので、使用者の
視野外の導光部材(4)の周縁部から光源(3)からの
光を導いて、拡散反射部材(7)にて光を拡散したり反
射させることができ、発光部分を大きくとるとともに、
輝度を均一にすることで、グレアを軽減することができ
るものであり、結果として、高輝度発光による使用者の
不快感をなくすことができるものとなる。また、使用者
の眼の手前から従来設置されていたような電気部品や電
子部品を排除することができるようになるために、使用
者への違和感や不安感といった問題も解消されて、安心
して使用することができるものである。
【0040】すなわち、本発明は、高輝度発光による使
用者の不快感をなくすことができるものである。
【0041】
【発明の効果】本発明の請求項1に係るアイマスク照明
装置によると、使用者の視野外の導光部材(4)の周縁
部から光源(3)からの光を導いて、拡散反射部材
(7)にて光を拡散したり反射させることができ、発光
部分を大きくとるとともに、輝度を均一にすることで、
グレアを軽減することができるものであり、結果とし
て、高輝度発光による使用者の不快感をなくすことがで
きるものとなる。また、使用者の眼の手前から従来設置
されていたような電気部品や電子部品を排除することが
できるようになるために、使用者への違和感や不安感と
いった問題も解消されて、安心して使用することができ
るものである。
【0042】すなわち、本発明は、高輝度発光による使
用者の不快感をなくすことができるものである。
【0043】本発明の請求項2に係るアイマスク照明装
置によると、請求項1記載の場合に加えて、ゲルを構成
できる素材、または、ラバーを構成できる素材のいずれ
かで構成されたことにより、確実な軟性体が得られて、
そして、このような軟性体の導光部材(4)により、使
用者の目への違和感およびフィット感を確実に向上させ
ることができ、従来使用されている照明装置のないアイ
マスクと同等の感覚で使用することが可能となるもので
ある。すなわち、敏感な目に接触する部分が柔らかくな
ることで、使用に際しての目の違和感を軽減して、フィ
ット感も向上させることができるものである。
【0044】本発明の請求項3に係るアイマスク照明装
置によると、請求項2記載の場合に加えて、このような
α -GEL(ジェルテック製)としたゲルを構成できる
素材により、目を覆う導光部材(4)として衝撃吸収能
力を高くすることができて、不意の事故などで顔面部に
衝撃が加わるような場合に目を確実に保護することがで
きるものとなる。
【0045】本発明の請求項4に係るアイマスク照明装
置によると、請求項2記載の場合に加えて、このような
ラバーを構成できる素材にてより一層確実な軟性体が得
られて、そして、このような軟性体の導光部材(4)に
より、使用者の目への違和感およびフィット感をより一
層確実に向上させることができ、従来使用されている照
明装置のないアイマスクと同等の感覚で使用することが
可能となるものである。すなわち、敏感な目に接触する
部分がより一層確実に柔らかくなることで、使用に際し
ての目の違和感をより一層確実に軽減して、フィット感
もより一層確実に向上させることができるものである。
【0046】本発明の請求項5に係るアイマスク照明装
置によると、請求項1記載の場合に加えて、このような
シート状に加工したものにてより一層確実な軟性体が得
られて、そして、このような軟性体の導光部材(4)に
より、使用者の目への違和感およびフィット感をより一
層確実に向上させることができ、従来使用されている照
明装置のないアイマスクと同等の感覚で使用することが
可能となるものである。すなわち、敏感な目に接触する
部分がより一層確実に柔らかくなることで、使用に際し
ての目の違和感をより一層確実に軽減して、フィット感
もより一層確実に向上させることができるものである。
【0047】本発明の請求項6に係るアイマスク照明装
置によると、請求項1ないし請求項5いずれか記載の場
合に加えて、人間の視野が左右方向に広いために、導光
部材(4)を左右に広く両眼を一体としてカバーするよ
うになした、すなわち、両眼を結ぶ方向に連続して形成
した導光部材(4)で、最もシンプルな構成により、確
実に効率の良い導光および光の供給を可能にすることが
できるものである。
【0048】本発明の請求項7に係るアイマスク照明装
置によると、請求項1ないし請求項6いずれか記載の場
合に加えて、このような覚醒を促す覚醒促進機能を有し
ているアイマスク本体(1)にて同アイマスク本体
(1)内で光の供給を行うために、外部に影響を与える
ことなく、使用者を確実に覚醒させることができるもの
となる。
【0049】本発明の請求項8に係るアイマスク照明装
置によると、請求項1ないし請求項7いずれか記載の場
合に加えて、このようなアイマスク本体(1)内にある
リラクゼーションや誘眠およびその後のリフレッシュを
促す調光機能を有した発光装置(2)にて閉眼状態でも
わずかな光の出力で変化を使用者が知覚することができ
るために、閉眼状態での効果的なリラクゼーションや誘
眠が低エネルギーで実現されるものとなる。そして、周
囲の人にも影響を及ぼすことなく、かつ、周囲の視覚情
報が遮断されるために、特別なリラックスルームがない
場合であっても、リラクゼーションが確実に可能となる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の一実施形態に係るアイマス
ク照明装置を示した概略図であり、(b)は、(a)の
アイマスク照明装置の断面図である。
【図2】本発明の他の一実施形態に係るアイマスク照明
装置を示した概略図である。
【図3】本発明のさらに他の一実施形態に係るアイマス
ク照明装置を示した概略図である。
【図4】一従来例に係るアイマスク照明装置を示した概
略図である。
【符号の説明】
1 アイマスク本体 2 発光装置 3 光源 4 導光部材 7 拡散反射部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩井 彌 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 小原 和輝 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 眼の前方を覆って遮光するアイマスク本
    体を有するとともに、このアイマスク本体内に光を発す
    る発光装置を設けたアイマスク照明装置において、上記
    発光装置が、光を直に発する光源とこの光源からの光を
    導入する導光部材と光を拡散したり反射させる拡散反射
    部材とを有しており、この導光部材と拡散反射部材とが
    上記眼の手前に配置されているとともに、同導光部材の
    周縁部から上記光源からの光を導入するようになしたこ
    とを特徴とするアイマスク照明装置。
  2. 【請求項2】 上記導光部材が、ゲルを構成できる素
    材、または、ラバーを構成できる素材のいずれかで構成
    された軟性体であることを特徴とする請求項1記載のア
    イマスク照明装置。
  3. 【請求項3】 上記ゲルを構成できる素材が、α -GE
    L(ジェルテック製)であることを特徴とする請求項2
    記載のアイマスク照明装置。
  4. 【請求項4】 上記ラバーを構成できる素材が、アクリ
    ル、酢酸ビニル、フッ素系樹脂、スチレン、塩化ビニ
    ル、生分解性プラスチック、ポリエチレン、オレフィ
    ン、ポリエステル、ポリウレタン、ポリアミド(ナイロ
    ン)のうち、少なくともいずれか1種を含有するもので
    あることを特徴とする請求項2記載のアイマスク照明装
    置。
  5. 【請求項5】 上記導光部材が、寒天、ゼリー、水ガラ
    ス、こんにゃく、ゼラチン、セルロースなどの天然流動
    体、または、高級脂肪族系炭化水素といった高分子オイ
    ルを注入してシート状に加工したものであることを特徴
    とする請求項1記載のアイマスク照明装置。
  6. 【請求項6】 上記導光部材が、両眼を結ぶ方向に連続
    して形成されているものであり、この導光部材の両端部
    に上記光源が配置されてその両端部から同光源からの光
    を導入するようになしたことを特徴とする請求項1ない
    し請求項5いずれか記載のアイマスク照明装置。
  7. 【請求項7】 上記アイマスク本体が、覚醒を促す覚醒
    促進機能を有しているものであることを特徴とする請求
    項1ないし請求項6いずれか記載のアイマスク照明装
    置。
  8. 【請求項8】 上記発光装置が、リラクゼーションや誘
    眠およびその後のリフレッシュを促す調光機能を有して
    いるものであることを特徴とする請求項1ないし請求項
    7いずれか記載のアイマスク照明装置。
JP2001349582A 2001-11-15 2001-11-15 アイマスク照明装置 Pending JP2003144481A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001349582A JP2003144481A (ja) 2001-11-15 2001-11-15 アイマスク照明装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001349582A JP2003144481A (ja) 2001-11-15 2001-11-15 アイマスク照明装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003144481A true JP2003144481A (ja) 2003-05-20

Family

ID=19162230

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001349582A Pending JP2003144481A (ja) 2001-11-15 2001-11-15 アイマスク照明装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003144481A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008001664A1 (fr) * 2006-06-27 2008-01-03 Family Co., Ltd. Machine de massage
JP2012513802A (ja) * 2008-12-30 2012-06-21 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 被験者への光療法を提供するシステム及び方法
JP2012513801A (ja) * 2008-12-30 2012-06-21 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 被験者への光療法を提供するシステム及び方法
JP2012524592A (ja) * 2009-04-24 2012-10-18 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 被験者の眼球に電磁放射を送達するシステム
JP2013508070A (ja) * 2009-10-23 2013-03-07 スペースパワー カンパニー リミテッド 薬物担体が備えられた顔面部固定支持台
CN104055624A (zh) * 2014-07-15 2014-09-24 天津微然科技有限公司 一种睡眠引导眼罩和睡眠引导方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008001664A1 (fr) * 2006-06-27 2008-01-03 Family Co., Ltd. Machine de massage
JP2012513802A (ja) * 2008-12-30 2012-06-21 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 被験者への光療法を提供するシステム及び方法
JP2012513801A (ja) * 2008-12-30 2012-06-21 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 被験者への光療法を提供するシステム及び方法
US8870740B2 (en) 2008-12-30 2014-10-28 Koninklijke Philips N.V. System and method for providing light therapy to a subject
JP2012524592A (ja) * 2009-04-24 2012-10-18 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 被験者の眼球に電磁放射を送達するシステム
JP2013508070A (ja) * 2009-10-23 2013-03-07 スペースパワー カンパニー リミテッド 薬物担体が備えられた顔面部固定支持台
CN104055624A (zh) * 2014-07-15 2014-09-24 天津微然科技有限公司 一种睡眠引导眼罩和睡眠引导方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2619645C2 (ru) Персональная система сигнализации
RU2664170C2 (ru) Внеглазная фотобиологическая стимуляция
JP2016525408A (ja) 光療法を提供し、概日リズムを修正するシステム及び方法
WO1997019720A1 (fr) Lumiere portative permettant d'adapter un rythme circadien
JP2007147361A (ja) 目覚まし装置
KR102421560B1 (ko) 피부용 광 마스크 장치
JP6735471B2 (ja) 発光装置、浴光方法及び発光システム
JP2008053083A (ja) 照明装置及び該照明装置を備えたベッド
CN105065950A (zh) 用于智能睡眠设备上的多区域照射发光模组结构
JP2003144481A (ja) アイマスク照明装置
JP6258060B2 (ja) 照明装置および照明方法
JP4810632B2 (ja) 発光機能付き眼鏡
WO2017036090A1 (zh) 智能睡眠设备
JPH08150210A (ja) 光治療用高照度光照射装置
CN219089900U (zh) 基于柔性光纤的助眠眼罩
JP2007236780A (ja) 装着型光照射装置
JP2010022672A (ja) 生体リズム補助照明装置
JP3509234B2 (ja) 目覚まし装置
JP2015187986A (ja) 目覚まし照明装置
JP4561278B2 (ja) 照明制御システム
JP2004105384A (ja) アイマスク照明装置
CN221061020U (zh) 隔音光感睡眠眼罩
JP4725335B2 (ja) 目覚まし装置
CN213941141U (zh) 一种电子眼罩
WO2012053845A2 (ko) 수면과 기상을 유도하고 음원 재생 기능을 갖는 장치