JP5693884B2 - かご型ロータおよびかご型ロータの製造方法 - Google Patents

かご型ロータおよびかご型ロータの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、かご型ロータおよびかご型ロータの製造方法に関する。
従来、かご型ロータを製造する技術として、ロータコアを鋳型に固定し、型内にロータバーおよびエンドリングの材料となる溶融金属を充填して、ロータバーおよびエンドリングを鋳造により一体成型して製造する技術が知られている(特許文献1を参照)。また、かご型ロータを製造する技術として、ロータコアに多数のロータバーを挿通後、ロータバーとエンドリングとを溶接あるいはろう付けで接合する製造する技術も知られている(特許文献2、または3を参照)。
特開2005−12907号公報 特開2007−202235号公報 特開2002−335659号公報
しかしながら、特許文献1のようにロータを鋳造で製造する場合、鋳造時の空気の巻き込みや内部のガスなどにより鋳造欠陥が発生する場合がある。
また、特許文献2および3のように、ロータバーとエンドリングとを溶接あるいはろう付けで接合し組み立てる場合、溶接あるいはろう付けの箇所が多いため時間を要するとともに、接合時の熱やろう材ひけによる強度低下および電気的不具合が起こる可能性があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、内部欠陥や強度低下等の発生を防止して、製造に要する時間を削減しうるかご型ロータおよびかご型ロータの製造方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るかご型ロータは、鋼鈑製の複数の積層コアが積層されてなり、互いに平行に延びる複数のスロットを有するロータコアと、前記複数のスロットにそれぞれ挿通され、挿通される前記スロットの長さよりも長い金属性の複数のロータバーと、前記ロータコアの端部であって前記複数のスロットが伸びる方向の両端部にそれぞれ設けられ、前記複数のロータバーを短絡する二つのエンドリングと、を備えるかご型ロータにおいて、前記エンドリングは、前記エンドリングを構成する固相状態の金属材料粉末を、加熱した圧縮ガスにより該金属材料粉末の融点より低い温度で前記端部に吹き付けることにより形成されたことを特徴とする。
また、本発明のかご型ロータは、上記発明において、前記複数のロータバーの端部は、前記エンドリングの内部に埋まっていることを特徴とする。
また、本発明のかご型ロータは、上記発明において、前記エンドリングは、アルミニウムまたはアルミニウム合金、銅または銅合金からなることを特徴とする。
また、本発明のかご型ロータは、上記発明において、前記エンドリングは、アルミナ、タングステンまたはジルコニウムを分散材として含有する銅または銅合金からなることを特徴とする。
また、本発明のかご型ロータの製造方法は、鋼鈑製の複数の積層コアが積層されてなり、互いに平行に延びる複数のスロットを有するロータコアと、前記複数のスロットにそれぞれ挿通され、挿通される前記スロットの長さよりも長い金属性の複数のロータバーと、前記ロータコアの端部であって前記複数のスロットが伸びる方向の両端部にそれぞれ設けられ、前記複数のロータバーを短絡する二つのエンドリングと、を備えるかご型ロータの製造方法において、前記エンドリングを構成する固相状態の金属材料粉末を、加熱した圧縮ガスにより該金属材料粉末の融点より低い温度で前記端部に吹き付けることによって前記エンドリングを形成することを特徴とする。
また、本発明のかご型ロータの製造方法は、上記発明において、前記エンドリングを構成する固相状態の金属材料粉末を、加熱した圧縮ガスにより該金属材料粉末の融点より低い温度で前記複数のロータバーの端部を埋めるまで前記ロータコアの端部に吹き付けることによって前記エンドリングを形成することを特徴とする。
本発明のかご型ロータは、エンドリングを構成する固相状態の金属材料粉末を、加熱した圧縮ガスにより該金属材料粉末の融点より低い温度で、ロータコアの端部に吹き付けてエンドリングを形成することにより、内部欠陥や接合時の熱による強度低下を発生することなく、短時間で製造することができるという効果を奏する。
図1は、本発明の一実施の形態に係るかご型ロータの構成を示す斜視図である。 図2は、図1のかご型ロータの縦断面図である。 図3は、本発明の一実施の形態に係るかご型ロータの製造方法を説明するフローチャートである。 図4は、本発明の一実施の形態に係るかご型ロータの製造工程を示す断面図である。 図5は、本発明の一実施の形態に係るかご型ロータの製造工程を示す断面図である。 図6は、本発明の一実施の形態に係るかご型ロータの製造工程を示す断面図である。 図7は、本発明の一実施の形態に係るかご型ロータの製造に使用される溶射装置の概要を示す説明図である。 図8は、本発明の一実施の形態の変形例に係るかご型ロータの構成を示す斜視図である。 図9は、図8のかご型ロータの縦断面図である。
以下に、本発明に係るかご型ロータの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
図1は、本発明の一実施の形態に係るかご型ロータ1の構成を示す斜視図である。図2は、図1のかご型ロータ1の縦断面図である。かご型ロータ1は、ロータコア2と、ロータバー5と、エンドリング3および4と、を備える。
ロータコア2は、中心部に回転軸を挿通するためのシャフト孔6を有する中空円盤状のケイ素鋼板製の積層板を積層してなる。ロータコア2のシャフト孔6の周囲には、ロータバー5を挿通する複数のスロット7が周方向に設けられている。
ロータバー5は、矩形柱状、方形柱状または円柱状の細長い棒状体である。ロータバー5は、たとえば、アルミニウムまたはアルミニウム合金、銅または銅合金、金、銀、あるいは白金などの電気伝導率の高い金属を切削または鋳造して成型する。かご型ロータ1を回転数の高い用途に使用する場合には、ロータバー5に大電流を流すことになる。このため、電気抵抗値や機械的強度を考慮して、ロータバー5に使用する材料を選定する。たとえば、高回転数用のかご型ロータ1には、電気抵抗が低く、機械的強度が高い銅または銅合金が主として使用される。また、かご型ロータ1の使用用途に応じて、分散材を添加した金属材料でロータバー5を形成することにより、ロータバー5の強度や熱膨張率を調整することができる。銅または銅合金の分散材として、アルミナ、タングステン、ジルコニウムなどが1質量%以下で使用される。また、アルミニウムまたはアルミニウム合金の分散材として、炭化ケイ素等が使用される。
なお、本発明の一実施の形態では、ロータバー5を予め切削等により成型後、スロット7に挿通しているが、スロット7の長さが短い場合(ロータコア2の長さが短い)などにおいては、ロータバー5を、後述するコールドスプレー法を用いることにより、ロータバー5の材料粉末を直接スロット7に積層して形成することも可能である。
エンドリング3および4は、ロータコア2のスロット7に挿通されたロータバー5の互いに異なる端部を、それぞれ短絡して接続する。エンドリング3および4は、ロータバー5と同様に、アルミニウムまたはアルミニウム合金、銅または銅合金、金、銀、あるいは白金などの電気伝導率の高い金属から形成される。エンドリング3および4は、前記した固相状態の金属材料粉末を、加熱した圧縮ガスにより該金属材料粉末の融点より低い温度でロータバー5の外周部に吹き付ける、いわゆる「コールドスプレー法」により形成する。エンドリング3および4の形成については、後に詳細に説明する。
かご型ロータ1を回転数の高い用途に使用する場合には、エンドリング3および4に大電流を流すことになる。このため、エンドリング3および4に使用する材料を選定する際には、電気抵抗値や機械的強度を考慮して選定する。たとえば、高回転数用のかご型ロータ1には、電気抵抗が低く、機械的強度が高い銅または銅合金が主として使用される。また、かご型ロータ1の使用用途に応じて、分散材を添加した金属材料でエンドリング3および4を形成することにより、エンドリング3および4の強度や熱膨張率を調整することができる。銅または銅合金の分散材として、アルミナ、タングステン、ジルコニウムなどが1質量%以下で使用される。また、アルミニウムまたはアルミニウム合金の分散材として、炭化ケイ素等が使用される。
次に、図3〜7を参照して、本発明の一実施の形態に係るかご型ロータ1の製造方法を説明する。図3は、本発明の一実施の形態に係るかご型ロータ1の製造方法を説明するフローチャートである。
図3のフローチャートに示すように、まず、シャフト孔6を有する積層板を積層してロータコア2を形成する(ステップS1)。積層板には、シャフト孔6の他に、複数のスロット7用の孔も形成されているため、シャフト孔6およびスロット7用の孔の位置を合わせながら積層板を積層する。
続いて、所定の材料および形状に予め形成されたロータバー5を、すべてのスロット7に挿通する(ステップS2)。図4〜6は、かご型ロータ1の製造工程を説明する断面図である。図4に示すように、ここでは、ロータコア2からロータバー5がはみ出す長さを所定の長さh2に整えている。
その後、シャフト孔6およびロータバー5の部分をマスクした後(図示せず)、ロータコア2の端部に、エンドリング3および4の金属粉末材料をそれぞれコールドスプレーして、エンドリング3および4を形成する(ステップS3)。ロータコア2の一方の端部、例えば、図5に示すようにエンドリング3の材料をコールドスプレーしてエンドリング3を積層形成した後、ロータコア2を反対にして固定し、シャフト孔6およびロータバー5の部分をマスクし(図示せず)、図6に示すようにロータコア2のもう一方の端部に、エンドリング4の材料をコールドスプレーして、エンドリング4を形成する。
コールドスプレーは、図7に示すような溶射装置50を用いて行う。図7は、本発明の一実施の形態に係るかご型ロータ1の製造に使用される溶射装置の概要を示す説明図である。溶射装置50は、圧縮ガスを加熱するガス加熱器40と、被溶射物に溶射する粉末材料を収容し、スプレーガン44に供給する粉末供給装置41と、スプレーガン44で加熱された圧縮ガスと混合された材料粉末を基材に噴射するガスノズル45とを備えている。
圧縮ガスとしては、ヘリウム、窒素、空気などが使用される。供給された圧縮ガスは、バルブ42および43により、ガス加熱器40と粉末供給装置41にそれぞれ供給される。ガス加熱器40に供給された圧縮ガスは、例えば50〜700℃に加熱された後、スプレーガン44に供給される。より好ましくは、基材上に噴射される溶射材料粉末の上限温度を金属材料の融点以下に留めるように圧縮ガスを加熱する。粉末材料の加熱温度を金属材料の融点以下に留めることにより、金属材料の酸化を抑制できるためである。粉末供給装置41に供給された圧縮ガスは、粉末供給装置41内の、例えば、粒径が10〜100μm程度の材料粉末をスプレーガン44に所定の吐出量となるように供給する。加熱された圧縮ガスは先細末広形状のガスノズル45により超音速流(約340m/s以上)にされる。スプレーガン44に供給された粉末材料は、この圧縮ガスの超音速流の中への投入により加速され、固相状態のまま基材に高速で衝突して皮膜を形成する。材料粉末を基材に固相状態で衝突させて皮膜を形成できる装置であれば、本発明の一実施の形態に係るかご型ロータ1の製造に使用可能であり、図7の溶射装置50に限定されるものではない。
本発明の一実施の形態では、ロータコア2の軸方向と垂直な端面全体にエンドリング3および4を積層して形成しているが、すべてのロータバー5を短絡し接続できる構造であれば、エンドリング3および4の外径をロータコア2の外径より小さく形成してもよく、また、エンドリング3および4の内径をロータコア2の内径より大きく形成してもよい。
続いて、積層形成したエンドリング3および4の上面、外周面および内周面を切削、研磨等により所定の形状に仕上げる(ステップS4)。最終形状として、エンドリング3および4の高さをh1とする場合には、ロータバー5のロータコア2からはみ出させる高さh2はh1より大きくする。
上記のように、ロータバー5を短絡して接続するエンドリング3およびエンドリング4をコールドスプレー法により形成した場合、使用する材料の酸化や熱変質がほとんどなく、緻密で密着力が高いエンドリングを形成することが出来る。また、コールドスプレー法によりエンドリング3およびエンドリング4とロータバー5とを接合した場合、溶接やろう付けに比べて接合時間を大幅に低減することができる。さらに、溶接やろう付け際の熱やろう材ひけによる強度低下や電気的不具合を解消できるだけでなく、鋳造時の空気の巻き込みや内部のガスなどによる鋳造欠陥の発生も解消できるという効果を奏する。
また、近年、ロータバーやエンドリングに銅または銅合金を使用する高速回転用のロータが製造されているが、銅または銅合金は融点が高いため、ロータバーおよびエンドリングを鋳造により一体成型することは困難であった。本発明によれば、銅または銅合金からなるロータバーおよびエンドリングを有するかご型ロータを、鋳造欠陥や接合時の強度低下を発生することなく、短時間で製造することができる。
さらに、従来、鋳造、または溶接もしくはろう付けによる組み立て方式でかご型ロータを製造する場合、ロータバーとエンドリングは同一な材料が使用されていたが、エンドリングをコールドスプレー法で形成することにより、異なる材料を使用することも可能となり、接合等の制限なくエンドリングを構成する材料を選択して、かご型ロータを製造することが可能となる。
なお、本発明の一実施の形態の変形例1に係るかご型ロータとして、図8に示すかご型ロータ1Aが例示される。図8は、本発明の一実施の形態の変形例1に係るかご型ロータ1Aの構成を示す斜視図である。図9は、図8のかご型ロータ1の縦断面図である。かご型ロータ1Aは、エンドリング3Aおよび4Aの上面にロータバー5Aが表出していない。
図9に示すように、スロット7に挿通されるロータバー5Aは、ロータコア2からわずかにロータバー5がはみ出す程度の長さh3とする。長さh3は、その後、コールドスプレー法により積層形成されるエンドリング3Aおよび4Aにより短絡されて導通できれば、短いほうがよい。
変形例1に係るかご型ロータ1Aを製造する際、シャフト孔6を有する積層板を積層してロータコア2を形成し、所定の材料および形状に予め形成されたロータバー5Aを、すべてのスロット7に挿通する。続いて、シャフト孔6の部分をマスクし、ロータバー5Aの上方部から、エンドリング3Aの金属粉末材料を、図7に示すような溶射装置50を用いてコールドスプレーして、エンドリング3Aを形成する。ロータバー5A部分をマスクせず、その上方部からコールドスプレーしてエンドリング3Aを形成するので、より簡易にエンドリング3Aを形成することができる。エンドリング4Aについても同様に形成し、積層形成したエンドリング3Aおよび4Aの上面、外周面および内周面を切削、研磨等により所定の形状に仕上げることにより、かご型ロータ1Aを形成する。
変形例1に係るかご型ロータ1Aは、本発明の一実施の形態に係るかご型ロータと同様、コールドスプレー法によりエンドリング3Aおよびエンドリング4Aとロータバー5とを接合するため、溶接やろう付けに比べて接合時間を大幅に低減することができる。さらに、溶接やろう付け際の熱やろう材ひけによる強度低下や電気的不具合を解消できるだけでなく、鋳造時の空気の巻き込みや内部のガスなどによる鋳造欠陥の発生も解消できるという効果を奏する。また、本変形例1によれば、コールドスプレー時のマスク部分の構成が簡易となるので、より容易にエンドリング3Aおよび4Aを形成することが可能となる。
本発明は、かご型ロータおよびその製造方法に利用可能であり、特に、高速回転用のかご型ロータに有用である。
1、1A かご型ロータ
2 ロータコア
3、3A、4、4A エンドリング
5、5A ロータバー
6 シャフト孔
7 スロット
40 ガス加熱器
41 粉末供給装置
42、43 バルブ
44 スプレーガン
45 ガスノズル
50 溶射装置

Claims (6)

  1. 鋼鈑製の複数の積層コアが積層されてなり、互いに平行に延びる複数のスロットを有するロータコアと、
    前記複数のスロットにそれぞれ挿通され、挿通される前記スロットの長さよりも長い金属性の複数のロータバーと、
    前記ロータコアの端部であって前記複数のスロットが伸びる方向の両端部にそれぞれ設けられ、前記複数のロータバーを短絡する二つのエンドリングと、
    を備えるかご型ロータにおいて、
    前記エンドリングは、前記エンドリングを構成する固相状態の金属材料粉末を、加熱した圧縮ガスにより該金属材料粉末の融点より低い温度で前記端部に吹き付けることにより形成されたことを特徴とするかご型ロータ。
  2. 前記複数のロータバーの端部は、前記エンドリングの内部に埋まっていることを特徴とする請求項1に記載のかご型ロータ。
  3. 前記エンドリングは、アルミニウムまたはアルミニウム合金、銅または銅合金からなることを特徴とする請求項1または2に記載のかご型ロータ。
  4. 前記エンドリングは、アルミナ、タングステンまたはジルコニウムを分散材として含有する銅または銅合金からなることを特徴とする請求項3に記載のかご型ロータ。
  5. 鋼鈑製の複数の積層コアが積層されてなり、互いに平行に延びる複数のスロットを有するロータコアと、
    前記複数のスロットにそれぞれ挿通され、挿通される前記スロットの長さよりも長い金属性の複数のロータバーと、
    前記ロータコアの端部であって前記複数のスロットが伸びる方向の両端部にそれぞれ設けられ、前記複数のロータバーを短絡する二つのエンドリングと、
    を備えるかご型ロータの製造方法において、
    前記エンドリングを構成する固相状態の金属材料粉末を、加熱した圧縮ガスにより該金属材料粉末の融点より低い温度で前記端部に吹き付けることによって前記エンドリングを形成することを特徴とするかご型ロータの製造方法。
  6. 前記エンドリングを構成する固相状態の金属材料粉末を、加熱した圧縮ガスにより該金属材料粉末の融点より低い温度で前記複数のロータバーの端部を埋めるまで前記ロータコアの端部に吹き付けることによって前記エンドリングを形成することを特徴とするかご型ロータの製造方法。
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