JP2005333743A - かご型ロータとその製造方法 - Google Patents

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Mitsuaki Ikeda
満昭 池田
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Abstract

【課題】 高速回転が可能で、安価で生産性に優れ、鋳造欠陥が少なく信頼性の高いかご型ロータを得る。
【解決手段】 本発明のかご型ロータは、外周に複数のスロット5を有するロータコア2に、ロータバーおよびその両端の環状のエンドリングからなる導体部を高圧ダイキャスト法によりかご状に一体成形したもので、エンドリングの少なくとも一部をセラミックス粉末またはセラミックス繊維を強化材としダイキャスト材をマトリックスとした金属−セラミックス複合材料にて形成したものである。
また、エンドリング部の引張強度を150℃で20kg/mm以上で,かつロータバー部の導電率が56%IACS以上としたものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、工作機械用高速モータに使用されるインダクションモータ用かご型ロータに関する。
従来から、工作機械の主軸用モータや送り用モータなどに一般的に使用されているかご型ロータの構造は、図9のようになっている。ロータ1は、ロータコア2および導体部3を回転軸4に一体に組み付けて構成される。ロータコア2は渦電流による損失を防止するために、図7に示すように薄い円板状の電磁鋼板よりなるコア2aを多数積層したものであり、かつ、予め外周部にスロット5が形成されたものである。導体部3は積層したコア2aを締め付けた状態でスロット5内に溶けた導体材料をダイキャスト法などにより鋳込んで一体に成形される。ダイキャストにより成形された導体部3は、図8に示すようにかご状に配設されたロータバー6と、その両端の環状のエンドリング7とで構成される。
このようなロータ導体部3の導体材料としては一般的に純アルミニウムが使用されている。モータのトルクを大きくし損失を抑えるためには導電率が大きいこと、高速回転に対しては軽いこと、さらに、製造性が容易であること、耐食性が良いことなどが選定の理由である。モータの回転数は現状毎分1万回転以下である。純アルミニウムの特性は導電率60%IACS以上、室温での引張り強さは7kgf/mmである。
最近、工作機械分野では、生産性向上の要求に伴い主軸用モータなどの高速化が必要になってきた。要求されている最高回転数は、毎分4万回転である。しかも導体材料は150℃近くまで上昇するため、150℃での強度が求められる。従来の純アルミニウムでは、150℃での引張り強さが4kgf/mmと強度不足なので、高速回転時の遠心力により破損する。また市販品である高い強度を持つAl−Cu−Si系のアルミニウム基合金やADC系の合金では、導電率が40%IACS以下と著しく低くなるためモータ損失が大きくなるうえに、これらの材料は150℃では強度が急減し、疲労限が課題となる。
これらの課題にたいして、150℃での強度と導電率のどちらも高いアルミニウム鋳物合金として、特許文献1では、150℃での引張り強さが10kgf/mm以上、導電率が50〜55%IACSのAl−Zr−Si系の合金が開示されている。
特開2003−155532号公報
しかしながら、Al−Zr−Si系合金の導電率はアルミニウムに比べて低いだけでなく、今後更なる高速化が求められた場合には強度的にも不十分となる。また、この合金系は鋳造温度がアルミニウムに対して100℃以上も高いために作業性にも課題があった。モータの発熱を抑えるにはスロット部に挿入した材料の導電率を出来るだけ高くすればよいし、高速回転化に対応するためにはエンドリング部の高強度化を図ればよいと言える。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、かご型ロータのスロット内を導電率の高い金属材料で形成し、エンドリング部を金属ーセラミックス複合材料で形成することにより、高速回転が可能で、安価で生産性に優れ、鋳造欠陥が少なく信頼性の高いかご型ロータを提供することを目的とする。
上記問題を解決するため、本発明は、次のように構成したものである。
請求項1に記載の発明は、外周に複数のスロットを有するロータコアに、ロータバーおよびその両端の環状のエンドリングからなる導体部を高圧ダイキャスト法によりかご状に一体成形したかご型ロータにおいて、前記エンドリングの少なくとも一部をセラミックス粉末またはセラミックス繊維を強化材としダイキャスト材をマトリックスとした金属−セラミックス複合材料にて形成したものである。
請求項2に記載の発明は、前記エンドリング部の引張強度を150℃で20kg/mm以上で、かつ前記ロータバー部の導電率が56%IACS以上としたものである。
請求項3に記載の発明は、前記エンドリングの内側に各ロータバーがかご状に繋がるようにリング状の導体部をダイキャスト材で形成したものである。
請求項4に記載の発明は、前記エンドリング部の表面がダイキャスト材で覆われたものである。
請求項5に記載の発明は、前記ダイキャスト材を、アルミニウムまたはアルミニウム合金にしたものである。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5記載のかご型ロータの製造方法において、金型内のエンドリング形成部に、セラミックス粉末またはセラミックス繊維で予め形成したプリフォームを設置し、高圧ダイキャスト法によりアルミニウムまたはアルミニウム合金を鋳造し、ロータバーおよび複合材料からなるエンドリングを作製するものである。
請求項7に記載の発明は、湯口側のプリフォームにスロットと対応する位置に貫通穴を形成するものである。
請求項1に記載の発明によると、かご型ロータのエンドリングを金属−セラミックス複合材料で形成することで、導電率が高く耐熱強度に優れたロータを製造することができ、高速モータへ適用することができる。
また、請求項2に記載の発明によると、エンドリング部を耐熱強度の高い金属−セラミックス複合材料で形成し、ロータバー部を導電率の高い材料で形成することで、発熱が極めて少なく耐熱強度に特に優れた高速回転用ロータを構成できる。
また、請求項3に記載の発明によると、かご状の導体部を導電率の高い材料で形成し、その周辺を耐熱強度に優れた金属−セラミックス複合材料で覆うことによりエンドリングが形成できるので、モータ損失をより少なくし,しかも耐熱強度に優れたロータを製造することができる。
また、請求項4、5に記載の発明によると、ロータ表面が柔らかいダイキャスト材で覆われているので、ロータの表面加工が容易であり、最終仕上げ加工時の形状を正確に出すことができる。
また、請求項6に記載の発明によると、ロータの導体部を鋳込んでかご状に一体成形する際に同時に金属−セラミックス複合材料を形成することができ、安価で生産性に優れた製造をすることができる。
また、請求項7に記載の発明によると、ダイキャスト材の溶湯を冷却が最も速いスロット内を通し、スロット内で溶湯が凝固する前に湯口と反対側のエンドリング部に層流状態で供給することができ、鋳造不良のないロータを製造することができる。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施例を示す側断面図であり、縦型ダイキャストマシンにロータ部セットした状態を示している。図において、7a、7bはエンドリング形成部、8、9は分割金型、10a、10bはプリフォーム、11は貫通穴、12は治具、13a、13bは金型、14は湯口、15はピストン、16は溶湯、17は加圧ピンである。
ロータコア2を縦型ダイキャストマシンの分割金型8、9間に収納し、エンドリング形成部7a、7bにリング状のプリフォーム10a、10bを設置する。なおプリフォーム10aにはスロット5と連通する部分に、スロット5と同径の貫通穴11が形成されている。ロータコア2およびプリフォーム10a、10bの中心に治具12を挿通させた状態で固定し、エンドリング形成部7a、7bにはそれぞれ金型13a、13bを設け、金型13aにはエンドリング形成部7aに連通する湯口14を設けている。また、ロータコア2の下方に設けたピストン15によって、片方の金型13aに設けた湯口14より鋳造材の溶湯16を鋳込むようにしている。湯口14を通過した溶湯16は、エンドリング形成部7aに設置されたプリフォーム10aにマトリックス金属として充填されながら、一部の溶湯16はプリフォーム10aに形成された貫通穴11を通過してスロット5に浸入し、スロット5を経由して反対側のプリフォーム10bを含むエンドリング形成部7bに充填される。溶湯16が完全に充填された後、湯口に圧力が掛けられた直後に、ひけ巣発生を防止するために分割金型8上部に設けられた加圧ピン17が作動する構成である。
次に、実際に本ダイキャストマシンを使用して、エンドリングを金属−セラミックス複合材料で形成したかご型ロータを製造した。ダイキャストマシンには800トンのスクイズダイキャストマシンを使用し、溶湯温度は700℃、鋳込み速度は50mm/s、プランジャーの圧力は70MPaとした。また、ダイキャスト材にはアルミニウムを用い、ロータは電磁鋼板を積層したもの、ロータコア2の直径は90mm、積厚は60mmとした。プリフォームは、平均粒径が15μmの炭化ケイ素粒子により形成されており、体積率が10vol%,20vol%,30vol%と異なる体積率となるように成形したものを用いた。湯口14はロータコア2の円周状に六ヶ所等間隔で、加圧ピン17はロータコア2の円周状に八ヶ所等間隔で配置し、以上の条件でダイキャストを行った。図2にダイキャストを行った鋳ばなしのかご型ロータの断面を示す。図において、19はアルミニウム基複合材料、20はアルミニウムである。
続いて、指定形状に加工したロータを実際のモータに組み込んで回転試験を行った。表1に試験を行ったロータの導体部の特性値と許容回転数を示す。比較として、導体部を従来のAl−Zr−Si系合金およびAC4C材で製造したロータの試験結果も併せて示す。比較のロータは、適正な強度を得るための熱処理(従来例1は380℃で10時間、従来例2はT6処理)を行った。なおエンドリング部の引張強度は、製造したかご型ロータから幾つか引張試験片(JIS14A号)を作製し、150℃で測定した。また導電率は、シグマテストを用いて測定した。
Figure 2005333743
本実施例1〜3はエンドリング部の引張強度およびロータバー部の導電率が本発明例の範囲を満たしており、従来例と比較して一定時間でエンドリングが変形しない許容回転数は極めて高く、いずれも45000min−1以上であった。また,モータの温度上昇は従来例に比べて60〜80%に抑えられた。
このように、エンドリング7を耐熱強度に優れたアルミニウム基複合材料で形成し、ロータバー6を導電率の高いアルミニウムで形成しているため、発熱が少なく高速回転時の遠心力に耐えうるかご型ロータを提供することができる。
図3は、本発明の第2の実施例を示す側断面図であり、縦型ダイキャストマシンにロータ部セットした状態を示している。図において、18a、18bはリング状の溝である。ロータコア2を縦型ダイキャストマシンの分割金型8、9間に収納し、エンドリング形成部7a、7bにリング状のプリフォーム10a、10bを設置する。なお、プリフォーム10aにはスロット5と連通する部分に、スロット5と同径の貫通穴11が形成されている。またプリフォーム10aおよび10bのスロット5と連通する部分に、各スロット5が繋がるようにリング状の溝18aおよび18bが形成されている。ロータコア2およびプリフォーム10a、10bの中心に治具12を挿通させた状態で固定し、エンドリング形成部7a、7bにはそれぞれ金型13a、13bを設け、金型13aにはエンドリング形成部7aに連通する湯口14を設けている。また、ロータコア2の下方に設けたピストン15によって、片方の金型13aに設けた湯口14より鋳造材の溶湯16を鋳込むようにしている。湯口14を通過した溶湯16は、エンドリング形成部7aに設置されたプリフォーム10aにマトリックス金属として充填されながら、一部の溶湯16はプリフォーム10aに形成された貫通穴11を通過してスロット5に浸入し、スロット5を経由して反対側のプリフォーム10bを含むエンドリング形成部7bに充填される。溶湯16が完全に充填された後、湯口に圧力が掛けられた直後に、ひけ巣発生を防止するために分割金型8上部に設けられた加圧ピン17が作動する構成である。
次に、実際に本ダイキャストマシンを使用して、導電率が要求されるかご型の導体部を鋳造材で、強度が要求されるエンドリングを金属−セラミックス複合材料で形成したかご型ロータを製造した。ダイキャストマシンには800トンのスクイズダイキャストマシンを使用し、溶湯温度は700℃、鋳込み速度は50mm/s、プランジャーの圧力は70MPaとした。またダイキャスト材にはアルミニウム合金(Al-0.2wt%Fe、導電率55%)を用い、ロータは電磁鋼板を積層したもの、ロータコア2の直径は90mm、積厚は60mmとした。プリフォームは、平均粒径が15μmの炭化ケイ素粒子により形成されており、体積率が20vol%となるように成形したものを用いた。湯口14はロータコア2の円周状に六ヶ所等間隔で、加圧ピン17はロータコア2の円周状に八ヶ所等間隔で配置し、以上の条件でダイキャストを行った。図4にダイキャストを行った鋳ばなしのかご型ロータの部分断面を示す。19はアルミニウム基複合材料、21はリング状導体部である。
続いて、指定形状に加工したロータを実際のモータに組み込んで3万9千回転での回転試験を行い、試験後の温度上昇を測定した。なお比較として、導体部を従来のAC4C−T6材で製造したロータも同様の試験を行った。その結果、AC4C材のロータは試験後に150℃に温度上昇していたのに対して、本発明のロータは100℃と温度上昇は低く、発熱を抑えることができた。
このようにかご型の導体部3を導電率の高いアルミニウム合金で形成し、その周辺のエンドリング7を耐熱強度に優れたアルミニウム基複合材料で形成しているため、導電率低下によるモータ損失をより少なくし、しかも高速回転時の遠心力に耐えうるかご型ロータを提供することができる。
図5は、本発明の第3の実施例を示す側断面図であり、縦型ダイキャストマシンにロータ部セットした状態を示している。実施例1とほぼ同様の構成で、金型内にセットしたプリフォーム10a、10bが分割金型9および金型13a、13bとの間に1mmほどの隙間が開くようにプリフォームを作製・設置し、実施例1と同条件でダイキャストを行った。図6に、ダイキャストを行った鋳ばなしのかご型ロータの部分断面を示す。図において、19はアルミニウム基複合材料、20はアルミニウムである。ダイキャスト後のロータのエンドリング形成部7a、7bは、アルミニウム基複合材料19の表面をダイキャスト材であるアルミニウム20が覆った形状となっている。その後指定の形状に仕上げるために機械加工でロータ表面を1mmほど削り込んだが、アルミニウム基複合材料より柔らかいアルミニウムを削るため、容易に切削でき、最終仕上げ加工により正確な形状を出すことができた。図7にその完成したロータコアの概観を、図8にかご型状の導体部をそれぞれ示す。また、本ロータをモータに組み込んで回転試験を行ったが、許容回転数は45000min−1以上であった。
このようにエンドリングの表面を柔らかいアルミニウムで覆っているため、一般的な工具で容易に機械加工でき、正確な形状にロータを仕上げ加工することができる。
なお本実施の形態では、ダイキャストマシンとしてスクイズダイキャストマシンを採用したが、特に本実施例の装置に限定されるものではない。ただし、鋳造欠陥をなるべく少なくするためには、鋳込み速度の遅いスクイズダイキャストマシンが望ましい。
なお本実施の形態では、ダイキャスト材としてアルミニウムやアルミニウム合金を、プリフォーム材として炭化ケイ素粒子を採用したが、特に本実施例の材料に限定されるものではない。例えば、ダイキャスト材としては銅合金を用いても良く、プリフォーム材としては、炭素やシリカ繊維、炭化ケイ素やホウ酸アルミニウムウィスカ、アルミナや窒化ケイ素粒子などを用いても良い。
なお本実施の形態では、プリフォームの体積率が10〜30vol%となるように成形したが、特に前記体積率に限定されるものではない。ただし、体積率が5vol%未満であるとプリフォームの強度が弱くなったり、要求される導体材料の強度が得られないため問題が発生する場合がある。また体積率が30vol%を越えると、マトリックス金属の浸透が悪くなり、鋳巣発生の原因になるなど好ましくない場合がある。よってプリフォームの体積率は5%〜30%の範囲が望ましい。
金属―セラミックス複合材料でエンドリング部を形成することによって耐熱強度に優れたモータを製造することができるので、高温環境で使用するモータにも適用できる。
本発明の第1実施例を示す縦型ダイキャストマシンへのロータ部セット構造の側断面図である。 本発明の第1実施例を示す鋳ばなし状態のロータの断面図である。 本発明の第2実施例を示す縦型ダイキャストマシンへのロータ部セット構造の側断面図である。 本発明の第2実施例を示す鋳ばなし状態のロータの部分断面図である。 本発明の第3実施例を示す縦型ダイキャストマシンへのロータ部セット構造の側断面図である。 本発明の第3実施例を示す鋳ばなし状態のロータの部分断面図である。 本発明の第3実施例を示すロータコアの斜視図である。 本発明の第3実施例を示すかご型状の導体部の斜視図である。 従来のかご型誘導電動機のロータ構造を示す斜視図である。
符号の説明
1 ロータ
2 ロータコア
2a コア(積層)
3 導体部
4 回転軸
5 スロット
6 ロータバー
7 エンドリング
7a、7b エンドリング形成部
8、9 分割金型
10a、10b プリフォーム
11 貫通穴
12 治具
13a、13b 金型
14 湯口
15 ピストン
16 溶湯
17 加圧ピン
18a、18b リング状の溝
19 アルミニウム基複合材料
20 アルミニウム
21 リング状導体部

Claims (7)

  1. 外周に複数のスロットを有するロータコアに、ロータバーおよびその両端の環状のエンドリングからなる導体部を高圧ダイキャスト法によりかご状に一体成形したかご型ロータにおいて、
    前記エンドリングの少なくとも一部をセラミックス粉末またはセラミックス繊維を強化材としダイキャスト材をマトリックスとした金属−セラミックス複合材料にて形成したことを特徴とするかご型ロータ。
  2. 前記エンドリング部の引張強度が150℃で20kg/mm以上で,かつ前記ロータバー部の導電率が56%IACS以上であることを特徴とする請求項1記載のかご型ロータ。
  3. 前記エンドリングの内側に各ロータバーがかご状に繋がるようにリング状の導体部を前記ダイキャスト材で形成したことを特徴とする請求項1または2記載のかご型ロータ。
  4. 前記エンドリング部の表面が前記ダイキャスト材で覆われていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のかご型ロータ。
  5. 前記ダイキャスト材は、アルミニウムまたはアルミニウム合金であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のかご型ロータ。
  6. 請求項1から5記載のかご型ロータの製造方法において、
    金型内のエンドリング形成部に、セラミックス粉末またはセラミックス繊維で予め形成したプリフォームを設置し、高圧ダイキャスト法によりアルミニウムまたはアルミニウム合金を鋳造し、ロータバーおよび複合材料からなるエンドリングを作製することを特徴とするかご型ロータの製造方法。
  7. 前記プリフォームのうち湯口側のものは、スロットと対応する位置に貫通穴を形成したことを特徴とする請求項6記載のかご型ロータの製造方法。
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