JP5692068B2 - 顕微鏡システム - Google Patents

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Description

本発明は顕微鏡システムに関し、特に、本体とスタンドとからなり、本体をスタンドから取り外して試料を観察することができるようにした顕微鏡システムに関する。
従来、顕微鏡では、対物レンズから接眼レンズに至るまでの結像光学系が設けられた本体は、ステージ等が設けられたスタンドと一体となっていることが一般的である。このような顕微鏡を用いて試料を観察する場合、検鏡者は、スタンドに設けられたステージを結像光学系の光軸方向に移動させることにより、ピント調整を行う。
ところが、顕微鏡の構造上、観察対象の試料が大きい場合には、検鏡者は試料を顕微鏡で観察できるように加工しなければならなかった。すなわち、検鏡者は、試料をステージに載置した場合に、試料がステージと対物レンズの間に納まり、かつ所望の部位に対物レンズの焦点を合わせることができるように、試料を適切な大きさに加工する必要があった。そして、この試料を加工する作業は手間がかかるものであった。
また、試料によっては、試料自体を加工することができないこともあり、そのような場合には、検鏡者は顕微鏡での試料の観察を諦めなければならなかった。
さらに、上述した一般的な顕微鏡とは別に、デジタルマイクロスコープと呼ばれる顕微鏡も知られている。デジタルマイクロスコープは、スタンドと、スタンドに対して着脱可能な筒形状の本体とからなる顕微鏡であり、本体には対物レンズ等からなる光学系と、光学系により導かれた、試料からの観察光を撮像するCCD(Charge Coupled Devices)とが設けられている。
デジタルマイクロスコープで試料を観察する場合、本体の動作を制御するためのコントローラと、CCDにより撮像された試料の観察画像を表示させるモニタとが、ケーブルにより本体に接続される。そして、観察対象となる試料に応じて、本体がスタンドから取り外された状態、または本体がスタンドに取り付けられた状態で観察が行われる。
例えば、本体がスタンドから取り外された状態で観察が行われる場合、検鏡者は本体を手で持って試料の所望の部位に近づけ、試料を観察する。この場合、CCDにより撮像された観察画像が、本体に接続されたモニタに表示される。このように、デジタルマイクロスコープを利用すれば、試料を加工することなく、確実に観察することができる。
特開2009−8918号公報
しかしながら、デジタルマイクロスコープを用いた観察では、コントローラやモニタがケーブルにより本体に接続されるため、使い勝手が悪いだけでなく、試料の観察環境も良好とはいえなかった。
例えば、本体をスタンドから取り外して試料を観察する場合、検鏡者は、本体とともにコントローラやモニタも試料の位置まで運搬しなければならず、特に、コントローラやモニタが重い場合には、著しく利便性が低下してしまう。
また、本体をスタンドに固定して試料を観察する場合、本体と、コントローラやモニタとを接続するケーブルの引き回しが煩雑になるだけでなく、ケーブルの長さ等の制約により、コントローラやモニタを所望する位置に配置することができなくなる場合もある。
さらに、ケーブルが揺れるなどの理由により、スタンドに固定された本体が振動すると、試料の観察環境も悪化してしまう。具体的には、本体が不安定となり振動すると、モニタに表示される観察画像も揺れてしまうため、試料の観察が困難となる恐れがある。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、スタンドと、スタンドに着脱可能な本体とからなる顕微鏡を用いて試料を観察する場合に、利便性および試料の観察環境を向上させることができるようにするものである。
本発明の顕微鏡システムは、試料を観察するための観察光学系と、観察像を撮像する撮像手段と、前記撮像手段で撮像された観察像を表示する表示手段と、これらを制御する顕微鏡制御部を有する顕微観察可能な携帯型顕微鏡と、前記携帯型顕微鏡が装着される装着部と、前記携帯型顕微鏡を操作するスタンド側操作部と、前記携帯型顕微鏡で撮影された画像データを表示するモニタ装置の接続部と、前記画像データを前記モニタ装置に表示させるスタンド側制御部を備えるスタンドと、からなる顕微鏡システムであって、前記スタンド側と前記携帯型顕微鏡とに備えられ、前記スタンドと前記携帯型顕微鏡とを通信させる通信手段と、前記スタンドの前記装着部に前記携帯型顕微鏡が装着されたか否かを検出する検出部と、を有し、前記顕微鏡制御部は、前記スタンドの前記装着部に前記携帯型顕微鏡が装着されていることが前記検出部で検出されたとき、前記表示手段を消灯させ、前記画像データを前記スタンドに供給し、前記画像データとして観察中の前記試料のライブ画像データを前記モニタ装置に表示する制御を実行することを特徴とする。
本発明によれば、スタンドと、スタンドに着脱可能な本体とからなる顕微鏡を用いて試料を観察することができる。特に、本発明によれば、スタンドと、スタンドに着脱可能な本体とからなる顕微鏡を用いて試料を観察する場合に、利便性および試料の観察環境を向上させることができる。
本願発明を適用した顕微鏡観察システムの一実施の形態の構成例を示す図である。 顕微鏡の断面を示す矢視図である。 顕微鏡の断面を示す矢視図である。 本体をスタンドから取り外したときの外観を示す図である。 顕微鏡制御部の処理を説明するフローチャートである。 スタンド側制御部の処理を説明するフローチャートである。 顕微鏡観察システムの他の実施の形態の外観の構成例を示す図である。 顕微鏡観察システムの他の実施の形態の外観の構成例を示す図である。 顕微鏡観察システムの他の実施の形態の外観の構成例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明を適用した実施の形態について説明する。
図1は、本発明を適用した顕微鏡観察システムの一実施の形態の構成例を示す図である。
この顕微鏡観察システムは、顕微鏡11と、顕微鏡11に接続されたモニタ12とからなり、顕微鏡観察システムにより観察対象の試料13が観察される。
顕微鏡11は、試料13を観察するための光学系、撮像素子、各部を制御する電気系等が設けられた携帯型顕微鏡21(以降、本体21と称する)と、本体21が固定されるスタンド22とからなり、本体21はスタンド22に対して着脱可能となっている。図1の例では、本体21とスタンド22とは、機械的にかつ電気的に接続された状態となっており、スタンド22に設けられたステージ31上に試料13が載置されている。なお、本体21は、スタンド22から取り外された状態であっても、本体21単体で1つの顕微鏡として機能するようになされている。
本体21には、ユーザが携帯して操作し易いよう、本体21を保持する為の本体把持部21aが形成され、その周辺には各種操作スイッチ(ズームスイッチ41,調光スイッチ43)が設けられている。
本体21におけるステージ31側の端には、本体21の筐体内壁に沿って複数のLED(Light Emitting Diode)32が並べられて固定されており、LED32は試料13に照明光を照射することで、試料13を照明する。本体21では、複数のLED32の全部を一度に点灯させたり、一部のLED32のみを点灯させて試料13を偏斜照明したりすることが可能とされている。
また、本体21内部のステージ31側の端には、LED32に囲まれるように対物レンズ33が設けられ、本体21内部の中央には、試料13からの観察光の像の倍率を変化させるズーム光学系34と、観察光の像を形成する結像光学系35とが設けられている。
さらに、本体21内部の対物レンズ33の設けられた端と反対側の端には、結像光学系35により形成された観察光の像を撮像することで、試料13の観察画像、より詳細には観察画像の画像データを得るCCD36が設けられている。
また、対物レンズ33の倍率が高い場合など、試料13を同軸落射照明する必要があるときには、本体21のステージ31側の端に、ハーフミラー37を内部に有するアダプタ38が取り付けられる。アダプタ38が本体21に固定されると、ハーフミラー37は対物レンズ33の光軸上に配置され、同軸落射照明が可能となる。すなわち、アダプタ38に接続された図示しない光源からの照明光がハーフミラー37において反射され、試料13に照射される。
なお、同軸落射照明を行う場合に、アダプタ38を本体21に取り付けるのではなく、予め本体21内に同軸落射照明用の光源やハーフミラー37が設けられ、ハーフミラー37が対物レンズ33の光軸上に、電動駆動により配置されるようにしてもよい。
本体21には、液晶モニタなどからなり、CCD36により撮像された観察画像を表示する小型モニタ39と、本体21に対して着脱自在であり、観察画像を記録するメモリ40とが設けられている。
また、本体21には、ズーム光学系34のズーム倍率を変化させるときに操作されるズームスイッチ41、観察画像のキャプチャを指示するときに操作されるキャプチャボタン42、およびLED32からの照明光の光量等を調整するときに操作される調光スイッチ43が設けられている。
さらに、本体21内部には、本体21全体の動作を制御する制御基板44と、本体21の各部、例えばLED32、小型モニタ39、CCD36、制御基板44等に電力を供給するバッテリ45とが設けられている。バッテリ45は本体21に対して着脱可能であり、バッテリ45を本体21から外して、図示せぬ専用の充電器により充電することができるようになされている。顕微鏡制御部である制御基板44は、本体21の各部(LED32,CCD36,小型モニタ39,ズームスイッチ41,キャプチャボタン42,調光スイッチ43等)の制御を実行する。
さらに、本体21およびスタンド22には、それぞれ本体21とスタンド22とを接続するための一対のコネクタ46−1およびコネクタ46−2が設けられている。これらのコネクタ46−1とコネクタ46−2とが接続されると、本体21とスタンド22とが機械的に接続され、かつ電気的にも接続される。なお、以下、コネクタ46−1およびコネクタ46−2を個々に区別する必要のない場合、単にコネクタ46とも称する。
また、本体21には、本体21がスタンド22に接続されたときに、本体21をスタンド22に対して固定するためのクランプ47が設けられている。
さらに、スタンド22には、ステージ31を図中、上下方向に移動させるときに操作される上下動ハンドル48が設けられている。上下動ハンドル48が操作されると、ステージ31が駆動され、移動する。
なお、ステージ31は、図示せぬハンドル等により、図中、横方向および奥行き方向にも移動可能とされている。また、ステージ31は機械的な機構により、手動で駆動されてもよく、電動駆動されてもよい。さらに、ステージ31が回転したり、傾斜したりするような機構が設けられてもよい。
また、スタンド22には、本体21が接続されるアーム49が設けられており、アーム49は、スタンド22に設けられた上下動ハンドル50が操作されると、スタンド22に対して図中、上下方向に移動する。検鏡者は、上下動ハンドル48や上下動ハンドル50を操作することで、ステージ31や本体21を上下方向に移動させ、ピント調整を行うことができる。なお、アーム49も手動または電動の何れにより駆動されてもよい。
さらに、顕微鏡11では、本体21をスタンド22に取り付ける場合に、本体21が、アーム49のコネクタ46−2が設けられている当接面49aで係止されるようになっている。そのため、本体21を当接面49aに押し当てて、クランプ47により本体21をアーム49に固定すれば、本体21の安定性を向上させることができる。
スタンド22には、ズーム光学系34のズーム倍率を変化させるときに操作されるズームスイッチ51、LED32からの照明光の光量等を調整するときに操作される調光スイッチ52、および観察画像が記録されるメモリ53が設けられている。メモリ53は、スタンド22に対して着脱可能とされている。
また、スタンド22には、スタンド22に接続された図示せぬ電源からの電力を、コネクタ46を介して本体21の各部、例えばLED32、小型モニタ39、CCD36、制御基板44等に供給する給電部54が設けられている。給電部54は、充電ユニット55を備えており、充電ユニット55は図示せぬ電源から給電部54に供給された電力を、コネクタ46を介してバッテリ45に供給することで、バッテリ45を充電することも可能である。
さらに、スタンド22には、スタンド22全体の動作を制御する制御基板56が設けられており、スタンド側制御部である制御基板56は、コネクタ46を介して顕微鏡制御部である制御基板44と電気的に接続される。例えば、制御基板56は、コネクタ46を介して制御基板44から観察画像が供給されると、供給された観察画像を、メモリ53に記録させたり、スタンド22に接続されたモニタ12に表示させたりする。また、制御基板56は、ズームスイッチ51や調光スイッチ52が操作されると、ズームスイッチ51や調光スイッチ52から供給される信号に応じて、コネクタ46を介して制御基板44にズーム倍率の変更や、LED32の光量の変更を指示する。
モニタ12の表示部には、図示せぬタッチパネルが重畳されて設けられており、検鏡者はタッチパネルを操作することで、観察画像のキャプチャ等、試料13の観察時に行われる顕微鏡11の各種の動作を指示することができる。検鏡者によりタッチパネルが操作されると、その操作に応じた信号がモニタ12から制御基板56に供給される。
また、検鏡者は、モニタ12のタッチパネルを操作することで、メモリ53またはメモリ40に記録されている観察画像を示す情報、例えばファイル名やサムネイル画像、観察画像自体をモニタ12に表示させることもできる。
次に、図2および図3を参照して、本体21とスタンド22との機械的な接続、および電気的な接続について説明する。
図2は、顕微鏡11を図1の矢印Aの方向から見た場合の矢視図である。つまり、図2は、顕微鏡11を図1の上から下方向に見たときの、クランプ47の位置における顕微鏡11の断面図である。
本体21とスタンド22とは、上述したコネクタ46によっても機械的に接続されるが、本体21とスタンド22との機械的な接続は、主に本体21に設けられたメスアリ81と、アーム49に設けられたオスアリ82によりなされる。
すなわち、本体21のアーム49と当接する面には、図2中、奥行き方向、つまり図1の縦方向(以下、Z方向とも称する)に長い溝が設けられてメスアリ81とされている。
また、アーム49の本体21と当接する面には、メスアリ81と嵌合するZ方向に長い突出部が形成され、オスアリ82とされている。
そして、本体21とスタンド22とを機械的に接続させる場合には、検鏡者は、本体21が所望の位置となるように、メスアリ81とオスアリ82とが嵌合された状態で本体21をZ方向にスライドさせて位置合わせを行う。さらに、本体21が所望の位置となると、検鏡者は、棒状のクランプ47により本体21のメスアリ81の部分をアーム49のオスアリ82の部分に押し付けて、本体21をアーム49に固定する。このようにして、本体21はスタンド22に機械的に接続される。なお、クランプ47は、セットビス等のねじ機構のようなものでもよい。
また、顕微鏡11では、図3に示すように、本体21がスタンド22に機械的に接続(固定)されると同時に、本体21とスタンド22とが電気的にも接続されるようになされている。図3は、顕微鏡11を図1の矢印Bの方向から見た場合の矢視図である。つまり、図3は、顕微鏡11を図1の上から下方向に見たときの、小型モニタ39付近の位置における顕微鏡11の断面図である。
コネクタ46は、本体21とアーム49が機械的に接続された状態となったときに、コネクタ46−1とコネクタ46−2も機械的に接続された状態となるように、顕微鏡11に設けられている。コネクタ46同士が機械的に接続されると、本体21およびスタンド22のそれぞれに設けられた、給電用の線や、制御基板44と制御基板56を接続する線等が相互に接続され、本体21とスタンド22とが電気的にも接続される。つまり、本体21とスタンド22とは、いわゆるワンアクションで機械的にも電気的にも接続される。
したがって、検鏡者は、本体21をアーム49に固定するだけで、機械的、電気的な接続を特に意識することなく、簡単に本体21とスタンド22とを機械的にも電気的にも接続することができる。
また、本体21をアーム49に固定するときに、何らかの理由により、本体21のコネクタ46−1が、スタンド22のコネクタ46−2に対してZ方向と垂直な方向、つまり図3中、縦方向および横方向(以下、XY方向とも称する)にずれてしまう可能性がある。
したがって、本体21のZ方向の位置調整と、本体21のXY方向へのずれを考慮すると、例えば、ばね等を利用して、コネクタ46がZ方向およびXY方向に多少のずれを許容できる機能を有するようにすることが望ましい。また、コネクタ46が機械部品により保持されるようにし、その機械部品に、コネクタ46のずれを許容する機構が設けられるようにしてもよい。
なお、本体21とアーム49とは、アリ形状を利用してメスアリ81およびオスアリ82により接続されると説明したが、アーム49に対する本体21の位置をZ方向およびXY方向に調整可能であり、本体21およびスタンド22を機械的、電気的に同時に接続可能であれば、どのように接続されてもよい。例えば、丸棒などの嵌合や、矩形のガイド形状などが利用されて、本体21とスタンド22とが接続されるようにしてもよい。
また、本体21には、光源としてのLED32、試料13の像を結像するための対物レンズ33乃至結像光学系35、観察画像を撮像するCCD36、観察画像を表示する小型モニタ39、および本体21の各部に電力を供給するバッテリ45が設けられている。そのため検鏡者は、図4に示すように、本体21をスタンド22から取り外し、本体21を単体の顕微鏡として用いて試料13を観察することができる。
本体21がスタンド22から分離された状態となると、制御基板44は、本体21への電力の供給元をスタンド22(給電部54)からバッテリ45に切り替えるとともに、CCD36により撮像された観察画像の供給先もスタンド22から小型モニタ39に切り替える。これにより、本体21が単体で顕微鏡として機能し、撮像された観察画像が小型モニタ39に表示される。
検鏡者は本体21を手で持ち、試料13の所望の部位を観察できるように、本体21を試料13に近づける。すると、小型モニタ39には、本体21を近づけた試料13の部位の観察画像が表示されるので、検鏡者は表示された観察画像を見て、試料13を観察する。
このように顕微鏡11においては、本体21をスタンド22から取り外した場合には、本体21が単体で顕微鏡として機能するので、ケーブル等により本体21にモニタやコントローラを接続することなく、簡単に試料13を観察することができる。これにより、顕微鏡11の利便性を向上させることができる。
ところで、顕微鏡11の電源がオンされて、顕微鏡11の各部に電力が供給されると、顕微鏡11は、試料13を撮像して観察画像を表示または記録する処理である観察処理を開始する。以下、図5のフローチャートを参照して、顕微鏡11の顕微鏡制御部(制御基板44)による観察処理(顕微鏡制御部(44)の処理)について説明する。
ステップS11において、制御基板44は、本体21がスタンド22に、電気的に接続されているか否かを判定する。
例えば、本体21がスタンド22に接続されているか否かの検出は、コネクタ46に設けられた、不図示の機械的なスイッチなどにより行われる。また、例えば、本体21とスタンド22が電気的に接続されている状態のときに、制御基板56から制御基板44に、接続されている旨の信号が供給される機構などを顕微鏡11に設け、その機構によりスタンド22との接続が検出されるようにしてもよい。
ステップS11において本体21がスタンド22に接続されていると判定された場合、ステップS12において、制御基板44は、本体21への電力の供給元としてスタンド22の給電部54を選択する。
そして、制御基板44は、コネクタ46を介して制御基板56に給電部54からの電力の供給を指示する。すると、制御基板56は制御基板44の指示に応じて給電部54の動作を制御し、給電部54は、制御基板56の制御に従って外部の電源からの電力を、コネクタ46を介して本体21の各部に供給する。
ステップS13において、給電部54の充電ユニット55は、コネクタ46を介してバッテリ45に電力を供給し、バッテリ45を充電する。これにより、検鏡者は、バッテリ45を本体21から取り外すことなく充電させることができる。
ステップS14において、制御基板44は、本体21がスタンド22に接続されていない状態から、接続された状態となったか否かを判定する。このステップS14の処理は、言い換えると、本体21のメモリ40に記録されている観察画像が、全てスタンド22側のメモリ53に記録されているか否かということである。
ステップS14において、接続されていない状態から接続された状態となったと判定された場合、ステップS15において、制御基板44は、本体21のメモリ40に記録されている観察画像を、コネクタ46を介して制御基板56に供給し、スタンド22側のメモリ53に記録させる。制御基板56は、制御基板44から供給された観察画像をメモリ53に供給し、記録させる。
例えば、本体21がスタンド22から取り外された状態では、本体21が単独で顕微鏡として動作する。そのような場合に、検鏡者によりキャプチャボタン42が操作されると、制御基板44は、キャプチャボタン42から供給された信号に応じて、CCD36から供給される動画像としての観察画像をキャプチャして、メモリ40に記録させる。
このように、本体21は単体でも動作するため、本体21に装着されるメモリ40の記録領域の空き容量は、常により多く残っていることが望ましい。そこで、本体21が単体で動作している状態からスタンド22に接続された状態となると、制御基板44は、本体21側のメモリ40に記録されている観察画像を読み出して、スタンド22側のメモリ53に移動させ、メモリ40の記録領域の空き容量を確保する。これにより、検鏡者の操作を必要とせずに、メモリ40の空き容量をより多く確保することができる。
なお、メモリ40に記録されている観察画像がメモリ53に移動されて、移動された観察画像がメモリ40から消去されると説明したが、メモリ40に記録されている観察画像がメモリ53に複製されるようにしてもよい。何れの場合においても、観察画像をメモリ53に記録させることにより、顕微鏡11により撮像された全ての観察画像を、メモリ53で一括して管理することができる。
また、観察画像がメモリ53に移動または複製される場合、メモリ40に記録されている観察画像のうち、メモリ53に記録されていない観察画像だけが移動または複製されるようにしてもよい。この場合、どの観察画像が移動または複製されるかは、制御基板44が制御基板56から、メモリ53に記録されている観察画像を特定するための情報を取得することにより特定される。なお、当然のことながら、メモリ40の容量が充分にある場合は、このような画像の移動、複製を必ずしも行う必要はない。
さらに、本体21がスタンド22に接続されたときに、本体21側のメモリ40に記録されている観察画像がスタンド22側のメモリ53に記録されるのではなく、検鏡者がモニタ12に設けられたタッチパネルを操作して、観察画像の記録を指示したときに、メモリ40に記録されている観察画像がメモリ53に記録されるようにしてもよい。
このようにステップS15において観察画像がメモリ53に記録されると、処理はステップS16に進む。また、ステップS14において、接続されていない状態から接続された状態となっていないと判定された場合、すなわち、継続して本体21がスタンド22に接続されている状態である場合、ステップS15の処理は行われず、処理はステップS16に進む。
例えば、メモリ40に記録されている観察画像のメモリ53への記録は、本体21がスタンド22に接続された直後に行われるため、本体21が継続してスタンド22に接続されている状態では、既に観察画像はメモリ53に記録されている。そのため、継続して本体21がスタンド22に接続されている状態である場合には、ステップS15の処理は行われない。
ステップS14において、接続されていない状態から接続された状態となっていないと判定されたか、またはステップS15において観察画像がメモリ53に記録されると、ステップS16において、制御基板44は観察画像の供給先としてスタンド22を選択する。これにより、キャプチャされた静止画像としての観察画像はメモリ53に記録され、ライブ画像(動画像)としての観察画像はモニタ12に表示されるようになる。
また、観察画像の供給先がスタンド22側に切り替えられると、観察画像は、小型モニタ39よりも表示部の大きいモニタ12に表示されるようになるので、小型モニタ39に観察画像を表示させる必要がなくなる。そこで、制御基板44は、観察画像の供給先をスタンド22に切り替えると小型モニタ39を消灯させる。これにより、電力の無駄な消費や、小型モニタ39からの発熱を抑制することができる。
なお、小型モニタ39を消灯させずに、モニタ12と小型モニタ39の両方に観察画像が表示されるようにしてもよい。また、モニタ12に観察画像が表示され、小型モニタ39に、観察画像のズーム倍率やLED32の光量等の試料13の観察条件に関する情報が表示されるようにしてもよい。モニタ12がスタンド22に電気的に接続されていないことがスタンド22の制御基板56にて検知されると、携帯型顕微鏡の小型モニタ39に観察画像が表示される。また、スタンド22に観察画像の表示先を、モニタ12あるいは小型モニタ39のいずれかに指定する表示先指定スイッチを設けるようにしてもよい。
例えば、ズームスイッチ41や調光スイッチ43が操作されると、ズームスイッチ41や調光スイッチ43から制御基板44には、操作に応じた信号が供給される。また、ズームスイッチ51や調光スイッチ52が操作されると、制御基板56から制御基板44には、それらの操作に応じた信号が供給される。
したがって、制御基板44は、ズームスイッチ41や制御基板56から供給される信号から、ズーム光学系34のズーム倍率などの、顕微鏡11における試料13の観察条件に関する情報を得ることができるので、それらの観察条件に関する情報を小型モニタ39に表示させる。なお、観察条件に関する情報がモニタ12にも表示されるようにしてもよい。
観察画像の供給先が選択されると、ステップS17において、顕微鏡11は試料13の観察画像を撮像する。すなわち、制御基板44はLED32を制御して、試料13に照明光を照射させる。すると、LED32からの照明光が試料13に照射され、これにより試料13からの観察光が対物レンズ33、ズーム光学系34、および結像光学系35を通って、CCD36に入射する。CCD36は、入射した観察光を受光して光電変換することで、観察画像を撮像する。このようにして得られた動画像としての各フレームの観察画像は、CCD36から制御基板44に供給される。
ステップS18において、制御基板44は、CCD36から供給された動画像としての観察画像を、コネクタ46を介してスタンド22の制御基板56に供給する。すると制御基板56は、制御基板44からの観察画像をモニタ12に供給し、表示させる。これにより検鏡者は、モニタ12に表示される観察画像を見て、試料13を観察することができるようになる。
ステップS19において、制御基板44は、キャプチャボタン42から供給された信号、または検鏡者によるモニタ12のタッチパネルへの操作に応じて、制御基板56から供給された信号に基づいて、観察画像のキャプチャが指示されたか否かを判定する。
ステップS19においてキャプチャが指示されたと判定された場合、ステップS20において、制御基板44は、CCD36から供給された観察画像をキャプチャして、キャプチャされた観察画像を、コネクタ46を介してスタンド22側の制御基板56に供給する。
すると制御基板56は、制御基板44から供給された観察画像をメモリ53に供給して記録させ、処理はステップS21に進む。
なお、キャプチャされた観察画像がメモリ53に記録されるだけでなく、モニタ12に表示されるようにしてもよい。
これに対して、ステップS19においてキャプチャが指示されなかったと判定された場合、ステップS20の処理は行われず、処理はステップS21に進む。
ステップS19においてキャプチャが指示されなかったと判定されたか、またはステップS20において観察画像がキャプチャされると、ステップS21において、制御基板44は、顕微鏡11の光学系に対する操作がなされたか否かを判定する。
例えば、ズームスイッチ41若しくは調光スイッチ43から制御基板44に、検鏡者の操作に応じた信号が供給された場合、またはズームスイッチ51若しくは調光スイッチ52に対する操作に応じた信号が、制御基板56から制御基板44に供給された場合、光学系に対する操作がなされたと判定される。
ステップS21において、光学系に対する操作がなされたと判定された場合、ステップS22において、制御基板44は、検鏡者の操作に応じた処理を行い、その後、処理はステップS23に進む。
例えば、ズームスイッチ41またはズームスイッチ51が操作された場合、制御基板44は、図示せぬ駆動回路を制御して、ズーム光学系34を構成するレンズを移動させ、ズーム光学系34のズーム倍率を変更させる。また、例えば、調光スイッチ43または調光スイッチ52が操作された場合、制御基板44は、LED32を制御して、LED32からの照明光の光量を変更させる。
一方、ステップS21において、光学系に対する操作がなされなかったと判定された場合、ステップS22の処理は行われず、処理はステップS23に進む。
ステップS21において操作がなされなかったと判定されたか、またはステップS22において操作に応じた処理が行われると、ステップS23において、制御基板44は、顕微鏡11の電源をオフするか否かを判定する。例えば、検鏡者により図示せぬ電源スイッチが操作され、顕微鏡11の電源のオフが指示されると、電源をオフすると判定される。
ステップS23において、電源をオフしないと判定された場合、継続して試料13の観察を行うので、処理はステップS11に戻り、上述した処理が繰り返される。
これに対して、ステップS23において、電源をオフすると判定された場合、制御基板44および制御基板56は顕微鏡11の電源をオフし、観察処理は終了する。
また、ステップS11において、本体21がスタンド22に接続されていないと判定された場合、ステップS24において、制御基板44は本体21への電力の供給元として、本体21側のバッテリ45を選択する。すなわち、制御基板44は、バッテリ45を制御して、本体21の各部に電力を供給させる。これにより、本体21が単体で顕微鏡として機能することができるようになる。
本体21がスタンド22から取り外されると、図4を参照して説明したように、検鏡者は、本体21を手に持って試料13を観察する。
ステップS25において、制御基板44は、観察画像の供給先として本体21を選択する。これにより、キャプチャされた静止画像としての観察画像はメモリ40に記録され、ライブ画像(動画像)としての観察画像は小型モニタ39に表示されるようになる。
ステップS26において、顕微鏡11は試料13の観察画像を撮像する。すなわち、制御基板44は、LED32を制御して照明光を照射させるとともに、試料13から対物レンズ33乃至結像光学系35を通ってCCD36に入射した観察光を、CCD36に受光させることで観察画像を撮像させる。撮像された観察画像は、CCD36から制御基板44に供給される。
ステップS27において、制御基板44は、CCD36から供給された動画像としての観察画像を小型モニタ39に供給し、表示させる。これにより、検鏡者は、小型モニタ39に表示される観察画像を見て、試料13を観察することができるようになる。
ステップS28において、制御基板44は、キャプチャボタン42から供給された信号に基づいて、観察画像のキャプチャが指示されたか否かを判定する。
ステップS28においてキャプチャが指示されたと判定された場合、ステップS29において、制御基板44は、CCD36から供給された観察画像をキャプチャする。さらに、制御基板44は、キャプチャした観察画像をメモリ40に供給して記録させる。そして、その後、処理はステップS21に進み、上述した処理が繰り返される。
また、ステップS28において、キャプチャが指示されなかったと判定された場合、ステップS29の処理は行われずに、処理はステップS21に進み、上述した処理が繰り返される。
以上のようにして、顕微鏡11は、本体21とスタンド22とが接続されているか否かに応じて、電力の供給元および観察画像の供給先を切り替えて、試料13の観察画像を撮像する。これにより、顕微鏡11の利便性を向上させることができる。
例えば、本体21がスタンド22に取り付けられている場合には、外部から本体21に電力を供給することにより、バッテリ45の消耗を抑制することができる。したがって、検鏡者は、本体21をスタンド22から取り外したときに、より長い時間、本体21を使用することができる。
また、本体21がスタンド22に取り付けられている場合には、スタンド22に、小型モニタ39よりも表示部の大きいモニタ12を接続すれば、観察画像をより大きく鮮明に表示させて観察することができる。
さらに、顕微鏡11では、本体21がスタンド22から取り外された場合には、本体21が単体で顕微鏡として機能するようにし、かつ本体21がスタンド22に機械的に接続されたときには、同時に電気的にも接続されるようにしたので、利便性と試料13の観察環境とを向上させることができる。
例えば、本体21がスタンド22から取り外された場合には、本体21を単体で顕微鏡として機能させることで、ケーブル等により本体21にモニタやコントローラを接続する必要がなくなり、利便性が向上する。つまり、検鏡者は、いちいちコントローラやモニタを持ち運ぶことなく、本体21をスタンド22から取り外すだけで、簡単かつ迅速に観察を開始することができる。
また、本体21をスタンド22に取り付けて試料13を観察する場合、本体21とスタンド22とが機械的に接続されると、同時に本体21およびスタンド22が電気的にも接続されるので、本体21とスタンド22とをいちいちケーブルにより接続しなくてもよい。しかも、本体21にはモニタ等の機器を接続する必要はないので、面倒なケーブルの引き回しにより作業性が低下してしまうこともない。
さらに、顕微鏡11においては、本体21にケーブル等で他の機器を接続する必要がないので、ケーブルの揺れなどにより、スタンド22に固定された本体21が振動してしまうこともなく、試料13をより良好な環境で観察することができる。すなわち、試料13の観察環境を向上させることができる。
次に、図6のフローチャートを参照して、スタンド22のスタンド側制御部(制御基板56)による処理について説明する。
ステップS30において、制御基板56は、携帯型顕微鏡の本体21がスタンド22に装着されているか否かを検出し、機械的、電気的に装着されていることが検出されると、処理はステップS31へ進み、非装着が検出されると、処理はステップS34に進む。
ステップS31において、スタンド側制御部(制御基板56)は、本体21の顕微鏡制御部(制御基板44)と電気的な通信が可能な状態とされる。
ステップS32において、制御基板56は、スタンド側制御部(制御基板56)への操作、すなわちズーム、キャプチャなどのスイッチ操作がなされると、その指令信号を顕微鏡制御部(制御基板44)へ送信し、顕微鏡制御部に、指令された操作を実行させる。また、スタンド側制御部(制御基板56)は、後述するステップS37と同様に、メモリ53に格納された、本体21から送られてきた画像データに関して、モニタ12と連携して画像処理を実行できる。
ステップS33において、制御基板56は、本体21のスタンド22への装着時の制御処理を行う。具体的には、ステップS33において、制御基板56は、図5のステップS12乃至S22と同様な制御を行う。すなわち、図5のステップS12乃至S22において説明した制御基板56による処理が行われる。そして、ステップS33の処理が行われると、その後、処理はステップS38へと進む。
また、ステップS30において、本体21がスタンド22に装着していないと検出された場合、ステップS34の処理が行われる。スタンド22に本体21が非装着の場合には、本体21が単体でも動作するのと同様に、スタンド22も単体で動作することが可能である。
ステップS34において、スタンド側制御部(制御基板56)は、独立して制御可能な状態とされる。
ステップS35において、制御基板56は、スタンド22の操作、すなわちズーム、キャプチャなどのスイッチ(例えば、ズームスイッチ51や調光スイッチ52)が操作されても、その指令信号を無効化する。
なお、スタンドの操作スイッチ(例えば、ズームスイッチ51や調光スイッチ52)は、単に操作されても何処も駆動しないようにする以外に、携帯型顕微鏡の本体21の操作に代えて別の操作を行わせることも可能である。
例えばスタンド22のズームスイッチ51は、後述するステップS36においてモニタ12に表示される(メモリ53に記録された)画像のズームを行うように切り替えられる。また、別の例としては、サムネイル表示をする機能を付加しても良い。さらにその両方の機能を付加してもよく、ズームスイッチ51の文字「T」が印字された部分が押されるたびに2x、4xとズーム倍率が上がり、ズームスイッチ51の文字「W」が印字された部分が押されるたびにサムネイル表示の枚数が12枚、30枚と変化するように構成することが出来る。
同様に調光スイッチ52も別の機能に切り替えることが可能で、例えば撮影時のズーム倍率や照明の明るさなどの撮影条件を画像に表示したり非表示にしたりするDISPLAYスイッチとしたり、現在モニタ12に表示している画像を破棄するための「ゴミ箱」スイッチとして機能させることが出来る。
ステップS36において、制御基板56は、メモリ53に記録された画像データをモニタ12に表示させる。例えば、制御基板56は、今までに記録した画像をモニタ12にサムネイル表示させたり、最後に記録された画像をモニタ12に表示させたりする。
ステップS37において、制御基板56は、検鏡者によるモニタ12のタッチパネルやマウスなどの操作部への操作に応じて、画像データに対して所望の画像処理を実行する。
例えば、検鏡者はモニタ12に映し出された画像を見ながら、それらの画像を確認したり、削除したり、ファイル名を変更したり、色味やコントラストの調整などの画像処理を実行させることができる。これらの操作は、モニタ12と一体に構成されたタッチパネルやスタンド22にUSB接続されたマウスなどによる。
また、検鏡者は、選択した画像をモニタ12に表示させ、その画像内での長さの測定や面積、角度といった各種計測を行うことが可能である。これらの動作はスタンド22に設けられた制御基板56によって行われるので、本体21がスタンド22に接続されていなくても動作可能である。さらに、スタンド22に図示しないPCを接続しておけば、PCに画像を転送したりすることも可能となる。
このような構成にすることで検鏡者が本体21をスタンド22から外して離れたところで作業している場合であっても、別の検鏡者が記録した画像を使用して作業をすることができるので設備を有効に使用することができる。ステップS37の処理が行われると、その後、処理はステップS38へと進む。
ステップS33において装着時の制御処理が行われたか、ステップS37において画像処理が行われると、ステップS38において、制御基板56は、スタンド22の電源をオフするか否かを判定する。ステップS38において、電源をオフしないと判定された場合、処理はステップS30に戻り、スタンド22の不図示の電源スイッチがオフされるまで、上述した処理が繰り返される。
これに対して、ステップS38において、電源をオフすると判定された場合、制御基板56はスタンド22の電源をオフし、スタンド側制御部の処理は終了する。
さらに、顕微鏡観察システムの他の実施の形態について、図7、図8、図9を用いて説明する。
図7は他の実施の形態における本体21とスタンド22の関係を示す図で、正面図と上面図、そして斜視図である。スタンド22は説明のため本体21が取り付けられる部分のみを示している。
本体21の把持部21aは本体21の重心位置に近い、本体21のほぼ中央に構成されている。そしてスタンド22との取り付け部分は本体21の側面を使用するようになっており、同じくスタンド22から伸びたアーム49の側面に取り付くようになっている。
図8に示すように本体21をスタンド22から外した状態では、把持部21aを検鏡者が握ることで本体21を安定して持つことが可能である。また図9に示すように小型モニタ39やズームスイッチ41、キャプチャボタン43は折りたたみ可能に構成されている。このような構成を取ることにより、検鏡者が楽な姿勢で、希望する試料の撮影が可能となっている。
ちなみに本体21がスタンド22に取り付いている状態では、本体21側のズームスイッチ41やキャプチャボタン43、小型モニタ39は必ずしも使用する必要はないため、折りたたみ部を格納して(折りたたんで)おくことができ、コンパクトに構成できるとともにデザイン的にも美しい。
なお、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
11 顕微鏡, 12 モニタ, 13 試料, 21 本体, 22 スタンド, 32 LED, 33 対物レンズ, 34 ズーム光学系, 35 結像光学系, 36 CCD, 39 小型モニタ, 40 メモリ, 41 ズームスイッチ, 42 キャプチャボタン, 43 調光スイッチ, 44 制御基板, 45 バッテリ, 46−1,46−2,46 コネクタ, 49 アーム, 51 ズームスイッチ, 52 調光スイッチ, 53 メモリ, 55 充電ユニット, 56 制御基板, 81 メスアリ, 82 オスアリ

Claims (9)

  1. 試料を観察するための観察光学系と、観察像を撮像する撮像手段と、前記撮像手段で撮像された観察像を表示する表示手段と、これらを制御する顕微鏡制御部を有する顕微観察可能な携帯型顕微鏡と、
    前記携帯型顕微鏡が装着される装着部と、前記携帯型顕微鏡を操作するスタンド側操作部と、前記携帯型顕微鏡で撮影された画像データを表示するモニタ装置を接続するモニタ装置の接続部と、前記画像データを前記モニタ装置に表示させるスタンド側制御部を備えるスタンドと、からなる顕微鏡システムであって、
    前記スタンド側と前記携帯型顕微鏡とに備えられ、前記スタンドと前記携帯型顕微鏡とを通信させる通信手段と、
    前記スタンドの前記装着部に前記携帯型顕微鏡が装着されたか否かを検出する検出部と、を有し、
    前記顕微鏡制御部は、前記スタンドの前記装着部に前記携帯型顕微鏡が装着されていることが前記検出部で検出されたとき、前記表示手段を消灯させ、前記画像データを前記スタンドに供給し、前記画像データとして観察中の前記試料のライブ画像データを前記モニタ装置に表示する制御を実行する
    ことを特徴とする顕微鏡システム。
  2. 前記携帯型顕微鏡は、前記撮像手段で撮影された前記観察像の画像データを記録する顕微鏡側記録部を備え、
    前記スタンド側制御部は、前記スタンドの前記装着部に前記携帯型顕微鏡が装着されているとき、前記顕微鏡側記録部に記録されている画像データを読み出すことが可能である
    ことを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡システム。
  3. 前記スタンド側制御部は、前記画像データに対する画像処理を実行する機能を備える
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の顕微鏡システム。
  4. 前記顕微鏡システムは、前記スタンドの前記装着部に前記携帯型顕微鏡が非装着の場合、前記スタンド側制御部による制御により前記画像データを前記モニタ装置に表示する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の顕微鏡システム。
  5. 前記スタンドは、前記スタンドの前記装着部に前記携帯型顕微鏡が装着された状態において、前記携帯型顕微鏡が備えるズーム光学系のズーム倍率を変化させるズーム操作部を備える
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の顕微鏡システム。
  6. 前記スタンドは、前記スタンドの前記装着部に前記携帯型顕微鏡が装着された状態において、前記携帯型顕微鏡が備える光源の光量を調節する光量調節部を備える
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の顕微鏡システム。
  7. 前記携帯型顕微鏡は顕微鏡側バッテリを備え、
    前記スタンドはスタンド側バッテリを備え、
    前記スタンドの前記装着部に前記携帯型顕微鏡が装着されている場合、前記携帯型顕微鏡への給電は前記スタンド側バッテリで行われ、
    前記顕微鏡制御部は、前記スタンドの前記装着部に前記携帯型顕微鏡が装着されていない場合、前記携帯型顕微鏡への給電が前記顕微鏡側バッテリで行われるように供給バッテリを切り替える
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の顕微鏡システム。
  8. 前記スタンドはスタンド側記録部を備え、顕微鏡側記録部に記録されている画像データが読み出された後、前記画像データが前記スタンド側記録部に記録される
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の顕微鏡システム。
  9. 前記スタンドはスタンド側表示手段を備え、
    前記画像データがスタンド側記録部に記録されることが選択されると前記画像データは、前記スタンド側表示手段に表示され、前記スタンドに装着された前記携帯型顕微鏡が備える前記表示手段は、観察条件を表示する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載の顕微鏡システム。
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