JP5691301B2 - 用紙処理装置 - Google Patents
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Description
本発明は、低温時において用紙後処理装置内の駆動部であるモータから各機構への伝達部が凍結したり、伝達機構が硬化した場合など、モータからみた負荷が想定以上に大きくなった場合、モータを通常の動作モードとは異なるモードで駆動させ、各機構伝達部の凍結解除や、伝達機構を軟化させることで正常動作を行うことが特徴になっている。これらの特徴について、以下の図面を用いて具体的に説明する。
プルーフ排紙モードは、シート搬送路L1を通して、プルーフトレイ101上にシートを導いてスタックする動作モードである。図3において、用紙は搬送ローラ1,2,3,4によって搬送され、プルーフトレイ101に排出される。入口センサS1およびプルーフ排紙センサS4によって用紙の通過を検知している。プルーフトレイ101に用紙が積載され、満杯検知センサS5の位置まで用紙が積載されるとプルーフトレイ101に積載された用紙を取り除くまで印刷ジョブが一時停止する。
ストレート排紙モードは、シート搬送路L2を通して、本スタッカー100の後段に備えられた別のスタッカーや別機能の用紙後処理装置等に用紙を搬送する動作モードである。図3において、用紙は搬送ローラ1,2,5,6,7,8,9,10によって搬送され、後段に備えられた別のスタッカーや別機能の用紙後処理装置に送られる。入口センサS1,センサS6,S7によって用紙の通過を検知している。
シフト排紙モードは、シート搬送路L3を通して、矢印D方向からシフトトレイ102上にシートを排出してスタックする動作モードである。図3において、用紙は、搬送ローラ1,シフト排紙ローラ111によって搬送され、シフトトレイ102に排出される。入口センサS1およびシフト排紙センサS2によって用紙の通過を検知している。シフト排紙モードにおいては、シフトトレイ102上の異なるシフト位置にシートをスタックする。
本実施例では、正転回転させた後、この正転回転と同じ量で逆転回転させているが、逆転回転させた後、正転回転しても良く、特に順番は関係ない。目的は、各モータの先にある機構部の位置を暖機運転によりずらさないようにすることである。
通常の用紙後処理動作とは異なるモードの初期は、モータ回転量をわずかとし、具体的には、始めは、モータを+45度回転させ、つぎに、−45度回転させる。この動作を数回行った後、つぎにモータを+60度回転させ、つぎに−60度回転させ、徐々に回転量を増加させる。このように動作させることで凍結したモータとの連結機構部である歯車やベルトが徐々に動作可能となるため、連結機構部である歯車やベルトを無理に動かすことによる、歯車の歯欠け、ベルトの断裂などを防止でき、用紙後処理装置の機構部の劣化を防止でき、用紙後処理装置の寿命を長くすることができる。
通常の用紙後処理動作とは異なるモードの初期は、各モータ回転時間を短くし、この動作を繰り返す度にモータの回転動作時間を徐々に増加させる。たとえば、動作させたいモータがDCブラシモータであったとすると、エンコーダーなどを付加しない限り、回転角度制御ができない。そのため、簡単にCW/CCW回転させるためにPWM(Pulse Width Modulation)制御を行う。すなわち、周期一定で、DCレベルの入力信号に応じてパルス幅のDutyサイクル(パルス幅のHとLの比)を変えてDCブラシモータの制御を行う。
通常の用紙後処理動作とは異なるモードの初期は、モータの設定電流を通常時より増加し、暖機運転動作を繰り返す毎にモータの設定電流を増加する。つまり、モータの温度を徐々に増加させ、モータに接続される連結部も徐々に温度上昇させ、機械の動作を徐々に馴染ませる。
用紙後処理装置内にあるモータのうち、モータの取り付け位置高さが最も下に位置するモータ付近の温度を検知し、この検知温度にしたがって低温時駆動モードを実行する。通常、暖かい空気は、上方に行くため、室内において温度が一番低いところは、床面になる。その床面より最も近い位置に位置するモータ付近の温度を検知することで温度検知部が1つで済み、単純な構成にすることができる。
通常の用紙後処理動作とは異なるモードの初期は、モータの設定電流を通常時より増加させ、暖機運転動作を繰り返す毎にモータの設定電流を増加する。初期の電流値、つまり、機械の設定電流値I0より、暖機運転動作を繰り返す度に、I1→I2→・・・→INとし、最大設定電流になった後、モータが動作しない場合に、モータをホールド動作させることで、モータの発熱によりモータに連結される機構の温度を上昇させ、連結機構部の硬化を軟化させ、滑らかに動作させるようにする。
通常の用紙後処理動作とは異なるモードの初期は、モータの設定電流を通常時より増加させ、暖機運転動作を繰り返す毎にモータの設定電流を増加し、最大設定電流になった後もモータが動作しない場合に、モータをホールド動作させつつ、かつ、用紙後処理装置内にある他の動作可能なモータおよび機構を動作させるようにする。そのようにすることで、モータ自身を自己発熱させ、かつ、用紙後処理装置内にある他の動作可能なモータおよび機構を動作させることで用紙後処理装置内の熱を循環させ、用紙後処理装置内の温度分布を均一するので、動作不可のモータも自己発熱以外に、用紙後処理装置内から伝導される熱により、温度を上昇させることができ、用紙後処理装置が正常動作できるようになる。
11 低温時駆動モード
12 第1駆動モード
13 第2駆動モード
14 第3駆動モード
15 第4駆動モード
16 第5駆動モード
17 第5駆動モード
18 通常駆動モード
20 分岐爪切替部
23 プルーフ排紙機構
26 ストレート排紙機構
30 シフト排紙機構
80 駆動電流検知部
81 駆動動作確認部
82 駆動系温度検知部
Claims (5)
- 駆動モータと、この駆動モータの駆動力を各回転体に伝達する駆動伝達部と、この駆動伝達部による駆動を受けて回転される用紙搬送系と、機内温度を検知する温度検知手段と、を有し、用紙を搬送処理する用紙処理装置であって、
前記温度検知手段の検知温度が、あらかじめ設定した温度以下である場合、初期動作時において通常駆動時の動作とは異なる低温時駆動モードで駆動制御を実行する駆動制御手段を備え、
前記駆動制御手段は前記低温時駆動モードにおいて、前記駆動モータの回転量を通常駆動時よりわずかとし、前記駆動モータを正転動作させた後この正転動作と同じ回転量だけ逆転動作する駆動制御を繰り返し実行し、当該駆動制御を繰り返す度に、前記駆動モータの回転量を増加させることを特徴とする用紙処理装置。 - 駆動モータと、この駆動モータの駆動力を各回転体に伝達する駆動伝達部と、この駆動伝達部による駆動を受けて回転される用紙搬送系と、機内温度を検知する温度検知手段と、を有し、用紙を搬送処理する用紙処理装置であって、
前記温度検知手段の検知温度が、あらかじめ設定した温度以下である場合、初期動作時において通常駆動時の動作とは異なる低温時駆動モードで駆動制御を実行する駆動制御手段を備え、
前記駆動制御手段は前記低温時駆動モードにおいて、前記駆動モータの回転時間を通常駆動時より短くし、前記駆動モータを正転動作させた後この正転動作と同じ回転時間だけ逆転動作する駆動制御を繰り返し実行し、当該駆動制御を繰り返す度に、前記駆動モータの回転時間を増加させることを特徴とする用紙処理装置。 - 駆動モータと、この駆動モータの駆動力を各回転体に伝達する駆動伝達部と、この駆動伝達部による駆動を受けて回転される用紙搬送系と、機内温度を検知する温度検知手段と、を有し、用紙を搬送処理する用紙処理装置であって、
前記温度検知手段の検知温度が、あらかじめ設定した温度以下である場合、初期動作時において通常駆動時の動作とは異なる低温時駆動モードで駆動制御を実行する駆動制御手段を備え、
前記駆動制御手段は前記低温時駆動モードにおいて、前記駆動モータの設定電流を通常駆動時より増加させ、前記駆動モータを正転動作させた後この正転動作と同じ回転量だけ逆転動作する駆動制御を繰り返し実行し、当該駆動制御を繰り返す度に、前記駆動モータの設定電流を増加させ、最大設定電流になった後、前記駆動モータが動作しない場合に、前記駆動モータをホールド動作させることを特徴とする用紙処理装置。 - 前記最大設定電流になった後前記駆動モータが動作しない場合に、前記駆動モータをホールド動作させつつ、かつ、装置内にある他の動作可能な駆動モータおよび機構を動作させることを特徴とする請求項3に記載の用紙処理装置。
- 前記温度検知手段は、装置内の駆動モータのうち、前記駆動モータの取り付け位置高さが最も下に位置する前記駆動モータ付近の温度を検知する位置に配置されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の用紙処理装置。
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