以下、一実施形態の構成を図1ないし図6を参照して説明する。
図5および図6において、11はいわゆるキャニスタ型の電気掃除機を示し、この電気掃除機11は、掃除機本体12と、この掃除機本体12に着脱可能に接続される管部である風路形成体としてのホース装置13とを有している。
掃除機本体12は、被掃除面上を少なくとも前後方向に走行(移動)可能な中空状の本体ケース15を備えており、この本体ケース15には、電動送風機室が区画されている。この電動送風機室には、電動送風機18、この電動送風機18の駆動を制御する図示しない制御手段(制御回路を備えた制御基板)、および、これら電動送風機18および制御手段などに給電する図示しない給電部(例えば商用交流電源と接続されるコードリール、あるいは直流用の電池など)が収容されている。また、本体ケース15は、電動送風機18の吸込側に連通する集塵部を備えている。この集塵部は、例えば本体ケース15に対して着脱可能な集塵装置(集塵カップ)などでもよいし、本体ケース15の内部に区画された本体集塵室などでもよい。そして、本体ケース15の前部には、集塵部に連通するとともにホース装置13の一端側すなわち基端側(下流端側)が接続される本体吸込口19が開口形成されている。
また、ホース装置13は、図3ないし図6に示すように、可撓性を有するホース体21と、このホース体21の一端、すなわち基端(下流端)を保持する円筒管状の接続管部22と、この接続管部22を左右両側から挟持してホースハンドルである把手23を構成する対をなす(一方および他方の)カバー部24A,24Bと、これらカバー部24A,24Bを互いに固定する複数のねじ25と、ホース体21の他端、すなわち先端(上流端)を保持する管状の手元操作部26とを備えている。また、ホース装置13には、手元操作部26の先端に、必要に応じて延長管27および吸込口体としての床ブラシ28などが、掃除状態に応じて適宜接続され、掃除機本体12に接続された状態で電動送風機18の吸込側に連通する風路Wを内部に区画する。
なお、以下、前後方向、左右方向、および、上下方向は、特に説明しない限り、図6に示すように掃除機本体12を被掃除面上に載置した状態(使用状態)を基準とするものとする。また、上流および下流とは、電動送風機18の駆動により風路W内を通過する空気の流れにおける上流および下流をいうものとする。
図1および図4に示すように、ホース体21は、例えば弾力性を有する合成樹脂などにより形成されており、多重螺旋状、例えば3重螺旋状の収納部21aが形成されている。そして、これら収納部21aのそれぞれの内部に(第1ないし第3の)電線31が収納されている。
また、接続管部22は、例えばホース体21よりも硬質の、剛性を有する合成樹脂などにより形成されている。この接続管部22は、一端側、すなわち基端側(下流側)が、本体吸込口19(図6)に挿入される円筒状の差込口部である被挿入部33となっており、他端側、すなわち先端側(上流側)が、カバー部24A,24Bにより挟持される円筒状の被挟持部34となっているとともに、これら被挿入部33と被挟持部34との間の部分が、円筒状の本体部35となっている。すなわち、本体部35の一端側に被挿入部33が一体的に形成され、本体部35の他端側に被挟持部34が一体的に形成されている。
被挟持部34は、ホース体21に挿入されずホース体21の外部に位置するホース体非挿入部37を一端側(基端側、下流側)に有し、ホース体21の内部に挿入されるホース体挿入部38を他端側(先端側、上流側)に有している。
ホース体非挿入部37の外周面には、位置決め部としての受け壁部である位置決めリブ部41と、(一方および他方の)受け部としての一方および他方の係り部42A,42Bとがそれぞれ形成されている。これら位置決めリブ部41と係り部42A,42Bとは、ホース体非挿入部37の軸方向に互いに離間されており、これら位置決めリブ部41と係り部42A,42Bとの間のホース体非挿入部37の外周に、嵌合溝部43が形成されている。
位置決めリブ部41は、係り部42A,42Bに対してホース体非挿入部37の一端側(基端側、下流側)寄りに位置しており、ホース体非挿入部37(接続管部22)の周方向に沿う長尺リブ状に形成されている。また、この位置決めリブ部41の一側部には、切欠部41aが形成されている。さらに、この位置決めリブ部41の一端側、換言すれば係り部42A,42Bに対して反対側には、ホース体非挿入部37(接続管部22)の外周面に対して略直交し周方向に沿う面状の対向部としての対向面部41bが形成されている。
また、係り部42A,42Bは、位置決めリブ部41に対してホース体非挿入部37の他端側(先端側、上流側)寄りの上下に位置しており、ホース体非挿入部37(接続管部22)の周方向に沿う長尺リブ状に形成されている。さらに、これら係り部42A,42Bは、ホース体非挿入部37の周長の1/4程度の長さを有しており、これら係り部42A,42B間には、受け部間開口としての係り部間開口44,44がホース体非挿入部37の両側に形成されている。また、図1に示すように、これら係り部42A,42Bの一端側、換言すれば位置決めリブ部41側には、ホース体非挿入部37(接続管部22)の外周面に対して略直交し周方向に沿う面状の(一方および他方の)受け壁としての一方および他方の受け面部45A,45Bが形成されている。そして、これら係り部42A,42Bは、位置決めリブ部41に対してホース体非挿入部37(接続管部22)の軸方向(図1の左右方向)の厚みがそれぞれ大きく設定されている。
また、ホース体挿入部38の外周面には、ホース体21を抜け止め保持するための複数の凸部46が、径方向に向けて突出して形成されている。これら凸部46は、ホース体21の収納部21a間の内周面に係合するもので、円柱状に形成されており、ホース体挿入部38の周方向に離間されて配置されている。
また、本体部35の外周面には、カバー部規制部としてのフランジ部47と、接続部としてのクランプ部48とが形成されている。
フランジ部47は、接続管部22(の中心軸)に対するカバー部24A,24B(の中心軸)の傾斜を規制するもので、本体部35の他端(先端、上流端)に位置しており、被挟持部34のホース体非挿入部37に対して隣接している。すなわち、このフランジ部47は、接続管部22の周方向に沿って、本体部35と被挟持部34との境界に位置する長尺リブ状に形成されている。したがって、このフランジ部47は、上記位置決めリブ部41に対して接続管部22の軸方向に離間されており、このフランジ部47と位置決めリブ部41との間のホース体非挿入部37(接続管部22)の外周に、規制溝部49が形成されている。また、このフランジ部47の一側部には、フランジ切欠部47aが形成されている。さらに、このフランジ部47の他端には、カバー部24A,24Bの一端(基端、下流端)に対向する当接規制部としての面状の規制面部47bが形成されている。この規制面部47bは、ホース体非挿入部37(接続管部22)の外周面に対して略直交しかつ周方向に沿っており、カバー部24A,24Bの一端(基端、下流端)に対して当接している。さらに、このフランジ部47は、接続管部22の外周面に対して、位置決めリブ部41および係り部42A,42Bよりも径方向に突出している。
また、図4に示すように、規制溝部49には、位置決めリブ部41の切欠部41aおよびフランジ部47のフランジ切欠部47aの上下両縁に対応する位置と、その左右反対側の位置とに、カバー部24A,24Bの回り止め用および位置決め用の突出部50が突出して形成されている。
また、クランプ部48は、ホース装置13を掃除機本体12(図6)に対して物理的および電気的に接続する部分であり、本体部35の側部に四角形枠状に形成された外枠部51と、この外枠部51に配置される第1および第2の接続端子としての接続ピン52,52、第3の接続端子としての導電端子53、および、付勢手段としてのコイルばね54と、このコイルばね54により付勢される接続体としてのクランプ本体55と、これらを覆って外枠部51に取り付けられるクランプカバー56とを備えている。
外枠部51は、本体部35(接続管部22)の軸方向に沿って長手状に形成されており、他端側が開口した開口部51aとなっている。この開口部51aは、フランジ部47のフランジ切欠部47aに連続している。また、この外枠部51の内部には、導電端子53を固定するための固定用壁部51bが形成されている。さらに、この外枠部51の一端部には、接続ピン52,52を固定する固定用凹部51c,51cが形成されているとともに、これら固定用凹部51c,51c間に、クランプカバー56をタッピングねじなどの固定ねじ61により固定するための固定用孔部51dが形成されている。
接続ピン52,52は、一方が信号用の端子であり、他方が接地用の端子であって、ホース体21から導出され切欠部41a、一側の係り部間開口44、フランジ切欠部47aおよび開口部51aを介して外枠部51内へと導入された第1および第2の電線31,31と電気的に接続されている。また、これら接続ピン52,52は、先端側が外枠部51の外部に突出しており、図6に示すようにホース装置13を掃除機本体12に接続した状態で掃除機本体12(の本体ケース15)の内部の制御手段などに電気的に接続されている。
また、図4に示す導電端子53は、例えば床ブラシ28側への高圧供給用の端子であり、ホース体21から導出された第3の電線31と電気的に接続されている。また、この導電端子53の端部には、外枠部51の下部に切り欠き形成された切欠開口部51eから外枠部51の外部へと突出する接続片部53aが形成されており、この接続片部53aが、図6に示すようにホース装置13を掃除機本体12に接続した状態で掃除機本体12(の本体ケース15)の内部の給電部などに電気的に接続されている。
また、図4に示すクランプ本体55は、ホース装置13を掃除機本体12に係止する係止爪部55aを一端側に備え、使用者により押し操作される押しボタン部55bを他端側に備えている。
また、クランプカバー56は、クランプ本体55の係止爪部55aおよび押しボタン部55bを露出させるカバー開口56aが中央部に開口形成されている。さらに、このクランプカバー56には、このクランプカバー56を外枠部51に対して上記固定ねじ61により固定するためのクランプカバー固定部56bが、外枠部51の固定用孔部51dに対応する位置にて一端側に形成されており、外枠部51の開口部51aに嵌合してカバー部24Aにより覆われるカバー係止部56cが他端側に突出して形成されている。
また、図6に示すように、把手23は、使用者が把持することで掃除機本体12を持ち上げるためのもので、接続管部22の上方に、この接続管部22の軸方向に対して交差(直交)する方向に沿って形成されている。したがって、この把手23は、掃除機本体12の前方に位置している。このため、この把手23を把持して掃除機本体12を持ち上げたとき、掃除機本体12は、前部が上側で後部が下側となるように立ち上がった状態(図5)となり、この把手23は、使用者により接続管部22の軸方向に対して平行な方向(矢印D1方向)が引っ張り方向となり、この引っ張り方向と反対方向に荷重が加わるように構成されている。さらに、この把手23は、図6に示す使用状態の掃除機本体12の重心位置よりも上方に位置している。
また、図1、図2(a)、図2(b)および図4に示すカバー部24A,24Bは、ホース体21の基端を覆うことにより、このホース体21の基端での折れ、破れ、あるいは潰れを防止する、ホース体21の強度保持用の部材である。
そして、一方のカバー部24Aは、円筒を軸方向に2分割した一側の半円筒状の一方のカバー部本体63Aと、この一方のカバー部本体63Aの外部から突出し把手23の一方の半分(一側)を構成する一方の把手構成部64Aとを一体的に備えている。
さらに、他方のカバー部24Bは、一方のカバー部本体63Aと対をなす他側の半円筒状の他方のカバー部本体63Bと、この他方のカバー部本体63Bの外部から突出し把手23の他方の半分(他側)を構成する他方の把手構成部64Bとを一体的に備えている。
そして、一方のカバー部本体63Aには、一端(基端、下流端)に、フランジ部47と当接する当接部としての荷重印加部である面状の一方の当接面部65Aが形成され、この一方の当接面部65Aの一部に沿って、(一方の)荷重受け部としての一方のリブ部66Aが形成されているとともに、この一方のリブ部66Aに対して他端側(先端側、上流側)の上下に、左右幅方向に沿って(一方の)固定部としての一方の上部固定部67Aおよび(一方の)固定部としての一方の下部固定部68Aが形成され、これら一方の上部固定部67Aおよび一方の下部固定部68Aに対して他端側の上下に、(一方の)係止部としての一方の上部係止部69Aおよび(一方の)係止部としての一方の下部係止部70Aが形成され、かつ、これら各係止部69A,70Aに対して他端側(先端側、上流側)であってカバー部本体63Aの他端(先端、上流端)の上下に、位置ずれ防止用の一方の位置ずれ防止部71A,71Aが形成されている。
同様に、他方のカバー部本体63Bには、一端(基端、下流端)に、フランジ部47と当接する当接部としての面状の他方の当接面部65Bが形成され、この他方の当接面部65Bの一部に沿って、(他方の)荷重受け部としての他方のリブ部66Bが形成されているとともに、この他方のリブ部66Bに対して他端側(先端側、上流側)の上下に、左右幅方向に沿って(他方の)固定部としての他方の上部固定部67Bおよび(他方の)固定部としての他方の下部固定部68Bが形成され、これら他方の上部固定部67Bおよび他方の下部固定部68Bに対して他端側の上下に、(他方の)係止部としての他方の上部係止部69Bおよび(他方の)係止部としての他方の下部係止部70Bが形成され、かつ、これら各係止部69B,70Bに対して他端側(先端側、上流側)であってカバー部本体63Bの他端(先端、上流端)の上下に、位置決め用の他方の位置ずれ防止部71B,71Bが形成されている。
すなわち、カバー部24A,24Bは、互いに略左右幅方向に線対称な形状となっている。
そして、リブ部66A,66Bは、カバー部本体63A,63Bの一端の縁部の上部および下部に沿ってそれぞれ形成されており、カバー部24A,24Bを左右幅方向に組み合わせた際に上部および下部のそれぞれで互いに連続して周方向に沿う長尺状のリブ部を形成するように構成されている。さらに、これらリブ部66A,66Bの他端側、すなわち各固定部67A,67B,68A,68Bに対向する側には、カバー部本体63A,63B(カバー部24A,24B)の内周面に対して略直交し周方向に沿う(一方および他方の)リブ部対向部としての(一方および他方の)荷重受け対向部である面状の一方および他方のリブ部対向面部75A,75Bが形成されている。
また、対をなす上部固定部67A,67Bは、カバー部本体63A,63Bの他部よりも径方向に肉厚で強度が向上されており、カバー部本体63A,63Bの内周面から突出して形成されている。このため、これら上部固定部67A,67Bの他端側、すなわち当接面部65A,65Bと反対側には、カバー部本体63A,63Bの内周面に対して略直交し周方向に沿う面状の壁部76A,76Bが形成されている。すなわち、壁部76A,76Bは、把手23の引っ張り方向(矢印D1方向)に対して交差する方向に沿って形成されている。また、本実施形態では、例えば一方の上部固定部67Aが一方のカバー部24A(一方のカバー部本体63A)に対して窪み、他方の上部固定部67Bが他方のカバー部24B(他方のカバー部本体63B)に対して突出している。さらに、これら上部固定部67A,67Bには、ねじ25がねじ込まれる一方および他方の挿入孔としての一方および他方の上部ねじ孔77A,77Bが形成されている。ここで、本実施形態では、例えば一方の上部ねじ孔77Aが、一方のカバー部本体63Aの一側から他側に亘って貫通して形成されており、他方の上部ねじ孔77Bが、他方のカバー部本体63Bの一側に臨んで開口している。そして、これら上部固定部67A,67Bは、カバー部24A,24Bを左右幅方向に組み合わせた状態で互いに嵌合し、ねじ25が一方の上部ねじ孔77Aの側方から挿入されてこれら上部固定部67A,67B間に亘って上部ねじ孔77A,77Bにねじ込まれることで、カバー部24A,24Bが互いに固定されるように構成されている。
同様に、対をなす下部固定部68A,68Bは、カバー部本体63A,63Bの他部よりも径方向に肉厚で強度が向上されており、カバー部本体63A,63Bの内周面から突出して形成されている。このため、これら下部固定部68A,68Bの他端側、すなわち当接面部65A,65Bと反対側には、カバー部本体63A,63Bの内周面に対して略直交し周方向に沿う面状の壁部78A,78Bが形成されている。すなわち、壁部78A,78Bは、把手23の引っ張り方向(矢印D1方向)に対して交差する方向に沿って形成されている。また、本実施形態では、例えば一方の下部固定部68Aが一方のカバー部24A(一方のカバー部本体63A)に対して窪み、他方の下部固定部68Bが他方のカバー部24B(他方のカバー部本体63B)に対して突出している。さらに、これら下部固定部68A,68Bには、ねじ25がねじ込まれる一方および他方の挿入孔としての一方および他方の下部ねじ孔79A,79Bが形成されている。ここで、本実施形態では、例えば一方の下部ねじ孔79Aが、一方のカバー部本体63Aの一側から他側に亘って貫通して形成されており、他方の下部ねじ孔79Bが、他方のカバー部本体63Bの一側に臨んで開口している。そして、これら下部固定部68A,68Bは、カバー部24A,24Bを左右幅方向に組み合わせた状態で互いに嵌合し、ねじ25が一方の下部ねじ孔79Aの側方から挿入されてこれら下部固定部68A,68B間に亘って下部ねじ孔79A,79Bにねじ込まれることで、カバー部24A,24Bが互いに固定されるように構成されている。
また、上部係止部69A,69Bは、把手構成部64A,64Bの基端に位置しており、カバー部24A,24Bを左右幅方向に組み合わせた状態で互いに挿入係合される一方および他方の係合部としての一方および他方の上部係合部81A,81Bと、カバー部24A,24Bを左右幅方向に組み合わせた状態で互いに挿入嵌合される一方および他方の嵌合部としての一方および他方の上部嵌合部82A,82Bとをカバー部24A,24Bの軸方向に隣接して備えている。本実施形態では、一方の上部係合部81Aが一方のカバー部24A(一方のカバー部本体63A)からループ状に突出し他方の上部係合部81Bが一方の上部係合部81Aに対して係合するように他方のカバー部24B(他方のカバー部本体63B)の内周面に下方に向けて爪状に突出して形成されている。また、一方の上部嵌合部82Aが一方の把手構成部64Aの内方へと凹状に形成され、他方の上部嵌合部82Bが他方の把手構成部64Bから突出して形成されている。
さらに、下部係止部70A,70Bは、カバー部24A,24Bを左右幅方向に組み合わせた状態で互いに挿入嵌合される一方および他方の嵌合部としての一方および他方の下部嵌合部84A,85A,84B,85Bと、カバー部24A,24Bを左右幅方向に組み合わせた状態で互いに挿入係合される一方および他方の係合部としての一方および他方の下部係合部86A,86Bとを備えており、これら下部係合部86A,86Bが下部嵌合部84A,84Bと下部嵌合部85A,85Bとの間に位置している。本実施形態では、一方の下部嵌合部84A,85Aが一方のカバー部24A(一方のカバー部本体63A)の内周面にそれぞれ凹状に形成され、他方の下部嵌合部84B,85Bが他方のカバー部24B(他方のカバー部本体63B)からそれぞれ突出している。また、一方の下部係合部86Aが一方のカバー部24A(一方のカバー部本体63A)からループ状に突出し他方の下部係合部86Bが一方の下部係合部86Aに対して係合するように他方のカバー部24B(他方のカバー部本体63B)の内周面に上方に向けて爪状に突出して形成されている。
また、位置ずれ防止部71A,71A,71B,71Bは、カバー部24A,24Bを左右幅方向に組み合わせた状態で互いに挿入嵌合されることによりカバー部24A,24Bの軸方向あるいは径方向などへの位置ずれを防止するものであり、本実施形態では、例えば一方の位置ずれ防止部71A,71Aがそれぞれ円柱状に突出し他方の位置ずれ防止部71B,71Bがそれぞれ円形凹状に窪んで形成されている。
また、一方および他方の把手構成部64A,64Bは、カバー部本体63A,63Bの外側部に位置する一方および他方の把手基端部91A,91Bと、これら把手基端部91A,91Bの先端からカバー部本体63A,63Bの側方へと突出する一方および他方の把手突出部92A,92Bと、これら把手突出部92A,92Bの先端から上方へと延びる一方および他方の把手延出部93A,93Bと、これら把手延出部93A,93Bの先端である上端に折り返して形成された一方および他方の被把持部94A,94Bとを一体、あるいは一体的に備えている。
把手基端部91A,91Bは、カバー部本体63A,63Bの外側部に一体に形成されており、これら把手基端部91A,91Bに対応するカバー部本体63A,63Bの内周面には、凹状の一方および他方の肉盗み部96A,96Bが形成され、これら肉盗み部96A,96Bには、それぞれ補強用の補強リブ部97A,97Bが上下方向に沿って複数形成されている。
また、把手延出部93A,93Bの先端側は、カバー部本体63A,63Bの一端側(先端側、上流側)よりも一端側、すなわち前方へと突出している。
また、被把持部94A,94Bは、把手23のうち、使用者によって直接把持される部分を構成するもので、左右幅方向に沿って軸方向を有する筒状に形成され、断面が前後方向に相対的に長く上下方向に相対的に短い略楕円形状、あるいは長円形状となっている。さらに、これら被把持部94A,94Bの内部には、ねじ25がねじ込まれる円筒ボス状の一方および他方の把手固定部99A,99Bが形成されている。また、これら被把持部94A,94Bの把手延出部93A,93Bと反対側の端部、すなわち先端の周縁部には、互いに嵌合する把手嵌合部100A,100Bが形成されている。そして、これら被把持部94A,94Bは、カバー部24A,24Bを左右幅方向に組み合わせた状態で、一方の把手固定部99Aおよび一方の把手嵌合部100Aと、他方の把手固定部99Bおよび他方の把手嵌合部100Bとがそれぞれ互いに嵌合し、把手固定部99A,99Bに亘ってねじ25がねじ込まれることで、互いに連結固定されるように構成されている。
本実施形態では、例えば一方の把手固定部99Aの先端側が窪み、他方の把手固定部99Bの先端側が突出して形成されているとともに、一方の把手嵌合部100Aが一方の被把持部94Aの先端から突出し、他方の把手嵌合部100Bが他方の被把持部94Bの先端に対して窪んで形成されている。
さらに、本実施形態では、一方の被把持部94Aの基端側、すなわち一方の把手延出部93Aとの連続部に、一方の把手固定部99Aの基端側が臨む把手開口101が形成されており、この把手開口101からねじ25が一方の把手固定部99Aに対してねじ込まれるように構成されている。また、他方の被把持部94B内には、他方の把手固定部99Bの周囲に、補強用の複数のリブ102が左右幅方向、すなわち他方の被把持部94Bの軸方向に沿って長手状に形成されている。
なお、一方のカバー部24Aと他方のカバー部24Bとで例えば上部固定部67A,67B、下部固定部68A,68B、上部係止部69A,69B、下部係止部70A,70B、把手固定部99A,99Bおよび把手嵌合部100A,100Bなどのそれぞれの各部の凹凸は、任意に入れ替えてもよい。
また、ねじ25は、例えば金属などの、カバー部24A,24B(の各固定部67A,67B,68A,68B)よりも剛性(強度)が大きい(硬質の)部材により形成されたタッピングねじである。そして、このねじ25は、例えば、上部固定部67A,67Bの上部ねじ孔77A,77Bにねじ込まれる固定部材としてのねじ25Aと、下部固定部68A,68Bの下部ねじ孔79A,79Bにねじ込まれる固定部材としてのねじ25Bと、把手固定部99A,99Bにねじ込まれるねじ25Cとを有している。
また、図6に示すように、手元操作部26には、使用者が把持する把持部103が基端側に向けて突出して形成されており、この把持部103には、電動送風機18の動作モードを設定する複数の設定ボタン104が配置されている。さらに、この手元操作部26の内部には、設定ボタン104およびホース体21内の電線31(図4)と電気的に接続された図示しない複数の電線が収納されている。
また、延長管27は、例えば伸縮延長管であり、図示しない複数の電線が内部に収納されている。これら電線は、手元操作部26に延長管27を接続した状態でこの手元操作部26内の電線と電気的に接続されるように構成されている。さらに、この延長管27の先端(上流)側、すなわち床ブラシ28側の下部には、図5に示すスタンド収納状態で、掃除機本体12(のケース体15)の下部(底部)に形成された保持凹部106に係止するための保持係止部107が形成されている。
また、床ブラシ28には、図示しないが、被掃除面に対向する下面に横長の吸込口が形成されており、この吸込口は、床ブラシ28を延長管27に接続して使用する際の風路Wの上流端となっている。さらに、この吸込口には、回転清掃体としての回転ブラシが回動可能に軸支されている。そして、床ブラシ28の内部には、回転ブラシを回転駆動させる駆動手段としてのモータと、このモータの動作を制御する駆動手段制御部とが収納されており、これらモータと駆動手段制御部とが、床ブラシ28を延長管27の先端に接続した状態で、延長管27内の電線と電気的に接続されるように構成される。したがって、手元操作部26に対して延長管27および床ブラシ28を順次接続することで、モータと駆動手段制御部とが各電線を介して、手元操作部26の設定ボタンおよび掃除機本体12側と電気的に接続されるように構成されている。
次に、上記一実施形態の作用を説明する。
ホース装置13を組み立てる際には、図4に示すように、まず、予め電線31を収納部21aに収納したホース体21の基端側を、予め成形された接続管部22(のホース体挿入部38)に挿入して各凸部46によりホース体21を接続管部22に一体的に係止する。
次いで、ホース体21の基端側から導出した電線31を、フランジ切欠部47a、係り部間開口44、切欠部41aおよび開口部51aから外枠部51内ヘと導入し、この外枠部51の固定用凹部51c,51cに固定された接続ピン52,52および固定用壁部51bにより固定された導電端子53のそれぞれに電気的に接続する。
さらに、外枠部51内に一端側を固定したコイルばね54の他端側にクランプ本体55を接続し、これら外枠部51およびクランプ本体55を覆うようにクランプカバー56を配置して、このクランプカバー56のクランプカバー固定部56bを外枠部51の固定用孔部51dに位置合わせして固定ねじ61をねじ込むことで、クランプ部48を構成する。この状態で、クランプ部48は、クランプ本体55の係止爪部55aと押しボタン部55bとがクランプカバー56のカバー開口56aから側方へと露出した状態となるとともに、接続ピン52,52の先端側が外枠部51の外方へと接続管部22の基端側に突出し(図3)、かつ、導電端子53の接続片部53aが切欠開口部51eから外枠部51の下側へと突出する。
そして、この接続管部22およびホース体21を左右両側から挟むように、すなわち接続管部22の軸方向に対して交差(直交)する方向にカバー部24A,24bを取り付ける。このとき、カバー部本体63A,63Bでは、図1および図2に示すリブ部66A,66Bを接続管部22の規制溝部49に嵌合させ、各固定部67A,67B,68A,68Bを嵌合溝部43に嵌合させ、上側のリブ部66A,66Bの下端部、および、下側のリブ部66A,66Bの上端部を、接続管部22の突出部50に対して当接させるとともに、上部固定部67A,67B同士、および、下部固定部68A,68B同士をそれぞれ左右幅方向(接続管部22の軸方向に対して交差(直交)する方向)に嵌合させて連結し、上部係止部69A,69Bの上部係合部81A,81B同士を係合させるとともに上部嵌合部82A,82Bを左右幅方向に嵌合させ、下部係止部70A,70Bの下部嵌合部84A,84B同士および下部嵌合部85A,85B同士をそれぞれ左右幅方向(接続管部22の軸方向に対して交差(直交)する方向)に嵌合させるとともに下部係合部86A,86B同士を係合させ、かつ、位置ずれ防止部71A,71Bを左右幅方向に嵌合させる。また、把手構成部64A,64Bでは、把手固定部99A,99B同士を嵌合させて連結するとともに、把手嵌合部100A,100B同士をそれぞれ左右幅方向に嵌合させて被把持部94A,94Bを連結する。
この後、図1および図4に示すように、ねじ25A,25Bをそれぞれ各固定部67A,68Aのねじ孔77A,79Aから挿入して各固定部67B,68Bのねじ孔77B,79Bに亘ってねじ込むとともに、ねじ25Cを把手開口101から挿入して一方の把手固定部99Aから他方の把手固定部99Bに亘ってねじ込むことで、カバー部24A,24Bを互いに固定して、ホース装置13が完成する。この状態で、カバー部24A,24Bの各固定部67A,67B,68A,68Bの壁部76A,76B,78A,78Bが接続管部22の係り部42A,42Bの受け面部45A,45Bとそれぞれ当接(実質的に当接)するとともに、カバー部24A,24Bの当接面部65A,65Bが接続管部22のフランジ部47の規制面部47bとそれぞれ当接(実質的に当接)し、リブ部対向面部75A,75Bと対向面部41bとが互いに対向した状態となる。また、ホース体21の外周に対して、カバー部24A,24Bのカバー部本体63A,63Bの内周面がわずかに離間された状態となっている。
そして、掃除の際には、図6に示すように、掃除機本体12に対してホース装置13を接続するとともに、必要に応じて、ホース装置13の手元操作部26の先端(上流側)に、延長管27および床ブラシ28を順次接続する。
ホース装置13の接続の際には、使用者は接続管部22を把持し、図4に示すクランプ部48のクランプ本体55の押しボタン部55bをコイルばね54の付勢に抗して押し込みながら、接続ピン52,52および導電端子53の位置を合わせつつ被挿入部33を本体吸込口19(図6)へと挿入し、押しボタン部55bの押圧を解除することで、コイルばね54の付勢によりクランプ本体55が元の位置に復帰し、係止爪部55aが図6に示す掃除機本体12側(の本体吸込口19の内縁部に)係合して、ホース装置13が掃除機本体12に対して固定される。この状態で、各電線により、掃除機本体12側と、ホース装置13の設定ボタン104および床ブラシ28側とがそれぞれ電気的に接続される。
そして、使用者は、手元操作部26の把持部103を把持し、所望の設定ボタン104を操作することにより、電線31(図4)を介して信号を掃除機本体12内の制御手段に送信することで、この制御手段が電動送風機18を設定された動作モードで駆動させ、被掃除面に載置した床ブラシ28を前後方向などに移動させることで吸込口から塵埃を空気とともに風路W内に吸い込む。また、使用者は、被掃除面の種類などに応じて、設定ボタン104を操作することにより、延長管27内の電線を介して信号を駆動手段制御部へと送信することで、この駆動手段制御部が床ブラシ28内のモータを駆動させて回転ブラシを回転させ、被掃除面の塵埃をより効果的に除去する。
風路W内に吸い込まれた含塵塵埃は、延長管27およびホース装置13を介して本体吸込口19から集塵部へと吸い込まれ、この集塵部で塵埃が分離除去される。この塵埃が分離除去された空気は、電動送風機18へと吸い込まれ、この電動送風機18を冷却しつつこの電動送風機18を通過して排気風となり、掃除機本体12(本体ケース15)に形成された図示しない排気孔から掃除機本体12(の本体ケース15)の外部へと排気される。
また、掃除が終了すると、使用者は停止用の所定の設定ボタン104を操作することにより、電線31を介して信号を掃除機本体12内の制御手段に送信することで、この制御手段が電動送風機18を停止させる。この後、電気掃除機11を収納する際には、使用者が把手23を把持して掃除機本体12を一方の手で持ち上げ、他方の手でホース装置13とともに延長管27および床ブラシ28を把持して、所望の位置まで運ぶ。
ここで、掃除機本体12は、前部が上側で後部が下側となるように立ち上がり、掃除機本体12の荷重が、図1に示すように、把手23の引っ張り方向(矢印D1方向)に対して反対方向に加わる。このとき、この荷重を、ねじ25A,25Bがねじ込まれて剛体となった各固定部67A,67B,68A,68Bの壁部76A,76B,78A,78Bと、上下の係り部42A,42B(の受け面部45A,45B)との当接によって受けることで、把手23(カバー部24A,24B)は荷重に対して充分な保持強度を保つ。
そして、所望の位置へと持ち運んだ掃除機本体12は、図5に示すように、立てた状態のまま所望の位置で降ろし、収縮させた延長管27の周囲にホース体21を巻き付けた後、保持係止部107を上側から掃除機本体12(の本体ケース15の)保持凹部106に挿入して係止させることで、スタンド収納状態として収納する。このようにスタンド収納状態とすることで、スペースを必要以上に大きく取ることなくコンパクトに電気掃除機11を収納できるだけでなく、保持係止部107の保持凹部106への係止を外し、掃除機本体12を倒すだけで、容易に図6に示す使用状態とすることができる。
以上説明した一実施形態では、接続管部22を軸方向に対して交差(直交)する方向に挟持し、掃除機本体12を持ち上げるための把手23を接続管部22の軸方向に対して交差(直交)する方向に構成する対をなすカバー部24A,24Bの対をなす固定部67A,67B,68A,68B間に亘って、カバー部24A,24Bよりも硬質のねじ25A,25Bをねじ込んで取り付けてカバー部24A,24Bを互いに固定する。このため、ねじ25A,25Bによって固定部67A,67B,68A,68Bを剛体とすることができ、これら固定部67A,67B,68A,68Bに把手23の引っ張り方向(矢印D1方向)に対して交差(直交)する方向に沿って形成された壁部76A,76B,78A,78Bと、これら壁部76A,76B,78A,78Bに対向する位置で接続管部22に形成された係り部42A,42Bとの当接によって荷重を受けることで、接続管部22を挟持する対をなすカバー部24A,24Bにより構成される把手23の保持強度を確保できる。特に、荷重を受けるための固定部を、上部固定部67A,67Bと下部固定部68A,68Bとの複数形成し、これら上部固定部67A,67Bと下部固定部68A,68Bに対応して係り部42A,42Bを複数形成しているので、把手23の保持強度をより向上できる。
また、把手23の使用者により把持されている部分、すなわち被把持部94A,94Bの位置が、図6に示す使用状態での掃除機本体12の重心位置よりも上方に位置する場合、図5に示すように掃除機本体12を立てた状態で、把手23の被把持部94A,94Bは掃除機本体12の重心位置の一側方に位置する。したがって、把手23により掃除機本体12を立ち上がらせて持ち上げた際に、掃除機本体12は、その重心位置が把手23の被把持部94A,94Bの直下に位置するように他側方へと移動する。このため、掃除機本体12の荷重によって、カバー部24A,24Bには図1に示す矢印D2方向に傾斜するように力が作用する。このとき、把手23が位置する側すなわち図1に示す上側でありねじ25Aがねじ込まれて剛体となった上部固定部67A,67Bの壁部76A,76Bと、図1に示す上側の一方の係り部42A(の一方の受け面部45A)との当接によって、より重点的に荷重を受けるだけでなく、接続管部22に形成したフランジ部47における把手23に対して対角に位置する図1に示す下側の規制面部47bと、カバー部24A,24Bにおいて把手23に対して対角に位置する図1に示す下側の当接面部65A,65B(下側のリブ部66A,66B)との当接によっても荷重を受けることができるので、把手23(カバー部24A,24B)の保持強度を、より向上できる。しかも、掃除機本体12を被掃除面上に置いた際などの接地の衝撃により生じる荷重に対しては、把手23により掃除機本体12を立ち上がらせて持ち上げた際と逆の作用によって、把手23に対して対角に位置しねじ25Bがねじ込まれて剛体となった下部固定部68A,68Bの壁部78A,78Bと、図1に示す下側の他方の係り部42B(の他方の受け面部45B)との当接によって受けるだけでなく、接続管部22に形成したフランジ部47における把手23側である図1に示す上側の規制面部47bと、カバー部24A,24Bにおいて把手23側である図1に示す上側の当接面部65A,65B(上側のリブ部66A,66B)との当接によっても受けることができるので、把手23(カバー部24A,24B)の保持強度を、より向上できる。
さらに、対をなす固定部67A,67B,68A,68Bは、接続管部22の軸方向に対して交差(直交)する方向に嵌合するように一方(例えば固定部67B,68B)が突出し他方(例えば固定部67A,68A)が窪んで形成されていることで、これら対をなす固定部67A,67B,68A,68Bの嵌合によってこれら対をなす固定部67A,67B,68A,68Bを接続管部22の軸方向に対して交差(直交)する方向により強固に接続可能となり、接続管部22の軸方向に沿う方向、すなわち把手23の引っ張り方向(矢印D1方向)に作用する掃除機本体12の荷重に対して、把手23(カバー部24A,24B)の強度をより向上できる。
そして、上記ホース装置13を電気掃除機11に適用することで、把手23を把持して掃除機本体12を持ち上げた際、あるいは把手23により把持した掃除機本体12を被掃除面に置いた際などの衝撃に対して、把手23の充分な強度を得ることができ、信頼性を向上できる。
なお、上記一実施形態において、掃除機本体12側の細部は、任意に構成することが可能である。
また、固定部材としては、カバー部24A,24Bよりも硬質の部材であれば、例えばリベットなど、ねじ25A,25B以外の任意のものを用いることも可能である。
さらに、例えばモータなどを備えない床ブラシを用いる電気掃除機11の場合には、ホース体21の内部の電線31などは、例えば2本でもよく、導電端子53が不要となり、かつ、延長管27の内部などに電線を配置しなくてもよいなど、構成をより簡略化できる。
そして、本発明の一実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。