JP5688614B2 - 熱遮断性能を有する塗膜防水工法の組成物とステッチボンディング法で製造された繊維シートを用いた防水施工方法 - Google Patents

熱遮断性能を有する塗膜防水工法の組成物とステッチボンディング法で製造された繊維シートを用いた防水施工方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5688614B2
JP5688614B2 JP2014513423A JP2014513423A JP5688614B2 JP 5688614 B2 JP5688614 B2 JP 5688614B2 JP 2014513423 A JP2014513423 A JP 2014513423A JP 2014513423 A JP2014513423 A JP 2014513423A JP 5688614 B2 JP5688614 B2 JP 5688614B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
parts
fiber sheet
waterproof
stitch bonding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014513423A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014518968A (ja
Inventor
ジュン パク,ドン
ジュン パク,ドン
ホン パク,ジェ
ホン パク,ジェ
Original Assignee
ウ−リム マスチック インダストリー カンパニー,リミテッド
ウ−リム マスチック インダストリー カンパニー,リミテッド
ジュン パク,ドン
ジュン パク,ドン
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=44923991&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP5688614(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by ウ−リム マスチック インダストリー カンパニー,リミテッド, ウ−リム マスチック インダストリー カンパニー,リミテッド, ジュン パク,ドン, ジュン パク,ドン filed Critical ウ−リム マスチック インダストリー カンパニー,リミテッド
Publication of JP2014518968A publication Critical patent/JP2014518968A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5688614B2 publication Critical patent/JP5688614B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04DROOF COVERINGS; SKY-LIGHTS; GUTTERS; ROOF-WORKING TOOLS
    • E04D5/00Roof covering by making use of flexible material, e.g. supplied in roll form
    • E04D5/10Roof covering by making use of flexible material, e.g. supplied in roll form by making use of compounded or laminated materials, e.g. metal foils or plastic films coated with bitumen
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04DROOF COVERINGS; SKY-LIGHTS; GUTTERS; ROOF-WORKING TOOLS
    • E04D11/00Roof covering, as far as not restricted to features covered by only one of groups E04D1/00 - E04D9/00; Roof covering in ways not provided for by groups E04D1/00 - E04D9/00, e.g. built-up roofs, elevated load-supporting roof coverings
    • E04D11/02Build-up roofs, i.e. consisting of two or more layers bonded together in situ, at least one of the layers being of watertight composition
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B17/00Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres
    • B32B17/02Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres in the form of fibres or filaments
    • DTEXTILES; PAPER
    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04HMAKING TEXTILE FABRICS, e.g. FROM FIBRES OR FILAMENTARY MATERIAL; FABRICS MADE BY SUCH PROCESSES OR APPARATUS, e.g. FELTS, NON-WOVEN FABRICS; COTTON-WOOL; WADDING ; NON-WOVEN FABRICS FROM STAPLE FIBRES, FILAMENTS OR YARNS, BONDED WITH AT LEAST ONE WEB-LIKE MATERIAL DURING THEIR CONSOLIDATION
    • D04H1/00Non-woven fabrics formed wholly or mainly of staple fibres or like relatively short fibres
    • D04H1/40Non-woven fabrics formed wholly or mainly of staple fibres or like relatively short fibres from fleeces or layers composed of fibres without existing or potential cohesive properties
    • D04H1/44Non-woven fabrics formed wholly or mainly of staple fibres or like relatively short fibres from fleeces or layers composed of fibres without existing or potential cohesive properties the fleeces or layers being consolidated by mechanical means, e.g. by rolling
    • D04H1/52Non-woven fabrics formed wholly or mainly of staple fibres or like relatively short fibres from fleeces or layers composed of fibres without existing or potential cohesive properties the fleeces or layers being consolidated by mechanical means, e.g. by rolling by applying or inserting filamentary binding elements
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04BGENERAL BUILDING CONSTRUCTIONS; WALLS, e.g. PARTITIONS; ROOFS; FLOORS; CEILINGS; INSULATION OR OTHER PROTECTION OF BUILDINGS
    • E04B1/00Constructions in general; Structures which are not restricted either to walls, e.g. partitions, or floors or ceilings or roofs
    • E04B1/62Insulation or other protection; Elements or use of specified material therefor
    • E04B1/64Insulation or other protection; Elements or use of specified material therefor for making damp-proof; Protection against corrosion
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04BGENERAL BUILDING CONSTRUCTIONS; WALLS, e.g. PARTITIONS; ROOFS; FLOORS; CEILINGS; INSULATION OR OTHER PROTECTION OF BUILDINGS
    • E04B1/00Constructions in general; Structures which are not restricted either to walls, e.g. partitions, or floors or ceilings or roofs
    • E04B1/62Insulation or other protection; Elements or use of specified material therefor
    • E04B1/66Sealings
    • E04B1/665Sheets or foils impervious to water and water vapor
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04DROOF COVERINGS; SKY-LIGHTS; GUTTERS; ROOF-WORKING TOOLS
    • E04D5/00Roof covering by making use of flexible material, e.g. supplied in roll form
    • E04D5/02Roof covering by making use of flexible material, e.g. supplied in roll form of materials impregnated with sealing substances, e.g. roofing felt

Description

本発明は、 熱遮断性能を有する塗膜防水材とステッチボンディング法で製造された繊維シートを用いた防水施工方法に係り、より詳しくは、アクリルエマルジョン樹脂、アクリルウレタン樹脂またはアクリルシリコン樹脂を用いた低炭素省エネルギー型塗膜防水材を防水用ステッチ繊維シートに含浸して塗膜層の気泡発生現象を防止し、 縦/横の引張強度および物性のバラツキが小さくて容易に伸びず且つ復元しやすい繊維シートを用いて防水層の引張強度を増進させて作業性および接着性を良好にし、繊維シートとして、特に防水層に容易に含浸される約2mmの織布網状を有する100%ポリエステル材質からニッティング原理で不織加工され且つステッチボンディング法で製造されることにより、耐久性および耐炎性に優れて燃え難いうえ、自己消火性に優れる防水用ステッチ繊維シートを採用する、 熱遮断性能を有する塗膜防水工法の組成物とステッチボンディング法で製造された繊維シートを用いた防水施工方法に関する。
本発明は、熱遮断性能を有する塗膜防水工法の組成物とステッチボンディング法で製造された繊維シートを用いた防水施工方法に関する。
既存の水溶性純アクリル系、アクリルシリコン系、ウレタン系またはアクリルウレタン系などの各種弾性塗膜防水材は、防水性能に優れているが、現場で施工される際には施工業者間の過多競争により施工費用の節減が図られるので厚さが益々薄くなるなどの問題が多かった。さらに、既存のシート防水材は、工場から一定の厚さの完成品として供給されて厚さに対する信頼性が確保されるが、現場施工の際には継ぎ目部位からの漏水問題により瑕疵が頻繁に発生している。
防水業界で最も多く使用する既存のポリエステル不織布繊維シートは、一般にごわごわした製品と柔らかい製品に分けられる。ごわごわした製品は、不均一なコンクリート床に適用されるときに繊維シートが浮き上がる現象が発生するおそれがあり、これに対し、柔らかい製品は、施工の際に繊維シートが重なり合ったり、繊維シートに皺が寄って弛んだりするなどの問題が発生して貼付が容易でなく、施工がややこしい欠点があった。
また、既存のポリエステル不織布繊維シート製品は、触ってみるとあまりごわごわするか柔らかくて含浸性能が劣っており、手で縦と横に引っ張ってみても、伸びてしまって容易に復元しないことを感じる程度に物性のバラツキが大き過ぎるため、施工の際に問題点が発生している。したがって、施工の際に繊維層が重なり合ったり繊維層に皺が寄って弛んだりするなどの問題により付着性が悪くて作業性が容易ではない。
また、既存の柔らかいポリエステル不織布繊維シート製品は、縦と横に引っ張ってから放したときにまるでガムのように伸びてしまって復元し難いことを感じる程度に物性のバラツキがあまり大きいため、施工の際に問題点が発生している。
しかも、前記従来のウレタン防水材などの塗膜防水材は、石油化学製品であって、ポリオールTDIなどの大気環境汚染を誘発する各種未反応単量体、揮発性有機化合物(VOC)およびその他の有害物質を多量含有して長時間大気中に放出されることにより、人体に極めて有害な弊害をもたらすという問題点もある。また、これらの防水材は、通常可塑剤を使用するため、施工から数年が経過すると、可塑剤が蒸発し、この可塑剤が抜け出した塗膜は弾性がなくなるという問題点だけでなく、実際施工の際に過多競争により防水層の厚さに対する信頼性が喪失されるという問題点が頻繁に発生している。
また、特許文献1(チクソ性ウレタンと繊維シートを用いた防水および床材施工方法)では、ウレタン防水材を使用しており、韓国で最も多用されているウレタン防水材の場合、ウレタンの特性上、下地面の含水率が7%以下の場合にのみ施工が可能であるが、防水施工は主に梅雨前後に漏水により多く行うが、最近、エルニーニョ現象などの気候変化により降水量が多くなり梅雨期間が長くなって下地面が湿っぽくなっている状況で防水施工を最も多く行う梅雨前後にウレタン防水材を用いることにより、湿潤面の接着性の不良や水蒸気通過性の不良により施工の後に防水層にめくれ上がりや浮き上がりなどの問題が頻繁に発生して瑕疵の原因になっている実情である。また、水蒸気通過性のないウレタンは、自然透過がなされないため、脱気施設を別途備えなければならないので、専門施工業者によってのみ施工が可能であり、施工方法も複雑であるという欠点があった。
また、上述したようなウレタン防水技術は、国内外の大多数の製品が低価の芳香族系イソシアネートを用いることにより毒性があり、紫外線による変色で耐候性が低下する問題点だけでなく、水蒸気通過性の不良および湿潤面の接着性不良により防水層がめくれ上がったり浮き上がったりして再施工の際に既存の防水層を全て取り除いてさらに施工しなければならないので、ライフサイクルコスト(life cycle cost)が過多発生する問題点がある。
また、前記特許文献1には、下地コンクリート面全体にプライマーを塗布する段階と、前記プライマー層上に防水用繊維シートを5〜10mmの間隔で配置した後、前記間隔を補強テープで連結して繊維シート層を形成する段階と、前記繊維シート層上にチクソ性ウレタンを塗布する段階と、前記チクソ性ウレタン上に超速硬化型樹脂をスプレーして塗膜層を形成する段階とを含んでなる、防水用繊維シートの施工方法が開示されている。ところが、この防水用繊維シート施工方法は、防水用繊維シートを5〜10mmの間隔で配置した後、前記間隔を補強テープで連結しなければならず、ウレタン防水の問題点、例えば水蒸気通過性の問題や湿潤面の接着性の問題などを解決するために水蒸気排出のための脱気盤を設置しなければならないため、施工方法が複雑であり、5〜10mmの間隔で配置するため、均一な引張強度を有する物性を得ることが難しい。
これに対し、本発明は、幅10cm、15cm、30cmおよび1m×長さ100mのロールで舗装されており、ロールを転がしながらブラシ付き防水用ローラーブラシ(Roller Brush)を用いて防水層全体にステッチボンディング法で製造された繊維シートを押圧して貼り付けるため、塗布の際に皺が寄らず、気泡が生じないため、作業性がよく、水蒸気通気性があり、湿潤面の接着性に優れて脱気盤を設置する必要がなく、強力な引張強度をもつ継ぎ目のない均一な厚さの卓越した物性が得られることを確認することができた。
韓国登録特許第10−0772329号明細書
本発明は、上述した問題点を解決するためのもので、その目的は、アクリルエマルジョン樹脂、アクリルウレタン樹脂またはアクリルシリコン樹脂を用いた低炭素省エネルギー型塗膜防水材を防水用ステッチ繊維シートに含浸して塗膜層の気泡発生現象を防止し、 縦/横の引張強度および物性のバラツキが小さくて容易に伸びず且つ復元しやすい繊維シートを用いて防水層の引張強度を増進させて作業性および接着性を良好にし、繊維シートとして、特に防水層に容易に含浸される約2mmの織布網状を有する100%ポリエステル材質からニッティング原理で不織加工されるが、高性能の繊維または接着剤を使用しなくても、繊維が折られることなく効果的に裁縫する方式で咬合される利点があるステッチボンディング法で製造されることにより、あまり厚くまたは薄くならず、伸びて弛まないため変形がなく、耐久性および耐炎性に優れて燃え難いうえ、自己消火性に優れる防水用繊維シートを採用する、熱遮断性能を有する塗膜防水工法の組成物とステッチボンディング法で製造された繊維シートを用いた防水施工方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、それぞれの防水層が独立した防水機能を発揮しながら有機化合物含有量を極小化させて環境にやさしく、多様な色相で優れた熱遮断性能を与えて省エネルギー性、塗装性および防水性を同時に実現して建物の耐久性を向上させ、維持管理費の節減および二酸化炭素の発生量の低減を図ることができ、ウレタンなどの既存の弾性塗膜防水材とは異なり可塑剤を使用しないため、耐紫外線性および耐候性に優れるうえ、耐久性にも優れる、 熱遮断性能を有する塗膜防水工法の組成物とステッチボンディング法で製造された繊維シートを用いた防水施工方法を提供することにある。
また、本発明の別の目的は、幅10cm、15cm、30cmおよび1m×長さ100mのロールで舗装されており、ロールを転がしながら防水層を防水用ブラシ付きローラーブラシで防水層全体にステッチボンディング法で製造された防水用繊維シートを押圧して貼り付けるため、塗布の際に気泡が抜け出して皺が寄らず、作業性がよく、通気性があり、湿潤面の接着性に優れるうえ、繊維層への防水材の含浸過程を肉眼で確認することができ、含浸が碌になされていない場合、白色の繊維シートが透かされるので含浸状態を肉眼で確認することができて厚さに対する信頼性を確保することができ、強力な引張強度を持つ継ぎ目のない均一な厚さの卓越した物性を得ることが可能な繊維シートを採用する、 熱遮断性能を有する塗膜防水工法の組成物とステッチボンディング法で製造された繊維シートを用いた防水施工方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明のある観点によれば、(a)外部に露出する下地面に、アクリルエマルジョン、水およびセメントを配合した下塗防水材(セメント系水硬性無機質塗膜防水材)スラリーを塗布する段階と、(b)アクリル樹脂系エマルジョンおよびは変性アクリルウレタンゴム系エマルジョンのいずれか一つ、消泡剤、分散剤、水、充填剤、二酸化チタニウムおよび無機質微細顔料を含むベースコートを塗布する段階と、 (c)前記(b)段階で塗布されたベースコートが乾く前の濡れ状態で、前記ベースコート上に、ステッチボンディング法で製造された繊維シートを貼り付け、その上に前記ベースコートをさらに塗布する段階と、(d)前記(c)段階で塗布されたベースコートが乾いた後、アクリル樹脂系エマルジョンおよび変性アクリルウレタンゴム系エマルジョンのいずれか一つ、セラミック球状中空体粉末および二酸化チタニウムのいずれか一つ、消泡剤、分散剤、水、充填剤および無機質微細顔料を含むフィニッシュコートを2回塗布する段階とを含んでなる、熱遮断性能を有する塗膜防水工法の組成物とステッチボンディング法で製造された繊維シートを用いた防水施工方法を提供する。
ここで、前記下地面はコンクリート面であり、前記下塗防水材スラリーはアクリルエマルジョン:水:セメントが1:1:2.5〜3の重量比で配合され、前記ベースコートはアクリル樹脂系エマルジョンおよび変性アクリルウレタンゴム系エマルジョンのいずれか一つ30〜60重量部、消泡剤0.5〜1.5重量部、分散剤0.3〜1.0重量部、水8〜28重量部、充填剤20〜30重量部、二酸化チタニウム3〜10重量部、および無機質微細顔料0.1〜0.5重量部を含み、フィニッシュコートとは異なる色相であり、前記フィニッシュコートはアクリル樹脂系エマルジョンおよび変性アクリルウレタンゴム系エマルジョンのいずれか一つ30〜60重量部、セラミック球状中空体粉末10〜30重量部および二酸化チタニウム3〜10重量部のいずれか一つ、消泡剤0.5〜1.5重量部、分散剤0.3〜1.0重量部、水8〜28重量部、充填剤20〜30重量部および無機質微細顔料0.1〜5重量部を含むことを特徴とする。
また、(e)前記(d)段階でフィニッシュコートが塗布された後、アクリル樹脂とHALS(Hindered Amine Light Stabilizer)添加剤を含むトラフィックコートを塗布する段階をさらに含むことを特徴とする。
本発明の他の観点によれば、(a)外部に露出する下地面に、アクリル樹脂系エマルジョンおよび変性アクリルウレタンゴム系エマルジョンのいずれか一つ、消泡剤、分散剤、水、充填剤、二酸化チタニウムおよび無機質微細顔料を含むベースコートを塗布する段階と、(b)前記(a)段階で塗布されたベースコートが乾く前の濡れ状態で、前記ベースコート上に、ステッチボンディング法で製造された繊維シートを貼り付け、その上に前記ベースコートをさらに塗布する段階と、(c)前記(b)段階で塗布されたベースコートが乾いた後、アクリル樹脂系エマルジョンまたは変性アクリルウレタンゴム系エマルジョンのいずれか一つ、セラミック球状中空体粉末および二酸化チタニウムのいずれか一つ、消泡剤、分散剤、水、充填剤および無機質微細顔料を含むフィニッシュコートを2回塗布する段階とを含んでなる、熱遮断性能を有する塗膜防水工法の組成物とステッチボンディング法で製造された繊維シートを用いた防水施工方法を提供する。
ここで、前記下地面はアスファルトシングルまたは金属面であり、前記ベースコートはアクリル樹脂系エマルジョンおよび変性アクリルウレタンゴム系エマルジョンのいずれか一つ30〜60重量部、消泡剤0.5〜1.5重量部、分散剤0.3〜1.0重量部、水8〜28重量部、充填剤20〜30重量部、二酸化チタニウム3〜10重量部および無機質微細顔料0.1〜0.5重量部を含み、フィニッシュコートとは異なる色相であり、前記フィニッシュコートはアクリル樹脂系エマルジョンおよび変性アクリルウレタンゴム系エマルジョンのいずれか一つ30〜60重量部、セラミック球状中空体粉末10〜30重量部および二酸化チタニウム3〜10重量部のいずれか一つ、消泡剤0.5〜1.5重量部、分散剤0.3〜1.0重量部、水8〜28重量部、充填剤20〜30重量部および無機質微細顔料0.1〜5重量部を含むことを特徴とする。
本発明の別の観点によれば、(a)外部に露出しない下地面に、アクリルエマルジョン、水およびセメントを配合した下塗防水材(セメント系水硬性無機質塗膜防水材)スラリーを塗布する段階と、(b)アクリル樹脂系エマルジョンおよび変性アクリルウレタンゴム系エマルジョンのいずれか一つ、消泡剤、分散剤、水、充填剤、二酸化チタニウムおよび無機質微細顔料を含むベースコートを塗布する段階と、(c)前記(b)段階で塗布されたベースコートが乾く前の濡れ状態で、前記ベースコート上に、ステッチボンディング法で製造された繊維シートを貼り付ける段階と、(d)前記(c)段階で貼り付けられた繊維シート上に、前記(b)段階で塗布されたベースコートをさらに2回塗布する段階とを含んでなる、 熱遮断性能を有する塗膜防水工法の組成物とステッチボンディング法で製造された繊維シートを用いた防水施工方法を提供する。
ここで、前記下地面はコンクリートモルタル面であり、前記下塗防水材スラリーはアクリルエマルジョン:水:セメントが:1:1:2.5〜3の重量比で配合され、前記ベースコートはアクリル樹脂系エマルジョンおよび変性アクリルウレタンゴム系エマルジョンのいずれか一つ30〜60重量部、消泡剤0.5〜1.5重量部、分散剤0.3〜1.0重量部、水8〜28重量部、充填剤20〜30重量部、二酸化チタニウム3〜10重量部および無機質微細顔料0.1〜0.5重量部を含むことを特徴とする。
本発明のさらに別の観点によれば、(a)外部に露出しない下地面に、アクリルエマルジョン、水およびセメントを配合した下塗防水材(セメント系水硬性無機質塗膜防水材)スラリーを塗布する段階と、(b)前記(a)段階の下塗防水材スラリー塗布の後に乾く前の濡れ状態で、ステッチボンディング法で製造された繊維シートを貼り付ける段階と、(c)前記(b)段階に貼り付けられた線維シート上に、前記(a)段階で塗布された下塗防水材スラリーをさらに2回塗布する段階とを含んでなることを特徴とする、熱遮断性能を有する塗膜防水工法の組成物とステッチボンディング法で製造された繊維シートを用いた防水施工方法を提供する。
ここで、前記下地面はコンクリートモルタル面であり、前記下塗防水材スラリーはアクリルエマルジョン:水:セメントが1:1:2.5〜3の重量比で配合されることを特徴とする。
また、前記繊維シートは、98.6〜118.6g/mの重量、縦260〜360Nおよび横230〜330Nの引張強度、縦10.8〜20.8%および横48.3〜58.3%の引張伸度、398.5〜498.5Nの破裂強度、縦91.5〜101.5および横114.3〜124.3Nの引裂強度、0.21〜0.81mmの厚さを持つように不織加工されることを特徴とする。
また、前記繊維シートは、防水層に容易に含浸される1mm〜3mmの織布網を有するポリエステル材質がニッティング原理でステッチボンディング法によって不織加工されることを特徴とする。
上述した本発明によれば、アクリルエマルジョン樹脂、アクリルウレタン樹脂またはアクリルシリコン樹脂を用いた低炭素省エネルギー型塗膜防水材を防水用ステッチ繊維シートに含浸して塗膜層の気泡発生現象を防止し、 縦/横の引張強度および物性のバラツキが小さくて容易に伸びず且つ復元しやすい繊維シートを用いて防水層の引張強度を増進させて作業性および接着性を良好にし、繊維シートとして、特に防水層に容易に含浸される約2mmの織布網状を呈する100%ポリエステル材質からニッティング原理で不織加工されるが、高性能の繊維または接着剤を使用しなくても、繊維が折られることなく効果的に裁縫する方式で咬合される利点のあるステッチボンディング法で製造されることにより、あまり厚くまたは薄くならず、伸びて弛まないため変形がなく、耐久性および耐炎性に優れて燃え難いうえ、自己消火性に優れる防水用繊維シートを採用する、熱遮断性能を有する塗膜防水工法の組成物とステッチボンディング法で製造された繊維シートを用いた防水施工方法を提供することができる。
また、本発明によれば、それぞれの防水層が独立した防水機能を発揮しながら有機化合物含有量を極小化させて環境にやさしく、多様な色相で優れた熱遮断性能を与えて省エネルギー性、塗装性および防水性を同時に実現して建物の耐久性を向上させ、維持管理費の節減および二酸化炭素の発生量の低減を図ることができ、ウレタンなどの既存の弾性塗膜防水材とは異なり可塑剤を使用しないため、耐紫外線性および耐候性に優れるうえ、耐久性にも優れる、 熱遮断性能を有する塗膜防水工法の組成物とステッチボンディング法で製造された繊維シートを用いた防水施工方法を提供することができる。
また、本発明によれば、幅10cm、15cm、30cmおよび1m×長さ100mのロールで舗装されており、ロールを転がしながら防水層を防水用ブラシ付きローラーブラシで防水層全体にステッチボンディング法で製造された防水用繊維シートを押圧して貼り付けるため、塗布の際に気泡が抜け出して皺が寄らず、作業性がよく、通気性があり、湿潤面の接着性に優れるうえ、繊維層への防水材の含浸過程を肉眼で確認することができ、含浸が碌になされていない場合、白色の繊維シートが透かされるので含浸状態を肉眼で確認することができて厚さに対する信頼性を確保することができ、強力な引張強度を持つ継ぎ目がない均一な厚さの卓越した物性を得ることが可能な繊維シートを採用する、 熱遮断性能を有する塗膜防水工法の組成物とステッチボンディング法で製造された繊維シートを用いた防水施工方法を提供することができる。
本発明の好適な実施例に係る熱遮断性能を有する塗膜防水工法の組成物とステッチボンディング法で製造された繊維シートを用いた防水施工方法の第1実施例を示す。 本発明の好適な実施例に係る熱遮断性能を有する塗膜防水工法の組成物とステッチボンディング法で製造された繊維シートを用いた防水施工方法の第2実施例を示す。 本発明の一実施例に係る熱遮断性能を有する塗膜防水工法の組成物とステッチボンディング法で製造された繊維シートを用いた防水施工方法の第3実施例を示す。 本発明の一実施例に係る熱遮断性能を有する塗膜防水工法の組成物とステッチボンディング法で製造された繊維シートを用いた防水施工方法の第4実施例を示す。 本発明の一実施例に係る熱遮断性能を有する塗膜防水工法の組成物とステッチボンディング法で製造された繊維シートを用いた防水施工方法の第5実施例を示す。 本発明の一実施例に係る熱遮断性能を有する塗膜防水工法の組成物とステッチボンディング法で製造された繊維シートを用いた防水施工方法に適用される繊維シートの物性表を示す。 本発明の繊維シートの性能を立証するための引張性能および引裂性能の比較表を示す。 本発明の繊維シートの性能を立証するための引張性能および引裂性能の比較表を示す。
その他の実施例の具体的な事項は詳細な説明および図面に含まれている。
本発明の利点、特徴およびそれらの達成方法は、添付図面と共に、詳細に後述されている実施例を参照すれば明らかになるであろう。
ところが、本発明は、以下に開示される実施例に限定されるものではなく、互いに異なる様々な形態に具現できる。但し、本実施例は、本発明の開示を完全たるものにし、且つ本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものである。本発明は請求項の範疇によって定義されるべきである。
本発明は、外部に露出する露光工法と、外部に露出しない非露出工法にそれぞれ適用することが可能な、熱遮断性能を有する塗膜防水工法の組成物とステッチボンディング法で製造された繊維シートを用いた防水施工方法に関するものである。
ここで、外部に露出する露出工法は屋上やビル、アパート、コンクリート屋根、アスファルトシート、工場、倉庫、体育館、金属屋根、ウレタン断熱材、屋根などの露出部位に適用される防水施工をいい、外部に露出しない非露出工法は屋上やコンクリート屋根、湿気の多い全種類のコンクリート構造物の内外壁、地下層の内外壁および床、化粧室およびベランダの床面、排水施設、コンクリート共同溝ボックス、貯水槽、水タンクなどの非露出部位に適用される防水施工をいう。
以下、本発明の実施例によって 熱遮断性能を有する塗膜防水工法の組成物とステッチボンディング法で製造された繊維シートを用いた防水施工方法を説明するための図面を参照して、本発明について説明する。
図1は本発明の好適な実施例に係る熱遮断性能を有する塗膜防水工法の組成物とステッチボンディング法で製造された繊維シートを用いた防水施工方法の第1実施例であり、図2は 本発明の好適な実施例に係る熱遮断性能を有する塗膜防水工法の組成物とステッチボンディング法で製造された繊維シートを用いた防水施工方法の第2実施例を示し、図3は本発明の一実施例に係る熱遮断性能を有する塗膜防水工法の組成物とステッチボンディング法で製造された繊維シートを用いた防水施工方法の第3実施例を示し、図4は本発明の一実施例に係る熱遮断性能を有する塗膜防水工法の組成物とステッチボンディング法で製造された繊維シートを用いた防水施工方法の第4実施例を示し、図5は本発明の一実施例に係る熱遮断性能を有する塗膜防水工法の組成物とステッチボンディング法で製造された繊維シートを用いた防水施工方法の第5実施例を示し、図6は本発明の一実施例に係る熱遮断性能を有する塗膜防水工法の組成物とステッチボンディング法で製造された繊維シートを用いた防水施工方法に適用される繊維シートの物性表を示し、図7aおよび図7bは本発明の繊維シートの性能を立証するための引張性能および引裂性能の比較表を示す。
図1に示すように、本発明の第1実施例に係る熱遮断性能を有する塗膜防水工法の組成物とステッチボンディング法で製造された繊維シートを用いた防水施工方法は、まず、外部に露出する下地面に、アクリルエマルジョン、水およびセメントを配合した下塗防水材(セメント系水硬性無機質塗膜防水材)スラリーを塗布する(S100)。
この際、前記下地面はコンクリート面であり、前記下塗防水材スラリーはアクリルエマルジョン:水:セメントが1:1:2.5〜3の重量比で配合されることが好ましい。
また、前記下塗防水材スラリーは、紫外線(ultra violet)に強く、KS F 4918に該当するセメント系水硬性無機質環境調和型塗膜防水材を下塗剤としてコンクリート被着面に塗布し、金属被着面には、錆が付いていなければ下塗剤を塗布する必要がないが、錆が付いている場合には錆を取り除いてからMCプライマーを塗布することが好ましい。
その後、アクリル樹脂系エマルジョンおよび変性アクリルウレタンエマルジョンのいずれか一つ、消泡剤、分散剤、水、充填剤、二酸化チタニウムおよび無機質微細顔料(nanosized inorganic colorant, infrared reflective ceramic colorant)を含むベースコートを塗布する(S200)。
この際、前記ベースコートは、アクリル樹脂系エマルジョンおよび変性アクリルウレタンゴム系エマルジョンのいずれか一つ30〜60重量部、消泡剤0.5〜1.5重量部、分散剤0.3〜1.0重量部、水8〜28重量部、充填剤20〜30重量部、二酸化チタニウム3〜10重量部、および無機質微細顔料0.1〜0.5重量部を含むことが好ましい。
この際、前記無機質微細顔料は、ナノサイズの無機質顔料または赤外線反射セラミック顔料であることが好ましい。
また、前記ベースコートは、防水性能を有する低炭素省エネルギー型環境調和塗膜防水剤である。
その後、前記(S200)段階で塗布されたベースコートが乾く前の濡れ状態で、前記ベースコート上に、ステッチボンディング法で製造された繊維シートを貼り付け、その上に前記ベースコートをさらに塗布する(S300)。
この際、前記繊維シートは、98.6〜118.6g/mの重量、縦260〜360N(Newton)および横230〜330Nの引張強度、縦10.8〜20.8%および横48.3〜58.3%の引張伸度、398.5〜498.5Nの破裂強度、縦91.5〜101.5および横114.3〜124.3Nの引裂強度、並びに0.21〜0.81mmの厚さを持つように不織加工されることが好ましい。
前記繊維シートは、付着施工の際に必ずローラーブラシを用いて貼り付けることにより、気泡が生じないようにすることが好ましい。
その後、前記(S300)段階で塗布されたベースコートが乾いた後、アクリル樹脂系エマルジョンおよび変性アクリルウレタンゴム系エマルジョンのいずれか一つ、セラミック球状中空体粉末(hollow ceramic microspheres)および二酸化チタニウムのいずれか一つ、消泡剤、分散剤、水、充填剤および無機質微細顔料を含むフィニッシュコートを2回塗布する(S400)。
この際、前記フィニッシュコートは、アクリル樹脂系エマルジョンおよび変性アクリルウレタンゴム系エマルジョンのいずれか一つ30〜60重量部、セラミック球状中空体粉末10〜30重量部および二酸化チタニウム3〜10重量部のいずれか一つ、消泡剤0.5〜1.5重量部、分散剤0.3〜1.0重量部、水8〜28重量部、充填剤20〜30重量部、および無機質微細顔料0.1〜5重量部を含む。
また、前記フィニッシュコートは、反射、放射および防水性能を有する多様な色相の低炭素省エネルギー型環境調和塗膜防水剤である。
また、前記ベースコートは、フィニッシュコートとは異なる色相、例えば灰色が適用されることが好ましい。
前記ベースコートの色相は、フィニッシュコートと区分されるように、フィニッシュコートとは異なる色相が適用されるもので、灰色以外にも、フィニッシュコートと異なる色相であればいずれの色相が適用されても構わない。言い換えれば、ベースコートとフィッシュコートの色相を異にして視覚的に区分することができるため、どの段階の作業が行われたかを容易に把握することができるのである。
図2に示すように、本発明の第2実施例に係る熱遮断性能を有する塗膜防水工法の組成物とステッチボンディング法で製造された繊維シートを用いた防水施工方法は、本発明の第1実施例の(S100)段階から(S400)段階まで同様に適用され、前記(S400)段階でフィニッシュコートが塗布された後、歩行性が必要な場所のためにアクリル樹脂、HALS(Hindered Amine Light Stabilizer)添加剤、ケイ砂などを含むトラフィックコートを塗布する(S500)。
この際、前記トラフィックコートは、100%純アクリル樹脂が含まれることが好ましく、耐候性、耐磨耗性および耐汚染性を向上させる目的で、歩行が必要な場所、例えば屋上屋根の防水などに適用される熱反射放射および防水性のある上塗コート剤用途として使用されることが好ましい。
したがって、本発明の第2実施例においても、本発明の第1実施例と同様にコンクリート面に適用されることが好ましい。
図3に示すように、本発明の第3実施例に係る熱遮断性能を有する塗膜防水工法の組成物とステッチボンディング法で製造された繊維シートを用いた防水施工方法は、まず、外部に露出する下地面に、アクリル樹脂系エマルジョンおよび変性アクリルウレタンゴム系エマルジョンのいずれか一つ、消泡剤、分散剤、水、充填剤、二酸化チタニウムおよび無機質微細顔料(nanosized inorganic colorant, infrared reflective ceramic colorant)を含むベースコートを塗布する(S100)。
この際、前記下地面はアスファルトシングルまたは金属面であることが最も好ましい。
また、前記ベースコートは、アクリル樹脂系エマルジョンおよび変性アクリルウレタンゴム系エマルジョンのいずれか一つ30〜60重量部、消泡剤0.5〜1.5重量部、分散剤0.3〜1.0重量部、水8〜28重量部、充填剤20〜30重量部、二酸化チタニウム3〜10重量部および無機質微細顔料0.1〜5重量部を含むことが好ましい。
この際、前記無機質微細顔料はナノサイズの無機質顔料または赤外線反射セラミック顔料であることが好ましい。
また、前記ベースコートは防水性能を有する低炭素省エネルギー型環境調和塗膜防水剤である。
その後、前記(S100)段階で塗布されたベースコートが乾く前の濡れ状態で、前記ベースコート上に、ステッチボンディング法で製造された繊維シートを貼り付け、その上に前記ベースコートをさらに塗布する(S200)。
この際、前記繊維シートは、98.6〜118.6g/mの重量、縦260〜360Nおよび横230〜330Nの引張強度、縦10.8〜20.8%および横48.3〜58.3%の引張伸度、398.5〜498.5Nの破裂強度、縦91.5〜101.5および横114.3〜124.3Nの引裂強度、並びに0.21〜0.81mmの厚さを持つように不織加工されることが好ましい。
したがって、前記繊維シートは、ニッティング原理でステッチボンディング法によって不織加工されて両方向の引張性能に優れた防水用耐炎性特殊繊維である。
前記繊維シートは、付着施工の際に必ずローラーブラシを用いて貼り付けることにより気泡が生じないようにすることが好ましい。
その後、前記(S200)段階で塗布されたベースコートが乾いた後、アクリル樹脂系エマルジョンおよび変性アクリルウレタンゴム系のいずれか一つ、セラミック球状中空体粉末および二酸化チタニウムのいずれか一つ、消泡剤、分散剤、水、充填剤および無機質微細顔料を含むフィニッシュコートを2回塗布する(S300)。
この際、前記フィニッシュコートは、アクリル樹脂系エマルジョンおよび変性アクリルウレタンゴム系エマルジョンのいずれか一つ30〜60重量部、セラミック球状中空体粉末10〜30重量部および二酸化チタニウム3〜10重量部のいずれか一つ、消泡剤0.5〜1.5重量部、分散剤0.3〜1.0重量部、水8〜28重量部、充填剤20〜30重量部および無機質微細顔料0.1〜5重量部を含む。
また、前記フィニッシュコートは、反射、放射および防水性能を有する多様な色相の低炭素省エネルギー型環境調和塗膜防水剤である。
また、前記ベースコートは、前記フィニッシュコートとは異なる色相、例えば灰色が適用されることが好ましい。
図4に示すように、本発明の第4実施例に係る熱遮断性能を有する塗膜防水工法の組成物とステッチボンディング法で製造された繊維シートを用いた防水施工方法は、まず、外部に露出しない下地面に、アクリルエマルジョン、水およびセメントを配合した下塗防水材(セメント系水硬性無機質塗膜防水材)スラリーを塗布する(S100)。
この際、前記下地面はコンクリートモルタル面であり、前記下塗防水材スラリーはアクリルエマルジョン:水:セメントが1:1:2.5〜3の重量比で配合されることが好ましい。
また、前記下塗防水材スラリーは、紫外線に強く、KS F 4918に該当するセメント系水硬性無機質環境調和塗膜防水材を下地コンクリート面に塗布することが好ましい。
その後、アクリル樹脂系エマルジョンおよび変性アクリルウレタンゴム系エマルジョンのいずれか一つ、消泡剤、分散剤、水、充填剤、二酸化チタニウムおよび無機質微細顔料を含むベースコートを塗布する(S200)。
この際、前記ベースコートは、アクリル樹脂系エマルジョンおよび変性アクリルウレタンゴム系エマルジョンのいずれか一つ30〜60重量部、消泡剤0.5〜1.5重量部、分散剤0.3〜1.0重量部、水8〜28重量部、充填剤20〜30重量部、二酸化チタニウム3〜10重量部および無機質微細顔料0.1〜5重量部を含むことが好ましい。
この際、前記無機質微細顔料はナノサイズの無機質顔料または赤外線反射セラミック顔料であることが好ましい。
また、前記ベースコートは防水性能を有する低炭素省エネルギー型環境調和塗膜防水剤である。
その後、前記(200)段階で塗布されたベースコートが乾く前の濡れ状態で、前記ベースコート上に、ステッチボンディング法によって製造された繊維シートを貼り付ける(S300)。
この際、前記繊維シートは、98.6〜118.6g/mの重量、縦260〜360Nおよび横230〜330Nの引張強度、縦10.8〜20.8%および横48.3〜58.3%の引張伸度、398.5〜498.5Nの破裂強度、縦91.5〜101.5および横114.3〜124.3Nの引裂強度、並びに0.21〜0.81mmの厚さを持つように不織加工されることが好ましい。
したがって、前記繊維シートは、ニッティング原理でステッチボンディング法によって不織加工されて両方向の引張性能に優れた防水用耐炎性特殊繊維である。
前記繊維シートは、付着施工の際に必ずローラーブラシを用いて貼り付けることにより気泡が生じないようにすることが好ましい。
その後、前記(S300)段階で付着した繊維シート上に、前記(S200)段階で塗布されたベースコートをさらに2回塗布する(S400)。
図5に示すように、本発明の第5実施例に係る熱遮断性能を有する塗膜防水工法の組成物とステッチボンディング法で製造された繊維シートを用いた防水施工方法は、まず、外部に露出しない下地面に、アクリルエマルジョン、水およびセメントを配合した下塗防水材(セメント系水硬性無機質塗膜防水材)スラリーを塗布する(S100)。
この際、前記下地面はコンクリートモルタル面であることが最も好ましい。
また、前記下塗防水材スラリーはアクリルエマルジョン:水:セメントが1:1:2.5〜3の重量比で配合されることが好ましい。
この際、前記下塗防水材スラリーは、紫外線に強く、KS F 4918に該当するセメント系水硬性無機質環境調和塗膜防水材を下地コンクリート面に塗布することが好ましい。
その後、前記(S100)段階の下塗防水材スラリー塗布の後に乾く前の濡れ状態でステッチボンディング法によって製造された不織加工の繊維シートを貼り付ける(S200)。
この際、前記繊維シートは、98.6〜118.6g/mの重量、縦260〜360Nおよび横230〜330Nの引張強度、縦10.8〜20.8%および横48.3〜58.3%の引張伸度、398.5〜498.5Nの破裂強度、縦91.5〜101.5および横114.3〜124.3Nの引裂強度、並びに0.21〜0.81mmの厚さを持つように不織加工されることが好ましい。
したがって、前記繊維シートは、ニッティング原理でステッチボンディング法によって不織加工されて両方向の引張性能に優れた防水用耐炎性特殊繊維である。
前記繊維シートは、付着施工の際に必ずローラーブラシを用いて貼り付けることにより気泡が生じないようにすることが好ましい。
その後、前記(S200)段階で付着した繊維シート上に、前記(S100)段階で塗布された下塗防水材スラリーをさらに2回塗布する(S300)。
また、前記下塗防水材スラリーは、KS F 4918に合格する水硬性水和凝固型環境調和塗膜防水剤であって、紫外線に強く、柔軟性、湿潤面の接着性、湿気透過性および通気性が優れて各種塗膜防水材の下塗材プライマーとして適し、耐候性に優れて酸性雨などによる中性化を防止することができ、耐磨耗性に優れて防水層の損傷を防止することができ、耐紫外線性(ultra violet resistance)に優れて毒性がなく、有機化合物の顔料が低くて環境にやさしい特徴があり、本発明の防水用繊維シートと共に土木建築現場への使用の際にコンクリート構造物の屋上、地下および食水用タンクに使用しても経済的かつ卓越した防水性能を発揮する。
前記第1実施例〜第5実施例に適用される前記繊維シートは、98.6〜118.6g/mの重量、縦260〜360Nおよび横230〜330Nの引張強度、縦10.8〜20.8%および横48.3〜58.3%の引張伸度、398.5〜498.5Nの破裂強度、縦91.5〜101.5および横114.3〜124.3Nの引裂強度、並びに0.21〜0.81mmの厚さを持つように不織加工されることが好ましい。
さらに詳しくは、図6の物性表に示すように、前記繊維は、108.6g/mの重量、縦310Nおよび横280Nの引張強度、縦15.8%および横53.3%の引張伸度、448.5Nの破裂強度、縦96.8Nおよび横119.3Nの引裂強度、並びに0.51mmの厚さを持つように不織加工されることが好ましい。
また、前記繊維シートは、防水層に容易に含浸される1mm〜3mmの織布網を有するポリエステル材質であって、ニッティング原理を用いてステッチボンディング法で不織加工されることが好ましい。
したがって、前記繊維シートは、ニッティング原理でステッチボンディング法によって不織加工されて両方向の引張性能に優れた防水用耐炎性特殊繊維である。
この際、前記繊維シートに適用されるステッチボンディング法とは、形成されたウェブを、編み針を用いて裁縫する方式で結合する方法をいう。
前記ステッチボンディング法は、東独でラップニッティング(wrap knitting)の方法で刺し縫いして布を作ることに着目し、1952年にHeinrich MauersbengerがMali法と呼ばれる3種の機械を考案したのが始まりである
ステッチボンディング法は、主にトリコートの経編原理を適用してウェブを形成する方法であって、接着剤を使用せずに糸で刺し縫いするのである。この際、ウェブの重量は100〜700g/m程度であり、一般に200〜300g/mが最も多く使用される。繊維は連続したフィラメントが使用されるが、重量は全体重量の3〜20%内外である。
通常のステッチボンディング機は、幅170インチのものまで開発されており、機械幅に亘ったインチ当たり糸のソーイングゲージ(sewing gauge)も3.5〜22と様々であり、機械方向のインチ当たりステッチ数も5〜46と定められることができる。稼動速度は1,400RPM以上であり、編み糸は15〜3000デニールのものが幅広く使用可能であり、生産された不織布の重量は平方ヤード当たり1〜40オンス(oz)である。
ステッチボンディング法の場合、ステッチのパターン、ウェブを構成する繊維の色相が様々であって多様なデザインを得ることができる。ところが、初期のステッチボンディング不織布の場合、その他の織物と編物より強度や外観などの全ての面で足りなく、編み針の出入した穴が生じるのが大きい欠点であった。長いS/F(staple fiber)を使用することにより、強度と引張強度を増進させることができ、熱処理および接着剤を用いた加工工程によって接合の問題を改善することができた。この他にも、最先端化したビーミング(beaming)、クリール(creel)、ウェブを製造するための開綿と梳綿の改善、クロスラッピング(crosslapping)の高速化および多様化、ウェブ取扱装置の改善などが行われたとともに、ステッチボンディング機械自体も生地のデザイン変化と走行速度の増加により大きく改善された。ところが、何よりも重要なのは、ステッチボンディング機械の多様化を用いて多くの不織製造業者が独特な用途の不織布を開発したことである。例えば、高性能の繊維または接着剤を使用しなくても、繊維が折られることがないため効果的に咬合できることである。
将来は、この機械で不織布、フィルム、紙、編/織物などの個別特性を生かした複合品を製造することができる。
初期には衣服や家具内装材の用途に関心が集中したが、継続的な技術補完によりコート基材、ワイプ、壁紙、断熱材、皮紙、野外服、毛布、人工皮革、食卓布、フィルター材、土木繊維などの多様な用途に用いられている。
現在、ステッチボンディング法で製造された不織布は、その他の織物および編物との競争力で遅れておらず、パイル織物、高性能産業資材用製品などの用途として機能性を認められている。
また、前記繊維シートは、防水施工された下地面の防水品質および性能維持において最も核心的な要素であり、引張強度を向上させる目的で適用され、幅10、15cm、30cmおよび1m×長さ100mのロールで舗装されており、幅15cmのロールは合板、ボード、金属などの継ぎ目部分からの漏水を防止するために採用され、幅30cmのロールはコーナー部位に脆弱地区を補強するために採用され、幅1mのロールは全体下地面を付着させるために採用され、付着の際にロールを転がしながら防水用ローラーブラシで防水層全体を付着させるから、塗布の際に気泡が抜け出して繊維シートに皺が寄らないので作業性がよく、通気性があり、湿潤面の接着性に優れるうえ、 繊維層への防水材の含浸過程を肉眼で確認することができ、含浸が碌になされていない場合、白色の繊維シートが透かされるので含浸状態を肉眼で確認することができて厚さに対する信頼性を確保することができ、強力な引張強度を持つ継ぎ目のない均一な厚さの卓越した物性を得ることができるという特徴がある。
図6〜図7bは本発明の繊維シートの引張強度を立証するためのものである。
図6に示す繊維シートの物性表は韓国原糸織物試験研究院(FITI)にテスト依頼して得られた結果である。
図6の物性表からも分かるように、本発明の繊維シートは、水平垂直引張性能において優れた性能を示し、伸びて弛んだり重なり合ったりせず、復元性に優れるため、本発明の出願人が直接前記繊維シートを用いて施工したときに付着性が卓越して作業性に優れる結果を得ることができた。
図7aおよび図7bは、本発明の出願人が韓国建設生活環境試験研究院にテスト依頼して得られた結果のうち、繊維シートが含まれていないときの引張性能と繊維シートが含まれているときの引張性能とを比較したものを示す。
図7aは繊維シートが含まれていないときの引張性能および引裂性能を示し、図7bは繊維シートが含まれているときの引張性能を示す。図7bに示すように、繊維シートが含まれているときに引張性能が卓越したことが分かる。
図7aでは、KS F 3211アクリルゴム系を基準として適用する場合、引張強度1.5N/mm以上、伸び率300%以上、引裂強度6.9N/mm以上を要求している。試験結果、引張強度は2.2N/mm、伸び率は588%、引裂強度は15.4N/mmであって、アクリルゴム系と比較したら基準を満足することが分かる。
図7bでは、KS F 4917露出断層防水A型基準が引張強度8.0N/mm以上、伸び率15%以上を要求している。試験結果、引張強度は8.5N/mm、伸び率は55%であって、改質アスファルト防水シートと比較したら基準を満足することが分かる。
図8aおよび図8bは本発明の好適な実施例に係る熱遮断性能を有する塗膜防水工法の塑性物とステッチボンディング法で製造された繊維シートの性能を立証するためにMTI(Momentum Technologies,Inc.)ASTM D 6083試験成績書を示す。
また、下記表1は既存の防水施工の際に適用された本発明の防水材と各種他の防水材とを比較した表である。

表1に示すように、本発明の防水材は、他の防水材と比較して、大部分の試験項目、たとえば接着性、引張強度、引裂強度、伸び率、厚さに対する信頼性などに優れることが分かるとともに、自然透過して別途の脱気施設が不要であるから、施工性の面でも便利であって施工期間を短縮させることができ、維持管理が容易であるうえ、環境調和性の面でも優れることが分かる。
本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者は、本発明がその技術的思想または必須的な特徴を変更することなく他の具体的な形態に実施できることを理解することができるであろう。よって、上述した実施例は全ての面で例示的なもので、限定的なものではないと理解されるべきである。本発明の範囲は前記詳細な説明よりは特許請求の範囲によって定められるべきである。なお、特許請求の範囲の意味および範囲とその均等概念から導出される全ての変更または変形形態は本発明の範囲に含まれるものと解釈されるべきである。

Claims (11)

  1. (a)構造物の外部に露出する部位の下地面に、アクリルエマルジョン、水およびセメントを配合した下塗防水材(セメント系水硬性無機質塗膜防水材)スラリーを塗布する段階と、
    (b)アクリル樹脂系エマルジョンおよび変性アクリルウレタンゴム系エマルジョンのいずれか一つ、消泡剤、分散剤、水、充填剤、二酸化チタニウムおよび無機質微細顔料を含むベースコートを塗布する段階と、
    (c)前記(b)段階で塗布されたベースコートが乾く前の濡れ状態で、前記ベースコート上に、ステッチボンディング法で製造された繊維シートを貼り付け、その上に前記ベースコートをさらに塗布する段階と、
    (d)前記(c)段階で塗布されたベースコートが乾いた後、アクリル樹脂系エマルジョンおよび変性アクリルウレタンゴム系エマルジョンのいずれか一つ、セラミック球状中空体粉末および二酸化チタニウムのいずれか一つ、消泡剤、分散剤、水、充填剤および無機質微細顔料を含むフィニッシュコートを2回塗布する段階とを含んでなる、熱遮断性能を有する塗膜防水工法の組成物とステッチボンディング法で製造された繊維シートを用いた防水施工方法。
  2. 前記下地面はコンクリート面であり、
    前記下塗防水材スラリーはアクリルエマルジョン:水:セメントが1:1:2.5〜3の重量比で配合され、
    前記ベースコートはアクリル樹脂系エマルジョンおよび変性アクリルウレタンゴム系エマルジョンのいずれか一つ30〜60重量部、消泡剤0.5〜1.5重量部、分散剤0.3〜1.0重量部、水8〜28重量部、充填剤20〜30重量部、二酸化チタニウム3〜10重量部、および無機質微細顔料0.1〜0.5重量部を含み、フィニッシュコートとは異なる色相であり、
    前記フィニッシュコートはアクリル樹脂系エマルジョンおよび変性アクリルウレタンゴム系エマルジョンのいずれか一つ30〜60重量部、セラミック球状中空体粉末10〜30重量部および二酸化チタニウム3〜10重量部のいずれか一つ、消泡剤0.5〜1.5重量部、分散剤0.3〜1.0重量部、水8〜28重量部、充填剤20〜30重量部および無機質微細顔料0.1〜5重量部を含むことを特徴とする、請求項1に記載の熱遮断性能を有する塗膜防水工法の組成物とステッチボンディング法で製造された繊維シートを用いた防水施工方法。
  3. (e)前記(d)段階でフィニッシュコートが塗布された後、アクリル樹脂とHALS(Hindered Amine Light Stabilizer)添加剤を含むトラフィックコートを塗布する段階をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の熱遮断性能を有する塗膜防水工法の組成物とステッチボンディング法で製造された繊維シートを用いた防水施工方法。
  4. (a)構造物の外部に露出する部位の下地面に、アクリル樹脂系エマルジョンおよび変性アクリルウレタンゴム系エマルジョンのいずれか一つ、消泡剤、分散剤、水、充填剤、二酸化チタニウムおよび無機質微細顔料を含むベースコートを塗布する段階と、
    (b)前記(a)段階で塗布されたベースコートが乾く前の濡れ状態で、前記ベースコート上に、ステッチボンディング法で製造された繊維シートを貼り付け、その上に前記ベースコートをさらに塗布する段階と、
    (c)前記(b)段階で塗布されたベースコートが乾いた後、アクリル樹脂系エマルジョンまたは変性アクリルウレタンゴム系エマルジョンのいずれか一つ、セラミック球状中空体粉末および二酸化チタニウムのいずれか一つ、消泡剤、分散剤、水、充填剤および無機質微細顔料を含むフィニッシュコートを2回塗布する段階とを含んでなる、熱遮断性能を有する塗膜防水工法の組成物とステッチボンディング法で製造された繊維シートを用いた防水施工方法。
  5. 前記下地面はアスファルトシングルまたは金属面であり、
    前記ベースコートはアクリル樹脂系エマルジョンおよび変性アクリルウレタンゴム系エマルジョンのいずれか一つ30〜60重量部、消泡剤0.5〜1.5重量部、分散剤0.3〜1.0重量部、水8〜28重量部、充填剤20〜30重量部、二酸化チタニウム3〜10重量部および無機質微細顔料0.1〜0.5重量部を含み、フィニッシュコートとは異なる色相であり、
    前記フィニッシュコートはアクリル樹脂系エマルジョンおよび変性アクリルウレタンゴム系エマルジョンのいずれか一つ30〜60重量部、セラミック球状中空体粉末10〜30重量部および二酸化チタニウム3〜10重量部のいずれか一つ、消泡剤0.5〜1.5重量部、分散剤0.3〜1.0重量部、水8〜28重量部、充填剤20〜30重量部および無機質微細顔料0.1〜5重量部を含むことを特徴とする、請求項4に記載の熱遮断性能を有する塗膜防水工法の組成物とステッチボンディング法で製造された繊維シートを用いた防水施工方法。
  6. (a)構造物の外部に露出しない部位の下地面に、アクリルエマルジョン、水およびセメントを配合した下塗防水材(セメント系水硬性無機質塗膜防水材)スラリーを塗布する段階と、
    (b)アクリル樹脂系エマルジョンおよび変性アクリルウレタンゴム系エマルジョンのいずれか一つ、消泡剤、分散剤、水、充填剤、二酸化チタニウムおよび無機質微細顔料を含むベースコートを塗布する段階と、
    (c)前記(b)段階で塗布されたベースコートが乾く前の濡れ状態で、前記ベースコート上に、ステッチボンディング法で製造された繊維シートを貼り付ける段階と、
    (d)前記(c)段階で貼り付けられた繊維シート上に、前記(b)段階で塗布されたベースコートをさらに2回塗布する段階とを含んでなる、 熱遮断性能を有する塗膜防水工法の組成物とステッチボンディング法で製造された繊維シートを用いた防水施工方法。
  7. 前記下地面はコンクリートモルタル面であり、
    前記下塗防水材スラリーはアクリルエマルジョン:水:セメントが:1:1:2.5〜3の重量比で配合され、
    前記ベースコートはアクリル樹脂系エマルジョンおよび変性アクリルウレタンゴム系エマルジョンのいずれか一つ30〜60重量部、消泡剤0.5〜1.5重量部、分散剤0.3〜1.0重量部、水8〜28重量部、充填剤20〜30重量部、二酸化チタニウム3〜10重量部および無機質微細顔料0.1〜0.5重量部を含むことを特徴とする、請求項6に記載の熱遮断性能を有する塗膜防水工法の組成物とステッチボンディング法で製造された繊維シートを用いた防水施工方法。
  8. (a)構造物の外部に露出しない部位の下地面に、アクリルエマルジョン、水およびセメントを配合した下塗防水材(セメント系水硬性無機質塗膜防水材)スラリーを塗布する段階と、
    (b)前記(a)段階の下塗防水材スラリー塗布の後に乾く前の濡れ状態で、ステッチボンディング法で製造された繊維シートを貼り付ける段階と、
    (c)前記(b)段階に貼り付けられた線維シート上に、前記(a)段階で塗布された下塗防水材スラリーをさらに2回塗布する段階とを含んでなることを特徴とする、熱遮断性能を有する塗膜防水工法の組成物とステッチボンディング法で製造された繊維シートを用いた防水施工方法。
  9. 前記下地面はコンクリートモルタル面であり、
    前記下塗防水材スラリーはアクリルエマルジョン:水:セメントが1:1:2.5〜3の重量比で配合されることを特徴とする、請求項8に記載の熱遮断性能を有する塗膜防水工法の組成物とステッチボンディング法で製造された繊維シートを用いた防水施工方法。
  10. 前記繊維シートは、98.6〜118.6g/mの重量、縦260〜360Nおよび横230〜330Nの引張強度、縦10.8〜20.8%および横48.3〜58.3%の引張伸度、398.5〜498.5Nの破裂強度、縦91.5〜101.5および横114.3〜124.3Nの引裂強度、0.21〜0.81mmの厚さを持つように不織加工されることを特徴とする、請求項1、4、6および8のいずれか1項に記載の熱遮断性能を有する塗膜防水工法の組成物とステッチボンディング法で製造された繊維シートを用いた防水施工方法。
  11. 前記繊維シートは、防水層に容易に含浸される1mm〜3mmの織布網を有するポリエステル材質がニッティング原理でステッチボンディング法によって不織加工されることを特徴とする、請求項10に記載の熱遮断性能を有する塗膜防水工法の組成物とステッチボンディング法で製造された繊維シートを用いた防水施工方法。
JP2014513423A 2011-06-02 2012-05-10 熱遮断性能を有する塗膜防水工法の組成物とステッチボンディング法で製造された繊維シートを用いた防水施工方法 Active JP5688614B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR1020110053090A KR101051337B1 (ko) 2011-06-02 2011-06-02 열 차단 성능을 가진 도막방수공법의 조성물과 스티치 본딩법으로 제조된 섬유시트를 이용한 방수시공방법
KR10-2011-0053090 2011-06-02
PCT/KR2012/003688 WO2012165772A2 (ko) 2011-06-02 2012-05-10 열 차단 성능을 가진 도막방수공법의 조성물과 스티치 본딩법으로 제조된 섬유시트를 이용한 방수시공방법

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014518968A JP2014518968A (ja) 2014-08-07
JP5688614B2 true JP5688614B2 (ja) 2015-03-25

Family

ID=44923991

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014513423A Active JP5688614B2 (ja) 2011-06-02 2012-05-10 熱遮断性能を有する塗膜防水工法の組成物とステッチボンディング法で製造された繊維シートを用いた防水施工方法

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP5688614B2 (ja)
KR (1) KR101051337B1 (ja)
CN (1) CN103635642B (ja)
WO (1) WO2012165772A2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101389427B1 (ko) * 2012-05-01 2014-04-28 유니온화성주식회사 섬유 시트를 구비한 멀티 코팅을 이용한 복합 방수 공법
KR101243829B1 (ko) * 2012-09-25 2013-03-20 우림매스틱공업주식회사 차열 도막방수 조성물과 우레탄폼 단열재를 적층하여 방수와 차열 및 단열효과를 갖는 에너지 절감형 단열방수재 및 패시브복합 단열방수공법
KR101798399B1 (ko) * 2017-07-04 2017-11-16 우림매스틱공업주식회사 수계 CHMA-Silicon Arcylic 방수조성물과 스티치본딩법으로 제조된 섬유시트를 이용한 쿨루프 차열복합방수공법
KR102145228B1 (ko) 2020-06-02 2020-08-18 이용규 우레탄 도막재를 이용한 방수시공 방법
KR102166038B1 (ko) 2020-06-15 2020-10-15 김동규 바닥 방수시공방법
KR102305712B1 (ko) * 2021-01-22 2021-09-29 (주)두온에너지원 인장력 및 열 차단 성능이 우수한 차열 방수 도막, 이의 제조 방법 및 이의 시공 방법
CN114181572A (zh) * 2021-12-10 2022-03-15 河南蓝翎环科防水材料有限公司 一种外露型丙烯酸酯防水涂料及其制备方法
KR102558070B1 (ko) 2022-05-20 2023-07-24 대경건설산업(주) 친환경 우레아를 이용한 고인장성 및 공기단축 도장방법

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0626720B2 (ja) * 1985-10-02 1994-04-13 東亞合成化学工業株式会社 防水施工法
JP2728131B2 (ja) * 1988-08-11 1998-03-18 新甫 八郎 防水工法
JP2778070B2 (ja) * 1988-12-27 1998-07-23 大日本インキ化学工業株式会社 複合被覆構造体、土木建築物及び施工法
JPH06264572A (ja) * 1993-03-15 1994-09-20 Showa Denko Kk 屋根下葺材
JPH11300871A (ja) 1998-04-22 1999-11-02 Dainippon Ink & Chem Inc 発泡積層シート及び発泡積層構造体とその施工方法
JP2001150582A (ja) * 1999-11-26 2001-06-05 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 防水性積層シ−ト
JP3686965B2 (ja) * 2000-05-01 2005-08-24 日本特殊塗料株式会社 断熱防水工法及び断熱塗料
CN2470358Y (zh) * 2001-02-19 2002-01-09 沈德利 防水隔热防裂涂层
KR20030011997A (ko) * 2001-07-30 2003-02-12 허봉도 단열,방수,방음을 위한 시공방법
CN2570275Y (zh) * 2002-10-11 2003-09-03 济南科兴防水保温工程有限公司 聚合物防水抗裂砂浆材
KR100521092B1 (ko) 2003-06-25 2005-10-12 중앙방수기업주식회사 엠보싱 폴리비닐 시트와 수용성 다기능 아크릴고무계방수재와 절연필름을 이용한 방수층 구조와 그 시공 방법
JP5080022B2 (ja) * 2005-04-15 2012-11-21 アイカ工業株式会社 防水層形成方法
JP2007303197A (ja) * 2006-05-12 2007-11-22 Dainippon Ink & Chem Inc 土木建築物防水構造体の改修工法
CN101429401A (zh) * 2007-11-06 2009-05-13 董善刚 一种高性能水泥基聚合物防水涂料
JP5171473B2 (ja) * 2008-08-18 2013-03-27 セーレン株式会社 建築用遮熱性透湿防水シート
KR100942521B1 (ko) 2008-12-24 2010-02-16 박동준 도막방수재를 이용한 복합 단열 도막방수 공법
KR100918085B1 (ko) * 2009-02-16 2009-09-22 (주)비온디 차열 및 단열 성능을 갖는 고기능성 방수 도료 조성물 및 이를 이용한 건축물용 단열 및 차열 구조체 시공방법
KR101154032B1 (ko) * 2009-09-10 2012-06-07 금호석유화학 주식회사 도로포장용 착색기초재 및 이를 이용한 도로포장의 착색공법
CN101942890A (zh) * 2010-08-26 2011-01-12 卢建华 聚合物水泥基屋面保温防水隔热装饰砂浆及其施工方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2012165772A3 (ko) 2013-03-28
JP2014518968A (ja) 2014-08-07
WO2012165772A2 (ko) 2012-12-06
CN103635642A (zh) 2014-03-12
CN103635642B (zh) 2015-06-24
KR101051337B1 (ko) 2011-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5688614B2 (ja) 熱遮断性能を有する塗膜防水工法の組成物とステッチボンディング法で製造された繊維シートを用いた防水施工方法
US10352050B2 (en) Nonwoven joint tape having low moisture expansion properties and method for using same
US9334662B2 (en) Multi-directional reinforcing drywall tape
RU2593773C2 (ru) Гипсовая панель, применимая в сырых или влажных областях
ES2773788T3 (es) Paneles de yeso adecuados para áreas mojadas o húmedas
KR101664776B1 (ko) 기능성 초배지
KR101798399B1 (ko) 수계 CHMA-Silicon Arcylic 방수조성물과 스티치본딩법으로 제조된 섬유시트를 이용한 쿨루프 차열복합방수공법
US20060089073A1 (en) Moisture transmissive laminate
US20060174585A1 (en) Multi-layer covering
CA2772089A1 (en) Reinforcing mesh for a reinforced mortar layer or sprayed mortar layer on an underlayment, and method for the installation thereof and reinforced mortar coating produced therewith
US20100266835A1 (en) Wallboard tape
CA3130025C (en) Wallpaper and method for providing wallpaper
CN110621491A (zh) 密封网状物
US20130255851A1 (en) Material for coating waterpproofing surfaces and method of coating waterproofing surfaces
CA2427514A1 (en) Drywall tape and joint
CN108049510A (zh) 一种防水施工方法
Khatwani et al. Developments in the use of nonwovens in building and construction
JP2001288655A (ja) 防水用基材及びそれを用いた現場施工防水工法
JP2024025715A (ja) 屋根の補修方法
JPH1162125A (ja) 屋根下葺防水シート
JPH04363235A (ja) 耐火性及び断熱性に優れた建築用資材

Legal Events

Date Code Title Description
A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20140514

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140527

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140718

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140826

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141112

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141216

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150113

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5688614

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250