JP5688407B2 - 二酸化塩素発生装置 - Google Patents

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Description

本発明は、二酸化塩素発生装置(以下単に「発生装置」ともいう)に関する。より詳しくは、紫外線照射によって固形の亜塩素酸塩から二酸化塩素が発生するメカニズムを利用した発生装置であって、特には車(例えば、自家用車、バス、タクシー)やその他の乗り物(例えば、飛行機、電車、船)に好適に搭載される小型の二酸化塩素発生装置に関する。
従来より、紫外線照射によって亜塩素酸塩から二酸化塩素が発生するメカニズムを利用した二酸化塩素製造装置は知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−224386号公報
しかしながら、従来の二酸化塩素製造装置は、持ち運ぶことを念頭に開発されたものではなく、大がかりなものが多かった。また、これまでの装置は亜塩素酸塩を含有する液体、あるいはそれを含んだゲル状物が主成分(二酸化塩素発生源)であり、これらをあえて持ち運ぼうとすると、当該主成分が、あるいは廃液がこぼれるという問題があった。さらに、単に小型化して持ち運びできるようにしても、小型が故に生じる問題、すなわち(亜塩素酸塩の絶対量が不足して)二酸化塩素発生の持続性に乏しいという問題が新たに生じ、継続的に使用することが難しかった。
本発明は、上記の実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、装置を小型化して二酸化塩素の発生源を持ち運びでき得るようにし、液体がこぼれる心配もなく、かつ持続的に使用できる二酸化塩素発生装置を提供するところにある。
上記目的を達成するための本発明に係る二酸化塩素発生装置は、以下の構成を有する。
すなわち、本発明に係る装置は、二酸化塩素を発生させる装置であって、
当該装置は、その内部に、紫外線を発生させる紫外線照射部、及び、カートリッジを備えており、
当該装置は、その外壁に、装置の内部と外部をエアが移動できるように、エア供給排出部を備えており、
当該カートリッジは、その内部に、固形の亜塩素酸塩を含む薬剤を有しており、
当該カートリッジは、当該カートリッジの外部のエアが、当該カートリッジ内部に存在する当該薬剤と接触することができる構造を備え、
当該カートリッジは、当該紫外線照射部から発生した紫外線が、当該カートリッジ内部に存在する当該薬剤に照射されるように紫外線を透過させる構造を備え、
当該カートリッジの内部に存在する当該薬剤が紫外線を照射されることにより、二酸化塩素ガスを発生し、当該二酸化塩素ガスが、前記エア供給排出部を介して当該装置の外部に放出されることを特徴とする、
二酸化塩素を発生させる装置
である。
かかる構成においては、紫外線透過性のカートリッジ内の薬剤中の亜塩素酸塩に紫外線照射部から発生した紫外線が当たると、エア中に含まれる湿気(水蒸気)も反応に寄与しながら、薬剤中の亜塩素酸塩から二酸化塩素ガスが発生する。カートリッジは、その外部であって装置本体内部のエアが、カートリッジの内部に存在する薬剤と接触することができるようにエア流通可能となる構造となっているので、カートリッジ内で発生した二酸化塩素ガスはカートリッジから出て行き装置本体内に移動する。そして、装置本体内の二酸化塩素ガスは、さらに前記エア供給排出口を介して装置本体の外部に放出される。
また、かかる構成を備えることにより、二酸化塩素ガスの発生は、固形の薬剤から生じるものであり、副産物としても液状物が生じることはなく、液漏れの心配もない。
本発明に係る二酸化塩素を発生させる装置の一実施態様においては、その内部に、さらに、ファン又はエアポンプを備えており、当該ファン又はエアポンプの駆動により、エア供給排出口を通じて、装置の外部と内部のエアの交換が促進することができる。かかる構成を備えることにより、装置の外部と内部のエアの交換が促進され、外部の一般に水蒸気をより多く含むエアが装置本体の内部に供給され、装置本体の内部の湿度(相対湿度)が上昇し、固形の亜塩素酸塩を含む薬剤と水分(水蒸気)の接触頻度が高まるので、紫外線が照射された固形の亜塩素酸塩から二酸化塩素が発生しやすくなる。
本発明に係る二酸化塩素を発生させる装置の一実施態様においては、前記固形の亜塩素酸塩を含む薬剤が、粉状または粒状の無機物質を含むことができる。また、かかる場合、前記無機物質として、多孔質である無機物質及び/又は潮解性の無機物質を用いることができる。
多孔質である無機物質を用いる場合、例えば、ゼオライト、セピオライト、シリカゲル、ベントナイト、アパタイトのほか、焼成骨材からなる群から選択されることができる。多孔質(内部に無数の気孔を有するポーラス状物質)である場合、次のような作用効果を奏する。すなわち、発生した二酸化塩素ガスの一部が多孔性物質に吸収(吸着)され、のち、多孔性物質から次第に二酸化塩素ガスを放出(徐放)するので、電源(スイッチ)を切って紫外線の照射をストップしても、しばらくの間、二酸化塩素の放出が続き、二酸化塩素の効果を引き延ばすができる。逆に、多孔質ではない無機物質を用いる場合、電源(スイッチ)を切ることにより紫外線の照射を停止すれば、二酸化塩素の発生もストップさせることができる。
潮解性の無機物質を用いる場合、例えば、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、塩化アルミニウムからなる群から選択されることができる。かかる場合、周囲の空気中に存在する水分を積極的に取り込むことが可能であり、亜塩素酸塩(固形)の周辺の湿度を高めるので二酸化塩素ガスを効率よく安定して発生させることが期待できる。
本発明に係る二酸化塩素を発生させる装置の一実施態様においては、前記固形の亜塩素酸塩を含む薬剤において、前記亜塩素酸塩の含有量は、薬剤全体に対して、0.1〜50重量%とすることができる。かかる構成により、固形の亜塩素酸塩の濃度(濃縮度)を抑えることができ、危険性を回避できる。また、周囲が無機物質であることから発火の心配も極めて少ない。
本発明に係る二酸化塩素を発生させる装置の一実施態様においては、前記固形の亜塩素酸塩を含む薬剤には、さらに水酸化アルカリを含ませることができる。
本発明に係る二酸化塩素を発生させる装置の一実施態様においては、前記カートリッジ自体あるいは、前記カートリッジの内部の薬剤を交換することができるように、前記装置が開閉可能であるように構成することができる。このような構成を有することにより、装置自体を廃棄することなく、新しい薬剤を導入して、引き続き二酸化塩素を発生させることができるため、エコロジーの面においても経済面においても優れる。
本発明に係る二酸化塩素を発生させる装置の一実施態様においては、当該装置を乗物に搭載して使用することができる。そうすることで、車内などの狭い空間において、感染予防ができたり、あるいはタバコの臭いや食べ物の臭いが漂うのを予防することができる。もちろん、乗物に搭載するのみならず、例えば、居室やトイレなどにおいても用いることができる。
本発明の一実施例である車載用の発生装置10の部分縦断面図である。 本発明の別の実施例としての、カートリッジ28と紫外線LEDランプとの位置関係を示した略示説明図である。 本発明のさらに別の実施例としての、カートリッジ28と紫外線LEDランプとの位置関係を示した略示説明図である。 本発明の装置を用いた試験結果を示す図である。 本発明の装置を用いた試験結果を示す図である。 本発明の装置を用いた試験結果を示す図である。
亜塩素酸塩
本発明において使用される亜塩素酸塩としては、例えば、亜塩素酸アルカリ金属塩や亜塩素酸アルカリ土類金属塩が挙げられる。亜塩素酸アルカリ金属塩としては、例えば亜塩素酸ナトリウム、亜塩素酸カリウム、亜塩素酸リチウムが挙げられ、亜塩素酸アルカリ土類金属塩としては、亜塩素酸カルシウム、亜塩素酸マグネシウム、亜塩素酸バリウムが挙げられる。なかでも、入手が容易という点から、亜塩素酸ナトリウム、亜塩素酸カリウムが好ましく、亜塩素酸ナトリウムが最も好ましい。これら亜塩素酸塩は1種を単独で用いてもよいし、2種以上を併用しても構わない。
本発明において使用される固形の亜塩素酸塩を含む薬剤とは、固形状態にある亜塩素酸塩を含む薬剤をいう。そのような固形の亜塩素酸塩として、粉末や粒状の亜塩素酸塩をそのまま用いることができ、また、粉末や粒状の亜塩素酸塩を適宜の無機物質担体と混合させたもの、さらには、亜塩素酸塩の水溶液を適宜の無機物質担体に混合し、必要に応じて乾燥させ、固形とした亜塩素酸塩を用いることもできる。
また、本発明において使用される固形の亜塩素酸塩を含む薬剤には、さらに、水酸化アルカリを含ませることができる。水酸化アルカリを加えることにより、薬剤のpHを調整することができ、薬剤自体の安定性を高め、紫外線照射を行っていない保管時などでの無駄な二酸化塩素ガスの放出を抑えることができる。
そのような水酸化アルカリは、例えば、亜塩素酸塩の水溶液を適宜の無機物質担体に混合し、必要に応じて乾燥させ、固形とした亜塩素酸塩を用いる場合には、亜塩素酸塩の水溶液に混合させておくことができる。その他の方法によって、水酸化アルカリを加えてもよい。
そのような水酸化アルカリとしては、例えば水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどが挙げられる。なかでも、入手が容易という点からは、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムが好ましく、水酸化ナトリウムが最も好ましい。これら水酸化アルカリは1種を単独で用いてもよいし、2種以上を併用することもできる。
なお、本明細書において、粉末・粒状(あるいは顆粒状)の大きさのおおよその目安としては、例えば粉末は、(平均の)粒子径が0.01ミリ〜1ミリの大きさの固形物をいい、また粒状(あるいは顆粒状)は、(平均の)粒子径が1ミリ〜30ミリの大きさの固形物をいうが、特に限定するものではない。なお、取り扱い容易さの点からは、(平均の)粒子径が1mm〜10mmの大きさをもつ固形物であることが好ましい。
紫外線発光体
本発明で使用される紫外線発光体は、紫外線を単独に、あるいは紫外線を含めて放つものであれば従来公知の発光体を使用することができる。従って、ここでいう発光体の波長は紫外線波長(380〜200nmの近紫外線、200〜10nmの遠紫外線、1〜10nmの極紫外線)に限定されず、波長720nm〜380nmを可視光線を含んだ紫外線であっても構わない。紫外線発光体としては、例えば硫化カルシウムや硫化バリウムを加えたポリオレフィン、ポリエステル等の各種の合成樹脂材料を用いることができ、あるいはブラックライトや紫外線LED(Light Emitting Diode)ランプを本発明の紫外線発光体として用いることができる。なかでも、小形のランプを使用することができ、しかも寿命が長持ちという理由で、紫外線LEDランプの使用が好ましい。
波長としては、280nm以下であれば大気で吸収されやすく、また280nm〜320nmであればガラスや樹脂に吸収されやすいので、二酸化塩素ガスの発生効率から考えると、波長320nm〜380nmの紫外線を多く含むことが好ましいと考えられるが、特に限定する趣旨ではない。
無機物質
本発明で使用する粉末や粒状の無機物質としては、例えばゼオライト、セピオライト、シリカゲル、ベントナイト、アパタイトのほか、焼成骨材や、アルミニウムや銅などの金属が挙げられる。無機物質がセピオライト、モンモリロナイト、ケイソウ土、タルク、ゼオライトなどのような多孔質(多孔性)物質の場合、亜塩素酸塩から発生した二酸化塩素ガスを一旦取り込んで、その放出量をコントロールし、二酸化塩素ガスの発生持続時間を引き延ばす効果が得られる。焼成骨材としては、動物(哺乳類、魚類、鳥類含む)の骨、貝殻及びサンゴからなる群から選択される1種あるいは2種類以上を焼成したものを用いることができ、なかでも牛、馬、羊などの草食動物の硬骨を主体とする動物の骨を焼成したものが好ましい。
また、本発明で使用する粉末や粒状の無機物質としては、例えば、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、塩化アルミニウムなどの潮解性の物質を用いることができる。これらは周囲の空気中に存在する水分を積極的に取り込むことが可能であり、亜塩素酸塩(固形)の周辺の湿度を高めるので二酸化塩素ガスを効率よく安定して発生させることができる。
また、これらの無機物質は複数を同時に用いることも当然にできる。例えば、多孔物質と潮解性の物質を併用することも当然にできる。
固形の亜塩素酸塩に無機物質を共存させる場合、その配合割合に特に限定はないが、亜塩素酸塩の濃度を下げて危険性を回避する意味で亜塩素酸塩は、(全体の)0.1〜50重量%とすることが好ましい。また、無機物質として潮解性物質を用いる場合の当該潮解性物質の含有割合は、おおよそのところ(全体の)0.1〜30重量%とすることが好ましい。
湿度
二酸化塩素の発生効率からすれば、粉末や粒状の亜塩素酸塩の周辺の湿度は一般に高いほど良いといえる。しかしながら、水が凝縮すれば電気系統に影響することが考えられるので、装置本体内部の相対湿度が20%〜99%であることが好ましい。なお、上述の無機物質が、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、塩化アルミニウムなどの潮解性物質であれば、周りの空気中に存在する水分を積極的に取り込むことが可能であり、亜塩素酸塩の周辺の湿度を高めるので二酸化塩素ガスを効率よく安定して発生させることができる。あるいは、固形の亜塩素酸塩と水蒸気の接触頻度を高めるために、積極的に装置内部に装置外部から水蒸気を含むエアを供給する手段として、エアーポンプ(ブロア)を用いることもできる。また、装置内部にファンを用いる場合、ファンの働きによっても、内部のエアと外部のエアの交換が促進されることになる。さらには、空気中の水分を凝縮して集めるペルチェ素子(ペルチェ効果)を利用することもできる(水蒸気の侵入や結露が生じるペルチェ素子の欠点を逆利用して湿度上昇に働かせることもできる。)。
その他
その他、次のような手段を講じることもできる。すなわち、
(1)装置本体内部の湿度を計測する湿度計を設け、水分量を監視しながらペルチエ素子により湿度をコントロールすることもできる。
(2)装置本体内部の二酸化塩素濃度あるいはエア排出口から放出される二酸化塩素濃度を計測するガスセンサーを設け、二酸化塩素の発生量を監視しながら紫外線源のON、OFFにより二酸化塩素ガス濃度をコントロールすることもできる。
(3)亜塩素酸塩と無機物質を別体として扱うのではなく、予め両者を混ぜてタブレット状に成形したものを使用することもできる。
(4)固形の亜塩素酸塩とエア中の水分(水蒸気)との接触効率を高めるため、また、紫外線が照射される薬剤の部分が長時間同じ場合、二酸化塩素発生量が低下する傾向があるが、紫外線と薬剤の当たる場所を変え二酸化塩素発生量が低下することを抑える目的でカートリッジにおける薬剤収納空間を撹拌する装置を設け、固形の亜塩素酸塩をカートリッジ内でかき混ぜることもできる。あるいは、カートリッジを揺らして固形の亜塩素酸塩をカートリッジ内でかき混ぜる方法を採っても構わない。カートリッジ自体を揺らす方法としては、例えば小形モータ(回転軸を偏心させたモータ)を用いた振動装置(バイブレーション)や、モーター(回転装置)によりカートリッジ自体を定期的にあるいは不定期で回転させたり、動かす装置を設けることもできる。あるいは、カートリッジを装置本体内部にて定期的に上下逆さまにひっくり返す装置を備えることもできる。
なお、本明細書において用いられる用語は、特定の実施態様を説明するために用いられるのであり、発明を限定する意図ではない。
また、本明細書において用いられる「含む」との用語は、文脈上明らかに異なる理解をすべき場合を除き、記述された事項(部材、ステップ、要素、数字など)が存在することを意図するものであり、それ以外の事項(部材、ステップ、要素、数字など)が存在することを排除しない。
異なる定義が無い限り、ここに用いられるすべての用語(技術用語及び科学用語を含む。)は、本発明が属する技術の当業者によって広く理解されるのと同じ意味を有する。ここに用いられる用語は、異なる定義が明示されていない限り、本明細書及び関連技術分野における意味と整合的な意味を有するものとして解釈されるべきであり、理想化され、又
は、過度に形式的な意味において解釈されるべきではない。
本発明の実施態様は模式図を参照しつつ説明される場合があるが、模式図である場合、説明を明確にするために、誇張されて表現されている場合がある。
以下において、本発明を、実施例を参照してより詳細に説明する。しかしながら、本発明はいろいろな態様により具現化することができ、ここに記載される実施例に限定されるものとして解釈されてはならない。
<<製造例1>>
図1は、本発明の一実施例である車載用(小型)の発生装置10の(内部構造を示した)縦断面図である。なお、装置は、概ね円柱状であり、高さは約15センチ、また、半径は、6.5センチであった。発生装置10の装置本体12が、円板状の底板部14と、底板部14より立ち上がる円筒状の側壁部16と、側壁部16の上部を閉蓋する円板状の蓋板部18とによって構成されている。この装置本体12における側壁部16は、上下方向やや中央部で上方側壁部16aと下方側壁部16bとに2分割されており、上方側壁部16aの下端部が下方側壁部16bの上端部に着脱自在に嵌合することによって一体化する。すなわち、装置本体12は側壁部16にて2つに着脱自在に分割可能となっている。
また、側壁部16には、下方側壁部16bにおいて、装置本体12内外のエア流通が可能となるエア供給排出口20が周方向所定間隔ごとに設けられ、上方側壁部16aにおいて、装置本体12内外のエア流通が可能となるエア供給排出口22が周方向所定間隔ごとに設けられている。
装置本体12内部の下部には(底板部14の径方向中央部には)ファン24が設けられている。このファン24が駆動することにより、装置本体12の内部において上昇気流が発生する。また、ファン24の上方には金網などのネット状板体よりなる設置台26が設けられており、この設置台26には、上方が実質的に開放した(例えば、金網などの隙間のあるネット状の板体により上部開口部が覆われている場合を含む)有底円筒状のカートリッジ28が載せられている。このカートリッジ28の内部は、薬剤収納空間29となっており、該薬剤収納空間29に、固形の亜塩素酸塩を含む薬剤30が収納されている。そのような薬剤としては、例えば、平均粒子径3mm〜5mmの粒状の固形の亜塩素酸ナトリウム(25重量%)、セピオライトなどの無機物質(65重量%)、及び塩化カルシウム(10重量%)を混合してなる薬剤が挙げられる。なお、このカートリッジ28は、上方のみならず、側部や底部も、収納物がこぼれ落ちない程度の網目を有する網板体よりなり、これにより紫外線の透過性が確保されているとともに、薬剤収納空間29と装置本体12内部とがエア流通可能となっている。なお、網板体に代えて、カートリッジ28をガラス素材や合成樹脂素材など透明素材(紫外線透過素材)によって構成することもできる。この場合、カートリッジ28に複数の孔を開けて、薬剤収納空間29と装置本体12内部とがエア流通可能となるようにすればよい。
装置本体12内部の上部には(蓋板部18の下面には)紫外線発光体として、複数個の紫外線LED(Light Emitting Diode)ランプ32が設けられ、下向きに(すなわちカートリッジ28に向けて)波長320nm〜380nmの紫外線が発せられるようになっている。
発生装置10の電源(不図示)をONにするとファン24が駆動するとともに、紫外線LEDランプ32から紫外線が発光する。発光された紫外線がカートリッジ28内の亜塩素酸ナトリウムに届くと(照射されると)、エア中に含まれる水分(水蒸気)も反応に寄与して、亜塩素酸ナトリウムから次第に二酸化塩素ガスが発生し、当該二酸化塩素ガスがカートリッジ28から外部(装置本体12内部)に放出される。また、ファン24が駆動することにより装置本体12内部のエアはエア供給排出口20や22(特に22)を介してから外部に放出されるとともに、エア供給排出口20や22(特に20)を介して装置本体12外部から内部にエアが入り込み、図1における矢印で示したようなエアの流れが起こると考えられる。このように、装置本体12内部の二酸化塩素ガスは外部に放出され、装置の周囲に漂い、二酸化塩素の効果、例えば抗ウイルス不活化効果、抗菌効果、防臭効果が発揮される。
カートリッジ28と紫外線LEDランプ32の位置関係については、特に限定するものではなく、例えば図2(a)に示すように、有底円筒状のカートリッジ28の底板の直下に、1つあるいは複数の紫外線LEDランプ32を配置してもよいし(紫外線LEDランプ32のランプ本体とカートリッジ28の底板とを対向配置させてもよいし)、図2(b)に示すように、特にカートリッジ28が縦長の場合、外側の直ぐ横に配してもよい。
また、紫外線LEDランプ32から発光された紫外線が効率よくカートリッジ28内部の亜塩素酸ナトリウムに到達し、二酸化塩素を効率よく発生させるべく、次のように工夫してもよい。すなわち、図3に示すように、有底円筒状のカートリッジ28の底板を、上方(カートリッジ28の内側)に向かうように凸入形成して(凹ませて)、上方に膨出したドーム状のランプ収納空間28aを1つあるいは複数形成してもよい。カートリッジ28を装置本体12の内部に設置する際(設置台26の上に載せる場合は、当該設置台26の一部を切り欠くか、穴を開けておく。)、紫外線LEDランプ32におけるランプ本体が、前記したカートリッジ28のランプ収納空間28aに収まるようになる。これにより、発光された紫外線の利用率が高まり、亜塩素酸ナトリウムからの二酸化塩素の発生効率が良好となる。
なお、カートリッジ28の内部には、上述したように、固形の亜塩素酸塩とともに無機物質が収納されている。この無機物質がセピオライトのような多孔性物質である場合、発生した二酸化塩素の少なくとも一部は、外部に放出される前に無機物質に吸収(吸着)されて蓄積され、そのあと外部に放出される。従って、亜塩素酸ナトリウムとともに多孔性の無機物質を共存させることにより二酸化塩素の放出を持続させることができ、電源をOFFにしたあとも、二酸化塩素の効果を得ることができる。
また、カートリッジ28は簡単に新品のものと交換でき、装置本体12は何度も繰り返し使用することができる。すなわち、発生装置10における電源をOFFにし、装置本体12における上方側壁部16aと下方側壁部16bを分割して設置台26から使用済みのカートリッジ28を抜き取り、そして新しいカートリッジ28(中には固形の亜塩素酸塩を含む薬剤が封入されている)を設置台26に載せる。再度、上方側壁部16aと下方側壁部16bを嵌合させて一体化し、電源をONにすることにより、二酸化塩素を継続的に発生させることができる。なお、一類危険物でない固形の亜塩素酸塩を使用する。
以下に試験例を示し、本発明の効果を説明する。
<<試験例1>> 粉末の79wt%亜塩素酸ナトリウム1gに1N水酸化ナトリウム溶液を0.5ml混ぜ、続いて、乾燥させた。これに粉末ゼオライト4g、粉末塩化カルシウムを0.5g加え、よく混ぜ合わせ、試験に供試する薬剤約5.5gを得た。この薬剤における亜塩素酸ナトリウム濃度は約14wt%(0.79/5.5×100=14.36wt%)であつた。
この薬剤の全量を図1の装置に入れ、装置の電源をONにして装置に付いているファンが稼動した状態で紫外線LEDをON、OFFさせ二酸化塩素の発生量を測定した。測定は、次の方法によった。すなわち、二酸化塩素発生量を測定するために用意した6.5LのBOXの内部に、薬剤入りの図1の装置を設置した。そのBOXに約1L/minの空気を流通させ、検知管23M(ガステック社)により二酸化塩素ガス濃度を測定した。また、あわせて流量計で測定用BOXを流れる空気の流量を測定し、二酸化塩素の発生量を算出した。その結果を表1、図4に示す。
<<試験例2>>
25wt%亜塩素酸ナトリウム溶液70gを100gの焼成セピオライトにスプレーで噴霧吸着させて乾燥させることにより、試験に供試する薬剤を得た。この薬剤における亜塩素酸ナトリウムの濃度は、この薬剤に水を加え超音波洗浄機により亜塩素酸ナトリウムを溶出させ滴定により測定を行ったところ、11wt%であった。この薬剤15gを以下の試験に供試した。紫外線LEDをOFF時のこの薬剤からの二酸化塩素発生量を把握するため、試験例1と同様に二酸化塩素の発生量を測定した。その結果を、表2、図5に示す。
<<試験例3>>
試験例2と同じ薬剤15gを使用して、紫外線LEDをON、OFFした時のこの薬剤からの二酸化塩素発生量を把握するため、試験例1、試験例2同様に二酸化塩素発生量を測定した。具体的には、測定開始後360時間経過後に、紫外線LEDをONからOFFに切り替え、また、測定開始後456時間後に、紫外線LEDをOFFからONに切り替えた。その結果を、表3、図6に示す。
以上のように試験例はいずれも紫外線LED照射時に二酸化塩素ガスの発生量が増加しており良好な結果を示している。試験例2は紫外線LEDを照射していない場合の結果であるが、極低濃度が発生しているだけで紫外線LEDの照射時のような発生量の増加は見られない。このことから固形の亜塩素酸塩に紫外線照射を行うことにより二酸化塩素の発生量をコントロールできることが確認された。
本発明は、車(自家用車、バス、タクシー)や飛行機、電車、船などの乗物に好適に搭載される小型の二酸化塩素発生装置に適用できる。
10 発生装置
12 装置本体
14 底板部
16 側壁部
18 蓋板部
20 エア供給排出口
22 エア供給排出口
24 ファン
26 設置台
28 カートリッジ
29 薬剤収納空間
32 紫外線LEDランプ

Claims (7)

  1. 二酸化塩素を発生させる装置であって、
    当該装置は、その内部に、紫外線を発生させる紫外線照射部、及び、カートリッジを備えており、
    当該装置は、その外壁に、装置の内部と外部をエアが移動できるように、エア供給排出部を備えており、
    当該カートリッジは、その内部に、固形の亜塩素酸塩を含む薬剤を有しており、前記薬剤は、粉状または粒状の無機物質をさらに含んでおり、前記無機物質は、多孔質である無機物質及び/又は潮解性の無機物質であり、
    当該カートリッジは、当該カートリッジの外部のエアが、当該カートリッジ内部に存在する当該薬剤と接触することができる構造を備え、
    当該カートリッジは、当該紫外線照射部から発生した紫外線が、当該カートリッジ内部に存在する当該薬剤に照射されるように紫外線を透過させる構造を備え、
    当該カートリッジの内部に存在する当該薬剤が紫外線を照射されることにより、二酸化塩素ガスを発生し、当該二酸化塩素ガスが、前記エア供給排出部を介して当該装置の外部に放出されることを特徴とする、
    二酸化塩素を発生させる装置。
  2. 請求項1に記載の二酸化塩素を発生させる装置であって、
    前記装置は、その内部に、ファン又はエアポンプを備えており、
    当該ファン又はエアポンプは、駆動されることにより、装置の外部と内部のエアの交換が促進することを特徴とする、
    二酸化塩素を発生させる装置。
  3. 請求項1又は2に記載の二酸化塩素を発生させる装置であって、
    前記固形の亜塩素酸塩を含む薬剤における、前記亜塩素酸塩の含有量は、薬剤全体に対して、0.1〜50重量%であることを特徴とする、
    二酸化塩素を発生させる装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の二酸化塩素を発生させる装置であって、
    前記多孔質である無機物質が、ゼオライト、セピオライト、シリカゲル、ベントナイト、アパタイトのほか、焼成骨材からなる群から選択され、前記潮解性の無機物質が、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、塩化アルミニウムからなる群から選択されることを特徴とする、
    二酸化塩素を発生させる装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の二酸化塩素を発生させる装置であって、
    前記薬剤が、さらに水酸化アルカリを含むことを特徴とする、
    二酸化塩素を発生させる装置。
  6. 請求項1〜のいずれか1項に記載の二酸化塩素を発生させる装置であって、
    前記カートリッジ自体あるいは、前記カートリッジの内部の薬剤を交換することができるように、前記装置が開閉可能であることを特徴とする、
    二酸化塩素を発生させる装置。
  7. 乗物搭載用であることを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項に記載の二酸化塩素を発生させる装置。


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