JP5686181B2 - ノイズキャンセルパラメータの設定を行う情報処理装置およびノイズキャンセルパラメータ設定プログラム - Google Patents

ノイズキャンセルパラメータの設定を行う情報処理装置およびノイズキャンセルパラメータ設定プログラム Download PDF

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Description

本発明は、ノイズキャンセルパラメータの設定を行う情報処理装置およびノイズキャンセルパラメータ設定プログラムに関する。
近年、無線通信モジュールが搭載された電子機器が数多く製品化されている。例えば、無線LAN、Worldwide Interoperability for Microwave Access(WiMAX)または地上波デジタル放送等に利用するための無線通信モジュールが、ノート型パーソナルコンピュータ、Personal Digital Assistant(PDA)、または携帯電話等の各種電子機器に搭載されてきている。
このような電子機器の内部において発生した電波ノイズが、無線通信モジュールに接続された受信アンテナにおいて受信されると、通信品質が劣化するという問題が生じる。
この問題に対処する技術として、ノイズ発生源の近傍で取得した電波ノイズに基づいてその逆相(逆位相)の信号を生成し、生成した信号を無線通信モジュールの受信アンテナで受信された信号に加算することにより、電波ノイズを打ち消す技術(ノイズキャンセル技術)が知られている。
このようなノイズキャンセル技術において、ノイズ発生源の近傍で取得した電波ノイズに対して、振幅と位相を調整して逆位相の信号を生成している。振幅と位相の調整に使用するパラメータ、例えば、I値およびQ値(I/Q値)は、無線通信モジュールから出力される信号雑音比(SN比)等の通信品質情報を最良にするように設定されていた。
ただし、I/Q値は、出荷後に変更しないことを前提に設定されており、専用の測定環境で、通信品質情報に基づいて、最適なI/Q値を求められ設定されていた。
I/Q値はユーザによって変更したほうが、通信品質が向上する場合がある。
しかしながら、無線モジュールから通信品質情報を得ることが難しいユーザ環境の場合、I/Q値の調整が出来ないという問題があった。
特開2009−171059号公報 特開2009−33629号公報 特開2005−27004号公報
本発明の課題は、ノイズキャンセル時に用いるパラメータを調整することである。
実施の形態の情報処理装置は、第1のアンテナ、第2のアンテナノイズキャンセル部、無線モジュール、受信状況判定部およびパラメータ設定部を備える。
第1のアンテナは、送信装置からの第1の信号およびノイズの両方もしくは前記ノイズを受信する。
第2のアンテナは、前記ノイズを受信する。
イズキャンセル部は、前記第2のアンテナで受信した前記ノイズをパラメータを用いて調整し、調整したノイズを前記第1のアンテナで受信した信号に加算して前記第1のアンテナで受信された前記ノイズをキャンセルする。
無線モジュールは、前記ノイズがキャンセルされた第2の信号を処理し、前記第2の信号の受信強度を出力する。
受信状況判定部は、前記第1の信号が前記第1のアンテナで受信可能か否か判定する。
パラメータ設定部は、前記第1の信号が前記第1のアンテナで受信されていないと判定していた期間内で前記受信強度が最小であったときに前記ノイズキャンセル部が用いていたパラメータを、前記受信状況判定部が前記第1の信号を前記第1のアンテナで受信可能であると判定したときに前記ノイズキャンセル部に設定する
実施の形態の装置によれば、ノイズキャンセル時に用いるパラメータを調整することができる。
第1の実施の形態に係る情報処理装置の構成図である。 キャンセル効果テーブルの例である。 第1の実施の形態に係るパラメータ設定処理のフローチャートである。 I/Q最適値算出処理の他の詳細なフローチャートである。 第2の実施の形態に係る情報処理装置の構成図である。 位置判定テーブルの例である。 第2の実施の形態に係るパラメータ設定処理のフローチャートである。 位置判定処理の詳細なフローチャートである。 第3の実施の形態に係る情報処理装置の構成図である。 基地局カバーエリアテーブルの例である。 第3の実施の形態に係るパラメータ設定処理のフローチャートである。 第4の実施の形態に係る情報処理装置の構成図である。 地上波デジタル放送データテーブルの例である。 第4の実施の形態に係るパラメータ設定処理のフローチャートである。 情報処理装置のハードウェア構成図である。
以下、図面を参照しながら実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態に係る情報処理装置の構成図である。
情報処理装置101は、例えば、ノート型パソコンや携帯電話である。
情報処理装置101は、通信用アンテナ102、ノイズ採取用アンテナ103、Large Scale Integration(LSI)104、記憶部105、無線モジュール106、受信強度監視部107、テーブル設定部108、I/Q最適値算出部109、位相振幅調整部110、位置判定部111、および受信状況判定部112を備える。
通信用アンテナ102は、無線モジュール106が処理し、他の装置からの信号の受信に用いられるアンテナである。また、通信用アンテナ102は、ノイズ源であるLSI104が発するノイズも受信する。なお、ノイズ源から通信用アンテナ102に入力されるノイズは引き込みノイズと呼ばれる。
ノイズ採取用アンテナ103は、LSI103が発するノイズを受信するアンテナである。
LSI104は、情報処理装置101に搭載されている集積回路である。LSIは、ノイズを発生するノイズ源である。LSI104で発生したノイズは通信用アンテナ102およびノイズ採取用アンテナ103に入力される。
記憶部105は、キャンセル効果テーブル121を格納する。キャンセル効果テーブル121には、チャンネルごとのノイズキャンセルに用いるパラメータであるI/Q値、受信強度情報、パラメータの最終更新時刻などが記述されている。
尚、キャンセル効果テーブル121の詳細については後述する。
無線モジュール106は、設定されたチャンネルの信号を通信用アンテナ201を介して他の装置から受信する。また、無線モジュール106は、入力された信号の受信強度を算出し、算出した受信強度を受信強度情報として、受信強度監視部107に出力する。第1の実施の形態において、受信強度は、Received Signal Strength Indication(RSSI)を用いる。また、RSSIの単位は、dBmである。尚、受信強度はRSSIとは限らず、無線モジュール106の仕様により受信強度監視部107は異なっており、他の値や信号が出力される場合がある。
受信強度監視部107は、無線モジュール106から入力された受信強度情報をテーブル設定部108に出力する。
テーブル設定部108は、I/Q最適値算出部109から入力されたI/Q値と受信強度監視部107から入力された受信強度情報をキャンセル効果テーブルに書き込む。
I/Q最適値算出部109は、ノイズキャンセルで使用するチャンネルごとのI/Q値を位相振幅調整部110に設定する。また、I/Q最適値算出部109は、I/Q値を順次変更して、変更したI/Q値をテーブル設定部108に出力する。それにより、ノイズのキャンセルに最適なI/Q値(I/Q最適値)を算出する。
最適なI/Q値の算出方法については、後述する。また、I/Q最適値算出部109は、キャンセル効果テーブル121からI/Q最適値を読み出して、I/Q最適値を位相振幅調整部110に設定する。
位相振幅調整部110は、チャンネルごとに設定されたI/Q値を用いて、通信用アンテナ102が受信した信号からノイズ信号を減衰させる。詳細には、位相振幅調整部110は、ノイズ採取用アンテナ103で採取したノイズ信号をI/Q値を用いて位相と振幅を調整し、通信用アンテナ102が受信したノイズ信号を打ち消すようにして出力する。それにより、通信用アンテナ102に入力された信号と調整されたノイズ信号とが加算され、ノイズは減衰する。尚、このようにノイズを減衰させることをノイズキャンセルと呼ぶ。ノイズが減衰された信号は、無線モジュール106に入力される。
位置判定部111は、情報処理装置101の位置を判定し、位置情報を受信状況判定部112に出力する。
受信状況判定部112は、入力された位置情報に基づいて、所定のチャンネルの信号の受信状況、すなわち所定のチャンネルの信号を通信用アンテナ102で受信可能か否かを判定し、判定した受信状況をI/Q最適値算出部109および受信強度監視部107に出力する。所定のチャンネルとしては、例えば、Global Positioning System (GPS)、WiMAX、地上波デジタル放送の各チャンネルがある。
図2は、キャンセル効果テーブルの例である。
図2では、チャンネルごとの複数のキャンセル効果テーブル121−i(i=1〜62)を示している。図2では、地上波デジタル放送の1チャンネルから62チャンネルの各チャンネルに対応するキャンセル効果テーブル121を示している。
キャンセル効果テーブル121は、項目として、チャンネル、最終更新時刻、I、Q、RSSIを有し、これらが関連付けられて格納されている。
チャンネルは、通信用アンテナ102が受信する信号のチャンネルを示す。チャンネルとしては、例えば、地上波デジタル放送のチャンネル番号、周波数帯域、GPS、WiMAXなどがある。
最終更新時刻は、キャンセル効果テーブル121の最新の更新時刻を示す。
Iは、ノイズキャンセルに用いるI値である。
Qは、ノイズキャンセルに用いるQ値である。
RSSIは、対応するI値およびQ値を用いてノイズキャンセルを行ったときの信号の受信強度を示す。
キャンセル効果テーブル121の最終行には、最小のRSSIと最小のRSSIに対応するI、Qが記述されている。最小のRSSIに対応するI、Qは、I/Q最適値となる。
例えば、キャンセル効果テーブル121−1のチャンネルはCh.1、最終更新時刻は2011年2月2日15時10分である。また、I/Q最適値は、In1、Qm1である。
図3は、第1の実施の形態に係るパラメータ設定処理のフローチャートである。
ステップS501において、I/Q最適値算出部109は、I/Q値をI=0、Q=0と設定し、設定したI/Q値を位相振幅調整部110に設定し、テーブル設定部108に出力する。また、位相振幅調整部110は、設定されたI/Q値を用いてノイズキャンセルを行う。
ステップS502において、位置判定部111は、情報処理装置101の位置を判定し、位置情報を受信状況判定部112に出力する。
ステップS503において、受信状況判定部112は、位置情報に基づいて、信号の受信状況、すなわち通信用アンテナ102が他の装置からの信号を受信可能であるかを判定する。該信号が受信可能である場合、制御はステップS504へ進み、該信号が受信可能でない場合、制御はステップS505へ進む。
ステップS504において、I/Q最適値設定部109は、通信用アンテナ102が受信する信号に対応するキャンセル効果テーブル121から、I/Q最適値を読み出し、I/Q最適値を位相振幅調整部110に設定する。位相振幅調整部110は、I/Q最適値を用いてノイズキャンセルを行う。
ステップS505において、I/Q最適値設定部109は、通信用アンテナ102が受信する信号のノイズキャンセルに用いるI/Q値の調整が完了しているか否か判定する。I/Q値の調整が完了している場合、制御はステップS502へ戻り、I/Q値の調整が完了していない場合、制御はステップS506へ進む。
I/Q値の調整が完了したか否の判定について、I/Q最適値設定部109は、例えば、キャンセル効果テーブル121にI/Q最適値が記述されている否かによって判定する。また、I/Q最適値設定部109は、キャンセル効果テーブル121の最終更新時刻から一定時間経過したか否かで判定する。
ステップS506において、受信強度監視部107、テーブル設定部108、およびI/Q最適値設定部109は、I/Q最適値の算出を行う。
ここで、ステップS506のI/Q最適値算出処理の詳細について述べる。
ステップS507において、受信強度監視部107は、RSSIを取得し、RSSIをテーブル設定部108に出力する。
ステップS508において、テーブル設定部108は、入力されたI/Q値とRSSIを対応付けてキャンセル効果テーブル121に書き込む。
ステップS509において、I/Q最適値設定部109は、I=IMAXであるか判定し、I= IMAXの場合、制御はステップS511へ進み、I≠IMAXの場合、制御はステップS510へ進む。ここでIMAXは、予め定められたI値の最大値であり、例えば1024を用いる。
ステップS510において、I/Q最適値設定部109は、Iに1を加算する。さらにI/Q最適値設定部109は、I/Q値を位相振幅調整部110に設定し、テーブル設定部108に出力する。また、位相振幅調整部110は、設定されたI/Q値を用いてノイズキャンセルを行う。
ステップS511において、I/Q最適値設定部109は、Q=QMAXであるか判定し、Q= QMAXの場合、制御はステップS513へ進み、Q≠QMAXの場合、制御はステップS512へ進む。ここでQMAXは、予め定められたQ値の最大値であり、例えば1024を用いる。
ステップS512において、I/Q最適値設定部109は、Iを0とし、Qに1を加算する。さらにI/Q最適値設定部109は、I/Q値を位相振幅調整部110に設定し、テーブル設定部108に出力する。また、位相振幅調整部110は、設定されたI/Q値を用いてノイズキャンセルを行う。
ステップS513において、I/Q最適値設定部109は、キャンセル効果テーブル121に記述されたRSSIの値をチェックし、最小のRSSIと最小のRSSIに対応するIおよびQを取得する。I/Q最適値設定部109は、取得した最小のRSSIと最小のRSSIに対応するIおよびQをI/Q最適値として、キャンセル効果テーブルの最終行に記述する。
ステップS514において、I/Q最適値設定部109は、I/Q値の調整を完了する。
尚、ステップS506のI/Q最適値算出処理は、下記のような方法でもよい。
図4は、I/Q最適値算出処理の他の詳細なフローチャートである。
ステップS521において、I/Q最適値設定部109は、I/Q値をI=0、Q=0と設定し、設定したI/Q値を位相振幅調整部110に設定し、テーブル設定部108に出力する。また、位相振幅調整部110は、設定されたI/Q値を用いてノイズキャンセルを行う。
ステップS522において、受信強度監視部107は、RSSIを取得し、RSSIをテーブル設定部108に出力する。そして、テーブル設定部108は、入力されたI/Q値とRSSIを対応付けてキャンセル効果テーブル121に書き込む。
ステップS523において、I/Q最適値設定部109は、QがQMAX以上であるか判定し、QがQMAX以上である場合、制御はステップS525へ進み、QがQMAX未満の場合、制御はステップS524へ進む。
ステップS524において、I/Q最適値設定部109は、Qに1を加算する。さらにI/Q最適値設定部109は、I/Q値を位相振幅調整部110に設定し、テーブル設定部108に出力する。また、位相振幅調整部110は、設定されたI/Q値を用いてノイズキャンセルを行う。
ステップS525において、I/Q最適値設定部109は、キャンセル効果テーブル121をチェックし、RSSIが最小となるQ値(ここでは、Qnとする)をI/Q最適値のQ値とする。また、I/Q最適値設定部109は、QをQnと設定する。さらにI/Q最適値設定部109は、I/Q値を位相振幅調整部110に設定し、テーブル設定部108に出力する。また、位相振幅調整部110は、設定されたI/Q値を用いてノイズキャンセルを行う。
ステップS526において、受信強度監視部107は、RSSIを取得し、RSSIをテーブル設定部108に出力する。そして、テーブル設定部108は、入力されたI/Q値とRSSIを対応付けてキャンセル効果テーブル121に書き込む。
ステップS527において、I/Q最適値設定部109は、IがIMAX以上であるか判定し、IがIMAX以上である場合、制御はステップS529へ進み、IがIMAX未満の場合、制御はステップS528へ進む。
ステップS528において、I/Q最適値設定部109は、Iに1を加算する。さらにI/Q最適値設定部109は、I/Q値を位相振幅調整部110に設定し、テーブル設定部108に出力する。また、位相振幅調整部110は、設定されたI/Q値を用いてノイズキャンセルを行う。
ステップS529において、I/Q最適値設定部109は、キャンセル効果テーブル121をチェックし、最小のRSSIを求め、最小のRSSIに対応するI値(ここでは、Imとする)をI/Q最適値のI値とする。
ステップS530において、I/Q最適値設定部109は、ステップS529で求めた最小のRSSI、Im、QnをI/Q最適値としてキャンセル効果テーブル121の最終行に対応付けて記録する。
第1の実施の形態の情報処理装置によれば、ノイズキャンセルに用いるパラメータの調整を行うことができる。それにより、情報処理装置にとって最適なノイズキャンセルパラメータを得ることができ、高品質な信号を受信できる。
また、第1の実施の形態の情報処理装置によれば、受信強度情報を用いることで、通信品質情報を得ることが難しいユーザ環境においても、ノイズキャンセルパラメータの調整を行うことが出来る。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態では、GPS信号に対するノイズキャンセルパラメータの調整について説明する。
図5は、第2の実施の形態に係る情報処理装置の構成図である。
情報処理装置201は、例えば、ノート型パソコンや携帯電話である。
情報処理装置201は、GPS用アンテナ202、ノイズ採取用アンテナ203、LSI204、記憶部205、GPSモジュール206、受信強度監視部207、テーブル設定部208、I/Q最適値算出部209、位相振幅調整部210、位置判定部211、受信状況判定部212、WLANアンテナ213、およびWLANモジュール214を備える。
ノイズ採取用アンテナ203、LSI204、受信強度監視部207、テーブル設定部208、I/Q最適値算出部209、位相振幅調整部210は、第1の実施の形態のノイズ採取用アンテナ103、LSI104、受信強度監視部107、テーブル設定部108、I/Q最適値算出部109、および位相振幅調整部110とそれぞれ機能は同様であるため説明は省略する。
GPS用アンテナ202は、GPSモジュール206が処理するGPS電波の受信に用いられるアンテナである。また、GPS用アンテナ202は、ノイズ源であるLSI204が発するノイズも受信する。
記憶部205は、キャンセル効果テーブル221および位置判定テーブル222を格納する。
キャンセル効果テーブル221には、GPS電波に対応するI/Q値が記述されている。なおキャンセル効果テーブル221の構成は、第1の実施の形態のキャンセル効果テーブル121と同様であるため説明は省略する。
位置判定テーブル222は、アクセスポイント(AP)231の設置場所を示す情報が記述されている。尚、位置判定テーブル222の詳細については後述する。
GPSモジュール206は、GPSアンテナ202を介して衛星からのGPS電波を受信する。また、GPSモジュール206は、入力された信号の受信強度を算出し、算出した受信強度を受信強度情報として、受信強度監視部207に出力する。第2の実施の形態において、受信強度は、RSSIを用いる。尚、受信強度はRSSIとは限らず、GPSモジュール206の仕様により受信強度監視部207は異なっており、他の値や信号が出力される場合がある。
位置判定部211は、WLANモジュール214から入力されたSSIDと受信強度、および位置判定テーブル222を用いて、情報処理装置201の場所、詳細には屋外か屋内かを判定する。位置判定部211は、情報処理装置201の場所を示す屋内外情報を受信状況判定部212に出力する。
受信状況判定部212は、屋内外情報用いて、情報処理装置201がGPS電波を受信可能か否か判定する。
WLANアンテナ213は、Wireless LAN(WLAN)の通信に用いるアンテナである。
WLANモジュール214は、WLANによる通信を行う。また、WLANモジュール214は、情報処理装置201の周囲のAP231を探索し、AP231のSSIDおよびAP231からの電波のRSSIを取得し、SSIDおよび受信強度を位置判定部211に出力する。
図6は、位置判定テーブルの例である。
位置判定テーブル222は、項目としてSSID、設置位置、および閾値を有する。
SSIDは、Service Set Identifier(SSID)であり、AP231を識別する識別子である。
設置位置は、AP231の設置場所を示し、APの設置場所が屋内か屋外かを示す。
閾値は、情報処理装置201の位置の判定に用いる閾値である。
図7は、第2の実施の形態に係るパラメータ設定処理のフローチャートである。
ステップS601において、WLANモジュール214は、情報処理装置201の周囲のAP231を探索し、AP231のSSIDおよびAP231からの電波の受信強度を取得する。WLANモジュール214は、取得したSSIDおよび受信強度を位置判定部211に出力する。
ステップS602において、位置判定部211は、位置判定テーブル222を参照し、位置判定テーブル222のSSID,設置場所、および閾値とWLANモジュールから受信したSSIDおよびRSSIを用いて、情報処理装置201が屋外にあるか屋内にあるか判定する。そして位置判定部211は、情報処理装置201が屋外にあるか屋内にあるかを示す屋内外情報を受信状況判定部212に出力する。尚、情報処理装置201が屋外にあるか屋内にあるか判定する位置判定処理の詳細については後述する。さらに、受信状況判定部212は、GPS電波を受信可能であるか否か判定し、GPS電波を受信可能である場合、制御はステップS603へ進み、GPS電波を受信可能でない場合、制御はステップS604へ進む。GPS電波を受信可能であるか否か判定において、受信状況判定部212は、位置判定部211からの屋内外情報が屋外の場合はGPS電波を受信可能であると判定し、屋内外情報が屋内の場合はGPS電波を受信可能でないと判定する。
ステップS603において、I/Q最適値設定部209は、GPS電波に対応するキャンセル効果テーブル221から、I/Q最適値を読み出し、I/Q最適値を位相振幅調整部210に設定する。位相振幅調整部210は、I/Q最適値を用いてノイズキャンセルを行う。
ステップS604において、I/Q最適値設定部209は、GPS電波のノイズキャンセルに用いるI/Q値の調整が完了しているか否か判定する。I/Q値の調整が完了している場合、制御はステップS601へ戻り、I/Q値の調整が完了していない場合、制御はステップS605へ進む。
ステップS605において、受信強度監視部207、テーブル設定部208、およびI/Q最適値設定部209は、I/Q最適値の算出を行う。尚、ステップS605のI/Q最適値算出処理は、第1の実施の形態のステップS506または図4のI/Q最適値算出処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。
次にステップS602で行われる位置判定処理について説明する。
図8は、位置判定処理の詳細なフローチャートである。
ステップS621において、位置判定部211は、情報処理装置201の周囲にAP231があるか否か判定し、AP231がある場合、制御はステップS623へ進み、AP231がない場合、制御はステップS622へ進む。例えば、位置判定部211は、WLANモジュール214の探索でAP231が見つからなければ、AP231はないと判定する。
ステップS622において、位置判定部211は、情報処理装置201は、屋外にあると判定する。
ステップS623において、位置判定部211は、情報処理装置201の周囲のAP231の数が1個であるか判定する。AP231の数が1個である場合、制御はステップS627へ進み、AP231の数が1個でない場合、制御はステップ624へ進む。
ステップS624において、位置判定部211は、位置判定テーブル222を参照し、情報処理装置201の周囲のAP231の設置位置が全て屋内であるか否か判定する。全てのAP231の設置位置が屋内である場合、制御はステップS626へ進み、少なくとも1つのAP231の設置位置が屋内でない(すなわち屋外)場合、制御はステップS626へ進む。または、位置判定部211は、位置判定テーブル222を参照し、情報処理装置201の周囲のAP231のうち、所定数(例えば2個)以上のAP231の設置位置が屋内であるか判定するようにしても良い。所定数以上のAP231の設置位置が屋内である場合、制御はステップS626へ進み、所定数未満のAP231の設置位置が屋内でない場合、制御はステップS626へ進む。
ステップS625において、位置判定部211は、情報処理装置201は、屋内にあると判定する。
ステップS626において、位置判定部211は、情報処理装置201は、屋外にあると判定する。
ステップS627において、位置判定部211は、位置判定テーブル222を参照し、RSSIが閾値より大きいか否か判定する。RSSIが閾値より大きい場合、制御はステップS629へ進み、RSSIが閾値以下の場合、制御はステップS628へ進む。
ステップS628において、位置判定部211は、位置判定部211は、情報処理装置201は、屋外にあると判定する。
ステップS629において、位置判定部211は、位置判定テーブル222を参照し、WLANモジュール215から受信したSSIDに対応する位置判定テーブル222の設置位置を情報処理装置201の設置位置として判定する。
第2の実施の形態の情報処理装置によれば、GPS電波に対するノイズキャンセルパラメータの調整を行うことができる。それにより、情報処理装置にとって最適なノイズキャンセルパラメータを得ることができ、高品質な信号を受信できる。
また、第2の実施の形態の情報処理装置によれば、受信強度情報を用いることで、通信品質情報を得ることが難しいユーザ環境においても、ノイズキャンセルパラメータの調整を行うことが出来る。
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態では、WiMAX信号に対するノイズキャンセルパラメータの調整について説明する。
図9は、第3の実施の形態に係る情報処理装置の構成図である。
情報処理装置301は、例えば、ノート型パソコンや携帯電話である。
情報処理装置301は、通信用アンテナ302、ノイズ採取用アンテナ203、LSI304、記憶部305、WiMAXモジュール306、受信強度監視部307、テーブル設定部308、I/Q最適値算出部309、位相振幅調整部310、受信状況判定部312、GPSアンテナ213、およびGPSモジュール314を備える。
ノイズ採取用アンテナ303、LSI304、受信強度監視部307、テーブル設定部308、I/Q最適値算出部309、位相振幅調整部310は、第1の実施の形態のノイズ採取用アンテナ103、LSI104、受信強度監視部107、テーブル設定部108、I/Q最適値算出部109、および位相振幅調整部110とそれぞれ機能は同様であるため説明は省略する。
通信用アンテナ302は、WiMAXモジュール306が処理するWiMAXの電波の受信に用いられるアンテナである。また、通信用アンテナ302は、ノイズ源であるLSI304が発するノイズも受信する。
記憶部305は、キャンセル効果テーブル321および基地局カバーエリアテーブル322を格納する。
キャンセル効果テーブル321には、WiMAXに対応するI/Q値が記述されている。尚、キャンセル効果テーブル321の構成は、第1の実施の形態のキャンセル効果テーブル121と同様であるため説明は省略する。
基地局カバーエリアテーブル322は、位置情報とWiMAXの圏内か圏外かの情報が対応付けられて記述されている。尚、基地局カバーエリアテーブル322の詳細については後述する。
WiMAXモジュール306は、通信用アンテナ302を介してWiMAXの電波を受信する。また、WiMAXモジュール306は、入力された信号の受信強度を算出し、算出した受信強度を受信強度情報として、受信強度監視部307に出力する。第3の実施の形態において、受信強度は、RSSIを用いる。尚、受信強度はRSSIとは限らず、WiMAXモジュール306の仕様により受信強度監視部307は異なっており、他の値や信号が出力される場合がある。
受信状況判定部312は、緯度経度情報と基地局カバーエリアテーブル322を用いて、情報処理装置301がWiMAXの電波を圏内また圏外であるか(すなわち、電波を受信できるか)否か判定する。
GPSアンテナ313は、GPS電波の受信に用いるアンテナである。
GPSモジュール314は、GPS電波の受信し、情報処理装置301の位置(緯度、経度)を算出する。算出した緯度、経度を緯度経度情報として受信状況判定部312に出力する。
図10は、基地局カバーエリアテーブルの例である。
基地局カバーエリアテーブル322は、項目として、北緯、東経、および電波状況を有する。基地局カバーエリアテーブル322には、北緯、東経、および電波状況が対応付けられて記述されている。
北緯、東経は、位置を示す。ここでは、位置を示す緯度および経度として、それぞれ北緯および東経を用いている。
電波状況は、WiMAXの電波を受信できる圏内か、WiMAXの電波を受信できない圏外かを示す。
例えば、図10の1行目には、北緯25.0、東経120.0は、WiMAXの電波の圏外であることが示されている。
図11は、第3の実施の形態に係るパラメータ設定処理のフローチャートである。
ステップS701において、GPSモジュール314は、情報処理装置301の現在位置を算出する。GPSモジュール314は、算出した情報処理装置301の緯度および経度を緯度経度情報として状況判定部312に出力する。
ステップS702において、受信状況判定部312は、基地局カバーエリアテーブル322を参照し、基地局カバーエリアテーブル322の北緯、東経、および電波状況とGPSモジュール314から受信した緯度経度情報を用いて、情報処理装置201がWiMAXの電波の圏内または圏外であるか判定する。詳細には、受信状況判定部312は、緯度経度情報に含まれる経度と緯度に対応する基地局カバーエリアテーブル322の電波状況を参照して、圏内または圏外であるか判定する。すなわち、受信状況判定部312は、通信用アンテナ302がWiMAXの電波を受信可能であるか否かを判定している。WiMAXの電波の圏内である場合、制御はステップS703へ進み、WiMAXの電波の圏外である場合、制御はステップS704へ進む。
ステップS703において、I/Q最適値設定部309は、WiMAXに対応するキャンセル効果テーブル321から、I/Q最適値を読み出し、I/Q最適値を位相振幅調整部310に設定する。位相振幅調整部310は、I/Q最適値を用いてノイズキャンセルを行う。
ステップS704において、I/Q最適値設定部309は、WiMAXの信号のノイズキャンセルに用いるI/Q値の調整が完了しているか否か判定する。I/Q値の調整が完了している場合、制御はステップS701へ戻り、I/Q値の調整が完了していない場合、制御はステップS705へ進む。
ステップS705において、受信強度監視部307、テーブル設定部308、およびI/Q最適値設定部309は、I/Q最適値の算出を行う。尚、ステップS705のI/Q最適値算出処理は、第1の実施の形態のステップS506または図4のI/Q最適値算出処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。
第3の実施の形態の情報処理装置によれば、WiMAXの電波に対するノイズキャンセルパラメータの調整を行うことができる。それにより、情報処理装置にとって最適なノイズキャンセルパラメータを得ることができ、高品質な信号を受信できる。
また、第3の実施の形態の情報処理装置によれば、受信強度情報を用いることで、通信品質情報を得ることが難しいユーザ環境においても、ノイズキャンセルパラメータの調整を行うことが出来る。
(第4の実施の形態)
第4の実施の形態では、地上波デジタル放送に対するノイズキャンセルパラメータの調整について説明する。
図12は、第4の実施の形態に係る情報処理装置の構成図である。
情報処理装置401は、例えば、ノート型パソコンや携帯電話である。
情報処理装置401は、TV用アンテナ402、ノイズ採取用アンテナ403、LSI404、記憶部405、地上波デジタル放送(地デジ)モジュール406、受信強度監視部407、テーブル設定部408、I/Q最適値算出部409、位相振幅調整部410、一判定部411、キャンセル帯域判定部412、GPSアンテナ413、およびGPSモジュール414を備える。
ノイズ採取用アンテナ403、LSI404、受信強度監視部407、テーブル設定部408、I/Q最適値算出部409、位相振幅調整部410は、第1の実施の形態のノイズ採取用アンテナ103、LSI104、受信強度監視部107、テーブル設定部108、I/Q最適値算出部109、および位相振幅調整部110とそれぞれ機能は同様であるため説明は省略する。
TV用アンテナ402は、地デジモジュール406が処理する地上波デジタル放送の電波の受信に用いられるアンテナである。また、TV用アンテナ402は、ノイズ源であるLSI404が発するノイズも受信する。
記憶部405は、キャンセル効果テーブル421および地上波デジタル放送(地デジ)データテーブル422を格納する。
キャンセル効果テーブル421には、地上波デジタル放送の各周波数(または各チャンネル)ごとに、各周波数に対応するI/Q値が記述されている。尚、キャンセル効果テーブル421の構成は、第1の実施の形態のキャンセル効果テーブル121と同様であるため説明は省略する。
地デジデータテーブル422は、位置情報(北緯、東経)と周波数が対応付けられて記述されている。地デジデータテーブル422は、位置情報が示す場所おいて、受信可能な地上波デジタル放送の周波数を示している。尚、周波数の代わりにチャンネル番号を記述しても良い。
尚、地デジデータテーブル422の詳細については後述する。
地デジモジュール406は、設定されたチャンネル(または周波数帯域)の地上波デジタル放送の信号をTV用アンテナ402を介して受信する。また、地デジモジュール406は、入力された信号の受信強度を算出し、算出した受信強度を受信強度情報として、受信強度監視部407に出力する。第4の実施の形態において、受信強度は、RSSIを用いる。尚、受信強度はRSSIとは限らず、地デジモジュール406の仕様により受信強度監視部407は異なっており、他の値や信号が出力される場合がある。
キャンセル帯域判定部412は、緯度経度情報と地デジデータテーブル422を用いて、情報処理装置401が受信可能な地上波デジタル放送の周波数を特定する。また、キャンセル帯域判定部412は、情報処理装置401が受信不可能な地上波デジタル放送の周波数を特定する。
GPSアンテナ413は、GPS電波の受信に用いるアンテナである。
GPSモジュール414は、GPS電波の受信し、情報処理装置401の位置(緯度、経度)を算出する。算出した緯度、経度を緯度経度情報としてキャンセル帯域判定部412に出力する。
図13は、地デジデータテーブルの例である。
地デジデータテーブル422は、項目として、北緯、東経、および周波数を有する。地デジデータテーブル422には、北緯、東経、および周波数が対応付けられて記述されている。
北緯、東経は、位置を示す。ここでは、位置を示す緯度および経度として、それぞれ北緯および東経を用いている。
周波数は、地上波デジタル放送の周波数を示す。
例えば、図13の地デジデータテーブル422では、北緯34.7度、東経134.9度の位置では、周波数が512−566MHzの地上波デジタル放送を受信可能であることを示している。
図14は、第4の実施の形態に係るパラメータ設定処理のフローチャートである。
ステップS801において、GPSモジュール414は、情報処理装置401の現在位置を算出する。GPSモジュール414は、算出した情報処理装置401の緯度および経度を緯度経度情報としてキャンセル帯域判定部412に出力する。
ステップS802において、キャンセル帯域判定部412は、地デジデータテーブル422を読み出し、GPSモジュール414から入力された緯度経度情報と照らし合わせて、TV用アンテナ402が受信可能な周波数を特定する。また、キャンセル帯域判定部412は、TV用アンテナ402が受信可能な周波数以外の周波数を特定する。受信可能な周波数以外の周波数は、未使用帯域と呼ぶ。未使用帯域は、例えば、キャンセル効果テーブル421に記述された周波数の内で特定されたTV用アンテナ402が受信可能な周波数以外の周波数を未使用帯域とする。
ステップS803において、キャンセル帯域判定部412は、未使用帯域のキャンセルパラメータの設定が必要か否か判定し、キャンセルパラメータの設定が必要である場合、制御はステップS805へ進み、キャンセルパラメータの設定が必要でない場合、制御はステップS804へ進む。未使用帯域のキャンセルパラメータの設定が必要か否か判定は例えば、未使用帯域に対応するキャンセル効果テーブル421を参照して、未使用帯域に対応するキャンセル効果テーブル421にI/Q最適値が設定されているか否かで判定する。
ステップS804において、I/Q最適値設定部409は、未使用の帯域に対応するキャンセル効果テーブル421から、I/Q最適値を読み出し、I/Q最適値を位相振幅調整部410に設定する。位相振幅調整部410は、I/Q最適値を用いてノイズキャンセルを行う。地デジモジュール406は、未使用の帯域の信号を処理する。
ステップS805において、I/Q最適値設定部409は、未使用帯域の信号のノイズキャンセルに用いるI/Q値の調整が完了しているか否か判定する。I/Q値の調整が完了している場合、制御はステップS801へ戻り、I/Q値の調整が完了していない場合、制御はステップS806へ進む。
ステップS806において、受信強度監視部407、テーブル設定部408、およびI/Q最適値設定部409は、I/Q最適値の算出を行う。尚、ステップS806のI/Q最適値算出処理は、第1の実施の形態のステップS506または図4のI/Q最適値算出処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。
第4の実施の形態の情報処理装置によれば、地上波デジタル放送の信号に対するノイズキャンセルパラメータの調整を行うことができる。それにより、情報処理装置にとって最適なノイズキャンセルパラメータを得ることができ、高品質な信号を受信できる。
また、第4の実施の形態の情報処理装置によれば、受信強度情報を用いることで、通信品質情報を得ることが難しいユーザ環境においても、ノイズキャンセルパラメータの調整を行うことが出来る。
図15は、情報処理装置のハードウェア構成図である。
情報処理装置10は、上述の各実施の形態の情報処理装置101、201、301、および401の一例である。
情報処理装置10は、Central Processing Unit(CPU)11、メモリ12、Hard Disk Drive(HDD)13、GPS14、通信用アンテナ15、無線モジュール16、ANC17、ノイズ採取用アンテナ18、およびI/Q設定部19を備える。
CPU11、メモリ12、HDD13、GPS14、無線モジュール16、ANC17、およびI/Q設定部19は、バスを介して接続している。
通信用アンテナ15は、無線モジュール16に接続している。
ノイズ採取用アンテナ18は、ANC17に接続している。
CPU11は、メモリ12に格納されたプログラムを読み出して、上述のノイズキャンセルパラメータ設定処理を行う。CPU11は、受信状況判定部112、212、312、キャンセル帯域判定部412、受信強度監視部107、207、307、407、テーブル設定部108、208、308、408に対応する。
メモリ12は、上述のノイズキャンセルパラメータ設定処理で使用する各種データやノイズキャンセルパラメータ設定処理を実行させるプログラムを格納する。
HDD13は、ノイズキャンセルパラメータ設定処理で用いるテーブル、例えばキャンセル効果テーブル121、位置判定テーブル222、基地局カバーエリアテーブル322、地デジデータテーブル422等を格納する。HDD13は、記憶部105、205、305、405に対応する。
GPS14は、情報処理装置10の位置を算出する。GPS14は、位置判定部111、211、GPSモジュール314、414に対応する。
通信用アンテナ15は、無線モジュール16が処理し、他の装置からの信号の受信に用いられるアンテナである。通信用アンテナ15は、通信用アンテナ102、302、GPS用アンテナ201、TV用アンテナ402に対応する。
無線モジュール16は、設定されたチャンネル(または周波数)の信号を通信用アンテナ15を介して他の装置から受信する。無線モジュール16は、無線モジュール106、GPSモジュール206、WiMAXモジュール306、地デジモジュール406に対応する。
ANC17は、設定されたI/Q値を用いて、受信信号からノイズ信号を除去する。詳細には、ANC17は、ノイズ採取用アンテナ18で採取したノイズ信号をI/Q値を用いて調整し、調整したノイズ信号を逆相にして出力する。ANC17は、位相調整振幅部110、210、310、410に対応する。
ノイズ採取用アンテナ18は、情報処理装置10に搭載のLSI(不図示)からのノイズを受信する。ノイズ採取用アンテナ18は、ノイズ採取用アンテナ103、203、303、403に対応する。
I/Q設定部19は、ANC17で用いるI/Q値を設定する。I/Q設定部19は、I/Q最適値算出部109、209、309、409に対応する。

Claims (6)

  1. 送信装置からの第1の信号およびノイズの両方もしくは前記ノイズを受信する第1のアンテナと、
    前記ノイズを受信する第2のアンテナと、
    前記第2のアンテナで受信した前記ノイズをパラメータを用いて調整し、調整したノイズを前記第1のアンテナで受信した信号に加算して前記第1のアンテナで受信された前記ノイズをキャンセルするノイズキャンセル部と、
    前記ノイズがキャンセルされた第2の信号を処理し、前記第2の信号の受信強度を出力する無線モジュールと、
    前記第1の信号が前記第1のアンテナで受信可能か否か判定する受信状況判定部と、
    前記受信状況判定部が前記第1の信号を前記第1のアンテナで受信可能でないと判定していた期間内で前記受信強度が最小であったときに前記ノイズキャンセル部が用いていたパラメータを、前記受信状況判定部が前記第1の信号を前記第1のアンテナで受信可能であると判定したときに前記ノイズキャンセル部に設定するパラメータ設定部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記パラメータ設定部は、
    パラメータテーブルを記憶する記憶部と、
    前記受信状況判定部が前記第1の信号を前記第1のアンテナで受信可能でないと判定したとき前記パラメータと前記受信強度とを対応付けて前記パラメータテーブルに書き込むテーブル設定部と、
    前記パラメータテーブルに前記パラメータと前記受信強度が書き込まれるごとに、前記ノイズキャンセル部が用いる前記パラメータを変更するパラメータ変更部と、
    を備え、
    前記受信状況判定部が前記第1の信号を前記第1のアンテナで受信可能であると判定したとき、前記パラメータ変更部は、前記パラメータテーブルに記述された前記受信強度のうちで、最小の受信強度に対応するパラメータを前記ノイズキャンセル部に設定する
    ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 送信装置からの第1の信号およびノイズの両方もしくは前記ノイズを受信する第1のアンテナと、
    前記ノイズを受信する第2のアンテナと、
    パラメータテーブルを記憶する記憶部と、
    前記第2のアンテナで受信した前記ノイズをパラメータを用いて調整し、調整したノイズを前記第1のアンテナで受信した信号に加算して前記第1のアンテナで受信された前記ノイズをキャンセルするノイズキャンセル部と、
    前記ノイズがキャンセルされた第2の信号を処理し、前記第2の信号の受信強度を出力する無線モジュールと、
    前記第1の信号が前記第1のアンテナで受信可能か否か判定する受信状況判定部と、
    前記受信状況判定部が前記第1の信号を前記第1のアンテナで受信可能でないと判定したとき、前記パラメータと前記受信強度とを対応付けて前記パラメータテーブルに書き込む設定部と、
    前記パラメータテーブルに前記パラメータと前記受信強度が書き込まれるごとに、前記ノイズキャンセル部が用いる前記パラメータを変更するパラメータ変更部と、
    を備える情報処理装置であって、
    前記情報処理装置の位置を算出する位置算出部を更に備え、
    前記第1の信号は、グローバルポジショニングシステム(GPS)電波であり、
    前記記憶部は、無線LANのアクセスポイントの識別情報と該アクセスポイントの設置位置が記述された位置テーブルを更に格納し、
    前記位置算出部は、前記情報処理装置の周囲の前記アクセスポイントを検索し、見つかったアクセスポイントの識別情報と前記位置テーブルに基づいて、前記情報処理装置の設置位置を算出し、
    前記受信状況判定部は、算出した前記情報処理装置の設置位置に基づいて、前記GPS電波が前記第1のアンテナで受信可能か否か判定する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  4. 送信装置からの第1の信号およびノイズの両方もしくは前記ノイズを受信する第1のアンテナと、
    前記ノイズを受信する第2のアンテナと、
    パラメータテーブルを記憶する記憶部と、
    前記第2のアンテナで受信した前記ノイズをパラメータを用いて調整し、調整したノイズを前記第1のアンテナで受信した信号に加算して前記第1のアンテナで受信された前記ノイズをキャンセルするノイズキャンセル部と、
    前記ノイズがキャンセルされた第2の信号を処理し、前記第2の信号の受信強度を出力する無線モジュールと、
    前記第1の信号が前記第1のアンテナで受信可能か否か判定する受信状況判定部と、
    前記受信状況判定部が前記第1の信号を前記第1のアンテナで受信可能でないと判定したとき、前記パラメータと前記受信強度とを対応付けて前記パラメータテーブルに書き込む設定部と、
    前記パラメータテーブルに前記パラメータと前記受信強度が書き込まれるごとに、前記ノイズキャンセル部が用いる前記パラメータを変更するパラメータ変更部と、
    を備える情報処理装置であって、
    前記情報処理装置の位置を算出する位置算出部を更に備え、
    前記記憶部は、位置を示す位置情報と該位置において前記第1の信号を受信可能か否かが記述されたカバーエリアテーブルを更に格納し、
    前記受信状況判定部は、算出された前記情報処理装置の位置と前記カバーエリアテーブルに基づいて、前記第1のアンテナが前記第1の信号を受信可能か否か判定する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  5. 送信装置からの第1の信号およびノイズの両方もしくは前記ノイズを受信する第1のアンテナと、
    前記ノイズを受信する第2のアンテナと、
    パラメータテーブルを記憶する記憶部と、
    前記第2のアンテナで受信した前記ノイズをパラメータを用いて調整し、調整したノイズを前記第1のアンテナで受信した信号に加算して前記第1のアンテナで受信された前記ノイズをキャンセルするノイズキャンセル部と、
    前記ノイズがキャンセルされた第2の信号を処理し、前記第2の信号の受信強度を出力する無線モジュールと、
    前記第1の信号が前記第1のアンテナで受信可能か否か判定する受信状況判定部と、
    前記受信状況判定部が前記第1の信号を前記第1のアンテナで受信可能でないと判定したとき、前記パラメータと前記受信強度とを対応付けて前記パラメータテーブルに書き込む設定部と、
    前記パラメータテーブルに前記パラメータと前記受信強度が書き込まれるごとに、前記ノイズキャンセル部が用いる前記パラメータを変更するパラメータ変更部と、
    を備える情報処理装置であって、
    前記情報処理装置の位置を算出する位置算出部を更に備え、
    前記記憶部は、
    位置を示す位置情報と前記第1のアンテナで受信可能な信号が記述されたデータテーブルを更に格納し、
    前記パラメータテーブルは複数の信号ごとに対応付けられて格納され、
    受信状況判定部は、算出された前記情報処理装置の位置と前記データテーブルに基づいて、前記第1のアンテナが受信可能な信号を特定し、前記複数の信号の内、特定した前記第1のアンテナが受信可能な信号以外の信号を前記第1のアンテナが受信していない信号と判定する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  6. 送信装置からの第1の信号およびノイズの両方もしくは前記ノイズを受信する第1のアンテナと、
    前記ノイズを受信する第2のアンテナと、
    を有するコンピュータに、
    前記第2のアンテナで受信した前記ノイズをパラメータを用いて調整し、調整したノイズを前記第1のアンテナで受信した信号に加算して前記第1のアンテナで受信された前記ノイズをキャンセルし、
    前記第1の信号が前記第1のアンテナで受信可能か否か判定し、
    前記第1の信号が前記第1のアンテナで受信可能でないと判定していた期間内で前記ノイズのキャンセル後の信号である第2の信号の受信強度が最小であったときに前記ノイズのキャンセルに用いていたパラメータを、前記第1の信号が前記第1のアンテナで受信可能であると判定したときに、前記ノイズのキャンセルに用いる、
    処理を実行させるノイズキャンセルパラメータ設定プログラム。
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