JP5685797B2 - スケジュール管理システム及びスケジュール管理プログラム - Google Patents
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Description
これらのデジタル機器によるスケジュール管理システムでは、実行すべきタスクと、その期限又は実行する日時をユーザが入力することで、一日のスケジュール一覧を表示させたときにはそのタスクの期限順にタスクが並び替えられる(例えば、特許文献1参照)。
また、手帳とは異なり、特定の項目を拡大表示する等できるので、重要な項目が目立ち見落としを防ぐことができる。
また、タスク一覧を表示するデジタル機器の表示画面自体は手帳と同様にスペースが限られているが、タスク一覧画面とは異なる画面、例えば詳細情報を表示する画面に遷移することができるので、手帳に記入するよりも多くの情報を入力及び確認可能である。
すなわち、長期目標は日々のタスクとは異なり、ある特定の日にその長期目標を実現させるための努力を行わなくても、とりあえずその日や次の日にはユーザは困らないので、いくらでもその努力を後回しにできてしまう。その結果、ユーザは自分で設定した長期目標をなかなか実現することができない。
また、区別して表示した中間目標を期限順に並び替えるとともに、期限順に並んだ中間目標の表示の次に、区別して表示したタスクを期限順に並び替えるので、ユーザはその日に行わなくてはならないタスクよりも先に中間目標を確認することになる。よって、ユーザはその中間目標に係る長期目標を意識することが多くなるので、長期目標を実現可能にするための更なる中間目標を設定し易い。このように実行し易い小さな中間目標が増え、それらを確実にこなしていくことで長期目標を実現し易くなる。
また、区別して表示した中間目標を期限順に並び替えるとともに、期限順に並んだ中間目標の表示の次に、区別して表示したタスクを期限順に並び替えるので、ユーザはその日に行わなくてはならないタスクよりも先に中間目標を確認することになる。よって、ユーザはその中間目標に係る長期目標を意識することが多くなるので、長期目標を実現可能にするための更なる中間目標を設定し易い。このように実行し易い小さな中間目標が増え、それらを確実にこなしていくことで長期目標を実現し易くなる。
長期目標に係る中間目標をタスクとは区別して表示させるとともに、中間目標を期限順に並べた次にタスクを期限順で並べる点は、上述した特許文献1には全く記載されていない。
このスケジュール管理プログラムはスマートフォン10用のアプリケーションであって、スケジュール管理システム10とはそのアプリケーションがインストールされたスマートフォン10である。
そして、このスケジュール管理プログラムは日々のタスクとともに長期目標も管理可能なものである。さらに、中間目標もまとめて管理可能である。
仕事に関するタスクとしては、例えば、「会議」、「文書作成」、「接客」、「営業回り」、「出張」等がある。一方、プライベートに関するタスクとしては、例えば、「資源ゴミを出す」、「習い事に行く」、「買い物に行く」、「レンタルDVDを返却する」、「子供を幼稚園まで送る」等がある。
さらに、長期目標には、仕事に関することだけでなくプライベートに関することも含まれるので、長期目標は複数あってもよい。
仕事に関する長期目標としては、例えば「店長になる」、「販売ノルマを達成する」、「年収○○○万円になる」、「独立開業する」等がある。一方、プライベートに関する長期目標としては、例えば「結婚する」、「マイホームを建てる」、「良い父親になる」、「世界一周旅行に行く」等がある。
なお、タスク、長期目標ともに仕事に関する事項とプライベートに関する事項を分ける必要はなく、タスクや長期目標を説明するためにそれぞれ分けて例示しただけである。
中間目標としては、例えば「販売ノルマの達成」という長期目標に対して「接客を行う」、「積極的に営業回りを行う」等があり、「店長になる」という長期目標に対して「資格試験を受験する」、「資格の予備校に通う」等がある。
ここで、長期目標の設定時に全ての中間目標が設定・入力されるわけではなく、ユーザは既に設定した中間目標をこなしながら適宜新しい中間目標を設定していく。
スマートフォン10は、制御部11、タッチパネル12、記憶部13を備える。
制御部11は、記憶部13に記憶された制御プログラムに従ってシステム全体を制御するものであり、CPU等からなる。
また、記憶部13には、タッチパネル12から入力されたタスクや長期目標等がそれらの期限と関連付けて記憶される。
まず、スマートフォン10の電源を入れた後、システムの初期化を行う(ステップS101(以下、「ステップ」という語を省略する))。初期化には、前回スマートフォン10の電源が落とされるときまでに記憶部13に記憶されたタスク等の読出し及び表示等が含まれる。
長期目標が入力された場合には、制御部11は入力された長期目標を長期目標の期限と関連付けて記憶部13に記憶させる(S103)。
このとき、長期目標の期限が設定されていなくてもよく、期限未設定の長期目標に対して後から期限が設定されてもよい。期限が設定された段階で長期目標とその期限が関連付けられる。
長期目標は画面の上から期限順に並んでいる。達成してユーザによりチェックされた長期目標(ここでは「副店長になる」)は一番下において背景がグレーで表示され、未達成の長期目標とは区別して表示されている。
中間目標やタスクが入力された場合には、制御部11は入力された中間目標を中間目標の期限と関連付けて記憶部13に記憶させ、また入力されたタスクをタスクの期限と関連付けて記憶部13に記憶させる(S105)。
つまり、本システムでは長期目標、中間目標、及びタスクのユーザからの入力を並列的に待っている。
次に、制御部11は、中間目標及びタスクをそれぞれの期限までの残り時間に対応させて(S107)、さらに中間目標及びタスクをそれぞれ少なくとも二種類に区別して表示させる(S108)。
本実施形態においては、期限当日と前日の中間目標及びタスクの項目は、それまでの中間目標及びタスクの項目とは表示を変えている。
そして、S102に戻って長期目標等の入力を待つ。
すなわち、期限当日又は前日の中間目標には「■」の印(アイコン)が、期限まで二日以上ある中間目標には「□」の印が、期限当日又は前日のタスクには「◆」の印が、期限まで二日以上あるタスクには「◇」の印が、それぞれ付され、合計四種類に分類される。
また、中間目標及びタスクは、それらの期限とともに表示されている。
また、実行済みでユーザにチェックされた項目は背景がグレーに変更され(ここでは「会議」)、実行されていない項目とは区別されている。
また、中間目標やタスクの各項目をタップすることで、他の画面(例えば詳細情報画面)に遷移することができる。
この画面は中間目標及びタスクの一覧の画面(図4)と連動している。つまり、「■」及び「◆」のうち、期限当日のものがピックアップされている。図5の画面において、「接客」及び「予備校」には「■」の印が付されているとなおよい。
ここでは、一日のスケジュールの一覧を表示させたが、週間スケジュールや月間スケジュールを同様に表示させることもできる。
この画面においては、期限当日又は前日の中間目標には「■」の印とともに「重要で緊急」の記載が、期限まで二日以上ある中間目標には「□」の印とともに「重要だが緊急ではない」の記載が、期限当日又は前日のタスクには「◆」の印とともに「緊急だが重要ではない」の記載が、期限まで二日以上あるタスクには「◇」の印とともに「緊急でも重要でもない」の記載が、それぞれなされている。
この「重要で緊急」等の記載の代わりに、「中間目標(緊急)」等の記載であってもよい。
そして、期限までに実行できなかった項目には「×」の印とともに「期限切れ」の記載がなされている。
また、区別して表示した中間目標を期限順に並び替えるとともに、期限順に並んだ中間目標の表示の次に、区別して表示したタスクを期限順に並び替えるので、ユーザはその日に行わなくてはならないタスクよりも先に中間目標を確認することになる。よって、ユーザはその中間目標に係る長期目標を意識することが多くなるので、長期目標を実現可能にするための更なる中間目標を設定し易い。このように実行し易い小さな中間目標が増え、それらを確実にこなしていくことで長期目標を実現し易くなる。
これにより、例えばレンタルDVDの返却忘れや銀行口座が残高不足のためにクレジットカード利用料の引き落としができない等の、経済的不利益や社会的信用の失墜が拡大することを防止できる。
また、中間目標及びタスクをそれらの期限とともに表示させたが、これに限られるものではない。
また、クラウドサーバ上のスケジュール帳と当該システムが同期されることで、タスク等の入力としてもよい。
11 制御部(タスク受付手段,長期目標受付手段,中間目標受付手段,区別表示手段,タスクソート手段,中間目標優先ソート手段,期限優先ソート手段,完了表示手段)
12 タッチパネル(タスク受付手段,長期目標受付手段,中間目標受付手段)
13 記憶部(タスク記憶手段,長期目標記憶手段,中間目標記憶手段)
Claims (6)
- 実行すべき日々のタスクと前記タスクの期限の入力を受け付けるタスク受付手段と、
入力された前記タスクを前記タスクの期限と関連付けて記憶するタスク記憶手段と、
前記タスクの期限順に前記タスクを並び替えるタスクソート手段を備えるスケジュール管理システムにおいて、
容易には実現できない目標である長期目標と前記長期目標の期限の入力を受け付ける長期目標受付手段と、
入力された前記長期目標を前記長期目標の期限と関連付けて記憶する長期目標記憶手段と、
前記長期目標の期限までに前記長期目標を実現可能にするために設定される中間目標と前記中間目標の期限の入力を受け付ける中間目標受付手段と、
入力された前記中間目標を前記中間目標の期限と関連付けて記憶する中間目標記憶手段と、
前記中間目標を前記タスクとは区別して表示させるとともに、前記中間目標及び前記タスクをそれぞれの期限までの残り時間に対応させてさらに前記中間目標及び前記タスクをそれぞれ少なくとも二種類以上に区別して表示させる区別表示手段と、
区別して表示した前記中間目標を期限順に並び替えるとともに、期限順に並んだ前記中間目標の表示の次に、区別して表示した前記タスクを期限順に並び替える中間目標優先ソート手段を備えることを特徴とするスケジュール管理システム。 - 区別して表示した前記中間目標及び前記タスクを混在させてそれらの期限順に並び替える期限優先ソート手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のスケジュール管理システム。
- 前記中間目標及び前記タスクをそれらの期限とともに表示させることを特徴とする請求項1又は2に記載のスケジュール管理システム。
- 前記中間目標及び前記タスクのうち完了した項目の数又は割合を表示させる完了表示手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一つに記載のスケジュール管理システム。
- 前記中間目標及び前記タスクのうち完了した項目又は期限までに完了していない項目をさらに区別して表示させることを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか一つに記載のスケジュール管理システム。
- 実行すべき日々のタスクと容易には実現できない目標である長期目標とをまとめて管理するスケジュール管理プログラムにおいて、
前記タスクと前記タスクの期限の入力を受け付けるタスク受付ステップと、
入力された前記タスクを前記タスクの期限と関連付けて記憶するタスク記憶ステップと、
前記長期目標と前記長期目標の期限の入力を受け付ける長期目標受付ステップと、
入力された前記長期目標を前記長期目標の期限と関連付けて記憶する長期目標記憶ステップと、
前記長期目標の期限までに前記長期目標を実現可能にするために設定される中間目標と前記中間目標の期限の入力を受け付ける中間目標受付ステップと、
入力された前記中間目標を前記中間目標の期限と関連付けて記憶する中間目標記憶ステップと、
前記中間目標を前記タスクとは区別して表示させるとともに、前記中間目標及び前記タスクをそれぞれの期限までの残り時間に対応させてさらに前記中間目標及び前記タスクをそれぞれ少なくとも二種類以上に区別して表示させる区別表示ステップと、
区別して表示した前記中間目標を期限順に並び替えるとともに、期限順に並んだ前記中間目標の表示の次に、区別して表示した前記タスクを期限順に並び替える中間目標優先ソートステップを備えることを特徴とするスケジュール管理プログラム。
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