JP5685573B2 - 通信システム - Google Patents

通信システム Download PDF

Info

Publication number
JP5685573B2
JP5685573B2 JP2012251348A JP2012251348A JP5685573B2 JP 5685573 B2 JP5685573 B2 JP 5685573B2 JP 2012251348 A JP2012251348 A JP 2012251348A JP 2012251348 A JP2012251348 A JP 2012251348A JP 5685573 B2 JP5685573 B2 JP 5685573B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication
power supply
frequency
slave
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012251348A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014099802A (ja
Inventor
弘和 大薮
弘和 大薮
石原 秀昭
秀昭 石原
高岡 彰
彰 高岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Soken Inc
Original Assignee
Denso Corp
Nippon Soken Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp, Nippon Soken Inc filed Critical Denso Corp
Priority to JP2012251348A priority Critical patent/JP5685573B2/ja
Priority to US14/078,681 priority patent/US20140136742A1/en
Publication of JP2014099802A publication Critical patent/JP2014099802A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5685573B2 publication Critical patent/JP5685573B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F13/00Interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
    • G06F13/14Handling requests for interconnection or transfer
    • G06F13/36Handling requests for interconnection or transfer for access to common bus or bus system
    • G06F13/362Handling requests for interconnection or transfer for access to common bus or bus system with centralised access control
    • G06F13/364Handling requests for interconnection or transfer for access to common bus or bus system with centralised access control using independent requests or grants, e.g. using separated request and grant lines
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D10/00Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Description

本発明は、マスタ装置とスレーブ装置とがバス状の伝送路を介して通信を行う通信システムに関する。
従来、共通の伝送路を介して複数の装置が通信を行う通信システムとして、配線数を抑えるために、通信のための信号(データ)の送受信と電力の供給とを同一のバス状の伝送路を介して行うものが知られている。また、この種の通信システムとして、給電線を介した通信や給電を、給電線とは非接触の状態で実現するものも知られている(例えば、特許文献1等参照)。
この特許文献1に開示された通信システムは、天井に架設されたレールに沿って走行する搬送装置に適用されたものであり、搬送装置に対して交流電力を供給するための給電線がレールに沿って配線されていると共に、搬送装置には、給電線に対向させてアンテナが取り付けられている。これにより、搬送装置は、給電線を介した給電や通信を、アンテナを介して、給電線とは非接触の状態で実現している。
特開平10−84303号公報
ところで、上記特許文献1に開示された通信システムでは、全ての搬送装置が常時給電を受ける構成となっている。つまり、状況に応じて一部の搬送装置だけを作動させたい場合でも、全ての搬送装置に電力が供給されてしまうため、余分な電力を消費してしまうという問題があった。特に、このような通信システムを、バッテリを電源とする車載通信システム等に適用した場合、長時間動作を可能とするためには、可能な限り無駄な電力消費を抑制することが望まれている。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたもので、バス状の伝送路を介して複数の装置が通信を行う通信システムにおいて、消費電力を低減することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた本発明の通信システムでは、マスタ装置と複数のスレーブ装置とがバス状の伝送路を介して通信を行う様に構成されている。
マスタ装置では、給電手段が、複数種類の特定周波数のうちいずれか一つを選択し、選択された特定周波数を有する給電信号を伝送路に出力する。但し、各特定周波数は、それぞれが一つ以上のスレーブ装置に対応づけられている。また、マスタ通信手段が、予め設定された通信周波数を有する通信信号を使用して、伝送路を介してスレーブ装置と通信を行う。但し、マスタ通信手段が通信対象とするスレーブ装置を通信対象装置と呼ぶものとし、給電周波数設定手段が、給電手段によって選択される周波数を、通信対象装置に対応づけられた特定周波数に設定する。
一方、スレーブ装置では、自スレーブ装置に対応付けられた特定周波数を設定周波数として、給電信号入力手段が、設定周波数を有する給電信号を非接触で伝送路から取り込み、取り込まれた信号に基づいて電源手段がスレーブ通信手段に給電を行う。
電源手段からの給電を受けたスレーブ通信手段は、通信信号入出力手段を介し伝送路との間で、非接触で入出力される通信信号を使用してマスタ装置との通信を行う。
この様に構成された本発明の通信システムでは、マスタ装置から供給される給電信号の周波数が設定周波数と一致するスレーブ装置のみ有効な給電が行われ、スレーブ通信手段が作動する。
従って、本発明の通信システムによれば、通信対象装置以外のスレーブ装置に無駄な給電が行われることを抑制できるため、結果として、通信システム全体の消費電力を抑制することができる。
また、本発明の通信システムによれば、伝送路に対して非接触にスレーブ装置を結合させている為、伝送路とスレーブ装置とをコネクタレスで配置することができる。これにより、通信システムの信頼性を向上させることができると共に、伝送路に対するスレーブ装置の配置の自由度を高めることができる。
第1実施形態の通信システムのブロック図である。 コマンドフレームの構成を示す説明図である。 マスタ装置及びスレーブ装置の構成と接続を示すブロック図である。 マスタ通信処理のフローチャートである。 マスタ装置にて生成される信号を示す説明図であり、(a)はコマンドフレームを示す説明図であり、(b)は給電信号を示す説明図であり、(c)は給電信号及びコマンドフレームで給電信号を変調した通信信号を示す説明図である。 結合回路部における給電信号の伝達効率を示す説明図である。 マスタ装置がスレーブ装置30aと通信を実行し、続いてスレーブ装置30bと通信を実行する場合の、各スレーブ装置の作動を示す説明図である。 第2実施形態の通信システムのブロック図である。 結合回路部のブロック図である。 結合回路部における給電信号の伝達効率を示す説明図である。 マスタ装置がスレーブ装置31aの設定周波数を第1特定周波数から第2特定周波数に変更する場合の、各スレーブ装置の作動を示す説明図である。 第3実施形態の通信システムのブロック図である。 結合回路部での通信信号の伝達効率を示す説明図である。 第4実施形態の通信システムの結合回路部の構成を示す説明図である。 第4実施形態の通信システムにおける、給電信号及び通信用信号の伝達効率を示す説明図である。 他の実施形態の結合部の構成を示す説明図である。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
[第1実施形態]
<全体構成>
図1に示す本実施形態の通信システム1は、バス状の伝送路10と、伝送路10に接続されたマスタ装置20と、伝送路10を介してマスタ装置20から給電を受けて動作すると共に、マスタ装置20との通信を行う複数のスレーブ装置30(30a、30b、30c、・・・)とを備える。
また、各スレーブ装置30(30a、30b、30c、・・・)には、それぞれ予め割り当てられた機能を実現するための各種機器(以下、「関連機器」という)40(40a、40b、40c、・・・)が接続される。
そして、スレーブ装置30は、マスタ装置20からの指令に従って、関連機器40がアクチュエータである場合には該アクチュエータを動作させたり、関連機器40がセンサである場合には該センサから情報を取得したりする。また、スレーブ装置30は、マスタ装置20からの指令に対する応答として、関連機器4の動作状態や関連機器4から取得した情報をマスタ装置20に送信する。
つまり、通信システム1は、マスタ装置20が通信対象となるスレーブ装置30を指定した通信フレームを伝送路10に送信すると、通信対象となるスレーブ装置30が伝送路10から受け取った通信フレームの内容に従って応答を返すという、周知のマスタ/スレーブ方式の通信プロトコルに従って通信を行う。
以下では、マスタ装置20からスレーブ装置30に送信される通信フレームをコマンドフレームといい、スレーブ装置30からマスタ装置20に送信される通信フレームをレスポンスフレームという。
図2に示す様に、コマンドフレームは、プリアンブル部、アドレス部、及びデータ部から成る。
先頭に位置するプリアンブル部は、「1」及び「0」を予め定めた期間繰り返すデータ列を設定する部分である。マスタ装置20及び各スレーブ装置30は、内部でプログラム処理等を行うために個々にシステムクロックを発生させており、このシステムクロックを用いて伝送路10上の信号(伝送符号)に同期した通信制御用のクロックを生成する。プリアンブル部は、伝送路10上の信号に通信制御用のクロックを同期させるために使われる。
プリアンブル部の後に続くアドレス部は、コマンドフレームの送信先となるスレーブ装置30のアドレスを設定する部分である。
アドレス部の後に続くデータ部は、関連機器40の状態を変化させる制御指令等、スレーブ装置30に対する各種指令(コマンド)が含まれる。
レスポンスフレームは、コマンドフレームと同一の構成である。但し、レスポンスフレームでは、アドレス部にレスポンスフレームの送信元であるスレーブ装置30のアドレスが設定される。また、データ部には、スレーブ装置30が関連機器40から取得した情報等、マスタ装置20に送信するデータが設定される。
<伝送路>
伝送路10は、図3に示す様に、2線式のツイストペアケーブルで構成され、ケーブルの一端はマスタ装置20に接続され、他端は所望のインピーダンスで接続されている。
なお、伝送路10は該伝送路10を介して通信を行うスレーブ装置30を接続する位置に、結合部11(11a、11b、11c、・・・)を備える。結合部11は予め設定された向きの磁界が効率良く発生する形状にケーブルを変形させることで構成される。具体的には、ツイストペアに縒られたケーブルの縒りが解かれたリング状の部位を、結合部11として使用する。ここで、結合部11となるリング状部位に囲まれた空間では、該空間を通過する磁束の向きが同一方向を向くことになる。
伝送路10を使用した通信及び給電では、予め設定された複数種類の周波数(以下「特定周波数」という)が使用される。特に、伝送路10での通信フレームの伝送には、選択された特定周波数の信号を搬送波としてオンオフキーイング(OOK)で変調した信号が使用される。
また、各スレーブ装置30には、マスタ装置20との間の通信及び給電に使用する周波数として、複数種類の内いずれか一つの特定周波数が予め割り当てられている。
以下では、簡単のため、通信システム1は、マスタ装置20と3つのスレーブ装置30とが通信を行う様に構成されているものとして説明を行う。また、個々のスレーブ装置30を区別する場合はスレーブ装置30a、30b、30cの様に記載し、各スレーブ装置30に予め割り当てられた特定周波数(ここでは3種類)をいう場合は、順に、特定周波数fa、fb、fcの様に記載する(fa<fb<fc)。
<マスタ装置>
マスタ装置20は、図3に示す様に、伝送路10に接続され、整合部設定信号MSの指示に従って伝送路10に対する入出力インピーダンスが変化する整合部22と、交流設定信号CAの指示に従って給電信号ASを出力する交流生成部23と、を備える。
また、マスタ装置20は、送信データ(コマンドフレームFC)の入力が無い場合、給電信号ASをそのまま整合部22に出力し、送信データの入力がある場合、給電信号ASを搬送波として送信データに従って変調した信号を整合部22に出力し、整合部22を介して入力された信号から受信データ(レスポンスフレームFR)を復調する変復調部25を備える。
さらにまた、マスタ装置20は、通信対象となるスレーブ装置30に応じて、整合部設定信号MSや交流設定信号CAを生成する処理、送信データ(コマンドフレームFC)を生成して変復調部25に出力する処理、及び変復調部25にて復調された受信データ(レスポンスフレームFR)の内容に従った処理、等を実行するマスタ制御部26を備える。
交流生成部23は、交流設定信号CAの指示に従って、特定周波数の中から選択された一つの周波数を有する交流信号(「給電信号」という)ASを、指示された期間(「交流出力期間」という)出力する様に構成される。但し、交流出力期間は、コマンドフレームFCの送信に要する時間を通信時間とし、スレーブ装置30がコマンドフレームFCの受信を開始してからレスポンスフレームFRの送信を終了するまでに消費する電力を給電信号ASによって供給するのに要する時間を給電時間として、少なくとも給電時間に通信時間を加えた長さに設定される(図5参照)。この交流出力期間は、固定長であってもよいし、通信対象となるスレーブ装置30毎に異なった長さであってもよい。
整合部22は、伝送路10との間で給電信号ASのエネルギーの伝達損失が極力少なくなる様に、整合部設定信号MSに従って、給電信号ASの周波数に従って、入出力インピーダンスを変化させる構成を有する。
変復調部25では、変調方式として、データが「1」の場合に搬送波をそのまま出力し、データが「0」の場合に搬送波の出力を停止する、いわゆるオンオフキーイングが用いられている。
マスタ制御部26は、CPUを中心とするマイクロコンピュータ(以下、マイコンという)に加えて、スレーブ装置30との通信を制御する通信コントローラ、コマンドフレームFCのデータが書き込まれる送信バッファ、及びレスポンスフレームFRのデータが書き込まれる受信バッファを少なくとも有する。また、マイコンを構成する不揮発性のメモリには、各スレーブ装置30と特定周波数との対応関係を示す周波数対応テーブルが記憶されている。
マスタ制御部26は、マスタ通信処理、送信データ設定処理、及び受信データ対応処理を少なくとも実行する。マスタ通信処理は、送信バッファからのデータの読み出し及び受信バッファへのデータの書き込み等によりスレーブ装置30との通信を行う通信コントローラを制御する。送信データ設定処理は、スレーブ装置30にマスタ通信処理によって送信するコマンドフレームFCに設定するデータを生成する。受信データ対応処理は、スレーブ装置30から受信したレスポンスフレームFRに設定されたデータの内容に従って各種制御を行う。
<<マスタ通信処理>>
以下、マスタ制御部26のマイコンが実行するマスタ通信処理の内容を、図4に示すフローチャートに基づいて説明する。
マスタ通信処理は、マスタ装置20に電源が投入され、初期化等が実行されることにより、伝送路10の使用が可能になると、予め設定された周期で繰り返し起動する。
本処理が起動すると、予め設定されたスケジュールに従って順番に通信対象となるスレーブ装置30を選択し(S110)、選択したスレーブ装置(以下「通信対象装置」という)30へ送信するコマンドフレームFC(図5(a)参照)を、送信データ設定処理により得られたデータを使用して生成し、送信バッファに書き込む(S120)。
次に、通信対象装置30に対応づけられた特定周波数に応じた整合部設定信号MS及び交流設定信号CAを出力する(S130)。
これにより、交流生成部23からは、通信対象装置30に対応付けられた特定周波数を有する給電信号AS(図5(b)参照)の出力が開始されると共に、整合部22の入出力インピーダンスは、その特定周波数に適した大きさに設定される。このとき、コマンドフレームFCの送信は未だ開始されていないため、変復調部25からは無変調の給電信号ASが出力され、この無変調の給電信号ASが整合部22を介して伝送路10に出力される(図5(c)の「給電時間」の図参照)。
次に、給電信号ASの出力を開始してから給電時間を経過するまで待機し(S140)、給電時間を経過すると、通信コントローラに送信バッファに書き込まれた送信データ(コマンドフレームFC)の送信を開始させる(S150)。
これにより、変復調部25からは、送信データによって変調された給電信号ASが出力され、この変調された給電信号ASが整合部22を介して伝送路10に出力される(図5(c)の「通信時間」の図参照)。
その後、レスポンスフレームFRが受信されるまで待機し(S160)、レスポンスフレームFRを受信すると、受信バッファに書き込まれているレスポンスフレームFRを処理させるために、別処理である受信データ対応処理を起動して(S170)、本処理を終了する。
<スレーブ装置>
図3に戻り、スレーブ装置30は、伝送路10とは非接触で給電信号ASや通信信号を入出力する結合回路部50と、結合回路部50を介してマスタ装置20との通信(コマンドフレームFCの受信/レスポンスフレームFRの送信)を実行するスレーブ通信実行部80と、結合回路部50を介して取り込んだ信号に基づき、スレーブ通信実行部80に対する給電を行う電源部70と、を備える。また、スレーブ装置30は、結合回路部50を介して伝送路10から取り込んだ信号を、スレーブ通信実行部80及び電源部70に分配し、スレーブ通信実行部80から供給される信号を、結合回路部50を介して伝送路10に出力する重畳分離部60とを備える。
なお、結合回路部50及び重畳分離部60は受動素子によって構成され、電源部70からの給電の有無に関わらず作動し、一方、スレーブ通信実行部80は能動素子を含んで構成され、電源部70からの給電がある間だけ作動する。
結合回路部50は、共振回路を構成するコイルL1及びコンデンサC1を有する。コイルL1は、渦巻き状に形成されており、伝送路10の結合部11において縒りが解かれたケーブル同士の間に挟まる様に配置されている。
つまり、結合部11のケーブル(コイル)とコイルL1との間で磁束を媒体として非接触電力伝送が行われる様に(相互に電磁誘導が生じる様に)、伝送路10とスレーブ装置30とが配置されている。このような電磁誘導を利用した非接触電力伝送は周知の技術であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
なお、結合回路部50の共振周波数を、以下では設定周波数と呼ぶものとする。設定周波数は、マスタ装置20が設定可能な複数種類の特定周波数の内のいずれか一つとなる様に、スレーブ装置30毎に予め設定されている。
電源部70は、重畳分離部60を介して(伝送路10から)入力された信号を整流し平滑化する平滑化回路と、平滑化回路の出力を、スレーブ通信実行部80を駆動するために必要な一定の電圧(以下、「第1駆動電圧」という)Vdにして出力する定電圧出力回路とからなる周知の電源回路として構成される。
なお、平滑化回路を構成するコンデンサは、給電信号ASによって供給され電力を蓄積する充電回路としても作用する。
そして、電源部70の出力電圧VDDは、電源部70に蓄積されている蓄積電力が、スレーブ通信実行部80での消費電力を越えている間は、第1駆動電圧Vdに維持され、電源部70に蓄積されている蓄積電力が消費電力を下回ると、出力電圧VDDは略0Vとなる。
つまり、電源部70は、給電信号ASによる給電が途絶えた場合でも、電源部70に蓄積された蓄積電力によって、ある程度の期間は、スレーブ通信実行部80への給電を継続することができる様に構成されている。
具体的には、電源部70は、設定周波数の給電信号ASを、給電時間だけ受信すると、少なくともスレーブ通信実行部80がコマンドフレームFCを受信してこれに対する応答としてレスポンスフレームFRを送信するまでの一連の処理を実行する時間(以下、「スレーブ通信処理時間」という)は、第1駆動電圧Vdを維持することができる様に構成されている。
ここで、結合回路部50の特性と、第1駆動電圧Vdとの関係を、図6を用いて説明する。
結合回路部50の特性、即ち、給電信号ASの周波数と結合回路部50での給電信号(電力)ASの伝達効率との関係は、図6に示す様に、設定周波数(設定された特定周波数)でピークとなり、設定周波数から離れるほど低下する。つまり、設定周波数とは異なる給電信号ASが伝送路10上に出力されている時に、伝送路10からスレーブ装置30への給電は、完全に無くなるわけではなく、低効率であるが維持される。
ここで、スレーブ装置30は、結合回路部50での伝達効率がα以上である場合に、電源部70が第1駆動電圧Vdを維持できる様に構成されているとする。
この場合、設定周波数とは異なる給電信号ASが伝送路10に出力されているときの伝達効率γがγ<αとなる様に、結合回路部50の定数や特定周波数の間隔が設定される。
これにより、設定周波数の給電信号ASが伝送路10に出力されたときだけ、第1駆動電圧Vdを維持すること、即ち、スレーブ通信実行部80を作動させることができる。
なお、スレーブ装置30は、結合回路部50の共振回路がパッシブ部品で構成されているため、給電信号ASによる電力供給が無い場合にも、割り当てられた設定周波数が常に保持される。
スレーブ通信実行部80は、発振器83、変復調部81及びスレーブ制御部91を備えている。発振器83は、予め定められた周波数の交流信号を生成する。生成された交流信号は、変復調部81に供給され、変調及び復調を行うときの搬送波として用いられる。ここでは、搬送波の周波数を割り当てられた設定周波数に一致させている。すなわち、変調及び復調を行うときの搬送波は、電力供給がなされる給電信号ASと同じ周波数に設定される。
変復調部81は、重畳分離部60から供給される通信信号を復調して受信データ(コマンドフレームFC)を生成しスレーブ制御部91に供給する復調部、スレーブ制御部91から供給される送信データ(レスポンスフレームFR)により設定周波数の信号を変調(オンオフキーイング)して通信信号を生成し重畳分離部60に供給する変調部等を備えている。
スレーブ制御部91は、マスタ制御部26と同様に、CPUを中心とするマイクロコンピュータに加えて、通信コントローラ、受信バッファ、送信バッファ等を有する。
そして、スレーブ制御部91では、受信したコマンドフレームFCに対する応答としてレスポンスフレームFRを送信する応答処理や、コマンドフレームFCの内容に従った各種処理を実行する。これらの処理は、本発明の主要部とは関連が低いため、ここではその詳細についての説明は省略する。
以下では、電源部70が第1駆動電圧Vdを維持した給電を行っているスレーブ装置30の状態を起動状態、電源部70が第1駆動電圧Vdを維持した給電を行うことができないスレーブ装置30の状態を停止状態という。
<作動>
上記の様に構成された通信システム1の作動を図7に基づいて説明する。
マスタ装置20は、特定周波数faの給電信号ASを伝送路10に出力し(時刻t1)、続いて、スレーブ装置30aのアドレスを設定したコマンドフレームFC(特定周波数faの給電信号ASを搬送波として変調した信号)を伝送路10に送信する。
ここで、設定周波数が特定周波数faに設定されているスレーブ装置30aが起動状態となり(時刻t2)、一連のスレーブ通信処理を実行する(時刻t2〜時刻t5)。マスタ装置20は、伝送路10より受信した信号から、スレーブ装置30aが生成したレスポンスフレームFRを復調し、レスポンスフレームFRの内容に従った処理を実行し、一連の作動を終了する(時刻t4〜t6)。
この間(時刻t1〜t6)、設定周波数が特定周波数fa以外に設定されているスレーブ装置30b及び30cは、いずれも停止状態となっている。
また、スレーブ装置30aも、時刻t6以降は、特定周波数faの給電信号ASが伝送路10に現れず、伝送路10を介したスレーブ装置30aへの給電がストップするため、スレーブ装置30aの電源部70は、第1駆動電圧Vdを維持できなくなって停止状態となる。
次に、マスタ装置20は、特定周波数fbの給電信号ASを伝送路10に出力し(時刻t7)、続いて、スレーブ装置30bのアドレスを設定したコマンドフレームFC(特定周波数fbの給電信号ASを搬送波として変調した信号)を伝送路10に送信する(時刻t7〜t9)。
すると、今度は、設定周波数が特定周波数fbに設定されているスレーブ装置30bが起動状態となり(時刻t8)、一連のスレーブ通信処理を実行する。
以下、特定周波数faがfbになり、スレーブ装置30bとスレーブ装置30aとが入れ替わるだけで、時刻t1〜t6で説明したものと同様の動作が行われる。つまり、マスタ装置20の通信対象であるスレーブ装置30bだけが起動状態となり、他のスレーブ装置30a、30cは停止状態となる。
この様に、通信システム1では、マスタ装置20が、出力する給電信号ASの周波数を変化させることによって、各スレーブ装置30の起動及び停止を制御する。
<第1実施形態の効果>
以上説明した様に、本実施形態の通信システム1では、マスタ装置20は、スレーブ装置30との通信を行う際に、通信対象となるスレーブ装置30の設定周波数に一致した周波数を有する給電信号ASを給電時間だけ出力した後、通信を開始する様に構成されている。
従って、通信システム1によれば、通信対象のスレーブ装置30とは設定周波数が異なるスレーブ装置30、即ち、通信対象ではないスレーブ装置30への電力供給が抑制されるため、通信システム1全体の消費電力を抑制することができる。
また、通信システム1によれば、伝送路10に対して非接触にスレーブ装置30を結合させているため、伝送路10とスレーブ装置30とをコネクタレスで配置することができる。これにより、スレーブ装置30の防水性を向上させることができると共に、伝送路10に対するスレーブ装置30の配置の自由度を高めることができる。
さらにまた、通信システム1によれば、給電信号ASを搬送波として使用しており、結合回路部50が後述する給電用結合回路と通信用結合回路とを兼ねているため、マスタ装置20及びスレーブ装置30の構成を簡略化することができる。結果として、各装置の小型化及び通信システム全体の小型化を図ることができる。
<請求項との対応>
本実施形態において、交流生成部23が特許請求の範囲の「給電手段」に相当し、変復調部25及びマスタ制御部26を備えるマスタ通信実行部24が特許請求の範囲の「マスタ通信手段」に相当し、マスタ通信処理のS130が特許請求の範囲の「給電周波数設定手段」としての処理に相当する。
また、結合回路部50が特許請求の範囲の「給電信号入出力手段」及び「通信信号入出力手段」に相当し、スレーブ通信実行部80が特許請求の範囲の「スレーブ通信手段」に相当し、電源部70が特許請求の範囲の「電源手段」に相当し、第1駆動電圧Vdが特許請求の範囲の「第1閾値」に相当する。
<変形例>
上記第1実施形態の通信システム1では、1つのスレーブ装置30に1つの特定周波数が割り当てられていたが、例えば、各スレーブ装置30を、1もしくは複数のスレーブ装置30からなる複数のグループに分け、該グループ毎に特定周波数を割り当てる様に通信システム1を構成してもよい。つまり、マスタ装置20から出力する給電信号の周波数を切り替えることによって、起動するグループが切り替わる様に通信システム1を構成してもよい。
具体的には、マスタ装置20の周波数対応テーブルの内容を、上記実施形態の様に1つのスレーブ装置30に対して1つの特定周波数を対応づけるのではなく、1もしくは複数のスレーブ装置30に対して1つの特定周波数を対応づける様に変更する。また、各スレーブ装置30において、結合回路部50の設定周波数、及び発振器83から出力される交流信号(搬送波)の周波数を、この周波数テーブルに対応づけられた特定周波数となる様に設定する。
これにより、例えば、マスタ装置20との通信頻度の高い複数のスレーブ装置30同士を同じグループとすることにより、これらが通信を実行している間、マスタ装置20との通信頻度の低いスレーブ装置30への給電を抑制することができる。この様に通信システム1において、設計の自由度を向上させることができる。
また、マスタ装置20は、同じグループ内のスレーブ装置30と順次通信を実行する場合、スレーブ装置30毎に電力供給に使用する給電信号ASの周波数を切り替える必要が無くなる。これによると、同グループ内では、2巡目以降の通信を実行するときには全てのスレーブ装置30が起動状態となっている為、各スレーブ装置30にて起動状態に至るまでの待ち時間が削減され、通信に要する時間を短縮することができる。
[第2実施形態]
次に第2実施形態について説明する。
図8に示す本実施形態の通信システム2は、第1実施形態と比較すると、スレーブ装置31が、マスタ装置20からの指示に従って設定周波数を変更可能に構成されている点が異なる。これに伴って、通信システム2は、スレーブ装置31やマスタ装置20が実行する処理の内容や、スレーブ装置31の構成の一部が上記実施形態とは異なる。以下では、その相違する部分を中心に説明する。
なお、通信システム2では、伝送路10を使用した通信及び給電に、予め設定された複数種類(簡単のため、ここでは4種類)の特定周波数が使用されるものとする。以下では、これらの特定周波数を、低い順に第1特定周波数f1、第2特定周波数f2、第3特定周波数f3、第4特定周波数f4という。
<マスタ装置>
マスタ装置20は、設定周波数の設定/変更を指示する指令(コマンドフレームFC)を、スレーブ装置31に対して送信することができる様に構成されている。
また、マスタ装置20では、このコマンドフレームFCに対するレスポンスフレームFRを受信した時に起動する受信データ対応処理において、スレーブ装置31と特定周波数の対応関係を示した周波数対応テーブルの内容を、上記指示の内容に従って書き換える処理を実行する。
<スレーブ装置>
スレーブ装置31は、第1実施形態と比較すると、結合回路部51の構成、スレーブ制御部92が、設定周波数の設定/変更を指示する指令(コマンドフレームFC)を受信すると、その指令に従って、設定周波数を変更する処理を実行する点、発振器84の構成、及び電源部71が結合回路部51に対する電源供給を行う点で異なる。
<<結合回路部>>
図8に示す様に、結合回路部51は、第1実施形態の結合回路部50の構成に加えて、コンデンサC1に並列接続され、容量を段階的に変化させることが可能な可変容量部52と、通信実行部80からの周波数選択信号CSに従って可変容量部52の設定を切り替えると共に、その設定した状態を保持する不揮発性設定保持部55とを備えている。
可変容量部52は、具体的には図9に示す様に、コンデンサC11及びスイッチ54aが直列接続された第1コンデンサ部53aと、コンデンサC12及びスイッチ54bが直列接続された第2コンデンサ部53bとが、並列に接続されてなる。スイッチ54a、54bは、MOSトランジスタなどで構成され、不揮発性設定保持部55から供給される切替信号SS1及びSS2に従って、開状態及び閉状態のうちいずれか一方の切替状態を維持する様に構成される。
不揮発性設定保持部55は、周波数選択信号CSに従って切替信号SS1及びSS2を出力することにより、スイッチ54a及び54bを、これらのスイッチの開閉状態を組み合わせてなる4つの状態の内の一の状態に設定する様に構成される。なお、不揮発性設定保持部55は、後述する第2定電圧出力回路の出力によって駆動され、その出力電圧が第2駆動電圧Vkに維持されている間、設定内容(切替信号SS1、SS2の信号レベル)を保持し出力する様に構成されている。具体的には、不揮発性設定保持部55は、設定内容保持状態での消費電力が極めて小さいS−RAMや、電源の供給が無い場合にも設定内容を保持するフラッシュメモリ等の素子で構成されていてもよい。
つまり、スイッチ54a及び54bの切り替えにより可変容量部52の容量は4つの値に設定され、このときの共振周波数(特定周波数)がそれぞれ、第1特定周波数f1、第2特定周波数f2、第3特定周波数f3、第4特定周波数f4となる様に、各コンデンサC1、C11、C12の容量値が設定されている。
以下では、これら不揮発性設定保持部55、及びスイッチ54a、54bをまとめて設定保持部56という。設定保持部56は、結合回路部51に供給される第2駆動電圧Vkによって駆動される。
<<電源部>>
電源部71は、第1実施形態の電源部70の構成に加えて、平滑化回路の出力を、設定保持部56を駆動するために必要な一定の電圧(以下、「第2駆動電圧」という)Vkにして出力する第2定電圧出力回路を備えている。但し、第2駆動電圧Vkは第1駆動電圧Vdより低い値に設定されている(Vk<Vd)。
結合回路部51の特性と、第1駆動電圧Vd及び第2駆動電圧Vkとの関係を、図10を用いて説明する。
結合回路部51の特性、即ち、給電信号ASの周波数と結合回路部51での給電信号(電力)ASの伝達効率との関係は、図10に示す様に、設定周波数(設定された特定周波数)でピークとなり、設定周波数から離れるほど低下する。つまり、設定周波数とは異なる給電信号ASが伝送路10上に出力されている時に、伝送路10からスレーブ装置31への給電は、完全になくなるわけではなく、低効率であるが継続される。
なお、スレーブ装置31は、結合回路部51での伝達効率がα以上である場合に、電源部71が第1駆動電圧Vdを維持でき、かつ、結合回路部51での伝達効率がβ以上である場合に、電源部71が第2駆動電圧Vkを維持できる様に構成されているとする。
この場合、設定周波数とは異なる給電信号ASが伝送路10に出力されている時の伝達効率ηが、β<η<αとなる様に、結合回路部51の特性や特定周波数の間隔が設定される。
これにより、設定周波数の給電信号ASが伝送路10に出力された時だけ、第1駆動電圧Vdを維持すること、即ち、スレーブ通信実行部80を作動させることができ、一方、設定周波数以外の給電信号ASが伝送路10に出力されているときでも、第2駆動電圧Vkを維持すること、即ち、設定保持部56を作動させることができる。
以下では、結合回路部51での伝達効率が予め定めたある一定の値以上である場合(ここでは、第2駆動電圧Vkを維持できる伝達効率である場合)に、現在設定されている設定周波数を保持(記憶)できること、を「不揮発」であると言うものとする。
<<通信実行部>>
図8に戻り、スレーブ通信実行部80は、発振器84、変復調部82及びスレーブ制御部92を備える。
発振器84は、上記実施形態の発振器83と比較すると、変調及び復調を行うときの搬送波となる信号の周波数を、スレーブ制御部92から出力された周波数設定信号FSに従って、変更可能に構成されている点が異なる。発振器84は、例えば、周知のVCO(voltage controlled oscilator)等からなる。搬送波となる信号の周波数は、周波数設定信号FSに従って、第1特定周波数f1〜第4特定周波数f4のうちのいずれか一つに設定される。
スレーブ制御部92は、(第1実施形態と同様のスレーブ通信処理と、これに加えて)コマンドフレームFCの内容が設定周波数の変更を指示するものであった場合に、その指示内容に応じた周波数選択信号CSを出力する処理を実行する。
周波数選択信号CSの出力後は、結合回路部51の共振周波数がコマンドフレームFCに指定された特定周波数に設定される。また、周波数設定信号FSの出力後は、変復調部82で変調及び復調に用いる交流信号(搬送波となる信号)の周波数がコマンドフレームFCに指定された特定周波数に切り替わる。
<作動>
上記の様に構成された通信システム2の作動を図11に基づいて説明する。以下の説明では、簡単のため、通信システム2は、マスタ装置20と4台のスレーブ装置31a〜31dとが通信を行う様に構成されているとする。また、スレーブ装置31a、31bの特定周波数の初期値は第2特定周波数f2に設定され、スレーブ装置31c、31dの特定周波数の初期値は第3特定周波数f3、第4特定周波数f4に設定されているとする。
はじめに、マスタ装置20は、第2特定周波数f2の給電信号ASを伝送路10に出力し(時刻t1)、続いて、スレーブ装置31aのアドレスが設定されたコマンドフレームFC(第2特定周波数f2の給電信号ASを搬送波として変調した信号)を伝送路10に送信する。なお、このコマンドフレームFCは、設定周波数の第1特定周波数f1への変更を指示するものであるとする。
ここで、設定周波数が第2特定周波数f2に設定されているスレーブ装置31a、31bが起動状態となる(時刻t2)。そして、起動状態となったスレーブ装置31a、31bのうち、コマンドフレームFCの宛先に指定されたスレーブ装置31aが、レスポンスフレームFRを送信し(時刻t3)、この後にコマンドフレームFCの指示内容に応じて、ここでは第1特定周波数f1に設定周波数を変更する処理(周波数選択信号CS及び周波数設定信号FSを出力する処理)を実行する(時刻t5)。また、スレーブ装置31aは、変更後の給電周波数である第1特定周波数f1の設定をSRAM等で構成された不揮発性設定保持部55に記憶し、一連の処理を終了する。
マスタ装置20は、伝送路10より受信した信号から、スレーブ装置31aが生成したレスポンスフレームFRを復調する(時刻t4〜t6)。これにより、マスタ装置20では、受信データ対応処理において、周波数対応テーブルの内容を、スレーブ装置31aに第1特定周波数f1を対応させる様に書き換える処理を実行する。
この間(時刻t1〜t6)、設定周波数が第2特定周波数f2以外に設定されているスレーブ装置31c、31dは、いずれも停止状態となっている。
続いて、マスタ装置20は、スレーブ装置31bと通信を行うために、スレーブ装置31bのアドレスを設定したコマンドフレームFC(第2特定周波数f2の給電信号ASを搬送波として変調した信号)を伝送路10に送信する(時刻t8)。
ここで、設定周波数が第2特定周波数f2に設定されているスレーブ装置31bは、引き続き起動状態となり(時刻t9)、一連のスレーブ通信処理の実行を開始する。
一方、設定周波数が第2特定周波数f2以外に設定されている31c、31dは、引き続き停止状態となる。
また、スレーブ装置31aは、時刻t7以降は第1特定周波数f1の給電信号ASが伝送路10上に現れないため、交流出力期間の経過後に停止状態となる。
<第2実施形態の効果>
以上説明した様に、本実施形態の通信システム2は、スレーブ装置31がマスタ装置20からの指示に従って、設定周波数を変更する様に構成されている。
これにより、起動または停止状態としたいスレーブ装置31のグループ分けを、通信システムの運用状況に合わせて随時変更することができる。
結果として、通信システム2によれば、通信システム2の運用状況に合わせてスレーブ装置31の起動及び停止状態をグループ毎にきめ細かく制御できるため、通信システム全体の消費電力を抑制することができる。
また、設定周波数の違いによらず、各スレーブ装置31を同様の構成とすることができるため、装置の製造が容易となる。
<請求項との対応>
本実施形態において、結合回路部51が特許請求の範囲の「給電信号入出力手段」及び「通信信号入出力手段」に相当し、電源部71が特許請求の範囲の「電源手段」に相当する。また、可変容量部52が「設定切替保持手段」に相当し、設定保持部56が「設定周波数変更手段」に相当し、第2駆動電圧Vkが特許請求の範囲の「第2閾値」に相当する。
[第3実施形態]
本実施形態の通信システム3は、第1実施形態とほぼ同様の構成であるが、第1実施形態の通信システム1が給電信号ASを搬送波として使用していた点に対し、給電信号ASとは別の信号を搬送波として使用する点が異なる。以下では、その相違する部分を中心に説明する。
具体的には、図12に示す様に、通信システム3では、マスタ装置21は、発振器28及び重畳分離部27を備える点が上記実施形態とは異なる。
発振器28は、予め定められた周波数の信号を、一もしくは複数種類生成し、搬送波として変復調部25に供給する。この信号は、給電信号ASとは異なる信号であるものとする。
重畳分離部27は、整合部22を介して入力された信号をマスタ通信実行部24(変復調部25)に出力する。また、重畳分離部27は、マスタ通信実行部24(変復調部25)から送信データ(コマンドフレームFC)の入力がある場合に、発振器28から供給された搬送波を送信データに従って変調した通信信号と、交流生成部23から出力された給電信号ASとを重畳し、整合部22に出力する。送信データの出力が無い場合は、給電信号ASのみを整合部22に出力する。
スレーブ装置32では、発振器85が、マスタ装置21(発振器28)にて設定された搬送波と同様の信号を生成し、変復調部81に供給する。
ここで、給電信号ASの取りうる周波数は、第1特定周波数f1〜第4特定周波数f4のいずれか1つに設定されるものとする(図13参照)。また、通信信号の周波数(搬送波の周波数)は、第1特定周波数f1〜第4特定周波数f4から離れた周波数(例えば、図13に示すように、第4特定周波数f4より更に高い周波数である、第1通信周波数fs1、及び第2通信周波数fs2)に設定されるものとする。
そして、通信信号の周波数は、スレーブ装置32の違いによらず、共通に設定されているものとする。この様な通信信号は、その周波数が第1特定周波数f1〜第4特定周波数f4から離れるほど、各スレーブ装置32において受信される際の伝達効率が低くなる(図13参照)。
そこで、各スレーブ装置32にて伝送路10上の信号を受信する受信回路には、この様に特定周波数から離れた周波数を有する通信信号を増幅するための増幅器を設けることが望ましい。ここで、通信信号の周波数の取りうる範囲は、増幅器によって増幅された通信信号によって、通信システム3において予め定められた通信品質を確保できる程度の伝達効率が得られる範囲であればよい。
この様に構成された本実施形態の通信システム3では、通信信号の送受信に用いる構成(マスタ装置21であれば送信回路、スレーブ装置32であれば受信回路)が共通化されるため、各装置の製造が容易となる。
また、第1通信周波数fs1及び第2通信周波数fs2という2種類の周波数の搬送波を用いることにより、例えば、上記実施形態でOOKとしていた変調方式に変えて、FSK(Frequency-shift-keying)を変調方式として用いることができる。
[第4実施形態]
上記実施形態のスレーブ装置30では、結合回路部50は、伝送路10と非接触に給電信号ASを入出力する回路(以下、給電用結合回路という)と、通信信号を入出力する回路(以下、通信用結合回路という)とを兼ねる様に構成されていた。これに対し、本実施形態では、図14に示す様に、給電用結合回路58(上記実施例の結合回路部50に相当)と、通信用結合回路59とを分けて、結合回路部57を構成してもよい。
通信用結合回路59は、給電用結合回路58と同様に、コンデンサCc及びコイルLcから構成され、コイルLcと結合部11aのケーブルとの間で磁束を媒体として通信信号の非接触伝送が行われる。コンデンサCc及びコイルLcによる共振周波数は、ここでは第1通信周波数fs1と第2通信周波数fs2との間の周波数fsに設定されているとする。
この様に構成された結合回路部57を有する本実施形態の通信システムでは、通信用結合回路59での第1通信周波数fs1及び第2通信周波数fs2を有する信号の伝達効率は、図15に示す様に通信用結合回路59における伝達特性のピーク付近の値となる。これにより、上記第3実施形態と比較すると、第1通信周波数fs1及び第2通信周波数fs2を有する信号を増幅するための増幅器が不要になるため、各スレーブ装置の消費電力、ひいては通信システム全体の消費電力を抑制することができる。
なお、本実施形態において、給電用結合回路58が特許請求の範囲の「給電信号入出力手段」に相当し、通信用結合回路59が「通信信号入出力手段」に相当する。
[他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲にて様々な態様で実施することが可能である。
(イ)例えば、第2実施形態の通信システム2では、伝送路10上に現れた給電信号ASが第1特定周波数f1〜第4特定周波数f4のうちいずれに設定された場合であっても、各スレーブ装置31の電源部71が第2駆動電圧Vkを維持できる様に、結合回路部51の特性や特定周波数の間隔が設定されていた。
これに対し、第2実施形態の様に第2駆動電圧Vkを維持できる様に結合回路部の特性や特定周波数の間隔を設定できない場合は、マスタ装置から各スレーブ装置に、第2駆動電圧Vkを維持できる程度の給電信号ASを間欠的に供給する様に、通信システムを構成してもよい。
(ロ)上記第3実施形態では、変調方式としてFSKを適用していたが、QPSKなどの位相変調や、16QAMなどの位相振幅変調を適用してもよい。この様な変調方式を用いることにより、通信速度の向上を図ることができる。
(ハ)また、上記実施形態では、結合回路部50は、電磁誘導を利用し、非接触で給電信号ASを伝送路10から取り込む様に構成されていた。これに対し、結合回路部50が、例えば電磁共鳴を利用して、非接触で給電信号を伝送路から取り込む様に構成されていてもよい。また、結合部11(コイル)及び結合回路部50のコイルの形状は上記実施形態に示した形状(図3参照)に限るものではなく、相互に電磁誘導が生じる様な形状であればよい。例えば、図16に示す様に、結合部12は、縒りをほどいた部位121、122が渦巻き状に形成されていてもよい。
(ニ)なお、上記第2実施形態では、結合回路部51での伝達効率が予め定めたある一定の値以上である場合に、現在設定されている設定周波数を保持(記憶)できること、を「不揮発」であると言うものとした。ここでいう、ある一定の値以上の伝達効率を0とした場合の実施形態、すなわち給電信号が無い場合の実施形態が先に述べた第1実施形態に相当する。つまり、第1実施形態では結合回路部50での伝達効率が0の場合でも設定周波数が保持されるため、結合回路部50は不揮発であるという事ができる。
(ホ)また、上記第2実施形態では、スレーブ装置31の設定周波数を設定/変更する処理は、マスタ装置20からの指令(コマンドフレームFC)をきっかけとして実行されていたが、関連機器40からの要求をきっかけとして実行されてもよい。
以下では、上記第2実施形態において、第1特定周波数及び第2特定周波数という2種類の特定周波数のみが使用される場合を例として説明する。つまり、給電信号ASの周波数は、これら2種類のうちのいずれか一方に設定されるものとする。
ここで、スレーブ装置31は、不揮発性設定保持部55に、上記第2実施形態と同様に該スレーブ装置31の設定周波数を記憶し、更に、予め第1特定周波数及び第2特定周波数を記憶しているものとする。また、スレーブ装置31は、接続されている関連機器40からの制御信号によっても、可変容量部52の設定を切り替え可能に構成されており、その設定した状態を不揮発性設定保持部55に保持する様に構成されている。
一方、マスタ装置20は、定期的に、全てのスレーブ装置31に対して順に、第1特定周波数f1に設定した給電信号AWを用いてスレーブ装置31からの応答を要求するコマンドフレーム(FC)を送信し、続いて、第2特定周波数f2に設定した給電信号AWを用いてスレーブ装置31からの応答を要求するコマンドフレーム(FC)を送信するように構成されている。そして、マスタ装置20は、全てのスレーブ装置31からの応答の結果に従って、周波数対応テーブルを更新する。以下では、定期的に周波数テーブルを更新する、この一連の動作を、周波数確認動作と呼ぶものとする。
この様に構成された通信システムでは、例えば、停止状態となっているスレーブ装置31a(設定周波数が第1特定周波数f1に設定されている)は、関連機器40からの制御信号によって、不揮発性設定保持部55に設定周波数として記憶されている特定周波数とは異なる特定周波数(この場合は第2特定周波数f2)に可変容量部52が設定されることにより、再起動される。
そして、マスタ装置20による定期的な周波数確認動作によって、スレーブ装置31aと第2特定周波数f2とが対応する様に、周波数対応テーブルが書き換えられる。これにより、以降は、スレーブ装置30aとマスタ装置20との間の通信及び給電が、第2特定周波数f2を用いて行われるようになる。
つまり、不揮発性設定保持部55によって設定周波数が保持されているため、
停止状態にあるスレーブ装置31がマスタ20と通信する必要が生じた場合にも、関連機器40からの要求に従ってスレーブ装置31を停止状態から起動状態に切り替えることができる。これにより、通信システム2において、設計の自由度をより向上させることができる。
1、2、3・・・通信システム 10・・・伝送路 11、12・・・結合部 20、21・・・マスタ装置 22・・・整合部 23・・・交流生成部 24・・・マスタ通信実行部 25・・・変復調部 26・・・マスタ制御部 27・・・重畳分離部 30、31、32・・・スレーブ装置 50、51、57・・・結合回路部 56・・・設定保持部 58・・・給電用結合回路 59・・・通信用結合回路 60・・・重畳分離部 70、71・・・電源部 80・・・通信実行部 81、82・・・変復調部 91、92・・・スレーブ制御部

Claims (6)

  1. マスタ装置(20)と複数のスレーブ装置(30、31)とがバス状の伝送路(10)を介して通信を行う通信システム(1、2)であって、
    前記マスタ装置は、
    それぞれが一つ以上の前記スレーブ装置に対応付けられた複数種類の特定周波数のうちいずれか一つを選択し、選択された特定周波数を有する給電信号を前記伝送路に出力する給電手段(23)と、
    予め設定された通信周波数を有する通信信号を使用して、前記伝送路を介した前記スレーブ装置との通信を行うマスタ通信手段(24)と、
    前記マスタ通信手段が通信対象とする前記スレーブ装置を通信対象装置として、前記給電手段が選択する周波数を、前記通信対象装置に対応付けられた前記特定周波数に設定する給電周波数設定手段(26)と、を備え、
    前記スレーブ装置は、
    前記複数種類の特定周波数のうち当該スレーブ装置に対応付けられた前記特定周波数を設定周波数として、該設定周波数を有する前記給電信号を非接触で前記伝送路から取り込む給電信号入出力手段(50、51、58)と、
    前記伝送路に対して前記通信信号を非接触で入出力する通信信号入出力手段(59)と、
    前記通信信号入出力手段を介して入出力される前記通信信号を使用して前記マスタ装置との通信を行うスレーブ通信手段(80)と、
    前記給電信号入出力手段で取り込んだ前記給電信号に基づき、前記スレーブ通信手段への給電を行う電源手段(70、71)と、
    を備えることを特徴とする通信システム。
  2. 前記スレーブ装置(31)は、
    前記給電信号入出力手段(51)が、複数の前記特定周波数の中から選択されたいずれか一つが前記給電信号入出力手段での前記設定周波数となるように構成されると共に、
    前記電源手段(71)からの給電を受けて作動し、前記給電信号入出力手段の前記設定周波数の設定を切り替えると共に、該設定を保持する設定切替保持手段(52)と、
    前記スレーブ通信手段による前記マスタ装置との通信により前記設定周波数を変更する指令を受信すると、該指令に従って、前記設定切替保持手段の設定を変更する設定周波数変更手段(56)と、
    を備えること、を特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記スレーブ通信手段は、前記電源手段からの給電電圧が予め設定された第1閾値以上に保持されている場合に作動し、前記設定切替保持手段は、前記第1閾値より低く設定された第2閾値以上に保持されている場合に作動することを特徴とする請求項2に記載の通信システム。
  4. 前記給電信号入出力手段(50、51)は、前記通信信号入出力手段を兼ねるように構成されることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の通信システム。
  5. 前記通信周波数は、前記通信対象装置に設定されている前記設定周波数と一致していること、を特徴とする請求項4に記載の通信システム。
  6. 前記伝送路には、予め設定された向きの磁界が発生する結合部(11、12)を有し、
    前記スレーブ装置は、前記結合部に配置されることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の通信システム。
JP2012251348A 2012-11-15 2012-11-15 通信システム Expired - Fee Related JP5685573B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012251348A JP5685573B2 (ja) 2012-11-15 2012-11-15 通信システム
US14/078,681 US20140136742A1 (en) 2012-11-15 2013-11-13 Communication system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012251348A JP5685573B2 (ja) 2012-11-15 2012-11-15 通信システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014099802A JP2014099802A (ja) 2014-05-29
JP5685573B2 true JP5685573B2 (ja) 2015-03-18

Family

ID=50682845

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012251348A Expired - Fee Related JP5685573B2 (ja) 2012-11-15 2012-11-15 通信システム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20140136742A1 (ja)
JP (1) JP5685573B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10044338B2 (en) * 2015-10-15 2018-08-07 Lam Research Corporation Mutually induced filters
JP6485321B2 (ja) * 2015-10-26 2019-03-20 株式会社デンソー 電力線通信システム
JP6817563B2 (ja) 2015-12-14 2021-01-20 パナソニックIpマネジメント株式会社 電力伝送システム及びコントローラ
WO2017109963A1 (ja) * 2015-12-25 2017-06-29 三菱電機株式会社 給電装置、受電装置、給電システム、給電方法、電源管理方法、給電プログラム及び電源管理プログラム
EP3593499B1 (en) * 2017-03-08 2023-09-27 Robert Bosch GmbH Method to mitigate transients based attacks on key agreement schemes over controller area network
TWI650633B (zh) * 2017-10-06 2019-02-11 財團法人國家實驗研究院 模組化電子組合裝置
JP2019096440A (ja) * 2017-11-21 2019-06-20 株式会社東芝 灯火制御監視装置

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB9014003D0 (en) * 1990-06-22 1990-08-15 British Aerospace Data transmission apparatus
JPH09182321A (ja) * 1995-12-21 1997-07-11 Sankosha Corp 指令制御装置
JP3374668B2 (ja) * 1996-09-09 2003-02-10 株式会社豊田自動織機 移動体の通信方法及び通信システム
US7158012B2 (en) * 1996-11-01 2007-01-02 Foster-Miller, Inc. Non-invasive powerline communications system
US5811962A (en) * 1997-02-27 1998-09-22 International Business Machines Corporation Power supply control circuit
US7103240B2 (en) * 2001-02-14 2006-09-05 Current Technologies, Llc Method and apparatus for providing inductive coupling and decoupling of high-frequency, high-bandwidth data signals directly on and off of a high voltage power line
FR2825860B1 (fr) * 2001-06-06 2005-03-18 St Microelectronics Sa Transmission de donnees en maitre-esclave en multiplexage par division de frequences orthogonales
JP2008252961A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Nec Saitama Ltd 電源制御装置及び方法
US8010818B2 (en) * 2008-05-23 2011-08-30 Texas Instruments Incorporated Power efficient method for controlling an oscillator in a low power synchronous system with an asynchronous I2C bus
CN102792239B (zh) * 2010-02-09 2014-10-15 尼尔森灌溉公司 分布式控制系统及控制灌溉系统中的多个灌溉器的方法
EP2681633B1 (de) * 2011-03-01 2018-05-30 AS-International Association e.V. Neuartige kombination von fehlerkorrektur und fehlererkennung für die übertragung digitaler daten
US9675809B2 (en) * 2011-07-14 2017-06-13 Cyberonics, Inc. Circuit, system and method for far-field radiative powering of an implantable medical device

Also Published As

Publication number Publication date
US20140136742A1 (en) 2014-05-15
JP2014099802A (ja) 2014-05-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5685573B2 (ja) 通信システム
KR101752378B1 (ko) 무선 디바이스 검출 및 통신 장치 및 시스템
JP7037276B2 (ja) 受電装置、送電装置、方法、及びプログラム
CN105990914B (zh) 无线供电系统、电力发送设备和电力接收设备
CN105049088B (zh) 用于无线充电系统的发射电力控制的设备和方法
WO2016117004A1 (ja) 位置指示器
CN106464016B (zh) 无线感应功率传输
JP6603435B2 (ja) アクティブスタイラス及びセンサコントローラを含むシステムで実行される方法、センサコントローラ、並びにアクティブスタイラス
US20150137748A1 (en) Non-contact power supply device and non-contact power supply method
CN107409433B (zh) 能量高效ble网格初始化和操作
KR101434060B1 (ko) 전자 선반 시스템
JP6195351B2 (ja) 送電装置、送電方法及びプログラム
CN105359169A (zh) 射频识别应答器设备以及用于生产射频识别应答器设备的方法
JP2010130242A (ja) 通信装置及び通信方法、コンピューター・プログラム、並びに通信システム
WO2020217707A1 (ja) 受電装置、送電装置およびそれらの制御方法、無線電力伝送システム
JP2008028791A (ja) E級増幅器およびそれを用いたリーダライタならびに書類管理システム
JPH08241383A (ja) 非接触icカードおよびこれを含む非接触icカードシステムおよびそのデータ伝送方法
JP4893528B2 (ja) Rfタグシステム及びタグリーダ
JP4835534B2 (ja) Rfタグシステム,rfタグ,タグリーダ
CN111010215B (zh) 通信设备和用于运行天线振荡回路的方法
JP2013175985A (ja) 通信端末及びセンサネットワーク
US9722461B2 (en) Printing apparatus, method for controlling the same, and program
US7573845B2 (en) Communication partner device for communication with another communication partner device over a first communication channel
JP6549952B2 (ja) ダイバーシチ送信装置
JP2005115901A (ja) 通信装置および通信システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140523

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140930

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141007

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141203

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141224

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150119

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5685573

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees