JP2019096440A - 灯火制御監視装置 - Google Patents

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Yoshitomi Sameda
芳富 鮫田
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Masaomi Yoshikawa
正臣 吉川
克己 寺田
Katsumi Terada
克己 寺田
博則 市川
Hironori Ichikawa
博則 市川
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Abstract

【課題】信号の減衰やノイズの影響、低消費電力を考慮して変調・信号発生・復調を行う電力線搬送通信による灯火監視制御システムを提供する。【解決手段】灯火制御監視装置1は、親局6と端末Riにおいて、電源波形から特定のタイミングを検出するタイミング検出部を備える。複数の端末Riにおいて、端末ごとに異なる拡散符号データを保持するとともに、親局において、各端末Riが保持する拡散符号データを保持する。これにより、端末において、端末ごとに異なる拡散符号データで、受信信号の復調及び送信信号の変調を行うとともに、親局では各端末Riが保持する拡散符号データで、受信信号の復調及び送信信号の変調を行う。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、灯火制御監視装置に関する。
空港フィールドにおいて、RWSL(Runway Status Light,滑走路状態表示灯)やSTBL(Stop Bar Light,ストップバー灯)などの各種誘導灯の断芯などの故障状態を監視・点灯制御するシステムがある。
誘導灯の灯火ごとの制御用配線を不要にするため、特許文献1に示すように交流電源に伝送局を変流器(CT)で接続し、交流電源に灯火の監視情報や制御情報を重畳して送受することができる灯火監視制御システムである。これらのシステムでは、搬送周波数の有無によりデータ通信を行っているが、ノイズの多い電源回路においてはビットエラーが生じる場合がある。また、端末側は使用できる電力が限られるため十分大きな信号を発生させられない場合がある。そこで、低消費電力かつノイズに強い変調復調が求められる。
特開平10−116304号公報
空港の規模により、灯火の監視制御対象となる各種誘導灯も増加するため、敷設上、複数の回路が並走し、配電線同士のクロストークなどで隣接回路のノイズの影響を受け、正常に伝送できない課題がある。
本発明の実施形態は、上記のような問題を解決するものであり、信号の減衰やノイズの影響、低消費電力を考慮して変調・信号発生・復調を行う電力線搬送通信による灯火監視制御システムを提供する。
本発明の実施形態における灯火制御監視装置は、空港の灯火の制御及び監視を行う灯火制御監視装置であって、前記灯火に電力を供給する定電流形の交流電源と、前記交流電源から延びる交流電源回路に直列に配置された複数の変流器と、前記変流器の2次側に接続され、前記灯火の点灯制御及び灯火の状態監視を行う端末と、前記電源回路を介して前記端末と信号の送受を行う親局と、を備え、前記親局は、前記電源波形から特定のタイミングを検出する親局タイミング検出部と、前記親局タイミング検出部が検出したタイミングを基準とし、前記電源波形に含まれる受信信号を復調する親局受信部と、前記親局タイミング検出部が検出したタイミングを基準とし、前記端末を制御するための送信信号を変調する親局送信部と、前記親局送信部の出力信号を前記変流器により前記交流電源回路に印加する親局信号印加部と、を備え、前記端末は、電源波形から特定のタイミングを検出する端末タイミング検出部と、前記端末タイミング検出部が検出したタイミングを基準とし、前記受信信号を復調する端末受信部と前記端末タイミング検出部が検出したタイミングから、各端末に対応した送信データを変調する端末送信部と、を備えることを特徴する。
第1の実施形態のシステム全体の構成を示す図である。 第1の実施形態のゼロクロスタイミングと送信信号の関係を表す図である。 第1の実施形態の端末の構成を示す図である。 第1の実施形態の動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態の親局と端末の送信タイミングを表す図である。 変形例1のアンプを用いた親局信号印加部の構成図である。 変形例2のスイッチを用いた親局信号印加部の構成図である。 第2の実施形態のシステム全体の構成を示す図である。 第2の実施形態のゼロクロスタイミングと送信信号の関係を表す図である。 第2の実施形態の端末の構成を示す図である。 第2の実施形態の親局と端末の送信タイミングを表す図である。 第3の実施形態のシステム全体の構成を示す図である。 第3の実施形態のゼロクロスタイミングと送信信号の関係を表す図である。 第3の実施形態の端末の構成を示す図である。 第3の実施形態の親局と端末の送信タイミングを表す図である。
以下、本発明に係る灯火制御監視装置の実施形態について、図面を参照して説明する。
[1.第1の実施形態]
本実施形態に係る灯火制御監視装置は、空港に設置された灯火の点灯制御を行う。図1は、本実施形態の灯火制御監視装置の全体構成を示すブロック図である。図1に示すように、灯火制御監視装置は、灯火操作表示盤1、定電流電源装置2、フィルタ3、電源回路4、トランス51、変流器52、53、親局6、端末Ri、灯火器Lを備える。空港フィールドにおいて、本構成の灯火制御監視装置は、RWSLやSTBLなどの各種誘導灯毎、滑走路毎、誘導路毎に数多く配置し、灯火操作表示盤は、複数の回路を制御することもできる。
灯火操作表示盤1は、灯火器Lの点灯/消灯の制御、及び灯火の状態監視を行う。灯火器Lの点灯/消灯の制御は、定電流電源装置2の起動・停止や、灯火器Lの照度制御、及び点灯消灯制御が含まれる。灯火操作表示盤1による灯火器Lの点灯/消灯の制御は、ユーザの入力に基づいて行われる。灯火操作表示盤1は、ユーザの入力に基づくオンオフ指令データを、定電流電源装置2、並びに親局に対して送信する。また、灯火の状態監視は、各端末R1〜iから親局が受信した各灯火器Lの状態を含む受信データを受信し、灯火操作表示盤1が備える表示盤に各灯火器Lの状態を表示する。
定電流電源装置2は、灯火器L及び端末への電源供給源となる。定電流電源装置2は、灯火操作表示盤1からのオンオフ指示信号に基づいて、起動/停止を切替える。定電流電源装置2が出力した電力は、フィルタ3を介して、電源回路4に供給される。
フィルタ3は、親局6と端末Riの間で送受される伝送信号が、定電流電源装置2へ流入することを防止するフィルタである。フィルタ3は、伝送信号が各伝送局で送受可能なように調整される。
電源回路4は、定電流電源装置2が供給する電力を各灯火器Lに対して供給すると共に、親局6と端末R間で送受される伝送信号の伝送路となる。電源回路4には、1つの親局6と複数の端末Rが直列に配置される。例えば、定電流電源装置2の出力側に、フィルタ3が配置され、また、フィルタ3の定電流電源装置2とは反対側には、1つの親局6及び複数の端末R端末が配置される。
(親局6の構成)
親局6は、各端末Ri間でオンオフ指示データ及び灯火情報データを含む信号を送受信する。信号は、電源回路4の電流または電圧に対して印加される。つまり、親局6は、オンオフ指示データを含む送信信号を電源回路4に対して印加するとともに、灯火情報データを含む受信信号を検出する。オンオフ指示データには、端末に接続する灯火器Lを点灯/消灯させる点灯/消灯指示及び、灯火器Lの照度を変更するための照度制御指示が含まれる。灯火情報データには、消灯データ、点灯データ、断芯データが含まれる。親局6は、電圧・電流検出部61、タイミング検出部62、受信部63a、拡散符号データ記憶部64a、送信部65a、信号印加部66、制御部67を備える。
電圧・電流検出部61は、電圧検出用のトランス51と、電流検出用の変流器52に接続され、電源回路4の電圧値及び電流値を検出し、それらの波形を受信信号とする。電源回路4の電圧値及び電流値のいずれかの波形を受信信号とすることが可能であるが、ここでは説明のために電流値の波形を受信信号とする。
タイミング検出部62は、電圧・電流検出部61で得た電流値の波形からゼロクロスタイミングを検出する。
受信部63aは、受信信号と、ゼロクロスタイミングと、拡散符号データとに基づいて受信データを復調する。拡散符号データ記憶部64aには、端末Riごとに異なるM系列などの拡散符号データが記憶されており、受信部63aは、使用する拡散符号データは、端末Riごとに異なる。受信部63aにおける復調は、ゼロクロスからの各時間tについて、次の式(1)に基づいて演算をする。
[式1]
受信データ(t)=電圧・電流検出部で検出した電流値(t) xor 拡散データ(t)・・・式(1)
式(1)の演算の結果、受信部で復調した受信データは、制御部67に対して送信される。
制御部67は、受信した受信データに基づいて、灯火操作表示盤1に表示する表示信号を送信する。また、制御部67は、灯火操作表示盤1からのオンオフ信号に基づいて各端末に対する送信データを作成する。例えば、作成した送信データは「1011010010」となる。
送信部65aは、送信データと、ゼロクロスタイミングと、拡散符号データとに基づいて、送信信号を作成する。送信部65aは、送信データ「1011010010」を端末ごとに異なるM系列などの拡散符号データを用いて変調することで、送信信号を得る。変調は、ゼロクロスからの各時間tについて、次の式(2)に基づいて演算をする。
[式2]
送信信号(t)=送信データ(t) xor 拡散データ(t)・・・式(2)
式(2)を得ることで、スペクトラム変調さ拡散れるので、複数端末送信データ他をそれぞれ変調し、同一の電源周期に加算して印加する。
(親局6の機能)
図2は、親局6におけるした電圧・電流検出部で検出した電流値、送信データ、拡散符号データ、送信信号を示すグラフである。親局は、送信データ「1011010010」を、電流値に対して印加するが、前述の通り、送信信号を直接印加するのではなく、送信データ「1011010010」を、拡散符号データを用いて変調した送信信号を印加する。送信信号を印加するタイミングは、タイミング検出部で検出したゼロクロスタイミングを基準とする。
(端末Rの構成)
図3は、端末Riの構成を示すブロック図である。端末Riは、親局6から送信された信号に基づく端末Riが有する灯火の点灯/消灯の制御、及び灯火の状態を含む信号を親局6に対して送信する。端末Riは、電流検出部71、タイミング検出部72、受信部73a、拡散符号データ74a、送信部75a、スイッチ部76、スイッチ76s、電圧制限素子76r、制御部77、灯火点灯消灯制御部78、灯火状態検出部79、スイッチ80、フィルタ81、電流検出用変流器82、トランスTiを備える。
電流検出部71は、電源回路4の電流波形を検出する。タイミング検出部72は、電流検出部71で検出した電流波形におけるゼロクロスタイミングを検出する。受信部73aは、親局6の受信部と同様に、受信信号と、ゼロクロスタイミングと、拡散符号データとに基づいて受信データを復調する。拡散符号データ記憶部64aには、端末Riごとの固有の拡散符号データが記憶されており、端末Riごとに使用する拡散符号データは、異なる。受信部63aにおける復調は、ゼロクロスからの各時間tについて、前述の式(1)に基づいて演算をする。式(1)の演算の結果、受信部で復調した受信データは、制御部77に対して送信される。
制御部77は、受信した受信データに基づいて、灯火の点灯/消灯の制御及び、灯火の状態に基づく送信データの作成を行う。制御部77は、受信した受信データに基づいて、灯火点灯消灯制御部78に対して受信信号に基づく灯火点灯/消灯の制御信号を出力する。灯火点灯消灯制御部78は、灯火点灯/消灯の制御信号に基づいて、トランスTiと灯火器Lを含む回路に設けられたスイッチ80を離接させることで、灯火の点灯/消灯を行う。
制御部77は、灯火状態検出部79が検出した灯火の状態に基づいて、送信データの作成を行う。灯火状態検出部79が検出する灯火の状態としては、消灯、点灯、及び断芯がある。制御部77は、受信データのオンオフ指令に従って、灯火点灯消灯制御部78によりスイッチ80を開閉する。その結果、灯火器Lが点灯・消灯したことを、灯火に流れる電流から灯火状態検出部79が検出する。スイッチ80が閉の場合は変流器83の電流はゼロとなるはずなので消灯が検出できる。スイッチ80が開の場合は変流器83に電流が流れるはずであるため点灯が検出できる。このとき電流がゼロならば灯火器Lは断芯である。
制御部77では、消灯、点灯、及び断芯に対応するデータ、例えば、消灯データは、「1100011000」、点灯データは、「1010101010」、断芯データ「1111100000」を作成する。
送信部75は、前述の式(2)を用いて、受信信号を受信した電源周期の次の周期で、送信信号を親局に対して送信する。つまり、送信部75aは、制御部77が作成した送信データと、タイミング検出部72が検出したゼロクロスタイミングと、拡散符号データとに基づいて、送信信号を作成する。送信部75は、電源周期に加算して印加する。
送信部75は、送信信号に基づいてスイッチ部76をオンオフさせる。スイッチ76sを開とすることで、トランスTiのインダクタンスにより2次側は高電圧となる。また、スイッチ76sを閉とすることで、トランスTiの2次側は低電圧となる。トランスTiの2次側を開閉することで信号を発生させるので、低電力な回路で信号出力が可能である。
[1−2.作用]
以下では、本実施形態に係る灯火制御監視装置の動作について説明する。図4は、灯火制御監視装置1の動作を示すフローチャートである。灯火制御監視装置1の動作は、大きく分けて以下の3つの工程からなる。
(1) 灯火/点灯指示に基づく親局6からの送信信号の送信(STEP101〜STEP103)
(2) 端末Riにおける灯火の点灯/消灯制御、及び端末Riからの送信信号の出力(STEP104〜STEP107)
(3) 親局6における受信信号の復調、及び灯火状態の表示(STEP105〜STEP109)
灯火制御監視装置は、(1)〜(3)の動作を繰り返すことにより、灯火の制御及び灯火の監視を行う際のノイズを低減し信号の正確な送受信を行うとともに、低消費電力を考慮した変調、信号発生、復調を行うことができる。
初めに、ユーザは、灯火操作表示盤1を操作し、灯火点灯/消灯指示を入力する(STEP101)。親局6は、灯火点灯/消灯指示に基づいて送信データを作成する。この送信データを端末Riごとに異なる拡散符号データにより、送信信号に変調する(STEP102)。そして、親局6は、送信信号を電源回路4の電流値に印加する(STEP103)。このとき送信信号は、電流値波形のゼロクロスを基準として印加させる。印加した電流値波形の周期をT1とする。
端末Riでは、周期T1の電流値波形より、受信信号を復調する(STEP104)。この受信信号を端末Riごとに固有の拡散符号データにより受信データとして復調する。そして端末Riは、受信データに基づいて灯火器Lの点灯制御を行うとともに、灯火器Lの状態を検出する(STEP105)。端末Riは、検出した灯火器Lの状態を含む送信データを作成し、作成した送信データは拡散符号データをもとに送信信号に変調される(STEP106)。その後、端末Riは、送信信号を電源回路4の電流波形に印加する。このとき送信信号は、電流値波形のゼロクロスを基準として印加させる。印加した電流値波形の周期をT2とする。周期T2は、周期T1の次の周期とする(STEP107)。
親局6は、周期T2の電流値波形より、受信信号を復調する(STEP108)。この受信信号を端末Riごとに異なる拡散符号データを使用し受信データとして復調する。そして、復調した受信データに基づいて、灯火操作表示盤1に灯火器Lの状態を表示する(STEP109)。灯火制御監視装置は、以上の動作を、監視終了の指示があるまで繰り返す(STEP110)。
[1−3.効果]
(1)以上のような構成を備える灯火制御監視装置おいては、親局6と端末Riにおいて、電源波形から特定のタイミングを検出するタイミング検出部を備える。これにより、親局6と端末Riともに、受信信号の復調、送信信号の復調タイミングを揃えることが可能となる。これにより、信号の正確な変調、信号発生、復調を行うことができる。
(2)また、複数の端末Riにおいて、端末ごとに異なる拡散符号データを保持するとともに、親局において、各端末Riが保持する拡散符号データを保持する。これにより、端末において、端末ごとに異なる拡散符号データで、受信信号の復調及び送信信号の変調を行うとともに、親局では各端末Riが保持する拡散符号データで、受信信号の復調及び送信信号の変調を行う。これにより、敷設上、複数の回路が並走し、配電線同士のクロストークなどで隣接回路のノイズの影響を受けやすい場合においても、信号の減衰やノイズの影響を受けにくい変調・信号発生・復調を行うことが可能となる。
(3)親局6が印加する送信信号と、端末Riが印加する送信信号は、電源波形の異なる周期に印加される。これにより、信号同士の混線がさけられるため、ノイズの影響を受けにくい変調・信号発生・復調を行うことが可能となる。
(4)複数の端末Riは、送信信号を電源波形における同一の周期に印加する。これにより、電源波形において端末から親局6に対する送信信号が印加される周期を少なくすることができる。これにより、親局6と端末間での送受信時間を短くすることができる。
(4)本実施形態では、親局から複数の端末Riに対する送信信号は、1周期内に印加するとしたが、これに限らない。図5は、親局から複数の端末Riに対する送信信号を電源波形の複数の周期に渡り印加した場合の電源波形と、送信信号の関係を示すグラフである。図5に示すように、初めの周期(T1)に親局からグループ1への送信信号が印加される。ここで、グルーブ1は、複数の端末Riから構成させるグループとする。そして、次の周期T2においては、グループ1に属する複数の端末Riより、送信信号が印加される。さらに、次のT3においては、親局からグループ2への送信信号が印加される。そして、次の周期T4においては、グループ2に属する複数の端末Riより、送信信号が印加される。このように、親局から複数の端末Riに対する送信信号は、複数の周期内に渡り印加することができる。これにより、1周期に印加される送信信号の数を抑制することができるため、信号の減衰やノイズの影響を受けにくい変調・信号発生・復調を行うことが可能となる。
[変形例1]
本実施形態では、信号印加部の構成について限定をしなかったが、本変形例1は、信号印加部の構成を限定したものである。図6は、本変形例における親局6の信号印加部66の構成を示す回路図である。図6に示すように、信号印加部66は、アンプ66a、負荷抵抗66lから構成される。送信部65aからの信号を電力増幅アンプ66aにより増幅して変流器53を通して電源回路4に注入する。親局では一般的に電源容量が大きいため十分な電力臓腑が可能である。
[変形例2]
また、信号印加部66は、他の構成とすることもできる。図7は、本変形例における親局6の信号印加部66の構成を示す回路図である。図7に示すように、信号印加部66は、スイッチ66s、電圧制限素子66rから構成される。送信部65aからの信号によりスイッチ66sを開閉し、変流器53の2次側の電圧を変化させ、電源回路4に信号を注入する。親局の電源容量が限られる場合変流器2次側のスイッチングを用いる事で省電力が可能である。
[2.第2の実施形態]
第1の実施形態では、拡散符号データを用いて受信信号の復調及び送信信号の変調を行った。本実施形態では、受信信号の復調及び送信信号の変調に、端末ごとに異なる変調用及び復調用の周波数を使用する。
図8は、灯火制御監視装置の構成を示すブロック図である。図8に示すように、灯火制御監視装置の親局6は、拡散符号データ記憶部64aに代えて、変調周波数データ記憶部64bを備える。また、図10に示すように、端末Riは、拡散符号データ記憶部74aに代えて、変調周波数データ記憶部74bを備える。
送信部65bは、送信データ「1011010010」を、端末ごとに異なる周波数を用いて変調して送信信号を得て、信号印加部66により電源回路4へ信号を印加する。変調は、ゼロクロスから周波数f1、およびf2で変調した信号を送信する。図9に示すように、端末ごとに異なるf1,f2を用いれば複数端末の送信データをそれぞれ変調し、同一の電源周期に、加算して印加することも可能である。また、受信部63bは、端末ごとに異なる周波数f1,f2を用いて復調する。図11に示すように、端末Riの受信部73bは変調周波数データ74bにより受信信号を復調し、送信部75bは送信データを周波数変調する。
以上のような構成を備える灯火制御監視装置おいては、親局受信部及び前記親局送信部は、記端末ごとに異なる変調用及び復調用の周波数で、受信信号の復調及び送信信号の変調を行い、端末受信部及び端末送信部は、端末ごとに異なる変調用及び復調用の周波数で、受信信号の復調及び送信信号の変調を行う。これにより、敷設上、複数の回路が並走し、配電線同士のクロストークなどで隣接回路のノイズの影響を受けやすい場合においても、信号の減衰やノイズの影響を受けにくい変調・信号発生・復調を行うことが可能となる。
[2.第3の実施形態]
第1の実施形態では、拡散符号データを用いて受信信号の復調及び送信信号の変調を行った。本実施形態では、受信信号の復調及び送信信号の変調に、端末ごとに異なる変調用及び復調用の位相を使用する。
図12は、灯火制御監視装置1の構成を示すブロック図である。図12に示すように、灯火制御監視装置1の親局6は、拡散符号データ記憶部64aに代えて、変調位相データ記憶部64cを備える。また、端末Riは、図14に示すように、拡散符号データ記憶部74aに代えて、変調位相数データ記憶部74bを備える。
送信部65cは、送信データとしてプリアンブル「00」、データ「1011010010」を、位相変調して送信信号を得て、信号印加部66により電源回路4へ信号を印加する。変調は、特定の周波数あるいは端末ごとに異なる周波数で、ゼロクロスから、まずプリアンブルを送信する。例えば、プリアンブルの位相を0°とし、送信データ2ビットごとに、「00」は0°、「01」は90°、「10」は180°、「11」は270°として変調する。また、受信部63cは、プリアンブルに対する位相から2ビットごとに復調する。
図13に示すように、端末Riの受信部73cは変調位相データ74cにより受信信号を復調し、送信部75cは送信データを位相変調する。図15に示すように、例えば端末1〜20の制御を行う場合、親局からビットごとにオン・オフを割り当てたオンオフ指令を送信する。それぞれのビット位置に対応する端末は、灯火のオンオフ制御を行い、その結果を電源半周期ごとに応答する。応答としては、例えば、消灯データ「00」、点灯データ「11」、断芯データ「10」を、親局へ送信する。
以上のような構成を備える灯火制御監視装置おいては、親局受信部及び親局送信部は、端末ごとに異なる変調用及び復調用の位相で、受信信号の復調及び送信信号の変調を行い、端末受信部及び端末送信部は、端末ごとに異なる変調用及び復調用の位相で、受信信号の復調及び送信信号の変調を行う。これにより、敷設上、複数の回路が並走し、配電線同士のクロストークなどで隣接回路のノイズの影響を受けやすい場合においても、信号の減衰やノイズの影響を受けにくい変調・信号発生・復調を行うことが可能となる。
[4.他の実施形態]
本明細書においては、本発明に係る複数の実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであって、発明の範囲を限定することを意図していない。具体的には、発明の範囲を逸脱しない範囲で、種々の省略や置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1...灯火操作表示盤
2...定電流電源装置
3...フィルタ
4...電源回路
51...トランス
52、53、82、83...変流器
6...親局
61...電圧電流検出部
71...電流検出部
62、72...タイミング検出部
63a、63b、63c、73a、73b、73c...受信部
64a、74a...拡散符号データ記憶部
64b、74b...変調周波数データ記憶部
64c、74c...変調位相データ記憶部
65a、65b、65c、75a、75b、75c...送信部
66...信号印加部
76...スイッチ部
76a...スイッチ
76b...電圧制限素子
67、77...制御部
78...灯火点灯消灯制御部
79...灯火状態検出部
80...スイッチ
81...フィルタ
Ti...トランス
Ri...端末
L...灯火器

Claims (10)

  1. 空港の灯火の制御及び監視を行う灯火制御監視装置であって、
    前記灯火に電力を供給する定電流形の交流電源と、
    前記交流電源から延びる交流電源回路に直列に配置された複数の変流器と、
    前記変流器の2次側に接続され、前記灯火の点灯制御及び灯火の状態監視を行う端末と、
    前記電源回路を介して前記端末と信号の送受を行う親局と、
    を備え、
    前記親局は、
    前記電源波形から特定のタイミングを検出する親局タイミング検出部と、
    前記親局タイミング検出部が検出したタイミングを基準とし、前記電源波形に含まれる受信信号を復調する親局受信部と、
    前記親局タイミング検出部が検出したタイミングを基準とし、前記端末を制御するための送信信号を変調する親局送信部と、
    前記親局送信部の出力信号を前記変流器により前記交流電源回路に印加する親局信号印加部と、
    を備え、
    前記端末は、
    電源波形から特定のタイミングを検出する端末タイミング検出部と、
    前記端末タイミング検出部が検出したタイミングを基準とし、前記受信信号を復調する端末受信部と
    前記端末タイミング検出部が検出したタイミングから、各端末に対応した送信データを変調する端末送信部と、
    を備えることを特徴する灯火制御監視装置。
  2. 前記端末は、前記端末ごとに異なる拡散符号データを保持し、
    前記親局は、各端末が保持する拡散符号データを保持するものであり、
    前記親局受信部及び前記親局送信部は、
    前記端末ごとに異なる拡散符号データで、受信信号の復調及び送信信号の変調を行い、
    前記端末受信部及び前記端末送信部は、
    前記端末ごとに異なる拡散符号データで、受信信号の復調及び送信信号の変調を行うことを特徴とする請求項1に記載の灯火制御監視装置。
  3. 前記端末は、前記端末ごとに異なる変調用及び復調用の周波数を保持し、
    前記親局は、各端末が保持する変調用及び復調用の周波数を保持するものであり、
    前記親局受信部及び前記親局送信部は、
    前記端末ごとに異なる変調用及び復調用の周波数で、受信信号の復調及び送信信号の変調を行い、
    前記端末受信部及び前記端末送信部は、
    前記端末ごとに異なる変調用及び復調用の周波数で、受信信号の復調及び送信信号の変調を行うことを特徴とする請求項1に記載の灯火制御監視装置。
  4. 前記端末は、前記端末ごとに異なる変調用及び復調用の位相を保持し、
    前記親局は、各端末が保持する変調用及び復調用の位相を保持するものであり、
    前記親局受信部及び前記親局送信部は、
    前記端末ごとに異なる変調用及び復調用の位相で、受信信号の復調及び送信信号の変調を行い、
    前記端末受信部及び前記端末送信部は、
    前記端末ごとに異なる変調用及び復調用の位相で、受信信号の復調及び送信信号の変調を行うことを特徴とする請求項1に記載の灯火制御監視装置。
  5. 前記親局が印加する送信信号と、前記端末が印加する送信信号は、前記電源波形の異なる周期に印加されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の灯火制御監視装置。
  6. 複数の前記端末は、送信信号を前記電源波形における同一の周期に印加することを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載の灯火制御監視装置。
  7. 前記親局から複数の前記端末に対する送信信号が、前記電源波形の複数の周期に渡り印加され、
    前記端末は、前記親局からの送信信号の受信後、端末ごとに親局に対して送信信号を送信する請求項2乃至5のいずれか1項に記載の灯火制御監視装置。
  8. 前記端末は、
    対応する灯火と直列に接続され、前記端末送信部の出力信号によりオンオフする端末スイッチ部と、
    親局からの灯火オンオフ指令に応じて灯火と並列したスイッチを開閉し、灯火のオンオフ状態を送信する端末制御部と
    を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項7に記載の灯火制御監視装置。
  9. 親局信号印加部は、トランジスタなどの電力増幅回路からなることを特徴とする請求項1乃至請求項8に記載の灯火制御監視装置。
  10. 親局信号印加部は、トランス2次側をオンオフするスイッチ回路からなることを特徴とする請求項1乃至請求項9に記載の灯火制御監視装置。
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