JP5681583B2 - 鉄筋籠及びこの鉄筋籠を用いた地中コンクリート構造物構築方法並びに地中コンクリート構造物 - Google Patents
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地盤を地表から下方に掘削して掘削溝を形成する掘削工程と、前記掘削溝の下部に拡幅掘削装置を挿入し、前記掘削溝を横方向に拡幅して拡幅溝を掘削する拡幅工程と、前記ガイド管の前記下端部の開口部を前記拡幅溝壁面に向けた状態で前記掘削溝内に前記鉄筋籠を設置する鉄筋籠設置工程と、前記コンクリート構造物の剪断力に対する補強が可能な強度を有するとともに可撓性を有した素材により棒状に形成された剪断筋を、上方に向けた前記上端部の開口部から前記ガイド管に挿入し、前記剪断筋が、前記下端部の開口部から前記拡幅溝内に配置されるまで供給する剪断筋供給工程と、前記ガイド管内に定着材を充填し、前記剪断筋を前記ガイド管に対して固定させる定着材充填工程と、前記掘削溝及び拡幅溝にコンクリートを打設するコンクリート打設工程と、を備えていることを特徴とする地中コンクリート構造物構築方法とした。
まず、図2に示すように、掘削装置6により地盤GRを地表SFから下方へ掘削して掘削溝51を形成する。この掘削溝51は、図6に示す地中連続壁1を構築するためのものであり、図6において二点鎖線で示す範囲が、掘削装置6による1回の掘削で形成された掘削溝51を示している。
掘削溝51を形成した後、拡幅壁2を形成する箇所では、地中連続壁1の延在方向に対して直交方向に拡幅する拡幅工程を実行する。
次に、掘削溝51に、実施の形態の鉄筋籠4を設置する。
次に、剪断筋9を、各ガイド管42の上端開口部421aからガイド管42に挿入する。この剪断筋9は、PC鋼より線や直径の細い鉄筋などのコンクリート構造物の剪断力に対する補強が可能であり、かつ、可撓性を有したものである。例えば、剪断筋9として、一般にフレキシブル鉄筋と呼ばれ、鋼製の素線をより線としたものを用いており、付着性に優れ、加えて伸直性も併せ持っている。
次に、ガイド管42の上端開口部421aからガイド管42内に定着材を充填し、剪断筋9をガイド管42に定着させる。本実施の形態では、定着材としてモルタルを用いるものであり、コンクリートに比べ、ガイド管42の途中で詰まりが生じにくいとともに、硬化後は剪断筋9を確実に定着できる。また、その後のコンクリート打設時に、コンクリートとの結合性にも優れる。
次に、掘削溝51及び拡幅溝52内にコンクリートを打設する。
2 拡幅壁(地中コンクリート構造物)
3 地中埋設物
4 鉄筋籠
8 拡幅掘削装置
9 剪断筋
41 鉄筋籠本体
42 ガイド管
51 掘削溝
52 拡幅溝
52a 壁面
421a上端開口部(上端部の開口部)
422 湾曲管部(湾曲部)
422a下端開口部(下端部の開口部)
GR 地盤
SF 地表
Claims (5)
- 鉄筋群により、上下方向に長い籠状に組み立てられた鉄筋籠本体と、
この鉄筋籠本体に上下方向に沿って設けられ、コンクリート構造物の剪断力に対する補強が可能であるとともに可撓性を有した剪断筋をガイドするガイド管と、
を備え、
前記ガイド管は、上端部の開口部が、前記鉄筋籠本体の上部で上方に向けて開口され、下端部には水平方向に湾曲された湾曲部を備え、かつ、この湾曲部に連続する下端部の開口部が横方向に向けて開口されていることを特徴とする鉄筋籠。 - 請求項1に記載の鉄筋籠を用いて地中にコンクリート構造物を構築する地中コンクリート構造物構築方法であって、
地盤を地表から下方に掘削して掘削溝を形成する掘削工程と、
前記掘削溝の下部に拡幅掘削装置を挿入し、前記掘削溝を横方向に拡幅して拡幅溝を掘削する拡幅工程と、
前記ガイド管の前記下端部の開口部を前記拡幅溝壁面に向けた状態で前記掘削溝内に前記鉄筋籠を設置する鉄筋籠設置工程と、
前記コンクリート構造物の剪断力に対する補強が可能な強度を有するとともに可撓性を有した素材により棒状に形成された剪断筋を、上方に向けた前記上端部の開口部から前記ガイド管に挿入し、前記剪断筋が、前記下端部の開口部から前記拡幅溝内に配置されるまで供給する剪断筋供給工程と、
前記ガイド管内に定着材を充填し、前記剪断筋を前記ガイド管に対して固定させる定着材充填工程と、
前記掘削溝及び拡幅溝にコンクリートを打設するコンクリート打設工程と、
を備えていることを特徴とする地中コンクリート構造物構築方法。 - 前記掘削溝は、前記コンクリート構造物としての地中連続壁を形成するために、この地中連続壁の延在方向に連続して掘削される掘削溝の1つであり、
前記拡幅溝は、前記延在方向に交差する方向に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の地中コンクリート構造物構築方法。 - 前記地中連続壁に沿って地中に埋設物が延在されており、
前記拡幅工程では、前記拡幅溝を、前記埋設物の下方位置において、構築後の前記拡幅壁が前記埋設物の荷重を支持可能な深さに掘削することを特徴とする請求項3に記載の地中コンクリート構造物構築方法。 - 地中において第1の方向に連続して形成された鉄筋コンクリート製の地中連続壁と、
この地中連続壁と一体に前記第1の方向に対して交差する第2の方向に延在された拡幅壁と、
を備え、
前記地中連続壁において前記拡幅壁に対して前記第2の方向に重なる位置の内部に、請求項1に記載の鉄筋籠が配置され、
前記拡幅壁の内部に、前記鉄筋籠の前記ガイド管の前記下端部の開口部から延在された前記剪断筋が配置されていることを特徴とする地中コンクリート構造物。
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