JP5679984B2 - 無傷性吸引カテーテル - Google Patents

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Description

本出願は、2008年12月15日に出願された米国特許出願第12/335,508号の一部継続出願であり、その優先権を主張するものである。
本発明は、挿管患者用の改善された医療ケアに関し、特に、患者の気道すなわち気管・気管支の少なくとも一部から粘性液または他の流体若しくは分泌物を吸引するための新規な吸引カテーテルに関する。より詳細には、本発明は、吸引処置中に気管・気管支を傷つける可能性を減少させ、かつ気管・気管支のより効率的な吸引を可能にする改善された先端構造を有する吸引カテーテルに関する。
従来、吸引カテーテルは、中央にルーメンが形成された柔軟なプラスチックチューブで構成される。通常、吸引カテーテルは、面取りした遠位端すなわち先端を有しており、遠位端には、前記ルーメンと軸方向に整列されている開口部が形成されている。カテーテルの近位端は、真空源に接続されるように構成されている。吸引能力を高めるために、吸引カテーテルの遠位端の近傍に少数の追加的な開口を設けてもよい。しかし、このような設計が、現在の問題に続いている。
遠位端の近傍に少数の開口を設けた場合、高粘性の分泌物を吸引したときに、前記開口の詰まりが起こりやすい。前記開口が完全にまたは部分的に詰まると、遠位端の端部のより大きな中央開口部での吸引力が増大する。前記遠位端開口部での吸引力が増大すると、吸引中に気管・気管支の傷つきやすい組織が遠位端方向に引っ張られて傷つくおそれがある。
そのため、この問題を緩和するために、遠位端の近傍に多数の開口を有する吸引カテーテルが提供されてきた。しかし残念なことに、多数の開口はむしろストレーナ(ろ過網)のように作用するため複数の閉塞が生じるという結果となり、結局は前述の場合と同様に組織が傷つくおそれがある。また、カテーテルの遠位端の近傍に多数の開口を設けると、遠位端近傍の構造が弱くなることが分かっている。このような吸引カテーテル先端の構造的な欠陥は、カテーテル先端の座屈または折れ重なりを生じさせ、吸引を非効率的にするかまたは不可能にする。
あるいは、吸引カテーテルが硬く、遠位端の近傍に少数の開口のみを有する場合、吸引カテーテルが、気管分岐部(いちばん最後の気管軟骨の下方及び後方突出部であり、左右の主気管支の開口を隔てる突起部を形成する)などの傷つきやすい気管・気管支組織と衝突したときに、その組織を傷つけるおそれがある。このタイプのカテーテルは、医療ケア提供者が十分に注意して前進させる必要があり、また、挿管患者の気道に短い距離でしか挿入することができないので、吸引時には非効率的である。吸引カテーテルをより柔軟な材料から作製した場合でも、カテーテル挿入による外傷は、医療ケア提供者の間で大きな懸念となっている。
したがって、低粘性分泌物及び高粘性分泌物の両方を効率的に吸引することができ、かつそのような分泌物によって容易に詰まらない吸引カテーテルに対する要望が依然として存在する。また、詰まらない、かつカテーテルの構造を弱めないような十分な数の開口を遠位端及びその周囲に有する吸引カテーテルが求められている。また、吸引時に傷つきやすい気管・気管支組織に対する衝突に起因する外傷を大幅に減少させることができる吸引カテーテルの遠位端が求められている。
Shah, Samir, Kung, Kevin, et al., An In Vitro Evaluation of the Effectiveness of Endotracheal Suction catheters, Chest 2005;128:3699-3705
上述の問題点に鑑み、本発明によれば、無傷性吸引カテーテルが提供される。本発明の吸引カテーテルは、中央ルーメンを有するチューブ状の本体部と、外周面と、前記ルーメンと連通する開口部を有する遠位端とを含む。本発明の吸引カテーテルの近位端は、前記ルーメンと連通すると共に吸引源に結合可能に構成された開口を有する。遠位端の近傍には複数の開口部(側方開口部)が形成されている。前記外周面における前記開口部の遠近両端間の帯域の面積に対する前記複数の開口部の総面積の比率は、28%ないし42%である。
3つの開口部を設けることが望ましく、前記開口部はカテーテルの周方向に等間隔に設けることが望ましい。前記開口部は、以下で定義されるようなレーストラック形であり得る。
本発明の吸引カテーテルは、熱可塑性ポリウレタンエラストマー、熱可塑性ポリオレフィンエラストマー、熱可塑性ポリオレフィンブロックコポリマー、SBSジブロックエラストマー、SBSトリブロックエラストマー、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、またはそれらの配合物若しくは混合物などの材料から製造され得る。本発明の吸引カテーテルは、ASTM D2240に従って、55Aないし90Aのショア硬さを有することが望ましい。
また、本発明によれば、同一の材料から製造されているが開口部を有していない同様のカテーテルよりも、衝突力が少なくとも35%小さい吸引カテーテルが提供される。開口部間の横材は、カテーテルが或る面と衝突したときに外向きに座屈することが望ましい。このことは、前記衝突が、前記或る面に対して垂直でない場合にも適用される。
無傷性吸引カテーテルの一実施形態の平面図である。 図1の破線2で囲った部分の部分図である。 図2と同様の部分図であり、カテーテルの遠位端の近傍の開口部の1つを詳細に示す。 図2の4−4線で切り取った断面図である。 図1ないし図3の遠位端の斜視図である。 図1ないし図3の遠位端の側面図である。 図1ないし図3の遠位端の平面図である。 4つのレーストラック形の開口部を有する別の無傷性吸引カテーテルの一実施形態の遠位端を示す図である。 図6Aの遠位端の断面図である。 図6Aの遠位端の反対側を示す図である。 2つのレーストラック形の開口部を有する別の無傷性吸引カテーテルの一実施形態の遠位端を示す図である。 図7Aの遠位端の断面図である。 図7Aの遠位端の反対側を示す図である。 3つのレーストラック形の開口部を有する別の無傷性吸引カテーテルの一実施形態の遠位端を示す図である。 図8Aの遠位端の断面図である。 図8Aの遠位端の反対側を示す図である。 3つの楕円形の開口部を有する別の無傷性吸引カテーテルの一実施形態の遠位端を示す図である。 図9Aの遠位端の断面図である。 図9Aの遠位端の反対側を示す図である。 2つの楕円形の開口部を有する別の無傷性吸引カテーテルの一実施形態の遠位端を示す図である。 図10Aの遠位端の断面図である。 図10Aの遠位端の反対側を示す図である。 4つの楕円形の開口部を有する別の無傷性吸引カテーテルの一実施形態の遠位端を示す図である。 図11Aの遠位端の断面図である。 図11Aの遠位端の反対側を示す図である。 市販の吸引カテーテルの遠位端を示す斜視図である。 図12Aの遠位端の側面図である。 図12Aの遠位端の平面図である。 二列にオフセットされた各列が4つの開口部を有する別の無傷性吸引カテーテルの一実施形態の遠位端を示す図である。 図13Aの遠位端の断面図である。 図13Aの遠位端の反対側を示す図である。
以下、図面に示した1以上の実施形態及び例について詳細に説明する。各々の実施形態及び例は、説明目的のためのものであり、限定のためのものではない。例えば、或る実施形態の一部として図示または説明された特徴を別の実施形態に用いることにより、さらなる別の実施形態を創出することができる。従って、特許請求の範囲は、その範囲及び精神に含まれる限り、このような及び他の改変及び変形を含むものとする。
図面を参照すると、図1ないし図4及び図5Aないし図5Cに示すように、無傷性吸引カテーテル10が提供される。吸引カテーテル10は概ねチューブ状の細長い本体部12を含み、本体部12はそれを貫通するルーメン14を有する。遠位端すなわち先端16は、面取りされるか、または連続的な曲面44を有するように形成され得る。また、遠位端16には、ルーメン14と連通する遠位端開口部18が形成されている。反対側の近位端20にも、ルーメン14と連通する開口部(図示しない)が形成されている。
複数の側方開口部(集合的に符号24で示す)が、遠位端16の近傍に設けられている。各開口部24は細長い形状であることが望ましく、各開口部24の周辺26は、互いに平行に対向する側辺28を有するように形成されることが望ましい。各開口部24の周辺26はまた、互いに対向する丸みを帯びた端部30を有するように形成され得る。端部30は、これに限定するものではないが、U字形であることが望ましい。後ほど詳述するが、開口部24は、互いに平行に対向する側辺と、互いに対向するU字形の端部とを有する形状、すなわちレーストラック形と呼ばれる形状を有する。レーストラック形は、例えば、図3の開口部の形状において見ることができる。
側方開口部24は、カテーテル10の外周面32の周方向に、同じサイズのものが等間隔で設けることが望ましい。すなわち、3つの開口部を有する実施形態の場合は、各開口部24は、その中心線34が互いに120度の角度をなすようにして設けられる(図4)。図示しない別の実施形態では、各開口部24は、上述の例と同じサイズ、概ね同じ長さ及び概ね同じ幅を有するように形成され、上述の例と同じ位置に設けられるが、形状は、卵形、涙滴形または楕円形に形成される。
各側方開口部24は、遠位端16の近傍に、遠位端16から距離36を隔てて設けられる。距離36は、遠位端16から開口部24の最遠位部分までの距離である。各開口部24は、遠位端16から約2.54ないし約1.14mm(約0.100ないし約0.045インチ)の距離36を隔てて設けられ得る。各開口部24は、遠位端16から約1.91ないし約1.40mm(約0.075ないし約0.055インチ)の距離36を隔てて設けることが望ましい。各開口部24は、遠位端16から約1.78ないし約1.52mm(約0.070ないし約0.060インチ)の距離36を隔てて設けることがより望ましく、開口部24の丸みを帯びた端部と遠位端16との間の距離が約1.65mm(約0.065インチ)であることが最も望ましい。あるいは、各開口部を互いに遠位端から様々な距離で設けてもよい。その場合、各開口部における開口部の最遠位部分からカテーテルの遠位端までの距離は、互いに、50%を超えて、望ましくは25%を超えて、より望ましくは10%を超えて異ならないようにすべきである。
各開口部24は、幅38を有し得る。各開口部24における細長い辺28間の幅38は、約2.79ないし約1.02mm(約0.110ないし約0.040インチ)である。細長い辺28間の幅38は、約2.54ないし約1.52mm(約0.100ないし約0.060インチ)であることが望ましい。細長い辺28の間の幅38は、約2.29ないし約1.78mm(約0.090ないし約0.070インチ)であることが望ましく、約2.03mm(約0.080インチ)であることが最も望ましい。開口部の側辺はまた、隣接する開口部24間の距離に及ぶので、「横材(cross-members)」とも呼ばれ、横材の幅は1.54mm未満(当然ながら0よりも大きい値である)であることが望ましい。なお、横材の幅は、カテーテル及び開口部のサイズに依存する。
また、各開口部24は、約5.08ないし約4.06mm(約0.200ないし約0.160インチ)の長さ42を有し得る。各開口部24の長さ42は、約4.82ないし約4.32mm(約0.190ないし約0.170インチ)であることが望ましい。各開口部24の長さ42は、約4.70ないし約4.44mm(約0.185ないし約0.175インチ)であることがより望ましく、約4.57mm(約0.180インチ)であることが最も望ましい。
幅38に対する長さ42の比率は、上記した開口部の長さ及び幅のデータを使用して計算される。幅に対する長さの比率は、1.45ないし5、より望ましくは1.7ないし3.17、さらに望ましくは1.94ないし2.64であり得る。
遠位端16は、面取りされ得、遠位端16の曲面44は、約2.12ないし1.14mm(約0.085ないし約0.045インチ)の半径を有し得る。遠位端16の曲面44の半径は、約1.91ないし約1.40mm(約0.075ないし約0.055インチ)であることが望ましい。遠位端16の曲面44の半径は、約1.78ないし約1.52mm(約0.070ないし約0.060インチ)であることがより望ましく、約1.65mm(約0.065インチ)であることが最も望ましい。遠位端16が面取りされている場合、遠位端16の湾曲開始位置44から遠位端16の最遠位点までの距離46は、約1.78ないし0.76mm(約0.070ないし約0.030インチ)であり得る。距離46は、約1.52ないし約1.02mm(約0.060ないし約0.040インチ)であることが望ましい。距離46は、約1.40ないし約1.14mm(約0.055ないし約0.045インチ)であることがより望ましく、1.30mm(約0.051インチ)であることが最も望ましい。
遠位端開口部18は、約2.79ないし約3.81mm(約0.110ないし約0.150インチ)の直径47を有し得る。直径47は、約3.05ないし約3.56mm(約0.120ないし約0.140インチ)であることが望ましい。直径47は、約3.35ないし約3.12mm(約0.132ないし約0.123インチ)であることがより望ましく、約3.25mm(約0.128インチ)であることが最も望ましい。
カテーテルの本体部12は、約2.79ないし約3.81mm(約0.110ないし約0.150インチ)の内径48を有する。内径48は、約3.05ないし約3.56mm(約0.120ないし約0.140インチ)であることが望ましい。内径48は、約3.35ないし約3.12mm(約0.132ないし約0.123インチ)であることがより望ましく、約3.25mm(約0.128インチ)であることが最も望ましい。
カテーテルの本体部12は、約4.19ないし約5.12mm(約0.165ないし約0.205インチ)の外径49を有する。外径49は、約4.45ないし約4.95mm(約0.175ないし約0.195インチ)であることが望ましい。外径49は、約4.57ないし約4.83mm(約0.180ないし約0.190インチ)であることがより望ましく、約4.78mm(約0.188インチ)であることが最も望ましい。
内径及び外径は、特定の用途のためにユーザによって選択されるカテーテルのサイズに応じて様々であり得る。カテーテルのサイズは、通常は「フレンチ」で表され、一般的なカテーテルのサイズは、5フレンチないし18フレンチである(フレンチは、外周の長さが同一の非円形チューブは同一の開口に適合するという理論に基づく外周の測定値であることに留意されたい)。1フレンチは約0.33mm(0.013インチ)である。
また、カテーテル10は、約635ないし約254mm(約25ないし約10インチ)の長さを有し得る。長さ50は、約584.2ないし約457.2mm(約23ないし約18インチ)であることは望ましい。長さ50は、約558.8ないし約482.6mm(約22ないし約19インチ)であることがより望ましく、約530.1mm(約20.87インチ)であることが最も望ましい。なお、上記の値よりも短いまたは長いカテーテルも利用可能であることを理解されたい。
開口部52が、側方開口部24の近傍に所定の距離を隔てて形成され得る。開口部52は、製造を容易にするために円形であり、2つの側方開口部24の各々に対して等距離となる位置に設けることが望ましい。開口部52は、遠位端16から距離54を隔てて設けられる。距離54は、約8.89ないし約12.7mm(約0.350ないし約0.500インチ)であり得る。開口部52の距離54は、約10.16ないし約12.07mm(約0.400ないし約0.475インチ)であることが望ましい。開口部52の遠位端16からの距離54は、約10.52ないし約11.2mm(約0.414ないし約0.441インチ)であることがより望ましく、約10.69mm(約0.421インチ)であることが最も望ましい。
開口部52の直径56は、約2.032ないし約3.05mm(約0.080ないし約0.120インチ)であり得る。開口部52の直径56は、約2.29ないし約2.79mm(約0.090ないし約0.110インチ)であることが望ましい。開口部52の直径56は、約2.41ないし約2.67mm(約0.095ないし約0.105インチ)であることがより望ましく、約2.54mm(約0.100インチ)であることが最も望ましい。
吸引カテーテル10は、熱可塑性ポリウレタンエラストマー、熱可塑性ポリオレフィンエラストマー、熱可塑性ポリオレフィンブロックコポリマー、SBSジブロックエラストマー、SBSトリブロックエラストマー、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、またはそれらの配合物若しくは混合物などの比較的柔軟なポリマーの1以上から製造され得る。特に好適なポリマーは、カラーライト・ポリマーズ社(Colorite Polymers, Ridgefield, NJ)から、商品名8888G-01SFで入手可能なフタル酸エステルフリーのポリ塩化ビニル(PCV)である。カテーテルの製造に使用されるポリマーの相対硬さは、当該技術分野では既知の測定尺度であるショア硬さで測定される。硬さは、相対硬さの測定用に特別に開発された装置である「デュロメーター」と呼ばれる器具を使用して、通常はASTM D2240に従って測定される。ショアA硬さ及びショアD硬さの各スケールすなわちデュロメーター値は、数値が大きいほどポリマーがより硬いことを示す。ショアA及びショアDスケールは、互いに異なる種類のポリマーに用いられる。一般的に、ショアAスケールは、より柔軟でより弾性的なポリマーに用いられ、ショアDスケールは、より硬いポリマーに用いられる。ショアAスケールとショアDスケールを比較すると、低いD値を有数ポリマーは、一般的に、高いA値を有するポリマーよりも硬い。例えば、55Dの硬さを有するポリマーは、一般的に、90Aショア硬さ値を有するポリマーよりも硬い。本発明の吸引カテーテルは、55Aないし90Aのショア硬さを有することが望ましい。
図1ないし図4、図5Aないし図5C、及び図8Aないし図8Cに示すような一実施形態は、3つの側方開口部24を有し、各開口部がレーストラック形の形状なので、「3ホールレーストラック」型の吸引カテーテル10と呼ばれる。他の実施形態としては、2ホールレーストラック型(図7Aないし図7C)、4ホールレーストラック型(図6Aないし図6C)、3ホール楕円形型(図9Aないし図9C)2ホール楕円形型(図10Aないし図10C)、4ホール楕円形型(図11Aないし図11C)、3ホール六角形型及び3ホール正方形型などがある。これらの実施形態における各側方開口部24の合計面積は、各デザインにおいて実質的に互いに同じであることが望ましい。
別の実施形態としては、図13に示すような、或るレベル(遠位端からの距離)に互いに等間隔で設けられた4つのホールと、別のレベルに互いに等間隔で設けられた4つの別のホールとを有し、一方のレベルのホールの中心線が、他方のレベルのホールの中心線同士の中間に位置するように互いにオフセットさせた、ホールを複数のレベルに設けたデザインがある。後述する比率の計算に用いられる関連面積(relevant area)は、カテーテルの外周に、近位側ホールの近位端(頂部)から遠位側ホールの遠位端(底部)までの距離を乗じたものである。
複数の開口部24の合計面積は、カテーテル10の外周面の関連面積全体に対する比率として表すことができる。カテーテルの外周面の関連面積は、カテーテルの外周の長さと、複数の開口部24の最近位端(頂部)から最遠位端(底部)までの距離、すなわち互いに対向する2つの丸みを帯びた端部30間の距離との積である。カテーテルの外周面の関連面積全体に対する複数の開口部の合計面積の比率は、28ないし42パーセントであることが望ましく、32ないし39パーセントであることがより望ましく、約38パーセントであることがさらに望ましい。
比較例
現行のキンバリークラーク社の製品のデザイン(オフセットホール型):図12Aないし図12Cに示す吸引カテーテル90は、本実施形態のカテーテルと同じ材料から製造されており、望ましくは遠位端94から約6.35mm(約0.25インチ)の位置に形成された遠位側ホール(第1のホール)92と、オフセットホール型吸引カテーテル90の周方向反対側の遠位側ホール92から180度離れた位置に、遠位端94から約44.45mm(約1.75インチ)離間して形成された近位側ホール(第2ホール)96とを有していること以外は、2ホール円形型と概ね同じ構造を有する。このカテーテルの内径98は約3.24mm(約0.128インチ)であり、外径99は、約4.67mm(約0.184インチ)である。このようなカテーテルとしては、キンバリークラーク/バラードメディカルプロダクツ社からTRACH CARE(登録商標)、KIMVENT(登録商標)の商標名で販売されているものがある。これらは、患者の気道から分泌物を吸引するのに使用するとき以外はカテーテルがプラスチックバッグ内に収容される「閉鎖型吸引カテーテル」システムにおいて使用される。
アイルランド共和国のコビディエン社(Covidien Ltd.)(米国本社はマサチューセッツ州のマンスフィールドに所在)からTy-Care(登録商標)エクセル吸引カテーテルの商標名で販売されている吸引カテーテル。このカテーテルは、カテーテルの外周面に、周方向に互いに等間隔に形成された4つの小型の円形開口部を有している。4つの小型の円形開口部は全て、カテーテルの先端から等距離に設けられる。
下記の表は、開口部の面積の測定値、関連面積の測定値、及び上述したようにして計算した比率を含む。コビディエン社のものは16フレンチであるが、それ以外の全てのカテーテルは14フレンチであった。カテーテルのフレンチサイズに応じていくつかの比率バリエーションが存在し得るが、それらの差異はごくわずかであるので、これらの結果は、別のフレンチサイズにおいても同様であると考えられる。
開口部面積(mm) 関連面積(mm) 比率
2ホールレーストラック形 23.87 66.77 0.357
3ホールレーストラック形 25.16 66.77 0.377
4ホールレーストラック形 25.80 66.77 0.386
2ホール楕円形 21.93 66.77 0.329
3ホール楕円形 24.19 66.77 0.362
4ホール楕円形 21.93 66.77 0.329
3ホール六角形 21.68 66.77 0.325
3ホール四角形 27.87 66.77 0.417
3ホール涙滴形 21.1 66.77 0.316
マルチレベルホール型 25.80 66.77 0.386
現行のKC社の製品 10.19 100.51 0.101
コビディエン社の製品 5.81 28.97 0.200
有限要素解析
上記の各デザインについて、有限要素解析(FEA)を行った。
ピーク接触応力FEA
最初のFEAは、3ホールレーストラック型、現行の市販型(2オフセットホール型)、及び、2つの同一サイズの孔がカテーテル先端部において周方向に互いに反対側に設けられた基本型について行った。全てのカテーテルは14フレンチであった。FEAは、気管組織の表面に加えられるピーク接触応力を評価するために行った。各カテーテルを遠位端から約20.24mm(約0.797インチ)離れた位置で保持し、各カテーテルの先端が疑似気管モデルから約20.24mm(約0.797インチ)上方に位置するようにした。各カテーテルについて、2.22N(0.5lbf)の力を疑似気管モデル(メッシュ)に対して軸方向に均一に加えた。気管組織のいくつかの特徴、60A硬さPVC及び78A硬さPVCは下記に概説する。気管の性質については、「Strength of Biological Material by Hiroshi Yamada, published by Robert E. Krieger Publishing Company, Huntington, NY 1973, p. 141-142.」を参照されたい。参照したPCVの性質はMatwebから得た予備値である。
材料特性
気管組織 60A PVC 78A PVC
引張強度 341.36psi 1600psi 2300psi
弾性係数 2702.34psi 550psi 1200psi
ポアソン比 − 0.3 0.3
降伏強度 − 1600psi 2300psi
気管組織をモデル化するために使用したメッシュは下記の通りである。
メッシュの種類:固形メッシュ/標準
ジャコビアン・チェック 16ポイント
要素寸法 0.04549インチ
公差 0.0022745インチ
要素の数 71177
ノードの数 111786
気管モデルの2つの固定面に拘束具を配置した。各デザインの各遠位端に対して、2.22N(0.5lbf)の力を軸方向に沿って均一に加えた。接触セット:表面同士を接触せせた。ただし、選択したデザインの先端部が選択した気管モデルを貫通しないようにした。使用したプログラムは、SolidWorks 2008 SP3.1.に関連するCosmosWorks 2008であった。
本明細書において使用される及び表1に示される「ピーク先端応力」(psiで測定される)は、遠位端に分布するピーク応力を意味する。本明細書において使用される及び表1に示される「ピーク接触応力」(psiで測定される)なる用語は、気管組織に分布する応力を意味する。
表1に示す結果によれば、3ホールレーストラック型及び2ホール楕円形型のデザインは、市販のデザインと同等にあるいは市販のデザインよりもわずかに良好に作用する。カテーテルの遠位端を気管分岐部に向かって前進させて衝突したときの衝突力、及び、カテーテルの硬さ(すなわち、78A、72Aまたは60A)の効果を測定した。0.89N(0.2lbf)、2.224N(0.5lbf)及び4.45N(1.0lbf)の力を用いて、このFEAシミュレーションを各デザインについて試験した。その試験結果を表1に示す。
Figure 0005679984
表1の結果から、3ホールレーストラックデザインは、挿入力が低いときは(0.89N)、市販のデザインと同様に機能するが、挿入力が高いときは市販のデザインよりもピーク接触圧力が低くなることがわかる。これは、3ホールレーストラックデザインの衝撃吸収性によるものであると考えられる。注目すべきは、3ホールレーストラックデザインは、他のデザインとは異なり、ポリマー硬さが結果に対して影響を与えないことである。ピーク接触応力の向上は、形状によってのみ得られると考えられる。
2ホール円形デザインは、市販のデザイン及び3ホールレーストラックデザインと比較すると、同様に機能する。しかし、このカテーテルデザインにおける懸念は、硬さが低い場合に、カテーテルが、吸引を阻害するかまたは吸引効率に著しい影響を与える程度まで潰れるおそれがあることである。
最大変位FEA
様々な先端部の設計形状についての座屈、最大変位及び最小変位の性質を観察するためにFEAを行った。材料特性は次の通りである(カラーライト・ポリマーズ社から提供された)。
78A PVC
引張強度 2399psi(16547400N/m
弾性係数 870.22psi(6000000N/m
ポアソン比 0.47
降伏強度 1000psi(6894760N/m
FEAメッシュの種類:固形メッシュ/標準
ジャコビアン・チェック 4ポイント
全体サイズ 0.01499インチ(0.00038m)
公差 0.00075インチ(1.905e−005m)
接触面とは無関係にカテーテルを分析した。グローバル接触セットをセットして結合させた。固定拘束具をカテーテル先端の遠位面に配置した。固定拘束具を、ゼロ半径及び円周移動で、カテーテルの近位円筒状面の6.35mm(0.25インチ)の位置に配置した。2.224N及び3.559N(0.5lbf及び0.8lbf)の力を、各デザインの各遠位端に対して軸方向に沿って均一に加えた。使用したプログラムは、SolidWorks 2009に関連するSimulation 2009であった。
有限要素分析を用いて、2ホールレーストラック形、3ホールレーストラック形、4ホールレーストラック形、3ホール楕円形の4つのデザインを評価した。様々なレーストラックデザインは、14フレンチのカテーテル先端の周囲に2つか、3つか、または4つの形態で分布された側方開口部を有する。各デザインにおける複数の側方開口部の合計面積は、互いに等しい。楕円形デザインの開口部は、長さ及び幅は3ホールレーストラックデザインと同等であるが、楕円形の形状に形成されている(この場合もカテーテルのサイズは14フレンチであった)。
座屈パターンに関する情報を得るために、カテーテル先端を分析した。この分析は、カテーテルが2.224N及び3.559N(0.5lbf及び0.8lbf)のz方向負荷を受けた際に生じるX方向及びY方向の変位も提供する。このFEA分析は、接触時に座屈を引き起こすことなしに、個々のカテーテルの初期の静的な比較を提供する。この分析は、材料の応力緩和は考慮しない。試験結果を下記の表2に示す。
Figure 0005679984
3ホールレーストラックデザインを対照として試験した。この試験では、開口部の横材の全てが外向きに座屈しているのが観察された。表2に示す分析結果は、2ホールレーストラックデザインは、好ましい態様で座屈しなかったことを示している。2ホールレーストラックデザインは、座屈時に、遠位端を閉鎖すると共に、X方向及びY方向の両方向において対照よりも大幅に変位した。4ホールレーストラックデザインのX方向の変位は対照よりも大幅に小さかったが、個々の側方開口部24の面積は対照よりも大幅に小さいので、吸引時に目詰まりが生じるという問題がある。3ホール楕円形デザインの変位は、対照と同様であった。高負荷時の変位は対照よりも若干大きかったが、許容範囲内に収まっている。
3ホールレーストラック形、3ホール楕円形、3ホール正方形及び3ホール六角形の各3ホール形態を、負荷が3.559N(0.8lbf)の最悪の場合において分析した。3ホール六角形の変位は、対照よりも若干大きかった。3ホール正方形のY方向変位は、対照よりも大きいが、2ホール形態及び4ホール形態の極値間に収まる。
カテーテル先端のデザイン形状を調節することにより、カテーテル先端から衝突面に加えられる力を減少させることができることが分かった。他の製造者は、吸引カテーテルの遠位端の硬さを柔らかくなるように調節することによってカテーテル先端から衝突面に加えられる力を減少させようと努めているので、このことは重要である。吸引カテーテルの遠位端の硬さを柔らかくなるように調節すると、衝突時に柔らかい遠位端が潰れ、内向きに座屈し、それによって、中央ルーメンが塞がれ、吸引効率に大きな影響を与えるおそれがある。本発明では、この問題を避けることができる。実際、3ホールデザインは、他の物体と衝突したときは一般的に外向きに座屈し、カテーテル先端と他の物体の表面との衝突が垂直でないときでさえも、遠位端を塞がない。
吸引効率試験
吸引効率試験を、様々なデザインに対して行った。この試験は、非特許文献1に基づいて行った。この試験は、A−Vacインダストリーズ社(A-Vac Industries)製の真空ポンプ(DV-4E 4CFM)、コントロール・エア社(Control Air Inc.)製の圧力調整器(0〜15psiの範囲)、圧力ゲージを有する真空チャンバー(Ohaus Adventurer Pro Scale Model AV81011, I-019)、Brookfieldデジタル粘度計(LVTDV-II)、及びダウ・ケミカル社(Dow Chemical Company)製のPolyox水溶性樹脂凝固剤を使用して行った。
真空ポンプを圧力調整器に接続した。圧力調整器を真空チャンバーに接続した。試験されるカテーテルデザインを、真空チャンバに接続した。気密を確実にするために全ての接続部を検査すると共に、シーリングを確実にするために真空チャンバの適切な接続部にUV硬化性Loctite接着剤を塗布した。
3種類の粘度の粘性液をシミュレートするために、適切な量のポリエチレン酸化物と水を別個のビーカーで計量し、水に対して0.5%、1.5%及び3%の濃度のポリエチレン酸化物濃度を作るために取っておく。水を蓄えた各ビーカーを、水槽内でまたは加熱プレート上で、水温が95℃になるまで加熱する。水にPolyox粉末を加え、この混合溶液を連続的に撹拌した後、加熱源から取り除く。この混合溶液が室温になるまで、定期的に撹拌しながら2時間放置した。
この試験は、試験されるカテーテルを真空チャンバに取り付け、全ての接続部の気密を確保した上で実施した。全てのカテーテルは14フレンチのサイズであった。試験される各カテーテルを保持し、カテーテルの遠位端を、ポリエチレン酸化物水溶液に対して垂直に浸漬させた。真空を加え、真空チャンバ内の圧力ゲージの読み取り値が適切な値になるまで圧力調節器を観察した。スケールをゼロに設定した。各凝固混合物について、カテーテルに対して吸引を、120mmHg及び300mmHgの圧力で5秒間加えた。スケール上の値を記録すると共に、吸引された粘性液の量をグラム単位で記録した。カテーテルを水中に浸漬させ、カテーテルがきれいに浄されるまで吸引を加えた。3種類の吸引カテーテルを試験に使用した。各カテーテルの先端部を、溶液中に完全に浸漬させた。ただし、上側の開口部は浸漬させなかった。このプロセスを各種類のカテーテルについて5回ずつ行った。3種類の濃度のPolyox凝固剤溶液を5秒間吸引した量を、下記の表3にグラム単位で示す。
Figure 0005679984
予期できるように、低粘性では、全てのコンセプトは同等に行われる。しかし、溶液の粘性が高くなると、全てのデザインにおいて、吸引効率は減少する。粘性が高くなるに従い、3ホールレーストラックデザインの吸引効率は、他のデザインよりも優れたものとなる。このことは、吸引圧力を120mmHgから300mmHgに増加させたときの高粘性の溶液において明白である。吸引するための面積(開口部面積)に関しては、3ホールレーストラックデザインの開口部の総面積は、遠位端開口部のみを有するカテーテルチューブと比較すると、444%であることに留意されたい。市販品の2オフセットホールデザインは、遠位端開口部のみを有するカテーテルチューブと比較すると、約228%の面積を有する。3ホールレーストラックデザインは、大きな側方開口部を有している。開口部のサイズが大きいと、空気流が増大し、大きな吸引力が生成され、凝固剤を移動させることができると考えられる。この効果は、粘性レベルが高い場合に、開口部内に凝固剤が詰まらないことによって観察することができる。
様々なデザインに対して衝突力試験を行った。この試験は、衝突時のピーク応力を評価するために実施した(表面積とは無関係であるが、吸引率には依存する)。
衝突力の試験は、等速張力フレームの移動可能なクロスヘッド上に上側負荷セルを配置することにより行った。上側負荷セルに、カテーテルの先端部を保持するクランプを取り付けた。クランプの下方にカテーテルが1インチ(25.4mm)露出するようにして、カテーテルの先端部をクランプに対して垂直に保持した。クロスヘッドを移動させると、カテーテルは平行に移動する。
張力フレームの下側、すなわち固定側に、第2の負荷セル(下側負荷セル)を取り付ける。下側負荷セルに、上側のカテーテルクランプに対して平行な、かつカテーテルに対して垂直な平坦面が形成されるように配向させた受け座を取り付けた。
この試験は、上側クロスヘッドを、下側受け座に向かって12.7mm/分(0.5インチ/分)の速度で、カテーテルが下側の受け座に衝突するまで移動させることによって実施した。クロスヘッドはその後、上側負荷セルで2.224N(0.5lbf)の力が読み取られるまで下向きの移動を等速で継続し、読み取られた時点で移動を停止した。クロスヘッドの移動によりカテーテルが下側受け座と接触するまでの間、下側負荷セルによってピーク力を測定した。下側負荷セルは、下側受け座に加えられたピーク力、すなわち最大衝撃負荷を測定した。
上記のステップを、加える力及び速度を変化させながら、14フレンチサイズの各サンプルに対して繰り返し行った。ここで説明する全ての試験についての温度は、約22℃±1(華氏72度±2)であった。相対湿度は、約45パーセント±5パーセントであった。全てのサンプルは、同じ材料(カラーライト・ポリマーズ社製の7866G-015SF)から製造したものであった。試験結果を下記に示す。
衝突させたサンプルの平均衝突力
Figure 0005679984
Figure 0005679984
ピーク衝突力の減少は35%〜53%の範囲であった。
Figure 0005679984
側方開口部を有していないカテーテルは、市販のオフセットホールデザインと同様に、衝突力がより大きいことが明確に分かる。本発明のデザインの衝突力は、側方開口部を有していないデザインよりも、少なくとも35%、より具体的には少なくとも45%、さらに具体的には少なくとも55%少ない。
上述したように、より低い衝突力及び減少させた座屈を提供する本発明のカテーテルの形状は、開口面積の、カテーテルの関連面積全体に対する比率で表すことができる。前記比率は、28%ないし42%であることが望ましい。本発明のカテーテルの形状を表す別の方法は、カテーテルの遠位端から約1mmないし3mmの位置から近位側に約4mmないし6mmの幅で延在する帯域(クリティカル領域)に対する開口面積の比率で表すことである。本発明者は、望ましくは5mmの幅の帯域が、約28%ないし42%の開口面積を有する場合、衝突及び座屈性能は、そのような開口を有していないカテーテルを大幅に上回ることを見出した。前記帯域の面積は、前記帯域の幅とカテーテルの外周との積と定義される。
本発明の変更及び変形が当業者の能力の範囲内と見なされることは、当業者であれば理解できるであろう。本願発明者は、そのような変更及び変形は、本発明の範囲内であると意図する。また、本発明の範囲は、本明細書において説明した特定の実施形態によって限定されるとは解釈されるべきではなく、上述の開示を考慮して読んだときに、添付の特許請求の範囲に従ってのみ解釈されるべきである。
また、本明細書を通じて、試験結果は英単位を用いて記載されていることに注意されたい。メートル(SI)単位とヤード・ポンド単位との間で矛盾がある場合は、英単位を優先するものとする。

Claims (12)

  1. 吸引カテーテルであって、
    概ねチューブ状の本体部であって、前記本体部を貫通して形成されたルーメン、外周面、前記ルーメンと連通する開口を有する遠位端及び前記ルーメンと連通する開口を有すると共に吸引源に接続可能に構成された近位端を有する本体部と、
    前記本体部の前記遠位端の近傍に前記カテーテルの周方向に横材によって互いに隔てられて等間隔に設けられ、遠近両端及び或る面積を有する3つの開口部とを含むことにより
    前記カテーテルが或る面と衝突したときに、前記横材が外向きに座屈するように構成され、
    前記外周面における前記開口部の前記遠近両端間の帯域の面積に対する前記複数の開口部の総面積の比率が28%ないし42%となるようにしたことを特徴とするカテーテル。
  2. 請求項1に記載のカテーテルであって、
    前記開口部の形状がレーストラック形であることを特徴とするカテーテル。
  3. 請求項1又は2に記載のカテーテルであって、
    前記カテーテルが、熱可塑性ポリウレタンエラストマー、熱可塑性ポリオレフィンエラストマー、熱可塑性ポリオレフィンブロックコポリマー、SBSジブロックエラストマー、SEBSトリブロックエラストマー、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート及びそれらの配合物または混合物から成る群より選択された材料から製造されたことを特徴とするカテーテル。
  4. 請求項1に記載のカテーテルであって、
    ASTM D2240に従って、55Aないし90Aのショア硬さを有することを特徴とするカテーテル。
  5. 請求項1乃至のいずれか1項に記載のカテーテルであって、
    前記開口部の近位端が、前記カテーテル遠位端から1.14mmないし2.54mmの距離に位置することを特徴とするカテーテル。
  6. 請求項に記載のカテーテルであって、
    各開口部における前記開口部の前記近位端から前記カテーテルの前記遠位端までの距離が、50%を超えて互いに異ならないようにしたことを特徴とするカテーテル。
  7. 請求項に記載のカテーテルであって、
    各開口部における前記開口部の前記近位端から前記カテーテルの前記遠位端までの距離が、25%を超えて互いに異ならないようにしたことを特徴とするカテーテル。
  8. 請求項に記載のカテーテルであって、
    前記カテーテルが或る物体と接触したときに外向きに座屈するようにしたことを特徴とするカテーテル。
  9. 請求項に記載のカテーテルであって、
    前記開口部における幅に対する長さの比率が5未満となるようにしたことを特徴とするカテーテル。
  10. 請求項1乃至のいずれか1項に記載のカテーテルであって、
    前記帯域は、前記カテーテルの前記遠位端から1mmないし3mmの位置から、近位方向に4mmないし6mmの幅で延在することを特徴とするカテーテル。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載のカテーテルであって、
    前記衝突が、前記或る面に対して垂直でないことを特徴とするカテーテル。
  12. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載のカテーテルであって、
    前記横材の幅が1.54mm未満であることを特徴とするカテーテル。
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