JP5678521B2 - 電子会議装置、情報表示方法、プログラム - Google Patents

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本発明は、手書き情報を電子的に画像化して参加者に提示する電子会議装置に関し、特に、画像化された手書き情報を関連付けて記憶する電子会議装置に関する。
電子情報ボードが学校の授業や会議のプレゼンテーションで使用されるようになってきた。電子情報ボードとは、黒板や電子情報ボードに相当するボード上にコンピュータ画面を表示し、タッチパネル等の入力装置によりユーザの操作を受け付け、操作結果をコンピュータ画面に反映させる入出力装置である。
コンピュータ画面の表示にはいくつかの方法があり、液晶やプラズマなどのフラットパネルを用いるタイプ、フロント型プロジェクタを用いるタイプ、リア型のプロジェクタを用いるタイプ等がある。いずれも、40インチ〜60インチ程度のサイズの大型の画面にコンピュータ画面を表示することができる。
図1は、フロントプロジェクタ型の電子会議装置の外観例を示す図である。PC300には電子情報ボード400とフロント型のプロジェクタ200が接続されている。プロジェクタ200は、PC300の表示画面と同じ画面を電子情報ボードに大きく映すことができる。
話し手が電子情報ボード400のタッチパネル機能を用いて、映されているコンピュータ画面に直接タッチすることで、タッチした位置に応じてPC300を操作することが可能である。
例えば、接続したPC300上で動かす、電子情報ボード400のアプリケーションソフトウエアがこれらの機器と一緒に提供されている。このアプリケーションソフトウエアは、
(1)黒板の役割をする画面を表示してタッチパネルを介して手書き文字などの描画を受け付ける機能
(2)受け付けた手書き文字をコンピュータ画面に重畳して描く機能
などを提供する。
このような電子情報ボード400を用いた会議などでは、共通の資料が表示される画面を多数の参加者が目視しながら会議が進行する。すなわち参加者が共通の問題として認識している議題を中心にその解決方法を見つけるため議論を行う形態を取ることが多い。もし議題が複数あるのなら、司会者(以下、単にユーザという)が議題を1つ選び、その議題を中心に議論を進めることになる。
会議においてユーザは、電子情報ボード400を用いてスクリーンショットをとりながら議論を進めることができるが、各スクリーンショットの関連が分かりにくくなるという問題がある。また、複数の議論がある場合、参加者は1つの議論に集中しがちで他の議題を忘れがちである。
この点について、議論に関連して残しておきたいメモ等の画面イメージを、当該議論に関する表示内容と関連付けて管理可能にする技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、参加者が表示部分を選択すると、選択した部分だけを表示する画面を生成し、参加者のメモ書きの入力を受け付ける電子会議装置が開示されている。
しかしながら、特許文献1に記載の電子会議装置では、資料の一部とメモを関連付けることしかできず、メモが会議の全体とどのよう関わるのかが分かりにくいという問題がある。例えば、議題というのはいくつかの項目が階層構造をなしていることが多いが、特許文献1に開示された方法では、メモが階層のどの資料と関わるのか分からない。
本発明は、上記課題に鑑み、電子情報ボードを使用して議論をする際、途中で記憶した電子情報ボード上のスクリーンショットを、現在議論している議題毎に構造化して管理することができる電子会議装置、情報表示方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、情報入力領域に対する入力位置を検出する位置検出手段(例えば、位置検出部12)と、時系列の前記入力位置の軌跡を軌跡画像として可視化する軌跡画像生成手段(例えば、軌跡画像処理部14)と、軌跡画像を表示する表示手段(例えば、プロジェクタ200)と、を有する電子会議装置であって、前記表示手段に表示された軌跡画像(例えば、起点議題画像)の記憶命令を受け付ける第一の軌跡画像記憶受け付け手段(例えば、議題ページ指定ボタン35)と、軌跡画像の一部である一部軌跡画像(例えば、議題画像)の選択と該一部軌跡画像の記憶命令を受け付ける第三の軌跡画像記憶受け付け手段(例えば、議題指定開始ボタン36,議題指定終了ボタン39)と、前記第一の軌跡画像記憶受け付け手段が記憶命令を受け付けた時に前記表示手段が表示している軌跡画像に一意の識別情報を付与し、前記第三の軌跡画像記憶受け付け手段が記憶命令を受け付けた一部軌跡画像に一意の前記識別情報を付与して第一記憶部(例えば、画像記憶部20)に記憶する軌跡画像記憶手段(例えば、画像データ登録部19)と、前記第一の軌跡画像記憶受け付け手段が記憶命令を受け付けることで前記軌跡画像記憶手段が付与した前記識別情報、及び、前記第三の軌跡画像記憶受け付け手段が記憶命令を受け付けることで前記軌跡画像記憶手段が付与した前記識別情報を、親画像の前記識別情報として第三記憶部(例えば、親画像ID一次記憶部22)に記憶する識別情報記憶手段(例えば、親画像ID更新部17)と、前記第一又は第三の軌跡画像記憶受け付け手段が記憶命令を受け付けた時に前記第三記憶部すでに記憶されていた前記識別情報を親画像識別情報とし、前記第一又は第三の軌跡画像記憶受け付け手段が記憶命令を受け付けた時に前記軌跡画像記憶手段が付与した前記識別情報を子画像識別情報とし、親画像識別情報と子画像識別情報を対応づけて第二記憶部に記憶する対応情報記憶手段と、を有することを特徴とする。
また、本発明の一形態において、軌跡画像の記憶命令を受け付ける第二の軌跡画像記憶受け付け手段(例えば、スクリーンショットボタン34)を有し、前記軌跡画像記憶手段は、前記第二の軌跡画像記憶受け付け手段が記憶命令を受け付けた前記軌跡画像に一意の前記識別情報を付与して前記第一記憶部に記憶し、前記識別情報記憶手段は、前記第二の軌跡画像記憶受け付け手段が記憶命令を受け付けた時に前記第三記憶部に記憶されていた前記識別情報を親画像識別情報とし、前記第二の軌跡画像記憶受け付け手段が記憶命令を受け付けた時に前記軌跡画像記憶手段が付与した前記識別情報を子画像識別情報とし、親画像識別情報と子画像識別情報を対応づけて前記第二記憶部に記憶する、ことを特徴とする。
電子情報ボードを使用して議論をする際、途中で記憶した電子情報ボード上のスクリーンショットを、現在議論している議題毎に構造化して管理することができる電子会議装置、情報表示方法及びプログラムを提供することができる。
フロントプロジェクタ型の電子情報ボードの外観例を示す図である。 PCのハードウェア構成図の一例である。 電子会議装置の機能ブロック図の一例である。 ユーザ情報の一例を示す図である。 軌跡画像が表示されていない初期状態の画面の一例を示す図である。 ユーザにより議題が描画された画面の一例を示す図である。 ユーザが議題を選択した際の画面の一例を示す図である。 スクリーンショットが表示された画面の一例を示す図である。 描画欄に閉曲線が描かれた画面の一例を示す図である。 ユーザが新たに描画欄に手書きした軌跡画像の一例を示す図である。 「議題AAAAAAAAAA」が記述された議題画像の下層のスクリーンショットが表示された画面の一例を示す図である。 初期状態の画像記憶部、画像構造記憶部及び親画像ID一次記憶部を模式的に示す図の一例である。 画像記憶部、画像構造記憶部及び親画像ID一次記憶部を模式的に示す図の一例である。 画像記憶部、画像構造記憶部及び親画像ID一次記憶部を模式的に示す図の一例である。 画像記憶部、画像構造記憶部及び親画像ID一次記憶部を模式的に示す図の一例である。 画像記憶部、画像構造記憶部及び親画像ID一次記憶部を模式的に示す図の一例である。 画像記憶部、画像構造記憶部及び親画像ID一次記憶部を模式的に示す図の一例である。 画像記憶部、画像構造記憶部及び親画像ID一次記憶部を模式的に示す図の一例である。 画像構造記憶部に記憶された階層構造の一例を示す。 電子会議で画像記憶部に記憶された画像データの階層構造を模式的に示す図の一例である。 スクリーンショットボタンが押下された際の電子会議装置の処理手順を示すフローチャート図の一例である。 議題指定開始ボタンが押下された際の電子会議装置の処理手順を示すフローチャート図の一例である。 画像追加フローの処理手順を示すフローチャート図の一例である。 議題画像表示フローの処理手順を示すフローチャート図の一例である。 議題一覧ボタンが押下された際の制御部の処理手順を示すフローチャート図の一例である。 議題画像の変形例を示す図の一例である。 画像情報を位置情報とした画像記憶部の一例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。なお、全体構成図については図1と同様であるので省略する。図1に示したように、PC300には電子情報ボード400とフロント型のプロジェクタ200が接続されている。プロジェクタ200は、フラットパネルディスプレイでもリア型のプロジェクタでもよい。電子情報ボード400とPC300とが接続されることで電子会議装置100を構成している。なお、プロジェクタ200とPC300は汎用的なものを使用できる。
〔電子会議装置100の概略〕
説明を容易にするため、本実施形態の電子会議装置100の概略的な特徴部を、図20を用いて説明しておく。電子会議装置100は、ユーザが手書きした軌跡画像を階層的に管理することを特徴の1つとする。なお、本実施形態のユーザとは電子情報ボード400に手書きする者をいう。
図20では、ユーザが4つの議題が記述された起点議題画像(ID=1)を4つの議題画像(ID=2,7,8,9)に仕分けている。そして、ユーザは4つの議題画像の1つ(ID=2)の下層に別の4つの議題が記述された起点議題画像(ID=4)を対応づけている。また、電子会議装置100は、4つの画像データの1つ(ID=2)の下層にスクリーンショット(ID=3)を対応づけている。
さらに、ユーザは、起点議題画像(ID=4)を4つの議題画像(ID=5,10,11,12)に仕分け、4つの議題画像の1つ(ID=5)の下層にスクリーンショット(ID=6)を対応づけている。
このように電子会議装置100は、ユーザが議題を展開させても各画像データの親子関係を連鎖的に記憶している。したがって、本実施形態の電子会議装置100は、手書きされた画像を階層的に管理することができる。例えば会議では1つの議題が議論される過程で細分化されたり、細分化の前後で様々な画像が手書きされるが、電子会議装置100はこれらの手書きされた内容を階層的に管理でき、全ての画像を互いに対応づけて管理することが可能になる。
〔構成〕
図2は、PC(Personal Computer)300のハードウェア構成図の一例である。PC300は、コンピュータと同様、それぞれバスで相互に接続されているCPU301、RPM302、RAM303、外部I/F304、通信装置305、入力装置306、表示制御部307及び記憶装置308を有する。CPU301は、OS(Operating System)及びプログラム310を記憶装置308から読み出して、RAM303を作業メモリにして実行する。
プログラム310は、電子会議システムの一般的な機能である、ユーザがタッチパネルを操作した位置の位置情報を取得する機能、一連の位置情報を軌跡として表示する機能、等を提供する。また、プログラム310は後述する電子会議装置100の特徴部を提供する。プログラム310は、一般的なワープロアプリやプレゼンアプリと連携して、アドインプログラムのように実行されることもできる。この場合、プレゼンアプリが生成した画面が電子情報ボード400に表示され、プレゼンアプリの画面に対し文字などが表示される。以下、プログラム310と一般的なアプリケーションの機能を区別しないで説明する。
RAM303は必要なデータを一時保管する作業メモリ(主記憶メモリ)になり、ROM302にはBIOSや初期設定されたデータ、起動用のプログラム等が記憶されている。
外部I/F304はUSBケーブル等のケーブルや、可搬型の記憶媒体320を装着するインタフェースである。記憶媒体20は、USBメモリ等のフラッシュメモリ、CD−ROM等の光記憶媒体等である。本実施形態では外部I/F304に電子情報ボード側のタッチパネルが接続されている。なお、外部I/F304は有線でなく無線で電子情報ボード400と接続されてもよい。この場合、外部I/F304はBluetoothや無線LANの通信装置である。
通信装置305は、LANカードやイーサネット(登録商標)カードと呼ばれ、CPU301からの指示によりネットワークを介して接続されたコンピュータにデータを送信する。
入力装置306は、キーボード、マウスなど、ユーザの様々な操作指示を受け付けるユーザインターフェイスである。また、本実施形態では、電子情報ボード400のタッチパネルも入力装置である。
表示制御部307は、プログラム310が指示する画面情報に基づき所定の解像度や色数等でプロジェクタ200に画面情報を出力している。この画面情報は、PC300にプロジェクタ200を接続しない場合にディスプレイに表示される画面を描画するためのものである。グラフィックボードや分配器を使用することで、プロジェクタ200とディスプレイの両方に同時に画面を表示することもできる。
記憶装置308は、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどの不揮発メモリを実体とし、OS及びプログラム310等、を記憶している。プログラム310は、記憶媒体320に記憶された状態又は不図示のサーバからダウンロードされる態様で配布される。
図3は、電子会議装置100の機能ブロック図の一例を示す。電子会議装置100は、CPU301がプログラム310を実行することで実現される、映像出力部11、位置検出部12、アプリ画面生成部13、軌跡画像処理部14、制御部15、議題画像取得部16、画像データ登録部19、構造登録部18,親画像ID更新部17、を有する。また、電子会議装置100は、RAM303や記憶装置308を実体とする、親画像ID一次記憶部22、画像記憶部20、画像構造記憶部21及びユーザ情報記憶部23を有する。
位置検出部12は、ユーザがスタイラスペン500等で接触した(タッチした)電子情報ボード400のタッチパネル上の位置を、静電容量、圧力や形状の変化として検出する。位置検出部12が所定のサイクル時間毎に、位置を検出することで、スタイラスペン500の先端の軌跡が得られる。この位置は、例えば電子情報ボード400の左上角を原点としたピクセル単位のX,Y座標である。なお、ユーザはスタイラスペン500を使用しなくても指先などで電子情報ボード400を操作することができる。また、位置検出部12はタッチパネル側が有していてもよい。なお、映像とスタイラスペン500の位置が一致するように、予め位置合わせが行われている。
また、電子情報ボード400の描画位置は、接触位置でなく光学的なペンの光点の照射位置(接触しても非接触でもよい)として検出してもよい。また、ペンの先頭の軌跡をカメラで撮影して位置情報を検出することもできる。
制御部15は、電子会議装置100の全体を制御する。例えば、位置検出部12が検出した位置情報を筆跡とするか又はコマンドの操作として受け付けるかを判断したり、画像データの記憶等を制御する。
軌跡画像処理部14は、位置検出部12が検出した位置情報を、所定の線幅で時系列に連結することにより軌跡画像を生成し、映像出力部11に出力する。線幅や線の色はユーザが選択できるようになっている。
アプリ画面生成部13は、プログラム310が生成する電子会議用のアプリ画面情報を生成し、映像出力部11に出力する。電子会議用の画面は種々あるが、ここでは、後述する描画欄31、議題表示欄32、スクリーンショット表示欄33及びコマンドボタン欄30が表示されるとする。
映像出力部11は、軌跡画像とアプリ画面情報を合成して画面の画像データを生成し、プロジェクタ200に送出する。例えば、軌跡画像のレイヤをアプリ画面のレイヤに重畳させればよい。
画像データ登録部19は、映像出力部11がプロジェクタ200に表示している映像のうち、軌跡画像の全体又は一部を画像記憶部20に保存する。より具体的には、プログラム310が表示しているコマンドボタンにユーザがタッチしたことを、制御部15が位置情報に基づき検出し、軌跡画像の全体又は一部を画像記憶部20に保存する。これにより、画像記憶部20には後述する描画欄31の軌跡画像のスクリーンショットや議題画像、起点議題画像が記憶される。なお、スクリーンショットや議題画像、起点議題画像を区別しない場合、単に「画像データ」という。
構造登録部18は、画像記憶部20に登録されたスクリーンショット、議題画像、及び、起点議題画像の階層構造を画像構造記憶部21に登録する。構造登録部18の処理については後述する。
親画像ID更新部17は、親画像ID一次記憶部22に記憶された、現在の軌跡画像の親画像の画像IDを更新する。すなわち、現在の軌跡画像が記憶された場合、その画像データは、親画像ID一次記憶部22に記憶された画像IDの画像データの子画像として画像記憶部20に記憶される。
画像記憶部20は、上記のように、映像出力部11が表示しているスクリーンショット、議題画像及び起点議題画像を保存する。画像構造記憶部21は、画像記憶部20に保存されている画像データの階層構造を保存する。親画像ID一時記憶部22は、現在の軌跡画像の親画像の画像IDを記憶する。図12以下に画像記憶部20、画像構造記憶部21及び親画像ID一次記憶部22の一例を示すが詳細は後述する。
ユーザ情報記憶部23は、ユーザ情報を記憶する。図4(a)は、ユーザ情報の一例を示す図である。ユーザ情報は対になったユーザ名とパスワードを有する。電子会議装置100の利用開始前に、ユーザが電子情報ボードを操作してユーザ名とパスワードを入力する。
図4(b)は電子情報ボードに表示された入力画面の一例を示す。制御部15は、入力されたユーザ名とパスワードの組がユーザ情報記憶部23に記憶されているか否かに基づき、ユーザを認証する。認証が成立した場合、制御部15はそのユーザに当該電子会議装置100の使用を許可する。
〔初期画面〕
図5は、軌跡画像が表示されていない初期状態の画面一例を示す。映像出力部11は、プロジェクタ200を介して、アプリ画面生成部13が生成したアプリ画面情報に従い図示する画面を電子情報ボード400に表示する。
この画面は、描画欄31、議題表示欄32、スクリーンショット表示欄33及びコマンドボタン欄30を有する。描画欄31は、ユーザが文字等を手書きする領域である。特に、本実施形態では、ユーザは議論の際、描画欄31に議題及び議論に必要な情報を描く。描画欄31に表示される画像はその一部か全体かを問わずに軌跡画像と呼ぶ。
議題表示欄32には、ユーザによって指定された議題画像が表示される。議題画像とは、議題指定開始ボタン36が押下されてから議題指定終了ボタン39が押下されるまでにユーザが指定した軌跡画像の一部をいう。本実施形態では、ユーザが指定するのは議題が含まれる軌跡画像となるので、「議題画像」と呼ぶが、議題以外の軌跡画像を指定することもできる。議題表示欄32には、複数の議題画像を表示することができる。
スクリーンショット表示欄33は、スクリーンショットボタン34が押下された際の描画欄31の軌跡画像の縮小画像が表示される。すなわち、描画欄31の全体の軌跡画像が表示されるが、本実施形態ではスクリーンショットボタン34により記憶される画像データを「スクリーンショット」という。スクリーンショット表示欄33には複数のスクリーンショットを表示することができる。
コマンドボタン欄30は、スクリーンショットボタン34、議題ページ指定ボタン35、議題指定開始ボタン36、全消去ボタン37、及び、議題一覧ボタン38を有する。スクリーンショットボタン34が選択されると、画像データ登録部19は描画欄31の軌跡画像の全体を1つの画像に変換し、画像記憶部20に登録する。画像データのフォーマットは主にjpeg、html、pdf、bmp等であるが、位置情報の生データを記憶してもよい。
議題ページ指定ボタン35が選択されると、画像データ登録部19は描画欄31の軌跡画像の全体を1つの画像に変換し、画像記憶部20に登録する。議題ページ指定ボタン35が押下された描画欄31の画像データは階層構造の親画像となる。
本実施形態では、ユーザが議題ページ指定ボタン35を押下するのは議論すべき内容が多岐に渡る1つ以上の議題が手書きされた際であるので、この時の描画欄31の画像を「起点議題画像」と呼ぶ。当然ながら、ユーザは、描画欄31に議題が含まれていない状態で、議題ページ指定ボタン35を押下することもできる。
なお、議題ページ指定ボタン35を押下することで画像データの登録構造の階層が深くなっていく。
議題指定開始ボタン36が押下されてから議題指定終了ボタン39が押下されるまで、制御部15は、映像出力部11を議題指定開始モードに切り替える。議題指定開始モードに切り替わった映像出力部11は、軌跡画像処理部14が生成した線画像が囲む閉曲線の中の軌跡画像を、画像データ登録部19に出力する。画像データ登録部19は、議題画像を画像記憶部20に記憶する。
全消去ボタン37は、描画欄31に表示されている全ての軌跡を消去するためのボタンである。この場合、議題表示欄32の議題画像とスクリーンショット表示欄33のスクリーンショットは消去されない。
議題一覧表示ボタン38は、記憶部20に記憶された画像データを、階層構造を再現して表示するためのボタンである。議題一覧表示ボタン38の押下により図20のように画像データが階層構造に従って表示される。
〔画面遷移〕
以下、画面の遷移を用いて電子会議装置100の動作を説明する。
図6(a)は、ユーザにより議題が描画された画面の一例を示す図である。ユーザはスタイラスペン500を使用して4つの議題を手書きした。
1.議題AAAAAAAAAA
2.議題BBBBBBBBBB
3.議題CCCCCCCCCC
4.議題DDDDDDDDDD
図6(a)の状態で、ユーザが議題ページ指定ボタン35を押下した。したがって、図6の描画欄31の画像データは起点議題画像となる。制御部15は、位置情報に基づき議題ページ指定ボタン35が押下されたことを検出し、アプリ画面生成部13に描画欄31の強調表示を要求する。この強調表示は、描画欄31の現在の軌跡画像が、起点議題画像であることを示すためのものである。なお、起点議題画像は画像記憶部20に記憶される。
図6(b)では、強調表示として、描画欄31の右上に「議題ページ」と表示されている。描画欄31の枠の色を変えたり、背景色を変えるなど、描画欄31の軌跡画像が起点議題画像であることがわかればよい。
次に、ユーザが描画欄31の4つの議題から議論する議題を指定する。このため、ユーザは議題指定開始ボタン36を押下し、指定対象の議題を囲む閉曲線を手書きするので、軌跡画像処理部16は閉曲線の軌跡画像を生成する。
図6(c)は、閉曲線41が描かれた描画欄31の一例を示す。図6(c)では1番目の「議題AAAAAAAAAA」が閉曲線41で囲まれている。
なお、ユーザが議題指定開始ボタン36を押下すると、議題指定開始ボタン36は不要になり終了を受け付けるボタンが必要になるので制御部15はアプリ画面生成部13に、議題指定開始ボタン36を議題指定終了ボタン39に切り替えて表示するよう要求する。
閉曲線41を手書きすると次に、ユーザは議題指定終了ボタン39を押下する。制御部15は議題指定終了ボタン39の押下を検出すると、閉曲線41が描かれたか否かを判定する。例えば、軌跡が所定長以上であることを条件に、軌跡の最初の位置情報と最後の位置情報を比較し、両者が所定の距離内であれば閉曲線41が描かれたと判定する。そして、制御部15は閉曲線41が議題を囲んでいるか否かを判定する。例えば、閉曲線41の外接矩形と議題の外接矩形を生成し、閉曲線41の外接矩形が議題の外接矩形を完全に囲んでいる場合に、制御部15は閉曲線41が議題を囲んでいると判定する。また、ユーザの操作性を考慮して、2つの外接矩形が9割程度の面積において重畳していれば、閉曲線41が議題を囲んでいると判定してもよいし、2つの外接矩形が一部でも重畳していれば、閉曲線41が議題を囲んでいると判定してもよい。なお、両者の位置情報は位置検出部12により明らかである。
閉曲線41が議題を囲んでいる場合、制御部15は軌跡画像処理部14が生成した閉曲線41が含む議題の軌跡画像を画像記憶部20に記憶し、その軌跡画像を議題表示欄32に表示するようアプリ画面生成部13に要求する。これにより、画面の議題表示欄32にユーザが選択した議題画像が表示される。
図7(a)は、ユーザが議題を選択した際の画面の一例を示す図である。これまで説明したように1番目の「議題AAAAAAAAAA」が閉曲線41で囲まれているとともに、議題表示欄32に「議題AAAAAAAAAA」と記述された議題画像42が表示されている。この議題画像42は、議題表示欄32の「議題AAAAAAAAAA」は点線の閉曲線で囲まれているが、この点線の閉曲線は、ユーザが手書きした閉曲線41と同じ形状である。制御部15が議題だけでなく閉曲線41も議題表示欄32に表示するのは議題の区切りを明示するためであるが、閉曲線を表示しなくてもよいし、表示した際の閉曲線を点線にしなくてもよい。
なお、ユーザが議題指定終了ボタン39を押下すると、議題指定終了ボタン39は不要になり議題の指定を受け付けるボタンが必要になるので、制御部15はアプリ画像生成部に、議題指定終了ボタン39を議題指定開始ボタン36に切り替えて表示するよう要求する。
続いて、ユーザが議論を進めるために、描画欄31を消去したとする。電子会議装置100において描画欄31を消去するため、ユーザは全消去ボタン37を押下する。制御部15は、位置情報に基づき、全消去ボタン37が押下されたことを検出し、アプリ画面生成部13に描画欄31の軌跡画像を全て消去するよう要求する。これにより、描画欄31の軌跡画像は全て消去される。なお、議題表示欄32の議題画像42は消去されない。また、画像記憶部20の議題画像も消去されない。
図7(b)は全消去ボタン37が押下された画面の一例を示す図である。描画欄31の4つの議題と1番目の議題を指定した閉曲線が全て消去されている。このような状態にすることで、これから描画欄31に表示される軌跡画像が、議題表示欄32に表示されている議題画像についてのものであることをユーザが一目で把握することができる。すなわち、議論の対象となる議題を表示したまま、参加者がより詳細な項目について議論できるようになる。
図7(c)は、ユーザが新たに描画欄31に手書きした軌跡画像の一例を示す図である。ユーザは「議題AAAAAAAAA」について下位の項目となる「ABC」を描画欄31に手書きした。この描画欄31の軌跡画像をユーザが保存したいと考えた場合、ユーザはスクリーンショットボタン34を押下する。
制御部15は、位置情報に基づきスクリーンショットボタン34の押下を検出し、映像出力部11が描画欄31に表示している軌跡画像を画像データ登録部19に記憶するよう要求し、また、アプリ画面生成部13にスクリーンショットをスクリーンショット表示欄33に表示するよう要求する。これにより、「ABC」と手書きされた軌跡画像の画像データが画像記憶部20に記憶される。また、画面のスクリーンショット表示欄33に「ABC」と手書きされた軌跡画像のスクリーンショット43が表示される。
図8(a)はスクリーンショット43が表示された画面の一例を示す。スクリーンショットボタン34が押下されたことによって、スクリーンショット表示欄33にスクリーンショット43が表示されている。
図8(a)によれば、議題画像42が議題表示欄32に、その議題の項目がスクリーンショット表示欄33に表示されている。ユーザが全消去ボタン37を押下してもスクリーンショット表示欄33のスクリーンショット43は消えないので、描画欄31に過去のスクリーンショット43を表示したまま、ユーザは描画欄31に次々と項目を手書きすることができる。そして、常に議題が表示されているので、その描画欄31の軌跡画像がどの議題についてのものかを容易に把握できる。
続いて、ユーザが全消去ボタン37を押下して、新たな議題を手書きしたとする。制御部15は、位置情報に基づき、全消去ボタン37が押下されたことを検出し、アプリ画面生成部13に描画欄31の軌跡画像を全て消去するよう要求する。これにより、描画欄31の軌跡画像は全て消去される。なお、議題表示欄32の議題画像42とスクリーンショット表示欄33のスクリーンショット43は消去されない。
図8(b)は新たな議題の一例を示す。ユーザは4つの議題を手書きしている。
1.議題AAAAAaaaaa
2.議題BBBBBbbbbb
3.議題CCCCCccccc
4.議題DDDDDddddd
図8(b)の状態で、ユーザが議題ページ指定ボタン35を押下した。これにより、図8(b)の描画欄31の画像データが起点軌跡画像となる。制御部15は、位置情報に基づき議題ページ指定ボタン35が押下されたことを検出し、アプリ画面生成部13に描画欄31の強調表示を要求する。この起点軌跡画像も画像記憶部20に記憶される。
図8(c)は新たに起点議題画像が指定された画面の一例を示す。議題表示欄32に表示された議題画像42は消去されない。これにより、ユーザは過去に議論された議題を確認することができる。また、議題ページ指定ボタン35が押下されたことにより、描画欄31の右上に「議題ページ」と表示されている。
一方、スクリーンショット表示欄33に表示されたスクリーンショット43は消去される。スクリーンショット43は議題と関連付けられているので、議題が変わればスクリーンショット43も初期化すべきだからである。ただし、画像記憶部20にはスクリーンショット43が記憶されている。このため、制御部15は、位置情報に基づき、議題ページ指定ボタン35が押下されたことを検出し、アプリ画面生成部13に、スクリーンショット表示欄33のスクリーンショットの表示を終了するよう要求する。
次に、ユーザが描画欄31の4つの議題から議論する議題を指定する。上記のように、ユーザは議題指定開始ボタン36を押下し、指定対象の議題を囲む閉曲線を手書きする。また、ユーザは、閉曲線の手書きの後、議題指定終了ボタン39を押下する。
図9(a)は、描画欄31に閉曲線44が描かれた画面の一例を示す。図9(a)では1番目の「議題AAAAAaaaaa」が閉曲線44で囲まれている。制御部15は、上述したように、閉曲線44が描かれたか否かを判定する。閉曲線44が手書きされた場合、制御部15は軌跡画像処理部14が生成した閉曲線44に含まれる議題画像を画像記憶部20に記憶し、その議題画像を議題表示欄32に表示するようアプリ画面生成部13に要求する。これにより、画面の議題表示欄32にユーザが選択した議題が表示される。
ここで、議題表示欄32にはすでに議題「AAAAAAAAAA」と記述された議題画像42が表示されている。このためアプリ画面生成部13は、議題「AAAAAAAAAA」と議題「AAAAAaaaaa」の階層構造を明示する。具体的には、2つの議題画像42と45を線で結ぶ。図9(b)は、議題表示欄32の2つの議題画像42,45が線で結ばれた画面の一例を示す。こうすることで、ユーザは、議題「AAAAAaaaaa」が議題「AAAAAAAAAA」の下の階層の議題であることを把握できる。階層構造の検出については、後述する。
続いて、ユーザが全消去ボタン37で押下したとする。制御部15は、位置情報に基づき、全消去ボタン37が押下されたことを検出し、アプリ画面生成部13に描画欄31の軌跡画像を全て消去するよう要求する。これにより、描画欄31の軌跡画像は全て消去される。なお、議題表示欄32の議題画像42,45は消去されない。
図9(c)は、描画欄31が全消去された画面の一例を示す。議題表示欄32には議題の階層構造が表示されているので、これから描画欄31に表示される軌跡画像が、議題表示欄32に表示されている議題についてのものであることをユーザが一目で把握することができる。
図10は、ユーザが新たに描画欄31に手書きした軌跡画像の一例を示す図である。ユーザは「議題AAAAAaaaaa」について下位の項目となる「abc」を描画欄31に手書きした。この描画欄31の軌跡画像をユーザが保存したいと考えた場合、ユーザはスクリーンショットボタン34を押下する。
制御部15は、位置情報に基づきスクリーンショットボタン34の押下を検出し、映像出力部11が描画欄31に表示している軌跡画像を画像データ登録部19に記憶するよう要求し、また、アプリ画面生成部13にスクリーンショットをスクリーンショット表示欄33に表示するよう要求する。これにより、「abc」と手書きされた軌跡画像のスクリーンショット46が画像記憶部20に記憶される。また、画面のスクリーンショット表示欄33に「abc」と手書きされた軌跡画像のスクリーンショット46が表示される。
続いて、ユーザが「議題AAAAAAAAAA」の議論を反芻するため、議題表示欄32の「議題AAAAAAAAAA」を押下した。制御部15は、位置情報に基づき議題表示欄32の「議題AAAAAAAAAA」が選択されたことを検出し、アプリ画面生成部13に「議題AAAAAAAAAA」が記述された議題画像の下層のスクリーンショット43をスクリーンショット表示欄33に表示するよう要求する。また、制御部15は、アプリ画面生成部13に「議題AAAAAAAAAA」が記述された議題画像の下層のスクリーンショット43のいずれか(例えば、一番最初のスクリーンショット)を描画欄31に表示するよう要求する。
図11は、「議題AAAAAAAAAA」が記述された議題画像の下層のスクリーンショットが表示された画面の一例を示す。議題表示欄32の「議題AAAAAAAAAA」が記述された議題画像42が強調表示(反転)されている。これにより、ユーザは現在のスクリーンショット43や描画欄31の軌跡画像が「議題AAAAAAAAAA」に関するものであることを一目で把握できる。
また、ユーザがスクリーンショット表示欄33のスクリーンショット43を押下すれば、制御部15は、位置情報に基づきスクリーンショット43が選択されたことを検出し、アプリ画面生成部13にそのスクリーンショット43を描画欄31に表示するよう要求する。このように、ユーザはいつでも過去の議題のスクリーンショットを呼び出すことができる。
このようにして会議への参加者は議題だけでなく、議題と議題の階層構造を把握できる。会議において複数の議論がある場合、参加者が1つの議題に集中して議論することを繰り替え、次々と議題を消化していく。しかし、過去の議題については意識から離れてしまうこともある。議題がいくつかの小さな議題に細分化できるような場合、過去の議題が密接に関係するので、過去の関連する議題を把握しながら議論したい場合がある。
本実施形態の電子会議装置100は、過去の議題を可視化したまま現在の議題を表示し、また、議題について手書きされたスクリーンショットを見ながら参加者が議論できるので、各スクリーンショットがどの議題を議論している際のスクリーンショットか一目で把握できる。
〔階層構造の記憶〕
上記のような画面を実現するための階層構造の記憶について、図6〜図10の画面を参照しながら説明する。
図12(a)は何も記憶されていない画像記憶部20を模式的に示し、図12(b)は何も記憶されていない画像構造記憶部21を模式的に示し、図12(c)は何も記憶されていない親画像ID一次記憶部22を模式的に示す。例えば、電子会議装置100が起動した直後はこのような状態になる。
画像記憶部20の画像IDは画像記憶部20に登録される各画像データを識別するIDであり、議題フラグはその画像データが議題画像であることを示すフラグであり、画像情報には手書きされた各種の画像データが登録される。
図6(a)にてユーザが議題ページ指定ボタン35を押下すると、制御部15が位置情報に基づき議題ページ指定ボタン35の押下を検出し、画像データ登録部19は、アプリ画面生成部13が生成している描画欄31の軌跡画像(起点議題画像)を画像記憶部20に記憶する。
図13(a)の画像記憶部20に示すように、画像情報に描画欄31の軌跡画像である4つの議題が記述された起点議題画像の画像データが登録されている。制御部15は、この画像データに画像IDを付与する。画像IDは重複しなければよいが、ここでは数字の「1」からの整数値であるとする。数字以外にアルファベットや記号など、一意に識別できれば何を画像IDとしてもよい。
また、制御部15が位置情報に基づき議題ページ指定ボタン35の押下を検出すると、親画像ID更新部17が、議題ページ指定ボタン35が押下された際の画像データの画像IDを、親画像ID一次記憶部22に登録する。これにより、階層構造を記憶することが可能になる。図13(a)では親画像ID一次記憶部22に「1」と記述されている。
なお、図13等では画像記憶部20に"画像データ"が登録されるとしたが、軌跡画像を構成する時系列な位置情報を画像記憶部20に登録してもよい。図27は、画像情報を位置情報とした画像記憶部20の一例を示す図である。位置情報が時系列に登録されていれば、軌跡画像処理部14はいつでも可視化(軌跡画像に変換する)ことができる。一般に、位置情報のような数値データは画像データよりもサイズが小さいので、PC300の記憶装置308の容量を節約できる。
次に、図6(c)にてユーザが議題指定終了ボタン39を押下すると、制御部15が位置情報に基づき議題指定終了ボタン39の押下を検出し、画像データ登録部19は軌跡画像処理部14が生成した閉曲線と議題が含まれる軌跡画像の画像データを画像記憶部20に記憶する。
図14(a)の画像記憶部20の画像情報に、議題画像42である「議題AAAAAAAAAA」が記述された画像データが登録されている。画像データ登録部19は、この画像データに「2」という画像IDを付与する。
また、画像データ登録部19は、議題指定終了ボタン39が押下された際の画像データの議題フラグをTRueに設定する。こうすることでこの画像データが、ユーザが閉曲線41で指定した議題画像であることが明かとなる。
また、構造登録部18は、画像記憶部20に2つめ以降の画像データが登録されると、画像データを画像記憶部20に登録する毎にその画像データの親子関係を画像構造記憶部21に登録する。ここでは、議題指定終了ボタン39の押下により議題画像42が指定されると、構造登録部18は議題画像42の親画像がどの画像データか画像構造記憶部21に記憶する。
図14(b)に示すように、具体的には、構造登録部18は、親画像ID一次記憶部22に登録されている画像IDを画像構造記憶部21の「親画像ID」に登録し、議題画像42に付与した「2」という画像IDを、画像構造記憶部21の「子画像ID」に登録する。
また、親画像ID更新部17は、議題指定終了ボタン39が押下されたことで、画像記憶部20に登録された画像データの画像IDを、親画像ID一次記憶部22に登録する。図14(c)に示すように、親画像ID一次記憶部22に「2」が登録される。これにより、以降において議題画像42とスクリーンショットを関連付けることができ、画像記憶部20に登録される全ての画像データの親子関係を登録できる。
次に、図7(c)にて、ユーザがスクリーンショットボタン34を押下すると、制御部15は、位置情報に基づきスクリーンショットボタン34の押下を検出し、画像データ登録部19は、映像出力部11が描画欄31に表示している軌跡画像を画像記憶部20に記憶する。
図15(a)の画像記憶部20に示すように、画像情報にスクリーンショット43の画像データが登録されている。画像データ登録部19は、この画像データに「3」という画像IDを付与する。
また、構造登録部18は上述したように、スクリーンショット43の画像データと、親画像である議題画像42との親子関係を画像構造記憶部21に登録する。すなわち、構造登録部18は、親画像ID一次記憶部22に登録されている画像IDを画像構造記憶部21の「親画像ID」に登録し、スクリーンショット43の画像データに付与された「3」という画像IDを、画像構造記憶部21の「子画像ID」に登録する。
次に、図8(b)にて、ユーザが議題ページ指定ボタン35を押下すると、制御部15は、位置情報に基づき議題ページ指定ボタン35の押下を検出し、画像データ登録部19は、映像出力部11が生成している描画欄31の軌跡画像(起点議題画像)を画像記憶部20に記憶する。
図16(a)の画像記憶部20に示すように、画像情報に起点議題画像の画像データが登録されている。画像データ登録部19は、この画像データに「4」という画像IDを付与する。
また、構造登録部18は、起点議題画像の画像データと、「議題AAAAAAAAAA」が記述された議題画像42との親子関係を画像構造記憶部21に登録する。すなわち、構造登録部18は、制御部15が議題ページ指定ボタン35の押下を検出すると、親画像ID一次記憶部22に登録されている画像IDを画像構造記憶部21の「親画像ID」に登録し、起点議題画像に付与した「4」という画像IDを、画像構造記憶部21の「子画像ID」に登録する。図8(b)の描画欄31の4つの議題は「議題AAAAAAAAAA」と関連のある議題なので、図8(b)の起点議題画像の画像データと「議題AAAAAAAAAA」の議題画像42との親子関係を登録することで、議題の階層構造を記憶できる。
また、親画像ID更新部17は、議題ページ指定ボタン35が押下された際の画像記憶部20の画像データの画像IDを、親画像ID一次記憶部22に登録する。したがって、図16(c)では親画像ID一次記憶部22に「4」が登録される。これにより、画像IDが「4」の起点議題画像に、下位層の画像データを関連付けることができる。
次に、図9(a)にて議題「AAAAAaaaa」が閉曲線で囲まれた後、議題指定終了ボタン39が押下された場合、制御部15は、位置情報に基づき議題指定終了ボタン39が押下されたことを検出し、画像データ登録部19は、軌跡画像処理部14が生成した閉曲線に含まれる議題画像を画像記憶部20に記憶する。
図17(a)の画像記憶部20に示すように、画像情報に「議題AAAAAaaaaa」が記述された議題画像45が登録されている。画像データ登録部19は、この画像データに「5」という画像IDを付与する。
また、画像データ登録部19は、議題指定終了ボタン39が押下された際の画像データの議題フラグをTRueに設定する。図17(b)では画像IDが5の画像データの議題フラグがTRueなる。
また、構造登録部18は、親画像ID一次記憶部22に登録されている画像IDを画像構造記憶部21の「親画像ID」に登録し、議題画像45の画像データに付与した「5」という画像IDを、画像構造記憶部21の「子画像ID」に登録する。
また、親画像ID更新部17は、議題指定終了ボタン39が押下された際の画像データの画像IDを、親画像ID一次記憶部22に登録する。これにより、議題画像に下位の画像データを関連付けることができ、画像記憶部20に登録される全ての画像データの親子関係を登録できる。
次に、図10(a)にて、ユーザがスクリーンショットボタン34を押下すると、制御部15は、位置情報に基づきスクリーンショットボタン34の押下を検出し、画像データ登録部19は、映像出力部11が描画欄31に表示している軌跡画像を画像記憶部20に記憶する。
図18(a)の画像記憶部20に示すように、画像情報にスクリーンショット46の画像データが登録されている。画像データ登録部19は、この画像データに「6」という画像IDを付与する。
また、構造登録部18は、親画像ID一次記憶部22に登録されている画像IDを画像構造記憶部21の「親画像ID」に登録し、スクリーンショット46の画像データに付与した「6」という画像IDを、画像構造記憶部21の「子画像ID」に登録する。
このように、画像記憶部20、画像構造記憶部21及び親画像ID一次記憶領域に画像データや画像IDを登録していくことで、各画像データの階層構造を記憶することができる。画像構造記憶部21を参照することで、例えば画像ID=6の画像データの親画像は画像ID=5の画像データであること、画像ID=5の画像データの親画像は画像ID=4の画像データであること、画像ID=4の画像データの親画像は画像ID=2の画像データであることが判明する。制御部15は、このように画像IDを辿ることで、あるスナップショットが手書きされた議題だけでなく、その議題の親の議題を特定することができる。
また、図9(b)に示した、議題画像42、45同士(議題「AAAAAaaaaa」と議題「AAAAAAAAAA」の接続)は、画像記憶部20において議題フラグがTrueの画像データを抽出し、順番に線で接続すればよいことになる。
〔画像データの階層構造〕
さらに会議が進行すると、画像記憶部20や画像構造記憶部21には画像データや画像IDが記憶されていく。図19は、画像構造記憶部21に記憶された階層構造の一例を示す。このような状態で、画面の議題一覧ボタン38が押下されると、制御部15が階層構造を表示する。
図20は電子会議で画像記憶部20に記憶された画像データの階層構造を模式的に示す図の一例である。制御部15は、画像構造記憶部21を参照して、図20のような階層構造の全体をプロジェクタ200から表示する。表示手順については後述する。
〔動作手順〕
以下、画面の表示や画像記憶部20等への画像データの登録についてフローチャート図を用いて説明する。
図21(a)は、スクリーンショットボタン34が押下された際の電子会議装置100の処理手順を示すフローチャート図の一例である。
スクリーンショットボタン34が押下されると制御部15は画像追加フローを実行する(S10)。この処理により画像記憶部20には、スクリーンショットの画像データが登録される。
次に、制御部15は、アプリ画面生成部13にスクリーンショットをスクリーンショット表示欄33に表示させる(S20)。
図21(b)は、議題ページ指定ボタン35が押下された際の電子会議装置100の処理手順を示すフローチャート図の一例である。
議題ページ指定ボタン35が押下されると制御部15は画像追加フローを実行する(S10)。この処理により画像記憶部20には、議題画像の画像データが登録される。
次に、親画像ID更新部17は、議題ページ指定ボタン35が押下されたことで画像データに付与された画像IDを、親画像ID一次記憶部22に登録する(S30)。
図22(a)は、議題指定開始ボタン36が押下された際の電子会議装置100の処理手順を示すフローチャート図の一例である。
議題指定開始ボタン36が押下されると制御部15は、アプリ画面生成部13に、議題指定開始ボタン36を議題指定終了ボタン39に切り替えて表示するよう要求する(S40)。
図22(b)は、議題指定終了ボタン39が押下された際の電子会議装置100の処理手順を示すフローチャート図の一例である。
制御部15が議題指定終了ボタン39の押下を検出すると、制御部15は閉曲線か否かを判定し、閉曲線の場合は手書きされた議題と閉曲線の外接矩形が重なっているか否かを判定する(S50)。
議題を指定する閉曲線が検出された場合、制御部15は画像追加フローを実行する(S10)。この処理により画像記憶部20には、議題画像が登録される。
次に、親画像ID更新部17は、議題ページ指定ボタン35が押下されることで画像データに付与された画像IDを、親画像ID一次記憶部22に登録する(S30)。
次に、制御部15は、議題画像表示フローを実行する(S200)。これにより、制御部15は、議題表示欄32に表示される全ての画像データ(議題画像ID)を特定できる。
画像データ登録部19は、画像記憶部20に登録した議題画像の画像データの議題フラグをTrueに設定する(S60)。
次に、制御部15は、議題画像IDにて特定される全ての議題の議題画像を表示する(S70)。
図23は、画像追加フローの処理手順を示すフローチャート図の一例である。
まず、画像データ登録部19は、画像データを画像記憶部20に登録する(S110)。登録される画像データは以下の2つである。
・スクリーンショットボタン34又は議題ページ指定ボタン35が押下された場合:描画欄31の全体の軌跡画像の画像データ
・議題指定終了ボタン39が押下された場合:閉曲線で囲まれた議題画像
次に、画像データ登録部19は、新たに画像記憶部20に登録した画像データに画像IDを付与する(S120)。この画像IDは例えば整数の連番である。
次に、画像データ登録部19は、親画像ID一次記憶部22に画像IDが記憶されているか否かを判定する(S130)。親画像ID一次記憶部22に画像IDが記憶されている場合(S130のYes)、画像データ登録部19が登録した画像データに親画像が存在することになるので、構造登録部18は画像構造記憶部21に親子関係(レコード)を登録する(S140)。具体的には、「親画像ID」は、親画像ID一次記憶部22に記憶された画像IDであり、「子画像ID」はステップS120で画像データ登録部19が新たに付与した画像IDである。
図24は、議題画像表示フローの処理手順を示すフローチャート図の一例である。この処理では、画像データに付与された画像IDを入力値として利用する。
まず、議題画像取得部16は、入力値である画像IDを検索キーに設定する(S210)。
そして、議題画像取得部16は、画像記憶部20からレコードを1つずつ読み出す(S220)。
まず、そのレコードの議題フラグがTrueか否かを判定する(S230)。議題フラグがTrueの場合(S230のYes)、その画像データは議題画像の画像データになるので、議題画像取得部16は検索キーを戻り値配列に格納する(S240)。
次に、議題画像取得部16は、検索キーを不図示の議題画像ID記憶部の配列の先頭に格納する(S250)。
次に、議題画像取得部16は、検索キーに一致する「子画像ID」を画像構造記憶部21から検索する(S260)。
検索キーに一致する「子画像ID」が画像構造記憶部21に登録されている場合(S270のYes)、議題画像取得部16は、「子画像ID」に対応づけられた「親画像ID」を新たに検索キーに設定する(S280)。
そして、議題画像取得部16は、ステップS230以下の処理を繰り返す。例えば、次の検索キーの画像IDの議題フラグがTrueでない場合(S230のNo)、その画像データは議題画像でないので、処理はステップS260に進み、検索キーに一致する「子画像ID」を画像構造記憶部21から検索する(S260)。そして、議題画像取得部16は、その「子画像ID」に対応づけられた「親画像ID」を新たに検索キーに設定し(S280)、ステップS230以下の処理を繰り返す。
この処理により、議題画像ID記憶部には、画像データの画像IDが階層構造に従って、記憶される。図19の画像構造記憶部21を例にすると、ステップS210の画像IDを「5」とすれば、議題画像ID記憶部には「5」「2」が格納され、ステップS210の画像IDを「10」とすれば、議題画像ID記憶部には「10」「2」が格納される(画像ID10の画像データは議題「AAAAAbbbbb」の画像である)。
よって、アプリ画面生成部13は画像IDが「5」と「2」の画像データ、又は、画像IDが「10」と「2」の画像データを議題表示欄32に関連付けて表示することができる。
なお、ステップS240の戻り値を利用すれば、直接の階層構造だけでなく、ステップS210の画像IDよりも上位の全ての階層構造を取得できる。例えば、ステップS210の画像IDを「10」とすれば、議題画像ID記憶部には「10」「2」が格納され、戻り値配列には「10」「2」が格納される。
制御部15は、戻り値配列の最も大きい値「10」を1つ小さくし、ステップ230からの処理を繰り返す。すると、議題画像ID記憶部には「10」「2」に続き「5」「2」が格納され、戻り値配列には「5」「2」が格納される。したがって、いずれも議題画像の画像データとして、画像ID=2の画像データには、画像ID=5、10の画像データが下位の階層として関連していることがわかる。制御部15は、これを利用して図26のような議題画像を議題表示欄32に表示することができる。
図25は、議題一覧ボタン38が押下された際の制御部15の処理手順を示すフローチャート図の一例である。これにより図20の階層構造が表示される。
制御部15は、位置情報に基づき議題一覧ボタン38が押下されたことを検出し、画像ID=1に対応づけられた全ての「子画像ID」を第1テーブルに登録する(S310)。図19を例にすると、第1テーブルには{2,7,8,9}の画像IDが登録される。これは第1層の画像データの画像IDとなる。
次に、制御部15は、第1テーブルに登録された画像IDを順番に取り出し、画像IDに対応づけられた全ての「子画像ID」を画像ID毎に第2テーブルに登録する(S320)。第2テーブルは4つ生成され、画像ID=2の第2テーブルには{3,4}が、画像ID=7の第2テーブルには{−(なし)}が、画像ID=8の第2テーブルには{−}が、画像ID=9の第2テーブルには{−}が、登録される。第2テーブルの画像IDは、第2層の画像データの画像IDとなる。
次に、制御部15は、第2テーブルに登録された画像IDを順番に取り出し、画像IDに対応づけられた全ての画像IDを画像ID毎に第3テーブルに登録する(S330)。第3テーブルは2つ生成され、画像ID=3の第3テーブルには{−}が、画像ID=4の第3テーブルには{5,10,11,12}が、登録される。第3テーブルの画像IDは、第3層の画像データの画像IDとなる。
次に、制御部15は、第3テーブルに登録された画像IDを順番に取り出し、画像IDに対応づけられた全ての画像IDを画像ID毎に第4テーブルに登録する(S340)。第4テーブルは1つ生成され、画像ID=5の第4テーブルには{6}が、登録される。第4テーブルの画像IDは、第4層の画像データの画像IDとなる。
制御部15は、同様の処理を「親画像ID」に対応づけられた画像IDがなくなるまで繰り返す(S350)。
以上の処理で各テーブルには階層毎の画像IDが登録されるので、階層順にテーブルを参照し、テーブル内の画像IDを展開することで、図20の階層構造が得られる。すなわち、制御部15は、画像IDに基づき画像記憶部20から画像データを読み出し、サムネイル画像等を生成すると共に、画像間を線で結ぶなどすることで、図20のような階層構造を表示することができる。
11 映像出力部
12 位置検出部
13 アプリ画面生成部
14 軌跡画像処理部
15 制御部
16 議題画像取得部
17 親画像ID更新部
18 構造登録部
19 画像データ登録部
20 画像記憶部
21 画像構造記憶部
22 親画像ID一次記憶部
23 ユーザ情報記憶部
100 電子会議装置
200 プロジェクタ
300 PC
400 電子情報ボード
500 スタイラスペン
特開2007−280235号公報

Claims (12)

  1. 情報入力領域に対する入力位置を検出する位置検出手段と、
    時系列の前記入力位置の軌跡を軌跡画像として可視化する軌跡画像生成手段と、
    軌跡画像を表示する表示手段と、を有する電子会議装置であって、
    前記表示手段に表示された軌跡画像の記憶命令を受け付ける第一の軌跡画像記憶受け付け手段と、
    軌跡画像の一部である一部軌跡画像の選択と該一部軌跡画像の記憶命令を受け付ける第三の軌跡画像記憶受け付け手段と、
    前記第一の軌跡画像記憶受け付け手段が記憶命令を受け付けた時に前記表示手段が表示している軌跡画像に一意の識別情報を付与し、前記第三の軌跡画像記憶受け付け手段が記憶命令を受け付けた一部軌跡画像に一意の前記識別情報を付与して第一記憶部に記憶する軌跡画像記憶手段と、
    前記第一の軌跡画像記憶受け付け手段が記憶命令を受け付けることで前記軌跡画像記憶手段が付与した前記識別情報、及び、前記第三の軌跡画像記憶受け付け手段が記憶命令を受け付けることで前記軌跡画像記憶手段が付与した前記識別情報を、親画像の前記識別情報として第三記憶部に記憶する識別情報記憶手段と、
    前記第一又は第三の軌跡画像記憶受け付け手段が記憶命令を受け付けた時に前記第三記憶部すでに記憶されていた前記識別情報を親画像識別情報とし、前記第一又は第三の軌跡画像記憶受け付け手段が記憶命令を受け付けた時に前記軌跡画像記憶手段が付与した前記識別情報を子画像識別情報とし、親画像識別情報と子画像識別情報を対応づけて第二記憶部に記憶する対応情報記憶手段と、
    を有することを特徴とする電子会議装置。
  2. 前記表示手段に表示された第二軌跡画像の記憶命令を受け付ける第二の軌跡画像記憶受け付け手段、を有し、
    前記軌跡画像記憶手段は、前記第二の軌跡画像記憶受け付け手段が記憶命令を受け付けた第二軌跡画像に一意の前記識別情報を付与して前記第一記憶部に記憶し、
    前記識別情報記憶手段は、前記第二の軌跡画像記憶受け付け手段が記憶命令を受け付けた時に前記第三記憶部に記憶されていた前記識別情報を親画像識別情報とし、前記第二の軌跡画像記憶受け付け手段が記憶命令を受け付けた時に前記軌跡画像記憶手段が付与した前記識別情報を子画像識別情報とし、親画像識別情報と子画像識別情報を対応づけて前記第二記憶部に記憶する、ことを特徴とする請求項1記載の電子会議装置。
  3. 前記軌跡画像生成手段が可視化した軌跡画像をリアルタイムに表示する第一の欄と、
    前記第二の軌跡画像記憶受け付け手段が記憶命令を受け付けたことで、前記第一記憶部に記憶された第二軌跡画像を表示する第二の欄と、を含む画面情報を生成する画面生成手段、を有することを特徴とする請求項2記載の電子会議装置。
  4. 前記第三の軌跡画像記憶受け付け手段が記憶命令を受け付けたことで、前記第一記憶部に記憶された一部軌跡画像を表示する第三の欄、を含む画面情報を生成する画面生成手段、 を有することを特徴とする請求項2記載の電子会議装置。
  5. 前記軌跡画像記憶手段は、一部軌跡画像に所定のフラグを対応づけて前記第一記憶部に記憶しておき、
    前記画面生成手段は、前記第三の欄に一部軌跡画像を表示する際、前記第二記憶部に記憶された任意の子画像識別情報に対応づけられた親画像識別情報、及び、該親画像識別情報が子画像識別情報となっている親画像識別情報のうち、前記第一記憶部に前記フラグが対応づけられている一部軌跡画像を前記第一記憶部から読み出して、互いに関連付けて表示する、ことを特徴とする請求項4記載の電子会議装置。
  6. 前記第一記憶部に記憶された画像データの一覧表示の命令を受け付ける一覧表示受け付け手段、を有し、
    前記画面生成手段は、前記第二記憶部に記憶された親画像識別情報と子画像識別情報の対応付けにより得られる階層を再現して、複数の前記画像データの一覧をツリー状に表示する、ことを特徴とする請求項3又は4記載の電子会議装置。
  7. ユーザ毎の認証情報を記憶したユーザ情報記憶手段を有し、
    ユーザの認証が成立した場合に、使用を許可することを特徴とする請求項1から6いずれか1項記載の電子会議装置。
  8. 前記第一記憶部に記憶される軌跡画像又は一部軌跡画像は、前記位置検出手段が検出した時系列の入力位置である、ことを特徴とする請求項4から7いずれか1項記載の電子会議装置。
  9. 前記第一の軌跡画像記憶受け付け手段が記憶命令を受け付ける軌跡画像は、1つ以上の議題が手書きされた軌跡画像であり、
    前記第二の軌跡画像記憶受け付け手段が記憶命令を受け付ける第二軌跡画像は、議題について手書きされた軌跡画像である、
    ことを特徴とする請求項2又は3記載の電子会議装置。
  10. 前記第三の軌跡画像記憶受け付け手段が記憶命令を受け付ける一部軌跡画像は、1つ以上の議題が手書きされた軌跡画像から選択された1つの議題が記述されている軌跡画像である、ことを特徴とする請求項2記載の電子会議装置。
  11. 位置検出手段が、情報入力領域に対する入力位置を検出するステップと、
    軌跡画像生成手段が、時系列の前記入力位置の軌跡を軌跡画像として可視化するステップと、
    表示手段が、軌跡画像を表示するステップと、を有する情報表示方法であって、
    第一の軌跡画像記憶受け付け手段が、前記表示手段に表示された軌跡画像の記憶命令を受け付けるステップと、
    第三の軌跡画像記憶受け付け手段が、軌跡画像の一部である一部軌跡画像の選択と該一部軌跡画像の記憶命令を受け付けるステップと
    軌跡画像記憶手段が、前記第一の軌跡画像記憶受け付け手段が記憶命令を受け付けた時に前記表示手段が表示している軌跡画像に一意の識別情報を付与し、前記第三の軌跡画像記憶受け付け手段が記憶命令を受け付けた一部軌跡画像に一意の前記識別情報を付与して第一記憶部に記憶するステップと、
    識別情報記憶手段が、前記第一の軌跡画像記憶受け付け手段が記憶命令を受け付けることで前記軌跡画像記憶手段が付与した前記識別情報、及び、前記第三の軌跡画像記憶受け付け手段が記憶命令を受け付けることで前記軌跡画像記憶手段が付与した前記識別情報を、親画像の前記識別情報として第三記憶部に記憶するステップと、
    対応情報記憶手段が、前記第一又は第三の軌跡画像記憶受け付け手段が記憶命令を受け付けた時に前記第三記憶部すでに記憶されていた前記識別情報を親画像識別情報とし、前記第一又は第三の軌跡画像記憶受け付け手段が記憶命令を受け付けた時に前記軌跡画像記憶手段が付与した前記識別情報を子画像識別情報とし、親画像識別情報と子画像識別情報を対応づけて第二記憶部に記憶するステップと、
    を有することを特徴とする情報表示方法。
  12. 情報入力領域に対する入力位置を検出する位置検出手段と、
    時系列の前記入力位置の軌跡を軌跡画像として可視化する軌跡画像生成手段と、
    軌跡画像を表示する表示手段と、を有するコンピュータに、
    前記表示手段に表示された軌跡画像の記憶命令を受け付ける第一の軌跡画像記憶受け付けステップと、
    軌跡画像の一部である一部軌跡画像の選択と該一部軌跡画像の記憶命令を受け付ける第三の軌跡画像記憶受け付けステップと、
    前記第一の軌跡画像記憶受け付けステップにより記憶命令を受け付けた時に前記表示手段が表示している軌跡画像に一意の識別情報を付与し、前記第三の軌跡画像記憶受け付けステップにより記憶命令を受け付けた一部軌跡画像に一意の前記識別情報を付与して第一記憶部に記憶する軌跡画像記憶ステップと
    前記第一の軌跡画像記憶受け付けステップにより記憶命令が受け付けられることで前記軌跡画像記憶ステップにより付与された前記識別情報、及び、前記第三の軌跡画像記憶受け付けステップにより記憶命令が受け付けられることで前記軌跡画像記憶ステップにより付与された前記識別情報を、親画像の前記識別情報として第三記憶部に記憶する識別情報記憶ステップと、
    前記第一又は第三の軌跡画像記憶受け付けステップにより記憶命令が受け付けられた時に前記第三記憶部すでに記憶されていた前記識別情報を親画像識別情報とし、前記第一又は第三の軌跡画像記憶受け付けステップにより記憶命令が受け付けられた時に前記軌跡画像記憶ステップにより付与された前記識別情報を子画像識別情報とし、親画像識別情報と子画像識別情報を対応づけて第二記憶部に記憶する対応情報記憶ステップと、
    を実行させるプログラム。
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