JP5676159B2 - コンクリート型枠用間隔保持杆 - Google Patents

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本発明は、コンクリート構造物を構築する時に型枠を一定間隔に固定するセパレーターと云われているコンクリート型枠用間隔保持杆に関するものである。
従来、この種のコンクリート型枠用間隔保持杆による壁体等の構造物を構築する際には、鉄製の丸セパレーター及びPコーンとを以って型枠を固定支持することによって所定間隔に保持するのが普通に実施されている現状である。
然し、これ等の間隔保持杆は、両端の螺子部分が腐蝕しても構造物に対して直接には影響は無いものと思われるが、内部の間隔保持杆を介して直接内部の鉄筋部分まで順次腐蝕すると云う問題点がある。
また、塩害が懸念される海岸等の場所では、コーンの長い「ロングPコーン」を使用する場合があるが、これは通常のPコーンと比較して大変に高価である。なお、ロングPコーンは、直径、長さともに通常のものより大きいので、壁体に生じる凹面が大変に大きくなり、強度上不利となる問題点もある。
更に、コーンの孔の周囲には、空隙が大変に残りやすく、また、亀裂も発生しやすいものである。このような空隙や亀裂によって突出しているセパレーターの螺子部よりも奥のコンクリートに水分が到達すると、セパレーターを伝わって更にコンクリートの内部に浸透して内部鉄筋に錆が発生すると云う問題点もある。
実用新案登録第3128670号 実用新案登録第3155622号
従来一般に使用されている文献によるコンクリート型枠用鉄製セパレーターによれば、粉体塗装としてポリエチレン樹脂を使用したもの、または、防錆剤としてシリコン系樹脂塗料のスプレー塗装、どぶ漬塗装及びカチオン電着塗装によるシリコン系樹脂の被覆層を被着したもの、更に、保持芯体本体の全体に防錆剤としてエポキシ樹脂塗料またはフッ素樹脂塗料をスプレー塗装、どぶ漬け塗装及びカチオン電着塗装を以って被覆層を被着したものが知られている。
上記のような従来の防腐方法の塗装方法では、表面の硬度が非常に不足すると共に、表面が薄肉のために容易に損傷や磨耗による傷や錆の原因となって金属表面と空気との遮断機能が劣化して、風化及び外損傷等による腐蝕が発生し、長期間の耐錆及び耐蝕を防止するのが不可能であると云う問題点があった。
そこで、本発明のものは、上記の欠点である問題点を解決したものであり、その主たる目的とする所は、保持芯杆の間隔杆と両端の螺子部との全外周に下地処理に溶剤脱脂を施し、その後、全外周をブラスト処理及びベースコート処理して焼付すると共に、上塗りとしてエポキシ系塗料及びフッ素系塗料を施して焼付塗装によって内部の鉄筋を保護して錆による腐蝕するのを防止することを目的とし、更に保持芯杆の間隔杆の長短を自由に安価に変更できると共に、該間隔杆の長短を容易に取換できる接続ナットを取り付けることを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明におけるコンクリート型枠用間隔保持杆によれば、保持芯杆の中央の間隔杆と両端の螺子部との全外周を焼付けし、その表面に上塗としてエポキシ系及びフッ素系塗料の焼付塗装による被覆層を被着する。
また、保持芯杆の間隔杆の錆等の損傷が少ない中央部分を除いた両端のみに塗装被覆層を効果的に被着する。
更に、保持芯杆の間隔杆となる長短自由に選べる中央芯杆と左右の接続用となる両端芯杆との3部品を接続ナットを以って連接し、左右の両端芯杆のみの外周を塗装被覆層を被着形成するものである。
本発明のコンクリート型枠用間隔保持杆によれば、従来普通に使用されているシリコン樹脂及びポリエチレンのように、硬度が不足すると共に、表面が薄肉のために容易に損傷、磨耗するため、金属表面と空気とを遮断して防錆と止水性を確保して劣化するのを完全に防止する効果がある。
そして、本発明のものは、保持芯杆の中間の間隔杆と両端の螺子部との全外周に対して、下地処理として溶剤脱脂して焼付けし、その後、上塗りとしてエポキシ系塗料及びフッ素系塗料による全外周を焼付塗装したので、表面が厚肉になり強度が向上し、塩害等による錆及び腐蝕を充分に防止できる効果がある。
また、保持芯杆の間隔杆の両端部のみを焼付塗装した塗装被覆層を施し、錆等による被害の及ばない中間部分を無塗装としたので、保持芯杆を安価に提供できる効果がある。
さらに、保持芯杆の中間部の中央芯杆と両端の接続用の両端芯杆とを各々接続ナットで連結したことにより、中間の中央芯杆の長短の芯杆を自由にコンクリートの厚さに対して選択できると云う便利な効果と、両端の接続ナットによって、接続用の両端芯杆は、常時同一の大きさの両端芯杆を自由に使用できる便利な効果もある。なお、本発明の保持芯杆によれば、地下構造物、浄水場、下水処理場、汚水浄化槽及び水槽等の防錆と止水性として著しい効果がある。
本発明の保持芯杆をコンクリート型枠に使用した縦断側面図である。 本発明の保持芯杆の縦断側面図である。 本発明の図2A−A線の断面図である。 同じく本発明の図2B−B線の断面図である。 同じく本発明の保持芯杆の間隔杆のみを塗装被覆層を被着しない一部欠除した側面図である。 本発明の図5のC−C線の断面図である。 同じく本発明の保持芯杆を中間の中央芯杆と左右の接続用の両端芯杆とを接続ナットで接続した側面図である。 本発明の図7の中央芯杆の斜面図である。 本発明の接続ナットの斜面図である。 本発明の接続用の両端芯杆の斜面図である。
本発明の保持芯杆は、上記の如く構成されているので、コンクリート型枠内に縦横の鉄筋と共に取付けられ、鉄製の間隔用の保持芯杆による錆及び塩害等による腐蝕を完全に防止するものである。
そして、本発明は、コンクリート壁の厚さの大きい時で腐蝕しないと思われる場合の時に、保持芯杆の間隔杆の一部を塗装被覆層を形成しない状態で使用するものである。
また、保持芯杆を中央芯杆と左右の接続用の両端芯杆との3部品に分割されているものの場合は、コンクリートの厚さに対応した中央芯杆の長短のみを自由に選定して使用するものである。
実施例について図面を参照して説明すると、図1及び図2の実施例において、一般に丸セパレーターと呼ばれるコンクリート(14)の型枠(15)(15)を支持する保持芯杆(1)は、中央の間隔杆(2)と、該間隔杆(2)の両端の螺子部(4)(4)との間に仕切溝(11)(11)を形成した鉄等の金属製で構成されている。
そして、該保持芯杆(1)には、防錆対策の下地処理として溶剤脱脂を全外周に実施する。さらに該保持芯杆(1)には、該間隔杆(2)と両端の該螺子部(4)(4)との全外周にブラスト処理、ベースコート(リン酸亜鉛系)処理して焼付けした後に、トップコート上塗りとしてエポキシ系塗料及びフッ素系塗料を焼付塗装をする。
なお、塗装方法としては、ディップ&スプレー方式、カチオン電着塗装、静電粉体塗装、スプレー塗装、どぶ漬け塗装を用いる。また該トップコートは、2回塗りをする場合がある。
また、図5の実施例においては、該保持芯杆(1)の中間部分の該間隔杆(2)の所定寸法を無塗装とし、両端の外螺子部(9)(9)を含む所定寸法の外周のみを焼付けによる塗装被覆層(3)(3)を各々必要な厚さに被覆してある。
次に、図7及至図10に示すの実施例においては、該保持芯杆(1)は、中間部の中央芯杆(6)と、該中央芯杆(6)の両端に接続用の両端芯杆(7)(7)との3部品より分割形成される。該中央芯杆(6)には、両端に外螺子部(9)(9)を刻設すると共に、外周には焼付による塗装被覆層(3)を施さず、無塗装として必要に応じて長杆又は短杆の中央芯杆(6)を自由自在に使用できるものである。
また、該中央芯杆(6)の両端に連結する接続用の両端芯杆(7)(7)には、端部の螺子部(4)と仕切溝(11)と、他端部に外螺子部(10)を刻設し、その全外周を焼付けした後に上塗りとしてエポキシ系塗料とフッ素系塗料を焼付塗装による塗装被覆層(3)を被着してある。図9に示す接続ナット(8)には、各々内部に内螺子部(5)を刻設し、長短自由に選定できる該中央芯杆(6)の外螺子部(9)と、該両端芯杆(7)の外螺子部(10)とを各々螺合連結して使用するものである。なお、符号(12)は鉄筋、符号(13)はキャップである。
1 保持芯杆
2 間隔杆
3 塗装被覆層
4 螺子部
5 内螺子部
6 中央芯杆
7 両端芯杆
8 接続ナット
9、10 外螺子部
11 仕切溝
12 鉄筋
13 キャップ
14 コンクリート
15 型枠

Claims (1)

  1. コンクリート型枠を保持する保持芯杆(1)は、中央芯杆(6)と左右の接続用の両端芯杆(7)(7)との3部品に分割され、前記両端芯杆(7)(7)の一端に螺子部(4)(4)を一体的に形成し、前記中央芯杆(6)と前記両端芯杆(7)(7)とを、接続ナット(8)(8)を以って一体に連結してなるコンクリート型枠用間隔保持杆において、
    前記両端芯杆(7)(7)の外周には、下地処理として溶剤脱脂を施し、且つブラスト処理及びベースコート処理して焼付けし、その後、上塗りとしてエポキシ系塗料及びフッ素系塗料の焼付塗装による塗装被覆層(3)を被着し、前記中央芯杆(6)及び前記接続ナット(8)(8)には、前記塗装被覆層(3)を被着しないことを特徴とするコンクリート型枠用間隔保持杆。
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