JP5673968B2 - 画像形成装置および画像形成システム - Google Patents

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Description

この発明は、画像を形成して用紙に出力する画像形成装置および複数の画像形成装置がネットワークを介して接続された画像形成システムに関する。
プリンター、ファクシミリ、複写機および、これら機能を複数有する複合機などの画像形成装置では、画像データに基づいて画像を形成し、前記画像を用紙に出力する機能を有している。前記機能は、通常は、OS(オペレーティングシステム)上で動作するファームウェアによって当該画像形成装置のハードウェアを制御することで実現されている。
また、画像形成装置では、複数のOSを動作可能にして画像形成装置の各部を制御するものが知られている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1では、コントローラーソフトを動作させる仮想OS1と操作部ソフトを動作させるOS2を有し、コントローラーと操作部間の通信をOSlとOS2の通信として扱うエミュレーション装置が提案されている
また、仮想マシンが動作する複数の物理サーバで、それぞれのリソース使用率を通知し、リソース不足が発生した物理サーバで動作している仮想マシンをリソースに余裕がある物理サーバにライブマイグレーションする計算機システムが提案されている(特許文献2参照)。
特開2010−191543号公報 特開2011−197852号公報
ところで、画像形成装置では、画像形成装置本来の画像形成に関する動作以外に、通常のPCで使用されるオペレーティングシステム(例えばWindowsやLinuxなど、いずれも商標)を画像形成装置上で起動させて原稿を扱うアプリケーションを動作させるなど、画像形成に関する処理以外の様々の機能を実現したいという要望がある。
しかし、画像形成装置を制御する装置制御ファームウェアは、画像形成装置を制御する機能のみが搭載されているため出力するデータを編集する等の処理は装置上では不可能であり、元データのあるPCで作業を行う必要がある。
上記要望のために、画像形成装置を動作させるホストオペレーティングシステムとは異なるゲストオペレーティングシステムを画像形成装置を動作させるホストオペレーティングシステムと並行して動作させるマルチOSの装置が考えられる。
しかし、画像形成装置のようにパフォーマンス安定性が求められる装置では、画像形成装置本来のオペレーティングシステムと、他のオペレーティングシステムとの間でハードウェア資源を共有すると、ゲストオペレーティングシステムにハードウェアリソースを消費されてしまい、最も必要である画像形成装置本来のパフォーマンスが低下してしまうおそれがある。このため、マルチOS環境でジョブ入力等によりゲストオペレーティングシステムのリソースをホストオペレーティングシステムに使用させたいときにゲストオペレーティングシステムを終了し、ジョブ終了まで待たなければならない場合が発生する。
特許文献2は、リソースの使用率によってリソースに余裕のある物理サーバにライブマイグレーションする手段が提案されているが、画像形成装置における本来のオペレーティングシステムを優先して他のオペレーティングシステムを他の画像形成装置で動作可能にする手段については一切提案がなく、単にリソースの余裕という観点でマイグレーションを行うと、当該画像形成装置のホストオペレーティングシステムが動作不可になることも生じ得る。
本発明は、上記事情を背景としてなされたものであり、画像形成装置に関する処理以外の処理を行う第2のオペレーティングシステムを、画像形成に関わる処理状態に応じて他の画像形成装置で動作可能にする画像形成装置および画像形成システムを提供することを目的とする。
すなわち、本発明の画像形成装置のうち、第1の本発明は、ネットワークを介して1または2以上の他の画像形成装置と通信可能に接続される画像形成装置であって、
画像データに基づいて画像を形成し、前記画像を用紙に出力するプリンター部と、
ネットワークを介して少なくとも他の画像形成装置と接続可能にする通信部と、
当該画像形成装置上で起動する第1のオペレーティングシステムと、前記第1のオペレーティングシステム上で起動して画像形成に関わる処理を行う制御プログラムとが動作し、さらに、前記第1のオペレーティングシステムの動作と並行して前記画像形成以外の他の処理を行う1または2以上の第2のオペレーティングシステムを操作可能にする制御部と、を備え、
前記制御部は、前記第2のオペレーティングシステムを動作させている画像形成装置の画像形成に関わる処理状態により、前記第2のオペレーティングシステムが動作可能である他の画像形成装置を選択、決定し、決定した時点での前記第2のオペレーティングシステムの動作状態を前記他の画像形成装置に転送し、前記他の画像形成装置に切り替えて前記第2のオペレーティングシステムを動作させることを特徴とする。
第2の本発明の画像形成装置は、前記第1の本発明において、前記制御部が、前記第1のオペレーティングシステムの動作と並行して前記第2のオペレーティングシステムを動作させて操作可能にすることを特徴とする。
第3の本発明の画像形成装置は、前記第1または第2の本発明において、前記制御部が、前記第2のオペレーティングシステムにおける第2操作画面の情報を、当該画像形成装置にネットワーク接続された他の画像形成装置に提供し、前記他の画像形成装置に提供された前記第2操作画面に対する操作入力を受け付ける操作画面サーバが動作可能であることを特徴とする。
第4の本発明の画像形成装置は、前記第1〜第3の本発明のいずれかにおいて、前記制御部が、他の画像形成装置で動作する操作画面サーバによって提供される前記第2のオペレーティングシステムにおける第2操作画面の情報を受け取り、該第2操作画面に対する操作入力を可能にする操作画面クライアントが動作可能であることを特徴とする。
第5の本発明の画像形成装置は、前記第1〜第4の本発明のいずれかにおいて、前記制御部が、前記の画像形成に関わる処理状態を、入力されたジョブの種類により判断することを特徴とする。
第6の本発明の画像形成装置は、前記第1〜第4の本発明のいずれかにおいて、前記制御部が、前記の画像形成に関わる処理状態を、予約されているジョブの量および種類の一方または両方により判断することを特徴とする。
第7の本発明の画像形成装置は、前記第5または第6の本発明のいずれかにおいて、前記制御部が、前記ジョブに基づくハードウェアリソースの状況に応じて前記ジョブの実行前に前記判断を行うことを特徴とする。
第8の本発明の画像形成装置は、前記第1〜第7の本発明のいずれかにおいて、前記制御部が、ネットワーク上の他の画像形成装置の状態により、前記切り替えの対象となる他の画像形成装置を決定できない場合は、所定の状態で第2のオペレーティングシステムを止め、同じ状態で継続開始できるように第2のオペレーティングシステムに関する動作状態を保存することを特徴とする。
第9の本発明の画像形成装置は、前記第1〜第8の本発明のいずれかにおいて、前記制御部が、前記第2のオペレーティングシステムが動作している画像形成装置の状態により、第2のオペレーティングシステムの動作を続けるか止めるかをユーザーが選択できるようにすることを特徴とする。
第10の本発明の画像形成装置は、前記第1〜第9の本発明のいずれかにおいて、前記制御部が、動作を止める場合は、所定の状態で第2のオペレーティングシステムを止め、同じ状態で継続開始できるように第2のオペレーティングシステムに関する動作状態を保存することを特徴とする。
第11の本発明の画像形成装置は、前記第1〜第10の本発明のいずれかにおいて、前記制御部が、前記切り替えにより前記第2のオペレーティングシステムを他の画像形成装置で動作させている場合に、切り替え前に前記第2のオペレーティングシステムが動作していた画像形成装置の状態に応じて前記他の画像形成装置上の第2のオペレーティングシステムを停止させ、再度、切り替え前に第2のオペレーティングシステムが動作していた前記画像形成装置で前記第2のオペレーティングシステムを動作させることを特徴とする。
第12の本発明の画像形成装置は、前記第1〜第11の本発明のいずれかにおいて、前記切り替えにより前記第2のオペレーティングシステムが動作する他の画像形成装置が、前記第2のオペレーティングシステムにおける第2操作画面の情報を、当該他の画像形成装置にネットワーク接続された他の画像形成装置に提供し、提供された前記第2操作画面に対する操作入力を受け付ける操作画面サーバが動作可能であり、
前記制御部は、前記他の画像形成装置で動作する操作画面サーバによって提供される前記第2のオペレーティングシステムにおける第2操作画面の情報を受け取り、該第2操作画面に対する操作入力を可能にする操作画面クライアントが動作可能であり、前記操作画面サーバと前記操作画面クライアントの接続状況に応じて、前記他の画像形成装置上の第2のオペレーティングシステムを停止させ、再度、切り替え前に第2のオペレーティングシステムが動作していた画像形成装置で前記第2のオペレーティングシステムを動作させることを特徴とする。
第13の本発明の画像形成システムは、前記第1〜第12の本発明のいずれかの画像形成装置を第1の画像形成装置として備え、さらに、
画像データに基づいて画像を形成し、前記画像を用紙に出力するプリンター部と、
ネットワークを介して少なくとも他の画像形成装置と接続可能にする通信部と、
当該画像形成装置上で起動する第1のオペレーティングシステムと、前記第1のオペレーティングシステム上で起動して画像形成に関わる処理を行う制御プログラムとが動作し、さらに、前記第1のオペレーティングシステムの動作と並行して前記画像形成以外の他の処理を行う1または2以上の第2のオペレーティングシステムを動作可能にする制御部と、を備える第2の画像形成装置と、
前記第1の画像形成装置と前記第2の画像形成装置とを通信可能に接続するネットワークとを備え、
前記第2の画像形成装置における制御部は、前記第1の画像形成装置から転送された前記第2のオペレーティングシステムの動作状態を受け、前記第2のオペレーティングシステムを動作させることを特徴とする。
第14の本発明の画像形成システムは、前記第13の本発明において、前記第2の画像形成装置における前記制御部が、前記第2のオペレーティングシステムにおける第2操作画面の情報を、当該画像形成装置にネットワーク接続された他の画像形成装置に提供し、前記他の画像形成装置に提供された前記第2操作画面に対する操作入力を受け付ける操作画面サーバが動作可能であり、
前記切り替え前に前記第2のオペレーティングシステムが操作可能であった前記第1の画像形成装置における前記制御部は、他の画像形成装置で動作する操作画面サーバによって提供される前記第2のオペレーティングシステムにおける第2操作画面の情報を受け取り、該第2操作画面に対する操作入力を可能にする操作画面クライアントが動作可能であり、前記第2の画像形成装置における前記制御部は、前記転送を受けて前記第2のオペレーティングシステムを動作させると、前記第2操作画面の情報を、前記切り替え前に前記第2のオペレーティングシステムが操作可能であった前記第1の画像形成装置に提供することを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、第1のオペレーティングシステムの動作と並行して操作可能な第2のオペレーティングシステムを、第2のオペレーティングシステムが動作している画像形成装置の画像形成に関わる処理状態により、他の画像形成装置に切り替えて動作させることができ、第2のオペレーティングシステムの動作によって画像形成に関わる処理のパフォーマンスが低下するのを未然に防止することができる。
すなわち、画像形成に関わる処理に応じて他の処理に使用するオペレーティングシステムをマイグレーションし、画像形成装置のリソースを確保し、かつ他のオペレーティングシステムの処理も待たせることなく実行することができ、ユーザーの使い勝手を向上させることができる。
本発明の一実施形態の画像形成装置における、アプリケーションソフトを含むソフトウェア構成とハードウェア資源の概略を示す図である。 同じく、操作画面サーバを示したソフトウェア構成とネットワーク構成を示す図である。 同じく、制御ブロック図である。 同じく、ジョブ入力による第2OSのマイグレーション可否を判断する手順を示すフローチャートである。 同じく、予約ジョブを考慮した第2OSのマイグレーション可否を判断する手順を示すフローチャートである。 同じく、ユーザーによる第2OSの継続可否選択を含む第2OSのマイグレーション可否を判断する手順を示すフローチャートである。 同じく、第2OSの継続可否選択の画面を示す図である。 同じく、画像形成装置2への第2OSマイグレーション後の画像形成装置1への再マイグレーション可否を判断する手順を示すフローチャートである。 同じく、第2OS画面を示す図である。 従来の画像形成装置におけるソフトウェア構成およびハードウェア資源の概略を示す図である。
以下に、本発明の一実施形態の画像形成装置を添付図面に基づいて説明する。
図10に示すように、従来の画像形成装置の構成はハードウェア上に装置制御用ファームウェアを起動させるオペレーティングシステム(例えばLinux(商標、以下同じ))が搭載され、そのオペレーティングシステム上で装置制御用ファームウェアを起動することにより装置が制御されている。装置の制御とはスキャン処理、プリント処理をはじめ画像データをHDDへ保存、熱定着の温度管理、トレイやドアの開閉を検知するセンサなど多岐に渡る。
図1は、本実施形態の画像形成装置におけるマルチOSのソフトウェア構成とハードウェア資源の概略を示す図である。
この図では、第1のオペレーティングシステム(以下第1OSという)上で、装置制御ファームウェア(以下装置制御FWという)と、エミュレータ1(以下単にエミュレータという)が動作する。エミュレータとしては例えばQemu(商標、以下同じ)などを用いることができ、本発明としては特定のものに限定されるものではない。
第1OSは、装置制御FWおよびエミュレータを動作させる汎用OSであり、Linux、Windows(商標、以下同じ)などにより構成される。装置制御FWは、画像形成装置を動作させるソフトウェアであり、画像形成装置に備えられる操作部140などを制御する。操作部140は、各種の表示を行う他、操作入力を受け付ける。操作部140では装置制御FWから送られる画面や第2OSから送られる画面の表示やこれら画面に対する操作が受け付けられる。操作と表示をそれぞれ別体の操作部、表示部で行うようにしてもよい。
本実施形態のエミュレータは、動作中の第2オペレーティングシステムを、ネットワーク上の他の装置上で動作させる「ライブマイグレーション」という機能を持っている。また、ある瞬間での装置の動作状況を記録しておく「スナップショット」という機能を持っている。
エミュレータ上では、第1OS上で動作する第2のオペレーティングシステム(以下第2OSという)が動作する。エミュレータは、ハードウェアをエミュレーションして第2OSを提供するソフトウェアである。第2OSは、画像データ編集のアプリケーションなどを動作させるOSであり、Linux、Windows(商標)、MacOS(商標、以下同じ)などで構成される。図では、Windowsが表示されている。
なお、制御装置FWを起動させる第1OSとは別にエミュレータを通すなどして他の第2OSを装置上で動作させることをマルチOSという。
なお、この実施形態では、第1OS上で動作する第2OSとして1つのOSのみを示しているが、本発明としてはその数が特に限定されるものではなく、2以上の異なるオペレーティングシステムが動作するものであってもよい。
また、この実施形態では、第1OS上でエミュレータを介して第2OSが動作するものとして説明しているが、ハイパーバイザー上で、第1OSと第2OSとが並行して動作するものであってもよく、第1OSと第2OSとは並行して動作可能であればよく、その構成関係は特に限定されるものではない。
また、第2OS上では、原稿ファイルを扱うアプリケーションとしてWord(商標、以下同じ)およびExcel(商標、以下同じ)、Windows用に用意されたプリンタドライバ(PrinterDriver)などが動作する。
プリンタドライバは、PCに搭載されるものとして通常用意されているものを使用することができる。本実施形態では、当該画像形成装置用として専用に用意されたプリンタドライバを用いることは必要ではないが、専用に用意されたプリンタドライバを用いることも可能である。
上記した第1OS、装置制御FWは、画像形成装置に備えられ、本発明のハードウェア資源(以下H/Wという)を制御することができる。また、第2OSは、当該画像形成装置に備えられる他、他の画像形成装置で動作し後述する操作画面サーバなどにより操作可能になるものであってもよい。
H/Wには、前記操作部140の他に、画像形成装置の主となる機能を果たすスキャナー、ドラム、定着器、給紙トレイ、各種センサ、HDD、外付けメディア(例えばUSBメモリー)などがある。これらのH/Wは、第1OSによって全て直接アクセス可能である。一方、第2OSは通常のPCで動作させるOSであり、画像形成装置特有のH/Wには直接アクセスしない。ただし、通常のPCでも使用されるHDDやUSBメモリーといったH/Wには、第2OSでも直接アクセスが可能である。
また、上記HDDでは、装置制御FW、第1OS、第2OS、アプリケーション、プリンタドライバやデータ、画像形成用のリップ済みデータ、各アプリケーションで扱うデータなどを格納することができる。この際に、HDDは例えば装置制御FW用、第2OSのアプリケーション用というように、パーティションを区切っておくことで各アプリケーションによる読み書き領域を制御することができる。
また、第2OSで使用されるデータは装置制御FWが使用するHDDとは別のHDDに保存するのが望ましい(例えばUSB接続されたHDD等)。これは装置制御FWで画像形成時にHDDを使用するため、パフォーマンスを落とさないようにするためである。
出力するデータ(例えばword文書データ)がネットワーク上の外部PCにある場合、データ自体を画像形成装置内のWindows(第2OS)の共有フォルダにコピーするようにしてもよい。保存先はブリッジ接続により装置制御FW、第2OSに個別のIPアドレスを設定することで指定できる。第2OSが管理するHDDの領域に元データが保存され、出力前に変更が必要な場合は、第2OS上でアプリケーション(word)を起動させることで編集することができる。保存する場合は通常のPC同様に第2OSが管理するHDDの領域に保存すれば良い。また、操作部140で装置制御FW、第2OSの画面を切り替えることで内容を表示させながら編集することができる。
この実施形態では、第2OSは、通常のPCで使用されるOSであるので、それらで使用されるアプリケーションで処理されるデータは当然、第2OS上で使用することができる。上記wordの他にエクセルや、emacs(Linuxで使用されるエディタ)などを起動させることができ、外部PCからのデータを装置に保存しておけば装置上で編集が可能になる。以上により、画像形成装置上で元データを編集することが可能となり、ユーザーの使い勝手が向上する。
図2に示すように、本実施形態では、第1OS、エミュレータにそれぞれのOSに応じたVNCサーバ(商標、以下同じ)11、12が設けられている。また、図2では、画像形成装置1に、ネットワーク10を介して画像形成装置2、外部装置であるPC6が接続されていることが示されている。
VNCサーバ11は、第2OSの画面データを、画像形成装置2に備えるVNCクライアント20、PC6に備えるVNCクライアント21、画像形成装置1に備えるVNCクライアント22に提供するものであり、VNCサーバ12は、画像形成装置1におけるVRAM113の画面データをVNCクライアント20、21に提供するものである。各VNCクライアントは、VNCサーバから画面データを取得し、自身の装置(画像形成装置1、PC6、画像形成装置2)の操作部に受け渡して取得した画面を表示させるとともに、その画面に対する操作を受け付けてVNCサーバへ伝達する機能を有する。また、各VNCサーバは、接続中のVNCクライアントから操作情報を受け付け、その操作情報を自身に対応するOSに伝達する。これにより、ネットワーク上の画像形成装置1、2の操作部およびPC6から各OSに対する操作が可能となっている。VNCサーバは、操作画面サーバに相当し、VNCクライアントは操作画面クライアントに相当する。
なお、エミュレータを使用しない構成では、各OSに操作画面サーバを設けることができる。また、第1OS用のVNCサーバ12は、ハードウェアで構成することも可能である。
具体的には、画像形成装置1の第1OSで動作するVNCクライアント22は、第2OSのVNCサーバ11に接続可能であり、画像形成装置1外の画像形成装置2、PC6に備えられたVNCクライアント20、21は、NIC122を介して各OSのVNCサーバ11、12に接続可能になっている。なお、図2では示していないが、画像形成装置2にも同様にVNCサーバを備えており、画像形成装置1やPC6に第2操作画面を提供することができる。
操作部制御部142(図3示)は、装置制御FWで生成された画面イメージと、VNCクライアント22を介してVNCサーバ11から取得された画面イメージを選択的にまたは組み合わせて、グラフィックドライバを通して、VRAM113に描画する。操作部140では、そのVRAM113の描画データに基づいて画面が表示される。また、その画面に対して行われた操作については、装置制御FWで生成された画面に対する操作は装置制御FWで受け付けられ、VNCサーバ11から取得された画面に対する操作はVNCクライアント22を通して接続中のVNCサーバ11へ入力される。画像形成装置1の制御部では、装置制御FWで受け付けた操作内容に従って画像形成装置1の動作を制御する。VNCサーバ11へ入力された操作は、対応する第2OSに入力され、操作内容に従ってOSが動作する。なお、VNCサーバがいずれかのVNCクライアントでアクセスされている場合、他のVNCクライアントからのアクセスは制限される。他のVNCクライアントには、該当するVNCサーバが制限中であるなどの通知をすることができる。
なお、VNCクライアント22では、画像形成装置2に備えるVNCサーバから提供される第2操作画面によって画像形成装置2で動作する第2OSの操作を行うことができる。
図3は、本実施形態の画像形成装置1の制御ブロックを示す図である。
画像形成装置1は、主要な構成として、全体制御部100とスキャナー部130と操作部140とプリンター部150とを有している。また、この実施形態では、後処理装置であるFNS160が画像形成装置の一部として画像形成装置本体に接続されている。なお、本発明としては後処理装置の有無は特に限定されるものではない。
画像形成装置1は、ネットワークであるLAN10を通して外部装置である画像形成装置2〜5に接続されている。画像形成装置1に接続する装置の種別や数は特に限定されるものではない。上記画像形成装置1、LAN10、画像形成装置2〜5は、画像形成システムの一部または全部を構成している。なお、図示していないが、図2で示したPCがLAN10に接続されているものであってもよい。
全体制御部100では、プロセッサに相当する制御CPU110を備えており、制御CPU110にDRAM制御IC111が接続されている。
制御CPU110には、RAM112、VRAM113が接続されている。
制御CPU110は、前記装置制御FWなどのソフトウェアの実行により画像形成装置1の全体を制御し、画像形成装置1全体の状態把握を行うものである。
前記スキャナー部130は、光学読み取りを行うCCD131と、スキャナー部130全体の制御を行うスキャナー制御部132とを備えている。スキャナー制御部132は、制御CPU110に接続されており、制御CPU110による制御を受ける。なお、スキャナー制御部132は、CPUやこれを動作させるプログラムなどによって構成することができる。前記CCD131で読み取った画像情報は、読み取り処理部116でデータ処理がなされる。読み取り処理部116には、DRAM制御IC111に接続されており、読み取り処理部116でデータ処理された画像データはDRAM制御IC111に送信される。
RAM112は、装置制御FW、第1OS、第2OS、アプリケーションプログラム、プリンタドライバ等のプログラムがロードされて、その実行に利用されるとともに、その実行に伴う作業エリアとして利用される。また、さらに、第2OSの画面データを記憶する領域が割り当てられており、VNCサーバ11により、この領域の第2OSの画面データがVNCクライアントに提供される。
前記操作部140は、タッチパネル式のLCD141と、操作部制御部142とを備えており、上記LCD141と操作部制御部142とが接続され、該操作部制御部142と前記制御CPU110と、がシリアル通信可能に接続されている。該構成によって操作部140の制御が制御CPU110によって行われ、VRAM113に描かれた画面画像がLCD141に表示されるとともに、操作部140の入力情報が制御CPU110に送られる。なお、操作部制御部142は、CPUやこれを動作させるプログラムなどによって構成することができる。操作部140には、表示切替部143を備えており、表示切替部143によって、操作部140で表示される画面の所定領域に対応するVRAM113の記憶領域に、装置制御FWが生成した画面、VNCクライアントにより取得した第2OSの画面を選択的に描画することにより、これらの画面を切り替えて表示することを可能にしている。また、図9に示すLCD141のOS画面1412内への操作は、VNCクライアントを介してVNCサーバへ伝達される。これにより第2OSに対する操作を行うことができるようになっている。
以下、画像形成装置1の操作部140に第2OSの画面を表示する点について詳述する。
装置制御FWは、第2OS画面への切替え要求(ユーザー操作等により)が発生すると、VNCクライアント22を介して、指定されたOSに対応するVNCサーバからOSの画面データを取得する。そして、操作部制御部142により、表示画面を生成して、表示画面データをグラフィックドライバによりVRAM113に書込む。表示画面は、画面全体をOS画面にしてもよいし、画面の所定領域にOS画面を嵌めこんでもよい。
本実施形態では、図9に示すように、画面1410の所定の領域1411にOS画面1412を嵌めこむようにしている。これにより、操作部140にOS画面1412が表示される。
図9の画面では、領域1411の外側の領域への操作は、装置制御FWに受け渡され、装置制御FWが操作に応じた動作を実行する(例えば、図9の「終了」釦1413の操作)。一方、領域1411内部に対する操作は、VNCクライアントを介してVNCサーバへ伝達され、対応するOSへ入力される。これにより、第2OSへの操作が可能となっている。
本実施形態で、画面全体をOS画面とせずに所定領域に嵌めこむように構成したのは、画面全体をOS画面にすると、画面上の操作はすべてVNCサーバへ伝達されて装置制御FWで受け付けられず、OS画面を終了して装置制御FWの画面に戻したり、別のOS画面に切替えたりすることができるようにするためには、別途ハードキーを設けるなど、画面操作以外の手段で操作を受け付ける手段が必要となりコストアップになるからである。
DRAM制御IC111は、画像メモリー114に接続されている。該画像メモリー114には、前記スキャナー部130で取得した画像情報やLAN10を通して取得した画像情報や印刷条件、ファイル情報などが格納される。上記のように画像メモリー114は、画像情報や印刷条件、ファイル情報の記憶領域であり、印刷するジョブの情報を格納する。
また、DRAM制御IC111には、HDD115が接続されている。HDD115には、前記したように、第1OS、第2OSに応じて、第1OS、第2OS、アプリケーションやアプリケーションにより作成される原稿ファイルデータ、プリンタドライバ、画像情報、印刷情報などを格納する領域が割り当てられる。なお、HDD115の領域は、第1OS用、第2OS用にそれぞれ区切られているものとしてもよく、HDD115が複数のHDDで構成され、それぞれ第1OS用、第2OS用に割り当てられているものであってもよい。
さらにDRAM制御IC111には、書き込み処理部117が接続されている。該書き込み処理部117は、プリンター部150のLD151に接続され、該LD151の動作に用いられるデータの処理を行う。また、プリンター部150は、プリンター部150の全体を制御するプリンター制御部152を備えており、該プリンター制御部152は、前記した制御CPU110に接続されて制御を受ける。また、プリンター制御部152には、FNS160全体を制御するFNS制御部161が接続されている。これにより、FNS160の制御を、プリンター制御部152を通して制御CPU110により制御することができる。
また、制御CPU110には、外部との間で通信を行う通信部120の全体を制御する通信制御部121が接続されており、通信部120に含まれるNIC122(ネットワークインターフェースカード)を通してLAN10に接続可能とされている。通信制御部121は、制御CPU110の動作指令によって動作し、予め定められた通信手順によって制御CPU110から受け渡されるデータを、NIC122を通してLAN10に送出し、またLAN10から送られるデータをNIC122を通して受信し、制御CPU110に送出する。したがって、VNCサーバ11、12の操作画面情報は、NIC122、LAN10を通して画像形成装置2〜5のVNCクライアントに送信され、画像形成装置2〜5で操作画面に対し行われる操作入力情報は、LAN10、NIC122を通して制御CPU110に送られる。
制御CPU110では、前記した第1OS、第2OS、装置制御FWなどのソフトウェアが動作するものであり、制御CPU110は、スキャナー制御部132、操作部制御部142、表示切替部143、プリンター制御部152、通信制御部121などともに本発明の制御部を構成する。
次に、上記画像形成装置1の基本的動作について説明する。
先ず、画像形成装置1において画像情報を蓄積する手順について説明する。
第1に画像形成装置1において、スキャナー部130で原稿の画像を読み取り画像情報を生成する場合、スキャナー部130において原稿からCCD131により原稿の画像を光学的に読み取る。この際には、制御CPU110から指令を受けるスキャナー制御部132によってCCD131の動作制御を行う。
CCD131で読み取られた画像は、読み取り処理部116でデータ処理がなされ、データ処理された画像情報は、DRAM制御IC111を介して画像メモリー114やHDD115に格納される。画像メモリー114やHDD115に格納された画像情報や印刷情報は、制御CPU110によってジョブとして管理することができる。
画像情報を外部から取得する場合、例えば、画像形成装置2〜5や図示しないPCなどからLAN10を通して送信されるジョブ情報は、NIC122、制御CPU110を介してDRAM制御IC111により画像メモリー114やHDD115に格納される。
また、画像形成装置1でアプリケーションによって画像情報を生成する場合、プリンタドライバ、エミュレータ、装置制御FWを介して得られる画像情報が上記と同様に画像メモリー114やHDD115に格納される。この際に、プリンタドライバから送られるプリントデータを画像形成装置1のジョブとして受け付け、該ジョブの保存、実行等をすることができる。
外部からの取得や画像形成装置1で動作するアプリケーションによって取得される画像情報がベクターデータである場合、適宜の時期にコントローラーによりRIP処理(Raster Image Processing)が行われる。
画像形成装置1で画像出力を行う場合、すなわち複写機やプリンターとして使用する場合、画像メモリー114やHDD115に格納された画像情報を含むジョブ情報を、DRAM制御IC111を介して書き込み処理部117に送出し、書き込み処理部117からプリンター部150へ書き込みデータが送出される。
プリンター部150では、図示しない帯電部によって感光体の表面に一様に帯電を行った後に、LD151のレーザビームによって、書き込みデータに基づく露光走査を行って潜像を形成し、該潜像を現像部により反転現像して感光体の表面にトナー像を形成する。そして給紙トレイから給紙された用紙は、搬送装置によって転写位置へと送られ、該転写位置において転写部によりトナー像が転写される。その後、画像形成がされた用紙は、定着器により加熱定着され、FNS160へと搬送される。画像形成がなされた用紙が搬送されるFNS160は、用紙にパンチを行うパンチユニットや、用紙にステイプルを行うステイプラーなどを備えており、所望により用紙への後処理を行う。
外部の画像形成装置2〜5やPCのデータに基づいて出力するときは、画像形成装置2〜5やPCに搭載されているプリンタドライバを使用して装置制御FWへデータを送り、出力を行うことができる。
第2OSにあるデータを出力する場合も、第2OSは通常のPCで使用されるOSなので前述の外部PCなどに搭載されているものと同じプリンタドライバを利用して出力先プリンターを本体装置に指定することで本体装置の装置制御FWへ出力することが可能である。つまり、専用のプリンタドライバを作成する必要なく出力することができる。この際には、出力データを装置制御FWでジョブとして受け付け、出力処理を行うことができる。
以上により、画像形成装置1上で専用のプリンタドライバを必要とすることなく、出力まで行うことが可能である。但し、本実施形態としては、専用のプリンタドライバを用意するものであってもよく、プリンタドライバの種別が汎用、専用で限定されるものではない。
また、画像形成装置特有のH/Wは、通常のPCで使用される第2OSでは制御することができない(例えば、熱定着の温度管理等)。しかしながら、第2OSは装置を制御する装置制御FWを起動する第1OS上で動作しているので、装置制御FWを介してであれば制御することが可能である。第2OSで起動するアプリケーションと装置制御FWとでコマンドを定義しておくことで例えばアプリケーションが「定着温度を〜度に設定」というコマンドを装置制御FWへ送信し、それを受けた装置制御FWがコマンド内容を解釈し、H/Wを制御することで第2OS上から装置制御FWを介して本体装置を制御することができる。上記により第2OSからでも本体装置を制御可能となる。すなわち、装置制御FWにコマンド受信機能を持たせ、第2OSにそれぞれコマンド送信機能を持たせることで、異なるOS間でコマンドを指令して、実行させることができる。
なお、画像出力に際しては、制御CPU110ではジョブ情報に基づいて出力を行う。ジョブ情報は、前記画像情報の他に、出力条件情報を含んでいる。出力条件は、プリントモード、用紙情報、給紙トレイ、排紙先、後処理条件などの情報からなり、具体的には、出力画像の画素数、カラー・モノクロの別、片面・両面の別、色調調整、用紙サイズ、用紙の向き、用紙の種類(紙種、斤量、用紙の色など)、給紙トレイの選択、後処理の有無、後処理条件などが挙げられる。出力条件は、印刷条件に相当する。
出力条件は、予め初期設定として標準的な設定が定められている。また、出力条件は、操作部140において設定することができる。画像情報を取得するような場合には、制御CPU110によって操作部制御部142が制御され、LCD141に出力設定入力が可能な画面が表示される。
操作者によって適宜の操作入力がなされると、操作部制御部142から制御CPU110に対し、操作部140上で設定された出力条件(プリントモード、給紙トレイ、排紙先、後処理条件など)等の情報が通知される。該情報を受けた制御CPU110では、出力条件情報を作成し、一旦は制御CPU110に備えるメモリーに格納する。画像情報を取得すると、画像情報とともにジョブ情報として画像メモリー114やHDD115に格納される。
また、第2OSのプリンタドライバを介して出力が行われる場合には、プリンタドライバを介して出力条件が設定されているジョブとして扱うことができ、このジョブに対し、さらに装置制御FW上で出力条件の設定を行うことも可能である。
本実施形態では、LAN10でつながった複数の画像形成装置2〜5により画像形成システムが構成されており、各画像形成装置は図3で示した制御ブロックと同様の構成を有し、それぞれマルチOS環境を実行できるものとなっている。マルチOSで実行するゲストOSが有償の場合は、すべてのマシン毎にライセンスを用意するとコストとなるため、ある機械のHDDにOSのイメージデータを置いておき、基本はその機械で使用する、ということが考えられる。第2OSのイメージデータが入ったHDDは画像データを扱うHDDとは別個となっており、例えばUSB接続等、データ入出力にも影響させない構成とする。
ここで、例えばある画像形成装置でマルチOS環境でゲストOSを動作させているときに、ジョブ入力等によりゲストOSで使用しているメモリー、CPUなどのリソースを画像形成装置に使用させたい場合、エミュレータのライブマイグレーション機能を用いて他の画像形成装置でゲストOSを動作させることができる。
画像形成装置1ではジョブ入力等の装置動作条件により,ゲストOSのリソースをホストOSに使用させるかを判断することができ、ホストOSにリソースを使用させると判断した場合は、ネットワーク上の装置の状況からゲストOSを動作させる他の画像形成装置を決定し、ライブマイグレーション機能を用いて他の画像形成装置上でゲストOSを動作させる。画像形成装置1の画面上では他の画像形成装置のVNCサーバからの画面情報を表示することで、ユーザーはゲストOSを動作させている画像形成装置を気にすることなく処理を続けることができる。
画像形成装置1と画像形成装置2間でのマイグレーションの可否判断の手順を図4のフローチャートに基づいて説明する。各手順は、各画像形成装置の制御部の制御によって実行される。以下同様である。
画像形成装置1、2でそれぞれ動作が開始され、第2OSのデータを保存してあるHDDが接続された画像形成装置1にて、操作部に第2OSの画面を表示するなどして処理をしているときに、ジョブ入力されると(ステップs1、Yes)、画像形成装置1の制御部で該当ジョブに関するリソース使用率の算出が行われる(ステップs2)。
例えば、ジョブの種類や量や第2OSの使用状況からリソース使用率を取得する。具体的に例えば、入力されたジョブの種類とジョブのページ数、解像度、画質、画像サイズ、及び装置制御FWと第2OSのメモリー使用率とCPU使用率、HDD使用率などから数値化しリソース使用率として算出する。
一例を示すと、画像サイズ(A4)+フォーマット(PS)+ページ数(10)、レイアウト(2in1)からメモリー200MB、CPU:2コアで占有率30%、HDD:200MBを要する、などと算出し、第2OSの動作に関しても同様に算出できる。
次いで、算出したリソース使用率から第2OSを画像形成装置1で処理するか、マイグレーションを行うかを判定する(ステップs3)。判定は、予め基準を定めておくことにより行うことができる。
例えば、CPU、メモリーおよびHDDの使用率で例えば50%を超えた場合にマイグレーションを行い、それ以下では画像形成装置で第2OSを処理するという基準で判定できる。また、例えば装置制御FW経由で情報を取得する際に、HDDのパフォーマンスで転送速度100MB/secを満たせなくなった場合にマイグレーションを行う、ネットワークパフォーマンスで転送速度が最大転送速度の50%を下回った場合にマイグレーションを行うなどの基準により、判定を行うこともできる。このような基準は、画像形成装置の性能を考慮して画像形成装置毎に定めてもよく、また、ユーザーが設定できるようにしてもよい。
マイグレーションが必要でないと判定すると(ステップs3、No)、通常通り、PDLデータからリップ処理、画像形成処理や出力の処理を行い(ステップs11)、処理を終了する。
マイグレーションが必要であると判定すると(ステップs3、Yes)、画像形成装置2の状態を把握するため、画像形成装置2にネットワークを介してリソース使用率算出依頼を行う(ステップs4)。依頼を受けた画像形成装置2では、依頼に応じて自機について上記と同様にリソース使用率を算出し、画像形成装置1にネットワークを介して算出したリソース使用率を返答する(ステップs20)。
画像形成装置1では、ネットワークに接続され、第2OSの動作が可能な複数の画像形成装置2がある場合、該当する全ての画像形成装置にリソース使用率の算出を依頼し、全装置からの応答を待機する(ステップs5)。
全装置からの算出結果を受けると(ステップs5、Yes)、画像形成装置1では、各画像形成装置のリソース使用率を比較し、例えば、最もリソース使用率が低い画像形成装置2を決定し、ネットワークを通して該当する画像形成装置2にマイグレーション依頼を発行する(ステップs6)。
マイグレーション依頼を受けた画像形成装置2では、マイグレーション準備を行い、完了とともに完了通知を画像形成装置1に行う(ステップs21)。マイグレーション準備では、メモリーの記憶領域の確保やHDDの記憶領域の確保などが行われる。
画像形成装置1では、マイグレーション準備完了の通知を待機し(ステップs7)、準備完了を確認すると(ステップs7、Yes)、マイグレーション処理を行う(ステップs8)。すなわち、画像形成装置1における第2OSの動作状態をネットワークを通して画像形成装置2に転送する。第2OSの動作状態が転送された画像形成装置2では、転送された動作状態の内容に応じて第2OSを起動するマイグレーションを行い、さらに操作画面サーバの機能により第2操作画面を提供可能にし、マイグレーション完了を画像形成装置1に通知する(ステップs22)。
画像形成装置1では、マイグレーション完了の通知を待機し(ステップs9)、マイグレーション完了を確認すると(ステップs9、Yes)、エミュレータおよび第2OSを終了することで、エミュレータおよび第2OSで使用していたリソースを開放し、装置制御FWで使用可能にする。さらに、操作画面クライアントの接続先を画像形成装置2における操作画面サーバに切り替え、画像形成装置1で第2OSの操作を可能にする(ステップs10)。次いで、画像形成、出力を実施し、処理を終了する(ステップs11)。
以上により、画像形成装置1では、入力されたジョブにリソースを使用し、第2OSでの処理をそのまま続けることが可能となり、使い勝手が向上する。
すなわち、マルチOSが動作している装置にジョブ入力など、出力処理にリソースが必要で第2OSを終了しなければならない場合でも,他の装置で同じ状態から第2OSを動作させることができ、ユーザーは作業を続けることができる。
なお、画像形成装置1で第2OSが動作して、他の画像形成装置に操作画面サーバによって第2OSの第2操作画面を提供していた場合、上記手順によって画像形成装置2にマイグレーションが行われると、ステップs10で他の画像形成装置にVNC接続先を通知することで、他の画像形成装置では引き続き第2OSの処理を続けることができる。
次に、他の実施形態を図5のフローチャートに基づいて説明する。
上記実施形態では処理しようとする、入力されたジョブのページ数などからリソース使用率を算出しているが、そのときに予約されているジョブのジョブ数、各ジョブのページ数、解像度、画質、画像サイズを加味してリソース使用率を算出するなど、リソース使用率の算出は予約されているジョブを考慮に入れてもよい。
算出時に、処理しようとするジョブだけで判断してしまうと、予約ジョブは沢山あるのに処理中のジョブがリソースを必要としない場合、リソース使用率が低いと判断される可能性がある。そこで予約ジョブを含めてリソース使用率を算出し、マイグレーション処理判断では「画像形成装置1はこれからリソースが必要になりそうなので,他の画像形成装置へマイグレーションが必要」と判断し、マイグレーション可能である装置を決定し、マイグレーションを行うようにすることができる。
上記観点からマイグレーションが必要かを判断し(ステップs30)、マイグレーションが必要でないと判定すると(ステップs30、No)、通常通り、PDLデータからリップ処理、画像形成処理や出力の処理を行い(ステップs36)、処理を終了する。
また、マイグレーションが必要である場合、他のどの装置においてもリソース使用率が画像形成装置1以上の場合は、同じ状態から再開できるよう、スナップショット機能を用いてデータを保存するようにしてもよい。
このような観点から、マイグレーションが必要であると判断した場合(ステップs30、Yes)、画像形成装置2にリソース使用率の算出依頼を行う(ステップs31)。第2OSの動作が可能な複数の画像形成装置2がある場合は、それぞれの画像形成装置2に依頼をする。依頼を受けた画像形成装置2では、依頼に応答してリソースの算出を行い、算出結果を返答する。
画像形成装置1では、対象とする画像形成装置2の全部から応答を待ち(ステップs32)、全装置から応答があると(ステップs32、Yes)、マイグレーション可能装置があるかを判定する(ステップs33)。判定は、例えば上記したように画像形成装置1よりもリソース使用率が低い画像形成装置2があるか、により判定することができる。
マイグレーション可能な装置がない場合(ステップs33、No)、すなわち、全装置のリソース使用率が画像形成装置1のリソース使用率以上である場合、第2OSのその瞬時での動作状態を画像形成装置1にスナップショット保存し(ステップs34)、次いで第2OSを終了し(ステップs35)、通常通り、画像形成、出力を行い(ステップs36)、処理を終了する。
一方、マイグレーション可能な装置がある場合(ステップs33、Yes)、上記実施形態と同様にマイグレーションを行う。
すなわち、画像形成装置1では、画像形成装置1よりもリソース使用率が低く、かつ最もリソース使用率が低い画像形成装置2を対象とし、ネットワークを通して該当する画像形成装置2にマイグレーション依頼を発行する(ステップs37)。
マイグレーション依頼を受けた画像形成装置2では、マイグレーション準備を行い、完了とともに完了通知を画像形成装置1に行う(ステップs21)。マイグレーション準備では、メモリーの記憶領域の確保やHDDの記憶領域の確保などが行われる。
画像形成装置1では、マイグレーション準備完了の通知を待機し(ステップs38)、準備完了を確認すると(ステップs38、Yes)、マイグレーション処理を行う。すなわち、画像形成装置1における第2OSの動作状態をネットワークを通して画像形成装置2に転送する(ステップs39)。第2OSの動作状態が転送された画像形成装置2では、動作状態の内容に応じて第2OSを起動するマイグレーションを行い、さらに操作画面サーバー機能により第2操作画面を提供可能にし、マイグレーション完了を画像形成装置1に通知する(ステップs22)。
画像形成装置1では、マイグレーション完了の通知を待機し(ステップs40)、マイグレーション完了を確認すると(ステップs40、Yes)、エミュレータおよび第2OSを終了することで、エミュレータおよび第2OSで使用していたリソースを開放し、装置制御FWで使用可能にする。さらに、操作画面クライアントの接続先を画像形成装置2における操作画面サーバに切り替え(ステップs41)、画像形成装置1で第2OSの操作を可能にする(ステップs41)。次いで、画像形成、出力を実施し、処理を終了する(ステップs36)。
なお、画像形成装置1で第2OSが動作して、他の画像形成装置に操作画面サーバによって第2OSの第2操作画面を提供していた場合、上記手順によって画像形成装置2にマイグレーションが行われると、ステップs41で他の画像形成装置にVNC接続先を通知することで、他の画像形成装置では引き続き第2OSの処理を続けることができる。
次に、さらに他の実施形態を説明する。
マイグレーションが必要と判断した場合に、画像形成装置1の操作部に第2OSの処理を継続するか終了するかの内容を表示し、ユーザーに選択させるようにしてもよい。継続とした場合はマイグレーション先を調査し、終了とした場合はデータを保存することができる。以下、図6のフローチャートの基づいて詳細に説明する。
上記各実施形態と同様にマイグレーションが必要かを判定し(ステップs50)、マイグレーションが必要でないと判定すると(ステップs50、No)、通常通り、PDLデータからリップ処理、画像形成処理や出力の処理を行い(ステップs54)、処理を終了する。
また、マイグレーションが必要である場合(ステップs50、Yes)、操作部に継続/終了を選択可能に表示し、ユーザーによる操作入力を可能にする(ステップs51)。
選択画面1400の例を図7に示す。選択画面1400には、第2OSの接続を継続するかを問い合わせるメッセージ1401が表示され、継続釦1402と終了釦1403とが押釦可能に表示される。ユーザーは、継続釦1402と終了釦1403のいずれかを選択して押釦することで、継続処理または終了処理が行われる。
終了が選択された場合(ステップs51、終了)、前記実施形態と同様に第2OSをスナップショット保存し(ステップs52)、第2OSを終了し(ステップs53)、通常通り、画像形成、出力を行い(ステップs54)、処理を終了する。
操作部で継続が選択された場合(ステップs51、継続)、画像形成装置2の状態を把握するため、画像形成装置2にネットワークを介してリソース使用率算出依頼を行う(ステップs55)。依頼を受けた画像形成装置2では、依頼に応答して自機について上記と同様にリソース使用率を算出し、画像形成装置1にネットワークを介して算出したリソース使用率を返答する(ステップs20)。
画像形成装置1では、ネットワークに接続され、第2OSの動作が可能な複数の画像形成装置2がある場合、該当する全ての画像形成装置にリソース使用率の算出を依頼し、全装置からの応答を待機する(ステップs56)。
全装置からの算出結果を受けると(ステップs56、Yes)、画像形成装置1では、各画像形成装置のリソース使用率を比較し、例えば、最もリソース使用率が低い画像形成装置2を決定し、画像形成装置2へネットワークを通して該当する画像形成装置2にマイグレーション依頼を発行する(ステップs57)。
マイグレーション依頼を受けた画像形成装置2では、マイグレーション準備を行い、完了とともに完了通知を画像形成装置1に行う(ステップs21)。マイグレーション準備では、メモリーの記憶領域の確保やHDDの記憶領域の確保が行われる。
画像形成装置1では、マイグレーション準備完了の通知を待機し(ステップs58)、準備完了を確認すると(ステップs58、Yes)、マイグレーション処理を行う。すなわち、画像形成装置1における第2OSの動作状態をネットワークを通して画像形成装置2に転送する(ステップs59)。第2OSの動作状態が転送された画像形成装置2では、動作状態の内容に応じて第2OSを起動するマイグレーションを行い、さらに操作画面サーバの機能により第2操作画面を提供可能にし、マイグレーション完了を画像形成装置1に通知する(ステップs22)。
画像形成装置1では、マイグレーション完了の通知を待機し(ステップs60)、マイグレーション完了を確認すると(ステップs60、Yes)、エミュレータおよび第2OSを終了することで、エミュレータおよび第2OSで使用していたリソースを開放し、装置制御FWで使用可能にする。さらに、操作画面クライアントの接続先を画像形成装置2における操作画面サーバに切り替え、画像形成装置1で第2OSの操作を可能にする(ステップs61)。次いで、画像形成、出力を実施し、処理を終了する(ステップs54)。
以上により、画像形成装置1では、入力されたジョブにリソースを使用し、OS2での処理をそのまま続けることが可能となり、使い勝手が向上する。
なお、画像形成装置1で第2OSが動作して、他の画像形成装置に操作画面サーバによって第2OSの第2操作画面を提供していた場合、上記手順によって画像形成装置2にマイグレーションが行われると、ステップs61で他の画像形成装置にVNC接続先を通知することで、他の画像形成装置では引き続き第2OSの処理を続けることができる。
また、上記実施形態で、全装置からの算出リソース使用率を受けた結果、その前の実施形態と同様にマイグレーション可能装置があるか否かによって同様の処理手順を行うようにしてもよい。
次に、さらに他の実施形態を説明する。
画像形成装置1からマイグレーションされたOS2では、画像形成装置1からのVNC接続終了後に、リソース使用率を画像形成装置1に問い合わせ、そこでジョブ終了が終了している(リソースに余裕がある)と判断した場合はネットワークリソースを使用しないようにするため、画像形成装置1に再度マイグレーションするようにしてもよい。以下、図8のフローチャートの基づいて詳細に説明する。
画像形成、出力を行い(ステップs70)、さらに、VNC接続の終了をVNC接続がされていた画像形成装置2に通知する。
通知を受けた画像形成装置2では、画像形成装置1にリソース使用率の算出依頼を行う(ステップs80)。依頼を受けた画像形成装置1では、依頼に応答して前記各実施形態と同様にリソース使用率を算出し、算出結果を画像形成装置2に返答する(ステップs72)。
リソース使用率の算出結果を受けた画像形成装置2では、画像形成装置1、2間のVNC接続の終了および画像形成装置1のジョブが終了したかを判定し(ステップs81)、VNC接続の終了またはジョブが終了していなければ(ステップs81、No)、ステップs80に戻り処理を繰り返す。VNC接続の終了およびジョブが終了していれば(ステップs81、Yes)、画像形成装置1に対しマイグレーション依頼をする(ステップs82)。
マイグレーション依頼を受けた画像形成装置1では、マイグレーション準備を行い、完了とともに完了通知を画像形成装置2に行う(ステップs73)。マイグレーション準備では、メモリーの記憶領域の確保やHDDの記憶領域の確保が行われる。
画像形成装置2では、マイグレーション準備完了の通知を待機し(ステップs83)、準備完了を確認すると(ステップs83、Yes)、マイグレーション処理を行う。すなわち、画像形成装置2における第2OSの動作状態をネットワークを通して画像形成装置1に転送する(ステップs84)。第2OSの動作状態が転送された画像形成装置1では、動作状態の内容に応じて第2OSを起動するマイグレーションを行い、マイグレーション完了を画像形成装置2に通知する(ステップs74)。
画像形成装置2では、マイグレーション完了の通知を待機し(ステップs85)、マイグレーション完了を確認すると(ステップs85、Yes)、エミュレータおよび第2OSを終了することで、エミュレータおよび第2OSで使用していたリソースを開放し、装置制御FWで使用可能にする。
以上により、画像形成装置1では、再度のマイグレーションにより、ジョブ終了により開放されたリソースを使用し、またネットワークリソースを開放して第2OSでの処理を続けることが可能となり、使い勝手が向上する。
以上、本発明について、上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明は、上記説明の内容に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱しない限りは、適宜の変更が可能である。
1 画像形成装置
2 画像形成装置
3、4、5 画像形成装置
6 PC
10 LAN
110 制御CPU
113 VRAM
114 画像メモリー
115 HDD
120 通信部
122 NIC
130 スキャナー部
140 操作部
150 プリンター部

Claims (14)

  1. ネットワークを介して1または2以上の他の画像形成装置と通信可能に接続される画像形成装置であって、
    画像データに基づいて画像を形成し、前記画像を用紙に出力するプリンター部と、
    ネットワークを介して少なくとも他の画像形成装置と接続可能にする通信部と、
    当該画像形成装置上で起動する第1のオペレーティングシステムと、前記第1のオペレーティングシステム上で起動して画像形成に関わる処理を行う制御プログラムとが動作し、さらに、前記第1のオペレーティングシステムの動作と並行して前記画像形成以外の他の処理を行う1または2以上の第2のオペレーティングシステムを操作可能にする制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記第2のオペレーティングシステムを動作させている画像形成装置の画像形成に関わる処理状態により、前記第2のオペレーティングシステムが動作可能である他の画像形成装置を選択、決定し、決定した時点での前記第2のオペレーティングシステムの動作状態を前記他の画像形成装置に転送し、前記他の画像形成装置に切り替えて前記第2のオペレーティングシステムを動作させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記第1のオペレーティングシステムの動作と並行して前記第2のオペレーティングシステムを動作させて操作可能にすることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記第2のオペレーティングシステムにおける第2操作画面の情報を、当該画像形成装置にネットワーク接続された他の画像形成装置に提供し、前記他の画像形成装置に提供された前記第2操作画面に対する操作入力を受け付ける操作画面サーバが動作可能であることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、他の画像形成装置で動作する操作画面サーバによって提供される前記第2のオペレーティングシステムにおける第2操作画面の情報を受け取り、該第2操作画面に対する操作入力を可能にする操作画面クライアントが動作可能であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記の画像形成に関わる処理状態を、入力されたジョブの種類により判断することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記の画像形成に関わる処理状態を、予約されているジョブの量および種類の一方または両方により判断することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、前記ジョブに基づくハードウェアリソースの状況に応じて前記ジョブの実行前に前記判断を行うことを特徴とする請求項5または6に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、ネットワーク上の他の画像形成装置の状態により、前記切り替えの対象となる他の画像形成装置を決定できない場合は、所定の状態で第2のオペレーティングシステムを止め、同じ状態で継続開始できるように第2のオペレーティングシステムに関する動作状態を保存することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御部は、前記第2のオペレーティングシステムが動作している画像形成装置の状態により、第2のオペレーティングシステムの動作を続けるか止めるかをユーザーが選択できるようにすることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御部は、動作を止める場合は、所定の状態で第2のオペレーティングシステムを止め、同じ状態で継続開始できるように第2のオペレーティングシステムに関する動作状態を保存することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記制御部は、前記切り替えにより前記第2のオペレーティングシステムを他の画像形成装置で動作させている場合に、切り替え前に前記第2のオペレーティングシステムが動作していた画像形成装置の状態に応じて前記他の画像形成装置上の第2のオペレーティングシステムを停止させ、再度、切り替え前に第2のオペレーティングシステムが動作していた前記画像形成装置で前記第2のオペレーティングシステムを動作させることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記切り替えにより前記第2のオペレーティングシステムが動作する他の画像形成装置は、前記第2のオペレーティングシステムにおける第2操作画面の情報を、当該他の画像形成装置にネットワーク接続された他の画像形成装置に提供し、提供された前記第2操作画面に対する操作入力を受け付ける操作画面サーバが動作可能であり、
    前記制御部は、前記他の画像形成装置で動作する操作画面サーバによって提供される前記第2のオペレーティングシステムにおける第2操作画面の情報を受け取り、該第2操作画面に対する操作入力を可能にする操作画面クライアントが動作可能であり、前記操作画面サーバと前記操作画面クライアントの接続状況に応じて、前記他の画像形成装置上の第2のオペレーティングシステムを停止させ、再度、切り替え前に第2のオペレーティングシステムが動作していた画像形成装置で前記第2のオペレーティングシステムを動作させることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. 請求項1〜12のいずれかに記載の画像形成装置を第1の画像形成装置として備え、さらに、
    画像データに基づいて画像を形成し、前記画像を用紙に出力するプリンター部と、
    ネットワークを介して少なくとも他の画像形成装置と接続可能にする通信部と、
    当該画像形成装置上で起動する第1のオペレーティングシステムと、前記第1のオペレーティングシステム上で起動して画像形成に関わる処理を行う制御プログラムとが動作し、さらに、前記第1のオペレーティングシステムの動作と並行して前記画像形成以外の他の処理を行う1または2以上の第2のオペレーティングシステムを動作可能にする制御部と、を備える第2の画像形成装置と、
    前記第1の画像形成装置と前記第2の画像形成装置とを通信可能に接続するネットワークとを備え、
    前記第2の画像形成装置における制御部は、前記第1の画像形成装置から転送された前記第2のオペレーティングシステムの動作状態を受け、前記第2のオペレーティングシステムを動作させることを特徴とする画像形成システム。
  14. 前記第2の画像形成装置における前記制御部は、前記第2のオペレーティングシステムにおける第2操作画面の情報を、当該画像形成装置にネットワーク接続された他の画像形成装置に提供し、前記他の画像形成装置に提供された前記第2操作画面に対する操作入力を受け付ける操作画面サーバが動作可能であり、
    前記切り替え前に前記第2のオペレーティングシステムが操作可能であった前記第1の画像形成装置における前記制御部は、他の画像形成装置で動作する操作画面サーバによって提供される前記第2のオペレーティングシステムにおける第2操作画面の情報を受け取り、該第2操作画面に対する操作入力を可能にする操作画面クライアントが動作可能であり、前記第2の画像形成装置における前記制御部は、前記転送を受けて前記第2のオペレーティングシステムを動作させると、前記第2操作画面の情報を、前記切り替え前に前記第2のオペレーティングシステムが操作可能であった前記第1の画像形成装置に提供することを特徴とする請求項13に記載の画像形成システム。
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