JP5673405B2 - ジェットエンジンの可変排気ノズル - Google Patents

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Description

本発明は、排気口の口径を可変するジェットエンジンの可変排気ノズルに関する。
従来、特許文献1に示されるように、飛行状況等に応じてジェットエンジンの排気口の口径を可変する可変排気ノズルが知られている。こうした排気ノズルからは高温の排気ジェットが噴出されるとともに、高温の排気ジェットによって排気ノズルの表面が高温となる。このように、高温となった排気ノズルや排気ジェットは、赤外線放射強度レベルが高いことから、赤外線の探知によって飛行状況等の機密情報が外部に流出する可能性がある。
そこで、例えば特許文献2、3に示されるように、排気ノズルや排気ジェットの冷却効率を向上して、赤外線放射強度レベルを低下させる種々の機構を備えたジェットエンジンの排気ノズルが開発されている。
特開2003−307156号公報 特開平5−141310号公報 特開2005−273502号公報
しかしながら、従来のジェットエンジンにおいては、排気ジェットに起因する赤外線放射強度レベルを低減するための構造が複雑であり、製造コストが上昇するばかりか、メンテナンスが煩雑になってしまうおそれがあった。
本発明は、簡易な構成でありながらも、赤外線放射強度レベルを確実に低下させることができるジェットエンジンの可変排気ノズルを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明のジェットエンジンの可変排気ノズルは、環状に配列されて排気口を構成する複数のシールと、シールよりも排気口の径方向外方に環状に配列され、隣接するシール間を跨いで位置する複数のフラップと、複数のフラップよりも排気口の径方向外方に環状に配列されて、複数のフラップおよびシールの外面を被覆する複数のフェアリング部材と、を備え、シール、フラップおよびフェアリング部材が排気口の径方向に変位することにより排気口の口径が可変するジェットエンジンの可変排気ノズルであって、シールおよびフラップのいずれか一方または双方には、先端に向かうにしたがって排気口の径方向内方に深くなるノッチが設けられ、フェアリング部材の先端には、ノッチを排気口の径方向外方に露出させる切り欠きが設けられていることを特徴とする。
また、本発明のジェットエンジンの可変排気ノズルは、シールまたはフラップの先端に、排気口の径方向内方に突出する突起部を設け、当該突起部にノッチを設けることとしてもよい。
また、本発明のジェットエンジンの可変排気ノズルは、突起部の高さを、排気口の最小径の2.5〜5.0%とするとよい。
また、本発明のジェットエンジンの可変排気ノズルは、フェアリング部材が、シールおよびフラップの外面を被覆するとともに先端に切り欠きが設けられた本体部と、本体部から排気口の周方向に突出するとともに、排気口が最小径状態にあるときに、隣接するフェアリング部材の本体部の内方に進入し、排気口が広がると、隣接するフェアリング部材の本体部の間に露出する導入部と、を備え、導入部には、フェアリング部材の外方を流れる外気が導かれる導入溝が設けられ、導入溝は、排気口が広がって導入部が隣接する本体部の間に露出したとき、当該導入溝の先端がノッチに対向して位置することとしてもよい。
また、本発明のジェットエンジンの可変排気ノズルは、フェアリング部材の外面に、基端側から先端に向けて延伸するとともに切り欠きに連続する外部導入溝を設けてもよい。
本発明によれば、簡易な構成でありながらも、赤外線放射強度レベルを確実に低下させることができる。
最小径状態にある可変排気ノズルの分解斜視図である。 開状態にある可変排気ノズルの分解斜視図である。 シールおよびフラップの斜視図である。 図1の部分拡大図であり、排気口の最小径状態におけるシールおよびフラップを示す斜視図である。 最小径状態にある外部フェアリングの斜視図である。 フェアリング部材の斜視図である。 最小径状態にある外部フェアリングの先端断面図である。 外部フェアリングの開状態を示す斜視図である。 開状態にある外部フェアリングの先端断面図である。 最小径状態にある可変排気ノズルの斜視図である。 図10の部分拡大図である。 開状態にある可変排気ノズルの斜視図である。 図12の部分拡大図である。 本実施形態の可変排気ノズルおよび従来の可変排気ノズルの排気ジェット混合率を示す実験データである。 変形例の外部フェアリングの斜視図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、最小径状態にある可変排気ノズルの分解斜視図であり、図2は、開状態にある可変排気ノズルの分解斜視図である。可変排気ノズル1は、ジェットエンジンの燃焼室で生成される排気ジェットを噴出する排気口2を備えている。この排気口2は、環状に配列された複数のシール10およびフラップ20によって構成されている。
詳しい説明は省略するが、これら複数のシール10およびフラップ20は、アクチュエータ3によって可動するフラップ可動リング4に連結されており、フラップ可動リング4が作動すると、各シール10およびフラップ20が排気口2の径方向に放射状に変位する。これにより、各シール10およびフラップ20は、図1に示す最小径状態から図2に示す開状態となり、排気口2の口径が可変することとなる。
また、シール10およびフラップ20よりも排気口2の径方向外方には、外部フェアリング30が設けられており、この外部フェアリング30によって、シール10およびフラップ20が覆われている。なお、この外部フェアリング30は、環状に配列された複数のフェアリング部材31によって構成されており、シール10およびフラップ20と同様に、排気口2の径方向に変位するように構成されている。以下に、シール10、フラップ20および外部フェアリング30の構成について詳細に説明する。
図3は、シール10およびフラップ20の斜視図である。なお、本実施形態においては、シール10およびフラップ20が同一の部材で構成されているので、ここではシール10について説明することとする。
図3に示すように、シール10は、コンバージェントシール11とダイバージェントシール12とが、ヒンジ部13を介して連結された板状部材で構成されている。コンバージェントシール11およびダイバージェントシール12は、ヒンジ部13において所定角度で屈曲しており、コンバージェントシール11が可変排気ノズル1の上流側に、ダイバージェントシール12が可変排気ノズル1の下流側に位置して環状に配列されることとなる(図1、図2参照)。
また、ダイバージェントシール12の先端(可変排気ノズル1の下流側に位置する端部)には、排気口2の径方向内方に突出する突起部14が設けられており、この突起部14には、ダイバージェントシール12の先端に向かうにしたがって、排気口2の径方向内方に深く、かつ、排気口2の周方向に幅広になるノッチ15が設けられている。なお、突起部14およびノッチ15は、ダイバージェントシール12の幅方向中央に設けられており、突起部14の高さは、排気口2の最小径の2.5〜5.0%になるように構成されている。また、ノッチ15の高さや幅は適宜設定可能であるが、高さ:幅=1:0.5〜2程度が望ましく、より効果的には1:1.5〜2程度である。なお、ダイバージェントシール12の先端側縁の角には、面取り部16が設けられている。
ここでは、シール10を用いて説明したが、本実施形態においては、シール10とフラップ20とを同一の部材で構成している。具体的には、フラップ20は、コンバージェントシール11と同様のコンバージェントフラップ21と、ダイバージェントシール12と同様のダイバージェントフラップ22とが、ヒンジ部23を介して連結されている。そして、ダイバージェントフラップ22の先端には、ノッチ25が形成された突起部24が設けられており、先端側縁の角には面取り部26が設けられている。
図4は、図1の部分拡大図であり、排気口2の最小径状態におけるシール10およびフラップ20を示す斜視図である。この図に示すように、複数のシール10は、排気口2の最小径状態において、隣接するシール10間に空隙を維持して環状に配列されている。また、複数のフラップ20は、シール10よりも排気口2の径方向外方において、隣接するフラップ20間に空隙を維持して環状に配列されており、このとき、各フラップ20がシール10間の空隙を覆うように、隣接するシール10を跨いで位置している。
また、シール10とフラップ20とは、その先端が面一となる関係を維持しており、シール10のノッチ15と、フラップ20のノッチ25とが、排気口2の周方向に交互に配置されている。なお、フラップ20のダイバージェントフラップ22に設けられた面取り部26は、シール10のダイバージェントシール12に設けられたノッチ15との干渉を防ぐものであり、面取り部26を設けることによって、ノッチ15が排気口2の径方向外方に露出するようになっている。また、シール10のダイバージェントシール12に設けられた面取り部16は、フラップ20のダイバージェントフラップ22に設けられた突起部24との干渉を防ぐものとして機能している。
そして、上記の構成からなるシール10およびフラップ20の外周には、外部フェアリング30が設けられ、この外部フェアリング30によって、シール10およびフラップ20の外面が被覆される。以下に、図5〜図9を用いて外部フェアリング30について詳細に説明する。
図5は、最小径状態にある外部フェアリング30の斜視図である。この図に示すように、外部フェアリング30は、環状に配列された複数のフェアリング部材31によって構成されており、最小径状態にあるときに、隣接するフェアリング部材31の側面が互いに接触する寸法関係を維持している。
図6は、フェアリング部材31の斜視図である。この図に示すように、フェアリング部材31は、内面側から外面側に向けて凸状に緩やかに湾曲する本体部32を備えており、この本体部32の幅が、基端部32aから先端部32bに向かうにしたがって徐々に幅狭になるように構成されている。
そして、本体部32には、当該本体部32の側面から、当該本体部32の幅方向に突出する導入部33が一体的に設けられている。この導入部33は、排気口2の径方向外方に臨む導入溝33aを備えており、この導入溝33aによって、フェアリング部材31の外周に流れる外気が、可変排気ノズル1の上流側から下流側へと導かれることとなる。導入溝33aは、本体部32の基端部32a側から先端部32b側に向かうにしたがって、徐々に幅広となり、かつ、排気口2の径方向内方に徐々に深くなるように構成されている。なお、本体部32は、図示のとおり、導入部33よりも先端が突出した寸法関係を維持している。換言すれば、導入部33の先端は、本体部32の先端よりも外部フェアリング30の基端側に位置することとなる。
また、本体部32の先端部32bには、その厚さ方向に貫通する切り欠き34が設けられており、先端側縁の角には、切り欠き35a、35bが設けられている。この切り欠き35a、35bは、図5に示すように、外部フェアリング30の最小径状態において、隣接する一対の本体部32のうち、一方の本体部32に設けられた切り欠き35aと、他方の本体部32に設けられた切り欠き35bと、によって1つの切り欠き35を構成することとなる。
図7は、最小径状態にある外部フェアリング30の先端断面図である。この図に示すように、導入部33は、本体部32よりも外部フェアリング30(排気口2)の径方向内方に設けられており、これによって、外部フェアリング30の最小径状態においては、導入部33が、隣接するフェアリング部材31の本体部32と径方向の位置が重なるように、当該本体部32の内方に進入することとなる。これにより、外部フェアリング30の最小径状態において、導入部33が隣接するフェアリング部材31の本体部32と干渉しないようになっている。
図8は、外部フェアリング30の開状態を示す斜視図であり、図9は、開状態にある外部フェアリング30の先端断面図である。これらの図に示すように、各フェアリング部材31が上記の最小径状態から排気口2の径方向に放射状に広がって、外部フェアリング30が開状態になると、隣接するフェアリング部材31の本体部32が離間する。このとき、隣接する本体部32の間から、外部フェアリング30の径方向外方に導入部33が露出することとなる。以下に、シール10、フラップ20および外部フェアリング30の相互関係について詳細に説明する。
図10は、最小径状態にある可変排気ノズル1の斜視図であり、図11は、図10の部分拡大図である。図10に示すように、排気口2が最小径状態にあるときには、隣接するフェアリング部材31の本体部32の側面が互いに接触状態にあり、外部フェアリング30が、排気口2の周方向において完全に閉塞されて、シール10およびフラップ20が被覆されている。
また、フェアリング部材31は、フラップ20と同数設けられており、フェアリング部材31およびフラップ20は、その幅方向の中心が、排気口2の周方向位置を一致させて配列されている。したがって、排気口2が最小径状態にあるときには、図11に示すように、フェアリング部材31の先端に設けられた切り欠き34が、フラップ20の先端に設けられたノッチ25に対向して位置している。これにより、ノッチ25は、切り欠き34を介して、排気口2の径方向外方に露出することとなる。
また、このとき、隣接するフェアリング部材31の本体部32によって構成される切り欠き35は、シール10の先端に設けられたノッチ15に対向して位置しており、これによって、ノッチ15が、切り欠き35を介して排気口2の径方向外方に露出することとなる。
これにより、排気口2の最小径状態においては、フェアリング部材31の外周において、排気口2の上流側から下流側に流れる外気が、切り欠き34、35を介してノッチ15、25に導かれ、こうした外気によってシール10およびフラップ20の先端が冷却されることとなる。また、このとき、ノッチ15、25は、先端に向かうにしたがって徐々に排気口2の径方向内方に深くなるように形成されており、ノッチ15、25に導かれた外気は、排気口2の径方向内方に向かって流れることとなる。これにより、排気口2から噴出する高温の排気ジェットと、冷たい外気との混合が促進され、排気ジェットの冷却効率が向上される。
図12は、開状態にある可変排気ノズル1の斜視図であり、図13は、図12の部分拡大図である。図12および図13に示すように、シール10、フラップ20およびフェアリング部材31の先端が放射状に広がって排気口2の径が大きくなると、隣接するフェアリング部材31の本体部32が離間するとともに、隣接する本体部32間に導入部33が露出する。
このとき、フラップ20およびフェアリング部材31の先端は、排気口2に対して同一方向に変位し、図示のように、排気口2の開状態においても、ノッチ25は切り欠き34を介して排気口2の径方向外方に露出することとなる。したがって、排気口2の開状態においても、排気口2の上流側から下流側に流れる外気が、切り欠き34を介してノッチ25に導かれ、フラップ20が冷却されることとなる。
また、導入部33の導入溝33aとシール10のノッチ15とは、排気口2の開状態において、当該排気口2の周方向位置が一致する関係を維持しており、さらに、導入部33は、本体部32よりも先端が排気口2の上流側にずれて位置している。これにより、排気口2の開状態においては、排気口2の上流側から下流側に流れる外気が、導入溝33aに沿って排気口2の先端側に導かれるとともに、当該外気がノッチ15に導かれることとなる。これにより、排気口2の開状態においては、導入溝33aに導かれた外気がノッチ15に導かれ、シール10が冷却されることとなる。なお、この場合においても、ノッチ15、25に導かれた外気は、排気口2の径方向内方に向かって流れるため、上記と同様に、排気ジェットの冷却効率が向上されることとなる。
図14は、本実施形態の可変排気ノズル1および従来の可変排気ノズルの排気ジェット混合率を示す実験データである。図中横軸は、排気口からの距離を示し、図中縦軸は、排気ジェットと大気との混合率を示している。また、本実施形態の可変排気ノズル1の実験データを図中実線で示し、従来の可変排気ノズルの実験データを図中破線で示している。なお、従来の可変排気ノズルは、ノッチ15、25および切り欠き34、35が設けられていない点のみが、本実施形態の可変排気ノズル1と異なり、その他の構成は本実施形態の可変排気ノズル1と同じである。
この図からも明らかなように、本実施形態の可変排気ノズル1によれば、ノッチ15、25によって排気口2の径方向内方に外気が導かれるため、従来の可変排気ノズルに比べて、より排気口2に近い位置での大気と排気ジェットとの混合が促進される。このように、より排気口2に近い位置で排気ジェットが大気と混合されるので、赤外線放射強度レベルが低減され、赤外線探知によって機密情報が外部に流出するおそれを低減することができる。また、上記のように排気ジェットの混合が促進されることにより、排気ジェットの噴出によってもたらされる騒音をも低減することができる。
なお、上記実施形態においては、フェアリング部材31に切り欠き34が設けられているが、図15に示す変形例のように、フェアリング部材31の基端側から先端に向けて延伸するとともに、先端に形成される切り欠き34に連続する外部導入溝36を設ければ、フラップ20のノッチ25への外気の導入効率を一層促進することができる。また、排気口2が最小径状態にあるときに、隣接するフェアリング部材31によって、切り欠き35に連続する外部導入溝(不図示)が構成されるようにすることも可能である。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、排気口の口径を可変するジェットエンジンの可変排気ノズルに適用することができる。
1 …可変排気ノズル
2 …排気口
10 …シール
14 …突起部
15 …ノッチ
20 …フラップ
24 …突起部
25 …ノッチ
30 …外部フェアリング
31 …フェアリング部材
32 …本体部
33 …導入部
33a …導入溝
34、35、35a、35b …切り欠き
36 …外部導入溝

Claims (5)

  1. 環状に配列されて排気口を構成する複数のシールと、
    前記シールよりも前記排気口の径方向外方に環状に配列され、隣接する前記シール間を跨いで位置する複数のフラップと、
    前記フラップよりも前記排気口の径方向外方に環状に配列されて、前記複数のフラップおよびシールの外面を被覆する複数のフェアリング部材と、を備え、
    前記シール、フラップおよびフェアリング部材が前記排気口の径方向に変位することにより前記排気口の口径が可変するジェットエンジンの可変排気ノズルであって、
    前記シールおよびフラップのいずれか一方または双方には、先端に向かうにしたがって前記排気口の径方向内方に深くなるノッチが設けられ、
    前記フェアリング部材の先端には、前記ノッチを前記排気口の径方向外方に露出させる切り欠きが設けられていることを特徴とするジェットエンジンの可変排気ノズル。
  2. 前記シールまたはフラップの先端には、前記排気口の径方向内方に突出する突起部が設けられ、当該突起部に前記ノッチが設けられていることを特徴とする請求項1記載のジェットエンジンの可変排気ノズル。
  3. 前記突起部の高さは、前記排気口の最小径の2.5〜5.0%であることを特徴とする請求項2記載のジェットエンジンの可変排気ノズル。
  4. 前記フェアリング部材は、
    前記シールおよびフラップの外面を被覆するとともに先端に前記切り欠きが設けられた本体部と、
    前記本体部から前記排気口の周方向に突出するとともに、前記排気口が最小径状態にあるときに、隣接するフェアリング部材の本体部の内方に進入し、前記排気口が広がると、隣接するフェアリング部材の本体部の間に露出する導入部と、を備え、
    前記導入部には、前記フェアリング部材の外方を流れる外気が導かれる導入溝が設けられ、
    前記導入溝は、前記排気口が広がって前記導入部が隣接する本体部の間に露出したとき、当該導入溝の先端が前記ノッチに対向して位置することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のジェットエンジンの可変排気ノズル。
  5. 前記フェアリング部材の外面には、
    基端側から先端に向けて延伸するとともに前記切り欠きに連続する外部導入溝が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のジェットエンジンの可変排気ノズル。
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