JP5524149B2 - ガスタービン燃焼器用の音響ライナー、ガスタービン燃焼器、およびガスタービン - Google Patents

ガスタービン燃焼器用の音響ライナー、ガスタービン燃焼器、およびガスタービン Download PDF

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本発明は、ハウジングの内部に燃焼振動抑制用の共鳴空間を有するガスタービン燃焼器用の音響ライナー、ガスタービン燃焼器、およびガスタービンに関するものである。
ガスタービン燃焼器用の音響ライナーとしては、例えば、特許文献1に開示されたものが知られている。
特表2004−509313号公報(FIG.5A)
しかしながら、上記特許文献1に開示されているガスタービン燃焼器用の音響ライナーは、燃焼筒の壁面に対向する面(第2の部材)に設けられた多数の開口(パージ孔)が、周方向に沿って均一に(満遍なく)設けられている。そのため、これら多数の開口を通って共鳴空間内に流入するパージ空気の比率が高くなり、その分、ガスタービンの燃焼器で燃焼される燃焼用空気の量が減少して、燃焼ガスの温度が高くなり、NO(窒素酸化物)の発生量(排出量)が増加してしまうといった問題点があった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、パージ用空気の消費量を適正な量とすることができ、ガスタービンの燃焼器で燃焼される燃焼用空気の量を増加させることができて、燃焼ガスの温度を低減させることができるとともに、NOの発生量(排出量)を低減させることができるガスタービン燃焼器用の音響ライナーを提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用した。
本発明に係るガスタービン燃焼器用の音響ライナーは、内部に燃焼領域が形成される燃焼筒の壁面に、周方向に沿って穿設された多数の孔と、これら多数の孔が穿設された領域における前記燃焼筒の外周側を取り囲むように配置され、前記燃焼筒の壁面との間に共鳴空間が形成されるハウジングとを備えたガスタービン燃焼器用の音響ライナーであって、前記ハウジングの一側面または他側面の一方のみに、周方向に沿うとともにその全周にわたって複数のパージ孔が均等に穿設されている。
本発明に係るガスタービン燃焼器用の音響ライナーによれば、パージ孔が、ハウジングの一側面または他側面の一方のみに設けられることとなるので、従来のものよりもパージ孔の数(すなわち、パージ孔全体の開口面積)を低減させることができて、パージ孔から共鳴空間内に流入するパージ用空気の消費量を低減させることができる。
また、パージ孔から共鳴空間内に流入するパージ用空気は、燃焼筒の壁面に沿って、孔全体を覆うように(ブロックするように)流れることとなる(すなわち、共鳴空間内の燃焼筒の壁面近傍に、パージ用空気による空気の層が形成されることとなる)ので、燃焼筒内から共鳴空間内への高温燃焼ガスの流入が抑制されることとなる。
本発明に係るガスタービン燃焼器用の音響ライナーは、内部に燃焼領域が形成される燃焼筒の、周方向の一部を除く壁面に、周方向に沿って穿設された多数の孔と、これら多数の孔が穿設された領域における前記燃焼筒の外周側を取り囲むように配置され、前記燃焼筒の壁面との間に共鳴空間が形成される2つのハウジングとを備えたガスタービン燃焼器用の音響ライナーであって、前記ハウジングの一側面または他側面の一方のみに、周方向に沿うとともにその全周にわたって複数のパージ孔が均等に穿設されている。
本発明に係るガスタービン燃焼器用の音響ライナーによれば、パージ孔が、ハウジングの一側面または他側面の一方のみに設けられることとなるので、従来のものよりもパージ孔の数(すなわち、パージ孔全体の開口面積)を低減させることができて、パージ孔から共鳴空間内に流入するパージ用空気の消費量を低減させることができる。
また、パージ孔から共鳴空間内に流入するパージ用空気は、燃焼筒の壁面に沿って、孔全体を覆うように(ブロックするように)流れることとなる(すなわち、共鳴空間内の燃焼筒の壁面近傍に、パージ用空気による空気の層が形成されることとなる)ので、燃焼筒内から共鳴空間内への高温燃焼ガスの流入が抑制されることとなる。
本発明に係るガスタービン燃焼器用の音響ライナーは、内部に燃焼領域が形成される燃焼筒の上流側に位置する壁面に、周方向に沿って穿設された多数の孔と、これら多数の孔が穿設された領域における前記燃焼筒の外周側を取り囲むように配置され、前記燃焼筒の壁面との間に共鳴空間が形成されるハウジングとを備え、内部に燃焼領域が形成される燃焼筒の下流側に位置する、周方向の一部を除く壁面に、周方向に沿って穿設された多数の孔と、これら多数の孔が穿設された領域における前記燃焼筒の外周側を取り囲むように配置され、前記燃焼筒の壁面との間に共鳴空間が形成される2つのハウジングとを備えたガスタービン燃焼器用の音響ライナーであって、前記ハウジングの一側面または他側面の一方のみに、周方向に沿うとともにその全周にわたって複数のパージ孔が均等に穿設されている。
本発明に係るガスタービン燃焼器用の音響ライナーによれば、パージ孔が、ハウジングの一側面または他側面の一方のみに設けられることとなるので、従来のものよりもパージ孔の数(すなわち、パージ孔全体の開口面積)を低減させることができて、パージ孔から共鳴空間内に流入するパージ用空気の消費量を低減させることができる。
また、パージ孔から共鳴空間内に流入するパージ用空気は、燃焼筒の壁面に沿って、孔全体を覆うように(ブロックするように)流れることとなる(すなわち、共鳴空間内の燃焼筒の壁面近傍に、パージ用空気による空気の層が形成されることとなる)ので、燃焼筒内から共鳴空間内への高温燃焼ガスの流入が抑制されることとなる。
本発明の参考例に係るガスタービン燃焼器用の音響ライナーは、内部に燃焼領域が形成される燃焼筒の壁面に、周方向に沿って穿設された多数の孔と、これら多数の孔が穿設された領域における前記燃焼筒の外周側を取り囲むように配置され、前記燃焼筒の壁面との間に共鳴空間が形成されるハウジングとを備えたガスタービン燃焼器用の音響ライナーであって、前記ハウジングの一側面および他側面の双方に、周方向に沿うとともにその全周にわたって複数のパージ孔が均等に穿設され、かつ、前記一側面に穿設された前記パージ孔と、前記他側面に穿設された前記パージ孔とが、周方向において重ならないように配置されている。
本発明の参考例に係るガスタービン燃焼器用の音響ライナーによれば、パージ孔が、ハウジングの一側面および他側面の双方のみに設けられることとなるので、従来のものよりもパージ孔の数(すなわち、パージ孔全体の開口面積)を低減させることができて、パージ孔から共鳴空間内に流入するパージ用空気の消費量を低減させることができる。
また、パージ孔から共鳴空間内に流入するパージ用空気は、燃焼筒の壁面に沿って、孔全体を覆うように(ブロックするように)流れることとなる(すなわち、共鳴空間内の燃焼筒の壁面近傍に、パージ用空気による空気の層が形成されることとなる)ので、燃焼筒内から共鳴空間内への高温燃焼ガスの流入が抑制されることとなる。
本発明の参考例に係るガスタービン燃焼器用の音響ライナーは、内部に燃焼領域が形成される燃焼筒の、周方向の一部を除く壁面に、周方向に沿って穿設された多数の孔と、これら多数の孔が穿設された領域における前記燃焼筒の外周側を取り囲むように配置され、前記燃焼筒の壁面との間に共鳴空間が形成される2つのハウジングとを備えたガスタービン燃焼器用の音響ライナーであって、前記ハウジングの一側面および他側面の双方に、周方向に沿うとともにその全周にわたって複数のパージ孔が均等に穿設され、かつ、前記一側面に穿設された前記パージ孔と、前記他側面に穿設された前記パージ孔とが、周方向において重ならないように配置されている。
本発明の参考例に係るガスタービン燃焼器用の音響ライナーによれば、パージ孔が、ハウジングの一側面および他側面の双方のみに設けられることとなるので、従来のものよりもパージ孔の数(すなわち、パージ孔全体の開口面積)を低減させることができて、パージ孔から共鳴空間内に流入するパージ用空気の消費量を低減させることができる。
また、パージ孔から共鳴空間内に流入するパージ用空気は、燃焼筒の壁面に沿って、孔全体を覆うように(ブロックするように)流れることとなる(すなわち、共鳴空間内の燃焼筒の壁面近傍に、パージ用空気による空気の層が形成されることとなる)ので、燃焼筒内から共鳴空間内への高温燃焼ガスの流入が抑制されることとなる。
本発明の参考例に係るガスタービン燃焼器用の音響ライナーは、内部に燃焼領域が形成される燃焼筒の上流側に位置する壁面に、周方向に沿って穿設された多数の孔と、これら多数の孔が穿設された領域における前記燃焼筒の外周側を取り囲むように配置され、前記燃焼筒の壁面との間に共鳴空間が形成されるハウジングとを備え、内部に燃焼領域が形成される燃焼筒の下流側に位置する、周方向の一部を除く壁面に、周方向に沿って穿設された多数の孔と、これら多数の孔が穿設された領域における前記燃焼筒の外周側を取り囲むように配置され、前記燃焼筒の壁面との間に共鳴空間が形成される2つのハウジングとを備えたガスタービン燃焼器用の音響ライナーであって、前記ハウジングの一側面および他側面の双方に、周方向に沿うとともにその全周にわたって複数のパージ孔が均等に穿設され、かつ、前記一側面に穿設された前記パージ孔と、前記他側面に穿設された前記パージ孔とが、周方向において重ならないように配置されている。
本発明の参考例に係るガスタービン燃焼器用の音響ライナーによれば、パージ孔が、ハウジングの一側面および他側面の双方のみに設けられることとなるので、従来のものよりもパージ孔の数(すなわち、パージ孔全体の開口面積)を低減させることができて、パージ孔から共鳴空間内に流入するパージ用空気の消費量を低減させることができる。
また、パージ孔から共鳴空間内に流入するパージ用空気は、燃焼筒の壁面に沿って、孔全体を覆うように(ブロックするように)流れることとなる(すなわち、共鳴空間内の燃焼筒の壁面近傍に、パージ用空気による空気の層が形成されることとなる)ので、燃焼筒内から共鳴空間内への高温燃焼ガスの流入が抑制されることとなる。
上記ガスタービン燃焼器用の音響ライナーにおいて、前記ハウジングの内部に、前記共鳴空間を周方向に仕切る仕切板が設けられているとさらに好適である。
このようなガスタービン燃焼器用の音響ライナーによれば、パージ孔を介して供給されたパージ用空気の、共鳴空間内における周方向への拡散を防止することができるので、パージ孔から共鳴空間内に流入するパージ用空気を、例えば、燃焼筒内の静圧が高くなり、燃焼筒内の高温燃焼ガスが共鳴空間内に噴出してくる場所に、より集中的(より効果的)に供給することができ、より少ないパージ用空気を用いて、燃焼筒内から共鳴空間内への高温燃焼ガスの流入を効率よく抑制することができる。
上記ガスタービン燃焼器用の音響ライナーにおいて、前記パージ孔は、周方向に一定幅を有するスリット状の孔であるとさらに好適である。
本発明に係るガスタービン燃焼器またはガスタービンは、パージ用空気の消費量を適正な量とすることができ、ガスタービン燃焼器で燃焼される燃焼用空気の量を増加させることができるガスタービン燃焼器用の音響ライナーを備えている。
本発明に係るガスタービン燃焼器またはガスタービンによれば、パージ用空気の消費量が低減した分、ガスタービン燃焼器で燃焼される燃焼用空気の消費量を増加させることができ、燃焼ガスの温度を低減させることができて、NO(窒素酸化物)の発生量(排出量)を低減させることができる。
本発明によれば、パージ用空気の消費量を適正な量とすることができ、ガスタービンの燃焼器で燃焼される燃焼用空気の量を増加させることができて、燃焼ガスの温度を低減させることができるとともに、NOの発生量(排出量)を低減させることができるという効果を奏する。
本発明の第1参考実施形態に係る音響ライナーを具備したガスタービン燃焼器の要部断面図である。 図1のA−A矢視断面図である。 本発明の第1参考実施形態に係る音響ライナーの一部を示す図であって、(a)は平面図、(b)は斜視図である。 燃焼筒の壁面近傍における静圧と周方向角度との関係、燃焼筒の壁面近傍におけるキャビティ内温度と周方向角度との関係を示すグラフである。 本発明の第2参考実施形態に係る音響ライナーの一部を示す図であって、(a)は平面図、(b)は斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る音響ライナーの一部を示す斜視図である。 本発明の第3参考実施形態に係る音響ライナーの一部を示す斜視図である。 本発明の第4参考実施形態に係る音響ライナーの一部を示す斜視図である。 本発明の第実施形態に係る音響ライナーの一部を示す斜視図である。 本発明の第5参考実施形態に係る音響ライナーの一部を示す斜視図である。 本発明の第実施形態に係る音響ライナーの一部を示す斜視図である。
以下、本発明に係るガスタービン燃焼器用の音響ライナーの第1参考実施形態を、図1から図4を参照しながら説明する。
図1は本実施形態に係るガスタービン燃焼器用の音響ライナーを具備したガスタービン燃焼器の要部断面図、図2は図1のA−A矢視断面図、図3は本実施形態に係るガスタービン燃焼器用の音響ライナーの一部を示す図であって、(a)は平面図、(b)は斜視図、図4は燃焼筒の壁面近傍における静圧と周方向角度との関係、燃焼筒の壁面近傍におけるキャビティ(共鳴空間)内温度と周方向角度との関係を示すグラフである。
図1に示すように、本実施形態に係るガスタービン燃焼器用の音響ライナー(以下、「音響ライナー」という。)11を具備したガスタービン燃焼器(以下、「燃焼器」という。)1は、燃焼筒2を備えている。燃焼筒2は、内部に燃焼領域3を形成し、外部に圧縮空気流4と接する筒状をなしている。燃焼筒2の上流側には、複数本(本実施形態では8本)の予混合ノズル5と、1本のパイロットノズル6とが設けられている。また、燃焼筒2の下流側に位置する壁面には、空気を導入するためのバイパス流路8が設けられている。
なお、予混合ノズル5は、周方向に沿って等間隔(45°間隔)に設けられており、パイロットノズル6は、予混合ノズル5の略中央部に位置するように設けられている。
さて、本実施形態に係る音響ライナー11は、図2に示すように、燃焼筒2の壁面に、周方向に沿って穿設された多数の孔11aと、これら孔11aが設けられた領域における燃焼筒2の外周側(燃焼筒2から見て冷却空気領域4に接する側)を取り囲むように配置され、燃焼筒2の壁面との間にキャビティ(共鳴空間)を形成するハウジング11bとを主たる要素として構成されたものである。
ハウジング11bは、燃焼筒2の外周を一周するように取り付けられており、ハウジング11bの内部に仕切りは設けられておらず、ハウジング11bの内部は、一体的な空間をなしている。
図2中の符号13は、燃焼領域3において他よりも高温となる高温領域である。この高温領域13は、概ね予混合ノズル5の下流に位置している。そして、この高温領域13に近い場所における燃焼筒2の壁面には、孔11aが多く設けられており、高温領域13からより遠い場所における燃焼筒2の壁面には、孔11aがより少なく設けられているか、または孔11aが設けられていない。
また、図3に示すように、ハウジング11bの、燃焼筒2の壁面と対向する面(外周面)には、パージ孔14が設けられている。
パージ孔14は、周方向に沿って複数個(本実施形態では8個)穿設されている。パージ孔14はそれぞれ、ガスタービンが運転されているときに、燃焼筒2内(燃焼領域3)の静圧が高くなり、それに伴って燃焼筒2内の高温燃焼ガスがキャビティ内に噴出してくる場所に対応して設けられている。
ガスタービンが運転されているときに、燃焼筒2内の静圧が高くなり、それに伴って燃焼筒2内の高温燃焼ガスがキャビティ内に噴出してくる場所(周方向における位置および軸方向における位置)は、CFD等の数値計算を用いて解析する(求める)ことができる。図4はその解析結果の一具体例を示すグラフである。図4中の実線は燃焼筒2の壁面近傍における静圧と周方向角度との関係を示しており、図4中の破線は燃焼筒2の壁面近傍におけるキャビティ内温度と周方向角度との関係を示している。また、図4から、破線と実線のピーク(最大値)が、周方向に沿って等間隔(45°間隔)に現れていることがわかる。これは予混合ノズル5の配置間隔と同じである。
なお、ガスタービンが運転されているときに、燃焼筒2内の静圧が高くなり、それに伴って燃焼筒2内の高温燃焼ガスがキャビティ内に噴出してくる場所は、ガスタービン(あるいはガスタービン燃焼器)の機種毎に異なるので、機種毎にCFD等の数値計算を用いて特定する必要がある。
本実施形態に係る音響ライナー11によれば、パージ孔14が、燃焼筒2内の高温燃焼ガスがキャビティ内に噴出してくる場所のみに設けられることとなるので、従来のものよりもパージ孔14の数(すなわち、パージ孔14全体の開口面積)を低減させることができて、パージ孔14からキャビティ内に流入するパージ用空気の消費量を低減させることができる。
また、パージ孔14からキャビティ内に流入するパージ用空気は、燃焼筒2内の静圧が高くなり、燃焼筒2内の高温燃焼ガスがキャビティ内に噴出してくる場所に、パージ孔14を介してパージ用空気が集中的(ピンポイント的)に供給されることとなるので、パージ用空気の動圧により、燃焼筒2内からキャビティ内への高温燃焼ガスの流入が抑制されることとなる。
そして、このような音響ライナー11を具備したガスタービン燃焼器1またはガスタービンによれば、パージ用空気の消費量が低減した分、ガスタービン燃焼器1で燃焼される燃焼用空気の消費量を増加させることができ、燃焼ガスの温度を低減させることができて、NO(窒素酸化物)の発生量(排出量)を低減させることができる。
本発明に係る音響ライナーの第2参考実施形態を、図5を用いて説明する。
図5は本実施形態に係る音響ライナーの一部を示す図であって、(a)は平面図、(b)は斜視図である。
本実施形態に係る音響ライナー20は、パージ孔14の代わりにパージ孔21が設けられているという点で上述した第1参考実施形態のものと異なる。その他の構成要素については上述した第1参考実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
なお、上述した第1参考実施形態と同一の部材には同一の符号を付している。
図5に示すように、パージ孔21は、ガスタービンが運転されているときに、燃焼筒2内(燃焼領域3)の静圧が高くなり、それに伴って燃焼筒2内の高温燃焼ガスがキャビティ内に噴出してくる場所にそれぞれ、周方向に3列、軸方向に3列、合計9個ずつ設けられている。パージ孔21はそれぞれ、上述したパージ孔14よりも小さな直径を有しており、パージ孔21全体の開口面積は、上述したパージ孔14全体の開口面積と略同じになるように設定されている。
本実施形態に係る音響ライナー20によれば、パージ孔21が、燃焼筒2内の高温燃焼ガスがキャビティ内に噴出してくる場所のみに設けられることとなるので、従来のものよりもパージ孔21の数(すなわち、パージ孔21全体の開口面積)を低減させることができて、パージ孔21からキャビティ内に流入するパージ用空気の消費量を低減させることができる。
また、パージ孔21からキャビティ内に流入するパージ用空気は、燃焼筒2内の静圧が高くなり、燃焼筒2内の高温燃焼ガスがキャビティ内に噴出してくる場所に、パージ孔21を介してパージ用空気が集中的(ピンポイント的)に供給されることとなるので、パージ用空気の動圧により、燃焼筒2内からキャビティ内への高温燃焼ガスの流入が抑制されることとなる。
なお、パージ孔21の数が多い分、パージ孔14の孔1個の場合より広い範囲で高温燃焼ガスの噴出を抑制できる反面、パージ孔21から噴出されるパージ用空気の噴流は、上述したパージ孔14から噴出されるパージ用空気の噴流よりも弱くなる。したがって、パージ孔21全体の開口面積を保ったままでパージ孔の数を調整することにより、パージ用空気の噴流強さを調整することができる。
そして、このような音響ライナー20を具備したガスタービン燃焼器1またはガスタービンによれば、パージ用空気の消費量が低減した分、ガスタービン燃焼器1で燃焼される燃焼用空気の消費量を増加させることができ、燃焼ガスの温度を低減させることができて、NO(窒素酸化物)の発生量(排出量)を低減させることができる。
本発明に係る音響ライナーの第1実施形態を、図6を用いて説明する。図6は本実施形態に係る音響ライナーの一部を示す斜視図である。
本実施形態に係る音響ライナー30は、パージ孔14,21の代わりにパージ孔31が設けられているという点で上述した実施形態のものと異なる。その他の構成要素については上述した実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
なお、上述した実施形態と同一の部材には同一の符号を付している。
図6に示すように、パージ孔31は、ハウジング11bの一側面(本実施形態では上流側の側面)に、周方向に沿うとともにその全周にわたって均等に配置されている。
本実施形態に係る音響ライナー30によれば、パージ孔31が、ハウジング11bの一側面のみに設けられることとなるので、従来のものよりもパージ孔31の数(すなわち、パージ孔31全体の開口面積)を低減させることができて、パージ孔31からキャビティ内に流入するパージ用空気の消費量を低減させることができる。
また、パージ孔31からキャビティ内に流入するパージ用空気は、燃焼筒2の壁面に沿って、孔11a全体を覆うように(ブロックするように)流れることとなる(すなわち、キャビティ内の燃焼筒2の壁面近傍に、パージ用空気による空気の層が形成されることとなる)ので、燃焼筒2内からキャビティ内への高温燃焼ガスの流入が抑制されることとなる。
そして、このような音響ライナー30を具備したガスタービン燃焼器1またはガスタービンによれば、パージ用空気の消費量が低減した分、ガスタービン燃焼器1で燃焼される燃焼用空気の消費量を増加させることができ、燃焼ガスの温度を低減させることができて、NO(窒素酸化物)の発生量(排出量)を低減させることができる。
本発明に係る音響ライナーの第3参考実施形態を、図7を用いて説明する。図7は本実施形態に係る音響ライナーの一部を示す斜視図である。
本実施形態に係る音響ライナー40は、パージ孔31の代わりにパージ孔41が設けられているという点で上述した第1実施形態のものと異なる。その他の構成要素については上述した第1実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
なお、上述した第1実施形態と同一の部材には同一の符号を付している。
図7に示すように、パージ孔41は、ガスタービンが運転されているときに、燃焼筒2内(燃焼領域3)の静圧が高くなり、それに伴って燃焼筒2内の高温燃焼ガスがキャビティ内に噴出してくる場所に集中的に(局所的に)設けられている。
本実施形態に係る音響ライナー40によれば、パージ孔41が、燃焼筒2内の静圧が高くなり、燃焼筒2内の高温燃焼ガスがキャビティ内に噴出してくる場所のみに設けられることとなるので、上述した第1実施形態のものよりもパージ孔41の数(すなわち、パージ孔41全体の開口面積)を低減させることができて、パージ孔41からキャビティ内に流入するパージ用空気の消費量をさらに低減させることができる。
また、パージ孔41からキャビティ内に流入するパージ用空気は、ガスタービンが運転されているときに、燃焼筒2内(燃焼領域3)の静圧が高くなり、それに伴って燃焼筒2内の高温燃焼ガスがキャビティ内に噴出してくる場所の燃焼筒2の壁面に沿って、当該場所の孔11aを覆うように(ブロックするように)流れることとなる(すなわち、キャビティ内の燃焼筒2の壁面近傍に、パージ用空気による空気の層が形成されることとなる)ので、燃焼筒2内からキャビティ内への高温燃焼ガスの流入が抑制されることとなる。
そして、このような音響ライナー40を具備したガスタービン燃焼器1またはガスタービンによれば、パージ用空気の消費量が低減した分、ガスタービン燃焼器1で燃焼される燃焼用空気の消費量を増加させることができ、燃焼ガスの温度を低減させることができて、NO(窒素酸化物)の発生量(排出量)を低減させることができる。
本発明に係る音響ライナーの第4参考実施形態を、図8を用いて説明する。図8は本実施形態に係る音響ライナーの一部を示す斜視図である。
本実施形態に係る音響ライナー50は、パージ孔14,21の代わりにパージ孔51が設けられているという点で上述した第1参考実施形態および第2参考実施形態のものと異なる。その他の構成要素については上述した第1参考実施形態および第2参考実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
なお、上述した第1参考実施形態および第2参考実施形態と同一の部材には同一の符号を付している。
図8に示すように、パージ孔51は、ハウジング11bの両側面(上流側の側面および下流側の側面)に、周方向に沿うとともにその全周にわたって均等に配置されている。パージ孔51はそれぞれ、一の側面のパージ孔51と、他の側面のパージ孔51とが周方向において重ならないように、すなわち、一の側面のパージ孔51が、他の側面のパージ孔51とパージ孔51との略中間に位置するように形成されている。また、パージ孔51はそれぞれ、上述したパージ孔31と同じ略直径を有しており、パージ孔51の数は、上述したパージ孔31の数と略同じになるように設定されている。
本実施形態に係る音響ライナー50によれば、パージ孔51が、ハウジング11bの両側面のみに設けられることとなるので、従来のものよりもパージ孔51の数(すなわち、パージ孔51全体の開口面積)を低減させることができて、パージ孔51からキャビティ内に流入するパージ用空気の消費量を低減させることができる。
また、パージ孔51からキャビティ内に流入するパージ用空気は、燃焼筒2の壁面に沿って、孔11a全体を覆うように(ブロックするように)流れることとなる(すなわち、キャビティ内の燃焼筒2の壁面近傍に、パージ用空気による空気の層が形成されることとなる)ので、燃焼筒2内からキャビティ内への高温燃焼ガスの流入が抑制されることとなる。
そして、このような音響ライナー50を具備したガスタービン燃焼器1またはガスタービンによれば、パージ用空気の消費量が低減した分、ガスタービン燃焼器1で燃焼される燃焼用空気の消費量を増加させることができ、燃焼ガスの温度を低減させることができて、NO(窒素酸化物)の発生量(排出量)を低減させることができる。
本発明に係る音響ライナーの第実施形態を、図9を用いて説明する。図9は本実施形態に係る音響ライナーの一部を示す斜視図である。
本実施形態に係る音響ライナー60は、パージ孔14,21の代わりにパージ孔61が設けられているという点で上述した第1参考実施形態および第2参考実施形態のものと異なる。その他の構成要素については上述した第1参考実施形態および第2参考実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
なお、上述した第1参考実施形態および第2参考実施形態と同一の部材には同一の符号を付している。
図9に示すように、パージ孔61はそれぞれ、周方向に一定幅を有するスリット状(周方向に沿って延びる長孔状)の孔であり、ハウジング11bの一側面(本実施形態では上流側の側面)に、周方向に沿うとともにその全周にわたって複数個(例えば、8個)配置されている。
本実施形態に係る音響ライナー60によれば、パージ孔61が、ハウジング11bの一側面のみに設けられることとなるので、従来のものよりもパージ孔61全体の開口面積を低減させることができて、パージ孔61からキャビティ内に流入するパージ用空気の消費量を低減させることができる。
また、パージ孔61からキャビティ内に流入するパージ用空気は、燃焼筒2の壁面に沿って、孔11a全体を覆うように(ブロックするように)流れることとなる(すなわち、キャビティ内の燃焼筒2の壁面近傍に、パージ用空気による空気の層が形成されることとなる)ので、燃焼筒2内からキャビティ内への高温燃焼ガスの流入が抑制されることとなる。
そして、このような音響ライナー60を具備したガスタービン燃焼器1またはガスタービンによれば、パージ用空気の消費量が低減した分、ガスタービン燃焼器1で燃焼される燃焼用空気の消費量を増加させることができ、燃焼ガスの温度を低減させることができて、NO(窒素酸化物)の発生量(排出量)を低減させることができる。
本発明に係る音響ライナーの第5参考実施形態を、図10を用いて説明する。図10は本実施形態に係る音響ライナーの一部を示す斜視図である。
本実施形態に係る音響ライナー70は、パージ孔14,21の代わりにパージ孔71が設けられているという点で上述した第1参考実施形態および第2参考実施形態のものと異なる。その他の構成要素については上述した第1参考実施形態および第2参考実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
なお、上述した第1参考実施形態および第2参考実施形態と同一の部材には同一の符号を付している。
図10に示すように、パージ孔71はそれぞれ、周方向に一定幅を有するスリット状(周方向に沿って延びる長孔状)の孔であり、ハウジング11bの両側面(上流側の側面および下流側の側面)に、周方向に沿うとともにその全周にわたって均等に配置されている。パージ孔71はそれぞれ、一の側面のパージ孔71と、他の側面のパージ孔71とが周方向において重ならないように、すなわち、一の側面のパージ孔71が、他の側面のパージ孔71とパージ孔71との略中間に位置するように形成されている。また、パージ孔71全体の開口面積は、上述したパージ孔61全体の開口面積と略同じになるように設定されている。
本実施形態に係る音響ライナー70によれば、パージ孔71が、ハウジング11bの両側面のみに設けられることとなるので、従来のものよりもパージ孔71の数(すなわち、パージ孔71全体の開口面積)を低減させることができて、パージ孔71からキャビティ内に流入するパージ用空気の消費量を低減させることができる。
また、パージ孔71からキャビティ内に流入するパージ用空気は、燃焼筒2の壁面に沿って、孔11a全体を覆うように(ブロックするように)流れることとなる(すなわち、キャビティ内の燃焼筒2の壁面近傍に、パージ用空気による空気の層が形成されることとなる)ので、燃焼筒2内からキャビティ内への高温燃焼ガスの流入が抑制されることとなる。
そして、このような音響ライナー70を具備したガスタービン燃焼器1またはガスタービンによれば、パージ用空気の消費量が低減した分、ガスタービン燃焼器1で燃焼される燃焼用空気の消費量を増加させることができ、燃焼ガスの温度を低減させることができて、NO(窒素酸化物)の発生量(排出量)を低減させることができる。
本発明に係る音響ライナーの第実施形態を、図11を用いて説明する。図11は本実施形態に係る音響ライナーの一部を示す斜視図である。
本実施形態に係る音響ライナー80は、ハウジング11bの内部に、キャビティを周方向に仕切る(区切る)仕切板81が設けられているという点で上述した実施形態のものと異なる。その他の構成要素については上述した実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
なお、上述した実施形態と同一の部材には同一の符号を付している。
図11に示すように、仕切板81は、ガスタービンが運転されているときに、燃焼筒2内(燃焼領域3)の静圧が高くなり、それに伴って燃焼筒2内の高温燃焼ガスがキャビティ内に噴出してくる場所を囲むように(仕切るように)、一箇所に対して2枚ずつ、本実施形態では合計16枚配置されている。
なお、図11は、仕切板81を第1参考実施形態の音響ライナー11に適用した例を示している。
本実施形態に係る音響ライナー80によれば、例えば、パージ孔14を介して供給されたパージ用空気の、キャビティ内における周方向への拡散を防止することができるので、パージ孔14からキャビティ内に流入するパージ用空気を、燃焼筒2内の静圧が高くなり、燃焼筒2内の高温燃焼ガスがキャビティ内に噴出してくる場所に、より集中的(より効果的)に供給することができ、より少ないパージ用空気を用いて、燃焼筒2内からキャビティ内への高温燃焼ガスの流入を効率よく抑制することができる。
なお、上述した実施形態においては、各パージ孔が、他のパージ孔と同じ(あるいは略同じ)大きさ(開口面積)になるように穿設されたものを一具体例として説明してきた。しかし、本発明はこれらのものに限定されるものではなく、例えば、燃焼筒2内の静圧が高くなり、燃焼筒2内の高温燃焼ガスがキャビティ内に噴出してくる場所の近傍に位置するパージ孔の大きさを大きくし、その他の場所に位置するパージ孔の大きさを小さくする等、適宜必要に応じて周方向におけるパージ孔の大きさを変えることもできる。
また、音響ライナー11,20,30,40,50,60,70,80は、図2に示すような断面形状を有するものに限定されるものではなく、周方向の一部(図1において上部)を除く燃焼筒2の壁面に、周方向に沿って穿設された多数の孔11aと、これら孔11aが設けられた領域における燃焼筒2の外周側(燃焼筒2から見て冷却空気領域4に接する側)を取り囲むように配置され、燃焼筒2の壁面との間にキャビティ(共鳴空間)を形成する2つのハウジング11bとを主たる要素として構成されたものであってもよい。
ハウジング11bは、周方向の一部を除く燃焼筒2の外周に取り付けられており、各ハウジング11bの内部に仕切りは設けられておらず、各ハウジング11bの内部は、一体的な空間をなしている。
さらに、燃焼筒2の上流側に音響ライナー11,20,30,40,50,60,70,80を配置し、この音響ライナー11,20,30,40,50,60,70,80とバイパス流路8との間に音響ライナー11,20,30,40,50,60,70,80を配置することもできる。
なお、この場合、上流側に配置される音響ライナーの断面形状を図2に示すようなものとし、下流側に配置される音響ライナーの断面形状を上記段落〔0053〕のようなものとし、上流側と下流側とで音響ライナーの断面形状が異なるようにすることもできる。
また、この場合、上流側に配置される音響ライナーまたは下流側に配置される音響ライナーのいずれか一方のみにパージ孔を設けるようにすることもできる。
さらにまた、第1参考実施形態から第3参考実施形態、第1実施形態、および第実施形態のところで説明したパージ孔は、上流側に設けられる必要はなく、下流側に設けることもできる。
1 ガスタービン燃焼器
2 燃焼筒
3 燃焼領域
11 音響ライナー
11a 孔
11b ハウジング
14 パージ孔
20 音響ライナー
21 パージ孔
30 音響ライナー
31 パージ孔
40 音響ライナー
41 パージ孔
50 音響ライナー
51 パージ孔
60 音響ライナー
61 パージ孔
70 音響ライナー
71 パージ孔
80 音響ライナー
81 仕切板

Claims (7)

  1. 内部に燃焼領域が形成される燃焼筒の壁面に、周方向に沿って穿設された多数の孔と、これら多数の孔が穿設された領域における前記燃焼筒の外周側を取り囲むように配置され、前記燃焼筒の壁面との間に共鳴空間が形成されるハウジングとを備えたガスタービン燃焼器用の音響ライナーであって、
    前記ハウジングの一側面または他側面の一方のみに、周方向に沿うとともにその全周にわたって複数のパージ孔が均等に穿設されていることを特徴とするガスタービン燃焼器用の音響ライナー。
  2. 内部に燃焼領域が形成される燃焼筒の、周方向の一部を除く壁面に、周方向に沿って穿設された多数の孔と、これら多数の孔が穿設された領域における前記燃焼筒の外周側を取り囲むように配置され、前記燃焼筒の壁面との間に共鳴空間が形成される2つのハウジングとを備えたガスタービン燃焼器用の音響ライナーであって、
    前記ハウジングの一側面または他側面の一方のみに、周方向に沿うとともにその全周にわたって複数のパージ孔が均等に穿設されていることを特徴とするガスタービン燃焼器用の音響ライナー。
  3. 内部に燃焼領域が形成される燃焼筒の上流側に位置する壁面に、周方向に沿って穿設された多数の孔と、これら多数の孔が穿設された領域における前記燃焼筒の外周側を取り囲むように配置され、前記燃焼筒の壁面との間に共鳴空間が形成されるハウジングとを備え、
    内部に燃焼領域が形成される燃焼筒の下流側に位置する、周方向の一部を除く壁面に、周方向に沿って穿設された多数の孔と、これら多数の孔が穿設された領域における前記燃焼筒の外周側を取り囲むように配置され、前記燃焼筒の壁面との間に共鳴空間が形成される2つのハウジングとを備えたガスタービン燃焼器用の音響ライナーであって、
    前記ハウジングの一側面または他側面の一方のみに、周方向に沿うとともにその全周にわたって複数のパージ孔が均等に穿設されていることを特徴とするガスタービン燃焼器用の音響ライナー。
  4. 前記ハウジングの内部に、前記共鳴空間を周方向に仕切る仕切板が設けられていることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載のガスタービン燃焼器用の音響ライナー。
  5. 前記パージ孔は、周方向に一定幅を有するスリット状の孔であることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載のガスタービン燃焼器用の音響ライナー。
  6. 請求項1からのいずれか一項に記載のガスタービン燃焼器用の音響ライナーを具備してなることを特徴とするガスタービン燃焼器。
  7. 請求項に記載のガスタービン燃焼器を具備してなることを特徴とするガスタービン。
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