JP5672345B2 - 軸連結機構 - Google Patents

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    • F16D3/00Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
    • F16D3/50Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive with the coupling parts connected by one or more intermediate members
    • F16D3/64Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive with the coupling parts connected by one or more intermediate members comprising elastic elements arranged between substantially-radial walls of both coupling parts
    • F16D3/68Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive with the coupling parts connected by one or more intermediate members comprising elastic elements arranged between substantially-radial walls of both coupling parts the elements being made of rubber or similar material

Description

本発明は、電動式パワーステアリング装置における電動モータ等の回転源側の回転軸と自動車のステアリング軸等の作動側の回転軸とを連結するに適した軸連結機構に関する。
例えば、電動式パワーステアリング装置は、手動操作されるステアリングホイール(ハンドル)の回転に基づく回転力に電動モータの出力回転軸の回転に基づく回転力を付加してステアリングホイールの手動による操舵を容易に行い得るようにするものであって、斯かる電動式パワーステアリング装置においては、ステアリングホイール側のステアリング軸と電動モータの出力回転軸側の回転軸とを軸連結機構(カップリング)を介して連結している。
軸連結機構を介してステアリング軸と回転軸とを連結する場合、電動モータの出力回転軸の反転時の衝撃、電動モータのブラシ振動が軸連結機構及びステアリング軸を介してステアリングホイールに伝達されて運転者に不快な操舵感を生じさせる虞があり、これを回避するために軸連結機構にゴム又は軟質樹脂等のスペーサを設けることが提案されているが、衝撃、振動の低減を重視してスペーサをより柔軟なものにすると、柔軟なスペーサはクリープ変形が生じ易いために、スペーサへの繰り返し荷重によるスペーサの永久的な変形で軸連結機構にガタが生じてこれによってもまた運転者の操舵感覚が不快なものとなる虞がある一方、耐久性を重視してスペーサを硬質なものにすると、前記と逆にガタのない点で操舵感覚は良くなるが、上述の通りステアリングホイールに伝達された衝撃、振動で操舵感覚が不快なものとなる。
そこで、一対の回転伝達部材とこの一対の回転伝達部材間に配されている弾性変形可能な中間介在部材と一方の回転軸に連結される一方の連結基体と他方の回転軸に連結される他方の連結基体とを具備して、長期の使用によっても一方の回転軸である例えば電動モータの出力回転軸に連結された回転軸と他方の回転軸である例えばステアリングホイールに連結されたステアリング軸との間に軸心周りの方向についてのガタが生じ難く、しかも、電動モータの反転時の衝撃、ブラシ振動のステアリングホイールへの伝達を低減でき、而して、耐久性に優れ操舵感覚を不快にさせない電動式パワーステアリング装置用の軸連結機構も提案されている(特許文献4参照)。
特表2002−518242号公報 特開2004−148990号公報 特開2004−149070号公報 特開2006−183676号公報
ところで、斯かる提案の軸連結機構では、連結基体の夫々は、基部とこの基部の軸方向の一方の面から軸方向に一体的に突出した軸方向突部とを具備している結果、一方の回転軸の他方の回転軸に対する軸方向の相対的な変位において、各連結基体の軸方向突部が相手側の連結基体の基部に押圧、接触して、この押圧、接触による衝突音が生じ、更には、一方の回転軸の回転の他方の回転軸への伝達において斯かる軸方向の相対的な変位が生じると、押圧、接触に起因する不快な摩擦音が生じる虞がある上に、一方の回転軸の他方の回転軸に対する軸方向の相対的な接近変位を吸収できないで中間介在部材の径方向突部に軸方向の弾性圧縮変形を生じさせて一方の回転軸の他方の回転軸に対する軸方向の相対的な変位を生じさせるブラシ振動のステアリングホイールへの伝達を低減できない虞がある。
このような押圧、接触を避けるべく、各連結基体の軸方向突部の軸方向の長さを短くすると、各連結基体の軸方向突部の中間介在部材への軸心周りの方向における接触面積が小さくなり、中間介在部材が異常に変形されたり、中間介在部材が過度に弾性圧縮変形されたりして耐久性が劣化する虞がある。
斯かる問題は、特許文献4で提案されている回転伝達部材を設けないで、中間介在部材のみを両連結基体の間に設けた軸連結機構においても生じ得るのである。
本発明は、前記諸点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、一方の回転軸の他方の回転軸に対する軸方向の相対的な変位において衝突音の発生をなくし得ると共に一方の回転軸の回転の他方の回転軸への伝達においては不快な摩擦音を生じさせることなく、しかも、各連結基体の軸方向突部の中間介在部材の径方向突部への軸心周りの方向における接触面積を所望に確保できるのみならず、連結基体の間に介在される中間介在部材の径方向突部の過度な弾性圧縮変形を回避できて、耐久性の劣化のない軸連結機構を提供することにある。
一方の回転軸の回転を他方の回転軸に伝達するように二つの回転軸の間に配されて二つの回転軸を連結する本発明による他の軸連結機構は、一方の回転軸に連結される一方の連結基体と、他方の回転軸に連結される他方の連結基体と、これら一方及び他方の連結基体間に配されている中間介在部材とを具備しており、一方及び他方の連結基体の夫々は、第一の基部と、この第一の基部の軸方向の一方の面から軸方向に突出して当該第一の基部に一体的に形成された第一の軸方向突部とを具備しており、一方の連結基体の第一の軸方向突部と他方の連結基体の第一の軸方向突部とは、軸心周りの方向において間隔をもって配されており、中間介在部材は、軸方向において一方及び他方の連結基体の第一の基部間に配された第二の基部と、軸心周りの方向において互いに離間していると共に第二の基部の外周縁から径方向に突出して当該第二の基部に一体的に形成された少なくとも一対の径方向突部と、第二の基部の軸方向の一方の面から軸方向に突出して当該第二の基部に一体的に形成された第二の軸方向突部と、第二の基部の軸方向の他方の面から軸方向に突出して当該第二の基部に一体的に形成された第三の軸方向突部とを具備しており、中間介在部材の一対の径方向突部の夫々は、第一の軸方向突部の剛性よりも小さな剛性を有すると共に弾性変形可能であり、一方の連結基体の第一の基部及び一方の回転軸のうちの少なくとも一方は、その軸方向の一方の面で第二の軸方向突部の軸方向の面に接触しており、他方の連結基体の第一の基部及び他方の回転軸のうちの少なくとも一方は、その軸方向の一方の面で第三の軸方向突部の軸方向の面に接触しており、一方の連結基体の第一の軸方向突部は、軸心周りの方向における一方の径方向突部間に配されていると共にその軸心周りの方向における両側面で一方の径方向突部の軸心周りの方向における一方の側面及び他方の径方向突部の軸心周りの方向における他方の側面に夫々接触しており、且つ第二の基部の軸方向の他方の面を越えて軸方向の先端面で他方の連結基体の第一の基部の軸方向の一方の面に隙間をもって対面しており、他方の連結基体の第一の軸方向突部は、軸心周りの方向における他方の径方向突部間に配されていると共にその軸心周りの方向における両側面で一方の径方向突部の軸心周りの方向における他方の側面及び他方の径方向突部の軸心周りの方向における一方の側面に夫々接触しており、且つ第二の基部の軸方向の一方の面を越えて軸方向の先端面で一方の連結基体の第一の基部の軸方向の一方の面に隙間をもって対面している。
本発明による軸連結機構によれば、一方の連結基体の第一の基部及び一方の回転軸のうちの少なくとも一方は、その軸方向の一方の面で第二の軸方向突部の軸方向の面に接触しており、他方の連結基体の第一の基部及び他方の回転軸のうちの少なくとも一方は、その軸方向の一方の面で第三の軸方向突部の軸方向の面に接触しており、一方の連結基体の第一の軸方向突部は、第二の基部の軸方向の他方の面を越えて軸方向の先端面で他方の連結基体の第一の基部の軸方向の一方の面に隙間をもって対面しており、他方の連結基体の第一の軸方向突部は、第二の基部の軸方向の一方の面を越えて軸方向の先端面で一方の連結基体の第一の基部の軸方向の一方の面に隙間をもって対面しているために、一方の連結基体の軸方向突部の先端面と他方の連結基体の第一の基部の軸方向の一方の面との接触及び他方の連結基体の軸方向突部の先端面と一方の連結基体の第一の基部の軸方向の一方の面との接触を避けることができる上に、一方及び他方の連結基体の軸方向突部を中間介在部材の径方向突部の全面に軸心周りの方向において接触させることができのみならず、一方の回転軸の他方の回転軸に対する軸方向の相対的な変位において衝突音の発生をなくし得ると共に一方の回転軸の回転の他方の回転軸への伝達においては不快な摩擦音を生じさせることなく、しかも、各連結基体の軸方向突部の中間介在部材の径方向突部への軸心周りの方向における接触面積を所望に確保できる上に、中間介在部材の径方向突部の過度な弾性圧縮変形を回避できて、耐久性を向上できる。
中間介在部材は、その第二の基部の軸方向の一方の面に軸方向に突出して一体的に形成された一方の突条と、その第二の基部の軸方向の他方の面に軸方向に突出して一体的に形成された他方の突条とを具備していてもよく、この場合、一方の突条は、対応の隙間よりも小さい隙間をその軸方向の先端面と一方の連結基体の第一の基部の一方の面との間で形成しており、他方の突条は、対応の隙間よりも小さい隙間をその軸方向の先端面と他方の連結基体の第一の基部の一方の面との間で形成していてもよい。
本発明による軸連結機構では、一方の連結基体は、一方の回転軸に直接的に連結されて固着されていてもよいが、歯車機構等の他の回転伝達機構を介して一方の回転軸に間接的に連結されていてもよく、他方の連結基体も同様である。
本発明の軸連結機構は、電動式パワーステアリング装置用のものであってもよく、この場合、一方の回転軸は、電動モータの出力回転軸に連結されるようになっており、他方の回転軸は、自動車のステアリング軸に連結されるようになっていてもよい。
本発明によれば、一方の回転軸の他方の回転軸に対する軸方向の相対的な変位において衝突音の発生をなくし得ると共に一方の回転軸の回転の他方の回転軸への伝達においては不快な摩擦音を生じさせることなく、しかも、各連結基体の軸方向突部の中間介在部材の径方向突部への軸心周りの方向における接触面積を所望に確保できるのみならず、連結基体の間に介在される中間介在部材の径方向突部の過度な弾性圧縮変形を回避できて、耐久性の劣化のない軸連結機構を提供することができる。
図1は、本発明の実施の形態の好ましい例の斜視説明図である。 図2は、図1に示す例の正面説明図である。 図3は、図2に示す例のIII−III線矢視断面説明図である。
次に本発明の実施の形態を、図に示す好ましい例に基づいて更に詳細に説明する。なお、本発明はこれら例に何等限定されないのである。
図1から図3において、本例の電動式パワーステアリング装置用の軸連結機構1は、電動式パワーステアリング装置の電動モータ側の回転軸2に連結された連結基体3と、回転軸としてのステアリング軸4に連結された連結基体5と、両連結基体3及び5間に配されていると共に両連結基体3及び5と協働して回転軸2のR方向の回転をステアリング軸4に伝達する中間介在部材8とを具備している。
剛性の連結基体3は、円環状の基部11と、基部11の軸方向、即ちA方向の一方の環状の面12からA方向であって連結基体5の基部16に向かって一体的に突出していると共に軸心周りの方向、即ちR方向に90°の等角度間隔をもって配された二対の軸方向突部13と、基部11の中央に形成された貫通孔14とを具備している。
回転軸2は、本例のように挿入された貫通孔14において基部11に嵌着されていてもよいが、基部11の中央に形成された有底の凹所において基部11に嵌着されていてもよく、更には、基部11に一体形成されていてもよい。
剛性の連結基体5は、円環状の基部16と、基部16のA方向の一方の環状の面17にA方向であって連結基体3の基部11に向かって一体的に突出していると共にR方向に90°の等角度間隔をもって配された二対の軸方向突部18と、基部16の中央に形成された貫通孔19とを具備して、連結基体3と同様に形成されている。
ステアリング軸4も、本例のように挿入された貫通孔19において基部16に嵌着されていてもよいが、基部16の中央に形成された有底の凹所において基部16に嵌着されていてもよく、更には、基部16に一体形成されていてもよい。
軸方向突部13の夫々は、R方向において一対の剛性回転伝達面としての平坦な側面21及び22を有しており、軸方向突部18の夫々もまた、R方向において一対の剛性回転伝達面としての平坦な側面23及び24を有している。
連結基体3及び5よりも小さな剛性を有すると共に弾性変形可能であってウレタンゴム、ポリエステルエラストマー等のゴム弾性体から一体形成されている中間介在部材8は、A方向において基部11及び16間に基部11及び16と同心に配された円盤状の基部71と、基部71の円筒状の外周縁72から径方向に突出して伸びて基部71に一体的に設けられていると共にR方向において45°の等角度間隔で互いに離間して配された四対の径方向突部73と、基部71のA方向の一方の平坦な面75からA方向において基部11に向かって突出して当該基部71に一体的に形成されている軸方向突部76と、基部71のA方向の他方の平坦な面77からA方向において基部16に向かって突出して当該基部71に一体的に形成されている軸方向突部78と、弾性変形可能な一つおきの径方向突部73のA方向の一方の平坦な面101と面101に面一の基部71の一方の平坦な面75とに亘って径方向に延びて面101及び75からA方向に突出して面101及び75に一体的に形成された突条102と、突条102と同様に、弾性変形可能な残る一つおきの径方向突部73のA方向の他方の平坦な面103と面103に面一の基部71の一方の平坦な面77とに亘って径方向に延びて面103及び77からA方向に突出して面103及び77に一体的に形成された突条104とを具備しており、平坦な面75側で軸方向突部78と同様に形成された軸方向突部76は、軸方向突部78とA方向において同一の高さを有して同径をもって同様に形成されているが、これに限定されないで、A方向において異なる高さを有して異なる径をもって形成されていてもよく、同様に、平坦な面75及び面103側で突条104と同様に形成された突条102は、突条104とA方向において同一の高さを有して径方向において同一の長さをもって同様に形成されているが、これに限定されないで、A方向において異なる高さを有して異なる径方向の長さをもって形成されていてもよい。
A方向において基部11及び16に挟まれた中間介在部材8において、各径方向突部73は、連結基体3及び5の軸方向突部13及び18の夫々の剛性よりも小さな剛性を有すると共に弾性変形可能であり、R方向において側面79及び80を有している。
連結基体3の基部11及び回転軸2の夫々は、A方向のそれらの面12及び81の夫々で軸方向突部76のA方向の面82に接触しており、連結基体3の軸方向突部13は、R方向における中間介在部材8の一つおきの径方向突部73間に配されていると共にR方向における側面21及び22の夫々で一方の径方向突部73のR方向における一方の側面79及び他方の径方向突部73のR方向における他方の側面80に夫々接触しており、且つ中間介在部材8の面77を越えてA方向の先端面83で連結基体5の基部16の面17に隙間84をもって対面している。
連結基体5の基部16及びステアリング軸4の夫々は、A方向のそれらの面17及び85の夫々で軸方向突部78のA方向の面86に接触しており、連結基体5の軸方向突部18は、R方向における中間介在部材8の残る一つおきの径方向突部73間に配されていると共にR方向における側面23及び24の夫々で他方の径方向突部73のR方向における一方の側面79及び一方の径方向突部73のR方向における他方の側面80に夫々接触しており、且つ中間介在部材8の面75を越えてA方向の先端面87で連結基体3の基部11の面12に隙間88をもって対面しており、軸方向突部76のA方向の長さより短いA方向の長さ(突出量)を有した突条102は、対応の隙間88よりも小さい隙間105をそのA方向の先端面106と面12との間で形成しており、同様に、軸方向突部78のA方向の長さより短いA方向の長さ(突出量)を有した突条104は、対応の隙間84よりも小さい隙間107をそのA方向の先端面108と面17との間で形成している。
以上の二つの回転軸である回転軸2及びステアリング軸4を相互に連結する軸連結機構1を具備した電動式パワーステアリング装置では、ステアリングホイールが運転者により手動操作されると、ステアリング軸4がR方向に回転されて、ステアリング軸4のR方向の回転は、図示しない歯車等の伝達機構を介してドラッグ・リンク等に往復動として伝達されて操向輪(車輪)に対する操舵力を与える。運転者によるステアリングホイールの手動操作において、ステアリングホイールに加えられるトルクを検出するトルク検出器からの検出信号により制御される電動モータが作動されると、回転軸2がR方向に回転されて、軸方向突部13の側面21の側面79への押圧又は側面22の側面80への押圧による径方向突部73のR方向の弾性変形後における径方向突部73の側面80の軸方向突部18の側面24への押圧又は径方向突部73の側面79の軸方向突部18の側面23への押圧を介して連結基体3のR方向の回転が連結基体5の軸方向突部18に伝達されて、これによりステアリング軸4のR方向の回転力に対して回転軸2のR方向の回転力を付加して運転者によるステアリングホイールの手動操作を補助するようになっている。
回転軸2のR方向の回転を他方の回転軸であるステアリング軸4に伝達するように回転軸2及びステアリング軸4の間に配されて回転軸2及びステアリング軸4を連結する軸連結機構1では、ステアリングホイールが運転者により手動操作されないでステアリング軸4がR方向に回転されない状態又はステアリングホイールが運転者により手動操作されてステアリング軸4がR方向に回転される状態のいずれの状態においても、ステアリング軸4に対する回転軸2のR方向の相対回転が微小なものである場合には、径方向突部73が容易に弾性圧縮変形する結果、斯かる回転軸2の微小なR方向の相対回転はステアリング軸4には殆ど伝達されず、而して、軸連結機構1及びステアリング軸4を介する電動モータの反転時の衝撃及びブラシ振動のステアリングホイールへの伝達を低減でき操舵感覚を不快にさせないようにできる上に、連結基体3の軸方向突部13の先端面83と連結基体5の基部16の面17との接触及び連結基体5の軸方向突部18の先端面87と連結基体3の基部11の面12との接触を避けることができ、更に、連結基体3及び5の軸方向突部13及び18を中間介在部材8の径方向突部73の全面にR方向において接触させることができのみならず、回転軸2のステアリング軸4に対するA方向の相対的な変位において衝突音の発生をなくし得ると共に回転軸2のR方向の回転のステアリング軸4への伝達においては不快な摩擦音を生じさせることなく、しかも、連結基体3及び5の夫々の軸方向突部13及び18の中間介在部材8の径方向突部73へのR方向における接触面積を所望に確保できる上に、径方向突部73の過度な弾性圧縮変形を回避できて、耐久性を向上できる。
また軸連結機構100においては、軸方向突部76及び78が大きく弾性圧縮変形されたり、へたったりして軸方向突部76及び78の本来の機能が生じなくなったとしても、突条102及び104の面12及び17への接触により軸方向突部76及び78の機能を代行できる。
上記の例の軸連結機構1は、一個の中間介在部材8からなっているが、これに代えて、二個以上の中間介在部材8からなっていてもよく、また、連結基体3及び5の軸方向突部13及び18及び中間介在部材8の径方向突部73は、上記の個数に限らないのであり、基部11の面12及び回転軸2の面81は、互いに面一でなくてもよく、同様に、基部16の面17及び回転軸4の面85は、互いに面一でなくてもよい。
1 軸連結機構
2 回転軸
3 連結基体
4 ステアリング軸
5 連結基体
8 中間介在部材

Claims (4)

  1. 一方の回転軸に連結される一方の連結基体と、他方の回転軸に連結される他方の連結基体と、これら一方及び他方の連結基体間に配されている中間介在部材とを具備しており、一方の回転軸の回転に基づく一方の連結基体の回転を、当該回転に基づく一方及び他方の連結基体間に配されている中間介在部材の弾性変形を介する他方の連結基体の回転で、他方の回転軸に伝達する軸連結機構であって、一方及び他方の連結基体の夫々は、第一の基部と、この第一の基部の軸方向の一方の面から軸方向に突出して当該第一の基部に一体的に形成された第一の軸方向突部とを具備しており、中間介在部材は、軸方向において一方及び他方の連結基体の第一の基部間に配された円盤状の第二の基部と、軸心周りの方向において互いに離間していると共にこの第二の基部の外周縁から径方向に突出して当該第二の基部に一体的に形成された少なくとも一対の径方向突部と、第二の基部の軸方向の一方の面から軸方向に突出して当該第二の基部に一体的に形成された円柱状の第二の軸方向突部と、第二の基部の軸方向の他方の面から軸方向に突出して当該第二の基部に一体的に形成された円柱状の第三の軸方向突部とを具備しており、一方の連結基体の第一の基部及び一方の回転軸のうちの少なくとも一方は、その軸方向の一方の面で第二の軸方向突部の軸方向の面に接触しており、他方の連結基体の第一の基部及び他方の回転軸のうちの少なくとも一方は、その軸方向の一方の面で第三の軸方向突部の軸方向の面に接触しており、一方の連結基体の第一の軸方向突部は、第二の基部の軸方向の他方の面を越えて伸びていると共に軸方向のその先端面で他方の連結基体の第一の基部の軸方向の一方の面に隙間をもって対面しており、他方の連結基体の第一の軸方向突部は、第二の基部の軸方向の一方の面を越えて伸びていると共に軸方向のその先端面で一方の連結基体の第一の基部の軸方向の一方の面に隙間をもって対面しており、中間介在部材は、その第二の基部の軸方向の一方の面に軸方向に突出して一体的に形成された一方の突条と、その第二の基部の軸方向の他方の面に軸方向に突出して一体的に形成された他方の突条とを具備しており、一方の突条は、対応の隙間よりも小さい隙間をその軸方向の先端面と一方の連結基体の第一の基部の一方の面との間で形成しており、他方の突条は、対応の隙間よりも小さい隙間をその軸方向の先端面と他方の連結基体の第一の基部の一方の面との間で形成している軸連結機構。
  2. 一方の連結基体の第一の軸方向突部と他方の連結基体の第一の軸方向突部とは、軸心周りの方向において間隔をもって配されている請求項1に記載の軸連結機構。
  3. 中間介在部材の一対の径方向突部の夫々は、第一の軸方向突部の剛性よりも小さな剛性を有している請求項1又は2に記載の軸連結機構。
  4. 一方の連結基体の第一の軸方向突部は、軸心周りの方向における一方の径方向突部間に配されていると共にその軸心周りの方向における両側面で一方の径方向突部の軸心周りの方向における一方の側面及び他方の径方向突部の軸心周りの方向における他方の側面に夫々接触しており、他方の連結基体の第一の軸方向突部は、軸心周りの方向における他方の径方向突部間に配されていると共にその軸心周りの方向における両側面で一方の径方向突部の軸心周りの方向における他方の側面及び他方の径方向突部の軸心周りの方向における一方の側面に夫々接触している請求項1から3のいずれか一項に記載の軸連結機構。
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