JP5671903B2 - シール構造及び弁装置 - Google Patents
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Description
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のシール構造において、前前記配設部は、前記挿通孔に形成され、前記押圧部材には、前記配設部内に挿入される凸部が形成されたことを要旨とする。
図1に示すように、弁装置1は、高圧水素ガスが貯留された略円筒状のガスタンク2に装着されている。ガスタンク2は、その軸端部3(図1における左側)に軸方向に開口する口金部4が形成されており、この口金部4に弁装置1が装着されている。
図2〜4に示すように、ハウジング11には、ガスタンク2の内外を連通するガス流路15が形成されており、弁装置1は、同ガス流路15を開閉することにより車両に搭載された燃料電池に供給する水素ガスを制御するように構成されている。図3及び図4に示すように、ガス流路15は、取付部13の先端(図4における下端)に開口してガスタンク2内に連通する導入路16、燃料電池に接続される導出路17、及びこれら導入路16と導出路17とを連通する連通路18を備えている。
図2及び図3に示すように、駆動装置41は、駆動源となるモータ42と、歯車機構43を介してモータ42に駆動連結されるウォーム軸44と、同ウォーム軸44に噛合するウォームホイール45と、同ウォームホイール45の回転を弁体23の軸方向移動に変換する螺子機構46とを備えている。モータ42及びウォーム軸44は、弁体23の軸方向と直交する上下方向に並置されており、モータ42、歯車機構43、ウォーム軸44、ウォームホイール45、螺子機構46及び弁体23がウォーム軸44の軸方向視で略L字状に配置されている(図3参照)。
次に、弁体23と挿通孔33との間のシール構造について詳細に説明する。
図7に示すように、挿通孔33は、弁室24側(図7における右側)に形成される小径部91と、収容室37側(図7における左側)に開口するとともにその内径が小径部91よりも大きな配設部92とから構成されており、シール部材34は配設部92内に配置されている。また、シール部材34は、挿通孔33(配設部92)の内周面33aに接触する固定側リップ部としての外側リップ部93と、弁体23の外周面23aに接触する摺動側リップ部としての内側リップ部94と、弁室24側に開口するとともに外側リップ部93と内側リップ部94との間に形成される円環状の環状溝95とを有している。さらに、配設部92における小径部91側の軸方向端面96には、収容室37側に突出して環状溝95内に挿入される円環状の突起97が形成されている。そして、シール部材34は、第1支持部材57により突起97に押し付けられており、軸方向の予圧が付与された状態で配設部92に固定されている。すなわち、本実施形態では、第1支持部材57が押圧部材に相当する。
(1)弁室24と収容室37とを区画する隔壁部35に形成された挿通孔33に、シール部材34が配設される配設部92を形成した。この配設部92に、シール部材34の環状溝95内に挿入される突起97を設け、同シール部材34を第1支持部材57により突起97に押し付けるようにした。そして、突起97を、シール部材34の外側リップ部93が挿通孔33の内周面33a側に押圧されるとともに、その内側リップ部94を押圧されないように形成した。
・上記実施形態では、挿通孔33にシール部材34が設けられる配設部92を形成し、シール部材34が弁体23に対して摺動するようにしたが、これに限らず、図8に示すように、シール部材34が挿通孔33に対して摺動するようにしてもよい。具体的には、同図に示されるように、弁体23の軸部29は、弁部28側(図8における右側)に形成される大径部101と、その外径が同大径部101の外径よりも小さな配設部102とを有しており、シール部材34は配設部102の外周に配設されている。また、配設部102における大径部101側の軸方向端面103には、収容室37側(図8における左側)に突出して環状溝95に挿入される突起104が形成されるとともに、配設部102における軸方向端面103と反対側には、シール部材34を突起104に押し付ける押圧部材105が設けられている。この押圧部材105には、配設部102における軸方向端面103と反対側に形成された固定部106の螺子部106aに螺合する螺子部105aが形成されており、同押圧部材105は、弁体23に対して螺着されるようになっている。この構成では、シール部材34が弁体23に固定されるため、外側リップ部93が挿通孔33に対して摺動するようになっており、同外側リップ部93が摺動側リップ部に相当するとともに、内側リップ部94が固定側リップ部に相当する。そして、突起104は、内側リップ部94を弁体23(配設部102)の外周面23a側に押圧するとともに、外側リップ部93を押圧しないように形成されている。詳しくは、弁体23の外周面23aに対向する固定側面104aが収容室37から弁室24側に向かうにつれて同外周面23aに近接するように傾斜したテーパ状に形成されるとともに、挿通孔33の内周面33aに対向する摺動側面104bが同挿通孔33の軸方向と平行なストレート状に形成されている。このように構成しても、上記実施形態の(1)〜(3)と同様の作用効果を奏することができる。
・上記実施形態では、突起97の固定側面97aをテーパ状に形成するとともに、その摺動側面97bを弁体23の外周面23aと平行なストレート状に形成した。しかし、これに限らず、突起97が外側リップ部93を挿通孔33の内周面33a側に押圧するとともに、内側リップ部94を押圧しなければどのような形状でもよく、例えば摺動側面97bをテーパ状に形成してもよい。
・上記実施形態では、本発明を弁装置1における弁体23と挿通孔33との間をシールするシール構造に適用したが、その他の装置に適用してもよい。
(イ)請求項1〜3のいずれか一項に記載のシール構造において、前記シール部材は、前記固定側リップ部を前記いずれか一方側に押圧するとともに、前記摺動側リップ部を前記いずれか他方側に押圧する弾性部材を備えたことを特徴とするシール構造。上記構成によれば、弾性部材により、固定側リップ部が挿通孔及び軸状部材のいずれか一方側に押圧されるとともに、摺動側リップ部がいずれか他方側に押圧されるため、高圧室の圧力が低下した場合であっても、確実に高いシール性を確保することができる。
Claims (4)
- 高圧室と低圧室とを区画する隔壁に該高圧室と該低圧室とを連通するように形成された挿通孔と、該挿通孔内を軸方向に移動可能に設けられる軸状部材との間をシールするシール構造において、
前記挿通孔及び前記軸状部材のいずれか一方に形成された配設部に配設される環状のシール部材を備え、
前記シール部材は、前記挿通孔及び前記軸状部材のいずれか一方に接触する固定側リップ部と、いずれか他方に接触する摺動側リップ部と、前記高圧室側に開口するとともに前記固定側リップ部と前記摺動側リップ部との間に形成される環状溝とを有し、
前記配設部には、前記環状溝内に挿入される突起が設けられ、
前記シール部材は、押圧部材により前記突起に押し付けられた状態で前記配設部に固定されるものであって、
前記突起は、前記固定側リップ部を前記いずれか一方側に押圧するとともに、前記摺動側リップ部を押圧しないように形成されたことを特徴とするシール構造。 - 請求項1に記載のシール構造において、
前記突起は、前記いずれか一方と対向する固定側面が前記低圧室側から前記高圧室側に向かうにつれて該いずれか一方に近接するテーパ状に形成されるとともに、前記いずれか他方と対向する摺動側面が前記軸方向と平行に延びるストレート状に形成されたことを特徴とするシール構造。 - 請求項1又は2に記載のシール構造において、
前記配設部は、前記挿通孔に形成され、
前記押圧部材には、前記配設部内に挿入される凸部が形成されたことを特徴とするシール構造。 - 高圧ガスが貯留されるタンクに取り付けられる弁装置であって、
前記タンクの内部と外部とを連通する流路と、
取付状態で前記タンクの内側に配置されるタンク内配置部と、
取付状態で前記タンクの外側に配置されるタンク外配置部と、を備えた弁装置において、
前記タンク外配置部には、前記流路に接続された弁室と前記流路を開閉する弁体を駆動する駆動装置が収容される収容室とを連通する挿通孔が形成され、
前記弁体は、前記弁室内に配置されて前記流路を開閉可能な弁部及び該弁部に連結されるとともに前記挿通孔に挿通される軸部を有し、
前記弁体と前記挿通孔との間が請求項1〜3のいずれか一項に記載のシール構造を用いてシールされたことを特徴とする弁装置。
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