JP2012026506A - 弁装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】モータによる開閉が可能な小型の弁装置を提供する。
【解決手段】弁装置1は、ガスタンクの外側に配置される本体部12と、ガスタンクの口金部に挿入される取付部13とを有し、ガスタンクの内部と外部とを連通するガス流路15が形成されたハウジング11を備えた。また、ガス流路15を開閉する弁体23と、モータ42と、モータ42の回転軸42aに対して平行に配置されるウォーム軸44と、モータ42の回転をウォーム軸44に伝達する歯車機構43と、ウォーム軸44に噛合するウォームホイール45と、ウォームホイール45の回転を弁体23の往復運動に変換する螺子機構46とを備えた。そして、モータ42の回転軸42aがガスタンクの内外を貫通する方向と平行に配置されるようにした。
【選択図】図2

Description

本発明は、弁装置に係り、特に高圧ガスの供給を制御するための弁装置に関する。
従来、例えば燃料電池車に搭載されたガスタンクには、同ガスタンク内に貯留された水素ガスの供給を制御する弁装置が設けられている。例えば特許文献1には、ソレノイドへの通電により発生する電磁力に基づいて弁体を移動させ、ガスタンクの内部と外部とを連通するガス流路を開閉することにより、水素ガスの供給を制御する弁装置が開示されている。
また、特許文献2には、ボール螺子機構を用いてモータの回転を弁体の往復運動に変換し、ガス流路を開閉する弁装置が開示されている。特許文献2の弁装置は、モータトルクに基づいて弁体を移動させるため、電磁的な吸引力により弁体を移動させる特許文献1の弁装置に比べ、弁体を移動させる力を容易に増加することができる等の利点があり、その採用が進められている。
特開2003−240148号公報 特開2005−30439号公報
ここで、車両には、こうしたガスタンク(及び弁装置)以外にも多くの装置が搭載されるため、同ガスタンクを搭載するためのスペースは、非常に限られている。しかし、上記特許文献2の弁装置では、モータがボール螺子機構を構成する螺子軸の軸線上に設けられており、弁装置自体が同螺子軸の軸方向に長い形状となっている。そのため、このような弁装置を水素タンクの外側に配設すると、弁装置が水素タンクから大きく突出してしまう。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、モータによる開閉が可能な小型の弁装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、高圧ガスが貯留されるタンクに取り付けられる弁装置であって、前記タンクの内部と外部とを連通する流路と、取付状態で前記タンクの内側に配置されるタンク内配置部と、取付状態で前記タンクの外側に配置されるタンク外配置部と、を備え、前記タンク外配置部は、前記流路を開閉する弁体と、モータと、前記モータの回転軸に対して平行に配置されるウォーム軸と、前記モータの回転を前記ウォーム軸に伝達する伝達機構と、前記ウォーム軸に噛合するウォームホイールと、前記ウォームホイールの回転を前記弁体の往復運動に変換する螺子機構と、を有し、前記タンクの内外を貫通する方向と平行に前記モータの回転軸が配置されることを要旨とする。
上記構成によれば、弁体を駆動する各構成が、従来技術のように同一直線上に配置されないため、弁装置の小型化が可能である。具体的に本請求項の弁装置は、モータの回転がウォーム軸及びウォームホイールを介して螺子機構に伝達されるように構成される。これにより本請求項の弁装置は、モータが螺子機構の軸線上に配置されないため、弁装置自体が軸方向に長くなることを防止できる。また、本請求項の弁装置は、モータの回転軸とウォーム軸とを平行に配置し、両者を伝達機構で連結するように構成される。これにより本請求項の弁装置は、モータの回転軸とウォーム軸とが同一直線上に配置され同軸回転する場合よりも、軸方向の長さを短くすることができる。特に本請求項の弁装置は、モータの回転軸がタンクの内外を貫通する方向と略平行に配置されるため、この方向の長さを短くするのに有効である。
また、本請求項の弁装置は、モータの回転軸と螺子機構との間に、伝達機構、ウォーム軸及びウォームホイールが配置される。そのため、本請求項の弁装置は、モータから螺子機構に伝達されるトルクを容易に増加させることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の弁装置において、前記モータの回転軸及び前記ウォーム軸から形成される仮想面が、前記弁体の移動方向と直交することを要旨とする。
上記構成によれば、ウォーム軸の軸方向視、すなわちタンクの内外を貫通する方向視において、モータ、ウォーム軸、ウォームホイール、螺子機構、及び弁体が略L字状に配置される。そのため、本請求項の弁装置は、モータの回転軸及びウォーム軸から形成される仮想面と、弁体が移動する領域との間に一定のスペースが形成される。本請求項の弁装置は、例えば手動でガスの供給を停止させるマニュアル弁等、他の構成が追加される場合には、このスペースを有効に活用することで、各構成を密に配置し、装置の大型化を防止することが可能である。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の弁装置において、前記弁体は、前記タンクから放出される高圧ガスの圧力及び付勢手段によって閉弁方向に移動可能とされることを要旨とする。
本請求項の弁装置は、弁体がタンクから放出される高圧ガスの圧力により流路を閉じる方向(閉弁方向)に移動可能に構成されることで、モータへの非通電時や故障時等に流路が閉じた状態となるように構成されている。また、ガスの圧力だけでは、タンク内の圧力が低くなると、流路を確実に閉じた状態とすることができなくなる虞が生じるため、本請求項の弁装置は、弁体が高圧ガスの圧力に加えて、付勢部材の付勢力により閉弁方向に付勢される。これにより、弁体がタンクから放出されるガスから受ける圧力のみにより閉弁方向に付勢される場合に比べ、モータへの非通電時等において確実に流路を閉じた状態とすることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の弁装置において、前記伝達機構は、一対の平歯車又は一対の斜歯歯車により構成されることを要旨とする。
本請求項の弁装置は、モータの回転軸とウォーム軸とが一対の平歯車又は一対の斜歯歯車により駆動連結されるため、これら各軸の軸方向に長くなることを抑制できる。
本発明によれば、モータによる開閉が可能な小型の弁装置を提供することができる。
弁装置がガスタンクに装着された状態を示す一部断面図。 本実施形態における弁装置の駆動装置及びガス流路を示す模式的な斜視図。 本実施形態における弁装置の前面断面構造を示す一部断面図。 本実施形態における弁装置を右面側から見た一部断面図。 図3のA−A断面図。 図3のB−B断面図。 モータ、ウォーム軸及び弁体の配置を説明する模式図。 別の弁装置の弁体近傍を示す拡大断面図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、弁装置1は、高圧水素ガスが貯留された略円筒状のガスタンク2に装着されている。ガスタンク2は、その軸端部3(図1における左側)に軸方向に開口する口金部4が形成されており、この口金部4に弁装置1が装着されている。
図2〜4に示すように、弁装置1のハウジング11は、略直方体状に形成された本体部12と、口金部4に挿入される取付部13とを備えている。なお、ハウジング11は、水素脆化に対して耐性を有する材料により構成されている。取付部13は、本体部12におけるガスタンク2側の後面(図4における下側の面)12aに形成されるとともに、後面12aに対して直交する方向に延びる略円柱状に形成されている。そして、弁装置1は、取付部13の軸線が口金部4の開口方向、すなわちガスタンク2の内外を貫通する方向と平行になるように口金部4に装着される。具体的には、取付部13には、口金部4の内周に形成された螺子部4a(図1参照)に対応する螺子部13aが形成されている。そして、図1に示すように、弁装置1は、取付部13の螺子部13aが口金部4の螺子部4aに螺合することで同口金部4に装着されている。つまり、本実施形態では、取付部13が取付状態でガスタンク2の内側に配置されるタンク内配置部に相当するとともに、本体部12が取付状態でガスタンク2の外側に配置されるタンク外配置部に相当する。
なお、以下の説明では、図2に示すように、取付部13の軸線方向、すなわち取付状態でガスタンク2の内外を貫通する方向をハウジング11の前後方向とし、この前後方向に対して垂直なそれぞれの方向をハウジング11の左右方向及び上下方向とする。
次に、ハウジング11の内部の構成について説明する。
図2〜4に示すように、ハウジング11には、ガスタンク2の内外を連通するガス流路15が形成されており、弁装置1は、同ガス流路15を開閉することにより車両に搭載された燃料電池に供給する水素ガスを制御するように構成されている。図3及び図4に示すように、ガス流路15は、取付部13の先端(図4における下端)に開口してガスタンク2内に連通する導入路16、燃料電池に接続される導出路17、及びこれら導入路16と導出路17とを連通する連通路18を備えている。
詳述すると、図4に示すように、導入路16は、取付部13の軸方向に沿って延びる直線状に形成されている。また、図3に示すように、連通路18は、導入路16に接続されてハウジング11の左右方向に延びる直線状の第1連通路18aと、同第1連通路18aに接続されてハウジング11の上下方向に延びる直線状の第2連通路18bとから構成されており、略L字状に形成されている。導出路17と第2連通路18bとは、ハウジング11の左右方向において互いにずれた位置に形成されており、導出路17は、本体部12の下面12cに開口するとともに、第2連通路18bと平行な直線状に形成されている。第2連通路18bと導出路17との間には、弁室24が形成されており、この弁室24内に配置された弁体23により、ガス流路15が開閉される構成となっている。
具体的には、図3及び図5に示すように、弁室24は、本体部12の右面12fに開口するとともにハウジング11の左右方向に延びる太穴26と、太穴26に連続するとともに左右方向に延びる細穴27とにより形成されている。そして、連通路18は太穴26の内周面に開口するとともに、導出路17は細穴27の内周面に開口している。つまり、第2連通路18bは弁室24を介して導出路17に接続されている。太穴26には、その開口端(図3における左端)を閉塞する閉塞部材32が設けられており、同閉塞部材32により弁室24内の気密が保たれている。
弁体23は、太穴26内に配置される弁部28と、弁部28に連結される軸状の軸部29とを備え、導出路17に対して直交するように配置されている。なお、弁体23は、水素脆化に対して耐性を有する材料により構成されている。弁部28は太穴26の内径よりも小径、且つ細穴27よりも大径に形成されており、太穴26と細穴27との間の弁座部31に当接する。そして、弁部28が弁座部31に当接することで連通路18と導出路17との間の水素ガスの移動が遮断されてガス流路15が閉じた状態となる一方、弁部28が弁座部31から離間することで連通路18と導出路17との間の水素ガスの移動が可能となってガス流路15が開いた状態となる。軸部29は細穴27よりも小径に形成されており、同軸部29と細穴27との間に形成された隙間を水素ガスが通過する。
細穴27の左端には、弁体23がハウジング11の左右方向に移動可能に挿通される挿通孔33が形成されている。挿通孔33には、弁体23の軸部29が摺動可能であるとともに弁室24内を気密に封止可能なシール部材34が設けられている。これにより、ガス流路15を通過する水素ガスが螺子機構収容穴55側に流出しないようになっている。
次に、弁体23を駆動する駆動装置41の構成について説明する。
図2及び図3に示すように、駆動装置41は、駆動源となるモータ42と、伝達機構としての歯車機構43を介してモータ42に駆動連結されるウォーム軸44と、同ウォーム軸44に噛合するウォームホイール45と、同ウォームホイール45の回転を弁体23の軸方向移動に変換する螺子機構46とを備えている。モータ42及びウォーム軸44は、弁体23の軸方向と直交する上下方向に並置されており、モータ42、歯車機構43、ウォーム軸44、ウォームホイール45、螺子機構46及び弁体23がウォーム軸44の軸方向視で略L字状に配置されている(図3参照)。
図3及び図5に示すように、螺子機構46は、弁体23に連結される螺子軸51と、円筒状の螺子ナット52と、螺子軸51の外周に螺刻された螺子溝51aと螺子ナット52の内周に螺刻された螺子溝52aとを対向させてなる螺旋状の転動路内に介在される複数のボール53とを有するボール螺子機構として構成されている。また、螺子軸51は、円筒形状に形成されるとともに、弁体23の軸部29が螺子軸51に螺着されることにより、弁体23と一体に連結されている。そして、螺子機構46は、ハウジング11に形成された螺子機構収容穴55内に収容される。
具体的には、螺子機構収容穴55は、ハウジング11の左右方向に延びる円柱状の空間であり、一端が本体部12の左面12eに開口するとともに他端が挿通孔33に連通する。また、螺子機構収容穴55の底部(図3における右側)には、略円板状の第1支持部材57が設けられるとともに、螺子機構収容穴55の開口部(図3における左側)には略円板状の第2支持部材58が設けられている。
第1支持部材57の左側の側面には、軸受59aが収納される大径凹部61が形成され、同大径凹部61の底面には、螺子軸51が収容される小径凹部62が形成されている。小径凹部62の底面には、弁体23の軸部29が軸方向(ハウジング11の左右方向)に移動可能に挿通される貫通孔63が形成されている。また、本実施形態では、コイルスプリング等からなる付勢手段としての付勢部材47が、小径凹部62内に設けられている。付勢部材47は、弁部28が弁座部31に当接するように弁体23を付勢している。
一方、第2支持部材58の右側の側面には、軸受59bが収納される大径凹部64が形成され、同大径凹部64の底面には、螺子軸51が収容される小径凹部65が形成されている。小径凹部65の底面には、弁体23の軸部29が軸方向に移動可能に挿通される貫通孔66が形成されている。
螺子ナット52は、第1支持部材57との間に設けられる軸受59a及び第2支持部材58との間に設けられる軸受59bにより両端が回転可能に支持されている。これにより、螺子軸51(弁体23)は、その軸線L1がハウジング11の左右方向に沿うように配置されている。
ウォームホイール45は、螺子ナット52の外周に固定されており、同螺子ナット52と一体回転する。ウォームホイール45と、第1及び第2支持部材57,58との間には軸受67a,67bが設けられており、ウォームホイール45は、軸受67a,67bにより回転可能な状態で挟持されている。なお、第2支持部材58は、スナップリング68により軸方向への移動が規制されている。また、螺子機構収容穴55の開口部は、平板状のカバー69により閉塞されている。
図3及び図6に示すように、ウォーム軸44は、ハウジング11に形成されたウォーム軸収容穴71内において、ウォームホイール45に噛合した状態で回転可能に支持されている。ウォーム軸収容穴71は、本体部12の前面12bに開口するとともにハウジング11の前後方向に延びる略円柱状の空間である。また、ウォーム軸収容穴71は、螺子機構収容穴55と連通している。
ウォーム軸44は、螺子軸51及び弁体23と直交するように、すなわち同ウォーム軸44の軸線L2がハウジング11の前後方向に延びるようにウォーム軸収容穴71内に配置されている。ウォーム軸44は、ウォームホイール45に噛合する歯部が形成された円筒状の歯部材72と、歯部材72と一体回転可能に連結される軸部材73とから構成されている。ウォーム軸44は、歯部材72の軸方向両側に設けられた軸受74a,74bを介して回転可能に支持されている。
また、本実施形態のウォーム軸44は、歯部材72の進み角が大きく形成されており、ウォーム軸44を駆動することによりウォームホイール45を回転可能であるとともに、ウォームホイール45を駆動することによりウォーム軸44を回転可能に構成されている。つまり、ウォームホイール45側からウォーム軸44を回転(逆回転)させることのできない所謂セルフロック機能が働かないように構成されている。これにより、弁体23は、水素ガスの圧力及び付勢部材47の付勢力により、ガス流路15を閉じる方向(閉弁方向)に移動可能になっている。
モータ42は、その回転軸42aの軸線L3がウォーム軸44の軸線L2と平行になるように、すなわちハウジング11の前後方向と平行になるようにモータ収容穴75内に収容されている。モータ収容穴75は、本体部12の前面12bに開口するとともに前後方向に延びる略円柱状の空間である。ここで、上記のように弁装置1は、取付部13の軸方向(ハウジング11の前後方向)とガスタンク2の内外を貫通する方向とが平行になるようにして口金部4に装着されていることから、モータ42の回転軸42aはガスタンク2の内外を貫通する方向と平行に配置されている。
図7に示すように、モータ42及びウォーム軸44は、モータ42の回転軸42a及びウォーム軸44から形成される仮想面IMが弁体23の移動方向(ハウジング11の左右方向)と直交するように配置されている。これにより、上記のようにモータ42、歯車機構43、ウォーム軸44、ウォームホイール45、螺子機構46及び弁体23がウォーム軸44の軸方向視で略L字状に配置される構成となっている。
図3及び図6に示すように、歯車機構43は、ウォーム軸44の軸部材73に連結される平歯車76と、モータ42の回転軸42aに連結される平歯車77とを噛合させることにより構成されている。また、ウォーム軸収容穴71及びモータ収容穴75の前方には、各平歯車76,77が収容される収容凹部78が形成されており、収容凹部78によりウォーム軸収容穴71及びモータ収容穴75が連通している。なお、収容凹部78の上端(ウォーム軸収容穴71及びモータ収容穴75)は、平板状のカバー79により閉塞されている。
なお、上記のようにシール部材34(図3参照)により、ガス流路15を通過する水素ガスが螺子機構収容穴55側に流出しない、すなわち螺子機構収容穴55、ウォーム軸収容穴71及びモータ収容穴75内に水素ガスが進入しない。そのため、駆動装置41を構成する各部材は水素ガスに接触しない。また、ガス流路15内は、ガスタンク2から高圧(例えば70MPa程度)の水素ガスが供給されて高圧となる一方、螺子機構収容穴55、ウォーム軸収容穴71及びモータ収容穴75内は略大気圧と等しくなる。
図3に示すように、本実施形態の弁装置1には、手動でガス流路15を開閉可能なマニュアル弁81と、外部からの水素ガスの流入を許容するとともに同水素ガスの外部への放出を防ぐ逆止弁82と、弁装置1及びガスタンク2が高温になったときに水素ガスを外部に放出して異常な高圧となることを防ぐための溶栓弁83とが設けられている。そして、マニュアル弁81及び逆止弁82は、モータ42及びウォーム軸44に対して弁体23側(図3における右側)に配置されるとともに、溶栓弁83は、モータ42に対してウォーム軸44の反対側(図3における上側)に配置されている。つまり、マニュアル弁81及び逆止弁82は、図7に示す仮想面IMと、弁体23が移動する領域Tとの間に形成されるスペースSに配置されている。
上記のようにウォーム軸44はウォームホイール45を駆動させることにより回転(逆回転)可能に構成されている。そのため、弁体23は、モータ42への非通電時や故障時等において、水素ガスの圧力及び付勢部材47の付勢力によって付勢されることで移動し、ガス流路15は閉じるようになっている。つまり、弁装置1は、非通電時等にガス流路15が閉じた状態となる所謂ノーマルクローズ式の弁として構成されている。そして、モータ42へ通電されると、同モータ42の回転が歯車機構43、ウォーム軸44、ウォームホイール45を介して螺子機構46の螺子ナット52に伝達される。この螺子ナット52の回転が螺子軸51の軸方向移動に変換されることにより、弁体23の弁部28が弁座部31から離間してガス流路15が開くようになっている。
以上記述したように、本実施形態によれば、以下の作用効果を奏することができる。
(1)弁装置1は、ガスタンク2の外側に配置される本体部12と、ガスタンク2の口金部4に挿入される取付部13とを有し、ガスタンク2の内部と外部とを連通するガス流路15が形成されたハウジング11を備えた。また、ガス流路15を開閉する弁体23と、モータ42と、モータ42の回転軸42aに対して平行に配置されるウォーム軸44と、モータ42の回転をウォーム軸44に伝達する歯車機構43と、ウォーム軸44に噛合するウォームホイール45と、ウォームホイール45の回転を弁体23の往復運動に変換する螺子機構46とを備えた。そして、モータ42の回転軸42aがガスタンク2の内外を貫通する方向と平行に配置されるようにした。
上記構成によれば、弁体23を駆動する駆動装置41の各構成が、従来技術のように同一直線上に配置されないため、弁装置1の小型化が可能である。具体的には、モータ42の回転がウォーム軸44及びウォームホイール45を介して螺子機構46に伝達されるように構成される。これにより弁装置1は、モータ42が螺子機構46の軸線上に配置されないため、弁装置1自体が軸方向(ハウジング11の左右方向)に長くなることを防止できる。また、弁装置1は、モータ42の回転軸42aとウォーム軸44とを平行に配置し、両者を歯車機構43で連結するように構成される。これにより弁装置1は、モータ42の回転軸42aとウォーム軸44とが同一直線上に配置され同軸回転する場合よりも、軸方向(ハウジング11の前後方向)の長さを短くすることができる。特に本実施形態の弁装置1は、モータ42の回転軸42aがガスタンク2の内外を貫通する方向と平行に配置されるため、この方向の長さを短くするのに有効である。
また、弁装置1は、モータ42の回転軸42aと螺子機構46との間に、歯車機構43、ウォーム軸44及びウォームホイール45が配置される。そのため、弁装置1は、モータ42から螺子機構46に伝達されるトルクを容易に増加させることができる。
(2)モータ42の回転軸42a及びウォーム軸44から形成される仮想面IMが、弁体23の移動方向と直交するようにした。そして、マニュアル弁81及び逆止弁82を仮想面IMと弁体23が移動する領域Tとの間に形成されるスペースSに配置した。このように、スペースSを有効に活用することで、弁装置1の各構成を密に配置し、装置の大型化を防止することができる。
(3)弁体23を、ガスタンク2から放出される高圧水素ガスの圧力及び付勢部材47によって閉弁方向に移動可能とした。上記構成によれば、弁体23は、高圧水素ガスの圧力に加えて付勢部材47の付勢力により閉弁方向に付勢されるため、弁体が水素ガスの圧力のみにより閉弁方向に付勢される場合に比べ、モータ42への非通電時等において、確実にガス流路を閉じた状態とすることができる。
(4)モータ42の回転軸42aとウォーム軸44とが一対の平歯車76,77によりにより駆動連結されるため、弁装置1が回転軸42a及びウォーム軸44の軸方向に長くなることを抑制できる。
(5)螺子機構46をボール螺子機構として構成したため、モータ42の回転に応じて滑らかに弁体23を軸方向に移動させることができる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の態様にて実施することもできる。
・上記実施形態では、付勢部材47を第1支持部材57の小径凹部62内に設け、螺子軸51を介してガス流路15が閉じるように弁体23を付勢した。しかし、これに限らず、例えば図8に示すように、付勢部材47を弁室24(太穴26)内に設け、同付勢部材47が弁体23(弁部28)を直接付勢するようにしてもよい。
また、弁装置1に付勢部材47を設けなくともよい。この場合には、水素ガスの圧力により弁体23が付勢されることで、モータ42への非通電時等に、ガス流路15が閉じた状態となる。
・上記実施形態では、歯車機構43をウォーム軸44に連結される平歯車76と、モータ42に連結される平歯車77とを直接噛合させることにより構成したが、これに限らず、歯車機構43が平歯車76と平歯車77との間に、これらと噛合する1又は2以上の歯車を有する構成としてもよい。また、平歯車に限らず、斜歯歯車により歯車機構を構成してもよい。
・上記実施形態では、歯車機構43により伝達機構を構成したが、これに限らず、例えばベルト駆動されるプーリやチェーンが巻き掛けられるスプロケット等により伝達機構を構成するようにしてもよい。
・上記実施形態では、螺子機構46を、螺子軸51と螺子ナット52との間にボール53が介在されるボール螺子機構として構成したが、これに限らず、螺子軸51に対して螺子ナット52が直接螺合する構成としてもよい。
・上記実施形態では、モータ42及びウォーム軸44を、モータ42の回転軸42a及びウォーム軸44から形成される仮想面IMが弁体23の移動方向と直交するように配置したが、これに限らず、仮想面IMが、弁体23の移動方向と直交しなくともよい。
・上記実施形態では、水素ガスの供給を制御するための弁装置1に本発明を適用したが、これに限らず、その他の高圧ガスを供給するための弁装置1に適用してもよい。
次に、上記各実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(イ)請求項1〜4のいずれか一項に記載の弁装置において、前記螺子機構は、前記螺子軸の外周に螺刻された螺子溝と前記螺子ナットの内周に螺刻された螺子溝とを対向させてなる螺旋状の転動路内に複数のボールを介在させるボール螺子機構として構成されることを特徴とする弁装置。上記構成によれば、モータの回転に応じて滑らかに弁体を軸方向に移動させることができる。
1…弁装置、2…ガスタンク、3…軸端部、4…口金部、11…ハウジング、12…本体部、13…取付部、15…ガス流路、16…導入路、17…導出路、18…連通路、18a…第1連通路、18b…第2連通路、23…弁体、24…弁室、26…太穴、27…細穴、28…弁部、29…軸部、34…シール部材、41…駆動装置、42…モータ、42a…回転軸、43…歯車機構、44…ウォーム軸、45…ウォームホイール、46…螺子機構、47…付勢部材、51…螺子軸、52…螺子ナット、53…ボール、55…螺子機構収容穴、71…ウォーム軸収容穴、75…モータ収容穴、76,77…平歯車、81…マニュアル弁、82…逆止弁、83…溶栓弁、IM…仮想面、L1,L2,L3…軸線。

Claims (4)

  1. 高圧ガスが貯留されるタンクに取り付けられる弁装置であって、
    前記タンクの内部と外部とを連通する流路と、
    取付状態で前記タンクの内側に配置されるタンク内配置部と、
    取付状態で前記タンクの外側に配置されるタンク外配置部と、を備え、
    前記タンク外配置部は、
    前記流路を開閉する弁体と、
    モータと、
    前記モータの回転軸に対して平行に配置されるウォーム軸と、
    前記モータの回転を前記ウォーム軸に伝達する伝達機構と、
    前記ウォーム軸に噛合するウォームホイールと、
    前記ウォームホイールの回転を前記弁体の往復運動に変換する螺子機構と、を有し、
    前記タンクの内外を貫通する方向と平行に前記モータの回転軸が配置されることを特徴とする弁装置。
  2. 請求項1に記載の弁装置において、
    前記モータの回転軸及び前記ウォーム軸から形成される仮想面が、前記弁体の移動方向と直交することを特徴とする弁装置。
  3. 請求項1又は2に記載の弁装置において、
    前記弁体は、前記タンクから放出される高圧ガスの圧力及び付勢手段によって閉弁方向に移動可能とされることを特徴とする弁装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の弁装置において、
    前記伝達機構は、一対の平歯車又は一対の斜歯歯車により構成されることを特徴とする弁装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106224628A (zh) * 2016-08-26 2016-12-14 杭州远控自动化技术有限公司 一种调节阀及其精度控制方法
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