JP5670057B2 - X線ct装置 - Google Patents

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本発明は、X線CT装置に係わり、特に、X線ビームの照射範囲を制限するX線コリメータに関する。
X線CT装置は、被検者にX線を照射するX線管装置と被検者を挟んで対向配置される検出器とで撮影系を形成し、X線管装置と検出器とからなる撮影系を被検者の回りを回転させ、複数ビューの被検者透過X線信号検出し、この透過X線信号に基づき画像処理装置にて被検者の断層像を生成するものである。
X線管装置は、管内で回転支持されるターゲットに電子ビームを当てX線を生成するものであるが、電子ビームにより与えられるエネルギーのほとんどは熱エネルギーに変換される。したがって、ターゲット、およびターゲットの支持部材の温度は上昇するため、熱膨張し、これによりX線焦点(電子ビームがターゲットに当たる位置)が移動する。この移動方向はターゲットの回転軸方向(一般的にはX線管装置と検出器の回転軸と平行)である。
撮影中にX線焦点が移動した場合、画像アーチファクトの要因になるため、X線焦点の移動を補正する必要がある。この補正技術としては、例えば、特許文献1に記載の技術がある。特許文献1に記載の技術では、スロットと称する円周方向に異なる開口幅の貫通孔を有したコリメータバーを、焦点の移動量に合わせてモータ駆動により回転させることによって、X線焦点の移動を補正する構成となっている。すなわち、特許文献1に記載の技術では、複数形成される溝を適宜選択することによって、一つのコリメータバーで複数のスライス厚に対応可能な構成とすると共に、その傾斜角度を調整することにより焦点移動を補正する構成となっている。
また、特許文献2には、スライドレールに沿って移動可能に保持したコリメータを、送りねじ機構を用いて調整する構成を備えることにより、X線焦点の移動を補正する技術が開示されている。
特許第2731046号 特許第4237301号
特許文献1に記載の技術では、断面形状がX線の入射側と出射側でX線ビームのファン角度に合わせて溝の幅が異なる扇形状の溝が円周方向に複数個配列されるコリメータバーを用いることが必須の構成となっている。このために、円柱形状のコリメータバーの中心軸を通る貫通孔を、当該コリメータバーの周側面に高精度で複数個形成する必要があり、その製作には高度な加工技術を要することが懸念されている。すなわち、高度の加工技術を要するコリメータバーを作製するために、コリメータバーの製造コストが大幅に上昇してしまうことが懸念される。
一方、X線発生源であるX線管装置を交換した場合、X線管装置には個体差があるために、X線管装置の取り付けの後に、その取り付け部に配置される調整機構を調整し、X線管装置の取り付け位置を調整することが一般的である。しかしながら、近年のX線CT装置やスキャン技術の進展により、X線ビームの大出力化や連続出力化(大熱容量化)が要望され、このようなX線ビーム出力の要望に対応するためにX線管装置が大型化している。さらには、撮影系の高速回転化もなされており、撮影時にX線管装置には10G〜20Gもの力が印加されるようになっている。このために、従来の調整機構を用いたX線ビームの照射方向やX線ビーム幅の正確な調整を行うことが非常に困難なものとなっており、数μm単位でX線ビームの照射方向やX線ビーム幅の補正を簡易に行うことが可能な技術が切望されている。
しかしながら、特許文献1、2に記載の技術では、X線管装置の交換に伴う補正技術に対しては何ら考慮されていない。
本発明はこれらの問題点に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、熱膨張等によるX線管装置の焦点移動に起因した画像アーチファクトの低減と、X線管装置の交換に伴う焦点位置の補正とを簡易な機構で行うことが可能なX線CT装置を提供することにある。
前記課題を解決すべく、電子ビームの衝突により該衝突位置をX線焦点としたX線ビームを発生する回転陽極を有するX線管と、前記X線管と対向配置されるX線検出器と、前記X線管のX線ビーム照射面側に配置され、前記X線ビームの照射範囲を制限するコリメータとを備えるX線CT装置であって、前記コリメータは、前記X線ビームの照射範囲を少なくとも前記回転陽極の回転中心軸方向に制限する一対の平行配置された遮蔽板を有し、前記一対の遮蔽板の間隔を制御し、前記X線ビームの照射範囲を調整させる第1の調整機構と、前記一対の遮蔽板の間隔を保持した状態で、該一対の遮蔽板の位置を前記回転陽極の回転中心軸方向に調整する第2の調整機構とを備えるX線CT装置である。
本発明によれば、熱膨張等によるX線管装置の焦点移動に起因した画像アーチファクトの低減と、X線管装置の交換に伴う焦点位置の補正とを簡易な機構で行うことができる。
本発明のその他の効果については、明細書全体の記載から明らかにされる。
本発明の実施形態1のX線CT装置の全体構成を説明するための図である。 本発明の実施形態1のX線CT装置におけるコリメータの概略構成を説明する斜視図である。 図2に示す矢印D方向からの平面図である。 本発明の実施形態1のX線CT装置におけるコリメータの制御部の概略構成を説明するための図である。 本発明の実施形態1のX線CT装置におけるX線管装置の焦点移動補正の動作概要を説明するための図である。 本発明の実施形態2のX線CT装置におけるコリメータの概略構成を説明する斜視図である。 図6に示す矢印G方向からの平面図である。 本発明の実施形態2におけるコリメータの制御部の概略構成を説明するための図である。 従来のX線CT装置における撮影動作を説明するための図である。 本発明の実施形態2のX線CT装置における撮影動作を説明するための図である。
以下、本発明が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。ただし、以下の説明において、同一構成要素には同一符号を付し繰り返しの説明は省略する。
〈実施形態1〉
図1は本発明の実施形態1のX線CT装置の全体構成を説明するための図であり、以下、図1に基づいて、実施形態1のX線CT装置の全体構成を説明する。なお、実施形態1のX線CT装置は、コリメータ1及びその制御部を除く他の構成は従来のX線CT装置と同様の構成となるので、以下の説明ではコリメータ1及びその制御部について詳細に説明する。また、本発明のコリメータ1の適用範囲はX線CT装置に限定されることはなく、他のX線撮影装置にも適用可能である。
図1から明らかなように、実施形態1のX線CT装置はX線ビームを発生するX線管装置101と、X線管装置101の照射面側に配置されX線ビームの照射範囲を制限するコリメータ1と、X線管装置101に対向配置されるX線検出器102とで撮影系が形成される。該撮影系は回転体103に収納され、該回転体103と共に高速回転される。また、回転体103には電源104、105と、錘106も収納される構成となっている。該回転体103は床面に立設される筐体107に回転可能に取り付けられ、モータ108により高速回転され、架台109に搭載される被検者112の周囲360度からの回転撮影を可能としている。
被検者112の周囲360度から撮影されたX線像は画像処理装置110で周知の再構成演算等が行われて被検者112の断層像や3次元像等が生成され、モニタ111に表示される。
図2は本発明の実施形態1のX線CT装置におけるコリメータの概略構成を説明する斜視図であり、図3は図2に示す矢印D方向からの平面図である。以下、図2及び図3に基づいて、実施形態1のコリメータ1の構成について説明する。
図2及び図3から明らかなように、実施形態1のコリメータ1では、基台2上に形成される立設部に補償フィルタ4が設置される。この補償フィルタ4は被検者に対する照射X線量を調整するものである。6はモータ(焦点移動補正駆動用)であって、後述する可動プレート14を駆動するためのものである。モータ6はステッピングモータ、もしくは位置制御機能を有したサーボモータが好適である。12は焦点移動量検出器であって、実施形態1においては、12a、12bの2つの検出器を有している。焦点移動量検出器12は基台2に設けられている。10は送りネジであって、8はこの送りネジ10と組み合わされるナットである。この送りネジ10はモータ6の出力軸に接続されている。
可動プレート14上には直動ガイド18、22が固定されており、これら直動ガイド18、22に案内されるブロック16、20は、基台2の底面に固定されている。24はモータ(スライス厚切替駆動用)であって、このモータ24の出力軸は可動プレート14の底面に回転自在に支持された回転部材26と接続されている。モータ24はモータ6と同様にステッピングモータ、もしくは位置制御機能を有したサーボモータが好適である。28は回転部材であって、回転部材26と同様に可動プレート14の底面に回転自在に支持されている。これら回転部材26、回転部材28には遮蔽板であるコリメータブレード30、コリメータブレード32の両端がそれぞれ回転自在に接続されている。34、36、38は回転部材26、回転部材28の回転角度を検出するセンサであり、スライス厚をモニタリングする。特に、実施形態1においては、センサ34、36は回転部材26及び回転部材28の回転角度すなわちスライス厚を選定するセンサであり、各スライスに対応するセンサ34、センサ36を個々に選択することで所定のスライス厚が選定される。また、センサ38はリミット用のセンサとして用いる構成となっている。
すなわち、実施形態1のコリメータ1においては、X線CT装置の回転体に固定される基台2にはX線管装置から照射されたX線ビームが通過する長方形の開口部が形成され、該開口部のX線管装置側(図2中の上側)に補償フィルタ4が配置される構成となっている。また、基台2のX線検出器側(図2中の下側)には、周知のスライド機構(摺動機構)である平行配置される一対の直道ガイド18、22に沿って摺動するブロック16、20が固定される構成となっている。該ブロック16、20に対応する直道ガイド18、22は可動プレート14に固定される構成となっている。このとき、実施形態1においては、直道ガイド18、22の配置方向はX線管装置が備える回転陽極の回転中心軸方向であり、この配置位置は開口部を除く領域とする。このような構成とすることにより、回転体に固定される基台2に対して、可動プレート14を回転陽極の回転中心軸方向に移動可能な構成としている。なお、実施形態1においては、可動プレート14に直道ガイド18、22を配置し、基台2にブロック16、20を配置する構成としたが、これに限定されることはなく、その逆の配置あるいは組み合わせて配置する構成であってもよい。
また、実施形態1のコリメータ1においては、基台2の開口部を除く領域すなわちX線ビームが照射されない領域にはモータ6が固定され、該モータ6の出力軸である回転軸に、直道ガイド18、22と平行に配置される周知の送りねじ10が接続される構成となっている。該送りねじ10は可動プレート14に固定されるナット8に螺合される構成となっている。この構成により、モータ6の回転に応じて、基台2に対して可動プレート14を図中の矢印Aで示す方向すなわち直道ガイド18、22の延在方向に移動制御可能な構成としている。なお、実施形態1においては、モータ6の回転軸に送りねじ10を直接接続する構成としたが、これに限定されることはなく、例えば、周知の減速機構を介して送りねじ10を配置する構成であってもよい。
また、実施形態1においては、可動プレート14のX線管装置側(図2中の上側)には、後述する一対のコリメータブレード(遮蔽板)の間隔を制御するためのモータ24が配置されている。このとき、図2及び図3に示すように、可動プレート14のX線検出器側に配置される円形状の平板である回転部材26がモータ24の回転軸に固定される構成となっている。また、図3に示すように、その中心位置でモータ24に支持される回転部材26の周辺部には、該回転中心に対して対称をなす位置に一対のコリメータブレード30、32の一端が可動可能にそれぞれ支持される構成となっている。
コリメータブレード30、32の他端は、可動プレート14の開口部に対して反対側に配置される回転部材28の周辺部に可動可能に支持される構成となっている。このとき、実施形態1の回転部材28は回転部材26と同じ円形状の平板を用い、その中心位置が可動プレート14に回動可能に支持される構成となっている。このときの回転部材26、28へのコリメータブレード30、32の取り付けは、当該コリメータブレード30とコリメータブレード32とが平行となるように配置される。さらには、コリメータブレード30、32は、回転部材26と回転部材28との回転中心を結ぶ直線と平行となるように配置される。
このような構成とすることによって、回転部材26をモータ24で矢印Bに示すように回動させ、当該回転部材26の回動によりコリメータブレード30、32の平行を維持した状態で斜動させ、2つのコリメータブレード30、32の間隔を矢印Cで示す方向に任意に調整させる構成となっている。その結果、コリメータ1を通過するX線ビームのスライス方向の照射幅すなわちX線CT装置におけるスライス幅を所定の値に設定可能とする。すなわち、実施形態1のコリメータでは、X線ビームを遮蔽する一対のコリメータブレード30、32を2つの回転部材26、28との間に架け渡して設置することにより、回転部材26、28の回動に応じた開口幅にコリメータブレード30、32を移動させる構成としている。
また、実施形態1のコリメータ1においては、回転部材26、28の外周部にその一部を取り除いた切り欠けを形成しておき、該回転部材26、28の外周部分に配置したセンサ34、36の選択で回転部材26、28の回転角を検出する構成としている。また、回転部材26、28にリミット用の切り欠きを設け、このリミット用の切り欠き部分を各センサ34、36、38で検出した場合には、モータ24をリミット動作させることによって、コリメータブレード30、32の可動範囲を超えた回転部材26、28の回動を防止する構成としてもよい。このように、実施形態1においては、センサ34、36、38を回転部材26、28の回転角を検出するための回転角センサとして用いると共に、リミットセンサとしても用いることが可能である。ただし、実施形態1では、2つのセンサ34、36を用いる場合について説明するが、スライス厚の設定数に応じてセンサ数を増設してもよい。
このように、実施形態1のコリメータでは、モータ6を回転させると、基台2に対して可動プレート14が矢印A方向に移動する。また、モータ24を駆動すると、回転部材26と回転部材28とが矢印B方向に回転し、これに伴いコリメータブレード30とコリメータブレード32との間隔が矢印C方向に移動する。すなわちモータ24を回転させることによりX線束(X線ビーム)の厚み(X線スライス厚:図3の紙面上下方向)を変えることが出来る。
次に、図4に本発明の実施形態1のX線CT装置におけるコリメータ1の制御部の概略構成を説明するための図を示し、以下、図4に基づいて、実施形態1のコリメータ1における遮蔽動作を説明する。
図4に示すように、実施形態1のX線CT装置では、被検者112を挟んでX線管装置(X線管)101とX線検出器102とが対向配設される構成となっている。X線管装置101からはファン状(扇状)のX線束(X線ビーム)54が照射される。ここで、実施形態1のコリメータ1はX線管装置101のX線照射口近傍に設けられる。
また、図4において、60は焦点移動量演算部であって、焦点移動量検出器12からの信号が入力される。この焦点移動量演算部60内部には差動増幅器60dを備えている。この焦点移動量演算部60には上位の制御装置(図示略)からの遠心力による焦点移動量信号61と補正信号65とが入力され、この焦点移動量信号61と補正信号65とにより差動増幅器60dの出力ゲインを調整できるようになっている。この遠心力による焦点移動量信号はX線CT装置の架台の寸法形状、X線管装置101とX線検出器102の回転速度によって変化するものである。このため、予め遠心力による焦点移動量を求め、且つパターンテーブル化しておき、撮影中には上記回転速度を適時検出することで遠心力による焦点移動を最適に補正するための焦点移動量信号61を焦点移動演算部60に入力することができる。なお、このパターンテーブルを用いた構成が最も簡易な構成であるが、この構成に限定されることはない。
62は焦点移動量駆動制御部であって、モータ6(焦点移動補正駆動用)を制御する。64はスライス厚検出部であって上位の制御装置(図示略)からのスライス厚指令信号を受け、またセンサ34、センサ36、センサ38の信号が入力される(上記モニタリング)。66はスライス厚駆動制御部であってスライス厚検出部64と接続され、モータ24(スライス厚切替駆動用)を制御する。以上の説明において、焦点移動量検出器12はX線ビーム54の端部に位置し、二つの検出器12a、12bにX線が当たる(入射する)構成となっている。これら二つの検出器12a、12bに入射するX線量は、X線管装置101の熱膨張、もしくはX線管装置101やコリメータ位置を固定する図示を省略した部材の熱膨張によって、X線焦点が移動することになるので変化する。この移動量は、予め求めておきパターンテーブル化しておくことで、X線CT装置の運転パターンに応じた熱膨張による最適な焦点移動量信号を求めることが出来る。なおこの手法は、図4のアンプすなわち差動増幅器60dのゲインを変更することで実現できる。
これにより、焦点移動量演算部60に入力される熱膨張による焦点移動量信号を差動増幅することにより、焦点移動補正できる信号を焦点移動駆動制御部62に与えることが出来る。
すなわち、実施形態1のX線CT装置では、焦点移動量検出器12を構成する2つの検出器12a、12bの出力に基づいて、焦点移動演算部60がX線管装置の備える回転陽極の移動を検出する構成となっている。従って、実施形態1のX線CT装置における回転陽極の移動に伴うX線照射位置の補正動作では、まず、回転陽極の回転軸方向に並設配置される一対の検出器12a、12bの出力を焦点移動量演算部60の備える差動増幅器60a、60bでそれぞれ増幅する。この増幅された検出器出力は、差動増幅器60cの差動入力にそれぞれ入力され、検出器12a、12bの出力の差分に応じた差分出力が差動増幅器60dに出力される。差動増幅器60dでは遠心力による焦点移動量信号61で出力ゲインが補正された差分信号が出力され、この補正された差分信号が焦点移動量演算部60からの焦点移動量信号として出力される。
ここで、焦点移動量演算部60からの焦点移動量信号に基づいて、焦点移動量駆動制御部62がモータ6を制御して、基台2に対する可動プレート14の位置を移動させる。これにより、可動プレート14に搭載される一対のコリメータブレード30、32はその間隔を保持した状態で可動プレート14と共に移動することとなるので、後に詳述するように、X線ビーム54の照射位置が補正されることとなる。
なお、実施形態1の焦点移動量演算部60では、周知のアナログ回路を用いて焦点移動量を算出する構成としたが、これに限定されることはない。例えば、検出器12a、12bで検出された信号をアンプ60a、60bで増幅した後にデジタル信号に変換し、得られた検出値を周知の比較演算することによって、回転陽極の移動量すなわちX線焦点位置の移動量を推定する構成であってもよい。
一方、被検者112のスライス厚すなわち被検者112の体軸方向におけるX線ビーム54の広がり幅の制御動作では、まず、図示しない操作卓からのスライス厚の指定により生成されるスライス厚指令信号63がスライス厚検出部64に入力される。この入力により、スライス厚検出部64はセンサ34、36の内からスライス厚指令信号63に対応したセンサを選択する。次に、スライス厚検出部64がスライス厚駆動制御部66にモータ24の駆動制御信号を出力する。この駆動制御信号に基づいて、スライス厚駆動制御部66は選択されたセンサの出力が検出されるまでモータ24を駆動する。これにより、コリメータブレード30とコリメータブレード32との対向する辺の間隔である開口幅が、スライス厚指令信号63に対応したスライス厚に設定される。
このとき、実施形態1のコリメータ1では、X線管球の劣化等に伴うX線管装置101の交換時におけるX線ビーム54の照射位置を補正する機構を備える構成となっている。特に、実施形態1のコリメータ1では、検出器12a、12b、焦点移動量演算部60、焦点移動量駆動制御部62、及び可動プレート14を可動させるモータ6からなるX線ビーム54の照射位置を補正する機構と、センサ34、36、38、スライス厚検出部64、スライス厚駆動制御部66、及び回転部材26、28を回転させコリメータブレード30、32の間隔を所定間隔に設定するモータ24からなるX線ビーム54の照射幅を調整する機構とがそれぞれ独立している。
従って、実施形態1のコリメータ1においては、X線管装置101の交換時における補正機構として、従来から備えるX線管装置101の取り付け部における調整機構に加えて、補正量を指定する補正信号65を差動増幅器60dに出力する手段を備える構成となっている。この補正信号65を生成する機構としては、例えば、操作卓等の入力装置からの補正量の指定に基づいて、図示しない上位の制御装置が補正信号65を生成し、差動増幅器60d及びスライス厚検出部64に出力する。
このような構成とすることにより、従来の調整機構を用いてX線管装置101の取り付け位置の調整を行った後に、実施形態1の補正機構を用いて、X線ビーム54の照射位置の調整を行うことにより、X線ビーム54の照射位置を数μm程度の精度で調整することが可能となるので、X線管装置101の交換前後であっても得られるX線CT画像の再現性を向上させることができる。
図5は本発明の実施形態1のX線CT装置におけるX線管装置の焦点移動補正の動作概要を説明するための図であり、特に、図5(a)はX線焦点が移動していないときのX線ビーム54と検出器102の位置関係を説明するための図であり、図5(b)はターゲット100が熱膨張により点線から実線の位置に移動した場合におけるX線ビーム54と検出器102の位置関係を説明するための図である。
以下、図1〜図5(a)(b)に基づいて、実施形態1のコリメータ1における熱膨張に伴うX線焦点の移動に対する補正動作について説明する。まず、図5(a)に示すように、X線管装置101に熱膨張によるX線焦点の移動が生じていない状態においては、検出器12a、12bから出力され差動増幅器60a、60bで増幅された検出信号に基づいた差動信号が差動増幅器60cから出力されることとなる。このとき、熱膨張に伴うX線焦点の移動が生じていない状態では、図5(a)に示すように、回転陽極のターゲット100で発生したX線はX線ビーム54としてX線管装置101から照射され、コリメータブレード30、32でその照射幅がスライス厚で指定されたX線ビーム54の幅に制限される。該コリメータブレード30、32を通過したX線ビーム54は被検者112を透過した後に、4列分の検出器幅を有するX線検出器102に入射され、当該投影角におけるX線像として検出される。
一方、図5(b)に示すように、点線で示す位置から実線で示す位置への熱膨張に伴う回転陽極のターゲット100の移動によりX線焦点が矢印Eで示すように移動した場合、移動後のX線焦点で発生したX線ビーム54も矢印Eで示す方向に移動する。このX線ビーム54の移動により、検出器12a、12bの出力が変化することとなり、焦点移動量演算部60からX線ビーム54の移動量に応じた補正量の信号が焦点移動量駆動制御部62に出力される。入力された補正量に基づいて、焦点移動量駆動制御部62がモータ6を制御し、可動プレート14と共にコリメータブレード30、32を、図5(b)中に点線で示す位置から実線で示す位置まで矢印Fで示す方向に移動させることにより、X線ビーム54のスライス厚を変化させることなく4列分の検出器幅を有するX線検出器102に入射されるように補正される。
以上説明したように、実施形態1のX線装置におけるコリメータでは、X線ビーム54の照射幅(スライス厚)を制限する2つのコリメータブレード30、32を可動プレート14に搭載し、その開口幅の調整をモータ24で制御する開口幅の制御機構(第1の調整機構)を設けると共に、該可動プレート14を開口幅の調整方向と平行な方向に移動させるために、X線ビームの照射方向をモータ6で制御する照射方向の制御機構(第2の調整機構)を設ける構成としている。このとき、実施形態1のコリメータ1では、コリメータブレード30、32の開口幅の制御を行うモータ24の回転制御と、可動プレート14の位置制御を行うモータ6の回転制御とを独立して行う構成となっているので、熱膨張等によるX線管装置の焦点移動に起因した画像アーチファクトの低減と、X線管装置の交換に伴う焦点位置の補正とを簡易な機構で行うことができる。
なお、実施形態1のX線CT装置においては、焦点移動量検出器12が基台2に固定して配置されている場合について説明した。この構成では、可動プレート14を焦点移動のために矢印A方向に移動した場合であっても、焦点移動量検出器12に入射するX線束と焦点移動量検出器12との位置関係はズレを生じる。従って、実施形態1では、焦点移動を補正する演算を焦点移動量演算部60で行い、この補正された値に基づいて以降の焦点移動を検出する構成となっている。
ただし、焦点移動量検出器12の取り付け位置は基台2に限定されることはなく、焦点移動量検出器12を可動プレート14に固定する構成であってもよい。この場合には、焦点移動量検出器12a、12bの差分をゼロとする信号を焦点移動量演算部60で演算することより、焦点移動量検出器12を基台2に取り付けた場合と同様の効果を奏する。
〈実施形態2〉
図6は本発明の実施形態2のX線CT装置におけるコリメータの概略構成を説明する斜視図であり、図7は図6に示す矢印G方向からの平面図である。ただし、実施形態2のコリメータは、コリメータブレード30、32の開口幅を検出するロータリーエンコーダ68からなる検出手段を設けた構成が異なるのみで、他の構成は実施形態1と同様の構成となる。従って、以下の説明では、ロータリーエンコーダ68からなる検出手段について詳細に説明する。
図6及び図7に示すように、実施形態2のコリメータにおいても、基台2には補償フィルタ4、可動プレート14が設けられている。可動プレート14はモータ6の出力軸に連結された送りネジ10、ナット8により移動する。可動プレート14には回転部材26、回転部材28が回転支持され、さらに、これら回転部材26と回転部材28とには2つのコリメータブレード30とコリメータブレード32とが接続される。
34、36は回転部材26及び回転部材28の回転角度、すなわちスライス厚を選定するセンサであり、各スライスに対応するセンサ34、センサ36を個々に選択することで所定のスライス厚が選定される。なお、実施形態2ではセンサ34、センサ36の2つのセンサが配設されるが、スライス厚の設定数に合わせてセンサを増設することも出来る。
ここで、可動プレート14に設けられるコリメータブレード30、32の開口幅を検出する検出器は、例えばロータリーエンコーダ68である。実施形態2における開口幅の検出機構では、回転部材28に接続されるプーリ72と、ロータリーエンコーダ68に接続されるプーリ70とを備え、プーリ70とプーリ72とをベルト74などの動力伝達要素にて接続することで回転部材28とロータリーエンコーダ68が連結される。これらを介してロータリーエンコーダ68にて回転部材の回転角度を常時モニタリングし、結果としてコリメータブレード30、32の開口幅をモニタリングする構成としている。なお、実施形態2のコリメータ1では、ロータリーエンコーダ68を用いて回転部材28の回転角を検出する構成としたが、例えば周知のロータリーポテンショメータでも良く、回転角度を検出できるセンサならばいずれの角度検出センサを用いてもよい。また、ロータリーエンコーダ68と回転部材28との連結も、プーリ70、72と動力伝達要素であるベルト74とで行なう構成としたがこれに限定されることはなく、回転部材28とロータリーエンコーダ68を直接連結しても良く、適正に連結されればいずれの方式でもよい。
実施形態2のコリメータ1では、図7に示すように、モータ6を回転駆動させると、基台2に対して可動プレート14が矢印Aで示す方向に移動する。また、モータ24を駆動すると、回転部材26、回転部材28が矢印Bで示す方向に回転し、この回転動作に伴いコリメータブレード30とコリメータブレード32とで制限される開口幅が矢印Cで示す方向に調整される。すなわち、実施形態2においても、モータ24を回転されることによりX線ビームの厚みを変えることが出来る。
このように、実施形態2では、前述するセンサ34、36による予め設定されたスライス厚の選択の他に、ロータリーエンコーダ68による任意のスライス厚の選択も可能な構成となっている。
図8は本発明の実施形態2におけるコリメータの制御部の概略構成を説明するための図である。ただし、実施形態2のX線装置におけるコリメータ1の制御部では、ロータリーエンコーダ68の出力と回転部材26に設けた検出器34、36の出力、及び補正信号67に基づいて、スライス厚検出部64がコリメータブレード30、32の開口幅を制御する構成を除く他の構成は実施形態1と同様となる。従って、以下の説明では、ロータリーエンコーダ68の出力と検出器34、36の出力、及び補正信号67に基づいたスライス厚検出部64における制御動作について詳細に説明する。
図8に示すコリメータの制御ブロック図においても、実施形態1と同様に、101はX線管装置であって、被検者112を挟んで検出器102が対向配設される。54はX線管装置101から照射されるファン状のX線ビームである。コリメータ1はX線管装置101のX線照射口近傍に設けられる。
60は焦点移動量演算部であって、焦点移動量検出器12からの信号が入力される。この焦点移動量演算部60内部には差動増幅器が備えられている。62は焦点移動量駆動制御部であって、モータ6(焦点移動補正駆動用)を制御する。
64はスライス厚検出部であって上位の制御装置(図示略)からのスライス厚指令信号を受けて設定スライス厚に対応したスライス厚センサ(センサ34、センサ36)が点呼するようにスライス厚駆動制御部66よりモータ24を制御動作させる。さらには、実施形態2のスライス厚検出部64では、角度検出センサであるロータリーエンコーダ68で回転部材28の回転角度を常時検出することにより、所定スライス厚が適切に選択されているかを監視する。なお、角度検出センサであるロータリーエンコーダ68の検出出力に基づいたスライス厚検出部64の制御動作の詳細については、後述する。
また、実施形態1と同様に、焦点移動量検出器12はX線ビーム54の端部に位置し、二つの検出器12a、12bにX線が当たる(入射する)ようになっている。X線管装置101の熱膨張によってX線焦点が移動することにより、検出器12a、12bに入射するX線量は変化する。焦点移動量検出器12で検出された熱膨張による焦点移動量信号を焦点移動量演算部60にて差動増幅することにより、焦点移動補正できる信号を焦点移動駆動制御部62に与えることが出来る。
また、モータ24を駆動すると、回転部材26と回転部材28に連結されたコリメータブレード30とコリメータブレード32との間隔すなわち開口幅が自在に調整できる。このとき、実施形態2では、スライス厚を選定するためのセンサとしてロータリーエンコーダ68を用いているので、回転部材26、28の回転角度を自由に制御動作可能となる。その結果、X線スライス厚を無段階に自由に選択することが出来るようになる。
さらには、実施形態2のコリメータ1では、X線管球の劣化等に伴うX線管装置101の交換時におけるX線ビーム54の照射位置及び照射幅(スライス厚に相当)を補正する機構を備える構成となっている。特に、実施形態2のコリメータ1では、検出器12a、12b、焦点移動量演算部60、焦点移動量駆動制御部62、及び可動プレート14を可動させるモータ6からなるX線ビーム54の照射位置を補正する機構と、センサ34、36、38、スライス厚検出部64、スライス厚駆動制御部66、及び回転部材26、28を回転させコリメータブレード30、32の間隔を所定間隔に設定するモータ24からなるX線ビーム54の照射幅を調整する機構とがそれぞれ独立している。さらには、X線ビーム54の照射位置(の補正量)と照射幅とはそれぞれモータ6及びモータ24の回転角に応じた量となるので、差動増幅器60d及びスライス厚検出部64にそれぞれ補正値を設定することにより、該補正値に対応したX線ビーム54の照射位置及び照射幅に得ることが可能となる。
従って、実施形態2のコリメータ1においては、X線管装置101の交換時における補正機構として、従来から備えるX線管装置101の取り付け部における調整機構に加えて、補正量を指定する補正信号67を差動増幅器60d及びスライス厚検出部64に出力する手段を備える構成となっている。この補正信号67を生成する機構としては、例えば、図示しない操作卓等の入力装置からの補正量の指定に基づいて、図示しない上位の制御装置が補正信号67を生成し、差動増幅器60d及びスライス厚検出部64に出力する。
このような構成とすることにより、従来の調整機構を用いてX線管装置101の取り付け位置の調整を行った後に、実施形態1の補正機構を用いて、X線ビーム54の照射位置及び照射幅の調整を行うことにより、X線ビーム54の照射位置及び照射幅を数μm程度の精度で調整することが可能となるので、X線管装置101の交換前後であっても得られるX線CT画像の再現性を向上させることができる。
特に、実施形態2のコリメータでは、X線ビーム54の照射幅の調整も可能となるので、実施形態1の効果に加えて、コリメータ1とX線焦点位置との距離が異なることに伴って生ずるX線スライス厚のズレを調整できるという格別の効果を得ることができる。
次に、図9に従来のX線CT装置における撮影動作を説明するための図を、図10に本発明の実施形態2のX線CT装置における撮影動作を説明するための図を示し、以下、図6〜図10に基づいて、実施形態2のX線CT装置における撮影動作を説明する。
ノーマルスキャン方式にて特定の患部76を撮影する際に、従来のコリメータでのスライス厚の選択方式は、予め設定された段階的なX線スライス厚から操作者が適宜選択する構成となっている。このような段階的なスライス厚の選択では、図9(a)に示すように、患部76すべてにX線ビーム54を照射できず、患部76すべての画像データを検出器102にて得ることが出来ない場合がある。このような場合、従来のX線CT撮影では、図9(b)に示すように、次に大きいX線スライス厚すなわち患部76を含む大きめのスライス厚を選択し、患部76を含む領域にX線ビーム54を照射して患部76の周囲を含む画像データをすべて取得することとなる。この場合には、図9(b)からも明らかなように、X線ビーム54が被検者112の患部76以外の組織にも照射されるいわゆる無効被曝が生じることとなる。
これに対して実施形態2のX線CT装置では、コリメータブレード30、32の開口幅すなわちスライス厚を制御する回転部材28の回転角をロータリーエンコーダ68で計測する構成となっている。さらには、このロータリーエンコーダ68の計測出力に基づいて、スライス厚検出部64が無段階に回転部材26、28の回転角を制御する構成となっている。従って、実施形態2のコリメータでは、コリメータブレード30、32の開口幅が無段階で制御可能となる。
その結果、実施形態2におけるコリメータでは、図10に示すように、任意の厚さで自由にX線スライス厚を選択できるため、患部76の大きさに合わせた適正なX線ビームを照射することが出来る。すなわち、被検者112の様々な患部の大きさに合わせて自由にX線スライス厚を適宜選択可能となるため、被検者112への被曝低減が可能となる。
以上、本発明者によってなされた発明を、前記発明の実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記発明の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。
1……コリメータ、2……基台、4……補償フィルタ、6、24……モータ
8……ナット、10……送りネジ、12……焦点移動量検出器
12a、12b……検出器、14……可動プレート、16、20……ブロック
18、22……直動ガイド、26、28……回転部材
30、32……コリメータブレード、34、36、38……センサ、54……X線束
60……焦点移動量演算部、60a〜60d……差動増幅器
62……焦点移動量駆動制御部、64……スライス厚検出部
66……スライス厚駆動制御部、68……ロータリーエンコーダ、70、72……プーリ
74……ベルト、76……関心領域、100……ターゲット、101・・・X線管装置
102・・・X線検出器、103・・・回転体、104、105・・・電源
107・・・筐体、108・・・モータ、109・・・架台、110・・・画像処理装置
111・・・モニタ、112・・・被検者

Claims (1)

  1. 電子ビームの衝突により該衝突位置をX線焦点としたX線ビームを発生する回転陽極を有するX線管と、前記X線管と対向配置されるX線検出器と、前記X線管のX線ビーム照射面側に配置され、前記X線ビームの照射範囲を制限するコリメータとを備えるX線CT装置であって、
    前記コリメータは、前記X線ビームの照射範囲を少なくとも前記回転陽極の回転中心軸方向に制限する一対の平行配置された遮蔽板を有し、前記一対の遮蔽板の間隔を制御し、前記X線ビームの照射範囲を調整させる第1の調整機構と、
    前記一対の遮蔽板の間隔を保持した状態で、該一対の遮蔽板の位置を前記回転陽極の回転中心軸方向に調整する第2の調整機構と、
    前記X線管と前記第1の調整機構との間に設置され、照射X線量を調整する補償フィルタと、を備え
    前記第1の調整機構は、前記X線ビームから外れた位置に配設される2つの回転部材と、
    前記2つの回転部材をそれぞれ回転可能に支持するとともに、一方の回転部材を回転駆動させるブレード駆動手段とを有し、
    前記一対の遮蔽板は、前記回転部材の回転中心に対し対称をなす位置に配置され、2つの前記回転部材の間を接続し、
    前記第2の調整機構は、前記第1の調整機構が搭載される可動プレートと、
    前記可動プレートに搭載され、当該可動プレートを前記回転陽極の回転中心軸方向に駆動するプレート駆動手段とを有し、
    前記プレート駆動手段は、前記可動プレートに固定され、前記回転陽極の回転中心軸方向に延在する直動ガイドと、前記直動ガイドをその延在方向に移動させる移動機構と、を有することを特徴とするX線CT装置。
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