JP5666948B2 - 車輪用軸受装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車等の車輪を回転自在に支承すると共に、軸受内部を密封する保護カバーが装着された車輪用軸受装置に関するものである。
自動車の車輪を懸架装置に対して回転自在に支承すると共に、車輪の回転速度を検出し、アンチロックブレーキシステム(ABS)を制御する回転速度検出装置が軸受内部に内蔵された車輪用軸受装置が一般的に知られている。従来、このような車輪用軸受装置は、転動体を介して転接する内方部材および外方部材の間にシール装置が設けられ、円周方向に磁極を交互に並べてなる磁気エンコーダを前記シール装置に一体化させている。この磁気エンコーダに対面配置され、車輪の回転に伴う磁気エンコーダの磁極変化を検出する回転速度センサは、懸架装置を構成するナックルに車輪用軸受装置が装着された後、当該ナックルに装着されている。
このような車輪用軸受装置の一例として図7に示すような構造が知られている。この車輪用軸受装置は、外方部材50と内方部材51と、これら外方部材50と内方部材51との間に収容される複数のボール52とを備えている。内方部材51は、ハブ輪53と、このハブ輪53に圧入された内輪54とからなる。
外方部材50は、外周に懸架装置を構成するナックル65に固定される車体取付フランジ50bを一体に有し、内周に複列の外側転走面50a、50aが一体に形成されている。ナックル65には、センサ63がねじ66によって支持固定されている。
ハブ輪53は、一端部に車輪(図示せず)を取り付けるための車輪取付フランジ55を一体に有し、外周に内側転走面53aと、この内側転走面53aから軸方向に延びる小径段部53bが形成されている。内輪54は、外周に内側転走面54aが形成され、小径段部53bの端部を塑性変形させて形成した加締部53cによって軸方向に固定されている。
外方部材50の外端部にはシールリング56が内嵌固定され、このシールリング56のリップは車輪取付フランジ55の基部55aに摺接されている。一方、内輪54の内端部外周面にはエンコーダ57が外嵌固定されている。このエンコーダ57は、断面L字形に形成された支持環58と、この支持環58の側面に全周に亙って添着支持された円環状のエンコーダ本体59とからなる。このエンコーダ本体59は、周方向に交互に磁極N、Sが等間隔ピッチに着磁されている。
外方部材50の内端開口部はカバー60によって塞がれている。このカバー60は、非磁性体のステンレス鋼板、アルミニウム合金板、高機能樹脂等の非磁性の板材からシャーレ状に形成され、円形の塞ぎ板部61と、この塞ぎ板部61の外周縁部に形成された円筒状の嵌合部62とからなる。
エンコーダ57を構成するエンコーダ本体59の側面は、カバー60に近接対向して配置されると共に、センサ63の検出部64は、カバー60の側面に近接もしくは当接され、検出部64とエンコーダ本体59とはカバー60を介して近接対向されている。これにより、カバー60の存在により、センサ63とエンコーダ57との間に、水や鉄粉、磁気を帯びた破片等が入り込むのを防止してエンコーダ57の損傷が防止できると共に、エンコーダ本体59の規則的、周期的な磁気特性変化を乱したり劣化させたりするのを防止することができる(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−249138号公報
然しながら、こうした従来の車輪用軸受装置では、以下に挙げるような問題点がある。まず、単にカバー60が外方部材50に金属嵌合により固定されているので、嵌合面の面精度や粗さを向上させないと嵌合部の気密性を充分確保することができない。
また、カバー60の形状が単純な断面コの字状のため剛性が不足し、飛石等の衝突によりカバー60が変形してエンコーダ本体59に接触する恐れがある。
また、センサ63の検出部64がカバー60を介してエンコーダ57と対峙するため、カバー60の板厚だけでなく、エンコーダ57とカバー60、あるいはカバー60とセンサ63との干渉を考慮しなければならず、通常仕様と比較してエンコーダ57とセンサ63のエアギャップが大きくなって検出精度が低下する恐れがある。
さらに、カバー60を外方部材50に圧入する際、図8に示すように、カバー60と外方部材50との圧入シメシロによって、カバー60の塞ぎ板部61が変形することがある(図中破線にして示す)。この場合、組立後にセンサ63が干渉するため、カバー60の変形量を予め考慮し、各部品の干渉を避けるために初期のエアギャップを大きく設定せざるを得ない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、保護カバーと外方部材との嵌合部の気密性を高めて磁気エンコーダを保護すると共に、保護カバーの変形を考慮し、エアギャップの増大を規制して回転速度検出の精度と信頼性を向上させた車輪用軸受装置を提供することを目的としている。
係る目的を達成すべく、本発明のうち請求項1記載の発明は、内周に複列の外側転走面が一体に形成された外方部材と、一端部に車輪を取り付けるための車輪取付フランジを一体に有し、外周に軸方向に延びる小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に圧入された少なくとも一つの内輪からなり、外周に前記複列の外側転走面に対向する複列の内側転走面が形成された内方部材と、この内方部材と前記外方部材のそれぞれの転走面間に転動自在に収容された複列の転動体と、前記内輪に外嵌された磁気エンコーダとを備え、前記外方部材のアウター側の端部にシールが装着されると共に、前記外方部材のインナー側の端部に保護カバーが装着され、前記外方部材と内方部材とで形成される環状空間の開口部が密封された車輪用軸受装置において、前記保護カバーが非磁性体の鋼板からプレス加工によってカップ状に形成され、前記外方部材の端部内周面に圧入される円筒状の嵌合部と、この嵌合部から縮径部を介して径方向内方に延び、回転速度センサがインナー側の側面に近接または当接され、アウター側に所定の傾斜角だけ傾斜させて形成される円板状の遮蔽部と、この遮蔽部から段付き部を介して前記内方部材のインナー側の端部を塞ぐ底部とを備えると共に、当該保護カバーが前記外方部材に圧入された際と同等の負荷荷重の状態で、前記遮蔽部の側面の全振れが所定値に規制されている。
このように、内輪回転タイプの車輪用軸受装置において、保護カバーが非磁性体の鋼板からプレス加工によってカップ状に形成され、外方部材の端部内周面に圧入される円筒状の嵌合部と、この嵌合部から縮径部を介して径方向内方に延び、回転速度センサがインナー側の側面に近接または当接され、アウター側に所定の傾斜角だけ傾斜させて形成される円板状の遮蔽部と、この遮蔽部から段付き部を介して内方部材のインナー側の端部を塞ぐ底部とを備えると共に、当該保護カバーが外方部材に圧入された際と同等の負荷荷重の状態で、遮蔽部の側面の全振れが所定値に規制されているので、こうした段付き形状によって保護カバーの剛性が高くなり、飛石等による変形を抑えることができると共に、保護カバーの変形を考慮し、エアギャップの増大を規制して回転速度検出の精度と信頼性を向上させた車輪用軸受装置を提供することができる。
また、請求項2に記載の発明のように、前記保護カバーの遮蔽部の全振れ許容限度が0.15mm以下に規制されていれば、エアギャップを最小限に設定することができ、検出精度を一段と高めることができる。
また、請求項に記載の発明のように、前記保護カバーの縮径部が段付き形状であっても良いし、また、請求項に記載の発明のように、前記保護カバーの縮径部がインナー側に向って漸次縮径するテーパ状に形成されていても良い。
また、請求項に記載の発明のように、前記保護カバーの縮径部の外周部に加硫接着によってシール部材が一体に接合され、このシール部材が、前記保護カバーの嵌合部の外径よりも僅かに小径に形成された環状部と、前記嵌合部の外径よりも僅かに大径に形成された凸部を備え、この凸部が前記外方部材の端部内周面に所定のシメシロを介して圧入されていれば、外方部材と保護カバーとの嵌合面の気密性を高めることができる。
また、請求項に記載の発明のように、前記シール部材が前記遮蔽部のインナー側の側面より突出しないように設定されていれば、シール部材との干渉を避けるため、回転速度センサを必要以上に磁気エンコーダから遠ざける必要がなくなり、エアギャップを最小限に設定することができ、検出精度を一段と高めることができる。
また、請求項に記載の発明のように、前記シール部材の凸部の嵌合体積が、圧入治具が当接した状態で、前記シール部材の環状部と前記外方部材の端部内周面との間に形成される環状空間の体積よりも小さくなるように設定されていれば、保護カバーの圧入時、シール部材の凸部が圧縮されて隆起しても、シール部材の環状部が逃げ部となってそれを許容し、外方部材の端面よりも突出して傷付くのを防止することができる。
また、請求項に記載の発明のように、前記保護カバーの遮蔽部の板厚が他の部位の板厚よりも薄く形成されていれば、センサの検出部と磁気エンコーダとのを小さく設定することができ、検出精度を一段と高めることができる。
また、請求項に記載の発明のように、前記保護カバーの遮蔽部と縮径部との間に、当該遮蔽部からアウター側に凹む段付き部が形成されていれば、シール部材が加硫接着時に段付き部にまではみ出しても、回転速度センサが当接または近接する遮蔽部にまでは影響しないため、所望の検出精度を確保することができる。
また、請求項10に記載の発明のように、前記保護カバーの遮蔽部と縮径部との間に薄肉部が形成されていれば、回転速度センサと磁気エンコーダとのエアギャップを小さく設定することができ、検出精度を一段と高めることができる。
また、請求項11に記載の発明のように、前記外方部材のインナー側の端面が前記内輪の大端面よりもインナー側に僅かに突出して形成されていれば、保護カバーが内輪に当接するのを防止することができる。
好ましくは、請求項12に記載の発明のように、前記磁気エンコーダの検出面と前記内輪の大端面が略面一、または、前記大端面よりインナー側に僅かに突出するように設定されていれば、エアギャップ調整が容易となり、エアギャップをより小さく狙うことができる。
また、請求項13に記載の発明のように、前記保護カバーの嵌合部に接着剤または液状シール剤が塗布されていれば、保護カバーや外方部材の寸法精度を厳しく規制することなく、外方部材との嵌合部の気密性を高めることができる。
また、請求項14に記載の発明のように、前記シール部材が、ゴム物性値の圧縮永久歪が120℃×70時間で40%以下、TR10値が−35℃以下のものが使用されていれば、低温領域でも歪みの回復性が良好となり、所望の密封性能を維持することができる。
本発明に係る車輪用軸受装置は、内周に複列の外側転走面が一体に形成された外方部材と、一端部に車輪を取り付けるための車輪取付フランジを一体に有し、外周に軸方向に延びる小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に圧入された少なくとも一つの内輪からなり、外周に前記複列の外側転走面に対向する複列の内側転走面が形成された内方部材と、この内方部材と前記外方部材のそれぞれの転走面間に転動自在に収容された複列の転動体と、前記内輪に外嵌された磁気エンコーダとを備え、前記外方部材のアウター側の端部にシールが装着されると共に、前記外方部材のインナー側の端部に保護カバーが装着され、前記外方部材と内方部材とで形成される環状空間の開口部が密封された車輪用軸受装置において、前記保護カバーが非磁性体の鋼板からプレス加工によってカップ状に形成され、前記外方部材の端部内周面に圧入される円筒状の嵌合部と、この嵌合部から縮径部を介して径方向内方に延び、回転速度センサがインナー側の側面に近接または当接され、アウター側に所定の傾斜角だけ傾斜させて形成される円板状の遮蔽部と、この遮蔽部から段付き部を介して前記内方部材のインナー側の端部を塞ぐ底部とを備えると共に、当該保護カバーが前記外方部材に圧入された際と同等の負荷荷重の状態で、前記遮蔽部の側面の全振れが所定値に規制されているので、こうした段付き形状によって保護カバーの剛性が高くなり、飛石等による変形を抑えることができると共に、保護カバーの変形を考慮し、エアギャップの増大を規制して回転速度検出の精度と信頼性を向上させた車輪用軸受装置を提供することができる。
本発明に係る車輪用軸受装置の一実施形態を示す縦断面図である。 図1の検出部を示す要部拡大図である。 本発明に係る保護カバー単体を示す断面図である。 図3の保護カバー単体の精度保証を示す説明図である。 図3の保護カバーの変形例を示す要部拡大図である。 (a)は、図3の保護カバーの他の変形例を示す要部拡大図、(b)は、同上、他の変形例を示す要部拡大図である。 従来の車輪用軸受装置を示す縦断面図である。 図7のカバー圧入時の状態を示す要部拡大図である。
外周にナックルに取り付けられるための車体取付フランジを一体に有し、内周に複列の外側転走面が一体に形成された外方部材と、一端部に車輪を取り付けるための車輪取付フランジを一体に有し、外周に前記複列の外側転走面に対向する一方の内側転走面と、この内側転走面から軸方向に延びる小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に圧入され、前記複列の外側転走面に対向する他方の内側転走面が形成された内輪からなる内方部材と、この前記内方部材と外方部材のそれぞれの転走面間に転動自在に収容された複列の転動体と、前記内輪に外嵌された磁気エンコーダとを備え、前記ハブ輪の小径段部の端部を塑性変形させて形成した加締部により、所定の軸受予圧が付与された状態で前記内輪が前記ハブ輪に対して軸方向に固定されると共に、前記外方部材のアウター側の端部にシールが装着され、前記外方部材のインナー側の端部に保護カバーが装着されて前記外方部材と内方部材とで形成される環状空間の開口部が密封された車輪用軸受装置において、前記保護カバーが非磁性体のオーステナイト系ステンレス鋼板からプレス加工によってカップ状に形成され、前記外方部材の端部内周面に圧入される円筒状の嵌合部と、この嵌合部から縮径部を介して径方向内方に延び、回転速度センサがインナー側の側面に近接または当接される円板状の遮蔽部と、この遮蔽部から段付き部を介して前記内方部材のインナー側の端部を塞ぐ底部とを備えると共に、前記保護カバーの遮蔽部がアウター側に所定の傾斜角だけ傾斜させて形成され、当該保護カバーが前記外方部材に圧入された際と同等の負荷荷重の状態で、前記遮蔽部の側面の全振れ許容限度が0.15mm以下に規制されている。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る車輪用軸受装置の一実施形態を示す縦断面図、図2は、図1の検出部を示す要部拡大図、図3は、本発明に係る保護カバー単体を示す断面図、図4は、図3の保護カバー単体の精度保証を示す説明図、図5は、図3の保護カバーの変形例を示す要部拡大図、図6(a)は、図3の保護カバーの他の変形例を示す要部拡大図、(b)は、同上、他の変形例を示す要部拡大図である。なお、以下の説明では、車両に組み付けた状態で車両の外側寄りとなる側をアウター側(図1の左側)、中央寄り側をインナー側(図1の右側)という。
この車輪用軸受装置は第3世代と称される従動輪用であって、内方部材1と外方部材2、および両部材1、2間に転動自在に収容された複列の転動体(ボール)3、3とを備えている。内方部材1は、ハブ輪4と、このハブ輪4に所定のシメシロを介して圧入された内輪5とからなる。
外方部材2はS53C等の炭素0.40〜0.80wt%を含む中高炭素鋼からなり、外周にナックル(図示せず)に取り付けるための車体取付フランジ2bを一体に有し、内周に複列の外側転走面2a、2aが一体に形成されている。これら複列の外側転走面2a、2aは、高周波焼入れによって表面硬さを58〜64HRCの範囲に硬化層が形成されている。
ハブ輪4は、アウター側の端部に車輪(図示せず)を取り付けるための車輪取付フランジ6を一体に有し、この車輪取付フランジ6の円周等配位置にハブボルト6aが植設されている。また、外周に前記複列の外側転走面2a、2aの一方(アウター側)に対向する内側転走面4aと、この内側転走面4aから軸方向に延びる小径段部4bが形成されている。一方、内輪5は外周に前記複列の外側転走面2a、2aの他方(インナー側)に対向する内側転走面5aが形成され、ハブ輪4の小径段部4bに所定のシメシロを介して圧入されている。そして、ハブ輪4の小径段部4bの端部を径方向外方に塑性変形させて形成した加締部7によって所定の軸受予圧が付与された状態で内輪5が軸方向に固定されている。
外方部材2の複列の外側転走面2a、2aと、これらに対向する複列の内側転走面4a、5a間には複列の転動体3、3がそれぞれ収容され、保持器8、8によって転動自在に保持されている。また、外方部材2と内方部材1との間に形成される環状空間の開口部のうちアウター側の開口部にはシール9が装着され、インナー側の開口部には磁気エンコーダ14と保護カバー10が装着され、軸受内部に封入された潤滑グリースの漏洩と、外部から軸受内部に雨水やダスト等が侵入するのを防止している。
ハブ輪4はS53C等の炭素0.40〜0.80wt%を含む中高炭素鋼からなり、内側転走面4aをはじめ車輪取付フランジ6のインナー側の基部6bから小径段部4bに亙って高周波焼入れによって表面硬さを58〜64HRCの範囲に硬化処理が施されている。なお、加締部7は鍛造加工後の表面硬さのままとされている。これにより、加締加工が容易となり、加工時の微小クラックの発生を防止すると共に、シール9のシールランド部となる基部6bの耐摩耗性が向上するばかりでなく、車輪取付フランジ6に負荷される回転曲げ荷重に対して充分な機械的強度を有し、ハブ輪4の耐久性が向上する。なお、内輪5および転動体3はSUJ2等の高炭素クロム軸受鋼からなり、ズブ焼入れにより芯部まで58〜64HRCの範囲で硬化処理されている。
なお、ここでは、転動体3にボールを使用した複列アンギュラ玉軸受で構成された車輪用軸受装置を例示したが、これに限らず、転動体3に円錐ころを使用した複列円錐ころ軸受で構成されていても良い。また、ここでは、ハブ輪4の外周に直接内側転走面4aが形成された第3世代構造を例示したが、図示はしないが、ハブ輪の小径段部に一対の内輪が圧入固定された第1世代または第2世代構造であっても良い。
シール9は、外方部材2のアウター側端部の内周に所定のシメシロを介して圧入された芯金11と、この芯金11に接合されたシール部材12とからなる一体型のシールで構成されている。芯金11は、冷間圧延鋼板(JIS規格のSPCC系等)をプレス加工にて形成されている。
一方、シール部材12はニトリルゴム等の合成ゴムからなり、加硫接着によって芯金11に一体に接合されている。このシール部材12は、径方向外方に傾斜して形成され、車輪取付フランジ6のインナー側の側面に所定のシメシロをもって摺接するサイドリップ12aと、断面が円弧状に形成された基部6bに所定のシメシロをもって摺接するサイドリップ12bと、軸受内方側に傾斜して形成されたグリースリップ12cとを有している。
また、内輪5には断面L字形に形成された支持環13が外嵌されている。この支持環13は、内輪5の外径に圧入される円筒部13aと、この円筒部13aから径方向外方に延びる立板部13bとを備え、立板部13bのインナー側の側面に磁気エンコーダ14が加硫接着によって一体に接合されている。磁気エンコーダ14は、合成ゴムにフェライト等の磁性体粉が混入され、周方向に交互に等ピッチで磁極N、Sが着磁されている。
支持環13は、強磁性体の鋼板、例えば、フェライト系のステンレス鋼板(JIS規格のSUS430系等)や防錆処理された冷間圧延鋼板(JIS規格のSPCC系等)からプレス加工にて形成されている。これにより、支持環13が発錆するのを防止すると共に、磁気エンコーダ14の磁気出力が強くなり安定した検出精度を確保することができる。
外方部材2のインナー側の端部に装着された保護カバー10は、非磁性のオーステナイト系ステンレス鋼板(JIS規格のSUS304系等)からプレス加工にて円環状に形成されている。この保護カバー10は、図2に拡大して示すように、外方部材2の端部内周に圧入される円筒状の嵌合部10aと、この嵌合部10aから縮径部10bを介して径方向内方に延びる円板状の遮蔽部10cと、この遮蔽部10cから段付き部10dを介して内方部材1のインナー側の端部を塞ぐ底部10eとを備えている。そして、ナックルKに固定された回転速度センサ16の検出部16aは、保護カバー10の遮蔽部10cに近接または当接され、検出部16aと磁気エンコーダ14とは保護カバー10を介して所定のエアギャップ(軸方向すきま)で対向配置されている。こうした段付き形状によって保護カバー10の剛性が高くなり、飛石等による変形を抑えることができると共に、保護カバー10が非磁性体のため磁束の流れ経路に影響せず、また、耐食性に優れ、長期間に亘って耐久性を向上させることができる。
本実施形態では、保護カバー10の縮径部10bは段付き形状をなし、その外周部にシール部材15が固着されている。このシール部材15はNBR(アクリロニトリル−ブタジエンゴム)等の合成ゴムからなり、加硫接着によって保護カバー10に一体に接合され、凸部15aと環状部15bとからなる。環状部15bは嵌合部10aの外径よりも僅かに小径に形成されると共に、凸部15aは嵌合部10aの外径よりも僅かに大径に形成され、外方部材2の端部内周面2dに所定のシメシロを介して圧入されている。これにより、長期間に亘って外方部材2と保護カバー10との嵌合面の気密性を高めることができる。なお、シール部材15の材質としては、例示したNBR以外にも、例えば、耐熱性に優れたHNBR(水素化アクリロニトリル・ブタジエンゴム)、EPDM(エチレンプロピレンゴム)等をはじめ、耐熱性、耐薬品性に優れたACM(ポリアクリルゴム)、FKM(フッ素ゴム)、あるいはシリコンゴム等を例示することができる。
また、このシール部材15は、ゴム物性値の圧縮永久歪が120℃×70時間で40%以下、TR10値(伸長率50%)が−35℃以下のものが使用されている。これにより、低温領域でも歪みの回復性が良好となり、所望の密封性能を維持することができる。なお、ここで、TR10値とは、予め付与した歪みが10%回復した時の温度を示し、この値の近傍がゴム材料の低温限界値として経験的に用いられている。
ここでは、シール部材15の凸部15aの嵌合体積が、シール部材15の環状部15bと外方部材2の端部内周面2dとの間に形成される環状空間の体積よりも小さく、すなわち、シール部材15の圧入によって凸部15aが圧縮されてインナー側に隆起しても、シール部材15の環状部15bが逃げ部となってそれを許容し、外方部材2の端面2cあるいは保護カバー10の遮蔽部10cのインナー側の側面よりも突出しないように、凸部15aの圧縮率が45%以下に規制されている。これにより、保護カバー10の圧入時、シール部材15が外方部材2の端面2cより突出して傷付いたり、また、遮蔽部10cのインナー側の側面よりも突出して回転速度センサ16に干渉するのを防止することができる。
なお、シール部材15の凸部15の圧縮率が45%を超えると、圧入作業が難しくなるだけでなく、素材の弾性が著しく低下すると共に、圧入時に損傷して気密性が低下する恐れがあるので好ましくない。
また、本実施形態では、外方部材2のインナー側の端面2cが内輪5の大端面5bよりもインナー側に段差L1だけ突出して形成されると共に、保護カバー10の遮蔽部10cと外方部材2の端面2cおよび磁気エンコーダ14の検出面と内輪5の大端面5bが略面一になるように設定されている。これにより、保護カバー10が内輪5に当接するのを防止することができる。また、磁気エンコーダ14の検出面と内輪5の大端面5bが略面一、または、大端面5bよりインナー側に僅かに突出するように設定されていれば、保護カバー10を外方部材2の端面2cを基準に、また、支持環13を内輪5の大端面5bを基準に精度良く位置決め固定することができ、エアギャップ調整が容易にでき、検出精度を高めることができる。
ここで、保護カバー10を外方部材2に装着する際、保護カバー10の嵌合部10aのみが圧入されるため、保護カバー10と外方部材2との圧入シメシロによって、円板状の遮蔽部10cがインナー側に膨らむように変形する。そのため、本実施形態では、図3に示すように、予め圧入による変形量を考慮して遮蔽部10cをアウター側に所定の傾斜角θだけ傾斜させて保護カバー10が形成されている。
また、保護カバー10は、図4(a)に示すように、嵌合部10aを圧入治具17にチャックした状態で、各部位の精度(幾何公差)管理と精度保証がなされている。具体的には、(b)に示すように、図示しないが、回転速度センサ16と磁気エンコーダ14が対向する面となる遮蔽部10cの全振れ許容限度が0.2mm以下、好ましくは、0.15mm以下に規制されている。なお、この圧入治具17の負荷荷重は、実際の外方部材2に圧入した際の嵌合荷重と同等に設定されている。
図5は、前述した保護カバー10の変形例である。この保護カバー18は、前述した保護カバー10と基本的には嵌合部の構成が異なるだけで、その他同一部位には同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
この保護カバー18は、非磁性のオーステナイト系ステンレス鋼板(JIS規格のSUS304系等)からプレス加工にて円環状に形成され、外方部材2の端部内周に圧入される円筒状の嵌合部18aと、この嵌合部18aから縮径部18bを介して径方向内方に延びる円板状の遮蔽部18cとを備えている。
また、縮径部18bが、漸次インナー側に向って縮径するテーパ状に形成され、この外周部にシール部材19が加硫接着により一体に接合されている。そして、シール部材19の凸部19aの嵌合体積が、圧入治具(図示せず)が当接した状態で、シール部材19の環状部19bと外方部材2との間に形成される環状空間の体積よりも小さくなるように設定されると共に、シール部材19の端面が遮蔽部18cのインナー側の側面よりも突出しないように設定されている。さらに、本実施形態では、保護カバー18の遮蔽部18cの板厚t1が嵌合部10aの板厚t0よりも小さく設定(t1≦t0)されると共に、この嵌合部18aに接着剤が塗布されている。これにより、エアギャップの設定を小さく規制することができると共に、保護カバー18や外方部材2の寸法精度を厳しく規制することなく、外方部材2との嵌合部の気密性を高めることができる。接着剤としては、エポキシ樹脂系をはじめフェノール樹脂系、あるいは、ポリウレタン系やポリエチレン系等を例示することができる。
なお、接着剤に代わり保護カバー18の嵌合部18aと外方部材2の端部内周面2dとの間に液状シール剤を介装しても良い。液状シール剤は液状ガスケットとも称され、具体的には、変性エステル樹脂を主成分としたペースト状の不乾性で、保護カバー18の嵌合によって剥離することなく両部材間のすきまを密封することができる(商品名;スリーボンド1121)。また、この液状シール剤は粘着性をも有するため、長期間に亘って保護カバー18の固定を維持すると共に、外部から検出部に雨水やダスト等が侵入するのを防止して車輪の回転速度検出の信頼性を向上させることができる。液状シール剤としては、変性エステル樹脂を主成分としたもの以外に、例えば、フェノール系、アクリル系、あるいはシリコン系樹脂を主成分としたものであっても良い。
図6(a)に示す保護カバー20は、円筒状の嵌合部18aと、この嵌合部18aから縮径部18bを介して径方向内方に延びる円板状の遮蔽部20aとを備え、この遮蔽部20aと縮径部18bとの間に、遮蔽部20aからアウター側に凹む段付き部20bが形成されている。これにより、シール部材19が加硫接着時に段付き部20bにまではみ出しても、回転速度センサ16が当接または近接する遮蔽部20aにまでは影響しないため、所望の検出精度を確保することができる。
図6(b)に示す保護カバー21は、円筒状の嵌合部18aと、この嵌合部18aから縮径部18bを介して径方向内方に延びる円板状の遮蔽部20aとを備えている。そして、この遮蔽部20aと縮径部18bとの間に薄肉部21aが形成されている。この薄肉部21aの板厚t2は遮蔽部20aの板厚t1よりも薄く設定されている(t2≦t1)。これにより、回転速度センサ16と磁気エンコーダ14とのエアギャップを小さく設定することができ、検出精度を一段と高めることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明を行ったが、本発明はこうした実施の形態に何等限定されるものではなく、あくまで例示であって、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
本発明に係る車輪用軸受装置は、内輪回転タイプの第1乃至第3世代構造の従動輪側の車輪用軸受装置に適用することができる。
1 内方部材
2 外方部材
2a 外側転走面
2b 車体取付フランジ
2c 外方部材のインナー側の端面
2d 外方部材の端部内周面
3 転動体
4 ハブ輪
4a、5a 内側転走面
4b 小径段部
5 内輪
5b 大端面
6 車輪取付フランジ
6a ハブボルト
6b インナー側の基部
7 加締部
8 保持器
9 アウター側のシール
10、18、20、21 保護カバー
10a、18a 嵌合部
10b、18b 縮径部
10c、18c、20a 遮蔽部
10d、20b 段付き部
10e 底部
11 芯金
12 シール部材
12a、12b サイドリップ
12c グリースリップ
13 支持環
13a 円筒部
13b 立板部
14 磁気エンコーダ
15、19 シール部材
15a、19a 凸部
15b、19b 環状部
16 回転速度センサ
16a 検出部
17 圧入治具
21a 薄肉部
50 外方部材
50a 外側転走面
50b 車体取付フランジ
51 内方部材
52 ボール
53 ハブ輪
53a、54a 内側転走面
53b 小径段部
53c 加締部
54 内輪
55 車輪取付フランジ
55a 基部
56 シールリング
57 エンコーダ
58 支持環
59 エンコーダ本体
60 カバー
61 塞ぎ板部
62 嵌合部
63 センサ
64 検出部
65 ナックル
66 ねじ
K ナックル
L1 外方部材と内輪の段差
t0 嵌合部の板厚
t1 遮蔽部の板厚
t2 薄肉部の板厚
θ 遮蔽部の傾斜角

Claims (14)

  1. 内周に複列の外側転走面が一体に形成された外方部材と、
    一端部に車輪を取り付けるための車輪取付フランジを一体に有し、外周に軸方向に延びる小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に圧入された少なくとも一つの内輪からなり、外周に前記複列の外側転走面に対向する複列の内側転走面が形成された内方部材と、
    この内方部材と前記外方部材のそれぞれの転走面間に転動自在に収容された複列の転動体と、
    前記内輪に外嵌された磁気エンコーダとを備え、
    前記外方部材のアウター側の端部にシールが装着されると共に、前記外方部材のインナー側の端部に保護カバーが装着され、前記外方部材と内方部材とで形成される環状空間の開口部が密封された車輪用軸受装置において、
    前記保護カバーが非磁性体の鋼板からプレス加工によってカップ状に形成され、前記外方部材の端部内周面に圧入される円筒状の嵌合部と、この嵌合部から縮径部を介して径方向内方に延び、回転速度センサがインナー側の側面に近接または当接され、アウター側に所定の傾斜角だけ傾斜させて形成される円板状の遮蔽部と、この遮蔽部から段付き部を介して前記内方部材のインナー側の端部を塞ぐ底部とを備えると共に、当該保護カバーが前記外方部材に圧入された際と同等の負荷荷重の状態で、前記遮蔽部の側面の全振れが所定値に規制されていることを特徴とする車輪用軸受装置。
  2. 前記保護カバーの遮蔽部の全振れ許容限度が0.15mm以下に規制されている請求項1に記載の車輪用軸受装置。
  3. 前記保護カバーの縮径部が段付き形状である請求項1または2に記載の車輪用軸受装置。
  4. 前記保護カバーの縮径部がインナー側に向って漸次縮径するテーパ状に形成されている請求項1または2に記載の車輪用軸受装置。
  5. 前記保護カバーの縮径部の外周部に加硫接着によってシール部材が一体に接合され、このシール部材が、前記保護カバーの嵌合部の外径よりも僅かに小径に形成された環状部と、前記嵌合部の外径よりも僅かに大径に形成された凸部を備え、この凸部が前記外方部材の端部内周面に所定のシメシロを介して圧入されている請求項1乃至4いずれかに記載の車輪用軸受装置。
  6. 前記シール部材が前記遮蔽部のインナー側の側面より突出しないように設定されている請求項5に記載の車輪用軸受装置。
  7. 前記シール部材の凸部の嵌合体積が、圧入治具が当接した状態で、前記シール部材の環状部と前記外方部材の端部内周面との間に形成される環状空間の体積よりも小さくなるように設定されている請求項5または6に記載の車輪用軸受装置。
  8. 前記保護カバーの遮蔽部の板厚が他の部位の板厚よりも薄く形成されている請求項1または2に記載の車輪用軸受装置。
  9. 前記保護カバーの遮蔽部と縮径部との間に、当該遮蔽部からアウター側に凹む段付き部が形成されている請求項1に記載の車輪用軸受装置。
  10. 前記保護カバーの遮蔽部と縮径部との間に薄肉部が形成されている請求項1に記載の車輪用軸受装置。
  11. 前記外方部材のインナー側の端面が前記内輪の大端面よりもインナー側に僅かに突出して形成されている請求項1に記載の車輪用軸受装置。
  12. 前記磁気エンコーダの検出面と前記内輪の大端面が略面一、または、前記大端面よりインナー側に僅かに突出するように設定されている請求項1に記載の車輪用軸受装置。
  13. 前記保護カバーの嵌合部に接着剤または液状シール剤が塗布されている請求項1に記載の車輪用軸受装置。
  14. 前記シール部材が、ゴム物性値の圧縮永久歪が120℃×70時間で40%以下、TR10値が−35℃以下のものが使用されている請求項1および請求項5乃至7いずれかに記載の車輪用軸受装置。
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