JP5664305B2 - 記録装置及び制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、インクジェットプリンタ等の記録装置に関する。
インクジェット方式の記録装置は、記録ヘッドを搭載したキャリッジを主走査方向に往復移動させ、その往復移動時に記録ヘッドからインク滴を吐出し、記録媒体上に像(ドット)を記録する。そして、搬送ローラ等を用いて記録媒体を副走査方向に搬送し、主走査方向の記録を繰り返し、記録媒体上に画像を形成する。
しかし、記録ヘッドは、キャリッジに正しく搭載されているとは限らず、記録ヘッドの組み付け誤差が発生した場合は、記録ヘッドから吐出したインク滴の位置がずれることになる。
このようなことから、本発明より先に出願された技術文献として、特許文献1(特許第4186548号公報)では、記録ヘッドのノズルから吐出されるインク滴の検出時間からインク滴の速度検出を行う速度検出手段と、記録ヘッドと速度検出手段との相対的な一主走査移動の過程で、複数のノズルから同一タイミングで複数回のインク滴の吐出を行うよう制御し、速度検出手段により検出された検出値に基づく平均値を算出し、該平均値を予め決定された目標値と比較し、該平均値が目標値に一致するように記録ヘッドの駆動条件を変更する駆動制御手段と、を備え、記録ヘッドを検出位置に逐一停止させることなく、記録ヘッドの移動過程でノズルから吐出されるインク滴の速度を検出することで、高速にインク滴の飛翔速度を計測可能とし、その計測結果を環境変動や、印画による記録ヘッドの温度上昇によるインク滴速度の変動を補償することにしている。
上記特許文献1の発明は、1対の発光素子と受光素子とを結ぶ光軸が副走査方向を向いた構成の速度検出手段を用いて、主走査方向のインク滴の位置ずれを解消することを目的としている。しかし、上記特許文献1の発明は、副走査方向のインク滴の位置ずれについては考慮していない。また、上記特許文献1の発明の構成では、副走査方向のインク滴の位置を検出することはできない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、記録ヘッドから吐出したインク滴の位置を精度良く検出することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明は、以下の特徴を有することとする。
<記録装置>
本発明にかかる記録装置は、
複数の発光素子を備え、各発光素子の光軸を主走査方向に向けた第1の発光素子アレイと、
前記第1の発光素子アレイの各発光素子に対応する複数の受光素子を備えた第1の受光素子アレイと、
複数の発光素子を備え、各発光素子の光軸を副走査方向に向けた第2の発光素子アレイと、
前記第2の発光素子アレイの各発光素子に対応する複数の受光素子を備えた第2の受光素子アレイと、
インク滴を吐出する記録ヘッドと、を有し、
前記第1の発光素子アレイを構成する各発光素子と、前記第1の受光素子アレイを構成する各受光素子と、の対は、それぞれ主走査方向に向けられた光軸で結ばれ、主走査方向に向けられた光軸がそれぞれ、前記記録ヘッドのノズル間隔より小さい間隔で副走査方向に離間して配置されており、
前記第2の発光素子アレイを構成する各発光素子と、前記第2の受光素子アレイを構成する各受光素子と、の対は、それぞれ副走査方向に向けられた光軸で結ばれ、副走査方向に向けられた光軸がそれぞれ、前記記録ヘッドのノズル間隔より小さい間隔で主走査方向に離間して配置されており、
前記第1の発光素子アレイと前記第1の受光素子アレイとの配置位置と、前記第2の発光素子アレイと前記第2の受光素子アレイとの配置位置と、が前記記録ヘッドの高さ方向において一致する場合は、前記第1の発光素子アレイと前記第2の発光素子アレイとの一方のみから光りを発光した状態で、前記記録ヘッドから所定のインク滴を吐出し、次に、他方のみから光を発光した状態で、前記記録ヘッドから所定のインク滴を吐出する吐出手段と、
前記インク滴が前記第1の発光素子アレイの各光軸の一部を通過した際に前記第1の受光素子アレイから得られる第1の出力信号に応じた前記インク滴の副走査方向の位置情報と、前記インク滴が前記第2の発光素子アレイの各光軸の一部を通過した際に前記第2の受光素子アレイから得られる第2の出力信号に応じた前記インク滴の主走査方向の位置情報と、を検出する位置情報検出手段と、
を有することを特徴とする。
本発明によれば、記録ヘッドから吐出したインク滴の位置を精度良く検出することができる。
本実施形態の記録装置の全体構成例を示す図である。 本実施形態の記録装置の制御機構の構成例を示す図である。 インク滴検出装置40の一部の構成例を示す図である。 インク滴検出装置40の設置位置を示す図である。 散乱光検知方式の構成例を示す図である。 透過光検知方式の構成例を示す図である。 透過光検知方式を説明するための図である。 インク滴検出装置40の上面を示す図である。 記録ヘッド21〜25の組付誤差が発生していない理想状態のインク滴303を説明するための図である。 受光素子アレイ301から得られた出力信号の処理を説明するための図である。 理想状態のインク滴303の位置情報と時間情報とを示す図である。 記録ヘッド21〜25の組付誤差が発生している状態のインク滴303を説明するための図である。 実際のインク滴303の位置情報と時間情報とを示す図である。 インク滴303の位置ズレ検出動作例を説明するための図である。 インク滴検出装置40と記録ヘッド21との位置関係を示す図である。 第2の実施形態のインク滴303の位置ズレ検出動作例を説明するための図である。 インク滴303の位置情報を説明するための図である。 第3の実施形態のインク滴303の位置ズレ検出動作例を説明するための図である。 記録ヘッド21〜25が傾いた状態を説明するための図である。
<本実施形態の記録装置の概要>
まず、図8を参照しながら、本実施形態の記録装置の概要について説明する。
本実施形態の記録装置は、図8に示すように、複数の発光素子(LEDY1〜LEDYN)を備え、各発光素子(LEDY1〜LEDYN)の光軸304Yを主走査方向に向けた第1の発光素子アレイ300Yと、第1の発光素子アレイ300Yの各発光素子(LEDY1〜LEDYN)に対応する複数の受光素子(PDY1〜PDYN)を備えた第1の受光素子アレイ301Yと、複数の発光素子(LEDY1〜LEDYn)を備え、各発光素子(LEDY1〜LEDYn)の光軸304Xを副走査方向に向けた第2の発光素子アレイ300Xと、第2の発光素子アレイ300Xの各発光素子(LEDX1〜LEDXn)に対応する複数の受光素子(PDX1〜PDXn)を備えた第2の受光素子アレイ301Xと、インク滴303を吐出する記録ヘッド21〜25と、を有する記録装置である。
本実施形態の記録装置は、記録ヘッド21〜25から所定のインク滴を吐出する。そして、そのインク滴303が第1の発光素子アレイ300Yの各光軸304Yの一部を通過した際に第1の受光素子アレイ301Yから得られる第1の出力信号に応じたインク滴303の副走査方向の位置情報と、インク滴303が第2の発光素子アレイ300Xの各光軸304Xの一部を通過した際に第2の受光素子アレイ301Xから得られる第2の出力信号に応じたインク滴303の主走査方向の位置情報と、を検出する。
これにより、本実施形態の記録装置は、記録ヘッド21〜25から吐出したインク滴303の主走査方向及び副走査方向の位置情報を検出することができる。従って、記録ヘッド21〜25から吐出したインク滴303の位置を精度良く検出することができる。以下、添付図面を参照しながら、本実施形態の記録装置について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
<記録装置の全体構成例>
まず、図1を参照しながら、本実施形態の記録装置の全体構成例について説明する。図1は、本実施形態の記録装置の全体構成例を示す図である。
本実施形態の記録装置は、ガイドロッド1及び副ガイド2が左側板3と右側板4との間に掛け渡されており、軸受け(図示せず)、副ガイド受け部11により、キャリッジ5がガイドロッド1及び副ガイド2に保持され、キャリッジ5が主走査方向に摺動可能になっている。キャリッジ5は、黒(K)のインク滴を吐出する記録ヘッド21,22、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色のインク滴を吐出する記録ヘッド23,24,25を搭載している。
キャリッジ5を主走査方向に移動走査するための主走査機構は、主走査方向の一方側に配置される主走査モータ8と、主走査モータ8によって回転駆動される駆動プーリ7と、主走査方向の他方側に配置される従動プーリ15と、駆動プーリ7と従動プーリ15との間に掛け回されたタイミングベルト9と、で構成する。従動プーリ15は、テンションスプリング(図示せず)によって外方(駆動プーリ7に対して離れる方向)にテンションが架けられている。タイミングベルト9は、キャリッジ5の背面側に設けたベルト保持部10に一部分が固定保持されていることで、主走査方向にキャリッジ5を牽引する。また、キャリッジ5の主走査方向に沿うようにエンコーダシート30が配置されており、キャリッジ5に設けたエンコーダセンサ31によってエンコーダシート30を読み取ることで、キャリッジ5の主走査位置を検出する。キャリッジ5の主走査領域のうち、画像形成領域では、記録媒体搬送機構(図示せず)により副走査方向に間欠的に記録媒体が搬送される。
インク滴検出装置40は、維持機構14とプラテン(図示せず)との間に配置し、記録ヘッド21〜25のノズル詰まりを検出するノズル詰まり検出機構と、記録ヘッド21〜25の組み付け誤差によるインク滴の位置ズレを検出する位置ズレ検出機構と、を有している。
維持機構14は、記録ヘッド21〜25の吐出面をキャッピングするキャップ手段をホルダで保持し、このホルダをリンク部材で揺動可能に保持して構成する。そして、キャリッジ5が主走査方向に移動し、ホルダに設けた係合部にキャリッジ5が当接した場合に、ホルダがリフトアップし、キャップ手段で記録ヘッド21〜25の吐出面をキャッピングする。また、キャリッジ5が画像形成領域側に移動した場合に、ホルダがリフトダウンし、キャップ手段が記録ヘッド21〜25の吐出面から離れる。
本実施形態の記録装置は、キャリッジ5を主走査方向に移動し、記録媒体を間欠的に副走査方向に送りながら、画像情報に応じて記録ヘッド21〜25を駆動し、記録ヘッド21〜25からインク滴を吐出させ、記録媒体上に所望の画像を形成する。
<記録装置の制御機構の構成例>
次に、図2を参照しながら、本実施形態の記録装置の制御機構の構成例について説明する。図2は、本実施形態の記録装置の制御機構の構成例を示す図である。
本実施形態の記録装置の制御機構は、制御部100、記憶部101、主走査ドライバ102、記録ヘッドドライバ103、LDドライバ42等を含んで構成している。
制御部100は、記録データや駆動制御信号(パルス信号)を、記憶部101および各ドライバに供給し、記録装置全体の制御を行う。制御部100は、主走査ドライバ102を介して、キャリッジ5の主走査方向の駆動を制御する。また、記録ヘッドドライバ103を介して、記録ヘッド21〜25によるインクの吐出タイミングを制御する。また、LDドライバ42を介して発光素子アレイ300を構成する各発光素子から発光する光の発光タイミングを制御する。
記憶部101は、所要の情報を保存する。例えば、制御部100で実行する処理手順等のプログラムを格納する。
本実施形態の制御部100は、記録ヘッド21〜25から吐出したインク滴の検出動作を開始する場合は、主走査ドライバ102、キャリッジ5、記録ヘッドドライバ103、記録ヘッド21〜25、LDドライバ42、発光素子アレイ300等を制御し、キャリッジ5の移動を停止した状態で、記録ヘッド21〜25のノズル列からインク滴を吐出し、該吐出したインク滴が発光素子アレイ300を構成する各発光素子から発光した光と交わることで得られる出力信号をインク滴検出装置40のPD出力回路44から取得する。制御部100は、インク滴検出装置40のPD出力回路44から取得した出力信号を基に、記録ヘッド21〜25から吐出したインク滴の位置を検出する。
<インク滴検出装置40の構成例及び配置位置>
次に、図2〜図4を参照しながら、インク滴検出装置40の構成例及び配置位置について説明する。
本実施形態のインク滴検出装置40は、図3に示すように、発光部側の発光素子300と受光部側の受光素子301とが光軸304を結んで構成している。なお、図3に示す構成は、インク滴検出装置40の一部であり、本実施形態のインク滴検出装置40は、後述する図8に示すように、図3に示す発光素子300と受光素子301との対の構成を主走査方向、副走査方向に複数配置している。
本実施形態のインク滴検出装置40の設置面には、図3に示すように、記録ヘッド21〜25のノズル列から吐出したインクを回収するための廃液タンク50が設けられている。インク滴検出装置40は、図4に示すように、画像形成領域16と、キャップ手段22(ホームポジション)と、の間に配置するため、廃液タンク50を設けることで、画像形成領域16とキャップ手段22との間で記録ヘッド21〜25のノズル列からインク滴を吐出した場合でも、その吐出したインク滴を回収することができる。
また、本実施形態の記録装置において、画像形成領域16の位置は予め固定されており、インク滴検出装置40とキャップ手段22との配置位置も予め固定される。このため、図4に示すように、インク滴検出装置40の光軸中心とホームポジションとの距離(L1)、及び、インク滴検出装置40の光軸中心と画像形成領域端部との距離(L2)も固定した値になる。従って、記録ヘッド21〜25のノズル列をインク滴検出装置40の光軸中心に移動することができる。なお、インク滴検出装置40の光軸中心とは、発光素子300から発光した光の光軸304の中心位置であり、記録ヘッド中心とは、記録ヘッド21〜25がホームポジションに位置した時の記録ヘッド21〜25の中心位置である。
本実施形態のインク滴検出装置40は、図5に示す散乱光検知方式や、図6に示す透過光検知方式を適用して構成することができる。図5(a)は、散乱光検知方式を適用したインク滴検出装置40の側面図を示し、図5(b)は、上面図を示す。また、図6(a)は、透過光検知方式を適用したインク滴検出装置40の側面図を示し、図6(b)は、上面図を示す。
図5に示す散乱光検知方式の発光部側は、LDドライバ(図2の42)、LD300、コリメートレンズ203、アパーチャ204を有して構成し、図5(b)に示すように、LD300から発光したLD光をコリメートレンズ203にて平行光に変換し、アパーチャ204で主走査方向に対して所望の光の幅になるようにLD光を絞る。また、受光部側は、PD301、PD出力回路(図2の44)を有して構成し、PD301は、図5に示すように、LD光が直接入射する位置に設けられるのではなく、記録ヘッド21〜25のノズル列から吐出したインク滴がLD光と交わった際に発生する散乱光が入射する位置に設けられる。これにより、インク滴とLD光とが交わり、散乱光が発生した場合に、その散乱光がPD301に入光し、PD301は、電流を流すことになる。なお、PD301は、予め実験等を行って散乱光が入光する位置に配置されることになる。これにより、図5に示す散乱光検知方式のインク滴検出装置40は、受光素子301の受光量が増加した場合に、インク滴を検知した旨のHighの出力信号を出力し、インク滴を検知した旨の出力信号を出力することになる。
図6に示す透過光検知方式の発光部側は、LDドライバ(図2の42)、LD300、コリメートレンズ203、アパーチャ204を有して構成し、図6(b)に示すように、LD300から発光したLD光をコリメートレンズ203にて平行光に変換し、アパーチャ204で主走査方向に対して所望の光の幅になるようにLD光を絞る。また、受光部側は、PD301、PD出力回路(図2の44)を有して構成し、PD301は、図6に示すように、LD光が直接入射する位置に設けられる。透過光検知方式のインク滴検出装置40は、図7に示すように、インク滴とLD光とが交わると、PD301の受光量が減衰することを利用する。図7では、インク滴a、eはLD光と交わっていないため、PD301の受光量が減衰していない。これに対し、インク滴b、c、dは、LD光と交わっているため、PD301の受光量が減衰している。なお、図7に示すように、インク滴がLD光の光軸中心で交わるほど、PD301の受光量が多く減衰する。透過光検知方式のインク滴検出装置40のPD出力回路44は、PD301の受光量(Vt)を基に、PD301の受光量(Vt)が所定の値(h)以下になった場合に、インク滴を検知した旨のLowの出力信号を出力する。これにより、図6に示す透過光検知方式のインク滴検出装置40は、受光素子301の受光量が減衰した場合に、インク滴を検知した旨のLowの出力信号を出力し、インク滴を検知した旨の出力信号を出力することになる。
<インク滴検出装置40の詳細構成例>
次に、図8を参照しながら、本実施形態のインク滴検出装置40の詳細構成例について説明する。図8は、本実施形態のインク滴検出装置40の上面図である。なお、以下の説明は、透過光検知方式を例に説明する。
本実施形態のインク滴検出装置40は、記録ヘッド21〜25のノズル面の主走査方向(X軸方向)及び副走査方向(Y軸方向)に対して平行に光を発光する複数の発光素子を備えた発光素子アレイ300と、その発光素子アレイ300から発光した光を平行光にするコリメートレンズ(非図示)と、発光光を受光素子アレイ301へ結像する集光レンズ(非図示)と、発光素子アレイ300から発光された光を受光することで電気信号を出力する複数の受光素子を備えた受光素子アレイ301と、を有して構成する。
発光素子アレイ300を構成する各発光素子及び受光素子アレイ301を構成する各受光素子は、記録ヘッド21〜25のノズル間隔より小さい間隔で配設する。例えば、発光素子アレイ300としては、LEDダイオードアレイを適用することができ、受光素子アレイ301としては、PDダイオードアレイを適用することができる。
発光素子アレイ300と受光素子アレイ301との対は、主走査方向(X軸方向)、副走査方向(Y軸方向)にそれぞれ配置され、X軸方向の発光素子アレイ300Xと受光素子アレイ301Xとの対と、Y軸方向の発光素子アレイ300Yと受光素子アレイ301Yとの対と、は鉛直方向(Z軸方向)に任意の間隔を持って配置される。本実施形態では、X軸方向の発光素子アレイ300Xと受光素子アレイ301Xとの対が記録ヘッド21〜25に近い側に配置され、Y軸方向の発光素子アレイ300Yと受光素子アレイ301Yとの対が記録ヘッド21〜25から遠い側に配置されているものとする。このため、本実施形態では、記録ヘッド21〜25のノズル面と、X軸方向の発光素子アレイ300X・受光素子アレイ301Xの対と、の間の距離は、記録ヘッド21〜25のノズル面と、Y軸方向の発光素子アレイ300Y・受光素子アレイ301Yの対と、の間の距離よりも短くなっている。
また、発光素子アレイ300を構成する各発光素子と、受光素子アレイ301を構成する各受光素子との対は、それぞれ光軸304で結ばれ、上面から見た時に、X軸方向、Y軸方向の光軸304がマトリクス状に配置され、受光素子アレイ301から得られた出力信号を基に、記録ヘッド21〜25から吐出されたインク滴303が光軸304上の光束を遮った際の出力光の変化を検出し、インク滴303の位置を検出する。本実施形態では、一例として、X軸方向の発光素子アレイ300Xを構成する発光素子がLEDX1〜LEDXn、X軸方向の受光素子アレイ301Xを構成する受光素子がPDX1〜PDXnのようにそれぞれn個配置して構成し、Y軸方向の発光素子アレイ300Yを構成する発光素子がLEDY1〜LEDYN、Y軸方向の受光素子アレイ301Yを構成する受光素子がPDY1〜PDYNのようにそれぞれN個配置して構成している。
<記録ヘッド21〜25の組付誤差が発生していない理想状態>
次に、図9を参照しながら、記録ヘッド21〜25の組付誤差が発生していない理想状態について説明する。図9(a)は、記録ヘッド21〜25の組付誤差が発生していない理想状態においてインク滴303を検出した時の上面図、図9(b)は、横面図を示す。
図9(a)に示すように、発光素子アレイ300を構成する発光素子と受光素子アレイ301を構成する受光素子との対は、それぞれ光軸304で結ばれ、且つ、マトリクス状に配置されており、インク滴303がX軸方向の光軸304上の光束を横切る際に、インク滴303のX軸上での位置情報と時間情報とを取得する。
インク滴303のX軸上での位置情報は、図9(a)に示すように座標設定されたX軸方向の光軸304上の光束をインク滴303が横切ることにより受光素子アレイ301Xを構成する受光素子が検出した素子番号から判断する。
例えば、図9(a),(b)に示すように、インク滴303がLEDX3・PDX3、LEDX4・PDX4の対による光軸304上の光束を横切った際に、インク滴303のX軸上での位置情報としてX3、X4と判断し、記憶部101に記憶する。受光素子アレイ301から得られた出力信号の処理は、図10(a)に示すように、受光素子アレイ301から得られたアナログ出力信号をAMPにより増幅し、その増幅したアナログ出力信号が所定の閾値(Vth)を超えた場合に、図10(b)に示すように、デジタル出力信号として認識するようにする。
また、インク滴303のX軸上での時間情報は、記録ヘッド21〜25からインク滴303の吐出を開始するための吐出信号を基に、記録ヘッド21〜25からインク滴303の吐出を開始した時刻(t0)を基準とし、そのインク滴303がX軸方向の光軸304上の光束を横切ることにより受光素子アレイ301Xが検出した時間(tx)を時間情報として記憶部101に記憶する。
次に、上述したX軸の場合と同様に、インク滴303がY軸方向の光軸304上の光束を横切る際に、インク滴303のY軸上での位置情報と時間情報とを取得する。
インク滴のY軸上での位置情報は、図9(a)に示すように座標設定されたY軸方向の光軸304上の光束をインク滴303が横切ることにより受光素子アレイ301Yを構成する受光素子が検出した素子番号から判断する。
例えば、図9(a),(b)に示すように、インク滴303がLEDY2・PDY2、LEDY3・PDY3の対による光軸304上の光束を横切った際に、インク滴303のY軸上での位置情報としてY2、Y3と判断し、記憶部101に記憶する。
また、インク滴303のY軸上での時間情報は、記録ヘッド21〜25からインク滴303の吐出を開始した時刻(t0)を基準とし、そのインク滴303がY軸方向の光軸304上の光束を横切ることにより受光素子アレイ301Yが検出した時間(ty)を時間情報として記憶部101に記憶する。
このように、本実施形態のインク滴検出装置40は、発光素子アレイ300を構成する発光素子と受光素子アレイ301を構成する受光素子との対による光軸304を主走査方向(X軸方向)、副走査方向(Y軸方向)にマトリクス状に配置しているため、インク滴303のX軸方向、Y軸方向の位置情報と、インク滴303がX軸、Y軸の光軸304上の光束を横切った時の時間情報と、を得ることができる。
図11は、記録ヘッド21〜25の組付誤差が発生していない理想状態においてインク滴303の位置情報と時間情報とを取得したときの例である。図11は、X軸上の受光素子アレイ301Xから得られた出力信号を基に、インク滴303のX軸上での位置情報(x3,x4)と時間情報(tx)とを取得し、Y軸上の受光素子アレイ301Yから得られた出力信号を基に、インク滴303のY軸上での位置情報(y2,y3)と時間情報(ty)とを取得した状態を示している。インク滴303の位置情報と時間情報とは記憶部101に記憶する。
<記録ヘッド21〜25の組付誤差が発生している状態>
次に、図12を参照しながら、記録ヘッド21〜25の組付誤差が発生している状態について説明する。図12(a)は、記録ヘッド21〜25の組付誤差が発生している状態においてインク滴303を検出した時の上面図、図12(b)は、横面図を示す。
図9(a)の時と同様にインク滴303がX軸方向の光軸304上の光束を横切る際に、インク滴303のX軸上での位置情報と時間情報とを取得する。
インク滴303のX軸上での位置情報は、図12(a)に示すように座標設定されたX軸方向の光軸304上の光束をインク滴303が横切ることにより受光素子アレイ301Xを構成する受光素子が検出した素子番号から判断する。
例えば、図12(a),(b)に示すように、記録ヘッド21〜25の組付誤差によりインク滴303がLEDX2・PDX2、LEDX3・PDX3の対による光軸304上の光束を横切った際に、インク滴303のX軸上での位置情報としてX2、X3と判断し、記憶部101に記憶する。
また、インク滴303のX軸上での時間情報は、記録ヘッド21〜25からインク滴303の吐出を開始した時刻(t0)を基準とし、そのインク滴303がX軸方向の光軸304上の光束を横切ることにより受光素子アレイ301Xが検出した時間(tx1')を時間情報として記憶部101に記憶する。
次に、上述したX軸の場合と同様に、インク滴303がY軸方向の光軸304上の光束を横切る際に、インク滴303のY軸上での位置情報と時間情報とを取得する。
インク滴303のY軸上での位置情報は、図12(a)に示すように座標設定されたY軸方向の光軸304上の光束をインク滴303が横切ることにより受光素子アレイ301Yを構成する受光素子が検出した素子番号から判断する。
例えば、図12(a),(b)に示すように、インク滴303がLEDY1・PDY1、LEDY2・PDY2の対による光軸304上の光束を横切った際に、インク滴303のY軸上での位置情報としてY1、Y2と判断し、記憶部101に記憶する。
また、インク滴303のY軸上での時間情報は、記録ヘッド21〜25からインク滴303の吐出を開始した時刻(t0)を基準とし、そのインク滴303がY軸方向の光軸304上の光束を横切ることにより受光素子アレイ301Yが検出した時間(ty1')を時間情報として記憶部101に記憶する。
このように、本実施形態のインク滴検出装置40は、発光素子アレイ300を構成する発光素子と受光素子アレイ301を構成する受光素子との対による光軸304を主走査方向(X軸方向)、副走査方向(Y軸方向)にマトリクス状に配置しているため、インク滴303のX軸方向、Y軸方向の位置情報と、インク滴303がX軸、Y軸の光軸304上の光束を横切った時の時間情報と、を得ることができる。
図13は、記録ヘッド21〜25の組付誤差が発生した状態においてインク滴303の位置情報と時間情報とを取得したときの例である。図13は、X軸上の受光素子アレイ301Xから得られた出力信号を基に、インク滴303のX軸上での位置情報(x2,x3)と時間情報(tx')とを取得し、Y軸上の受光素子アレイ301Yから得られた出力信号を基に、インク滴303のY軸上での位置情報(y1,y2)と時間情報(ty')とを取得した状態を示している。インク滴303の位置情報と時間情報とは記憶部101に記憶する。
<記録装置の処理動作例>
次に、図14を参照しながら、本実施形態の記録装置の処理動作例について説明する。まず、以下の処理動作を開始する前に、組付誤差のない理想状態の記録ヘッド21〜25からインク滴303を吐出した時に得られる理想状態のインク滴303の位置情報(例えば、図11に示すインク滴303の位置情報)を記憶部101に予め記憶する。
理想状態のインク滴303のX軸上での位置情報を決定する際は、X軸方向の発光素子アレイ300Xの位置を規定する。X軸方向の発光素子アレイ300Xの位置は、エンコーダセンサ31のカウント値によって規定する。例えば、図15では、LEDX1の位置は、エンコーダカウント値Enによって規定する。また、理想状態のインク滴のY軸上での位置情報を決定する際は、Y軸方向の発光素子アレイ300Yの位置を規定する。Y軸方向の発光素子アレイ300Yの位置は、記録装置の製造時(製品出荷時)に、記録装置に発光素子アレイ300Yを組み付けた時のその発光素子アレイ300Yの位置から規定する。これにより、理想状態のインク滴303の位置情報を予め決定し、記憶部101に記憶することができる。
インク滴303の位置ズレ検出は、まず、インク滴検出装置40の光軸中心位置に記録ヘッド21を移動する(ステップS1)。この時、例えば、図15に示すように、記録ヘッド21の片側ノズル列401aが発光素子アレイ300を構成する発光素子と受光素子アレイ301を構成する受光素子との対を結ぶ複数の光軸上の光束の中心(光束本数がnの場合はn/2)に位置するように記録ヘッド21を移動する。
次に、記録ヘッド21の片側ノズル列401a(第1のノズル列)の第1のノズル(N=1)からインク滴303を吐出する(ステップS2)。
次に、X軸方向に配置された受光素子アレイ301Xから得られた出力信号を基に、インク滴303のX軸上での位置情報を取得し、その取得した位置情報を記憶部101に記憶する(ステップS3)。
次に、Y軸方向に配置された受光素子アレイ301Yから得られた出力信号を基に、インク滴303のY軸上での位置情報を取得し、その取得した位置情報を記憶部101に記憶する(ステップS4)。このステップS3,S4の処理により、記録ヘッド21から実際に吐出したインク滴303の位置情報(例えば、図13に示すインク滴303の位置情報)を取得し、記憶部101に記憶することができる。
次に、片側ノズル列401aの全ノズルからインク滴303を吐出したか否かを判断し(ステップS5)、全ノズルからインク滴303を吐出していない場合は(ステップS5/No)、次のノズル(N=N+1)からインク滴303を吐出し(ステップS6→S2)、そのインク滴303のX軸、Y軸上での位置情報を取得し、その取得した位置情報を記憶部101に記憶する(ステップS3,S4)。
片側ノズル列401aの全ノズルからインク滴303を吐出した場合は(ステップS5/Yes)、次のノズル列401bに移行し、上述したステップS2〜S5の処理を行う(ステップS7)。図15の構成の場合は、1つの記録ヘッド21に2つのノズル列401a,401bが設けられているため、2つのノズル列401a,401bにおいて上述したステップS2〜S5の処理を行う。また、図15の構成の場合は、1つの記録ヘッド21に設けられた全ノズル列401a,401bがアレイ状の光軸304上に存在するため、記録ヘッド21を移動することなく、全ノズル列401a,401bでステップS2〜S5の処理を行い、インク滴303の位置情報を取得することができる。
次に、理想状態のインク滴303の位置情報と、ステップS2,S3の処理で取得した実際のインク滴303の位置情報と、を比較し(ステップS8)、インク滴303の位置ズレが発生しているか否かを判定する(ステップS9)。
理想状態のインク滴303の位置情報と、実際のインク滴303の位置情報と、が一致している場合は、インク滴303の位置ズレが発生していないと判断し(ステップS9/No)、処理を終了する(End)。
また、理想状態のインク滴303の位置情報と、実際のインク滴303の位置情報と、が一致していない場合は、インク滴303の位置ズレが発生していると判断し(ステップS9/Yes)、理想状態のインク滴303の位置情報と、実際のインク滴303の位置情報と、の差分を算出し、その算出した差分に応じたインク滴303の位置ズレ補正を行い、実際のインク滴303の位置情報が理想状態のインク滴303の位置情報となるように補正する(ステップS10)。
例えば、1ノズル目の理想状態のインク滴303のX軸上での位置情報(x3,x4)と、実際のインク滴303のX軸上での位置情報(x2,x3)と、を比較する。この場合、双方のX軸上での位置情報(x3,x4)、(x2,x3)が一致していないため、主走査方向においてインク滴303の位置ズレが発生していると判断する。同様に、双方のY軸上での位置情報を比較することで、副走査方向においてインク滴303の位置ズレが発生しているか否かを判断することができる。
インク滴303の位置ズレ補正は、理想状態のインク滴303の位置情報と実際のインク滴303の位置情報との差分を算出し、その差分に応じて、インク滴303の吐出タイミングや記録媒体の副走査方向の送り量を補正する。これにより、記録ヘッド21から吐出した実際のインク滴303の位置が理想状態のインク滴303の位置と一致するように補正することができる。インク滴303の位置ズレ補正としては、例えば、特開2000-233495号公報に開示された公知の手法を用いて行うことができる。
なお、上記の処理動作は、1つの記録ヘッド21の場合について説明したが、上記の処理動作を他の記録ヘッド22〜25についても行う。これにより、各記録ヘッド21〜25から吐出した実際のインク滴303の位置が理想状態のインク滴303の位置と一致するように補正することができる。また、上記の処理動作は、1つのノズル列を構成する全ノズルからインク滴303を吐出することにした。しかし、全ノズルからインク滴303を吐出するのではなく、少なくとも2つのノズルからインク滴303を吐出するようにすることも可能である。この場合は、1ノズル目と、最終ノズル目(例えば、192ノズル目)と、の少なくとも2つのノズルからインク滴303を吐出することが好ましい。
<本実施形態の記録装置の作用・効果>
このように、本実施形態の記録装置は、記録ヘッド21〜25から吐出したインク滴303が副走査方向に配置した発光素子アレイ300Xの各光軸304の一部を通過した際に副走査方向に配置した受光素子アレイ301Xから得られる出力信号に応じたインク滴303の副走査方向の位置情報と、インク滴303が主走査方向に配置した発光素子アレイ300Yの各光軸304の一部を通過した際に主走査方向に配置した受光素子アレイ301Yから得られる出力信号に応じたインク滴303の主走査方向の位置情報と、を検出し、記録ヘッド21〜25から吐出した実際のインク滴303の主走査方向及び副走査方向の位置情報を取得する。そして、実際のインク滴303の主走査方向及び副走査方向の位置情報と、予め定めた理想状態のインク滴303の主走査方向及び副走査方向の位置情報と、を比較し、インク滴303の位置ズレがあるか否かを判定し、インク滴の位置ズレがあると判定した場合は、実際のインク滴303の主走査方向及び副走査方向の位置情報と、予め定めた理想状態のインク滴303の主走査方向及び副走査方向の位置情報と、の差分を算出し、その差分に応じたインク滴303の位置ズレ補正を行い、記録ヘッド21〜25から吐出した実際のインク滴303の位置を理想状態のインク滴303の位置に調整する。これにより、インク滴303の位置ズレを補正することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。
第1の実施形態の記録装置は、X軸方向の発光素子アレイ300Xと受光素子アレイ301Xとの対と、Y軸方向の発光素子アレイ300Yと受光素子アレイ301Yとの対と、が鉛直方向(Z軸方向)に任意の間隔を持って配置した。これにより、双方の発光素子アレイ300から光を発光した状態で、図14に示すように、記録ヘッド21〜25からインク滴303を吐出し(ステップS2)、インク滴303のX軸、Y軸上での位置情報を取得することを可能にした(ステップS3,S4)。
第2の実施形態の記録装置は、X軸方向の発光素子アレイ300Xと受光素子アレイ301Xとの対と、Y軸方向の発光素子アレイ300Yと受光素子アレイ301Yとの対と、が鉛直方向(Z軸方向)で同じ位置に配置する。但し、この場合は、双方の発光素子アレイ300から光を発光すると、双方の光が干渉してしまう。このため、本実施形態では、一方の発光素子アレイ300のみから光を発光した状態で、インク滴303の位置情報を検出するように制御する。具体的には、図16に示すように、インク滴検出装置40の光軸中心位置に記録ヘッド21を移動した後に(ステップS1)、まず、X軸方向に配置された発光素子アレイ300Xの発光を開始し、発光素子アレイ300Xを構成する各発光素子のみから光を発光する(ステップS20')。次に、記録ヘッド21の片側ノズル列401a(第1のノズル列)の第1のノズル(N=1)からインク滴を吐出し(ステップS21')、X軸方向に配置された受光素子アレイ301Xから得られた出力信号を基に、インク滴303のX軸上での位置情報を取得し、その取得した位置情報を記憶部101に記憶する(ステップS22')。
次に、X軸方向に配置された発光素子アレイ300Xの発光を停止し、Y軸方向に配置された発光素子アレイ300Yの発光を開始し、発光素子アレイ300Yを構成する各発光素子のみから光を発光する(ステップS30')。次に、記録ヘッド21の片側ノズル列401a(第1のノズル列)の第1のノズル(N=1)からインク滴を吐出し(ステップS31')、Y軸方向に配置された受光素子アレイ301Yから得られた出力信号を基に、インク滴303のY軸上での位置情報を取得し、その取得した位置情報を記憶部101に記憶する(ステップS32')。後の処理は、第1の実施形態と同様な処理を行う。
<本実施形態の記録装置の作用・効果>
このように、X軸方向の発光素子アレイ300Xと受光素子アレイ301Xとの対と、Y軸方向の発光素子アレイ300Yと受光素子アレイ301Yとの対と、が鉛直方向(Z軸方向)で同じ位置に配置した構成の場合は、一方の発光素子アレイ300のみから光を発光した状態で、インク滴303の位置情報を検出するように制御する。これにより、インク滴303のX軸、Y軸上での位置情報を取得することができる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。
上記実施形態では、主走査方向に配置した受光素子アレイ301Xから得られる出力信号に応じたインク滴303のX軸上での位置情報と、副走査方向に配置した受光素子アレイ301Yから得られる出力信号に応じたインク滴303のY軸上での位置情報と、を基に、記録ヘッド21〜25から吐出した実際のインク滴303の位置ズレを補正した。
第3の実施形態では、記録ヘッド21〜25からインク滴303の吐出を開始してから、主走査方向に配置した受光素子アレイ301Xから出力信号を得るまでの時間情報と、記録ヘッド21〜25からインク滴303の吐出を開始してから、副走査方向に配置した受光素子アレイ301Yから出力信号を得るまでの時間情報と、の少なくとも1つの時間情報を取得し、その取得した時間情報を基に、記録ヘッド21〜25から吐出した実際のインク滴303の位置ズレを補正する。これにより、インク滴303の位置ズレ補正の精度を更に向上することができる。以下、図17〜図19を参照しながら、第3の実施形態の処理動作例について説明する。
本実施形態の記録装置は、組付誤差のない理想状態の記録ヘッド21〜25からインク滴303を吐出した時に得られる理想状態のインク滴303の位置情報(例えば、図11に示すインク滴303の位置情報)と、時間情報(例えば、図11に示すインク滴303の時間情報)を記憶部101に予め記憶する。
理想状態のインク滴303のX軸上での時間情報Txは、組付誤差のない理想状態の記録ヘッド21〜25からインク滴303の吐出を開始した時刻(t0)を基準とし、そのインク滴303がX軸上の光軸304X上の光束を横切ることにより受光素子アレイ301Xが検出した時間であり、以下の式で算出することができる。
Tx=L/V
但し、Lは、図17に示すように、記録ヘッド21〜25のノズル面と、X軸方向に配置された発光素子アレイ300X・受光素子アレイ301Xの光軸304Xと、の間の距離であり、Vは、インク滴速度である。
理想状態のインク滴303のY軸上での時間情報Tyは、組付誤差のない理想状態の記録ヘッド21〜25からインク滴303の吐出を開始した時刻(t0)を基準とし、そのインク滴303がY軸上の光軸304Y上の光束を横切ることにより受光素子アレイ301Yが検出した時間であり、以下の式で算出することができる。
Ty=(L+l)/V
但し、L+lは、図17に示すように、記録ヘッド21〜25のノズル面と、Y軸方向に配置された発光素子アレイ300Y・受光素子アレイ301Yの光軸304Yと、の間の距離であり、Vは、インク滴速度である。なお、lは、X軸方向に配置された発光素子アレイ300X・受光素子アレイ301Xの光軸304Xと、Y軸方向に配置された発光素子アレイ300Y・受光素子アレイ301Yの光軸304Yと、の間の距離である。
本実施形態のインク滴303の位置ズレ検出は、まず、図18に示すように、インク滴検出装置40の光軸中心位置に記録ヘッド21を移動する(ステップA1)。
次に、記録ヘッド21の片側ノズル列401a(第1のノズル列)の第1のノズル(N=1)からインク滴を吐出する(ステップA2)。
次に、X軸方向に配置された受光素子アレイ301Xから得られた出力信号を基に、インク滴303のX軸上での位置情報と時間情報とを取得し、その取得した位置情報と時間情報とを記憶部101に記憶する(ステップA3)。
次に、Y軸方向に配置された受光素子アレイ301Yから得られた出力信号を基に、インク滴303のY軸上での位置情報と時間情報とを取得し、その取得した位置情報と時間情報とを記憶部101に記憶する(ステップA4)。このステップA3,A4の処理により、記録ヘッド21から実際に吐出したインク滴303の位置情報(例えば、図13に示すインク滴303の位置情報)と時間情報(例えば、図13に示すインク滴303の時間情報)を取得し、記憶部101に記憶することができる。
次に、片側ノズル列401aの全ノズルからインク滴303を吐出したか否かを判断し(ステップA5)、全ノズルからインク滴303を吐出していない場合は(ステップA5/No)、次のノズル(N=N+1)からインク滴303を吐出し(ステップA6→A2)、そのインク滴303のX軸、Y軸上での位置情報と時間情報とを取得し、その取得した位置情報と時間情報とを記憶部101に記憶する(ステップA3,A4)。
片側ノズル列401aの全ノズルからインク滴303を吐出した場合は(ステップA5/Yes)、次のノズル列401bに移行し、上述したステップA2〜A5の処理を行う(ステップA7)。図15に示す構成の場合は、1つの記録ヘッド21に2つのノズル列401a,401bが設けられているため、2つのノズル列401a,401bにおいて上述したステップA2〜A5の処理を行う。また、図15に示す構成の場合は、1つの記録ヘッド21に設けられた全ノズル列401a,401bがアレイ状の光軸304上に存在するため、記録ヘッド21を移動することなく、全ノズル列401a,401bでステップA2〜A5の処理を行い、インク滴303の位置情報と時間情報とを取得することができる。
次に、理想状態のインク滴303の位置情報及び時間情報と、ステップA2,A3の処理で取得した実際のインク滴303の位置情報及び時間情報と、を比較し(ステップA8)、インク滴303の位置ズレが発生しているか否かを判定する(ステップA9)。
理想状態のインク滴303の位置情報及び時間情報と、実際のインク滴303の位置情報及び時間情報と、が一致している場合は、インク滴303の位置ズレが発生していないと判断し(ステップA9/No)、処理を終了する(End)。
また、理想状態のインク滴303の位置情報及び/または時間情報と、実際のインク滴303の位置情報及び/または時間情報と、が一致していない場合は、インク滴303の位置ズレが発生していると判断し(ステップA9/Yes)、理想状態のインク滴303の位置情報と実際のインク滴303の位置情報との差分と、記録ヘッド21の傾き量と、を算出し、その算出した差分及び記録ヘッド21の傾き量に応じたインク滴303の位置ズレ補正を行い、実際のインク滴303の位置情報が理想状態のインク滴303の位置情報となるように補正する(ステップA10)。
例えば、理想状態のインク滴のX軸上での時間情報(Tx)と、実際のインク滴のX軸上での時間情報(tx1')と、を比較する。理想状態のインク滴のX軸上での時間情報(Tx)と、実際のインク滴のX軸上での時間情報(tx1')と、の関係がTx≠tx1'の場合は、図19に示すように、記録ヘッド21の組み付け誤差がXY平面上、XZ平面上、YZ平面上で発生していると判断できる。なお、X軸上の時間情報ではなく、Y軸上の時間情報を比較することも可能である。例えば、理想状態のインク滴のY軸上での時間情報(Ty)と、実際のインク滴のY軸上での時間情報(ty1')と、の関係がTy≠ty1'の場合は、図19に示すように、記録ヘッド21の組み付け誤差がXY平面上、XZ平面上、YZ平面上で発生していると判断することもできる。
図19に示す記録ヘッド21は、XY平面における記録ヘッド21の傾きをφ、YZ平面における記録ヘッド21の傾きをθ、ZX平面における記録ヘッド21の傾きをηとしている。図19に示す記録ヘッド21は、ZX平面上での記録ヘッド21の傾きηがなく、ZY平面上での記録ヘッド21の傾きθが発生している状態を示す。
なお、理想状態の2つのインク滴の間の距離をaとし、実際の2つのインク滴の間の距離をa'とすると、ZY平面上での記録ヘッド21の傾き量θは、以下の式で求めることができる。但し、理想状態の2つのインク滴の間の距離aは、例えば、理想状態の1ノズル目のインク滴の位置情報と、192ノズル目のインク滴の位置情報と、の間の距離から求めることができる。また、実際の2つのインク滴の間の距離a'は、実際の1ノズル目のインク滴の位置情報と、192ノズル目のインク滴の位置情報と、の間の距離から求めることができる。
θ=Cos-1(a'/a)
1ノズル目のインク滴のX軸方向の位置ズレ量は、1ノズル目の理想状態のインク滴のX軸上での位置情報と、実際のインク滴のX軸上での位置情報と、の差分である。また、Y軸方向の位置ズレ量は、1ノズル目の理想状態のインク滴のY軸上での位置情報と、実際のインク滴のY軸上での位置情報と、の差分に対し、V・sinθ×ty1'を加算したものである。Vは、インク滴速度であり、θは、記録ヘッド21の傾き量である。ty1'は、1ノズル目からインク滴303を吐出した際に得られた時間情報である。
192ノズル目のインク滴のX軸方向の位置ズレ量は、192ノズル目の理想状態のインク滴のX軸上での位置情報と、実際のインク滴のX軸上での位置情報と、の差分である。また、Y軸方向の位置ズレ量は、192ノズル目の理想状態のインク滴のY軸上での位置情報と、実際のインク滴のY軸上での位置情報と、の差分に対し、V・sinθ×ty192'を加算したものである。Ty192'は、192ノズル目からインク滴303を吐出した際に得られた時間情報である。本実施形態の位置ズレ補正は、1ノズル目のインク滴の位置情報と192ノズル目のインク滴の位置情報とを線形に補完したXY平面上でのズレ量を用いて行うことができる。インク滴303の位置ズレ補正としては、例えば、特開2010-30161号公報に開示された公知の手法を用いて行うことができる。
<本実施形態の記録装置の作用・効果>
このように、本実施形態の記録装置は、記録ヘッド21〜25からインク滴303の吐出を開始してから、主走査方向に配置した受光素子アレイ301Xから出力信号を得るまでの時間情報と、記録ヘッド21〜25からインク滴303の吐出を開始してから、副走査方向に配置した受光素子アレイ301Yから出力信号を得るまでの時間情報と、の少なくとも1つのインク滴の時間情報を取得し、その取得したインク滴の時間情報と、インク滴の位置情報と、を用いて、記録ヘッド21〜25から吐出した実際のインク滴303の位置ズレを補正する。これにより、インク滴303の位置ズレ補正の精度を更に向上することができる。なお、図18に示す処理動作例は、第1の実施形態の図14に示す処理動作例を改良した例で説明した。しかし、本実施形態の処理動作は、第2の実施形態の図16に示す処理動作例でも行うことができる。
なお、上述する実施形態は、本発明の好適な実施形態であり、上記実施形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。
例えば、上述した実施形態では、制御部100は、図14、図16、図18に示す一連の処理動作を行うことにした。しかし、図14、図16、図18に示す一連の処理動作例を1つの制御部100だけで行う必要はなく、複数の制御部で行うように構成することも可能である。
また、上述した本実施形態の記録装置を構成する各部の制御動作は、ハードウェア、または、ソフトウェア、あるいは、両者の複合構成を用いて実行することも可能である。
なお、ソフトウェアを用いて処理を実行する場合には、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ内のメモリにインストールして実行させることが可能である。あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータにプログラムをインストールして実行させることが可能である。
例えば、プログラムは、記録媒体としてのハードディスクやROM(Read Only Memory)に予め記録しておくことが可能である。あるいは、プログラムは、リムーバブル記録媒体に、一時的、あるいは、永続的に格納(記録)しておくことが可能である。このようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウエアとして提供することが可能である。なお、リムーバブル記録媒体としては、フロッピー(登録商標)ディスク、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、MO(Magneto optical)ディスク、DVD(Digital Versatile Disc)、磁気ディスク、半導体メモリなどが挙げられる。
なお、プログラムは、上述したようなリムーバブル記録媒体からコンピュータにインストールすることになる。また、ダウンロードサイトから、コンピュータに無線転送することになる。また、ネットワークを介して、コンピュータに有線で転送することになる。
また、本実施形態における記録装置は、上記実施形態で説明した処理動作に従って時系列的に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力、あるいは、必要に応じて並列的にあるいは個別に実行するように構築することも可能である。
本発明は、インクジェット方式の記録装置に好適である。
5 キャリッジ
21〜25 記録ヘッド
40 インク滴検出装置
300 発光素子アレイ
42 LDドライバ
301 受光素子アレイ
44 PD出力回路
100 制御部
101 記憶部
特許第4186548号公報

Claims (4)

  1. 複数の発光素子を備え、各発光素子の光軸を主走査方向に向けた第1の発光素子アレイと、
    前記第1の発光素子アレイの各発光素子に対応する複数の受光素子を備えた第1の受光素子アレイと、
    複数の発光素子を備え、各発光素子の光軸を副走査方向に向けた第2の発光素子アレイと、
    前記第2の発光素子アレイの各発光素子に対応する複数の受光素子を備えた第2の受光素子アレイと、
    インク滴を吐出する記録ヘッドと、を有し、
    前記第1の発光素子アレイを構成する各発光素子と、前記第1の受光素子アレイを構成する各受光素子と、の対は、それぞれ主走査方向に向けられた光軸で結ばれ、主走査方向に向けられた光軸がそれぞれ、前記記録ヘッドのノズル間隔より小さい間隔で副走査方向に離間して配置されており、
    前記第2の発光素子アレイを構成する各発光素子と、前記第2の受光素子アレイを構成する各受光素子と、の対は、それぞれ副走査方向に向けられた光軸で結ばれ、副走査方向に向けられた光軸がそれぞれ、前記記録ヘッドのノズル間隔より小さい間隔で主走査方向に離間して配置されており、
    前記第1の発光素子アレイと前記第1の受光素子アレイとの配置位置と、前記第2の発光素子アレイと前記第2の受光素子アレイとの配置位置と、が前記記録ヘッドの高さ方向において一致する場合は、前記第1の発光素子アレイと前記第2の発光素子アレイとの一方のみから光りを発光した状態で、前記記録ヘッドから所定のインク滴を吐出し、次に、他方のみから光を発光した状態で、前記記録ヘッドから所定のインク滴を吐出する吐出手段と、
    前記インク滴が前記第1の発光素子アレイの各光軸の一部を通過した際に前記第1の受光素子アレイから得られる第1の出力信号に応じた前記インク滴の副走査方向の位置情報と、前記インク滴が前記第2の発光素子アレイの各光軸の一部を通過した際に前記第2の受光素子アレイから得られる第2の出力信号に応じた前記インク滴の主走査方向の位置情報と、を検出する位置情報検出手段と、
    を有することを特徴とする記録装置。
  2. 前記記録ヘッドの組み付け誤差が発生していない理想状態の前記インク滴の副走査方向及び主走査方向の位置情報を記憶する位置情報記憶手段と、
    前記位置情報検出手段で検出した実際の前記インク滴の副走査方向及び主走査方向の位置情報と、前記位置情報記憶手段に記憶されている理想状態の前記インク滴の副走査方向及び主走査方向の位置情報と、を比較し、双方の前記位置情報が一致する場合は、前記記録ヘッドから吐出した実際の前記インク滴の位置ズレがないと判断し、一致しない場合は、前記インク滴の位置ズレがあると判断する位置ズレ検出手段と、
    を有することを特徴とする請求項1記載の記録装置。
  3. 前記記録ヘッドから前記インク滴の吐出を開始してから前記第1の出力信号を得るまでの第1の時間情報と、前記記録ヘッドから前記インク滴の吐出を開始してから前記第2の出力信号を得るまでの第2の時間情報と、の少なくとも1つの時間情報を検出する時間情報検出手段と、
    前記記録ヘッドの組み付け誤差が発生していない理想状態の前記インク滴から前記時間情報検出手段で検出して得られる理想状態の時間情報を記憶する時間情報記憶手段と、を有し、
    前記位置ズレ検出手段は、
    前記時間情報検出手段で検出した実際の時間情報と、前記時間情報記憶手段に記憶されている理想状態の時間情報と、が一致しない場合は、双方の前記位置情報が一致しても、前記インク滴の位置ズレがあると判断することを特徴とする請求項2記載の記録装置。
  4. 複数の発光素子を備え、各発光素子の光軸を主走査方向に向けた第1の発光素子アレイと、
    前記第1の発光素子アレイの各発光素子に対応する複数の受光素子を備えた第1の受光素子アレイと、
    複数の発光素子を備え、各発光素子の光軸を副走査方向に向けた第2の発光素子アレイと、
    前記第2の発光素子アレイの各発光素子に対応する複数の受光素子を備えた第2の受光素子アレイと、
    インク滴を吐出する記録ヘッドと、を有する記録装置であって、
    前記第1の発光素子アレイを構成する各発光素子と、前記第1の受光素子アレイを構成する各受光素子と、の対は、それぞれ主走査方向に向けられた光軸で結ばれ、主走査方向に向けられた光軸がそれぞれ、前記記録ヘッドのノズル間隔より小さい間隔で副走査方向に離間して配置されており、
    前記第2の発光素子アレイを構成する各発光素子と、前記第2の受光素子アレイを構成する各受光素子と、の対は、それぞれ副走査方向に向けられた光軸で結ばれ、副走査方向に向けられた光軸がそれぞれ、前記記録ヘッドのノズル間隔より小さい間隔で主走査方向に離間して配置されており、
    前記第1の発光素子アレイと前記第1の受光素子アレイとの配置位置と、前記第2の発光素子アレイと前記第2の受光素子アレイとの配置位置と、が前記記録ヘッドの高さ方向において一致する場合は、前記第1の発光素子アレイと前記第2の発光素子アレイとの一方のみから光りを発光した状態で、前記記録ヘッドから所定のインク滴を吐出し、次に、他方のみから光を発光した状態で、前記記録ヘッドから所定のインク滴を吐出する吐出工程と、
    前記インク滴が前記第1の発光素子アレイの各光軸の一部を通過した際に前記第1の受光素子アレイから得られる第1の出力信号と、前記インク滴が前記第2の発光素子アレイの各光軸の一部を通過した際に前記第2の受光素子アレイから得られる第2の出力信号と、を基に、前記第1の出力信号と前記第2の出力信号とに応じた前記インク滴の位置情報を検出する位置情報検出工程と、
    を有することを特徴とする制御方法。
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