JP5664031B2 - 表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、表示装置に関し、特に、複数の視点に向けた画像をバリアによって分離する表示装置に関する。
複数の視点に向けた画像を、透過部を有するバリアによって空間的に分離し、それぞれの視点において異なる画像を観察することができる表示装置が開発されている。このような表示装置において、観察者の左眼の位置と右眼の位置を含む複数の視点を設定し、左眼の位置にあたる視点に向けた画像と、右眼の位置にあたる視点に向けた画像とに所定の視差を反映させることによって、観察者は裸眼で立体映像を観察することができる。このような表示装置に用いられるバリアを、特にパララックスバリアともいう。なお、パララックスバリアを用いた表示装置は、例えば複数の視点に向けた画像に視差を反映させない、つまり複数の視点に同じ画像を表示することによって、平面の映像を表示することもできる。
このような、複数の視点に向けた画像を周期的に配置して表示する表示装置においては、モアレと呼ばれる輝度のむらが発生することが知られている。モアレは、例えば画像において縞模様として観察され、観察者に不快感を与えうるものである。そこで、画像において観察されるモアレを低減させる技術が開発されている。例えば、特許文献1には、バリアにおける透過部の比率を通常よりも大きくすることでモアレを低減させる技術が記載されている。また、特許文献2には、バリアの透過部を、幅が水平画素ピッチに一致する斜めストライプ状に形成することで、モアレを低減させる技術が記載されている。
特許4023626号公報 特許3955002号公報
しかし、特許文献1には、バリアにおける透過部の比率を視点の数の逆数の1.1〜1.8倍にすることが記載されているのみで、それを導き出す過程が明らかにされていない。特許文献2には、バリアの透過部の幅を水平画素ピッチに一致させることが記載されているのみで、それを導き出す過程については全く開示されていない。表示装置は、観察者の視聴に不快感や疲労感を与えないために、モアレの低減以外にも様々な要素を考慮して設計されるため、上記の技術によってモアレを低減させようとする場合、とりうる構成が限定され、表示装置の設計の自由度が低くなってしまうという問題があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、複数の視点に向けた画像をバリアによって分離する表示装置において、設計の自由度を確保しつつモアレを低減させることが可能な、新規かつ改良された表示装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、サブピクセルが画面の第1の方向に第1のサブピクセルピッチで周期的に配列され、複数の上記サブピクセルによって画素が構成され、上記画素が上記第1の方向に第1の画素ピッチで周期的に配列され、表示面上に複数の視点画像を表示する表示部と、上記第1の方向に第1の幅を有する透過部が周期的に配列されるバリア部とを備え、上記第1の幅wB1は、上記第1のサブピクセルピッチpS1、上記第1の画素ピッチpP1、上記表示部の上記表示面と上記バリア部との距離dPB、0よりも大きい定数α、およびm(m=0,1,2,・・・N−1;Nは上記複数の視点画像の数)を用いて
で表される表示装置が提供される。
かかる構成によれば、表示部において見られる光の波動としてのふるまいを考慮して理論上モアレが低減される値からさらに補正された透過部の幅を設定でき、有効にモアレを低減することができる。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、サブピクセルが画面の第1の方向に第1のサブピクセルピッチで周期的に配列され、複数の上記サブピクセルによって画素が構成され、上記画素が上記第1の方向に第1の画素ピッチで周期的に配列され、表示面上に複数の視点画像を表示する表示部と、上記第1の方向に第1の幅を有する透過部が周期的に配列されるバリア部とを備え、上記第1の幅wB1は、上記第1のサブピクセルピッチpS1、上記第1の画素ピッチpP1、上記表示部の上記表示面と上記バリア部との距離dPB、および0よりも大きい定数αを用いて
で表される範囲に設定される表示装置が提供される。
前記バリア部は、前記表示部の前記表示面の前に配置されてもよい。
前記表示装置は、光源をさらに備え、前記バリア部は、前記光源と前記表示部との間に配置されてもよい。
上記定数αの値は、0.0055であってもよい。
上記バリア部は、斜めストライプバリアであり、上記第1の方向は、上記斜めストライプバリアの開口方向に対して垂直な方向であってもよい。
上記サブピクセルは、上記画面の第2の方向に第2のサブピクセルピッチで周期的に配置され、上記画素は、上記第2の方向に第2の画素ピッチで周期的に配列され、上記透過部は、上記第2の方向に第2の幅を有し、上記第2の幅wB2は、上記第2のサブピクセルピッチpS2、上記第2の画素ピッチpP2、上記表示部の上記表示面と上記バリア部との距離dPB、0よりも大きい定数β、およびn(n=0,1,2,・・・N−1;Nは上記複数の視点画像の数)を用いて
で表されてもよい。
上記サブピクセルは、上記画面の第2の方向に第2のサブピクセルピッチで周期的に配置され、上記画素は、上記第2の方向に第2の画素ピッチで周期的に配列され、上記透過部は、上記第2の方向に第2の幅を有し、上記第2の幅wB2は、上記第2のサブピクセルピッチpS2、上記第2の画素ピッチpP2、上記表示部の上記表示面と上記バリア部との距離dPB、および0よりも大きい定数βを用いて
で表される範囲に設定されてもよい。
上記定数βの値は、0.0055であってもよい。
上記第1の方向は、上記画面の水平方向であり、上記第2の方向は、上記画面の垂直方向であり、上記バリア部は、階段状に上記透過部が配置されたステップバリアであってもよい。
上記画素を構成する複数の上記サブピクセルのいずれか1つの開口部である画素開口部は、上記第1の方向に第1の画素開口幅を有し、上記第1の画素開口幅は、上記第1のサブピクセルピッチに近づくように設定されてもよい。
上記画素を構成する複数の上記サブピクセルのいずれか1つの開口部である画素開口部は、上記第2の方向に第2の画素開口幅を有し、上記サブピクセルは、上記第2の方向に第2のサブピクセルピッチで周期的に配置され、上記第2の画素開口幅は、上記第2のサブピクセルピッチに近づくように設定されてもよい。
以上説明したように本発明によれば、複数の視点に向けた画像をバリアによって分離する表示装置において、設計の自由度を確保しつつモアレを低減させることができる。
本発明の第1の実施形態に係る表示装置の概略的な構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るディスプレイおよびパララックスバリアを視点の側から見た概略的な立面図である。 本発明の第1の実施形態に係る画素開口部について説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係るディスプレイによる光強度分布について説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係る透過部について説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係るパララックスバリアによる光強度分布について説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係る光強度分布の周波数スペクトルについて説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係る光強度分布の周波数スペクトルの重ね合わせについて説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係る第1および第2の方向の光強度の周波数の組み合わせについて説明するための図である。 本発明の第1の実施形態におけるディスプレイとパララックスバリアとの距離について説明するための図である。 本発明の第1の実施形態におけるディスプレイとパララックスバリアとの距離と、モアレ変調度との関係を示すグラフである。 本発明の第1の実施形態におけるディスプレイとパララックスバリアとの距離と、モアレ変調度との関係を示すグラフである。 本発明の第1の実施形態におけるディスプレイとパララックスバリアとの距離と、モアレ変調度との関係を示すグラフである。 本発明の第1の実施形態におけるディスプレイとパララックスバリアとの距離と、モアレ変調度との関係を示すグラフである。 本発明の第1の実施形態におけるディスプレイとパララックスバリアとの距離と、モアレ変調度との関係を示すグラフである。 本発明の第1の実施形態におけるディスプレイとパララックスバリアとの距離と、モアレ変調度との関係を示すグラフである。 本発明の第1の実施形態において、画素ピッチごとに、モアレ変調度が極小になる、バリア開口率、およびディスプレイとパララックスバリアとの距離の組み合わせを示すグラフである。 本発明の第1の実施形態において、画素ピッチごとに、モアレ変調度が極小になる、バリア開口率、およびディスプレイとパララックスバリアとの距離の組み合わせを示すグラフである。 本発明の第1の実施形態において、画素ピッチごとに、モアレ変調度が極小になる、バリア開口率、およびディスプレイとパララックスバリアとの距離の組み合わせを示すグラフである。 本発明の第1の実施形態において、モアレ変調度が極小になる、バリア開口率、およびディスプレイとパララックスバリアとの距離の組み合わせの近似直線の傾きと画素ピッチとの関係を示すグラフである。 本発明の第2の実施形態に係るディスプレイおよびパララックスバリアを視点の側から見た概略的な立面図である。 本発明の第2の実施形態に係る幅について説明するための図である。 本発明の第2の実施形態に係る第1および第2の方向の光強度の周波数の組み合わせについて説明するための図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.第1の実施形態
1−1.表示装置の構成
1−2.画像における光強度分布
1−3.モアレの発生原因
1−4.モアレ低減のための設計
2.第2の実施形態
2−1.表示装置の構成
2−2.画像における光強度分布
2−3.モアレの発生原因
2−4.モアレ低減のための設計
3.補足
<1.第1の実施形態>
まず、図1〜図13を参照して、本発明の第1の実施形態について説明する。
[1−1.表示装置の構成]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る表示装置100の概略的な構成を示す図である。図1を参照すると、表示装置100は、ディスプレイ110およびパララックスバリア120を含む。
ディスプレイ110は、3つのサブピクセルを含む画素によって、N個の視点(Nは任意の複数)のそれぞれに向けたN個の視点画像を表示する表示部である。ディスプレイ110は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)、PDP(Plasma Display Panel)、または有機EL(Electro-Luminescence)パネルなどでありうる。
ディスプレイ110の表示面115の前、またはディスプレイ110のバックライトと表示面115との間には、表示面115から所定の間隔をおいてパララックスバリア120が配設されている。パララックスバリア120は、斜め方向にステップ状の透過部120Aを有する。パララックスバリア120は、ディスプレイ110からの光を、透過部120Aでは透過させ、それ以外の部分では遮蔽する。透過部120Aが、ディスプレイ110に表示されるN個の視点に向けた画像の配置に合わせて配列されることによって、パララックスバリア120は、N個の視点に向けた画像を視点画像ごとに互いに分離する。
ここで、パララックスバリア120は、例えば、透過型液晶表示素子を用いて、透過部120Aにあたる部分の光の透過率がそれ以外の部分よりも高い画像を表示することによって実現されてもよい。このような場合、透過部120Aは必ずしも物理的な開口部分ではなくてもよい。また、透過部120Aの光の透過率は、必ずしも100%でなくてもよく、その他の部分と比較して高い透過率であればよい。
図2は、本発明の第1の実施形態に係るディスプレイ110およびパララックスバリア120を視点の側から見た概略的な立面図である。図2を参照すると、ディスプレイ110には、サブピクセル110Sが周期的に配列され、本実施形態では3つのサブピクセル110Sによって画素110Pを構成する。なお、画素に含まれるサブピクセルの数は、複数であればよく、3には限られない。パララックスバリア120には、透過部120Aが周期的に配列される。また、本実施形態では、視点の数Nは4である。
サブピクセル110Sは、画面の第1の方向であるx軸方向には第1のサブピクセルピッチpxSで配列され、画面の第2の方向であるy軸方向には第2のサブピクセルピッチpySで配列されている。x軸方向には、R(赤色)、G(緑色)、およびB(青色)の3色をそれぞれ表示するサブピクセル110Sが、R、G、Bの順で周期的に配列されている。y軸方向には、R、G、Bの3色のいずれか1色を表示するサブピクセル110Sが周期的に配列されている。
画素110Pは、R、G、Bの3色をそれぞれ表示する3つのサブピクセル110Sを含む。画素110Pは、x軸方向には第1の画素ピッチpxPで配列され、y軸方向には第2の画素ピッチpyPで配列されている。ここで、画素110Pは、x軸方向に並んだ3つのサブピクセル110Sを含むため、第1の画素ピッチpxPおよび第1のサブピクセルピッチpxSについて、式(1)によって示される関係が成り立つ。
また、第2の画素ピッチpyPおよび第2のサブピクセルピッチpySについて、式(2)によって示される関係が成り立つ。
透過部120Aは、パララックスバリア120に周期的に配列されており、サブピクセル110Sと略相似する形状を有する。第1の実施形態において、パララックスバリア120は、角度θの斜め方向に階段状に透過部120Aが配列された、ステップバリアと呼ばれる種類のバリアである。透過部120Aは、x軸方向には第1のバリアピッチpxBで配列され、y軸方向には第2のバリアピッチpyBで配列される。
ここで、ディスプレイ110では、N個の視点に向けた画像がそれぞれ分割され、1つの視点に向けた画像が角度θの斜め方向に並んだサブピクセル110Sに表示される。つまり、角度θの斜め方向に並んだサブピクセル110Sを単位として、第1の視点に向けた画像、第2の視点に向けた画像、・・・第Nの視点に向けた画像が、順次繰り返して配列される。よって、第1のバリアピッチpxB、第1のサブピクセルピッチpxS、および第1の画素ピッチpxPについて、式(3)によって示される関係が成り立つ。
また、第2のバリアピッチpyB、第2のサブピクセルピッチpyS、および第2の画素ピッチpyPについて、式(4)によって示される関係が成り立つ。
なお、角度θは、サブピクセル110Sのx軸方向とy軸方向の比によって定められる。例えば、第1の画素ピッチpxPと、第2の画素ピッチpyPとが等しい場合には、式(5)によって示される関係が成り立つ。
[1−2.画像における光強度分布]
(ディスプレイによる光強度の分布)
図3は、本発明の第1の実施形態に係る画素開口部110Aについて説明するための図である。図3を参照すると、画素開口部110Aは、画素110Pを構成する複数のサブピクセル110Sのいずれか1つの開口部である。
画素開口部110Aは、R、G、Bの3色のいずれか1色についての、画素110Pにおける光の透過部分である。図示されている例では、画素110PにおけるG(緑色)の光の透過部分を画素開口部110Aとしている。この場合、画素開口部110Aは、G(緑色)の光を表示するサブピクセル110Sの開口部になる。画素開口部110Aは、x軸方向に第1の画素開口幅wxPを有し、y軸方向に第2の画素開口幅wyPを有する。
ここで、図示されている画素110Pに隣接する図示しない画素110Pにおいても、同様に画素開口部110Aが存在する。そのため、ディスプレイ110において、画素開口部110Aのx軸方向の間隔は第1の画素ピッチpxPに等しくなり、画素開口部110Aのy軸方向の間隔は第2の画素ピッチpyPに等しくなる。
図4は、本発明の第1の実施形態に係るディスプレイ110による光強度分布について説明するための図である。図4を参照すると、ディスプレイ110によるG(緑色)の光強度は、x軸方向およびy軸方向にそれぞれ周期的に分布する。
ディスプレイ110によってG(緑色)の光が発光されるのは、画素110PにおけるG(緑色)の光の透過部分である画素開口部110Aの部分である。図示されているように、画素110Pは、x軸方向には第1の画素ピッチpxPで配列され、y軸方向には第2の画素ピッチpyPで配列されている。また、それぞれの画素110Pにおいて、画素開口部110Aは、x軸方向に第1の画素開口幅wxPを有し、y軸方向に第2の画素開口幅wyPを有する。
よって、ディスプレイ110による光強度分布は、x軸方向については、周期pxP、幅wxPのパルス状の周期構造を有する。また、y軸方向については、周期pyP、幅wyPのパルス状の周期構造を有する。このような2次元の周期構造によって観察される光強度は、フーリエ級数を用いて、x座標およびy座標についての関数f(x,y)として、式(6)のように表される。なお、mおよびnは級数の次数を表し、amn、a、aはフーリエ係数を表す。
(パララックスバリアによる光強度の分布)
図5は、本発明の第1の実施形態に係る透過部120Aについて説明するための図である。図5を参照すると、透過部120Aは、パララックスバリア120に周期的に配列されている。
透過部120Aは、x軸方向に第1の幅wxBを有し、y軸方向に第2の幅wyBを有する。図2を参照して説明されたように、透過部120Aは、x軸方向には第1のバリアピッチpxBで配列され、y軸方向には第2のバリアピッチpyBで配列される。
図6は、本発明の第1の実施形態に係るパララックスバリア120による光強度分布について説明するための図である。図6を参照すると、パララックスバリア120による光強度は、x軸方向およびy軸方向にそれぞれ周期的に分布する。
パララックスバリア120がディスプレイ110からの光を透過するのは、透過部120Aの部分である。図示されているように、透過部120Aは、x軸方向には第1のバリアピッチpxBで配列され、y軸方向には第2のバリアピッチpyBで配列されている。また、透過部120Aは、x軸方向に第1の幅wxBを有し、y軸方向に第2の幅wyBを有する。
よって、パララックスバリア120による光強度分布は、x軸方向については、周期pxB、幅wxBのパルス状の周期構造を有する。また、y軸方向については、周期pyB、幅wyBのパルス状の周期構造を有する。このような2次元の周期構造によって観察される光強度は、フーリエ級数を用いて、x座標およびy座標についての関数f(x,y)として、式(7)のように表される。なお、mおよびnは級数の次数を表し、bmn、b、bはフーリエ係数を表す。
(画像において観察される光強度の分布)
本発明の第1の実施形態に係る表示装置100によって表示される画像において観察される光強度は、以上で説明したディスプレイ110による光強度、およびパララックスバリア120による光強度の重ね合わせである。ここで、重ね合わせによる光強度は、重ね合わせられるそれぞれの光強度を表す関数の積によって表される。従って、画像において観察される光強度の分布は、ディスプレイ110による光強度を表す式(6)の関数f(x,y)と、パララックスバリア120による光強度を表す式(7)の関数f(x,y)との積として、式(8)のように表される。
図7は、本発明の第1の実施形態に係る光強度分布の周波数スペクトルについて説明するための図である。図7を参照すると、周期p、幅wのパルス状の周期構造を有する光強度は、間隔が1/pの離散スペクトルを有する。
ここで、パルス状の周期構造を有する関数の離散スペクトルの包絡線は、sinc関数になることが知られている。これを、ディスプレイ110による光強度を表す式(6)の関数f(x,y)に適用すると、式(9)のように、sinc関数の積の形のフーリエ係数を求められる。
また、同様に、パララックスバリア120による光強度を表す式(7)の関数f(x,y)についても、jを任意の整数として、式(10)のように、sinc関数に係数がかけられた形のフーリエ係数を求められる。
なお、式(10)はwxB≦pxB/N、およびwyB≦pyB/Nの場合に成り立つ式であるが、これ以外の場合であっても、係数部分が変化するだけでsinc関数の積の部分は同じである。
[1−3.モアレの発生原因]
図8は、本発明の第1の実施形態に係る光強度分布の周波数スペクトルの重ね合わせについて説明するための図である。図8の上側には、x軸方向について、ディスプレイ110による光強度分布の周波数スペクトルが示され、下側には、パララックスバリア120による光強度分布の周波数スペクトルが示されている。
上述のように、パルス状の周期構造を有する光強度分布は、間隔が周期の逆数の離散スペクトルを有する。よって、上側に図示されている、ディスプレイ110による光強度分布は、間隔が1/pxPの離散スペクトルを有する。また、同様に、下側のパララックスバリア120による光強度分布は、間隔が1/pxBの離散スペクトルを有する。
ここで、モアレが発生する原因について説明する。モアレは、複数の光強度分布の重ね合わせにおいて、重ね合わせられる光強度分布のそれぞれの周波数成分に、周波数がわずかに異なる周波数成分が含まれている場合に、その周波数成分同士によるビート(うなり)による輝度むらとして発生する。この輝度むらの大きさは、ビートが発生しているそれぞれの周波数成分の振幅(光強度の大きさ)の積に依存する。
従って、ビートが発生している周波数成分の振幅(光強度)が大きければ、大きな輝度むらが発生し、強いモアレが観察される。第1の画素ピッチpxP、および第1のバリアピッチpxBの実際の値は、機械的加工精度によっていくらかの誤差を含みうるものであるため、設計上の値によって求めたそれぞれの光強度分布に共通して含まれる周波数成分において、モアレが発生する可能性が高いといえる。
x軸方向において、ディスプレイ110およびパララックスバリア120のそれぞれによる光強度分布に共通して含まれる周波数成分についての条件は、式(3)を利用すると、式(11)のように表される。
本実施形態では、視点数Nは4であるため、4/pxB=3/pxPとなる。よって、図8に示されている例では、上記の条件を満たす場合として、ディスプレイ110による周波数成分の周波数が3/pxPの成分と、パララックスバリア120による周波数成分の周波数が4/pxBの成分、および、ディスプレイ110による周波数成分の周波数が6/pxPの成分と、パララックスバリア120による周波数成分の周波数が8/pxBの成分がある。
以上はx軸方向を例にした説明であるが、同様の関係が第2の方向であるy軸方向についても成り立つ。y軸方向において、ディスプレイ110およびパララックスバリア120のそれぞれによる光強度分布に共通して含まれる周波数成分についての条件は、式(4)を利用すると、式(12)のように表される。
式(11)および式(12)より、観察される画像においてモアレが発生する条件は、sおよびtを任意の整数として、式(13)のように表される。
ただし、本実施形態では、式(12)および式(13)におけるNは、上述の通り4である。
図9は、本発明の第1の実施形態に係る第1および第2の方向であるx軸方向およびy軸方向の光強度の周波数の組み合わせについて説明するための図である。図9を参照すると、ディスプレイ110による光強度分布とパララックスバリア120による光強度分布のそれぞれについて、x軸方向とy軸方向の空間周波数の組み合わせがプロットされている。
ここで示されている周波数分布は、図8を参照して説明された周波数分布を、x軸方向、y軸方向で組み合わせたものである。よって、x軸方向およびy軸方向について、ディスプレイ110およびパララックスバリア20のそれぞれによる光強度分布に共通して含まれる周波数成分の組み合わせが、ビートが発生する周波数成分の組み合わせとして示されている。ここでは、ディスプレイ110側の光強度分布の周期性と、パララックスバリア120側の光強度分布の周期性とによって、ビート(モアレ)が発生する周波数がxy空間上に等間隔に出現する。
[1−4.モアレ低減のための設計]
式(8)において示されているように、画像において観察される光強度は、ディスプレイ110による光強度と、パララックスバリア120による光強度との積によって表されるため、上記のモアレが発生しうる周波数成分の組み合わせにおいて、いずれかの光強度を0に近づければ、モアレを低減させることが可能である。
まず、ディスプレイ110による光強度分布について、式(9)によって示されるフーリエ係数が0になれば、モアレが発生する周波数の光強度(振幅)を0にすることができるため、モアレの発生を防ぐことができる。フーリエ係数が0になるための条件は、jを任意の整数として式(14)のように表される。
上記の条件は、式(1)および式(2)より、式(15)のように表される。ただし、第1の画素開口幅wxPは、第1のサブピクセルピッチpxSを超えることはなく、第2の画素開口幅wyPは、第2のサブピクセルピッチpySを超えることはないため、式(14)の条件は、j=1の場合に限定される。
次に、パララックスバリア120による光強度分布について、式(10)によって示されるフーリエ係数が0になるための条件は、jを任意の整数として式(16)のように表される。
上記の条件は、式(3)および式(4)より、式(17)のように表される。なお、第1の幅wxBは、第1のバリアピッチpxBを超えることはなく、第2の幅wyBは、第2のバリアピッチpyBを超えることはないため、j=1,2,・・・Nとなる。すなわち、jは視点の数N以下の自然数である。
ディスプレイ110についての式(15)、およびパララックスバリア120についての式(17)によって示される条件を整理すると、表示装置100によって表示される画像において観察されるモアレを低減するためには、以下のいずれかの条件が満たされればよい。
(a)・・・第1の幅wxBの第1のサブピクセルピッチpxSに対する比が、N以下の自然数である。
(b)・・・第2の幅wyBの第2のサブピクセルピッチpySに対する比が、N以下の自然数である。
(c)・・・第1の画素開口幅wxPが、第1のサブピクセルピッチpxSに等しい。
(d)・・・第2の画素開口幅wyPが、第2のサブピクセルピッチpySに等しい。
実際の表示装置100の設計においては、例えばサブピクセル110S同士の間に駆動回路を設置するスペースが必要であるというような理由のために、上記の条件を厳密に満たすことは難しい。しかし、上記の条件に近づくような設計にすることで、ある程度モアレを低減させることができる。そのような場合には、さらに、上記の(a)〜(d)の条件のうちの複数の条件を満たす形状に近づくような設計にすることで、式(8)に示した4つのフーリエ係数の積がより小さい値になるため、モアレをさらに低減させることができる。
しかし、実際の表示装置100においては、上記の条件を満たす場合であっても、必ずしもモアレが低減されるとは限らないことが、後述する実験の結果判明している。以下、この現象をふまえて、表示装置100においてモアレを低減する方法について説明する。
(ディスプレイとパララックスバリアとの距離について)
図10は、本発明の第1の実施形態におけるディスプレイ110とパララックスバリア120との距離dPBについて説明するための図である。なお、ここでは第1の画素ピッチpxP、およびバリアピッチpxBを用いて、x軸方向について説明するが、y軸方向についても同様の関係が成り立つ。
図10を参照すると、ディスプレイ110からパララックスバリア120までの距離dPBに加えて、ディスプレイ110から視点Vおよび視点Vまでの距離dPVが示されている。ここで、視点Vと視点Vとは、互いに隣接する2つの視点である。視点Vと視点Vとの間隔を、視点間隔pxVとする。また、ディスプレイ110には、互いに隣接する画素P、画素Pが示されている。画素Pと画素Pとの間隔は、第1の画素ピッチpxPである。さらに、パララックスバリア120には、互いに隣接する透過部120Aと透過部120Aとが示されている。透過部120Aと、透過部120Aとの間隔は、バリアピッチpxBである。ここで、画素Pは、透過部120Aを通して視点Vに画像を提供する。画素Pは、同じく透過部120Aを通して視点Vに画像を提供する。画素Pと視点Vとを結ぶ直線、および、画素Pと視点Vとを結ぶ直線は、図示されているように、頂角θの2つの二等辺三角形を形成する。そのため、相似比を利用してdPBとdPVとの間に式(18)によって示される関係が成り立つ。
さらに、ディスプレイ110には、透過部120Aを通して視点Vに画像を提供する画素Pが図示されている。画素Pと画素Pとの間隔は、視点数をNとするとN×pxPである。バリアピッチpxB、第1の画素ピッチpxP、および視点間隔pxVの間には、視点数Nを用いて、式(19)のように表される関係が成り立つ。
図11a〜図11fは、本発明の第1の実施形態におけるディスプレイ110とパララックスバリア120との距離dPBと、モアレ変調度fとの関係を示すグラフである。図11a〜11fを参照すると、モアレ変調度fは、距離dPBに対して周期的に変化することがわかる。
ここで、モアレ変調度fは、式(20)によって表される値である。Imaxは表示面115における最大輝度を表し、Iminは表示面115における最小輝度を表す。また、バリア開口率は、幅vxBの第1のサブピクセルピッチpxSに対する割合であり、vxB/pxSとも表される。
図11a〜図11fは、それぞれ、第1の画素ピッチpxPおよびバリアピッチpxBを固定した状態で、距離dPBを変化させた場合のモアレ変調度fの変化を、バリア開口率vxB/pxSごとに示す。例えば、図11aに示されるグラフにおいては、バリア開口率vxB/pxSが2.33であれば、距離dPBが3.3または12.3の場合に、モアレ変調度fが極小になる。また、バリア開口率vxB/pxSが2.67であれば、距離dPBが6.3および15.3の場合に、モアレ変調度は極小になる。また、図11bに示されるグラフにおいては、バリア開口率vxB/pxSが3.20であれば、dPBが、1.6、10.6、または20.6の場合に、モアレ変調度fが極小になる。
このように、第1の画素ピッチpxP、バリアピッチpxB、およびバリア開口率vxB/pxSの複数の組み合わせの場合において、距離dPBを変化させる場合、モアレ変調度fは、複数の距離dPBの値で極小になる。さらに、モアレ変調度fが極小になる距離dPBの値は、周期的に存在しうる。そこで、図11a〜図11fにおいて示された実験と同様の実験を実施し、第1の画素ピッチpxPごとに、モアレ変調度fが極小になるバリア開口率vxB/pxSと距離dPBとの組み合わせをプロットしたグラフが、図12a〜図12cにおいて示されている。
図12a〜図12cは、本発明の第1の実施形態において、第1の画素ピッチpxPごとに、モアレ変調度fが極小になる、バリア開口率vxB/pxS、およびディスプレイ110とパララックスバリア120との距離dPBの組み合わせを示すグラフである。
ここで、図12a〜図12cのそれぞれにおいて、モアレ変調度fが極小になるバリア開口率vxB/pxSと距離dPBとの組み合わせの分布に対して、距離dPBが0かつバリア開口率vxB/pxSがm(m=0,1,2,・・・)である点を通る近似直線が得られる。図12a(第1の画素ピッチpxP=225μm)には、m=0,1,2,3の場合の近似直線が示されている。図12b(第1の画素ピッチpxP=300μm)には、m=0,1,2の場合の近似直線と、m=3の場合に予想される近似直線とが示されている。図12c(第1の画素ピッチpxP=450μm)には、m=0,1の場合の近似直線と、m=2,3の場合に予想される近似直線とが示されている。
図より、それぞれの近似直線は、第1の画素ピッチpxPごとに略同一の正の傾きを有すると推定される。よって、バリア開口率vxB/pxSと距離dPBとの関係は、上記のmを用いて式(21)のように表されうる。
ここで、γは0よりも大きい定数である。また、幅vxBは、0よりも大きく、また第1のサブピクセルピッチpxSの視点数N倍を超えることはないため、m=0,1,2,・・・(N−1)となる。
さらに、それぞれの図において「m=0」として示されている直線よりも右下の領域においては、モアレが発生していないと考えられることから、モアレを低減するためのバリア開口率vxB/pxSと距離dPBとの別の条件が、式(22)のように表されうる。
ここで、なお、γは式(21)で用いられたγと同じ定数である。このγは、上述の通り、第1の画素ピッチpxPごとに略同一の傾きを有し、その傾きは第1の画素ピッチpxPに関係していると考えられる。そこで、γの値を第1の画素ピッチpxPに対してプロットしたグラフが、図13において示されている。
図13は、本発明の第1の実施形態において、モアレ変調度fが極小になる、バリア開口率vxB/pxS、およびディスプレイ110とパララックスバリア120との距離dPBの組み合わせの近似直線の傾きγと第1の画素ピッチpxPとの関係を示すグラフである。図13を参照すると、γは、第1の画素ピッチpxPの2乗に反比例する。つまり、γは、0よりも大きい定数αを用いて、式(23)のように表される。
式(23)を式(21)に代入し、さらに幅vxBを求める形に変形すると、式(24)が得られる。
式(23)を式(22)に代入し、さらに幅vxBを求める形に変形すると、式(25)が得られる。
さらに、図13のグラフにおいて、上記のαの近似値を求めると、0.0055になる。
上述の通り、ここまでに説明した第1の幅wxB、第1のサブピクセルピッチpxS、および第1の画素ピッチpxPの関係は、同様に第2の幅wyB、第2のサブピクセルピッチpyS、および第2の画素ピッチpyPについても成り立つ。従って、表示装置100においてモアレを低減するためには、y軸方向について、式(26)または式(27)によって示される条件が満たされればよい。
以上をふまえて、表示装置100においてモアレを低減するための条件について再度整理すると、以下のようになる。
(a)’・・・第1の幅wxBと、第1のサブピクセルピッチpxSとが、式(24)または式(25)によって示される関係を満たす。
(b)’・・・第2の幅wyBと、第2のサブピクセルピッチpySとが、式(26)または式(27)によって示される関係を満たす。
(c)・・・第1の画素開口幅wxPが、第1のサブピクセルピッチpxSに等しい。
(d)・・・第2の画素開口幅wyPが、第2のサブピクセルピッチpySに等しい。
実際の表示装置100の設計においては、上述のような理由のために、上記の条件を厳密に満たすことは難しい。しかし、上記の条件に近づくような設計にすることで、ある程度モアレを低減させることができる。そのような場合には、さらに、上記の(a)’〜(d)の条件のうちの複数の条件を満たす形状に近づくような設計にすることで、モアレをさらに低減させることができる。
<2.第2の実施形態>
次に、図14〜16を参照して、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、本発明の第2の実施形態は、第1の実施形態と比べて、パララックスバリア120の構成において相違するが、その他の機能構成は第1の実施形態と略同一であるため、詳細説明は省略する。
[2−1.表示装置の構成]
図14は、本発明の第2の実施形態に係るディスプレイ110およびパララックスバリア220を視点の側から見た概略的な立面図である。図14を参照すると、ディスプレイ110には、サブピクセル110Sが周期的に配列され、本実施形態では3つのサブピクセル110Sによって画素110Pを構成する。なお、画素に含まれるサブピクセルの数は、複数であればよく、3には限られない。パララックスバリア220には、透過部220Aが周期的に配列される。また、本実施形態では、視点の数Nは4である。
透過部220Aは、パララックスバリア220に周期的に配列された、ストライプ状の部分である。第2の実施形態において、パララックスバリア220は、角度θの斜め方向に透過部220Aが配列されている、斜めストライプバリアと呼ばれる種類のバリアである。透過部220Aのバリアピッチについては後述する。
図15は、本発明の第の実施形態に係る透過部220Aについて説明するための図である。図15を参照すると、透過部220Aは、パララックスバリア220に周期的に配列されている。
透過部220Aは、x軸に対して角度θだけ傾いた方向に延在する帯状の部分である。ここで、透過部220Aの延在方向に対して垂直な方向にu軸を設定する。u軸方向の距離uと、x座標およびy座標との関係は、式(28)のように表される。
透過部220Aは、u軸方向に幅wuBを有する。また、透過部220Aは、u軸方向にバリアピッチpuBで配列される。以下、パララックスバリア220による光強度分布については、u軸方向について説明する。なお、透過部220Aについて、x軸方向の幅wxB、およびx軸方向のバリアピッチpxBを、式(29)のように定義することも可能である。
図示されていないが、同様に、y軸方向の幅wyBと、y軸方向のバリアピッチpyBについても、式(30)のように定義できる。
[2−2.画像における光強度分布]
第1の実施形態において図6を参照して説明された、パララックスバリア120による光強度分布と同様に、パララックスバリア220による光強度分布は、u軸方向について、周期puB、幅wuBのパルス状の周期構造を有する。このような周期構造によって観察される光強度は、フーリエ級数を用いて、u軸方向の距離uについての関数f(u)として、式(31)のように表される。なお、mは級数の次数を表し、bはフーリエ係数を表す。
本発明の第2の実施形態に係る表示装置100によって表示される画像において観察される光強度は、ディスプレイ110による光強度、およびパララックスバリア220による光強度の重ね合わせである。ここで、重ね合わせによる光強度は、重ね合わせられるそれぞれの光強度を表す関数の積によって表される。従って、画像において観察される光強度の分布は、第1の実施形態において説明されたディスプレイ110による光強度を表す式(6)の関数f(x,y)と、パララックスバリア220による光強度を表す式(31)の関数f(u)との積として、式(32)のように表される。
ここで、パルス状の周期構造を有する関数の離散スペクトルの包絡線は、sinc関数になるため、これをパララックスバリア220による光強度を表す式(31)の関数f(u)に適用すると、式(33)のように、sinc関数の形のフーリエ係数が求められる。
[2−3.モアレの発生原因]
ここで、パララックスバリア220による光強度分布は、u軸方向について、間隔が1/puBの離散スペクトルを有する。ディスプレイ110による光強度分布との重ねあわせを考えるため、これをx軸方向とy軸方向に分解する。式(29)より、パララックスバリア220のx軸方向の光強度分布は、間隔が1/puBcosθの離散スペクトルを有する。
第1の実施形態において図8を参照して説明されたように、ディスプレイ110およびパララックスバリア220のそれぞれによる光強度分布に共通して含まれる周波数成分において、モアレが発生する可能性が高い。x軸方向について、この条件は、式(3)を利用して、式(34)のように表される。
また、y軸方向について、この条件は、式(4)を利用して、式(35)のように表される。
ここで、u軸方向のサブピクセルピッチpuSは、x軸方向の第1のサブピクセルピッチpxS、またはy軸方向の第2のサブピクセルピッチpySを用いて、式(36)のように定義される。
式(36)を用いて、式(34)および式(35)をu軸方向についてまとめると、観察される画像においてモアレが発生する条件は、sを任意の整数として、式(37)のように表される。
ただし、本実施形態では、式(34)、式(35)、および式(37)におけるNは、上述の通り4である。
図16は、本発明の第2の実施形態に係る第1および第2の方向であるx軸方向およびy軸方向の光強度の周波数の組み合わせについて説明するための図である。図16を参照すると、ディスプレイ110による光強度分布とパララックスバリア220による光強度分布のそれぞれについて、x軸方向とy軸方向の空間周波数の組み合わせがプロットされている。
ここで示されている周波数分布は、第1の実施形態において図8を参照して説明されたような周波数分布を、式(34)、式(35)、および式(37)より、x軸方向、y軸方向で組み合わせたものである。よって、x軸方向およびy軸方向について、ディスプレイ110およびパララックスバリア220のそれぞれによる光強度分布に共通して含まれる周波数成分の組み合わせが、ビートが発生する周波数成分の組み合わせとして示されている。ここでは、ディスプレイ110側の光強度分布の周期性と、パララックスバリア20側の光強度分布の周期性とによって、ビート(モアレ)が発生する周波数がxy空間上に等間隔に出現する。
[2−4.モアレ低減のための設計]
式(32)において示されているように、画像において観察される光強度は、ディスプレイ110による光強度と、パララックスバリア220による光強度との積によって表されるため、上記のモアレが発生しうる周波数成分の組み合わせにおいて、いずれかの光強度を0に近づければ、モアレを低減させることが可能である。
パララックスバリア220による光強度分布について、式(33)によって示されるフーリエ係数が0になれば、モアレが発生する周波数の光強度(振幅)を0にすることができるため、モアレの発生を防ぐことができる。フーリエ係数が0になるための条件は、jを任意の整数として式(38)のように表される。
上記の条件は、u軸方向について式(39)のように表される。ただし、幅wuBは、バリアピッチpuBを超えることはないため、j=1,2,・・・Nとなる。すなわち、jは視点の数N以下の自然数である。
ディスプレイ110についての式(15)、およびパララックスバリア220についての式(39)によって示される条件を整理すると、表示装置100によって表示される画像において観察されるモアレを低減するためには、以下のいずれかの条件が満たされればよい。
(a)・・・幅wuBの、サブピクセルピッチpuSに対する比が、N以下の自然数である。
(b)・・・第1の画素開口幅wxPが、第1のサブピクセルピッチpxSに等しい。
(c)・・・第2の画素開口幅wyPが、第2のサブピクセルピッチpySに等しい。
実際の表示装置100の設計においては、例えばサブピクセル110S同士の間に駆動回路を設置するスペースが必要であるというような理由のために、上記の条件を厳密に満たすことは難しい。しかし、上記の条件に近づくような設計にすることで、ある程度モアレを低減させることができる。そのような場合には、さらに、上記の(a)〜(c)の条件のうちの複数の条件を満たす形状に近づくような設計にすることで、式(32)に示した3つのフーリエ係数の積がより小さい値になるため、モアレをさらに低減させることができる。
(ディスプレイとパララックスバリアとの距離について)
第1の実施形態と同様に、本実施形態において、上記の条件を満たす場合であっても、必ずしもモアレが低減されるとは限らない。そこで、第1の実施形態におけるディスプレイとパララックスバリアとの距離についての実験結果を、本実施形態におけるu軸方向にも同様に適用すると、式(40)または式(41)によって示される条件が得られる。なお、puPは、u軸方向の画素ピッチであり、puP=pxP/cosθである。
以上をふまえて、表示装置100においてモアレを低減するための条件について再度整理すると、以下のようになる。
(a)’・・・幅wuBと、サブピクセルピッチpuSとが、式(40)または式(41)によって示される関係を満たす。
(b)・・・第1の画素開口幅wxPが、第1のサブピクセルピッチpxSに等しい。
(c)・・・第2の画素開口幅wyPが、第2のサブピクセルピッチpySに等しい。
実際の表示装置100の設計においては、上述のような理由のために、上記の条件を厳密に満たすことは難しい。しかし、上記の条件に近づくような設計にすることで、ある程度モアレを低減させることができる。そのような場合には、さらに、上記の(a)’〜(c)の条件のうちの複数の条件を満たす形状に近づくような設計にすることで、モアレをさらに低減させることができる。
<3.補足>
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
100 表示装置
110 ディスプレイ
110S サブピクセル
110P 画素
110A 画素開口部
120,220 パララックスバリア
120A,220A 透過部

Claims (14)

  1. サブピクセルが画面の第1の方向に第1のサブピクセルピッチで周期的に配列され、複数の前記サブピクセルによって画素が構成され、前記画素が前記第1の方向に第1の画素ピッチで周期的に配列され、表示面上に複数の視点画像を表示する表示部と、
    前記第1の方向に第1の幅を有する透過部が周期的に配列されるバリア部と、
    を備え、
    前記第1の幅wB1は、前記第1のサブピクセルピッチpS1、前記第1の画素ピッチpP1、前記表示部の前記表示面と前記バリア部との距離dPB、0よりも大きい定数α、およびm(m=0,1,2,・・・N−1;Nは前記複数の視点画像の数)を用いて
    で表され
    前記定数αの値は、モアレ変調度が極小になるときの前記第1の幅w B1 と前記第1のサブピクセルピッチp S1 との比w B1 /p S1 を前記距離d PB の関数として近似することによって得られる直線の傾きを、前記第1の画素ピッチp P1 の関数として近似することによって決定される表示装置。
  2. サブピクセルが画面の第1の方向に第1のサブピクセルピッチで周期的に配列され、複数の前記サブピクセルによって画素が構成され、前記画素が前記第1の方向に第1の画素ピッチで周期的に配列され、表示面上に複数の視点画像を表示する表示部と、
    前記第1の方向に第1の幅を有する透過部が周期的に配列されるバリア部と、
    を備え、
    前記第1の幅wB1は、前記第1のサブピクセルピッチpS1、前記第1の画素ピッチpP1、前記表示部の前記表示面と前記バリア部との距離dPB、および0よりも大きい定数αを用いて
    で表される範囲に設定され
    前記定数αの値は、モアレ変調度が極小になるときの前記第1の幅w B1 と前記第1のサブピクセルピッチp S1 との比w B1 /p S1 を前記距離d PB の関数として近似することによって得られる直線の傾きを、前記第1の画素ピッチp P1 の関数として近似することによって決定される表示装置。
  3. サブピクセルが画面の第1の方向に第1のサブピクセルピッチで周期的に配列され、複数の前記サブピクセルによって画素が構成され、前記画素が前記第1の方向に第1の画素ピッチで周期的に配列され、表示面上に複数の視点画像を表示する表示部と、
    前記第1の方向に第1の幅を有する透過部が周期的に配列されるバリア部と、
    を備え、
    前記第1の幅w B1 は、前記第1のサブピクセルピッチp S1 、前記第1の画素ピッチp P1 、前記表示部の前記表示面と前記バリア部との距離d PB 、0よりも大きい定数α、およびm(m=0,1,2,・・・N−1;Nは前記複数の視点画像の数)を用いて
    で表され、
    前記定数αの値は、0.0055である表示装置。
  4. サブピクセルが画面の第1の方向に第1のサブピクセルピッチで周期的に配列され、複数の前記サブピクセルによって画素が構成され、前記画素が前記第1の方向に第1の画素ピッチで周期的に配列され、表示面上に複数の視点画像を表示する表示部と、
    前記第1の方向に第1の幅を有する透過部が周期的に配列されるバリア部と、
    を備え、
    前記第1の幅w B1 は、前記第1のサブピクセルピッチp S1 、前記第1の画素ピッチp P1 、前記表示部の前記表示面と前記バリア部との距離d PB 、および0よりも大きい定数αを用いて
    で表される範囲に設定され、
    前記定数αの値は、0.0055である表示装置。
  5. 前記バリア部は、前記表示部の前記表示面の前に配置される、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の表示装置。
  6. 光源をさらに備え、
    前記バリア部は、前記光源と前記表示部との間に配置される、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の表示装置。
  7. 前記バリア部は、斜めストライプバリアであり、
    前記第1の方向は、前記斜めストライプバリアの開口方向に対して垂直な方向である、
    請求項1〜のいずれか1項に記載の表示装置。
  8. 前記サブピクセルは、前記画面の第2の方向に第2のサブピクセルピッチで周期的に配置され、
    前記画素は、前記第2の方向に第2の画素ピッチで周期的に配列され、
    前記透過部は、前記第2の方向に第2の幅を有し、
    前記第2の幅wB2は、前記第2のサブピクセルピッチpS2、前記第2の画素ピッチpP2、前記表示部の前記表示面と前記バリア部との距離dPB、0よりも大きい定数β、およびn(n=0,1,2,・・・N−1;Nは前記複数の視点画像の数)を用いて
    で表され
    前記定数βの値は、モアレ変調度が極小になるときの前記第2の幅w B2 と前記第2のサブピクセルピッチp S2 との比w B2 /p S2 を前記距離d PB の関数として近似することによって得られる直線の傾きを、前記第1の画素ピッチp P2 の関数として近似することによって決定される、
    請求項1〜のいずれか1項に記載の表示装置。
  9. 前記サブピクセルは、前記画面の第2の方向に第2のサブピクセルピッチで周期的に配置され、
    前記画素は、前記第2の方向に第2の画素ピッチで周期的に配列され、
    前記透過部は、前記第2の方向に第2の幅を有し、
    前記第2の幅wB2は、前記第2のサブピクセルピッチpS2、前記第2の画素ピッチpP2、前記表示部の前記表示面と前記バリア部との距離dPB、および0よりも大きい定数βを用いて
    で表される範囲に設定され
    前記定数βの値は、モアレ変調度が極小になるときの前記第2の幅w B2 と前記第2のサブピクセルピッチp S2 との比w B2 /p S2 を前記距離d PB の関数として近似することによって得られる直線の傾きを、前記第1の画素ピッチp P2 の関数として近似することによって決定される、
    請求項1〜のいずれか1項に記載の表示装置。
  10. 前記サブピクセルは、前記画面の第2の方向に第2のサブピクセルピッチで周期的に配置され、
    前記画素は、前記第2の方向に第2の画素ピッチで周期的に配列され、
    前記透過部は、前記第2の方向に第2の幅を有し、
    前記第2の幅w B2 は、前記第2のサブピクセルピッチp S2 、前記第2の画素ピッチp P2 、前記表示部の前記表示面と前記バリア部との距離d PB 、0よりも大きい定数β、およびn(n=0,1,2,・・・N−1;Nは前記複数の視点画像の数)を用いて
    で表され、前記定数βの値は、0.0055である、
    請求項1〜のいずれか1項に記載の表示装置。
  11. 前記サブピクセルは、前記画面の第2の方向に第2のサブピクセルピッチで周期的に配置され、
    前記画素は、前記第2の方向に第2の画素ピッチで周期的に配列され、
    前記透過部は、前記第2の方向に第2の幅を有し、
    前記第2の幅w B2 は、前記第2のサブピクセルピッチp S2 、前記第2の画素ピッチp P2 、前記表示部の前記表示面と前記バリア部との距離d PB 、および0よりも大きい定数βを用いて
    で表される範囲に設定され、
    前記定数βの値は、0.0055である、
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の表示装置。
  12. 前記第1の方向は、前記画面の水平方向であり、
    前記第2の方向は、前記画面の垂直方向であり、
    前記バリア部は、階段状に前記透過部が配置されたステップバリアである、
    請求項11のいずれか1項に記載の表示装置。
  13. 前記画素を構成する複数の前記サブピクセルのいずれか1つの開口部である画素開口部は、前記第1の方向に第1の画素開口幅を有し、
    前記第1の画素開口幅は、前記第1のサブピクセルピッチに近づくように設定される、
    請求項1〜12のいずれか1項に記載の表示装置。
  14. 前記画素を構成する複数の前記サブピクセルのいずれか1つの開口部である画素開口部は、前記画面の第2の方向に第2の画素開口幅を有し、
    前記サブピクセルは、前記第2の方向に第2のサブピクセルピッチで周期的に配置され、
    前記第2の画素開口幅は、前記第2のサブピクセルピッチに近づくように設定される、
    請求項1〜13のいずれか1項に記載の表示装置。
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