JP5661731B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ機、アレンジボール機、雀球遊技機、スロットなどの遊技機に関し、より詳しくは、電源遮断時にバックアップ電源が一時的に電圧低下したとしても、これによる計時手段の計時誤差を検知することができる遊技機に関する。
従来のパチンコ機等の遊技機として、例えば、特許文献1に記載のような遊技機が知られている。この遊技機は、時刻や日付を計時するRTC(Real Time Clock)を備え、このRTCの計時動作を当該遊技機の電源が遮断されていても二次電池等のバックアップ電源により継続させることができ、さらに、そのバックアップ電源がバッテリ切れか否かを監視することができるというものである。
特開2010−158293号公報
しかしながら、上記遊技機は、電源投入時の処理において、バックアップ電源がバッテリ切れか否かを判断しているだけであるため、電源遮断時に上記バックアップ電源が何らかの要因で一時的に電圧低下が生じた場合、これによるRTCの計時誤差を検知することができないという問題があった。
そこで本発明は、上記問題に鑑み、電源遮断時にバックアップ電源が一時的に電圧低下したとしても、これによる計時手段の計時誤差を検知することができる遊技機を提供することを目的としている。
上記本発明の目的は、以下の手段によって達成される。なお、括弧内は、後述する実施形態の参照符号を付したものであるが、本発明はこれに限定されるものではない。
請求項1の発明によれば、電源遮断後においても、バックアップ電源により動作を継続し、日時を計時する計時手段(RTCモジュール部905)と、
前記計時手段(RTCモジュール部905)に供給されるバックアップ電源の電圧低下を検知する検知手段(電圧低下検知フラグFOS_FLG)と、
前記計時手段(RTCモジュール部905)に基づく演出の使用/不使用の設定が可能な設定手段(設定ボタン15)とを有し、
前記検知手段(電圧低下検知フラグFOS_FLG)は、電源遮断時に、前記バックアップ電源の電圧低下を検知した場合に、当該電圧低下が解消された後も、当該検知内容を保持し続けてなることを特徴としている。
本発明によれば、電源遮断時にバックアップ電源が一時的に電圧低下したとしても、これによる計時手段の計時誤差を検知することができる。
本発明の一実施形態に係る遊技機の外観を示す斜視図である。 同実施形態に係る遊技機の遊技盤の正面図である。 同実施形態に係る遊技機の制御装置を示すブロック図である。 同実施形態に係るRTCモジュール部の詳細を示すブロック図である。 同実施形態に係る演出制御のメイン処理を示すフローチャート図である。 図5に示すRTC確認処理の詳細を示すフローチャート図である。 図5示すRTCエラー報知処理の詳細を示すフローチャート図である。 同実施形態に係る演出制御のコマンド受信処理を示すフローチャート図である。 同実施形態に係る演出制御のタイマ割込み処理を示すフローチャート図である。
以下、本発明に係る遊技機の一実施形態を、パチンコ遊技機を例にして、図1〜図9を参照して具体的に説明する。なお、以下の説明において、上下左右の方向を示す場合には、図示正面から見た場合の上下左右をいうものとする。
まず、図1及び図2を参照して本実施形態に係るパチンコ遊技機の外観構成を説明する。
図1に示すように、パチンコ遊技機1は、木製の外枠2の前面に矩形状の前面枠3を開閉可能に取り付け、その前面枠3の裏面に取り付けられている遊技盤収納フレーム(図示せず)内に遊技盤4が装着された構成からなる。遊技盤4は、図2に示す遊技領域40を前面に臨ませた状態で装着され、図1に示すようにこの遊技領域40の前側に透明ガラスを支持したガラス扉枠5が設けられている。そして、このガラス扉枠5には扉開放センサ50(図3参照)が設けられており、当該ガラス扉枠5の開閉を検知できるようになっている。なお、上記遊技領域40は、遊技盤4の面上に配設された球誘導レール6(図2参照)で囲まれた領域からなるものである。
一方、パチンコ遊技機1は、図1に示すように、ガラス扉枠5の下側に前面操作パネル7が配設され、その前面操作パネル7には上受け皿ユニット8が設けられている。そして、この上受け皿ユニット8には、排出された遊技球を貯留する上受け皿9が一体形成されている。また、この前面操作パネル7には、球貸しボタン11及びプリペイドカード排出ボタン12(カード返却ボタン12)が設けられ、上受け皿9の上皿表面部分には、内蔵ランプ(図示せず)点灯時に押下することにより演出効果を変化させることができる押しボタン式の演出ボタン装置13が設けられている。そして、この上受け皿9には、当該上受け皿9に貯留された遊技球を下方に抜くための球抜きボタン14が設けられ、さらに、略十字キーからなる設定ボタン15が設けられている。この設定ボタン15は、後述するRTCモジュール部905(図3参照)の機能を使用するかしないかの設定ができると共に、時刻や日付を設定できるものである。
また一方、前面操作パネル7の右端部側には、発射ユニットを動作させるための発射ハンドル16が設けられ、前面枠3の上部両側面側並びに発射ハンドル16の左隣接位置には、BGM(Background music)あるいは効果音を発するスピーカ17が設けられている。そして、上記前面枠3の周枠には、光の装飾により演出効果を現出するLEDランプ等の装飾ランプが配設されている。
他方、上記遊技盤4の遊技領域40には、図2に示すように、略中央部にLCD(Liquid Crystal Display)等からなる液晶表示装置41が配設されている。この液晶表示装置41は、表示エリアを左、中、右の3つのエリアに分割し、独立して数字やキャラクタあるいは図柄(装飾図柄)の変動表示が可能なものである。
また、液晶表示装置41の真下には、特別図柄始動口42が配設され、その内部には入賞球を検知する特別図柄始動口スイッチ42a(図3参照)が設けられている。そして、この特別図柄始動口42の右側には、大入賞口43が配設され、その内部には入賞球を検知する大入賞口スイッチ43a(図3参照)が設けられている。
さらに、上記液晶表示装置41の右上部にはゲートからなる普通図柄始動口44が配設され、その内部には、遊技球の通過を検知する普通図柄始動口スイッチ44a(図3参照)が設けられている。また、上記大入賞口43の右側及び上記特別図柄始動口42の左側には、一般入賞口45が夫々配設され(図示では、右側に1つ、左側に3つ)、その内部には、夫々、遊技球の通過を検知する一般入賞口スイッチ45a(図3参照)が設けられている。
そして、上記遊技盤4の遊技領域40の右下周縁部には、7セグメントが3個並べて構成されており、そのうち2個の7セグメントが特別図柄表示装置46であり、他の7セグメントは保留球数等を表示するものである。この特別図柄表示装置46の左側には、2個のLEDからなる普通図柄表示装置47が設けられている。なお、上記遊技盤4の遊技領域40には、複数の遊技釘(図示せず)が配設され、遊技球の落下方向変換部材としての風車48が配設されている。
次に、上記のような外観構成からなるパチンコ遊技機内に設けられる遊技の進行状況に応じて電子制御を行う制御装置を、図3を用いて説明する。この制御装置は、図3に示すように、遊技動作全般の制御を司る主制御基板60と、その主制御基板60からの制御コマンドに基づいて遊技球を払出す払出制御基板70と、画像と光と音についての制御を行うサブ制御基板80とで主に構成されている。なお、サブ制御基板80は、図3に示すように、演出制御基板90と、装飾ランプ基板100と、液晶制御基板120とで構成されている。
主制御基板60は、主制御CPU600と、一連の遊技制御手順を記述した遊技プログラム等を格納した主制御ROM601と、作業領域やバッファメモリ等として機能する主制御RAM602とで構成されたワンチップマイコンを搭載している。そして、このように構成される主制御基板60には、払出モータMを制御して遊技球を払出す払出制御基板70が接続されている。そしてさらには、特別図柄始動口42への入賞を検知する特別図柄始動口スイッチ42aと、普通図柄始動口44の通過を検知する普通図柄始動口スイッチ44aと、一般入賞口45への入賞を検知する一般入賞口スイッチ45aと、大入賞口43への入賞を検知する大入賞口スイッチ43aとが接続されている。また、主制御基板60には、特別図柄表示装置46と、普通図柄表示装置47とが接続されている。
このように構成される主制御基板60は、特別図柄始動口スイッチ42a又は普通図柄始動口スイッチ44aからの信号を受信すると、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させるか(いわゆる「当たり」)、あるいは、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させないか(いわゆる「ハズレ」)の抽選を行い、その抽選結果である当否情報に応じて特別図柄の変動パターンや停止図柄あるいは普通図柄の表示内容を決定し、その決定した情報を特別図柄表示装置46又は普通図柄表示装置47に送信する。これにより、特別図柄表示装置46又は普通図柄表示装置47に抽選結果が表示されることとなる。そしてさらに、主制御基板60は、その決定した情報を含む演出制御コマンドを生成し、演出制御基板90に送信する。なお、主制御基板60が、一般入賞口スイッチ45a、大入賞口スイッチ43aからの信号を受信した場合は、遊技者に幾らの遊技球を払い出すかを決定し、その決定した情報を含む払出制御コマンドを払出制御基板70に送信することで、払出制御基板70が遊技者に遊技球を払出すこととなる。
一方、上記払出制御基板70は、上記主制御基板60からの払出制御コマンドを受信し、その受信した払出制御コマンドに基づいて払出モータ信号を生成する。そして、その生成した払出モータ信号にて、払出モータMを制御し、遊技者に遊技球を払出す。そしてさらに、払出制御基板70は、遊技球の払出動作を示す賞球計数信号や払出動作の異常に係るステイタス信号を送信し、遊技者の操作に応答して遊技球を発射させる発射制御基板71の動作を開始又は停止させる発射制御信号を送信する処理を行う。
他方、演出制御基板90は、上記主制御基板60からの演出制御コマンドを受けて各種演出を実行制御する演出制御CPU900と、演出制御手順を記述した制御プログラム等が格納されているフラッシュメモリからなる演出制御ROM901と、作業領域やバッファメモリ等として機能する演出制御RAM902とで構成されている。そしてさらに、演出制御基板90は、所望のBGMや効果音を生成する音LSI903と、BGMや効果音等の音データ等が予め格納されている音ROM904と、主に時刻や日付を計時するRTCモジュール部905と、そのRTCモジュール部905の機能を使用するか使用しないかのデータ等を格納するRTC用RAM906と、後述する電源基板130からの電力供給が遮断されたとしても、RTCモジュール部905及びRTC用RAM906に電力を供給する二次電池又はリチウム電池等からなるバックアップ電源907とが搭載されている。
このように構成される演出制御基板90には、ランプ演出効果を現出するLEDランプ等の装飾ランプが搭載されている装飾ランプ基板100が接続され、さらに、内蔵されているランプ(図示せず)点灯時に遊技者が押下することにより演出効果を変化させることができる押しボタン式の演出ボタン装置13が接続され、BGMや効果音等を発するスピーカ17が接続されている。またさらに、演出制御基板90には、RTCモジュール部905の機能を使用するかしないかの設定ができると共に、時刻や日付を設定できる設定ボタン15が接続され、ガラス扉枠5(図1参照)の開閉を検知できる扉開放センサ50が接続されている。そしてさらに、演出制御基板90には、液晶表示装置41を制御する液晶制御基板120が接続されている。
かくして、このように構成される演出制御基板90は、主制御基板60より送信される大当たり抽選結果(大当たりかハズレの別)に基づく特別図柄変動パターン、現在の遊技状態、作動保留球数、抽選結果に基づき停止させる装飾図柄等に必要となる基本情報を含んだ演出制御コマンドを演出制御CPU900にて受信する。そして、演出制御CPU900は、受信した演出制御コマンドに対応した演出パターンを、演出制御ROM901内に予め格納しておいた多数の演出パターンの中から抽選により決定し、その決定した演出パターンを実行指示する制御信号を演出制御RAM902内に一時的に格納する。
演出制御CPU900は、演出制御RAM902に格納しておいた演出パターンを実行指示する制御信号のうち、音に関する制御信号を音LSI903に送信する。これを受けて音LSI903は、当該制御信号に対応する音データを音ROM904より読み出し、スピーカ17に出力する。これにより、スピーカ17より上記決定された演出パターンに対応したBGMや効果音が発せられることとなる。
また演出制御CPU900は、演出制御RAM902に格納しておいた演出パターンを実行指示する制御信号のうち、光に関する制御信号を装飾ランプ基板100に送信する。これにより、装飾ランプ基板100が、ランプ演出効果を現出するLEDランプ等の装飾ランプを点灯又は消灯する制御を行うため、上記決定された演出パターンに対応したランプ演出が実行されることとなる。
そして演出制御CPU900は、演出制御RAM902に格納しておいた演出パターンを実行指示する制御信号のうち、画像に関する液晶制御コマンドを液晶制御基板120に送信する。これにより、液晶制御基板120が、当該液晶制御コマンドに基づく画像を表示させるように液晶表示装置41を制御することにより、上記決定された演出パターンに対応した画像が液晶表示装置41に表示されることとなる。なお、液晶制御基板120には演出内容に沿った画像を表示するための種々の画像データが記憶されており、さらに、演出出力全般の制御を担うVDP(Video Display Processor)が搭載されている。
一方、演出制御CPU900は、扉開放センサ50よりガラス扉枠5の開放検知信号を受信し、さらに、設定ボタン15が長押しされたことを示す信号を受信すると、RTCモジュール部905の機能を使用するかしないかの設定並びに時刻や日付を設定できるようにする。これを受けて、遊技場の作業員等が設定ボタン15によりRTCモジュール部905の機能を使用するかしないかの設定並びに時刻や日付を設定すると、演出制御CPU900は、RTCモジュール部905の機能を使用するかしないかの設定信号をRTC用RAM906に格納し、時刻や日付の設定信号を演出制御ROM901に格納する。そして、この演出制御ROM901に格納しておいた時刻や日付の設定信号が、演出制御CPU900によりRTCモジュール部905に送信されると、当該時刻や日付の設定がRTCモジュール部905に反映されることとなる。
ここで、このRTCモジュール部905についてより詳しく図4を用いて説明する。図4に示すように、RTCモジュール部905は、水晶発振器905aと、日時生成部905bと、デジタル補正レジスタ905cと、タイマレジスタ905dと、アラームレジスタ905eと、システムコントロール部905fと、バスインターフェース905gと、割込みコントローラ905hと、温度センサ905iとを備えている。
この水晶発振器905aは、所定のクロック信号を発生させることができるもので、その発生させた所定のクロック信号を、日時生成部905b、デジタル補正レジスタ905c、タイマレジスタ905dに出力している。この日時生成部905bは、上記水晶発振器905aより出力された所定のクロック信号を用いて、時刻や日付を計時することができるもので、設定ボタン15によりRTCモジュール部905の機能を使用すると設定された場合に、演出制御CPU900により、この計時した時刻や日付を用いた演出処理が実行される。またさらに、この日時生成部905bは、時刻や日付を設定できるレジスタを備えており、このレジスタに上記演出制御ROM901に格納された時刻や日付の設定信号がバスインターフェース905gを介して、システムコントロール部905fにより書き込まれると、日時生成部905bは、計時している時刻や日付に、その書き込まれたレジスタの時刻や日付を反映させる。
そしてさらに、日時生成部905bは、水晶発振器905aに供給されている電圧が低下したか否かを監視する電圧低下検知フラグFOS_FLGを備えている。この電圧低下検知フラグFOS_FLGは、水晶発振器905aに供給されている電圧が低下したことを検知すると「1」を設定し、演出制御CPU900より、当該電圧低下検知フラグFOS_FLGに「0」を書き込む信号がバスインターフェース905gを介してシステムコントロール部905fに送信され、そのシステムコントロール部905fにより「0」が書き込まれるまで、その値(すなわち、「1」)を保持しているものである。これにより、後述する電源基板130(図3参照)からの電力供給遮断時に、バックアップ電源907(図3参照)からRTCモジュール部905に電力供給される際、何らかの要因で一時的に電圧が低下し、その後、電圧低下が解消されたとしても、電圧低下検知フラグFOS_FLGは「1」を保持しているため、その一時的な電圧低下を検知することができる。それゆえ、日時生成部905bは、上記水晶発振器905aより出力された所定のクロック信号を用いて、時刻や日付を計時しているため、水晶発振器905aへ供給される電圧が一時的に低下したことにより発生している恐れのある計時誤差を、この電圧低下検知フラグFOS_FLGにより検知することができる。
一方、デジタル補正レジスタ905cは、計時日時をデジタル的に補正することができる補正値を設定することができる。このデジタル補正レジスタ905cには、補正値に応じた補正ビットが格納されている。すなわち、例えば、補正値+192.15×10−6には、補正ビット「0111111」が対応し、補正値+6.10×10−6には、補正ビット「0000010」が対応するというようなテーブルが予め格納されている。そのため、このデジタル補正レジスタ905cを使用する場合は、演出制御ROM901内に予め使用したい補正値に対応した補正ビット(例えば、「0000010」)を格納しておき、所定のタイミングで、その格納しておいた補正ビット(例えば、「0000010」)が演出制御CPU900より、バスインターフェース905gを介して、システムコントロール部905fに送信されると、当該システムコントロール部905fは、その補正ビットをデジタル補正レジスタ905cに書込む処理を行う。これにより、システムコントロール部905fは、その補正ビットに応じた補正値を当該デジタル補正レジスタ905cより読み出し、日時生成部905bに送信する。これを受けて日時生成部905bは、当該補正値の値に応じて、例えば、1秒のクロック数を10秒毎に変化させ、計時日時をデジタル的に補正する。このようにすれば、計時日時を自動的に調整することができる。
また一方、タイマレジスタ905dは、所望のタイミングでタイマ割込み信号を発生させることができるものである。このタイマレジスタ905dを使用する場合は、演出制御ROM901内に予め所望の割込みタイミング設定値を格納しておき、所定のタイミングで、その格納しておいた設定値が演出制御CPU900より、バスインターフェース905gを介して、システムコントロール部905fに送信されると、当該システムコントロール部905fは、その設定値をタイマレジスタ905dに書込む処理を行う。これにより、タイマレジスタ905dは、その設定値に応じたタイミングで割込み信号を発生させるべくタイマ値のカウントダウンを行ない、そのタイマ値が0となると割込み信号を発生させる。ところで、このタイマレジスタ905dには、タイマフラグTM_FLGが備えられており、このタイマフラグTM_FLGは、タイマ値が「0」となった際、「1」が設定されるというものである。そして、演出制御CPU900より、当該タイマフラグTM_FLGに「0」を書き込む信号がバスインターフェース905gを介してシステムコントロール部905fに送信され、そのシステムコントロール部905fにより「0」が書き込まれるまで、その値(すなわち、「1」)を保持しているというものである。これにより、何らかの要因で、所望のタイミングで割込み信号が発生しなかった場合、タイマレジスタ905d自体に不具合が生じたのか、あるいは、それ以外に不具合が生じたのかを早期に発見することができる。
他方、アラームレジスタ905eは、所望の日時にアラーム割込み信号を発生させることができるものである。このアラームレジスタ905eを使用する場合は、演出制御ROM901内に予め所望の日時にアラーム割込み信号が発生するような設定値を格納しておき、所定のタイミングで、その格納しておいた設定値が演出制御CPU900より、バスインターフェース905gを介して、システムコントロール部905fに送信されると、当該システムコントロール部905fは、その設定値をアラームレジスタ905eに書込む処理を行う。これにより、アラームレジスタ905eは、その設定値と日時生成部905bより出力される時刻や日付と比較し、一致すれば、アラーム割込み信号を発生させるというものである。ところで、このアラームレジスタ905eには、アラームフラグAR_FLGが備えられており、アラーム割込み信号が発生すると「1」が設定されるというものである。このアラームフラグAR_FLGは、演出制御CPU900より、当該アラームフラグAR_FLGに「0」を書き込む信号がバスインターフェース905gを介してシステムコントロール部905fに送信され、そのシステムコントロール部905fにより「0」が書き込まれるまで、その値(すなわち、「1」)を保持しているというものである。これにより、何らかの要因でアラーム割込み信号が発生しなかった場合、アラームレジスタ905e自体に不具合が生じたのか、あるいは、それ以外に不具合が生じたのかを早期に発見することができる。
ところで、タイマレジスタ905dにて発生したタイマ割込み信号及びアラームレジスタ905eにて発生したアラーム割込み信号は、割込みコントローラ905hに出力され、割込みコントローラ905hより演出制御CPU900に出力することができる。
一方、システムコントロール部905fは、上述のように、RTCモジュール部905を統括的に制御するものであり、温度センサ905iの動作/非動作を制御することができる温度センサ制御信号CSを備えている。この温度センサ制御信号CSは、演出制御CPU900により制御され、温度センサ制御信号CSが「H」レベルになると、温度センサ905iは動作を開始し、RTCモジュール部905の温度を検知し、その検知した温度を演出制御CPU900に出力することができる。一方、温度センサ制御信号CSが「L」レベルになると、温度センサ905iは動作を停止する。これにより、後述する電源基板130(図3参照)からの電力供給が遮断されると、演出制御CPU900の動作は停止し、温度センサ制御信号CSが「L」レベルになる。それゆえ、温度センサ905iの動作は停止することとなるから、バックアップ電源907にてRTCモジュール部905が動作している際、消費電力を低減させることできる。そして、当該電源基板130(図3参照)からの電力供給が開始された場合は、演出制御CPU900の動作が開始されることとなるから、当該演出制御CPU900にて、温度センサ制御信号CSを「H」レベルに制御すると、温度センサ905iの動作を自動復帰させることができる。なお、本実施形態においては、説明していないが、温度センサ制御信号CSの信号レベルに限らず、当該信号を使用しないように設定できるレジスタを設けても良い。
また一方、このシステムコントロール部905fは、日時生成部905bにて計時している計時日時が更新中か否かを判定する判定フラグBU_FLGを備えている。この判定フラグBU_FLGが「1」のとき、日時生成部905bにて計時している計時日時は、更新中であるため、日時生成部905bにて計時している計時日時を読み出すと、不正確な計時日時を読み出してしまう可能性がある。一方、この判定フラグBU_FLGが「0」のとき、日時生成部905bにて計時している計時日時は更新中でないため、日時生成部905bより正確な計時日時を読み出すことができる。そのため、演出制御CPU900は、この判定フラグBU_FLGを監視することにより、日時生成部905bより正確な計時日時を読み出すことができる。
ところで、上記説明した各基板への電源供給は、図3に示す電源基板130より供給されている。なお、図示では、電源供給ルートは、省略している。
ここで、本発明の特徴部分に係る演出制御基板90の処理内容(プログラムの概要)について図5〜図9も参照して具体的に説明する。まず、パチンコ遊技機1に電源が投入されると、電源基板130(図3参照)から各制御基板に電源が投入された旨の電源投入信号が送られる。そしてその信号を受けて、演出制御CPU900は、図5に示す演出制御メイン処理を行う。
<メイン処理>
図5に示すように、この演出制御メイン処理は、まず、演出制御CPU900が、内部に設けられているレジスタを初期化すると共に、入出力ポートの入出力方向を設定する。そしてさらに、出力方向に設定された出力ポートから送信されるデータがシリアル転送となるように設定する(ステップS1)。
その設定後、演出制御CPU900は、上記主制御基板60(図3参照)から受信する演出制御コマンドを格納する演出制御RAM902内のメモリ領域を初期化する(ステップS2)。そして、演出制御CPU900は、上記主制御基板60からの割込み信号を受信する入力ポートの割込み許可設定処理を行う(ステップS3)。
次いで、演出制御CPU900は、作業領域、スタック領域として使用する演出制御RAM902内のメモリ領域を初期化し(ステップS4)、音LSI903(図3参照)に初期化指令を行う。これにより、音LSI903は、その内部に設けられているレジスタを初期化する(ステップS5)。
次いで、演出制御CPU900は、図示しない可動役物を動作させるモータに異常が発生しているか否か、そのモータを動作させるモータデータが格納される演出制御RAM902内のメモリ領域を確認する。異常データが格納されている場合は、演出制御CPU900は、当該モータを原点位置に戻す指令を行う。これにより、可動役物は初期位置に戻ることとなる(ステップS6)。
次いで、演出制御CPU900は、RTC確認処理を行う(ステップS7)。このRTC確認処理について、図6を参照して具体的に説明する。
<RTC確認処理>
まず、演出制御CPU900は、扉開放センサ50(図3参照)よりガラス扉枠5(図1参照)の開閉検知信号を受信し、ガラス扉枠5が開放されているか否かを確認する(ステップS100)。ガラス扉枠5が開放されていれば(ステップS100:ON)、演出制御CPU900は、設定ボタン15が長押しされたか否かを確認する(ステップS101)。設定ボタン15が長押しされていれば(ステップS101:YES)、演出制御CPU900は、液晶制御基板120を介して液晶表示装置41に設定画面を表示させ、RTCモジュール部905の機能を使用するかしないかの設定並びに時刻や日付を設定できるようにする。これを受けて、遊技場の作業員等が設定ボタン15によりRTCモジュール部905の機能を使用するかしないかの設定並びに時刻や日付を設定すると、演出制御CPU900は、RTCモジュール部905の機能を使用するかしないかの設定信号をRTC用RAM906に格納し、時刻や日付の設定信号を演出制御ROM901に格納する処理を行う(ステップS102)。このように、RTCモジュール部905の機能を使用するかしないかの設定ができる設定ボタン15を設けておけば、遊技場側が自由にRTCモジュール部905の機能を使用するかしないかの設定をすることができる。なお、本実施形態においては、扉開放センサ50よりガラス扉枠5の開放検知信号を受信し、さらに、設定ボタン15が長押しされた場合にRTCモジュール部905の機能を使用するかしないかの設定並びに時刻や日付を設定できるようにしたが、これに限らず、例えば、上述した電圧低下検知フラグFOS_FLGが「1」になっていた時に設定できるようにする等様々な条件に設計変更することができる。
次いで、演出制御CPU900は、上記RTC用RAM906に格納されているRTCモジュール部905の機能を使用するか否かの設定を読み出す(ステップS103)。これにより、RTCモジュール部905の機能を使用するように設定されていた場合(ステップS103:YES)、演出制御CPU900は、電圧低下検知フラグFOS_FLGに「0」を設定する処理を行う。具体的には、電圧低下検知フラグFOS_FLGに「0」を書き込む信号が演出制御CPU900よりバスインターフェース905gを介してシステムコントロール部905fに送信される。これを受けて、システムコントロール部905fは、電圧低下検知フラグFOS_FLGに「0」を書き込む処理を行う(ステップS104)。
次いで、演出制御CPU900は、上記ステップS104の処理後、又は、ガラス扉枠5が開放されていないか(ステップS100:OFF)、設定ボタン15が長押しされていないか(ステップS101:NO)、あるいは、RTCモジュール部905の機能が不使用に設定されているかの何れかの場合(ステップS103:NO)、電圧低下検知フラグFOS_FLGの値を確認する(ステップS105)。すなわち、演出制御CPU900は、RTCモジュール部905の日時生成部905bより電圧低下検知フラグFOS_FLGの値を読み出し、電圧低下検知フラグが「1」(ステップS105:=1)であれば、RTCモジュール部905(すなわち、水晶発振器905a)に供給されている電圧が低下したと判断し、水晶発振器905aの発振が安定するまで待機する(ステップS106)。そしてその後、演出制御CPU900は、日時生成部905b,デジタル補正レジスタ905c,タイマレジスタ905d,アラームレジスタ905eの各レジスタに関する設定値が格納されている演出制御ROM901より当該設定値を読み出し、その設定値を、バスインターフェース905gを介してシステムコントロール部905fに送信する。これにより、システムコントロール部905fは、送信された設定値を日時生成部905b,デジタル補正レジスタ905c,タイマレジスタ905d,アラームレジスタ905eの各レジスタに書込み(初期設定)する処理を行う(ステップS107)。なお、本実施形態においては、電圧低下検知フラグが「1」、すなわち、電圧低下を検知した際に、各レジスタの初期設定を行うようにしたが、例えば、演出制御基板90上に、当該各レジスタの初期設定を行う初期設定用スイッチを設け、その初期設定用スイッチが押されたら、各レジスタの初期設定を行うようにしても良い。また本実施形態においては、ステップS107にて初期設定を行うようにしたが、初期設定を行わず、RTCモジュール部905(すなわち、日時生成部905b)にて時刻や日付の計時を継続しても良い。
次いで、演出制御CPU900は、RTCモジュール部905に異常が発生したことを報知する液晶制御コマンドを演出制御RAM902内のメモリ領域に格納すると共に、エラー報知フラグERR_FLGに「1」を設定し(ステップS108)、ステップS110の処理に進む。なお、この液晶制御コマンドが、後述する図9に示すタイマ割込み処理の際、液晶制御基板120(図3参照)に送信され、液晶表示装置41にRTCモジュール部905に異常が発生したことが表示されることとなる。この異常を表示する方法は、どのような方法でも良く、例えば、バックアップ電源907の交換を促す表示でも良いし、バックアップ電源907の残量が僅少であるという表示でも良く、時刻や日時に誤差が生じている可能性があるという表示でも良い。また、液晶表示装置41にRTCモジュール部905(すなわち、日時生成部905b)にて計時した現在時刻の表示がある場合には、初期時刻(デフォルト時刻)に設定して表示するようにしても良い。このようにすれば、間接的に時刻がリセットされ内部異常が発生していることを報知することができる。
一方、演出制御CPU900は、電圧低下検知フラグが「0」(ステップS105:=0)であれば、RTCモジュール部905の機能が使用に設定されているか否かを確認する(ステップS109)。RTCモジュール部905の機能が不使用に設定されている場合(ステップS109:NO)は、RTC演出不使用フラグRD_FLGに「1」を設定し(ステップS110)、図5に示すステップS8の処理に進む。
RTCモジュール部905の機能が使用に設定されている場合(ステップS109:YES)、演出制御CPU900は、RTC演出不使用フラグRD_FLGに「0」を設定し(ステップS111)、RTCモジュール部905の日時生成部905bより計時日時を読み出し、演出制御RAM902内に格納する(ステップS112)。この処理を終えた後、演出制御CPU900は、図5に示すステップS8の処理に進む。
このように、RTCモジュール部905の機能が不使用に設定されていたとしても(ステップS103参照)、RTCモジュール部905に異常が発生したことを報知するようにすれば、不具合を早期に報知することができる。なお、RTCモジュール部905の機能が不使用に設定されたとしても、日時生成部905bによる時刻や日付の計時は継続して行うようにしても良い。このようにすれば、RTCモジュール部905の機能を使用するように設定に変更したとしても、新たに時刻や日付を設定せずとも良くなる。また、電圧低下検知フラグが「1」と検出され、意に反して、ステップS110にて、RTC演出が不使用に設定(RTC演出不使用フラグRD_FLGに「1」が設定)されたとしても、日時生成部905bによる時刻や日付の計時は継続して行うようにしても良い。このようにすれば、少なくとも電源投入時からの計時日時は計測することができる。
<メイン処理>
かくして、上記のようなステップS7の処理を経て、演出制御CPU900は、その内部に設けられている一定周期のパルス出力を作成する機能や時間計測の機能等を有するCTC(Counter Timer Circuit)の設定を行う。すなわち、演出制御CPU900は、1ms毎に定期的にタイマ割込みがかかるように上記CTCの時間定数レジスタを設定する(ステップS8)。
上記処理を終えた後、演出制御CPU900は、メインループ更新周期か否かを確認する。具体的には、0〜31までループ状にカウントするメインループカウンタML_CNTを16分周(すなわち、16で除算)した際の余りを確認し、その余りが0であれば(ステップS9:YES)、ステップS11に進み、0以外であれば(ステップS9:NO)、予告抽選等に用いる乱数値を更新する処理を行う(ステップS10)。なお、メインループカウンタML_CNTのインクリメント(+1)方法については、後述することとする。
次いで、演出制御CPU900は、後述するステップS14にて生成された装飾ランプ基板100に搭載されているLEDランプ等の装飾ランプをそれぞれ点灯又は消灯させるのに必要な制御信号を演出制御RAM902内のメモリ領域に書込みする処理を行う(ステップS11)。
続いて、演出制御CPU900は、上記演出制御RAM902内のメモリ領域に格納されている上記主制御基板60(図3参照)から受信する演出制御コマンドを読み出し、その内容に応じた演出パターンを、演出制御ROM901内に予め格納しておいた多数の演出パターンの中から抽選により決定する。そして、その決定された演出パターンに対応する液晶制御コマンドを上記演出制御RAM902内のメモリ領域に格納する(ステップS12)。
次いで、演出制御CPU900は、RTCエラー報知処理を行う(ステップS13)。このRTCエラー報知処理について図7を参照して具体的に説明する。
<RTCエラー報知処理>
まず、演出制御CPU900は、上記演出制御RAM902内のメモリ領域に格納されている上記主制御基板60(図3参照)から受信する演出制御コマンドを読み出し、遊技状態が変動状態か否かを確認する(ステップS200)。遊技状態が変動状態であれば(ステップS200:YES)、RTCモジュール部905に異常が発生したことを報知しているか否かを確認する。すなわち、演出制御CPU900は、エラー報知フラグERR_FLGの値の確認を行う(ステップS201)。これにより、エラー報知フラグERR_FLGの値が「1」であれば、演出制御CPU900は、エラー報知中であると判断し(ステップS201:YES)、エラー報知を終了する液晶制御コマンドを演出制御RAM902内のメモリ領域に格納すると共に、エラー報知フラグERR_FLGに「0」を設定し(ステップS202)、ステップS203の処理に進む。なお、この液晶制御コマンドが、後述する図9に示すタイマ割込み処理の際、液晶制御基板120(図3参照)に送信され、これにより、液晶表示装置41に表示されていたエラー内容が表示されなくなる。このように、遊技状態が変動状態であった際、RTCモジュール部905に異常が発生したとするエラー報知を停止するようにすれば、遊技者の遊技を妨げる事態を低減させることができる。
一方、演出制御CPU900は、上記ステップS202の処理を終えるか、又は、遊技状態が変動状態でなく(ステップS200:NO)、あるいは、エラー報知中でない、すなわち、エラー報知フラグERR_FLGの値が「0」でなければ(ステップS201:NO)、上記RTC用RAM906に格納されているRTCモジュール部905の機能を使用するか否かの設定を読み出し確認を行う(ステップS203)。RTCモジュール部905の機能を使用する場合(ステップS203:YES)、電圧低下検知フラグFOS_FLGの値を確認する(ステップS204)。すなわち、演出制御CPU900は、RTCモジュール部905の日時生成部905bより電圧低下検知フラグFOS_FLGの値を読み出し、電圧低下検知フラグが「0」(ステップS204:=0)であれば、RTCモジュール部905(すなわち、水晶発振器905a)に供給されている電圧が安定していると判断し、RTC演出不使用フラグRD_FLGに「0」を設定する処理を行う(ステップS205)。その後、演出制御CPU900は、図5に示すステップS14の処理に進む。
一方、演出制御CPU900は、RTCモジュール部905の機能を使用しないか(ステップS203:NO)、又は、電圧低下検知フラグが「1」(ステップS204:=1)であれば、RTCモジュール部905(すなわち、水晶発振器905a)に供給されている電圧が低下している、又は、低下したと判断し、RTC演出不使用フラグRD_FLGに「1」を設定する(ステップS206)。その後、演出制御CPU900は、図5に示すステップS14の処理に進む。なお、RTCエラー報知処理にて、ステップS203〜ステップS206の処理を行っているのは、遊技中に電圧低下が生じた場合を考慮したものである。
<メイン処理>
かくして、上記のようなステップS13の処理を経て、演出制御CPU900は、RTC演出不使用フラグRD_FLGに「0」が設定されていれば、RTC演出を使用すると判断し、演出制御RAM902内に格納されている計時日時を用いたRTC演出に応じた制御信号並びに上記決定された演出パターンに応じた制御信号を生成する。すなわち、光に関する制御信号、音に関する制御信号を生成する。そして、演出ボタン装置13を遊技者に押下げさせるような演出があるか否かも決定され、図示しない可動役物を動作させるモータ(図示せず)の動作内容及び大入賞口43等のソレノイドの動作内容を決定する(ステップS14)。なお、この決定された光に関する制御信号が、次回のステップS11の処理の際、演出制御RAM902内のメモリ領域に書き込まれることとなる。
このように、電圧低下検知フラグが「1」の際、RTC演出不使用フラグRD_FLGに「1」を設定し、RTC演出を使用しないようにすれば、電圧低下により生じた計時誤差により、意図しないタイミングでRTC演出が実行されてしまう事態を防止することができる。
次いで、演出制御CPU900は、上記決定された音に関する制御信号を音LSI903に送信する。そして、音LSI903は、その制御信号に応じたBGMあるいは効果音を音ROM904から読み出す。これにより、音LSI903は、その読み出した音データに基づく処理を行い、音源データとしてスピーカ17へ出力する処理を行う(ステップS15)。
次いで、演出制御CPU900は、ステップS12にて決定されたソレノイドの作動内容に応じたソレノイドデータを生成し、その生成したソレノイドデータを演出制御RAM902内のメモリ領域に格納する(ステップS16)。
次いで、演出制御CPU900は、上記ステップS15の処理に関し、音LSI903が音データ等をデコード処理する際、ノイズ等により何らかのエラーが発生していないかを、当該音LSI903にアクセスし確認する(ステップS17)。
かくして、演出制御CPU900は、上記ステップS17の処理を終えた後、再度ステップS9の処理に戻り、ステップS9〜S17の処理を繰り返すこととなる。なお、本実施形態においては、RTC確認処理(ステップS7参照)を電源投入時の処理としたが、例えば、受信コマンド解析処理(ステップS12参照)後の処理とし、通常遊技中に処理させても良い。
<コマンド受信割込み処理>
続いて、図8を参照して、このような演出制御メイン処理の実行中に、主制御基板60より演出制御コマンド及び割込み信号が送信されてきた際の処理について説明する。
図8に示すように、演出制御CPU900は、上記割込み信号を受信した際、各レジスタの内容を演出制御RAM902内のスタック領域に退避させる退避処理を実行する(ステップS300)。その後、演出制御CPU900は、演出制御コマンドを受信した入力ポートのレジスタを読み出し(ステップS301)、演出制御RAM902内のコマンド送受信用メモリ領域のアドレス番地を示すポインタを算出する(ステップS302)。
そしてその後、演出制御CPU900は、再度、演出制御コマンドを受信した入力ポートのレジスタを読み出し(ステップS303)、ステップS301にて読み出した値とステップS303にて読み出した値が一致しているか否かを確認する。一致していなければ(ステップS304:NO)、ステップS307に進み、一致していれば(ステップS304:YES)、上記算出したポインタに対応するアドレス番地に、主制御基板60より受信した演出制御コマンドを格納する(ステップS305)。なお、この格納された演出制御コマンドが、図5に示すステップS12の処理の際、演出制御CPU900に読み出されることとなる。
次いで、演出制御CPU900は、演出制御RAM902内のコマンド送受信用メモリ領域のアドレス番地を示すポインタを更新し(ステップS306)、ステップS300の処理で退避しておいたレジスタを復帰させる(ステップS307)。これにより、図5に示す演出制御メイン処理に戻ることとなる。
<タイマ割込み処理>
続いて、図9を参照して、演出制御メイン処理のステップS8の処理(図5参照)にて設定した、1ms毎のタイマ割込みが発生した際の処理について説明する。
図9に示すように、演出制御CPU900は、1ms毎のタイマ割込みが発生した際、各レジスタの内容を演出制御RAM902内のスタック領域に退避させる退避処理を実行する(ステップS400)。その後、演出制御CPU900は、演出制御CPU900内に設けられている入出力ポートのレジスタをリフレッシュする(ステップS401)。
続いて、演出制御CPU900は、図5に示すステップS16にて処理した演出制御RAM902内のメモリ領域に格納されているソレノイドデータを出力ポートよりシリアル転送で送信する。これにより、大入賞口43等が開閉動作することとなる。またさらに、演出制御CPU900は、演出制御RAM902内のメモリ領域に格納されているモータデータを出力ポートよりシリアル転送で送信する。これにより、図示しない可動役物が、そのモータデータに基づいた動作をすることとなる(ステップS402)。
次いで、演出制御CPU900は、演出ボタン装置13からの信号を受信する(ステップS403)。なお、演出ボタン装置13が遊技者によって押下されていた場合、演出制御CPU900は、図5に示すステップS14の処理を行う際、演出ボタン装置13が押下されたことを考慮した演出パターンを決定することとなる。
次いで、演出制御CPU900は、図示しない可動役物のモータ(図示せず)の位置を検知するモータセンサから送信される検知データに基づきモータの位置を確認する(ステップS404)。
次いで、演出制御CPU900は、図5に示すステップS7,ステップS11,ステップS13の処理にて演出制御RAM902内のメモリ領域に格納された液晶制御コマンドを液晶制御基板120(図3参照)に送信する(ステップS405)。
次いで、演出制御CPU900は、上記ステップS404にて確認したモータの位置に基づき、図5に示すステップS14にて決定された可動役物を動作させるモータの動作内容に応じたモータデータを生成した上で、演出制御RAM902内のメモリ領域に格納する(ステップS406)。なお、この演出制御RAM902内のメモリ領域に格納されたモータデータが、次の1msのタイマ割込みの際、ステップS402の処理にて出力ポートよりシリアル転送にて送信されることとなる。
次いで、演出制御CPU900は、RTCモジュール部905の日時生成部905bより計時日時を読み出し、演出制御RAM902内に格納する(ステップS407)。なお、この演出制御RAM902内に格納した計時日時が、RTC演出を使用する際、図5に示すステップS14にて使用されることとなる。なおまた、本実施形態においては、タイマ割込み処理にて定期的にRTCモジュール部905の日時生成部905bより計時日時を読み出すようにしたが、図6に示すステップS112にて演出制御RAM902内に格納した計時日時を管理(例えば、カウントアップ)するようにしても良い。その際、この管理されている計時日時が、図5に示すステップS14にて使用されることとなる。特に、上述したシステムコントロール部905f(図4参照)にて備えている判定フラグBU_FLGが「1」のとき、日時生成部905bにて計時している計時日時を読み出すと、不正確な計時日時を読み出してしまう可能性があるため、判定フラグBU_FLGが「1」のとき、演出制御RAM902内に格納した計時日時を管理(例えば、カウントアップ)したものを、図5に示すステップS14にて使用するのが好ましい。計時日時を読み出す処理を、判定フラグBU_FLGが「0」になり、正確な計時日時を読み出せるようになるまで、待機状態にしなければならない事態を低減させることができ、さらには、不正確な計時日時を読み出して、意図しない演出が実行されてしまう事態を低減させることができるためである。
次いで、演出制御CPU900は、図5に示すステップS9の処理にて用いる0〜31までループ状にカウントするメインループカウンタML_CNTをインクリメント(+1)し、そのインクリメントした値を16分周(すなわち、16で除算)する処理を行う(ステップS408)。そしてその後、演出制御CPU900は、ステップS400の処理で退避しておいたレジスタを復帰させる(ステップS409)。これにより、図5に示す演出制御メイン処理に戻ることとなる。
しかして、以上説明した本実施形態によれば、電源遮断時にバックアップ電源が一時的に電圧低下したとしても、これによる計時手段の計時誤差を検知することができる。
なお、本実施形態において示すRTC演出とは、予告等の演出に限らず、時刻や日付を表示する等の幅広い演出態様のことをいう。
また、本実施形態においては、RTC用RAM906に、RTCモジュール部905の機能を使用するかしないかの設定信号を格納する例だけを示したが、それに限らず、主制御基板60より送信される現在の遊技状態等を格納しても良い。
1 パチンコ遊技機
15 設定ボタン(設定手段)
905 RTCモジュール部(計時手段)
905a 水晶発振器
905b 日時生成部
907 バックアップ電源
FOS_FLG 電圧低下検知フラグ(検知手段)

Claims (1)

  1. 電源遮断後においても、バックアップ電源により動作を継続し、日時を計時する計時手段と、
    前記計時手段に供給されるバックアップ電源の電圧低下を検知する検知手段と、
    前記計時手段に基づく演出の使用/不使用の設定が可能な設定手段とを有し、
    前記検知手段は、電源遮断時に、前記バックアップ電源の電圧低下を検知した場合に、当該電圧低下が解消された後も、当該検知内容を保持し続けてなることを特徴とする遊技機。
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