JP5661354B2 - インクジェット記録装置および記録ヘッドの温度制御方法 - Google Patents
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Description
上記のような課題を解決するため、本発明の第1の実施形態は、1つの記録ヘッドについて、図6(a)に示す順序で温度センサの検出値の読取りを行う。図6(a)において、縦方向の1〜8は読取りの順番を示し、横方向は3つの記録ヘッドそれぞれの温度センサを示している。すなわち、3つの記録ヘッドの温度センサは、それぞれの順番で同時に読取りが行われる。そして、その読取りが1〜8の順番で行われる。
本発明の第2の実施形態は、図5(b)に示すように、1つのヘッドチップ内に3つの温度センサを配置し、全体では36個の温度センサを備える形態に関するものである。
図6(c)は、本発明の第3の実施形態にかかる温度センサの読み取り順序を示す図である。本実施形態では、図5(b)に示すヘッドA、ヘッドB、ヘッドCにおける各チップの温度センサを同時に読むとき、同じ位置にある温度センサを読まずに、違う位置にある温度センサの値を同時に読み取る。本実施形態でも、つなぎ部を構成するそれぞれのチップにおいてつなぎ部のノズル近傍に配置される温度センサの組(703、704)、(706、707)、(709、710)、(715、716)、・・・(727、728)はそれぞれのセンサについて連続した順序で読取りが行われる。
なお、上記実施形態においては、一定量のインク滴を吐出するノズルを有する記録ヘッドを用いるインクジェット記録装置を例に採り説明したが、異なるインク量のインク滴を吐出し得るノズルを備えた記録ヘッドにも本発明は適用可能である。さらに、使用するインクも、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックなどの外、同一色相のなかで、濃度の異なる濃淡インクなどを吐出する記録ヘッドにも本願発明は適用可能である。
2a ヘッドドライバ
9 制御装置
41−44 ヘッドチップ
81、83 つなぎ部
82 非つなぎ部
84、85、86 温度センサ
Claims (13)
- 所定方向に配列されたインクを吐出するための複数のノズルにより構成されるノズル列と、前記ノズルに対応して設けられたインクを吐出するために利用されるエネルギーを発生するエネルギー発生素子と、を有するチップを複数有し、隣接する前記チップの端部のノズル同士が前記所定方向と交差する方向に重複してつなぎ部を構成するように複数の前記チップが前記所定方向に配置された記録ヘッドと、記録媒体と、を前記交差する方向に相対的に移動させながら前記ノズルからインクを吐出させることにより記録媒体に記録を行い、前記つなぎ部を構成する前記隣接するチップそれぞれの端部のノズルからは記録媒体の同じ領域にインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置であって、
前記複数のチップそれぞれには、前記チップの、前記ノズル列の両端部の前記つなぎ部に対応する部分それぞれの温度に関する温度情報を取得するための複数の温度センサが設けられ、
前記複数のチップの前記つなぎ部に対応する部分それぞれの温度に関する温度情報を前記複数の温度センサそれぞれから取得する温度情報取得手段と、
前記温度情報取得手段によって取得された前記チップの前記つなぎ部に対応する部分の前記温度情報に基づいて、前記チップの前記つなぎ部を構成するノズルからのインクの吐出量を制御する吐出量制御手段と、
を具え、前記温度情報取得手段は、同じ前記つなぎ部を構成する複数の前記チップの前記つなぎ部に対応する部分の前記温度情報それぞれを連続する順序で取得することを特徴とするインクジェット記録装置。 - 前記温度情報取得手段は、前記複数のチップそれぞれの前記つなぎ部に対応する部分の前記温度情報を所定の順序で取得することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
- 前記複数のチップそれぞれには、少なくとも前記チップの両端の、前記つなぎ部に対応する位置に前記温度センサそれぞれが設けられ、
前記温度情報取得手段は、前記同じつなぎ部を構成する前記複数のチップそれぞれの前記同じつなぎ部に対応する位置の前記温度センサそれぞれから連続する順序で前記温度情報を取得することを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット記録装置。 - 複数の前記記録ヘッドを用い、
前記温度情報取得手段は、前記複数の温度センサから温度情報を取得する際に、異なる記録ヘッド間で同時に複数の温度センサから温度情報を取得することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のインクジェット記録装置。 - 前記温度情報取得手段は、前記複数の温度センサから温度情報を取得する際に、前記異なる記録ヘッド間で、記録ヘッドにおける同じ位置にある温度センサから同時に温度情報を取得することを特徴とする請求項4に記載のインクジェット記録装置。
- 前記温度情報取得手段は、前記複数の温度センサから温度情報を取得する際に、前記異なる記録ヘッド間で、記録ヘッドにおける異なる位置にある温度センサから同時に温度情報を取得することを特徴とする請求項4に記載のインクジェット記録装置。
- 前記温度情報取得手段は、前記複数の温度センサから温度情報を取得する際に、前記エネルギー発生素子を駆動するためのパルス信号が印加されていないタイミングで個々の温度センサから温度情報を取得することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
- 前記温度情報取得手段は、前記複数の温度センサから温度情報を取得する際に、さらに、前記温度センサから温度情報を取得する直前の前記パルス信号の印加から、温度情報取得時間より長い時間の待機時間をおいてから前記温度センサから温度情報を取得することを特徴とする請求項7に記載のインクジェット記録装置。
- 複数のノズルを、複数のブロックに分けてブロック毎に順番に駆動し、
前記温度情報取得手段は、全ブロック駆動後に1つの前記つなぎ部を構成する複数の前記チップの前記つなぎ部に対応する部分のうちの一方のチップの前記つなぎ部に対応する部分の前記温度情報を取得し、前記吐出量制御手段は、取得された前記温度情報に基づいて一方のチップの前記つなぎ部の前記ノズルの吐出量を補正し、
次いで、次に全ブロックの駆動が行われた後に、前記温度情報取得手段は、全ブロック駆動後に1つの前記つなぎ部を構成する複数の前記チップの前記つなぎ部に対応する部分のうちの他方のチップの前記つなぎ部に対応する部分の前記温度情報を取得し、前記吐出量制御手段は、取得された前記温度に基づいて他方のチップの前記つなぎ部の前記ノズルの吐出量を補正することを特徴とする請求項7または8に記載のインクジェット記録装置。 - 前記温度情報取得手段は、同じ前記チップの異なる温度センサそれぞれから連続する順序で温度を取得することを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
- 一つの前記チップの両端の前記センサの間の位置に別の前記センサが設けられていることを特徴とする請求項3乃至9のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
- 前記エネルギー発生素子はヒータであり、前記吐出量制御手段は、前記ヒータの駆動を制御することにより前記吐出量を制御することを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
- 所定方向に配列されたインクを吐出するための複数のノズルにより構成されるノズル列と、前記ノズルに対応して設けられたインクを吐出するために利用されるエネルギーを発生するエネルギー発生素子と、を有するチップを複数有し、隣接する前記チップの端部のノズル同士が前記所定方向と交差する方向に重複してつなぎ部を構成するように複数の前記チップが前記所定方向に配置された記録ヘッドと、記録媒体と、を前記交差する方向に相対的に移動させながら前記ノズルからインクを吐出させることにより記録媒体に記録を行い、前記つなぎ部を構成する前記隣接するチップそれぞれの端部のノズルからは記録媒体の同じ領域にインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置における記録ヘッドの温度制御方法であって、
前記複数のチップそれぞれには、前記チップの、前記ノズル列の両端部の前記つなぎ部に対応する部分それぞれの温度に関する温度情報を取得するための複数の温度センサが設けられ、
前記複数のチップの前記つなぎ部に対応する部分それぞれの温度に関する温度情報を前記複数の温度センサそれぞれから取得する温度情報取得工程と、
前記温度情報取得工程で取得された前記チップの前記つなぎ部に対応する部分の前記温度情報に基づいて、前記チップの前記つなぎ部を構成するノズルからのインクの吐出量を制御する吐出量制御工程と、
を有し、前記温度情報取得工程では、同じ前記つなぎ部を構成する複数の前記チップの前記つなぎ部に対応する部分の前記温度情報それぞれを連続する順序で取得することを特徴とする記録ヘッドの温度制御方法。
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