JP5660929B2 - タンカーの荷役設備 - Google Patents

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Description

本発明は、原油タンカー等、数種類の液体貨物を積み卸しする(荷役する)のに用いられるタンカーの荷役設備に関するものである。
タンカーの荷役設備としては、例えば、特許文献1に開示されたタンカーの貨油タンク用給排油装置が知られている。
特開平7−10077号公報
また、近年では、図2に示すようなタンカーの荷役設備50が、数種類の液体貨物を積み卸しする原油タンカー等に搭載され、使用されている。
タンカーの荷役設備50は、3系統の荷油ラインL11,L12,L13と、複数個(図2に示す例では、左舷(図2において上側)の船首側(図2において右側)から船尾側(図2において左側)にかけて6個、船体中央の船首側から船尾側にかけて5個、右舷(図2において下側)の船首側から船尾側にかけて6個)のカーゴタンクと、を備えている。
(第1の)荷油ラインL11は、(第1の)マニホールド51Aと、(第1の)荷油管(配管)52Aと、(第1の)カーゴポンプ53Aとを備え、(第2の)荷油ラインL12は、(第2の)マニホールド51Bと、(第2の)荷油管52Bと、(第2の)カーゴポンプ53Bとを備えており、(第3の)荷油ラインL13は、(第3の)マニホールド51Cと、(第3の)荷油管52Cと、(第3の)カーゴポンプ53Cとを備えている。
マニホールド51A,51B,51Cは、陸上等に設置されたローディングアーム等(図示せず)と接続されて、液体貨物を受入れる入口または液体貨物を受け渡す出口であり、一般的には、タンカーの上甲板上に設けられている。
荷油管52Aは、主として第1の液体貨物を、所定のカーゴタンク(ここでは、左舷の船首側から2番目および5番目のカーゴタンク、船体中央の船首側から1番目および4番目のカーゴタンク、右舷の船首側から2番目、5番目および6番目のカーゴタンク)に船積みし、所定のカーゴタンクから荷揚げする際に使用される配管であり、その途中には、幾つものバルブが接続されている。
荷油管52Bは、主として第2の液体貨物を、所定のカーゴタンク(ここでは、左舷の船首側から3番目のカーゴタンク、船体中央の船首側から2番目および5番目のカーゴタンク、右舷の船首側から3番目のカーゴタンク)に船積みし、所定のカーゴタンクから荷揚げする際に使用される配管であり、その途中には、幾つものバルブが接続されている。
荷油管52Cは、主として第3の液体貨物を、所定のカーゴタンク(ここでは、左舷の船首側から4番目および6番目のカーゴタンク、船体中央の船首側から3番目のカーゴタンク、右舷の船首側から1番目および4番目のカーゴタンク)に船積みし、所定のカーゴタンクから荷揚げする際に使用される配管であり、その途中には、幾つものバルブが接続されている。
カーゴポンプ53Aは、主として第1の液体貨物を、所定のカーゴタンク(ここでは、左舷の船首側から2番目および5番目のカーゴタンク、船体中央の船首側から1番目および4番目のカーゴタンク、右舷の船首側から2番目、5番目および6番目のカーゴタンク)から陸揚げする際に使用される荷揚げ用のポンプであり、ポンプ室(図示せず)内に設置されている。
カーゴポンプ53Bは、主として第2の液体貨物を、所定のカーゴタンク(ここでは、左舷の船首側から3番目のカーゴタンク、船体中央の船首側から2番目および5番目のカーゴタンク、右舷の船首側から3番目のカーゴタンク)から陸揚げする際に使用される荷揚げ用のポンプであり、カーゴポンプ53Aと同様、ポンプ室(図示せず)内に設置されている。
カーゴポンプ53Cは、主として第3の液体貨物を、所定のカーゴタンク(ここでは、左舷の船首側から1番目、4番目および6番目のカーゴタンク、船体中央の船首側から3番目のカーゴタンク、右舷の船首側から1番目および4番目のカーゴタンク)から陸揚げする際に使用される荷揚げ用のポンプであり、カーゴポンプ53A,53Bと同様、ポンプ室(図示せず)内に設置されている。
さて、図2に示すタンカーの荷役設備50では、荷油管52Aおよび/またはカーゴポンプ53Aに問題が生じて、荷油管52Aを使って第1の液体貨物の荷役が行えないときには、荷油管52Bまたは荷油管52Cを使って第1の液体貨物の荷役が行え、荷油管52Bおよび/またはカーゴポンプ53Bに問題が生じて、荷油管52Bを使って第2の液体貨物の荷役が行えないときには、荷油管52Aまたは荷油管52Cを使って第2の液体貨物の荷役が行えて、荷油管52Cおよび/またはカーゴポンプ53Cに問題が生じて、荷油管52Cを使って第3の液体貨物の荷役が行えないときには、荷油管52Aまたは荷油管52Bを使って第3の液体貨物の荷役が行えるように、荷油管52Aと荷油管52Cとが第1のバイパス管61で連通(接続)され、荷油管52Bと荷油管52Cとが第2のバイパス管62で連通(接続)されている。
第1のバイパス管61は、上面視L字状を呈する荷油管であり、その一端は荷油管52Aの末端に接続され、その他端は荷油管52Cの末端部に接続されている。また、第1のバイパス管61の途中には、種類の異なる液体貨物がコンタミネーション(混交)するのを確実に防止するため、二つのバルブV11,V12が設けられている。
第2のバイパス管62は、上面視L字状を呈する荷油管であり、その一端は荷油管52Bの末端に接続され、その他端は荷油管52Cの途中、すなわち、荷油管52Cの末端部よりも船尾側に位置する荷油管52Cに接続されている。また、第2のバイパス管62の途中には、種類の異なる液体貨物がコンタミネーション(混交)するのを確実に防止するため、二つのバルブV13,V14が設けられている。
そのため、図2に示すタンカーの荷役設備50では、バルブV11,V12とバルブV13,V14とが、第1のバイパス管61の配管長さ(管路長)が長くなるとともに、合計四つのバルブV11〜V14を設けなければならず、設備コストおよびメンテナンスコストが高騰してしまうといった問題点があった。
また、図2に示すタンカーの荷役設備50では、第2のバイパス管62の配管口径、荷油管52Cの、第2のバイパス管62の他端が接続された箇所から末端までの配管口径、第1のバイパス管61の配管口径、および荷油管52Aの末端部(より詳しくは、右舷の船首側から2番目のカーゴタンクと連通する荷油管63の基端が接続された箇所から末端まで)の配管口径を大きくしなければならず、設備コストおよびメンテナンスコストがさらに高騰してしまうといった問題点もあった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、設備コストおよびメンテナンスコストを削減することができるタンカーの荷役設備を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用した。
本発明に係るタンカーの荷役設備は、第1の荷油ラインと、第2の荷油ラインと、第3の荷油ラインと、複数個のカーゴタンクと、を備え、前記第1の荷油ラインを使って、主として第1の液体貨物を、所定のカーゴタンクに船積みし、当該所定のカーゴタンクから荷揚げし、前記第2の荷油ラインを使って、主として第2の液体貨物を、所定のカーゴタンクに船積みし、当該所定のカーゴタンクから荷揚げするとともに、前記第3の荷油ラインを使って、主として第3の液体貨物を、所定のカーゴタンクに船積みし、当該所定のカーゴタンクから荷揚げするタンカーの荷役設備であって、前記第1の荷油ラインを構成する第1の荷油管の末端よりも船尾側に位置する前記第1の荷油管の末端部と、前記第2の荷油ラインを構成する第2の荷油管の末端とが、第1のバイパス管で連通され、前記第2の荷油ラインを構成する第2の荷油管の末端と、前記第3の荷油ラインを構成する第3の荷油管の末端よりも船尾側に位置する前記第3の荷油管の末端部とが、第2のバイパス管で連通されているとともに、前記第1のバイパス管の途中、前記第2のバイパス管の途中、前記第2の荷油管の末端部の途中に、それぞれバルブが一つずつ、合計三つ設けられている。
本発明に係るタンカーの荷役設備によれば、従来のものでは四つ必要とされたバルブが三つですむことになる。また、これら三つのバルブは、第2の荷油管の末端近傍に、集中して配置されることになる。
これにより、設備コストおよびメンテナンスコストを削減することができる。
上記タンカーの荷役設備において、前記三つのバルブが、同じ区画内に配置されているとさらに好適である。
このようなタンカーの荷役設備によれば、オペレータがバルブを開閉操作する際の操作性を向上させることができる。
また、三つのバルブの開閉状態をオペレータが一目で確認(認識)することができ、各バルブの誤操作を防止することができる。
上記タンカーの荷役設備において、前記第1のバイパス管および前記第2のバイパス管が、上面視I字状を呈する直管とされているとさらに好適である。
このようなタンカーの荷役設備によれば、第1のバイパス管および第2のバイパス管の配管長さ(管路長)を最短にすることができ、設備コストをさらに削減することができる。
また、このようなタンカーの荷役設備によれば、例えば、図1に示す荷油管12Cの、第2のバイパス管22の他端が接続された箇所から末端までの配管は、主として第3の液体貨物を、右舷の船首側から1番目のカーゴタンクに船積みし、右舷の船首側から1番目のカーゴタンクから荷揚げする際にのみ使用され、荷油管12Aの、第1のバイパス管21の一端が接続された箇所から末端までの配管は、主として第1の液体貨物を、船体中央の船首側から1番目のカーゴタンクに船積みし、船体中央の船首側から1番目のカーゴタンクから荷揚げする際にのみ使用される。
これにより、図1に示す荷油管12Cの、第2のバイパス管22の他端が接続された箇所から末端までの配管口径、および荷油管12Aの、第1のバイパス管21の一端が接続された箇所から末端までの配管口径を、従来のものよりも小さくすることができ、設備コストおよびメンテナンスコストをさらに削減することができる。
本発明に係るタンカーは、上記いずれかのタンカーの荷役設備を具備している。
本発明に係るタンカーによれば、設備コストおよびメンテナンスコストを削減することができるタンカーの荷役設備を具備しているので、当該タンカーの建造費およびメンテナンスコストを削減することができる。
本発明に係るタンカーの荷役設備によれば、設備コストおよびメンテナンスコストを削減することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係るタンカーの荷役設備の概略を示す構成図である。 従来のタンカーの荷役設備の概略を示す構成図である。
以下、本発明の一実施形態に係るタンカーの荷役設備について、図1を参照しながら説明する。
図1は本実施形態に係るタンカーの荷役設備の概略を示す構成図である。
図1に示すように、タンカーの荷役設備10は、3系統の荷油ラインL1,L2,L3と、複数個(図1に示す例では、左舷(図1において上側)の船首側(図1において右側)から船尾側(図1において左側)にかけて6個、船体中央の船首側から船尾側にかけて5個、右舷(図1において下側)の船首側から船尾側にかけて6個)のカーゴタンクと、を備えている。
(第1の)荷油ラインL1は、(第1の)マニホールド11Aと、(第1の)荷油管12Aと、(第1の)カーゴポンプ13Aとを備え、(第2の)荷油ラインL2は、(第2の)マニホールド11Bと、(第2の)荷油管12Bと、(第2の)カーゴポンプ13Bとを備えており、(第3の)荷油ラインL3は、(第3の)マニホールド11Cと、(第3の)荷油管12Cと、(第3の)カーゴポンプ13Cとを備えている。
マニホールド11A,11B,11Cは、陸上等に設置されたローディングアーム等(図示せず)と接続されて、液体貨物を受入れる入口または液体貨物を受け渡す出口であり、一般的には、タンカーの上甲板上に設けられている。
荷油管12Aは、主として第1の液体貨物を、所定のカーゴタンク(ここでは、左舷の船首側から2番目および5番目のカーゴタンク、船体中央の船首側から1番目および4番目のカーゴタンク、右舷の船首側から2番目、5番目および6番目のカーゴタンク)に船積みし、所定のカーゴタンクから荷揚げする際に使用される配管であり、その途中には、幾つものバルブが接続されている。
荷油管12Bは、主として第2の液体貨物を、所定のカーゴタンク(ここでは、左舷の船首側から3番目のカーゴタンク、船体中央の船首側から2番目および5番目のカーゴタンク、右舷の船首側から3番目のカーゴタンク)に船積みし、所定のカーゴタンクから荷揚げする際に使用される配管であり、その途中には、幾つものバルブが接続されている。
荷油管12Cは、主として第3の液体貨物を、所定のカーゴタンク(ここでは、左舷の船首側から4番目および6番目のカーゴタンク、船体中央の船首側から3番目のカーゴタンク、右舷の船首側から1番目および4番目のカーゴタンク)に船積みし、所定のカーゴタンクから荷揚げする際に使用される配管であり、その途中には、幾つものバルブが接続されている。
カーゴポンプ13Aは、主として第1の液体貨物を、所定のカーゴタンク(ここでは、左舷の船首側から2番目および5番目のカーゴタンク、船体中央の船首側から1番目および4番目のカーゴタンク、右舷の船首側から2番目、5番目および6番目のカーゴタンク)から陸揚げする際に使用される荷揚げ用のポンプであり、ポンプ室(図示せず)内に設置されている。
カーゴポンプ13Bは、主として第2の液体貨物を、所定のカーゴタンク(ここでは、左舷の船首側から3番目のカーゴタンク、船体中央の船首側から2番目および5番目のカーゴタンク、右舷の船首側から3番目のカーゴタンク)から陸揚げする際に使用される荷揚げ用のポンプであり、カーゴポンプ13Aと同様、ポンプ室(図示せず)内に設置されている。
カーゴポンプ13Cは、主として第3の液体貨物を、所定のカーゴタンク(ここでは、左舷の船首側から1番目、4番目および6番目のカーゴタンク、船体中央の船首側から3番目のカーゴタンク、右舷の船首側から1番目および4番目のカーゴタンク)から陸揚げする際に使用される荷揚げ用のポンプであり、カーゴポンプ13A,13Bと同様、ポンプ室(図示せず)内に設置されている。
さて、図1に示すタンカーの荷役設備10では、荷油管12Aおよび/またはカーゴポンプ13Aに問題が生じて、荷油管12Aを使って第1の液体貨物の荷役が行えないときには、荷油管12Bまたは荷油管12Cを使って第1の液体貨物の荷役が行え、荷油管12Bおよび/またはカーゴポンプ13Bに問題が生じて、荷油管12Bを使って第2の液体貨物の荷役が行えないときには、荷油管12Aまたは荷油管12Cを使って第2の液体貨物の荷役が行えて、荷油管12Cおよび/またはカーゴポンプ13Cに問題が生じて、荷油管12Cを使って第3の液体貨物の荷役が行えないときには、荷油管12Aまたは荷油管12Bを使って第3の液体貨物の荷役が行えるように、荷油管12Aと荷油管12Bとが第1のバイパス管21で連通(接続)され、荷油管12Bと荷油管12Cとが第2のバイパス管22で連通(接続)されている。
第1のバイパス管21は、上面視I字状を呈する荷油管であり、その一端は荷油管52Aの末端部に接続され、その他端は荷油管12Bの末端に接続されている。また、第1のバイパス管21の途中には、種類の異なる液体貨物がコンタミネーション(混交)するのを確実に防止するため、一つの(第1の)バルブV1が設けられている。
第2のバイパス管22は、上面視I字状を呈する荷油管であり、その一端は荷油管12Bの末端に接続され、その他端は荷油管12Cの途中、すなわち、荷油管12Cの末端部よりも船尾側に位置する荷油管12Cに接続されている。また、第2のバイパス管22の途中には、種類の異なる液体貨物がコンタミネーション(混交)するのを確実に防止するため、一つの(第2の)バルブV2が設けられている。
さらに、荷油管12Bの末端部の途中には、種類の異なる液体貨物がコンタミネーション(混交)するのを確実に防止するため、一つの(第3の)バルブV3が設けられている。
本実施形態に係るタンカーの荷役設備10によれば、従来のものでは四つ必要とされたバルブV11〜V14が三つですむことになる。また、これら三つのバルブV1〜V3は、荷油管12Bの末端近傍に、集中して配置されることになる。
これにより、設備コストおよびメンテナンスコストを削減することができる。
また、本実施形態に係るタンカーの荷役設備10によれば、三つのバルブV1〜V3が、同じ区画内に配置されているので、オペレータがバルブV1〜V3を開閉操作する際の操作性を向上させることができる。
さらに、三つのバルブV1〜V3の開閉状態をオペレータが一目で確認(認識)することができ、各バルブV1〜V3の誤操作を防止することができる。
さらに、本実施形態に係るタンカーの荷役設備10によれば、第1のバイパス21管および第2のバイパス管22が、上面視I字状を呈する直管とされているので、第1のバイパス管21および第2のバイパス管22の配管長さ(管路長)を最短にすることができ、設備コストをさらに削減することができる。
さらにまた、本実施形態に係るタンカーの荷役設備10によれば、荷油管12Cの、第2のバイパス管22の他端が接続された箇所から末端までの配管は、主として第3の液体貨物を、右舷の船首側から1番目のカーゴタンクに船積みし、右舷の船首側から1番目のカーゴタンクから荷揚げする際にのみ使用され、荷油管12Aの、第1のバイパス管21の一端が接続された箇所から末端までの配管は、主として第1の液体貨物を、船体中央の船首側から1番目のカーゴタンクに船積みし、船体中央の船首側から1番目のカーゴタンクから荷揚げする際にのみ使用される。
これにより、荷油管12Cの、第2のバイパス管22の他端が接続された箇所から末端までの配管口径、および荷油管12Aの、第1のバイパス管21の一端が接続された箇所から末端までの配管口径を、従来のものよりも小さくすることができ、設備コストおよびメンテナンスコストをさらに削減することができる。
本発明に係るタンカー(図示せず)は、設備コストおよびメンテナンスコストを削減することができるタンカーの荷役設備10を具備しているので、当該タンカーの建造費およびメンテナンスコストを削減することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜必要に応じて変形・変更実施可能である。
10 タンカーの荷役設備
12A (第1の)荷油管
12B (第2の)荷油管
12C (第3の)荷油管
21 第1のバイパス管
22 第2のバイパス管
L1 (第1の)荷油ライン
L2 (第2の)荷油ライン
L3 (第3の)荷油ライン
V1 (第1の)バルブ
V2 (第2の)バルブ
V3 (第3の)バルブ

Claims (4)

  1. 第1の荷油ラインと、第2の荷油ラインと、第3の荷油ラインと、複数個のカーゴタンクと、を備え、
    前記第1の荷油ラインを使って、主として第1の液体貨物を、所定のカーゴタンクに船積みし、当該所定のカーゴタンクから荷揚げし、
    前記第2の荷油ラインを使って、主として第2の液体貨物を、所定のカーゴタンクに船積みし、当該所定のカーゴタンクから荷揚げするとともに、
    前記第3の荷油ラインを使って、主として第3の液体貨物を、所定のカーゴタンクに船積みし、当該所定のカーゴタンクから荷揚げするタンカーの荷役設備であって、
    前記第1の荷油ラインを構成する第1の荷油管の末端よりも船尾側に位置する前記第1の荷油管の末端部と、前記第2の荷油ラインを構成する第2の荷油管の末端とが、第1のバイパス管で連通され、
    前記第2の荷油ラインを構成する第2の荷油管の末端と、前記第3の荷油ラインを構成する第3の荷油管の末端よりも船尾側に位置する前記第3の荷油管の末端部とが、第2のバイパス管で連通されているとともに、
    前記第1のバイパス管の途中、前記第2のバイパス管の途中、前記第2の荷油管の末端部の途中に、それぞれバルブが一つずつ、合計三つ設けられていることを特徴とするタンカーの荷役設備。
  2. 前記三つのバルブが、同じ区画内に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のタンカーの荷役設備。
  3. 前記第1のバイパス管および前記第2のバイパス管が、上面視I字状を呈する直管とされていることを特徴とする請求項1または2に記載のタンカーの荷役設備。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載のタンカーの荷役設備を具備していることを特徴とするタンカー。
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