JP5660306B2 - 撮像装置、プログラム、及び撮像方法 - Google Patents

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Description

本発明は、撮画像中の被写体を追尾して認識を行う撮像装置、プログラム、及び撮像方法に関する。
近年、デジタルスチルカメラやビデオカメラなどの撮像装置にあっては、人物を撮影するケースが多いことから撮影画像内の被写体の顔を検出する顔検出機能が備えられており、撮影画像内の被写体の顔を検出すると、その顔にピントを合わせたり、顔の色を美しくするために露出やホワイトバランスを調整したりするようにしている。
この種の技術としては、従来、例えば、撮像画像内の人物の顔が検出された場合に、その画像内の顔の明るさを適正化する露出制御を行うようにした技術が開示されている(特許文献1参照)。
特開2007−201979号公報
しかしながら、上述の顔検出機能を撮影中に動作させることで夜間や逆光などのときに人物の顔が暗く映ってしまことを防ぐことができ、人物の顔に照準が合った綺麗な撮影が可能となるが、一般的に動作負荷が大きく、消費電力も大きくなってしまうという問題があった。この消費電力に関する問題は、顔検出技術に代表される被写体認識技術全般にいえることでもあった。
本発明の課題は、消費電力の大きい被写体認識機能を撮影中に動作させる場合にその被写体認識機能の動作を必要最小限に抑制できるようにすることである。
上述した課題を解決するために請求項1記載の発明は、
画像中の被写体を追尾して認識を行う被写体認識手段と、
前記撮像画像の手ブレ方向を検出する手ブレ検出手段と、
前記手ブレ検出手段により検出された過去のブレ方向と今回のブレ方向とから、将来のブレ方向が予測可能か否かを判別する判別手段と、
前記判別手段によりブレ方向が予測可能と判別された場合に、前記被写体認識手段を停止する制御を行う制御手段と、
を備えることを特徴とする。
請求項1に従属する発明として、
前記手ブレ検出手段は、撮像画像のブレ量を更に検出し、
前記判別手段は、前記手ブレ検出手段により検出されたブレ量が所定の値以下か否かを更に判別し、
前記制御手段は、前記判別手段によりブレ量が所定の値以下と判別された場合に、前記被写体認識手段を停止する制御を更に行う、
ようにしたことを特徴とする、請求項2記載の発明であってもよい。
請求項2に従属する発明として、
前記被写体認識手段により認識された被写体認識データを蓄積して記憶する記憶手段と、
前記制御手段により前記被写体認識手段を停止する制御が行われた際に、前記記憶手段に記憶されている被写体認識データ及び前記手ブレ検出手段により検出されたブレ量及び方向から最新の被写体認識データを予測する予測手段と、
を更に備える、
ようにしたことを特徴とする、請求項3記載の発明であってもよい。
請求項1に従属する発明として、
前記被写体認識手段により認識された被写体認識データを蓄積して記憶する記憶手段と、
前記制御手段により前記被写体認識手段を停止する制御が行われた際に、前記記憶手段に記憶されている直前の被写体認識データを最新の被写体認識のデータとして取得するデータ取得手段と、
を更に備える、
ようにしたことを特徴とする、請求項4記載の発明であってもよい。
請求項1に従属する発明として、
前記被写体認識手段により認識された被写体認識データを蓄積して記憶する記憶手段と、
前記制御手段により前記被写体認識手段を停止する制御が行われた際に、前記記憶手段に記憶されている複数の被写体認識データを平均化して最新の被写体認識データとして算出するデータ取得手段と、
を更に備える、
ようにしたことを特徴とする、請求項5記載の発明であってもよい。
上述した課題を解決するために請求項6記載の発明は
撮像画像中の被写体を追尾して認識を行う被写体認識手段と、
前記撮像画像の手ブレ量を検出する手ブレ検出手段と、
前記撮像画像中の被写体のブレ量を検出する被写体ブレ検出手段と、
前記手ブレ検出手段により検出されたブレ量及び前記被写体ブレ検出手段により検出されたブレ量から総合ブレ量を算出するブレ量算出手段と、
記ブレ量算出手段により算出された総合ブレ量が所定の値以下か否かを判別する判別手段と
記判別手段により総合ブレ量が所定の値以下と判別された場合に、前記被写体認識手段を停止する制御を行う制御手段と
を備えることを特徴とする。
請求項6に従属する発明として、
前記手ブレ検出手段は、前記撮像画像中の手ブレ方向を更に検出し、
前記被写体ブレ検出手段は、前記撮像画像中の被写体のブレ方向を更に検出し、
前記判別手段は、前記手ブレ検出手段により検出されたブレ方向及び前記被写体ブレ検出手段により検出されたブレ方向から将来のブレ方向が予測可能か否かを更に判別し、
前記制御手段は、前記判別手段によりブレ方向が予測可能と判別された場合に、前記被写体認識手段を停止する制御を更に行う、
ようにしたことを特徴とする、請求項7記載の発明であってもよい。
請求項7に従属する発明として、
前記被写体認識手段により認識された被写体認識データを蓄積して記憶する記憶手段と、
前記制御手段により前記被写体認識手段を停止する制御が行われた際に、前記記憶手段に記憶されている被写体認識データ、前記手ブレ検出手段により検出されたブレ量及び方向並びに前記被写体ブレ検出手段により検出されたブレ量及び方向から最新の被写体認識データを予測する予測手段と、
を更に備える、
ようにしたことを特徴とする、請求項8記載の発明であってもよい。
請求項1又は6に従属する発明として、
前記被写体認識手段は、撮像画像中の被写体の顔を検出する顔検出機能である、
ことを特徴とする、請求項9記載の発明であってもよい。
また、上述した課題を解決するために請求項1記載の発明は、
コンピュータに対して、
画像中の被写体を追尾して認識を行う機能と、
前記撮像画像の手ブレ方向を検出する機能と、
前記検出された過去のブレ方向と今回のブレ方向とから、将来のブレ方向が予測可能か否かを判別する機能と、
前記ブレ方向が予測可能と判別された場合に、前記被写体認識を停止する制御を行う機能と、
を実現させるためのプログラム、であることを特徴とする。
また、上述した課題を解決するために請求項1記載の発明は、
コンピュータに対して、
画像中の被写体を追尾して認識を行う機能と、
前記撮像画像の手ブレ量を検出する機能と、
前記撮像画像中の被写体のブレ量を検出する機能と、
前記検出された手ブレ量及び前記検出された被写体のブレ量から総合ブレ量を算出する機能と、
前記算出された総合ブレ量が所定の値以下か否かを判別する機能と、
前記総合ブレ量が所定の値以下と判別された場合に、前記被写体認識を停止する制御を行う機能と、
を実現させるためのプログラム、であることを特徴とする。
また、上述した課題を解決するために請求項12記載の発明は、
撮像装置における撮像方法であって、
撮像画像中の被写体を追尾して認識を行う処理と、
前記撮像画像の手ブレ方向を検出する処理と、
前記検出された過去のブレ方向と今回のブレ方向とから、将来のブレ方向が予測可能か否かを判別する処理と、
前記ブレ方向が予測可能と判別された場合に、前記被写体認識を停止する制御を行う処理と、
を含むことを特徴とする。
また、上述した課題を解決するために請求項13記載の発明は、
撮像装置における撮像方法であって、
撮像画像中の被写体を追尾して認識を行う処理と、
前記撮像画像の手ブレ量を検出する処理と、
前記撮像画像中の被写体のブレ量を検出する処理と、
前記検出された手ブレ量及び前記検出された被写体のブレ量から総合ブレ量を算出する処理と、
前記算出された総合ブレ量が所定の値以下か否かを判別する処理と、
前記総合ブレ量が所定の値以下と判別された場合に、前記被写体認識を停止する制御を行う処理と、
を含むことを特徴とする。
本発明によれば、消費電力の大きい被写体認識機能を撮影中に動作させる場合にその被写体認識機能の動作を必要最小限に抑制することができ、それだれ消費電力を削減することか可能となる。
撮像装置として適用したデジタルカメラの基本的な構成要素を示したブロック図。 記憶部3内の顔検出フラグFを説明するための図。 電源投入に伴って実行開始されるデジタルカメラの全体動作のうち、第1実施形態の特徴的な動作を示したフローチャート。 第2実施形態のデジタルカメラの特徴的な動作を示したフローチャート。 第3実施形態のデジタルカメラの特徴的な動作を示したフローチャート。 図5の動作に続くフローチャート。
(実施形態1)
以下、図1〜図3を参照して本発明の第1実施形態を説明する。
図1は、撮像装置として適用したデジタルカメラの基本的な構成要素を示したブロック図である。
デジタルカメラ(撮像装置)は、静止画像のほかに動画像の撮影も可能なコンパクトカメラで、静止画撮影又は動画撮影中に撮影画像(静止画撮影にあってはスルー画像)内の被写体(例えば、人物、ペットなど)の顔を検出する顔検出機能を有し、制御部1を中核としている。制御部1は、電源部(二次電池)2からの電力供給によって動作し、記憶部3内の各種のプログラムに応じてこのデジタルカメラ(以下、カメラと略称する)の全体動作を制御するもので、この制御部1には図示しないCPU(中央演算処理装置)やメモリなどが設けられている。
記憶部3は、例えば、ROM、フラッシュメモリなどを有する構成で、後述する図3に示した動作手順に応じて本実施形態を実現するためのプログラムや各種のアプリケーションなどが格納されているプログラム記憶部M1と、撮像済み画像(静止画像、動画像)を保存する画像記憶部M2、撮影時にフレーム単位で複数フレーム分のデータを蓄積可能なフレームメモリM3を有するほか、このカメラが動作するために必要となる各種の情報(例えば、後述する顔検出フラグFなど)を一時的に記憶するワーク領域を有する構成となっている。なお、記憶部3は、例えば、SDカード、ICカードなど、着脱自在な可搬型メモリ(記録メディア)を含む構成であってもよく、図示しないが、通信機能を介してネットワークに接続された状態においては所定の外部サーバ側の記憶領域を含むものであってもよい。
表示部4は、例えば、高精細液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ、電気泳動型ディスプレイ(電子ペーパ)のいずれかを使用し、画像を高精細に表示するもので、撮像された画像(スルー画像:ライブビュー画像)を表示するファインダ画面(モニタ画面)として機能したり、保存済み画像を表示する再生画面として機能したりする。なお、この表示部4の表面に指の接触を検出する透明なタッチパネルを積層配設することにより、例えば、静電容量方式のタッチスクリーン(タッチ画面)を構成するようにしてもよい。
操作部5は、図示省略したが、シャッタ操作、動画撮影操作、露出やシャッタスピードなどの撮影条件の設定操作、撮影済み画像の再生を指示する再生操作などを行う押しボタン式の各種のキーを備えたもので、制御部1は、この操作部5からの入力操作信号に応じた処理として、例えば、撮影処理、撮影条件の設定、再生処理、データ入力処理などを行う。なお、シャッタボタンは、2段押し構造となっており、静止画撮影時に半押し操作では撮影準備、全押し操作では本撮影を行って撮影画像を保存するようにしている。
撮像部6は、図示省略したが、光学レンズからの被写体像が撮像素子(CCDやCMOSなど)に結像されることにより被写体を高精細に撮影可能なカメラ部を構成するもので、静止画像のほかに動画像の撮影も可能となっている。この撮像部6には、絞り部、撮像素子、光学系駆動部、照明用のストロボ、アナログ処理回路、信号処理回路などが備えられている。この撮像部6と制御部1とは、オートフォーカス処理(AF処理)、ズーム処理、露出調整処理(AE処理)を実行したり、撮像部6からの画像データに対して各種の画像処理としてホワイトバランス調整・色補間処理を実行したり、画像処理として収差補正処理を行ったり、画像をJPEG形式などの画像形式に圧縮する圧縮処理を実行したり、この圧縮データを伸長復元する復元処理などを実行したりする。
顔検出部7は、撮影画像(静止画撮影にあってはスルー画像)中の被写体を追尾して認識する被写体認識機能を構成するもので、最大フレームレート(例えば、300fps)で撮像部6から撮像画像を取り込み、フレーム単位毎に撮影画像を解析しながら被写体(例えば、人物やペットなど)の顔の輪郭や顔を形成するバーツ(目、口、鼻、額など)の形や位置関係などを総合的に判断して、被写体の顔を検出すると共に、複数フレームにわたって連続的に登場する同一被写体の顔を追尾するようにしている。このように顔検出部7は、撮影画像を解析することにより撮影画像内の被写体の顔を検出し、この顔検出部7により検出(認識)された被写体認識データ(顔検出データ)を最新のデータとしてフレームメモリM3に蓄積するようにしている。なお、この顔検出部7は、撮影時に任意に動作させることが可能であり、ユーザ操作により顔検出部7を動作状態(オン状態)とさせるか停止状態(オフ状態)とさせるかをユーザ操作により任意に選択可能となっている。
ここで、制御部1は、撮影時に顔検出部7がオン状態されている状態において撮影画像を取得して、被写体の顔を検出すると共に、検出した被写体の顔にピントを合わせたり、顔の色を美しくするために露出やホワイトバランスを調整したり制御を行うようにしているが、このような顔検出機能は、カメラにおいて一般的に用いられている技術であり、本実施形態ではその周知技術を利用するようにしているため、その具体的な説明については省略するものとする。この場合、顔検出部7は、静止画撮影時に限らず、動画撮影時にオン状態とするようにしてもよい。すなわち、静止画を撮影する場合、シャッタボタンの半押し操作で被写体の顔検出に応じてピントや露出などを調整する処理が行われ。また、動画撮影時には、被写体の顔を追跡検出しながらピントや露出などを調整し続ける処理が行われる。
手ブレ検出部8は、カメラ撮影時の横ブレ、縦ブレ、前後のブレ、横方向の回転ブレ、上下方向の回転ブレなどを検出するもので、例えば、ジャイロセンサ又はジャイロセンサと加速度センサとを組み合わせた構成となっている。制御部1は、この手ブレ検出部8からの検出結果に基づいて手ブレ量及び手ブレ方向を特定し、この手ブレ量及び手ブレ方向に応じて手ブレ補正機能を動作させるようにしているが、この手ブレ補正機能は、カメラにおいて一般的に用いられている技術であり、本実施形態ではその周知技術を利用するようにしているため、その具体的な説明については省略するものとする。なお、被写体ブレ検出部9は、第2及び第3実施形態で使用するものであるため、後述するものとする。
上述した顔検出部7が動作している顔検出オン状態において、制御部1は、手ブレ量が所定の値以下か否かを判別し、所定の値以下であれば、顔検出部7を停止させるようにしている。つまり、撮影時に手ブレが発生した場合に手ブレ量が所定値以下であれば、その間、顔検出部7を停止したとしても直前に検出した顔を最新の顔として認識することができ、顔検出に影響を与えることがないために、手ブレ量が所定値以下であることを条件に、顔検出部7を停止させるようにしている。なお、上述の所定値は、顔検出に影響を与えることがない範囲内の値であり、ユーザ操作により任意に設定可能としてもよい。
更に、顔検出部7が動作している顔検出オン状態において、制御部1は、フレームメモリM3に蓄積されている過去複数フレーム分のブレ方向に基づいて将来のブレ方向が予測可能か否かを更に判別し、ブレ方向が予測可能であれば、顔検出部7を停止させるようにしている。つまり、撮影時に手ブレが発生した場合に将来のブレ方向が予測可能であれば、その間、顔検出部7を停止したとしても最新の顔を認識することができ、顔検出に影響を与えることがないために、ブレ方向が予測可能であることを条件に、顔検出部7を停止させるようにしている。なお、ブレ方向が予測可能であるか否かは、例えば、複数フレームにわたって被写体の動く方向が略同一で、かつブレ量も略同一か否かに基づいて判断するようにしており、動く方向及びブレ量が略同一であれば、予測可能としている。
図2は、記憶部3内の顔検出フラグFを説明するための図である。
顔検出フラグFは、静止画撮影時や動画撮影時にその画像中の被写体の顔を検出するために顔検出部7が動作状態(顔検出オン状態)にあるか否かなどを示すフラグであり、その値は、“0”、“1”、“2”に変更される。ここで、顔検出フラグFの値が“0”のときには、顔検出部7が非動作状態(顔検出オフ状態)にあることを示している。また、顔検出フラグFの値が“1”のときには、顔検出部7が動作状態(顔検出オン状態)にあることを示している。顔検出フラグFの値が“2”のときには、顔検出部7の動作を一時停止させている態(顔検出一時停止状態)にあることを示し、顔検出部7が動作している状態において、上述したように手ブレ量が所定値以下の場合やブレ方向が予測可能な場合に一時停止状態となる。
次に、第1実施形態におけるカメラの動作概念を図3に示すフローチャートを参照して説明する。ここで、このフローチャートに記述されている各機能は、読み取り可能なプログラムコードの形態で格納されており、このプログラムコードに従った動作が逐次実行される。また、ネットワークなどの伝送媒体を介して伝送されてきた上述のプログラムコードに従った動作を逐次実行することもできる。このことは、後述する他の実施形態でも同様であり、記録媒体のほかに、伝送媒体を介して外部供給されたプログラム/データを利用して本実施形態特有の動作を実行することもできる。
図3は、デジタルカメラの全体動作のうち、本実施形態の特徴的な動作を示したフローチャートで、電源投入に伴って実行開始される。
先ず、制御部1は、所定メモリの内容をクリアしたり、記憶部3のワーク領域内の顔検出フラグFを“0(顔検出オフ状態)”としたりするなどの初期化処理を実行した後(ステップA1)、撮影操作が行われたかを調べたり(ステップA2)、顔検出部7の起動を指示する起動操作が行われたかを調べたり(ステップA3)、その他の操作が行われたかを調べたりしながら(ステップA5)、操作待ち状態となる。
顔検出部7の起動を指示する起動操作が行われたときには(ステップA3でYES)、上述の顔検出フラグFを“1(顔検出オン状態)”にする処理(ステップA4)を行った後、上述のステップA2に戻る。また、撮影操作や起動操作以外のその他の操作が行われたときには(ステップA5でYES)、例えば、露出やシャッタスピードなどの撮影条件の設定操作、撮影済み画像の再生を指示する再生操作などが行われたときには、その操作に応じた処理として、例えば、撮影条件設定処理、画像再生処理などを行い(ステップA6)、その後、上述のステップA2に戻る。なお、その他の操作として、電源オフ操作が行われたときには、図示しないが、電源オフ処理を行った後に、このフローの終了となる。
いま、撮影操作として、静止画撮影ではシャッタボタンの半押し操作、動画撮影では動画撮影開始ボタンが操作されたときには(ステップA2でYES)、顔検出フラグFは、“1”(顔検出オン状態)であるかを調べ(ステップA7)、その値が“0”であれば(ステップA7でNO)、後述するステップA9に移るが、“1”であれば(ステップA7でYES)、ステップA8に移り、顔検出オン状態にある顔検出部7が撮像部6から取得した撮影画像(スルー画像)を解析することにより撮影画像内の被写体の顔を検出すると、この顔検出部7により検出(認識)された被写体認識データ(顔検出データ)を最新のデータとしてフレームメモリM3に蓄積する処理を行う。
そして、次のステップA9では、手ブレ検出部8からの検出結果に基づいてフレーム間のブレ量及びブレ方向を検出し、この検出したブレ量は所定の値以下であるかを調べる(ステップA10)。いま、ブレ量が所定値以下であれば(ステップA10でYES)、顔検出フラグFの値が“1”であるかを調べ(ステップA11)、“1”でなければ(ステップA11でNO)、顔検出フラグFは“0”又は“2(顔検出一時停止状態)”であるから、後述するステップA23に移るが、“1”であれば(ステップA11でYES)、顔検出部7の動作を停止させると共に(ステップA12)、それに応じて顔検出フラグFの値を“1”から“2(顔検出一時停止状態)”に変更する(ステップA13)。そして、フレームメモリM3に蓄積されている直前の被写体認識データ(顔検出データ)を最新の被写体認識データ(顔検出データ)として採用した後(ステップA14)、この最新の顔検出データに基づいて撮影条件(例えば、露出、ピントなど)を自動調整する処理を行う(ステップA23)。その後、ステップA24に移る。
また、検出したブレ量が所定値を超えている場合には(ステップA10でNO)、次のステップA15に移り、フレームメモリM3に蓄積されている過去複数フレーム分のブレ方向と、今回検出したブレ方向から将来のブレ方向を予測することが可能か否かを判別する。この場合、過去複数フレーム分のブレ方向と、今回検出したブレ方向が略同一であれば、将来のブレ方向が予測可能であると判断する。いま、予測が可能であれば(ステップA15でYES)、顔検出フラグFの値が“1”であるかを調べ(ステップA16)、“1”でなければ(ステップA16でNO)、顔検出フラグFは“0”又は“2”であるから、後述するステップA23に移るが、“1”であれば(ステップA16でYES)、顔検出部7の動作を停止させると共に(ステップA17)、それに応じて顔検出フラグFの値を“1”から“2(顔検出一時停止状態)”に変更する(ステップA18)。
次に、フレームメモリM3に蓄積されている過去複数フレーム分の被写体認識データ(顔検出データ)と、検出したブレ量及びブレ方向から最新の被写体認識データ(顔検出データ)を予測する処理を行う(ステップA19)。この場合、複数フレームにわたって略同一の方向及びブレ量から最新の顔検出データを予測する。そして、最新の顔検出データに基づいて撮影条件(例えば、露出、ピントなど)を自動調整する処理(ステップA23)を行った後、ステップA24に移る。
一方、検出したブレ量が所定値を超えている場合で(ステップA10でNO)、かつ、将来のブレ方向の予測が不可能な場合には(ステップA15でNO)、次のステップA20に移り、顔検出フラグFが“2(顔検出一時停止状態)”であるかを調べる。ここで、顔検出部7の動作が一時停止している状態において、検出したブレ量が所定値を超え、かつ、そのブレ方向が予測不可能なときには(ステップA10でNO、ステップA15でNO、ステップA20でYES)、顔検出部7の動作を再開させる(ステップA21)。そして、顔検出フラグFを“2(顔検出一時停止状態)”から“1(顔検出オン状態)”に復帰(ステップA22)させた後、ステップA24に移る。
このステップA24では、撮影終了操作が行われたかを調べ、撮影終了操作が行われなければ(ステップA24でNO)、その他の撮影操作が行われたかを調べる(ステップA26)。ここで、いずれの操作も行われなければ(ステップA24でNO、ステップA26でNO)、上述のステップA7に戻るが、その他の操作としてズームや露出などの調整操作などが行われたときには(ステップA26でYES)、操作に応じた処理として、ズームや露出などの調整処理(ステップA27)を行った後、上述のステップA7に戻る。また、撮影終了操作として、静止画撮影ではシャッタボタンの全押し操作、動画撮影では動画撮影終了ボタンが操作されたときには(ステップA24でYES)、撮影画像の圧縮や保存などの撮影終了処理(ステップA25)を実行した後、上述のステップA2に戻る。
以上のように、第1実施形態において制御部1は、顔検出部7が動作している顔検出オン状態において、手ブレ量が所定の値以下か否かを判別し、所定の値以下であれば、顔検出部7を停止させるようにしたので、消費電力の大きい顔検出機能を撮影中に動作させる場合にその顔検出機能の動作を必要最小限に抑制することができ、それだけ消費電力を削減することか可能となる。
手ブレ量が所定の値以下の場合に、顔検出部7の動作を停止させるほか、手ブレ検出部8の検出結果に応じた手ブレ方向から将来のブレ方向が予測可能であれば、顔検出部7の動作を停止させるようにしたので、顔検出部7の動作を停止させる機会が多くなり、更なる低消費電力化を図ることができる。
フレームメモリM3に蓄積されている複数フレーム分の顔検出データと、検出したブレ量及びブレ方向から最新の顔検出データを予測するようにしたので、顔検出部7の動作を停止させている間でも適切な顔検出データを得ることができる。
フレームメモリM3に蓄積されている直前の顔検出データを最新の顔検出データとするようにしたので、顔検出部7の動作を停止させている間でも適切な顔検出データを得ることができる。
なお、上述した第1実施形態においては、フレームメモリM3に蓄積されている直前の顔検出データを最新の顔検出データとするようにしたが、フレームメモリM3に蓄積されている複数フレーム分の顔検出データを平均化して顔検出データとして算出するようにしてもよい。これによって顔検出部7の動作を停止させている間でも適切な顔検出データを得ることができる。
(第2実施形態)
以下、この発明の第2実施形態について図4を参照して説明する。
なお、上述した第1実施形態においては、静止画撮影時又は動画撮影時において手ブレ検出部8の検出結果に応じて顔検出部7の動作を停止させるようにしたが、この第2実施形態においては、静止画撮影時において手ブレ検出部8に代わって被写体ブレ検出部9を使用し、この静止画撮影中に被写体ブレ検出部9の検出結果に応じて顔検出部7の動作を停止させるようにしたものである。ここで、両実施形態において基本的に同一の動作の場合は、その説明を簡略化すると共に、以下、第2実施形態の特徴部分を中心に説明するものとする。
被写体ブレ検出部9は、静止画撮影時にフレーム単位毎に撮像画像(スルー画像)を解析することにより撮像画像中の被写体(例えば、人物、ペットなど)のブレ量及びブレ方向を検出するもので、例えば、撮影画像を構成する各画素の輝度値を検出し、直前フレームの画像からの輝度値の変化状態に基づいて被写体の動き(ブレ)として、そのブレ量及びブレ方向を検出するようにしている。制御部1は、静止画撮影時に被写体ブレ検出部9からの検出結果に応じて被写体ブレ補正機能を動作させるようにしているが、この被写体ブレ補正機能は、カメラにおいて一般的に用いられている技術であり、本実施形態ではその周知技術を利用するようにしているため、その具体的な説明については省略するものとする。
第2実施形態において制御部1は、被写体ブレ検出部9の検出結果に応じて静止画撮影時に顔検出部7の動作を停止させるようにしているが、その際、顔検出部7が動作している顔検出オン状態において、制御部1は、被写体のブレ量が所定値以下か否かを判別し、所定値以下であれば、顔検出部7を停止させるようにしている。更に、顔検出部7が動作している顔検出オン状態において、制御部1は、フレームメモリM3に蓄積されている過去複数フレーム分のブレ方向に基づいて将来のブレ方向が予測可能か否かを更に判別し、ブレ方向が予測可能であれば、顔検出部7を停止させるようにしている。
図4は、第2実施形態の特徴的な動作を示したフローチャートで、電源投入に伴って実行開始される。第2実施形態においては、手ブレ検出部8に代わって被写体ブレ検出部9を使用した点が、第1実施形態と相違する点であり、その他は基本的に同一であるため、第1実施形態と基本的に同一の部分は簡単に説明するものとする。
先ず、制御部1は、所定メモリの内容をクリアしたり、記憶部3のワーク領域内の顔検出フラグFを“0(顔検出オフ状態)”としたりするなどの初期化処理を実行した後(ステップB1)、シャッタボタンの半押し操作が行われたかを調べたり(ステップB2)、顔検出部7の起動を指示する起動操作が行われたかを調べたり(ステップB3)、その他の操作が行われたかを調べたりしながら(ステップB5)、操作待ち状態となる。
いま、顔検出部7の起動を指示する起動操作が行われたときには(ステップB3でYES)、上述の顔検出フラグFを“1”にする処理(ステップB4)を行った後、上述のステップB2に戻る。また、その他の操作が行われたときには(ステップB5でYES)、その操作に応じた処理(ステップB6)を行った後、上述のステップB2に戻る。また、いま、シャッタボタンの半押し操作が行われた場合に(ステップB2でYES)、顔検出フラグFが“0”であれば(ステップB7でNO)、後述するステップB9に移るが、“1”であれば(ステップB7でYES)、次のステップB8に移り、顔検出オン状態にある顔検出部7が撮像部6から取得した撮影画像(スルー画像)を解析することにより撮影画像内の被写体の顔を検出すると、この顔検出部7により検出(認識)された顔認識データ(顔検出データ)を最新のデータとしてフレームメモリM3に蓄積する処理を行う。
そして、次のステップB9では、被写体ブレ検出部9からの検出結果に基づいてフレーム間のブレ量及びブレ方向を検出し、この検出したブレ量が所定値以下であれば(ステップB10でYES)、顔検出フラグFの値が“1”であることを条件に(ステップB11でYES)、顔検出部7の動作を停止させると共に(ステップB12)、それに応じて顔検出フラグFの値を“1”から“2(顔検出一時停止状態)”に変更する(ステップB13)。そして、フレームメモリM3に蓄積されている直前の顔検出データを最新の顔検出データとして採用した後(ステップB14)、この最新の顔検出データに基づいて撮影条件を自動調整する処理を行う(ステップB23)。その後、ステップB24に移る。
また、検出したブレ量が所定値を超えていれば(ステップB10でNO)、次のステップB15に移り、将来のブレ方向が予測可能か否かを判別し、予測可能であれば(ステップB15でYES)、顔検出フラグFの値が“1”であることを条件に(ステップB16でYES)、顔検出部7の動作を停止させると共に(ステップB17)、それに応じて顔検出フラグFの値を“1”から“2(顔検出一時停止状態)”に変更する(ステップB18)。次に、フレームメモリM3に蓄積されている過去複数フレーム分の顔検出データと、検出したブレ量及びブレ方向から最新の顔検出データを予測する処理を行う(ステップB19)。
そして、最新の顔検出データに基づいて撮影条件を自動調整する処理(ステップB23)を行った後、ステップB24に移る。一方、検出したブレ量が所定値を超えている場合で(ステップB10でNO)、かつ将来のブレ方向の予測が不可能な場合には(ステップB15でNO)、顔検出フラグFが“2”であることを条件に(ステップB20でYES)、顔検出部7の動作を再開させる(ステップB21)。そして、顔検出フラグFを“2(顔検出一時停止状態)”から“1(顔検出オン状態)”に復帰(ステップB22)させた後、ステップB24に移る。
このステップB24では、シャッタボタンの全押し操作が行われたかを調べ、全押し操作が行われなければ(ステップB24でNO)、上述のステップB7に戻るが、全押し操作が行われたときには(ステップB24でYES)、撮影画像の圧縮や保存などの撮影終了処理(ステップB25)を実行した後、上述のステップB2に戻る。
以上のように、第2実施形態において制御部1は、被写体ブレ検出部9の検出結果に応じたブレ量が所定値以下の場合に、顔検出部7の動作を停止させるようにしたので、消費電力の大きい顔検出機能を撮影中に動作させる場合にその顔検出機能の動作を必要最小限に抑制することができ、それだけ消費電力を削減することか可能となる。
被写体のブレ量が所定の値以下の場合に、顔検出部7の動作を停止させるほか、被写体ブレ検出部9の検出結果に応じたブレ方向から将来のブレ方向が予測可能であれば、顔検出部7の動作を停止させるようにしたので、顔検出部7の動作を停止させる機会が多くなり、更なる低消費電力化を図ることができる。
フレームメモリM3に蓄積されている複数フレーム分の顔検出データと、検出した被写体のブレ量及びブレ方向から最新の顔検出データを予測するようにしたので、顔検出部7の動作を停止させている間でも適切な顔検出データを得ることができる。
フレームメモリM3に蓄積されている直前の顔検出データを最新の顔検出データとするようにしたので、顔検出部7の動作を停止させている間でも適切な顔検出データを得ることができる。
なお、上述した第2実施形態においては、フレームメモリM3に蓄積されている直前の顔検出データを最新の顔検出データとするようにしたが、フレームメモリM3に蓄積されている複数フレーム分の顔検出データを平均化して顔検出データとして算出するようにしてもよい。これによって顔検出部7の動作を停止させている間でも適切な顔検出データを得ることができる。
(第3実施形態)
以下、この発明の第3実施形態について図5及び図6を参照して説明する。
なお、上述した第1実施形態においては、静止画撮影時又は動画撮影時に手ブレ検出部8の検出結果に応じて顔検出部7の動作を停止させるようにしたが、この第3実施形態においては、静止画撮影時に手ブレ検出部8及び被写体ブレ検出部9の検出結果に応じて顔検出部7の動作を停止させるようにしたものである。ここで、第1及び第3実施形態において基本的に同一の動作の場合は、その説明を簡略化すると共に、以下、第3実施形態の特徴部分を中心に説明するものとする。
第3実施形態において制御部1は、顔検出部7が動作している顔検出オン状態において、手ブレ検出部8及び被写体ブレ検出部9の検出結果に応じて手ブレに被写体のブレを加えた総合ブレ量を算出し、この総合ブレ量が所定の値以下であるか否かを判別し、所定値以下であれば、顔検出部7を停止させるようにしている。更に、顔検出部7が動作している顔検出オン状態において、制御部1は、フレームメモリM3に蓄積されている過去複数フレーム分の手ブレ方向と被写体のブレ方向に基づいて将来のブレ方向が予測可能か否かを更に判別し、ブレ方向が予測可能であれば、顔検出部7を停止させるようにしている。
図5及び図6は、第3実施形態の特徴的な動作を示したフローチャートで、電源投入に伴って実行開始される。なお、第3実施形態においては、手ブレ検出部8及び被写体ブレ検出部9を使用した点が、第1実施形態と相違する点であり、その他は基本的に同一であるため、第1実施形態と基本的に同一の部分は簡単に説明するものとする。
先ず、制御部1は、所定メモリの内容をクリアしたり、記憶部3のワーク領域内の顔検出フラグFを“0(顔検出オフ状態)”としたりするなどの初期化処理を実行した後(図5のステップC1)、シャッタボタンの半押し操作が行われたかを調べたり(ステップC2)、顔検出部7の起動を指示する起動操作が行われたかを調べたり(ステップC3)、その他の操作が行われたかを調べたりしながら(ステップC5)、操作待ち状態となる。いま、顔検出部7の起動を指示する起動操作が行われたときには(ステップC3でYES)、上述の顔検出フラグFを“1”にする処理(ステップC4)を行った後、ステップC2に戻る。また、その他の操作が行われたときには(ステップC5でYES)、その操作に応じた処理(ステップC6)を行った後、上述のステップC2に戻る。
いま、シャッタシャッタボタンの半押し操作が行われた場合に(ステップC2でYES)、顔検出フラグFが“0”であれば(ステップC7でNO)、後述するステップC9に移るが、“1”であれば(ステップC7でYES)、ステップC8に移り、顔検出オン状態にある顔検出部7が動作し、撮像部6から取得した撮影画像(スルー画像)を解析することにより撮影画像内の被写体の顔を検出すると、この顔検出部7により検出(認識)された顔認識データ(顔検出データ)を最新のデータとしてフレームメモリM3に蓄積する処理を行う。
そして、手ブレ検出部8からの検出結果に基づいてフレーム間のブレ量及びブレ方向を検出すると共に(ステップC9)、被写体ブレ検出部9からの検出結果に基づいてフレーム間のブレ量及びブレ方向を検出し(ステップC10)、この検出したフレーム間の手ブレ量と被写体のブレ量との総合ブレ量を算出する(ステップC11)。ここで、フレーム間の手ブレ量をΔd1とし、フレーム間の被写体のブレ量をΔd2とし、かつ重み付き係数をg1、g2とすると、手ブレ量と被写体のブレ量との総合ブレ量は、次式にしたがって算出される。
Δd1*g1+Δd2*g2
これによって算出した総合ブレ量が所定の値以下であるかを調べ(図6のステップC12)、所定値以下であれば(ステップC12でYES)、
顔検出フラグFの値が“1”であることを条件に(ステップC13でYES)、顔検出部7の動作を停止させると共に(ステップC14)、それに応じて顔検出フラグFの値を“1”から“2(顔検出一時停止状態)”に変更する(ステップC15)。そして、フレームメモリM3に蓄積されている直前の顔検出データを最新の顔検出データとして採用した後(ステップC16)、この最新の顔検出データに基づいて撮影条件を自動調整する処理を行う(ステップC25)。その後、ステップC26に移る。
また、上述のように算出した総合ブレ量が所定値を超えていれば(ステップC12でNO)、次のステップC17に移り、将来のブレ方向が予測可能か否かを判別し、予測可能であれば(ステップC17でYES)、顔検出フラグFの値が“1”であることを条件に(ステップC18でYES)、顔検出部7の動作を停止させると共に(ステップC19)、それに応じて顔検出フラグFの値を“1”から“2(顔検出一時停止状態)”に変更する(ステップC20)。次に、フレームメモリM3に蓄積されている過去複数フレーム分の顔検出データと、算出した総合ブレ量及び総合ブレ方向(例えば、手ブレ方向と被写体ブレの方向との中間的な方向)から最新の顔検出データを予測する処理を行う(ステップC21)。
そして、最新の顔検出データに基づいて撮影条件を自動調整する処理(ステップC25)を行った後、ステップC26に移る。一方、算出した総合ブレ量が所定値を超えている場合で(ステップC12でNO)、かつ将来のブレ方向の予測が不可能な場合には(ステップC17でNO)、顔検出フラグFが“2”であることを条件に(ステップC22でYES)、顔検出部7の動作を再開させると共に(ステップC23)、顔検出フラグFを“2(顔検出一時停止状態)”から“1(顔検出オン状態)”に復帰(ステップC24)させた後、ステップC26に移る。
このステップC26では、シャッタボタンの全押し操作が行われたかを調べ、全押し操作が行われなければ(ステップC26でNO)、図5のステップC7に戻るが、全押し操作が行われたときには(ステップC26でYES)、撮影画像の圧縮や保存などの撮影終了処理(ステップC27)を実行した後、図5のステップC2に戻る。
以上のように、第3実施形態において制御部1は、顔検出部7が動作している顔検出オン状態において、手ブレ検出部8及び被写体ブレ検出部9の検出結果に応じて手ブレに被写体ブレに加えた総合ブレ量を算出し、この総合ブレ量が所定の値以下であるか否かを判別し、所定値以下であれば、顔検出部7を停止させるようにしたので、より高い精度で顔検出の停止タイミングを決定することができ、低消費電力化を更に図ることができる。
総合ブレ量が所定の値以下の場合に、顔検出部7の動作を停止させるほか、被写体ブレ検出部9の検出結果に応じたブレ方向から将来のブレ方向が予測可能であれば、顔検出部7の動作を停止させるようにしたので、顔検出部7の動作を停止させる機会が多くなり、更なる低消費電力化を図ることができる。
フレームメモリM3に蓄積されている複数フレーム分の顔検出データと、算出した総合ブレ量及びブレ方向から最新の顔検出データを予測するようにしたので、顔検出部7の動作を停止させている間でも適切な顔検出データを得ることができる。
なお、上述した第3実施形態においては、フレームメモリM3に蓄積されている直前の顔検出データを最新の顔検出データとするようにしたが、フレームメモリM3に蓄積されている複数フレーム分の顔検出データを平均化して顔検出データとして算出するようにしてもよい。これによって顔検出部7の動作を停止させている間でも適切な顔検出データを得ることができる。
また、上述した第3実施形態においては、フレーム間の手ブレ量と被写体のブレ量との総合ブレ量を算出する場合に、上述したΔd1*g1+Δd2*g2の式にしたがって算出するようにしたが、手ブレ量と被写体のブレ量との平均値を総合ブレ量としてもよい。また、総合ブレ方向の算出も平均値に限らない。
上述した各実施形態においては、顔検出結果に基づいて撮影条件(露出やピントなど)を調整する場合を示したが、これに限らず、例えば、顔を検出した際に、予め登録されている被写体画像と比較することにより人物などの被写体を特定する被写体特定処理を行うようにしてもよい。
また、上述した各実施形態においては、人物、ペットなどの顔を検出するようにしたが、これに限らず、例えば、服装を認識したり、商品や建物を認識したりしてもよく、被写体認識全般に利用可能である。
また、上述した各実施形態においては、静止画撮影及び動画撮影が可能な撮像装置としてコンパクトカメラに適用した場合を示したが、カメラ機能付きの携帯電話機・PDA・音楽プレイヤーなどであってもよい。
その他、上述した各実施形態において示した“装置”や“部”とは、機能別に複数の筐体に分離されていてもよく、単一の筐体に限らない。また、上述したフローチャートに記述した各ステップは、時系列的な処理に限らず、複数のステップを並列的に処理したり、別個独立して処理したりするようにしてもよい。
1 制御部
3 記憶部
4 表示部
5 操作部
6 撮像部
7 顔検出部
8 手ブレ検出部
9 被写体ブレ検出部
F 顔検出フラグ
M1 プログラム記憶部
M3 フレームメモリ

Claims (13)

  1. 画像中の被写体を追尾して認識を行う被写体認識手段と、
    前記撮像画像の手ブレ方向を検出する手ブレ検出手段と、
    前記手ブレ検出手段により検出された過去のブレ方向と今回のブレ方向とから、将来のブレ方向が予測可能か否かを判別する判別手段と、
    前記判別手段によりブレ方向が予測可能と判別された場合に、前記被写体認識手段を停止する制御を行う制御手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記手ブレ検出手段は、撮像画像のブレを更に検出し、
    前記判別手段は、前記手ブレ検出手段により検出されたブレ量が所定の値以下か否かを更に判別し、
    前記制御手段は、前記判別手段によりブレ量が所定の値以下と判別された場合に、前記被写体認識手段を停止する制御を更に行う、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記被写体認識手段により認識された被写体認識データを蓄積して記憶する記憶手段と、
    前記制御手段により前記被写体認識手段を停止する制御が行われた際に、前記記憶手段に記憶されている被写体認識データ及び前記手ブレ検出手段により検出されたブレ量及び方向から最新の被写体認識データを予測する予測手段と、
    を更に備える、
    ようにしたことを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  4. 前記被写体認識手段により認識された被写体認識データを蓄積して記憶する記憶手段と、
    前記制御手段により前記被写体認識手段を停止する制御が行われた際に、前記記憶手段に記憶されている直前の被写体認識データを最新の被写体認識のデータとして取得するデータ取得手段と、
    を更に備える、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  5. 前記被写体認識手段により認識された被写体認識データを蓄積して記憶する記憶手段と、
    前記制御手段により前記被写体認識手段を停止する制御が行われた際に、前記記憶手段に記憶されている複数の被写体認識データを平均化して最新の被写体認識データとして算出するデータ取得手段と、
    を更に備える、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  6. 画像中の被写体を追尾して認識を行う被写体認識手段と、
    前記撮像画像の手ブレ量を検出する手ブレ検出手段と、
    前記撮像画像中の被写体のブレ量を検出する被写体ブレ検出手段と、
    前記手ブレ検出手段により検出されたブレ量及び前記被写体ブレ検出手段により検出されたブレ量から総合ブレ量を算出するブレ量算出手段と、
    記ブ量算出手段により算出された総合ブレ量が所定の値以下か否かを判別する判別手段と、
    前記判別手段により総合ブレ量が所定の値以下と判別された場合に、前記被写体認識手段を停止する制御を行う制御手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  7. 前記手ブレ検出手段は、前記撮像画像中の手ブレ方向を更に検出し、
    前記被写体ブレ検出手段は、前記撮像画像中の被写体のブレ方向を更に検出し、
    前記判別手段は、前記手ブレ検出手段により検出されたブレ方向及び前記被写体ブレ検出手段により検出されたブレ方向から将来のブレ方向が予測可能か否かを更に判別し、
    前記制御手段は、前記判別手段によりブレ方向が予測可能と判別された場合に、前記被写体認識手段を停止する制御を更に行う、
    ようにしたことを特徴とする請求項6記載の撮像装置。
  8. 前記被写体認識手段により認識された被写体認識データを蓄積して記憶する記憶手段と、
    前記制御手段により前記被写体認識手段を停止する制御が行われた際に、前記記憶手段に記憶されている被写体認識データ、前記手ブレ検出手段により検出されたブレ量及び方向並びに前記被写体ブレ検出手段により検出されたブレ量及び方向から最新の被写体認識データを予測する予測手段と、
    を更に備える、
    ようにしたことを特徴とする請求項7記載の撮像装置。
  9. 前記被写体認識手段は、撮像画像中の被写体の顔を検出する顔検出機能である、
    ことを特徴とする請求項1又は6記載の撮像装置。
  10. コンピュータに対して、
    画像中の被写体を追尾して認識を行う機能と、
    前記撮像画像の手ブレ方向を検出する機能と、
    前記検出された過去のブレ方向と今回のブレ方向とから、将来のブレ方向が予測可能か否かを判別する機能と、
    前記ブレ方向が予測可能と判別された場合に、前記被写体認識を停止する制御を行う機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  11. コンピュータに対して、
    画像中の被写体を追尾して認識を行う機能と、
    前記撮像画像の手ブレ量を検出する機能と、
    前記撮像画像中の被写体のブレ量を検出する機能と、
    前記検出された手ブレ量及び前記検出された被写体のブレ量から総合ブレ量を算出する機能と、
    前記算出された総合ブレ量が所定の値以下か否かを判別する機能と、
    前記総合ブレ量が所定の値以下と判別された場合に、前記被写体認識を停止する制御を行う機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  12. 撮像装置における撮像方法であって、
    撮像画像中の被写体を追尾して認識を行う処理と、
    前記撮像画像の手ブレ方向を検出する処理と、
    前記検出された過去のブレ方向と今回のブレ方向とから、将来のブレ方向が予測可能か否かを判別する処理と、
    前記ブレ方向が予測可能と判別された場合に、前記被写体認識を停止する制御を行う処理と、
    を含むことを特徴とする撮像方法。
  13. 撮像装置における撮像方法であって、
    撮像画像中の被写体を追尾して認識を行う処理と、
    前記撮像画像の手ブレ量を検出する処理と、
    前記撮像画像中の被写体のブレ量を検出する処理と、
    前記検出された手ブレ量及び前記検出された被写体のブレ量から総合ブレ量を算出する処理と、
    前記算出された総合ブレ量が所定の値以下か否かを判別する処理と、
    前記総合ブレ量が所定の値以下と判別された場合に、前記被写体認識を停止する制御を行う処理と、
    を含むことを特徴とする撮像方法。

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