JP7060703B2 - 撮影装置、撮影方法、及びプログラム - Google Patents

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Description


本発明は動画を撮影する撮影装置、撮影方法、及びプログラムに関し、特に動画を構成するフレームを静止画として抽出する撮影装置、撮影方法、及びプログラムに関する。

動画を構成するフレームを静止画として抽出する技術が知られている。例えば特許文献1では、動画の撮影中にユーザの指示により静止画取得タイミングで動画にマーキングし、動画撮影終了後にマーキング箇所及びその前後のフレームを動画から抽出及び表示することで、ユーザが動画からの静止画抽出のタイミングを選択し、そのタイミングの動画フレームを静止画として抽出できる旨が記載されている。

特開2016-167855号公報

しかしながら上述した特許文献1では、動画撮影中はマーキング情報が記録されるが、ユーザがマーキングを指示しても静止画が保存されるわけではなく、静止画保存するには動画撮影後に別途ユーザが抽出指示を行う必要がある。また、特許文献1ではマーキング情報が記録されるだけなので、マーキングしたフレームを抽出及び表示する度に動画のデコード(静止画処理)が必要であり、撮像装置への処理負荷が高い。このように、従来の技術は動画から容易に静止画を抽出できるものではなかった。

本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、動画から容易に静止画を抽出できる撮影装置、撮影方法、及びプログラムを提供することを目的とする。

上述した目的を達成するため、本発明の第1の態様に係る撮影装置は、動画を撮影する動画撮影部と、動画撮影部で撮影した動画を構成する複数のフレームから第1のフレームを抽出し第1の静止画ファイルを生成する静止画ファイル生成部と、動画から第1のフレームを含む複数のフレームで構成される動画ファイルを生成する動画ファイル生成部と、動画ファイル、第1の静止画ファイル、及び、動画ファイルにおける第1のフレームの位置を示す付加情報を記憶する記憶部と、を備える。

第1の態様によれば、動画ファイルに加えて静止画ファイル(第1の静止画ファイル)と付加情報を記憶するので、別途静止画の抽出を行うことは必須ではない。また、抽出の度に必ずデコード(静止画処理)を行うものではないので、デコードの頻度が減る分だけ撮影装置に対する負荷を軽減することができる。また、静止画の抽出を行う場合、動画における静止画ファイルの位置を付加情報に基づいて容易に特定することができる。これにより第1の態様では動画から容易に静止画を抽出することができる。なお、第1の態様及び以下の各態様において、第1の静止画ファイル及び付加情報の記憶処理を動画ファイルの処理(撮影、記憶)と並行して行うことが好ましい。また、記憶する動画ファイルは撮影した動画の一部についてのファイル(部分的な動画ファイル)でもよく、記憶時間を調節することで記憶容量を削減することができる。

なお、第1の態様及び以下の各態様において「動画ファイルにおける第1のフレームの位置を示す付加情報」とは、例えば先頭フレームを基準とした第1のフレームの番号、動画の記憶開始から第1のフレームを取得するまでの経過時間等、動画ファイルを構成する複数のフレームにおいて第1のフレームを特定できる情報であればよい。また、付加情報は動画ファイル及び/または静止画ファイル内に記憶させてもよいし、これらファイルとは別に記憶させてもよい。

第2の態様に係る撮影装置は第1の態様において、付加情報は、さらに動画ファイルと第1の静止画ファイルとの関係を示す情報であって、第1の静止画ファイルと動画ファイルとのうち一方を特定することにより情報を参照して他方が特定される情報を含む。第2の態様によれば、第1の静止画ファイル及び動画ファイルを互いに参照することができ、静止画を抽出したい動画(抽出元の動画)を特定できなくても、付加情報に基づいて静止画から動画を特定することができる。

第3の態様に係る撮影装置は第1または第2の態様において、付加情報は、さらに動画ファイルのファイル名と第1の静止画ファイルのファイル名を含む。第3の態様によれば、動画ファイルと第1の静止画ファイルとの対応関係を容易に把握することができる。なお、動画ファイルと第1の静止画ファイルのファイル名を同一にしてもよい(この場合、拡張子を変えることでファイルを識別することができる)。

第4の態様に係る撮影装置は第1から第3の態様のいずれか1つにおいて、記憶部は、動画ファイルに付加情報を記憶する。付加情報は、例えば動画ファイルのヘッダあるいはフッタに記憶することができる。

第5の態様に係る撮影装置は第1から第4の態様のいずれか1つにおいて、記憶部は、第1の静止画ファイルに付加情報を記憶する。付加情報は、例えば第1の静止画ファイルのヘッダあるいはフッタに記憶することができる。

第6の態様に係る撮影装置は第1から第5の態様のいずれか1つにおいて、記憶部は第1の静止画ファイルを動画ファイルと同じフォルダに記憶する。第6の態様によれば、第1の静止画ファイルと動画ファイルとの対応関係が明確であり、ファイル管理が容易である。

第7の態様に係る撮影装置は第1から第6の態様のいずれか1つにおいて、動画ファイルを指定する動画ファイル指定部と、動画ファイルが指定されると、付加情報を参照して第1の静止画ファイルの画像データを表示装置に表示させる表示制御部と、を備える。これによりユーザは記憶させた静止画(第1の静止画ファイルに対応する画像)を視認することができる。

第8の態様に係る撮影装置は第7の態様において、表示制御部は、第1の静止画ファイルが動画ファイルを構成する複数のフレームから抽出されたことを示す情報を画像データに重畳表示させる。第8の態様によれば、ユーザは第1の静止画ファイルが動画ファイルを構成する複数のフレームから抽出されたことを重畳表示により容易に識別することができる。

第9の態様に係る撮影装置は第7または第8の態様において、表示された少なくとも1つ以上の第1の静止画ファイルの画像データから基準画像を選択する操作を受け付ける画像選択部と、選択された基準画像に基づいて、動画ファイルを構成する複数のフレームから第2のフレームを抽出し第2の静止画ファイルを生成する静止画抽出部と、をさらに備える。基準画像のフレームと第2の静止画ファイルはタイミングが同じでもよいし、違っていてもよい。

第10の態様に係る撮影装置は第9の態様において、表示制御部は、動画ファイルを構成する複数のフレームから基準画像のフレームを含む時間範囲に記憶されたフレームの画像データを表示装置に表示させ、画像選択部は表示された画像データから静止画抽出用画像データを選択する操作を受け付け、静止画抽出部は、複数のフレームのうち選択された静止画抽出用画像データに対応するフレームを第2のフレームとして抽出して第2の静止画ファイルを生成する。ユーザが抽出を希望する静止画の撮影タイミングは基準画像の撮影タイミングとずれている場合があるが、第10の態様によればユーザは所望のタイミングのフレーム(第2のフレーム)を静止画(第2の静止画ファイル)として抽出することができる。

第11の態様に係る撮影装置は第9または第10の態様において、第1の静止画ファイルの画像データは、動画ファイルを構成する複数のフレームの画像データより高画質であり、静止画抽出部は、第2のフレームが記憶された時間と第1のフレームが記憶された時間との差がしきい値以下の場合は、第1の静止画ファイルを用いて第2の静止画ファイルを生成する。動画撮影中に記憶された静止画は動画圧縮がかかっておらず静止画用画像処理も適用可能なため、動画圧縮後の各フレームよりも高画質である。このため、そのような高画質の静止画(第1の静止画ファイル)を用いることにより、高画質な第2の静止画ファイルを生成することができる。なお、記憶時間(記憶タイミング)の差が大きくなると第2の静止画ファイルの画質が低下する可能性があるので、要求される画質に応じてしきい値を設定することが好ましい。また、「高画質」の例としては解像度が高いこと、圧縮率が低い(ゼロすなわち非圧縮でもよい)こと等を挙げることができるが、これらの例に限定されるものではない。静止画ファイルの画像データはRAWデータでもよい。

第12の態様に係る撮影装置は第9から第11の態様のいずれか1つにおいて、静止画抽出部は、動画ファイルの第1のフレームと第2のフレームの画像データの差分を第1の静止画ファイルの画像データに加えて第2の静止画ファイルを生成する。第12の態様は第2の静止画ファイル生成手法の一例を規定するものである。

第13の態様に係る撮影装置は第1から第6の態様のいずれか1つにおいて、第1の静止画ファイルを指定する静止画ファイル指定部と、第1の静止画ファイルが指定されると、付加情報を参照して動画ファイルを構成する複数のフレームの画像データを表示装置に表示させる表示制御部と、をさらに備える。第13の態様によれば、ユーザは第1のフレームを含む複数のフレームを視認することができる。

第14の態様に係る撮影装置は第13の態様において、表示された画像データから1つ以上の画像データを選択する操作を受け付ける画像選択部と、画像選択部で選択された画像データに対応する動画ファイルのフレームを抽出し静止画ファイルを生成する静止画抽出部と、をさらに備える。第14の態様によれば、選択された画像データ(ユーザが所望の画像データ)に対応する静止画ファイルを生成することができる。

第15の態様に係る撮影装置は第1から第14の態様のいずれか1つにおいて、静止画ファイル生成部は外部からの指示を入力する指示入力部からの入力に応じて第1の静止画ファイルを記憶する。静止画ファイル生成部は、例えばレリーズボタンの押し下げ等のユーザの操作があった場合に「外部からの指示が入力された」と判断して第1の静止画ファイルを記憶することができる。

第16の態様に係る撮影装置は第1から第15の態様のいずれか1つにおいて、動画を構成する複数のフレームよりイベントが発生したフレームを検出するイベント検出部をさらに備え、静止画ファイル生成部は検出に応じて第1の静止画ファイルを生成する。第16の態様ではイベントの検出に応じて第1の静止画ファイルを生成するので、長時間撮影や無人撮影の場合等に好適である。

第17の態様に係る撮影装置は第1から第16の態様のいずれか1つにおいて、静止画ファイル生成部は、第1の静止画ファイルを動画ファイルとは少なくとも一部が独立した電気回路で処理する。第17の態様によれば、第1の静止画ファイルと動画ファイルとを少なくとも一部が独立した電気回路で処理する分、同時処理による負荷を軽減することができる。

上述した目的を達成するため、本発明の第18の態様に係る撮影方法は、動画を撮影する動画撮影ステップと、動画撮影ステップで撮影した動画を構成する複数のフレームから第1のフレームを抽出し第1の静止画ファイルを生成する静止画ファイル生成ステップと、動画から第1のフレームを含む複数のフレームで構成される動画ファイルを生成する動画ファイル生成ステップと、動画ファイル、第1の静止画ファイル、及び、動画ファイルにおける第1のフレームの位置を示す付加情報を記憶する記憶ステップと、を有する。第18の態様によれば、第1の態様と同様に動画から容易に静止画を抽出することができる。

第19の態様に係る撮影方法は第18の態様において、付加情報は、動画ファイルと第1の静止画ファイルとの関係を示す情報であって、第1の静止画ファイルと動画ファイルとのうち一方を特定することにより情報を参照して他方が特定される情報を含む。第19の態様によれば、付加情報により第1の静止画ファイル及び動画ファイルを互いに参照することができる。

第20の態様に係る撮影方法は第18または第19の態様において、記憶ステップでは、動画ファイルに付加情報を記憶する。付加情報は、例えば動画ファイルのヘッダあるいはフッタに記憶することができる。

第21の態様に係る撮影方法は第18から第20の態様のいずれか1つにおいて、記憶ステップでは、第1の静止画ファイルに付加情報を記憶する。付加情報は、例えば第1の静止画ファイルのヘッダあるいはフッタに記憶することができる。

第22の態様に係る撮影方法は第18から第21の態様のいずれか1つにおいて、動画ファイルを指定する動画ファイル指定ステップと、動画ファイルが指定されると、付加情報を参照して第1の静止画ファイルの画像データを表示装置に表示させる表示制御ステップと、をさらに有する。第22の態様によれば、第7の態様と同様にユーザは記憶させた静止画(第1の静止画ファイルに対応する画像)を視認することができる。

第23の態様に係る撮影方法は第22の態様において、表示制御ステップでは、第1の静止画ファイルが動画ファイルを構成する複数のフレームから抽出されたことを示す情報を画像データに重畳表示させる。第23の態様によれば、第1の静止画ファイルが動画ファイルを構成する複数のフレームから抽出されたことを、重畳表示により容易に識別することができる。

第24の態様に係る撮影方法は第18から第21の態様のいずれか1つにおいて、第1の静止画ファイルを指定する静止画ファイル指定ステップと、第1の静止画ファイルが指定されると、付加情報を参照して動画ファイルを構成する複数のフレームの画像データを表示装置に表示させる表示制御ステップと、をさらに有する。第24の態様によれば、第13の態様と同様にユーザは第1のフレームを含む複数のフレームを視認することができる。

第25の態様に係る撮影方法は第24の態様において、表示された画像データから1つ以上の画像データを選択する操作を受け付ける画像選択ステップと、画像選択ステップで選択された画像データに対応する動画ファイルのフレームを抽出し静止画ファイルを生成する静止画抽出ステップと、をさらに有する。第25の態様によれば、第14の態様と同様に、選択された画像データに対応する静止画ファイルを生成することができる。

上述した目的を達成するため、本発明の第26の態様に係るプログラムは、第18から第25の態様のいずれか1つに係る撮影方法をコンピュータに実行させる。また、これら態様のプログラムのコンピュータ読み取り可能なコードを記録した非一時的記録媒体も本発明の態様として挙げることができる。なお、「コンピュータ」は撮影装置、画像処理装置等の装置において各種プロセッサ等の電気回路により構成することができる。

以上説明したように、本発明の撮影装置、撮影方法、及びプログラムによれば、動画から容易に静止画を抽出することができる。

図1は、第1の実施形態に係るカメラシステムの構成を示す図である。 図2は、画像処理装置の機能構成を示す図である。 図3は、動画及び静止画の記録処理を示すフローチャートである。 図4は、動画及び静止画の記録の様子を示す図である。 図5は、動画と静止画を並行して処理する様子を示す図である。 図6は、静止画抽出処理を示すフローチャートである。 図7は、基準画像を選択する様子を示す図である。 図8は、基準画像を含む時間範囲の画像を表示する様子を示す図である。 図9は、差分による静止画ファイル生成の処理を示すフローチャートである。 図10は、静止画抽出処理を示す他のフローチャートである。 図11は、第2の実施形態に係るスマートフォンの外観図である。 図12は、第2の実施形態に係るスマートフォンの構成を示すブロック図である。

以下、添付図面を参照しつつ、本発明に係る撮影装置、撮影方法、及びプログラムを実施するための形態について詳細に説明する。

<第1の実施形態>

<撮影装置の全体構成>

図1は第1の実施形態に係るカメラシステム10(撮影装置)の構成を示す図である。カメラシステム10は交換レンズ100(撮影部、撮影装置)及び撮影装置本体200(撮影装置)により構成され、後述するズームレンズ110を含む撮影レンズにより被写体像(光学像)を撮像素子210に結像させる。交換レンズ100と撮影装置本体200とは、図示せぬマウントを介して装着及び取り外しすることができる。

<交換レンズの構成>

交換レンズ100は、ズームレンズ110と、フォーカスレンズ120と、絞り130と、レンズ駆動部140とを備える。レンズ駆動部140は、画像処理装置240(図2のレンズ駆動制御部240K)からの指令に応じてズームレンズ110、フォーカスレンズ120を進退駆動してズーム(光学ズーム)調整、フォーカス調整を行う。ズーム調整及びフォーカス調整は、画像処理装置240からの指令に応じて行う他に、ユーザが行ったズーム操作、フォーカス操作(図示せぬズームリング、フォーカスリングの回動等)に応じて行ってもよい。また、レンズ駆動部140は画像処理装置240からの指令に応じて絞り130を制御し、露出を調整する。一方、ズームレンズ110及びフォーカスレンズ120の位置、絞り130の開放度等の情報が画像処理装置240に入力される。なお、交換レンズ100は光軸Lを有する。

<撮影装置本体の構成>

撮影装置本体200は、撮像素子210(撮影部、動画撮影部)、AFE220(AFE:Analog Front End、撮影部、動画撮影部)、A/D変換器230(A/D:Analog to Digital、撮影部、動画撮影部)、及び画像処理装置240を備える。撮影装置本体200は、撮像素子210に透過させる光を遮光するためのシャッター(不図示)を有していてもよい。撮像素子210は、多数の受光素子がマトリクス状に配列された受光面を備え、ズームレンズ110、フォーカスレンズ120、及び絞り130を透過した被写体光が撮像素子210の受光面上に結像され、各受光素子によって電気信号に変換される。撮像素子210の受光面上にはR(赤),G(緑),またはB(青)のカラーフィルタが設けられており、各色の信号に基づいて被写体のカラー画像を取得することができる。なお、撮像素子210としては、CMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)、CCD(Charge-Coupled Device)等の様々な光電変換素子を用いることができる。AFE220は撮像素子210から出力されるアナログ画像信号のノイズ除去、増幅等を行い、A/D変換器230は、取り込んだアナログ画像信号を階調幅があるデジタル画像信号に変換する。

<画像処理装置の構成>

図2は、画像処理装置240の機能構成を示す図である。画像処理装置240は、動画撮影部240A(動画撮影部)、動画ファイル生成部240B(動画ファイル生成部)、動画ファイル指定部240C(動画ファイル指定部)、静止画ファイル生成部240D(静止画ファイル生成部)、静止画ファイル指定部240E(静止画ファイル指定部)、イベント検出部240F(イベント検出部)、画像選択部240G(画像選択部)、静止画抽出部240H(静止画抽出部)、記憶部240I(記憶部)、表示制御部240J(表示制御部)、及びレンズ駆動制御部240K(レンズ駆動制御部)を備え、A/D変換器230から入力されたデジタル画像信号に基づいて動画の撮影及びファイル生成、静止画ファイル生成、動画を構成する複数のフレームに対する処理、静止画の抽出等の処理を行う。画像処理装置240による処理の詳細は後述する。

画像処理装置240の機能は、各種のプロセッサ(processor)を用いて実現できる。

各種のプロセッサには、例えばソフトウェア(プログラム)を実行して各種の機能を実現する汎用的なプロセッサであるCPU(Central Processing Unit)が含まれる。また、上述した各種のプロセッサには、画像処理に特化したプロセッサであるGPU(Graphics Processing Unit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの製造後に回路構成を変更可能なプロセッサであるプログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device:PLD)も含まれる。さらに、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などの特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路なども上述した各種のプロセッサに含まれる。

各部の機能は1つのプロセッサにより実現されてもよいし、同種または異種の複数のプロセッサ(例えば、複数のFPGA、あるいはCPUとFPGAの組み合わせ、またはCPUとGPUの組み合わせ)で実現されてもよい。また、複数の機能を1つのプロセッサで実現してもよい。複数の機能を1つのプロセッサで構成する例としては、第1に、画像処理装置本体、サーバなどのコンピュータに代表されるように、1つ以上のCPUとソフトウェアの組合せで1つのプロセッサを構成し、このプロセッサが複数の機能として実現する形態がある。第2に、システムオンチップ(System On Chip:SoC)などに代表されるように、システム全体の機能を1つのIC(Integrated Circuit)チップで実現するプロセッサを使用する形態がある。このように、各種の機能は、ハードウェア的な構造として、上述した各種のプロセッサを1つ以上用いて構成される。さらに、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造は、より具体的には、半導体素子などの回路素子を組み合わせた電気回路(circuitry)である。これらの電気回路は、論理和、論理積、論理否定、排他的論理和、及びこれらを組み合わせた論理演算を用いて上述した機能を実現する電気回路であってもよい。

なお、動画ファイル生成部240Bと静止画ファイル生成部240Dは、少なくとも一部が独立した電気回路で構成し、静止画ファイル(第1の静止画ファイル)の生成処理を少なくとも一部は動画ファイルの生成処理から独立して行うことが好ましい。これにより処理負荷を軽減することができる(後述)。

上述したプロセッサあるいは電気回路がソフトウェア(プログラム)を実行する際は、実行するソフトウェアのプロセッサ(コンピュータ)読み取り可能なコードをROM(Read Only Memory)等の非一時的記録媒体に記憶しておき、プロセッサがそのソフトウェアを参照する。非一時的記録媒体に記憶しておくソフトウェアは、本発明に係る撮影方法を実行するためのプログラムを含む。ROMではなく各種光磁気記録装置、半導体メモリ等の非一時的記録媒体にコードを記録してもよい。ソフトウェアを用いた処理の際には例えばRAM(Random Access Memory)が一時的記憶領域として用いられ、また例えば不図示のEEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)に記憶されたデータを参照することもできる。

画像処理装置240は、上述の各部の他にROM242(ROM:Read Only Memory、非一時的記録媒体)を備える。ROM242には、画像の撮影、記録、表示等に必要なプログラム(本発明に係る撮影方法を実行するためのプログラムを含む)のコンピュータ読み取り可能なコードを記録することができる。

<操作部>

操作部250(指示入力部)は図示せぬレリーズボタン、操作用ボタン(例えば十字ボタン、Quickボタン、OKボタン等)、ダイヤル、スイッチ等を有し、ユーザは撮影モード設定、動画撮影指示、静止画抽出指示等、各種の操作を行うことができる。なお、モニタ270(タッチパネル型)を操作部250として使用してもよい。

<記憶装置>

記憶装置260(記憶装置、記憶部)は各種の光磁気記録媒体、半導体メモリ等の非一時的記録媒体及びその制御回路により構成され、動画、静止画、動画から抽出した静止画等を記憶する。記録媒体は撮影装置本体200に対し着脱できるタイプを用いることができる。

<モニタ及びファインダ>

モニタ270(表示装置)はタッチパネル型の液晶表示パネルにより構成され、動画、静止画、撮影条件や付加情報等を表示することができる。モニタ270は撮影装置本体200の背面側、天面側等に配置することができる。また、カメラシステム10はファインダを備えていてもよい。ファインダは例えば液晶表示パネル、プリズム、レンズ等により構成され、ユーザは図示せぬ接眼部を介して動画、静止画、撮影条件や付加情報等を視認することができる。ファインダとしては「光学式ビューファインダ(OVF:Optical View Finder)」、「電子式ビューファインダ(EVF:Electronic View Finder)」、あるいはこれらの組合せである「ハイブリッド式ビューファインダ(HVF:Hybrid View Finder)」を用いることができる。

<カメラシステムの撮影モード>

カメラシステム10は撮影モードとして静止画撮影モード、通常動画撮影モード(第1の動画撮影モード)、静止画抽出用動画撮影モード(第2の動画撮影モード)のいずれかを設定することができる。静止画撮影モード、通常動画撮影モードは通常のデジタルカメラと同様のモードであり、静止画抽出用動画撮影モードでは通常動画撮影モードと撮影条件が異なる動画(動画自体の鑑賞よりも静止画の抽出を重視した撮影条件の動画)を撮影する。具体的には、静止画抽出用動画撮影モードでは、通常動画撮影モードに対してシャッタースピード、オートフォーカスの速度、自動露出の追従速度、ホワイトバランスの追従速度のうち少なくとも1つが高速に設定され、かつ/または通常動画撮影モードに対してフレームレートが高く設定される。また、解像度及びフレームレートはカメラシステム10で設定可能な最高値(例えば4,000×2,000画素、30フレーム/秒)に設定され、色調も静止画抽出を前提として設定される。ISO感度の上限も通常動画撮影モードより高くする。

例えばシャッタースピードに関しては、通常動画撮影モードでは記録する動画のフレームレートに対応した値(フレームレートが30フレーム/秒の場合、1/30秒)に設定されるが、静止画抽出用動画モードではフレーム間隔よりも高速(例えば、1/30秒未満)に設定される。通常動画撮影モードでは、滑らかな動画が再生されるようにシャッタースピードが動画のフレームレートに対応した値に設定されるが、この場合動く被写体に対してはブレが生じる可能性がある。このため、静止画抽出用動画撮影モードではシャッタースピードを通常動画撮影モードよりも高速(フレーム間隔よりも高速)に設定しており、これにより被写体のブレが少ない高画質な静止画を抽出することが可能になる。同様に、ISO感度の上限を高くすることでシャッタースピードを高速化でき、これによりブレが少ない静止画を抽出することができる。また、オートフォーカスの速度,自動露出の追従速度やオートホワイトバランスの追従速度等が通常動画撮影モードよりも高速に設定されることで、被写体に合焦したフレーム、露出が適正なフレーム等を多く取得することができる。フレームレートについても、高レートに設定することで動画のフレーム間隔が短くなり、静止画として抽出できるフレームが増加する。

上述した静止画抽出用動画撮影モードによれば、動画を記憶しておき動画を構成するフレームを静止画として抽出することができるので、ユーザはいつ発生するか分からないイベント(自然現象やアクシデント、ハプニング等)の写真、時間の経過とともに状態が変化する被写体や動きのある被写体の瞬間的な状態の写真等を容易に撮影することができる。この際、詳細を後述するように、静止画の記録を指示したタイミングだけでなくその他のタイミングについても静止画を抽出できるので、ユーザは所望のタイミングの静止画を取得することができる。また、静止画抽出に適した撮影条件(上述したシャッタースピード、解像度、フレームレート等)を設定することにより高画質の静止画を抽出することができる。

<静止画抽出用動画撮影モードにおける処理>

上述した構成のカメラシステム10における撮影方法について説明する。図3は、静止画抽出用動画撮影モードにおける処理を示すフローチャートである。例えば操作部250の図示せぬモードダイヤルの操作によりカメラシステム10が静止画抽出用動画撮影モードに設定されると、図3の処理が開始される。

<動画記録指示>

動画撮影部240A(動画撮影部)は動画撮影指示がされたか否かを判断する(ステップS100:動画撮影ステップ、動画ファイル生成ステップ)。例えば操作部250の図示せぬレリーズボタンが押し下げされた場合に「動画撮影指示がされた」と判断することができる。判断が肯定されるとステップS110へ進む。なお、図4の例では時刻0からt3まで静止画抽出用動画撮影モードによる撮影が行われるものとしている。

<動画の撮影及び圧縮記録>

ステップS110で、動画撮影部240Aは動画の撮影を開始し(動画撮影ステップ)、動画ファイル生成部240B(動画ファイル生成部)は撮影した動画を圧縮して新たな動画ファイルを生成し(動画ファイル生成ステップ)、記憶部240I(記憶部)は生成された動画ファイルの記憶装置260(記憶装置)への記憶を開始する(記憶ステップ)。カメラシステム10に設けられた図示せぬマイクロフォンにより音声を合わせて収録及び記憶してもよい。動画の圧縮はMPEG形式(MPEG2、MPEG4等)で行うことができ、この場合、動画のフレームはIフレーム、Pフレーム、Bフレームに分けられる。また、これらのフレームのうち少なくともIフレームによりGOP(Group of Picture)が形成される。Iフレームはフレームの全ての情報を保持したフレームであり、Pフレームは前のIフレームを参照しないと差分しか表現できないフレームである。Bフレームは前後のIフレーム、Pフレーム、Bフレームを参照しないと差分しか表現できないフレームである。

<静止画生成指示>

静止画ファイル生成部240D(静止画ファイル生成部)は静止画記録指示(静止画ファイルの生成指示)がされたか否かを判断する(ステップS120:静止画ファイル生成ステップ)。静止画記録指示の判断はGOP単位で、外部からの指示の入力(ユーザの指示等)に応じて、あるいはイベントの検出に応じて行うことができる。GOP単位で判断する場合は、例えば新たなGOPを記録するごとに「静止画記録指示がされた」と判断することができる。外部からの指示の入力に応じて判断する場合、例えば操作部250の図示せぬレリーズボタンが押し下げられた場合やモニタ270を介した操作がされた場合に「静止画記録指示がされた」と判断することができる。イベント検出に応じて判断する場合は、イベント検出部240F(イベント検出部)が動画を構成するフレームから人物の顔などの特定の被写体を検出した場合、被写体の動きや輝度の変化を検出した場合等に「静止画記録指示がされた」と判断することができる。また、ジャイロや加速度センサ等によりカメラシステム10の動きを検出しその検出結果に基づいてイベントの発生(及びイベントの検出に応じた静止画記録指示)を判断してもよい。静止画記録指示がされると(ステップS120の判断が肯定されると;図4の時刻t1,t2)、静止画ファイル生成部240Dは動画撮影部240Aで撮影した動画を構成する複数のフレームから静止画用フレーム(第1のフレーム)を抽出し第1の静止画ファイルを生成する(ステップS130:静止画ファイル生成ステップ)。

静止画生成指示をGOP単位で判断する場合は、高画質な静止画を定期的に取得できるため、記録メディアの容量や静止画処理による消費電力増加が許容できる場合は画質の観点からは最良の選択肢となる。ユーザ指示に応じて判断する場合は、ユーザの意思により静止画を記録するためユーザが静止画抽出の際等に画像を検索しやすい。なお、特定の場合(例えばレリーズボタンを押し続けている場合)に限りGOP単位の判断とすることにより、上述した容量や消費電力増加への影響を最小限に抑えることができる。イベント検出に応じて判断する場合は、静止画生成を自動で行うことができるため長時間の撮影や無人での撮影に適している。

<高画質な静止画の生成>

ステップS130において、静止画ファイル生成部240Dは動画を構成するフレームよりも高画質な静止画の静止画ファイルを生成することが好ましい。「高画質な静止画」の例としては解像度が高い画像、動画よりも圧縮率が低い画像(ゼロでもよい)等を挙げることができるが、これらの例に限定されるものではない。また、静止画ファイル生成部240Dは、静止画ファイルをRAW画像形式で生成してもよい。「RAW画像」とは撮像素子から出力されたデータをデジタル変換して未加工、未圧縮(あるいは可逆圧縮)の状態で記録した画像である。色補間やエンハンスに必要なフィルタ処理を行う必要がなく、記録周期も長いので、RAW画像の記録による動画処理への影響は少ない。RAW画像はGOPごとに(例えば、GOPの開始時に)記録してもよい。なお、静止画ファイル生成部240Dは、静止画ファイルをRAW画像形式で生成すると場合は、RAW画像の簡易表示等を目的にRAW画像よりも低画質の静止画像(JPEG等)を同時に生成してもよい。

ステップS130でRAW画像等の「高画質の静止画」を生成することにより、詳細を後述するように動画や動画から抽出する静止画を高画質化することができる。

<静止画ファイル及び付加情報の記録>

記憶部240I(記憶部)は、静止画ファイル(第1の静止画ファイル)を記憶装置260に記憶する(ステップS140:記憶ステップ、図4の時刻t1,t2)。ステップS140では、また、動画ファイルにおける第1のフレームの位置を示す付加情報を静止画ファイルに記憶する。静止画ファイルのヘッダやフッタに付加情報を記憶することができる。「付加情報」は動画ファイルにおける静止画フレーム(第1のフレーム)の位置を示す情報である。例えば先頭フレームを基準とした第1のフレームの番号、動画の記憶開始から第1のフレームを取得するまでの経過時間等、動画ファイルを構成する複数のフレームにおいて第1のフレームを特定できる情報であればよい。また、付加情報は動画ファイルと第1の静止画ファイルとの関係を示す情報であって、第1の静止画ファイルと動画ファイルとのうち一方を特定することにより情報を参照して他方が特定される情報を含んでいてもよい。例えば、動画ファイルのファイル名と静止画ファイルのファイル名とを表の1つの列と他の列とにそれぞれ割り当てた情報を含んでいてもよい。

動画ファイル、静止画ファイル、及び付加情報の記憶の際に、動画ファイルに時系列順を示す連続番号を含むファイル名(例えば(撮影日+連続番号))を付して記憶し、静止画ファイルは動画ファイルとファイル名を同じにして拡張子を変えてもよい(例えば、“.mpg”と“.raw”)。また、動画ファイルと、その動画の撮影中に記憶された静止画ファイル(第1の静止画ファイル)とを同じフォルダに記憶してもよい。

第1の実施形態では、このように動画ファイルに加えて静止画ファイル(第1の静止画ファイル)を記憶するので、別途静止画の抽出を行うことは必須ではない。また、抽出の度に必ずデコード(静止画処理)を行うものではないので、デコードの頻度が減る分だけ撮影装置に対する負荷を軽減することができる。また、動画から静止画を抽出する場合、動画における静止画ファイルの位置を付加情報に基づいて容易に特定することができる。

<付加情報の記憶及び動画の撮影終了>

動画撮影部240A、動画ファイル生成部240B、及び静止画ファイル生成部240D、記憶部240I(イベント検出に応じて静止画記録指示を行う場合はイベント検出部240Fも)は、動画撮影終了指示があるまで(ステップS150でYESになるまで)、ステップS120からステップS140までの処理をくり返す。例えば、操作部250の図示せぬレリーズボタンが押し下げられた場合にステップS150の判断を肯定することができる。ステップS150の判断が肯定されたら、記憶部240Iが付加情報を動画ファイルに記憶する(ステップS160:記憶ステップ)。図4の例では時刻t3である。なお、撮影終了時に付加情報を記憶する場合であっても、必ずしも動画ファイルの末尾に記憶する必要はない。記憶するのは動画ファイルのヘッダでもフッタでもよい。付加情報が記憶されたら、動画撮影部240A、動画ファイル生成部240B、及び記憶部240Iは動画の撮影、動画ファイルの生成及び記憶を終了する(ステップS170)。

<動画を分割する場合の処理>

静止画抽出用動画撮影モードでは、動画ファイル生成部240Bは動画を分割しそれぞれ別の動画ファイルとして保存してもよい。分割は、一定時間間隔(例えば2分間隔)の分割、GOP単位での分割、ユーザが設定した時間間隔での分割、ユーザの静止画生成指示に応じた分割、あるいはイベント検出に応じた自動分割でもよい。動画を分割保存する場合、分割に係る動画ファイルの内の第1のフレームを含む動画ファイルと静止画ファイル(第1の静止画ファイル)とを付加情報により参照可能とすることが好ましい。この場合、付加情報は、例えば、「動画の記憶開始からの経過時間」と「分割された動画の内の第1のフレームを含む動画ファイルと静止画ファイルとの関係を特定する情報」でもよい。また、付加情報は、「分割された動画の内の第1のフレームを含む動画ファイルの記憶開始からの経過時間(もしくは第1のフレームを含む動画ファイルにおける第1のフレームのフレーム位置を特定する情報)」等、第1のフレームを含む動画ファイルと静止画ファイルとの関係を特定する情報でもよい。なお、動画を分割保存する場合、分割された動画の内の第1のフレームを含む動画ファイルと、静止画ファイル(第1の静止画ファイル)と静止画ファイルが記憶されていない動画ファイルと、を別フォルダに保存してもよい。なお、複数の静止画ファイル(複数の第1の静止画ファイル)を生成する場合、各静止画ファイルと、各静止画ファイルに対応する各フレーム(第1のフレーム)を含む動画ファイルとを付加情報により参照可能とすることが好ましい。

<フレーム入替処理>

動画ファイル生成部240Bは、ステップS140でRAW画像等の高画質な静止画の静止画ファイルが記録されている場合は、その静止画ファイルの画像データを静止画処理(いわゆる「現像処理」等)してIフレームと同一の形式の画像データに変換し(静止画変換ステップ)、変換した画像データを対応するGOPのIフレームと入れ替えてもよい(第1の入替ステップ)。動画ファイル生成部240Bは、上述した付加情報に基づいて入れ替えを行うことができる。

上述した処理を行うことにより、Iフレームの入れ替えにより動画のIフレーム部分が高画質化する。また、被写体が合焦しており動きが少ないものの場合、Pフレーム部分及びBフレーム部分についてもIフレームを介して高画質化することができる。なお、表示制御部240Jは入れ替えを実行した状態の動画をモニタ270(表示装置)に再生表示させることができ、これによりユーザは高画質化した動画を鑑賞することができる。

<フレーム入替処理の他の態様>

動画ファイル生成部240Bは、入れ替え前のIフレームと入れ替え後のIフレームとの差分を算出し(差分算出ステップ)、GOPを構成するPフレーム及び/またはBフレーム(GOPの構成に依存する)に対し算出した差分を加算する(差分加算ステップ)。このような態様によれば、微少な動きがある被写体について、動いている部分についての差分により、高画質の静止画(ステップS140で記録され入れ替え用のIフレームに変換される画像)と入れ替え前のIフレームとの解像度の差に起因する補正誤差を低減することができる。

動画ファイル生成部240Bは、Pフレーム及び/またはBフレームの動き情報(例えば、動きベクトル)を算出し(動き情報算出ステップ)、動き情報に基づいて入替後のIフレームを加工してPフレーム及び/またはBフレームを生成することができる(画像生成ステップ)。例えば算出した動き情報(動きベクトル)により「隣接する複数のマクロブロックが同一またはほぼ同一の方向に移動している(動きベクトルが同一またはほぼ同一である)」と判断された場合、動画ファイル生成部240Bは入れ替え後のIフレーム(高画質静止画に対応するフレーム)から被写体を抽出し、動きベクトルに合わせて被写体を移動、拡大または縮小、変形等する。このような態様によれば、被写体の動きが大きい場合は、入れ替えにより高画質化したIフレームを加工することにより、動きのあるPフレーム及び/またはBフレームを高画質化することができる。

<動画と静止画の並行処理>

上述した動画ファイル、静止画ファイル、及び付加情報の撮影及び記憶に関し、動画ファイル生成部240Bと静止画ファイル生成部240Dを少なくとも一部が独立した電気回路で構成し、静止画ファイル(第1の静止画ファイル)の生成処理を少なくとも一部は動画ファイルの生成処理から独立して行うことが好ましい(図5を参照)。なお図5において実線で示す矩形は1フレーム分の処理を示す。このような並行処理により処理負荷を軽減することができる。

<静止画の抽出>

以下に説明するように、カメラシステム10では動画を構成するフレームを静止画として抽出することができる。

<動画ファイルの指定による静止画の表示>

図6は静止画抽出処理を示すフローチャートである。動画ファイル指定部240C(動画ファイル指定部)は動画ファイルを指定する操作があったか否か判断する(ステップS200:動画ファイル指定ステップ)。例えば、操作部250を介したユーザの指示入力があった場合に「指定操作があった」と判断することができる。ステップS200の判断が肯定されたら(YESになったら)、動画ファイル指定部240Cは操作対象の動画ファイルを静止画抽出元の動画ファイルとして指定し(ステップS210:動画ファイル指定ステップ)、表示制御部240J(表示制御部)は付加情報を参照して、指定された動画ファイルについて記憶されている静止画ファイル(第1の静止画ファイル)の画像データをモニタ270(表示装置)に表示させる(ステップS220:表示制御ステップ)。なお、静止画抽出の元となる動画は上述したフレームの入れ替えにより高画質化した動画でもよい。また、表示制御部240J(表示制御部)は静止画ファイルがRAW画像形式の場合は、RAW画像と同時に生成されたRAW画像を簡易表示するための静止画像(JPEG等)をモニタ270(表示装置)に表示させてもよい。

図7はモニタ270における画像データの表示例を示す図である。図7の例では、4つの画像データについて動画撮影開始から静止画取得までの経過時間を表示している。表示制御部240Jは、付加情報(動画ファイルにおける静止画フレーム(第1のフレーム)の位置を示す情報)に基づいて経過時間を求めることができる。また、画像データの表示の際に、表示制御部240Jは静止画ファイル(第1の静止画ファイル)が動画ファイルを構成する複数のフレームから抽出されたことを示す情報を画像データに重畳表示させる。図7の例では「動画ファイル“20180801-1.mpg”(動画ファイルのファイル名)から抽出された静止画です」とのメッセージ1010を画像データに重畳表示している。静止画抽出部240H(静止画抽出部)は、表示された基準画像を静止画として抽出してよいか判断する。具体的には、表示された画像データの中に所望のものがある場合、ユーザが表示された基準画像を選択して図7の「決定」ボタンを操作すると、静止画抽出部240Hは「表示された基準画像を静止画として抽出してよい」と判断し、以下の処理をキャンセルしてその画像を静止画として抽出(印刷、別フォルダに保存等)する。これに対し、「希望の画像に近い基準画像があるが、撮影タイミングが若干ずれている」という場合(ユーザが基準画像に対し不満がある場合)は、以下のように、動画ファイルから静止画ファイルのフレームを含む前後のフレームを表示して、表示したフレームの中から所望のフレームをユーザに選択させることで、基準画像と異なるタイミングにおける静止画を動画から抽出することができる。図7の例では、ユーザが「経過時間が500sec、1200sec、2000secのフレームは被写体の向きが傾いている、一部が映っていない等の理由で見栄えが良くないから、経過時間が750secのフレームを基準画像として、その経過時間の近辺でベストなフレームを探そう」と考えた場合について説明する。

<基準画像の選択>

画像選択部240Gは、表示された静止画ファイルの画像データから基準画像を選択する操作を受け付けたか否かを判断し(ステップS230:基準画像選択ステップ)、受け付けた操作にしたがって基準画像を選択する(ステップS240:基準画像選択ステップ)。例えば、操作部250を介したユーザの指示入力があった場合(図7の例では、画像が選択されて「基準画像として選択」のボタンが操作された場合)に「操作を受け付けた」と判断することができる。

<静止画抽出用フレームの表示>

ステップS240で基準画像が選択されたら、表示制御部240Jは動画ファイルを構成する複数のフレームのうち基準画像のフレームを含む時間範囲に記憶されたフレームの画像データをモニタ270(表示装置)に表示させる(ステップS260:表示制御ステップ)。図7の例において経過時間が750secのフレームが基準画像として選択されたとした場合、表示制御部240Jは経過時間が750±Δt(sec)のフレームの画像データを表示させる。例えば、図8のように基準画像1030(フレーム番号:N)とその前後のフレーム1020(フレーム番号:N-1)及びフレーム1040(フレーム番号:N+1)を表示させる。表示は「基準画像のフレーム及び基準画像より前に記憶されたフレームを含める」態様でもよいし、「基準画像のフレーム及び基準画像より後に記憶されたフレームを含める」態様でもよい。表示する静止画抽出用フレームの範囲はユーザの指定に応じて設定してもよいし、ユーザの指定によらずに設定してもよい。また、表示するフレームの範囲を時間で規定(例えば、基準画像のフレームの前後0.5秒ずつ)してもよいし、フレーム数で規定(例えば、基準画像のフレームの前後10フレームずつ)してもよい。

<静止画抽出用画像データの選択>

画像選択部240GはステップS260で表示された画像データから静止画抽出用画像データを選択する操作を受け付けて(ステップS270:画像選択ステップ)、受け付けた操作にしたがって静止画抽出用画像データを選択する(ステップS280:画像選択ステップ)。ステップS280では1つ以上の画像データを選択することができ、複数の画像データを選択してもよい。

<静止画の抽出>

静止画抽出部240H(静止画抽出部)は、動画を構成する複数のフレームのうちステップS280で選択された画像データに対応するフレームを第2のフレームとして抽出し静止画ファイル(第2の静止画ファイル)を生成する(ステップS290:静止画抽出ステップ)。このような処理により、ユーザは、動画から所望のタイミング(動画撮影時の静止画記憶タイミングと異なっていてもよい)で容易に静止画を抽出することができる。また、表示制御部240Jに選択された基準画像によって決定される範囲の動画ファイルのフレームの画像をモニタ270(表示装置)に表示させることで、フレーム間において圧縮されている動画ファイルを構成するフレームの画像をモニタ270に表示させる際の画像処理の負荷を低減することが出来る。

なお、動画ファイルはMPEG形式等の動画用フォーマットで記憶されている(例えばフレーム間圧縮がされている)ので、静止画抽出部240Hは静止画ファイル生成の際に第2のフレームのデータを静止画用のフォーマット(JPEG形式等)に変換する。

<差分処理による静止画ファイルの生成>

図3について上述した処理で動画撮影中に静止画ファイル(第1の静止画ファイル)が記憶されている場合、その静止画ファイルは動画圧縮がかかっておらず、図5について上述した画像処理も適用可能なため、動画圧縮後の各フレームよりも高画質である。そこで撮影及び記憶された動画からフレームの切り出し(静止画の抽出)を行う際に、記憶された静止画ファイルを用いた画像処理を行うことで、所望のタイミングのフレームの画質を向上させることができる。具体的には、図6のステップS280で抽出画像が選択された状態で、静止画抽出部240Hは第2のフレームが記憶された時間と第1のフレームが記憶された時間との差がしきい値以下であるか否か判断する(図9のステップS292:静止画抽出ステップ)。判断が肯定された場合(時間差がしきい値以下である場合)は、静止画抽出部240Hは動画ファイルの第1のフレームと第2のフレームの画像データの差分を第1の静止画ファイルの画像データに加えて第2の静止画ファイルを生成する(ステップS294:静止画抽出ステップ)。一方、ステップS292の判断が否定された場合は、静止画抽出部240Hは、ステップS280で選択された画像データに対応するフレームを第2のフレームとして抽出し第2の静止画ファイルを生成する(ステップS296:静止画抽出ステップ)。図9に示すような時間差に基づく処理を行う場合、記憶時間(記憶タイミング)の差が大きくなると第2の静止画ファイルの画質が低下する可能性があるので、要求される画質に応じてしきい値を設定することが好ましい。なお、本態様に限定されず、判断が肯定された場合(時間差がしきい値以下である場合)、静止画抽出部240Hは、静止画ファイル生成部240Dで生成された静止画ファイル(第1の静止画ファイル)と、動画ファイル生成部240Bで生成された動画ファイルを構成するフレームの画像(第2のフレームの画像)と、を公知の方法で合成し、第2の静止画ファイルを生成してもよい。また、静止画ファイル生成部240Dで生成された静止画ファイル(第1の静止画ファイル)がRAW画像形式の場合は、RAW画像形式の静止画ファイルを静止画処理(いわゆる「現像処理」等)した静止画ファイルと、動画ファイル生成部240Bで生成された動画ファイルを構成するフレームの画像(第2のフレームの画像)と、を公知の方法で合成し、第2の静止画ファイルを生成してもよい。

<静止画ファイルの指定に基づく静止画の抽出>

図6に示す態様では、動画ファイルを指定し、指定された動画ファイルについて付加情報を参照して静止画ファイル(第1の静止画ファイル)を表示して静止画として抽出するフレームを決定しているが、第1の実施形態に係るカメラシステム10では、以下に説明するように静止画ファイルを指定して抽出フレームを決定することも可能である。具体的には、図10のフローチャートに示すように静止画ファイル指定部240E(静止画ファイル指定部)は静止画ファイルを指定する操作がされたか否かを判断し(ステップS202:静止画ファイル指定ステップ)、操作がされた場合は操作内容にしたがって静止画ファイルを指定する(ステップS212:静止画ファイル指定ステップ)。静止画ファイル(第1の静止画ファイル)が指定されると、表示制御部240J(表示制御部)は付加情報を参照して動画ファイルを特定し、図8の例と同様に動画ファイルを構成する複数のフレームの画像データをモニタ270(表示装置)に表示させる(ステップS222:表示制御ステップ)。ステップS222では、指定された静止画ファイルに対応するフレームを含む時間範囲に記憶されたフレームの画像データを表示することができる。静止画として抽出する画像データの選択操作がされたら(ステップS252でYES:静止画抽出ステップ)、静止画抽出部240Hは選択された画像データに対応する動画ファイルのフレームを抽出し第2の静止画ファイルを生成する(ステップS290:静止画抽出ステップ)。

<付加情報記録のその他の態様>

上述した第1の実施形態では付加情報を動画ファイル及び静止画ファイル(第1の静止画ファイル)に記憶する態様について説明したが、付加情報の記憶はこのような態様に限定されるものではない。付加情報は動画ファイルと静止画ファイルとのうち一方に対して記憶させてもよいし、動画及び静止画とは独立して(記憶装置260に)記憶させてもよい。

<第2の実施形態>

第1の実施形態では、デジタルカメラであるカメラシステム10について説明したが、撮影装置の構成はこれに限定されない。本発明のその他の撮影装置としては、例えば、内蔵型または外付け型のPC用カメラ、あるいは、以下に説明するような、撮影機能を有する携帯端末装置とすることができる。

本発明の撮影装置の一実施形態である携帯端末装置としては、例えば、携帯電話機やスマートフォン、PDA(Personal Digital Assistants)、携帯型ゲーム機が挙げられる。以下、スマートフォンを例に挙げ、図面を参照しつつ、詳細に説明する。

図11は、本発明の撮影装置の一実施形態であるスマートフォン1(撮影装置)の外観を示すものである。図11に示すスマートフォン1は、平板状の筐体2を有し、筐体2の一方の面に表示部としての表示パネル21(表示装置)と、入力部としての操作パネル22(操作部)とが一体となった表示入力部20を備えている。また、係る筐体2は、スピーカ31と、マイクロフォン32、操作部40(操作部)と、カメラ部41(動画撮影部、動画ファイル生成部、動画ファイル指定部、静止画ファイル生成部、静止画ファイル指定部、イベント検出部、画像選択部、静止画抽出部、記憶部、表示制御部、レンズ駆動制御部)とを備えている。なお、筐体2の構成はこれに限定されず、例えば、表示部と入力部とが独立した構成を採用してもよいし、折り畳み構造やスライド機構を有する構成を採用してもよい。

図12は、図11に示すスマートフォン1の構成を示すブロック図である。図12に示すように、スマートフォン1の主たる構成要素として、無線通信部11と、表示入力部20と、通話部30と、操作部40と、カメラ部41と、記憶部50と、外部入出力部60と、GPS受信部70(GPS:Global Positioning System)と、モーションセンサ部80と、電源部90と、主制御部101(動画撮影部、動画ファイル生成部、動画ファイル指定部、静止画ファイル生成部、静止画ファイル指定部、イベント検出部、画像選択部、静止画抽出部、記憶部、表示制御部、レンズ駆動制御部)とを備える。また、スマートフォン1の主たる機能として、基地局装置と移動通信網とを介した移動無線通信を行う無線通信機能を備える。

無線通信部11は、主制御部101の指示にしたがって、移動通信網に収容された基地局装置に対し無線通信を行うものである。斯かる無線通信を使用して、音声データ、画像データ等の各種ファイルデータ、電子メールデータなどの送受信や、Webデータやストリーミングデータなどの受信を行う。

表示入力部20は、主制御部101の制御により、画像(静止画像及び/または動画像)や文字情報などを表示して視覚的にユーザに情報を伝達するとともに、表示した情報に対するユーザ操作を検出する、いわゆるタッチパネルであって、表示パネル21と、操作パネル22とを備える。

表示パネル21は、LCD(Liquid Crystal Display)、OELD(Organic Electro-Luminescence Display)などを表示デバイスとして用いたものである。操作パネル22は、表示パネル21の表示面上に表示される画像を視認可能に載置され、ユーザの指や尖筆によって操作される1または複数の座標を検出するデバイスである。斯かるデバイスをユーザの指や尖筆によって操作すると、操作に起因して発生する検出信号を主制御部101に出力する。次いで、主制御部101は、受信した検出信号に基づいて、表示パネル21上の操作位置(座標)を検出する。

図11に示すように、本発明の撮影装置の一実施形態として例示しているスマートフォン1の表示パネル21と操作パネル22とは一体となって表示入力部20を構成しているが、操作パネル22が表示パネル21を完全に覆うような配置となっている。斯かる配置を採用した場合、操作パネル22は、表示パネル21外の領域についても、ユーザ操作を検出する機能を備えてもよい。換言すると、操作パネル22は、表示パネル21に重なる重畳部分についての検出領域(以下、表示領域と称する)と、それ以外の表示パネル21に重ならない外縁部分についての検出領域(以下、非表示領域と称する)とを備えていてもよい。

なお、表示領域の大きさと表示パネル21の大きさとを完全に一致させても良いが、両者を必ずしも一致させる必要は無い。また、操作パネル22が、外縁部分と、それ以外の内側部分の2つの感応領域を備えていてもよい。さらに、外縁部分の幅は、筐体2の大きさなどに応じて適宜設計されるものである。さらにまた、操作パネル22で採用される位置検出方式としては、マトリクススイッチ方式、抵抗膜方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、静電容量方式などが挙げられ、いずれの方式を採用することもできる。

通話部30は、スピーカ31やマイクロフォン32を備え、マイクロフォン32を通じて入力されたユーザの音声を主制御部101にて処理可能な音声データに変換して主制御部101に出力すること、無線通信部11あるいは外部入出力部60により受信された音声データを復号してスピーカ31から出力することができる。また、図11に示すように、例えば、スピーカ31を表示入力部20が設けられた面と同じ面に搭載し、マイクロフォン32を筐体2の側面に搭載することができる。

操作部40は、キースイッチなどを用いたハードウェアキーであって、ユーザからの指示を受け付けるものである。例えば、図11に示すように、操作部40は、スマートフォン1の筐体2の側面に搭載され、指などで押下されるとオンとなり、指を離すとバネなどの復元力によってオフ状態となる押しボタン式のスイッチである。

記憶部50は、主制御部101の制御プログラムや制御データ、アプリケーションソフトウェア、通信相手の名称や電話番号などを対応づけたアドレスデータ、送受信した電子メールのデータ、WebブラウジングによりダウンロードしたWebデータや、ダウンロードしたコンテンツデータを記憶し、またストリーミングデータなどを一時的に記憶するものである。また、記憶部50は、スマートフォン内蔵の内部記憶部51と着脱自在な外部メモリスロットを有する外部記憶部52により構成される。なお、記憶部50を構成するそれぞれの内部記憶部51と外部記憶部52は、フラッシュメモリタイプ(flash memory type)、ハードディスクタイプ(hard disk type)、マルチメディアカードマイクロタイプ(multimedia card micro type)、カードタイプのメモリ(例えば、MicroSD(登録商標)メモリ等)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)などの格納媒体を用いて実現される。

外部入出力部60は、スマートフォン1に連結される全ての外部機器とのインターフェースの役割を果たすものであり、他の外部機器に通信等(例えば、ユニバーサルシリアルバス(USB)、IEEE1394など)またはネットワーク(例えば、インターネット、無線LAN、ブルートゥース(Bluetooth)(登録商標)、RFID(Radio Frequency Identification)、赤外線通信(Infrared Data Association:IrDA)(登録商標)、UWB(Ultra Wideband)(登録商標)、ジグビー(ZigBee)(登録商標)など)により直接的または間接的に接続するためのものである。

スマートフォン1に連結される外部機器としては、例えば、有線/無線ヘッドセット、有線/無線外部充電器、有線/無線データポート、カードソケットを介して接続されるメモリカード(Memory card)やSIM(Subscriber Identity Module Card)/UIM(User Identity Module Card)カード、オーディオ及びビデオI/O(Input/Output)端子を介して接続される外部オーディオ及びビデオ機器、無線接続される外部オーディオ及びビデオ機器、有線/無線接続されるスマートフォン、有線/無線接続されるPDA、有線/無線接続されるパーソナルコンピュータ、イヤホンなどがある。外部入出力部60は、このような外部機器から伝送を受けたデータをスマートフォン1の内部の各構成要素に伝達することや、スマートフォン1の内部のデータを外部機器に伝送することができる。

GPS受信部70は、主制御部101の指示にしたがって、GPS衛星ST1~STnから送信されるGPS信号を受信し、受信した複数のGPS信号に基づく測位演算処理を実行し、スマートフォン1の位置(緯度、経度、高度)を検出する。GPS受信部70は、無線通信部11や外部入出力部60(例えば、無線LAN)から位置情報を取得できる時には、その位置情報を用いて位置を検出することもできる。

モーションセンサ部80は、例えば、3軸の加速度センサなどを備え、主制御部101の指示にしたがって、スマートフォン1の物理的な動きを検出する。スマートフォン1の物理的な動きを検出することにより、スマートフォン1の動く方向や加速度が検出される。斯かる検出結果は、主制御部101に出力されるものである。電源部90は、主制御部101の指示にしたがって、スマートフォン1の各部に、バッテリ(不図示)に蓄えられる電力を供給するものである。

主制御部101は、マイクロプロセッサを備え、記憶部50が記憶する制御プログラムや制御データにしたがって動作し、カメラ部41を含むスマートフォン1の各部を統括して制御するものである。また、主制御部101は、無線通信部11を通じて、音声通信やデータ通信を行うために、通信系の各部を制御する移動通信制御機能と、アプリケーション処理機能を備える。

アプリケーション処理機能は、記憶部50が記憶するアプリケーションソフトウェアにしたがって主制御部101が動作することにより実現するものである。アプリケーション処理機能としては、例えば、外部入出力部60を制御して対向機器とデータ通信を行う赤外線通信機能や、電子メールの送受信を行う電子メール機能、Webページを閲覧するWebブラウジング機能などがある。

また、主制御部101は、受信データやダウンロードしたストリーミングデータなどの画像データ(静止画像や動画像のデータ)に基づいて、映像を表示入力部20に表示する等の画像処理機能を備える。画像処理機能とは、主制御部101が、画像データを復号し、斯かる復号結果に画像処理を施して、画像を表示入力部20に表示する機能のことをいう。

さらに、主制御部101は、表示パネル21に対する表示制御と、操作部40、操作パネル22を通じたユーザ操作を検出する操作検出制御を実行する。表示制御の実行により、主制御部101は、アプリケーションソフトウェアを起動するためのアイコンやスクロールバーなどのソフトウェアキー、あるいは電子メールを作成するためのウィンドウを表示する。なお、スクロールバーとは、表示パネル21の表示領域に収まりきれない大きな画像などについて、画像の表示部分を移動する指示を受け付けるためのソフトウェアキーのことをいう。

また、操作検出制御の実行により、主制御部101は、操作部40を通じたユーザ操作を検出したり、操作パネル22を通じて、アイコンに対する操作や、ウィンドウの入力欄に対する文字列の入力を受け付けたり、あるいは、スクロールバーを通じた表示画像のスクロール要求を受け付ける。

さらに、操作検出制御の実行により主制御部101は、操作パネル22に対する操作位置が、表示パネル21に重なる重畳部分(表示領域)か、それ以外の表示パネル21に重ならない外縁部分(非表示領域)かを判定し、操作パネル22の感応領域や、ソフトウェアキーの表示位置を制御するタッチパネル制御機能を備える。

また、主制御部101は、操作パネル22に対するジェスチャ操作を検出し、検出したジェスチャ操作に応じて、予め設定された機能を実行することもできる。ジェスチャ操作とは、従来の単純なタッチ操作ではなく、指などによって軌跡を描いたり、複数の位置を同時に指定したり、あるいはこれらを組み合わせて、複数の位置から少なくとも1つについて軌跡を描く操作を意味する。

カメラ部41は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)やCCD(Charge-Coupled Device)などの撮像素子を用いて電子撮影するデジタルカメラ(撮影装置)である。また、カメラ部41は、主制御部101の制御により、撮像によって得た画像データ(動画、静止画)を例えばMPEGやJPEG(Joint Photographic coding Experts Group)などの圧縮した画像データに変換し、記憶部50に記録することや、外部入出力部60や無線通信部11を通じて出力することができる。また、カメラ部41は、主制御部101の制御により、動画の分割及び結合、高画質な静止画(RAW画像等)の取得、フレームの入れ替え及び加工、動画からの静止画の抽出を行うこともできる。図11に示すにスマートフォン1において、カメラ部41は表示入力部20と同じ面に搭載されているが、カメラ部41の搭載位置はこれに限らず、表示入力部20の背面に搭載されてもよいし、あるいは、複数のカメラ部41が搭載されてもよい。なお、複数のカメラ部41が搭載されている場合には、撮影に供するカメラ部41を切り替えて単独にて撮影することもできるし、あるいは、複数のカメラ部41を同時に使用して撮影することもできる。

また、カメラ部41はスマートフォン1の各種機能に利用することができる。例えば、表示パネル21にカメラ部41で取得した画像を表示することや、操作パネル22の操作入力のひとつとして、カメラ部41の画像を利用することができる。また、GPS受信部70が位置を検出する際に、カメラ部41からの画像を参照して位置を検出することもできる。さらには、カメラ部41からの画像を参照して、3軸の加速度センサを用いずに、あるいは、3軸の加速度センサと併用して、スマートフォン1のカメラ部41の光軸方向を判断することや、現在の使用環境を判断することもできる。勿論、カメラ部41からの画像をアプリケーションソフトウェア内で利用することもできる。その他、静止画または動画の画像データにGPS受信部70により取得した位置情報、マイクロフォン32により取得した音声情報(主制御部等により、音声テキスト変換を行ってテキスト情報となっていてもよい)、モーションセンサ部80により取得した姿勢情報等を付加して記憶部50に記録することや、外部入出力部60や無線通信部11を通じて出力することもできる。

上述した構成のスマートフォン1においても、第1の実施形態に係るカメラシステム10と同様に本発明に係る撮影方法の処理(動画の撮影及び記録、静止画の記録、静止画抽出等)を実行することができる。具体的には、第1の実施形態において画像処理装置240(図2に示す各部)が実行する処理をスマートフォン1ではカメラ部41及び主制御部101が実行することにより、本発明に係る撮影方法の処理を行うことができる。その他、第1の実施形態における操作部250、記憶装置260、モニタ270の機能は、スマートフォン1において操作部40、記憶部50及び操作パネル22、表示パネル21及び操作パネル22によりそれぞれ実現することができる。これにより、第2の実施形態に係るスマートフォン1においても、第1の実施形態に係るカメラシステム10と同様の効果(動画から容易に静止画をできること等)を得ることができる。

1 スマートフォン

2 筐体

10 カメラシステム

11 無線通信部

20 表示入力部

21 表示パネル

22 操作パネル

30 通話部

31 スピーカ

32 マイクロフォン

40 操作部

41 カメラ部

50 記憶部

51 内部記憶部

52 外部記憶部

60 外部入出力部

70 GPS受信部

80 モーションセンサ部

90 電源部

100 交換レンズ

101 主制御部

110 ズームレンズ

120 フォーカスレンズ

130 絞り

140 レンズ駆動部

200 撮影装置本体

210 撮像素子

220 AFE

230 A/D変換器

240 画像処理装置

240A 動画撮影部

240B 動画ファイル生成部

240C 動画ファイル指定部

240D 静止画ファイル生成部

240E 静止画ファイル指定部

240F イベント検出部

240G 画像選択部

240H 静止画抽出部

240I 記憶部

240J 表示制御部

240K レンズ駆動制御部

242 ROM

250 操作部

260 記憶装置

270 モニタ

1010 メッセージ

1020 フレーム

1030 基準画像

1040 フレーム

L 光軸

S100~S296 撮影方法の各ステップ

ST1~STn GPS衛星

Claims (17)

  1. 動画を撮影する動画撮影部と、
    前記動画撮影部で撮影した動画を構成する複数のフレームから第1のフレームを抽出し第1の静止画ファイルを生成する静止画ファイル生成部と、
    前記動画から前記第1のフレームを含む複数のフレームで構成される動画ファイルを生成する動画ファイル生成部と、
    前記動画ファイル、前記第1の静止画ファイル、及び、前記動画ファイルにおける前記第1のフレームの位置を示す付加情報を記憶する記憶部と、
    表示された少なくとも1つ以上の前記第1の静止画ファイルの画像データから基準画像を選択する操作を受け付ける画像選択部と、
    前記選択された前記基準画像に基づいて、前記動画ファイルを構成する前記複数のフレームから第2のフレームを抽出し第2の静止画ファイルを生成する静止画抽出部と、
    を備える撮影装置。
  2. 前記付加情報は、前記動画ファイルと前記第1の静止画ファイルとの関係を示す情報であって、前記第1の静止画ファイルと前記動画ファイルとのうち一方を特定することにより前記情報を参照して他方が特定される情報を含む請求項1に記載の撮影装置。
  3. 前記付加情報は、さらに前記動画ファイルのファイル名と前記第1の静止画ファイルのファイル名を含む請求項1または2に記載の撮影装置。
  4. 前記記憶部は、前記動画ファイルに前記付加情報を記憶する請求項1から3のいずれか1項に記載の撮影装置。
  5. 前記記憶部は、前記第1の静止画ファイルに前記付加情報を記憶する請求項1から4のいずれか1項に記載の撮影装置。
  6. 前記記憶部は前記第1の静止画ファイルを前記動画ファイルと同じフォルダに記憶する請求項1から5のいずれか1項に記載の撮影装置。
  7. 記動画ファイルを構成する前記複数のフレームから前記基準画像のフレームを含む時間範囲に記憶されたフレームの画像データを表示装置に表示させる表示制御部をさらに備え
    前記画像選択部は前記表示された画像データから静止画抽出用画像データを選択する操作を受け付け、
    前記静止画抽出部は、前記複数のフレームのうち前記選択された前記静止画抽出用画像データに対応するフレームを前記第2のフレームとして抽出して前記第2の静止画ファイルを生成する請求項1から6のいずれか1項に記載の撮影装置。
  8. 前記第1の静止画ファイルの画像データは、前記動画ファイルを構成する前記複数のフレームの画像データより高画質であり、
    前記静止画抽出部は、前記第2のフレームが記憶された時間と前記第1のフレームが記憶された時間との差がしきい値以下の場合は、前記第1の静止画ファイルを用いて前記第2の静止画ファイルを生成する請求項1から7のいずれか1項に記載の撮影装置。
  9. 前記静止画抽出部は、前記動画ファイルの前記第1のフレームと前記第2のフレームの画像データの差分を前記第1の静止画ファイルの画像データに加えて前記第2の静止画ファイルを生成する請求項からのいずれか1項に記載の撮影装置。
  10. 記第1の静止画ファイルが前記動画ファイルを構成する前記複数のフレームから抽出されたことを示す情報を前記画像データに重畳表示させる表示制御部をさらに備える請求項1からのいずれか1項に記載の撮影装置。
  11. 前記第1の静止画ファイルを指定する静止画ファイル指定部と、
    前記第1の静止画ファイルが指定されると、前記付加情報を参照して前記動画ファイルを構成する複数のフレームの画像データを表示装置に表示させる表示制御部と、
    をさらに備える請求項1から6のいずれか1項に記載の撮影装置。
  12. 前記表示された前記画像データから1つ以上の画像データを選択する操作を受け付ける画像選択部と、
    前記画像選択部で選択された画像データに対応する前記動画ファイルのフレームを抽出し静止画ファイルを生成する静止画抽出部と、
    をさらに備える請求項11に記載の撮影装置。
  13. 前記静止画ファイル生成部は外部からの指示を入力する指示入力部からの入力に応じて前記第1の静止画ファイルを記憶する請求項1から12のいずれか1項に記載の撮影装置。
  14. 前記動画を構成する複数のフレームよりイベントが発生したフレームを検出するイベント検出部をさらに備え、
    前記静止画ファイル生成部は前記検出に応じて前記第1の静止画ファイルを生成する請求項1から13のいずれか1項に記載の撮影装置。
  15. 前記静止画ファイル生成部は、前記第1の静止画ファイルを前記動画ファイルとは少なくとも一部が独立した電気回路で処理する請求項1から14のいずれか1項に記載の撮影装置。
  16. 動画を撮影する動画撮影ステップと、
    前記動画撮影ステップで撮影した動画を構成する複数のフレームから第1のフレームを抽出し第1の静止画ファイルを生成する静止画ファイル生成ステップと、
    前記動画から前記第1のフレームを含む複数のフレームで構成される動画ファイルを生成する動画ファイル生成ステップと、
    前記動画ファイル、前記第1の静止画ファイル、及び、前記動画ファイルにおける前記第1のフレームの位置を示す付加情報を記憶する記憶ステップと、
    表示された少なくとも1つ以上の前記第1の静止画ファイルの画像データから基準画像を選択する操作を受け付ける画像選択ステップと、
    前記選択された前記基準画像に基づいて、前記動画ファイルを構成する前記複数のフレームから第2のフレームを抽出し第2の静止画ファイルを生成する静止画抽出ステップと、
    を有する撮影方法。
  17. 請求項16に係る撮影方法をコンピュータに実行させるプログラム。
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