JP5659470B2 - 売上データ処理装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、売上データ処理装置及びプログラムに関する。
近年、二酸化炭素(CO)の排出を抑えるため、店舗等において消費者にエコバックを使用させる等の取り組みがなされている。
例えば、特許文献1には、消費者がエコバックを使用することで、レジ袋を使用しなかったことによるCO排出量に相当する価値を有するポイント算出して消費者毎に記憶し、消費者端末からの要求に応じて、消費者が取得したポイント数に応じた景品を提供するように企業に指示する情報処理装置が記載されている。
また、二酸化炭素排出を削減するための取り組みの一環として、商品の採掘や栽培、製造、加工、包装、輸送、購買、消費、そして廃棄にいたるまでのそれぞれの段階で排出される二酸化炭素の総合計を重量で表して商品に表示する、所謂「カーボンフットプリント(炭素の足跡)」が導入されつつある。図27は、カーボンフットプリントの一例を示す図である。カーボンフットプリントは、図27に示すP1、P2のように、各商品のパッケージに表示されるので、消費者は、自己の購入する商品のCO排出量を認識し、商品の選択に役立てることができる。
特許第4127845号公報
しかしながら、消費者がよりCO排出量の少ない商品を選択しようとした場合、従来、各商品のパッケージのカーボンフットプリントを見比べるしかなく、煩雑であった。また、消費者がよりCO排出量の少ない商品を購入してCO排出量の削減努力、貢献を行っても、何の評価、特典も得ることができなかった。そのため、消費者がよりCO排出量の少ない商品を購入することをあきらめてしまうことがあった。
更に、消費者が自分の購入した商品全体のCO排出量を知るためには、消費者自身でカーボンフットプリントのCO排出量の合計を集計しなければならなかった。
また、店舗にとっても、売上商品のCO排出量を把握する手段がなかった。そのため、店舗においてCO排出量の削減努力を管理することができなかった。
本発明の課題は、よりCO 排出量の少ない商品の購入を促進するための情報やサービスを提供できるようにすることである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の売上データ処理装置は、
商品毎に、その商品に係るCO 排出量及び同一商品分類の商品群におけるCO 排出量の少ない順位を示すランクを記憶する記憶手段と、
顧客が購入する商品と同一商品分類であって前記顧客が購入する商品より前記ランクの高い商品の情報を前記記憶手段から抽出する制御手段と、
前記抽出された商品の情報を出力するための出力手段と、
を備える。
本発明によれば、よりCO 排出量の少ない商品の購入を促進するための情報やサービスを提供することが可能となる。
本発明の実施形態における売上データ処理システムの全体構成例を示す図である。 図1の売上データ処理装置の機能的構成を示すブロック図である。 実施形態1における図2のRAMの構成例を示す図である。 図2の記憶部のデータ格納例を示す図である。 図4のPLUファイルのデータ格納例を示す図である。 (a)は、図5の売上日次集計ファイルのデータ格納例を示す図であり、(b)は、図5の売上月次集計ファイルのデータ格納例を示す図である。 図1のサーバ装置の機能的構成を示すブロック図である。 図7の記憶部のデータ格納例を示す図である。 図2のCPUにより実行されるレシート印刷処理Aを示すフローチャートである。 図2のCPUにより実行されるレシート印刷処理Aを示すフローチャートである。 図9A〜図9Bに示すレシート印刷処理Aにおいて印刷されるレシートの一例を示す図である。 図2のCPUにより実行される売上データ集計処理を示すフローチャートである。 図2のCPUにより実行される売上データ転送処理を示すフローチャートである。 図7のCPUにより実行される売上データ登録処理を示すフローチャートである。 図7のCPUにより実行される売上データ集計処理を示すフローチャートである。 図2のCPUにより実行される月次集計結果登録処理を示すフローチャートである。 図7のCPUにより実行される月次集計結果送信処理を示すフローチャートである。 実施形態2における図2のRAMの構成例を示す図である。 図2のCPUにより実行されるレシート印刷処理Bを示すフローチャートである。 図2のCPUにより実行されるレシート印刷処理Bを示すフローチャートである。 図17のお奨めエコ商品テーブルエリアに格納されるお奨めエコ商品テーブルの一例を示す図である。 図18A〜図18Bに示すレシート印刷処理Bにおいて印刷されるレシートの一例を示す図である。 実施形態3における図2のRAMの構成例を示す図である。 図2のCPUにより実行されるレシート印刷処理Cを示すフローチャートである。 図2のCPUにより実行されるレシート印刷処理Cを示すフローチャートである。 図22A〜図22Bに示すレシート印刷処理Cにおいて印刷されるレシートの一例を示す図である。 実施形態4における図2のRAMの構成例を示す図である。 図2のCPUにより実行されるレシート印刷処理Dを示すフローチャートである。 図2のCPUにより実行されるレシート印刷処理Dを示すフローチャートである。 図25A〜図25Bに示すレシート印刷処理Dにおいて印刷されるレシートの一例を示す図である。 カーボンフットプリントの一例を示す図である。
以下、添付図面を参照して本発明に係る好適な実施形態を詳細に説明する。なお、本発明は、図示例に限定されるものではない。
[実施形態1]
(売上データ処理システム100の構成)
図1は、本実施形態に係る売上データ処理システム100の全体構成を示す図である。
売上データ処理システム100は、図1に示すように、売上データ処理装置1a、1b、・・・1nと、サーバ装置2と、が通信ネットワークNを介してデータ送受信可能に接続されて構成されている。売上データ処理装置1としては、キャッシュレジスタ,電子レジスタ,金銭登録機,POS(Point Of Sales)端末等が含まれる。また、通信ネットワークNは、専用線や既存の公衆回線、インターネット等を利用して構築された情報通信網である。
なお、売上データ処理装置1a、1b、・・・1nは同様の構成及び機能を有するため、以下の説明では売上データ処理装置1a、1b、・・・1nを総称して売上データ処理装置1として説明する。売上データ処理装置1の台数は、特に限定されない。
(売上データ処理装置1の構成)
売上データ処理装置1は、店舗に設置され、顧客の購入商品の登録処理(購入商品の売上個数、売上金額等の登録(売上登録))を行うとともに、購入商品毎のCO排出量、購入商品全体のCO排出量の合計等を取得してレシートに印刷する。
図2は、売上データ処理装置1の機能構成を示すブロック図である。図2に示すように、売上データ処理装置1は、CPU(Central Processing Unit)10、入力部11、表示部12、RAM(Random Access Memory)13、記憶部14、通信部15、印刷部16、ドロア17、スキャナ部18、カードリーダライタ19、音声出力部101等を備えて構成され、各部はバス102を介して接続されている。
CPU10は、記憶部14に記憶されているシステムプログラムを読み出し、RAM13のワークエリアに展開し、該システムプログラムに従って各部を制御する。また、CPU10は、記憶部14に記憶されているレシート印刷処理プログラム14b、売上データ集計処理プログラム14c、売上データ転送処理プログラム14d、月次集計結果登録処理プログラム14e、日次集計結果登録処理プログラム14f等を読み出してワークエリアに展開し、後述するレシート印刷処理A、売上データ集計処理、売上データ転送処理、月次集計結果登録処理、日次集計結果登録処理を始めとする各種処理を実行することにより、制御手段として機能する。
入力部11は、電源キー、カーソルキー、文字、数字入力キー、売上登録の終了を指示するための小計キー等の各種機能キー等を備えたレジ用のキーボードを含む構成である。入力部11は、オペレータによる各キーの操作信号をCPU10に出力する。
表示部12は、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等により構成される。表示部12には、CPU10から入力される表示信号の指示に従って、各種画面を表示する。
RAM13は、CPU10により記憶部14から読み出されたシステムプログラムや処理プログラム、入力データ、出力データ、パラメータ等を一時的に格納する。
図3は、RAM13の構成例を示す図である。図3に示すように、RAM13は、PLUエリア13a、総合計カウンタエリア13b、CO合計カウンタエリア13c、ワークエリア13k、を有している。
PLUエリア13aは、記憶部14から読み出されたPLUファイル14gのデータを格納するためのエリアである。
総合計カウンタエリア13bは、売上登録された商品の合計金額(即ち、顧客の購入合計金額)の算出に使用されるエリアである。
CO合計カウンタエリア13cは、顧客の購入商品のCO排出量の合計の算出に使用されるエリアである。
記憶部14は、半導体の不揮発性メモリ等により構成される。記憶部14は、CPU10で実行されるシステムプログラムや各種処理プログラム、これらのプログラムの実行に必要なデータ等を記憶する。本実施形態において、記憶部14には、図4に示すように、システムプログラム(レジOSという)14a、レシート印刷処理プログラム14b、売上データ集計処理プログラム14c、売上データ転送処理プログラム14d、月次集計結果登録処理プログラム14e、日次集計結果登録処理プログラム14f、PLUファイル14g、売上日次集計ファイル14h、売上月次集計ファイル14i、設定データ14j等が記憶されている。
PLUファイル14gは、商品毎に、商品コード、商品名、単価、CO排出量、COランク等の商品情報や、売上個数、売上金額等の売上データを格納するファイルである。図5は、PLUファイル14gのデータ格納例を示す図である。図5に示すように、PLUファイル14gは、「商品コード」、「商品分類」、「品名」、「単価」、「売上個数」、「売上金額」、「単品CO量」、「売上CO量」、「CO2ランク」、「人気ランク」等の項目が設けられている。「単品CO量」は、その商品の原料の採掘や栽培から廃棄に至るまでに排出されるCO排出量である。「売上CO量」は、その商品の売上に対するCO排出量であり、「単品CO量」に「売上個数」を乗算したものである。「COランク」は、同一の「商品分類」の商品群の中で単品CO量の少ない順にランク付けしたときの、その商品の順位である。「人気ランク」は、同一の「商品分類」の商品群の中で売上個数の多い順にランク付けしたときの、その商品の順位である。
売上日次集計ファイル14hは、店舗の日次合計(日次売上合計及び日次売上CO量合計)を格納するためのファイルである。図6(a)は、売上日次集計ファイル14hのデータ格納例を示す図である。図6(a)に示すように、売上日次集計ファイル14hには、その日の業務終了時点でのPLUファイル14gのデータ(売上データ)と、日次合計と、が格納される。なお、記憶部14には、営業日毎の売上日次集計ファイル14hが記憶されている。
売上月次集計ファイル14iは、店舗の月次合計(月次売上合計及び月次売上CO量合計)を格納するためのファイルである。図6(b)は、売上月次集計ファイル14iのデータ格納例を示す図である。図6(b)に示すように、売上月次集計ファイル14iには、その月の各日のPLUファイル14gを集計したデータと、月次合計と、が格納される。なお、記憶部14には、月毎の売上月次集計ファイル14iが記憶されている。
設定データ14jは、売上データ処理装置1に関する各種設定情報である。設定データ14jには、例えば、店舗コード、音声出力を行うか否かの設定情報や、エコクーポン率及びCOポイント率等の設定情報が含まれる。
通信部15は、モデム、ルータ、ネットワークカード等により構成される。通信部15は、通信ネットワークNを介して接続されたサーバ装置2等の外部装置とのデータ送受信を行う。
印刷部16は、例えば、サーマルプリンタ(感熱式プリンタ)であり、レシート用、ジャーナル用のロール紙(感熱紙)を有し、CPU10から入力される指示信号に従って、ロール紙に対して金額や売上データ等をプリントアウトする。
ドロア17は、硬貨や紙幣等の現金を収納する引出しである。ドロア17は、CPU10の指示により、引出しが開けられる。
スキャナ部18は、商品に設けられたバーコードを読み取るバーコードリーダやバーコードスキャナ等を備える。
カードリーダライタ19は、接触型リーダライタ19a、非接触型リーダライタ19b(何れも図示せず)を備えて構成されている。
接触型リーダライタ19aは、接触型のICチップが内蔵された記録媒体であるICカードを接触させるための接触端子を有し、ICカードが接触端子に接触したときに、ICカードに記憶されたデータの読み出しやデータの書き込みなどを行う。本実施形態において、接触型リーダライタ19aは、ICチップが内蔵されたICカードへのポイント等のデータの読み書きを行う。
非接触型リーダライタ19bは、非接触型のICチップが内蔵された記録媒体が読み書き可能な距離内にある場合に、当該記録媒体と無線接続し、無線通信によって当該記録媒体に記録されたデータの読み出しや書き込みを行う通信手段である。この記録媒体としては、非接触型のICチップが内蔵された携帯端末(携帯電話、PDA等)がある。本実施形態において、非接触型リーダライタ19bは、ICチップが内蔵された携帯端末へのポイントやクーポン等のデータの読み書きを行う。
なお、本実施形態において、商品の購入に対するポイントを記録するためのICカード及び携帯端末をポイントカードCと称する。
音声出力部101は、D/A変換器、増幅器、スピーカ等を備えて構成される。音声出力部101は、CPU10から指示された音声データをD/A変換器によりアナログ信号に変換してスピーカにより音声出力する。
(サーバ装置2の構成)
サーバ装置2は、各店舗に設置されている売上データ処理装置1の売上データを集計するサーバ装置である。
図7は、サーバ装置2の機能的構成を示すブロック図である。図7に示すように、サーバ装置2は、CPU20、入力部21、表示部22、RAM23、記憶部24、通信部25等を備えて構成され、各部はバス26を介して接続されている。
CPU20は、記憶部24に記憶されているシステムプログラムを読み出し、RAM23のワークエリアに展開し、該システムプログラムに従って各部を制御する。また、CPU20は、記憶部24に記憶されている売上データ集計処理プログラム24b、売上データ登録処理プログラム24c、月次集計結果送信処理プログラム24d、日次集計結果送信処理プログラム24e等を始めとする各種処理プログラムを読み出してワークエリアに展開し、後述する売上データ集計処理、売上データ登録処理、月次集計結果送信処理、日次集計結果送信処理等を始めとする各種処理を実行する。
入力部21は、カーソルキー、文字、数字入力キー及び各種機能キー等を備えたキーボードを含む構成である。入力部21は、操作者による各キーの押下入力を受け付けてその操作情報をCPU20に出力する。また、入力部21は、マウス等のポインティングデバイスを含み、位置入力を受け付けて操作情報としてCPU20に出力することとしてもよい。
表示部22は、LCD等により構成される。表示部22には、CPU20から入力される表示信号の指示に従って、各種画面を表示する。
RAM23は、CPU20により記憶部24から読み出されたシステムプログラムや処理プログラム、入力データ、出力データ、パラメータ等を一時的に格納するワークエリアを有する。
記憶部24は、HDD(Hard Disc Drive)等により構成される。記憶部24は、CPU20で実行されるシステムプログラムや各種処理プログラム、これらのプログラムの実行に必要なデータ等を記憶する。
本実施形態において、記憶部24には、図8に示すように、システムプログラム(サーバOSという)24a、売上データ集計処理プログラム24b、売上データ登録処理プログラム24c、月次集計結果送信処理プログラム24d、日次集計結果送信処理プログラム24e、売上日次集計ファイル24f、売上月次集計ファイル24g等が記憶されている。
売上日次集計ファイル24fは、図6(a)に示す売上日次集計ファイル14hと同様の構造を有するファイルである。記憶部24には、売上データ処理装置1が設置された各店舗の営業日毎の売上日次集計ファイル24fが記憶されている。
売上月次集計ファイル24gは、図6(b)に示す売上月次集計ファイル14iと同様の構造を有するファイルである。記憶部24には、売上データ処理装置1が設置された各店舗の月毎の売上月次集計ファイル24gが記憶されている。
通信部25は、モデム、ルータ、ネットワークカード等により構成される。通信部25は、通信ネットワークN上の売上データ処理装置1等の外部装置との間で情報を送受信する。
(売上データ処理システム100の動作)
次に、売上データ処理システム100の動作について説明する。
(レシート印刷処理A)
まず、売上データ処理装置1において、顧客の商品購入時に実行されるレシート印刷処理Aについて説明する。
図9A〜図9Bは、売上データ処理装置1において実行されるレシート印刷処理Aを示すフローチャートである。レシート印刷処理Aは、CPU10と記憶部14に記憶されているレシート印刷処理プログラム14bとの協働により実行される。
スキャナ部18により顧客の購入商品のバーコードが読み取られると(ステップS1)、読み取られたバーコードが商品コードに変換される(ステップS2)。
次いで、PLUエリア13aにPLUファイル14gが読み出され、読み出されたPLUファイル14gからステップS2で変換された商品コードと「商品コード」が一致するレコードが検索される(ステップS3)。そして、検索されたレコードの「品名」、「単価」が抽出され、印刷部16によりレシート用紙に印刷される(ステップS4)。
次いで、入力部11により売上個数が入力されると(ステップS5)、入力された売上個数が印刷部16によりレシート用紙に印刷される。また、入力された売上個数がステップS3で検索されたレコードの「売上個数」に加算される(ステップS6)。
次いで、単品売上合計(単価×売上個数)が算出され、印刷部16によりレシート用紙に印刷される(ステップS7)。算出された単品売上合計は、総合計カウンタエリア13bに加算されるとともに、PLUエリア13aに読み出されているPLUファイル14gの、ステップS3で検索されたレコードの「売上金額」に加算される(ステップS8)。
次いで、ステップS3で検索されたレコードの「単品CO量」が抽出されて印刷部16によりレシート用紙に印刷される(ステップS9)。また、今回の売上CO量(単品CO量×売上個数)が算出され、印刷部16によりレシート用紙に印刷される(ステップS10)。算出された売上CO量は、CO合計カウンタエリア13cに加算されるとともに、PLUエリア13aに読み出されているPLUファイル14gの、ステップS3で検索されたレコードの「売上CO量」に加算される(ステップS11)。
次いで、入力部11の小計キーが押下されたか否かが判断され、押下されていないと判断されると(ステップS12;NO)、処理はステップS1に戻り、次の購入商品についての売上登録が行われる。
一方、入力部11の小計キーが押下されたと判断されると(ステップS12;YES)、総合計欄の見出し及び総合計カウンタエリア13bに格納されている内容が、印刷部16によりレシート用紙上に印刷される(ステップS13)。また、CO合計欄の見出し及びCO合計カウンタエリア13cの内容が印刷部16によりレシート上に印刷される(ステップS14)。
次いで、カードリーダライタ19によりポイントカードCが検出されたか否かが判断され、ポイントカードが検出されたと判断されると(ステップS15;YES)、ポイントカードCから累計ポイントが読み取られる(ステップS16)。次いで、顧客の今回の購入合計金額、即ち、今回売上登録された商品の合計金額に応じたポイント(今回ポイント)が算出され、読み取られた累計ポイントに加算される(ステップS17)。そして、今回ポイントが加算された累計ポイントがカードリーダライタ19によりポイントカードCに書き込まれ(ステップS18)、処理はステップS19に移行する。一方、ステップS15において、カードリーダライタ19によりポイントカードが検出されていないと判断されると(ステップS15;NO)、処理はステップS19に移行する。
ステップS19においては、記憶部14に記憶されている設定データ14jが参照され、音声出力を行う設定がなされているか否かが判断される。音声出力を行う設定がなされていると判断されると(ステップS19;YES)、合計金額、今回の売上CO量合計、累計ポイント等を音声出力するための音声データが作成され(ステップS20)、音声出力部101により出力され(ステップS21)、処理はステップS22に移行する。一方、音声出力を行う設定がなされていないと判断されると(ステップS19;NO)、処理はステップS22に移行する。
ステップS22においては、総合計カウンタエリア13b及びCO合計カウンタエリア13cがクリアされる(ステップS22)。また、PLUエリア13a内に読み出されているPLUファイル14gの内容により記憶部14のPLUファイル14gが更新され(ステップS23)、レシート印刷処理Aは終了する。
図10は、上述のレシート印刷処理Aにおいて印刷されるレシートR1の一例を示す図である。図10に示すように、レシートR1には、売上登録された、即ち、顧客が今回購入した各商品のCO排出量(商品単体のCO排出量、及び購入された個数分(売上登録された個数分)のCO排出量の合計)が印刷されている(図10のD1)。また、顧客が今回購入した全商品のCO排出量の合計が印刷されている(図10のD2)。このように、顧客が購入した各商品のCO排出量及び購入した全商品のCO排出量の合計がレシートに印刷されるので、顧客は、自身が購入した各商品のCO排出量及び今回の購入全体のCO排出量を容易に認識することが可能となる。
(売上データ集計処理)
次に、売上データ処理装置1において、一日の業務終了時に行われる売上データ集計処理について説明する。
図11は、売上データ処理装置1において実行される売上データ集計処理を示すフローチャートである。売上データ集計処理は、CPU10と記憶部14に記憶されている売上データ集計処理プログラム14cとの協働により実行される。
まず、レジ精算処理が実行される(ステップS31)。レジ精算処理には、例えば、業務終了時のPLUファイル14gのデータ(1日の売上データ)をPLUエリア13aに読み出し、読み出した売上データの合計器(PLUファイル14gの各商品の売上個数、売上金額、売上CO量)のデータを印刷部16によりジャーナル用紙に印字する処理、記憶部14のPLUファイル14gにおけるこれらの合計器のデータをクリアする処理等が含まれる。
次いで、PLUエリア13aに読み出された売上データが売上日次集計ファイル14hに書き込まれるとともに(ステップS32)、売上データに基づいて日次売上合計及び日次売上CO量合計が集計され、売上日次集計ファイル14hに書き込まれる(ステップS33)。具体的には、売上データの全商品の「売上金額」の合計が算出されることにより日次売上合計が算出され、全商品の「売上CO量」の合計が算出されることにより日次売上CO量合計が算出され、売上日次集計ファイル14hに書き込まれる。
次いで、売上日次集計ファイル14hのレコードが「商品分類」別に売上個数の降順にソートされ(ステップS34)、商品分類別に、降順ソート順に「人気ランク」の順位付けが行われる(ステップS35)。即ち、商品分類別に、売上個数の多い商品から順に、人気ランクが1、2、・・・と順位付けされる。
そして、売上日次集計ファイル14hが更新され、記憶部14に記憶される(ステップS36)。
また、PLUエリア13aに読み出された売上データの売上個数、売上金額、売上CO量が記憶部14に記憶されている当月の売上月次集計ファイル14iの売上個数、売上金額、売上CO量のデータに加算されるとともに(ステップS37)、月次売上合計及び月次売上CO量合計が集計され、売上月次集計ファイル14iに書き込まれる(ステップS38)。具体的には、売上月次集計ファイル14iの「売上金額」の合計が算出されることにより月次売上合計が算出され、「売上CO量」の合計が算出されることにより月次売上CO合計が算出される。
次いで、売上月次集計ファイル14iのレコードが「商品分類」別に売上個数の降順にソートされ(ステップS39)、商品分類別に、降順ソート順に「人気ランク」の順位付けが行われる(ステップS40)。即ち、商品分類別に、売上個数の多い商品から順に、人気ランクが1、2、・・・と順位付けされる。
順位付けが終了すると、記憶部14の売上月次集計ファイル14iが更新され、記憶される(ステップS41)。
次いで、記憶部14のPLUファイル14gの各レコードについて、「商品コード」が一致するレコードが売上月次集計ファイル14iから検索され、検索されたレコードの「人気ランク」の内容が「人気ランク」に登録される(ステップS42)。そして、売上データ集計処理は終了する。
上記売上データ集計処理により、売上データ処理装置1においては、商品分類別の人気ランクを取得することができる。また、店舗の日次及び月次の売上によるCO排出量の合計、日次及び月次の商品毎のCO排出量合計を集計し、記憶部14に記憶しておくことができる。なお、各商品の人気ランクは、売上日次集計ファイル14hから取得することとしてもよい。
上記売上データ集計処理は、サーバ装置2において行う構成としてもよい。また、売上データ集計処理を売上データ処理装置1で行うか、サーバ装置2で行うかを入力部11により設定できるようにしてもよい。
(売上データ集計処理の変形例)
以下、売上データ集計処理をサーバ装置2において行う場合の売上データ処理装置1及びサーバ装置2の動作について説明する。
まず、売上データ処理装置1からサーバ装置2に売上データを送信し、サーバ装置2において集計を行うまでの動作について説明する。
図12は、売上データ処理装置1において実行される売上データ転送処理を示すフローチャートである。売上データ転送処理は、一日の業務終了時に入力部11からの指示に応じて実行される処理であり、CPU10と記憶部14に記憶されている売上データ転送処理プログラム14dとの協働により実行される。
まず、売上データ処理装置1において、レジ精算処理が実行される(ステップS51)。レジ精算処理は、ステップS31と同様であるので説明を省略する。
次いで、通信部15によりサーバ装置2に対して売上データ転送開始通知が送信され(ステップS52)、一日の売上データ、即ち、PLUエリア13aに読み出されているPLUファイル14gのデータがサーバ装置2に送信される(ステップS53)。なお、売上データ転送開始通知及び売上データが送信される際には、店舗を識別するための店舗コード等が併せて送信される。
売上データの転送が終了すると、通信部15によりサーバ装置2に対して売上データ転送終了通知が送信され(ステップS54)、売上データ転送処理は終了する。
図13は、サーバ装置2において実行される売上データ登録処理を示すフローチャートである。売上データ登録処理は、CPU20と記憶部24に記憶されている売上データ登録処理プログラム24cとの協働により実行される。
まず、通信部25によるデータ受信待ち状態となる(ステップS61)。次いで、通信部25により売上データ転送開始通知が受信されたか否かが判断され、売上データ転送開始通知が受信されていないと判断されると(ステップS62;NO)、処理はステップS61に戻る。売上データ転送開始通知が受信されたと判断されると(ステップS62;YES)、売上データ処理装置1から送信された売上データが通信部25により受信され(ステップS63)、受信された売上データが売上日次集計ファイル24fに書き込まれる(ステップS64)。
次いで、通信部25により売上データ処理装置1から売上データ転送終了通知が受信されたか否かが判断され(ステップS65)、売上データ転送終了通知が受信されていないと判断されると(ステップS65;NO)、処理はステップS63に戻る。売上データ転送終了通知が受信されたと判断されると(ステップS65;YES)、売上データ集計処理が実行される(ステップS66)。
図14は、サーバ装置2において実行される売上データ集計処理を示すフローチャートである。売上データ集計処理は、CPU20と記憶部24に記憶されている売上データ集計処理プログラム24bとの協働により実行される。
まず、ステップS64で売上日次集計ファイル24fに書き込まれた売上データに基づいて、日次売上合計及び日次売上CO量合計が集計され、売上日次集計ファイル24fに書き込まれる(ステップS601)。具体的には、売上日次集計ファイル24fの「売上金額」の合計が算出されることにより日次売上合計が算出され、「売上CO量」の合計が算出されることにより日次売上CO合計が算出される。そして、売上日次集計ファイル24fに書き込まれる。
次いで、売上日次集計ファイル24fのレコードが「商品分類」別に売上個数の降順にソートされ(ステップS602)、商品分類別に、降順ソート順に「人気ランク」の順位付けが行われる(ステップS603)。即ち、商品分類別に、売上個数の多い商品から順に、人気ランクが1、2、・・・と順位付けされる。
そして、売上日次集計ファイル24fが更新され、記憶部24に記憶される(ステップS604)。
また、受信された売上データの売上個数、売上金額、売上CO量が記憶部24の当月の売上月次集計ファイル24gの売上個数、売上金額、売上CO量のデータに加算されるとともに(ステップS605)、月次売上合計及び月次売上CO量合計が集計され、売上月次集計ファイル24gに書き込まれる(ステップS606)。具体的には、売上月次集計ファイル24gの「売上金額」の合計が算出されることにより月次売上合計が算出され、「売上CO量」の合計が算出されることにより月次売上CO量合計が算出される。なお、月初等、記憶部24に当月の売上月次集計ファイル24gが存在しない場合は、新たに売上月次集計ファイル24gが作成され、ステップS605、S606の処理が実行される。
次いで、売上月次集計ファイル24gのレコードが「商品分類」別に売上個数の降順にソートされ(ステップS607)、商品分類別に、降順ソート順に「人気ランク」の順位付けが行われる(ステップS608)。即ち、商品分類別に、売上個数の多い商品から順に、人気ランクが1、2、・・・と順位付けされる。
そして、売上月次集計ファイル24gが更新されて記憶部24に記憶され(ステップS609)、売上データ集計処理は終了する。
次に、サーバ装置2で集計された集計結果を売上データ処理装置1で取得する動作について説明する。
図15は、売上データ処理装置1において実行される月次集計結果登録処理を示すフローチャートである。月次集計結果登録処理は、入力部11からの指示に応じて、又は、売上データ転送処理が終了してから所定時間経過後等に実行される処理であり、CPU10と記憶部14に記憶されている月次集計結果登録処理プログラム14eとの協働により実行される。
まず、通信部15によりサーバ装置2に対して月次集計結果受信開始通知が送信される(ステップS71)。なお、月次集計結果受信開始通知が送信される際には、店舗を識別するための店舗コード等が併せて送信される。
通信部15によりサーバ装置2からの売上月次集計ファイル24gのデータ(レコード)が受信されると(ステップS72)、PLUファイル14gにおいて、受信したデータと「商品コード」が一致するレコードの「人気ランク」に、受信したデータの「人気ランク」が登録される(ステップS73)。
次いで、通信部15によりサーバ装置2からデータ転送終了通知が受信されたか否かが判断され(ステップS74)、受信されていないと判断されると(ステップS74;NO)、処理はステップS72に戻る。通信部15によりサーバ装置2からデータ転送終了通知が受信されたと判断されると(ステップS74;YES)、受信されたデータが売上月次集計ファイル14iとして記憶部14に登録され(すでに当月の売上月次集計ファイル14iが記憶されているときは、受信されたデータにより当月の売上月次集計ファイル14iが更新され)、月次集計結果登録処理は終了する。
図16は、サーバ装置2において実行される月次集計結果送信処理を示すフローチャートである。月次集計結果送信処理は、CPU20と記憶部24に記憶されている月次集計結果送信処理プログラム24dとの協働により実行される。
まず、通信部25によるデータ受信待ち状態となる(ステップS81)。次いで、通信部25により月次売上集計結果受信開始通知が受信されたか否かが判断される(ステップS82)。月次売上集計結果受信開始通知が受信されていないと判断されると(ステップS82;YES)、処理はステップS81に戻る。月次売上集計結果受信開始通知が受信されたと判断されると(ステップS82;YES)、記憶部24に記憶されている、送信元店舗の当月の売上月次集計ファイル24gが読み出され、通信部25により送信元の売上データ処理装置1に送信される(ステップS83)。送信が終了すると、通信部25によりデータ転送終了通知が売上データ処理装置1に送信され(ステップS84)、月次集計結果送信処理は終了する。
日次集計結果についても、上述の月次集計結果と同様の処理により、売上データ処理装置1に登録される。即ち、売上データ処理装置1において、日次集計結果登録処理が実行され、通信部15によりサーバ装置2に対して日次集計結果受信開始通知が送信される。サーバ装置2においては、日次集計結果送信処理が実行され、売上データ処理装置1から日次集計結果受信開始通知が受信されると、売上日次集計ファイル24fが売上データ処理装置1に対して送信される。売上データ処理装置1においては、サーバ装置2から売上日次集計ファイル24fのデータが受信されると、受信されたデータが売上日次集計ファイル14hとして記憶部14に登録される。
なお、本実施形態においては、売上データ処理装置1において、サーバ装置2から受信した売上月次集計ファイルの「人気ランク」をPLUファイル14gの「人気ランク」に登録することとしたが、売上日次集計ファイルの「人気ランク」をPLUファイル14gの「人気ランク」に登録することとしてもよい。
このように、売上データ処理装置1においては、店舗における日次、月次のCO排出量や商品毎のCO排出量、及び商品分類別の人気ランクを取得することができるので、店舗においてCO排出量の削減努力の管理が可能となる。
〔実施形態2〕
次に、本発明の実施形態2について説明する。
実施形態2における売上データ処理システム100及びこれを構成する各装置の構成は、実施形態1と略同様であるが、RAM13の構成及び記憶部14にレシート印刷処理プログラム14k(図示略)が記憶されている点が異なる。
図17に、RAM13の構成例を示す。図17に示すように、RAM13は、PLUエリア13a、総合計カウンタエリア13b、CO合計カウンタエリア13c、お奨めエコ商品テーブル格納エリア13d、ワークエリア13k等を有している。
実施形態2における売上データ処理システム100及びこれを構成する各装置のその他の構成は、実施形態1と同様であるので説明を省略し、以下、実施形態2の動作について説明する。
(レシート印刷処理B)
実施形態2における売上データ処理装置1及びサーバ装置2の動作は、売上データ処理装置1におけるレシート印刷処理の内容が実施形態1と異なる。
図18A〜図18Bは、実施形態2において売上データ処理装置1において実行されるレシート印刷処理Bを示すフローチャートである。レシート印刷処理Bは、CPU10と記憶部14に記憶されているレシート印刷処理プログラム14kとの協働により実行される。
ここで、図18Aに示すステップS101〜ステップS108の処理は、図9AのステップS1〜S8の処理と同様であるので説明を省略し、ステップS109以降の処理について説明する。
ステップS109においては、ステップS103で検索されたレコードの「COランク」及び「人気ランク」が抽出され、印刷部16によりレシート用紙に印刷される(ステップS109)。
次いで、抽出された「COランク」の値=1であるか否かが判断され(ステップS110)、「COランク」の値=1ではないと判断されると(ステップS110;NO)、PLUエリア13aに読み出されたPLUファイル14gにおいて、ステップS103で検索されたレコードと「商品分類」が同一であって「COランク」の値=1のレコードが抽出される(ステップS111)。そして、抽出されたレコードの「品名」、「COランク」、「単品CO量」、「人気ランク」が抽出され、お奨めエコ商品テーブル格納エリア13dのお奨めエコ商品テーブルに格納され(ステップS112)、処理はステップS113に移行する。図19に、お奨めエコ商品テーブル格納エリア13dに格納されたお奨めエコ商品テーブルの一例を示す。
一方、ステップS103で検索されたレコードの「COランク」の値=1であると判断されると(ステップS110;YES)、処理はステップS113に移行する。
ステップS113においては、ステップS103で抽出されたレコードの「単品CO量」が抽出され、印刷部16によりレシート用紙に印刷される。また、今回の売上CO量(単品CO量×売上個数)が算出され、印刷部16によりレシート用紙に印刷される(ステップS114)。算出された売上CO量は、CO合計カウンタエリア13cに加算されるとともに、PLUエリア13aに読み出されているPLUファイル14gの、ステップS103で検索されたレコードの「売上CO量」に加算される(ステップS115)。
次いで、入力部11の小計キーが押下されたか否かが判断され、押下されていないと判断されると(ステップS116;NO)、処理はステップS101に戻り、次の購入商品についての売上登録が行われる。
一方、入力部11の小計キーが押下されたと判断されると(ステップS116;YES)、総合計欄の見出し及び総合計カウンタエリア13bに格納されている内容が、印刷部16によりレシート用紙上に印刷される(ステップS117)。また、CO合計欄の見出し及びCO合計カウンタエリア13cの内容が印刷部16によりレシート上に印刷される(ステップS118)。更に、「お奨めエコ商品」の見出し及びお奨めエコ商品テーブルの内容が印刷部16によりレシート上に印刷されるとともに、表示部12に表示される(ステップS119)。
次いで、ステップS120〜S123の処理が実行される。ステップS120〜S123の処理は、図9BのステップS15〜S18と同様であるので説明を省略する。
ステップS124においては、記憶部14に記憶されている設定データ14jが参照され、音声出力を行う設定がなされているか否かが判断される。音声出力を行う設定がなされていると判断されると(ステップS124;YES)、お奨めエコ商品の情報(お奨めエコテーブルに格納されている商品の情報)を音声出力するための音声データが作成され(ステップS125)、お奨めエコ商品の情報が音声出力部101により音声出力される(ステップS126)。そして、処理はステップS127に移行する。一方、音声出力を行う設定がなされていないと判断されると(ステップS124;NO)、処理はステップS127に移行する。
ステップS127においては、総合計カウンタエリア13b、CO合計カウンタエリア13c、及びお奨めエコ商品テーブル格納エリア13dがクリアされる(ステップS127)。また、PLUエリア13a内のPLUファイル14gにより記憶部14のPLUファイル14gが更新され(ステップS128)、レシート印刷処理Bは終了する。
図20は、上述のレシート印刷処理Bにおいて印刷されるレシートR2の一例を示す図である。図20に示すように、レシートR2には、顧客が購入した(売上登録された)各商品のCOランク、人気ランク、CO排出量(単品のCO排出量及び購入個数分のCO排出量)が印刷されている(図20のD3)。また、顧客が今回購入した全商品のCO排出量の合計(図20のD2)が印刷されている。更に、レシートR2の下部には、今回購入した商品のCOランクが同一商品分類においてNO.1ではない場合に、COランクがNO.1の商品がお奨めエコ商品として印刷されている(図20のD4)。このように、顧客が購入した商品と同一の商品分類で、COランクのより高い、即ち、CO排出量がより少ない商品の情報をお奨めエコ商品として顧客に案内するので、消費者である顧客は、CO排出量の少ない商品を容易に把握することが可能となり、消費者がより地球環境に良い商品選択を行うことを支援することができる。また、購入した商品及びお奨めエコ商品のCOランク等と併せて人気ランクを提示することで、消費者の、より良いものを購入しようという意識の向上を図ることができる。
なお、実施形態2においても実施形態1と同様に、一日の業務終了時に売上データ処理装置1において売上データ集計処理が実行される。又は、売上データ転送処理によって売上データがサーバ装置2に送信され、サーバ装置2において売上データ登録処理が実行されることによって集計された売上日次集計ファイル及び売上月次集計ファイルが売上データ処理装置1に登録される。
〔実施形態3〕
次に、本発明の実施形態3について説明する。
実施形態3における売上データ処理システム100及びこれを構成する各装置の構成は、実施形態1と略同様であるが、RAM13の構成及び記憶部14にレシート印刷処理プログラム14l(図示略)が記憶されている点が異なる。
図21に、RAM13の構成例を示す。図21に示すように、RAM13は、PLUエリア13a、総合計カウンタエリア13b、CO合計カウンタエリア13c、お奨めエコ商品テーブル格納エリア13d、品数カウンタエリア13e、エコカウンタエリア13f、エコクーポン率エリア13g、ワークエリア13k等を有している。エコクーポン率エリア13gには、記憶部14の設定データ14jのエコクーポン率が格納される。
実施形態3における売上データ処理システム100及びこれを構成する各装置のその他の構成は、実施形態1と同様であるので説明を省略し、以下、実施形態3の動作について説明する。
(レシート印刷処理C)
実施形態3における売上データ処理装置及びサーバ装置2の動作は、レシート印刷処理の内容が実施形態1、2と異なる。
図22A〜図22Bは、実施形態3において売上データ処理装置1において実行されるレシート印刷処理Cを示すフローチャートである。レシート印刷処理Cは、CPU10と記憶部14に記憶されているレシート印刷処理プログラム14lとの協働により実行される。
図22A〜図22Bに示すステップS201〜ステップS220の処理は、図18A〜図18BのステップS101〜S118の処理に、2つの処理ステップ(ステップS208及びステップS214)が追加されたものとなっている。具体的には、図18Aに示すステップS107に対応する処理であるステップS207の後、品数カウンタエリア13eに格納されている品数カウンタの値が1インクリメントされる(ステップS208)。即ち、顧客の購入商品の品数がカウントされる。また、図18Aに示すステップS110に対応するステップS211で、「COランク」の値=1であると判断された場合、エコカウンタエリア13fのエコカウンタの値が1インクリメントされる(ステップS214)。即ち、顧客が同じ商品分類に属する商品のうち、COランクが1位の商品を購入した場合、エコカウンタが1インクリメントされる。ステップS201〜ステップS220のその他の処理は、図18AのステップS101〜S118と同様の処理であるので説明を省略し、ステップS221以降の処理について説明する。
ステップS221においては、「お奨めエコ商品」の見出し及びお奨めエコテーブルの内容が印刷部16によりレシート用紙に印刷されるとともに、表示部12に表示される(ステップS221)。
次いで、品数カウンタの値=エコカウンタの値であるか否かが判断される(ステップS222)。品数カウンタの値=エコカウンタの値であると判断されると(ステップS222;YES)、「エコクーポン」の見出し文字が印刷部16によりレシート用紙に印刷され、次いで、総合計カウンタエリア13bに格納されている売上登録された商品の合計金額(顧客の購入合計金額)に応じた金額のクーポン(エコクーポン)が印刷部16によりレシート用紙に印刷される(ステップS223)。具体的には、総合計カウンタエリア13bに格納されている売上登録された商品の合計金額にエコクーポン率エリア13gに格納されているエコクーポン率が乗算され、「総合計金額×エコクーポン率」の金額のエコクーポンがレシート用紙に印刷される。そして、品数カウンタエリア13e及びエコカウンタエリア13fのデータがクリアされ(ステップS224)、処理は図22BのステップS225に移行する。
なお、クーポンは、レシート用紙に印刷することに限らず、非接触型リーダライタ19bにより顧客の携帯端末に送信する構成としてもよい。
一方、品数カウンタの値=エコカウンタの値ではないと判断されると(ステップS222;NO)、品数カウンタエリア13e及びエコカウンタエリア13fのデータがクリアされ(ステップS224)、処理は図22BのステップS225に移行する。
ステップS225以降の処理は、図18Bに示すステップS120以降の処理と同様であるので、説明を省略する。
図23は、上述のレシート印刷処理Cにおいて印刷されるレシートR3の一例を示す図である。図23に示すように、レシートR3には、顧客が購入した商品毎のCOランク、人気ランク、CO排出量(単品のCO排出量及び購入個数分のCO排出量)が印刷されている(図23のD3)。また、顧客が今回購入した商品全体のCO排出量(図23のD2)が印刷されている。更に、顧客が今回購入した全ての商品がCOランク1位のものである場合、今回の購入合計金額に応じたクーポン(エコクーポン)が印刷される(図23のD5)。このように、顧客が今回購入した全ての商品のCOランクが1位である場合、今回の購入合計金額に応じたエコクーポンを還元するので、顧客がCO排出量の少ない商品を購入することを促進することができ、CO排出量の削減を促進することが可能となる。また、店舗はリピート顧客を獲得することが可能となる。
なお、顧客が今回購入した商品に、COランクが1位のものではないものが存在する場合、COランクが1位の商品がお奨めエコ商品としてレシートに印刷される。
なお、実施形態3においても実施形態1と同様に、一日の業務終了時に売上データ処理装置1において売上データ集計処理が実行される。又は、売上データ転送処理によって売上データがサーバ装置2に送信され、サーバ装置2において売上データ登録処理が実行されることによって集計された売上日次集計ファイル及び売上月次集計ファイルが売上データ処理装置1に登録される。
〔実施形態4〕
次に、本発明の実施形態4について説明する。
実施形態4における売上データ処理システム100及びこれを構成する各装置の構成は、実施形態1〜3と略同様であるが、RAM13の構成及び記憶部14にレシート印刷処理プログラム14m(図示略)が記憶されている点が異なる。
図24に、RAM13の構成例を示す。図24に示すように、RAM13は、PLUエリア13a、総合計カウンタエリア13b、CO合計カウンタエリア13c、お奨めエコ商品テーブル格納エリア13d、品数カウンタエリア13e、エコカウンタエリア13f、今回ポイントエリア13h、累計ポイントエリア13i、COポイント率エリア13j、ワークエリア13k等を有している。COポイント率エリア13jには、記憶部14の設定データ14jのCOポイント率が格納される。
実施形態4における売上データ処理システム100及びこれを構成する各装置のその他の構成は、実施形態1〜3と同様であるので説明を省略し、以下、実施形態4の動作について説明する。
(レシート印刷処理D)
実施形態4における売上データ処理装置及びサーバ装置2の動作は、レシート印刷処理の内容が実施形態1〜3と異なる。
図25A〜図25Bは、実施形態4において売上データ処理装置1において実行されるレシート印刷処理Dを示すフローチャートである。レシート印刷処理Dは、CPU10と記憶部14に記憶されているレシート印刷処理プログラム14mとの協働により実行される。
図25A〜図25Bに示すステップS301〜ステップS320の処理は、図22A〜図22Bに示すステップS201〜S220と同様の処理であるので説明を省略し、ステップS321以降の処理について説明する。
ステップS321においては、総合計カウンタエリア13bに格納されている売上登録された合計金額(顧客の購入合計金額)に応じた今回ポイントが算出され、算出された今回ポイントが今回ポイントエリア13hにセットされる(ステップS321)。また、印刷部16により今回ポイントがレシート用紙に印刷される(ステップS322)。
次いで、「お奨めエコ商品」の見出し及びお奨めエコ商品テーブル格納エリア13dに格納されているお奨めエコ商品テーブルの内容が印刷部16によりレシート用紙に印刷されるとともに、表示部12に表示される(ステップS323)。
次いで、品数カウンタの値=エコカウンタの値であるか否かが判断される(ステップS324)。品数カウンタの値=エコカウンタの値であると判断されると(ステップS324;YES)、今回ポイントの値にCOポイント率エリア13jに格納されているCOポイント率が乗算され、今回ポイントエリアにセットされる(ステップS325)。そして、印刷部16によりレシート用紙にCOポイント欄が印刷され、今回ポイントエリアの内容がCOポイントとしてレシート用紙に印刷され(ステップS326)、処理はステップS327に移行する。品数カウンタの値=エコカウンタの値ではないと判断されると(ステップS324;NO)、処理はステップS327に移行する。
ステップS327においては、カードリーダライタ19によりポイントカードCが検出されたか否かが判断される。カードリーダライタ19によりポイントカードCが検出されたと判断されると(ステップS327;YES)、ポイントカードCから累計ポイントが読み取られる(ステップS328)。次いで、今回ポイントエリア13hの値が累計ポイントに加算される(ステップS329)。そして、カードリーダライタ19により累計ポイントがポイントカードCに書き込まれ(ステップS330)、印刷部16により累計ポイントがレシート用紙に印刷され(ステップS331)、処理はステップS332に移行する。一方、カードリーダライタ19によりポイントカードCが検出されていないと判断されると(ステップS327;NO)、処理はステップS332に移行する。
ステップS332以降の処理は、図22Bに示すステップS229以降の処理と同様であるので、説明を省略する。
図26は、上述のレシート印刷処理Dにおいて印刷されるレシートR4の一例を示す図である。図26に示すように、レシートR4には、顧客が購入した各商品のCOランク、人気ランク、CO排出量(単品のCO排出量及び購入個数分のCO排出量)が印刷されている(図26のD3)。また、顧客が今回購入した全商品のCO排出量の合計(図26のD2)が印刷されている。更に、顧客が今回購入した全ての商品のCOランクが1位である場合、今回の購入合計金額に応じたCOポイントが印刷される(図26のD6)。このように、顧客が今回購入した全ての商品がCOランク1位のものである場合、今回の購入金額の合計に応じたCOポイントを還元するので、顧客がCO排出量の少ない商品を購入することを促進することができ、CO排出量の削減を促進することが可能となる。また、店舗はリピート顧客を獲得することが可能となる。
なお、顧客が今回購入した商品に、COランク1位のものではないものが存在する場合、COランク1位の商品がお奨め商品としてレシートに印刷される。
なお、実施形態4においても実施形態1と同様に、一日の業務終了時に売上データ処理装置1において売上データ集計処理が実行される。又は、売上データ転送処理によって売上データがサーバ装置2に送信され、サーバ装置2において売上データ登録処理が実行されることによって集計された売上日次集計ファイル及び売上月次集計ファイルが売上データ処理装置1に登録される。
以上説明したように、売上データ処理装置1によれば、記憶部14のPLUファイル14gには、商品毎に、CO排出量及び同一商品分類の商品群におけるCO排出量の少ない順位を示すCOランクが記憶されており、CPU10は、売上登録された商品と同一商品分類であって、売上登録された商品よりCOランクの高い商品の情報をPLUファイル14gから抽出し、抽出された商品の情報をお奨めエコ商品として出力する。
従って、顧客が購入した商品と同一の商品分類で、COランクのより高い、即ち、CO排出量がより少ない商品の情報をお奨めエコ商品として顧客に提供するので、消費者である顧客は、CO排出量の少ない商品を容易に把握することが可能となり、顧客がより地球環境に良い商品選択を行うことを促進することができる。
お奨めエコ商品の情報は、印刷部16、表示部12又は音声出力部101から出力できるので、顧客はお奨めエコ商品を印刷物、表示部12における表示、又は音声により、容易に把握することが可能となる。
また、売上登録された各商品、即ち、顧客が購入した商品のCO排出量及びCOランクをレシート用紙に印刷するので、顧客は自分が購入した各商品のCO排出量がどのくらいであるか、及びその商品が同一商品分類の中で地球に良いものであるのかを容易に認識することが可能となる。
また、売上登録された全商品のCO排出量の合計を算出し、レシート用紙に印刷するので、顧客は自分が今回購入した全商品のCO排出量の合計がどのくらいであるかを容易に認識することが可能となる。
また、売上登録された各商品及びお奨めエコ商品の人気ランクをレシート用紙に印刷するので、顧客の、より良いものを購入しようという意識の向上を図ることができる。
また、売上登録された全商品のCOランクが予め定められた基準を満たす場合は、売上登録された商品の合計金額、即ち顧客の購入合計金額に応じたクーポンをレシート用紙に印刷するので、顧客のCO排出量のより少ない商品の購入を促進することができる。また、店舗にとっては、リピート顧客を獲得することが可能となる。
或いは、売上登録された全商品のCOランクが予め定められた基準を満たす場合は、売上登録された商品の合計金額、即ち顧客の購入合計金額に応じたクーポンを顧客の携帯端末に送信するので、顧客のCO排出量のより少ない商品の購入を促進することができる。また、店舗にとっては、リピート顧客を獲得することが可能となる。
或いは、売上登録された全商品のCOランクが予め定められた基準を満たす場合は、売上登録された商品の合計金額、即ち顧客の購入合計金額に応じたポイント(COポイント)をポイントカードに書き込むので、顧客のCO排出量のより少ない商品の購入を促進することができる。また、店舗にとっては、リピート顧客を獲得することが可能となる。
また、店舗の全商品の日次又は月次の売上に対するCO排出量を集計し、売上日次集計ファイル、売上月次集計ファイルに記憶するので、店舗においてCO排出量の削減努力の管理が可能となる。
また、CO排出量を商品毎に集計し、売上日次集計ファイル、売上月次集計ファイルに記憶するので、店舗において各商品の売上に対するCO排出量の管理が可能となる。
なお、上記実施形態における記述内容は、本発明に係る売上データ処理システム100の好適な一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、上記実施形態においては、COランクが1位の商品をお奨めエコ商品としてレシート用紙等に出力することとしたが、お奨めエコ商品は、顧客が購入した商品(即ち、売上登録された商品)と同一商品分類であって顧客が購入した商品よりCOランクの高い商品であればよく、COランクが1位のものに限定されない。例えば、顧客が購入した商品と同一商品分類であって購入した商品よりCOランクの高い商品の全てをお奨めエコ商品として出力してもよいし、COランクが所定の順位までの商品をお奨めエコ商品として出力してもよい。
また、上記実施形態においては、顧客が購入した全ての商品のCOランクが全て1位の場合にエコクーポンやCOポイントを付与することとしたが、エコクーポンやCOポイントを付与する基準は、これに限定されない。例えば、顧客が購入した全ての商品のCOランクが所定の順位以内である場合にエコクーポンやCOポイントを付与することとしてもよい。
その他、売上データ処理システム100を構成する各装置の細部構成及び細部動作に関しても、発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
100 売上データ処理システム
1 売上データ処理装置
10 CPU
11 入力部
12 表示部
13 RAM
13a PLUエリア
13b 総合計カウンタエリア
13c CO合計カウンタエリア
13d お奨めエコ商品テーブル格納エリア
13e 品数カウンタエリア
13f エコカウンタエリア
13g エコクーポン率エリア
13h 今回ポイントエリア
13i 累計ポイントエリア
13j COポイント率エリア
14 記憶部
14a レジOS
14b レシート印刷処理プログラム
14c 売上データ集計処理プログラム
14d 売上データ転送処理プログラム
14e 月次集計結果登録処理プログラム
14f 日次集計結果登録処理プログラム
14g PLUファイル
14h 売上日次集計ファイル
14i 売上月次集計ファイル
14j 設定データ
15 通信部
16 印刷部
17 ドロア
18 スキャナ部
19 カードリーダライタ
101 音声出力部
102 バス
2 サーバ装置
20 CPU
21 入力部
22 表示部
23 RAM
24 記憶部
24a サーバOS
24b 売上データ集計処理プログラム
24c 売上データ登録処理プログラム
24d 月次集計結果送信処理プログラム
24e 日次集計結果送信処理プログラム
24f 売上日次集計ファイル
24g 売上月次集計ファイル
25 通信部
26 バス

Claims (11)

  1. 商品毎に、その商品に係るCO 排出量及び同一商品分類の商品群におけるCO 排出量の少ない順位を示すランクを記憶する記憶手段と、
    顧客が購入する商品と同一商品分類であって前記顧客が購入する商品よりランクの高い商品の情報を前記記憶手段から抽出する制御手段と、
    前記抽出された商品の情報を出力するための出力手段と、
    を備える売上データ処理装置。
  2. 前記出力手段は、前記抽出された商品の情報をレシート用紙に印刷出力する印刷手段、あるいは、前記抽出された商品の情報を表示出力する表示手段、あるいは、前記抽出された商品の情報を音声出力する音声出力手段である請求項1に記載の売上データ処理装置。
  3. 前記制御手段は、前記顧客が購入する各商品のCO 排出量及びランクを前記記憶手段から抽出して前記出力手段により出力させる請求項1または2に記載の売上データ処理装置。
  4. 前記制御手段は、前記顧客が購入する全商品のCO 排出量の合計を算出し、前記出力手段により出力させる請求項1〜3の何れか一項に記載の売上データ処理装置。
  5. 前記記憶手段は、商品毎に、更に同一商品分類の商品群における売上個数の順位を示す人気ランクを記憶し、
    前記制御手段は、前記顧客が購入する各商品及び前記抽出された各商品の人気ランクを前記記憶手段から抽出し、前記出力手段により出力させる請求項1〜4の何れか一項に記載の売上データ処理装置。
  6. 前記制御手段は、前記顧客が購入する全商品のランクが予め定められた基準を満たす場合は、前記売上登録された商品の合計金額に応じたクーポンを印刷手段によりレシート用紙に印刷させる請求項1〜5の何れか一項に記載の売上データ処理装置。
  7. 顧客の携帯端末と無線通信を行う通信手段を備え、
    前記制御手段は、前記売上登録された全商品のランクが予め定められた基準を満たす場合は、前記売上登録された商品の合計金額に応じたクーポンを前記通信手段により前記顧客の携帯端末に送信させる請求項1〜6の何れか一項に記載の売上データ処理装置。
  8. カードリーダライタを備え、
    前記制御手段は、前記売上登録された全商品のランクが予め定められた基準を満たす場合は、前記売上登録された商品の合計金額に応じたポイントを前記カードリーダライタによりポイントカードに書き込ませる請求項1〜6の何れか一項に記載の売上データ処理装置。
  9. 前記制御手段は、前記記憶手段に記憶された全商品の日次又は月次の売上に対するCO 排出量を集計し、前記記憶手段に記憶させる請求項1〜8の何れか一項に記載の売上データ処理装置。
  10. 前記制御手段は、CO 排出量を商品毎に集計し、前記記憶手段に記憶させる請求項1〜9の何れか一項に記載の売上データ処理装置。
  11. コンピュータを、
    商品毎に、その商品に係るCO 排出量及び同一商品分類の商品群におけるCO 排出量の少ない順位を示すランクを記憶する記憶手段、
    顧客が購入する商品と同一商品分類であって前記顧客が購入する商品よりランクの高い商品の情報を前記記憶手段から抽出する制御手段、
    前記抽出された商品の情報を出力するための出力手段、
    として機能させるためのプログラム。
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