JP5659254B2 - 入力操作受付装置、および閾値調整方法 - Google Patents

入力操作受付装置、および閾値調整方法 Download PDF

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Description

本発明は、入力操作受付装置、および閾値調整方法に関する。
従来、静電容量の変化に基づいて操作者による接触操作を検知するスイッチ(以下、静電スイッチと称する)が用いられている。静電スイッチでは、例えば、静電容量センサにより検出される静電容量に対して閾値を設け、操作者の指などが接近することにより増加する静電容量が閾値を超えた場合に、接触操作がなされたと判定する。
ところで、静電スイッチでは、操作者による手袋の着用や個人差、指先の状態(汗や傷)などによって、検出される静電容量が変動するため、閾値を固定値にしてしまうと、正確な判定を行うことができないという課題が存在する。
これに関連し、特許文献1には、スイッチ操作による接触を検知する接触検知センサと異なる位置に操作者の接触を検知する副検知手段として副接触検知センサを設けたタッチスイッチについて記載されている。このタッチスイッチは、車両のステアリングホイールに接触検知センサと副接触検知センサが取り付けられたものであり、複接触検知センサは、運転者(操作者)が運転中に接触する可能性が高いステアリングホイールの把持部に副接触検知センサを取り付けている。接触検知センサと副接触検知センサは、共に静電容量センサであり、副接触検知センサの検出する静電容量が小さい(出力電圧の変化が小さい)場合には、接触検知センサの閾値を高感度側に調整している。
特開2006−347215号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のタッチスイッチでは、操作者が副接触検知センサに必ず接触するとは限らない。また、接触していると仮定しても、副接触検知センサとして静電容量センサを用いているため、操作者による手袋の着用等により接触を正確に検知することができない場合がある。これらの結果、副接触検知センサの検知結果自体の信頼性が低く、接触検知センサの閾値を適切に調整することができない場合がある。信頼性を高めようとすると、例えば複数回のサンプリングによって副接触検知センサに接触されたか否かを判定する必要が生じ、速やかな調整が困難になる場合もある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、静電容量センサをスイッチとして用いる際の接触判定の閾値を迅速かつ適切に調整することを目的の一つとする。
請求項1記載の発明は、機械式スイッチ(20)と、前記機械式スイッチが操作されたことを検知する制御部(42、46)と、操作者が前記機械式スイッチ操作する際に接触する位置に設けられ、静電容量を検出する静電容量センサ(30)と、前記機械式スイッチの操作が検知された際の静電容量センサの検出値(操作時検出値)に基づき、静電容量センサをスイッチとして用いる際の接触判定の閾値を調整する調整部(48)と、を備え、前記制御部が、前記機械式スイッチの操作を検知したことを条件として、前記調整部に前記閾値を調整させる、入力操作受付装置(1)である。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の入力操作受付装置であって、前記機械式スイッチは、操作者が接触しながら操作することが可能であり、前記静電容量センサは、前記操作者が前記機械式スイッチを操作する際に該機械式スイッチを操作する指が、該機械式操作スイッチと同時に接触する位置に設けられる、入力操作受付装置である。
請求項記載の発明は、請求項1または2記載の入力操作受付装置であって、前記静電容量センサは、前記機械式スイッチと重畳して設けられる、入力操作受付装置である。
請求項記載の発明は、請求項1から3のうちいずれか1項記載の入力操作受付装置であって、前記調整部は、前記操作時検出値が高くなるほど前記閾値が高くなる傾向で、前記閾値を調整する、入力操作受付装置である。
請求項記載の発明は、請求項記載の入力操作受付装置であって、前記調整部は、前記操作時検出値が所定値未満である制御領域と前記操作時検出値が所定値以上である制御領域のそれぞれにおいて、前記操作時検出値の変化に対して前記閾値を連続的に変化させ、前記操作時検出値が所定値未満である制御領域と前記操作時検出値が所定値以上である制御領域との境界において、前記操作時検出値の変化に対して前記閾値を不連続に変化させる、入力操作受付装置である。
請求項記載の発明は、請求項記載の入力操作受付装置であって、前記調整部は、前記操作時検出値が所定値未満である制御領域と前記操作時検出値が所定値以上である制御領域との境界において、前記操作時検出値が所定値未満である場合の前記閾値に比して、前記操作時検出値が所定値以上である場合の前記閾値を不連続に大きくする、入力操作受付装置である。
請求項記載の発明は、請求項1から6のうちいずれか1項記載の入力操作受付装置であって、前記機械式スイッチと積層して形成され、接近物体との間の静電容量を検出する静電容量センサとは異なる他の静電容量センサを備え、前記調整部は、前記機械式スイッチと積層して形成され、接近物体との間の静電容量を検出する静電容量センサをスイッチとして用いる際の接触判定の閾値、および/または前記他の静電容量センサをスイッチとして用いる際の接触判定の閾値を調整する、入力操作受付装置である。
請求項記載の発明は、機械式スイッチと、前記機械式スイッチが操作されたことを検知する制御部と、前記機械式スイッチと積層して形成され、接近物体との間の静電容量を検出する静電容量センサと、前記静電容量センサをスイッチとして用いる際の接触判定の閾値を調整する調整部と、を備える入力操作受付装置において、前記制御部が、前記機械式スイッチの操作を検知したことを条件として、前記調整部に、前記閾値を調整させ、前記調整部が、前記機械式スイッチの操作が検知された際の静電容量センサの検出値に基づいて、前記接触判定の閾値を調整する、閾値調整方法である。
請求項1〜記載の発明によれば、機械式スイッチの操作が検知された際の静電容量センサの検出値(操作時検出値)に基づき、静電容量センサをスイッチとして用いる際の接触判定の閾値を調整するため、静電容量センサをスイッチとして用いる際の接触判定の閾値を迅速かつ適切に調整することができる。
また、請求項5、6記載の発明によれば、操作時検出値が所定値未満である制御領域と操作時検出値が所定値以上である制御領域との境界において、操作時検出値の変化に対して閾値を不連続に変化させるため、操作者が手袋をしており、静電容量センサの検出値が大きく低下した場合であっても、静電容量センサへの接触を適切に検知することができる。
本実施形態の入力操作受付装置1の機能構成の一例を示す図である。 本実施形態の入力操作受付装置1が車両に取り付けられた様子を示す図である。 複合スイッチ10の機能の一例を説明するための説明図である。 複合スイッチ10の機能の他の例を説明するための説明図である。 制御部46より実行される処理の流れを示すフローチャートの一例である。 押下検知信号の継続時間と基準時間との関係性の一例を示す図である。 押下検知信号の強度と閾値との関係性の一例を示す図である。 操作時検出値と閾値との関係の一例を示す図である。 操作時検出値と閾値との関係の他の例を示す図である。
以下、図面を参照し、本発明の入力操作受付装置、および閾値調整方法の実施形態について説明する。
[全体構成]
図1は、本実施形態の入力操作受付装置1の機能構成の一例を示す図である。入力操作受付装置1は、例えば、複合スイッチ10と、スイッチ制御装置40と、タッチパネル55とを備える。複合スイッチ10は、機械式スイッチ20と静電容量センサ30が重畳して設けられた構造となっており、機械式スイッチ20に対する押下操作または傾動操作と、静電容量センサ30への接近、接触、或いは摺動を検出可能となっている。
図2は、本実施形態の入力操作受付装置1が車両に取り付けられた様子を示す図である。図2に示すように、複合スイッチ10は、例えば、ステアリングホイール60のスポーク部など、運転者(操作者)が操作可能な任意の位置に取り付けられる。
図3(A)〜(C)は、複合スイッチ10の機能の一例を説明するための説明図である。複合スイッチ10は、例えば、その表面12の全面が静電容量センサ30の検知面となっており、表面12には、操作者が複合スイッチ10への操作を認識しやすいようにするためのガイド表示14、16A〜16Dが描画または形成されている。操作者は、複合スイッチ10に対して、ガイド表示14付近(複合スイッチ10全体)を押下する操作、およびガイド表示16A〜16D付近を押下する操作(傾動操作)を行うことができる。なお、複合スイッチ10は、押下する操作と傾動操作のいずれか一方のみを行うことが可能なものであってもよい。
図3(B)は、複合スイッチ10を側面から見た側面図である。複合スイッチ10の表面12を含む部材13は、例えばバネ等によって図中x方向に付勢されている。図3(C)は、ガイド表示14付近が操作者の指などによって押下された状態を示す図である。この状態において、部材13は図中マイナスx方向に変位し、図示しない押下検知機構によってこの変位が検知され、スイッチ制御装置40に押下検知信号が出力される。ガイド表示16A〜16D付近が押下された場合も同様である。このとき、静電容量センサ30の検知面は、操作者の指が接触したことによる静電容量の変化を検出し、検出値をスイッチ制御装置40に出力する。
図4(A)〜(C)は、複合スイッチ10の機能の他の例を説明するための説明図である。複合スイッチ10は、例えば、その表面12に形成された孔部からボタン部22、24A〜24Dが突出した構造となっている。また、表面12における孔部以外の部分が、静電容量センサ30の検知面となっている。操作者は、複合スイッチ10に対して、ボタン部22を押下する操作、およびボタン部24A〜24Dを押下する操作を行うことができる。
図4(B)は、複合スイッチ10を側面から見た側面図である。複合スイッチ10の各ボタン部は、例えばバネ等によって図中x方向に付勢されている。図4(C)は、ボタン部22が操作者の指などによって押下された状態を示す図である。この状態において、ボタン部22部は図中マイナスx方向に変位して複合スイッチ10の内部に収容され、図示しない押下検知機構によってこの変位が検知され、スイッチ制御装置40に押下検知信号が出力される。ボタン部24A〜24Dが押下された場合も同様である。このとき、静電容量センサ30の検知面は、操作者の指が接触したことによる静電容量の変化を検出し、検出値をスイッチ制御装置40に出力する。
静電容量センサ30の構造については、周知であるため詳細な説明を省略する。静電容量センサ30は、遮蔽電極や検出電極、発振器などを備える周知の構成であってよい。
[スイッチ制御装置の概略]
図1に戻る。スイッチ制御装置40は、例えば、CPU(Central Processing Unit)を中心としてRAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)などの記憶媒体50、タイマー、CAN(Controller Area Network)ドライバなどの通信インターフェースがバスを介して接続された構成となっている。スイッチ制御装置40は、複合スイッチ10に対してなされた操作に基づき、制御対象機器70に各種制御信号を出力する。
車両に搭載される制御対象機器70としては、例えば、空調装置、オーディオ装置、ナビゲーション装置、その他の装置が挙げられる。複合スイッチ10におけるガイド表示14付近またはボタン部22が押下された場合、例えば「決定」操作が入力されたものとして制御対象機器70が制御される。また、ガイド表示16A〜16Dまたはボタン部24A〜24Dが押下された場合(傾動操作がなされた場合)、スクロール操作、機能選択装置、ボリュームや設定室温の上下操作などが入力されたものとして制御対象機器70が制御される。スイッチ制御装置40は、複合スイッチ10の機械式スイッチ20部分から入力される押下検知信号のみを用いて、上記操作を検知してもよいし、静電容量センサ30から入力される検出値を加味して操作を検知してもよい。静電容量センサ30から入力される検出値を加味して操作を検知する場合、スイッチ制御装置40は、静電容量センサ30から入力される検出値が第1の閾値以上である場合に、複合スイッチ10が接触操作されたと判定する。
また、スイッチ制御装置40は、静電容量センサ30の検知面に接触した操作者の指の移動(いわゆるスライド操作、フリック操作)に応じた制御を行うことができる。これらの操作は、機械式スイッチ20への操作とは独立してスイッチ制御装置40により認識される。この場合、例えば、スクロール操作、機能選択装置、ボリュームや設定室温の上下操作などが入力されたものとして制御対象機器70が制御されてよいし、他の操作が入力されたものとして制御対象機器70が制御されてもよい。
本実施形態では、スイッチ制御装置40を独立したハードウェアであるように記述しているが、実際には、スイッチ制御装置40は、上記制御対象機器70の制御コンピュータの一機能であってもよい。
タッチパネル55は、例えば、車両に搭載されたナビゲーション装置との間で共用される。タッチパネル55は、操作者の指が接触したことによる静電容量の変化および接触位置を検出し、検出値をスイッチ制御装置40に出力する。スイッチ制御装置40は、タッチパネル55から入力された検出値が第2の閾値以上である場合に、タッチパネル55が接触操作されたと判定する。第1の閾値と第2の閾値は同じであってもよいし、異なってもよい。係る構成によって、タッチパネル55は、操作者によるタップ、フリック、スクロール、スワイプなどの操作を受け付けることができる。タッチパネル55の構造については、周知であるため詳細な説明を省略する。表面型の静電容量センサを備えてもよいし、投影型の静電容量センサを備えてもよい。
[スイッチ制御装置の機能構成]
スイッチ制御装置40は、記憶媒体に格納されたプログラムをCPUが実行することにより機能する機能ブロックとして、機械式スイッチ操作判定部42と、接触判定部44と、制御部46と、閾値調整部48とを備える。
機械式スイッチ操作判定部42は、例えば押下検知信号が基準時間以上継続した場合に、機械式スイッチ20が操作されたと判定する。また、機械式スイッチ操作判定部42は、押下検知信号がゼロまたは1の2値ではなく、強度をもつ信号である場合には、押下検知信号を閾値と比較して機械式スイッチ20が操作されたか否かを判定してよい。
接触判定部44は、静電容量センサ30の検出値が第1の閾値以上である場合に、静電容量センサ30に接触操作がなされたと判定する。なお、静電容量センサの検出値として複数の値が接触判定部44に入力されることもあり得るが、この場合、接触判定部44は、複数の検出値の平均値、最大値、加重平均値、その他、適切な演算が行われた演算結果を、静電容量センサの検出値として扱う。
制御部46は、以下に説明するように、機械式スイッチ20が正常に作動しているか否か、および静電容量センサ30が正常に作動しているか否かを判定し、機械式スイッチ20の検出感度を調整したり、静電容量センサ30および接触判定部44に機械式スイッチ20の機能を代替させたり、静電容量センサ30の異常を検出したりする。
[制御部46による処理]
以下、制御部46より実行される処理について説明する。図5は、制御部46より実行される処理の流れを示すフローチャートの一例である。図5のフローチャートは、例えば、所定周期で繰り返し実行される。
まず、制御部46は、機械式スイッチ操作判定部42の判定結果を参照し、機械式スイッチ20が操作されたか否かを判定する(ステップS100)。機械式スイッチ20が操作されなかった場合、制御部46は、接触判定部44の判定結果を参照し、静電容量センサ30に対して接触操作がなされたか否かを判定する(ステップS102)。
機械式スイッチ20が操作されず、静電容量センサ30に対して接触操作がなされた場合、制御部46は、機械式スイッチ20が正常に動作していないと判定し、静電容量センサ30および接触判定部44に、機械式スイッチ20の動作を代替させる(ステップS104)。すなわち、制御部46は、静電容量センサ30への接触操作を機械式スイッチ20への操作とみなして、制御対象機器70への制御信号を生成する。なお、機械式スイッチ20が操作されず、静電容量センサ30に対して接触操作がなされなかった場合、制御部46は、図5のフローチャートの1ルーチンを終了する。
一方、ステップS100において機械式スイッチ20が操作されたと判定した場合、制御部46は、静電容量センサ30の検出値が規定値以上であるか否かを判定する(ステップS106)。ここで、「規定値」は、静電容量センサ30の接触判定に係る第1の閾値と同じであってもよいし、異なってもよい。
静電容量センサ30の検出値が規定値以上である場合、制御部46は、閾値調整部48に、静電容量センサ30の検出値に対する第1の閾値、およびタッチパネル55の検出値に対する第2の閾値を調整させる(ステップS108)。閾値調整部48は、例えば静電容量センサ30の検出値が高くなるほど、第1の閾値が大きくなるように、第1の閾値を調整する。閾値調整部48の処理の詳細については後述する。調整後の第1の閾値、および第2の閾値は、記憶媒体50に格納される。
次に、制御部46は、機械式スイッチ操作判定部42に、機械式スイッチ20の検出感度を調整させる(ステップS110)。機械式スイッチ操作判定部42は、例えば、押下検知信号が基準時間以上継続した場合に機械式スイッチ20が操作されたと判定する際の「基準時間」を、今回の押下検知信号が継続した時間に応じて変更する。図6は、押下検知信号の継続時間と基準時間との関係性の一例を示す図である。図6では、これらの関係を直線状に変化するものとしたが、曲線状、階段状に変化させてもよい。後述する図7〜9についても同様である。
また、機械式スイッチ操作判定部42は、押下検知信号がゼロまたは1の2値ではなく、強度をもつ信号である場合において、押下検知信号を閾値と比較して機械式スイッチ20が操作されたか否かを判定する場合、この閾値を押下検知信号の強度に応じて変更する。図7は、押下検知信号の強度と閾値との関係性の一例を示す図である。調整後の基準時間や閾値は、記憶媒体50に格納される。
なお、記憶媒体50に格納された閾値や基準時間は、車両システムがオフ状態(例えばACCオフ)にされた場合にリセットされてもよいし、継続的に使用されてもよい。
ステップS106において、静電容量センサ30の検出値が規定値未満であると判定された場合、制御部46は、静電容量センサ30が正常に動作していないと判定する(ステップS112)。この場合、制御部46は、図示しない表示装置に静電容量センサ30に異常が発生した旨の情報を表示させる処理などを行う。
[閾値の調整]
以下、閾値調整部48により実行される接触判定用の閾値(第1の閾値および第2の閾値)の調整について説明する。前述したように、静電容量センサ30をスイッチとして用いる場合、操作者による手袋の着用や個人差、指先の状態(汗や傷)など(以下、操作者の状態と称する)によって、検出される静電容量が変動するため、閾値が適切に調整されることが望ましい。
スイッチ制御装置40は、前述のように、機械式スイッチ20の操作が検知された際の静電容量センサ30の検出値(以下、操作時検出値と称する)に基づき、静電容量センサ30および/またはタッチパネル55における接触判定の閾値を調整する。より具体的には、スイッチ制御装置40は、操作時検出値が高くなるほど閾値が高くなる傾向で、閾値を調整する。これによって、操作者の状態を適切に反映した値に閾値が調整される。図8は、操作時検出値と閾値との関係の一例を示す図である。
スイッチ制御装置40は、図8に示すマップ或いは関数等を予め設定しておき、例えば、操作時検出値が入力されると、直ちに閾値を調整する。操作時検出値は、機械式スイッチ20の操作が検知された際の検出値であるため、静電容量センサ30に操作者が接触操作した確からしさが高い。このため、一度のサンプリングで閾値の調整を行ってもスイッチとしての信頼性は低下しない。従って、本実施形態の入力操作受付装置1は、静電容量センサ30をスイッチとして用いる際の接触判定の閾値を迅速かつ適切に調整することができる。
また、スイッチ制御装置40は、操作者が手袋をしている際に静電容量センサ30の検出値が大きく低下することを考慮して、操作時検出値と閾値との関係を図8に示したものとは異なるものとしてよい。図9は、操作時検出値と閾値との関係の他の例を示す図である。図9に示すように、スイッチ制御装置40は、操作時検出値が所定値K未満である制御領域(A)と操作時検出値が所定値K以上である制御領域(B)のそれぞれにおいて、操作時検出値の変化に対して閾値を連続的に変化させ、制御領域(A)と制御領域(B)の境界線において、閾値の変化を不連続にしてもよい。この場合、制御領域(A)の閾値の境界線付近の値に比して、制御領域(B)の閾値の境界線付近の値を不連続に大きくする。これによって、操作者が手袋をしており、静電容量センサ30やタッチパネル55の検出値が大きく低下した場合であっても、静電容量センサ30やタッチパネル55への接触を適切に検知することができる。
[まとめ]
以上説明した本実施形態の入力操作受付装置1によれば、静電容量センサ30の出力に基づき機械式スイッチ20が正常に作動しているか否かを判定し、正常に作動していないと判定した場合に、静電容量センサ30への接触操作を機械式スイッチ20への操作とみなして制御信号を生成する処理を行うため、異常発生時にスムーズな代替処理を行うことができる。
また、本実施形態の入力操作受付装置1によれば、機械式スイッチ20の出力および静電容量センサ30の検出値に基づき、機械式スイッチ20の検出感度を調整するため、故障に至らない程度の劣化が機械式スイッチ20に生じた場合に、その感度が低下するのを補うことができる。
また、本実施形態の入力操作受付装置1によれば、機械式スイッチ20の出力に基づき静電容量センサ30が正常に作動しているか否かを判定するため、静電容量センサ30に生じた異常を速やかに発見し、操作者に報知することができる。
また、本実施形態の入力操作受付装置1によれば、機械式スイッチ20の操作が検知された際の静電容量センサ30の検出値(操作時検出値)に基づき、静電容量センサをスイッチとして用いる際の接触判定の閾値を調整するため、係る閾値を迅速かつ適切に調整することができる。
また、本実施形態の入力操作受付装置1によれば、機械式スイッチ20と静電容量センサ30が重畳して設けられた構造となっているため、操作時検出値は、静電容量センサ30に接触操作された際の検出値である確からしさが高いものとなる。この結果、入力操作受付装置1は、何度も検出値のサンプリングを行う必要がなくなり、閾値を迅速かつ適切に調整することができる。
また、本実施形態の入力操作受付装置1によれば、操作時検出値が所定値K未満である制御領域(A)と操作時検出値が所定値K以上である制御領域(B)の境界線において、閾値の変化を不連続にするため、操作者が手袋をしており、静電容量センサ30やタッチパネル55の検出値が大きく低下した場合であっても、静電容量センサ30やタッチパネル55への接触を適切に検知することができる。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、上記実施形態では、静電容量の変化の大きさに対して閾値を設定し、静電容量の変化が閾値以上である場合に、静電容量センサが接触操作されたと判定するものとしたが、静電容量センサが、静電容量の変化が大きくなるほど値が小さくなる信号(例えば電圧信号など)を検出値として出力する場合、その検出値が閾値以下である場合に、静電容量センサが接触操作されたと判定してよい。この場合、図8および図9に例示した関係は、上下が逆の関係となる。
また、静電容量センサ30やタッチパネル55に関して、スイッチ制御装置40は閾値を調整する処理のみ行い、静電容量センサ30やタッチパネル55への操作を用いて制御を行う制御主体に調整された閾値が送信され、この制御主体が接触判定を行うようにしてもよい。すなわち、スイッチ制御装置40は接触判定を行わず、閾値の調整のみ行うものであってもよい。
また、本実施形態の入力操作受付装置は、車両に搭載されるものに限らず、携帯電話やタブレット端末など、接触検知を行うあらゆる電子機器に適用することができる。
また、上記実施形態では、押下操作や摺動操作を検知可能なスイッチに静電容量センサ30を重畳させる構成を例示したが、トグルスイッチやダイヤルスイッチなど、他のスイッチに静電容量センサ30を重畳させてもよい。
1 入力操作受付装置
10 複合スイッチ
20 機械式スイッチ
30 静電容量センサ
40 スイッチ制御装置
42 機械式スイッチ操作判定部
44 接触判定部
46 制御部
48 閾値調整部
50 記憶媒体
55 タッチパネル
60 ステアリングホイール
70 制御対象機器

Claims (8)

  1. 機械式スイッチと、
    前記機械式スイッチが操作されたことを検知する制御部と、
    操作者が前記機械式スイッチ操作する際に接触する位置に設けられ、静電容量を検出する静電容量センサと、
    前記機械式スイッチの操作が検知された際の静電容量センサの検出値(操作時検出値)に基づき、静電容量センサをスイッチとして用いる際の接触判定の閾値を調整する調整部と、を備え、
    前記制御部が前記機械式スイッチの操作を検知したことを条件として、前記調整部に前記閾値を調整させる、
    入力操作受付装置。
  2. 前記機械式スイッチは、操作者が接触しながら操作することが可能であり、
    前記静電容量センサは、前記操作者が前記機械式スイッチを操作する際に該機械式スイッチを操作する指が、該機械式操作スイッチと同時に接触する位置に設けられる、
    請求項1に記載の入力操作受付装置。
  3. 請求項1または2記載の入力操作受付装置であって、
    前記静電容量センサは、前記機械式スイッチと重畳して設けられる、
    入力操作受付装置。
  4. 請求項1から3のうちいずれか1項記載の入力操作受付装置であって、
    前記調整部は、前記操作時検出値が高くなるほど前記閾値が高くなる傾向で、前記閾値を調整する、
    入力操作受付装置。
  5. 請求項記載の入力操作受付装置であって、
    前記調整部は、前記操作時検出値が所定値未満である制御領域と前記操作時検出値が所定値以上である制御領域のそれぞれにおいて、前記操作時検出値の変化に対して前記閾値を連続的に変化させ、前記操作時検出値が所定値未満である制御領域と前記操作時検出値が所定値以上である制御領域との境界において、前記操作時検出値の変化に対して前記閾値を不連続に変化させる、
    入力操作受付装置。
  6. 請求項記載の入力操作受付装置であって、
    前記調整部は、前記操作時検出値が所定値未満である制御領域と前記操作時検出値が所定値以上である制御領域との境界において、前記操作時検出値が所定値未満である場合の前記閾値に比して、前記操作時検出値が所定値以上である場合の前記閾値を不連続に大きくする、
    入力操作受付装置。
  7. 請求項1から6のうちいずれか1項記載の入力操作受付装置であって、
    前記機械式スイッチと積層して形成され、接近物体との間の静電容量を検出する静電容量センサとは異なる他の静電容量センサを備え、
    前記調整部は、前記機械式スイッチと積層して形成され、接近物体との間の静電容量を検出する静電容量センサをスイッチとして用いる際の接触判定の閾値、および/または前記他の静電容量センサをスイッチとして用いる際の接触判定の閾値を調整する、
    入力操作受付装置。
  8. 機械式スイッチと、前記機械式スイッチが操作されたことを検知する制御部と、前記機械式スイッチと積層して形成され、接近物体との間の静電容量を検出する静電容量センサと、前記静電容量センサをスイッチとして用いる際の接触判定の閾値を調整する調整部と、を備える入力操作受付装置において、
    前記制御部が前記機械式スイッチの操作を検知したことを条件として、前記調整部に前記閾値を調整させ、
    前記調整部が、前記機械式スイッチの操作が検知された際の静電容量センサの検出値に基づいて、前記接触判定の閾値を調整する、
    閾値調整方法。
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