JP5651739B2 - 道路内部の損傷部調査用打音装置 - Google Patents
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Description
上記特許文献1に示される打音装置は、次のように構成されている。回動打音器の本体の断面形状は、外周が多角形に形成され、路面上を回動させるときには外周の各頂点が等間隔で次々と路面に対して衝撃的接地して衝撃音を発する。
上記回動打音器の本体は台車に連結し、台車で引いて路面上を移動させ、次々と衝撃音を発生させる。各頂点から次々と発生する衝撃音の音圧レベルが、道路内部に損傷部が有る場合と、道路内部に損傷部が無い場合とでは相違することを利用して、道路の内部における損傷部の有無を探知する。
しかし、上記道路の表面における仕上げの状態が、丁寧で、鏡面のようにツルツルに仕上げられていた場合、或いは、下り勾配の坂道においては、回動打音器本体の外周における多角形の各頂点は、台車を押し進めることにより、夫々路面上を滑動することが多く、回動打音器本体は、回動したり、回動しなかったりを、不規則に繰り返しながら進行し、その結果、打点間隔が等間隔にならず、打点されない区間が長くなって、調査データの信頼性が低下する問題点があった。
このような事情から、回動打音器の本体の外周の角数は、回動したときの各頂点の衝撃音を大きくするためには少ない方が望ましい。
台車と、回動打音器と、これらの連係機構を備えることにより、 道路内部の損傷部の調査に用いることのできる打音装置を提供しようとするものである。
他の目的は、移動中、台車が上下動しても、台車の上下動が回動打音器を揺動させる等の悪影響を及ぼして回動打音器からの打音に斑を発生させることのないようにしてある打音装置を提供しようとするものである。
他の目的は、 回動打音器の外周の形状を、角数の少ない多角形にしても、各頂点は、路面上を誤って滑り進む恐れがなく、正確に自体の先鋭角の間隔寸法に対応するピッチ分だけ進んで等間隔で衝撃音を発生するようにした打音装置を提供しようとするものである。
他の目的は、回動打音器の本体の外周面の角数を少なくして、回動し難く構成しても、回動打音器の本体は順調に、かつ正確に回動して、路面に対して滑動することなく、鋭く衝撃的接地させることができ、大きな衝撃音を出させることのできるようにした打音装置を提供しようとするものである。
他の課題、目的及び利点は図面及びそれに関連した以下の説明により容易に明らかになるであろう。
中心軸25を回転中心にして回動自在に形成してある回動打音器2の本体20であって、その本体20の断面の外周21の形状は多角形で、上記本体20を路面上において回動させるときには外周21の各頂点22が等間隔24で路面41に対して衝撃的接地して衝撃音を発するように外周21における各頂点22は、夫々突設させてある回動打音器2の本体20を備え、
さらに、路面41上を移動可能に車輪14によって支持されている台車1を備え、上記回動打音器2の本体20は、台車1の進行に伴って台車1と同方向に向けて、路面41に接する状態で回動して、台車1に追従するように、上記台車1に対して連係機構4を介して連係してあり、
上記台車1と、回動打音器本体20の中心軸25との連係機構4を介しての連係状態は、回動打音器2の本体20の回動に伴い回動打音器2の本体20の中心軸25が、台車1に対し、上下方向56に揺動することを許容するように支持してあり、
さらに上記車輪14の車軸15は、車輪14と一体的な回動を可能に構成し、上記車軸15と上記回動打音器本体20と一体回動可能にしてある中心軸25とは、上記車輪14の外周面が路面に接する状態で進行方向へ向けて回動している状態においては、上記回動打音器本体20の中心軸25が、上記車輪14の外周面の動きに一定の関連を維持した状態で回動し、上記回動打音器本体20の外周21の各頂点22が路面41の上に対して滑動することなく等間隔24で路面41に対して衝撃的接地するようにベルト57で連携してある。
さらに、路面41上を移動可能に複数の車輪14によって支持されている台車1を備え、上記回動打音器2の本体20は、台車1の進行に伴って台車1と同方向に向けて、路面41に接する状態で回動して、台車1に追従するように、上記台車1に対して連係機構4を介して連係してあり、
上記台車1と、回動打音器本体20の中心軸25との連係機構4を介しての連係状態は、回動打音器2の本体20の回動に伴い回動打音器2の本体20の中心軸25が、台車1に対し、上下方向56に揺動することを許容するように支持してあり、
さらに上記台車1の前部の両側にあっては、夫々上記の車輪14、14を配設すると共に、その両側の車輪14、14は連係軸16で一体回動可能に連結し、その連係軸16は、上記台車1に対して回転自在に備えさせ、上記連係軸16と上記回動打音器本体20と一体回動可能にしてある中心軸25とは、上記台車1の前部の両側の車輪14、14の外周面が路面に接する状態で進行方向へ向けて回動している状態においては、上記回動打音器本体20の中心軸25が、上記車輪14、14の外周面の動きに一定の関連を維持した状態で駆動され、上記回動打音器本体20の外周21の各頂点22が滑動することなく等間隔24で路面41に対して衝撃的接地するように、上記回動打音器本体20の中心軸25と、上記台車1の前部の両側にある車輪14、14との間の連係軸16とはベルト57で連携してある。
さらに、路面41上を移動可能に複数の車輪14によって支持されている台車1を備え、上記回動打音器2の本体20は、台車1の進行に伴って台車1と同方向に向けて、路面41に接する状態で回動して、台車1に追従するように、上記台車1に対して連係機構4を介して連係してあり、
上記台車1と、回動打音器本体20の中心軸25との連係機構4を介しての連係状態は、上記台車1の前部の両側にあっては、夫々上記の車輪14、14を配設すると共に、その両側の車輪14、14は連係軸16で一体回動可能に連結し、
上記連係機構4は、回動打音器2の本体20の回動に伴い回動打音器2の本体20の中心軸25が、台車1に対し、上下方向56に揺動することを許容するように上記車輪14、14の連係軸16に対して揺動自在に装着してあり、
さらに上記の連係軸16は、上記台車1に対して回転自在に備えさせ、上記連係軸16と上記回動打音器本体20と一体回動可能にしてある中心軸25とは、上記台車1の前部の両側の車輪14、14の外周面が路面に接する状態で進行方向へ向けて回動している状態においては、上記回動打音器本体20の中心軸25が、上記車輪14、14の外周面の動きに一定の関連を維持した状態で駆動され、上記回動打音器本体20の外周21の各頂点22が滑動することなく等間隔24で路面41に対して衝撃的接地するように、上記回動打音器本体20の中心軸25と、上記台車1の前部の両側にある車輪14、14との間の連係軸16とはベルト57で連携してある。
道路の内部における損傷部48の調査をする場合、作業員は、単に路面上を、軽々と台車を押し進めることにより、回動打音器の本体20を追従させながら回動させ、打音器の本体20の周囲に備える複数の突出状の各頂点を夫々路面に衝突させ、夫々の各頂点を発音部とし、そこから、「損傷部に対応する音圧レベル」、又は、「損傷部が無い場合に対応する音圧レベル」を発生させ、道路内部の損傷部の有無を判別調査することができる特長がある。
このことは調査の対象とする路面上が滑り易い場合において打点されない区間が不規則に長くなって、調査データの信頼性を低下させる問題点を解決する上に効果がある。
図1は、コンクリート舗装道路(床版面)の平面図を例示し、図2は、図1におけるII−II位置断面図を示す。図1、2に例示する道路40の内部40aにおいて構造物として存在するコンクリート(アスファルトも同じ)構造物46には、経年利用により道路(床版)のひび割れ、浮き、剥離、空洞等の損傷部48が生じるので、これらを早期に発見し、回復させる必要がある。図3は上記道路(床版)40の損傷部48を打音により調査する為の工法に用いることのできる打音装置Sを示す。この打音装置Sは、左上に位置する手押し杆11を手で握り、矢印65の方向に向けて台車1を押し進めることにより、台車1に連係機構4で連結してある回動打音器2の本体20(図4、5参照)を追従させて回動させ、次々と頂点22を衝撃的に接地させて衝撃音を発生させ、その衝撃音の音圧レベルの変化により上記損傷部48の存在の有無を判別できるようになっている。
なお、各頂点22、22・・・22の間の夫々の辺23、23・・・23は、各頂点22、22・・・22の接地を妨げることがないように、図5(B)に表れているように湾曲状に凹設して、凹部23aが形成してある。
なお上記頂点22における内角度θは、正確な衝撃音を得るためには、例えば、本体20の断面形状が六角形の場合、図5(B)の内角θは120°より小さく設定する(本件においては、例えば110°前後の角度に狭く設定する。本件ではこのように狭く設定された角度を先鋭角ともいう)。
上記の条件によれば、各辺23、・・・23における湾曲状の凹設23aも大きくでき、路面上の障害物(小さな凸部)が各辺23に当たって頂点22の接地を妨げるような悪影響による事故も防止できる利点がある。
また図5(B)に表れている、例えば6角形の例においては回動打音器2の本体20の外周面21の寸法(一つの辺の寸法24の角数倍の寸法)としては、最も大きい外径となる部分(各頂点22、22・・・22の相互間の寸法(例えば63mm)の6倍として、例えば378mm前後になる。また図5(B)に表れている状態において、回動打音器2の本体20の本体20の中心点25から道路面41迄の寸法は、例えば56mm前後になるようにしてある。
なお図示の実施例においては、図5(C)に表れているように回動打音器2の本体20の外形寸法は軸線方向の中心部22a(最も大きい外径となっている部分)は大きく、両側が比較的小径になるように各頂点22、22・・・22の形状は、図5(C)に表れているように湾曲させてある。なお、5〜8角形にあっては、上記の例を参考にして適宜変更実施すればよい。
また、上記回動打音器2の本体20は、台車1に連結して軽快に追従させるように構成してあるから、上記よりも少し重くしても作業負担は少なく、大きな打音が出るようになり、近くで発生するノイズとの判別ができるような大きな信号が出せる利点が生まれる。
次に14は、台枠10を矢印65方向に向けて軽快に押し進めることができるように配設した車輪を示し、台枠10の両側に複数(2個以上)の車輪を備える。
例えば台枠10の両側に備える側枠10aに対して任意の手段でもって回転自在に装着してある。装着の手段としては各車輪における回転自在の車軸15を側枠10aに対して固着してもよいし、側枠10aに対して車軸15を回転自在に装着し、それに車輪を固着しても良い。
車輪の外径の大きさは任意(例えば200mm前後)であるが、回動打音器2の本体20の外径よりも大きくしてある。車輪14の外径は大きい方が、周面が広くなり、滑りの度合いが少なく、関連回動させる回動打音器2の本体20の回転を安定させる作用がある。
このように回動打音器本体20の外周21の各頂点22の動きを、台車1の前部(図4において右側)の両側の車輪14、14の外周面の動きに関連させておけば、即ち、具体的には、上記回動打音器本体20の外周21の各頂点22が滑動することなく等間隔24で路面41に対して衝撃的接地するように、上記回動打音器本体20の中心軸25と、上記台車1の前部の両側にある車輪14、14との間の連係軸16とをベルト57で連携し、上記回動打音器本体20の外周21の各頂点22を駆動可能に構成してあると、上記回動打音器本体20の外周21の各頂点22は路面41の上を滑ることも無く、軽快に回転し、大きな音を立てて衝撃的接地を繰り返す。
図において、28は回動打音器2の本体20を引き連れ可能な強度を有する連係杆で、例えば、鉄板、板ばね等の部材で構成される。先端部(止着部)29は、上記台枠と一体的に前後動する部分に装着する。例えば連係軸16に対して、掛合部材51を回動自在に装着して、その掛合部材51の連結片51aに、ボルト等、任意の連結具を用いて着脱自在に連結してある。なお着脱自在の他の連結手段は、任意の周知の手段を用いればよい。
従って、上記構成によれば、台車1の持ち運びに当たって、台車1から回動打音器2を分離して夫々手軽な態様にして運搬することができる利点がある。
57は伝導ベルトを示す。伝導用のベルト57としては、連係軸16と、回動軸25に1体化してある軸54とを同期的に連動させる周知のものであればよい。例えば、平ベルト,Vベルトであっても良く、プーリー52、55が歯車のように外周に歯をもったプーリー(スプロケット、例えば、外周に対して図6に表れているように多数の噛合溝52aが備えられている)のであれば、それに巻きつけて対応伝動する歯付きベルト(図6に表れているようにベルト57の内側に多数の噛合溝57aが備えられていて、スプロケット55,52の外周の噛合溝52aに対して噛合をして回転方向にスリップしない構成にしたもの)であれば良い。或いは、図示のプーリー52、55がギヤであれば、チェーンであっても良く、両者間に滑りのない構成であれば良い。
従って、車輪14、14の外周の接地面と、回動打音器本体20の外周21のおける各頂点22も共に路面41に接地する状態で前進方向へ連動して、相互間においても、実質的に遅速することなく、また、路面41に対しても、共に、スリップすることなく同期的に回動する。
上記持上部材66は、台車1を大きく移動させたい場合(例えば、台車1を路面上にて遠くに移動させたい場合、台車1をトラックに積んで遠くへ運びたい場合等)においては、台車1に対して、持上部材66を介して上記重量のある回動打音器本体20を吊り上げ(持ち上げ)、回動打音器本体20を路面から離反することにより、移動の邪魔にならず、台車1は車輪14、14で支えて安易に移動をすることができる効果がある。
斯かる状態においては、重量のある回動打音器本体20は、空中に浮き上がるので車輪14、14で支えられている台枠10は手軽に押し動かすことのできる効果がある。
また、移動の時に、回動打音器本体20が路面41から離れているので路面を傷つけない利点もある。
回転検出装置70の構成としては、図示の構成にこだわることなく、本体20の外周面が接地した距離を知ることができる周知の装置を用いればよい。例えば、電磁誘導を利用した高周波発振型、磁石を用いた磁気型、静電容量の変化を利用した静電容量型等の近接センサ70を用いると良い。
73は、透孔数検出用のセンサー部材で、上記透孔72が回動する軌跡に対向する位置に固定され、上記カウント用の透孔72の通過する数が計れるようにしてある。連繋部材33bの1部から延出された部材によって支持されている。75はセンサー部材73から送出されるカウント信号を図示外の受信機に送るためのケーブルの存在を示す。
現場としては図1、2に表れているような道路(例えば高速道路)40があり、道路(床版)40の内部には、外部から見ることのできない損傷部(例えば空洞)48が1又は2カ所以上あることが予想(想像)される場合、損傷部48の存在の有無について打音調査が必要になる。
なお図中、41は道路の表面、42は上り線42aと、下り線42bの中間に設けられる中央線、43は走行車線と追越車線とを区分する車線境界線、46は構造物(コンクリート又はアスファルト材で構成されている)、47は必要に応じて介在されている鉄筋、金網を示す。
次に図3に表れているように調査用の上記の打音装置Sを道路面上に配置する。なお運搬の都合上、台車1と、回動打音器2が分離してあった場合は、連係機構4を介して連結すると良い。
上記のようにして準備が整った後は、図3に表れている打音装置Sを、基点50から、調査指示線44に添わせ状態で矢印65方向に押し進めると、台車1は路面上を移動する状態で前進する。このように台車1が路面上41を移動することにより、台車1に連結した状態の回動打音器2の本体20は調査指示線44に添う状態で回動しながら台車1に追従する。
なお、本体20は図5(A)の最も安定した状態(下側に位置する一つの辺23が路面41に対向し、前後2つの頂点22、22が接地する状態)から、台車1の進行に伴い、連係杆28を介しての矢印65方向に向けての引っ張り力が軸心25に及ぶと上記2つの頂点22、22の内、前側に位置する頂点22を支点にして、軸心25は浮上する状態で前に移動し、前側に位置していた頂点22(支点)を超えると、自重も加わり、軸心25は急激な早さで前に移動する。このとき、上記の「前後の2つの頂点22、22」よりも前側に位置していた頂点22が路面に向けて衝撃的に接地し、この頂点22eが発音部となって衝撃音を発する。
このように衝撃音の音圧レベルが、道路の内部において損傷部(例えば空洞48)が有る場合と、道路の内部に損傷部が無い場合(中実の場合40a)とでは、耳で聞き分けできるように相違するので、台車を押し進めている作業員は、道路の内部における損傷部(例えば空洞)の有無を、上記衝撃音の音圧レベルの変化から判別探知することができる。
図7(B)は、回動打音器の本体20における外周の各頂点が一定の寸法間隔で路面に接することにより発する衝撃的接地音をスペクトログラムで表す図である。周知のように横軸が時間を、縦軸が周波数を表しており、色の濃い部分(図では密度が高い部分38a)が損傷部48のある場合を表しており、色の薄い部分(図では密度が粗い部分38b)が損傷部48のない場合を表している。
従って、図7(A)(B)を比較しながら検討すると、図1の基点50からどのくらいの距離のところに、損傷部48があったか、否かが判別できることになる。
1・・・台車、
2・・・回動打音器、
4・・・連係機構、
6・・・衝撃音収録用マイクロホン、
10・・・台枠、
10a、10b・・・側枠、
10d・・・補助材(補助枠)、
11・・・手押し杆、
11a・・・立上杆、
11b・・・横杆、
12・・・連結部、
14・・・車輪、
15・・・車軸、
20・・・本体、
21・・・外周面(5〜8角)、
22・・・頂点、
23・・・辺、
24・・・辺の寸法(頂点間の寸法)、
25・・・回動軸(中心軸)、
28・・・連係杆、
29・・・元部(止着部、
30・・・突片、
32・・・自由端部、
33・・・連繋部材、
33a・・・横持ち、
33b・・・縦引き、
34・・・軸受部材、
40・・・道路(床版)、
41・・・表面、
42・・・中央線、
43・・・車線境界線、
44・・・調査指示線、
46・・・構造物、
47・・・鉄筋、
48・・・(空洞)損傷部、
50・・・基点、
51・・・掛合部材、
58・・・関連伝達機構、
65・・・矢印。
Claims (5)
- 中心軸を回転中心にして回動自在に形成してある回動打音器の本体であって、その本体の断面の外周の形状は多角形で、上記本体を路面上において回動させるときには外周の各頂点が等間隔で路面に対して衝撃的接地して衝撃音を発するように外周における各頂点は、夫々突設させてある回動打音器の本体を備え、
さらに、路面上を移動可能に車輪によって支持されている台車を備え、上記回動打音器の本体は、台車の進行に伴って台車と同方向に向けて、路面に接する状態で回動して、台車に追従するように、上記台車に対して連係機構を介して連係してあり、
上記台車と、回動打音器本体の中心軸との連係機構を介しての連係状態は、回動打音器の本体の回動に伴い回動打音器の本体の中心軸が、台車に対し、上下方向に揺動することを許容するように支持してあり、
さらに上記車輪の車軸は、車輪と一体的な回動を可能に構成し、上記車軸と上記回動打音器本体と一体回動可能にしてある中心軸とは、上記車輪の外周面が路面に接する状態で進行方向へ向けて回動している状態においては、上記回動打音器本体の中心軸が、上記車輪の外周面の動きに一定の関連を維持した状態で回動し、上記回動打音器本体の外周の各頂点が路面の上に対して滑動することなく等間隔で路面に対して衝撃的接地するようにベルトで連携してあることを特徴とする道路内部の損傷部調査用打音装置。 - 中心軸を回転中心にして回動自在に形成してある回動打音器の本体であって、その本体の断面の外周の形状は多角形で、上記本体を路面上において回動させるときには外周の各頂点が等間隔で路面に対して衝撃的接地して衝撃音を発するように外周における各頂点は、夫々突設させてある回動打音器の本体を備え、
さらに、路面上を移動可能に複数の車輪によって支持されている台車を備え、上記回動打音器の本体は、台車の進行に伴って台車と同方向に向けて、路面に接する状態で回動して、台車に追従するように、上記台車に対して連係機構を介して連係してあり、
上記台車と、回動打音器本体の中心軸との連係機構を介しての連係状態は、回動打音器の本体の回動に伴い回動打音器の本体の中心軸が、台車に対し、上下方向に揺動することを許容するように支持してあり、
さらに上記台車の前部の両側にあっては、夫々上記の車輪を配設すると共に、その両側の車輪は連係軸で一体回動可能に連結し、その連係軸は、上記台車に対して回転自在に備えさせ、上記連係軸と上記回動打音器本体と一体回動可能にしてある中心軸とは、上記台車の前部の両側の車輪の外周面が路面に接する状態で進行方向へ向けて回動している状態においては、上記回動打音器本体の中心軸が、上記車輪の外周面の動きに一定の関連を維持した状態で駆動され、上記回動打音器本体の外周の各頂点が滑動することなく等間隔で路面に対して衝撃的接地するように、上記回動打音器本体の中心軸と、上記台車の前部の両側にある車輪との間の連係軸とはベルトで連携してあることを特徴とする道路内部の損傷部調査用打音装置。 - 中心軸を回転中心にして回動自在に形成してある回動打音器の本体であって、その本体の断面の外周の形状は多角形で、上記本体を路面上において回動させるときには外周の各頂点が等間隔で路面に対して衝撃的接地して衝撃音を発するように外周における各頂点は、夫々突設させてある回動打音器の本体を備え、
さらに、路面上を移動可能に複数の車輪によって支持されている台車を備え、上記回動打音器の本体は、台車の進行に伴って台車と同方向に向けて、路面に接する状態で回動して、台車に追従するように、上記台車に対して連係機構を介して連係してあり、
上記台車と、回動打音器本体の中心軸との連係機構を介しての連係状態は、上記台車の前部の両側にあっては、夫々上記の車輪を配設すると共に、その両側の車輪は連係軸で一体回動可能に連結し、
上記連係機構は、回動打音器の本体の回動に伴い回動打音器の本体の中心軸が、台車に対し、上下方向に揺動することを許容するように上記車輪の連係軸に対して揺動自在に装着してあり、
さらに上記の連係軸は、上記台車に対して回転自在に備えさせ、上記連係軸と上記回動打音器本体と一体回動可能にしてある中心軸とは、上記台車の前部の両側の車輪の外周面が路面に接する状態で進行方向へ向けて回動している状態においては、上記回動打音器本体の中心軸が、上記車輪の外周面の動きに一定の関連を維持した状態で駆動され、上記回動打音器本体の外周の各頂点が滑動することなく等間隔で路面に対して衝撃的接地するように、上記回動打音器本体の中心軸と、上記台車の前部の両側にある車輪との間の連係軸とはベルトで連携してあることを特徴とする道路内部の損傷部調査用打音装置。 - 上記回動打音器本体の中心軸に対しては、回転数検出装置のセンサを、上記回動打音器本体の回転数の検出を可能に付設したことを特徴とする請求項1乃至3記載の道路内部の損傷部調査用打音装置。
- 上記連係機構には、先端部が台枠に対して回動自在に装着され、後方の自由端部には回動打音器の本体を支持する連繋部材が連結されている連係杆を備え、
上記連繋部材には、上記回動打音器本体を路面から持ち上げて離反させるための持上部材を備えさせたことを特徴とする請求項1乃至4記載の道路内部の損傷部調査用打音装置。
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