JP5648144B1 - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】中央領域及び後方領域に共通のエンボスパターンを形成してしまうと、エンボスパターンよりも深く視認性の高い接合溝によって中央領域と後方領域が区分けられているにも関わらず、着用者が中央領域と後方領域を識別しにくくなる。【解決手段】本発明は、吸収体と、前記吸収体よりも肌側に配置されたカバーシートと、を備えた吸収性物品である。前記カバーシートと前記吸収体とを厚み方向に圧縮して接合する接合溝が形成されており、前記接合溝は、前記吸収性物品の幅方向中心を幅方向に横断する横断溝であって、排泄口に対向する中央領域と、前記中央領域よりも後側に位置する後方領域とを区分けする横断溝を有している。前記中央領域の表面及び前記後方領域の表面には前記接合溝よりも浅いエンボスパターンが形成されており、前記中央領域のエンボスパターンと、前記後方領域のエンボスパターンとが異なる。【選択図】図1

Description

本発明は、吸収性物品に関する。
人体から排泄される経血などの液体(体液)を吸収する吸収性物品の一例として、生理用ナプキンが挙げられる。このような吸収性物品は、液体を吸収する吸収体と、吸収体よりも肌側に配置されたカバーシートとを備えている。このような吸収性物品には、カバーシートと吸収体とを厚み方向に圧縮して接合する接合溝を形成したものや、カバーシートにエンボスパターンを形成したものなどが知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2005−177078号公報 特開2007−14635号公報
吸収性物品の幅方向中心を幅方向に横断する接合溝(横断溝)を形成し、排泄口に対向する中央領域と、中央領域よりも後側に位置する後方領域とを区分けすることがある。中央領域と後方領域の両方にエンボスパターンを形成する場合には、共通のエンボス加工を施すことによって、中央領域と後方領域に共通のエンボスパターンが形成されることがある。
しかし、中央領域の表面及び後方領域の表面に共通のエンボスパターンを形成してしまうと、エンボスパターンよりも深く視認性の高い接合溝によって中央領域と後方領域が区分けられているにも関わらず、着用者が中央領域と後方領域を識別しにくくなり、この結果、着用者が中央領域と後方領域との機能の違いを把握しにくくなるおそれがある。
本発明は、接合溝(横断溝)で区分けされた中央領域と後方領域の両方にエンボスパターンを形成する際に、中央領域と後方領域とを識別しやすい吸収性物品を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための主たる発明は、
吸収体と、
前記吸収体よりも肌側に配置されたカバーシートと、
を備えた吸収性物品であって、
前記カバーシートと前記吸収体とを厚み方向に圧縮して接合する接合溝が形成されており、
前記接合溝は、前記吸収性物品の幅方向中心を幅方向に横断する横断溝であって、排泄口に対向する中央領域と、前記中央領域よりも後側に位置する後方領域とを区分けする横断溝を有しており、
前記中央領域の表面及び前記後方領域の表面には前記接合溝よりも浅いエンボスパターンが形成されており、
前記中央領域のエンボスパターンと、前記後方領域のエンボスパターンとが異なり、
前記中央領域のエンボスパターンは、前記後方領域のエンボスパターンよりも、エンボス痕が密に形成されていることを特徴とする吸収性物品である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、接合溝によって区分けされエンボスパターンの形成された中央領域と後方領域を識別しやすくなる。
図1は、吸収性物品1を表面側から見た展開平面図である。 図2は、吸収性物品1の分解説明図である。 図3は、吸収性物品1の斜視図である。 図4は、吸収体21におけるパルプの坪量の説明図である。 図5は、接合溝40の近傍の断面図である。 図6は、接合溝40の説明図である。 図7は、接合溝40と吸収体21との位置関係の説明図である。 図8A及び図8Bは、一対の第2側溝43Bの外側から内側に力を受けたときの参考説明図である。 図9は、吸収性物品1の幅方向中心を幅方向に横断する複数の接合溝40の間隔の説明図である。 図10は、吸収性物品1の折り線部の説明図である。 図11A及び図11Bは、後方領域30BのエンボスパターンPの説明図である。 図12Aは、第2実施形態の説明図である。図12Bは、第3実施形態の説明図である。図12Cは、第4実施形態の説明図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
吸収体と、前記吸収体よりも肌側に配置されたカバーシートと、を備えた吸収性物品であって、前記カバーシートと前記吸収体とを厚み方向に圧縮して接合する接合溝が形成されており、前記接合溝は、前記吸収性物品の幅方向中心を幅方向に横断する横断溝であって、排泄口に対向する中央領域と、前記中央領域よりも後側に位置する後方領域とを区分けする横断溝を有しており、前記中央領域の表面及び前記後方領域の表面には前記接合溝よりも浅いエンボスパターンが形成されており、前記中央領域のエンボスパターンと、前記後方領域のエンボスパターンとが異なることを特徴とする吸収性物品が明らかとなる。
このような吸収性物品によれば、接合溝によって区分けされエンボスパターンの形成された中央領域と後方領域を識別しやすくなる。
前記吸収性物品の前端側のエンボスパターンと、前記吸収性物品の後端側のエンボスパターンとが共通であることが望ましい。これにより、製造が容易になる。
前記中央領域のエンボスパターンは、前記後方領域のエンボスパターンよりも、エンボス痕が密に形成されていることが望ましい。これにより、中央領域における体液の吸収性が向上するとともに、中央領域が視認されやすくなる。また、中央領域の吸収機能が高いことや、後方領域が低剛性であり臀部の形状に合わせて変形しやすいことを、着用者に認識させることができる。
前記接合溝は、前記横断溝を含みつつ前記中央領域を囲む第1接合溝と、前記後方領域を区画するU字状の第2接合溝とを有しており、U字状の前記第2接合溝の端部と前記第1接合溝との間には、前記接合溝が形成されていないことが望ましい。これにより、中央領域と後方領域の変形が連動しないため、液漏れを抑制できる。
前記吸収体は、周囲の領域よりも坪量の低い低部を有しており、前記横断溝は、前記低部に形成されていることが望ましい。これにより、吸収体の圧縮による剛性の増加を抑制でき、吸収性物品のフィット性が向上する。
前記カバーシートよりも肌側に表面シートが配置されており、前記表面シートに前記エンボスパターンが形成されていることが望ましい。これにより、エンボスパターンが明瞭になる。
前記中央領域を前記幅方向から挟む一対の前記接合溝の内側に、前記表面シートが配置されていることが望ましい。これにより、中央領域の視認性が向上する。
前記接合溝は、前記横断溝よりも後側において前記吸収性物品の幅方向中心を幅方向に横断する後方横断溝であって、表面シート、前記カバーシート及び前記吸収体を厚み方向に圧縮して接合する後方横断溝を有しており、前記後方横断溝が、前記表面シートの前記幅方向の内側に配置されており、前記後方横断溝の端部より外側の前記表面シートには、前記接合溝が形成されていないことが望ましい。これにより、クッション性の高い領域が前後方向に連続し、着心地が良くなる。
前記接合溝は、前記横断溝よりも後側において前記吸収性物品の幅方向中心を幅方向に横断する後方横断溝を少なくとも2つ有しており、前記横断溝と前記後方横断溝との間の前記エンボスパターンと、2つの前記後方横断溝の間の前記エンボスパターンとが異なることが望ましい。これにより、前側の後方横断溝が視認されやすくなる。
前記接合溝は、前記横断溝よりも後側において前記吸収性物品の幅方向中心を幅方向に横断する後方横断溝を有しており、前記後方横断溝の曲率半径は、前記横断溝の曲率半径よりも大きいことが望ましい。これにより、着用者の臀部に沿って後方領域が変形しやすくなり、吸収性物品のフィット性が向上する。
前記接合溝は、前記横断溝よりも後側において前記吸収性物品の幅方向中心を幅方向に横断する後方横断溝を有しており、前記後方横断溝が、前記吸収性物品の2つの折り線部の間に位置することが望ましい。これにより、着用者の臀部に沿って後方領域が変形しやすくなり、吸収性物品のフィット性が向上する。
前記エンボスパターンが変化する境界領域と、前記吸収性物品の折り線部とが重複することが望ましい。これにより、エンボスパターンの変化を着用者に認識させやすくなる。
前記吸収性物品の幅方向中心を幅方向に横断する複数の接合溝の前後方向の間隔が、前記中央領域に近いほど狭いことが望ましい。これにより、着用者の臀部に沿って後方領域が変形しやすくなる。
前記後方領域に形成される前記エンボスパターンは、前記吸収性物品の幅方向中心に並ぶ複数の菱形模様を形成しており、前記菱形模様の前記幅方向の対角線は、前後方向の対角線よりも長いことが望ましい。これにより、体液の後側への流れが堰き止められるイメージが増幅され、着用者に安心感を与えることができる。
前記後方領域に形成される前記エンボスパターンは、前記吸収性物品の幅方向中心に並ぶ複数の菱形模様を形成しており、前記複数の菱形模様は、後側ほど大きく形成されていることが望ましい。これにより、後方領域が低剛性であり臀部の形状に合わせて変形しやすいイメージを着用者に与えることができ、着用者に安心感を与えることができる。
===第1実施形態===
<吸収性物品1の全体構成>
図1は、吸収性物品1を表面側から見た展開平面図である。図2は、吸収性物品1の分解説明図である。図3は、吸収性物品1の斜視図である。
吸収性物品1は、着用者の排泄口から排出された体液(例えば経血)を吸収し保持する物品である。本実施形態では、吸収性物品1は、夜用の生理用ナプキンである。但し、吸収性物品1は、昼用の生理用ナプキンでも良いし、紙おむつや失禁パッド等でも良い。
以下の説明では、図1に示すように、前後方向及び左右方向を定義する。すなわち、長尺状の吸収性物品1の長手方向を「前後方向」とし、着用者の前側に位置する方を「前」とし、逆側を「後」とする。長尺状の吸収性物品1の幅方向を「幅方向」又は「左右方向」とし、着用者の右側に位置する方を「右」とし、逆側を「左」とする。また、図2に示すように、前後方向及び幅方向(左右方向)に直交する方向を「厚み方向」とし、吸収性物品1の着用者の肌側を「上」とし、逆側を「下」とする。また、吸収性物品1の着用者の肌側の面(肌に接触する面)を「表面」と呼び、逆側の面を「裏面」と呼ぶことがある。厚み方向は、表面及び裏面の法線方向となる。
吸収性物品1は、図1に示すように、前部3と、股下部5と、後部7とを有する。前部3は、着用者の前側に位置することになる部分である。後部7は、着用者の後側(臀部側、背側)に位置することになる部分である。股下部5は、前部3と後部7との間に位置することになる部分である。
また、吸収性物品1は、中央帯状領域12と、側縁部14と、防漏壁16とを有する。 中央帯状領域12は、吸収性物品1の幅方向中央部に位置する帯状の領域であり、前部3、股下部5及び後部7にわたって前後方向に沿って構成されている。中央帯状領域12は、液体を吸収し保持する部位である。中央帯状領域12は、吸収体21、カバーシート22、裏面シート23及び表面シート24を有する(図2参照)。中央帯状領域12には、後述するように、中央領域30A及び後方領域30Bや、接合溝40やエンボスパターンP(P1〜P4)が形成されている。
側縁部14は、吸収性物品1の幅方向の縁の部位であり、前部3、股下部5及び後部7にわたって構成されている。側縁部14は、ウイング部14Aを有する。ウイング部14Aは、下着に巻き込んで下着に吸収性物品1を固定する部位であり、股下部5の左右両側から外側にそれぞれ延出して形成されている。吸収性物品1は後部7に後方ウイング部14Bを有するが、吸収性物品1が後方ウイング部14Bを備えていなくても良い。ウイング部14Aを含む側縁部14は、サイドシート25及び裏面シート23を有する(図2参照)。
防漏壁16は、隙間からの液漏れを防ぐ部位(ギャザー)である。防漏壁16は、前後方向に沿って中央帯状領域12の両縁に形成されている。防漏壁16には前後方向に沿って弾性部材16Aが配置されており、弾性部材16Aの伸縮性によってギャザーが構成される(図3参照)。防漏壁16は、サイドシート25の内側の部位から構成されている(図2参照)。
吸収性物品1は、図2に示すように、吸収体21、カバーシート22、裏面シート23、表面シート24及びサイドシート25を有する。
吸収体21は、液体を吸収し保持する部材である。吸収体21は、体液を吸収する吸収性材料(例えばパルプ、高吸収ポリマーなど)を包装部材(例えばティッシュペーパー)で包むことによって形成されている。
図4は、吸収体21におけるパルプの坪量の説明図である。吸収体21は、低部21Aを有する。低部21Aは、吸収体21におけるパルプの坪量の最も少ない部位である。低部21Aは、周囲の領域よりも坪量の低い領域となる。
カバーシート22は、吸収体21よりも肌側(上側)に配置された液透過性のシート部材である(図2参照)。ここでは、カバーシート22は、トップシート22A及びセカンドシート22Bから構成されているが、1枚のシート部材で構成しても良い。カバーシート22は、例えば不織布から構成される。カバーシート22は、前部3、股下部5及び後部7にわたって前後方向に沿って配置されており、少なくとも吸収体21の上側を覆い、中央帯状領域12を構成する。
カバーシート22及び吸収体21は、厚み方向に圧縮(圧搾)して形成された接合溝40によって、接合されている。接合溝40については、後述する。
裏面シート23は、吸収体21よりも下着側(下側)に配置された液不透過性のシート部材である。裏面シート23は、例えば不織布から構成される。裏面シート23は、吸収性物品1の裏面を構成し、中央帯状領域12及び側縁部14を構成する。裏面シート23の下面(下着と接触する面)には、粘着剤(不図示)が塗布されている。吸収性物品1の使用前には、裏面シート23の下側には、粘着剤を保護する剥離シート(不図示)が設けられている。カバーシート22と裏面シート23との間には、吸収体21が配置されている。
表面シート24は、カバーシート22よりも肌側に配置された液透過性のシート部材である。表面シート24は、中央帯状領域12の幅方向中央部に位置する帯状の部材であり、前部3、股下部5及び後部7にわたって前後方向に沿って構成されている。表面シート24は、カバーシート22に接合されており、表面シート24及びカバーシート22にはエンボス加工が施され、エンボスパターンP(P1〜P4)が形成されている。また、表面シート24は、接合溝40によって、カバーシート22及び吸収体21に接合されている。エンボスパターンPや接合溝40については、後述する。
サイドシート25は、カバーシート22の左右両側に位置するシート状の部材である。サイドシート25は、ウイング部14Aを含む側縁部14と防漏壁16とを構成する。なお、カバーシート22、裏面シート23及びサイドシート25の周縁が接合されることによって、吸収体21が内封されている。
<接合溝40(圧搾溝)について>
図5は、接合溝40の近傍の断面図である。
接合溝40は、カバーシート22と吸収体21とを厚み方向に圧縮(圧搾)して接合する溝状の部位である。接合溝40は、圧搾溝やヒンジ部などと称されることもある。
接合溝40の近傍では、吸収体21が密になり、毛管現象により液体の吸収性・保持性が高い。このため、吸収体21に吸収された体液が接合溝40を横切るように流れることは抑制される。一方、接合溝40の近傍では、吸収体21が圧縮されているため、剛性が高い。このため、吸収体21の設けられた部位のクッション性は、接合溝40のある部位よりも、接合溝40の無い部位の方が高い。なお、表面シート24のある位置に接合溝40が形成されると、カバーシート22及び吸収体21だけでなく表面シート24も圧縮されているため、剛性が高くなる。
接合溝40の形成部位では剛性が高いため、接合溝40の溝方向に沿って力がかかる場合には、吸収性物品1は変形しにくい。一方、接合溝40に垂直な方向から接合溝40に向かう力がかかると、接合溝40を支点として吸収性物品1が折れ曲がりやすくなる。
接合溝40は、吸収体21を厚み方向に圧縮して形成されるため、後述するエンボスパターンPよりも深い凹部(溝)になる。このため、接合溝40は、エンボスパターンPよりも視認されやすい。
図6は、接合溝40の説明図である。図7は、接合溝40と吸収体21との位置関係の説明図である。以下、図6及び図7とともに図1も参照しながら、接合溝40について説明する。
接合溝40は、横断溝42Aを有している。横断溝42Aは、吸収性物品1の幅方向中心を幅方向に横断する接合溝40であり、中央領域30Aと後方領域30Bとを区分けしている。中央領域30A及び後方領域30Bは、どちらも中央帯状領域12の幅方向中央部に位置し、前後方向に延びた領域である。中央領域30Aは、横断溝42Aの前側の領域であり、少なくとも一部が排泄口(例えば膣口)に対向する領域であり、排泄口から排泄される体液(例えば経血)を吸収する領域である。後方領域30Bは、横断溝42Aの後側の領域であり、中央領域30Aよりも後側に位置する。後方領域30Bは、着用者の臀部に対向する領域であり、中央領域30Aよりも後方で体液を吸収する領域である。
中央領域30Aは、多量の体液を吸収し保持する機能が求められる領域である。一方、後方領域30Bは、中央領域30Aほどの体液の吸収性や保持性は要求されないが、臀部と対向する位置で体液を吸収する機能が求められるため、着用者の臀部の形状に適合する機能が求められる領域である(臀部とのフィット性が求められる領域である)。なお、後方領域30Bは、着用者の臀部に沿って変形することによって、体液が着用者の臀裂(左右の臀部の中央の縦溝)を伝って中央領域30Aよりも後方に流れたときに、その体液を吸収できることが望ましい。
横断溝42Aは、吸収体21の低部21Aに形成されている(図7参照)。低部21Aは、周囲の領域よりも坪量の低い領域であるため、低部21Aに横断溝42Aを形成すれば、吸収体21の圧縮による剛性の増加を抑制でき、吸収性物品1のフィット性(肌との接触性)が向上する。特に、横断溝42Aは中央領域30Aと後方領域30Bの境界に形成されるため、横断溝42Aの近傍における剛性を抑制することによって、中央領域30A及び後方領域30Bが肌と接触しやすくなり、液体の吸収性が向上する。また、本実施形態のように幅方向中心に表面シート24がある場合、横断溝42Aによって表面シート24も圧縮されて剛性が増加しやすいため、吸収体21の低部21Aに横断溝42Aを形成することは特に有利である。
接合溝40は、第1接合溝41A及び第2接合溝41Bを有する。中央領域30Aと後方領域30Bとを区分けする横断溝42Aは、第1接合溝41Aに含まれている。
第1接合溝41Aは、排泄口に対向する中央領域30Aを区画する接合溝40である。ここでは、第1接合溝41Aは、中央領域30Aを包囲するように形成されている。これにより、排泄口から排泄された体液(例えば経血)が中央領域30Aの外部に漏洩しにくくなる。
第1接合溝41Aは、上記の横断溝42Aとともに、一対の第1側溝43Aと、前端横断溝44Aとを有する。第1側溝43Aは、中央領域30Aの左右の縁を区画する接合溝40であり、一対の第1側溝43Aは、中央領域30Aを幅方向から挟む接合溝40である。第1側溝43Aは、前後方向に沿って形成されている。一対の第1側溝43Aの後端は横断溝42Aと連結している。これにより、中央領域30Aから後側へ体液が漏洩しにくくなる。前端横断溝44Aは、中央領域30Aの前縁を区画する接合溝40であり、吸収性物品1の幅方向中心を幅方向に横断する接合溝40である。一対の第1側溝43Aの前端と前端横断溝44Aとが連結しているため、中央領域30Aから前側へ体液が漏洩しにくくなる。
第1接合溝41Aの内側(中央領域30A)には、更に前方横断溝45Aが形成されている。前方横断溝45Aは、中央領域30Aの前方に設けられ、吸収性物品1の幅方向中心を幅方向に横断する接合溝40である。前方横断溝45Aは、前端横断溝44Aとは異なり、第1側溝43Aとは連結していない。前方横断溝45Aが設けられることによって、体液が前端横断溝44Aまで達しにくくなるため、中央領域30Aから前側へ体液が漏洩しにくくなる。
第2接合溝41Bは、中央領域30Aよりも後側に位置する後方領域30Bを区画するU字状の接合溝40である。U字状の第2接合溝41Bの左右の端部(前端)は、第1接合溝41Aの横断溝42Aを左右から挟むように配置されている。これにより、横断溝42Aを越えて後側に流れた液体は、U字状の第2接合溝41Bの左右の端部の間から後方領域30Bに入り込むため、第2接合溝41Bによって外部に漏洩しにくくなる。
U字形状の第2接合溝41Bの左右の端部(第2側溝43Bの前端)と第1接合溝41Aとの間には、接合溝40が形成されていない。このため、第1接合溝41Aと第2接合溝41Bとの間の剛性が低い状態になる。これにより、吸収性物品1の中央領域30A及び後方領域30Bの変形が連動しないため、吸収性物品1の中央領域30A及び後方領域30Bが、それぞれ独立して、着用者の臀部の形状や動きに合わせて変形できるので、液漏れを抑制できる。
第2接合溝41Bは、一対の第2側溝43Bと、後端横断溝44Bとを有する。第2側溝43Bは、後方領域30Bの左右の縁を区画する接合溝40であり、一対の第2側溝43Bは、後方領域30Bを幅方向から挟む接合溝40である。第2側溝43Bは、前後方向に沿って形成されている。後端横断溝44Bは、後方領域30Bの後縁を区画する接合溝40であり、吸収性物品1の幅方向中心を幅方向に横断する接合溝40である。一対の第2側溝43Bの後端は後端横断溝44Bと連結している。これにより、後方領域30Bから後側へ体液が漏洩しにくくなる。
一対の第2側溝43Bの内側(後方領域30B)には、更に2つの後方横断溝45Bが形成されている。後方横断溝45Bは、横断溝42Aよりも後側において吸収性物品1の幅方向中心を幅方向に横断する接合溝40である。後方横断溝45Bは、後端横断溝44Bとは異なり、第2側溝43Bとは連結していない。後方横断溝45Bが設けられることによって、体液が後端横断溝44Bまで達しにくくなるため、後方領域30Bから後側へ体液が漏洩しにくくなる。
一対の第2側溝43Bには左右方向に凹凸が形成されており、この結果、一対の第2側溝43Bの間隔に広狭が形成され、後方領域30Bの幅に広狭が形成されている。そして、一対の第2側溝43Bの間隔の狭い部位の近傍(間隔の広い部位よりも狭い部位の近く)に、後方横断溝45Bが形成されている。この理由を次に説明する。
図8A及び図8Bは、一対の第2側溝43Bの外側から内側に力を受けたときの参考説明図である。第2側溝43Bは、図中の紙面垂直方向(前後方向)に沿って形成されている。
吸収性物品1は、着用者の股下や左右の臀部により、図8Aの矢印に示すように左右両側から内側に向かう力を受けやすい。このような力を受けると、第2側溝43Bを支点として第2側溝43Bの内側と外側との間が折れ曲がる。この結果、図8Bに示すように後方領域30Bが上に盛り上がり、第2側溝43Bの上側(肌側)に深い谷間が形成されるおそれがある(図8Bの矢印参照)。このような深い谷間が形成されてしまうと、着用者の臀部との間に大きな隙間が形成されてしまい、液漏れの原因になるおそれがある。
特に本実施形態のように一対の第2側溝43Bの間隔に広狭がある場合には、一対の第2側溝43Bの間隔の狭い部分に力が集中する。このため、一対の第2側溝43Bの間隔の狭い部分では、特に深い谷間が形成されやすい。
そこで、本実施形態では、一対の第2側溝43Bの間隔の狭い部位の近傍(間隔の広い部位よりも狭い部位の近く)に後方横断溝45Bを形成している。後方横断溝45Bは、吸収性物品1の幅方向中心を幅方向に横断して形成されているため、左右両側から内側に向かう力(後方横断溝45Bの溝方向に沿った力)を受けても、後方横断溝45Bの剛性によって後方領域30Bが上に盛り上がるように変形することが抑制される。これにより、図8Bの矢印に示すような深い谷間が形成されにくくなり、液漏れを抑制できる。
後方横断溝45Bは、表面シート24の幅方向の内側に配置されている。また、後方横断溝45Bは第2側溝43Bとは連結していないため、後方横断溝45Bの左右の端部より外側の表面シート24には接合溝40が形成されていない。このため、本実施形態では、後方横断溝45Bと第2側溝43Bとの間には、圧縮されていない表面シート24(及び吸収体21)が残っている。これにより、後方横断溝45Bと第2側溝43Bとの間にクッション性の高い部位が残るため、この部位を含むクッション性の高い領域が前後方向に連続し、着心地が良くなる。なお、仮に後方横断溝45Bが第2側溝43Bと連結していると、剛性が高くクッション性の低い後方横断溝45Bによってクッション性の高い領域が分割されてしまうため、後方横断溝45Bの前後で感触の差が大きくなり、着心地が悪くなってしまう。
後方横断溝45B及び横断溝42Aは、いずれも吸収性物品1の幅方向中心において後側に凸に湾曲している。横断溝42Aは、U字状の第2接合溝41Bの左右の端部(前端)の間に挟まれて配置されるため、湾曲が急である。これに対し、後方横断溝45Bは、横断溝42Aよりも、湾曲が緩やかである。つまり、本実施形態では、後方横断溝45Bの曲率半径は、横断溝42Aの曲率半径よりも大きい。これにより、後方横断溝45Bを支点として吸収性物品1が折れ曲がりやすくなるため、着用者の臀部に沿って後方領域30Bが変形しやすくなり、吸収性物品1のフィット性が向上する。
図9は、吸収性物品1の幅方向中心を幅方向に横断する複数の接合溝40(横断溝42A、2つの後方横断溝45B及び後端横断溝44B)の間隔の説明図である。横断溝42Aと前側の後方横断溝45Bとの間隔をL1とし、2つの後方横断溝45Bの間隔をL2とし、後側の後方横断溝45Bと後端横断溝44Bとの間隔をL3とすると、L1<L2<L3の関係になっている。すなわち、吸収性物品1の幅方向中心を幅方向に横断する複数の接合溝40の前後方向の間隔は、中央領域30Aに近い前側ほど狭く、後側ほど広くなっている。これにより、後方領域30Bは、股下部5(図1参照)に近い部位ほど、屈曲しやすくなる。一般的に、着用者の臀部は、大腿部に近い部位ほど湾曲が急であり、腰部に近い部位ほど湾曲が緩やかであるため、吸収性物品1の幅方向中心を幅方向に横断する接合溝40の間隔を前側ほど狭く、後側ほど広くすることによって、着用者の臀部に沿って後方領域30Bが変形しやすくなる。
図10は、吸収性物品1の折り線部の説明図である。
折り線部とは、吸収性物品1の折れ曲がった領域である。吸収性物品1は厚みがあるため、折り線部は、前後方向に幅を持つ領域になるが、図中には、折り線部の中心位置が示されている。ここでは、3つの折り線部を前側から順に「前方折り線部51」、「中央折り線部52」及び「後方折り線部53」と呼ぶ。
吸収性物品1は、幅方向の複数の折り線部で谷折りされることによって、折り畳まれた状態で包装されている。図3に示すように、吸収性物品1を包装から解いて開いても、折り線部における屈曲は残留する。
本実施形態では、2つの後方横断溝45Bのうちの前側の後方横断溝45Bが、中央折り線部52と後方折り線部53との間に位置している。このため、図3に示すように、吸収性物品1を開いたとき、中央折り線部52及び後方折り線部53の屈曲部分の間の平板状の領域に、前側の後方横断溝45Bが位置する。これにより、吸収性物品1が着用されるとき、中央折り線部52及び後方折り線部53の屈曲部分の間の平板状の領域が着用者の臀部に接触し、臀部からの力によって後方横断溝45Bを支点として後方横断溝45Bの前後が折れ曲がり、後方領域30Bが着用者の臀部に沿って変形することになる。仮に中央折り線部52及び後方折り線部53の間に後方横断溝45Bが無い場合、中央折り線部52及び後方折り線部53の屈曲部分の間の平板状の領域が曲がりにくくなり、後方領域30Bが着用者の臀部に沿って変形しにくくなる。したがって、前側の後方横断溝45Bが中央折り線部52と後方折り線部53との間に位置することによって、着用者の臀部に沿って後方領域30Bが変形しやすくなり、この結果、吸収性物品1のフィット性が向上する。
なお、中央折り線部52と後方折り線部53との間の後方横断溝45Bは1つであるが、複数にしても良い。但し、後方横断溝45Bの数が増え過ぎると吸収性物品1の剛性が高くなってしまうため、中央折り線部52と後方折り線部53との間隔に応じて後方横断溝45Bは1〜3箇所程度にすることが望ましい。
<エンボスパターンPについて>
エンボスパターンP(図1のP1〜P4参照)は、エンボス加工によって形成されたエンボス痕のパターンである。本実施形態では、エンボスパターンPは、表面シート24及びカバーシート22にエンボス加工を施すことによって、形成されている(図1、図2参照)。接合溝40は吸収体21を厚み方向に圧縮(圧搾)させて形成されるのに対し、エンボスパターンPは吸収体21を含まずにエンボス加工により形成されるため(図2参照)、エンボスパターンPは、接合溝40よりも浅い加工痕となる。
エンボスパターンPの形成された領域では、吸収体21上の嵩(表面シート24及びカバーシート22の厚み)が狭まるため、体液が吸収体21に浸透しやすくなるとともに、エンボス痕では圧縮により密度が増すため、賦形性が向上する。このため、中央領域30A及び後方領域30Bの両方にエンボスパターンPを形成することが望ましい。
但し、中央領域30Aの表面及び後方領域30Bの表面に共通のエンボスパターンPを形成してしまうと、エンボスパターンPよりも深い接合溝40(エンボスパターンPよりも視認性の高い接合溝40)によって中央領域30Aと後方領域30Bが区分けられているにも関わらず、着用者が中央領域30Aと後方領域30Bとを識別しにくくなってしまう。
そこで、本実施形態では、中央領域30AのエンボスパターンP(具体的には、中央パターンP2)と後方領域30BのエンボスパターンP(具体的には、第1後方パターンP3及び第2後方パターンP4)とを異ならせている。これにより、中央領域30Aの表面及び後方領域30Bの表面に共通のエンボスパターンPを形成した場合と比べて、中央領域30Aと後方領域30Bとを識別しやすくなり、着用者は、中央領域30Aと後方領域30Bとの機能の違いを把握した上で吸収性物品1を着用しやすくなる。
なお、エンボス痕の配置が異なる場合、エンボスパターンPが異なることになる。また、エンボス痕の形状や大きさが異なる場合も、エンボスパターンPが異なることになる。本実施形態では、エンボス痕がドット形状であるが、エンボス痕が他の形状(例えば線形状)であっても良い。
図1に示すように、エンボスパターンPは、前から順に、端部パターンP1、中央パターンP2、第1後方パターンP3、第2後方パターンP4、端部パターンP1を有する。各パターンの間には、パターンが徐々に変化する境界領域が存在する。
端部パターンP1は、吸収性物品1の前端側及び後端側に形成されるエンボスパターンPである。吸収性物品1の前端側のエンボスパターンPと、後側のエンボスパターンPとが共通である。これにより、基材の前後方向に連続的に吸収性物品1を形成しつつ、吸収性物品1の外縁をカットして吸収性物品1を製造する際に、基材上で隣接する吸収性物品1の端部パターンP1を共通のエンボス加工によって形成できるため、製造が容易になる。
中央パターンP2は、主に中央領域30Aに形成されるエンボスパターンPである。中央パターンP2は、他のエンボスパターンPよりも、エンボス痕の数が密に形成されている。ここで、「エンボス痕の数が密」とは、単位面積当たりのエンボス痕の数が多いことを意味する。中央パターンP2のエンボス痕が密に形成されることによって、中央領域30Aに形成されるエンボスパターンPは、後方領域30BのエンボスパターンPよりもエンボス痕(エンボス)の数が密に形成されることになる。
中央領域30Aのエンボス痕の数が密になることによって、中央領域30Aにおける吸収体21上の嵩(表面シート24及びカバーシート22の厚み)が狭まり、中央領域30Aにおける体液の吸収性が向上する。また、中央領域30Aのエンボス痕の数が密になることによって、中央領域30AのエンボスパターンPが視認されやすくなり、中央領域30Aが視認されやすくなる。また、中央領域30Aのエンボス痕の数が密になることによって、中央領域30Aの吸収機能が高いことを着用者に認識させることができるため、中央領域30Aに排泄口を対向させるように着用者を誘導できる。なお、2つのエンボスパターンPを比較したときに、仮に単位面積当たりのエンボス痕の「面積」が同じ場合であっても、単位面積当たりのエンボス痕の「数」の多い方が、体液の吸収性が高く、エンボスパターンPの視認性が良い。
逆に、後方領域30BのエンボスパターンPは、中央領域30AのエンボスパターンPよりもエンボス痕(エンボス)の数が粗になる。これにより、後方領域30Bの表面シート24及びカバーシート22の剛性が低くなるため、後方領域30Bが、着用者の臀部の形状に合わせて変形しやすくなる。また、後方領域30Bのエンボス痕の数が粗になることによって、後方領域30Bが低剛性であり臀部の形状に合わせて変形しやすいことを着用者に認識させることができる。
第1後方パターンP3は、横断溝42Aと、前側の後方横断溝45Bとの間に形成されるエンボスパターンPである。第2後方パターンP4は、2つの後方横断溝45Bの間に形成されるエンボスパターンPである。第1後方パターンP3と第2後方パターンP4は、異なるエンボスパターンPになっている。これにより、第1後方パターンP3と第2後方パターンP4の間にある前側の後方横断溝45Bが視認されやすくなる。また、前側の後方横断溝45Bが視認されることによって、着用者は、中央領域30Aの後側の後方領域30Bに機能の異なる部位が存在することを認識できるので、後漏れの不安を低減させることができ、着用者に安心感を与えることができる。
加えて、第2後方パターンP4は第1後方パターンP3よりもエンボス痕が粗に形成されている。つまり、中央領域30Aから後側の領域ほど、エンボスパターンPのエンボス痕が徐々に粗になる。このようにエンボスパターンPが形成されていることを着用者が視認することによって、後方領域30Bが低剛性であり臀部の形状に合わせて変形しやすいことを着用者に認識させやすくなる。
本実施形態では、カバーシート22よりも肌側に表面シート24が配置されており、表面シート24にエンボスパターンPが形成されている。表面シート24上にエンボス痕を形成することによって、エンボス痕の深さが増し、陰影による立体感が視認されやすくなるため、エンボスパターンP(及びエンボスパターンPの変化)が明瞭になる。仮に表面シート24を設けずにカバーシート22にエンボスパターンPを形成した場合には、エンボス痕が不明瞭になり、エンボスパターンPが視認されにくくなる。
また、本実施形態では、中央領域30Aを幅方向から挟む一対の第1側溝43A(接合溝40)の内側に、表面シート24が配置されている。これにより、明瞭に視認されるエンボス痕(表面シート24上のエンボス痕)は、一対の第1側溝43Aの内側だけに配置されるため、エンボスパターンによって第1側溝43A(接合溝40)の視認性が妨げられずに済むので、第1側溝43Aによって区画された中央領域30Aの視認性が向上する。仮に一対の第1側溝43Aよりも幅広に表面シート24を配置して、一対の第1側溝43Aよりも幅広にエンボスパターンPを形成してしまうと、エンボスパターンPよりも深い第1側溝43A(エンボスパターンPよりも視認性の高い第1側溝43A)によって中央領域30Aの左右の縁が区画されているにも関わらず、第1側溝43Aによる中央領域30Aの左右の縁が視認されにくくなってしまい、中央領域30Aの視認性が低下してしまう。
図10に示すように、本実施形態では、中央パターンP2と第1後方パターンP3との境界領域と、吸収性物品1の中央折り線部52とが重複している。また、第2後方パターンP4と端部パターンP1との境界領域と、吸収性物品1の後方折り線部53とが重複している。このように、エンボスパターンPの変化する境界領域と折り線部とを重複させることによって、図3に示すように折り線部の屈曲が残留するために折り線部の前後の領域が異なる角度で見えるため、エンボスパターンPの変化を着用者に認識させやすくなる。
図11A及び図11Bは、後方領域30BのエンボスパターンPの説明図である。第1後方パターンP3及び第2後方パターンP4は、菱形模様を形成するようにエンボス痕が配置されている(図1も参照)。図11Aでは、一部のエンボス痕同士を実線で結ぶことによって、吸収性物品1の幅方向中心に並ぶ複数の菱形模様を実線で示している。図11Bでは、菱形模様の後側の2辺を実線で示している。
図11Aに示すように、菱形模様は、幅方向の対角線が前後方向の対角線よりも長いような形状である。このため、図11Bに示すように、菱形模様の後側の2辺は、吸収性物品1の幅方向中心で鈍角を構成するように、形成されている。このように、吸収性物品1の幅方向中心で鈍角を形成する2辺を構成するようにエンボス痕を配置することによって、体液の後側への流れが堰き止められるイメージを着用者に与えることができ、着用者に安心感を与えることができる。
さらに、複数の菱形模様が前後方向に並んでいるため、図11Bに示すように、鈍角で交差する2辺が前後方向に複数並んで配置されることになる。これにより、体液の後側への流れが堰き止められるイメージが増幅され、より大きな安心感を着用者に与えることができる。
なお、菱形模様を形成するエンボス痕は、円形状のドットではなく、菱形模様の辺方向に延びたドットである。これにより、着用者が、菱形模様を構成する辺を認識しやすくなる。
また、後側に凸に湾曲した後方横断溝45Bが、菱形模様とともに吸収性物品1の幅方向中心に形成されている。これにより、着用者が、菱形模様を構成する4辺のうち、後側に凸となっている2辺(図11Bで実線で示す2辺)を特に認識しやすくなる。
また、図11Aに示すように、吸収性物品1の幅方向中心に並ぶ複数の菱形模様は、後側ほど大きく形成されている。これにより、中央領域30Aから後側の領域ほどエンボスパターンPのエンボス痕が徐々に粗になっていることを、着用者が視認しやすくなる。また、これにより、後方領域30Bが低剛性であり臀部の形状に合わせて変形しやすいイメージを着用者に与えることができ、着用者に安心感を与えることができる。
===別の実施形態===
図12Aは、第2実施形態の説明図である。第2実施形態では、後方領域30Bに後方横断溝45Bが形成されていない。
図12Bは、第3実施形態の説明図である。第1、第2実施形態では、横断溝42Aが中央パターンP2と第1後方パターンP3との境界領域に位置していたが、第3実施形態では、中央パターンP2が後方領域30Bにも形成されており、中央パターンP2と第1後方パターンP3との境界領域が横断溝42Aよりも後側に位置する。
図12Cは、第4実施形態の説明図である。第4実施形態では、第1実施形態とは逆に、後方領域30BのエンボスパターンPは、中央領域30Aに形成されるエンボスパターンPよりもエンボス痕(エンボス)の数が密に形成されている。
第2〜第4実施形態においても、第1実施形態と同様に、中央領域30AのエンボスパターンPと後方領域30BのエンボスパターンPとが異なる。このため、中央領域30Aの表面及び後方領域30Bの表面に共通のエンボスパターンPを形成した場合と比べて、着用者が中央領域30Aと後方領域30Bとを識別しやすくなる。なお、第4実施形態では、後方領域30Bの吸収機能が高いことを着用者に認識させることができるため、着用者の臀裂(左右の臀部の中央の縦溝)を伝って後方に流れる体液を後方領域30Bで吸収できることを着用者に認識させることができ、着用者に安心感を与えることができる。
なお、上記の第1〜第4実施形態のエンボスパターンPは、表面シート24及びカバーシート22に形成されていた(図2参照)。但し、表面シート24のみにエンボスパターンPを形成することも可能である。
また、上記の第1〜第4実施形態の吸収性物品1は、カバーシート22の上側(肌側)に表面シート24を備えていた。但し、吸収性物品1は、表面シート24を備えていなくても良い。表面シート24が無くても、中央領域30AのエンボスパターンPと後方領域30BのエンボスパターンPとが異なっていれば、中央領域30Aと後方領域30Bとを識別しやすくなるという効果を得ることができる。
上記の説明では、中央領域30Aは、第1接合溝41Aによって周囲を包囲されていたが、第2接合溝41BのようにU字状の接合溝40によって区画されても良い。逆に、後方領域30Bは、U字状の第2接合溝41Bによって区画されていたが、接合溝40によって周囲を包囲されても良い。中央領域30Aと後方領域30Bが横断溝42Aによって区分けられていれば、中央領域30Aや後方領域30Bを区画する接合溝40は、他の形状でも良い。
===その他===
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更・改良され得ると共に、本発明には、その等価物が含まれることは言うまでもない。
1 吸収性物品、3 前部、5 股下部、7 後部、
12 中央帯状領域、14 側縁部、
14A ウイング部、14B 後方ウイング部、
16 防漏壁、16A 弾性部材、
21 吸収体、21A 低部、
22 カバーシート、22A トップシート、22B セカンドシート、
23 裏面シート、24 表面シート、25 サイドシート、
30A 中央領域、30B 後方領域、
40 接合溝、41A 第1接合溝、
42A 横断溝、43A 第1側溝、
44A 前端横断溝、45A 前方横断溝、
41B 第2接合溝、43B 第2側溝、
44B 後端横断溝、45B 後方横断溝、
50 折れ線部、51 前方折れ線部、
52 中央折れ線部、53 後方折れ線部
P エンボスパターン、P1 端部パターン、
P2 中央パターン、P3 第1後方パターン、
P4 第2後方パターン

Claims (14)

  1. 吸収体と、
    前記吸収体よりも肌側に配置されたカバーシートと、
    を備えた吸収性物品であって、
    前記カバーシートと前記吸収体とを厚み方向に圧縮して接合する接合溝が形成されており、
    前記接合溝は、前記吸収性物品の幅方向中心を幅方向に横断する横断溝であって、排泄口に対向する中央領域と、前記中央領域よりも後側に位置する後方領域とを区分けする横断溝を有しており、
    前記中央領域の表面及び前記後方領域の表面には前記接合溝よりも浅いエンボスパターンが形成されており、
    前記中央領域のエンボスパターンと、前記後方領域のエンボスパターンとが異なり、
    前記中央領域のエンボスパターンは、前記後方領域のエンボスパターンよりも、エンボス痕が密に形成されていることを特徴とする吸収性物品。
  2. 請求項1に記載の吸収性物品であって、
    前記吸収性物品の前端側のエンボスパターンと、前記吸収性物品の後端側のエンボスパターンとが共通であることを特徴とする吸収性物品。
  3. 請求項1又は2に記載の吸収性物品であって、
    前記接合溝は、前記横断溝を含みつつ前記中央領域を囲む第1接合溝と、前記後方領域を区画するU字状の第2接合溝とを有しており、
    U字状の前記第2接合溝の端部と前記第1接合溝との間には、前記接合溝が形成されていない
    ことを特徴とする吸収性物品。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の吸収性物品であって、
    前記吸収体は、周囲の領域よりも坪量の低い低部を有しており、
    前記横断溝は、前記低部に形成されている
    ことを特徴とする吸収性物品。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の吸収性物品であって、
    前記カバーシートよりも肌側に表面シートが配置されており、
    前記表面シートに前記エンボスパターンが形成されている
    ことを特徴とする吸収性物品。
  6. 請求項5に記載の吸収性物品であって、
    前記中央領域を前記幅方向から挟む一対の前記接合溝の内側のみに、前記表面シートが配置されていることを特徴とする吸収性物品。
  7. 請求項5又は6に記載の吸収性物品であって、
    前記接合溝は、前記横断溝よりも後側において前記吸収性物品の幅方向中心を幅方向に横断する後方横断溝であって、表面シート、前記カバーシート及び前記吸収体を厚み方向に圧縮して接合する後方横断溝を有しており、
    前記後方横断溝が、前記表面シートの前記幅方向の内側に配置されており、
    前記後方横断溝の端部より外側の前記表面シートには、前記接合溝が形成されていない
    ことを特徴とする吸収性物品。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の吸収性物品であって、
    前記接合溝は、前記横断溝よりも後側において前記吸収性物品の幅方向中心を幅方向に横断する後方横断溝を少なくとも2つ有しており、
    前記横断溝と前記後方横断溝との間の前記エンボスパターンと、2つの前記後方横断溝の間の前記エンボスパターンとが異なる
    ことを特徴とする吸収性物品。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の吸収性物品であって、
    前記接合溝は、前記横断溝よりも後側において前記吸収性物品の幅方向中心を幅方向に横断する後方横断溝を有しており、
    前記後方横断溝の曲率半径は、前記横断溝の曲率半径よりも大きい
    ことを特徴とする吸収性物品。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の吸収性物品であって、
    前記接合溝は、前記横断溝よりも後側において前記吸収性物品の幅方向中心を幅方向に横断する後方横断溝を有しており、
    前記後方横断溝が、前記吸収性物品の2つの折り線部の間に位置する
    ことを特徴とする吸収性物品。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載の吸収性物品であって、
    前記エンボスパターンが変化する境界領域と、前記吸収性物品の折り線部とが重複することを特徴とする吸収性物品。
  12. 請求項1〜11のいずれかに記載の吸収性物品であって、
    前記接合溝は、前記横断溝よりも後側において前記吸収性物品の幅方向中心を幅方向に横断する後方の横断溝を少なくとも2つ有しており、
    複数の横断溝の前後方向の間隔が、前記中央領域に近いほど狭いことを特徴とする吸収性物品。
  13. 請求項1〜12のいずれかに記載の吸収性物品であって、
    前記後方領域に形成される前記エンボスパターンは、前記吸収性物品の幅方向中心に並ぶ複数の菱形模様を形成しており、
    前記菱形模様の前記幅方向の対角線は、前後方向の対角線よりも長い
    ことを特徴とする吸収性物品。
  14. 請求項1〜13のいずれかに記載の吸収性物品であって、
    前記後方領域に形成される前記エンボスパターンは、前記吸収性物品の幅方向中心に並ぶ複数の菱形模様を形成しており、
    前記複数の菱形模様は、後側ほど大きく形成されている
    ことを特徴とする吸収性物品。
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