JP2005177087A - 生理用ナプキン - Google Patents

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Abstract

【課題】 後方フラップ部を面積の広いものにでき、身体の動きにより後方フラップ部に縒れやめくれが生じ難い生理用ナプキンを得る。
【解決手段】 下着のクロッチ部に巻き付ける折返しフラップ部11の後方に後方フラップ部21が形成されている。後方フラップ部21は、その最大幅部21cが前方に位置し、後縁部1bに向かうにしたがって幅寸法が徐々に小さくなる形状である。最大幅部21cが前方に位置しているため、最大幅部21cの部分の動きが小さくなり、後方フラップ部21に縒れやめくれが発生しにくくなる。また、後方主吸収領域40Dの左右両側に最大幅部21cが位置し、この最大幅部21cの内側が感圧接着剤層52で下着にしっかり固定されるため、後方主吸収領域40Dが臀部の溝に対向した状態で動きにくい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、就寝時などの着用に適した生理用ナプキンに係り、特に股間部後方から臀部を広く覆う後方フラップ部が設けられた生理用ナプキンに関する。
生理中の女性が就寝時などに着用するのに適した生理用ナプキンとして、縦方向の寸法が長く、前方に横方向の両側へ突出する折返しフラップ部が設けられ、後方に横方向両側に突出する後方フラップ部が設けられたものが使用されている。この生理用ナプキンを下着の内側に設置するときには、前記折返しフラップ部を下着のクロッチ部の外面に折返して感圧接着剤層により接着固定する。また、後方フラップ部を、下着の後身頃の内面に感圧接着剤層を介して接着固定する。
以下の特許文献1ないし特許文献4に記載の生理用ナプキンは、いずれも折返しフラップ部と後方フラップ部を有している。これらの生理用ナプキンは、後方フラップ部がナプキンの後縁に向けてその幅寸法が徐々に大きくなり、ナプキンの後縁に近い位置で幅寸法が最大になる。
また、特許文献1に記載のものは、ナプキンの着衣側表面に設けられた感圧接着剤層が、後方フラップ部の幅寸法が最大となる部分に設けられている。
特開平8−322879号 特開2000−189459号 特開2003−52743号 特開2003−52744号
前記従来の生理用ナプキンは、いずれも後方フラップ部を設けることにより、就寝時などにおいて、臀部方向への経血の洩れを防止しようとするものである。しかし、各特許文献に記載の生理用ナプキンは、後方フラップ部の幅寸法が最大となる部分がナプキンの後縁に近い位置にあり、後方フラップ部の前方部分ではナプキンの幅寸法が小さくなっている。そのため、就寝時に横向き姿勢となったときなどにおいて、経血が生理用ナプキンの肌側表面を伝わって斜め後方へ流れたときに、後方フラップによってこの経血の滲出を十分に防止できない。
また、縦長の生理用ナプキンを身体に装着した場合に、その前方部分は身体の大腿部で挟まれ、且つ前記折返しフラップ部が下着に固定されているため、この前方部分は比較的位置ずれしにくい。しかし、生理用ナプキンの後方部分は、身体の動きに応じて、横方向中心線付近を支点として左右に動きやすく、その動き幅は前記横方向中心線から離れるにしたがって、すなわちナプキンの後縁に近づくほど大きくなる。
各特許文献に記載の生理用ナプキンでは、横方向への動きの大きい後縁に近い部分において後方フラップ部の幅寸法が大きくなっているため、幅が広がっている部分において後方フラップ部に縒れが生じたり下着の内面からめくれる現象が発生しやすい。また、特許文献1に記載のものはナプキンの後縁に近い位置に、後方フラップ部を下着に固定する感圧接着剤層が設けられているが、この部分ではナプキンが横方向へ大きく動きやすいために、感圧接着剤層による固定部の周囲部分でナプキンが縒れやすくなる。このようにしてナプキンの後縁付近に発生した前記縒れやめくれはナプキンの前方に伝わるため、生理用ナプキン全体が変形しやすく、またその装着位置も不安定になりやすい。
特許文献2ないし4に記載のものは、肌側表面においてエンボスで囲まれた領域が縦方向に長く形成されている。このようにエンボスで囲まれた縦長の領域を設けると、女性の股間部の膣から肛門付近にかけてナプキンの肌側表面と身体との間に隙間が形成され難くなる。しかし、前記のように後方フラップ部の幅寸法の大きい部分をきっかけとしてナプキン全体に変形が生じやすくなると、前記領域の特に後方部分が会陰部や肛門から離れたり、横方向へ位置ずれしたりして、前記エンボスを設けたことの効果を十分に発揮できなくなる。
本発明は前記従来の課題を解決するものであり、後方フラップ部が変形しにくく、常に臀部を広く覆えるようにして、後方や斜め後方への経血の洩れを生じ難くした生理用ナプキンを提供することを目的としている。
本発明は、肌側表面と着衣側表面を有し、前記肌側表面に与えられた液を吸収する液吸収層と、前記着衣側表面に現れる裏面シートとを備えた縦長の生理用ナプキンにおいて、
横方向の両側に突出する折返しフラップ部と、この折返しフラップ部よりも後方の突出起点からナプキンの後縁までの範囲で横方向の両側に突出する後方フラップ部とを有しており、前記後方フラップ部は、前記突出起点から前記後縁までの縦方向の長さの中点よりも前方において、縦方向中心からの半幅寸法が最大となることを特徴とするものである。
この生理用ナプキンは、後方フラップ部の前方部分においてその幅寸法が最大になるため、就寝時に横向き姿勢となったときなどにおいて、経血の斜め後方への流れが生じたとしても、これを後方フラップ部で受けることができ、ナプキン外への経血の洩れを防止しやすい。また、縦長の生理用ナプキンは、後縁に向かうにしたがって横方向への動きが大きくなるが、後方フラップ部の幅寸法の大きい部分がナプキンの後縁から前方に離れた位置に有るために、幅寸法の大きい部分に作用する横方向への動きが比較的小さくなり、ナプキンに撚れやめくれが生じにくくなる。
また、本発明では、前記後方フラップ部は、半幅寸法が最大となる位置から前記後縁に向けて半幅寸法が徐々に小さくなる形状であることが好ましい。
後方フラップ部が後縁に向かうにしたがって徐々に幅寸法が小さくなる形状であると、後方フラップ部の縁に作用する応力が局部的に集中するのを避けることができ、後方フラップ部が臀部を覆った状態で安定した形状を保ちやすくなる。
また、本発明では、前記折返しフラップ部を縦方向に二分する横方向基準線から前記半幅寸法が最大となる位置までの縦方向の長さ寸法が50〜150mmの範囲であることが好ましい。
また、本発明では、前記後方フラップ部の半幅寸法の最大値は、60〜120mmの範囲であることが好ましい。
後方フラップの半幅寸法が前記範囲内であると、後方フラップ部によって、肛門の側方から後方にかけて臀部を幅広く覆うことができる。
また、本発明は、前記後方フラップ部の着衣側表面には感圧接着剤層が設けられており、この感圧接着剤層は、後方フラップ部の半幅寸法が最大となる位置にその一部が存在し、または前記最大となる位置の前後10mmの範囲内にその一部が存在しているものである。
後方フラップの幅寸法が最大となる部分またはその近傍部分が、感圧接着剤層を介して下着に固定されると、この部分は後縁よりも前方に離れた部分であり、横方向への動きがさほど大きくないため、前記感圧接着剤層で後方フラップ部を下着にしっかり固定できる。したがって感圧接着剤による固定部の周囲でナプキンに縒れが発生しにくい。
また、本発明は、前記肌側表面には、液吸収領域を囲む圧縮溝が形成されており、この圧縮溝は、前記後方フラップ部の半幅寸法が最大となる位置に存在し、または前記最大となる位置よりも前方10mm以内の範囲に位置しているものである。
圧縮溝で囲まれた部分は肌側に隆起し、この隆起部分が膣口から会陰部および肛門にかけて密着しやすくなる。そして、この圧縮溝で囲まれた部分の両側において、後方フラップ部の幅寸法が大きく、この部分が感圧接着剤層で下着にしっかり固定されているため、圧縮溝で囲まれた部分が会陰部や肛門から外れにくく、よって股間部を伝わって後方へ洩れようとする経血を、圧縮溝で囲まれた領域で捕捉しやすくなる。
本発明では、後方フラップ部に縒れやめくれが発生しにくく、また後方フラップ部およびナプキン全体が変形しにくくなり、身体の適正な位置に装着された状態を維持し、経血の捕捉機能を高く発揮でき、経血が外部に洩れ難くなる。
図1は本発明の第1の実施の形態の生理用ナプキン1を、肌側表面からみた平面図、図2は前記生理用ナプキン1を着衣側表面から見た底面図、図3は、生理用ナプキン1が身体に装着された状態を身体の臀部方向から見た説明図、図4は、臀部に設置されている生理用ナプキン1の断面図であり、図1のIV−IV線での断面図に相当している。
この生理用ナプキン1は、図1に現れている肌側表面2と、図2に現れている着衣側表面3を有している。図4に示すように、この生理用ナプキン1の基本的な構造は、肌側表面2に位置する液透過性の表面シート4と、着衣側表面3に位置する液遮断性の裏面シート5と、表面シート4と裏面シート5との間に介在している液吸収層6とを有している。また肌側表面2では、表面シート4の左右両側部に液不透過性の側方シート7,7が設けられている。この側方シート7,7は縦方向に延び且つ前記表面シート4の左右両側部に接着固定されている。そして、この側方シート7,7によって後に説明する防漏壁25が形成されている。
図1に示すように、液吸収層6は、前方に向けて凸曲線形状の前縁部6aと後方に向けて凸曲線形状の後縁部6b、および縦方向(Y方向)に直線的に延びる右側縁部6cと左側縁部6dを有している。
生理用ナプキン1の前縁部1aは前方に向けて凸曲線形状であり、この前縁部1aと、前記液吸収層6の前縁部6aとの間では、表面シート4と裏面シート5との間にホットメルト型接着剤が塗布され且つエンボス加工により圧着されて接着されている。生理用ナプキン1の後縁部1bは後方に向けて凸曲線形状であり、この後縁部1bと前記液吸収層6の後縁部6bとの間においても表面シート4と裏面シート5とが前記と同様にして接着されている。この生理用ナプキン1は、縦方向中心線Oyにおける前縁部1aから後縁部1bまでの縦方向の全長寸法が、230〜450mmの範囲である。
液吸収層6の右側縁部6aの外側では、前記裏面シート5と前記側方シート7とがホットメルト型接着剤で接着固定されており、液吸収層6の左側縁部6bの外側では、前記裏面シート5と前記側方シート7とがホットメルト型接着剤で接着固定されている。
生理用ナプキン1の剛性は、液吸収層6が設けられている領域と、液吸収層6の右側縁部6cと左側縁部6dよりも左右外側の領域とで相違している。この実施の形態の生理用ナプキン1では、前記右側縁部6cおよび左側縁部6dよりも左右外側の領域において、裏面シート5と側方シート7とが接着されて剛性が低下している部分がフラップ部である。この生理用ナプキン1は、縦方向中心線Oyを介して左右対称形状であり、右側縁部6cから外側に延びるフラップ部と、左側縁部6dから外側に延びるフラップ部の形状も対称形状である。
前記フラップ部の一部が折返しフラップ部11となっている。この折返しフラップ部11は、左右両側方へ突出している。この折返しフラップ部11は、前方において生理用ナプキン1の幅寸法が最小となる前方起点12と、後方において幅寸法が最小となる後方起点13とで挟まれた範囲に存在する。また、前記折返しフラップ部11の縁部11aの形状はほぼ台形である。
前記前方起点12から後方起点13までの縦方向の寸法を二分して横方向(X方向)に延びる線が横方向基準線X1である。この生理用ナプキン1を装着する際に、前記横方向基準線X1と縦方向中心線Oyとの交点付近が、膣口の中心に合わせるための目安となる。
前記フラップ部のうちの、前方起点12よりも前方部分が前方フラップ部15である。前方フラップ部15の左右両側の縁部15aは、前記起点12から前方に向かうにしたがってナプキンの幅寸法が徐々に大きくなり、その後に前縁部1aに向けて幅寸法が徐々に小さくなる形状である。
前記フラップ部のうちの後方部分が後方フラップ部21である。この後方フラップ部21は、前記後方起点13よりも後方に位置する突出起点22から生理用ナプキン1の後縁部1bに向けて形成されている。図1に示すように、液吸収層6の前記右側縁部6cおよび左側縁部6dからそれぞれ後方へ向けて延びる仮想線と生理用ナプキン1の後端との交点を(i)としたときに、前記後方フラップ部21は前記突出起点22から前記交点(i)までの範囲に位置している。また、左右両側の交点(i)と交点(i)との間が前記後縁部1bである。
前記後方フラップ部21は、前記突出起点22から後方に向かうにしたがって生理用ナプキン1の幅寸法が徐々に大きくなる前方縁部21aを有している。この前方縁部21aは直線形状またはほぼ直線形状である。あるいは、前記前方縁部21aは、後方フラップ部21の縁部のどの部分よりも曲率半径の大きい曲線形状であって、左右両外側に向けて凸形状に、または縦方向中心線Oyに向けて凸形状に形成されているものであってもよい。
前記後方フラップ部21では、前記前方縁部21aの後端部に、その曲率半径が急激に小さくなる前方変曲部21bを有している。後方フラップ部21は前方変曲部21bよりも後方部分に側方縁部21dを有している。この側方縁部21dの曲率半径は前記前方変曲部21bよりも大きく且つ左右両外側に凸側が向けられる曲線形状である。前記側方縁部21dの後方には、その曲率半径が急激に小さくなる後方変曲部21eが設けられている。この後方変曲部21eよりも後方が、前記後方変曲部21eよりも曲率半径が大きい、あるいはほぼ直線形状の後方縁部21fである。
前記縦方向中心線Oyから縁部までの寸法をフラップ部の半幅寸法とすると、この半幅寸法は、前記突出起点22から後縁部1bに向かって徐々に大きくなって前方変曲部21bとなり、さらに前方変曲部21bから後縁部1bに向かうにしたがって半幅寸法がわずかに大きくなって、半幅寸法が最大となる最大幅部21cとなる。側方縁部21dにおいて半幅寸法は前記最大幅部21cから後方変曲部21eに向けて徐々に小さくなり、後方変曲部21eよりも後方では、後縁部1bに向けて半幅寸法が比較的急激に収束する。
図1に示す実施の形態では、生理用ナプキン1を縦方向(Y方向)に二分して横方向(X方向)に延びる横方向中心線Oxよりも前方に、後方起点13が位置し、前記横方向中心線Oxよりも後方に、突出起点22が位置している。前記後方起点13と突出起点22との間においては、生理用ナプキン1の半幅寸法がほぼ一定である。なお、折返しフラップ部11と後方フラップ部21との間において、縁部が縦方向中心線Oyに向けて凸形状の曲線形状である場合には、半幅寸法が最短となる部分が、前記後方起点13で且つ前記突出起点22となる。
前記最大幅部21cは、後方フラップ部21の縦方向の寸法の中心よりも前方に位置している。後方フラップ部21の縦方向の長さ寸法、すなわち前記突出起点22から生理用ナプキン1の後縁部1b(前記交点(i))までの縦方向の長さ寸法をLaとし、前記突出起点22から最大幅部21cまでの縦方向の寸法をLbとしたときに、LbがLaの1/2以下である。好ましくは、Lbは、Laの0.4倍以下であり、さらに好ましくは0.35倍以下である。
前記横方向基準線X1から最大幅部21cまでの縦方向の寸法Lcは、50mm以上で150mm以下が好ましく、さらに好ましくは70mm以上で120mm以下である。
最大幅部21cの位置が前記寸法範囲内に設定されていると、肛門よりもやや後方の領域において、後方フラップ部21が左右に大きく広がることになり、経血の斜め後方への洩れを防止しやすく、また後方フラップ部21の縒れやめくれを防止しやすくなる。
前記突出起点22は、前記横方向基準線X1から後方に30〜90mmの位置にあることが好ましい。30mm未満であると、後方フラップ部21の前方縁部21aが下着のクロッチ部から大きく突出するおそれがあり、90mmを超えると、後方フラップ部21と横方向中心線X1とが離れすぎ、後方フラップ部21による洩れ防止効果を有効に発揮しにくくなる。
前記前方変曲部21bと前記最大幅部21cとの縦方向の距離は20mm以内であり、好ましくは10mm以内である。なお、前記前方変曲部21bと最大幅部21cとがほぼ一致していることがさらに好ましい。
また、前記最大幅部21cの半幅寸法が縦方向の一定の範囲において一定値である場合には、この最大幅部21cの前端が、前記寸法Laの1/2よりも前方で且つ前記寸法の範囲内に位置していることが好ましく、最大幅部21cの前端と後端の双方が、前記寸法Laの1/2よりも前方で且つ前記寸法の範囲内に位置していることがさらに好ましい。
後方フラップ部21の前記最大幅部21cの半幅寸法は、60〜120mmの範囲であることが好ましい。また、前記液吸収層6の右側縁部6cおよび左側縁部6cから各最大幅部21cまでの幅寸法が、それぞれ20〜100mmの範囲が好ましく、さらに好ましくは30〜80mmの範囲である。20〜100mmの範囲であれば、液吸収層6の左右両側において後方フラップ部21が十分な広がりを持つことができる。
図4に示すように、生理用ナプキン1の肌側表面2では、前記側方シート7の縦方向中心線Oyに対向する縁部が折り畳まれて折り畳み体7aが形成されており、この折り畳み体7aに縦方向への収縮力を発揮する弾性部材が取付けられている。前記折り畳み体7aは、図1に示す前方接合線26よりも前方において、その全体が肌側表面2に接着固定されており、後方接合線27の後方においても、その全体が肌側表面2に接着固定されている。また、折り畳み体7aは、前記前方接合線26と後方接合線27との間において図4に示すように自由状態となっている。
前記折り畳み体7aに取付けられた前記弾性部材の弾性収縮力は、前方接合線26と後方接合線27とを互いに接近させるように機能し、生理用ナプキン1に外力が作用していないときには、前記前方接合線26と後方接合線27との間で生理用ナプキン1は、肌側表面2が窪むように変形しようとし、その結果、前方接合線26と後方接合線27との間で、前記側方シート7の折り畳み体7aが図4に示すように肌側表面から立ち上がって防漏壁25が形成される。
図1に示すように、前記前方接合線26と後方接合線27は縦方向に対して斜めに直線的に延びており、前方接合線26の先端が、防漏壁25の前方立ち上がり起点26aとなり、後方接合線27の後端が、防漏壁25の後方立ち上がり起点27aとなっている。
図1に示すように、前記後方フラップ部21の最大幅部21cを通って横方向(X方向)に延びる仮想線をX2としたときに、この仮想線X2の部分では防漏壁25が立ち上がっていることが好ましい。あるいは、前記防漏壁25の後方立ち上がり起点27aが、前記仮想線X2よりも前方へ10mm以上離れていないことが好ましい。後方フラップ部21の前記最大幅部21cよりも前方部分の内側に防漏壁25が存在することになり、防漏壁25と横方向へ張り出す後方フラップ部21とで、経血の洩れを確実に防止しやすくなる。
なお、前記最大幅部21cが縦方向に一定の長さ範囲で形成されている場合には、前記仮想線X2は、その最大幅部21cの最前端を通過する線として定義できる。
生理用ナプキン1の肌側表面2では、防漏壁25と防漏壁25とで挟まれた領域に、表面シート4および液吸収層6が圧縮されて形成された圧縮溝が設けられている。前記圧縮溝は、縦方向に湾曲しながら延びる縦圧縮溝31,31と、前方において前記縦圧縮溝31と31との間に位置する前方横圧縮溝32と、後方において縦圧縮溝31と31とを繋ぐ後方横圧縮溝33とを有している。
前記縦圧縮溝31,31と前方横圧縮溝32および後方横圧縮溝33とで囲まれた領域が、縦長の主吸収領域40となっている。この主吸収領域40は、前方主吸収領域40Aと中間主吸収領域40Bと後方主吸収領域40Dに区分できる。
前方主吸収領域40Aは、横方向基準線X1の前後に一定の範囲で延び、左右の縦圧縮溝31,31は、縦方向中心線Oy−Oyに凸側が向けられる曲線形状である。前記横方向基準線X1−X1において縦圧縮溝31と縦圧縮溝31の間隔が最も狭くなっている。
中間主吸収領域40Bは、横方向中心線Oxを中心としてその前後の所定範囲に位置し、この中間主吸収領域40Bにおいては、縦圧縮溝31と縦圧縮溝31との間隔が広くなって、主吸収領域10が横方向に向けて幅広となっている。また後方主吸収領域40Dでは、縦圧縮溝31と縦圧縮溝31との間隔が、前記中間主吸収領域40Bよりも狭くなっており、後方主吸収領域40Dは縦方向へ細長く形成されている。
図1に示すように、主吸収領域40は縦長寸法である。主吸収領域40の後端部40Eは、前記仮想線X2よりも後方に位置していることが好ましい。ただし、図1に示す実施の形態のように、後端部40Eが前記仮想線X2よりも前方へ10mm以内の範囲に位置しているものであってもよい。
前記前方主吸収領域40Aの左右両側では、縦圧縮溝31,31の外側に間隔を空けて側方外側圧縮溝34,34が形成されている。さらに、後方主吸収領域40Dの左右両外側では、前記縦圧縮溝31,31から横方向へ間隔を空けて、後方外側圧縮溝35,35が形成されている。この後方外側圧縮溝35,35は縦方向中心線Oy−Oyとほぼ平行で縦方向に延びている。また、主吸収領域40の後端部40Eよりもさらに後方に向けて延びている。
前記各圧縮溝は、表面シート4側から、この表面シート4と液吸収層6とを一緒に加熱して加圧することにより形成されている。各圧縮部の底部では、高密度に圧縮された高密度圧縮部とこれよりもやや密度が低い中密度圧縮部とが、圧縮部の線パターンに沿って交互に形成され、全体が窪んだ溝形状となっている。ただし前記それぞれの圧縮溝は、所定の密度に圧縮されたドット状のものが前記各圧縮溝の線パターンに沿って所定の間隔で形成されていてもよい。
図4に示すように、前記主吸収領域40では、表面シート4と液吸収層6とが肌側に向けて隆起している。なお、この主吸収領域40において、表面シート4と液吸収層6との間に、嵩高で液吸収層6よりも低密度の液透過層(クッション層)が介在しているものであってもよい。
図2に示すように、生理用ナプキン1の着衣側表面3では、折返しフラップ部11に延びる裏面シート5の表面に、前方感圧接着剤層51が設けられている。この前方感圧接着剤層51は、矩形状のパターンであり、横方向基準線X1−X1を中心として縦方向の前後に所定の長さの範囲で設けられている。
着衣側表面3では、後方フラップ部21に延びる裏面シート5の表面に、後方感圧接着剤層52が設けられている。図1に示すように、後方感圧接着剤層52は、その一部が後方フラップ部21の最大幅部21cの内側に位置している。すなわち前記仮想線X2が前記後方感圧接着剤層52を横断している。
前記後方感圧接着剤層52は、仮想線X2よりも前方または後方に位置してもよいが、この場合には、後方感圧接着剤層52が、仮想線X2よりも10mm以上離れていないことが好ましく、さらには5mm以上離れていないことがさらに好ましい。
なお、後方フラップ部21の着衣側表面3において、前記後方感圧接着剤52よりも後方位置に、他の後方感圧接着剤層がさらに付加されて設けられていてもよい。
図2に示すように、生理用ナプキン1の着衣側表面3では、縦方向中心線Oy−Oyを挟んで左右両側に、縦方向に延びる中央感圧接着剤層54,54が設けられている。
次に生理用ナプキン1を形成する各素材の好ましい例を説明する。
表面シート4は液透過性であり、エアースルー不織布、スパンレース不織布、あるいは多数の液透過孔が形成された樹脂フィルムなどで形成されている。裏面シート5は液遮断性の樹脂フィルムであり、通気性のものが使用される。
液吸収層6はパルプの積層体や、パルプと高吸収性ポリマーとの積層体、あるいはセルロース系繊維と合成樹脂繊維とをエアーレイド法で積層し、接着剤で繊維間を固定したエアーレイド不織布などで形成される。
次に、側方シート7は液遮断性であり、撥水処理されているものが好ましく使用される。側方シート7を形成する素材としては、メルトブローン不織布やスパンボンド不織布、あるいはスパンボンド不織布/メルトブローン不織布/スパンボンド不織布の積層不織布などを使用できる。
感圧接着剤層51,52,54はゴム系のホットメルト型接着剤などで形成される。
図3と図4は前記生理用ナプキン1が女性の身体70に装着された状態を示している。なお、図4では、生理用ナプキン1が身体から離れているように図示されているが、実際は生理用ナプキン1の肌側表面3が身体に密着する。
この生理用ナプキン1は、縦方向中心線Oy−Oyと横方向基準線X1−X1との交点付近が女性の膣の中心に一致することを目安として着用される。その状態で、折返しフラップ部11を下着の脚開口部からクロッチ部の外側に折返し、折返しフラップ部11に設けられた前方感圧接着剤層51を下着のクロッチ部の外面に接着する。また、中央感圧接着剤層54により生理用ナプキン1の着衣側表面3の中央部分が、下着のクロッチ部から後身頃の下部までの内面に接着される。
図3に示すように、後方フラップ部21は、下着の後身頃の内面において左右に展開された状態で、その着衣側表面が、後方感圧接着剤層52によって下着の内面に接着固定される。
この生理用ナプキン1は、防漏壁25の縦方向の弾性収縮力によって、肌側表面2が窪むように変形し、図4に示すように、防漏壁25が肌側表面2から立ち上がるように変形する。
着用状態では、前述したように、縦方向中心線Oy−Oyと横方向基準線X1−X1との交叉部分およびその周辺が女性の膣口に当接し、前方主吸収領域40Aと中間主吸収領域40Bとの中間部分が会陰部に対向し、中間主吸収領域40Bの前方部分が肛門に対向する。そして図4に示すように、中間主吸収領域40Bから後方主吸収領域40Dにかけて、身体70の肛門から臀部の溝71に沿うようになり、後方主吸収領域40Dの後方部分、すなわち主吸収領域40の後端部40Eよりも前方に5〜20mm程度の範囲が尾てい骨に対向する。
膣口から排泄される経血は、主に前方主吸収領域40Aに与えられて表面シート4を透過し、液吸収層6で吸収される。主吸収領域40は縦圧縮溝31で挟まれているため、経血の横方向への拡散を前記縦方向圧縮溝31で規制できる。
前記主吸収領域40は縦長であり、中間主吸収領域40Bから後方主吸収領域40Dにかけて、会陰部から肛門を経て尾てい骨に向かって延びている。そしてこの部分は、下着61の股間部から後身頃に向かって延びる弾性バンド62によって、図4に示すように臀部の溝内に入り込む変形させられる。
そのため、身体70が就寝姿勢のときに、膣口から短時間に比較的多量の経血が排泄され、この経血が生理用ナプキン1の肌側表面2を伝わって後方へ移行しようとしても、中間主吸収領域40Bと後方主吸収領域40Dによって、経血が拡散するのを防止できる。
身体70が就寝時に横向き姿勢となった場合などにおいて、経血は前記中間主吸収領域40Bまたは後方主吸収領域40Dから斜め後方へ流れ出ることがある。この場合に、万が一、経血が縦圧縮溝31および後方外側圧縮溝35を越え、さらに防漏壁25を越えたとしても、その側方外側には後方フラップ部21の最大幅部21cが存在しているため、その経血を後方フラップ部21で受け止めることができ、生理用ナプキン1の外への経血の滲出を防止しやすい。
図3に示すように、生理用ナプキン1の後方フラップ部21は、下着61の後身頃において広く展開して設置されるが、後方フラップ部21の最大幅部21cは、臀部の下方位置に対向し、後身頃においては上方に向かうにしたがって生理用ナプキン1の幅寸法が徐々に狭くなっている。
この生理用ナプキン1の横方向中心線Ox−Oxよりも前方部分は、股間部において大腿部間に挟まれ、また折返しフラップ部11に設けられた感圧接着剤層51によって下着61のクロッチ部の外面にしっかり固定されている。したがって、身体70が動いたときに、生理用ナプキン1の横方向中心線Ox−Oxよりも前方部分は、下着61の内部で左右に大きく動きにくくなっている。
これに対し、生理用ナプキン1の横方向中心線Ox−Oxよりも後方部分では、身体70の動きにしたがって、縦方向中心線Oyと横方向中心線Oxとの交点Oxy付近を支点として左右方向への動きMが発生しやすい。このときの生理用ナプキン1の左右方向の動きMの量は、前記交点Oxyから離れるにしたがって大きくなる。
従来のように、生理用ナプキンの最大幅部が生理用ナプキンの後縁に近い位置にあると、この最大幅部が前記交点Oxyから離れた位置にあって左右方向の動きMの量が大きくなる。よって最大幅部において縒れや下着61からのめくれが発生しやすい。これに対し、前記生理用ナプキン1を装着すると、最大幅部21cを通る仮想線X2が、前記交点Oxyに近い位置にあるため、この最大幅部21cの左右方向への動きMの量が比較的小さくなる。しかもこの最大幅部21cの内側に後方感圧接着剤層52が設けられて、この部分が下着61にしっかり止められているため、最大幅部21cの部分において後方フラップ部21に縒れやめくれが生じにくい。
また、図3に示すように、生理用ナプキン1の後縁部1bでの幅寸法が比較的小さいため、この部分での左右方向の動きMの量が大きくても、この後縁部1bの付近に縒れやめくれが発生しにくい。
このように、生理用ナプキン1の後方部分の縒れやめくれが生じ難い構造であるため、前記縒れが横方向中心線Oxよりも前方に伝わることがなく、生理用ナプキン1全体が安定した姿勢で位置ずれしにくくなる。
また、縦圧縮溝31は高密度で剛性が高くなっており、この縦圧縮溝31に挟まれた主吸収領域40は嵩高に隆起しその形状を保ちやすくなっている。前記のように中間主吸収領域40Bから後方主吸収領域40Dにかけて会陰部から尾てい骨にかけて臀部の溝71内に入り込んでいる。しかし、後方主吸収領域40Dの後端部40Eの左右両側に後方フラップ部21の最大幅部21cが位置し、この最大幅部21cが後方感圧接着剤層52で下着61にしっかり固定されているため、後方主吸収領域40Dが左右に動きにくい。
さらに、この最大幅部21cに作用する横方向の動きMの量が小さいため、前記後方主吸収領域40Dに対して左右へ動かそうとする力および縒れ力が作用しにくい。よって、後方主吸収領域40Dが臀部の溝71に密着した状態で左右に動きにくくなり、後方主吸収領域40Dと身体との隙間が生じにくく、経血の後方への洩れがさらに発生しにくい。
図5は本発明の第2の実施の形態の生理用ナプキン100を、肌側表面から見た平面図、図6は前記生理用ナプキン100を着衣側表面から見た底面図である。
この生理用ナプキン100は、前記第1の実施の形態の生理用ナプキン1よりも、縦方向中心線Oyにおける縦方向の全長寸法が短く構成されることを目的としたものである。よって、第2の実施の形態の生理用ナプキン100と、前記第1の実施の形態の生理用ナプキン1とでは、全体の形状および各部分の形状に相違する部分があるが、第2の実施の生理用ナプキン100において、第1の実施の形態の生理用ナプキン1と同じ目的で設けられている構成については生理用ナプキン1と同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
以下、生理用ナプキン100のうちの生理用ナプキン1と相違する部分を主に説明する。
第2の実施の形態の生理用ナプキン100は、縦方向中心線Oyにおける縦方向の全長寸法が、200〜330mm程度である。よって、横方向中心線Oxは、折返しフラップ部11を横断する位置にある。また、折返しフラップ部11と後方フラップ部21との中間部分での縦方向の長さ寸法が短くなっており、折返しフラップ部11の後方起点13と後方フラップ部21の突出起点22とが一致(ほぼ一致)している。
この生理用ナプキン100では、後方フラップ部21の前方変曲部21bと最大幅部21cがきわめて接近しまたはほぼ一致している。ただし、前記最大幅部21cは、後方フラップ部21の縦方向の長さ寸法Laを二分する中点よりも前方に位置している。また、後方フラップ部21の側方縁部21dには、前記最大幅部21cから後方へLdの長さ範囲で、縦方向中心線Oyからの半幅寸法がほぼ等しい平行部21gが設けられている。
縦圧縮溝31,31、前方横圧縮溝32および後方横圧縮溝33とで囲まれた主吸収領域40が縦長となっているが、この主吸収領域40の後端部40Eは、最大幅部21cを通過する仮想線X2よりも後方に位置し、前記後端部40Eは、前記平行部21gの後端部とほぼ同じ位置にある。
防漏壁25の後方立ち上がり起点27aは、前記仮想線X2よりも後方に位置し、また前記後方立ち上がり起点27aは、前記平行部21gの後端よりも後方に位置している。
後方フラップ部21の最大幅部21cでの半幅寸法は、前記第1の実施の形態の生理用ナプキン1と同等である。また、後方感圧接着剤層52の前端は、前記仮想線X2とほぼ一致しており、前記平行部21gの内側に前記後方感圧接着剤層52の少なくとも一部が存在している。
この生理用ナプキン100を身体に装着すると、前方主吸収領域40Aにおいて横方向基準線X1と縦方向中心線Oyとの交点付近が膣口に対向する。また、縦圧縮溝31と縦圧縮溝31との対向間隔が広くなる中間主吸収領域40Bは、縦方向中心線Oyと横方向中心線Oxとの交点Oxyよりもやや後方に位置し、この中間主吸収領域40Bが会陰部付近に対向する。前記主吸収領域40は、仮想線X2が横断している部分が後方主吸収領域40Dであるが、仮想線X2から後端部40Eにかけての部分が肛門付近に対向する。
第2の実施の形態の生理用ナプキン100は、第1の実施の形態の生理用ナプキン1よりも全体の長さ寸法がやや短いが、後方フラップ部21の最大幅部21cが、前方に位置しているため、第1の実施の形態の生理用ナプキン1と全く同じ効果を奏することができる。
本発明は、前記実施の形態の生理用ナプキン1または100に限られるものではなく、種々の変更が可能である。図7ないし図9は、後方フラップ部の形状が前記生理用ナプキン1,100と相違しているが、後方フラップ部以外の構造および寸法関係は、全て前記生理用ナプキン1,100と同じである。
図7に示す生理用ナプキン101の後方フラップ部121は、その前方部分の形状が図1に示した後方フラップ部21と同じであるが、その後方部分122では、ナプキンの幅寸法が急激に減少している。そして、後方部分122において縦方向の一定の範囲で、幅寸法がほぼ一定となっている。
図8に示す生理用ナプキン201の後方フラップ部221は、その前方部分の形状が図1に示した後方フラップ部21と同じであり、その後方部分222では、ナプキンの幅寸法が急激に減少し、さらに後方部分222は、後縁部1bに向けて幅寸法が徐々に減少している。
図9に示す生理用ナプキン301の後方フラップ部321は、その前方部分の形状が図1に示した後方フラップ部21と同じであるが、その後方部分322では、ナプキンの幅寸法が段階的に減少している。
図7ないし図9に示す生理用ナプキン101,201,301は、後方フラップ部121,221,321の最大幅部21cが前方に位置しているため、前記生理用ナプキン1と同様に斜め後方への経血の洩れを防止でき、また下着61の内側において安定した姿勢で装着できるようになる。
ただし、図1に示す実施の形態のように、後方フラップ部21の縁部形状が、後縁部1bに向かうにしたがって幅寸法が徐々に減少できるように、縁部が左右外側に凸側が向く突曲線形状であると、生理用ナプキンに作用する縒れの力やめくり力が、縁部のいずれかの部分に局部的に集中することがなく、前記縒れやめくれが生じにくくなる。よって、後方フラップ部の形状は図1に示す実施の形態が最も好ましい。
本発明の第1の実施の形態の生理用ナプキンを肌側表面を手前側として示す平面図、 本発明の第1の実施の形態の生理用ナプキンを着衣側表面を手前側として示す底面図、 前記生理用ナプキンが身体に装着された状態を身体の臀部側から示す説明図、 前記生理用ナプキンが臀部の溝に対向している状態を示すものであり、生理用ナプキンを図1のIV−IV線で切断した断面図、 本発明の第2の実施の形態の生理用ナプキンを肌側表面を手前側として示す平面図、 本発明の第2の実施の形態の生理用ナプキンを着衣側表面を手前側として示す底面図、 本発明の生理用ナプキンの変形例を示す平面図、 本発明の生理用ナプキンの変形例を示す平面図、 本発明の生理用ナプキンの変形例を示す平面図、
符号の説明
1,100,101,202,301 生理用ナプキン
1a 前縁
1b 後縁部
2 肌側表面
3 着衣側表面
4 表面シート
5 裏面シート
6 液吸収層
7 側方シート
11 折返しフラップ部
15 前方フラップ部
21,121,221,321 後方フラップ部
21c 最大幅部
25 防漏壁
31 縦圧縮溝
32 前方横圧縮溝
33 後方横圧縮溝
40 主吸収領域
40A 前方主吸収領域
40B 中間主吸収領域
40D 後方主吸収領域
40E 後端部
52 後方感圧接着剤層

Claims (6)

  1. 肌側表面と着衣側表面を有し、前記肌側表面に与えられた液を吸収する液吸収層と、前記着衣側表面に現れる裏面シートとを備えた縦長の生理用ナプキンにおいて、
    横方向の両側に突出する折返しフラップ部と、この折返しフラップ部よりも後方の突出起点からナプキンの後縁までの範囲で横方向の両側に突出する後方フラップ部とを有しており、前記後方フラップ部は、前記突出起点から前記後縁までの縦方向の長さの中点よりも前方において、縦方向中心からの半幅寸法が最大となることを特徴とする生理用ナプキン。
  2. 前記後方フラップ部は、半幅寸法が最大となる位置から前記後縁に向けて半幅寸法が徐々に小さくなる形状である請求項1記載の生理用ナプキン。
  3. 前記折返しフラップ部を縦方向に二分する横方向基準線から前記半幅寸法が最大となる位置までの縦方向の長さ寸法が50〜150mmの範囲である請求項1または2記載の生理用ナプキン。
  4. 前記後方フラップ部の半幅寸法の最大値は、60〜120mmの範囲である請求項1ないし3のいずれかに記載の生理用ナプキン。
  5. 前記後方フラップ部の着衣側表面には感圧接着剤層が設けられており、この感圧接着剤層は、後方フラップ部の半幅寸法が最大となる位置にその一部が存在し、または前記最大となる位置の前後10mmの範囲内にその一部が存在している請求項1ないし4のいずれかに記載の生理用ナプキン。
  6. 前記肌側表面には、液吸収領域を囲む圧縮溝が形成されており、この圧縮溝は、前記後方フラップ部の半幅寸法が最大となる位置に存在し、または前記最大となる位置よりも前方10mm以内の範囲に位置している請求項1ないし5のいずれかに記載の生理用ナプキン。
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