JP5645309B2 - Passenger conveyor status detection system - Google Patents
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Description
本発明の実施形態は、乗客コンベアの状態検知システムに関する。 Embodiments described herein relate generally to a passenger conveyor state detection system.
乗客を目的地に輸送する乗客コンベアとして、エスカレータが多用されている。エスカレータの故障を含めた異常状態からの迅速な復旧対応に向けた情報収集を目的とした、エスカレータの異常診断システムがある(例えば、特許文献1及び非特許文献1参照)。
Escalators are frequently used as passenger conveyors that transport passengers to their destinations. There is an escalator abnormality diagnosis system for collecting information for prompt recovery from an abnormal state including an escalator failure (see, for example,
エスカレータの異常診断システムでは、対象エスカレータの稼動状態を音により観察する場合、音センサをエスカレータの搭乗用踏段の裏に設置し、持続的に発生する音を移動する音センサにより広い対象領域を対象としていた。しかし、エスカレータ機器及び据付建物の構造部材により、音の伝播を妨げてしまう。これを解決する為に音センサ設置数を増やすこととなり、システムの大型化を招く結果となっていた。この為、音センサの対象領域を広げる試みがなされている(例えば、特許文献2参照)。 In the escalator abnormality diagnosis system, when observing the operating state of the target escalator with sound, a sound sensor is installed behind the boarding step of the escalator, and a wide target area is covered by a sound sensor that moves continuously generated sound. I was trying. However, the propagation of sound is hindered by the escalator equipment and the structural members of the installation building. In order to solve this, the number of installed sound sensors is increased, resulting in an increase in the size of the system. For this reason, attempts have been made to widen the target area of the sound sensor (see, for example, Patent Document 2).
しかし、取得対象音の特性、構造強度等の周囲環境を変化させてしまう為に、都度適用可否の技術判定、及び設計変更可否の技術検討の必要があり、設計が複雑になるという問題があった。 However, since the surrounding environment, such as the characteristics of the sound to be acquired and the structural strength, is changed, it is necessary to determine whether or not the technology can be applied each time and to examine whether or not the design can be changed. It was.
本発明が解決しようとする課題は、システムの大型化を抑制し、且つ強度変化をもたらすエスカレータの踏段構造の変更を回避することのできる乗客コンベアの状態検知システムを提供することである。 The problem to be solved by the present invention is to provide a passenger conveyor state detection system capable of suppressing an increase in the size of the system and avoiding a change in the step structure of the escalator that causes a change in strength.
実施形態の乗客コンベアの状態検知システムは、複数の搭乗用の踏段がチェーンを介して連結され、ガイドレール上を踏段ローラ及びチェーンローラが走行移動することで複数の踏段を駆動させる乗客コンベアの状態検知システムであって、少なくとも1台以上の前記踏段に対して設置される音センサと、前記音センサで取得された信号を入力し、該乗客コンベアの状態検知を行う状態検知装置とを備え、前記音センサは、前記踏段の裏面であって、取得しようとする音の減衰量が所定値以下の領域であって、踏段ライザ下端面を0mm基準とし、50mm下方の水平面から60mm上方迄の水平面に囲まれた領域と踏段ライザ下端面から60mm上方の水平面と踏段前端面のクリート・デマケーションラインから110mm奥の鉛直面との交線を始点群とし、クリート裏面から50mm下方の水平面と踏段前端面のクリート・デマケーションラインから340mm奥の鉛直面との交線を終点群とする平面と上記踏段ライザ下端面の60mm上方の水平面とで囲まれる領域との論理和で形成される領域に設置される。 The passenger conveyor state detection system according to the embodiment is a state of a passenger conveyor in which a plurality of steps for boarding are connected via a chain, and the step rollers and the chain roller travel on the guide rail to drive the plurality of steps. A detection system comprising: a sound sensor installed for at least one of the steps; and a state detection device that inputs a signal acquired by the sound sensor and detects the state of the passenger conveyor; The sound sensor is a back surface of the step, and is a region where the attenuation amount of the sound to be acquired is a predetermined value or less, and the bottom surface of the step riser is defined as 0 mm, and a horizontal surface from a horizontal surface below 50 mm to above 60 mm. The horizontal plane 60 mm above the lower end of the step riser and the vertical plane 110 mm deep from the cleat demarcation line on the front end of the step A plane with a starting point group, a horizontal plane 50 mm below the cleat back surface and a vertical plane 340 mm deep from the cleat demarcation line on the front end surface of the step, and a horizontal plane 60 mm above the lower end surface of the step riser It is installed in the area formed by the logical sum with the area surrounded by.
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して説明する。尚、各図において同一箇所については同一の符号を付すとともに、重複した説明は省略する。各実施形態は、乗客コンベアの一例としてエスカレータを例にとり、エスカレータ状態検知システムとして説明する。本発明は、エスカレータ以外の乗客コンベアにも、適用できることは言うまでもない。 Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. In the drawings, the same portions are denoted by the same reference numerals, and redundant description is omitted. Each embodiment will be described as an escalator state detection system taking an escalator as an example of a passenger conveyor. It goes without saying that the present invention can also be applied to passenger conveyors other than escalators.
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係わるエスカレータ状態検知システムの概略構成例を示す図である。
(First embodiment)
FIG. 1 is a diagram illustrating a schematic configuration example of an escalator state detection system according to the first embodiment.
図1に示すように、エスカレータ状態検知システム100は、エスカレータEの状態を検知する。エスカレータEは、踏段101と、移動手すり102と、駆動装置103と、制御装置104とを備える。
As shown in FIG. 1, the escalator
踏段101は、乗客が搭乗する複数の踏段を踏段チェーンにより無端で連結され、ガイドレール上を踏段ローラ及びチェーンローラが走行移動することで駆動させる。踏段101は、エスカレータE設置場所200に設置されたトラス201に収納されており、トラス201上部において回転自在に支持されたスプロケット105と、下部において回転自在に支持されたスプロケット106との間を移動する。
The
移動手すり102は、踏段101の移動と共に移動するものであり、無端で構成されている。
The moving
駆動装置103は、踏段101及び移動手すり102の移動開始・移動停止、移動速度などを制御することでエスカレータEを駆動制御するものである。
The
制御装置104は、エスカレータEの遠隔に設けられた集中管理システムと接続されても良い。この場合、制御装置104は、集中管理システムからの指示に基づいてエスカレータEの駆動制御を行うことが出来る。つまり、エスカレータEは、集中管理システムから遠隔操作されても良い。
The
本実施形態では、図1に示すように、エスカレータEを運転することで発生する検出対象音を取得するために、音センサ3をエスカレータE内に設置する。1台のエスカレータEに対して、1台以上の音センサ3、状態検知装置4、振動センサ5を備えている。音センサ3は、エスカレータEの複数の検出箇所に設置してもよい。
In the present embodiment, as shown in FIG. 1, the
図2は、第1の実施形態に係わる踏段と踏段裏面の音センサの概略設置例を示す図である。図2に示すように、踏段101は、踏段クリート101a、踏段ライザl01b、踏段梁101cを有している。踏段クリート101aは、乗降口のくしと噛み合う溝で、異物、ゴミが機械室内に侵入するのを防ぐ。踏段ライザl01bは、踏段101の端部から湾曲して形成される蹴上部である。
FIG. 2 is a diagram illustrating a schematic installation example of the sound sensors on the steps and the back surface of the steps according to the first embodiment. As shown in FIG. 2, the
本実施形態では、音センサ3の設置箇所を、踏段101の裏面側に限定している。音センサ3の設置領域を限定することにより、広範囲な音が取得可能となる。踏段101の裏面側に設置した場合、エスカレータEの静止側が原因で異常が発生し、かつ音として検出可能な事象・設置箇所に対して、少ない音センサ3で状態検知システム100を構成することが出来る。検知対象は踏段101に限らず、正常と異常との差異が顕著な位置であればエスカレータEの構成部品、及び周囲何れでも良い。本実施形態では、検知対象音は、人間の可聴周波数範囲である20Hz〜20kHzの音とするのが好適である。
In the present embodiment, the installation location of the
踏段101は、スプロケット105,106を含む無端駆動範囲を移動しており、エスカレータEのトラス201及びエスカレータ設置場所200に囲まれている。そのため、音センサ3同士の相互干渉を避ける為、音センサ3が踏段101の2本の踏段梁101cの水平方向内側、及び鉛直方向のステップクリートとは反対側へ突出することは許容されない。
The
音センサ3は、動電型、圧電型、静電型など音を電気信号に変換するいずれのマイクロフォンであっても良い。音センサ3は、少なくとも20Hz〜20kHzの周波数範囲からなる音を検出できるもので状態検知装置4に接続されており、検知対象音に基づいた出力信号、すなわち検出された検知対象音の音信号が状態検知装置4に入力される。
The
音センサ3には、指向特性により無指向性タイプと指向性タイプが存在する。空間から伝播する音の内、いずれかの向きの音に対して感度の高低があるものが、指向性タイプ、いずれの向きでも指向性による差が殆どないものが無指向性タイプと分類される。音センサ3の本来の性質のみならず、取り付け方により指向性を付けることも可能である。本実施形態に適用する音センサ3は、無指向性タイプ、指向性タイプの何れかに限定されず、周囲環境、検出対象音等により使い分けすることが好適である。
The
状態検知装置4は、音センサ3により検出された検出対象音に基づき、エスカレータEの状態、すなわちエスカレータEが正常であるか否かを判定するものである。本実施形態では、状態検知装置4は、検知対象音の音信号に対してフーリエ変換等による周波数分析を行い、ピークの周波数成分をエスカレータEが正常な状態で運転されている場合に発生する検知対象音のピークの周波数成分と比較することで正常であるか否かを判定する。
The state detection device 4 determines the state of the escalator E, that is, whether or not the escalator E is normal, based on the detection target sound detected by the
エスカレータEは、正常な状態で運転されている場合と、正常でない状態で運転されている場合とで、検出対象音の周波数成分が変化する。そこで、検出された音の内、ピーク周波数成分を、エスカレータEが正常な状態で運転されている場合に発生する音のピークの周波数成分と比較することで、エスカレータEが正常であるか否かを判定する。同様に、検出された音の内、ピーク周波数成分を、エスカレータEが異常な状態で運転されている場合に発生する音のピークの周波数成分と比較することでエスカレータEが異常であるか否かを判定する。エスカレータEが正常でない状態で運転されている場合としては、異常な状態と、異常な状態でないが正常でもない状態とがある。正常でない状態で運転されている場合に発生する状態検知対象音は、一般的に、正常な状態で運転されている場合に発生する状態検知対象音に比較して、音が高くなる。 The frequency component of the detection target sound varies depending on whether the escalator E is operated in a normal state or in an abnormal state. Therefore, whether or not the escalator E is normal by comparing the peak frequency component of the detected sound with the frequency component of the peak of the sound generated when the escalator E is operating in a normal state. Determine. Similarly, whether the escalator E is abnormal by comparing the peak frequency component of the detected sound with the frequency component of the peak of the sound generated when the escalator E is operated in an abnormal state. Determine. The case where the escalator E is operated in an abnormal state includes an abnormal state and a state where the escalator E is not abnormal but not normal. The state detection target sound that is generated when the vehicle is operated in an abnormal state generally has a higher sound than the state detection target sound that is generated when the vehicle is operated in a normal state.
図3及び図4は、いずれも踏段101の裏面における音の低減量を予想(音減衰のシミュレーション)した分布図である。音は、物を透過した時のロスや物に衝突した時の回折により、減衰する。ここでのシミュレーションでは、音の出所(音源)は、特定せず、300Hz以上の音を取得するので、一例として315Hzの透過ロス及び回折による減衰の分布を計算している。
3 and 4 are distribution diagrams in which the amount of sound reduction on the back surface of the
図3は、踏段101の横方向(長手方向)に垂直な平面内における減衰量の分布を示している。図3では、踏段ライザl01bの下端部、かつ踏段梁101cの下端部では、0~3dBの減衰量であり、踏段ライザl01bの上端部、かつ踏段クリート101a側では、9~12dBの減衰量となっている。
FIG. 3 shows an attenuation distribution in a plane perpendicular to the lateral direction (longitudinal direction) of the
図4は、踏段クリートに垂直な平面内における減衰量の分布を示している。左上の踏段クリート101a側では、6~8dBの減衰量、踏段ライザl01bの下端側を示す右下では、6~8dBの減衰量となっている。
FIG. 4 shows the distribution of attenuation in a plane perpendicular to the step cleat. The upper
踏段内に設置した音センサ3によって、エスカレータEの機械室内を踏段101が通過した時、数百Hz〜数kHz迄の広帯域に亘り、数dBの音圧上昇が起きることを観測することができる。
With the
尚、各図中には、シミュレーション時の計算上の誤差が表れているが、好適な設置場所の選定には、支障がないことは言うまでもない。これらのシミュレーションでは、減衰量の許容限界領域として6dBを上限として設置領域を限定している。これにより、音センサ1台当たりの有効性が向上する。 Although each figure shows a calculation error during simulation, it goes without saying that there is no problem in selecting a suitable installation location. In these simulations, the installation area is limited to an upper limit of 6 dB as an allowable limit area of attenuation. This improves the effectiveness per sound sensor.
エスカレータEの運転中の音を的確に取得するには、できるだけ、減衰の少ない箇所に設置することが肝心である。 In order to accurately acquire the sound during operation of the escalator E, it is important to install it at a place with as little attenuation as possible.
上記シミュレーション結果から、例えば、幅寸法が1mの踏段101における好適な音センサ3の設置領域は、以下のようになる。
From the simulation result, for example, a suitable installation area of the
踏段ライザの下端面を0mm基準とし、50mm下方の水平面から60mm上方迄の水平面に囲まれた領域と、踏段ライザの下端面から60mm上方の水平面と踏段前端面のクリート・デマケーションラインから110mm奥の鉛直面との交線を始点群とし、クリート裏面から50mm下方の水平面と踏段前端面のクリート・デマケーションラインから340mm奥の鉛直面との交線を終点群とする平面と上記踏段ライザ下端面の60mm上方の水平面とで囲まれる領域との論理和で形成される領域に音センサ3を設置することが好適である。
110mm from the cleat demarcation line of the horizontal plane 60mm above the lower end surface of the step riser and the front end surface of the step, with the lower end surface of the step riser as the 0mm reference and the horizontal plane from the horizontal plane 50mm below to 60mm above The plane that intersects with the vertical plane of the start point group, the plane that intersects the horizontal plane 50mm below the cleat back surface and the vertical plane 340mm behind the cleat demarcation line on the front end surface of the step, and the bottom of the step riser It is preferable to install the
また、踏段左端と踏段ライザ下端面の20mm上方の交点群と、踏段クリート面と踏段左端から740mmの交点群と、踏段ライザ下端から下方50mmの面で囲まれる領域と、踏段右端と踏段ライザ下端面の20mm上方の交点群と、踏段クリート面と踏段右端から740mmの交点群と、踏段ライザ下端から下方50mmの面で囲まれる領域と、踏段ライザ裏面の論理積で形成される領域に音センサ3を設置することが好適である。 Also, an intersection group 20 mm above the left end of the step and the lower end surface of the step riser, an intersection group 740 mm from the step cleat surface and the left end of the step, an area surrounded by a surface 50 mm below the lower end of the step riser, and the right end of the step and the lower step riser A sound sensor in an intersection group 20 mm above the end surface, an intersection group 740 mm from the step cleat surface and the right end of the step, a region surrounded by a surface 50 mm below the step riser bottom, and a region formed by the logical product of the back of the step riser It is preferable to install 3.
さらに、音センサ3は、踏段101駆動時の運動を妨げない様、ローラを支える傾斜支柱2本の縁の境界内に設置することが好適である。
Furthermore, the
なお、状態検知装置4は、エスカレータEの遠隔に設けられた集中管理システム(図示せず)と接続されていても良い。この場合、状態検知装置4は、音センサ3により検出された検知対象音に基づいたエスカレータEの状態を集中管理システムに通知することも出来る。このような場合、エスカレータEは、集中管理システムにおいて遠隔状態を検知されていることになる。したがって、集中管理システムが状態検知装置4としての機能を有し、音センサ3から出力信号を集中管理システムに出力し、集中管理システムが音センサ3により検出された検知対象音に基づいてエスカレータEの状態を直接検知しても良い。
The state detection device 4 may be connected to a centralized management system (not shown) provided remotely from the escalator E. In this case, the state detection device 4 can also notify the central management system of the state of the escalator E based on the detection target sound detected by the
次に、エスカレータの状態検知システム100の動作について説明する。図5は、第1の実施形態に係わるエスカレータの状態検知システム100の動作フローを示す図である。まず、状態検知装置4は、音センサ3により検出された検知対象音の音データを取得する(ステップST1)。
Next, the operation of the escalator
次に、状態検知装置4は、取得した検出対象音の音データの周波数分析をする(ステップST2)。ここでの周波数分析は、検出された検出対象音の複数の周波数成分の内、ピークの周波数成分であるDa周波数成分を決定する。 Next, the state detection device 4 performs frequency analysis of the sound data of the acquired detection target sound (step ST2). The frequency analysis here determines a Da frequency component which is a peak frequency component among a plurality of frequency components of the detected sound to be detected.
次に、状態検知装置4は、Da周波数成分が、エスカレータEが正常な状態で運転されている場合に発生する検知対象音のピークの周波数成分であるA周波数成分を超える(Da>A)か否かを判定する(ステップST3)。 Next, the state detection device 4 determines whether the Da frequency component exceeds the A frequency component that is the frequency component of the peak of the detection target sound that occurs when the escalator E is operating in a normal state (Da> A). It is determined whether or not (step ST3).
次に、Da周波数成分がA周波数成分を超えると判定する場合(ステップST3肯定)には、状態検知装置4は、Da周波数成分が、エスカレータEが異常な状態で運転されている場合に発生する音のピークの周波数成分であるB周波数成分に許容差αを引いた値以上であり、B周波数成分に許容差βを加えた値以下である(B−α≦Da≦B+β)か否かを判定する(ステップST4)。すなわち、状態検知装置4は、Da周波数成分とB周波数成分とを比較することで、エスカレータEが異常な状態で運転されているか否かを判定する。ここで、B周波数成分は、A周波数成分よりも高い値である。B周波数成分は、エスカレータEが異常な状態で運転されていると仮定した場合において予測される検知対象音のピーク周波数成分であっても良い。許容差α,βは、任意に設定されるものであり、B周波数成分のみならず、Da周波数成分がB周波数成分近傍であっても、異常と判定するためのものである。なお、許容差α、βは、同一でも異なっていても良い。 Next, when it is determined that the Da frequency component exceeds the A frequency component (Yes in step ST3), the state detection device 4 occurs when the Da frequency component is operated in an abnormal state of the escalator E. Whether or not the value is equal to or greater than the value obtained by subtracting the tolerance α from the B frequency component, which is the frequency component of the sound peak, and equal to or less than the value obtained by adding the tolerance β to the B frequency component (B−α ≦ Da ≦ B + β). Determine (step ST4). That is, the state detection device 4 determines whether or not the escalator E is operated in an abnormal state by comparing the Da frequency component and the B frequency component. Here, the B frequency component is higher than the A frequency component. The B frequency component may be a peak frequency component of the detection target sound that is predicted when the escalator E is operated in an abnormal state. The tolerances α and β are arbitrarily set, and are used to determine that there is an abnormality even if the Da frequency component is close to the B frequency component as well as the B frequency component. The tolerances α and β may be the same or different.
次に、状態検知装置4は、B−α≦Da≦B+βであると判定する(ステップST4肯定)と、異常判定を行う(ステップST5)。異常判定を行うと、例えば、エスカレータEの状態検知者にエスカレータEが異常であることを通知する。 Next, when the state detection device 4 determines that B−α ≦ Da ≦ B + β (Yes in step ST4), the state detection device 4 performs abnormality determination (step ST5). When abnormality determination is performed, for example, the state detector of the escalator E is notified that the escalator E is abnormal.
状態検知装置4は、B−α≦Da≦B+βでないと判定する(ステップST4否定)と、注意判定を行う(ステップST6)。注意判定とは、エスカレータEが正常な状態で運転されておらず、異常な状態でも運転されていない状態のことである。 If the state detection device 4 determines that B−α ≦ Da ≦ B + β is not satisfied (No in step ST4), the state detection device 4 performs a caution determination (step ST6). The attention determination is a state in which the escalator E is not operated in a normal state and is not operated in an abnormal state.
尚、Da周波数成分がA周波数成分を超えないと判定する場合(ステップST3否定)には、エスカレータEが正常な状態で運転されていると判定する(ステップST7)。 If it is determined that the Da frequency component does not exceed the A frequency component (No in step ST3), it is determined that the escalator E is operating in a normal state (step ST7).
踏段101の寸法精度や構造の相違、エスカレータEの設置場所等に応じて、音センサ3は設置場所において、取付の向きや角度等を自在に変更できることが好適である。そこで、音センサ3は、取付アームの向きを調整する各軸回り回転調整機構3a,3b、位置を調整する位置調整機構3c、及び伸縮調整機構3d,3e,3fを備える。図6は、音センサ3の向き及び位置変更の機構例を示す図である。例えば、各機構を、踏段101のクリート平面に鉛直な上下方向及び踏段の前端面のクリート・デマケーションラインに平行な軸及びこの平行軸に水平面内で90度に交わる軸の両2軸方向に回転傾斜可能とし、音センサ3を、各機構を成す可動治具によって、踏段101に設置するのが好適である。また、踏段101のクリート幅方向、踏段クリート奥行方向及び踏段クリート鉛直方向の各軸方向に可動可能とし、音センサ3を、各機構を成す可動治具によって、踏段101に設置するのが好適である。尚、各機構については、周知の機構を活用できるので、ここでは詳述しない。
It is preferable that the
本実施形態によれば、少なくとも1台の音センサ3を用いて検知領域が狭い配置の場合であっても、エスカレータEの状態を的確に検知することが出来るので、システムの大型化を抑制することができる。
According to the present embodiment, the state of the escalator E can be accurately detected even when the detection area is narrowly arranged using at least one
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係わるエスカレータ状態検知システムを説明する。第2の実施形態に係わるエスカレータ状態検知システム100は、1台のエスカレータEの1箇所以上の検出箇所に音センサ3を設置し、さらに、1台以上設置され変位、速度または加速度を検出する振動センサ5とを備える。音センサ3及び振動センサ5の踏段101裏面への設置領域については、第1の実施形態における音センサ3の設置と重複する為、説明を省略する。
(Second Embodiment)
Next, an escalator state detection system according to the second embodiment will be described. In the escalator
第2の実施形態では、音センサ3で取得された信号と振動センサ5で取得された信号との相互相関を状態検知装置4で算出する。これにより、音センサ3による状態検知に加えて、発生箇所情報を取得する。音センサ3による状態検知装置4での正常、注意、異常の判定は第1の実施形態と同様であるので、重複する説明は省略する。
In the second embodiment, the state detection device 4 calculates the cross-correlation between the signal acquired by the
次に、第2の実施形態に係わるエスカレータ状態検知システム100の動作について説明する。図7は、第2の実施形態に係わるエスカレータ状態検知システムの動作フローを示す図である。
Next, the operation of the escalator
まず、状態検知装置4は、音データを取得(ステップST1)し、これと同時に振動データを取得(ステップST11)する。 First, the state detection device 4 acquires sound data (step ST1) and simultaneously acquires vibration data (step ST11).
次に、状態検知装置4は、取得した音データ及び振動データの周波数分析をする(ステップST2及びステップST12)。ここでの周波数分析では、検出対象音及び振動の周波数成分の内、ピーク周波数であるDa及びDav周波数成分を決定する。 Next, the state detection device 4 performs frequency analysis of the acquired sound data and vibration data (step ST2 and step ST12). In the frequency analysis here, the Da and Dav frequency components, which are the peak frequencies, of the frequency components of the detection target sound and the vibration are determined.
次に、状態検知装置4は、Da周波数成分とDav周波数成分を複素積を求め、相関があると認められるピーク周波数であるC周波数特性を超える(Da*Dav>C)か否かを判定する(ステップST14)。 Next, the state detection device 4 obtains a complex product of the Da frequency component and the Dav frequency component, and determines whether or not it exceeds the C frequency characteristic (Da * Dav> C) that is a peak frequency recognized as having a correlation. (Step ST14).
次に、状態検知装置4は、Da*Dav周波数成分がC周波数成分を超えると判定する(ステップST14肯定)と、Dav周波数成分がDa周波数成分の音発生箇所であると判定する(ステップST15)。一方、Da*Dav周波数成分がC周波数成分を超えない場合(ステップST14否定)には、特段、問題無しとして処理を終える。 Next, when the state detection device 4 determines that the Da * Dav frequency component exceeds the C frequency component (Yes in step ST14), the state detection device 4 determines that the Dav frequency component is a sound generation location of the Da frequency component (step ST15). . On the other hand, when the Da * Dav frequency component does not exceed the C frequency component (No in step ST14), the processing is terminated with no particular problem.
本実施形態によれば、1台以上の音センサ3と1台以上の振動センサ5の相互相関により、音発生箇所の特定を実現することができる。
According to the present embodiment, the location of the sound generation can be specified by the cross-correlation between the one or
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態に係わるエスカレータ状態検知システムを説明する。第3の実施形態に係わるエスカレータ状態検知システム100は、1台のエスカレータEの複数の検出箇所に複数の音センサ3を備える。
(Third embodiment)
Next, an escalator state detection system according to the third embodiment will be described. The escalator
音センサ3の踏段101裏面への設置領域については、第1の実施形態、第2の実施形態と重複する為、説明を省略する。音センサ3の設置箇所は、エスカレータEの検知対象領域と成り得る全領域が候補となるが、第1の実施形態で述べたように、音の減衰量を考慮して好適な設置個所を選定する。複数の音センサ3による状態検知を分析して、発生箇所情報を取得する。音センサ3による状態検知装置4での正常、注意、異常の判定は第1の実施形態と同様であるので、重複する説明は省略する。
Since the installation area of the
次に、第3の実施形態に係わるエスカレータ状態検知システム100の動作について説明する。図8は、第3の実施形態に係わるエスカレータ状態検知システムの動作フローを示す図である。
Next, the operation of the escalator
まず、状態検知装置4は、音データを取得(ステップST1)し、これと同時に他の音データを取得(ステップST21)する。 First, the state detection device 4 acquires sound data (step ST1), and simultaneously acquires other sound data (step ST21).
次に、状態検知装置4は、取得した複数の音データの周波数分析をする(ステップST2及びステップST22)。複数の音データの周波数分析では、検出された検出対象音及び振動の周波数成分の内、ピーク周波数であるDa(1)及びDa(2〜N)周波数成分を決定する(但し、N≧2の整数)。 Next, the state detection device 4 performs frequency analysis of the acquired plurality of sound data (step ST2 and step ST22). In the frequency analysis of a plurality of sound data, the peak frequency Da (1) and Da (2 to N) frequency components are determined from the detected frequency components of the detection target sound and vibration (where N ≧ 2). integer).
次に、状態検知装置4は、Da(1)周波数成分とDa(2〜N)周波数成分の複素積を求め(ステップST23)、相関があると認められるピーク周波数であるC周波数特性を超える(Da(1)*Dav(2〜N)>C)か否かを判定する(ステップST24)。 Next, the state detection apparatus 4 calculates | requires the complex product of a Da (1) frequency component and a Da (2-N) frequency component (step ST23), and exceeds the C frequency characteristic which is a peak frequency recognized that there exists a correlation ( It is determined whether or not Da (1) * Dav (2 to N)> C) (step ST24).
次に、状態検知装置4は、Da(1)*Da(2〜N)周波数成分がC周波数成分を超えると判定する(ST24肯定)と、Da(2〜N)周波数成分がDa(1)周波数成分と同一箇所から発生している音を捉えていると判定する(ステップST24肯定)。 Next, when the state detection device 4 determines that the Da (1) * Da (2-N) frequency component exceeds the C frequency component (Yes in ST24), the Da (2-N) frequency component is Da (1). It is determined that the sound generated from the same location as the frequency component is captured (Yes in step ST24).
次に、状態検知装置4は、Da(1)>Da(2〜N)周波数成分の大小比較を行う。Da(1)がDa(2〜N)を超えると、Da(1)が音発生箇所近傍であると判定する(ST25肯定)。Da(2〜N)周波数成分がDa(1)周波数成分を超えない場合には、Da(2〜N)が音発生箇所近傍であると判定する(ステップST25否定)。 Next, the state detection device 4 compares Da (1)> Da (2 to N) frequency components. If Da (1) exceeds Da (2 to N), it is determined that Da (1) is in the vicinity of the sound generation location (Yes in ST25). When the Da (2-N) frequency component does not exceed the Da (1) frequency component, it is determined that Da (2-N) is in the vicinity of the sound generation location (No in step ST25).
本実施形態によれば、2つ以上の音センサ3の相互相関により、音発生箇所の特定を実現することができる。
According to the present embodiment, it is possible to identify a sound generation location by cross-correlation between two or
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。 Although several embodiments of the present invention have been described, these embodiments are presented by way of example and are not intended to limit the scope of the invention. These novel embodiments can be implemented in various other forms, and various omissions, replacements, and changes can be made without departing from the scope of the invention. These embodiments and modifications thereof are included in the scope and gist of the invention, and are included in the invention described in the claims and the equivalents thereof.
100・・・エスカレータ状態検知システム
3・・・ 音センサ
3a,3b・・・ 軸回り回転調整機構
3c・・・ 位置調整機構
3d,3e,3f・・・ 伸縮調整機構
4・・・ 状態検知装置
5・・・ 振動センサ
101・・・ 踏段
101a・・・ 踏段クリート
l01b・・・ 踏段ライザ
101c・・・ 踏段梁
102・・・ 移動手すり
103・・・ 駆動装置
104・・・ 制御装置
105,106・・・ スプロケット
200・・・ エスカレータ設置場所
201・・・ トラス
E・・・ エスカレータ
DESCRIPTION OF
Claims (11)
少なくとも1台以上の前記踏段に対して設置される音センサと、
前記音センサで取得された信号を入力し、該乗客コンベアの状態検知を行う状態検知装置とを備え、
前記音センサは、前記踏段の裏面であって、取得しようとする音の減衰量が所定値以下の領域であって、
踏段ライザ下端面を0mm基準とし、50mm下方の水平面から60mm上方迄の水平面に囲まれた領域と踏段ライザ下端面から60mm上方の水平面と踏段前端面のクリート・デマケーションラインから110mm奥の鉛直面との交線を始点群とし、クリート裏面から50mm下方の水平面と踏段前端面のクリート・デマケーションラインから340mm奥の鉛直面との交線を終点群とする平面と上記踏段ライザ下端面の60mm上方の水平面とで囲まれる領域との論理和で形成される領域に設置される乗客コンベア状態検知システム。 A passenger conveyor state detection system in which a plurality of steps for boarding are connected via a chain, and a step roller and a chain roller travel on the guide rail to drive the plurality of steps,
A sound sensor installed for at least one of the steps;
A state detection device that inputs a signal acquired by the sound sensor and detects the state of the passenger conveyor,
The sound sensor is a back surface of the step, and is a region where the attenuation of sound to be acquired is a predetermined value or less ,
A vertical plane that is 110 mm from the cleat demarcation line between the horizontal plane 60 mm above the step riser lower end surface and the front end surface of the step riser, with the lower end surface of the step riser as 0 mm reference and the horizontal plane from the horizontal plane 50 mm below to 60 mm above The starting point group is 60 mm from the plane where the horizontal line 50 mm below the cleat back surface and the vertical plane 340 mm deep from the cleat demarcation line on the front end surface of the step is the end point group and the lower end surface of the step riser. A passenger conveyor state detection system installed in an area formed by a logical sum with an area surrounded by an upper horizontal plane .
少なくとも1台以上の前記踏段に対して設置される音センサと、
前記音センサで取得された信号を入力し、該乗客コンベアの状態検知を行う状態検知装置とを備え、
前記音センサは、前記踏段の裏面であって、取得しようとする音の減衰量が所定値以下の領域であって、
踏段左端と踏段ライザ下端面の20mm上方の交点群と、踏段クリート面と踏段左端から740mmの交点群と、踏段ライザ下端から下方50mmの面で囲まれる領域と、踏段右端と踏段ライザ下端面20mmの交点群と、踏段クリート面と踏段右端から740mmの交点群と、踏段ライザ下端から下方50mmの面で囲まれる領域と、踏段ライザ裏面の論理積で形成される領域に設置される乗客コンベア状態検知システム。 A passenger conveyor state detection system in which a plurality of steps for boarding are connected via a chain, and a step roller and a chain roller travel on the guide rail to drive the plurality of steps,
A sound sensor installed for at least one of the steps;
A state detection device that inputs a signal acquired by the sound sensor and detects the state of the passenger conveyor,
The sound sensor is a back surface of the step, and is a region where the attenuation of sound to be acquired is a predetermined value or less,
Intersection group 20 mm above the left end of the step and the lower end surface of the step riser, an intersection group of 740 mm from the step cleat surface and the left end of the step, an area surrounded by a surface 50 mm below the lower end of the step riser, and the right end of the step and the lower end surface of the step riser 20 mm and intersection points of the intersection points of 740mm from the step cleat plane and the step right end, the steps a region surrounded by the surface of the lower 50mm from the riser lower end, the step riser backside logical product installed that passengers conveyor area formed by Condition detection system.
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