JP5644990B2 - 長尺物の外観検査方法及びその装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ホース、電線等の略円形断面の長尺物や鋼板等の平板状長尺物の外観を検査するための長尺物の外観検査方法及びその装置に関するものである。
一般に、この種の外観検査方法としては、長尺物の外周面に向かって所定の光源から線状光を照射するとともに、光源と長尺物とを長尺物の長手方向に相対的に移動させながら、線状光が長尺物の外周面に照射されて成る照射線を線上光面と所定の角度をなす方向から所定時間おきに撮像し、撮像データ内における照射線の位置に基づき、撮像データ幅方向の複数の所定位置ごとに照射線の高さ方向位置データを求めることにより成る照射線位置データを各撮像データごとに作成し、各照射線位置データの各高さ方向位置データを前記所定位置ごとに設けられた基準データによって減算処理し、減算処理された各照射線位置データを撮像順に並べて検査用画像を作成し、予め設定されている所定形状の凹凸が検査用画像内に生じているか否かの判定を行うものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2008−309714号公報
しかしながら、前記外観検査方法では、予め設定されている所定形状の凹凸が検査用画像内に生じているか否かを判定するために、検査用画像上で画像処理を行う必要があり、画像処理ソフトウェアの分だけ検査装置のコストが高くつくという問題点があった。
また、長尺物の生産性を向上するために、検査速度を向上する必要があるところ、前記外観検査方法では、予め設定されている所定の凹凸が検査用画像内に生じているか否かを判定するために検査用画像上で画像処理を行う必要があるので、画像処理を行うコンピュータを高性能化する必要があり、コンピュータを高性能化する分だけ検査装置が高くつくという問題点もあった。
また、画像処理を行う場合はパラメータの設定が複雑であり、検査対象の状態等に応じてユーザーが自主的にパラメータ等を調整することが非常に困難であるという問題点もあった。
さらに、画像処理によって所定形状の凹凸の有無を判定するためには、光源と長尺物とを長尺物の長手方向に一定速度で相対的に移動させなければならない制約があった。
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、画像処理を行わずに検査を行うことができ、検査速度を向上することのできる長尺物の外観検査方法及びその装置を提供することにある。
本発明の長尺物の外観検査方法は前記目的を達成するために、長尺物の表面に向かって所定の光源から線状光を照射するとともに、光源と長尺物とを長尺物の長手方向に相対的に移動させながら、線状光が長尺物の外周面に照射されて成る照射線を線状光面と所定の角度をなす方向から所定時間おきに撮像する工程と、撮像データ内における照射線の位置に基づき、撮像データ幅方向の複数の所定位置ごとに照射線の高さ方向位置データを求めることにより成る照射線位置データ群を各撮像データごとに作成する工程と、各高さ方向位置データについて、撮像順に連続する所定範囲の高さ方向位置データの分布幅を、撮像データ幅方向の前記所定位置ごと、且つ、前記所定範囲を撮像順に変化させながら順次求める工程と、求められた前記各分布幅のうち複数の分布幅が所定の基準値を超えた場合に、基準値を超える各分布幅が求められた前記所定範囲が撮像データ幅方向に所定個数以上並んでいるか否かを判定する工程とを含んでいる。
また、本発明の長尺物の外観検査装置は、長尺物の表面に向かって線状光を照射する光源と、光源と長尺物とを長尺物の長手方向に相対的に移動させる移動機構と、線状光が長尺物の表面に照射されて成る照射線を線状光面と所定の角度をなす方向から所定時間おきに撮像する撮像装置と、撮像データ内における照射線の位置に基づき、撮像データ幅方向の複数の所定位置ごとに照射線の高さ方向位置データを求めることにより成る照射線位置データ群を撮像データごとに作成する照射線位置データ作成手段と、各高さ方向位置データについて、撮像順に連続する所定範囲の高さ方向位置データの分布幅を、撮像データ幅方向の前記所定位置ごと、且つ、前記所定範囲を撮像順に変化させながら順次求める分布幅演算手段と、求められた前記各分布幅のうち複数の分布幅が所定の基準値を超えた場合に、基準値を超える各分布幅が求められた前記所定範囲が撮像データ幅方向に所定個数以上並んでいるか否かを判定する判定手段とを備えている。
これにより、長尺物の表面に向かって線状光が照射されることから、線状光が長尺物の表面に照射されて成る照射線はその位置の長尺物の輪郭を正確に示す。また、照射線が線上光面と所定の角度をなす方向から撮像されるので、照射線の位置の長尺物の輪郭が正確に撮像される。さらに、光源と長尺物とを長尺物の長手方向に相対的に移動させながら、照射線を所定時間おきに撮像することから、長尺物の輪郭が長手方向に亘って連続的且つ正確に撮像される。
また、撮像データ内における照射線の位置に基づき、撮像データ幅方向の複数の所定位置ごとに照射線の高さ方向位置データを求めることにより成る照射線位置データ群を各撮像データごとに作成し、各高さ方向位置データについて、撮像順に連続する所定範囲の高さ方向位置データの分布幅を、撮像データ幅方向の前記所定位置ごと、且つ、前記所定範囲を撮像順に変化させながら順次求め、求められた前記各分布幅のうち複数の分布幅が所定の基準値を超えた場合に、基準値を超える各分布幅を求めた前記所定範囲が撮像データ幅方向に所定個数以上並んでいるか否かを判定する。このため、例えば長尺物の表面に長尺物の幅方向に延びる凹状の傷が形成されている場合には、その位置を撮像した撮像データの幅方向所定範囲において高さ方向位置データが凹状となり、各高さ方向位置データについて、撮像順に連続する所定範囲の高さ方向位置データの分布幅を撮像データ幅方向の前記所定位置ごとに求めると、凹状の傷が形成されている位置を含む前記所定範囲の分布幅が凹状の傷が形成されている位置を含まない所定範囲の分布幅よりも大きくなる。また、凹状の傷が形成されている位置を含む所定範囲の分布幅が前記所定の基準値を超えるように前記基準値を設定しておくことにより、基準値を超える分布幅が求められた撮像順所定個数の範囲が撮像データ幅方向に所定個数並ぶことになり、長尺物の表面に幅方向に延びる凹状の傷や凸状部が形成されていることを検出可能である。また、例えば長尺物の中心軸と略直角方向に延びる凹状の傷や凸状部だけではなく、前記所定範囲を適宜設定することにより、長尺物の中心軸と一定角度をなすとともに幅方向に延びる凹状の傷が形成されていることも検出可能である。
本発明によれば、長尺物の輪郭を長手方向に亘って連続的且つ正確に撮像することができ、しかも長尺物の表面に幅方向に延びる凹状の傷や凸状部が形成されていることを画像処理を行わずに検出できるので、検査速度を向上することができる。
本発明の第1実施形態を示す長尺物の外観検査装置の要部斜視図 長尺物の外観検査装置の要部側面図 図2におけるA−A線断面図 ホースの要部斜視図 撮像データの例 図5の一部拡大図 制御部の動作説明図 制御部の動作説明図 長尺物の外観検査装置のブロック図 制御部の動作を示すフローチャート 本発明の第1実施形態を示すためのホースの要部斜視図 ホースの要部斜視図 撮像データの例 図13の一部拡大図 制御部の動作説明図 制御部の動作説明図 制御部の動作説明図 制御部の動作説明図 制御部の動作を示すフローチャート
本発明の第1実施形態の長尺物の外観検査装置を図1乃至図10を参照しながら説明する。
この長尺物の外観検査装置は、照射対象物上で線状となる光(以下、線状光Sという)を照射可能な複数の照射装置10と、ゴム製のホースHをその長手方向に移動させる移動機構20と、ホースHをガイドするための第1ガイド機構30及び第2ガイド機構40と、各照射装置10の線状光SがホースHの外周面に照射されて成る照射線Lを線状光Sの光面と所定の角度α(本実施形態では略30°)をなす方向から撮像可能な複数の撮像装置50とを備えている。
各照射装置10から照射される線状光Sは赤色レーザー光から成り、線状光SはホースHの外周面に線状に照射される。本実施形態では照射装置10が4つ設けられ、各照射装置10は互いにホースHの周方向に90°ずれた位置に配置されている。また、各照射装置10は線状光Sの光面がホースHの軸方向と略垂直に交わるように配置されている。各照射装置10から照射された線状光Sは互いにホースHの周方向に繋がり、各照射装置10の線状光SがホースHの外周面に照射されてなる照射線LはホースHを一周している。
移動機構20は上下一対のベルトコンベヤ21を有し、各ベルトコンベヤ21の間にホースHを挟持するとともに、各ベルトコンベヤ21を回転させることにより、ホースHをその長手方向に移動可能である。
第1ガイド機構30は4つのガイド部材31を有し、各ガイド部材31は互いにホースHの周方向に略90°ずれた位置に配置されている。各ガイド部材31は照射線Lに対してホースHの搬送方向の上流側に配置され、各ガイド部材31は図示しないエアシリンダによってホースHの外周面に押付けられるようになっている。第1ガイド機構30に対してホースHの搬送方向の上流側にはホースHを第1ガイド機構30に案内する補助ガイド機構32が設けられている。
第2ガイド機構40は4つのガイド部材41を有し、各ガイド部材41は互いにホースHの周方向に略90°ずれた位置に配置されている。各ガイド部材41は照射線Lに対してホースHの搬送方向の下流側に配置され、各ガイド部材41は図示しないエアシリンダによってホースHの外周面に押付けられるようになっている。
各撮像装置50はX軸方向(撮像データ内におけるホースHの幅方向に対応する方向)及びX軸と直交しているY軸方向(撮像データ内におけるホースHの高さ方向に対応する方向)にそれぞれ複数ずつ画素を有する二次元撮像装置である。本実施形態では、撮像データ幅方向をX軸方向と称し、撮像データ高さ方向をY軸方向と称する。また、本実施形態では撮像装置50は複数設けられ、各撮像装置50は互いにホースHの周方向に等角度間隔(本実施形態では90°間隔)で配置されている。また、各撮像装置50は各照明装置10とホースHの周方向に互い違いに配置され、本実施形態では各撮像装置50は各照明装置10と互いにホースHの周方向に略45°ずれた位置に配置されている。
各照明装置10、移動機構20、各撮像装置50は周知のコンピュータから成る制御部60に接続され、制御部60は液晶画面等の周知の表示装置61及びキーボード等の周知の操作部62を有し、操作部62にはスタートボタンが設けられている。
以上のように構成された長尺物の外観検査装置を用いてホースHの外観を検査する方法について、図4乃至図8と図10のフローチャートを参照しながら説明する。
先ず、ホースHが各ガイド機構30,40を通過して移動機構20の各ベルトコンベヤ21によって挟持されている状態で、操作部62のスタートボタンが操作されると(S1)、移動装置20によってホースHを移動させるとともに(S2)、各照明装置10によってホースHの外周面に向かって線状光Sを照射する(S3)。
続いて、各撮像装置50によってそれぞれ所定時間おき(本実施形態では1mm秒おき)にホースHの外周面の照射線Lを撮像する(S4)。例えば、ホースHが速度(本実施形態では35m/min)で移動する場合は、ホースHが所定距離(本実施形態では0.58mm)移動する度に各撮像装置50による撮像が行われる。以下は各撮像装置50のうち1つの撮像装置50について説明するが、他の撮像装置50についても同様の処理が行われる。
続いて、撮像装置50によって撮像された各撮像データ(例えば図5参照)から、図6に示すように、撮像データ幅方向の複数の所定位置(X軸方向の各画素の位置)に応じた照射線Lの高さ方向(Y軸方向)の位置データを抽出し、撮像データ幅方向の前記複数の所定位置ごとに照射線Lの高さ方向位置データを求めることにより成る照射線位置データ群を撮像データごとに作成する(S5)。例えば、撮像データ12のX軸方向の左から56番目の画素位置(図6のX=55)における高さ方向位置データとして89が抽出され、X軸方向の左から59番目の画素位置(図6のX=58)における高さ方向位置データとして85が抽出され、これらの高さ方向位置データが照射線位置データ群を構成する。また、1回目に撮像した撮像データを撮像データ1、n回目に撮像した撮像データを撮像データnとし、図6のように撮像データごとに照射線位置データ群を作成する。
本実施形態では、撮像データはX軸方向及びY軸方向にそれぞれ128の画素を有する。また、高さ方向位置データはY軸方向の画素1つ分を1として数値化されたものであり、輝度の重心位置を周知のサブピクセル処理によって位置データとして抽出している。また、照射線Lが写っていないX軸方向の左から1番目の画素位置(X=0)等については、高さ方向位置データは0となる。尚、図5及び図6は図4の照射線Lを撮像した撮像データであり、図4に示すホースHの外周面には成形不良等によりホースHの幅方向に延びる凹状の傷Kが形成されている。
続いて、各照射線位置データ群について以下の処理を行う。先ず、ステップS7において、各撮像データの照射線位置データ群の各高さ方向位置データを、撮像データ幅方向の前記複数の所定位置ごとに設けられた基準データによって減算処理する前に、減算処理対象の高さ方向位置データ及びその高さ方向位置データと撮像順が近い所定回数分の減算処理前の高さ方向位置データを撮像データ幅方向の前記複数の所定位置ごとに平均化して前記基準データを作成する(S6)。例えば、図7に示すように、撮像データ12におけるX=59の基準データは、撮像データ12のX=59の高さ方向位置データと、撮像データ8〜11及び13〜16の撮像順に連続するX=59の高さ方向位置データとを平均化して求められる。
続いて、図7に示すように、例えば高さ方向所定範囲(例えばX=10〜120の範囲)について、各撮像データの照射線位置データ群の各高さ方向位置データを、撮像データ幅方向の前記複数の所定位置ごとに設けられた基準データによって減算処理し(S7)、その他の範囲については127等の上限値を入れる。
続いて、減算処理後の各高さ方向位置データについて、撮像順に連続する所定範囲(例えば高さ方向位置データが16個となる範囲)の高さ方向位置データの分布幅を撮像データ幅方向の前記所定位置ごとに求める(S8)。例えば、図8に示すように、撮像データ9〜24のX=59の減算処理後の高さ方向位置データの分布幅は5となり、撮像データ9〜24のX=62の減算処理後の高さ方向位置データの分布幅は7となる。また、ステップS8では、前記所定範囲を撮像順に変化させながら分布幅を順次求める。即ち、前述のように撮像データ9〜24の高さ方向位置データの分布幅を撮像データ幅方向の前記所定位置ごとに求めた後、撮像データ13〜28の高さ方向位置データの分布幅を撮像データ幅方向の前記所定位置ごとに求める。即ち、次に分布幅を求める所定範囲は、前に分布幅を求めた所定範囲と一部重なるようになっている。
続いて、求められた各分布幅のうち複数の分布幅が所定の基準値(例えば4)を超えた場合に、基準値を超える各分布幅が求められた前記所定範囲が撮像データ幅方向に所定個数以上(例えば5個以上)並んでいるか否かを判定する(S9)。例えば、撮像データ9〜24におけるX=58〜65の分布幅が4を超える場合は、基準値を超える各分布幅が求められた前記所定範囲が8個並ぶことから、基準値を超える各分布幅が求められた前記所定範囲が撮像データ幅方向に所定個数以上並んでいると判定する。
また、この場合は、ホースHの外周面に幅方向に延びる凹状の傷Kまたは凸状部が形成されていると判定し(S10)、移動機構20によるホースHの移動を停止させる(S11)。
このように、本実施形態によれば、ホースHの外周面に向かって線状光Sが照射されることから、線状光SがホースHの外周面に照射されて成る照射線Lはその位置のホースHの輪郭を正確に示す。また、照射線Lが線状光Sの光面と所定の角度αをなす方向から撮像されるので、照射線Lの位置のホースHの輪郭が正確に撮像される。さらに、各照射装置10に対してホースHを長手方向に移動させながら、照射線Lを所定時間おきに撮像することから、ホースHの輪郭が長手方向に亘って連続的且つ正確に撮像される。
また、撮像データ内における照射線Lの位置に基づき、撮像データ幅方向の複数の所定位置ごとに照射線Lの高さ方向位置データを求めることにより成る照射線位置データ群を各撮像データごとに作成し、各照射線位置データ群の各高さ方向位置データを撮像データ幅方向の前記所定位置ごとに設けられた基準データによって減算処理し、減算処理後の各高さ方向位置データについて、撮像順に連続する所定範囲(例えば高さ方向位置データが16個となる範囲)の高さ方向位置データの分布幅を、撮像データ幅方向の前記所定位置ごと、且つ、前記所定範囲を撮像順に変化させながら順次求め、求められた前記各分布幅のうち複数の分布幅が所定の基準値を超えた場合に、基準値を超える各分布幅を求めた前記所定範囲が撮像データ幅方向に所定個数以上(例えば5個以上)並んでいるか否かを判定することから、ホースHの外周面に幅方向に延びる凹状の傷Kや凸状部が形成されていると、基準値を超える各分布幅を求めた前記所定範囲が撮像データ幅方向に所定個数以上並ぶことになり、ホースHの外周面に幅方向に延びる凹状の傷Kや凸状部が形成されていることを検出可能である。
従って、ホースHの輪郭を長手方向に亘って連続的且つ正確に撮像することができ、しかもホースHの表面に成形不良等により幅方向に延びる凹状の傷Kや凸状部が形成されていることを画像処理を行わずに検出できるので、検査速度を向上することができる。
また、例えばホースHが少し蛇行しており、ホースHの長手方向の移動に伴ってホースHが撮像装置50の画角内で撮像データ幅方向または上下方向に周期的に変位する場合でも、ステップS6において、減算処理対象の高さ方向位置データ及びその高さ方向位置データと撮像順が近い所定回数分の減算処理前の高さ方向位置データを撮像データ幅方向の所定位置ごとに平均化して前記基準データを作成し、ステップS7において、各高さ方向位置データをそれぞれ基準データで減算処理するようにしたので、減算処理後の各高さ方向位置データにおいてホースHの蛇行の影響がキャンセルされ、検査精度を向上する上で極めて有利である。
また、ステップS7において、各高さ方向位置データを撮像データ幅方向の前記所定位置ごとに設けられた基準データによって減算処理することから、ホースHの外周面の円弧形状をキャンセルして、ホースHの外周面に生じている凹凸のみを際立たせることができ、検査精度を向上する上で極めて有利である。
また、ステップS8において、例えば撮像データ9〜24の高さ方向位置データの分布幅を撮像データ幅方向の前記所定位置ごとに求めた後、撮像データ13〜28の高さ方向位置データの分布幅を撮像データ幅方向の前記所定位置ごとに求め、次に分布幅を求める所定範囲が前に分布幅を求めた所定範囲と一部重なるようになっている。このため、次に分布幅を求める所定範囲が前に分布幅を求めた所定範囲と重ならないようになっている場合は、前の所定範囲と次の所定範囲との間に存在する凹状の傷Kまたは凸状部が検出されない可能性があるが、本実施形態ではホースHの外周面に存在する凹状の傷Kまたは凸状部を確実に検出することができ、検査精度を向上する上で極めて有利である。
尚、本実施形態では、図4に示すように、ホースHの外周面にホースHの中心軸と略直角方向に延びる凹状の傷Kが生じており、その傷Kを検出するものが示されている。これに対し、ホースHの外周面にホースHの中心軸と例えば略45°の角度をなすとともにホースHの幅方向に延びる凹状の傷KDが生じている場合でも、例えばステップS8において、撮像データ9〜24のX=58〜65の範囲に前記傷KDが存在する場合には、撮像データ9〜24におけるX=58〜65の分布幅が4を超えることになり、基準値を超える各分布幅が求められた前記所定範囲が撮像データ幅方向に所定個数以上並んでいると判定される。即ち、本実施形態では、ステップS8における撮像順の前記所定範囲の設定、ステップS9における前記所定個数の設定を適宜変更することにより、ホースHの外周面に形成されたホースHの中心軸と略直角方向に延びる凹状の傷Kや凸状部のみ検出することも可能であり、ホースHの外周面にホースHの中心軸と所定の角度をなすとともにホースHの幅方向に延びる凹状の傷KDや凸状部まで検出することも可能である。
尚、本実施形態では、減算処理対象の高さ方向位置データ及びその高さ方向位置データと撮像順が近い所定回数分の減算処理前の高さ方向位置データを撮像データ幅方向の前記複数の所定位置ごとに平均化して前記基準データを作成するものを示した。これに対し、ホースHの設計上の外径等から導かれる数値を基準データとして用いることも可能であり、その他の方法によって基準データを求めることも可能である。
尚、本実施形態では、断面円形のホースHの外周面を検査するものを示したが、ホースHの代わりに鋼板等の長尺の平板状部材を検査することも可能であり、電線等のその他の長尺物を検査することも可能である。尚、平板状部材や平面に近い表面を検査する場合には、ステップS7において各高さ方向位置データを基準データで減算処理する工程を省き、減算処理前の各高さ方向位置データについてステップS8以降を行うことが可能であり、この場合でも前述と同様の作用効果を達成可能である。
また、本実施形態では、ステップS7において、各高さ方向位置データをそれぞれ基準データによって減算処理するものを示した。これに対し、例えばホースHの外径が安定しており、ホースHと撮像装置50との相対的な位置が一定である場合には、ステップS7における減算処理を行わずにステップS8以降を行うことができ、この場合でも前述と同様の作用効果を達成可能である。
本発明の第2実施形態の長尺物の外観検査装置を図12乃至図19を参照しながら説明する。本実施形態は、前記第1実施形態のステップS6が開始された後に、制御部60において以下の処理を同時に行うものである。また、第2実施形態の場合、ホースHの表面に図12に示すような凹状の傷Kが形成され、図13及び図14に示すように撮像データ及び各高さ方向位置データが得られるものとする。
本実施形態では、第1実施形態のステップS6が開始されると(S21)、各照射線位置データ群について以下の処理を行う。尚、以下のステップ22〜25では撮像データ1の照射線位置データ群についての処理が説明されているが、各撮像データの照射線位置データ群について同様の処理が行われる。
先ず、図15に示すように、例えば各高さ方向位置データのうち所定範囲(例えばX=10〜120の範囲)について、撮像データ幅方向の前記所定位置ごとに基準データを作成する(S22)。例えば、撮像データ幅方向に連続する所定個数(例えばその高さ方向位置データを中心とする5つの高さ方向位置データ)の平均値を求め、求めた平均値をその幅方向位置の基準データとする。
続いて、前記所定範囲の各高さ方向位置データを前記所定位置ごとに設けられた基準データによって減算処理する(S23)。これにより、図16に示すように、各高さ方向位置データの円弧形状がキャンセルされた状態となり、ホースHの外周面に生じている凹凸のみを際立たせることができる。
続いて、減算処理された撮像データ1の照射線位置データ群について、撮像データ幅方向に隣接する2つずつの高さ方向位置データによって複数の高さ方向位置データ平均値を求める(S24)。例えば、図17に示すように、X=53とX=54の高さ方向位置データを平均して高さ方向位置データ平均値を求め、X=55とX=56の高さ方向位置データを平均して高さ方向位置データ平均値を求める。
続いて、図18に示すように、撮像データ幅方向に隣接する2つの高さ方向位置データ平均値について、一方から他方を引いた値をそれぞれ求める(S25)。
続いて、前記引いた値が所定の基準値(例えば+3及び−3)を超えた場合、照射線位置データ群ごとに前記引いた値が所定の基準値を超え、且つ、超えた量が最大である撮像データ幅方向の位置を求める(S26)。例えば、図18の場合は、X=57及び58の撮像データ幅方向の位置が求められる。
続いて、ステップS10において照射線位置データ群ごとに求められた幅方向位置が、撮像順に所定個数(例えば3個)連続するか否かを判定する(S27)。例えば、撮像データ1〜3について、ステップS26によって求められた撮像データ幅方向の位置が全てX=57及び58である場合は、ステップS27において連続すると判定される。
また、この場合は、ホースHの外周面に成形不良等によって長手方向に延びる凹状の傷Kまたは凸状部が形成されていると判定し(S28)、移動機構20によるホースHの移動を停止させる(S29)。
このように、第1実施形態では、ホースHの幅方向に延びる凹状の傷Kや凸状部を検出するものを示したが、第2実施形態では、ホースHの長手方向に延びる凹状の傷Kまたは凸状部も検出可能であることから、ホースHの外観検査を効率良く行う上で極めて有利である。
また、第2実施形態でも、ホースHの表面に成形不良等により凹状の傷Kや凸状部が形成されていることを画像処理を行わずに検出できるので、検査速度を向上することができる。
また、ステップS22において、1つの撮像データ内の高さ方向位置データのみを用いて基準データを求めていることから、他の複数の撮像データを用いて基準データを作成する場合と比較して演算処理の量を低減することができ、検査速度を向上する上で極めて有利である。
また、ステップS23において、各高さ方向位置データを撮像データ幅方向の前記所定位置ごとに設けられた基準データによって減算処理することから、ホースHの外周面の円弧形状をキャンセルし、ホースHの外周面に生じている凹凸のみを際立たせることができ、検査精度を向上する上で極めて有利である。
また、ステップS24において、撮像データ幅方向に隣接する2つずつの高さ方向位置データによって複数の高さ方向位置データ平均値を求めるようにしたことから、撮像データ上に生ずるノイズ等による影響を低減することができ、検査精度を向上する上で極めて有利である。
また、ステップS25において、撮像データ幅方向に隣接する2つの高さ方向位置データ平均値について、一方から他方を引いた値をそれぞれ求めると、撮像データ内の照射線Lの凹凸が形成されている位置において前記引いた値の絶対値が大きくなり、ステップS26において撮像データ内の照射線Lの凹凸が形成されている幅方向位置を容易に求めることができる。即ち、演算処理の量を低減することができ、検査速度を向上する上で極めて有利である。
また、ステップS27において、照射線位置データ群ごとに求められた幅方向位置が、撮像順に所定個数連続するか否かを判定することから、長尺物の長手方向に延びる凹状部または凸状部を確実に検出することができ、検査精度を向上する上で極めて有利である。
尚、本実施形態では、図12に示すように、ホースHの外周面に長手方向に延び且つ中心軸と略0°をなす方向に延びる凹状の傷Kが形成されている場合について説明した。これに対し、ホースHの外周面に長手方向に延び且つ中心軸と略30°をなす方向に延びる凹状の傷Kが形成されている場合でも、ステップS27において、照射線位置データ群ごとに求められた前記幅方向位置が撮像順に所定個数(例えば2〜3個)連続した後に、1つ隣の幅方向所位置において前記幅方向位置が撮像順に所定個数(例えば2〜3個)連続することになり、ホースHの外周面に長手方向に延び且つ中心軸と略30°をなす方向に延びる凹状の傷Kが形成されていることを検出可能である。即ち、ホースHの中心軸と一定角度をなすとともにホースHの長手方向に延びる凹状の傷や凸状部が形成されていることを検出可能である。
尚、本実施形態では、ステップS24において、撮像データ幅方向に隣接する2つずつの高さ方向位置データによって複数の高さ方向位置データ平均値を求め、ステップS25において、撮像データ幅方向に隣接する2つの高さ方向位置データ平均値の一方から他方を引いた値をそれぞれ求めるものを示した。これに対し、ステップS24を行わずに、ステップS25において、撮像データ幅方向に隣接する2つの高さ方向位置データについて、一方から他方を引いた値をそれぞれ求めるようにした場合でも、前述と同様の作用効果を達成可能である。
尚、本実施形態では、ステップS24において、撮像データ幅方向に隣接する2つずつの高さ方向位置データによって複数の高さ方向位置データ平均値を求めるものを示した。これに対し、撮像データ幅方向に隣接する複数(3つ以上)ずつの高さ方向位置データによって複数の高さ方向位置データ平均値を求めることも可能であり、この場合でも前述と同様の作用効果を達成可能である。
尚、本実施形態では、ステップS25において、撮像データ幅方向に隣接する2つの高さ方向位置データ平均値について、一方から他方を引いた値をそれぞれ求めるものを示した。これに対し、撮像データ幅方向に隣接する2つの高さ方向位置データ平均値の差をそれぞれ求めることも可能であり、この場合でも前述と同様の作用効果を達成可能である。
尚、本実施形態では、ステップS26において、前記引いた値が所定の基準値を超え、且つ、超えた量が最大である撮像データ幅方向の位置を求めているが、前記引いた値が所定の基準値を超えた位置を全て求め、ステップS27においてそれぞれの位置が撮像順に所定個数連続するか否かを判定することも可能であり、この場合でも前述と同様の作用効果を達成可能である。
尚、本実施形態では、断面円形のホースHの外周面を検査するものを示したが、ホースHの代わりに鋼板等の長尺の平板状部材を検査することも可能であり、電線等のその他の長尺物を検査することも可能である。尚、平板状部材や平面に近い表面を検査する場合には、ステップS23において各高さ方向位置データを基準データで減算処理する工程を省き、減算処理前の各高さ方向位置データについてステップS24以降を行うことが可能であり、この場合でも前述と同様の作用効果を達成可能である。
尚、第1及び第2実施形態では、ホースHを移動機構20によって移動させることにより、ホースHと各照射装置10とを相対的に移動させるものを示したが、ホースHを移動させる代わりに各照明装置10をホースHの長手方向に移動させることにより、ホースHと各照明装置10とを相対的に移動させることも可能である。
10…照射装置、20…移動機構、21…コンベヤベルト、30…第1ガイド機構、31…ガイド部材、32…補助ガイド機構、40…第2ガイド機構、41…ガイド部材、50…撮像装置、60…制御部、61…表示装置、62…操作部、H…ホース、S…線状光、L…照射線、K…凹状の傷。

Claims (10)

  1. 長尺物の表面に向かって所定の光源から線状光を照射するとともに、光源と長尺物とを長尺物の長手方向に相対的に移動させながら、線状光が長尺物の外周面に照射されて成る照射線を線状光面と所定の角度をなす方向から所定時間おきに撮像する工程と、
    撮像データ内における照射線の位置に基づき、撮像データ幅方向の複数の所定位置ごとに照射線の高さ方向位置データを求めることにより成る照射線位置データ群を各撮像データごとに作成する工程と、
    各照射線位置データ群の各高さ方向位置データを、撮像データ幅方向の前記所定位置ごとに設けられた基準データによって減算処理する工程と、
    減算処理後の各高さ方向位置データについて、撮像順に連続する所定範囲の高さ方向位置データの分布幅を、撮像データ幅方向の前記所定位置ごと、且つ、前記所定範囲を撮像順に変化させながら順次求める工程と、
    求められた前記各分布幅のうち複数の分布幅が所定の基準値を超えた場合に、基準値を超える各分布幅が求められた前記所定範囲が撮像データ幅方向に所定個数以上並んでいるか否かを判定する工程とを含む
    ことを特徴とする長尺物の外観検査方法。
  2. 長尺物の表面に向かって所定の光源から線状光を照射するとともに、光源と長尺物とを長尺物の長手方向に相対的に移動させながら、線状光が長尺物の外周面に照射されて成る照射線を線状光面と所定の角度をなす方向から所定時間おきに撮像する工程と、
    撮像データ内における照射線の位置に基づき、撮像データ幅方向の複数の所定位置ごとに照射線の高さ方向位置データを求めることにより成る照射線位置データ群を各撮像データごとに作成する工程と、
    各高さ方向位置データについて、撮像順に連続する所定範囲の高さ方向位置データの分布幅を、撮像データ幅方向の前記所定位置ごと、且つ、前記所定範囲を撮像順に変化させながら順次求める工程と、
    求められた前記各分布幅のうち複数の分布幅が所定の基準値を超えた場合に、基準値を超える各分布幅が求められた前記所定範囲が撮像データ幅方向に所定個数以上並んでいるか否かを判定する工程とを含む
    ことを特徴とする長尺物の外観検査方法。
  3. 前記基準データを、減算処理対象の高さ方向位置データ及びその高さ方向位置データと撮像順が近い所定回数分の減算処理前の高さ方向位置データを撮像データ幅方向の前記所定位置ごとに平均化して作成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の長尺物の外観検査方法。
  4. 各照射線位置データ群について、撮像データ幅方向に隣接する2つの高さ方向位置データの一方から他方を引いた値、または一方と他方との差を撮像データ幅方向の複数個所で求める工程と、
    前記引いた値または差が所定の基準値を超えた場合に、照射線位置データ群ごとに前記引いた値または差が所定の基準値を超えた撮像データ幅方向の位置を求め、該位置が撮像順に所定個数連続するか否かを判定する工程とを含む
    ことを特徴とする請求項1、2または3の何れかに記載の長尺物の外観検査方法。
  5. 各照射線位置データ群について、撮像データ幅方向に隣接する複数個ずつの高さ方向位置データによって複数の高さ方向位置データ平均値を求めるとともに、撮像データ幅方向に隣接する2つの高さ方向位置データ平均値の一方から他方を引いた値、または一方と他方との差を撮像データ幅方向の複数個所で求める工程と、
    前記引いた値または差が所定の基準値を超えた場合に、照射線位置データ群ごとに前記引いた値または差が所定の基準値を超えた撮像データ幅方向の位置を求め、該位置が撮像順に所定個数連続するか否かを判定する工程とを含む
    ことを特徴とする請求項1、2または3の何れかに記載の長尺物の外観検査方法。
  6. 長尺物の表面に向かって線状光を照射する光源と、
    光源と長尺物とを長尺物の長手方向に相対的に移動させる移動機構と、
    線状光が長尺物の表面に照射されて成る照射線を線状光面と所定の角度をなす方向から所定時間おきに撮像する撮像装置と、
    撮像データ内における照射線の位置に基づき、撮像データ幅方向の複数の所定位置ごとに照射線の高さ方向位置データを求めることにより成る照射線位置データ群を撮像データごとに作成する照射線位置データ作成手段と、
    各照射線位置データ群の各高さ方向位置データを、撮像データ幅方向の前記所定位置ごとに設けられた基準データによって減算処理する減算手段と、
    減算処理後の各高さ方向位置データについて、撮像順に連続する所定範囲の高さ方向位置データの分布幅を、撮像データ幅方向の前記所定位置ごと、且つ、前記所定範囲を撮像順に変化させながら順次求める分布幅演算手段と、
    求められた前記各分布幅のうち複数の分布幅が所定の基準値を超えた場合に、基準値を超える各分布幅が求められた前記所定範囲が撮像データ幅方向に所定個数以上並んでいるか否かを判定する判定手段とを備えた
    ことを特徴とする長尺物の外観検査装置。
  7. 長尺物の表面に向かって線状光を照射する光源と、
    光源と長尺物とを長尺物の長手方向に相対的に移動させる移動機構と、
    線状光が長尺物の表面に照射されて成る照射線を線状光面と所定の角度をなす方向から所定時間おきに撮像する撮像装置と、
    撮像データ内における照射線の位置に基づき、撮像データ幅方向の複数の所定位置ごとに照射線の高さ方向位置データを求めることにより成る照射線位置データ群を撮像データごとに作成する照射線位置データ作成手段と、
    各高さ方向位置データについて、撮像順に連続する所定範囲の高さ方向位置データの分布幅を、撮像データ幅方向の前記所定位置ごと、且つ、前記所定範囲を撮像順に変化させながら順次求める分布幅演算手段と、
    求められた前記各分布幅のうち複数の分布幅が所定の基準値を超えた場合に、基準値を超える各分布幅が求められた前記所定範囲が撮像データ幅方向に所定個数以上並んでいるか否かを判定する判定手段とを備えた
    ことを特徴とする長尺物の外観検査装置。
  8. 前記基準データを、減算処理対象の高さ方向位置データ及びその高さ方向位置データと撮像順が近い所定回数分の減算処理前の高さ方向位置データを撮像データ幅方向の前記所定位置ごとに平均化して作成するように構成した
    ことを特徴とする請求項6に記載の長尺物の外観検査装置。
  9. 各照射線位置データ群について、撮像データ幅方向に隣接する2つの高さ方向位置データの一方から他方を引いた値、または一方と他方との差を撮像データ幅方向の複数個所で求める比較手段と、
    前記引いた値または差が所定の基準値を超えた場合に、照射線位置データ群ごとに前記引いた値または差が所定の基準値を超えた撮像データ幅方向の位置を求め、該位置が撮像順に所定個数連続するか否かを判定する第2判定手段とを備えた
    ことを特徴とする請求項6、7または8の何れかに記載の長尺物の外観検査装置。
  10. 各照射線位置データ群について、撮像データ幅方向に隣接する複数個ずつの高さ方向位置データによって複数の高さ方向位置データ平均値を求めるとともに、撮像データ幅方向に隣接する2つの高さ方向位置データ平均値の一方から他方を引いた値、または一方と他方との差を撮像データ幅方向の複数個所で求める比較手段と、
    前記引いた値または差が所定の基準値を超えた場合に、照射線位置データ群ごとに前記引いた値または差が所定の基準値を超えた撮像データ幅方向の位置を求め、該位置が撮像順に所定個数連続するか否かを判定する第2判定手段とを含む
    ことを特徴とする請求項6、7または8の何れかに記載の長尺物の外観検査装置。
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