JP5644792B2 - 密閉型電池 - Google Patents

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Description

本発明は、本発明は、密閉型電池に関し、より詳しくは、電極端子が設けられる電池ケースの蓋体と、前記電極端子との間の沿面距離を確保するための構成に関する。
従来、充放電要素(電極体を構成する正極、負極およびセパレータ等)および電解液を電池ケース内に封入して構成される密閉型電池が知られている。このような密閉型電池では、例えば電池ケースは、ケース本体とケース本体の開口部を閉塞する蓋体とを有しており、前記蓋体と電極端子とを樹脂からなる絶縁部材を介して一体化するとともに、前記蓋体とケース本体との合わせ目をレーザ溶接することにより電池ケースが形成されていた。
特許文献1には、密閉型電池として、電池ケースを有底四角筒状のケース本体と前記ケース本体の開口部を閉塞する蓋体とで構成し、前記蓋体と電極端子とを樹脂からなる絶縁部材を介して一体化するとともに、前記蓋体とケース本体との溶接部(接合部)を電池ケース側面に設けた構成の密閉型電池が開示されている。
ここで、電極端子が絶縁部材を介して一体化された蓋体とケース本体との合わせ目をレーザ溶接により接合して電池ケースを形成する場合、その生産性を考慮すると、蓋体とケース本体との溶接部を、前述の特許文献1に記載のように電池ケース側面に設けるよりも、蓋体の上面側へ設ける方が好ましいと考えられる。
しかし、蓋体とケース本体との溶接部の位置を蓋体の上面側とした場合、蓋体上方から電池ケースの縦方向にレーザを照射して溶接(即ち、縦打ち溶接)することになるが、このように縦打ち溶接した場合、溶接部から発生するスパッタが前記絶縁部材に付着するといった問題が生じる。
具体的には、図8に示す密閉型密閉型電池101の電池ケース102は、上面が開口した有底四角筒状に形成されるケース本体121、およびケース本体121の上面の開口部を閉塞する蓋体122を有している。ケース本体121と蓋体122との合わせ目は蓋体122の上面側に配置されており、前記合わせ目に対して上方からレーザ光を照射して縦打ち溶接することで、ケース本体121と蓋体122とを接合している。
蓋体122には正極端子および負極端子となる電極端子103・103が取り付けられており(図8には一つの電極端子103のみ示している)、各電極端子103は外部端子部材132及びバスバ締結部材133を備えている。バスバ締結部材133は外部端子部材132に接続されており、外部端子部材132は電池ケース102内に収容されている電極体104に接続されている。また、外部端子部材132は外部絶縁部材107を介して蓋体122に取り付けられている。
蓋体122と電極端子103の外部端子部材132とは外部絶縁部材107により絶縁されており、外部端子部材132と蓋体122との間には、外部絶縁部材107の厚み寸法(外部絶縁部材107の側面における上下方向の寸法)分の沿面距離が存在している。
前述のように、ケース本体121と蓋体122との合わせ目を電池ケース102の上方から縦打ち溶接する際には、図9に示すように、溶接部からスパッタが発生し、発生したスパッタ成分であるアルミニウムが、溶接部に近接する外部絶縁部材107の側面に蒸着することとなる。
このように外部絶縁部材107の側面にアルミニウムが蒸着すると、外部絶縁部材107による外部端子部材132と蓋体122との間の沿面距離が減少し、外部端子部材132と蓋体122との間の絶縁性が低下するという問題が生じる。
特開2010−282847号公報
そこで、本発明においては、電池ケースのケース本体と蓋体との合わせ目を、蓋体の上方から縦打ち溶接した場合でも、電池ケースの蓋体と電極端子との間の沿面距離を確保することができる密閉型電池を提供するものである。
上記課題を解決する密閉型電池は、以下の特徴を有する。
即ち、請求項1記載の如く、ケース本体と前記ケース本体の開口部を閉塞する蓋体とで電池ケースを形成する際に、前記蓋体と電極端子とを絶縁部材を介して一体化した後に、前記蓋体と前記ケース本体との合わせ目が縦打ち溶接により接合される密閉型電池であって、前記絶縁部材は、前記蓋体の外側面と前記電極端子との間に介装されるとともに、前記ケース本体と蓋体との溶接部に対向する外周側面を有し、前記絶縁部材の外周側面に、周方向に沿って凹溝を形成し、前記凹溝は、少なくとも前記ケース本体と蓋体との溶接部に対向する前記外周側面に形成される
本発明によれば、ケース本体と蓋体との合わせ目を、蓋体の上方から縦打ち溶接した場合でも、蓋体と電極端子との間に沿面距離を確保することができ、蓋体と電極端子との間の絶縁性を確保することが可能となる。
本発明に係る密閉型電池を示す斜視図である。 密閉型電池の電極端子部を示す斜視図である。 密閉型電池の電極端子部の、蓋体の短手側の側面断面を示す図である。 溶接部からのスパッタがインシュレータの外周側面に飛散する様子を示す側面断面図である。 溶接後における蓋体と電極端子との間の沿面距離を示す側面断面図である。 第二の実施形態に係るインシュレータを用いた密閉型電池を示す側面断面図である。 第三の実施形態に係るインシュレータを用いた密閉型電池を示す側面断面図である。 従来の密閉型電池の電極端子部を示す側面断面図である。 従来の密閉型電池において、溶接部からのスパッタがインシュレータの外周側面に飛散する様子を示す側面断面図である。
次に、本発明を実施するための形態を、添付の図面を用いて説明する。
図1〜図3に示すように、本発明に係る密閉型電池の一実施形態である密閉型電池1は、充放電要素4と、充放電要素4を内部に収容する電池ケース2と、電極端子3と、絶縁部材(以降、「インシュレータ」と記載する)7とを備えた角型のリチウムイオン二次電池である。密閉型電池1の電池ケース2は、蓋体22と電極端子3とを樹脂からなるインシュレータ7を介して一体化した後に、蓋体22とケース本体21とを溶接することにより形成される。
充放電要素4は、正極と負極とをセパレータを介して積層し、複数回巻回されてなる電極体である。正極及び負極の積層部分には、それぞれ正極活物質又は負極活物質を含む合材が担持されている。充放電要素4は、積層部分における正極・負極間の化学反応により充放電が行われる。
電池ケース2は、充放電要素4及び電解液(図示せず)を内部に収容する直方体形状の金属製の部材である。電池ケース2は、ケース本体21及び蓋体22等により角型の電池容器として形成される。
ケース本体21は、一面(図2では、上面)が開口された有底の角筒状の部材であり、内部に充放電要素4及び電解液が収容される。ケース本体21は、例えばアルミニウムやアルミニウム合金により構成されている。
蓋体22は、ケース本体21の開口部内側に応じた形状(本実施形態では、平面視略矩形状)を有する平板状部材であり、ケース本体21の開口部を閉塞するための部材である。ケース本体21は、例えばアルミニウムやアルミニウム合金により構成されている。
蓋体22の長手方向両端部には、電極端子3・3が取り付けられている。電極端子3・3は、それぞれ充放電要素4の正極および負極と接続されている。
蓋体22における、電極端子3・3の間(本実施態様では、蓋体22の長手方向の略中央)に、電池ケース2の内圧が上昇した場合に当該電池ケース2の内外を連通させて内圧を開放するための安全弁23が設けられている。
蓋体22は、ケース本体21の開口部を閉塞した状態(蓋体22がケース本体21内に嵌合した状態)で、レーザ溶接によりケース本体21と接合され、蓋体22とケース本体21との境界部分には当該境界部分が溶融凝固した溶接部25が形成される。このレーザ溶接の際には、図3に示す矢印方向に向けて(蓋体22の上方から前記境界部分に向けて)レーザ光が照射され、蓋体22とケース本体21との境界部が溶接される(電池ケース2の縦方向にレーザ光が照射されるので「縦打ち溶接」ともいう)。当該縦打ち溶接により、蓋体22とケース本体21とが接合され、蓋体22とケース本体21とが一体化される。
電極端子3・3は、一方(図1(a)において右端側)が正極端子であり、他方(図1(a)において左端側)が負極端子である。電極端子3・3は、それぞれ外部端子部材32及びバスバ締結部材33を備えており、外部端子部材32及びバスバ締結部材33は、それぞれ通電可能な金属から形成されている。
各電極端子3・3は、電池ケース2の内部において充放電要素1の正極及び負極に集電端子を介して電気的に接続される。電極端子3・3は、密閉型電池10の外部との充放電のための接続経路となる端子である。電極端子3・3は、インシュレータ7を介して蓋体22に固定される。
外部端子部材32は、側面視略Z字状に屈曲した金属製端子部材(Z端子とも呼ばれる)であり、蓋体22の長手方向内側に位置するバスバ締結部32aと、蓋体22の長手方向外側に位置するシールかしめ部32bとを有する。
シールかしめ部32bは、蓋体22との間にインシュレータ7を介装した状態で、充放電要素4の正極または負極と接続される集電端子のリベット部6によりかしめられることで、インシュレータ7を介して蓋体22に固定されている。
このように、密閉型電池1においては、電極端子3・3と蓋体22とが、インシュレータ7・7を介して一体化されている。
バスバ締結部32aにはバスバ締結部材33が接続されており、バスバ締結部材33を介してバスバ(板状の接続具)が接続可能となっている。
そして、複数の密閉型電池1を接続して組電池を構成する際に、隣接する電池間において、例えば一方の密閉型電池1における正極側のバスバ締結部材33と他方の密閉型電池1における負極側のバスバ締結部材33とが、バスバにより接続される。
インシュレータ7は、絶縁性を備えた樹脂部材からなる平面視長方形状の部材であって、電池ケース2の蓋体22と電極端子3・3との間に介装され、その間を電気的に絶縁するものである。
インシュレータ7は、平面視において、外部端子部材32と略同じ形状および大きさに形成されており、所定の厚みを有している。
また、インシュレータ7の外周側面71には、周方向に沿って凹溝72が形成されている。凹溝72は、インシュレータ7の厚み方向の途中部に形成されており、その幅寸法(インシュレータ7の厚み方向の寸法)が寸法a、深さ寸法(インシュレータ7の厚み方向および周方向と直交する方向の寸法)が寸法bとなるように形成されている。
また、本実施形態では、凹溝72は、インシュレータ7の外周側面の全周にわたって形成されている。
インシュレータ7の外周側面71に凹溝72を形成した場合、ケース本体21と蓋体22とを溶接する前における、蓋体22と電極端子3との間の沿面距離は、インシュレータ7の外周側面71における凹溝72よりも下方の部分の上下寸法c、凹溝72の下面72cの深さ寸法(外周側面71から凹溝72の底側面72bまでの最短寸法)b、凹溝72の底側面72bの上下寸法a、凹溝72の上面72aの深さ寸法b、および外周側面71における凹溝72よりも上方の部分の上下寸法dを合計したものとなる。
なお、ここで、沿面距離とは、2つの導電性部材間(蓋体22と電極端子3との間)の、絶縁物(インシュレータ7)の表面に沿った最短距離のことをいう。
密閉型電池1においては、ケース本体21と蓋体22との合わせ目を蓋体22の上方から縦打ち溶接した場合に、溶接部から発生するスパッタがインシュレータ7の外周側面71等に付着することとなるが、インシュレータ7の外周側面71に凹溝72が形成されているため、蓋体22と電極端子3との間の沿面距離を確保することが可能となっている。
図4に示すように、凹溝72が形成されたインシュレータ7を介して電極端子3・3を固定した蓋体22とケース本体21との合わせ目に、蓋体22の上方からレーザ光を照射して、蓋体22とケース本体21とを縦打ち溶接する場合、溶接部から発生するスパッタがインシュレータ7の外周側面71等に付着することとなる。
溶接部からのスパッタが付着する箇所は、具体的には、インシュレータ7の外周側面71における凹溝72よりも下方の部分71b、外周側面71における凹溝72よりも上方の部分71a、および凹溝の上面72aにおける外周側面側の一部となる。
一方、凹溝72の上面72aにおける底側面72b側の一部、底側面72b、および下面72cには、溶接部からのスパッタは付着しない。
つまり、インシュレータ7の外周側面71に凹溝72を形成した場合、溶接部からのスパッタは溶接部を中心として直線的に放射状に飛散するため、凹溝72の上面72aにおける底側面72b側の一部、底側面72b、および下面72cは、溶接部からは、外周側面71における凹溝72よりも下方の部分71bの影になって、溶接部からのスパッタが到達せずスパッタが付着しない。
そして、スパッタが付着しない部分の表面は絶縁性を有しているため、インシュレータ7においては、ケース本体21と蓋体22との溶接後においても、当該部分の沿面距離が残存することとなる。
また、ケース本体21と蓋体22との溶接後に残存する、蓋体22と電極端子3との間の沿面距離は、以下のような寸法となる。
図5に示すように、溶接部から飛散するスパッタは、飛散する方向が、蓋体22の表面からの角度が所定の角度θ以下の方向であれば、外周側面71における凹溝72よりも下方の部分71bにより遮られて、それ以上遠くには届かない。従って、溶接部と外周側面71における凹溝72よりも下方の部分71bの上端とを結ぶ線の延長線(図5に示す破線)と、凹溝72の上面72aとの交点Pが、スパッタが付着する部分と付着しない部分との境界となる。
つまり、外周側面71の凹溝72よりも下方の部分71bに遮られてスパッタが付着しない部分は、凹溝72の上面72aにおける交点Pよりも底側面72b側の部分、底側面72b、および下面72cであり、その沿面距離は、凹溝72の上面72aにおける交点Pから底側面72bまでの深さ方向の寸法e、凹溝72の底側面72bの上下寸法a、および凹溝72の下面72cの深さ寸法bを合計したものとなる。
また、前記寸法eは、次式数1にて表すことができるため、前記沿面距離は、次式数2のようにも表すことができる。
Figure 0005644792
Figure 0005644792
なお、数2におけるAは、溶接部からインシュレータ7の外周側面71までの最短寸法である。
このように、密閉型電池1においては、インシュレータ7の外周側面71に凹溝72を形成することで、ケース本体21と蓋体22との合わせ目を、蓋体22の上方から縦打ち溶接した場合でも、蓋体22と電極端子3との間に、数2に示す沿面距離を確保することができ、蓋体22と電極端子3との間の絶縁性を確保することが可能となっている。
また、本実施形態においては、溶接部と外周側面71における凹溝72よりも下方の部分71bの上端とを結ぶ線の延長線が凹溝72の上面72aと交わる場合(つまり、交点Pが上面72a上にある場合)について説明したが、寸法a、寸法b、寸法c、および寸法Aの大きさによっては、溶接部と外周側面71における凹溝72よりも下方の部分71bの上端とを結ぶ線の延長線が凹溝72の底側面72bと交わる場合(つまり、交点Pが底側面72b上にある場合)もある。
この場合、スパッタが付着しない部分は、底側面72bにおける交点Pよりも下面72c側の部分、および下面72cであり、その沿面距離は、底側面72bにおける交点Pから下面72cまでの上下寸法、および凹溝72の下面72cの深さ寸法bを合計したものとなる。
なお、寸法a、寸法bおよび寸法c等の各寸法、即ち凹溝72の幅寸法や、深さ寸法や、形成位置等は、必要とする沿面距離に応じて適宜決定することができる。
本実施形態では、インシュレータ7に形成される凹溝72は、インシュレータ7の外周側面71の全周にわたって形成されているが、インシュレータ7の外周側面71のうち、少なくともケース本体21と蓋体22との溶接部25に対向する外周側面71にのみ形成されていればよい。
すなわち、インシュレータ7は、蓋体22の短手方向の両側に位置する外周側面71、および蓋体22の長手方向の外側に位置する外周側面71といったように、近傍に溶接部25が配置されていて当該溶接部25と対向している外周側面71のみに凹溝72が形成され、蓋体22の長手方向の内側に位置する外周側面71といったように、近傍に溶接部25が位置しておらず溶接部25とは対向していない外周側面71には凹溝72が形成されていないインシュレータ7に構成することもできる。
また、インシュレータ7は、次のように構成することもできる。
図6に示す、インシュレータ7の第二の実施形態においては、その外周側面71に周方向に沿って凸部73が形成されている。図6に示すインシュレータ7の突部73は、外周側面71の上部に形成されている。
このように、インシュレータ7の外周側面71に凸部73を形成した場合、溶接部から発生するスパッタは、凸部73よりも下方に位置する外周側面71、凸部73の下面73c、および凸部73の側面73bには付着するが、凸部73の上面73aには、凸部73により遮られて付着しない。
つまり、ケース本体21と蓋体22との溶接後においても、凸部73の上面73a部分に沿面距離が残存することとなる。
これにより、インシュレータ7の外周側面71に凹溝72を形成した場合と同様に、蓋体22と電極端子3との間の絶縁性を確保することが可能となっている。
さらに、インシュレータ7は、次のように構成することもできる。
図7に示す、インシュレータ7の第三の実施形態においては、その外周側面71の下端部に周方向に沿って凹陥部74が形成されている。
凹陥部74は、インシュレータ7の下端部を外周側面71の側から水平方向内側へ切り欠いたものであり、上面74aおよび底側面74bを有している。上面74aは蓋体22の表面と対向している。また、上面74aの深さ方向(外周側面71と直交する水平方向)途中部には、上面74aから下方に突出する突起部74cが周方向に沿って形成されている。
このように、インシュレータ7の外周側面71に、突起部74cを有する凹陥部74を形成した場合、溶接部から発生するスパッタは、外周側面71、凹陥部74における突起部74cよりも外側の上面74a、突起部74cの外側面には付着するが、凹陥部74における突起部74cよりも内側の部分には、突起部74cにより遮られて付着しない。具体的には、凹陥部74における突起部74cの内側面、突起部74cよりも内側の上面74a、および底側面74bにはスパッタが付着しない。
つまり、ケース本体21と蓋体22との溶接後においても、凹陥部74における突起部74cの内側面、突起部74cよりも内側の上面74a、および底側面74bの部分に沿面距離が残存することとなる。
これにより、インシュレータ7の外周側面71に凹溝72を形成した場合と同様に、蓋体22と電極端子3との間の絶縁性を確保することが可能となっている。
1 密閉型電池
2 電池ケース
3 電極端子
4 充放電要素
7 インシュレータ(絶縁部材)
21 ケース本体
22 蓋体
25 溶接部
32 外部端子部材
32a バスバ締結部32a
32b シールかしめ部
33 バスバ締結部材
71 外周側面
72 凹溝
72a 上面
72b 底側面
72c 下面

Claims (1)

  1. ケース本体と前記ケース本体の開口部を閉塞する蓋体とで電池ケースを形成する際に、前記蓋体と電極端子とを絶縁部材を介して一体化した後に、前記蓋体と前記ケース本体との合わせ目が縦打ち溶接により接合される密閉型電池であって、
    前記絶縁部材は、前記蓋体の外側面と前記電極端子との間に介装されるとともに、前記ケース本体と蓋体との溶接部に対向する外周側面を有し、
    前記絶縁部材の外周側面に、周方向に沿って凹溝を形成し
    前記凹溝は、少なくとも前記ケース本体と蓋体との溶接部に対向する前記外周側面に形成される、
    ことを特徴とする密閉型電池。
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