以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<1.第1実施形態>
<1−1.構成>
図1は、画像形成装置1の構成を示す概略図である。ここでは、画像形成装置1は、マルチ・ファンクション・ペリフェラル(Multi Function Peripheral)(MFPとも略称する)として構成されているものとする。当該MFPは、スキャナ機能、プリンタ機能、コピー機能およびデータ通信機能などを備える装置(複合機とも称する)である。
図1に示すように、画像形成装置1は、画像読取部2、印刷出力部3、通信部4、格納部5、入出力部6およびコントローラ9等を備えており、これらの各部を複合的に動作させることによって、各種の機能を実現する。
画像読取部2は、画像形成装置1の所定の位置に載置された原稿を光学的に読み取って、当該原稿の画像データ(原稿画像とも称する)を生成する処理部である。
印刷出力部3は、対象画像に関する画像データに基づいて紙などの各種の媒体に画像を印刷出力する出力部である。
通信部4は、公衆回線等を介したファクシミリ通信を行うことが可能な処理部である。さらに、通信部4は、ネットワークNWを介したネットワーク通信が可能である。このネットワーク通信では、TCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)およびFTP(File Transfer Protocol)等の各種のプロトコルが利用され、当該ネットワーク通信を利用することによって、画像形成装置1は、所望の相手先との間で各種のデータを授受することが可能である。
格納部5は、ハードディスクドライブ(HDD)および不揮発性メモリ等の格納装置で構成される。
入出力部6は、画像形成装置1に対する入力を受け付ける操作入力部6aと、各種情報の表示出力を行う表示部6bとを備えている。なお、入出力部6は、操作部とも称される。
具体的には、画像形成装置1には、入出力部6として機能する操作パネル部60(不図示)が設けられている。この操作パネル部60は、各種ハードキーとタッチスクリーン63(図3参照)とを有している。
タッチスクリーン63は、液晶表示パネルに圧電センサ等が埋め込まれて構成されており、表示部6bの一部として機能するとともに、操作入力部6aの一部としても機能する。詳細には、タッチスクリーン63は、液晶表示パネルに各種の情報を表示することが可能であるとともに、液晶表示パネルに対する操作者の手指の操作位置を検知して、各種の入力を受け付けることも可能である。たとえば、タッチスクリーン63に表示された仮想的なボタンが操作者の手指によって触れられると、このような操作は当該仮想的なボタンに対する押下操作であるとみなされる。
コントローラ9は、画像形成装置1を統括的に制御する制御部であり、CPUと、各種の半導体メモリ(RAMおよびROM等)とを備えて構成される。コントローラ9の制御下において各種の処理部が動作することによって、画像形成装置1の各種の機能が実現される。コントローラ9は、CPUにおいて、ROM(例えば、EEPROM等)内に格納されている所定のソフトウエアプログラム(以下、単にプログラムとも称する)PGを実行することによって、各種の処理部を実現する。なお、当該プログラムPG等は、ネットワークを経由してダウンロードされて取得されるようにしてもよく、あるいは、各種の可搬性記録媒体(USBメモリ等)を介して取得されるようにしてもよい。
具体的には、コントローラ9は、表示制御部11および入力制御部13等を含む各種の処理部を実現する。
表示制御部11は、各種画面等をタッチスクリーン63に表示する表示動作を制御する処理部である。
入力制御部13は、ユーザからの各種指示入力を受け付ける処理部である。
<1−2.動作>
以下では、図2〜図9を参照しながら、画像形成装置1の動作について説明する。
図2は、画像形成装置1の動作を示すフローチャートである。図3〜図9は、タッチスクリーン63に表示される画面GA(GA1〜GA7)を示す図である。
画像形成装置1の電源が投入等されると、画像形成装置1は、初期画面として図3に示す画面GA1をタッチスクリーン63に表示する。
図3に示すように、画面GA1は、メッセージ表示領域MA、プレビュー表示領域PA、機能設定用キー表示領域FAおよび切替指示キー表示領域CA等を備えて構成される。
メッセージ表示領域MAは、各種メッセージを表示する領域である。
プレビュー表示領域PAは、入稿原稿に関するプレビュー(不図示)および出力原稿に関するプレビュー(不図示)等を表示する領域である。
機能設定用キー表示領域FAは、複数(ここでは15個)の機能設定用キーFKを表示する領域である。詳細には、機能設定用キー表示領域FAには、後に詳述する動作に応じて、5つの機能設定用キーFK1a〜FK5aと5つの機能設定用キーFK1b〜FK5bと5つの機能設定用キーFK1c〜FK5cとのいずれかが選択的に表示される。なお、複数の機能設定用キーFKとしては、「カラー設定用キー」、「濃度設定用キー」、「用紙設定用キー」、「原稿画質設定用キー」、「仕上り設定用キー」および「倍率設定用キー」等が例示される。
複数の機能設定用キーFKは、3つのカテゴリに分類されている。具体的には、15個の機能設定用キーFKのうち、5つの機能設定用キーFK1a〜FK5aは、カテゴリCTa(基本1)にカテゴライズされており、キー群KGaを構成する。また、5つの機能設定用キーFK1b〜FK5bは、カテゴリCTb(基本2)にカテゴライズされており、キー群KGbを構成する。さらに、5つの機能設定用キーFK1c〜FK5cは、カテゴリCTc(基本3)にカテゴライズされており、キー群KGcを構成する。
複数のキー群KGa,KGb,KGcは、仮想的に垂直方向に沿って配列される。詳細には、キー群KGa,KGb,KGcは、この順序で上側から下側へと配列される。換言すれば、複数のキー群KGa,KGb,KGcの配列における各配列順位は、それぞれ、1位(最上位)、2位、3位(最下位)である。
そして、当該キー群KGa,KGb,KGcの中から選択された一のキー群KG1(以下、表示対象キー群KG1とも称する)が機能設定用キー表示領域FAに表示される。
例えば、図3の画面GA1においてはキー群KGb(機能設定用キーFK1b〜FK5b)が表示対象キー群KG1として表示されている。なお、ここでは、図3に示すように、機能設定用キーFK1b〜FK5bは、水平方向に配列されて表示される。
切替指示キー表示領域CAは、矩形形状を有する3つの表示キーDK0,DK1,DK2を表示する領域である。図3に示すように、表示キーDK0,DK1,DK2は、垂直方向に配列されて表示される。詳細には、表示キーDK0,DK1,DK2は、表示キーDK1,DK0,DK2の順序で上側から下側へと配列されて表示される。なお、この切替指示キー表示領域CAは、機能設定用キー表示領域FAの近傍(詳細には、機能設定用キー表示領域FAの右側)に配置される。
表示キーDK0には、画像GC1が重畳されて表示される。画像GC1は、表示対象キー群KG1に関するカテゴリ名称を表示する画像である。画像GC1は、対象キー群名称表示画像GC1とも称される。なお、表示キーDK0は、「キー」と表現されるが、ユーザによる操作入力を受け付ける機能を有していない。一方、表示キーDK1,DK2は、後述するように、ユーザによる操作入力(指示入力)を受け付ける機能を有している。
表示キーDK1には、画像GC2が重畳されて表示される。画像GC2は、複数のキー群KGa,KGb,KGcの配列における表示対象キー群KG1の配列順位に対する直前の順位に対応するキー群(以下、前順位キー群KG2とも称する)に関するカテゴリ名称を表示する画像である。画像GC2は、前順位キー群名称表示画像GC2とも称される。
表示キーDK2には、画像GC3が重畳されて表示される。画像GC3は、複数のキー群KGa,KGb,KGcの配列における表示対象キー群KG1の配列順位に対する直後の順位(次順位)に対応するキー群(以下、次順位キー群KG3とも称する)に関するカテゴリ名称を表示する画像である。画像GC3は、次順位キー群名称表示画像GC3とも称される。
例えば、図3の画面GA1においては、キー群KGbが表示対象キー群KG1として選択され機能設定用キー表示領域FAに表示されている。また、切替指示キー表示領域CA内の表示キーDK0には、キー群KGbのカテゴリ名称に関する画像GCbが対象キー群名称表示画像GC1として重畳されて表示されている。画像GCbは、表示キーDK0と略同サイズの矩形形状の画像であり、その中央にカテゴリ名称を示す文字「基本2」を有している。
また、表示キーDK1には、キー群KGbの配列順位(2位)に対する直前の順位(1位)に対応するキー群KGaのカテゴリ名称に関する画像GCaが前順位キー群名称表示画像GC2として重畳されて表示されている。画像GCaは、表示キーDK1と略同サイズの矩形形状の画像であり、その中央にカテゴリ名称を示す文字「基本1」を有している。
また、表示キーDK2には、キー群KGbの配列順位(2位)に対する直後の順位(3位)に対応するキー群KGcのカテゴリ名称に関する画像GCcが次順位キー群名称表示画像GC3として重畳されて表示されている。画像GC、表示キーDK2と略同サイズの矩形形状の画像であり、その中央にカテゴリ名称を示す文字「基本3」を有している。
上述の表示キーDK1は、表示対象キー群KG1を前順位キー群KG2へと切り替える指示入力(以下、切替指示入力IN1とも称する)を受け付ける切替指示キーとしても機能する。そのため、表示キーDK1は、切替指示キーDK1とも称される。
また、上述の表示キーDK2は、表示対象キー群KG1を次順位キー群KG3へと切り替える指示入力(以下、切替指示入力IN2とも称する)を受け付ける切替指示キーとしても機能する。そのため、表示キーDK2は、切替指示キーDK2とも称される。
また、図3に示すように、切替指示キー表示領域CAには、表示キーDK0を包囲する選択カーソルSCも表示される。選択カーソルSCは、複数のキー群KGa,KGb,KGcのうち表示対象キー群KG1として選択されたキー群KGを指し示すカーソルである。この選択カーソルSCの左側の一部は、さらにその左側に表示されている表示対象キー群KG1を指し示す先鋭な形状を有している。表示対象キー群KG1に対応する対象キー群名称表示画像GC1が選択カーソルSCにより包囲されることにより、ユーザは、表示対象キー群KG1(キー群KGb)のカテゴリ名称(「基本2」)を直感的に認識することが可能である。
このような画面GA1(初期画面)が表示されると、画像形成装置1は、ユーザからの操作入力を待機する状態(以下、待機状態WSとも称する)に移行する。
ここで、画面GA1内のキー群KGbの中から所望の機能設定用キーFKが見つかったときには、ユーザは、当該所望の機能設定用キーFKを押下する。これに応じて、画像形成装置1は、当該所望の機能設定用キーFKに対応する機能設定用画面FGをタッチスクリーン63に表示する。
例えば、上記待機状態WSにおいて、図3の機能設定用キーFK1bが押下されると、表示制御部11は、図4に示すように、当該機能設定用キーFK1bに対応する機能設定用画面FG1bを表示する。仮に、機能設定用キーFK1bが「カラー」に関する機能設定用キーである場合には、機能設定用画面FG1bは、「カラー」に関する機能設定用画面として表示される。そして、機能設定用画面FG1bに設けられた4つのボタン「A−1」、「A−2」、「A−3」、「A−4」には、それぞれ、「オートカラー」、「フルカラー」、「モノクロ」、「単色カラー」等が表示される。このような機能設定用画面FG1bにおいて、ユーザは、4つのボタンのいずれかを選択することにより「カラー」に関する機能設定を行うことが可能である。
一方、図3の画面GA1内のキー群KGbの中から所望の機能設定用キーFKが見つからなかったときには、ユーザは、切替指示キーDK1または切替指示キーDK2を押下する。これに応じて、画像形成装置1は、キー群KGbに代えてキー群KGaまたはキー群KGcを新たな表示対象キー群KG1として表示する。
例えば、上記待機状態WSにおいて、切替指示キーDK1が押下されると、切替指示キーDK1による切替指示入力IN1に応答して、表示制御部11は、キー群KGa(前順位キー群KG2)をキー群KGbに代えて新たな表示対象キー群KG1として表示する動作(以下、更新表示動作UD1とも称する)を実行する。
一方、上記待機状態WSにおいて、切替指示キーDK2が押下されると、切替指示キーDK2による切替指示入力IN2に応答して、表示制御部11は、キー群KGc(次順位キー群KG3)をキー群KGbに代えて新たな表示対象キー群KG1として表示する動作(以下、更新表示動作UD2とも称する)を実行する。
以下では、図2のフローチャートを参照しながら、(1)切替指示キーDK1押下時における画像形成装置1の動作と(2)切替指示キーDK2押下時における画像形成装置1の動作とについてより詳細に説明する。なお、図2のフローチャートの処理は、切替指示キーDK1,DK2が押下される毎に呼び出されるサブルーチンの処理である。
(1)図3の画面GA1において切替指示キーDK1が押下されると、入力制御部13は、切替指示入力IN1を受け付ける。そして、ステップS11において上側の切替指示キーDK1が押下されたと判定され、ステップS13に進む。なお、上述したように、切替指示入力IN1は、キー群KGb(表示対象キー群KG1)の配列順位(2位)に対する直前の順位(1位)に対応するキー群KGa(前順位キー群KG2)へと表示対象キー群KG1を切り替える指示入力である。
ステップS13においては、表示制御部11は、更新表示動作UD1を実行する。具体的には、表示制御部11は、キー群KGa(前順位キー群KG2)をキー群KGbに代えて新たな表示対象キー群KG1として機能設定用キー表示領域FAに表示する。換言すれば、表示制御部11は、当該キー群KGbに対して上側に隣接するキー群KGaをキー群KGbに代えて新たな表示対象キー群KG1として表示する。
詳細には、表示制御部11は、機能設定用キー表示領域FA内の表示対象キー群KG1(キー群KGb)に関する画像を下向きにスクロールする。より詳細には、図5に示すように、表示制御部11は、キー群KGbを下方向へと徐々にスライドアウトさせるとともに、キー群KGbに対して上側に隣接するキー群KGaを機能設定用キー表示領域FAの上側から徐々にスライドインさせる。
そして、最終的には、表示制御部11は、機能設定用キー表示領域FAからスライドアウトするキー群KGbに代えて機能設定用キー表示領域FAにスライドインするキー群KGaを新たな表示対象キー群KG1として表示する(図6参照)。
ステップS15においては、表示制御部11は、切替指示キー表示領域CA内の3つの表示キーDK(DK0〜DK2)に関する表示を更新する。なお、図示の都合上、ステップS13,S15の処理は順次に実行されるように示されているが、実際には、ステップS15の処理は、ステップS13の更新表示動作UD1に連動して(同時並列的に)実行される。
具体的には、表示制御部11は、選択カーソルSCをそのままの状態で維持しつつ、3つの表示キーDK0,DK1,DK2に関する画像(画像GCb,GCa,GCcを含む)を下向きにスクロールする。より詳細には、図5に示すように、表示キーDK0,DK1が徐々に下方向へスライドするとともに、表示キーDK2が徐々に下方向へとスライドアウトする。さらに、表示キーDK2は、切替指示キー表示領域CAの最下部まで下向きに移動した後、今度は最上部へと循環的に移動して切替指示キー表示領域CAの最上部から下向きにスライドインする。
なお、表示制御部11は、表示キーDK1,DK0,DK2を下方向へスクロールするとともに、それぞれに重畳して表示されるカテゴリ名称(「基本1」、「基本2」、「基本3」)に関する画像(GCa,GCb、GCc)をも下方向へスクロールする。
そして、最終的には、図6に示すように、表示制御部11は、複数のキー群(KGa〜KGc)に関するカテゴリ名称を示す画像GCa〜GCcのうち、キー群KGa(表示対象キー群KG1)に関するカテゴリ名称(「基本1」)を示す画像GCaを、切替指示キー表示領域CA内の表示キーDK0に重畳して表示する。すなわち、表示制御部11は、切替指示入力IN1に応答して、元の表示対象キー群KG1に関するカテゴリ名称を示す画像GC1に代えて前順位キー群KG2に関するカテゴリ名称を示す画像GC2を新たな対象キー群名称表示画像GC1として切替指示キー表示領域CA内の表示キーDK0に重畳して表示する。なお、このように、表示制御部11は、切替指示キー(表示キー)DK1の位置とも切替指示キー(表示キー)DK2の位置とも異なる位置に対象キー群名称表示画像GC1を表示する。
また、表示制御部11は、キー群KGcに関するカテゴリ名称(「基本3」)を示す画像GCcを、切替指示キー表示領域CA内の表示キー(切替指示キー)DK1に重畳して表示する。
さらに、表示制御部11は、キー群KGbに関するカテゴリ名称(「基本2」)を示す画像GCbを、切替指示キー表示領域CA内の表示キー(切替指示キー)DK2に重畳して表示する。
この後、図6の画面GA4において、切替指示キーDK1が再押下されると、再び図2のサブルーチンが呼び出され、ステップS11を経由してステップS13に進む。
上述したように、ステップS13においては、表示制御部11は、原則として、元の表示対象キー群KG1に代えて当該元の表示対象キー群KG1の配列順位の直前の順位(上位の順位)に対応する前順位キー群KG2を新たな表示対象キー群KG1として機能設定用キー表示領域FAに表示する。
ただし、図6の画面GA4においては、最上位の配列順位を有するキー群KGaが表示対象キー群KG1として表示されており、当該キー群KGaの配列順位の直前の順位(さらに上位の順位)に対応するキー群KGは存在しない。
そこで、最上位順位(1位)に対応するキー群KGaの表示中に切替指示入力IN1が受け付けられたときには、表示制御部11は、最下位順位に対応するキー群KGcを当該キー群KGaに代えて新たな表示対象キー群KG1として表示する。
具体的には、表示制御部11は、図7に示すように、機能設定用キー表示領域FAにおいて、キー群KGaに関する画像を下向きにスクロールする。より詳細には、表示制御部11は、キー群KGaを下方向へ徐々にスライドアウトさせるとともに、最下位順位を有するキー群KGcを機能設定用キー表示領域FAの上側から徐々にスライドインさせる。
そして、最終的には、表示制御部11は、機能設定用キー表示領域FAにスライドインするキー群KGcを機能設定用キー表示領域FAからスライドアウトするキー群KGaに代えて新たな表示対象キー群KG1として表示する(図8参照)。
このように、最上位順位を有するキー群KGaの表示中に切替指示入力IN1が受け付けられると、最上位順位を有するキー群KGaに代えて最下位順位を有するキー群KGcが新たな表示対象キー群KG1として表示される。端的に言えば、機能設定用キー表示領域FAにおいて、3つのキー群KGa,KGb,KGcが切替指示入力IN1に応じて循環的に切替表示される。
また、ステップS15においては、表示対象キー群KG1の変更に連動して、表示キーDK0上の対象キー群名称表示画像GC1が循環的に更新表示される。また、表示キーDK1,DK2上の画像GC2,GC3もそれぞれ循環的に更新される。
この後、図8の画面GA6において、切替指示キーDK1が再押下されると、再び図2のサブルーチンが呼び出され、ステップS11を経由してステップS13に進む。そして、上記と同様の処理が実行される。
以上のように、表示制御部11は、切替指示キーDK1を介して切替指示入力IN1が受け付けられる毎に上記更新表示動作UD1を実行する。そして、繰り返し受け付けられる切替指示入力IN1に応じて、表示制御部11は、複数のキー群KGa,KGb,KGcを循環的に表示する。
(2)一方、図3の画面GA1において切替指示キーDK2が押下されると、入力制御部13は、切替指示入力IN2を受け付ける。そして、ステップS11において下側の切替指示キーDK2が押下されたと判定され、ステップS17に進む。なお、上述したように、切替指示入力IN2は、キー群KGb(表示対象キー群KG1)の配列順位(2位)に対する直後の順位(3位)に対応するキー群KGc(次順位キー群KG3)へと表示対象キー群KG1を切り替える指示入力である。
ステップS17においては、表示制御部11は、更新表示動作UD2を実行する。具体的には、表示制御部11は、キー群KGc(次順位キー群KG3)をキー群KGbに代えて新たな表示対象キー群KG1として機能設定用キー表示領域FAに表示する。換言すれば、表示制御部11は、当該キー群KGbに対して下側に隣接するキー群KGcをキー群KGbに代えて新たな表示対象キー群KG1として表示する。
詳細には、表示制御部11は、機能設定用キー表示領域FA内の表示対象キー群KG1(キー群KGb)に関する画像を上向きにスクロールする。より詳細には、図9に示すように、表示制御部11は、キー群KGbを上方向へ徐々にスライドアウトさせるとともに、キー群KGbに対して下側に隣接するキー群KGcを機能設定用キー表示領域FAの下側から徐々にスライドインさせる。
そして、最終的には、表示制御部11は、機能設定用キー表示領域FAからスライドアウトするキー群KGbに代えて機能設定用キー表示領域FAにスライドインするキー群KGcを新たな表示対象キー群KG1として表示する(図8参照)。
ステップS19においては、表示制御部11は、切替指示キー表示領域CA内の3つの表示キーDK(DK0〜DK2)に関する表示を更新する。なお、図示の都合上、ステップS17,S19の処理は順次に実行されるように示されているが、実際には、ステップS19の処理は、ステップS17の更新表示動作UD2に連動して(同時並列的に)実行される。
具体的には、表示制御部11は、選択カーソルSCをそのままの状態で維持しつつ、3つの表示キーDK0,DK1,DK2に関する画像(画像GCb,GCa,GCcを含む)を上向きにスクロールする。より詳細には、図9に示すように、表示キーDK0,DK2が徐々に上方向へスライドするとともに、表示キーDK1が徐々に上方向へとスライドアウトする。さらに、表示キーDK1は、切替指示キー表示領域CAの最上部まで上向きに移動した後、今度は最下部へと循環的に移動して切替指示キー表示領域CAの最下部から上向きにスライドインする。
なお、表示制御部11は、表示キーDK1,DK0,DK2を上方向にスクロールするとともに、それぞれに重畳して表示されるカテゴリ名称(「基本1」、「基本2」、「基本3」)に関する画像(GCa,GCb,GCc)をも上方向にスクロールする。
そして、最終的には、図8に示すように、表示制御部11は、複数のキー群(KGa〜KGc)に関するカテゴリ名称を示す画像GCa〜GCcのうち、キー群KGc(表示対象キー群KG1)に関するカテゴリ名称(「基本3」)を示す画像GCcを、切替指示キー表示領域CA内の表示キーDK0に重畳して表示する。すなわち、表示制御部11は、切替指示入力IN2に応答して、元の表示対象キー群KG1に関するカテゴリ名称を示す画像GC1に代えて次順位キー群KG3に関するカテゴリ名称を示す画像GC3を新たな対象キー群名称表示画像GC1として切替指示キー表示領域CA内の表示キーDK0に重畳して表示する。
また、表示制御部11は、キー群KGbに関するカテゴリ名称(「基本2」)を示す画像GCbを、切替指示キー表示領域CA内の表示キー(切替指示キー)DK1に重畳して表示する。
さらに、表示制御部11は、キー群KGaに関するカテゴリ名称(「基本1」)を示す画像GCaを、切替指示キー表示領域CA内の表示キー(切替指示キー)DK2に重畳して表示する。
この後、図8の画面GA6において、切替指示キーDK2が再押下されると、再び図2のサブルーチンが呼び出され、ステップS11を経由してステップS17に進む。
上述したように、ステップS17においては、表示制御部11は、原則として、元の表示対象キー群KG1に代えて当該元の表示対象キー群KG1の配列順位の直後の順位(下位の順位)に対応する次順位キー群KG3を新たな表示対象キー群KG1として機能設定用キー表示領域FAに表示する。
ただし、図8の画面GA6においては、最下位の配列順位を有するキー群KGcが表示対象キー群KG1として表示されており、当該キー群KGcの配列順位の直後の順位に対応するキー群KGは存在しない。
そこで、最下位順位(3位)に対応するキー群KGcの表示中に切替指示入力IN2が受け付けられたときには、表示制御部11は、最上位順位に対応するキー群KGaを当該キー群KGcに代えて新たな表示対象キー群KG1として表示する。
具体的には、表示制御部11は、図7に示すように、キー群KGcに関する画像を上向きにスクロールする。より詳細には、表示制御部11は、キー群KGcを上方向へ徐々にスライドアウトさせるとともに、最上位順位を有するキー群KGaを機能設定用キー表示領域FAの下側から徐々にスライドインさせる。
そして、最終的には、表示制御部11は、機能設定用キー表示領域FAにスライドインするキー群KGaを機能設定用キー表示領域FAからスライドアウトするキー群KGcに代えて新たな表示対象キー群KG1として表示する(図6参照)。
このように、最下位順位を有するキー群KGcの表示中に切替指示入力IN2が受け付けられると、最下位順位を有するキー群KGcに代えて最上位順位を有するキー群KGaが新たな表示対象キー群KG1として表示される。端的に言えば、機能設定用キー表示領域FAにおいて、3つのキー群KGa,KGb,KGcが循環的に切替指示入力IN2に応じて切替表示される。
また、ステップS19においては、表示キーDK0上の対象キー群名称表示画像GC1が表示対象キー群に連動して循環的に表示される。
この後、図6の画面GA4において、切替指示キーDK2が再押下されると、再び図2のサブルーチンが呼び出され、ステップS11を経由してステップS17に進む。そして、上記と同様の処理が実行される。
このように、表示制御部11は、切替指示キーDK2を介して切替指示入力IN2が受け付けられる毎に上記更新表示動作UD2を実行する。そして、繰り返し受け付けられる切替指示入力IN2に応じて、表示制御部11は、複数のキー群KGa,KGb,KGcを循環的に表示する。
以上の動作によれば、切替指示キーDK1による切替指示入力IN1に応答して更新表示動作UD1が実行されるととともに、切替指示キーDK2による切替指示入力IN2に応答して更新表示動作UD2が実行される。
詳細には、切替指示入力IN1に応答して、キー群KGb(元の表示対象キー群KG1)に対して上側に隣接するキー群KGa(前順位キー群KG2)がキー群KGbに代えて新たな表示対象キー群KG1として表示される。また、切替指示入力IN2に応答して、キー群KGb(表示対象キー群KG1)に対して下側に隣接するキー群KGc(次順位キー群KG3)がキー群KGbに代えて新たな表示対象キー群KG1として表示される。
そのため、複数のキー群KGa,KGb,KGcの配列順序に従って表示対象キー群KG1が変更され、ユーザは、所望の機能設定用キーFKをキー群KG単位で効率的に検索することが可能である。換言すれば、ユーザは、所望の機能設定用キーFKをカテゴリCT1,CT2,CT3別に検索することが可能である。たとえば、ユーザは、既に検索済みの機能設定用キーFKと今後検索する機能設定用キーFKとをそれぞれカテゴリCT1,CT2,CT3単位で区別しつつ、所望の機能設定用キーFKを検索することも可能である。
また特に、複数のキー群KGa,KGb,KGcにそれぞれ対応する複数の切替指示キーを用いて表示対象キー群KG1を切り替える場合に比べて、より簡易な操作によって当該当該表示対象キー群KG1を切り替えることが可能である。
また、切替指示キーDK1を介して切替指示入力IN1が受け付けられる毎に更新表示動作UD1が実行され、切替指示キーDK2を介して切替指示入力IN2が受け付けられる毎に更新表示動作UD2が実行される。
そのため、ユーザは、切替指示キーDK1の押下操作を繰り返すことにより表示対象キー群KG1を当該表示対象キー群KG1の上側に隣接する前順位キー群KG2に順次に切り替えることが可能である。また、ユーザは、切替指示キーDK2の押下操作を繰り返すことにより表示対象キー群KG1を当該表示対象キー群KG1の下側に隣接する次順位キー群KG3に順次に切り替えることが可能である。
特に、切替指示キーDK1または切替指示キーDK2の押下操作を繰り返す場合においては、ユーザは、同じ位置を繰り返し押下すればよく、2回目以降の押下操作においては当該切替指示キーDK1または当該切替指示キーDK2の視認を必ずしも要しない。換言すれば、ユーザは、機能設定用キー表示領域FAから切替指示キー表示領域CAへと視線を移動させることなく、切替指示入力IN1または切替指示入力IN2を繰り返し入力することが可能である。したがって、ユーザは、機能設定用キー表示領域FAの表示対象キー群KG1が前順位キー群KG2または次順位キー群KG3へと切り替わる様子をより確実に視認することが可能である。
また、繰り返し受け付けられる切替指示入力IN1,IN2に応じて、複数のキー群KGa,KGb,KGcが循環的に表示される。
そのため、最上位順位(1位)に対応するキー群KGaの表示中に切替指示入力IN1が受け付けられた場合においても、最下位順位(3位)に対応するキー群KGcをキー群KGaに代えて新たな表示対象キー群KG1として表示することが可能である。また、最下位順位(3位)に対応するキー群KGcの表示中に切替指示入力IN2が受け付けられた場合においても、最上位順位(1位)に対応するキー群KGaをキー群KGc代えて新たな表示対象キー群KG1として表示することが可能である。
また、切替指示入力IN1に応答して、機能設定用キー表示領域FA内の表示対象キー群KG1を示す画像が垂直方向における下向きにスクロールされる。そして、当該機能設定用キー表示領域FAからスライドアウトする元の表示対象キー群KG1(キー群KGb)に代えて当該機能設定用キー表示領域FAにスライドインする前順位キー群KG2(キー群KGa)が新たな表示対象キー群KG1として表示される。また、切替指示入力IN2に応答して、機能設定用キー表示領域FA内の表示対象キー群KG1を示す画像が垂直方向における上向きにスクロールされる。そして、当該機能設定用キー表示領域FAからスライドアウトする元の表示対象キー群KG1(キー群KGb)に代えて当該機能設定用キー表示領域FAにスライドインする次順位キー群KG3(キー群KGc)が新たな表示対象キー群KG1として表示される。
そのため、表示対象キー群KG1が前順位キー群KG2或いは次順位キー群KG3に瞬時に切り替えられる場合に比べて、当該前順位キー群KG2或いは当該次順位キー群KG3に切り替えられたことをスクロール画像により明確に認識することが可能である。
また、複数のキー群KGa,KGb,KGcに関するカテゴリ名称を示す複数の画像GCa,GCb,GCcのうち、表示対象キー群KG1に関するカテゴリ名称を示す対象キー群名称表示画像GC1が切替指示キー表示領域CA内の表示キーDK0に重畳して表示される。
そのため、ユーザは、当該対象キー群名称表示画像GC1を視認することにより表示対象キー群KG1のカテゴリ名称を認知することが可能である。
また、対象キー群名称表示画像GC1が切替指示キー(表示キー)DK1の位置とも切替指示キー(表示キー)DK2の位置とも異なる位置(詳細には、表示キーDK0の位置)に表示される。詳細には、当該対象キー群名称表示画像GC1が切替指示キーDK1と切替指示キーDK2との間隙に表示される。そのため、当該対象キー群名称表示画像GC1が切替指示キーDK1または切替指示キーDK2に重畳して表示される場合(第3実施形態参照)に比べて、ユーザは、当該対象キー群名称表示画像GC1をより簡単に把握することが可能である。
また、前順位キー群KG2に関するカテゴリ名称を示す画像(前順位キー群名称表示画像)GC2が切替指示キーDK1に重畳して表示され、且つ、次順位キー群KG3に関するカテゴリ名称を示す画像(前順位キー群名称表示画像)GC3が切替指示キーDK2に重畳して表示される。
そのため、ユーザは、前順位キー群KG2に関するカテゴリ名称および第3のキー群に関する関するカテゴリ名称をも知ることが可能である。
<2.第2実施形態>
第2実施形態は、第1実施形態の変形例である。
この第2実施形態では、上述の切替指示キーDK1の代わりに切替指示カーソルCL1(後述)を用いて切替指示入力IN1を受け付けるとともに、上述の切替指示キーDK2の代わりに切替指示カーソルCL2(後述)を用いて切替指示入力IN2を受け付ける場合を例示する。なお、カテゴリ名称を示す画像GCa,GCb,GCcは、切替指示カーソルCL1,CL2には表示されない。
この第2実施形態では、図11に示すように、切替指示キー表示領域CAには、2つの切替指示カーソルCL1,CL2と表示キーDK0と選択カーソルSCとが表示される。
切替指示カーソルCL1は、一方の向き(上向き)を指し示すカーソル形状を有しており、切替指示入力IN1を受け付ける切替指示キーである。
切替指示カーソルCL2は、上記一方の向きとは逆向きの他方の向き(下向き)を指し示すカーソル形状を有しており、切替指示入力IN2を受け付ける切替指示キーである。
以下では、図10のフローチャートを参照しながら、(1)切替指示カーソルCL1押下時における画像形成装置1の動作と(2)切替指示カーソルCL2押下時における画像形成装置1の動作とについて説明する。なお、図10のフローチャートの処理は、切替指示カーソルCL1,CL2が押下される毎に呼び出されるサブルーチンの処理である。
画像形成装置1の電源が投入等されると、画像形成装置1は、初期画面として図11に示す画面GA8をタッチスクリーン63に表示する。具体的には、図11に示すように、表示制御部11は、キー群KGbを表示対象キー群KG1として表示する。また、表示制御部11は、キー群KGbに関するカテゴリ名称「基本2」を示す画像GCbを対象キー群名称表示画像GC1として表示キーDK0に重畳して表示する。
(1)図11の画面GA8において、切替指示カーソルCL1が押下されると、ステップS31において上側の切替指示カーソルCL1が押下されたと判定され、ステップS33に進む。
ステップS33においては、図2のフローチャートの対応ステップS13と同様の処理が実行される。
ステップS35においては、表示制御部11は、切替指示キー表示領域CA内の表示キーDK0に関する表示を更新する。このステップS35の処理は、ステップS33の処理と同時並列的に実行される。
具体的には、表示制御部11は、選択カーソルSCをそのままの状態で維持しつつ、表示キーDK0に関する画像(画像GCbを含む)を下向きにスクロールする(図12)。また、表示制御部11は、当該画像(画像GCbを含む)の移動に連動して、当該画像の上側から、前順位キー群KG2に関する画像(前順位キー群名称表示画像)GC2(GCa)を下向きにスクロールして表示する。そして、最終的には、図13に示すように、表示制御部11は、キー群KGa(新たな表示対象キー群KG1でもある)に関するカテゴリ名称「基本1」を示す画像GCaを、新たな表示キーDK0に重畳して表示する。このように、表示制御部11は、キー群KGbのカテゴリ名称を示す画像(元の対象キー群名称表示画像GC1)に代えてキー群KGaのカテゴリ名称を示す画像(前順位キー群名称表示画像GC2)を新たな対象キー群名称表示画像GC1として表示キーDK0に重畳して表示する。
(2)一方、図11の画面GA8において、切替指示カーソルCL2が押下されると、ステップS31において下側の切替指示カーソルCL2が押下されたと判定され、ステップS37に進む。
ステップS37においては、図2のフローチャートの対応ステップS17と同様の処理が実行される。
ステップS39においては、表示制御部11は、切替指示キー表示領域CA内の表示キーDK0に関する表示を更新する。このステップS39の処理は、ステップS37の処理と同時並列的に実行される。
具体的には、表示制御部11は、選択カーソルSCをそのままの状態で維持しつつ、表示キーDK0に関する画像(画像GCbを含む)を上向きにスクロールする(図14)。また、表示制御部11は、当該画像(画像GCbを含む)の移動に連動して、当該画像の下側から、次順位キー群KG3に関する画像(次順位キー群名称表示画像)GC3(GCc)を上向きにスクロールして表示する。そして、最終的には、図15に示すように、表示制御部11は、キー群KGc(新たな表示対象キー群KG1でもある)に関するカテゴリ名称「基本3」を示す画像GCcを、新たな表示キーDK0に重畳して表示する。このように、表示制御部11は、キー群KGbのカテゴリ名称を示す画像(元の対象キー群名称表示画像GC1)に代えてキー群KGcのカテゴリ名称を示す画像(次順位キー群名称表示画像GC3)を新たな対象キー群名称表示画像GC1として表示キーDK0に重畳して表示する。
このように、表示制御部11は、切替指示入力IN1に応答して、元の対象キー群名称表示画像GC1に代えて前順位キー群名称表示画像GC2を新たな対象キー群名称表示画像GC1として切替指示キー表示領域CA内の表示キーDK0に重畳して表示する(ステップS33,S35)。また、表示制御部11は、切替指示入力IN2に応答して、元の対象キー群名称表示画像GC1に代えて次順位キー群名称表示画像GC3を新たな対象キー群名称表示画像GC1として切替指示キー表示領域CA内の表示キーDK0に重畳して表示する(ステップS37,S39)。表示制御部11は、切替指示キー(表示キー)DK1の位置とも切替指示キー(表示キー)DK2の位置とも異なる位置(詳細には、表示キーDK0の位置)に対象キー群名称表示画像GC1を表示する。
以上の動作によれば、切替指示カーソルCL1による切替指示入力IN1に応答して更新表示動作UD1が実行されるととともに、切替指示カーソルCL2による切替指示入力IN2に応答して更新表示動作UD2が実行される。そのため、複数のキー群KGa,KGb,KGcの配列順序に従って表示対象キー群KG1が変更され、ユーザは、所望の機能設定用キーFKを効率的に検索することが可能である。
また、切替指示カーソルCL1の位置とも切替指示カーソルCL2の位置とも異なる位置(詳細には、表示キーDK0の位置)に対象キー群名称表示画像GC1が表示される。詳細には、当該対象キー群名称表示画像GC1が切替指示カーソルCL1と切替指示カーソルCL2との間隙に表示される。そのため、ユーザは、対象キー群名称表示画像GC1をより簡単に把握することが可能である。特に、切替指示キー表示領域CAにおいては、カテゴリ名称を示す画像として、対象キー群名称表示画像GC1のみが表示されているので、ユーザは、機能設定用キー表示領域FA内に表示されている表示対象キー群KG1のカテゴリー名称を容易に把握することができる。
また、切替指示カーソルCL1が一方の向き(上向き)を指し示すカーソル形状を有するとともに、切替指示入力キーCK2が当該一方の向きとは逆向き(下向き)を指し示すカーソル形状を有している。そのため、切替指示カーソルCL1と切替指示カーソルCL2とが、それぞれ、切替指示入力IN1と切替指示入力IN2とを入力するためのキーであることを、ユーザに気付かせ易くすることが可能である。
<3.第3実施形態>
第3実施形態は、上記第1実施形態の変形例である。
上記第1実施形態では、切替指示キーDK1の位置とも切替指示キーDK2の位置とも異なる位置に、表示対象キー群KG1に関するカテゴリ名称を示す対象キー群名称表示画像GC1が表示される場合を例示した。
この第3実施形態では、切替指示キーDK1と切替指示キーDK2とのいずれか一方に、当該対象キー群名称表示画像GC1が重畳して表示される場合を例示する。換言すれば、この第3実施形態では、対象キー群名称表示画像GC1を重畳して表示するための表示キーDK0が存在しない場合を例示する。
この第3実施形態では、図17に示すように、切替指示キー表示領域CAには、2つの表示キーDK1,DK2が表示される。
また、切替指示キー表示領域CAには、2つの表示キーDK1,DK2のうちのいずれか一方を包囲する選択カーソルSCが表示される。具体的には、選択カーソルSCは、表示キーDK1,DK2のうち対象キー群名称表示画像GC1が重畳されている表示キーDKを包囲する。
例えば、図17の画面GA13においては、キー群KGbに関するカテゴリ名称「基本2」を示す画像GCbが表示キーDK2に表示されている。端的に言えば、対象キー群名称表示画像GC1が表示キーDK2に重畳して表示されている。この場合、表示制御部11は、対象キー群名称表示画像GC1が重畳されていることを示す選択カーソルSCを表示キーDK2に重畳して表示する。
以下では、図16のフローチャートを参照しながら、(1)切替指示キーDK1押下時における画像形成装置1の動作と(2)切替指示キーDK2押下時における画像形成装置1の動作とについて説明する。なお、図16のフローチャートの処理は、切替指示キーDK1,DK2が押下される毎に呼び出されるサブルーチンの処理である。
画像形成装置1の電源が投入等されると、画像形成装置1は、初期画面として図17に示す画面GA13をタッチスクリーン63に表示する。
(1)図17の画面GA13において、切替指示キーDK1が押下されると、図16のステップS51において上側の切替指示キーDK1が押下されたと判定され、ステップS53に進む。
ステップS53においては、図2のフローチャートの対応ステップS13と同様の処理が実行される。
ステップS55においては、表示制御部11は、切替指示キー表示領域CA内の切替指示キーDK1,DK2に関する表示を更新する。なお、図示の都合上、ステップS53,S55の処理は順次に実行されるように示されているが、実際には、ステップS55の処理は、ステップS53の更新表示動作UD1に連動して(同時並列的に)実行される。
具体的には、ステップS551において、上側の切替指示キーDK1が選択カーソルSCにより包囲されているか否かが判定される。上側の切替指示キーDK1が選択カーソルSCにより包囲されていると判定されると、ステップS552に進む。一方、上側の切替指示キーDK1が選択カーソルSCにより包囲されていないと判定されると、ステップS553に進む。
図17の画面GA13においては、下側の切替指示キーDK2が選択カーソルSCにより包囲されている。そのため、ステップS551においては、上側の切替指示キーDK1が選択カーソルSCにより包囲されていないと判定され、ステップS553に進む。
ステップS553においては、表示制御部11は、切替指示キーDK1,DK2を動かさずに、選択カーソルSCを上方向にスクロールする(図18)。そして、最終的には、図19に示すように、選択カーソルSCは、切替指示キーDK2に代えて切替指示キーDK1を新たに包囲する。これにより、切替指示キーDK1に重畳された画像GCaが、対象キー群名称表示画像GC1であることが示される。
この後、図19の画面GA15において、切替指示キーDK1が再押下されると、再び図16のサブルーチンが呼び出され、ステップS51およびステップS53を経由してステップS551に進む。
図19の画面GA15においては、上側の切替指示キーDK1が選択カーソルSCにより包囲されている。そのため、ステップS551において、上側の切替指示キーDK1が選択カーソルSCにより包囲されていると判定され、今度は、ステップS552に進む。
ステップS552においては、表示制御部11は、選択カーソルSCをそのままの状態で維持しつつ、2つの表示キーDK1,DK2に関する画像(画像GCa,GCbを含む)等を下向きにスクロールする(図20参照)。
そして、最終的には、図21に示すように、表示制御部11は、新たな表示対象キー群KG1であるキー群KGcに関するカテゴリ名称「基本3」を示す画像GCcを、切替指示キー表示領域CAの上側からスライドインしてきた新たな切替指示キーDK1に重畳して表示する。また、表示制御部11は、キー群KGaに関するカテゴリ名称を示す画像GCaを、下側にスライド移動してきた新たな表示キーDK2に重畳して表示する。
(2)一方、図17の画面GA13において、切替指示キーDK2が押下されると、ステップS51において下側の切替指示キーDK2が押下されたと判定され、ステップS57に進む。
ステップS57においては、図2のフローチャートの対応ステップS17と同様の処理が実行される。
ステップS59においては、表示制御部11は、切替指示キー表示領域CA内の切替指示キーDK1,DK2に関する表示を更新する。なお、図示の都合上、ステップS57,S59の処理は順次に実行されるように示されているが、実際には、ステップS59の処理は、ステップS57の更新表示動作UD2に連動して(同時並列的に)実行される。
具体的には、ステップS591において、下側の切替指示キーDK2が選択カーソルSCにより包囲されているか否かが判定される。下側の切替指示キーDK2が選択カーソルSCにより包囲されていると判定されると、ステップS592に進む。一方、下側の切替指示キーDK2が選択カーソルSCにより包囲されていないと判定されると、ステップS593に進む。
図17の画面GA13においては、下側の切替指示キーDK2が選択カーソルSCにより包囲されている。そのため、ステップS591においては、下側の切替指示キーDK2が選択カーソルSCにより包囲されていると判定され、ステップS592に進む。
ステップS592においては、表示制御部11は、選択カーソルSCをそのままの状態で維持しつつ、2つの表示キーDK1,DK2に関する画像(画像GCb,GCaを含む)等を上向きにスクロールする(図22参照)。
そして、最終的には、図23に示すように、表示制御部11は、新たな表示対象キー群KG1であるキー群KGcに関するカテゴリ名称「基本3」を示す画像GCcを、切替指示キー表示領域CAの下側からスライドインしてきた新たな切替指示キーDK2に重畳して表示する。また、表示制御部11は、キー群KGbに関するカテゴリ名称を示す画像GCbを、上側にスライド移動してきた新たな表示キーDK1に重畳して表示する。これにより、切替指示キーDK2に重畳された画像GCcが、対象キー群名称表示画像GC1であることが示される。
なお、上記ステップS591において、下側の切替指示キーDK2が選択カーソルSCにより包囲されていないと判定されると、ステップS593に進む。ステップS593においては、表示制御部11は、選択カーソルSCを下方向にスクロールする。そして、最終的には、選択カーソルSCは、切替指示キーDK1に代えて切替指示キーDK2を包囲する(図17参照)。
例えば、図19の画面GA15においては、上側の切替指示キーDK1が選択カーソルSCにより包囲されている。ここで、切替指示キーDK2が押下されると、ステップS591において、下側の切替指示キーDK2が選択カーソルSCにより包囲されていないと判定され、ステップS593に進む。そして、最終的には、図17に示すように、機能設定用キー表示領域FAにはキー群KGbが表示され、切替指示キーDK2には画像GCbが表示される。また、選択カーソルSCは、切替指示キーDK2を包囲する。
以上の動作によれば、切替指示キーDK1による切替指示入力IN1に応答して更新表示動作UD1が実行されるととともに、切替指示キーDK2による切替指示入力IN2に応答して更新表示動作UD2が実行される。
そのため、複数のキー群KGa,KGb,KGcの配列順序に従って表示対象キー群KG1が変更され、ユーザは、所望の機能設定用キーFKを効率的に検索することが可能である。
また、切替指示キーDK1と切替指示キーDK2とが切替指示キー表示領域CAに表示される。そして、当該切替指示キーDK1と当該切替指示キーDK2とのいずれか一方の切替指示キーに表示対象キー群KG1に関するカテゴリ名称を示す対象キー群名称表示画像GC1が重畳して表示されるとともに、当該対象キー群名称表示画像GC1が重畳されていることを示す選択カーソルSCが当該一方の切替指示キーに重畳して表示される。
そのため、切替指示キー表示領域CAにおいて、対象キー群名称表示画像GC1の表示領域を切替指示キーDK1,DK2とは別個に設けることを要しないので、表示スペースを有効に利用することができる。
<4.変形例等>
以上、この発明の実施の形態について説明したが、この発明は上記説明した内容のものに限定されるものではない。
たとえば、上記実施形態においては、複数のキー群KGa,KGb,KGcは、それぞれ、同数(5つ)の機能設定用キーFKを有する場合を例示したが、これに限定されず、異なる数の機能設定用キーFKを有するようにしてもよい。具体的には、キー群KGaが5つの機能設定用キーFKを有し、キー群KGbが4つの機能設定用キーFKを有し、キー群KGcが3つの機能設定用キーFKを有するようにしてもよい。
また、上記各実施形態においては、初期状態にて第2順位のキー群KGbが表示対象キー群KG1として表示される場合(図3等参照)が例示されているが、これに限定されない。たとえば、初期状態にて最上位のキー群KGaが表示対象キー群KG1として表示される(図6等参照)ようにしてもよい。あるいは、初期画面にて最下位のキー群KGcが表示対象キー群KG1として表示される(図8等参照)ようにしてもよい。
また、上記各実施形態においては、画像形成装置1は、切替指示入力IN1を受け付ける切替指示キー(切替指示キーDK1等)と切替指示入力IN2を受け付ける切替指示キー(切替指示キーDK2等)との2つの切替指示キーを備える場合を例示したが、これに限定されない。
たとえば、画像形成装置1は、切替指示入力IN1と切替指示入力IN2とのいずれか一方を受け付ける単一の切替指示キーを備えるようにしてもよい。そして、繰り返し受け付けられる切替指示入力に応じて、複数のキー群KGa,KGb,KGcが一方の向きに循環的に切替表示されるようにすればよい。このような態様においても、ユーザは、所望の機能設定用キーFKを効率的に検索することが可能である。ただし、上記各実施形態のように、2つの切替指示キーを用いて両方の向きの切替動作を行うことによれば、ユーザは、所望の機能設定用キーFKをより効率的に検索することが可能である。