JP5642097B2 - 情報処理装置、貢献度算出方法及び貢献度算出プログラム - Google Patents

情報処理装置、貢献度算出方法及び貢献度算出プログラム Download PDF

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本発明は、情報処理装置、貢献度算出方法及び貢献度算出プログラムに関する。
近年、インターネットの飛躍的な普及に伴い、インターネットを介した広告配信が盛んに行われている。広告配信として、ウェブページの所定の位置に、例えば企業や商品等を示すアイコンを表示し、かかるアイコンがクリックされた場合に広告主のウェブページへ遷移するものがある。この種の広告配信は、バナー広告や広告リンクと呼ばれているが、本明細書では単に「広告」と呼ぶことがある。
かかる広告配信においては、宣伝効果を高めるために、ユーザの嗜好、性別、年齢、住所、職業などのユーザ情報を予め登録しておき、ユーザ情報に対応する広告を選択的に配信するターゲティング配信が行われている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−120135号公報 特開2011−14077号公報
上記ターゲティング配信を行うためのユーザ情報は、情報提供業者から広告配信業者に提供される場合がある。かかる情報提供業者は、例えば、複数のサイト提供業者を介してユーザ情報を取得し、質の高いユーザ情報を広告配信業者に提供することでより多くの利益を確保することが可能となる。しかしながら、広告配信業者又は情報提供業者は、どのサイト提供業者の協力によって得られたユーザ情報が広告効果に寄与したかを判定することが困難であった。特に、広告配信業者又は情報提供業者は、宣伝効果を高めることが望まれているので、ターゲティング配信の運用を停止することは好ましくない。このような状況において、広告配信業者又は情報提供業者は、複数のサイト提供業者の協力によって複数のユーザ情報が得られた場合には、これらの複数のユーザ情報を用いたターゲティング配信の運用を維持しつつ、各ユーザ情報における広告効果への貢献度を判定することが困難であった。
また、広告配信業者は、情報提供業者ではなく、サイト提供業者を介してユーザ情報を取得してターゲティング配信を行う場合もある。しかし、上記例と同様に、広告配信業者は、ユーザ情報を用いたターゲティング配信の運用を維持しつつ、どのサイト提供業者の協力によって得られたユーザ情報が広告効果に寄与したかを判定することが困難であった。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、ターゲティング配信の運用を維持しつつ外部から取得した情報における広告効果への貢献度を算出することができる情報処理装置、貢献度算出方法及び貢献度算出プログラムを提供することを目的とする。
本願に係る情報処理装置は、コンテンツを提供する提供装置に対してユーザ端末がアクセスする契機で取得される当該ユーザ端末のユーザに関するユーザ情報を当該ユーザ情報が取得される契機となった前記提供装置毎のユーザ情報群として記憶するとともに、当該各ユーザ情報群に基づいて前記ユーザ端末に配信された広告コンテンツの広告効果を当該ユーザ端末毎に記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶されている各ユーザ情報群と各広告効果とを回帰分析することにより得られる当該各ユーザ情報群と当該広告効果との相関性に応じて、前記各ユーザ情報群における広告効果への貢献度を算出する算出部とを備えたことを特徴とする。
本願に係る情報処理装置、貢献度算出方法及び貢献度算出プログラムは、ターゲティング配信の運用を維持しつつ外部から取得した情報における広告効果への貢献度を算出することができるという効果を奏する。
図1は、第1の実施形態に係る広告配信システムの構成例を示す図である。 図2は、第1の実施形態に係る情報提供装置の構成例を示す図である。 図3は、アクセス履歴テーブルの一例を示す図である。 図4は、ユーザ属性テーブルの一例を示す図である。 図5は、第1の実施形態に係る広告配信装置の構成例を示す図である。 図6は、クリック履歴テーブルの一例を示す図である。 図7は、第1の実施形態に係る情報提供装置による属性情報更新処理の手順を示すフローチャートである。 図8は、第1の実施形態に係る情報提供装置による情報提供処理の手順を示すフローチャートである。 図9は、第1の実施形態に係る情報提供装置による貢献度算出処理の手順を示すフローチャートである。 図10は、他の実施形態に係る広告配信システムの構成例を示す図である。
以下に、本願に係る情報処理装置、貢献度算出方法及び貢献度算出プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、貢献度算出方法及び貢献度算出プログラムが限定されるものではない。
(第1の実施形態)
図1〜図9を用いて、本願に係る情報処理装置、貢献度算出方法及び貢献度算出プログラムの第1の実施形態について説明する。なお、第1の実施形態では、各種装置が接続される通信網の一例としてIP(Internet Protocol)網を例に挙げて説明するが、通信網はこれに限定されるものではない。
〔1−1.広告配信システム1の構成〕
まず、図1を用いて、第1の実施形態に係る広告配信装置が含まれる広告配信システムの構成について説明する。図1に例示するように、第1の実施形態に係る広告配信システム1には、サイト提供装置10〜10と、ユーザ端末20〜20と、広告配信装置30と、情報提供装置100とが含まれる。これらの各種装置は、通信網40を介して通信可能に接続される。サイト提供装置10〜10はサイト運営者によって管理され、広告配信装置30は広告配信業者によって管理され、情報提供装置100は、情報提供業者によって管理される。なお、図1では、1台の広告配信装置30を図示したが、広告配信システム1には、複数台の広告配信装置30が含まれる場合もある。同様に、広告配信システム1には、複数台の情報提供装置100が含まれる場合もある。
また、以下では、サイト提供装置10〜10を区別する必要がない場合には、これらを総称して「サイト提供装置10」と表記する場合がある。また、ユーザ端末20〜20を区別する必要がない場合には、これらを総称して「ユーザ端末20」と表記する場合がある。また、サイト提供装置10及び情報提供装置100は、それぞれウェブページを提供するが、以下では、双方のウェブページを区別するために、サイト提供装置10によって提供されるウェブページを「サイトページ」と表記し、広告配信装置30によって提供されるウェブページを「ポータルページ」と表記する場合がある。なお、ここでは、便宜上「ポータルページ」と表記したが、広告配信装置30はポータルサイト以外のウェブページを提供する場合もある。
サイト提供装置10は、ユーザ端末20からアクセスがあった場合に、各種サイトページを提供するサーバ装置である。サイト提供装置10によって提供されるサイトページには、ウェブビーコン(以下、第1ビーコンと表記する)が埋め込まれる。かかる第1ビーコンは、サイトページにアクセスしたユーザ端末20を情報提供装置100内に格納される透明な画像又は非常に小さな画像(「クリアGIF」と呼ばれることもある)にアクセスさせる機能を有しており、これにより、情報提供装置100はユーザ端末20から情報を取得する。第1ビーコンによって情報提供装置100がユーザ端末20から取得する情報には、サイト提供装置10の識別情報や、サイトページへのアクセス毎に異なる固有のアクセス固有情報などの情報が含まれる。
ユーザ端末20は、ユーザによって利用されるPC(Personal Computer)やPDA(Personal Digital Assistant)等である。かかるユーザ端末20は、ユーザの操作に従って、サイト提供装置10によって提供されるサイトページや、広告配信装置30によって提供されるポータルページにアクセスする。
広告配信装置30は、ユーザ端末20からアクセスがあった場合に、バナー広告等の広告コンテンツを含むポータルページ(例えば、ポータルサイト等のウェブページ)を提供する情報処理装置である。広告配信装置30によって提供されるポータルページには、ウェブビーコン(以下、第2ビーコンと表記する)が埋め込まれる。かかる第2ビーコンは、ポータルページにアクセスしたユーザ端末20を情報提供装置100内に格納される透明な画像又は非常に小さな画像にアクセスさせる機能を有しており、これにより、情報提供装置100はユーザ端末20から情報を取得する。第2ビーコンによって情報提供装置100がユーザ端末20から取得する情報には、広告配信装置30の識別情報や、ポータルページへのアクセス毎に異なる固有のアクセス固有情報などの情報が含まれる。
情報提供装置100は、ユーザ端末20によるサイト提供装置10へのアクセス状況を収集し、かかる収集結果に基づいて広告配信装置30に対してユーザ情報を提供する情報処理装置である。かかる情報提供装置100は、サイト運営者の協力の下、複数のサイト提供装置10を介してユーザ情報を収集し、収集したユーザ情報を統合や加工等して広告配信装置30に提供する。そして、このような情報提供装置100を管理する情報提供業者は、ユーザ情報を提供することに対する対価を広告配信業者から得るとともに、ユーザ情報の取得に協力したことに対する対価をサイト運営者に支払う。
第1の実施形態に係る情報提供装置100は、複数のサイト提供装置10によって提供される各サイトページに対してユーザ端末20がアクセスしたことを契機に、第1ビーコンの機能によりユーザ端末20からアクセスを受け付ける。このとき、情報提供装置100は、HTTPクッキー(HyperText Transfer Protocol Cookie:以下、単に「クッキー」と表記する)等をユーザ端末20に送信することにより、各ユーザ端末20を識別する。これにより、情報提供装置100は、どのようなサイトページにアクセスしたユーザ端末20であるかを識別できるので、ユーザ端末20のユーザ情報(サイトページのアクセス履歴等)を取得することができる。そして、情報提供装置100は、これらの各種ユーザ情報を広告配信装置30に提供することにより、広告配信装置30によるターゲティング配信を可能にする。
ここで、情報提供装置100を管理する情報提供業者は、サイト提供装置10を管理する各サイト運営者に対して、サイトページに第1ビーコンを埋め込むよう依頼することとなる。このとき、情報提供業者は、広告効果への貢献度に応じた対価を広告配信業者から得る場合があり、かかる場合には、各サイト運営者に対して広告効果への貢献度に応じた対価を支払うことが考えられる。このため、情報提供業者は、サイト提供装置10毎に、かかるサイト提供装置10による協力によって取得できたユーザ情報の貢献度を把握することを要する。また、情報提供業者は、広告効果への貢献度に関係なく、第1ビーコンの埋め込みを依頼した時点で対価を支払う場合もあるが、その後に第1ビーコンの埋め込みを再度依頼するか否かを判断するためにも、サイト提供装置10毎の貢献度を把握することが望ましい。第1の実施形態に係る広告配信システム1は、下記に説明するように、複数のサイト提供装置10によって提供されるサイトページを介して複数のユーザ情報を取得する場合であっても、広告効果への貢献度をサイト提供装置10毎に算出可能にする。
〔1−2.情報提供装置100の構成〕
次に、図2を用いて、第1の実施形態に係る情報提供装置100の構成について説明する。図2に例示するように、第1の実施形態に係る情報提供装置100は、通信I/F(interface)110と、ユーザ情報DB(DataBase)120と、制御部130とを有する。
通信I/F110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等である。制御部130は、通信I/F110を介して、通信網40に接続されたサイト提供装置10、ユーザ端末20及び広告配信装置30との間で各種データを送受信する。
ユーザ情報DB120は、アクセス履歴テーブル121、ユーザ属性テーブル122が含まれる。かかるユーザ情報DB120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、又は、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置である。
制御部130は、取得部131と、生成部132と、要求応答部133と、受信部134とを有する。かかる制御部130は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。また、制御部130は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、図示しない記憶装置に記憶されているプログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。かかる制御部130は、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現又は実行する。
〔1−3(1).アクセス履歴テーブル121〕
次に、図3を用いて、アクセス履歴テーブル121の一例について説明する。アクセス履歴テーブル121は、各ユーザ端末20が各サイト提供装置10へアクセスした履歴を示す情報を記憶する。図3に示した例では、アクセス履歴テーブル121には、「ユーザID」毎に、「アクセス先情報」と「アクセス回数情報」とを対応付けた情報が含まれる。
「ユーザID」は、ユーザ端末20を識別するための情報である。かかる「ユーザID」は、情報提供装置100によってユーザ端末20毎に割り当てられる情報であり、情報提供装置100とユーザ端末20との間で送受信されるクッキーに埋め込まれる。なお、ユーザ端末20にブラウザが複数搭載されている場合には、1台のユーザ端末20に対して複数の「ユーザID」が割り当てられるが、ここでは、説明を分かり易くするためにユーザ端末20には1つのブラウザが搭載されているものとする。
「アクセス先情報」は、ユーザ端末20がアクセスしたサイト提供装置10を示す情報である。また、「アクセス回数情報」は、ユーザ端末20がサイト提供装置10へアクセスした回数を示す情報である。
なお、図3に示した例では、アクセス履歴テーブル121の「ユーザID」は、図1に示したユーザ端末20〜20に付した参照符号に該当するものとする。また、アクセス履歴テーブル121の「アクセス先情報」は、図1に示したサイト提供装置10〜10に付した参照符号に該当するものとする。
すなわち、図3に示す例では、ユーザ端末20がサイト提供装置10を10回アクセスし、サイト提供装置10をアクセスしていないことを示し、ユーザ端末10がサイト提供装置10をアクセスしておらず、サイト提供装置10を29回アクセスしたことを示している。このように、図3に例示したアクセス履歴テーブル121は、ユーザ情報として、各ユーザ端末20がどのようなサイトページにアクセスしたことがあるかを示すアクセス履歴を記憶する。
〔1−3(2).ユーザ属性テーブル122〕
次に、図4を用いて、ユーザ属性テーブル122の一例について説明する。ユーザ属性テーブル122は、ユーザIDやユーザの属性情報等が関連付けられたユーザ情報を記憶する。図4に示した例では、ユーザ属性テーブル122は、「ユーザID」毎に、「サイコグラフィック属性」及び「デモグラフィック属性」に該当する属性情報を記憶する。
「サイコグラフィック属性」は、ユーザの価値観、ライフスタイル、性格、嗜好などを示す情報である。かかる「サイコグラフィック属性」は、例えば、「コスメ(化粧品)」、「車」、「服」などに区分分けされる。図4に示す例では、区分毎に、ユーザの嗜好が相対的に高い場合に「1」が記憶され、それ以外の場合には「0」が記憶される。ただし、これに限定されるものではなく、各区分は、例えば、ユーザの嗜好を3段階以上に評価したものであってもよい。「サイコグラフィック属性」は、図4に示した区分の例に限られず、旅行、バイク、経済など様々な区分が含まれてもよい。
「デモグラフィック属性」は、人口統計学的なユーザの属性情報を示す。かかる「デモグラフィック属性」は、例えば、ユーザの「性別」、「年齢」、「年収」などに区分分けされる。図4に示す「性別」には、ユーザが女性である場合に「1」が記憶され、ユーザが男性である場合に「2」が記憶され、ユーザの性別が不明の場合に「x」が記憶される。また、「年齢」には、ユーザの年齢が記憶され、ユーザの年齢が不明の場合には「x」が記憶される。また、「年収」には、ユーザの年収が記憶され、ユーザの年収が不明の場合に「x」が記憶される。なお、「デモグラフィック属性」は、図4に示した区分の例に限られず、ユーザの職業、家族構成、住所、学歴など様々な区分が含まれてもよい。
ユーザ属性テーブル122に記憶されるユーザ情報である各種属性情報は、後述する生成部132によって、アクセス履歴テーブル121に記憶されている各種ユーザ情報が統合及び推定されることにより生成される。したがって、ユーザ属性テーブル122に記憶される各種属性情報は、アクセス履歴テーブル121に記憶されているユーザ情報等が統合及び推定された「統合ユーザ情報」であるともいえる。例えば、ユーザ属性テーブル122の「コスメ」に記憶されている各ユーザIDに対応する「1」、「0」、「1」、「0」・・・の情報は、1つの統合ユーザ情報であるといえる。生成部132による処理については後述する。
また、図4に示すように、ユーザ属性テーブル122は、「サイコグラフィック属性」の区分毎、及び、「デモグラフィック属性」の区分毎に、これらの属性情報の基となったユーザ情報の取得元のサイト提供装置10に関する「取得元情報」が記憶される。図4に示した「取得元情報」は、図1に示したサイト提供装置10〜10に付した参照符号に該当するものとする。
例えば、図4に示す例では、サイコグラフィック属性の区分「コスメ」に記憶される「1」又は「0」の情報は、サイト提供装置10にアクセスしたユーザ端末20のユーザ情報から生成されたことを示す。また、例えば、サイコグラフィック属性の区分「車」に記憶される「1」又は「0」の情報は、サイト提供装置10にアクセスしたユーザ端末20のユーザ情報から生成されたことを示す。また、例えば、デモグラフィック属性の区分「性別」に記憶される情報は、サイト提供装置10から取得されたか、サイト提供装置10にアクセスしたユーザ端末20のユーザ情報から生成されたことを示す。また、例えば、デモグラフィック属性の区分「年齢」に記憶される情報は、サイト提供装置10から取得されたか、サイト提供装置10にアクセスしたユーザ端末20のユーザ情報から生成されたことを示す。
なお、デモグラフィック属性に「x」が記憶されている場合には、取得元情報によって示されるサイト提供装置10にアクセスしたユーザ端末20のユーザ情報から、かかるデモグラフィック属性を推定できなかった場合、又は、取得元情報によって示されるサイト提供装置10が、対応するユーザ端末20のユーザ情報を保持していないことを示す。例えば、ユーザID「20」に対応するデモグラフィック属性の区分「性別」には「x」が記憶されているので、情報提供装置100が、サイト提供装置10にアクセスしたユーザ端末20のユーザ情報からユーザ端末20のユーザの「性別」を推定できなかったか、情報提供装置100がサイト提供装置10からユーザ端末20のユーザ情報「性別」を取得していないことを示す。
また、以下では、サイト提供装置10から取得されたユーザ情報、又は、サイト提供装置10のサイトページに埋め込まれた第1ビーコンの機能によりユーザ端末20が情報提供装置100にアクセスしたことにより情報提供装置100が取得したユーザ情報を「サイト提供装置10に対応するユーザ情報」と表記する場合がある。例えば、図4に示した例では、サイコグラフィック属性の「コスメ」に関するユーザ情報や、デモグラフィック属性の「性別」に関するユーザ情報は、サイト提供装置10に対応するユーザ情報であり、サイコグラフィック属性の「車」に関するユーザ情報や、デモグラフィック属性の「年齢」に関するユーザ情報は、サイト提供装置10に対応するユーザ情報である。
〔1−4.広告配信装置30の構成〕
次に、図5を用いて、第1の実施形態に係る広告配信装置30の構成について説明する。図5に例示するように、第1の実施形態に係る広告配信装置30は、通信I/F31と、ログDB32と、制御部33とを有する。
通信I/F31は、例えば、NIC等である。制御部33は、通信I/F31を介して、通信網40に接続されたサイト提供装置10、ユーザ端末20及び情報提供装置100との間で各種データを送受信する。
ログDB32は、クリック履歴テーブル32aが含まれる。かかるログDB32は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、又は、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置である。
制御部33は、受信部33aと、配信部33bと、算出部33cとを有する。かかる制御部33は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。また、制御部33は、例えば、CPUやMPU等によって、図示しない記憶装置に記憶されているプログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。かかる制御部33は、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現又は実行する。
〔1−5.クリック履歴テーブル32a〕
次に、図6を用いて、クリック履歴テーブル32aの一例について説明する。クリック履歴テーブル32aは、広告配信装置30から広告コンテンツを配信したユーザ端末20のユーザによってかかる広告コンテンツをクリックされたか否かを示す情報を記憶する。図6に示した例では、クリック履歴テーブル32aには、図4に示したユーザ属性テーブル122が有する各項目に加えて、「ユーザID」毎に「クリック有無」を対応付けた情報が含まれる。
「クリック有無」は、広告配信装置30によってユーザ端末20に配信された広告コンテンツがユーザ端末20によってクリックされたか否かを示す情報である。図6に示す例では、クリックされた場合には「1」が記憶され、クリックされなかった場合には「0」が記憶される。すなわち、図6では、ユーザ端末20に配信した広告コンテンツが、ユーザ端末20のユーザによってクリックされたことを示し、ユーザ端末20に配信した広告コンテンツが、ユーザ端末20のユーザによってクリックされなかったことを示す。
〔1−6.作用(属性情報更新処理)〕
次に、図7を用いて、第1の実施形態に係る情報提供装置100による属性情報更新処理の手順について説明する。かかる属性情報更新処理は、制御部130によって繰り返し実行される処理である。
図7に示すように、情報提供装置100の取得部131は、ユーザ端末20から第1ビーコンに基づくアクセスがあったか否かを判定する(ステップS100)。かかる処理において、取得部131は、ユーザ端末20から第1ビーコンに基づくアクセスがない場合には(ステップS100,No)、属性情報更新処理を終了する。
一方、取得部131は、ユーザ端末20から第1ビーコンへのアクセスがあった場合には(ステップS100,Yes)、かかるユーザ端末20からクッキーを受信したか否かを判定する(ステップS101)。
そして、取得部131は、ユーザ端末20からクッキーを受信した場合には(ステップS101,Yes)、取得したクッキーからユーザ端末20のユーザIDを取得する(ステップS102)。一方、取得部131は、ユーザ端末20からクッキーを受信していない場合には(ステップS101,No)、アクセス履歴テーブル121に含まれない新たなユーザIDを含むクッキーを生成し、生成したクッキーをユーザ端末20に送信する(ステップS103)。
続いて、取得部131は、ユーザ端末20がアクセスした第1ビーコンを含むサイトページを提供したサイト提供装置10を識別する(ステップS104)。具体的には、取得部131は、第1ビーコンに基づくアクセスを行ったユーザ端末20からサイト提供装置10の識別情報を受信するので、かかる識別情報に基づいて、サイト提供装置10を識別する。
続いて、取得部131は、アクセス履歴テーブル121のうち、ステップS102において取得したユーザ端末20のユーザID又はステップS103で新規に付与したユーザ端末20のユーザIDに対応し、かつ、ステップS104において取得したサイト提供装置10に対応する情報を更新する(ステップS105)。例えば、アクセス履歴テーブル121が図3に示す状態にある場合に、ユーザ端末20がサイト提供装置10へアクセスした場合には、取得部131は、ユーザIDが「20」であり、アクセス先情報が「10」に対応するアクセス回数情報を「10」から「11」へ変更する。
続いて、生成部132は、取得部131によって更新されたアクセス履歴テーブル121に基づいて、ユーザ属性テーブル122を更新する(ステップS105)。具体的には、生成部132は、取得部131によって更新されたユーザIDに対応するアクセス履歴テーブル121内の各種情報に基づいて、かかるユーザIDに対応するサイコグラフィック属性を生成し、生成した属性情報をユーザ属性テーブル122に格納する。生成部132は、ユーザ属性テーブル122の更新が終了した場合に、属性情報更新処理を終了する。
また、サイト提供装置10は、サイトページの会員ユーザ等に関するユーザの属性情報(サイコグラフィック属性やデモグラフィック属性)を保持する場合もある。このとき、サイト提供装置10は、ユーザ端末20が第1ビーコンに基づくアクセスを行った際に、かかるユーザ端末20によるサイトページへのアクセスに対応するアクセス固有情報とともに、ユーザ端末20の属性情報(サイコグラフィック属性やデモグラフィック属性)を情報提供装置100に送信してもよい。この場合には、情報提供装置100の取得部131は、サイト提供装置10から受信したアクセス固有情報に対応するサイトページに埋め込まれた第1ビーコンに基づくアクセスを行ったユーザ端末20を特定する。そして、取得部131は、図3では図示することを省略したが、アクセスを行ったユーザ端末20のユーザIDに対応付けて、サイト提供装置10から受信した属性情報(サイコグラフィック属性やデモグラフィック属性)をアクセス履歴テーブル121に格納する。かかる場合には、生成部132は、アクセス履歴テーブル121に記憶されている属性情報を統合することにより、ユーザ属性テーブル122を生成及び更新することとなる。
なお、ここでは、アクセス履歴テーブル121が更新される毎に、生成部132がユーザ属性テーブル122を更新することとしているが、生成部132は、アクセス履歴テーブル121の情報が所定数更新される毎にユーザ属性テーブル122を更新してもよい。また、生成部132は、アクセス履歴テーブル121に含まれる各ユーザIDに対応する情報が所定数更新される毎にユーザ属性テーブル122を更新してもよい。
また、生成部132は、アクセス履歴テーブル121に基づいて、ユーザ属性テーブル122を生成する方法、言い換えれば、ユーザのウェブサイトへのアクセス履歴に基づいて、ユーザの属性情報を推定する方法として、種々の方法を用いることができる。例えば、サイト提供装置10が「コスメ」に関するサイトページを提供するものとする。このとき、生成部132は、ユーザ端末20がサイト提供装置10にアクセスした場合には、ユーザ端末20のユーザが「コスメ」に興味があると推定することができる。このとき、生成部132は、ユーザ端末20のユーザの性別が「女性」であることを推定してもよい。このように、生成部132は、アクセス履歴に基づいて、デモグラフィック属性を推定してもよい。この例の場合、生成部132は、ユーザID「20」に対応するユーザ属性テーブル122の「コスメ」及び「性別」の情報を「1」に更新するとともに、「性別」に対応する「取得元情報」に「10」を格納する。
また、例えば、サイト提供装置10が「コスメ」に関するサイトページを提供し、サイト提供装置10が「女性服」に関するサイトページを提供するものとする。このとき、生成部132は、ユーザ端末20がサイト提供装置10及び10にアクセスした場合には、ユーザ端末20のユーザの性別が「女性」であると推定することができる。ここで、生成部132は、ユーザ端末20がサイト提供装置10にアクセスしたという情報だけでなく、サイト提供装置10にアクセスしたという情報と、サイト提供装置10にアクセスしたという情報とを統合することにより、ユーザの性別が「女性」であると精度良く推定することができる。すなわち、生成部132は、取得部131によって取得された多くのユーザ情報を統合するほど、ユーザの属性情報を高精度に推定することができる。この例の場合には、生成部132は、ユーザID「20」に対応するユーザ属性テーブル122の「性別」の情報を「1」に更新するとともに、「性別」に対応する「取得元情報」に「10、10」を格納する。なお、第1の実施形態では、説明を簡単にするために、ユーザ属性テーブル122の「取得元情報」には、1つのサイト提供装置10を識別するための情報(「10」や「10」や「10」など)が記憶される例について説明する。
このように、取得部131は、第1ビーコンに基づいてアクセスしたユーザ端末20から取得したクッキーからユーザ端末20のユーザIDを取得し、また、ユーザ端末20がアクセスしたサイト提供装置10の情報を取得する。そして、取得部131は、取得した情報に基づいて、アクセス履歴テーブル121を生成及び更新する。そして、生成部132は、ユーザ属性テーブル122を生成および更新する。
なお、アクセス履歴テーブル121に基づいて、ユーザ属性テーブル122を生成する方法として、例えば、ユーザ情報DB120に、別途不特定多数のユーザの嗜好情報(商品購入履歴情報やサイトへのアクセス履歴情報など)を記憶しておき、これらの嗜好情報に基づいて、ユーザの属性を推定する協調フィルタリング技術など、種々の方法を用いることができる。
〔1−7.作用(情報提供処理)〕
次に、図8を用いて、第1の実施形態に係る情報提供装置100による情報提供処理の手順について説明する。かかる情報提供処理は、制御部130によって繰り返し実行される処理である。
図8に示すように、制御部130の要求応答部133は、ユーザ端末20から第2ビーコンに基づくアクセスがあったか否かを判定する(ステップS200)。かかる処理において、要求応答部133は、ユーザ端末20から第2ビーコンに基づくアクセスがない場合(ステップS200,No)、情報提供処理を終了する。
一方、ユーザ端末20から第2ビーコンに基づくアクセスがあった場合(ステップS200,Yes)、要求応答部133は、第2ビーコンに基づくアクセスをしたユーザ端末20からクッキーを受信したか否かを判定する(ステップS201)。かかる処理において、要求応答部133は、クッキーを受信した場合には(ステップS201,Yes)、受信したクッキーからユーザ端末20のユーザIDを取得する(ステップS202)。
続いて、要求応答部133は、ユーザ端末20がアクセスした第2ビーコンを含むポータルページを提供した広告配信装置30を識別する(ステップS203)。具体的には、要求応答部133は、第2ビーコンに基づくアクセスをしたユーザ端末20から広告配信装置30の識別情報を受信するので、かかる識別情報に基づいて、広告配信装置30を識別する。例えば、ユーザ端末20は、第2ビーコンに基づくアクセスを行う際に、アクセス先のURLに対して、広告配信装置30の識別情報、及び、ポータルページへのアクセス毎に異なるアクセス固有情報を加えて、情報提供装置100にアクセスする。要求応答部133は、ユーザ端末20によって第2ビーコンに基づくアクセスがされた場合に、これらの広告配信装置30の識別情報やポータルページへのアクセス固有情報に基づいて、ユーザ端末20がアクセスした広告配信装置30を識別する。
続いて、要求応答部133は、第2ビーコンに基づくアクセスをしたユーザ端末20のユーザIDに対応する属性情報をユーザ属性テーブル122から抽出する(ステップS204)。具体的には、要求応答部133は、第2ビーコンに基づくアクセスをしたユーザ端末20のユーザIDに対応付けてユーザ属性テーブル122に記憶されているサイコグラフィック属性及びデモグラフィック属性と、かかるサイコグラフィック属性及びデモグラフィック属性に対応する取得元情報とを抽出する。
続いて、要求応答部133は、ユーザ属性テーブル122から抽出した属性情報及び取得元情報をアクセス固有情報とともに、ステップS203で識別した広告配信装置30に送信する(ステップS205)。広告配信装置30の受信部33aは、要求応答部133によって送信された属性情報、取得元情報及びアクセス固有情報を受信し、受信した属性情報及び取得元情報をクリック履歴テーブル32aに格納する。そして、広告配信装置30の配信部33bは、受信部33aによって受信されたアクセス固有情報に基づいて、第2ビーコンが埋め込まれたポータルページにアクセスしたユーザ端末20を特定し、かかるユーザ端末20に対して、受信部33aによって受信された属性情報に応じた広告コンテンツを配信する。また、配信部33bは、ユーザ端末20に送信した広告コンテンツがユーザ端末20のユーザによりクリックされた場合には、かかるユーザ端末20のユーザIDに対応するクリック履歴テーブル32aのクリック有無に「1」を格納する。
例えば、ユーザ端末20が広告配信装置30のポータルページに含まれる第2ビーコンに基づくアクセスを行った場合、要求応答部133は、ユーザ端末20に対応するユーザの属性情報をアクセス固有情報とともに広告配信装置30に送信する。これにより、広告配信装置30の配信部33bは、ポータルページにアクセスしたユーザ端末20を特定するアクセス固有情報と、かかるユーザ端末20に対応する属性情報とを取得することができるので、取得した属性情報に基づいて、ユーザ端末20に対してターゲティング配信を行うことができる。
なお、上述では、情報提供装置100から広告配信装置30に送信する情報として、「サイコグラフィック属性」及び「デモグラフィック属性」を含む属性情報を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、情報提供装置100から広告配信装置30に送信する情報は、「サイコグラフィック属性」および「デモグラフィック属性」のいずれか一方を含む属性情報であってもよい。
〔1−8.作用(貢献度算出処理)〕
次に、図9を用いて、第1の実施形態に係る広告配信装置30による貢献度算出処理の手順について説明する。かかる貢献度算出処理は、制御部33によって実行される処理である。
図9に示すように、広告配信装置30は、貢献度算出処理の開始タイミングであるか否かを判定する(ステップS300)。なお、ここでいう貢献度算出処理の開始タイミングとは、例えば、広告配信装置30の操作者によって貢献度算出処理を開始する旨の操作が行われた場合や、予め決められた所定の日時になった場合等を示す。そして、広告配信装置30は、貢献度算出処理の開始タイミングでない場合には(ステップS300,No)、貢献度算出処理を終了する。
一方、広告配信装置30の算出部33cは、貢献度算出処理の開始タイミングである場合に(ステップS300,Yes)、まず、クリック履歴テーブル32aから、「属性情報(サイコグラフィック属性及びデモグラフィック属性)」及び「クリック有無」を取得する(ステップS301)。続いて、算出部33cは、クリック履歴テーブル32aから抽出した属性情報について、属性情報毎に標準偏差σが所定値(例えば、「1」)となるように正規化する(ステップS302)。例えば、算出部33cは、クリック履歴テーブル32aから取得した属性情報毎に、かかる属性情報の平均値μを算出し、かかる属性情報の各値Xから平均値μを減算した後に、減算した値を標準偏差σ(例えば、「1」)により除算することで、正規化処理を行う。
例えば、クリック履歴テーブル32aが図6に示した状態であるものとする。かかる場合に、算出部33cは、クリック履歴テーブル32aから、サイコグラフィック属性「コスメ」として「1」、「0」、「1」、「0」・・・を取得し、取得した情報群の平均値μ10を算出する。そして、算出部33cは、サイコグラフィック属性「コスメ」の各値X11=「1」、X12=「0」、X13=「1」、X14=「0」、・・・について、「(X−μ10)/σ」を演算する。なお、ここでいう「X」は、X11、X12、X13、X14、・・・のいずれかに該当する。
また、例えば、算出部33cは、デモグラフィック属性「年齢」として、「23」、「30」、「55」・・・を取得し、取得した情報群の平均値μ20を算出する。そして、算出部33cは、デモグラフィック属性「年齢」の各値X21=「23」、X22=「30」、X23=「55」、・・・について、「(X−μ20)/σ」を演算する。なお、ここでいう「X」は、X21、X22、X23、・・・のいずれかに該当する。
続いて、算出部33cは、クリック履歴テーブル32aから取得したクリック有無を従属変数(目的変数)とし、各サイト提供装置10に対応する正規化後の属性情報を独立変数(説明変数)として回帰分析を行うことにより、CTR(Click Through Rate)を各属性情報によって表す回帰式(モデル)を算出する(ステップS303)。ここでは、算出部33cは、クリック有無が「1」である場合には、CTRを「100%」とし、クリック有無が「0」である場合には、CTRを「0%」であるものとして、回帰式を算出する。算出部33cによって算出される回帰式は、例えば、以下の式(1)のように表される。
CTR = (α0*f0+α1*f1+α2*f2+・・・+αn*fn)+C ・・・ (1)
上記式(1)のうち、「C」は、定数を示す。また、「f0」〜「fn」は、ユーザ属性テーブル122の各属性情報を示す。例えば、「f0」は、サイコグラフィック属性「コスメ」を示す独立変数に該当し、「f1」は、サイコグラフィック属性「車」を示す独立変数に該当し、「f2」は、サイコグラフィック属性「服」を示す独立変数に該当し、「fn」は、デモグラフィック属性「年収」を示す独立変数に該当する。また、上記式(1)のうち、「α0」〜「αm」は、正規化後の属性情報「f0」〜「fn」の係数を示す。
ここで、算出部33cは、上記式(1)に含まれる各属性情報「f0」〜「fn」のうち、CTRとの相関性が高い属性情報ほど絶対値が大きい値の係数「α0」〜「αm」を算出することになる。例えば、クリック履歴テーブル32aの「コスメ」及び「クリック有無」において、「コスメ」を示す属性情報「f0」が「1」であるユーザほどクリック有無が「1」となる傾向があり、属性情報「f0」が「0」であるユーザほどクリック有無が「0」となる傾向があり、算出部33cは、属性情報「f0」の係数「α0」として、大きい正の値を算出する。
また、例えば、クリック履歴テーブル32aの「年収」及び「クリック有無」において、「年収」を示す属性情報「fn」が大きい値であるほどクリック有無が「1」となる傾向があり、属性情報「fn」が小さい値であるほどクリック有無が「0」となる傾向があり、算出部33cは、属性情報「fn」の係数「αn」として、大きい正の値を算出する。
その逆に、「年収」を示す属性情報「fn」が大きい値であるほどクリック有無が「0」となる傾向があり、属性情報「fn」が小さい値であるほどクリック有無が「1」となる傾向があり、算出部33cは、属性情報「fn」の係数「αn」として、小さい負の値を算出する。言い換えれば、算出部33cは、上記例の傾向があるほど、属性情報「fn」の係数「αn」の絶対値として大きい値を算出する。
また、例えば、クリック履歴テーブル32aの「年収」及び「クリック有無」において、「年収」を示す属性情報「fn」の大小に関係なく、クリック有無が「0」又は「1」にばらついている傾向があるほど、算出部33cは、属性情報「fn」の係数「αn」の絶対値として、小さい値を算出する。
このように、算出部33cは、回帰分析を行った場合に、CTR(クリック有無)との相関性が高い属性情報ほど、大きい絶対値の係数を算出し、CTR(クリック有無)との相関性が高い属性情報ほど、小さい絶対値の係数を算出する。すなわち、大きい係数(絶対値)が算出された属性情報は、CTR(クリック有無)と連動するので、ターゲティング配信に用いる属性情報として価値が高いといえる。一方、小さい係数(絶対値)が算出された属性情報は、CTR(クリック有無)と連動しないので、ターゲティング配信に用いる属性情報として価値が低いといえる。
そこで、算出部33cは、上記式(1)中の係数(絶対値)の総和を各サイト提供装置10における広告効果への貢献度として算出する(ステップS304)。例えば、「f0」及び「fn−2」が、サイト提供装置10に対応する正規化後の属性情報を示し、「f1」、「fn−1」が、サイト提供装置10に対応する正規化後の属性情報を示し、「f2」、「fn」が、サイト提供装置10に対応する正規化後の属性情報を示すものとする。かかる場合に、算出部33cは、下記式(2)によりサイト提供装置10の貢献度「SumCoef_A」を算出し、下記式(3)によりサイト提供装置10の貢献度「SumCoef_B」を算出し、下記式(4)によりサイト提供装置10の貢献度「SumCoef_C」を算出する。
SumCoef_A=|α0|+|αn−2| ・・・ (2)
SumCoef_B=|α1|+|αn−1| ・・・ (3)
SumCoef_C=|α2|+|αn| ・・・ (4)
算出部33cは、このようにして貢献度算出処理を行い、算出した貢献度を情報提供装置100に送信する。情報提供装置100の受信部134は、算出部33cによって送信された貢献度を受信する。このとき、受信部134は、算出部33cから受信した各貢献度をユーザ情報DB120内に格納してもよい。また、情報提供装置100は、受信部134によって受信された各貢献度を図示しない表示装置に表示してもよい。
〔1−9.効果〕
上述してきたように、第1の実施形態に係る広告配信装置30は、クリック履歴テーブル32aと、算出部33cとを有する。クリック履歴テーブル32aは、サイトページ(コンテンツの一例に相当)を提供するサイト提供装置10(提供装置の一例に相当)に対してユーザ端末20がアクセスする契機で取得されるユーザ端末20のユーザに関するユーザ情報(属性情報に相当)をユーザ情報が取得される契機となったサイト提供装置10毎のユーザ情報群として記憶するとともに、各ユーザ情報群に基づいてユーザ端末20に配信された広告コンテンツの広告効果(クリック有無の一例に相当)をユーザ端末20毎に記憶する。算出部33cは、クリック履歴テーブル32aに記憶されている各ユーザ情報群と各広告効果とを回帰分析することにより得られる各ユーザ情報群と広告効果との相関性に応じて、各ユーザ情報群における広告効果への貢献度を算出する。
これにより、第1の実施形態に係る広告配信装置30は、情報提供業者が複数のサイト提供装置10に対して第1ビーコンの埋め込みを依頼した場合であっても、各サイト提供装置10に対応するユーザ情報群毎に、かかるユーザ情報群における広告効果への貢献度を算出することができる。このため、情報提供装置100の情報提供業者は、各ユーザ情報群の貢献度に応じて、各サイト提供装置10のサイト運営者に支払う対価を公平に算出することができる。また、情報提供業者は、事前に対価を支払う場合であっても、各貢献度に基づいて、サイト運営者に対してウェブビーコンの埋め込みを再度依頼するか否かを判断することができる。また、第1の実施形態に係る広告配信装置30は、ログ情報であるクリック履歴テーブル32aに記憶されている情報に基づいて貢献度算出処理を行うので、ターゲティング配信等を停止することなく通常運用中に随時各ユーザ情報群の貢献度を算出することができる。
また、第1の実施形態に係る情報提供装置100は、生成部132が、取得部131によってユーザ情報が取得される契機となったサイト提供装置10毎の各ユーザ情報群を統合した統合ユーザ情報(属性情報の一例に相当)を生成する。また、広告配信装置30のクリック履歴テーブル32aは、生成部132によって生成された統合ユーザ情報と、かかる統合ユーザ情報の生成元であるユーザ情報群が取得される契機となった提供装置を識別するための取得元情報と、統合ユーザ情報に基づいてユーザ端末20に配信された広告コンテンツの広告効果とをユーザ端末20毎に記憶する。また、算出部33cは、クリック履歴テーブル32aに記憶されている各統合ユーザ情報と各広告効果とを回帰分析することにより得られる統合ユーザ情報と広告効果との相関性に応じて、統合ユーザ情報に対応する取得元情報によって示される提供装置における広告効果への貢献度を算出する。
これにより、第1の実施形態に係る広告配信装置30は、複数のサイト提供装置10を介して取得したユーザ情報を統合した場合であっても、各サイト提供装置10に対応するユーザ情報群毎に、かかるユーザ情報群における広告効果への貢献度を算出することができる。
また、第1の実施形態に係る広告配信装置30は、算出部33cが、回帰分析を行うことにより広告効果を統合ユーザ情報により表した回帰式を算出し、算出した回帰式に含まれる統合ユーザ情報に対応する係数のうち、各サイト提供装置10に対応する統合ユーザ情報の係数の総和をかかるサイト提供装置10における広告効果への貢献度として算出する。
これにより、第1の実施形態に係る広告配信装置30は、各サイト提供装置10に対応するユーザ情報群毎に、かかるユーザ情報群における広告効果への貢献度を定量的に算出することができる。
(第2の実施形態)
本願に係る情報処理装置、貢献度算出方法及び貢献度算出プログラムは、上述した第1の実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。第2の実施形態では、他の実施形態について説明する。
〔2−1.貢献度算出処理(1)〕
上記実施形態では、算出部33cが、上記式(1)の回帰式に用いられる係数を貢献度として算出する例を示した。しかし、算出部33cは、CTRの上昇量と、回帰式に用いられる係数とを用いて、各サイト提供装置10における貢献度を算出してもよい。
この点について具体的に説明する。まず、情報提供装置100の要求応答部133は、情報提供処理(図8)を一定時間だけ停止する。これにより、広告配信装置30は、情報提供装置100から得られる属性情報に基づいたターゲティング配信を行わなくなる。そして、広告配信装置30の算出部33cは、一定時間が経過した後に、要求応答部133による情報提供処理が停止した期間におけるCTRを測定する。続いて、情報提供装置100の要求応答部133は、情報提供処理を再開する。そして、広告配信装置30の算出部33cは、一定時間が経過した後に、要求応答部133による情報提供処理が再開してから現時点までの期間におけるCTRを測定する。
続いて、算出部33cは、情報提供処理再開後のCTRから情報提供処理停止中のCTRを減算することにより、クリック履歴テーブル32aに記憶されているユーザ情報を用いた場合におけるCTRの上昇量ΔEを算出する。そして、算出部33cは、以下の式(5)により、サイト提供装置10の貢献度を算出し、以下の式(6)により、サイト提供装置10の貢献度を算出し、以下の式(7)により、サイト提供装置10の貢献度を算出する。なお、ここの例では、情報提供装置100は、サイト提供装置10〜10に対応するユーザ情報のみをユーザ属性テーブル122に記憶しているものとする。また、算出部33cは、上記式(2)〜(4)により、下記式中のSumCoef_A、SumCoef_B、SumCoef_Cを算出する。
ΔE*{SumCoef_A*(SumCoef_A+SumCoef_B+SumCoef_C)} ・・・ (5)
ΔE*{SumCoef_B*(SumCoef_A+SumCoef_B+SumCoef_C)} ・・・ (6)
ΔE*{SumCoef_C*(SumCoef_A+SumCoef_B+SumCoef_C)} ・・・ (7)
このように、上記式(5)〜(7)の例の場合には、算出部33cは、回帰式中の各サイト提供装置10に対応する係数の和(SumCoef_A、SumCoef_B、SumCoef_C)に応じて、上昇量「ΔE」を各サイト提供装置10の貢献度として振り分ける。これにより、算出部33cは、全てのユーザ情報に対応する絶対的な広告効果を各サイト提供装置10の貢献として振り分けることで、各サイト提供装置10間の貢献度を相対評価により算出するのではなく、各ユーザ情報群における広告効果への貢献度を絶対評価により算出することができる。
なお、上記例では、要求応答部133が、情報提供処理を一定時間だけ停止する例を示した。かかる要求応答部133は、ユーザ属性テーブル122に記憶されている複数のユーザIDのうち一部のユーザIDを貢献度算出処理に用いるユーザID(以下、「処理対象ユーザID」と表記する場合がある)に対してのみ、情報提供処理を一定時間だけ停止してもよい。そして、広告配信装置30の算出部33cは、要求応答部133による情報提供処理が停止した期間における処理対象ユーザIDのCTRを算出し、処理対象ユーザIDに関する属性情報を用いて、上記の貢献度算出処理を行ってもよい。これにより、広告配信装置30は、貢献度算出処理に伴って情報提供処理を停止する等した場合であっても、全体的にCTRが低下することを防止することができる。
〔2−2.貢献度算出処理(2)〕
また、上記実施形態では、上記式(1)を用いて説明したように、算出部33cが、デモグラフィック属性「性別」、「年齢」、「年収」などを独立変数として回帰分析を行う例を示した。しかし、算出部33cは、上記例の属性情報以外の属性情報を独立変数として回帰分析を行ってもよい。例えば、算出部33cは、「性別」を示す属性情報として、「10歳より若いか?」などの属性情報を1つの属性情報として用いて回帰分析を行ってもよい。同様に、算出部33cは、「10代か?」、「20代か?」、「30代か?」のそれぞれを1つの属性情報として用いて回帰分析を行ってもよい。「10歳より若いか?」などの属性情報の場合には、ユーザ属性テーブル122やクリック履歴テーブル32aには、年齢自体が記憶されるのではなく、例えば、肯定の場合(10歳より若い場合)には「1」が格納され、否定の場合(10歳より若くない場合)には「0」が格納される。
〔2−3.貢献度算出処理(3)〕
また、上記実施形態では、説明を簡単にするために、ユーザ属性テーブル122の「取得元情報」に1つのサイト提供装置10を識別するための情報(「10」や「10」や「10」など)が記憶される例について説明した。しかし、ユーザ属性テーブル122の「取得元情報」には、サイト提供装置10を識別するための情報が複数記憶されてもよい。例えば、サイト提供装置10が「コスメ」に関するサイトページを提供し、サイト提供装置10が「女性服」に関するサイトページを提供し、さらに、ユーザ端末20がサイト提供装置10及び10にアクセスした場合には、生成部132は、ユーザ端末20のユーザの性別が「女性」であると推定し、ユーザID「20」に対応するユーザ属性テーブル122の「性別」の情報を「1」に更新するとともに、「性別」に対応する「取得元情報」に「10、10」を格納することがある。
上記例の場合に、算出部33cは、回帰式に含まれる「性別」の属性情報「f10」に対応する係数「α10」を、「性別」に対応する「取得元情報」の数により除算し、除算した値を「取得元情報」によって識別される各サイト提供装置10の貢献度としてもよい。例えば、クリック履歴テーブル32aの「性別」に対応する「取得元情報」に「10、10」が記憶され、かつ、算出部33cが「性別」の属性情報「f10」に対応する係数「α10」=「6」を算出したものとする。かかる場合に、算出部33cは、係数「α10」=「6」を「取得元情報」に記憶されている数「2」により除算することで、「3」を算出する。そして、算出部33cは、算出した「3」をサイト提供装置10及び10の貢献度とする。
〔2−4.貢献度算出処理(4)〕
また、上記実施形態において、算出部33cは、ポータルページ毎に、上述してきた回帰分析を行ってもよい。具体的には、広告配信装置30は、ポータルページ毎に、図6に例示したクリック履歴テーブル32aを保持してもよい。かかる場合に、広告配信装置30の算出部33cは、ポータルページ毎にクリック有無をクリック履歴テーブル32aに格納し、ポータルページ毎に回帰分析を行うことにより各サイト提供装置10の貢献度を算出してもよい。これにより、情報提供装置100は、各サイト提供装置10の貢献度をより詳細に算出することができる。
〔2−5.システム構成〕
また、上記実施形態では、広告配信システム1に、情報提供装置100と広告配信装置30とが含まれる例を示したが、情報提供装置100と広告配信装置30とは一体の装置であってもよい。この点について図10を用いて具体的に説明する。図10に示した広告配信システム2には、図1に示した情報提供装置100と広告配信装置30とが一体化された情報処理装置である広告配信装置200が含まれる。
かかる広告配信装置200の広告配信業者は、サイト提供装置10を管理する各サイト運営者に対して、サイトページに第1ビーコンを埋め込むよう依頼する。そして、広告配信装置200は、図5に示した通信I/F31、ログDB32、配信部33b、送信部33c、図2に示したアクセス履歴テーブル121、取得部131、生成部132等を有する。そして、広告配信装置200は、自装置が提供するポータルサイトにユーザ端末20からアクセスがあり、かつ、ユーザ端末20からクッキーを受信した場合には、かかるクッキーからユーザIDを取得し、取得したユーザIDに対応付けてユーザ属性テーブル122に記憶されているユーザの属性情報に基づいて、ターゲティング配信を行う。この例の場合、広告配信装置200は、ポータルサイトへのアクセス時にユーザ端末20との間でクッキーを送受信することができる。このため、広告配信装置200によって提供されるポータルサイトには、第2ビーコンが埋め込まれる必要はない。
また、上記実施形態では、広告配信装置30が貢献度算出処理を行う例を示した。しかし、情報提供装置100が貢献度算出処理を行ってもよい。この例の場合、情報提供装置100は、図4に示したユーザ属性テーブル122にクリック有無の項目が追加されたテーブル(図6に示したクリック履歴テーブル32aと同様のテーブル)や、図5に示した算出部33cを有する。そして、情報提供装置100は、貢献度算出処理を行う場合に、広告配信装置30から各ユーザIDに対応するクリック有無を取得し、取得したクリック有無をユーザ属性テーブル122に格納する。そして、情報提供装置100が有する算出部は、上述してきた算出部33cと同様の貢献度算出処理を行う。
また、上記実施形態では、広告配信装置30が、ポータルサイトにアクセスしたユーザ端末20のユーザIDと合致する属性情報を情報提供装置100から取得し、取得した属性情報を用いてターゲティング配信を行う例を示した。しかし、情報提供装置100は、第1ビーコンに基づくアクセスにより常時受信するユーザ情報を用いて、ユーザの嗜好等をモデリングしておき、かかるモデルを用いたターゲティング配信を行ってもよい。すなわち、情報提供装置100は、ポータルサイトにアクセスしたユーザ端末20のユーザIDと合致するサイコグラフィック属性を保持しない場合であっても、かかるユーザとでもグラフィック属性が近似する他のユーザのサイコグラフィック属性を広告配信装置30に送信してもよい。広告配信装置30は、このようなモデルに基づくターゲティング配信を行う場合であっても、上述してきた貢献度算出処理を行ってもよい。
〔2−6.情報提供処理〕
また、上記実施形態では、情報提供装置100から広告配信装置30へユーザの属性情報を送信する例を説明した。しかし、情報提供装置100から広告配信装置30へ送信する情報は、例えば、ユーザのアクセス履歴の情報であってもよい。この場合、広告配信装置30は、ユーザのアクセス履歴の情報に基づいて広告コンテンツを選択して配信する。
また、上記実施形態では、ユーザ端末20によるサイト提供装置10へのアクセス履歴を逐次取得しながら、かかるアクセス履歴に基づいたユーザの属性情報を広告配信装置30へ提供するものとして説明した。しかし、広告配信装置30に対して一定量のユーザ情報を割り当てる場合、ある時点のアクセス履歴に基づいた属性情報を広告配信装置30へ提供するようにしてもよい。
〔2−7.アクセス履歴テーブル121〕
また、上記実施形態では、アクセス履歴テーブル121が、サイト提供装置10毎にアクセス回数を記憶するものとして説明した。しかし、アクセス履歴テーブル121に、各サイト提供装置10のサイトページ(URL)毎のアクセス回数が記憶されるようにしてもよい。これにより、ユーザの属性情報をさらに精度良く判別することができる。サイトページ毎のカウントは、例えば、第1ビーコンに、サイト提供装置10の識別情報に加え、さらに、サイトページの識別情報を含ませるようにすることで実現することができる。
また、アクセス履歴テーブル121に、ユーザ端末20がサイトページにアクセスしたアクセス日時、ユーザ端末20がサイトページにアクセスした時間長などが記憶されるようにしてもよい。これにより、情報提供装置100は、ユーザの属性情報をさらに精度良く判別することができる。
〔2−8.ユーザ属性テーブル122〕
また、上記実施形態では、ユーザ属性テーブル122は、属性情報の区分分けを図4に示すものとして説明した。しかし、広告配信システム1に複数の広告配信装置30が含まれる場合、ユーザ属性テーブル122は、広告配信装置30毎又は1以上の広告配信装置30毎に異なる種別区分を分けてもよい。これにより、情報提供装置100は、広告配信装置30に応じたユーザの属性情報を提供することができる。
〔2−9.第1ビーコン〕
また、上記実施形態では、サイト提供装置10によって提供されるサイトページにウェブビーコンが埋め込まれる例を示した。しかし、メール提供装置によってユーザ端末20に対して配信されるメールマガジン等のHTMLメールに第1ビーコンが埋め込まれてもよい。これにより、情報提供装置100は、HTMLメールを受信したユーザ端末20からもユーザ情報を収集することができるので、ユーザの属性情報をさらに精度良く判別することができる。
〔2−10.広告〕
また、上記実施形態では、広告配信装置30からユーザ端末20に配信される広告コンテンツをバナー広告であるものとして説明したが、広告コンテンツはバナー広告に限定されるものではない。例えば、広告配信装置30からユーザ端末20に配信される広告コンテンツは、動画広告、テキスト広告、音声広告などであってもよい。
また、上記実施形態では、広告配信装置30からユーザ端末20に広告コンテンツが配信されるものとして説明したが、広告コンテンツを配信する装置は、広告配信装置30以外の広告用サーバ装置であってもよい。例えば、広告配信装置30は、ユーザ端末20に対してターゲティング配信を行う場合に、広告用サーバ装置に格納されている配信対象の広告コンテンツにアクセスするためのURLが記述されたポータルページをユーザ端末20に提供してもよい。これにより、ユーザ端末20は、広告配信装置30からポータルページを取得した場合に、ポータルページに記述されたURLにアクセスすることで、広告用サーバ装置から広告コンテンツを取得する。
〔2−11.その他〕
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述した情報提供装置100は、複数のサーバコンピュータで実現してもよく、また、機能によっては外部のプラットフォーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティングなどで呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
10 サイト提供装置
20 ユーザ端末
30 広告配信装置
100 情報提供装置
120 ユーザ情報DB
121 アクセス履歴テーブル
122 ユーザ属性テーブル
130 制御部
131 取得部
132 生成部
133 要求応答部
134 受信部
135 算出部

Claims (6)

  1. コンテンツを提供する提供装置に対してユーザ端末がアクセスする契機で取得される当該ユーザ端末のユーザに関するユーザ情報を当該ユーザ情報が取得される契機となった前記提供装置毎のユーザ情報群として記憶するとともに、前記ユーザ端末に配信された広告コンテンツであって各ユーザ情報群に基づいて選定された広告コンテンツの広告効果を当該ユーザ端末毎に記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶されている各ユーザ情報群と各広告効果とを回帰分析することにより前記広告効果を前記ユーザ情報群により表した回帰式を算出し、算出した回帰式に含まれるユーザ情報群に対応する係数のうち、各提供装置に対応するユーザ情報群の係数の総和を当該提供装置における広告効果への貢献度として算出する算出部と
    を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記記憶部は、
    前記提供装置毎の各ユーザ情報群を統合した統合ユーザ情報と、当該統合ユーザ情報の生成元であるユーザ情報群が取得される契機となった提供装置を識別するための取得元情報と、当該統合ユーザ情報に基づいて前記ユーザ端末に配信された広告コンテンツの広告効果とを当該ユーザ端末毎に記憶し、
    前記算出部は、
    前記記憶部に記憶されている各統合ユーザ情報と各広告効果とを回帰分析することにより前記広告効果を前記統合ユーザ情報により表した回帰式を算出し、算出した回帰式に含まれる統合ユーザ情報に対応する係数のうち、当該統合ユーザ情報に対応する取得元情報によって示される提供装置に対応する統合ユーザ情報の係数の総和を当該提供装置における広告効果への貢献度として算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記算出部は、
    前記各提供装置における前記係数の総和に基づいて、前記統合ユーザ情報を用いることにより上昇した広告効果への貢献度を当該各提供装置の貢献度として振り分ける
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  4. 前記記憶部は、
    前記ユーザ端末に配信された広告コンテンツの広告効果を、当該ユーザ端末毎、かつ、当該広告コンテンツが表示されるウェブページ毎に記憶し、
    前記算出部は、
    前記各提供装置における広告効果への貢献度を算出する処理を前記ウェブページ毎に行う
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の情報処理装置。
  5. コンピュータが実行する貢献度算出方法であって、
    コンテンツを提供する提供装置に対してユーザ端末がアクセスする契機で取得される当該ユーザ端末のユーザに関するユーザ情報を当該ユーザ情報が取得される契機となった前記提供装置毎のユーザ情報群として記憶部に格納するとともに、前記ユーザ端末に配信された広告コンテンツであって各ユーザ情報群に基づいて選定された広告コンテンツの広告効果を当該ユーザ端末毎に前記記憶部に格納する格納工程と、
    前記記憶部に記憶されている各ユーザ情報群と各広告効果とを回帰分析することにより前記広告効果を前記ユーザ情報群により表した回帰式を算出し、算出した回帰式に含まれるユーザ情報群に対応する係数のうち、各提供装置に対応するユーザ情報群の係数の総和を当該提供装置における広告効果への貢献度として算出する算出工程と
    を含むことを特徴とする貢献度算出方法。
  6. コンテンツを提供する提供装置に対してユーザ端末がアクセスする契機で取得される当該ユーザ端末のユーザに関するユーザ情報を当該ユーザ情報が取得される契機となった前記提供装置毎のユーザ情報群として記憶部に格納するとともに、前記ユーザ端末に配信された広告コンテンツであって各ユーザ情報群に基づいて選定された広告コンテンツの広告効果を当該ユーザ端末毎に前記記憶部に格納する格納手順と、
    前記記憶部に記憶されている各ユーザ情報群と各広告効果とを回帰分析することにより前記広告効果を前記ユーザ情報群により表した回帰式を算出し、算出した回帰式に含まれるユーザ情報群に対応する係数のうち、各提供装置に対応するユーザ情報群の係数の総和を当該提供装置における広告効果への貢献度として算出する算出手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする貢献度算出プログラム。
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