JP5475812B2 - 情報処理装置、貢献度算出方法及び貢献度算出プログラム - Google Patents
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Description
図1〜図10を用いて、本願に係る情報処理装置、貢献度算出方法及び貢献度算出プログラムの第1の実施形態について説明する。なお、第1の実施形態では、各種装置が接続される通信網の一例としてIP(Internet Protocol)網を例に挙げて説明するが、通信網はこれに限定されるものではない。
まず、図1を用いて、第1の実施形態に係る広告配信装置が含まれる広告配信システムの構成について説明する。図1に例示するように、第1の実施形態に係る広告配信システム1には、サイト提供装置101〜10nと、ユーザ端末201〜20mと、広告配信装置30と、情報提供装置100とが含まれる。これらの各種装置は、通信網40を介して通信可能に接続される。サイト提供装置101〜10nはサイト運営者によって管理され、広告配信装置30は広告配信業者によって管理され、情報提供装置100は、情報提供業者によって管理される。なお、図1では、1台の広告配信装置30を図示したが、広告配信システム1には、複数台の広告配信装置30が含まれる場合もある。同様に、広告配信システム1には、複数台の情報提供装置100が含まれる場合もある。
次に、図2を用いて、第1の実施形態に係る情報提供装置100の構成について説明する。図2に例示するように、第1の実施形態に係る情報提供装置100は、通信I/F(interface)110と、ユーザ情報DB(DataBase)120と、制御部130とを有する。
次に、図3を用いて、アクセス履歴テーブル121の一例について説明する。アクセス履歴テーブル121は、各ユーザ端末20による各サイト提供装置10へのアクセス履歴を記憶する。図3に示した例では、アクセス履歴テーブル121は、「アクセス先情報」毎に、「ユーザID」を記憶する。
次に、図4を用いて、ユーザ属性テーブル122の一例について説明する。ユーザ属性テーブル122は、ユーザIDとユーザの属性情報とが関連付けられたユーザ情報を記憶する。図4に示した例では、ユーザ属性テーブル122には、「ユーザID」毎に、「サイコグラフィック属性」と「デモグラフィック属性」とを記憶する。
次に、図5を用いて、第1の実施形態に係る広告配信装置30の構成について説明する。図5に例示するように、第1の実施形態に係る広告配信装置30は、通信I/F31と、ログDB32と、制御部33とを有する。
次に、図6を用いて、クリック結果テーブル32aの一例について説明する。クリック結果テーブル32aは、統合ユーザ情報毎に、かかる統合ユーザ情報に基づいてユーザ端末20に配信された広告コンテンツの広告効果に関する情報を記憶する。図6に示した例では、クリック結果テーブル32aは、「アクセス先情報」毎に、「CTR(Click Through Rate)」を記憶する。
次に、図7を用いて、第1の実施形態に係る情報提供装置100による属性情報更新処理の手順について説明する。かかる属性情報更新処理は、制御部130によって繰り返し実行される処理である。
次に、図8を用いて、第1の実施形態に係る情報提供装置100による情報提供処理の手順について説明する。かかる情報提供処理は、制御部130によって繰り返し実行される処理である。
次に、図9を用いて、第1の実施形態に係る広告配信装置30による貢献度算出処理の手順について説明する。かかる貢献度算出処理は、制御部33によって実行される処理である。
次に、図10を用いて、算出部33cによる貢献度算出処理の一例を説明する。図10に示した例において、縦軸はCTRを示し、横軸はターゲティング配信に用いられるユーザ情報群を示す。図10に示した例では、サイト提供装置101及び102によって、ウェブビーコンが埋め込まれたサイトページが提供されるものとする。
上述してきたように、第1の実施形態に係る広告配信装置30は、クリック結果テーブル32a、算出部33cを有する。クリック結果テーブル32aは、サイトページ(コンテンツの一例に相当)を提供するサイト提供装置10(提供装置の一例に相当)に対してユーザ端末20がアクセスする契機で取得されるユーザ端末のユーザに関するユーザ情報のうちかかるユーザ情報が取得される契機となったサイト提供装置10毎の各ユーザ情報群間の統合比を変動させて統合された統合ユーザ情報毎に、かかる統合ユーザ情報に基づいてユーザ端末20に配信された広告コンテンツの広告効果を記憶する。算出部33cは、クリック結果テーブル32aに記憶されている各統合比に対応する広告効果を比較することにより、各ユーザ情報群における広告効果への貢献度を算出する。
本願に係る情報処理装置、貢献度算出方法及び貢献度算出プログラムは、上述した第1の実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。第2の実施形態では、他の実施形態について説明する。
上記実施形態では、広告配信装置30の算出部33cが、各サイト提供装置10に対応するユーザ情報群のみを用いた場合におけるCTRに基づいて、各サイト提供装置10の貢献度を算出する例を示した。言い換えれば、上記実施形態では、情報提供装置100の生成部132が、2つのサイト提供装置101とサイト提供装置102が存在する場合に、サイト提供装置101に対応するユーザ情報群とサイト提供装置102に対応するユーザ情報群との統合比(属性情報を生成する際に用いるユーザ情報群の利用比)を「1:0」及び「0:1」に変動させる例を示した。しかし、広告配信装置30の算出部33cは、全てのユーザ情報から、1つのサイト提供装置10に対応するユーザ情報群を除いた統合ユーザ情報を用いた場合におけるCTRに基づいて、各サイト提供装置10の貢献度を算出してもよい。
また、上記実施形態では、広告配信装置30が、各々のサイト提供装置10に対応するユーザ情報群を用いた場合におけるCTRに基づいて、各サイト提供装置10の貢献度を算出する例を示した。しかし、広告配信装置30は、情報提供装置100によって各サイト提供装置10に対応するユーザ情報群の統合比が変動されることにより、各統合比に対応するCTRに基づいて貢献度を算出してもよい。
また、上記実施形態では、情報提供装置100が、図10に示した「データなし」、「データA」、「データB」及び「データAB」のように、ターゲティング配信に用いるユーザ情報のパターンを変動させる例を示した。ここで、情報提供装置100は、同一環境下において、各ユーザ情報のパターンを変動させるようにしてもよい。例えば、情報提供装置100は、同一の時間帯、同一の曜日、又は、同一の天気において、各ユーザ情報のパターンを変動させる。すなわち、広告配信装置30は、同一環境下において貢献度算出処理を行うことにより、公平な環境下で測定されたCTRに基づいて、公平に貢献度を算出することができる。
また、図9に示した例では、広告配信装置30が、一部のユーザを示す処理対象ユーザIDを用いて貢献度算出処理を行う例を示した。しかし、広告配信装置30は、ポータルサイトにアクセスした全てのユーザ端末20を貢献度算出処理の対象としてもよい。すなわち、広告配信装置30は、全てのユーザ端末20において、図9〜図12を用いて説明した貢献度算出処理を行ってもよい。例えば、広告配信装置30は、全てのユーザ端末20を対象として図10に例示した貢献度算出処理を行う場合には、最初の5分間で「データなし」のCTRを測定し、次の5分間で「データA」のCTRを測定し、次の5分間で「データB」のCTRを測定し、次の5分間で「データAB」のCTRを測定し、最後に、これらの各CTRを比較することにより各サイト提供装置における貢献度を算出する。
また、上記実施形態では、広告配信システム1に、情報提供装置100と広告配信装置30とが含まれる例を示したが、情報提供装置100と広告配信装置30とは一体の装置であってもよい。この点について図13を用いて具体的に説明する。図13に示した広告配信システム2には、図1に示した情報提供装置100と広告配信装置30とが一体化された情報処理装置である広告配信装置200が含まれる。
また、上記実施形態では、情報提供装置100から広告配信装置30へユーザの属性情報を送信する例を説明した。しかし、情報提供装置100から広告配信装置30へ送信する情報は、例えば、ユーザのアクセス履歴の情報であってもよい。この場合、広告配信装置30は、ユーザのアクセス履歴の情報に基づいて広告コンテンツを選択して配信する。
また、上記実施形態では、アクセス履歴テーブル121がアクセス履歴を記憶する例を示した。しかし、アクセス履歴テーブル121に、サイト提供装置10毎の各ユーザ端末20のアクセス回数が記憶されるようにしてもよい。また、アクセス履歴テーブル121に、各サイト提供装置10のサイトページ(URL)毎のアクセス履歴が記憶されるようにしてもよい。これにより、情報提供装置100は、ユーザの属性情報をさらに精度良く判別することができる。例えば、情報提供装置100は、各サイト提供装置10のサイトページ毎にアクセス回数をカウントする。
また、上記実施形態では、ユーザ属性テーブル122は、属性情報の区分分けを図4に示すものとして説明した。しかし、広告配信システム1に複数の広告配信装置30が含まれる場合、ユーザ属性テーブル122は、広告配信装置30毎又は1以上の広告配信装置30毎に異なる種別区分に分けてもよい。これにより、情報提供装置100は、広告配信装置30に応じた属性情報を提供することができる。
また、上記実施形態では、サイト提供装置10によって提供されるサイトページにウェブビーコンが埋め込まれる例を示した。しかし、メール提供装置によってユーザ端末20に対して配信されるメールマガジン等のHTMLメール(コンテンツの一例に相当)に第1ビーコンが埋め込まれてもよい。これにより、情報提供装置100は、HTMLメールを受信したユーザ端末20からもユーザ情報を収集することができるので、ユーザの属性情報をさらに精度良く判別することができる。
また、上記実施形態では、広告配信装置30からユーザ端末20に配信される広告コンテンツをバナー広告であるものとして説明したが、広告コンテンツはバナー広告に限定されるものではない。例えば、広告配信装置30からユーザ端末20に配信される広告コンテンツは、動画広告、テキスト広告、音声広告などであってもよい。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
20 ユーザ端末
30 広告配信装置
32 ログDB
32a クリック結果テーブル
33 制御部
33a 受信部
33b 配信部
33c 算出部
100 情報提供装置
120 ユーザ情報DB
121 アクセス履歴テーブル
122 ユーザ属性テーブル
130 制御部
131 取得部
132 生成部
133 要求応答部
134 受信部
Claims (8)
- コンテンツを提供する提供装置に対してユーザ端末がアクセスする契機で取得される当該ユーザ端末のユーザに関するユーザ情報のうち当該ユーザ情報が取得される契機となった前記提供装置毎の各ユーザ情報群間の統合比を変動させて統合された統合ユーザ情報毎に、当該統合ユーザ情報に基づいて前記ユーザ端末に配信された広告コンテンツの広告効果を記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶されている各統合比に対応する広告効果を比較することにより、前記各ユーザ情報群における広告効果への貢献度を算出する算出部と
を備えたことを特徴とする情報処理装置。 - 前記記憶部は、
前記各ユーザ情報群のうち1つのユーザ情報群である前記統合ユーザ情報毎に、当該1つのユーザ情報群に基づいて前記ユーザ端末に配信された広告コンテンツの広告効果を記憶し、
前記算出部は、
前記記憶部に記憶されている各ユーザ情報群に対応する広告効果を比較することにより、前記各ユーザ情報群における広告効果への貢献度を算出する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記記憶部は、
前記各ユーザ情報群の全てを統合した全統合ユーザ情報に基づいて前記ユーザ端末に配信された広告コンテンツの広告効果をさらに記憶し、
前記算出部は、
前記記憶部に記憶されている全統合ユーザ情報における広告効果に対する前記各ユーザ情報群における広告効果の割合を当該各ユーザ情報群における広告効果への貢献度として算出する
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記記憶部は、
前記各ユーザ情報群から1つのユーザ情報群を除いた除外統合ユーザ情報に基づいて前記ユーザ端末に配信された広告コンテンツの広告効果をさらに記憶し、
前記算出部は、
前記記憶部に記憶されている除外統合ユーザ情報における広告効果に基づいて、当該除外統合ユーザ情報から除外された前記1つのユーザ情報群における広告効果への貢献度を算出する
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の情報処理装置。 - 前記記憶部は、
同一の環境下において前記各ユーザ情報群間の統合比を変動させて統合された前記統合ユーザ情報毎に、前記ユーザ端末に配信された広告コンテンツの広告効果を記憶する
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の情報処理装置。 - 前記記憶部は、
前記ユーザの属性情報、前記ユーザ端末による前記提供装置へのアクセス履歴のうち少なくともいずれか一つであるユーザ情報が統合された前記統合ユーザ情報毎に、前記ユーザ端末に配信された広告コンテンツの広告効果を記憶する
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の情報処理装置。 - コンピュータが実行する貢献度算出方法であって、
コンテンツを提供する提供装置に対してユーザ端末がアクセスする契機で取得される当該ユーザ端末のユーザに関するユーザ情報のうち当該ユーザ情報が取得される契機となった前記提供装置毎の各ユーザ情報群間の統合比を変動させて統合された統合ユーザ情報毎に、当該統合ユーザ情報に基づいて前記ユーザ端末に配信された広告コンテンツの広告効果を記憶部に格納する格納工程と、
前記記憶部に記憶されている各統合比に対応する広告効果を比較することにより、前記各ユーザ情報群における広告効果への貢献度を算出する算出工程と
を含むことを特徴とする貢献度算出方法。 - コンテンツを提供する提供装置に対してユーザ端末がアクセスする契機で取得される当該ユーザ端末のユーザに関するユーザ情報のうち当該ユーザ情報が取得される契機となった前記提供装置毎の各ユーザ情報群間の統合比を変動させて統合された統合ユーザ情報毎に、当該統合ユーザ情報に基づいて前記ユーザ端末に配信された広告コンテンツの広告効果を記憶部に格納する格納手順と、
前記記憶部に記憶されている各統合比に対応する広告効果を比較することにより、前記各ユーザ情報群における広告効果への貢献度を算出する算出手順と
をコンピュータに実行させることを特徴とする貢献度算出プログラム。
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