JP5641975B2 - 内燃機関の冷却装置 - Google Patents

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Description

本発明は、冷却液を循環させて内燃機関を冷却する冷却装置に関する。
従来、ラジエータを介して冷却液を循環させる状態と、前記ラジエータを迂回して冷却液を循環させる状態とに切り替える電制サーモスタットバルブを備えた内燃機関の冷却装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−185744号公報
上記のように、電制サーモスタットバルブを備えた冷却装置では、サーモスタットの開弁温度(ラジエータを介した循環を開始させる冷却液温度)を高くすることで、冷却液の温度を上げ、内燃機関のフリクションを低下させることが可能である。
しかし、冷却液の温度を高くすると、循環系内の冷却液に空気が混入する異常が発生し、冷却液の循環系内における圧力を高圧側に保てなくなった場合に、冷却液が沸騰し易く、オーバーヒートが発生する可能性があった。
そこで、本願発明は、循環系における冷却液の異常の有無を判定できる冷却装置を提供することを目的とする。
そのため、本願発明では、冷却液の温度について判定値を超える急な上昇変化を検出した頻度が所定値よりも高くなったときに冷却液の冷却能力を上昇させるようにした。
上記発明によると、冷却液の異常に対して冷却液の冷却能力を上昇させ、オーバーヒートの発生を未然に抑制することが可能となる。
本願発明の実施形態における冷却装置のシステム図である。 本願発明の実施形態における冷却装置のシステム図である。 本願発明の実施形態における電制サーモスタットバルブの特性を示す線図である。 本願発明の実施形態における冷却系の異常判定(冷却液の異常判定)の様子を示すフローチャートである。 本願発明の実施形態における冷却水温度TWの変化特性を示すタイムチャートである。 本願発明の実施形態における異常判定回数の閾値の特性を示す線図である。 本願発明の実施形態における温度上昇変化の閾値を設定する処理を示すフローチャートである。 本願発明の実施形態におけるエンジン負荷と補正値との相関を示す線図である。 本願発明の実施形態におけるエンジン負荷及びエンジン回転速度と補正値との相関を示す線図である。 本願発明の実施形態における車速と補正値との相関を示す線図である。 本願発明の実施形態における冷却ファン(ラジエータファン)の駆動量と補正値との相関を示す線図である。 本願発明の実施形態における外気温度と補正値との相関を示す線図である。
以下に本発明に係る内燃機関の冷却装置の実施形態を説明する。
図1は、実施形態における内燃機関の冷却装置のシステム図である。
エンジン(内燃機関)1のジリンダブロックやシリンダヘッドには、冷却水(冷却液)通路2が形成されており、この冷却水通路(ウォータジャケット)2の出口とラジエータ3の入口3aとが、冷却水配管4で接続されている。
そして、冷却水通路2を通過することでエンジン1の熱を奪い温度上昇した冷却水は、冷却水配管4を介してラジエータ(空冷式放熱器)3に送られる。
ラジエータ3は、ラジエータ3に風を当てて放熱させる電動式の冷却ファン(ラジエータファン)5を備えている。
ラジエータ3の出口3bとエンジン1の冷却水通路2の入口とは、冷却水配管6で接続される。
冷却水通路2の入口と冷却水配管6の端部との間には、ラジエータ3で放熱して温度低下した冷却水を再びエンジン1の冷却水通路2に送り込むために、エンジン1で駆動される機械式ウォータポンプ7を設けてある。
また、エンジン1の停止中に冷却水を循環させるために、冷却水配管6の途中には、電動式ウォータポンプ8を設けてある。
尚、機械式ウォータポンプ7と電動式ウォータポンプ8との一方を備える冷却装置であってもよく、図2には、機械式ウォータポンプ7を備えずに電動式ウォータポンプ8を備えた冷却装置を示してある。
図2のシステム図は、図1のシステム図に対して、機械式ウォータポンプ7を省略している点のみが異なる。
また、冷却水配管4の途中と、ラジエータ3の出口3bと電動式ウォータポンプ8との間の冷却水配管6とを接続するバイパス配管9を設けてある。
バイパス配管9は、ラジエータ3を迂回して冷却水を循環させる循環系を構成し、ラジエータ3を迂回して循環させる冷却水の流量(ラジエータ3を迂回させるか否か)は、電制サーモスタットバルブ10によって制御される。
電制サーモスタットバルブ10は、通電量(オンデューティ)の増大に応じてバルブリフト量が増大し、バルブリフト量が増えることで、ラジエータ3を経由して循環させる冷却水の流量を増やし、相対的にラジエータ3を迂回して循環させる冷却水の流量を減らす特性のバルブである。
ここで、電制サーモスタットバルブ10は、図3に示すように、通電遮断状態(オンデューティ0%)であっても冷却水温度TWが上限温度(例えば100℃)を超えると略全開状態にまで開弁して、ラジエータ3を経由して冷却水を循環させるようにし、また、最大通電状態(オンデューティ100%)であっても冷却水温度TWが下限温度(例えば80℃)を下回ると略全閉状態にまで閉弁し、ラジエータ3を迂回して冷却水を循環させるように構成されている。
冷却装置を構成する冷却ファン5、電動式ウォータポンプ8、電制サーモスタットバルブ10は、電子制御ユニット11が出力する操作量に応じて動作する。
電子制御ユニット11は、コンピュータを備え、予め記憶したプログラムに従って、冷却ファン5、電動式ウォータポンプ8、電制サーモスタットバルブ10などに出力する操作量を演算する。
電子制御ユニット11は、各種センサが出力する信号を入力する。
前記各種センサとしては、バイパス配管9の分岐点よりも上流側の冷却水配管4内の冷却水温度TWを検出する水温センサ(温度検出手段)12、エンジン1を搭載した車両の走行速度(車速)VSPを検出する車速センサ13、エンジン1の負荷TPを検出する負荷センサ14、エンジン1の回転速度NEを検出する回転センサ15、外気温度TAを検出する外気温センサ16などを備えている。
また、ハイブリッド車両であって機械式ウォータポンプ7と電動式ウォータポンプ8との双方を備える場合、電子制御ユニット11は、ハイブリッド車両における駆動源制御を行う他の制御ユニットからエンジン1の自動停止指令信号などを入力する。
そして、電子制御ユニット11は、水温センサ12の信号に基づき検出した冷却水温度TWが設定温度よりも低い冷機時には、電制サーモスタットバルブ10を制御することで、ラジエータ3を迂回して循環される冷却水の流量を増やし、冷却水の温度上昇を促進させる。
また、電子制御ユニット11は、暖機後に冷却水温度TWが設定温度よりも高くなると、冷却ファン5の駆動を開始させ、又は、冷却ファン5の回転速度を増大させることで、ラジエータ3における放熱効率を増大させ、冷却水温度TWが低下するようにする。
更に、機械式ウォータポンプ7と電動式ウォータポンプ8との双方を備える場合、電子制御ユニット11は、電動式ウォータポンプ8をエンジン1の停止時に起動させ、また、電動式ウォータポンプ8を少なくとも備え、電動式ウォータポンプ8で冷却水を循環させる場合には、電動式ウォータポンプ8による冷却水の吐出量を冷却水温度TWに応じて制御する。
また、電子制御ユニット11は、上記構成の冷却装置における冷却水(冷却液)の異常の有無を判定する機能(異常判定手段としての機能)を、図4のフローチャートに示すようにソフトウエア的に備えている。
以下では、図4のフローチャートに示した異常判定ルーチン(異常判定手段)を詳細に説明する。
図4のフローチャートに示した異常判定ルーチンは、電子制御ユニット11によって一定時間毎に実行され、まず、ステップS101では、冷却水温度TWの変化、詳しくは、冷却水温度TWの上昇変化を判断するための変数DTWNの演算を行う。
前記変数DTWNとして、最近の設定時間(例えば5秒)内で水温センサ12が検出した冷却水温度TWのうちの最小値TWMINと最大値TWMAXとの偏差を演算することができる。
尚、水温センサ12からの信号は、一定時間毎にA/D変換して電子制御ユニット11に読み込まれ、電子制御ユニット11は、この一定時間毎に読み込まれる信号の最近の設定時間内の値を記憶し、該記憶している複数の検出信号の中での最大値と最小値とを求める。
また、前記変数DTWNとしては、冷却水温度TWが設定温度(例えば1℃)だけ上昇するのに要した時間を計測させることができる。
また、前記変数DTWNとしては、冷却水温度TWの移動平均値と極大値との偏差を演算させたりすることができ、冷却水温度TWが急に上昇したことを判定できる変数を適宜採用できる。
ステップS101で変数DTWNを演算すると、次のステップS102では、変数DTWNの大小、換言すれば、冷却水温度TWの変化が異常な変化であるか正常範囲内の変化であるかを判別するための判定値SLDTWNを演算する。
前記判定値SLDTWNは、固定値であっても良い。
但し、冷却水温度TWの上昇し易さは、エンジンの発生熱量、車速VSP、冷却ファン5の動作状態、外気温度などの条件で変化し、冷却水温度TWが上昇し易い条件で判定値SLDTWNが低いと、異常でない温度上昇を、空気の混入に因るものであると誤判定してしまうことになり、逆に、冷却水温度TWが上昇し易い条件で判定値SLDTWNが高いと、空気の混入による温度の急な上昇を正常範囲の変化であると誤判定することになってしまう。
そこで、エンジンの発生熱量、車速VSP、冷却ファン5の動作状態、外気温度などの条件に基づき、冷却水温度TWが上昇し易い条件であるか否かを判定し、冷却水温度TWが上昇し易い条件であるほど前記判定値SLDTWNをより大きな値に変更し、より急な温度変化が発生したときに冷却水の異常と判断するように設定することが好ましい。
尚、判定値SLDTWNの可変設定については後で詳細に説明する。
ステップS103では、冷却水温度TWが下限温度以上であるか否かを判断する。前記下限温度は、冷却水の異常を判定する必要がある温度範囲の下限値であって、例えば完暖状態と見なすことができる85℃程度に設定する。
冷却水温度TWが下限温度を下回るような低水温状態(冷機状態)では、たとえ冷却水に空気が混入していてもオーバーヒートが発生する可能性が低いため、異常判定する必要性がなく、また、温度の低い条件では冷却水異常を誤判定する可能性があるので、冷却水温度TWが下限温度以上であることを、異常判定の実施条件とする。
そして、冷却水温度TWが下限温度(例えば85℃)以上であって、異常判定の実施条件が成立している場合には、ステップS104へ進み、変数DTWNと判定値SLDTWNとを比較することで、異常な温度上昇が発生したか否かを判定する。
変数DTWNを、設定時間内での最小値TWMINと最大値TWMAXとの偏差とする場合、偏差が大きいほど急な温度上昇が発生したことを示すから、変数DTWNが判定値SLDTWNを超えている場合に、異常な温度上昇が発生したと判断する。図4のステップS104には、変数DTWNが判定値SLDTWNを超えている場合に、異常な温度上昇が発生したと判断する場合を示してある。
一方、変数DTWNを、冷却水温度TWが設定温度だけ上昇するのに要した時間とする場合、係る時間が短いほど急な温度上昇が発生したことを示すから、変数DTWNが判定値SLDTWNを下回る場合に、異常な温度上昇が発生したと判断する。
換言すれば、ステップS104は、正常時には発生することのない急な温度上昇が発生したか否かを判断するものであり、明らかに異常と認められる急な温度上昇が発生したか否かを、判定値SLDTWNと変数DTWNとを比較して判断する。
例えば、冷却水に空気が混入している場合、水温センサ12が気泡部分の温度を測ると、冷却水温度よりも高い温度を検出することになり、水温センサ12の部分を気泡が通過してしまうと再度冷却水の温度を検出するようになるため、図5に示すように、水温センサ12の部分を気泡が通過する毎に、水温センサ12による温度の検出結果は、一時的かつ急激な温度上昇を示すことになり、このような温度上昇の発生を、変数DTWNと判定値SLとを比較することで検出するものである。
ステップS104で、変数DTWNが判定値SLDTWNを超える急な温度上昇の発生を示していると判定されると、ステップS105へ進み、急な温度上昇の発生を検出した回数(異常判定回数)を計数するためのカウント値COUNTを前回値COUNTzから1だけ増加させる。
そして、次のステップS106では、ステップS105で増加させたカウント値COUNTが、判定値NGCNT以上であるか否かを判断する。
前記判定値NGCNTは、カウント値COUNTの値を、冷却水異常と認める異常範囲領域とそれ以外の正常範囲領域とに判別するための値である。
そして、前記判定値NGCNTは、固定値として予め記憶させておくことができる他、冷却水温度TWが高いほど、冷却水異常によってオーバーヒートし易くなるので、冷却水温度TWが高いほどカウント値COUNTがより小さい段階から冷却水異常を判定して、オーバーヒート対策を早期に実施することが好ましいので、図6に示すように、前記判定値NGCNTは、冷却水温度TWが高いほどより小さい値に設定することができる。
カウント値COUNTが判定値NGCNT未満である場合は、冷却水温度TWの異常上昇が検出されたとしても、その頻度が低く、そのまま放置してもオーバーヒートに至るようなことはないものと判断し、ステップS107を迂回して本ルーチンを終了させる。
一方、カウント値COUNTが判定値NGCNT以上である場合は、冷却水温度TWの異常上昇が検出された頻度が、何らかの対処を必要とするほど高く、そのまま放置するとオーバーヒートに至る可能性があるものと判断し、ステップS107へ進む。
換言すれば、前記判定値NGCNTは、冷却水温度TWの異常上昇が検出された頻度(回数)の許容最大値に相当し、カウント値COUNTが判定値NGCNT未満である間は、正常範囲と見なして通常の冷却制御を継続させ、カウント値COUNTが判定値NGCNT以上になって初めて冷却水異常の発生を判断して、後述するように、オーバーヒートの発生を未然に抑制するためのフェイルセーフ処理を実施する。
ステップS107では、冷却系異常の発生を判定し、異常発生の有無を示すフラグfDGNWSYSに、異常状態を示す「1」を設定する。
前記冷却系異常とは、例えば冷却水に空気が混入した冷却水異常であり、冷却水に空気が混入すると、冷却水の循環系内における圧力を高圧側に保てなくなって、冷却水が沸騰し、オーバーヒートが発生する可能性がある。
特に、冷却水の温度を比較的高い温度に保って、エンジン1のフリクションを低下させようとすると、冷却水に空気が混入したときに、オーバーヒートが発生し易くなるため、オーバーヒート対策を直ちに実施することが望まれる。
そこで、フラグfDGNWSYSに「1」が設定されている冷却系異常の状態では、オーバーヒートの発生を未然に抑制すべく、以下に示すフェイルセーフ処理(1)〜(5)のうちの少なくとも1つを実行する。
(1)冷却系異常の発生を運転者に警告する。
具体例:(1-1)オーバーヒートランプ17を点灯する。
(2)冷却ファン(ラジエータファン)5の動作条件を変更する。
具体例:(2-1)冷却系異常時は常時オンにする(ファンの回転速度の最小値を上げる)。
(2-2)動作条件を正常時よりも低水温側に変更する。
(3)電制サーモスタットバルブ10の動作条件を変更する。
具体例:(3-1)動作条件(開弁条件)を正常時よりも低水温側に変更する。
(3-2)異常時は最大通電に固定する。
(4)エンジンの出力(発生熱量)の制限を行う。
具体例:(4-1)最大スロットル開度を低下させる。
(4-2)異常時用の最大エンジン回転速度で燃料カットを行う。
(5)電動式ウォータポンプ8の動作条件を変更する。
具体例:(5-1)最低動作回転速度を上げる(オーバーヒート抑制)。
(5-2)最高動作回転速度を下げる(気泡混入によるポンプ破損の抑制)。
フェイルセーフ処理(1)の運転者への警告は、オーバーヒートが発生する可能性が高くなっていることを運転者に認知させることで、高負荷運転の自制や、整備工場での点検修理を促すと共に、他のフェイルセーフ処理を実行するときに警告を行うことで、運転性の変化が冷却系異常に伴うフェイルセーフ処理に因るものであることを運転者に認知させることができる。
運転者への警告は、車両の運転席近傍に設けたオーバーヒートランプ17の点灯によって行える他、ブザーや文字表示などで異常の発生を警告できる。
フェイルセーフ処理(2)の冷却ファンの動作条件の変更は、冷却ファン5を異常時には正常時よりも低い冷却水温度TWから動作させたり、冷却ファン5の風量(回転速度)を異常時には正常時よりも増加させることで、ラジエータ3における放熱効率(放熱量)を増やし、冷却水の温度上昇を抑制するものである。
フェイルセーフ処理(3)の電制サーモスタットバルブの動作条件の変更は、異常時には正常時よりも低い冷却水温度から、ラジエータ3を介して冷却水を循環させるようにしたり、ラジエータ3を介して循環させる冷却水の流量を異常時には正常時よりも増やすことで、冷却水の温度上昇を抑制するものである。
フェイルセーフ処理(4)のエンジン出力制限は、エンジンの発熱量が設定量を超えることになる領域での運転を禁止し、発熱量が設定量を下回る領域でエンジン1を運転させることで、エンジン1の冷却水通路2を冷却水が流れるときの受熱量を減らし、冷却水の温度上昇を抑制するものである。換言すれば、フェイルセーフ処理(4)のエンジン出力制限は、エンジンの最大出力を冷却水が正常である場合に比べてより低く制限する処理である。
エンジン出力の制限は、エンジン1の電子制御スロットルにおける最大開度を異常時には正常時に比べて低下させることや、正常時にはエンジン1への燃料噴射が行われる高回転域で異常には燃料カットを行うことなどで実現できる。
フェイルセーフ処理(5)の動作条件の変更には、相互に目的が異なる2つのパターンが含まれる。フェイルセーフ処理(5)のうち、電動式ウォータポンプ8の最低動作回転速度を上げる変更は、電動式ウォータポンプ8の吐出量を、異常時には正常時よりも増大させることで、冷却水の循環流量(熱容量)を増やし、冷却水の温度上昇を抑制するものである。
一方、フェイルセーフ処理(5)のうち、電動式ウォータポンプ8の最高動作回転速度を異常時には正常時よりも下げる変更は、正常時には運転が許容される高回転側でのポンプ駆動を禁止し、気泡が混入している冷却水がポンプ内に流入することで、ポンプ主軸に過大な応力が加わることや、キャビテーションによる影響を抑制するものである。
尚、電動式ウォータポンプ8の最高動作回転速度を異常時には正常時よりも下げる変更は、冷却水の温度上昇を抑制する作用はないので、オーバーヒートに至る可能性が低いとき、より具体的には、気泡検知時の冷却水温度が低く、オーバーヒート温度に至るまで余裕代があるときや、他のフェイルセーフ処理の実施によって冷却水温度が低下した後に実施させるようにしてもよい。
これらのフェイルセーフ処理は、単独で実施しても良いし、複数を組み合わせて実行させてもよい。例えば、運転者に警告した上で、冷却ファン(ラジエータファン)5の動作条件を変更して冷却水温度の上昇を抑え、かつ、電動式ウォータポンプ8の最大動作回転速度を下げることでポンプ保護を図ることができる。
但し、冷却水温度の上昇を抑制する処理、換言すれば、循環系における冷却液の冷却能力を上昇させる処理であるフェイルセーフ処理(2),(3),(4),(5−1)のうちの少なくとも1つを実施し、冷却水の異常状態におけるオーバーヒートの発生を抑制することが好ましい。
上記のように、電子制御ユニット11によって、冷却水(冷却液)の異常を判定した場合にステップS107で実行されるフェイルセーフ処理、より詳細には、フェイルセーフ処理(2),(3),(4),(5−1)は、循環系における冷却水の冷却能力を上昇させる手段である。
一方、前記ステップS104で変数DTWNと判定値SLDTWNとの比較によって、異常な温度上昇の発生が検出されなかった場合には、ステップS108へ進む。
ステップS108では、冷却水温度TWが許容最大温度(例えば98℃)未満である正常温度状態であるか否かを判断する。
冷却水温度TWが前記許容最大温度以上であるときに、オーバーヒート状態であると判断できるように、前記許容最大温度を設定してある。
冷却水温度が前記許容最大温度未満であってオーバーヒート状態でない場合には、更に、ステップS109へ進み、カウント値COUNTがカウントアップされない状態、即ち、異常な温度上昇が検出されない状態が、判定時間以上継続しているか否かを判断する。
即ち、ステップS109では、冷却水に対する気泡の混入量がオーバーヒートを発生させるほどに多くなく、係る状態に対応して冷却水温度TWの急な上昇変化が検出される頻度が低い状態であるか否かを判断するものである。
前記判定時間は、冷却水に対する気泡の混入量がオーバーヒートを発生させるほどに多くない場合に、冷却水温度TWの急な上昇変化が検出される時間間隔に基づき予め設定されていて、前記判定時間だけ急な温度上昇が検出されなかった場合には、冷却水に空気が混入しているとしても、その量がオーバーヒートを発生させるほどの量ではないものと推定できるようにしてある。
そして、カウント値COUNTがカウントアップされない状態が、判定時間以上継続していれば、ステップS110へ進み、冷却系(冷却水)が正常であると判断して、前記フラグfDGNWSYSをゼロにリセットし、また、ステップS107でフェイルセーフ処理を実施していれば、その処理を停止させ、正常時の状態に復帰させる。
尚、ステップS110へ進んだ場合に、カウント値COUNTを初期値であるゼロにリセットすることができる。
ステップS107で冷却系の異常を判定すると、その後、オーバーヒート状態でなく、かつ、新たに冷却水温度TWの急な上昇変化が検出されない状態が判定時間だけ継続していると判断されるようになるまで、異常判定がキャンセルされずに、フェイルセーフ処理を継続させる。
また、ステップS108でオーバーヒート状態であると判断しても、冷却水温度TWの急な上昇変化を検出していない状態が継続している場合には、オーバーヒートの原因は気泡混入ではないと推定できるので、ステップS110へ進んで、冷却水異常の判定結果をキャンセルすることができる。但し、この場合、原因が空気の混入でないとしてもオーバーヒート状態であるので、ステップS107で実施したフェイルセーフ処理(循環系における冷却液の冷却能力を上昇させる処理)を継続させることが好ましい。
ここで、前記ステップS102における判定値SLDTWNの演算処理を、図7のフローチャートに従って詳細に説明する。
前述のように、冷却水温度TWの上昇し易さは、エンジン1の発生熱量、車速VSP、冷却ファン5の動作状態、外気温度などの条件で変化するため、これらの条件に応じて判定値SLDTWNを変更することで、気泡による急な温度上昇の検出精度を高める。
まず、ステップS201では、エンジン発生熱量に応じて判定値SLDTWNの基本値BSLDTWNE#を補正するための係数KENGHET(補正値)を演算する。
エンジン1の発生熱量が大きくなるほど、冷却水温度TWの急な上昇が発生し易くなるため、係るエンジン発熱量による冷却水温度TWの上昇を超える温度上昇を判定させるべく、前記係数KENGHETは、エンジン1の発生熱量が大きくなるほど判定値SLDTWNをより大きな値に補正する。
具体的には、図8に示すように、エンジン1の吸入空気流量QA又はエンジン1に供給される燃料流量FCなどのエンジン負荷を示す状態量に応じて係数KENGHETを記憶したテーブルや、図9に示すように、エンジン回転速度NEとエンジン負荷を示すスロットル開度TVOとに対応して係数KENGHETを記憶したマップを予め用意し、これらのテーブルやマップを参照して、そのときのエンジン発生熱量に対応する係数KENGHETを求める。
ここで、エンジン1の吸入空気流量QA又はエンジン1に供給される燃料流量FCが高く、エンジン1の高負荷運転状態であるほど、エンジン1の発生熱量は多くなるので、エンジン1の吸入空気流量QA又はエンジン1に供給される燃料流量FCが高くなるほど、判定値SLDTWNがより高く補正されるように係数KENGHETを設定する。
また、スロットル開度はエンジン1の負荷を表す状態量であり、高負荷(高スロットル開度)でかつ高回転速度である領域でエンジン1の発生熱量が多くなり、低負荷(低スロットル開度)でかつ低回転速度である領域でエンジン1の発生熱量が少なくなる。
そこで、高負荷でかつ高回転速度である領域で判定値SLDTWNが最も高く補正されるように係数KENGHETを設定し、低負荷でかつ低回転速度である領域で判定値SLDTWNが最も低く補正されるように係数KENGHETを設定する。
尚、テーブルやマップを用いずに、基本値BSLDTWNE#を補正するための係数(補正値)を演算式に従って算出することができる。
次のステップS202では、エンジン1を搭載した車両の車速VSPに応じて判定値SLDTWNの基本値BSLDTWNE#を補正するための係数KVSPを演算する。
車速VSPが高くなると、ラジエータ3における放熱効率(放熱量)が高くなり、冷却水温度TWの急な上昇が発生し難くなるので、前記係数KVSPは、車速VSPが高くなるほど、判定値SLDTWNをより小さい値に補正する。
具体的には、図10に示すように、車速VSPに応じて係数KVSPを記憶したテーブルを予め用意し、そのときの車速VSPに対応する係数KVSPを検索する。
ステップS203では、冷却ファン(ラジエータファン)5の動作状態に応じて判定値SLDTWNの基本値BSLDTWNE#を補正するための係数KRDFNを演算する。
冷却ファン5の回転速度(駆動量)が高く、ラジエータ3への送風量が多いと、ラジエータ3における放熱効率(放熱量)が高くなり、冷却水温度TWの急な上昇が発生し難くなるので、前記係数KRDFNは、冷却ファン5の回転速度(駆動量)が高くなるほど、判定値SLDTWNをより小さい値に補正する。
具体的には、図11に示すように、冷却ファン5の回転速度(駆動量)に応じて係数KRDFNを記憶したテーブルを予め用意し、そのときの冷却ファン5の回転速度(駆動量)に対応する係数KRDFNを検索する。
ステップS204では、外気温度TAに応じて判定値SLDTWNの基本値BSLDTWNE#を補正するための係数KTAを演算する。
外気温度TAが高いと、ラジエータ3における放熱効率(放熱量)が低くなり、冷却水温度TAの急な上昇が発生し易くなるので、前記係数KTAは、外気温度TAが高くなるほど、判定値SLDTWNをより大きな値に補正する。
具体的には、図12に示すように、外気温度TAに応じて係数KTAを記憶したテーブルを予め用意し、そのときの外気温度TAに対応する係数KTAを検索する。
ステップS205では、ステップS201〜ステップS204で求めた係数KENGHET,KVSP,KRDFN,KTAと、予め記憶してある判定値SLDTWNの基本値BSLDTWNE#とから、冷却水温度TAの急な上昇の発生を判定するための判定値SLDTWNを、下式に従って演算する。
SLDTWN=BSLDTWNE#+KENGHET+KVSP+KRDFN+KTA
前記基本値BSLDTWNE#は、エンジン発生熱量、車速VSP、冷却ファン5の回転速度(駆動量)、外気温度TAがそれぞれ標準状態である場合に適合するように、予め設定されており、前記標準状態からのずれ分を、係数KENGHET,KVSP,KRDFN,KTAによって修正する。
尚、判定値SLDTWNは、エンジン1の発生熱量、車速VSP、冷却ファン5の動作状態、外気温度TAのうちの少なくとも1つに基づいて可変に設定することができ、また、これらの状態量の他、湿度、降水量、高度、冷却液の種類、日照、路面温度などに応じて判定値SLDTWNを可変に設定することができる。
上記冷却系の異常診断によると、冷却水温度TWから冷却水(冷却液)に空気が混入した冷却系の異常(冷却水異常)を簡易に検出することができる。
そして、冷却系の異常(冷却水異常)を検出したときに、循環系における冷却水の冷却能力を上昇させるフェイルセーフ処理を実施することで、オーバーヒートの発生を未然に抑制することが可能となる。
また、冷却系の異常(冷却水異常)を検出したときに、電動式ウォータポンプ8の最高動作回転速度を下げれば、冷却水に空気が混入している状態で高回転でポンプが駆動されてポンプ主軸に過大な応力が加わることを抑制でき、電動式ウォータポンプ8の損傷を未然に抑制できる。
また、冷却水温度TWの急な上昇を判定するための判定値を、エンジン1の発生熱量(エンジン負荷、エンジン回転速度)、車速VSP、冷却ファン5の動作状態、外気温度TAなどの条件に応じて変更すれば、これらの条件が変化しても、冷却水に空気が混入している冷却系の異常を安定して高い精度で判定することができる。
更に、冷却水温度TWの急な上昇を判定した頻度に基づき、最終的な異常判定を行うので、オーバーヒートを発生させるほどに多くない空気の混入に対して異常判定を行い、無用なフェイルセーフ処理を実施してしまうことを抑制できる。
また、正常判定(異常判定のキャンセル)を、冷却水温度TWと、急な温度上昇を継続して検出していない時間に基づいて行うので、異常継続状態若しくはフェイルセーフ処理が効力を発揮するようになるまでの遅れ時間内で異常判定をキャンセルしてしまうことを抑制できる。
ここで、上記実施形態から把握し得る請求項以外の技術的思想について、以下に効果と共に記載する。
(イ)請求項1から3のいずれか1つに記載の内燃機関の冷却装置において、
前記冷却装置が、ラジエータとラジエータファンとを含み、
前記ラジエータファンの風量の増大及び/又は前記ラジエータファンの動作開始温度の低下によって循環系における冷却液の冷却能力を上昇させる、内燃機関の冷却装置。
上記発明によると、冷却液に異常が発生した場合に、ラジエータファンの風量を増大させるか、及び/又は、ラジエータファンをより低い冷却液温度から動作させることで、ラジエータにおける放熱効率(放熱量)を増やし、冷却液の温度上昇を抑制する。
(ロ)請求項1から3のいずれか1つに記載の内燃機関の冷却装置において、
前記冷却装置が、ラジエータと該ラジエータを迂回して冷却液を循環させる電制サーモスタットバルブとを含み、
前記ラジエータを迂回して冷却液を循環させる条件としての冷却液温度を低下させることによって循環系における冷却液の冷却能力を上昇させる、内燃機関の冷却装置。
上記発明によると、正常時よりもより低温からラジエータを介して冷却液を循環させることで、冷却液の温度上昇を抑制する。
(ハ)請求項1から3のいずれか1つに記載の内燃機関の冷却装置において、
前記内燃機関の最大出力をより低く制限することによって循環系における冷却液の冷却能力を上昇させる、内燃機関の冷却装置。
上記発明によると、内燃機関の発熱量が設定量を超えることになる領域での運転を禁止し、発熱量が設定量を下回る領域で内燃機関を運転させることで、冷却液に対する内燃機関からの受熱量を減らし、冷却液の温度上昇を抑制する。
(ニ)請求項1から3のいずれか1つに記載の内燃機関の冷却装置において、
前記冷却装置が、冷却液を循環させるポンプとして電動式ウォータポンプを含み、
前記電動式ウォータポンプの吐出量を増加させることによって循環系における冷却液の冷却能力を上昇させる、内燃機関の冷却装置。
上記発明によると、電動式ウォータポンプの吐出量を冷却液の正常時よりも増大させることで冷却液の循環流量(熱容量)を増やし、冷却液の温度上昇を抑制する。
(ホ)請求項1から3のいずれか1つに記載の内燃機関の冷却装置において、
前記冷却装置が、冷却液を循環させるポンプとして電動式ウォータポンプを含み、
冷却液の異常の発生を判定した場合に前記電動式ウォータポンプの最高動作回転速度を下げる、内燃機関の冷却装置。
上記発明によると、冷却液の異常の発生を判定した場合に電動式ウォータポンプの最高動作回転速度を下げることで、空気が混入している冷却液が流入する状態でポンプが高回転で駆動され、ポンプの主軸に過大な応力が加わって損傷することを抑制できる。
1…エンジン(内燃機関)、2…冷却水通路、3…ラジエータ、4…冷却水配管、5…冷却ファン、6…冷却水配管、7…機械式ウォータポンプ、8…電動式ウォータポンプ、9…バイパス配管、10…電制サーモスタットバルブ、11…電子制御ユニット(異常判定手段、冷却能力制御手段)、12…水温センサ(温度検出手段)、13…車速センサ、14…負荷センサ、15…回転センサ、16…外気温センサ

Claims (3)

  1. 冷却液を循環させて内燃機関を冷却する冷却装置であって、
    前記冷却液の温度について判定値を超える急な上昇変化を検出した頻度が所定値よりも高くなったときに冷却液の冷却能力を上昇させる、内燃機関の冷却装置。
  2. 前記冷却液の温度が高いほど、より低い頻度から冷却液の冷却能力を上昇させる、請求項1記載の内燃機関の冷却装置。
  3. 前記判定値を、内燃機関の発生熱量、内燃機関を搭載した車両の走行速度、ラジエータファンの動作状態、外気温度のうちの少なくとも1つに応じて可変に設定する、請求項1又は2記載の内燃機関の冷却装置。
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