JP2005256641A - 内燃機関の冷却制御装置 - Google Patents

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重孝 吉川
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善一 新保
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俊文 高岡
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Abstract

【課題】 冷却力が不足するような場合に適切に内燃機関の発熱を抑え、内燃機関を損傷させるオーバーヒートを未然に回避することができる内燃機関の冷却制御装置を提供すること。
【解決手段】 ECUは、冷却水の水温thw検出し(S1)、Δt秒前の水温thw0と現在の水温thwを比較し、Δt=(thw−thw0)/Δt0、(thw+Δt×t)>閾値ts1か否かを判断する(S2)。また、水温thw>閾値ts2か否かを判断する(S3)。閾値ts1,ts2を超える場合は、エマージェンシー制御として、エンジンチェックランプを点灯させ(S4)、スロットル開度を閾値dと比較し(S5,S6)、スロットル開度を閾値dまで下げ(S7)、スロットル開度の上限を閾値dに制限する(s8)。これに加え、電動W/P、電動ファンをmax運転する。このエマージェンシー制御(S4〜S9)により、エンジンを冷却しオーバーヒートを回避する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、内燃機関の冷却制御装置に係り、詳しくは、内燃機関の冷却水の温度が過熱状態と判定されたときにオーバーヒートを回避する制御に関する。
内燃機関のウォータジャケット及びラジエータを熱媒体である冷却水などを循環させて内燃機関の冷却を行う冷却装置においては、ウォータポンプにより、冷却水が循環させられていた。また、ラジエータについてはファンにより送風され冷却されていた。そして冷却水の温度に応じて、サーモワックスなどにより駆動されるサーモスタットによりバイパス回路への流量がコントロールされ液温が調整されていた。ところで、内燃機関のクランクシャフトに接続され駆動されたウォータポンプの場合は、内燃機関の回転数により冷却能力が決まってしまい、きめ細かな制御ができないため、近年冷却水温等をフィードバックし電気モータを制御して駆動させる電動ウォータポンプを用いた冷却制御装置が多く用いられている。ところが、このような冷却装置では、電動ウォータポンプが故障すると水温が上昇しオーバーヒートにより内燃機関が損傷する虞がある。そのため、電力値から電動ウォータポンプが故障したと判断されると、警告灯を点灯すると共に、オーバーヒートの発生を回避すべくフェールセーフモードへ移行させて、燃料噴射量をリッチ化させるようなエンジンの冷却制御装置が提案されていた(特許文献1、段落番号0028参照)。
このエンジンの冷却制御装置では、噴射燃料量をリッチ化させることで、燃焼温度を低下させてオーバーヒートを回避し、内燃機関であるエンジンの損傷を防止することができた。
特開2000−303839
しかしながら、電動ウォータポンプが正常な場合にも、冷却能力の不足からオーバーヒートすることもありえるが、この場合は特許文献1に開示された発明では対応することができないという問題があった。
また、特許文献1に開示された発明では、たとえフェールセーフモードへ移行して燃料噴射量をリッチ化しても、それだけでは冷却力が不十分な場合にはオーバーヒートを適切に回避できないという問題もあった。
本発明は、冷却装置が正常に作動していても、冷却力が不足するような場合に適切に内燃機関の発熱を抑え、内燃機関を損傷させるオーバーヒートを未然に回避することができる内燃機関の冷却制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に係る内燃機関の冷却制御装置では、電気モータにより駆動された電動ウォータポンプにより冷却水をラジエータ間と循環させることで内燃機関を冷却する冷却装置を備えた内燃機関の冷却制御装置であって、前記冷却水の温度を判定する温度判定手段と、前記温度判定手段により、設定された閾値に基づいて、前記冷却水の温度が過熱状態と判定する過熱状態判定手段と、前記過熱状態判定手段により過熱状態と判定された場合に、内燃機関の制御を通常と異なるエマージェンシー制御として、前記電動ウォータポンプを最大出力で駆動する制御をするとともに、機関出力を抑制する制御をするエマージェンシー制御手段とを備えたことを要旨とする。
請求項1に記載の内燃機関の冷却制御装置の構成によれば、温度判定手段により判定された温度が設定された過熱状態とされる閾値を超えると、過熱状態判定手段により過熱状態と判断されて、エマージェンシー制御手段によりエマージェンシー制御として冷却装置である電動ウォータポンプを最大出力で駆動することで冷却能力を上げるだけでなく、機関出力を抑制して内燃機関自体の発熱をも低下させてオーバーヒートをさらに確実に防止することができる。このため、冷却装置だけでは冷却しきれないような場合でも、内燃機関の出力を抑えることで内燃機関自体の発熱を抑制してオーバーヒートによる内燃機関の破損を効果的に防止することができるという効果がある。
請求項2に係る内燃機関の冷却制御装置では、請求項1に記載の内燃機関の冷却制御装置において、前記エマージェンシー制御手段は、過熱状態と判定された場合にスロットル開度を通常の開度より小さい閾値内に制限するスロットル開度制御手段を備えたことを要旨とする。
請求項2に記載の内燃機関の冷却制御装置の構成によれば、請求項1に記載の内燃機関の冷却制御装置において、スロットル開度制御手段によりスロットル開度を通常の開度より小さい閾値内に制限して確実に内燃機関の出力を抑えることで、内燃機関自体の発熱を抑制してオーバーヒートによる内燃機関の破損を防止することができるという効果がある。
請求項3に係る内燃機関の冷却制御装置では、請求項1又は請求項2に記載の内燃機関の冷却制御装置において、前記冷却装置の前記ラジエータに送風する電動ファンを備え、前記エマージェンシー制御手段は、過熱状態と判定された場合に前記電動ファンを最大出力で駆動することを要旨とする。
請求項3に記載の内燃機関の冷却制御装置では、請求項1又は請求項2に記載の内燃機関の冷却制御装置において、電動ウォータポンプを最大出力で駆動するだけでなく、さらに電動ファンを最大出力で駆動することで冷却能力を上げて、オーバーヒートによる内燃機関の破損の防止をさらに確実にすることができるという効果がある。
請求項4に係る内燃機関の冷却制御装置では、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の内燃機関の冷却制御装置において、前記エマージェンシー制御手段は、過熱状態と判定された場合にエマージェンシー制御を行うことを報知する報知手段を備えたことを要旨とする。
請求項4に記載の内燃機関の冷却制御装置では、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の内燃機関の冷却制御装置に加え、報知手段により、運転者にエマージェンシー制御を行うことを開始することを報知できるという効果がある。したがって、運転者の操作においても、オーバーヒートを回避する操作を促し、オーバーヒートによる内燃機関の破損の防止をさらに確実にし、エマージェンシー制御におけるドライバビリティの変化を運転者に予告することができるという効果がある。
請求項5に係る内燃機関の冷却制御装置では、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の内燃機関の冷却制御装置において、前記温度判定手段は、前記閾値が前記冷却水の温度上昇率であることを要旨とする。
請求項5に記載の内燃機関の冷却制御装置では、温度判定手段の閾値が冷却装置の冷媒である冷却水の温度上昇率であるため、的確に冷却装置の状態をダイレクトに検出し、冷却水の温度上昇率を急速に内燃機関の温度が上昇するような場合でも、オーバーヒートによる内燃機関の破損の防止を確実にすることができるという効果がある。
請求項6に係る内燃機関の冷却制御装置では、請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の内燃機関の冷却制御装置において、前記温度判定手段は、前記閾値が前記冷却水の温度であることを要旨とする。
請求項6に記載の内燃機関の冷却制御装置では、温度判定手段が、判定の閾値を直接冷却水の温度とすることで冷却水の温度が過熱状態であることを検出し、オーバーヒートによる内燃機関の破損の防止を確実にすることができるという効果がある。
請求項7に係る内燃機関の冷却制御装置では、請求項2乃至請求項6に記載の内燃機関の冷却制御装置において、前記スロットル開度制御手段は、過熱状態においてスロットル開度が前記閾値を超えている場合は、前記閾値を超えないようにスロットル開度を強制的に閉じることを要旨とする。
請求項7に記載の内燃機関の冷却制御装置では、スロットル開度制御手段は、過熱状態においてスロットル開度が閾値を超えている場合は、その閾値を超えないようにスロットル開度を強制的に閉じるため、効果的に内燃機関の発熱量を低下させオーバーヒートによる内燃機関の破損の防止を確実にすることができるという効果がある。
本発明の内燃機関の冷却制御装置によれば、冷却装置が正常に作動していても、冷却力が不足するような場合に適切に内燃機関の発熱を抑え、内燃機関を損傷させるオーバーヒートを未然に回避することができるという効果がある。
(第1の実施形態)
以下、本発明に係る内燃機関の冷却制御装置を具体化した一実施形態を図1〜図3にしたがって説明する。
図1は、車両1に搭載された内燃機関であるエンジン2とともに、本実施の形態にかかる内燃機関の冷却装置並びにそれらの周辺構成を模式的に示す概略構成図である。
車両1に内燃機関として搭載されたエンジン2は、例えば、多気筒のシリンダを形成するシリンダブロック3b、その上部に配置されたシリンダヘッド3aを備えた4サイクルガソリンエンジンである。このシリンダヘッド3aとシリンダブロック3bの内部に形成された複数のシリンダの燃焼室では、その中に供給される燃料と空気の混合気が燃焼される。この混合気の燃焼に基づいてピストンが往復動されることにより、出力軸であるクランクシャフト4が回転する。この混合気の燃焼に伴い、シリンダヘッド3aやシリンダブロック3bには高熱が発生する。このエンジン2で発生する熱は、燃焼するガソリンの量、即ち概ね出力に比例している。したがって、高負荷運転等の場合は、エンジン2のシリンダヘッド3aやシリンダブロック3bからより多量の熱が発生することになる。
一方、シリンダヘッド3aやシリンダブロック3b等を冷却するために設けられた水冷式の冷却装置は、熱交換器であるラジエータ5、電動ウォータポンプ6、サーモスタット7及び冷却配管8等を備えている。また、シリンダブロック3bの内部には、シリンダを包み込むように冷却用の熱媒体である冷却水の通路であるシリンダブロックウォータジャケット9bが形成されている。さらに、シリンダヘッド3aには、シリンダヘッドウォータジャケット9aが形成されている。電動ウォータポンプ6により、比較的低温なシリンダブロックウォータジャケット9bに冷却水が流入され、シリンダブロック3bを冷却後、シリンダヘッドウォータジャケット9aに流入して、より高温なシリンダヘッド3aの冷却を行う。そしてシリンダヘッド3aの後端部近辺に設けられたアウトレットハウジング(図示略)を通過してウォータジャケット出口10から冷却水が第1の冷却水通路11を通ってラジエータ5へ流れる。このアウトレットハウジング(図示略)を通過する冷却水の温度が冷却水の水路中で最も高い。そこで、このアウトレットハウジング(図示略)に水温センサ31が設けられる。
ここで、ウォータジャケット出口10に接続された第1の冷却水通路11は、ラジエータ入口12に接続されている。ラジエータ出口13に接続された第2の冷却水通路14は、サーモスタット7及び電動ウォータポンプ6を介してウォータジャケット入口15に接続されている。第1の冷却水通路11の途中に接続されたバイパス通路16は、ラジエータ5を迂回してサーモスタット7に接続されている。
このサーモスタット7は三方弁であり、電動ウォータポンプ6の吸入側と連通する出力ポート、ラジエータ出口13と連通する第1入力ポート、及びバイパス通路16が接続された第2入力ポートを備えている。このサーモスタット7は、冷却水の水温thwが所定の値よりも低いときには、第2入力ポートと出力ポートとを連通させる。これにより、シリンダヘッドウォータジャケット9aから第1の冷却水通路11へ流れ出た冷却水がラジエータ5を迂回して電動ウォータポンプ6に戻り、再びシリンダブロックウォータジャケット9bへと送液される。この冷却水の循環を通じて同冷却水が徐々に暖められ、シリンダヘッド3a、シリンダブロック3bは暖まった冷却水により暖機が促される。
一方、冷却水の水温thwが所定の値よりも高いときには、サーモスタット7の第1入力ポートと出力ポートとが連通する。これにより、第1の冷却水通路11を流れる冷却水がラジエータ5へ流れ、同冷却水は第2の冷却水通路14、サーモスタット7及び電動ウォータポンプ6を通ってシリンダブロックウォータジャケット9bからシリンダヘッドウォータジャケット9aへと送液される。この冷却水の循環を通じて、シリンダブロック3b、シリンダヘッド3aの熱が冷却水に奪われ、同シリンダブロック3b、シリンダヘッド3aは冷却される。一方、ラジエータ5では冷却水の熱が外部へ放熱され、同冷却水は冷却される。
ラジエータ5は、車両1のフロントグリル17の後方に設置されている。ラジエータ5は、冷却水を一次的に貯留するラジエータタンクを備える。そして、ラジエータタンクは、細長いアルミニウム板からなる放熱板であるフィンが多数配設されて構成された扁平なチューブで構成されたラジエータコアにより連結される。そして、このラジエータコアは、ラジエータタンクに貯留された冷却水の熱を放射しながら循環させて冷却する。従って、車両1の走行時には、フロントグリル17を通過した走行風がラジエータ5に当たり、同ラジエータ5を通る冷却水が冷却される。また、停止中や低速運転では冷却能力は低下する。特に、ラジエータコアが目詰まりしていたり、形状的に風通しが悪い構造になっていたりするとやはり冷却能力は低下する。
このラジエータ5に設けられた冷却用の電動ファン18は、ラジエータ5における熱交換に必要な冷却風をラジエータ5に供給する。走行中十分な冷却風がラジエータ5に供給される場合には、電動ファン18が停止していても冷却水は十分に冷却される。そして、アイドル運転時等、ラジエータ5に走行風が当たらない場合やその風量が少ない場合には、電動ファン18を作動させることにより、ラジエータ5を強制冷却することができる。
ラジエータ5及び電動ファン18は、このような構成になっており、通常は冷却水を十分に冷却できる。しかしながら、外気温が高い場合、冷却水が不足しているような場合、ラジエータコアが目詰まりしているような場合、エンジン2の出力が大きく発生する熱量が大きい場合などには、発生する熱量に冷却能力がついていけず、結果としてシリンダヘッド3aやシリンダブロック3b内の温度が上昇する。特に冷却水の温度が沸点を超すと、さらに冷却能力は著しく低下し、エンジン2のオーバーヒートに至る。この場合、シリンダ内の温度は著しく高温になり、極端な場合は焼付きを生じたりしてエンジン2が破損に至る場合がある。
電源装置22は、バッテリ20やオルタネータ21等を備え、電動ファン駆動回路23を介して電動ファン18の電動モータ19に電力を供給する。また、同様に電動ウォータポンプ駆動回路24を介して電動ウォータポンプ6の電動モータ25に電力を供給する。なお、電動モータ19、電動モータ25及びバッテリ20は、オルタネータ21に対し電気的に並列に接続されている。また、オルタネータ21はクランクシャフト4に駆動連結されており、このオルタネータ21で発生する電力はバッテリ20及び電動モータ19に供給される。そして、後述する制御装置(ECU26)から冷却水の水温thwが所定値(例えば93°C)以上となったときに出力される制御信号に基づき、電動ファン駆動回路23は電動モータ19に印加される電圧を制御し、電動ウォータポンプ駆動回路24は電動モータ25に印加される電圧を制御する。すなわち、ECU26から出力される制御信号によって電動ファン駆動回路23がオンされることにより、バッテリ20から電動モータ19に電力が供給され、電動ファン18が駆動されるようになっている。また、ECU26から出力される制御信号によって電動ウォータポンプ駆動回路24がオンされることにより、バッテリ20から電動モータ25に電力が供給され、電動ウォータポンプ6が駆動されるようになっている。なお、電動ファン18の駆動時には、電動ファン駆動回路23によって電動モータ19に印加される電圧が可変、例えば2段階に切り替えられることにより、停止、低速、若しくは高速の回転速度で電動ファン18が駆動される。電動ウォータポンプ6の駆動時には、電動ウォータポンプ駆動回路24によって電動モータ25に印加される電圧が可変、例えば2段階に切り替えられることにより、低速、高速の回転速度で電動ウォータポンプ6が駆動される。
シリンダヘッド3aの後端部近辺にアウトレットハウジング(図示略)が設けられ、ここを流れる冷却水の水温thwを検出するための水温センサ31が設けられている。ECU26は、この水温センサ31からの検出信号に基づいて、水温が低音側の閾値より高い場合は、電動ファン18は、停止から低速運転され、さらに高温側の閾値より高い場合は、高速で運転される。また、同様に、電動ウォータポンプ6も水温センサ31からの検出信号に基づいて、所定の閾値を基準に低速運転と高速運転を切り替える。
図3は、本実施形態の冷却水の流れと制御信号の流れを模式的に示すブロック図である。エンジン2には、水温センサ31の他にも、機関運転状態を検出するための各種センサが備えられている。例えば、エンジン2の気筒内に吸入される吸気通路の空気量を調量するスロットル弁36の近傍にはスロットル開度センサ38が設けられ、スロットル弁36の開度を検出する。また、スロットル弁36の上流側に設けられるエアフロメータ39により、吸入空気量が検出される。他にも、吸気通路に吸入された吸気温計40により検出される吸気温度や、シリンダ近傍に設けられたノックセンサ41により検出されたノック信号、車速計により検出された車速などが検出される。クランクシャフト4に近接して設けられる回転速度センサ43は、クランクシャフト4の回転に基づいてエンジン2の回転速度に応じた頻度のパルス信号を出力する。そして、この出力信号(パルス信号)に基づいてエンジン2(クランクシャフト4)の回転速度(機関回転速度)NEが検出される。これらのセンサ類により検出された信号は、エンジン2の冷却の必要性を判断するためECU26の入出力インターフェース30から入力され、CPU27により必要な制御信号が演算されて、電動ファン18や電動ウォータポンプ6が制御される。
エンジン2自体の制御である点火時期制御、燃料噴射制御、あるいは冷却装置の制御である電動ウォータポンプ6、電動ファン18の駆動制御などの各種制御は、制御装置であるECU26によって総合的に行われる。このECU26は中央処理制御装置(CPU27)を備える周知のコンピュータを中心として構成されている。ECU26には、各種プログラムやマップ等を予め記憶したROM29、CPUの演算結果等を一時記憶するRAM28が設けられている。またECU26には、演算結果や予め記憶されたデータ等を機関停止後も保存するためのバックアップRAM、入出力インターフェース30が設けられている。
水温センサ31、加速ペダル37、スロットル開度センサ38、エアフロメータ39、吸気温計40、ノックセンサ41、車速計42、回転速度センサ43等からの出力信号は入出力インターフェース30に入力される。これら各センサ等により、エンジン2の運転状態や冷却状態が検出される。
また、入出力インターフェース30は、電動ファン18の電動ファン駆動回路23、電動ウォータポンプ6の電動ウォータポンプ駆動回路24、エンジン2の燃料噴射弁を駆動する駆動回路、及び気筒内に設けられる点火プラグに高電圧を印加するイグニッションコイルの駆動回路等に接続されている。そして、ECU26はこれらの各センサ等からの信号に基づき、ROM内に格納された制御プログラム及び初期データに従って、電動ファン18、電動ウォータポンプ6、燃料噴射弁(不図示)、及びイグニッションコイル(不図示)等を制御する。
ROM29には、ECU26を本実施の形態の内燃機関の冷却制御装置として機能させるための内燃機関の冷却制御プログラムが格納されている。具体的には、水温センサ31からの検出信号を解析して現在の冷却水の水温thwを検出し、さらにt0秒前の冷却水温をRAM28記憶して比較し、水温上昇の速度を演算する温度判定プログラムを備える。このプログラムにより、ECU26を温度判定手段として機能させる。
また、温度判定手段により検出された冷却水の水温thwや、温度上昇速度を、ROM29に予め記憶させた閾値と比較して冷却水の温度が過熱状態であるかどうかを判定する過熱状態判定プログラムを備える。このプログラムにより、ECU26を過熱状態判定手段として機能させる。
また、過熱状態判定手段により過熱状態と判定された場合に、エマージェンシー制御としてエンジン2の出力を強制的に下げるようにスロットル開度を制限するなど、オーバーヒートを回避するための様々な処理をECU26に行わせるエマージェンシー制御プログラムを備える。このプログラムは、エンジン2のみならず、インストゥルメントパネルに配置されたエマージェンシー制御の実行を報知するエンジンチェックランプ34を点滅制御したり、さらに、電動ウォータポンプ6や電動ファン18の制御も行ったりするものである。このプログラムにより、ECU26をエマージェンシー制御手段として機能させる。特にスロットル開度を制御するプログラムを含み、このプログラムによりECU26をスロットル開度制御手段として機能させる。
(作用)
図2は、本実施の形態のエンジン2の冷却制御の手順を示すフローチャートである。次に、このように構成された本実施の形態にかかるエンジン2の冷却装置の作用について、図2に示すフローチャートに沿って、図1,3を参照しながら説明する。なお以下の説明において「ステップ」を「S」と略記する。まず、プログラムがスタートすると(START)、CPU27は、入出力インターフェース30から入力された水温センサ31からの検出信号を解析して現在のエンジン出口の冷却水の水温thwを検出する。そして、RAM28に記憶する(S1)。この水温thwは、例えば、t秒毎にRAM28に記憶される。
続いて、CPU27は、Δt0秒前の水温thw0と、現在の水温thwを比較する。
現在の水温を[thw(°C)]、サンプリング間隔が[Δt0(秒)]、Δt0秒前の水温を[thw0(°C)]、Δt0秒の温度差を[Δt(°C)]とすると、Δtは、Δt=(thw−thw0)/Δt0で求められる。このΔtが水温の温度上昇率(温度上昇速度)である。
そして、現在のこのΔtが、[thw+Δt×t>閾値ts1]であるかが判断される(S2)。この閾値ts1は、エンジンのオーバーヒート水温である。すなわち、[thw+Δt×t]により、t秒後の予想水温が推定できる。そして、[thw+Δt×t>閾値ts1]であると判定された場合は(S2:YES)、t秒後にオーバーヒート水温を超えることが予想されるため、t秒間の間に、オーバーヒートを回避する制御が必要であることを示している。言い換えれば、水温の変化率が大きいということは、発熱に対する冷却能力が不足しているものと判断できる。そこで、エマージェンシー制御(S4〜S9)の処理を実行し、エンジン2が冷却能力を超えない発熱量にするような制御をおこなう。なおエマージェンシー制御(S4〜S9)については、後述する。
もし、[thw+Δt×t>閾値ts1]でない場合は(S2:NO)、t秒後には水温はオーバーヒート水温を超えないことが予想されるため、その後t秒間は、オーバーヒートを回避する制御が不要であることになる。
ただし、[thw+Δt×t>閾値ts1]でない場合であっても(S2:NO)、現在の水温thwが、その時点以前のΔt0秒間の変化と、その時点から以後t秒間の変化は等しいという保証は無い。そこで、制御のインターバルに起因する制御遅れがあった場合でも、オーバーヒート水温に達しないマージンがあるかどうかを判断することが必要となる。
ここで、現在の水温[thw(°C)]、水温の制御遅れがカバーできるマージン幅を[α(°C)]、エンジンのオーバーヒート温度である閾値[ts1(°C)]としたとき、閾値[ts2(°C)]=ts1−αとする。
そして、[thw>閾値ts2]を判定する(S3)。この関係を満たさないときは(S3:NO)、つまりオーバーヒートまでのマージン幅が十分にあると判定された場合は、次の制御までオーバーヒートする可能性が極めて低いので、エマージェンシー制御(S4〜S9)はしないで、電動ウォータポンプ6、電動ファン18、スロットル開度に対する制御を通常の制御で処理をする(S12)。
一方、[thw>閾値ts2]を判定し(S3)。この関係を満たすときは(S3:YES)、オーバーヒートまでのマージン幅が十分に無いと判定されるため、次の制御までにオーバーヒートする可能性があるので、エマージェンシー制御(S4〜S9)に移行する。
エマージェンシー制御(S4〜S9)では、オーバーヒートが予想され(S2:YES)、又は現にオーバーヒートし若しくはオーバーヒートする可能性が高い場合(S3:YES)、に実行される。
まず、ECU26は、入出力インターフェース30から制御信号を図示しない駆動回路に送出し、エンジンチェックランプ34を点灯させる(S4)。エンジンチェックランプ34は、例えば図1に示すインストルメント・パネル35に配置されたLEDなどから構成されたランプであり、点灯することで運転者にエマージェンシー状態であることを報知する報知手段である。この報知により、運転者に対し、エンジン2に対する負荷が小さくなるような運転を促すとともに、将来生じうるオーバーヒートの発生によるエンジンの出力低下や焼付きの予告を行う。また、スロットル開度が強制的に制限される場合もあるため(S8)、この制御に対する予告を行う意義もある。
次に、現在のスロットル開度を検出し(S5)、[スロットル開度>閾値d]か否か、即ち、スロットル開度が所定の閾値dより大きいか否かを判断する(S6)。この閾値dは、予めエンジン2の特性や冷却装置の能力から設定された数値で、冷却能力を超えた発熱をしない範囲でのエンジン2の最大出力に相当するスロットル開度の値である。もちろん、ある程度の誤差を見込んでマージンを設定した数値とすることができるのはもちろんである。したがって、スロットル開度が閾値dを下回る限りエンジン2からの発熱は、計算上は冷却能力を上回ることがない。もちろん、閾値dは、外気温やフロントグリル17の異物などにより誤差は生じうるが、この閾値dを外気温などに連動させて可変にするような構成とすることもできる。
[スロットル開度>閾値d]でない場合(S6:NO)、つまり、現在のスロットル開度が閾値dを超えていないときは、ECU26は、アクセレレータペダル(加速ペダル37)を踏み込んだ場合でも、スロットル弁が所定角度以上開かないようにスロットル開度の上限を閾値d以下に固定する(S8)。
一方、[スロットル開度>閾値d]である場合(S6:YES)、既にスロットル開度が閾値dを超えているので、このままでは冷却水の水温thwが引続き上昇する。そのため、オーバーヒートを回避するためには、この温度上昇を緊急に阻止する必要がある。そこで、ECU26は、加速ペダル37の踏み込み量に拘わらず、強制的にスロットル開度を閾値dまで下げる(S7)。そして、その後もECU26は、加速ペダル37を踏み込んだ場合でも、スロットル弁が所定角度以上開かないようにスロットル開度の上限を閾値d以下に固定する(S8)。
続いて、ECU26は、電動ウォータポンプ6及び電動ファン18の出力を最大にするmax運転をする(S9)。具体的には、ECU26は、入出力インターフェース30から制御信号を電動ウォータポンプ駆動回路24に送信し、電動ウォータポンプ駆動回路24は電動モータ25を最大出力で回転させ、電動ウォータポンプ6の冷却水の吐出量を最大にしてウォータジャケット9、ラジエータ5、及び冷却配管8内の冷却水を循環させる。また、同様に、ECU26は、入出力インターフェース30から制御信号を電動ファン駆動回路23に送信し、電動ファン駆動回路23は電動モータ19を最大出力で回転させ、電動ファン18の送風量を最大してラジエータ5からの放熱を最大にする。
S4からS9までの処理をおこなった後、冷却配管8のエンジン出口に配置された水温センサ31により冷却水の水温thwを検出し(S10)、[水温thw<閾値s2]であるかどうかを判断する(S11)。具体的には、ECU26は、この冷却配管8のエンジン2の出口に配置された水温センサ31により検出された冷却水の水温thwと、予め記憶されている閾値s2を比較する。
この閾値s2は、閾値ts2と同様冷却水の温度が過熱状態であるか否かを判断する基準温度であるが、閾値ts2よりは低い温度に設定される。これは、仮に閾値s2と閾値ts2が同じ温度に設定された場合では、エマ−ジェンシー制御(S4〜S9)が終了した直後に、僅かな温度上昇があっても、再びエマージェンシ−制御(S4〜S9)が開始され、いわゆるハンチング状態となってしまう。そのため、一旦エマージェンシー制御(S4〜S9)に入った場合には、十分な温度低下があるまで、エマージェンシー制御(S4〜S9)が継続するように構成されている。
[水温thw<閾値s2]でない場合(S11:NO)、即ち、水温がまだオーバーヒートの水温を超しているか、若しくは超すおそれがある水温である場合、エマージェンシー制御(S4〜S9)の継続が必要であるため、再びエマージェンシー制御(S4〜S9)を繰り返す。
一方、[水温thw<閾値s2]となった場合(S11:YES)、即ち、エマージェンシー制御(S4〜S9)の効果があり、つまりオーバーヒートまでのマージン幅が十分にあると判定された場合は、次の制御までオーバーヒートする可能性が極めて低い。そこで、エマージェンシー制御(S4〜S9)を終了して、電動ウォータポンプ6、電動ファン18、スロットル開度に対する制御を通常の制御で処理にもどす(S12)。そして、再び水温thwの監視を繰り返す(RETURN→START→S1〜S3)。
上記実施形態のエンジン2の冷却制御装置によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)上記実施形態では、CPU27により判定された温度が設定された条件により過熱状態とされると(S1〜S3)、冷却水の温度が過熱している状態と判断されてエマージェンシー制御として機関出力が抑制される(S4〜S9)。このため、冷却装置だけでは冷却しきれないような場合でも、エンジン2の出力を抑えることでエンジン2自体の発熱を抑制してオーバーヒートによるエンジン2の破損を防止することができるという効果がある。
(2)このCPU27による過熱状態の判定は、水温thwの温度上昇率が、閾値ts1を超えた場合に過熱状態と判断されるため(S2)、急速にエンジン2の温度が上昇するような場合でも、オーバーヒートによるエンジン2の破損を確実に回避できるという効果がある。
(3)さらに、CPU27は、直接水温thwの温度を閾値ts2と比較することで次の制御までの間にオーバーヒートの可能性の高い状態を検出し、さらに確実にオーバーヒートによるエンジン2の破損の防止をすることができるという効果がある。
(4)また、エマージェンシー制御(S4〜S9)においては、CPU27は、スロットル開度を通常の開度より小さい閾値d内に制限することで(S6、S8)、確実にエンジン2の出力を抑えることでエンジン2自体の発熱を抑制してオーバーヒートによるエンジン2の破損を防止することができるという効果がある。
(5)これに加え、CPU27は、過熱状態においてスロットル開度が閾値dを超えている場合は、直ちにその閾値を超えないようにスロットル開度を強制的に閉じるため(S6)、効果的にエンジン2の発熱量を低下させオーバーヒートによるエンジン2の破損の防止を確実にすることができるという効果がある。
(6)また、エマージェンシー制御(S4〜S9)においては、エンジン2自体の発熱を低下させるだけでなく、冷却装置である電動ウォータポンプ6を最大出力で駆動することで冷却能力を上げて(S9)、オーバーヒートによるエンジン2の破損の防止をさらに確実にすることができるという効果がある。
(7)加えて、電動ファン18を最大出力で駆動することで冷却能力を上げて(S9)、オーバーヒートによるエンジン2の破損の防止をさらに確実にすることができるという効果がある。
(8)そして、エンジンチェックランプ34により、運転者にエマージェンシー制御(S4〜S9)を行うことを開始することを報知することにより(S4)、運転者にエマージェンシー制御を予告できるという効果がある。加えて、運転者の操作においても、オーバーヒートを回避する操作を促し、オーバーヒートによるエンジン2の破損の防止をさらに確実にすることができるという効果がある。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 図2に示すフローチャートは、本発明の1実施形態であり、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で、他の処理の付加、削除、順序の変更などをして実施できることはいうまでもない。
○ また、本実施の形態では、冷却水の水温thwは、t秒毎にサンプリングされ、Δt秒前の水温thw0と現在の水温thwを比較して過熱状態が判断される構成となっているが(S2)、これに限定されるものではない。例えば、このような固定された時間に代えて、機関回転速度NEや、負荷によってマップ化された時間を求め、この時間によって判断するような構成でもよい。
○ 電動ウォータポンプ6の電動モータ25の制御方法は、電圧制御、パルス制御等その方法を限定するものではなく、種々の制御方法を用いることができる。
車両1に搭載された内燃機関であるエンジン2とともに、本実施の形態にかかる内燃機関の冷却装置並びにそれらの周辺構成を模式的に示す概略構成図。 本実施の形態のエンジン2の冷却制御の手順を示すフローチャート。 本実施形態の冷却水の流れと制御信号の流れを模式的に示すブロック図。
符号の説明
2…エンジン(内燃機関)、5…ラジエータ(冷却装置)、6…電動ウォータポンプ(冷却装置)、7…サーモスタット(冷却装置)、8…冷却配管(冷却装置)、9a…シリンダヘッドウォータジャケット(冷却装置)、9b…シリンダブロックウォータジャケット(冷却装置)、18…電動ファン(冷却装置)、26…ECU(冷却制御装置、温度判定手段、過熱状態判定手段、エマージェンシー制御手段、スロットル開度制御手段)、31…水温センサ、34…エンジンチェックランプ(報知手段)、d,s2,ts1,ts2…閾値。

Claims (7)

  1. 電気モータにより駆動された電動ウォータポンプにより冷却水をラジエータ間と循環させることで内燃機関を冷却する冷却装置を備えた内燃機関の冷却制御装置であって、
    前記冷却水の温度を判定する温度判定手段と、
    前記温度判定手段により、設定された閾値に基づいて、前記冷却水の温度が過熱状態と判定する過熱状態判定手段と、
    前記過熱状態判定手段により過熱状態と判定された場合に、内燃機関の制御を通常と異なるエマージェンシー制御として前記電動ウォータポンプを最大出力で駆動する制御をするとともに、機関出力を抑制する制御をするエマージェンシー制御手段と
    を備えたことを特徴とする内燃機関の冷却制御装置。
  2. 前記エマージェンシー制御手段は、過熱状態と判定された場合にスロットル開度を通常の開度より小さい閾値内に制限するスロットル開度制御手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の冷却制御装置。
  3. 前記冷却装置の前記ラジエータに送風する電動ファンを備え、前記エマージェンシー制御手段は、過熱状態と判定された場合に前記電動ファンを最大出力で駆動することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の内燃機関の冷却制御装置。
  4. 前記エマージェンシー制御手段は、過熱状態と判定された場合にエマージェンシー制御を行うことを報知する報知手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の内燃機関の冷却制御装置。
  5. 前記温度判定手段は、前記閾値が前記冷却水の温度上昇率であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の内燃機関の冷却制御装置。
  6. 前記温度判定手段は、前記閾値が前記冷却水の温度であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の内燃機関の冷却制御装置。
  7. 前記スロットル開度制御手段は、過熱状態においてスロットル開度が前記閾値を超えている場合は、前記閾値を超えないようにスロットル開度を強制的に閉じることを特徴とする請求項2乃至請求項6に記載の内燃機関の冷却制御装置。
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