JP5641594B1 - 静電容量型の検知基板および検知ユニット、並びに管理システム - Google Patents

静電容量型の検知基板および検知ユニット、並びに管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】誘電体の検知を可能とする静電容量型の検知基板および検知ユニット、並びにこの検知ユニットを用いた管理システムを提供する。【解決手段】複数のパッド電極および環状電極は、平板20aの第1主面上に形成されている。複数の信号配線35、45、55および複数の保護配線36、46、56は、平板20aの第2主面22上に形成されている。また、複数の信号配線35、45、55および複数の保護配線36、46、56のそれぞれは、平板20aを挟んで環状電極と対向する対応領域25bを経由している。さらに、信号配線35は保護配線46と、信号配線45は保護配線36、56と、信号配線55は保護配線46、56と、それぞれ隣接して設けられている。【選択図】図4

Description

本発明は、少なくとも一部に誘電体が設けられた対象物を、静電容量の変化に基づいて検知する検知基板および検知ユニット、並びにこの検知ユニットを用いた管理システムに関する。
従来、静電容量変化に基づいたセンサが知られている(例えば、特許文献1)。
特開2007−201641号公報
しかし、特許文献1の接近センサは、人体検知のためのセンサであり、誘電体の接近状況を検知することはできない。
そこで、本発明では、誘電体の検知を可能とする静電容量型の検知基板および検知ユニット、並びにこの検知ユニットを用いた管理システムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1の発明は、誘電体により形成された平板と、前記平板の第1主面上に設けられた導体であり、前記平板の外周に沿って形成された環状電極と、前記平板の前記第1主面上に設けられた導体であり、前記環状電極の内側に形成された複数のパッド電極と、各々が、前記第1主面と逆側の第2主面上に設けられた導体であり、前記複数のパッド電極のうちの対応するものと貫通孔を介して接続される複数の信号配線と、各々が、前記平板の前記第2主面上に設けられた導体であり、前記環状電極と同電位とされた複数の保護配線と、前記複数のパッド電極のうちの隣接するもの同士の間に形成されるとともに、前記環状電極と接続された架橋電極、を備え、前記複数の信号配線のそれぞれは、前記平板を挟んで前記環状電極と対向する第1領域を経由しており、前記複数の保護配線のそれぞれは、前記第1領域を経由するとともに、前記複数の信号配線のうちの隣接する2つの間に、前記複数の保護配線のうちの一の第1配線が設けられていることを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の検知基板において、前記複数の信号配線のうちの隣接する2つの間に、前記複数の保護配線のうちの一の第1配線が設けられていることを特徴とする。
また、請求項3の発明は、誘電体により形成された平板と、前記平板の第1主面上に設けられた導体であり、前記平板の外周に沿って形成された環状電極と、前記平板の前記第1主面上に設けられた導体であり、前記環状電極の内側に形成された複数のパッド電極と、各々が、前記第1主面と逆側の第2主面上に設けられた導体であり、前記複数のパッド電極のうちの対応するものと貫通孔を介して接続される複数の信号配線と、各々が、前記平板の前記第2主面上に設けられた導体であり、前記環状電極と同電位とされた複数の保護配線と、前記複数のパッド電極のうちの隣接するもの同士の間に形成されるとともに、前記環状電極と接続された架橋電極と、を備え、前記複数の信号配線のそれぞれは、前記平板を挟んで前記環状電極と対向する第1領域を経由しており、前記複数の保護配線のそれぞれは、前記第1領域を経由するとともに、前記複数の保護配線のうちの隣接する2つの間に、前記複数の信号配線のうちの一の第2配線が設けられていることを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の検知基板において、前記複数の信号配線および前記複数の保護配線のうち、前記環状電極の外周に最近接するものは、前記複数の保護配線のうちの一の第配線であることを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項4に記載の検知基板において、前記第配線は、前記複数の信号配線を囲繞するように設けられていることを特徴とする。
また、請求項6の発明は、請求項1から請求項5のいずれかに記載の検知基板において、前記複数のパッド電極のうちの一の電極を注目電極と、前記複数の信号配線のうち前記注目電極に対応するものを対応配線と、前記第2主面上であって、前記平板を挟んで前記注目電極と対向する領域を第2領域と、それぞれ定義する場合、前記第1領域に配置された前記複数の信号配線および前記複数の保護配線のうち、前記対応配線の次に前記第2領域に近接するものは、前記複数の保護配線のうちの一の第配線であることを特徴とする。
また、請求項7の発明は、請求項1から請求項6のいずれかに記載の静電容量型の検知基板と、対応する信号線を介して前記検知基板に設けられた前記複数のパッド電極および前記環状電極のそれぞれと接続されており、前記複数のパッド電極のそれぞれと、前記環状電極との間の静電容量の変化を検出する検出部とを備えることを特徴とする。
また、請求項8の発明は、少なくとも一部に誘電体が設けられた対象物の収納状況を管理する管理システムであって、前記対象物を収納可能な収納ユニットと、前記収納ユニット内に設けられており、請求項1から請求項6のいずれかに記載の検知基板と、対応する信号線を介して前記検知基板に設けられた前記複数のパッド電極および前記環状電極のそれぞれと接続されており、前記複数のパッド電極のそれぞれと、前記環状電極との間の静電容量の変化を検出する検出部とを有する静電容量型の検知ユニットと、前記検知ユニットの検出結果に基づいて、前記対象物の収納状況を判断する情報処理ユニットとを備え、前記収納ユニットは、前記対象物を収納可能な複数の収納空間が形成された載置部と、前記検知基板の前記第1主面を覆うカバーとを有し、前記検知基板は、前記第1主面が前記収納ユニットに収納された前記対象物と対向するとともに、前記複数のパッド電極のそれぞれが、前記複数の収納空間のうちの対応するものの下方に位置するように、配置されていることを特徴とする。
また、請求項9の発明は、請求項8に記載の管理システムであって、前記載置部は、前記複数の収納空間のうち隣接するもの同士の間に設けられた間仕切り、をさらに有し、前記間仕切りは、前記検知基板上の前記架橋電極のうちの対応するものの直上に位置するように、配置されていることを特徴とする。
請求項1から請求項9に記載の発明において、平板の第1主面上にパッド電極および環状電極が形成され、平板の第2主面上に信号配線および保護配線が形成されている。また、信号配線および保護配線のそれぞれは、平板を挟んで環状電極と対向する第1領域を経由している。さらに、信号配線および保護配線は、隣接して設けられている。
これにより、パッド電極および環状電極に跨がるように誘電体が載置される場合、この載置に起因したパッド電極および環状電極の間の静電容量の変化を良好に検出できる。そのため、パッド電極および環状電極の間における静電容量の検出結果に基づいて、パッド電極の直上に誘電体が載置されているか否かの判断を良好に実行できる。
特に、請求項1、および請求項3から請求項9に記載の発明によれば、隣接する2つの信号配線の間に、保護配線(第1配線)が設けられている。これにより、隣接する信号配線の影響によってパッド電極および環状電極の間の静電容量が変動することを抑制できる。そのため、誘電体の載置に起因したパッド電極および環状電極の間の静電容量の変化を、さらに良好に検出できる。
特に、請求項4に記載の発明において、複数の信号配線および複数の保護配線のうち、環状電極の外周に最近接する位置には、保護配線(第配線)が設けられている。これにより、他の電子部品から複数の信号配線が受けるノイズ等の影響を、低減できる。そのため、他の電子部品からのノイズ等に起因してパッド電極および環状電極の間の静電容量が変動することを抑制できる。
特に、請求項5に記載の発明によれば、第配線(保護配線)によって、複数の信号配線を囲繞することができる。そのため、他の電子部品からのノイズ等に起因してパッド電極および環状電極の間の静電容量が変動することを、さらに抑制できる。
特に、請求項6に記載の発明では、対応配線以外の信号配線が、注目電極(パッド電極)に影響を及ぼすことを低減できる。そのため、対応配線以外の信号配線の影響によって、注目電極(パッド電極)および環状電極の間の静電容量が変動することを抑制できる。
また、請求項8および請求項9に記載の発明において、一部に誘電体を有する対象物であれば、この対象物に特別な装置を設けなくても、収納ユニット内の各収納空間における対象物の収納状況を取得できる。
特に、請求項9に記載の発明によれば、各収納空間の境界となる間仕切りは、対応する架橋電極の直上に配置されている。これにより、同一の対象物が同時に2以上のパッド電極の直上に載置されることを防止できる。そのため、各収納空間における収納状況の誤検出を未然に防止できる。
本発明の第1の実施の形態における収納ユニットの構成の一例を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態における管理システムの構成の一例を示す側面図である。 本発明の第1の実施の形態における検知基板の構成の一例を示す平面図である。 本発明の第1の実施の形態における検知基板の構成の一例を示す裏面図である。 図4のV1−V1線から見た検知基板の断面斜視図である。 図4のV1−V1線から見た検知基板の断面斜視図である。 図4のV2−V2線から見た検知基板の断面斜視図である。 本発明の第1から第6の実施の形態における管理システムの機能構成の一例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態における検知基板の構成の一例を示す平面図である。 本発明の第2の実施の形態における検知基板の構成の一例を示す裏面図である。 本発明の第3の実施の形態における検知基板の構成の一例を示す平面図である。 本発明の第3の実施の形態における検知基板の構成の一例を示す裏面図である。 本発明の第4の実施の形態における検知基板の構成の一例を示す平面図である。 本発明の第4の実施の形態における検知基板の構成の一例を示す裏面図である。 本発明の第5の実施の形態における検知基板の構成の一例を示す平面図である。 本発明の第5の実施の形態における検知基板の構成の一例を示す裏面図である。 本発明の第6の実施の形態における検知基板の構成の一例を示す平面図である。 本発明の第6の実施の形態における検知基板の構成の一例を示す裏面図である。 本発明の第1の実施の形態における検知基板の構成の他の例を示す平面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<1.第1の実施の形態>
<1.1.検知ユニット、収納ユニット、および管理システムの構成>
図1は、本実施の形態における収納ユニット1の構成の一例を示す斜視図である。図2は、本実施の形態における管理システム100の構成の一例を示す側面図である。ここで、管理システム100は、対象物8の収納状況を管理する。図2に示すように、管理システム100は、主として、収納ユニット1と、検知ユニット10と、情報処理ユニット90と、を備える。
なお、図1および以降の各図には、それらの方向関係を明確にすべく、必要に応じて適宜、Z軸方向を鉛直方向とし、XY平面を水平面とするXYZ直交座標系が、付されている。
収納ユニット1は、複数の対象物8を収納可能な箱体であり、収納ユニット1内には、検知ユニット10が組込可能とされている(図2参照)。図1に示すように、収納ユニット1は、主として、本体部3と、載置部4と、を有している。
載置部4は、本体部3に対して進退および嵌め込み可能とされた引出である。載置部4には、各対象物8(8a、8b)を収納可能な複数の収納空間6(6a〜6c)が形成されている。図2に示すように、載置部4は、主として、カバー5と、複数の間仕切り7(7a、7b)と、を有している。
カバー5は、検知基板20の上面(第1主面)に設けられ、検知基板20を保護する。対象物8として薬品瓶が用いられ、薬品瓶の収納状況を管理する薬品管理システムが構築される場合、カバー5の素材としては、例えば、耐薬品性を有するシリコン製のシート体が採用されても良い。
ここで、検知基板20の平板20aに対して用いられる「主面」と言う用語は、平板20aの外面のうち主だった面を意味する。例えば、図2において、平板20aの「主面」とは、XY平面に対して平行な平面(すなわち、平板20aの上面および下面)を言う。
複数の間仕切り7(7a、7b)は、複数の収納空間6(6a〜6c)のうち隣接する者同士の間に設けられる。例えば、収納空間6a、6bは、間仕切り7aによって仕切られる。
検知ユニット10は、各収納空間6(6a〜6c)に対象物8が収納されることによって変化する静電容量を検出する。図2に示すように、検知ユニット10は、主として、検出部15と、検知基板20と、を有する。
ここで、本実施の形態の対象物8の下部には、図2に示すように、被検知体9が貼付されるとともに、被検知体9として誘電体が採用されている。そこで、本実施の形態では、被検知体9が検知基板20に接近すること、または、被検知体9が検知基板20に載置されること、により生ずる静電容量の変化に基づいて、各対象物8の収納状況を管理している。なお、検出部15および検知基板20の詳細な構成については、後述する。
情報処理ユニット90は、検知ユニット10の検出結果に基づいて、各収納空間6(6a〜6c)における対象物8の収納状況を判断する。なお、情報処理ユニット90の詳細な構成については、後述する。
<1.2.検知基板の構成>
図3および図4は、本実施の形態における検知基板20の構成の一例を示す平面図および裏面図である。図5および図6のそれぞれは、図4のV1−V1線から見た検知基板20の断面斜視図である。図7は、図4のV2−V2線から見た検知基板20の断面斜視図である。
ここで、検知基板20は、いわゆるプリント基板として製造される要素であり、各収納空間6(6a〜6c)(図2参照)の下方に配置される。図3から図7に示すように、検知基板20は、主として、平板20aと、環状電極25と、複数の架橋電極27(27a、27b)と、複数のパッド電極31、41、51と、複数の信号配線35、45、55と、複数の保護配線36、46、56と、を有している。
平板20aは、図3に示すように、平面視矩形(長方形)または正方形の平板であり、誘電体により形成されている。平板20aの素材としては、例えば、ガラスエポキシ樹脂が採用されても良い。環状電極25は、平板20aの第1主面21(上面)に設けられた導体であり、接地されている。図3に示すように、平板20aの外周23に沿って環状に形成されている。
複数のパッド電極31、41、51は、環状電極25と同様に、 平板20aの第1主面21上に設けられた導体である。図3に示すように、各パッド電極31、41、51は、環状電極25の内側25aに形成されるとともに、一方向(本実施の形態では、Y軸方向)に沿って設けられている。
架橋電極27(27a、27b)は、環状電極25および複数のパッド電極31、41、51と同様に、平板20aの第1主面21上に設けられた導体である。図3に示すように、各架橋電極27(27a、27b)は、環状電極25と電気的に接続されている。
ここで、各架橋電極27(27a、27b)は、複数のパッド電極31、41、51のうちの隣接するもの同士の間に形成されている。例えば、架橋電極27aは、パッド電極31、41の間に形成されている。
また、図3に示すように、各間仕切り7(7a、7b)は、各架橋電極27(27a、27b)のうちの対応するものの直上に位置するように、配置されている。例えば、間仕切り7aは、架橋電極27aの直上に配置されている。
複数の信号配線35、45、55は、平板20aの第2主面22(下面)(すなわち、第1主面21と逆側の面)上に設けられた導体である。図4に示すように、各信号配線35、45、55は、平板20aを挟んで環状電極25と対向する対応領域25b(第1領域)を経由するとともに、各パッド電極31、41、51のうちの対応するものと貫通孔を介して電気的に接続されている。
例えば、第2主面22上において、信号配線35は次のように設けられている。すなわち、図3および図4に示すように、信号配線35の一端は、第1主面21上に形成された端子35aと貫通孔を介して電気的に接続されている。次に、図3から図6に示すように、信号配線35は、端子35a側(一端側)から他端側の貫通孔32に向かい、対応領域25bに沿って延びる。続いて、貫通孔32付近に到達すると、信号配線35は、対応領域25bから外れつつ、貫通孔32に向かって延びる。そして、図5および図6に示すように、信号配線35は、貫通孔32を介してパッド電極31と接続される。
また、第2主面22上において、信号配線45は次のように設けられている。すなわち、図3および図4に示すように、信号配線45は、パッド電極31を挟んで信号配線35と逆側に設けられている。また、信号配線45の一端は、第1主面21上に形成された端子45aと貫通孔を介して電気的に接続されている。次に、図3、図4、および図7に示すように、信号配線45は、端子45a側(一端側)から他端側の貫通孔42に向かい、対応領域25bに沿って延びる。続いて、貫通孔42付近に到達すると、信号配線45は、対応領域25bから外れつつ、貫通孔42に向かって延びる。そして、図7に示すように、信号配線45は、貫通孔42を介してパッド電極41と接続される。
さらに、第2主面22上において、信号配線55は次のように設けられている。すなわち、図3および図4に示すように、信号配線55は、パッド電極31、41を挟んで信号配線45と逆側に設けられている。また、信号配線55の一端は、第1主面21上に形成された端子55aと貫通孔を介して電気的に接続されている。次に、図3、図4に示すように、信号配線55は、端子55a側(一端側)から他端側の貫通孔に向かい、対応領域25bに沿って延びる。続いて、他端側の貫通孔付近に到達すると、信号配線55は、対応領域25bから外れつつ、他端側の貫通孔に向かって延びる。そして、図3および図4に示すように、信号配線55は、この貫通孔を介してパッド電極51と接続される。
このように、信号配線35、45、55は、図4に示すように、パッド電極31の両側(図4の紙面における対応領域31aの右側および左側)に、交互(すなわち、右、左、および右の順番)に設けられている。
複数の保護配線36、46、56は、信号配線35、45、55と同様に、平板20aの第2主面22上に設けられた導体である。複数の保護配線36、46、56のそれぞれは、環状電極25と電気的に接続されており、環状電極25と同電位とされている。また、各保護配線36、46、56は、各信号配線35、45、55のうち対応するものに隣接して設けられている。
例えば、第2主面22上において、保護配線36は次のように設けられている。すなわち、図3および図4に示すように、保護配線36は、パッド電極31を挟んで信号配線35と逆側に設けられるとともに、信号配線45と隣接して設けられている。また、保護配線36の一端は、第1主面21上に形成された端子36aと貫通孔を介して電気的に接続されている。次に、図3から図6に示すように、保護配線36は、端子36a側(一端側)から他端側に向かい、対応領域25bに沿って延びる。そして、架橋電極27a付近に到達すると、保護配線36は、架橋電極27aの対応領域に沿って延び、再び対応領域25bに近接する位置で終わる。
また、第2主面22上において、保護配線46は次のように設けられている。すなわち、図3および図4に示すように、保護配線46は、パッド電極31を挟んで保護配線36と逆側に設けられるとともに、信号配線35、55と隣接して設けられている。また、保護配線46の一端は、第1主面21上に形成された端子46aと貫通孔を介して電気的に接続されている。次に、図3から図6に示すように、保護配線46は、端子46a側(一端側)から他端側に向かい、対応領域25bに沿って延びる。そして、架橋電極27b付近に到達すると、保護配線46は、架橋電極27bの対応領域に沿って延び、再び対応領域25bに近接する位置で終わる。
さらに、第2主面22上において、保護配線56は次のように設けられている。すなわち、図3および図4に示すように、保護配線56の一端は、第1主面21上に形成された端子56aと貫通孔を介して電気的に接続されている。また、保護配線56は、各信号配線35、45、55を囲繞するように、環状電極25の外周25cに沿って配置されている。そして、保護配線56は、信号配線45の一端と近接する位置で終わる。
ここで、 図5から図7を参照しつつ、検知基板20による対象物8の検知手法を説明する。例えば、パッド電極31および信号配線35に関連する寄生容量としては、図5に示すように、
(1)パッド電極31および環状電極25の間の容量(容量値=「C11」)と、
(2)信号配線35および環状電極25の間の容量(容量値=「C12」)と、
(3)信号配線35および保護配線46の間の容量(容量値=「C13」)と、
が挙げられる。
この場合において、パッド電極31および環状電極25に跨がるように対象物8の被検知体9が平板20aの第1主面21上に載置されると(図6参照)、パッド電極31および環状電極25の間の容量値が「C11」から「C14」に変化する。一方、信号配線35および環状電極25の間の容量値、並びに信号配線35および保護配線46の間の容量値は、いずれも変化しない。
また、パッド電極41および信号配線45に関連する寄生容量としては、図7に示すように、
(1)パッド電極41および環状電極25の間の容量(容量値=「C21」)と、
(2)信号配線45および環状電極25の間の容量(容量値=「C22」)と、
(3)信号配線45および保護配線56の間の容量(容量値=「C23」)と、
(4)信号配線45および保護配線36の間の容量(容量値=「C24」)と、
が挙げられる。
この場合において、パッド電極41および環状電極25に跨がるように対象物8の被検知体9が平板20aの第1主面21上に載置されると、パッド電極41および環状電極25の間の容量値が「C21」から変化するが、信号配線45および環状電極25の間の容量値、信号配線45および保護配線56の間の容量値、並びに信号配線45および保護配線36の間の容量値は、いずれも変化しない。
さらに、図2に示すように、検知基板20が収納ユニット1に組み込まれる場合、検知基板20は、(1)平板20aの第1主面21が収納ユニット1に収納された対象物8と対向するとともに、(2)各パッド電極31、41、51が、収納空間6(6a〜6c)のうちの対応するものの下方に位置するように、配置されている。
そこで、本実施の形態は、各パッド電極31、41、51と環状電極25との間の静電容量の変化を監視することによって、各パッド電極31、41、51に対応する収納空間6(6a〜6c)の収納状況を取得している。
ここで、複数の信号配線35、45、55のうちの隣接する2つの配線35、55の間には、図4に示すように、保護配線46(第1配線)が設けられている。これにより、隣接する信号配線35、45の影響によってパッド電極31、41、51のそれぞれと環状電極25との間の静電容量が変動することを抑制できる。そのため、対象物8の被検知体9の載置に起因したパッド電極31、41、51のそれぞれと環状電極25との間の静電容量の変化を、さらに良好に検出できる。
また、図4に示すように、信号配線35、45、55、および保護配線36、46、56のうち、環状電極25の外周25cに最近接する位置には、保護配線56(第配線)が設けられている。すなわち、保護配線56は、信号配線35、45、55を囲繞するように設けられている。これにより、他の電子部品から信号配線35、45、55が受けるノイズ等の影響を、低減できる。そのため、他の電子部品からのノイズ等に起因してパッド電極31、41、51のそれぞれと環状電極25との間の静電容量が変動することを抑制できる。
さらに、 (1)環状電極25の対応領域25bに配置された信号配線35、45、55、および保護配線36、46、56(以下、単に、「総配線」とも称する)のうち、信号配線35(対応配線)の次にパッド電極31の対応領域31a(第2領域)に近接するものは、保護配線36(第配線)であり、 (2)総配線のうちパッド電極41の対応領域41a(第2領域)に最近接する配線および2番目に近接する配線は、それぞれ信号配線45(対応配線)および保護配線46(第配線)であり、 (3)総配線のうちパッド電極51の対応領域51a(第2領域)に最近接する配線および2番目に近接する配線は、それぞれ信号配線55(対応配線)および保護配線56(第配線)である。
すなわち、 (i) パッド電極31、41、51のうちの一の電極を注目電極と、 (ii) 信号配線35、45、55のうち注目電極に対応し、注目電極と電気的に接続されるものを対応配線と、 (iii) 第2主面22上であって、平板20aを挟んで注目電極と対向する領域をパッド対応領域(第2領域)と、それぞれ定義する場合、環状電極25に配置された信号配線35、45、55、および保護配線36、46、56のうち、対応配線の次にパッド対応領域に近接するものは、保護配線36、46、56のうちの一の配線(第配線)となる。すなわち、対応配線の次に近接する配線は、必ず、保護配線36、46、56のいずれかになる。
これにより、対応配線以外の信号配線が、注目電極(パッド電極)に影響を及ぼすことを低減できる。そのため、対応配線以外の信号配線の影響によって、注目電極(パッド電極)および環状電極の間の静電容量が変動することを抑制できる。
なお、本実施の形態において、平板20aの第1および主面21、22上には、端子35a、36a、45a、46a、55a、56aを除いて、ソルダーレジストが形成されている。これにより、環状電極25、各架橋電極27(27a、27b)、各パッド電極31、41、51、各信号配線35、45、55、および各保護配線36、46、56を構成する導体(例えば、銅)が保護されている。
また、図3に示すように、端子35a、45a、55aは、それぞれパッド電極用信号線61、62、63と電気的に接続されている。また、環状電極25は、端子56aと電気的に接続されるとともに、端子36a、46a、56aのそれぞれは、環状電極用信号線60と電気的に接続されている。
<1.3.管理システムの機能構成>
図8は、本実施の形態における管理システム100の機能構成の一例を示すブロック図である。ここでは、主として、検知ユニット10の検出部15と、情報処理ユニット90と、を中心に説明する。
検知ユニット10の検出部15は、図8に示すように、環状電極用信号線60、およびパッド電極用信号線61〜63のそれぞれと結線されている。これにより、検出部15は、対応する信号線60〜63を介して検知基板20に設けられた各パッド電極31、41、51および環状電極25のそれぞれと接続されている。そのため、検出部15は、パッド電極31、41、51のそれぞれと、環状電極25との間の静電容量の変化を検出することができる。
情報処理ユニット90は、いわゆるパーソナルコンピュータやワークステーションにより構成されており、信号線99を介して検知ユニット10の検出部15と電気的に接続されている。図8に示すように、情報処理ユニット90は、主として、CPU91と、メモリ92と、通信制御部94と、判断部95と、を有している。
CPU91は、メモリ92に格納されているプログラム92aにしたがって、データの演算処理等を所定のタイミングで実行する。通信制御部94は、信号線99を介して、検知ユニット10との間のデータ送受信処理を、所定のタイミングで実行する。
判断部95は、検出部15により検出された静電容量の変化に基づいて、各収納空間6(6a〜6c)における対象物8の収納状況を判断する。
例えば、情報処理ユニット90の起動時に対応する収納空間6に対象物8が載置されていない場合において、対応するパッド電極と環状電極25との間の静電容量値が、増加し、所定の閾値以上になったとき、判断部95は、対応する収納空間6に対象物8が載置されたと判断する。
一方、情報処理ユニット90の起動時に対応する収納空間6に対象物8が載置されている場合において、対応するパッド電極と環状電極25との間の静電容量値が、減少し、所定の閾値以下となったとき、判断部95は、対応する収納空間6から対象物8が持ち出されたと判断する。
<1.4.第1の実施の形態の検知基板および管理システムの利点>
以上のように、第1の実施の形態の検知基板20について、平板20aの第1主面21上に複数のパッド電極31、41、51および環状電極25が形成され、平板20aの第2主面22上に複数の信号配線35、45、55および複数の保護配線36、46、56が形成されている。また、複数の信号配線35、45、55および複数の保護配線36、46、56のそれぞれは、平板20aを挟んで環状電極25と対向する対応領域25b(第1領域)を経由している。さらに、信号配線35は保護配線46と、信号配線45は保護配線36、56と、信号配線55は保護配線46、56と、それぞれ隣接して設けられている。
これにより、各パッド電極31、41、51のいずれかと環状電極25とに跨がるように対象物8の被検知体9が載置される場合、この載置に起因したパッド電極31、41、51のそれぞれと環状電極25との間の静電容量の変化を、良好に検出できる。そのため、この検出結果に基づいて、各パッド電極31、41、51の直上のそれぞれに対象物8が載置されているか否かの判断を、良好に実行できる。
また、第1の実施の形態の管理システム100において、一部に誘電体を有する対象物8であれば、この対象物8に特別な装置(例えば、RFID(Radio Frequency IDentification)のような電子記憶媒体)を設けなくても、収納ユニット1内の各収納空間6における対象物の収納状況を取得できる。
さらに、第1の実施の形態の管理システム100において、各収納空間6(6a〜6c)の境界となる間仕切り7(7a、7b)は、対応する架橋電極27(27a、27b)の直上に配置されている。これにより、同一の対象物8が同時に2以上のパッド電極の直上に載置されることを防止できる。そのため、収納空間6(6a〜6c)における収納状況の誤検出を未然に防止できる。
<2.第2の実施の形態>
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。第1および第2の実施の形態の管理システム100、200は、対応する検知基板20、120の構成が異なる点を除いては、同様な構成を有する。そこで、以下では、この相違点を中心に説明する。
なお、管理システム100、200で同様な構成要素には、同一符号が付されており、この同一符号が付された構成要素は、第1の実施の形態で説明済みである。そのため、本実施の形態では説明を省略する。
<2.1.検知基板および管理システムの構成>
図8は、本実施の形態における管理システム200の機能構成の一例を示すブロック図である。図9および図10は、それぞれ本実施の形態における検知基板120の構成の一例を示す平面図および裏面図である。
ここで、検知基板120は、検知基板20と同様なプリント基板であり、図9および図10に示すように、主として、平板20aと、環状電極25と、複数の架橋電極27(27a、27b)と、複数のパッド電極31、41、51と、複数の信号配線135、145、155と、複数の保護配線136、146、156と、を有している。
複数の信号配線135、145、155は、平板20aの第2主面22上に設けられた導体である。図10に示すように、各信号配線135、145、155は、平板20aを挟んで環状電極25と対向する対応領域25b(第1領域)を経由するとともに、各パッド電極31、41、51のうちの対応するものと貫通孔を介して電気的に接続されている。
複数の保護配線136、146、156は、信号配線135、145、155と同様に、平板20aの第2主面22上に設けられた導体である。複数の保護配線136、146、156のそれぞれは、環状電極25と電気的に接続されており、環状電極25と同電位とされている。また、各保護配線136、146、156は、各信号配線135、145、155のうち対応するものに隣接して設けられている。
ここで、図10に示すように、配線135、136、145、146、155、156の一端は、それぞれ端子135a、136a、145a、146a、155a、156aと対応する貫通孔を介して電気的に接続されている。
また、図9および図10に示すように、配線135、136、145、146、155、156は、環状電極25の内側25aから外周25cに向かって、この順番に設けられている。また、信号配線135、145の間に保護配線136が、信号配線145、155の間に保護配線146が、それぞれ設けられている。すなわち、配線135、136、145、146、155、156は、パッド電極31の片側(図10の紙面における対応領域31aの右側)に設けられている。
さらに、端子135a、145a、155aは、それぞれ図8のパッド電極用信号線61、62、63と電気的に接続されている。また、環状電極25は、端子156aと電気的に接続されるとともに、端子136a、146a、156aのそれぞれは、環状電極用信号線60と電気的に接続されている。
<2.2.第2の実施の形態の検知基板および管理システムの利点>
以上のように、第2の実施の形態の検知基板120によれば、第1の実施の形態の検知基板20と同様に、各パッド電極31、41、51と環状電極25との間の静電容量の変化を監視することによって、各収納空間6における対象物8の収納状況を取得できる。
<3.第3の実施の形態>
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。第1および第3の実施の形態の管理システム100、300は、対応する検知基板20、220の構成が異なる点を除いては、同様な構成を有する。そこで、以下では、この相違点を中心に説明する。
なお、管理システム100、300で同様な構成要素には、同一符号が付されており、この同一符号が付された構成要素は、第1の実施の形態で説明済みである。そのため、本実施の形態では説明を省略する。
<3.1.検知基板および管理システムの構成>
図8は、本実施の形態における管理システム300の機能構成の一例を示すブロック図である。図11および図12は、それぞれ本実施の形態における検知基板220の構成の一例を示す平面図および裏面図である。
ここで、検知基板220は、検知基板20と同様なプリント基板であり、図11および図12に示すように、主として、平板20aと、環状電極25と、架橋電極227と、複数のパッド電極231、241と、複数の信号配線235、245と、複数の保護配線236、246と、を有している。
複数のパッド電極231、241は、平板20aの第1主面21上に設けられた導体である。図11に示すように、各パッド電極231、241は、環状電極25の内側25aに形成されている。
架橋電極227は、環状電極25およびパッド電極231、241と同様に、平板20aの第1主面21上に設けられた導体である。図11に示すように、各架橋電極27は、パッド電極231、241の間に設けられるとともに、環状電極25と電気的に接続されている。
複数の信号配線235、245は、平板20aの第2主面22上に設けられた導体である。図12に示すように、各信号配線235、245は、平板20aを挟んで環状電極25と対向する対応領域25b(第1領域)を経由するとともに、各パッド電極231、241のうちの対応するものと貫通孔を介して電気的に接続されている。
複数の保護配線236、246は、信号配線235、245と同様に、平板20aの第2主面22上に設けられた導体である。複数の保護配線236、246のそれぞれは、環状電極25と電気的に接続されており、環状電極25と同電位とされている。また、各保護配線236、246は、各信号配線235、245のうち対応するものに隣接して設けられている。
ここで、図12に示すように、配線235、236、245、246の一端は、それぞれ端子235a、236a、245a、246aと対応する貫通孔を介して電気的に接続されている。
また、信号配線235、245は、図12に示すように、パッド電極231の両側(図12の紙面における対応領域231aの右側および左側)に、交互(すなわち、右および左の順番)に設けられている。また、信号配線235は保護配線246と隣接して、信号配線245は保護配線236および保護配線246の間に、それぞれ設けられている。また、保護配線246は、信号配線235、245を囲繞するように設けられている。
さらに、端子235a、245aは、それぞれ図8のパッド電極用信号線61、62と電気的に接続されている。また、環状電極25は、端子246aと電気的に接続されるとともに、端子236a、246aのそれぞれは、環状電極用信号線60と電気的に接続されている。
<3.2.第3の実施の形態の検知基板および管理システムの利点>
以上のように、第3の実施の形態の検知基板220によれば、第1の実施の形態の検知基板20と同様に、各パッド電極231、241と環状電極25との間の静電容量の変化を監視することによって、各収納空間6における対象物8の収納状況を取得できる。
<4.第4の実施の形態>
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。第3および第4の実施の形態の管理システム300、400は、対応する検知基板220、320の構成が異なる点を除いては、同様な構成を有する。そこで、以下では、この相違点を中心に説明する。
なお、管理システム300、400で同様な構成要素には、同一符号が付されており、この同一符号が付された構成要素は、第3の実施の形態で説明済みである。そのため、本実施の形態では説明を省略する。
<4.1.検知基板および管理システムの構成>
図8は、本実施の形態における管理システム400の機能構成の一例を示すブロック図である。図13および図14は、それぞれ本実施の形態における検知基板320の構成の一例を示す平面図および裏面図である。
ここで、検知基板320は、検知基板220と同様なプリント基板であり、図13および図14に示すように、主として、平板20aと、環状電極25と、架橋電極227と、複数のパッド電極231、241と、複数の信号配線335、345と、複数の保護配線336、346と、を有している。
複数の信号配線335、345は、平板20aの第2主面22上に設けられた導体である。図14に示すように、各信号配線335、345は、平板20aを挟んで環状電極25と対向する対応領域25b(第1領域)を経由するとともに、各パッド電極231、241のうちの対応するものと貫通孔を介して電気的に接続されている。
複数の保護配線336、346は、信号配線335、345と同様に、平板20aの第2主面22上に設けられた導体である。複数の保護配線336、346のそれぞれは、環状電極25と電気的に接続されており、環状電極25と同電位とされている。また、各保護配線336、346は、各信号配線335、345のうち対応するものに隣接して設けられている。
ここで、図14に示すように、配線335、336、345、346の一端は、それぞれ端子335a、336a、345a、346aと対応する貫通孔を介して電気的に接続されている。
また、図13および図14に示すように、配線335、336、345、346は、環状電極25の内側25aから外周25cに向かって、この順番に設けられている。また、信号配線335、345の間に保護配線336が設けられている。すなわち、配線335、336、345、346は、パッド電極231の片側(図14の紙面における対応領域231aの右側)に設けられている。
さらに、端子335a、345aは、それぞれ図8のパッド電極用信号線61、62と電気的に接続されている。また、環状電極25は、端子346aと電気的に接続されるとともに、端子336a、346aのそれぞれは、環状電極用信号線60と電気的に接続されている。
<4.2.第4の実施の形態の検知基板および管理システムの利点>
以上のように、第4の実施の形態の検知基板320によれば、第3の実施の形態の検知基板220と同様に、各パッド電極231、241と環状電極25との間の静電容量の変化を監視することによって、各収納空間6における対象物8の収納状況を取得できる。
<5.第5の実施の形態>
次に、本発明の第5の実施の形態について説明する。第1および第5の実施の形態の管理システム100、500は、対応する検知基板20、420の構成が異なる点を除いては、同様な構成を有する。そこで、以下では、この相違点を中心に説明する。
なお、管理システム100、500で同様な構成要素には、同一符号が付されており、この同一符号が付された構成要素は、第1の実施の形態で説明済みである。そのため、本実施の形態では説明を省略する。
<5.1.検知基板および管理システムの構成>
図8は、本実施の形態における管理システム500の機能構成の一例を示すブロック図である。図15および図16は、それぞれ本実施の形態における検知基板420の構成の一例を示す平面図および裏面図である。
ここで、検知基板420は、検知基板20と同様なプリント基板であり、図15および図16に示すように、主として、平板20aと、環状電極25と、複数の架橋電極427(427a、427b)と、複数のパッド電極431、441、451、461と、複数の信号配線435、445、455、465と、複数の保護配線436、456と、を有している。
複数のパッド電極431、441、451、461は、平板20aの第1主面21上に設けられた導体である。図15に示すように、各パッド電極431、441、451、461は、環状電極25の内側25aに形成されるとともに、マトリックス状(本実施の形態では、2行2列)に設けられている。
架橋電極427(427a、427b)は、環状電極25およびパッド電極431、441、451、461と同様に、平板20aの第1主面21上に設けられた導体である。図15に示すように、架橋電極427aはパッド電極431、441と、パッド電極451、461との間に、架橋電極427bはパッド電極431、451と、パッド電極441、461との間に、それぞれ設けられている。すなわち、図15に示すように、架橋電極427aは、架橋電極427bに対して直交する。さらに、架橋電極427(427a、427b)のそれぞれは、環状電極25と電気的に接続されている。
複数の信号配線435、445、455、465は、平板20aの第2主面22上に設けられた導体である。図16に示すように、各信号配線435、445、455、465は、平板20aを挟んで環状電極25と対向する対応領域25b(第1領域)を経由するとともに、各パッド電極431、441、451、461のうちの対応するものと貫通孔を介して電気的に接続されている。
複数の保護配線436、456は、信号配線435、445、455、465と同様に、平板20aの第2主面22上に設けられた導体である。複数の保護配線436、456のそれぞれは、環状電極25と電気的に接続されており、環状電極25と同電位とされている。また、各保護配線436、456は、各信号配線435、445、455、465のうち対応するものに隣接して設けられている。
ここで、図16に示すように、配線435、436、445、455、456、465の一端は、それぞれ端子435a、436a、445a、455a、456a、465aと対応する貫通孔を介して電気的に接続されている。
また、信号配線435、445、455、465は、図16に示すように、対応領域431aの右側および対応領域441aの左側に、交互(すなわち、右、左、右、および左の順番)に設けられている。また、信号配線455、465のそれぞれは、保護配線436、456の間に、設けられている。 また、保護配線436は信号配線435、445を囲繞するように、保護配線456は信号配線435、445、455、465を囲繞するように、それぞれ設けられている。
さらに、端子435a、445a、455a、465aは、それぞれ図8のパッド電極用信号線61、62、63、64と電気的に接続されている。また、環状電極25は、端子456aと電気的に接続されるとともに、端子436a、456aのそれぞれは、環状電極用信号線60と電気的に接続されている。
<5.2.第5の実施の形態の検知基板および管理システムの利点>
以上のように、第5の実施の形態の検知基板420によれば、第1の実施の形態の検知基板20と同様に、対象物8の被検知体9が載置されることに起因したパッド電極431、441、451、461のそれぞれと環状電極25との間の静電容量の変化を良好に検出できる。
<6.第6の実施の形態>
次に、本発明の第6の実施の形態について説明する。第1および第6の実施の形態の管理システム100、600は、対応する検知基板20、520の構成が異なる点を除いては、同様な構成を有する。そこで、以下では、この相違点を中心に説明する。
なお、管理システム100、600で同様な構成要素には、同一符号が付されており、この同一符号が付された構成要素は、第1の実施の形態で説明済みである。そのため、本実施の形態では説明を省略する。
<6.1.検知基板および管理システムの構成>
図8は、本実施の形態における管理システム600の機能構成の一例を示すブロック図である。図17および図18は、それぞれ本実施の形態における検知基板520の構成の一例を示す平面図および裏面図である。
図8は、本実施の形態における管理システム600の機能構成の一例を示すブロック図である。図17および図18は、それぞれ本実施の形態における検知基板520の構成の一例を示す平面図および裏面図である。
ここで、検知基板520は、検知基板20と同様なプリント基板であり、図17および図18に示すように、主として、平板20aと、環状電極25と、単一のパッド電極531と、単一の信号配線535と、単一の保護配線536と、を有している。
パッド電極531は、平板20aの第1主面21上に設けられた導体である。図17に示すように、パッド電極531は、環状電極25の内側25aに形成されている。
信号配線535は、平板20aの第2主面22上に設けられた導体である。図18に示すように、信号配線535は、平板20aを挟んで環状電極25と対向する対応領域25b(第1領域)を経由するとともに、パッド電極531と貫通孔を介して電気的に接続されている。
保護配線536は、信号配線535と同様に、平板20aの第2主面22上に設けられた導体である。保護配線536は、環状電極25と電気的に接続されており、環状電極25と同電位とされている。また、保護配線536は、信号配線535に隣接して設けられている。
ここで、図18に示すように、配線535、536の一端は、それぞれ端子535a、536aと対応する貫通孔を介して電気的に接続されている。また、端子535aは、それぞれ図8のパッド電極用信号線61と電気的に接続されている。さらに、環状電極25は、端子536aと電気的に接続されるとともに、端子536aは、環状電極用信号線60と電気的に接続されている。
<6.2.第6の実施の形態の検知基板および管理システムの利点>
以上のように、第6の実施の形態の検知基板520によれば、第1の実施の形態の検知基板20と同様に、パッド電極531と環状電極25との間の静電容量の変化を監視することによって、各収納空間6における対象物8の収納状況を取得できる。
<7.変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。
(1)本発明の第1から第6の実施の形態において、各パッド電極は、環状電極および架橋電極により形成される閉領域に設けられるものとして説明したが、これに限定されるものでない。
図19は、本発明の第1の実施の形態における検知基板20の構成の他の例(検知基板620)を示す平面図である。図19に示すように、環状電極25および架橋電極27(27a、27b)の一部に不連続(例えば、切欠628、629)が、存在する場合であっても、環状電極25および架橋電極27(27a、27b)の全域で同電位であれば、パッド電極31、41、51のそれぞれと、環状電極25との間の静電容量の変化を良好に検出できる。
(2)また、本発明の第1から第4の実施の形態において、各パッド電極が一方向に沿って設けられるとともに、各パッド電極の縦横サイズが同程度であり、各パッド電極の間隔が同程度であるものとして説明したが、これに限定されるものでない。例えば、各パッド電極のうちの少なくとも1つの縦横サイズが、他のものと異なっても良い。また、各パッド電極のうちの少なくとも1つの間隔が、他のものと異なっても良い。
(3)また、本発明の第1から第6の実施の形態において、各パッド電極の外形が矩形であるものとして説明したが、これに限定されるものでない。例えば、各パッド電極の外形(輪郭)は、正方形であっても良いし、多角形であっても良い。さらに、各パッド電極の外形は曲線状とされても良い。
(4)また、本発明の第1から第6の実施の形態において、環状電極25は接地されているものとして説明したが、これに限定されるものでなく、環状電極25の電位が一定値に設定されていれば十分である。
(5)また、本発明の第1から第6の実施の形態において、対象物8の底部に誘電体の被検知体9を貼付するものとして説明したが、これに限定されるものでない。例えば、対象物8の全体が誘電体により形成されても良いし、対象物8の一部が誘電体により形成されても良い。すなわち、対象物8としては、少なくとも一部に誘電体が設けられていれば十分である。
(6)さらに、本発明の第1から第6の実施の形態において、1個から4個のパッド電極を有する検知基板について説明したが、これに限定されるものでなく、パッド電極の個数は、5個以上であっても良い。
100、200、300、400、500、600 管理システム
10、110、210、310、410、510 検知ユニット
15 検出部
20、120、220、320、420、520、620 検知基板
90 情報処理ユニット

Claims (9)

  1. (a) 誘電体により形成された平板と、
    (b) 前記平板の第1主面上に設けられた導体であり、前記平板の外周に沿って形成された環状電極と、
    (c) 前記平板の前記第1主面上に設けられた導体であり、前記環状電極の内側に形成された複数のパッド電極と、
    (d) 各々が、前記第1主面と逆側の第2主面上に設けられた導体であり、前記複数のパッド電極のうちの対応するものと貫通孔を介して接続される複数の信号配線と、
    (e) 各々が、前記平板の前記第2主面上に設けられた導体であり、前記環状電極と同電位とされた複数の保護配線と、
    (f) 前記複数のパッド電極のうちの隣接するもの同士の間に形成されるとともに、前記環状電極と接続された架橋電極
    を備え、
    前記複数の信号配線のそれぞれは、前記平板を挟んで前記環状電極と対向する第1領域を経由しており、
    前記複数の保護配線のそれぞれは、前記第1領域を経由するとともに、
    前記複数の信号配線のうちの隣接する2つの間に、前記複数の保護配線のうちの一の第1配線が設けられていることを特徴とする静電容量型の検知基板。
  2. 請求項1に記載の検知基板において、
    前記複数の保護配線のうちの隣接する2つの間に、前記複数の信号配線のうちの一の第2配線が設けられていることを特徴とする静電容量型の検知基板。
  3. (a) 誘電体により形成された平板と、
    (b) 前記平板の第1主面上に設けられた導体であり、前記平板の外周に沿って形成された環状電極と、
    (c) 前記平板の前記第1主面上に設けられた導体であり、前記環状電極の内側に形成された複数のパッド電極と、
    (d) 各々が、前記第1主面と逆側の第2主面上に設けられた導体であり、前記複数のパッド電極のうちの対応するものと貫通孔を介して接続される複数の信号配線と、
    (e) 各々が、前記平板の前記第2主面上に設けられた導体であり、前記環状電極と同電位とされた複数の保護配線と、
    (f) 前記複数のパッド電極のうちの隣接するもの同士の間に形成されるとともに、前記環状電極と接続された架橋電極と、
    を備え、
    前記複数の信号配線のそれぞれは、前記平板を挟んで前記環状電極と対向する第1領域を経由しており、
    前記複数の保護配線のそれぞれは、前記第1領域を経由するとともに、
    前記複数の保護配線のうちの隣接する2つの間に、前記複数の信号配線のうちの一の第2配線が設けられていることを特徴とする静電容量型の検知基板。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の検知基板において、
    前記複数の信号配線および前記複数の保護配線のうち、前記環状電極の外周に最近接するものは、前記複数の保護配線のうちの一の第3配線であることを特徴とする静電容量型の検知基板。
  5. 請求項4に記載の検知基板において、
    前記第3配線は、前記複数の信号配線を囲繞するように設けられていることを特徴とする静電容量型の検知基板。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の検知基板において
    (i) 前記複数のパッド電極のうちの一の電極を注目電極と、
    (ii) 前記複数の信号配線のうち前記注目電極に対応するものを対応配線と、
    (iii) 前記第2主面上であって、前記平板を挟んで前記注目電極と対向する領域を第2領域と、
    それぞれ定義する場合、
    前記第1領域に配置された前記複数の信号配線および前記複数の保護配線のうち、前記対応配線の次に前記第2領域に近接するものは、前記複数の保護配線のうちの一の第4配線であることを特徴とする静電容量型の検知基板
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の静電容量型の検知基板と、
    対応する信号線を介して前記検知基板に設けられた前記複数のパッド電極および前記環状電極のそれぞれと接続されており、前記複数のパッド電極のそれぞれと、前記環状電極との間の静電容量の変化を検出する検出部と、
    を備えることを特徴とする静電容量型の検知ユニット
  8. 少なくとも一部に誘電体が設けられた対象物の収納状況を管理する管理システムであって、
    前記対象物を収納可能な収納ユニットと、
    前記収納ユニット内に設けられており、
    請求項1から請求項6のいずれかに記載の検知基板と、
    対応する信号線を介して前記検知基板に設けられた前記複数のパッド電極および前記環状電極のそれぞれと接続されており、前記複数のパッド電極のそれぞれと、前記環状電極との間の静電容量の変化を検出する検出部と、
    を有する静電容量型の検知ユニットと、
    前記検知ユニットの検出結果に基づいて、前記対象物の収納状況を判断する情報処理ユニットと、
    を備え、
    前記収納ユニットは、
    前記対象物を収納可能な複数の収納空間が形成された載置部と、
    前記検知基板の前記第1主面を覆うカバーと、
    を有し、
    前記検知基板は、
    前記第1主面が前記収納ユニットに収納された前記対象物と対向するとともに、
    前記複数のパッド電極のそれぞれが、前記複数の収納空間のうちの対応するものの下方に位置するように、
    配置されていることを特徴とする管理システム。
  9. 請求項8に記載の管理システムであって、
    前記載置部は、
    前記複数の収納空間のうち隣接するもの同士の間に設けられた間仕切り、
    をさらに有し、
    前記間仕切りは、前記検知基板上の前記架橋電極のうちの対応するものの直上に位置するように、配置されていることを特徴とする管理システム
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