JP2018005895A - タッチ入力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明はタッチ入力装置の電極数を減らす。【解決手段】タッチ入力装置T1’は、複数の第1電極100aと、少なくとも一つの第2電極100bと、複数の第3電極100cとを備えている。第1電極100aは、第1高さ位置でY−Y’方向に間隔をあけて配置されている。第2電極100bは、第1高さ位置で二つの第1電極100aの間の空き領域R1に配置されている。第3電極100cは、第2高さ位置でX−X’方向に間隔をあけて配置され、且つ、第1電極100a及び第2電極100bと交差している。第1電極100aのY−Y’方向の寸法がW1、第2電極100bのY−Y’方向の寸法がW2であるとき、W2は、W1の2倍以上とするか又は第2電極100bが複数であり、且つ、W2はW1の1倍を超過し、2倍未満である場合、W2×第2電極100bの数≧W1×第2電極100bの数+W1とする。【選択図】図1

Description

本発明は、タッチ入力装置に関する。
下記特許文献1には従来の携帯情報端末が記載されている。この携帯情報端末は、上側筐体と、下側筐体と、その間に配置されたタッチセンサとを備えている。上側筐体は、押下操作可能な複数のキー部を有している。
特開2004−295730号公報
タッチセンサは、複数の第1電極及び第2電極を有している。第1電極は、同一形状及び同一サイズであり、且つX−X’方向に等間隔で配置されている。第2電極は、同一形状及び同一サイズであり、第1電極と異なる高さ位置で第1電極に対して直交するようにY−Y’方向に等間隔で配置されている。第1電極及び第2電極の何れか一方には、キー部下に位置するものと、キー部以外の部分下に位置するものとがある。前者は、キー部に対する指のタッチを検出することに使用されるが、後者は、キー部に対する指のタッチを検出することに使用されない。このように第1電極及び第2電極の何れか一方には、タッチ検出に使用されない電極が含まれており、当該電極が無駄になっている。
本発明は、上記事情に鑑みて創案されたものであって、その目的とするところは、タッチ入力装置の電極数を減らすことにある。
上記課題を解決するために、本発明の一態様のタッチ入力装置は、複数の第1電極と、少なくとも一つの第2電極と、複数の第3電極とを備えている。第1電極は、第1高さ位置で第1方向に間隔をあけて配置されている。第2電極は、第1高さ位置で空き領域に配置されている。空き領域は、第1電極のうちの二つの第1電極の間又は第1電極のうちの端に位置する第1電極の第1方向の隣に設けられている。第3電極は、第2高さ位置で第1方向に交差する第2方向に間隔をあけて配置されている。第3電極は、第1電極及び第2電極と交差している。第1高さ位置及び第2高さ位置は、第1方向及び第2方向に直交する第3方向において異なる高さ位置である。第1電極の第1方向の寸法がW1であり、第2電極の第1方向の寸法がW2であるとき、下記1)及び2)の何れかである。
1)W2は、W1の2倍以上とすることが可能である。又は、2)第2電極が複数であり、且つW2はW1の1倍を超過し、2倍未満である場合、W2×第2電極の数≧W1×第2電極の数+W1とすることが可能である。何れの態様のタッチ入力装置による場合であっても、第2電極の存在によって、少なくとも第1電極一つ分、電極数を減らすことができる。
第1電極は、複数の第1電極部を各々有する構成とすることが可能である。各第1電極において、第1電極部は第1高さ位置で第2方向に並んでおり且つ第1電極部のうち第2方向で隣り合う第1電極部同士が接続された構成とすることが可能である。第2電極は、複数の第2電極部を有する構成とすることが可能である。第2電極部は第1高さ位置で第2方向に並んでおり且つ第2電極部のうち第2方向で隣り合う第2電極部同士が接続された構成とすることが可能である。第3電極は、複数の第3電極部を各々有する構成とすることが可能である。各第3電極において、第3電極部は第2高さ位置で第1方向に並んでおり且つ第3電極部のうち第1方向で隣り合う第3電極部同士が接続された構成とすることが可能である。
第3電極部は、第1高さ位置で隣り合う複数の第1電極部の間の空間に対して第3方向の一方側に配置された構成とすることが可能である。
第3電極は、変形電極部を各々更に有する構成とすることが可能である。変形電極部は、第1高さ位置で隣り合う二つの第2電極部及び二つの第1電極部の間の空間に対しての前記第3方向の一方側に配置されていると良い。変形電極部は、当該変形電極部の隣の第3電極部に接続されていると良い。変形電極部は、第1部及び第2部を有する構成とすることが可能である。第1部は、変形電極部の第2電極部側の部分とすることが可能である。第2部は、変形電極部の第1部以外の部分とすることが可能である。変形電極部の第1部の第1方向の寸法と変形電極部の第2部の第1方向の寸法との比率は、第2電極の第1方向の寸法と第1電極の第1方向の寸法との比率と略同じとすることが可能である。
このようなタッチ入力装置による場合、変形電極部の存在によって、第3電極部の数を減らすことができる。
なお、第3電極が変形電極部を有していない場合、変形電極部の代りに、第3電極部が設けられていても良い。
本発明の別の一態様のタッチ入力装置は、複数の第4電極及び複数の第5電極を備えている。第4電極は、第1高さ位置で第1方向に間隔をあけて配置されている。第5電極は、第2高さ位置で第1方向に交差する第2方向に間隔をあけて配置されている。第5電極は、第4電極と交差している。第4電極のうちの二つの第4電極の間又は第4電極のうちの端に位置する一つの第4電極の第1方向の隣に、第4電極が存在しない空き領域が設けられている。第1高さ位置及び第2高さ位置は、第1方向及び第2方向に直交する第3方向において異なる高さ位置である。第4電極の第1方向の寸法がW3であり、空き領域の第1方向の寸法がW4であるとき、下記1)及び2)の何れかである。
1)W4は、W3の2倍以上とすることが可能である。2)空き領域が複数であり、且つW4はW3の1倍を超過し、2倍未満である場合、W4×空き領域の数≧W3×空き領域の数+W3とすることが可能である。何れの態様のタッチ入力装置による場合であっても、複数の空き領域の存在によって、少なくとも第4電極一つ分、電極数を減らすことができる。
第4電極は、複数の第4電極部を各々有する構成とすることが可能である。各第4電極において、第4電極部は第1高さ位置で第2方向に並んでおり且つ第4電極部のうち第2方向で隣り合う第4電極部同士が接続された構成とすることが可能である。第5電極は、複数の第5電極部と、少なくとも一つの接続部とを各々有する構成とすることが可能である。各第5電極において、第5電極部は第2高さ位置で空き領域外に位置するように第1方向に並んでおり且つ第5電極部のうち隣り合う第5電極部同士が接続された構成とすることが可能である。第5電極部は、第1高さ位置で隣り合う複数の第4電極部の間の空間に対して前記第3方向の一方側に配置された構成とすることが可能である。接続部は、第2高さ位置で空き領域内に位置する構成とすることが可能である。接続部の第2方向の寸法が、第5電極部の第2方向の寸法よりも小さい構成とすることが可能である。
このようなタッチ入力装置による場合、空き領域において検出対象の接近を誤検出する可能性を低減することができる。その理由は以下の通りである。空き領域内には、第4電極が存在せず、且つ第5電極の接続部のみが存在している。接続部の第2方向の寸法は、少なくとも第5電極部の第2方向の寸法よりも小さい。よって、タッチ入力装置が自己キャパシタンス方式のタッチセンサである場合、検出対象が接続部に接近したとしても、検出対象と接続部とが静電結合し難い。タッチ入力装置が相互キャパシタンス方式のタッチセンサである場合、接続部に静電結合する第4電極が存在しないので、空き領域で検出対象の接近が誤検出されることはない。
接続部は、第5電極部に接続されていても良い。又は、第5電極は、少なくとも一つの半形電極部を各々更に有する構成とすることが可能である。半形電極部は、第5電極部の第1方向の略半形の形状であって、第2高さ位置で接続部と第5電極部のうちの一つの第5電極部との間に配置されており且つ一つの第5電極部に接続された構成とすることが可能である。接続部は、半形電極部に接続された構成とすることが可能である。接続部の第2方向の寸法が、第5電極部及び半形電極部の第2方向の寸法よりも小さい構成とすることが可能である。
本発明の実施例1に係るタッチ入力装置の概略的平面図である。 前記タッチ入力装置の図1中の2A−2A断面図である。 前記タッチ入力装置の第1変形例の2A−2A断面図である。 前記タッチ入力装置の第2変形例の2A−2A断面図である。 前記タッチ入力装置の第1電極及び第2電極の概略的平面図である。 前記タッチ入力装置の第3電極の概略的平面図である。 本発明の実施例2の一態様に係るタッチ入力装置の概略的平面図である。 本発明の実施例3の一態様に係るタッチ入力装置の概略的平面図である。 前記タッチ入力装置の図5中の6A−6A断面図である。 前記タッチ入力装置の第1変形例の6A−6A断面図である。 前記タッチ入力装置の第2変形例の6A−6A断面図である。 前記タッチ入力装置の第4電極の概略的平面図である。 前記タッチ入力装置の第5電極の概略的平面図である。 本発明の実施例4の一態様に係るタッチ入力装置の概略的平面図である。
以下、本発明の実施例1〜4を含む実施例について説明する。
本発明の実施例1を含む複数の実施例に係るタッチ入力装置T1について、図1〜図3Bを参照しつつ説明する。タッチ入力装置T1は、複数の第1電極100aと、少なくとも一つの第2電極100bと、複数の第3電極100cとを備えている。図1及び図2Aには、実施例1のタッチパネルT1が示されており、図2Bには、実施例1のタッチパネルT1の第1変形例が示されており、図2Cには、実施例1のタッチパネルT1の第2変形例が示されている。図3Aは、実施例1、第1変形例および第2変形例のタッチパネルT1の第1電極及び第2電極の配置が示され、図3Bには、実施例1、第1変形例および第2変形例のタッチパネルT1の第3電極の配置が示されている。
なお、図1〜図3Bに示すY−Y’方向は、特許請求の範囲の第1方向に相当する。図1、図3A及び図3Bに示すX−X’方向は、特許請求の範囲の第2方向に相当する。X−X’方向はY−Y’方向に交差していれば良い。図1、図3A及び図3Bでは、X−X’方向はY−Y’方向に直交している。図2A〜図2Cに示すZ−Z’方向は、特許請求の範囲の第3方向に相当する。Z−Z’方向は、Y−Y’方向及びX−X’方向に直交している。なお、図1、図3A及び図3Bでは、第1電極100a〜第3電極100cを区別し易くするために、異なるドットを付しているが、第1電極100a〜第3電極100cにドットの模様が入っているわけではないことに留意されたい。
第1電極100aは、X−X’方向に延びている。第1電極100aは、第1高さ位置でY−Y’方向に間隔をあけて配置されている。第1電極100aの間の間隔は、後述する二つの第1電極100aの間を除いて、等間隔とすることが可能であるが、これに限定されない。第1電極100aは互いに非接触である。第1電極100aのうち二つの第1電極100aの間には、空き領域R1が設けられている。第1電極100aのうち二つの第1電極100aが複数組ある場合、この複数組の二つの第1電極100aの間に各々空き領域R1が設けられていると良い。図1及び図3Aでは、空き領域R1が、第1電極100aのうち二つの第1電極100aの間及び別の二つの第1電極100aの間に設けられている。
各第1電極100aは、X−X’方向に延びた帯状とすることが可能である。又は、各第1電極100aは、図1及び図3Aに最も良く示されているように、複数の第1電極部110aを有する構成とすることが可能である。各第1電極100aにおいて、第1電極部110aは第1高さ位置でX−X’方向に並んでおり且つ第1電極部110aのうちX−X’方向で隣り合う第1電極部110a同士が接続されている。第1電極部110aの形状は、任意に決定することができる。例えば、第1電極部110aは、菱形(図1及び図3A参照)、菱形を除く多角形又は円形等とすることが可能である。
各第1電極100aは、少なくとも一つの半形電極部120aを更に有する構成とすることが可能である。半形電極部120aは、第1電極部110aの略半分の形(図3A参照)であって、第1高さ位置で各第1電極100aのX方向の端及び/又はX’方向の端に位置している。半形電極部120aは、その内側の第1電極部110aに接続されている。各第1電極100aは、X方向の端の半形電極部120aと、X’方向の端の半形電極部120aとを有している場合、両半形電極部120aはX−X’方向において対称形状となる。なお、半形電極部120aが省略され、第1電極部110aが各第1電極100aのX方向の端及び/又はX’方向の端に位置していても良い。
少なくとも一つの第2電極100bは、X−X’方向に延びている。第2電極100bは、第1高さ位置で第1電極100aのうちの二つの第1電極100aの間(空き領域R1内)に配置されている。第2電極100bは、第1電極100aに対して平行とすることが可能である。第2電極100bと第1電極100aとは非接触である。第2電極100bは、図1及び図3Aに最も良く示されているように、複数とすることが可能である。複数の第2電極100bが一つの空き領域R1内に配置されていても良いし、複数の第2電極100bが一つずつ異なる空き領域R1内に配置されていても良い。
少なくとも一つの第2電極100bは、X−X’方向に延びた帯状とすることが可能である。又は、少なくとも一つの第2電極100bは、図1及び図3Aに最も良く示されているように、複数の第2電極部110bを有する構成とすることが可能である。第2電極100bの第2電極部110bは第1高さ位置でX−X’方向に並んでおり且つ第2電極部110bのうちX−X’方向で隣り合う第2電極部110b同士が接続されている。第2電極部110bの形状は、任意に決定することができる。例えば、第2電極部110bは、菱形(図1及び図3A参照)、菱形を除く多角形又は円形等とすることが可能である。
少なくとも一つの第2電極100bは、少なくとも一つの半形電極部120bを更に有する構成とすることが可能である。半形電極部120bは、第2電極部110bの略半分の形(図3A参照)であって、第1高さ位置で第2電極100bのX方向の端及び/又はX’方向の端に位置している。半形電極部120bは、その内側の第2電極部110bに接続されている。第2電極100bは、X方向の端の半形電極部120bと、X’方向の端の半形電極部120bとを有している場合、両半形電極部120bはX−X’方向において対称形状となる。なお、半形電極部120bが省略され、第2電極部110bが第2電極100bのX方向の端及び/又はX’方向の端に位置していても良い。
第1電極100aのY−Y’方向の寸法がW1であり、第2電極100bのY−Y’方向の寸法がW2であるとき、下記1)及び2)の何れかとすることが可能である。1)W2はW1の2倍以上である。この場合、第2電極100bは単複を問わない。例えば、W2がW1の2倍である場合における第1電極100a及び第2電極100bの総数と、第1電極100aのみを第1高さ位置でY−Y’方向に等間隔で配置した場合(以下、比較例と称する。)における第1電極100aの総数とを対比すると、少なくとも一つの第2電極100bの存在により、前者が後者に比べて第1電極100aの数が一本分少なくなる。W2がW1の3倍である場合における第1電極100a及び第2電極100bの総数と、比較例における第1電極100aの総数とを対比すると、少なくとも一つの第2電極100bの存在により、前者が後者に比べて第1電極100aの数が二本分少なくなる。W2がW1の4倍である場合における第1電極100a及び第2電極100bの総数と、比較例における第1電極100aの総数とを対比すると、少なくとも一つの第2電極100bの存在により、前者が後者に比べて第1電極100aの数が三本分少なくなる。
2)第2電極100bが複数であり、且つW2はW1の1倍を超過し、2倍未満である場合、W2×第2電極100bの数≧W1×第2電極100bの数+W1である。例えば、W1が1mmであり、W2が1.2mmであり、且つ第2電極100bの数が5である場合、1.2×5≧1×5+1となる。W1が1mmであり、W2が1.5mmであり、且つ第2電極100bの数が2である場合、1.5×2≧1×2+1となる。これらの場合における第1電極100a及び第2電極100bの総数と、比較例における第1電極100aの総数とを対比しても、複数の第2電極100bの存在により、前者が後者に比べて第1電極100aの数が一本分少なくなる。
なお、第1高さ位置で第1電極100a及び第2電極100bが配置される電極領域は、少なくとも一つのセンシング領域と、少なくとも一つの空き領域R1とを含んでいても良い。センシング領域は、電極領域のうちの空き領域R1以外の領域であって、検出対象(指やタッチペン)のタッチ入力装置T1に対する接近(タッチを含む。)を検出するための領域である。空き領域R1が、検出対象(指やタッチペン)のタッチ入力装置T1に対する接近(タッチを含む。)を非検出とするための領域である。
第3電極100cは、Y−Y’方向に延びている。第3電極100cは、第2高さ位置でX−X’方向に間隔をあけて配置されている。第2高さ位置は、Z−Z’方向において第1高さ位置と相違している。第3電極100cの間の間隔は、等間隔とすることが可能であるが、これに限定されない。第3電極100cは互いに非接触である。第3電極100cは、第1電極100a及び第2電極100bに対して交差していると良く、直交していても良い。
第1電極100a及び第2電極100bがX−X’方向に延びた帯状である場合、各第3電極100cは、Y−Y’方向に延びた帯状とすることが可能である。第1電極100aが第1電極部110aを有し且つ第2電極100bが第2電極部110bを有している場合、各第3電極100cは、複数の第3電極部110cを有する構成とすることが可能である。
各第3電極100cにおいて、第3電極部110cは第2高さ位置でY−Y’方向に並んでおり且つ第3電極部110cのうちY−Y’方向で隣り合う第3電極部110c同士が接続されている。第3電極部110cの形状は、任意に決定することができる。例えば、第3電極部110cは、菱形(図1及び図3A参照)、菱形を除く多角形又は円形等とすることが可能である。
各第3電極部110cは、第1高さ位置で隣り合う複数の第1電極部110aの間の空間のZ’方向側に配置されている。より具体的には、第3電極部110cは、第1高さ位置で隣り合う四つの第1電極部110a(第1電極100aの二つの第1電極部110aとその隣の第1電極100aの二つの第1電極部110a)の間の空間のZ’方向側に配置されている。第1電極100aが半形電極部120aを有している場合、X方向の端及び/又はX’方向の端に位置する第3電極部110cは、第1高さ位置で隣り合う二つの第1電極部110a及び二つの半形電極部120a(第1電極100aの第1電極部110a及び半形電極部120aとその隣の第1電極100aの第1電極部110a及び半形電極部120a)の間の空間のZ’方向側に配置されている。
各第3電極100cは、第3電極部110cに加えて、少なくとも二つの変形電極部120cを更に有する構成とすることが可能である。二つの変形電極部120cは、第2高さ位置で少なくとも一つの第2電極100bに対するY方向側及びY’方向側に各々配置されている。また、各変形電極部120cは、第1高さ位置で隣り合う二つの第2電極部110b及び二つの第1電極部110aの間の空間のZ’方向側に位置していると良い。第1電極100aが半形電極部120aを有し且つ第2電極100bが半形電極部120bを有している場合、X方向の端及び/又はX’方向の端に位置する変形電極部120cは、第1高さ位置で隣り合う第1電極部110a、半形電極部120a、第2電極部110b及び半形電極部120bの間の空間のZ’方向側に位置していると良い。二つの変形電極部120cは互いに接続されており且つ当該変形電極部120cの隣の第3電極部110cに各々接続されている。
変形電極部120cは、菱形(図1及び図3A参照)、菱形を除く多角形又は円形等とすることが可能である。変形電極部120cは、Y−Y’方向において対称形状とすることが可能である。各変形電極部120cは、第1部121cと、第2部122cとを各々有している。第1部121cは、変形電極部120cの第2電極部110b側の部分である。第2部122cは、変形電極部120cの第1部121c以外の残りの部分である。
第1部121cのY−Y’方向の寸法は、第2部122cのY−Y’方向の寸法よりも大きく、第1部121cのX−X’方向の寸法は、第2部122cのX−X’方向の寸法と略同じである。第2部122cは、第3電極部110cのY−Y’方向の半分の形状と同じ形状とすることが可能である。例えば、変形電極部120cが菱形である場合、第2部122cは第3電極部110cのY−Y’方向の半分の形状と同じ三角形であり、第1部121cは、X−X’方向の寸法が第2部122cと同じであり且つ第2部122cよりもY−Y’方向の寸法が大きい三角形である。変形電極部120cが菱形を除く多角形である場合、第2部122cは第3電極部110cのY−Y’方向の半分の形状と同じ形状であり、第1部121cは、X−X’方向の寸法が第2部122cと同じであり且つ第2部122cよりもY−Y’方向の寸法が大きい形状である。変形電極部120cが円形である場合、第2部122cは第3電極部110cのY−Y’方向の半分の形状と同じ半円形であり、第1部121cは、X−X’方向の寸法が第2部122cと同じであり且つ第2部122cよりもY−Y’方向の寸法が大きい半円形である。
第1部121cのY−Y’方向の寸法と第2部122cのY−Y’方向の寸法との比率は、第2電極100bのY−Y’方向の寸法と第1電極100aのY−Y’方向の寸法との比率と略同じであると良い。例えば、W2がW1の2倍である場合、第1部121cのY−Y’方向の寸法は、第2部122cのY−Y’方向の寸法の2倍となる。W2がW1の1.5倍である場合、第1部121cのY−Y’方向の寸法は、第2部122cのY−Y’方向の寸法の1.5倍となる。変形電極部120cは、第1高さ位置で隣り合う二つの第2電極部110b及び二つの第1電極部110aの間の空間と略同じ形状とすることが可能である。
なお、第3電極100cが変形電極部120cを有していない場合、第3電極部110cが、変形電極部120cの代りに、隣り合う二つの第2電極部110bおよび二つの第1電極部110aの間に第2高さ位置で配置されていると良い。
各第3電極100cは、少なくとも一つの半形電極部130cを更に有する構成とすることが可能である。少なくとも一つの半形電極部130cは、第3電極部110cの略半分の形(図3B参照)であって、第2高さ位置でY方向の端及び/又はY’方向の端に位置している。半形電極部130cは、その内側の第3電極部110cに接続されている。各第3電極部110cは、Y方向の端の半形電極部130cと、Y’方向の端の半形電極部130cとを有している場合、両半形電極部130cは、Y−Y’方向において対称形状となる。なお、半形電極部130cの少なくとも一方が省略される場合、第3電極部110cが各第3電極100cのY方向の端及び/又はY’方向の端に位置していると良い。半形電極部130cと変形電極部120cとの間の第3電極部110cが省略され、半形電極部130cと変形電極部120cとが互いに接続されていると良い。
タッチ入力装置T1は、A)ベース200a及びベース200bを更に備えた構成(図2A参照)、B)ベース200aを更に備えた構成(図2B参照)、又はC)ベース200a及び絶縁層300を更に備えた構成(図2C参照)とすることが可能である。ベース200a及びベース200bは、ガラス板、樹脂板又は樹脂フィルム等である。ベース200a及びベース200bは、Z方向の面と、Z’方向の面とを各々有している。
A)の場合、ベース200aのZ方向の面上に、上記した何れかの態様で第1電極100a及び第2電極100bが設けられている。ベース200bのZ方向の面上に、上記した何れかの態様で第3電極100cが設けられている。ベース200aのZ’方向の面とベース200bのZ方向の面とが接着層400によって貼り合わされている。なお、ベース200aのZ方向の面が第1高さ位置に位置し、ベース200bのZ方向の面が第2高さ位置に位置している。
B)の場合、ベース200aのZ方向の面上に、上記した何れかの態様で第1電極100a及び第2電極100bが設けられている。ベース200aのZ’方向の面上に、上記した何れかの態様で第3電極100cが設けられている。なお、ベース200aのZ方向の面が第1高さ位置に位置し、ベース200aのZ’方向の面が第2高さ位置に位置している。
C)の場合、ベース200aのZ方向の面上に、上記した何れかの態様で第3電極100cが設けられている。このベース200aのZ方向の面上に、第3電極100cを覆うように絶縁層300が設けられている。絶縁層300のZ方向の面上に、上記した何れかの態様で第1電極100a及び第2電極100bが設けられている。なお、ベース200aのZ方向の面が第2高さ位置に位置し、絶縁層300のZ方向の面が第1高さ位置に位置している。
タッチ入力装置T1は、カバーパネル500を更に備えていても良い。上記A〜Cの何れの場合であっても、カバーパネル500が、ベース200aのZ方向の面に別の接着層400によって貼り合わされていても良いし、カバーパネル500が、ベース200aのZ方向の面よりもZ方向側に配置されていても良い。後者の場合、タッチ入力装置T1は、少なくとも一つの機能層(図示せず)を更に備えていても良い。機能層は、ハードコート層、アンチグレア層、反射防止層、低反射層、保護層、アンチニュートン層、強度保持層、及び/又は防汚層であると良い。機能層は、カバーパネル500とベース200aとの間に介在していていると良い。カバーパネル500が機能層を兼ねていても良い。なお、カバーパネル500及び/又は機能層は省略可能である。
タッチ入力装置T1は、図示しない複数の第1引き出し線と、図示しない少なくとも一つの第2引き出し線と、図示しない複数の第3引き出し線とを更に備えていても良い。第1引き出し線は、第1電極100aに各々接続されている。第2引き出し線は、第2電極100bに接続されている。第3引き出し線は、第3電極100cに各々接続されている。
タッチ入力装置T1は、検出部600(例えば、検出用IC)及び図示しない接続手段を更に備えた構成とすることが可能である。接続手段は、例えば、フレキシブル基板等であって、第1引き出し線、第2引き出し線及び第3引き出し線に各々接続された複数の導電ラインを有している。検出部600は、複数の接続端子を有している。接続端子は、ピン等であって、第1引き出し線、第2引き出し線、第3引き出し線及び接続手段の導電ラインを介して第1電極100a、第2電極100b及び第3電極100cに各々接続されている。
タッチ入力装置T1が自己キャパシタンス方式(Self capacitance type)のタッチセンサである場合、検出対象(指やタッチペン)が第1電極100a、第2電極100b及び第3電極100cのうちの少なくとも一つの電極に接近すると、当該電極と検出対象との間に発生する静電容量が変化し、静電容量の変化に応じて電極の電気信号(電圧又は電流)が変化する。検出部600は、第1電極100a、第2電極100b及び第3電極100cの電気信号(電圧又は電流)を順次検出し、これを閾値と順次比較している。閾値は、検出部600内又は外のメモリに記録されている。検出部600は、少なくとも一つの第1電極100a及び少なくとも一つの第3電極100cの電気信号に閾値以上の変化が生じたときに、当該電気信号を出力した第1電極100a及び第3電極100cの交差部分に検出対象が接近したと判断する一方、少なくとも一つの第3電極100c及び第2電極100bの電気信号に閾値以上の変化が生じたときに、キャンセル処理等を行い、空き領域R1に検出対象が接近したと判断しない構成となっている。なお、自己キャパシタンス方式の検出部600の検出時間は、検出部600が、第1電極100a、第2電極100b及び第3電極100cの電気信号を一巡検出するために要する時間である。
タッチ入力装置T1が相互キャパシタンス方式(Mutual capacitance type)のタッチセンサである場合、第1高さ位置の電極(第1電極100a及び第2電極100b)と第2高さ位置の第3電極100cのうちの一方が駆動電極(ドライブ電極)であり、他方が検出電極(センサ電極)となる。Z−Z’方向で交差する駆動電極と検出電極とが各々静電結合されている。少なくとも一組の交差する駆動電極と検出電極に検出対象が接近すると、当該組の交差する駆動電極と検出電極の間に発生する静電容量が変化し、静電容量の変化に応じて、検出電極の電気信号(電圧又は電流)が変化する構成となっている。検出部600は、駆動電極に順次駆動パルスを供給する一方で、検出電極の電気信号(電圧又は電流)を順次検出し、これを閾値と順次比較している。閾値は、検出部600内又は外のメモリに記録されている。検出部600は、駆動電極に駆動パルスを供給し、検出電極の電子信号を検出し、当該電気信号に閾値以上の変化が生じたときに、当該駆動パルスが供給された電極および電気信号を出力した電極の交差部分に検出対象が接近したと判断する構成となっている。第2電極100bが検出電極である場合、第2電極100bの電気信号に閾値以上の変化が生じたときに、検出部600は、キャンセル処理等を行い、空き領域R1に検出対象が接近したと判断しない構成とすると良い。第2電極100bが駆動電極である場合、検出部600は、第2電極100bに駆動パルスを供給し、且つ第3電極100c(検出電極)の電気信号に閾値以上の変化が生じたときに、検出部600は、キャンセル処理等を行い、駆動パルスを供給した第2電極100bが位置する空き領域R1に検出対象が接近したと判断しない構成とすると良い。なお、相互キャパシタンス方式の検出部600の検出時間は、検出部600が、検出電極の電気信号(電圧又は電流)を一巡検出するために要する時間である。
タッチ入力装置T1は、以下の第1タッチと第2タッチとを識別することができる。第1タッチは、検出対象(例えば、一本の指)が空き領域R1、空き領域R1に対してY方向側の領域(以下、単にY方向側の領域とも称する。)及び空き領域R1に対してY’方向側の領域(以下、単にY’方向側の領域とも称する。)に跨がって接近したことである。第2タッチは、二つの検出対象(例えば、二本の指)が、空き領域R1を避けるように、Y方向側の領域及びY’方向側の領域に略同時に接近したことである。なお、Y方向側の領域及びY’方向側の領域は、上記センシング領域の一部の領域である。
タッチ入力装置T1が自己キャパシタンス方式の場合において、第1タッチがなされるとき、指が、空き領域R1、Y方向側の領域及びY’方向側の領域に接近する。この場合、下記1)〜3)の通りとなる。1)Z方向から見て空き領域R1内に位置する第2電極100bの電気信号、及び同領域内に変形電極部120c又は第3電極部110cが位置する第3電極100cの少なくとも一つの電気信号が閾値以上に変化する。2)Z方向から見てY方向側の領域内に位置する第1電極100aの少なくとも一つの電気信号、及び同領域内に第3電極部110cが位置する第3電極100cの少なくとも一つの電気信号が閾値以上に変化する。3)Z方向から見てY’方向側の領域内に位置する第1電極100aの少なくとも一つの電気信号、及び同領域内に第3電極部110cが位置する第3電極100cの少なくとも一つの電気信号が閾値以上に変化する。検出部600は、上記1)〜3)の電気信号が閾値以上に変化したときに、第1タッチがなされたと判断する。
タッチ入力装置T1が相互キャパシタンス方式の場合において、第1タッチがなされるとき、指が、空き領域R1、Y方向側の領域及びY’方向側の領域に接近する。この場合、下記4)〜6)の通りとなる。4)Z方向から見て空き領域R1内に位置する第2電極100b(検出電極)の電気信号、又は同領域内に変形電極部120c又は第3電極部110cが位置する第3電極100c(検出電極)の少なくとも一つの電気信号が閾値以上に変化する。5)Z方向から見てY方向側の領域内に位置する第1電極100a(検出電極)の少なくとも一つの電気信号、又は同領域内に第3電極部110cが位置する第3電極100c(検出電極)の少なくとも一つの電気信号が閾値以上に変化する。6)Z方向から見てY’方向側の領域内に位置する第1電極100a(検出電極)の少なくとも一つの電気信号、又は同領域内に第3電極部110cが位置する第3電極100c(検出電極)の少なくとも一つの電気信号が閾値以上に変化する。検出部600は、上記4)〜6)の電気信号が閾値以上に変化したときに、第1タッチがなされたと判断する。
タッチ入力装置T1が自己キャパシタンス方式の場合において、第2タッチがなされるとき、指が、Y方向側の領域及びY’方向側の領域に接近する。この場合、上記2)及び3)の通りとなる。検出部600は、上記2)及び3)の電気信号が閾値以上に変化したときに、第2タッチがなされたと判断する。
タッチ入力装置T1が相互キャパシタンス方式の場合において、第2タッチがなされるとき、指が、Y方向側の領域及びY’方向側の領域に接近する。この場合、上記5)及び6)の通りとなる。検出部600は、上記5)及び6)の電気信号が閾値以上に変化したときに、第2タッチがなされたと判断する。
以上のようなタッチ入力装置T1は、以下の技術的特徴を有している。第1に、上記した通り、タッチ入力装置T1は、少なくとも一つの第2電極100bの存在によって、少なくとも第1電極100a一つ分、電極数を減らすことができる。その結果、第1電極100aに接続される少なくとも一つの第1引き出し線及び検出部600の少なくとも一つの接続端子を省略することができる。よって、検出部600が接続手段(フレキシブル基板等)上に実装される場合、検出部600の実装面積を低減することができる。また、電極数が減ることで、検出部600の処理時間を短くすることができる。
第2に、タッチ入力装置T1は、上記の通り第1タッチと第2タッチとを識別することができる。
第3に、第3電極100cが変形電極部120cを有している場合、第3電極部110cの数を減らすことができる。その理由は以下の通りである。変形電極部120cでは、第1部121cのY−Y’方向の寸法と第2部122cのY−Y’方向の寸法との比率は、第2電極100bのY−Y’方向の寸法と第1電極100aのY−Y’方向の寸法との比率と略同じである。よって、変形電極部120cのY−Y’方向の寸法は、第3電極部110cのY−Y’方向の寸法よりも大きくなるからである。
以下、本発明の実施例2に係るタッチ入力装置T1’について図4を参照しつつ説明する。タッチ入力装置T1’は、以下の相違点1)及び2)以外、タッチ入力装置T1と同様の構成となっている。相違点1)は少なくとも一つの空き領域R1’及び第2電極100bの位置がタッチ入力装置T1の空き領域R1及び第2電極100bの位置と相違していることにある。相違点2)は、第3電極100c’の構成が、タッチ入力装置T1の第3電極100cの構成と相違することである。以下、その相違点について詳しく説明し、タッチ入力装置T1’の説明のうち、タッチ入力装置T1と重複する説明については省略する。図4には、図1と同様にY−Y’方向及びX−X’方向が示されている。Z−Z’方向については、図2A〜図2Cを借りて参照する。
少なくとも一つの空き領域R1’は、二つの第1電極100aの間ではなく、Y方向の端の第1電極100aに対してY方向側の隣及び/又はY’方向の端の第1電極100aに対してY’方向の隣に設けられている。
少なくとも一つの第2電極100bは、二つの第1電極100aの間ではなく、Y方向の端の第1電極100aのY方向側の隣(Y方向側の空き領域R1’内)及び/又はY’方向の端の第1電極100aのY’方向の隣(Y’方向側の空き領域R1’内)に配置されている。
各第3電極100c’は、複数の第3電極部110c及び少なくとも一つの変形電極部120cに加えて、少なくとも一つの変形電極部140cを更に有する構成とすることが可能である。少なくとも一つの変形電極部140cは、変形電極部120cの第1部121cと同じ形状であって、各第3電極100c’において、Y方向の端及び/又はY’方向の端に位置していると良い。変形電極部140cは、その内側の変形電極部120cに接続されている。各第3電極100c’は、Y’方向の端の変形電極部140cと、Y方向の端の変形電極部120cとを有している場合、両変形電極部140cは、Y−Y’方向において対称形状である。なお、変形電極部140cは省略可能である。この場合、変形電極部140cの代りに、変形電極部120c又は第3電極部110cが設けられていても良い。
上記したタッチ入力装置T1’は、タッチ入力装置T1と同様の技術的効果を得ることができる。
以下、本発明の実施例3を含む複数の実施例に係るタッチ入力装置T2について図5〜図7Bを参照しつつ説明する。タッチ入力装置T2は、複数の第4電極100dと、複数の第5電極100eとを備えている。図5及び図6Aには、実施例3のタッチパネルT2が示されており、図6Bには、実施例3のタッチパネルT2の第1変形例が示されており、図6Cには、実施例3のタッチパネルT2の第2変形例が示されている。図7Aは、実施例3、第1変形例および第2変形例のタッチパネルT2の第4電極の配置が示され、図7Bには、実施例3、第1変形例および第2変形例のタッチパネルT2の第5電極の配置が示されている。
図5〜図7Bに示すY−Y’方向は、特許請求の範囲の第1方向に相当する。図5、図7A及び図7Bに示すX−X’方向は、特許請求の範囲の第2方向に相当する。X−X’方向はY−Y’方向に交差していれば良い。図5、図7A及び図7Bでは、X−X’方向はY−Y’方向に直交している。図6A〜図6Cに示すZ−Z’方向は、特許請求の範囲の第3方向に相当する。Z−Z’方向は、Y−Y’方向及びX−X’方向に直交している。なお、図5、図7A及び図7Bでは、第4電極100d及び第5電極100eを区別し易くするために、第4電極100d及び第5電極100eに異なるドットを付しているが、第4電極100d及び第5電極100eにドットの模様が入っているわけではないことに留意されたい。
第4電極100dは、次の相違点を除いて、第1電極100aと同様の構成とすることが可能であり且つ同様に配置することが可能である。各第4電極100dは、X−X’方向に延びた帯状とすることが可能である。又は、各第4電極100dは、複数の第4電極部110dを有する構成とすることが可能である。各第4電極100dは、少なくとも一つの半形電極部120dを更に有する構成とすることが可能である。
第4電極100dのうち二つの第4電極100dの間には、空き領域R2が設けられている。空き領域R2内には第4電極100dが存在しない。第4電極100dのうち二つの第4電極100dが複数組ある場合、この複数組の二つの第4電極100dの間に各々空き領域R2が設けられていると良い。図5及び図7Aでは、空き領域R2が、第4電極100dのうち二つの第4電極100dの間及び別の二つの第4電極100dの間に設けられている。
第4電極100dのY−Y’方向の寸法がW3であり、空き領域R2のY−Y’方向の寸法がW4であるとき、下記1)及び2)の何れかとすることが可能である。1)W4は、W3の2倍以上である。この場合、空き領域R2は単複を問わない。例えば、W4がW3の2倍である場合における第4電極100dの総数と、第4電極100dのみを第1高さ位置でY−Y’方向に等間隔で配置した場合(以下、比較例と称する。)における第4電極100dの総数とを対比すると、少なくとも一つの空き領域R2の存在により、前者が後者に比べて第4電極100dの数が一本分少なくなる。W4がW3の3倍である場合における第4電極100dの総数と、比較例における第4電極100dの総数とを対比すると、少なくとも一つの空き領域R2の存在により、前者が後者に比べて第4電極100dの数が二本分少なくなる。W4がW3の4倍である場合における第4電極100dの総数と、比較例における第4電極100dの総数とを対比すると、少なくとも一つの空き領域R2の存在により、前者が後者に比べて第4電極100dの数が三本分少なくなる。
2)空き領域R2が複数であり、且つW4はW3の1倍を超過し、2倍未満である場合、W4×空き領域R2の数≧W3×空き領域R2の数+W3である。例えば、W3が1mmであり、W4が1.2mmであり且つ空き領域R2の数が5である場合、1.2×5≧1×5+1となる。W3が1mmであり、W4が1.5mmであり且つ空き領域R2の数が2である場合、1.5×2≧1×2+1となる。これらの場合における第4電極100dの総数と、比較例における第4電極100dの総数とを比較しても、複数の空き領域R2の存在により、前者が後者に比べて第4電極100dの数が一本分少なくなる。
なお、第1高さ位置で第4電極100dが配置される電極領域が検出対象(指やタッチペン)のタッチ入力装置T2に対する接近(タッチを含む。)を検出するためのセンシング領域である。空き領域R2は、検出対象(指やタッチペン)のタッチ入力装置T2に対する接近(タッチを含む。)を非検出とするための領域である。
第5電極100eはY−Y’方向に延びている。第5電極100eは、第2高さ位置でX−X’方向に間隔をあけて配置されている。第2高さ位置は、Z−Z’方向において第1高さ位置と相違している。第5電極100eの間の間隔は、等間隔とすることが可能であるが、これに限定されない。第5電極100eは互いに非接触である。第5電極100eは、第4電極100dに対して交差していると良く、直交していても良い。
第4電極100dがX−X’方向に延びた帯状である場合、各第5電極100eは、Y−Y’方向に延びた帯状とすることが可能である。第4電極100dが第4電極部110dを有している場合、各第5電極100eは、複数の第5電極部110eを有する構成とすることが可能である。
各第5電極100eにおいて、第5電極部110eは第2高さ位置でY−Y’方向に並んでおり且つ第5電極部110eのうちY−Y’方向で隣り合う第5電極部110e同士が接続されている。第5電極部110eの形状は、任意に決定することができる。例えば、第5電極部110eは、菱形(図5及び図7A参照)、菱形を除く多角形又は円形等とすることが可能である。
各第5電極部110eは、第1高さ位置で隣り合う複数の第4電極部110dの間に配置されている。より具体的には、第5電極部110eは、第1高さ位置で隣り合う四つの第4電極部110d(第4電極100dの二つの第4電極部110dとその隣の第4電極100dの二つの第4電極部110d)の間の空間のZ’方向側に配置されている。第4電極100dが半形電極部120dを有している場合、X方向の端及び/又はX’方向の端に位置する第5電極部110eは、第1高さ位置で隣り合う二つの第4電極部110d及び二つの半形電極部120d(第4電極100dの第4電極部110d及び半形電極部120dとその隣の第4電極100dの第4電極部110d及び半形電極部120d)の間の空間のZ’方向側に配置されている。
各第5電極100eは、第5電極部110eに加えて、少なくとも二つの半形電極部120e及び少なくとも一つの接続部130eを更に有する構成とすることが可能である。半形電極部120eは、第5電極部110eの略半分の形(図7B参照)であって、第2高さ位置で空き領域R2に対してY方向側及びY’方向側に各々配置されている。半形電極部120eは、Y方向側及びY’方向側の隣の第5電極部110eに各々接続されている。Y方向側の半形電極部120eと、Y’方向側の半形電極部120eとは、Y−Y’方向において対称形状となる。各半形電極部120eは、第1高さ位置で隣り合う二つの第4電極部110dと空き領域R2との間の空間のZ’方向側に配置されていると良い。第4電極100dが半形電極部120dを有している場合、X方向の端及び/又はX’方向の端に位置する半形電極部120eは、第1高さ位置で隣り合う第4電極部110d及び半形電極部120dと空き領域R2との間の空間のZ’方向側に配置されていると良い。
少なくとも一つの接続部130eは、空き領域R2内に位置しており且つ二つの半形電極部120eを接続している。接続部130eのX−X’方向の寸法は、少なくとも第5電極部110eのX−X’方向の寸法よりも小さい。接続部130eのX−X’方向の寸法は、半形電極部120eのX−X’方向の寸法よりも小さくても良い。但し、タッチ入力装置T2が相互キャパシタンス方式である場合、空き領域R2には、第4電極100dが存在しない。すなわち、空き領域R2には、接続部130eの対となる電極が存在しないため、接続部130eのX−X’方向の寸法に制約はなく、任意に決定することが可能である。タッチ入力装置T1が自己キャパシタンス方式である場合、接続部130e自体が空き領域R2で検出対象の接近を検出する電極部として機能し得る。そのため、第5電極部110eにおける静電容量変化の最大値(すなわち、第5電極100eの電気信号変化の最大値)のX%を、後述する検出部600’の閾値に設定するとき、接続部130eのX−X’方向の寸法は、第5電極部110eのX−X’方向の寸法のX%未満とすると良い。例えば、第5電極部110eにおける静電容量変化の最大値(すなわち、第5電極100eの電気信号変化の最大値)の50%を検出部600’の閾値に設定したとき、接続部130eのX−X’方向の寸法が、第5電極100eの寸法の半分未満(50%未満)とすることができる。この場合、仮に空き領域R2に検出対象が接近し、接続部130e分の静電容量(第5電極100eの電気信号)が最大値まで変化したとしても、その値が閾値に満たない。このため、検出部600’は、空き領域R2に対して検出対象が接近したと判断しない。
各第5電極100eは、少なくとも一つの半形電極部140eを更に有する構成とすることが可能である。少なくとも一つの半形電極部140eは、第5電極部110eの略半分の形(図7B参照)であって、第2高さ位置でY方向の端及び/又はY’方向の端に位置している。半形電極部140eは、その内側の第5電極部110eに接続されている。各第5電極100eは、Y方向の端の半形電極部140eと、Y’方向の端の半形電極部140eとを有している場合、両半形電極部140eは、Y−Y’方向において対称形状となる。なお、半形電極部140eの少なくとも一方が省略され、第5電極部110eが各第5電極100eのY方向の端及び/又はY’方向の端に位置していても良い。半形電極部140eと半形電極部120eとの間の第5電極部110eが省略され、半形電極部140eと半形電極部120eとが互いに接続されていても良い。
タッチ入力装置T2は、タッチ入力装置T1と同様に、A)(図6A参照)、B(図6B参照))又はC)(図6C参照)を更に備えた構成とすることが可能である。
A)の場合、ベース200aのZ方向の面上に、上記した何れかの態様で第4電極100dが設けられている。ベース200bのZ方向の面上に、上記した何れかの態様で第5電極100eが設けられている。ベース200aのZ’方向の面とベース200bのZ方向の面とが接着層400によって貼り合わされている。なお、ベース200aのZ方向の面が第1高さ位置に位置し、ベース200bのZ方向の面が第2高さ位置に位置している。
B)の場合、ベース200aのZ方向の面上に、上記した何れかの態様で第4電極100dが設けられている。ベース200aのZ’方向の面上に、上記した何れかの態様で第5電極100eが設けられている。なお、ベース200aのZ方向の面が第1高さ位置に位置し、ベース200aのZ’方向の面が第2高さ位置に位置している。
C)の場合、ベース200aのZ方向の面上に、上記した何れかの態様で第5電極100eが設けられている。このベース200aのZ方向の面上に、第5電極100eを覆うように絶縁層300が設けられている。絶縁層300のZ方向の面上に、上記した何れかの態様で第4電極100dが設けられている。なお、ベース200aのZ方向の面が第2高さ位置に位置し、絶縁層300のZ方向の面が第1高さ位置に位置している。
タッチ入力装置T2はカバーパネル500を更に備えていても良い。カバーパネル500は、タッチ入力装置T1の記載の通りである。タッチ入力装置T2は、少なくとも一つの機能層を備えていても良い。機能層も、タッチ入力装置T1の記載の通りである。タッチ入力装置T2は、図示しない複数の第4引き出し線と、図示しない複数の第5引き出し線とを更に備えていても良い。第4引き出し線は、第4電極100dに各々接続されている。第5引き出し線は、第5電極100eに各々接続されている。タッチ入力装置T2は、検出部600’(例えば、検出用IC)及び図示しない接続手段を更に備えた構成とすることが可能である。接続手段は、例えば、フレキシブル基板等であって、第4引き出し線及び第5引き出し線に各々接続された複数の導電ラインを有している。検出部600’は、複数の接続端子を有している。接続端子は、ピン等であって、第4引き出し線、第5引き出し線及び接続手段の導電ラインを介して第4電極100d及び第5電極100eに各々接続されている。
タッチ入力装置T2が自己キャパシタンス方式(Self capacitance type)のタッチセンサである場合、検出対象(指やタッチペン)が第4電極100d及び第5電極100eのうちの少なくとも一つの電極に接近すると、当該電極と検出対象との間に発生する静電容量が変化し、静電容量の変化に応じて電極の電気信号(電圧又は電流)が変化する。検出部600’は、第4電極100d及び第5電極100eの電気信号(電圧又は電流)を順次検出し、これを閾値と順次比較している。閾値は、検出部600’内又は外のメモリに記録されている。検出部600’は、少なくとも一つの第4電極100d及び少なくとも一つの第5電極100eの電気信号に閾値以上の変化が生じたときに、当該電気信号を出力した第4電極100d及び第5電極100eの交差部分に検出対象が接近したと判断する構成となっている。検出部600’は、空き領域R2に検出対象が接近しても、第4電極100dの電気信号の変化を検出することはできず、且つ第5電極100eの電気信号の変化を検出することはできても、その値が閾値に満たない。なお、自己キャパシタンス方式の検出部600’の検出時間は、検出部600’が、第4電極100d及び第5電極100eの電気信号を一巡検出するために要する時間である。
タッチ入力装置T2が相互キャパシタンス方式(Mutual capacitance type)のタッチセンサである場合、第4電極100dと第5電極100eのうちの一方が駆動電極(ドライブ電極)であり、他方が検出電極(センサ電極)となる。Z−Z’方向で交差する駆動電極と検出電極とが各々静電結合されている。少なくとも一組の交差する駆動電極と検出電極に検出対象が接近すると、当該組の交差する駆動電極と検出電極の間に発生する静電容量が変化し、静電容量の変化に応じて、検出電極の電気信号(電圧又は電流)が変化する構成となっている。検出部600’は、駆動電極に順次駆動パルスを供給する一方で、検出電極の電気信号(電圧又は電流)を順次検出し、これを閾値と順次比較している。閾値は、検出部600’内又は外のメモリに記録されている。検出部600’は、検出した電気信号に閾値以上の変化が生じたときに、当該駆動パルスが供給された駆動電極および電気信号を出力した電極の交差部分に検出対象が接近したと判断する構成となっている。検出部600’は、空き領域R2に検出対象が接近しても、検出電極の電気信号の変化を検出することはできない。なお、相互キャパシタンス方式の検出部600’の検出時間は、検出部600’が、検出電極の電気信号(電圧又は電流)を一巡検出するために要する時間である。
以上のようなタッチ入力装置T2は、以下の技術的特徴を有している。第1に、上記した通り、タッチ入力装置T2は、少なくとも一つの空き領域R2の存在によって、少なくとも第4電極100d一つ分、電極数を減らすことができる。その結果、タッチ入力装置T2は、タッチ入力装置T1と同様の効果を得ることができる。
第2に、タッチ入力装置T2は、空き領域R2において検出対象の接近を誤検出する可能性を低減することができる。その理由は以下の通りである。空き領域R2内には、第4電極100dが存在せず、且つ第5電極100eの接続部130eのみが存在している。接続部130eのX−X’方向の寸法は、少なくとも第5電極部110eのX−X’方向の寸法よりも小さい。よって、タッチ入力装置T2が自己キャパシタンス方式のタッチセンサである場合、検出対象が接続部130eに接近したとしても、検出対象と接続部130eとが静電結合し難い。タッチ入力装置T2が相互キャパシタンス方式のタッチセンサである場合、接続部130eに静電結合する第4電極100dが存在しないので、空き領域R2で検出対象の接近が誤検出されることはない。
第3に、タッチ入力装置T2は曲げやすい。上記の通り、空き領域R2には、接続部130eのみが存在するだけであるので、タッチ入力装置T2の空き領域R2に対応する部分が曲げやすくなる。特に、タッチ入力装置T2の空き領域R2に対応する部分に孔抜き加工を行い、当該部分に孔を形成することによって、タッチ入力装置T2の曲げやすさが向上する。具体的には、孔は、タッチ入力装置T2のカバーパネル500、ベース200a、ベース200b、絶縁層300、接着層400及び機能層の少なくとも一つの空き領域R2に対応する部分に形成されることになる。
以下、本発明の実施例4に係るタッチ入力装置T2’について図8を参照しつつ説明する。タッチ入力装置T2’は、以下の相違点1)及び2)以外、タッチ入力装置T2と同様の構成となっている。相違点1)は少なくとも一つの空き領域R2’の位置がタッチ入力装置T2の空き領域R2の位置と相違していることにある。相違点2)は、第5電極100e’の構成が、タッチ入力装置T2の第5電極100eの構成と相違することである。以下、その相違点について詳しく説明し、タッチ入力装置T2’の説明のうち、タッチ入力装置T2と重複する説明については省略する。図8には、図5と同様にY−Y’方向及びX−X’方向が示されている。Z−Z’方向については、図6A〜図6Cを借りて参照する。
少なくとも一つの空き領域R2’は、二つの第4電極100dの間ではなく、Y方向の端の第4電極100dに対してY方向側の隣及び/又はY’方向の端の第4電極100dに対してY’方向の隣に設けられている。
各第5電極100e’は、複数の第5電極部110e、少なくとも一つの半形電極部120e及び少なくとも一つの接続部130eを有する構成とすることが可能である。接続部130eは、Y方向及びY’方向の何れか一方の第1端と、他方の第2端とを有している。接続部130eの第1端は半形電極部120eに接続されているが、第2端は接続されていない。接続部130eの第2端が第5引き出し線に接続されていても良い。各第5電極100e’において、接続部130eがY方向の端及び/又はY’方向の端に位置している。各第5電極100e’においても、半形電極部120eの代りに、第5電極部110eが設けられていても良い。この場合、接続部130eは、その内側の第5電極部110eに接続されている。
上記したタッチ入力装置T2’は、タッチ入力装置T2と同様の技術的効果を得ることができる。
なお、上記したタッチ入力装置は、上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載範囲において任意に設計変更することが可能である。
なお、上記実施例の各態様及び設計変形例におけるタッチ入力装置の各構成要素を構成する素材、形状、寸法、数及び配置等はその一例を説明したものであって、同様の機能を実現し得る限り任意に設計変更することが可能である。上記した実施例の各態様及び設計変更例は、互いに矛盾しない限り、相互に組み合わせることが可能である。なお、本発明の第1方向は、本発明の第1電極が間隔をあけて配置される方向である限り任意に設定可能である。本発明の第2方向は、第1方向に交差する限り任意に設定可能である。本発明の第3方向は、第1方向及び第2方向に直交する限り任意に設定することができる。
T1、T1’:タッチ入力装置
100a:第1電極
110a:第1電極部
120a:半形電極部
R1、R1’:空き領域
100b:第2電極
110b:第2電極部
120b:半形電極部
100c:第3電極
110c:第3電極部
120c:変形電極部
121c:第1部
122c:第2部
130c:半形電極部
T2、T2’:タッチ入力装置
100d:第4電極
110d:第4電極部
120d:半形電極部
R2、R2’:空き領域
100e、100e’:第5電極
110e:第5電極部
120e:半形電極部
130e:接続部
140e:半形電極部
200a:ベース
200b:ベース
300:絶縁層
400:接着層
500:カバーパネル
600、600’:検出部

Claims (5)

  1. 第1高さ位置で第1方向に間隔をあけて配置された複数の第1電極と、
    前記第1高さ位置で空き領域に配置された少なくとも一つの第2電極であって、前記空き領域が、前記第1電極のうちの二つの第1電極の間又は前記第1電極のうちの端に位置する第1電極の前記第1方向の隣に設けられている前記第2電極と、
    第2高さ位置で前記第1方向に交差する第2方向に間隔をあけて配置されており、且つ前記第1電極及び前記第2電極と交差した複数の第3電極とを備えており、
    前記第1高さ位置及び前記第2高さ位置は、前記第1方向及び前記第2方向に直交する第3方向において互いに異なる高さ位置であり、
    前記第1電極の前記第1方向の寸法がW1であり、前記第2電極の前記第1方向の寸法がW2であるとき、下記1)及び2)の何れかであり、
    1)W2はW1の2倍以上であり、
    2)前記第2電極が複数であり、且つW2はW1の1倍を超過し、2倍未満である場合、W2×前記第2電極の数≧W1×前記第2電極の数+W1であるタッチ入力装置。
  2. 請求項1記載のタッチ入力装置において、
    前記第1電極は、複数の第1電極部を各々有しており、各前記第1電極において、前記第1電極部が前記第1高さ位置で前記第2方向に並んでおり且つ前記第1電極部のうち前記第2方向で隣り合う第1電極部同士が接続されており、
    前記第2電極は、複数の第2電極部を有しており、前記第2電極部が前記第1高さ位置で前記第2方向に並んでおり且つ前記第2電極部のうち前記第2方向で隣り合う第2電極部同士が接続されており、
    前記第3電極は、複数の第3電極部を各々有しており、各前記第3電極において、前記第3電極部が前記第2高さ位置で前記第1方向に並んでおり且つ前記第3電極部のうち前記第1方向で隣り合う第3電極部同士が接続されているタッチ入力装置。
  3. 請求項2記載のタッチ入力装置において、
    前記第3電極部は、前記第1高さ位置で隣り合う複数の前記第1電極部の間の空間に対して前記第3方向の一方側に配置されており、
    前記第3電極は、変形電極部を各々更に有しており、
    前記変形電極部は、前記第1高さ位置で隣り合う二つの前記第2電極部及び二つの前記第1電極部の間の空間に対して前記第3方向の一方側に配置されており且つ当該変形電極部の隣の前記第3電極部に接続されており、
    前記変形電極部は、第1部及び第2部を有しており、
    前記第1部は、前記変形電極部の前記第2電極部側の部分であり、
    前記第2部は、前記変形電極部の前記第1部以外の部分であり、
    前記変形電極部の前記第1部の前記第1方向の寸法と前記変形電極部の前記第2部の前記第1方向の寸法との比率は、前記第2電極の前記第1方向の寸法と前記第1電極の前記第1方向の寸法との比率と略同じであるタッチ入力装置。
  4. 第1高さ位置で第1方向に間隔をあけて配置された複数の第4電極と、
    第2高さ位置で前記第1方向に交差する第2方向に間隔をあけて配置されており且つ前記第4電極と交差した複数の第5電極とを備えており、
    前記第1高さ位置及び前記第2高さ位置は、前記第1方向及び前記第2方向に直交する第3方向において互いに異なる高さ位置であり、
    前記第4電極のうちの二つの第4電極の間又は前記第4電極のうちの端に位置する一つの第4電極の第1方向の隣に、前記第4電極が存在しない空き領域が設けられており、
    前記第4電極の前記第1方向の寸法がW3であり、前記空き領域の前記第1方向の寸法がW4であるとき、下記1)及び2)の何れかであり、
    1)W4は、W3の2倍以上であり、
    2)前記空き領域が複数であり、且つW4はW3の1倍を超過し、2倍未満である場合、W4×前記空き領域の数≧W3×前記空き領域の数+W3であるタッチ入力装置。
  5. 請求項4に記載の入力装置において、
    前記第4電極は、複数の第4電極部を各々有しており、各前記第4電極において、前記第4電極部は、前記第1高さ位置で前記第2方向に並んでおり且つ前記第4電極部のうち前記第2方向で隣り合う第4電極部同士が接続されており、
    前記第5電極は、複数の第5電極部と、
    少なくとも一つの接続部とを各々有しており、
    各前記第5電極において、前記第5電極部は、前記第2高さ位置で前記空き領域外に位置するように、前記第1方向に並んでおり且つ前記第5電極部のうち隣り合う第5電極部同士が接続されており、前記第5電極部は、前記第1高さ位置で隣り合う複数の前記第4電極部の間の空間に対して前記第3方向の一方側に配置されており、
    前記接続部は、前記第2高さ位置で前記空き領域内に位置しており、前記接続部の前記第2方向の寸法が、前記第5電極部の前記第2方向の寸法よりも小さいタッチ入力装置。
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