JP5640999B2 - 低速回転機械の軸受の異常診断方法、装置及びプログラム - Google Patents
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Description
また、本発明の低速回転機械の軸受の異常診断方法の他の特徴とするところは、前記検出センサにより検出される軸力を前記関係式にあてはめて前記回転軸が受ける荷重の時間推移を求め、前記回転軸が受ける荷重の時間推移に従って所定の寿命計算式により寿命を求め、前記回転軸に荷重が作用した時間が前記寿命を超えた場合、前記軸受の寿命に達したと診断する点にある。この場合に、前記回転軸が受ける荷重の時間推移において発生している各荷重Pi(i=1〜N)について前記所定の寿命計算式により寿命Lhiを求め、前記各荷重Piが作用した時間をhiとして、次式で表わされる疲労損傷度Dを求め、
D=Σ(hi/Lhi)(Σはi=1〜Nまでの積算)
前記疲労損傷度Dが1を超えた場合、前記軸受の寿命に達したと診断するようにしてもよい。
また、本発明の低速回転機械の軸受の異常診断方法の他の特徴とするところは、前記検出センサにより検出される軸力を前記関係式にあてはめて前記回転軸が受ける荷重を求め、前記回転軸が受ける荷重から前記軸受にかかる荷重を求め、前記軸受にかかる荷重が所定の閾値を超えた場合、前記軸受が損傷したと診断する点にある。
また、本発明の低速回転機械の軸受の異常診断方法の他の特徴とするところは、前記検出センサは、前記ボルトのボルトヘッドと前記軸受のハウジングとの間又は前記軸受のハウジングと前記基材との間に介在させたワッシャ型ロードセル又はシート型センサである点にある。
また、本発明の低速回転機械の軸受の異常診断方法の他の特徴とするところは、前記回転軸は連続鋳造機におけるロール、前記軸受が前記ロールの端部を支持する転がり軸受である点にある。
本発明の低速回転機械の軸受の異常診断装置は、回転軸の所定の部位を軸受により回転可能に支持する構成で、前記所定の部位の軸径がφ50mm以上、dn値が700以下である低速回転機械の軸受の異常診断装置であって、前記軸受のハウジングを基材に固定するボルトに作用する軸力を検出する検出センサを用いて予め設定された、前記検出センサにより検出される軸力と前記回転軸が受ける荷重との関係式を記憶する記憶手段と、前記検出センサにより検出される軸力を前記関係式にあてはめて前記回転軸が受ける荷重を求め、前記軸受の寿命推定と最大荷重に基づく異常診断を行う診断手段とを備えたことを特徴とする。
本発明のプログラムは、回転軸の所定の部位を軸受により回転可能に支持する構成で、前記所定の部位の軸径がφ50mm以上、dn値が700以下である低速回転機械の軸受の異常診断を行うためのプログラムであって、前記軸受のハウジングを基材に固定するボルトに作用する軸力を検出する検出センサを用いて予め設定された、前記検出センサにより検出される軸力と前記回転軸が受ける荷重との関係式を記憶する記憶手段と、前記検出センサにより検出される軸力を前記関係式にあてはめて前記回転軸が受ける荷重を求め、前記軸受の寿命推定と最大荷重に基づく異常診断を行う診断手段としてコンピュータを機能させる。
本実施形態では、本発明を適用可能な低速回転機械として連続鋳造機を例に説明する。図1は、連続鋳造機10の概略構成を示す図である。連続鋳造機10は、不図示の取鍋、タンディッシュ11、モールド13、鋳片16を通過させるために対向配置される複数のロール14、不図示の鋳片切断機等から構成される。
Pr=p×l×(B−2S)×η ・・・(1)
で求めることができる。これにより、図6に示すように2点(Pb0,0)、(Pb1,Pr1)が得られるので、関係式Pr=a×Pb+bを得ることができる。なお、図6に示す関係式は一例に過ぎず、ワッシャ型ロードセル19の位置等によって定数a、bは異なったものとなり、傾きaが負の一次式や高次の関数となることもありえる。
D=Σ(hi/Lhi) ・・・(3)
この疲労損傷度Dが1を超えた場合、転がり軸受17の寿命に達したと診断する。
Claims (8)
- 回転軸の所定の部位を軸受により回転可能に支持する構成で、前記所定の部位の軸径がφ50mm以上、dn値が700以下である低速回転機械の軸受の異常診断方法であって、
前記軸受のハウジングを基材に固定するボルトに作用する軸力を検出する検出センサを用いて、前記検出センサにより検出される軸力と前記回転軸が受ける荷重との関係式を設定しておき、
前記検出センサにより検出される軸力を前記関係式にあてはめて前記回転軸が受ける荷重を求め、前記軸受の寿命推定と最大荷重に基づく異常診断を行うことを特徴とする低速回転機械の軸受の異常診断方法。 - 前記検出センサにより検出される軸力を前記関係式にあてはめて前記回転軸が受ける荷重の時間推移を求め、
前記回転軸が受ける荷重の時間推移に従って所定の寿命計算式により寿命を求め、
前記回転軸に荷重が作用した時間が前記寿命を超えた場合、前記軸受の寿命に達したと診断することを特徴とする請求項1に記載の低速回転機械の軸受の異常診断方法。 - 前記回転軸が受ける荷重の時間推移において発生している各荷重Pi(i=1〜N)について前記所定の寿命計算式により寿命Lhiを求め、
前記各荷重Piが作用した時間をhiとして、次式で表わされる疲労損傷度Dを求め、
D=Σ(hi/Lhi)(Σはi=1〜Nまでの積算)
前記疲労損傷度Dが1を超えた場合、前記軸受の寿命に達したと診断することを特徴とする請求項2に記載の低速回転機械の軸受の異常診断方法。 - 前記検出センサにより検出される軸力を前記関係式にあてはめて前記回転軸が受ける荷重を求め、
前記回転軸が受ける荷重から前記軸受にかかる荷重を求め、
前記軸受にかかる荷重が所定の閾値を超えた場合、前記軸受が損傷したと診断することを特徴とする請求項1に記載の低速回転機械の軸受の異常診断方法。 - 前記検出センサは、前記ボルトのボルトヘッドと前記軸受のハウジングとの間又は前記軸受のハウジングと前記基材との間に介在させたワッシャ型ロードセル又はシート型センサであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の低速回転機械の軸受の異常診断方法。
- 前記回転軸は連続鋳造機におけるロール、前記軸受が前記ロールの端部を支持する転がり軸受であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の低速回転機械の軸受の異常診断方法。
- 回転軸の所定の部位を軸受により回転可能に支持する構成で、前記所定の部位の軸径がφ50mm以上、dn値が700以下である低速回転機械の軸受の異常診断装置であって、
前記軸受のハウジングを基材に固定するボルトに作用する軸力を検出する検出センサを用いて予め設定された、前記検出センサにより検出される軸力と前記回転軸が受ける荷重との関係式を記憶する記憶手段と、
前記検出センサにより検出される軸力を前記関係式にあてはめて前記回転軸が受ける荷重を求め、前記軸受の寿命推定と最大荷重に基づく異常診断を行う診断手段とを備えたことを特徴とする低速回転機械の軸受の異常診断装置。 - 回転軸の所定の部位を軸受により回転可能に支持する構成で、前記所定の部位の軸径がφ50mm以上、dn値が700以下である低速回転機械の軸受の異常診断を行うためのプログラムであって、
前記軸受のハウジングを基材に固定するボルトに作用する軸力を検出する検出センサを用いて予め設定された、前記検出センサにより検出される軸力と前記回転軸が受ける荷重との関係式を記憶する記憶手段と、
前記検出センサにより検出される軸力を前記関係式にあてはめて前記回転軸が受ける荷重を求め、前記軸受の寿命推定と最大荷重に基づく異常診断を行う診断手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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JP2012019964A JP5640999B2 (ja) | 2012-02-01 | 2012-02-01 | 低速回転機械の軸受の異常診断方法、装置及びプログラム |
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JP2012019964A JP5640999B2 (ja) | 2012-02-01 | 2012-02-01 | 低速回転機械の軸受の異常診断方法、装置及びプログラム |
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JP2013160519A JP2013160519A (ja) | 2013-08-19 |
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