JP5640947B2 - 電磁弁 - Google Patents

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Description

本発明は、筒状のスリーブと、スリーブ内で軸方向に摺動自在に支持されるスプールとを備え、電磁アクチュエータの磁気力によりスプールを軸方向に駆動する電磁弁に関する。
従来から、上記のような電磁弁の用途として、駆動対象に供給すべき油圧を制御するフィードバック機能付きの油圧調整弁や、駆動対象に供給する作動油の流量を制御する流量制御弁等が公知である(例えば、特許文献1、2参照。)。
従来の電磁弁100によれば、図7に示すように、スリーブ101は、作動油の供給源(図示せず。)から加圧された作動油が流入する入力ポート102、作動油の供給先(図示せず。)に向かい作動油が流出する出力ポート103、および大気圧相当の雰囲気にあって作動油を供給源まで戻すための排出ポート104を有する。また、スプール105は、電磁アクチュエータ(図示せず。)の磁気力により軸方向一端側に駆動されるとともに付勢手段としてのコイルスプリング(図示せず。)により、常時、軸方向他端側に付勢されている。
そして、電磁弁100は、電磁アクチュエータの磁気力、およびコイルスプリングの付勢力等に応じてスプール105を軸方向に移動させることで、入力ポート102と出力ポート103との連通状態、および出力ポート103と排出ポート104との連通状態を変化させて油圧を制御したり、作動油の流量を制御したりする。
すなわち、作動油を供給先に供給する必要がないとき、電磁アクチュエータへの通電量がゼロに設定され、スプール105は軸方向他端に位置している。これにより、入力ポート102と出力ポート103とは連通しておらず、出力ポート103と排出ポート104とが連通しており、出力ポート103を介して供給先に供給されていた作動油は、排出ポート104をから供給源まで戻されている(図7(a)参照。)。
そして、作動油を供給先に供給しなければならなくなると、電磁アクチュエータへの通電が始まり、スプール105は、出力ポート103と排出ポート104との間を閉鎖して入力ポート102と出力ポート103との間を開放するように軸方向一端側に移動を開始する。ここで、スプール105は、軸方向一端側への移動開始後、入力ポート102と出力ポート103との間を開放する前に出力ポート103と排出ポート104との間を閉鎖する。
そして、スプール105は、入力ポート102と出力ポート103との間、および、出力ポート103と排出ポート104との間を両方とも閉鎖した状態(以下、オーバーラップ状態と呼ぶ。)を保ったのち(図7(b)参照。)、出力ポート103と排出ポート104との間を閉鎖したまま入力ポート102と出力ポート103との間を開放する(図7(c)、(d)参照。)。
すなわち、電磁弁100によれば、図8に示すように、通電量が所定の境界値Ic’以下であるときには、通電量が増加してスプール105が軸方向一端側に移動しても入力ポート102と出力ポート103とが連通していない閉弁状態が保たれ、通電量が境界値Ic’を超えると、閉弁状態から入力ポート102と出力ポート103とが連通する開弁状態に移行する。そして、開弁状態においてさらに通電量が増加してスプール105が軸方向一端側に移動するほど、入力ポート102と出力ポート103との間の開口量が増加して供給源から供給先に向かう作動油の流量が増加する。
つまり、従来の電磁弁100によれば、通電開始後も通電量が境界値Ic’に達するまで閉弁状態が保たれ、電磁弁100の開弁動作では、オーバーラップ状態を経由して閉弁状態から開弁状態に移行する。
そして、開弁動作においてオーバーラップ状態を経由することにより、閉弁状態と開弁状態との臨界状態(通電量が境界値Ic’に達したときの状態)において、入力ポート102からスリーブ101内に流入した作動油が排出ポート104から多量に漏れて供給源に戻ってしまう事態を回避している。
このため、作動油の流量制御に関して使用可能な通電量の範囲は、境界値Ic’よりも大きい範囲に限定され、例えば、通電量の境界値Ic’に対して流量ゼロを対応させ、通電量の最大値(Max)に対して流量の最大値(Max)を対応させることになり、境界値Ic’よりも小さい通電量は流量制御に使用することができない。
この結果、通電量に対する流量の増加率が大きくなり、通電量の僅かな変動によって流量が大きく変動してしまい、より高精度な流量制御を実現する上で課題となっている。
特開平09−166238号公報 特開平11−118063号公報
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、電磁弁において、より高精度な流量制御を実現することにある。
〔請求項1の手段〕
請求項1の手段によれば、電磁弁は、流体の供給源から流体が流入する入力ポート、および流体の供給先に向かい流体が流出する出力ポートを有する筒状のスリーブと、スリーブ内で軸方向に摺動自在に支持されて入力ポートと出力ポートとの連通状態を変化させるスプールと、通電量に応じた磁気力を発生し、磁気力によりスプールを軸方向一端側に駆動する電磁アクチュエータと、スプールを、常時、軸方向他端側に付勢する付勢手段とを備える。
また、通電量が所定の境界値以下であるときには、通電量が増加してスプールが軸方向一端側に移動しても入力ポートと出力ポートとが連通していない閉弁状態が保たれる。そして、通電量が境界値を超えると、閉弁状態から入力ポートと出力ポートとが連通する開弁状態に移行し、さらに、開弁状態において通電量が増加してスプールが軸方向一端側に移動するほど、供給源から供給先に向かう流体の流量が増加する。
そして、付勢手段は、バネ定数が異なる少なくとも2つのバネが軸方向に直列に配置されて設けられ、2つのバネの内、バネ定数が大きい第1バネは、少なくとも開弁状態において通電量の増加に伴い圧縮されて軸方向長さを短くする。また、バネ定数が小さい第2バネは、閉弁状態において通電量の増加に伴い軸方向に圧縮されて軸方向長さを短くし、開弁状態において、通電量が境界値に達したときの軸方向長さに固定される。
これにより、電磁アクチュエータへの通電開始後、通電量が境界値に達するまでの間、主にバネ定数が小さい第2バネが軸方向に圧縮されて縮むことで、スプールが軸方向一端側に移動する。このため、通電開始後、磁気力をさほど高めなくてもオーバーラップ状態を終了させて臨界状態に移行させることができるので、通電量の境界値を低減することができる。この結果、流量制御に関して使用可能な通電量の範囲を下限側で拡大することができる。
また、通電量が境界値に達した後、第2バネは軸方向長さが固定され、バネ定数が大きい第1バネが軸方向に圧縮されて縮むことで、スプールが軸方向一端側に移動する。これにより、流量制御に関して使用可能な通電量の範囲を下限側で拡大した上で、境界値に達した後の通電量に対する流量の増加率を、第1バネのバネ定数に応じて自在に低減することができる。
以上により、通電量の境界値を低減することで流量制御に関して使用可能な通電量の範囲を下限側で拡大することができるとともに、境界値に達した後の通電量に対する流量の増加率を自在に低減することができる。
したがって、オーバーラップ状態を経由して閉弁状態から開弁状態に移行する電磁弁において、通電量に対する流量の増加率を低減して通電量の変動に伴う流量の変動を抑制することができるので、より高精度な流量制御を実現することができる。
〔請求項2の手段〕
請求項2の手段によれば、スプールは、閉弁状態においてスリーブの内周面に摺接して入力ポートと出力ポートとの間を仕切るランド部を有し、ランド部の外周およびスリーブの内周の少なくとも一方には、ノッチが設けられている。そして、通電量が増加して境界値に達すると、ノッチを介して入力ポートと出力ポートとが連通し始める。
これにより、通電量が境界値を超えた後の通電量と流量との相関に関し、流量がノッチに支配される通電量の区間と、流量がノッチに支配されない通電量の区間とに分けることができる。ここで、流量がノッチに支配される区間では、通電量に対する流量の増加率をさらに低減することができるので、さらに高精度な流量制御を実現することができる。このため、例えば、流量に関してより高精度に制御したい必要高精度範囲が存在する場合に、必要高精度範囲に対して、ノッチに支配される区間を対応させることで、必要高精度範囲の流量を確実に高精度に制御することができる。
〔請求項3の手段〕
請求項3の手段によれば、第2バネは、第1バネよりも軸方向他端側に配置され、付勢手段は、スリーブ内で軸方向に摺動自在に支持され、第1バネを収容する第1バネ室と、第2バネを収容する第2バネ室とを軸方向に仕切るサブスプールを有する。また、第1バネは、第1バネ室において、軸方向一端を固定されるとともに、軸方向他端をサブスプールに支持され、第2バネは、第2バネ室において、軸方向一端をサブスプールに支持されるとともに、軸方向他端をスプールに支持されている。
さらに、スプールは、通電量が境界値に達したときにサブスプールに当接し、第2バネは、開弁状態において、スプールがサブスプールに当接し続けることで軸方向長さが固定される。そして、サブスプールには、スプールとスリーブとの摺動クリアランスを介してスプールの軸方向一端側に漏れる流体を第2バネ室に導くとともに第2バネ室から第1バネ室に導く流路が設けられている。
これにより、摺動クリアランスを介してスプールの軸方向一端側に漏れる流体の圧力がサブスプールに対して軸方向一端側に向かって作用するのを阻止することができる。このため、開弁状態においてスプールとサブスプールとの当接を保って第2バネの軸方向長さを確実に固定することができるので、開弁状態において通電量と流量との相関を安定させることができる。この結果、さらに高精度な流量制御を実現することができる。
電磁弁の構成図である(実施例1)。 (a)は電磁弁の非通電時の閉弁状態を示す説明図であり、(b)は電磁弁のオーバーラップ状態を示す説明図である(実施例1)。 (a)は電磁弁の臨界状態を示す説明図であり、(b)は電磁弁の開弁状態を示す説明図である(実施例1)。 (a)は通電量とスプールの軸方向移動量との相関図であり、(b)は通電量と流量との相関図である(実施例1)。 電磁弁の構成図である(実施例2)。 通電量と流量との相関図である(実施例2)。 (a)は電磁弁の非通電時の閉弁状態を示す説明図であり、(b)は電磁弁のオーバーラップ状態を示す説明図であり、(c)は電磁弁の臨界状態を示す説明図であり、(d)は電磁弁の開弁状態を示す説明図である(従来例)。 (a)は通電量とスプールの軸方向移動量との相関図であり、(b)は通電量と流量との相関図である(従来例)。
実施形態1の電磁弁は、流体の供給源から流体が流入する入力ポート、および流体の供給先に向かい流体が流出する出力ポートを有する筒状のスリーブと、スリーブ内で軸方向に摺動自在に支持されて入力ポートと出力ポートとの連通状態を変化させるスプールと、通電量に応じた磁気力を発生し、磁気力によりスプールを軸方向一端側に駆動する電磁アクチュエータと、スプールを、常時、軸方向他端側に付勢する付勢手段とを備える。
また、通電量が所定の境界値以下であるときには、通電量が増加してスプールが軸方向一端側に移動しても入力ポートと出力ポートとが連通していない閉弁状態が保たれる。そして、通電量が境界値を超えると、閉弁状態から入力ポートと出力ポートとが連通する開弁状態に移行し、さらに、開弁状態において通電量が増加してスプールが軸方向一端側に移動するほど、供給源から供給先に向かう流体の流量が増加する。
そして、付勢手段は、バネ定数が異なる少なくとも2つのバネが軸方向に直列に配置されて設けられ、2つのバネの内、バネ定数が大きい第1バネは、少なくとも開弁状態において通電量の増加に伴い圧縮されて軸方向長さを短くする。また、バネ定数が小さい第2バネは、閉弁状態において通電量の増加に伴い軸方向に圧縮されて軸方向長さを短くし、開弁状態において、通電量が境界値に達したときの軸方向長さに固定される。
また、第2バネは、第1バネよりも軸方向他端側に配置され、付勢手段は、スリーブ内で軸方向に摺動自在に支持され、第1バネを収容する第1バネ室と、第2バネを収容する第2バネ室とを軸方向に仕切るサブスプールを有する。また、第1バネは、第1バネ室において、軸方向一端を固定されるとともに、軸方向他端をサブスプールに支持され、第2バネは、第2バネ室において、軸方向一端をサブスプールに支持されるとともに、軸方向他端をスプールに支持されている。
さらに、スプールは、通電量が境界値に達したときにサブスプールに当接し、第2バネは、開弁状態において、スプールがサブスプールに当接し続けることで軸方向長さが固定される。そして、サブスプールには、スプールとスリーブとの摺動クリアランスを介してスプールの軸方向一端側に漏れる流体を第2バネ室に導くとともに第2バネ室から第1バネ室に導く流路が設けられている。
実施形態2の電磁弁によれば、スプールは、閉弁状態においてスリーブの内周面に摺接して入力ポートと出力ポートとの間を仕切るランド部を有し、ランド部の外周およびスリーブの内周の少なくとも一方には、ノッチが設けられている。そして、通電量が増加して境界値に達すると、ノッチを介して入力ポートと出力ポートとが連通し始める。
〔実施例1の構成〕
実施例1の電磁弁1の構成を、図面を用いて説明する。
電磁弁1は、図1に示すように、筒状のスリーブ2と、スリーブ2内で軸方向に摺動自在に支持されるスプール3とを備え、電磁アクチュエータ4の磁気力によりスプール3を軸方向に駆動するものであり、例えば、駆動対象5に供給する作動油の流量を制御する流量制御弁として利用される(以下、駆動対象5を供給先5と呼ぶ。)。
すなわち、電磁弁1は、作動油の入力ポート7、作動油の出力ポート8および作動油の排出ポート9を有する筒状のスリーブ2と、スリーブ2内で軸方向に摺動自在に支持されて入力ポート7と出力ポート8との連通状態を変化させるスプール3と、通電量に応じた磁気力を発生し、磁気力によりスプール3を軸方向一端側に駆動する電磁アクチュエータ4と、スプール3を、常時、軸方向他端側に付勢する付勢手段10とを備える。
そして、電磁弁1は、出力ポート8が、常時、開口する出力室11をスリーブ2内に形成するとともに、スプール3を軸方向に移動させてスリーブ2内における入力ポート7と出力室11との連通状態(入力ポート7と出力室11との間の開口量)を変化させることで、出力ポート8から流出する作動油の流量を制御する。
なお、入力ポート7に作動油を流入させる供給源12は、例えば、作動油のタンク14から作動油を吸引するとともに加圧して吐出するポンプ15である。また、供給先5は、例えば、自動変速機の係合要素であり、負荷16により液密的に封鎖された作動油の充填空間17を形成しており、充填空間17に作動油が流入することで負荷16が駆動され、作動油の流量に応じて負荷16の移動速度が変化する。
スリーブ2およびスプール3は、電磁弁1の弁部19をなすものである。
まず、スプール3は、スリーブ2の内周面に摺接する2つの大径ランド部3a、3b、大径ランド部3a、3bを軸方向に連結する軸部3c、ロッド20の当接を受けて電磁アクチュエータ4の磁気力が伝達される端部3dを有する。
そして、大径ランド部3aがスプール3の軸方向一端を占め、端部3dがスプール3の軸方向他端を占め、大径ランド部3aと端部3dとの間で、軸部3c、大径ランド部3bが軸方向他端側に向かって順次に設けられている。ここで、大径ランド部3a、3b、軸部3cおよび端部3dは同軸である。また、大径ランド部3a、3bは同径であり、軸部3cは大径ランド部3a、3bよりも小径である。
また、スリーブ2は、軸方向他端側に向かって、入力ポート7、出力ポート8および排出ポート9が順次に設けられ、スリーブ2内において、大径ランド部3a、3b間に出力室11が形成される。さらに、大径ランド部3aは、軸方向に移動することで入力ポート7と出力室11との間の開口量を変化させ、大径ランド部3bは、軸方向に移動することで出力室11と排出ポート9との間を開閉する。
以上により、電磁弁1は、電磁アクチュエータ4の磁気力、および付勢手段10の付勢力等に応じてスプール3を軸方向に移動させることで、出力室11と排出ポート9との間を開閉するとともに、入力ポート7と出力室11との間の開口量を変化させて作動油の流量を制御する。
すなわち、作動油を供給先5に供給する必要がないとき、電磁アクチュエータ4への通電量がゼロに設定され、スプール3は軸方向他端に位置している。これにより、入力ポート7と出力室11とは連通しておらず、出力室11と排出ポート9とが連通しており、出力室11および出力ポート8を介して供給先5に供給されていた作動油は、排出ポート9を介してタンク14まで戻されている(図2(a)参照。)。
そして、作動油を供給先5に供給しなければならなくなると、電磁アクチュエータ4への通電が始まり、スプール3は、出力室11と排出ポート9との間を閉鎖して入力ポート7と出力室11との間を開放するように軸方向一端側に移動を開始する。ここで、スプール3は、軸方向一端側への移動開始後、入力ポート7と出力室11との間を開放する前に出力室11と排出ポート9との間を閉鎖する。
そして、スプール3は、入力ポート7と出力室11との間、および、出力室11と排出ポート9との間を両方とも閉鎖したオーバーラップ状態を保ったのち(図2(b)参照)、出力室11と排出ポート9との間を閉鎖したまま入力ポート7と出力室11との間を開放する(図3(a)、(b)参照)。
すなわち、電磁弁1によれば、図3に示すように、通電量が所定の境界値Ic以下であるときには、通電量が増加してスプール3が軸方向一端側に移動しても入力ポート7と出力室11とが連通していない閉弁状態が保たれ、通電量が境界値Icを超えると、閉弁状態から入力ポート7と出力室11とが連通する開弁状態に移行する。そして、開弁状態においてさらに通電量が増加してスプール3が軸方向一端側に移動するほど、入力ポート7と出力室11との間の開口量が増加して供給源12から供給先5に向かう作動油の流量が増加する。
つまり、電磁弁1によれば、通電開始後も通電量が境界値Icに達するまで閉弁状態が保たれ、開弁動作では、オーバーラップ状態を経由して閉弁状態から開弁状態に移行する。
そして、開弁動作においてオーバーラップ状態を経由することにより、閉弁状態と開弁状態との臨界状態(通電量が境界値Icに達したときの状態)において、出力室11に流入した作動油が排出ポート9から多量に漏れて供給源12に戻ってしまう事態を回避している。
なお、電磁アクチュエータ4は、通電により磁束を発生するコイル21、コイル21が発生する磁束を通すプランジャ22、ステータ23およびヨーク24等からなる周知の構造を有し、プランジャ22を軸方向一端側に磁気的に吸引することでロッド20を介してスプール3を軸方向一端側に駆動する。また、電磁アクチュエータ4は、弁部19の軸方向他端側に配置され、ヨーク24の軸方向一端をスリーブ2の軸方向他端にかしめることで弁部19に一体化されている。
〔実施例1の特徴〕
実施例1の電磁弁1の特徴を、図面を用いて説明する。
まず、付勢手段10は、バネ定数が異なる2つのコイルスプリング25a、25b、およびスプール3の軸方向一端側で軸方向に摺動自在に支持されるサブスプール26を有する。ここで、サブスプール26は、軸方向一端側、他端側それぞれに開口する筒部26a、26b、および筒部26a、26bのそれぞれに形成される凹空間を仕切る仕切り部26cを有する。また、スプール3の軸方向一端を占める大径ランド部3aは、軸方向一端側に開口する凹空間を有する。
そして、仕切り部26cの軸方向一端側、他端側の空間は、それぞれ、コイルスプリング25a、25bを軸方向に支持して収容する第1、第2バネ室27a、27bをなす。
すなわち、第1バネ室27aは、筒部26aの凹空間と、筒部26aの軸方向一端側のスリーブ2内の空間とにより形成され、コイルスプリング25aの軸方向一端は、スリーブ2内の空間を軸方向一端で封鎖するスクリュアジャスタ28により支持され、軸方向他端は、仕切り部26cにより支持されている。
また、第2バネ室27bは、筒部26bと大径ランド部3aとが軸方向に離れて筒部26bの凹空間と大径ランド部3aの凹空間とが向かうようにして形成され、コイルスプリング25bの軸方向一端は仕切り部26cにより支持され、軸方向他端は大径ランド部3aにより支持されている。
なお、スクリュアジャスタ28は、スリーブ2内の空間を軸方向一端側で封鎖するとともに、コイルスプリング25a、25bの付勢力を調整するものである。
これにより、コイルスプリング25a、25bはサブスプール26を介して軸方向に直列に配置され、サブスプール26の仕切り部26cは、第1、第2バネ室27a、27bを軸方向に仕切る。また、コイルスプリング25aは、軸方向一端がスクリュアジャスタ28により固定され、かつ、軸方向他端がサブスプール26とともに軸方向に移動することで軸方向に伸縮する。また、コイルスプリング25bは、軸方向一端がサブスプール26とともに軸方向に移動し、軸方向他端がスプール3とともに軸方向に移動することで軸方向に伸縮する。
また、付勢手段10は、通電量が境界値Icに達したときに、大径ランド部3aの軸方向一端が筒部26bの軸方向他端に当接するように設けられている。すなわち、境界値Ic、コイルスプリング25a、25bのバネ定数、スクリュアジャスタ28の捩り込み量、電磁アクチュエータ4の無通電時の大径ランド部3aと筒部26bとの軸方向における離間量X等は、通電量が境界値Icに達したときに、大径ランド部3aの軸方向一端が筒部26bの軸方向他端に当接するように設定されている。
これにより、閉弁状態において、コイルスプリング25a、25bは、両方とも圧縮されて軸方向長さが短くなり、付勢手段10の全体の軸方向長さは、主に、バネ定数が小さい方のコイルスプリング25bの圧縮により短くなる。
また、開弁状態において、コイルスプリング25bは、大径ランド部3aが筒部26bに当接し続けることで軸方向長さが固定され、コイルスプリング25aは、さらに圧縮されて軸方向長さが短くなる。また、付勢手段10の全体の軸方向長さは、コイルスプリング25aの圧縮のみにより短くなる。
さらに、仕切り部26cには、第1バネ室27aと第2バネ室27bとを連通する穴29が設けられている。また、筒部26bの軸方向一端に形成される当接面30には、筒部26bの内周側と外周側とを連通する溝31が設けられている。
ここで、入力ポート7に流入した作動油の一部は、大径ランド部3aの外周面とスリーブ2の内周面との間に形成される摺動クリアランスL1を介して軸方向一端側に漏れる。
そして、摺動クリアランスL1から漏れた作動油は、大径ランド部3aと筒部26bとが軸方向に離れているとき、主に、大径ランド部3aと筒部26bとの間の軸方向隙間から第2バネ室27bに流入し、大径ランド部3aと筒部26bとが当接しているとき、溝31から第2バネ室27bに流入する。そして、第2バネ室27bに流入した作動油は、さらに穴29から第1バネ室27aに流入し、第1バネ室27aに開口する別の排出ポート9aからタンク14に戻る。
このように、溝31は、主に開弁状態において、摺動クリアランスL1を介して漏れる作動油を第2バネ室27bに導く流路として機能し、穴29は、第2バネ室27bに流入した作動油を第1バネ室27aに導く流路として機能する。
なお、排出ポート9の軸方向他端側にも別の排出ポート9bが設けられており、排出ポート9bには、大径ランド部3bの外周面とスリーブ2の内周面との間に形成される摺動クリアランスL2を介して軸方向他端側に漏れた作動油が流入する。そして、摺動クリアランスL2から漏れた作動油は、排出ポート9bからタンク14に戻る。
〔実施例1の作用〕
実施例1の電磁弁1の作用を、主に、図2〜図4に基づいて説明する。
まず、電磁アクチュエータ4への通電量がゼロのとき、スプール3は軸方向他端に位置している。このとき、入力ポート7と出力室11との間は大径ランド部3aにより閉鎖されて連通しておらず、出力室11と排出ポート9とが連通しており、出力室11および出力ポート8を介して供給先5に供給されていた作動油は、排出ポート9を介してタンク14まで戻されている。また、大径ランド部3aと筒部26bとは離間量Xだけ軸方向に離れている。
そして、作動油を供給先5に供給しなければならなくなると、電磁アクチュエータ4への通電が始まり、スプール3は軸方向一端側に移動を開始する。ここで、スプール3は、軸方向一端側への移動開始後、入力ポート7と出力室11との間を開放する前に出力室11と排出ポート9との間を大径ランド部3bにより閉鎖してオーバーラップ状態を保つ。やがて、通電量が境界値Icに達すると、電磁弁1は、閉弁状態と開弁状態との臨界状態になる。
また、電磁アクチュエータ4への通電開始から通電量が境界値Icに達するまでの間、コイルスプリング25aは、通電量に応じた磁気力により軸方向に圧縮され、コイルスプリング25bは、通電量に応じた磁気力により軸方向に圧縮されながら軸方向一端側に移動する。また、サブスプール26は、コイルスプリング25aの軸方向他端およびコイルスプリング25bの軸方向一端を支持しながら軸方向一端側に移動する。
この間、コイルスプリング25bのバネ定数が小さいことに起因して、スプール3は、少ない通電量の増加に対して大きく軸方向一端側に移動する。すなわち、コイルスプリング25bのバネ定数が小さいことにより、電磁アクチュエータ4は、磁気力が小さくてもスプール3を軸方向一端側に大きく駆動することができる(図4(a)の閉弁状態における特性線を参照。)。また、大径ランド部3aと筒部26bとの軸方向距離は、通電量の増加に応じて、非通電時の離間量Xより小さくなっていく。
通電量が境界値Icに達して電磁弁1が臨界状態になると、入力ポート7と出力室11との間が大径ランド部3aにより閉鎖されなくなり、スプール3が臨界状態の位置から僅かでも軸方向一端側に移動すると、出力ポート8から供給先5に向かう作動油の実質的な流量が発生する。また、電磁弁1が臨界状態になると、大径ランド部3aが筒部26bに当接し、コイルスプリング25bの軸方向長さが固定される。
その後、電磁弁1は開弁状態となり、通電量は目標値まで増加する。また、入力ポート7と出力室11との間の開口量は通電量の目標値に応じたものとなり、作動油の流量は通電量の目標値に応じたものとなる。この間、スプール3とサブスプール26とは軸方向に当接して一体となって軸方向一端側に移動し、コイルスプリング25bは、軸方向長さを固定されたまま軸方向一端側に移動する。また、コイルスプリング25aは、通電量に応じた磁気力により圧縮されていく。
また、コイルスプリング25aのバネ定数が大きいことに起因して、スプール3は、閉弁状態ほど通電量の増加に対して軸方向一端側に移動しない。すなわち、コイルスプリング25aのバネ定数が大きいことにより、通電量に対するスプール3の移動量変化率は、閉弁状態よりも開弁状態の方が小さくなる(図4(a)の開弁状態における特性線を参照。)。
〔実施例1の効果〕
実施例1の電磁弁1は、オーバーラップ状態を経由して閉弁状態から開弁状態に移行するものであり、開弁状態において通電量が増加してスプール3が軸方向一端側に移動するほど、入力ポート7と出力室11との間の開口量が大きくなって供給源12から供給先5に向かう作動油の流量が増加する。
そして、付勢手段10は、バネ定数が異なる2つのコイルスプリング25a、25bが軸方向に直列に配置されて設けられ、バネ定数が大きいコイルスプリング25aは閉弁状態および開弁状態を通じて通電量の増加に伴い圧縮されて軸方向長さを短くする。また、バネ定数が小さいコイルスプリング25bは、閉弁状態において通電量の増加に伴い軸方向に圧縮されて軸方向長さを短くし、開弁状態において、通電量が境界値Icに達したときの軸方向長さに固定される。
これにより、電磁アクチュエータ4への通電開始後、通電量が境界値Icに達するまでの間、主にバネ定数が小さいコイルスプリング25bが軸方向に圧縮されて縮むことで、スプール3が軸方向一端側に移動する。このため、通電開始後、磁気力をさほど高めなくてもオーバーラップ状態を終了させて臨界状態に移行させることができるので、通電量の境界値Icを低減することができる。この結果、流量制御に関して使用可能な通電量の範囲を下限側で拡大することができる。
また、通電量が境界値Icに達した後、コイルスプリング25bは軸方向長さが固定され、バネ定数が大きいコイルスプリング25aのみが軸方向に圧縮されて縮むことで、スプール3が軸方向一端側に移動する。これにより、流量制御に関して使用可能な通電量の範囲を下限側で拡大した上で、境界値Icに達した後の通電量に対する流量の増加率を、コイルスプリング25aのバネ定数に応じて自在に低減することができる。
以上により、通電量の境界値Icを低減することで流量制御に関して使用可能な通電量の範囲を下限側で拡大することができるとともに、境界値Icに達した後の通電量に対する流量の増加率を自在に低減することができる。
例えば、コイルスプリング25bのバネ定数を従来の電磁弁100の付勢手段よりも小さくすることで、境界値Icを従来の境界値Ic’よりも低減することができる(図4および図8参照。)。また、境界値Icを従来の境界値Ic’よりも低減した上で、コイルスプリング25aのバネ定数を従来の付勢手段よりも大きくすることで、境界値Icに達した後の通電量に対する流量の増加率(図4(b)参照。)を、従来の境界値Ic’に達した後の増加率(図8(b)参照。)よりも低減することができる。
したがって、オーバーラップ状態を経由して閉弁状態から開弁状態に移行する電磁弁1において、通電量に対する流量の増加率を低減して通電量の変動に伴う流量の変動を抑制することができるので、より高精度な流量制御を実現することができる。
また、付勢手段10は、スリーブ2内で軸方向に摺動自在に支持されるサブスプール26を有し、サブスプール26は、コイルスプリング25a、25bをそれぞれ収容する第1、第2バネ室27a、27bを軸方向に仕切る。また、スプール3は、通電量が境界値Icに達したときにサブスプール26に当接し、コイルスプリング25bは、開弁状態において、スプール3がサブスプール26に当接し続けることで軸方向長さが固定される。
そして、サブスプール26には、摺動クリアランスL1を介してスプール3の軸方向一端側に漏れる作動油を第2バネ室27bに導く溝31、第2バネ室27bに流入した作動油をから第1バネ室27aに導く穴29が設けられている。
これにより、摺動クリアランスL1を介してスプール3の軸方向一端側に漏れる作動油の圧力がサブスプール26に対して軸方向一端側に向かって作用するのを阻止することができる。このため、開弁状態においてスプール3とサブスプール26との当接を保ってコイルスプリング25bの軸方向長さを確実に固定することができるので、開弁状態において通電量と流量との相関を安定させることができる。この結果、さらに高精度な流量制御を実現することができる。
〔実施例2〕
実施例2の電磁弁1によれば、図5に示すように、大径ランド部3aの軸方向他端側にノッチ33が設けられている。ノッチ33は、例えば、大径ランド部3aの軸方向他端面に傾斜して交差する平坦面を形成するように設けられるものである。そして、通電量が増加して境界値Icに達すると、ノッチ33を介して入力ポート7と出力室11とが連通し始める。
これにより、図6に示すように、通電量が境界値Icを超えた後の通電量と流量との相関に関し、流量がノッチ33に支配される通電量の区間と、流量がノッチ33に支配されない通電量の区間とに分けることができる。ここで、流量がノッチ33に支配される区間では、通電量に対する流量の増加率をさらに低減することができるので、さらに高精度な流量制御を実現することができる。このため、例えば、流量に関してより高精度に制御したい必要高精度範囲が存在する場合に、必要高精度範囲に対して、ノッチ33に支配される通電量の区間を対応させることで、必要高精度範囲の流量を確実に高精度に制御することができる。
〔変形例〕
電磁弁1の態様は、実施例1、2に限定されず種々の変形例を考えることができる。
例えば、付勢手段10において、バネ定数の小さいコイルスプリング25bの軸方向長さを閉弁状態において固定するための構成は、実施例1、2以外に様々な変形例を考えることができる。
また、ノッチ33の形状や、サブスプール26に設けられる流路の態様も実施例1、2以外に様々な変形例を考えることができる。
1 電磁弁
2 スリーブ
3 スプール
3a 大径ランド部(ランド部)
4 電磁アクチュエータ
5 供給先
7 入力ポート
8 出力ポート
10 付勢手段
12 供給源
25a コイルスプリング(第1バネ)
25b コイルスプリング(第2バネ)
26 サブスプール
27a 第1バネ室
27b 第2バネ室
29 穴(流路)
31 溝(流路)
33 ノッチ
Ic 境界値
L1 摺動クリアランス

Claims (3)

  1. 流体の供給源から流体が流入する入力ポート、および流体の供給先に向かい流体が流出する出力ポートを有する筒状のスリーブと、
    このスリーブ内で軸方向に摺動自在に支持されて前記入力ポートと前記出力ポートとの連通状態を変化させるスプールと、
    通電量に応じた磁気力を発生し、この磁気力により前記スプールを軸方向一端側に駆動する電磁アクチュエータと、
    前記スプールを、常時、軸方向他端側に付勢する付勢手段とを備え、
    前記通電量が所定の境界値以下であるときには、前記通電量が増加して前記スプールが軸方向一端側に移動しても前記入力ポートと前記出力ポートとが連通していない閉弁状態が保たれ、
    前記通電量が前記境界値を超えると、前記閉弁状態から前記入力ポートと前記出力ポートとが連通する開弁状態に移行し、
    前記開弁状態において前記通電量が増加して前記スプールが軸方向一端側に移動するほど、前記供給源から前記供給先に向かう流体の流量が増加する電磁弁において、
    前記付勢手段は、バネ定数が異なる少なくとも2つのバネが軸方向に直列に配置されて設けられ、
    前記2つのバネの内、バネ定数が大きい第1バネは、少なくとも前記開弁状態において前記通電量の増加に伴い圧縮されて軸方向長さを短くし、
    バネ定数が小さい第2バネは、前記閉弁状態において前記通電量の増加に伴い軸方向に圧縮されて軸方向長さを短くし、前記開弁状態において、前記通電量が前記境界値に達したときの軸方向長さに固定されることを特徴とする電磁弁。
  2. 請求項1に記載の電磁弁において、
    前記スプールは、前記閉弁状態において前記スリーブの内周面に摺接して前記入力ポートと前記出力ポートとの間を仕切るランド部を有し、
    前記ランド部の外周および前記スリーブの内周の少なくとも一方には、ノッチが設けられ、
    前記通電量が増加して前記境界値に達すると、前記ノッチを介して前記入力ポートと前記出力ポートとが連通し始めることを特徴とする電磁弁。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電磁弁において、
    前記第2バネは、前記第1バネよりも軸方向他端側に配置され、
    前記付勢手段は、前記スリーブ内で軸方向に摺動自在に支持され、前記第1バネを収容する第1バネ室と、前記第2バネを収容する第2バネ室とを軸方向に仕切るサブスプールを有し、
    前記第1バネは、前記第1バネ室において、軸方向一端を固定されるとともに、軸方向他端を前記サブスプールに支持され、
    前記第2バネは、前記第2バネ室において、軸方向一端を前記サブスプールに支持されるとともに、軸方向他端を前記スプールに支持され、
    前記スプールは、前記通電量が前記境界値に達したときに前記サブスプールに当接し、
    前記第2バネは、前記開弁状態において、前記スプールが前記サブスプールに当接し続けることで軸方向長さが固定され、
    前記サブスプールには、前記スプールと前記スリーブとの摺動クリアランスを介して前記スプールの軸方向一端側に漏れる流体を前記第2バネ室に導くとともに前記第2バネ室から前記第1バネ室に導く流路が設けられていることを特徴とする電磁弁。
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