JP5640541B2 - 系統連系インバータ装置 - Google Patents

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Description

この発明は、太陽電池などの直流電源による直流電力を交流電力に変換して交流電力系統に連系するための系統連系インバータ装置に関するものである。
従来の系統連系インバータ装置としては、 特開平9−308263号広報に示されているような、直流電力をスイッチングして交流に変換するフルブリッジ構成のスイッチング素子による単相インバータ回路と、高周波成分を除去するリアクトルおよびコンデンサからなるフィルタ回路とを備えているものが知られている。このような系統連系インバータ装置では、目標に一致した出力を得るために、インバータ出力電流(Iio)を検出して、フィードバック制御により単相インバータ回路をPWM駆動している。また、交流出力に直流成分を流出させないために、直流成分の検出および抑制制御を行っている。
特開平9−308263号広報(第6−8頁、第1−2図)
従来の系統連系インバータ装置では、前述したインバータ出力電流(Iio)を検出するために、フルブリッジの一方のアームの高電圧側スイッチング素子と低電圧側スイッチング素子の間からリアクトルに流れる電流と、他方のアームに接続されたフィルタ回路のコンデンサに流れる電流とを1個の電流検出器(ACCT)を用いて検出している。したがって、このACCTには図12に示すように2本の線を通さなければならず、製造時の作業性が悪いという課題があった。また、このACCTはインバータ出力電流を測定するためそれに見合う容量のものが必要である。たとえばAC230V、6kW出力の太陽光発電システムの場合だとインバータ出力電流は最大で26A程度の大電流となるため、それを測定できるACCTはサイズが大きく、高価なものであった。
また、直流成分の検出については、ACCTでは直流成分を検出できないため、別途DCCT(直流用電流検出器)あるいはシャント抵抗を用いる必要があった。DCCTは高価であり、またシャント抵抗を用いる場合は絶縁増幅器とその電源を供給する絶縁電源回路が必要であるため、やはり高価なものになり、系統連系インバータ装置のコストがアップするという課題があった。
この発明は、系統連系インバータ装置の上述したような課題を解決するためになされたものであり、製造時に作業性がよく、かつ安価に、インバータ出力電流を検出できる系統連系インバータ装置を得るものである。
この発明に係る系統連系インバータ装置は、直流電力を交流電力に変換するフルブリッジ構成のスイッチング素子からなるインバータ回路と、前記インバータ回路の各相アーム出力に接続され、高周波成分を除去するリアクトルおよびコンデンサからなるフィルタ回路と、前記インバータ回路をPWM駆動する制御手段と、前記フィルタ回路の出力電流を検出する第1の電流検出器と、前記フィルタ回路のコンデンサ電流を検出する第2の電流検出器と、前記フィルタ回路の出力電流と前記フィルタ回路のコンデンサ電流により高周波成分を含んだインバータ出力電流を演算する演算手段と、を備えたものである。
この発明は、第1の電流検出器により検出するフィルタ回路の出力電流と、第2の電流検出器により検出するフィルタ回路のコンデンサ電流とで、インバータ出力電流を演算するようにしたので、ACCTに2本の線を通す作業がなくなり、製造時の作業性が改善される。また、フィルタ回路のコンデンサ電流はインバータ出力電流に比べて値が小さいので第2の電流検出器の容量が小さくてすむため、第2の電流検出器の小型化が可能である。
この発明の実施の形態1を示す系統連系インバータ装置の構成図である。 この発明の実施の形態1を示す系統連系インバータ装置の演算手段のブロック図である。 この発明の実施の形態1を示す系統連系インバータ装置のフルブリッジインバータ回路の動作図である。 この発明の実施の形態1を示す系統連系インバータ装置のインバータ出力電流検出特性図である。 この発明の実施の形態1を示す系統連系インバータ装置の別な構成図(部分図)である。 この発明の実施の形態2を示す系統連系インバータ装置の構成図である。 この発明の実施の形態2を示す系統連系インバータ装置の別な構成図(部分図)である。 この発明の実施の形態3を示す系統連系インバータ装置の演算手段のブロック図である。 この発明の実施の形態4を示す系統連系インバータ装置の構成図である。 この発明の実施の形態4を示す系統連系インバータ装置の演算手段のブロック図である。 この発明の実施の形態5を示す系統連系インバータ装置の演算手段のブロック図である。 従来の系統連系インバータ装置のACCT部の外観図である。
実施の形態1.
図1は、この発明を実施するための実施の形態1における系統連系インバータ装置の構成図である。まず概要を説明すると、太陽電池1によって発電された直流電力の出力は、系統連系インバータ装置2の入力に接続され、系統連系インバータ装置2によって交流電力に変換され、出力される。この交流出力は、住宅内の電気機器などの負荷(図示せず)で消費されるとともに、交流電力系統3に接続(連系)され、余剰電力があれば逆潮流させる。
次に、系統連系インバータ装置2内の構成について詳細に説明する。太陽電池1の出力は、系統連系インバータ装置2の入力すなわちDC−DCコンバータ4の入力に接続され、DC−DCコンバータ4の出力は、フルブリッジインバータ回路5に接続される。フルブリッジインバータ回路5はU相、W相に対応した2つのアームからなり、各アームはそれぞれ高電圧側スイッチング素子Aおよび低電圧側スイッチング素子B、高電圧側スイッチング素子Cおよび低電圧側スイッチング素子Dにより構成されている。各相アームの高電圧側スイッチング素子と低電圧側スイッチング素子との接続部が各相アーム出力であり、この各相アーム出力に、フィルタ回路6の入力が接続されている。フィルタ回路6は、リアクトル7aおよびリアクトル7b、コンデンサ8aおよびコンデンサ8b、相間コンデンサ8cから構成されており、各相アーム出力に対し、リアクトル7a(7b)の一端が接続され、リアクトル7a(7b)の他の一端にはコンデンサ8a(8b)の一端が接続され、コンデンサ8a(8b)の他の一端は、フルブリッジインバータ回路5の低電圧側に接続される。このリアクトル7a(7b)の他の一端とコンデンサ8a(8b)の一端との接続点がフィルタ回路6の各相出力である。なお、リアクトル7aの他の一端とリアクトル7bの他の一端との間には相間コンデンサ8cが接続されている。フィルタ回路6のU相側出力は、第1の電流検出器を経由して、交流電力系統3のU相に接続される。この実施の形態1では、第1の電流検出器としてシャント抵抗9が使われている。また、フィルタ回路6のW相側出力は、交流電力系統3のW相に接続される。シャント抵抗9によって得られる信号は絶縁増幅回路10に入力され、絶縁増幅回路10の出力は演算手段に入力される。この実施の形態1では、演算手段として、DSPおよびDSPのソフトウェアによって構成される演算器11が使われている。なお、演算器11はマイクロコンピュータや論理回路によって構成してもよい。なお、絶縁増幅回路10を駆動する電源は、絶縁電源回路12によって与えられる。また、相間コンデンサ8cを流れる電流経路(コンデンサのリード線)は、第2の電流検出器を貫通して配置されている。この実施の形態1では第2の電流検出器として、ACCT13が使われている。ACCT13の信号出力は、増幅回路14に入力され、増幅回路14の出力は演算器11に入力される。演算器11の出力は、制御手段に入力される。この実施の形態1では、制御手段として、DSPおよびDSPのソフトウェアによって構成されるインバータ制御回路16が使われている。なお、インバータ制御回路16はマイクロコンピュータや論理回路によって構成してもよい。インバータ制御回路16の出力はゲートドライブ回路(図示せず)を介してフルブリッジインバータ回路5に接続される。
次に、図1〜図3を用いて、実施の形態1における系統連系インバータ装置の動作を説明する。フルブリッジインバータ回路5は、インバータ制御回路16の指令に基づき、次のように動作する。まず、交流電力系統3において高電圧である側の相がU相である場合の半周期(図3の区間E)では、U相に接続されるアームの高電圧側スイッチング素子Aは図3(c)に示すようなPWM駆動によるスイッチング動作を行う。また、同じアームの低電圧側スイッチング素子Bは、高電圧側スイッチング素子Aに対して反転駆動させる(図3(d))。この間、W相に接続されるアームの高電圧側スイッチング素子Cはオフ(図3(e))、低電圧側スイッチング素子Dはオン(図3(f))させる。次の半周期(図3の区間F)すなわち交流電力系統3において高電圧である側の相がW相の場合では、スイッチング素子CがPWM駆動によるスイッチング動作を行い、スイッチング素子Dがスイッチング素子Cに対して反転駆動となる。そして、スイッチング素子Aはオフ、スイッチング素子Bはオンとなる。以下この動作を繰り返す。これらの動作により、フルブリッジインバータ回路5からは図3(b)に示すような高周波成分を含んだインバータ出力電流(Iio)が出力される。このフルブリッジインバータ回路5の出力は、フィルタ回路6によってその高周波成分が除去され、図3(a)に示すような滑らかな正弦波のフィルタ出力電流(Ifo)となってフィルタ回路6から出力される。そして住宅内の負荷を駆動したり、また余剰電力が発生したら交流電力系統3に逆潮流することができる。
上記のようなPWM制御では、交流電力系統3において低電圧である側の相のアームのスイッチング素子が半周期の間オンあるいはオフに固定されるため、スイッチング損失が発生しない。したがってこのようなPWM制御においては直流電力から交流電力への変換を高効率で実現できるという特徴がある。
なお、フィルタ回路6は、図1に示したリアクトル7a、7b、コンデンサ8a、8bおよび相間コンデンサ8cにより構成されるものや、リアクトル7a、7bおよびコンデンサ8a、8bだけで構成されるものが考えられる。相間コンデンサ8cを加えた構成では、フィルタ能力を上げるためにコンデンサ容量を増加する場合の効果が大きく、全体として省スペース化できる等のメリットがある。
太陽電池1で発電した直流電力をフルブリッジインバータ回路5で交流電力に変換し、また交流電力系統3に連系するために、インバータ制御回路16は、インバータ出力電流の電流値や位相等を目標と一致するように瞬時にフィードバック制御する必要がある。そのために、フルブリッジインバータ回路5から出力されるインバータ出力電流を常時検出することが必要となる。そのインバータ出力電流の検出方法について、以下説明する。シャント抵抗9によりU相フィルタ出力電流(Ifou)を検出する。これはフィルタ回路6を通った後の電流であるから、高周波成分は除去されて滑らかな正弦波となっている。なお、シャント抵抗9を接続しているパワー系回路の基準電位と、演算器11やインバータ制御回路16などの制御系回路の基準電位とは異なっているため、シャント抵抗9の出力信号を非絶縁で演算器11などに接続することができない。そのため、シャント抵抗9の出力信号を絶縁増幅回路10に入力して増幅し、その出力を演算器11に送る構成としている。なお絶縁増幅回路10への電源は絶縁電源回路12によって供給される。また、ACCT13により、フィルタ回路6内の相間コンデンサ8cを流れる電流(Iuw)を検出する。ここにはフルブリッジインバータ回路5から出力される電流の高周波成分が流れる。演算器11は、これらのIfouおよびIuwにより、図3(b)に示すような高周波成分を含んだインバータ出力電流(Iio)を算出する。すなわち、図2に示すように、入力されたIfouおよびIuwを用いてIioを演算によって求める。その演算方法を以下説明する。
まず、U相が正の半周期の場合を考える。このとき、フルブリッジインバータ回路5のU相アーム出力から出力されたインバータ出力電流(Iiou)は、相間コンデンサ8cに流れる電流Iuw、コンデンサ8aに流れる電流Iun、フィルタ出力電流Ifouに分流する。すなわち、
Iiou = Iuw + Iun + Ifou
ここで、フィルタ回路6の各コンデンサ8a、8b、8cの容量は既知であり、それぞれCun、Cwn、 Cuwである。前述したように、U相が正の半周期ではスイッチング素子A、Bがスイッチング動作を行い、スイッチング素子Dがオン固定となるが、その場合のフィルタ回路6のコンデンサ部の等価回路としては、U−N間(Nはフルブリッジインバータ回路5の低電圧側)にCuwとCwnとが直列に接続され、それにCunが並列に接続される形となる。IuwはACCT13により検出できるので、等価回路を考慮してIuwとコンデンサ容量とで比計算を行うと、インバータ出力電流(Iiou)からコンデンサに分流する分の電流(Iuw+Iun)が演算できる。すなわち、
Iuw + Iun = Iuw*{1+(Cun/Cuw)+(Cun/Cwn)}
したがって、
Iiou = Ifou + Iuw*{1+(Cun/Cuw)+(Cun/Cwn)}
また、U相が負の半周期(すなわちW相が正の半周期)の場合は、フルブリッジインバータ回路5のW相アーム出力から出力されたインバータ出力電流(Iiow)は、相間コンデンサ8cに流れる電流Iuw、コンデンサ8bに流れる電流Iwn、フィルタ出力電流Ifowに分流する。すなわち、
Iiow = Iuw + Iwn + Ifow
ここで、Ifowはシャント抵抗9により検出できる電流(Ifou)と同じ値なので、Ifouと置き換えることができる。また、コンデンサの容量比とACCT13で検出できるIuwにより、前述したのと同様に、
Iiow = Ifou + Iuw*{1+(Cwn/Cuw)+(Cwn/Cun)}
以上により、U相が正の半周期の場合はIfou + Iuw*{1+(Cun/Cuw)+(Cun/Cwn)}、W相が正の半周期の場合はIfou + Iuw*{1+(Cwn/Cuw)+(Cwn/Cun)}により、高周波成分を含んだインバータ出力電流Iioの全周期分が得られることになる。
ここで、特にCuw = Cun = Cwnである場合は、上式はそれぞれ、
Iiou = Ifou + 3*Iuw
Iiow = Ifou + 3*Iuw
となり、U相が正の半周期の場合も、W相が正の半周期の場合も、
Iio = Ifou + 3*Iuw
で求めることができる。
以上のように、フィルタ回路6のコンデンサ8a、8b、8cの容量比と、コンデンサ8cに流れる電流Iuwとにより、フィルタ回路6のコンデンサ8a、8b、8cに流れる全体の電流を演算し、さらにフィルタ回路6の出力電流との和を演算することによって、インバータ出力電流を演算することができる。
次に、ACCT13の電流容量について説明する。相間コンデンサ8cの容量Cuwを8μFとして考える。また、交流電力系統3の電圧Vacを230V、周波数facを50Hzとする。このとき相間コンデンサ8cを流れる電流は、
Iuw = (2*π*fac)*Cuw*Vac = 0.58[Arms]
となる。すなわち、この場合のACCT13の電流容量としては、1[Arms]程度の電流を測定できるものであれば十分であることになる。
図4は、従来の系統連系インバータ装置のインバータ出力電流の検出特性と、実施の形態1における系統連系インバータ装置のインバータ出力電流の検出特性とを比較した図である。約1kHz付近より高い周波数帯では、従来装置における検出特性に比べて、実施の形態1の方が、ゲイン特性の変動が小さく、位相特性変化も小さくなっている。すなわち、制御安定性の面からより好ましい特性であることがわかる。
また、系統連系インバータ装置から交流電力系統3に出力される交流電力あるいは交流電流の値を、太陽光による発電出力として別に用意された表示器に表示する場合がある。そのために、交流電力あるいは交流電流を検出するための測定器たとえばACCT、DCCTあるいはシャント抵抗などの電流検出器が必要になるが、この発明におけるフィルタ出力電流を検出するためのシャント抵抗で共用することができる。
以上のように、この実施の形態1では、シャント抵抗9によりフィルタ出力電流を検出、ACCT13により相間コンデンサ8cに流れる電流を検出し、それらを演算することによってインバータ出力電流を求めるように構成したため、ACCTに2本の線を通す作業がなくなり、製造時の作業性が改善される。
また、インバータ出力電流に比べ、フィルタ回路6のコンデンサ電流は小さい値なので、ACCT13の電流容量を小さいものにすることができ、したがってACCTのサイズの小型化、低価格化を実現することができる。
また、コンデンサ8a、8b、8cの容量比と、相間コンデンサ8cに流れる電流により、コンデンサ8a、8b、8cに流れる電流を演算するように構成したため、コンデンサ電流を検出する電流検出器は1個で済む。
さらに、検出されたインバータ出力電流の特性は、従来技術と比べて、ゲイン特性の変動が小さく、位相特性変化も小さいので、制御安定性の面からより好ましい特性である。
また、シャント抵抗9により検出されるフィルタ出力電流は、出力表示などの他の用途にも使用可能であるため、系統連系インバータ装置として、さらに安価に構成できる。
なお、図1では、フィルタ回路6のコンデンサ8a、8bの他の一端がフルブリッジインバータ回路5の低電圧側に接続される場合を示したが、図5に示したように、フィルタ回路6のコンデンサ8a、8bの他の一端をフルブリッジインバータ回路5の高電圧側に接続しても、その構成に対応した演算に変更することによって、同様にインバータ出力電流を算出できるので、同じ効果を得ることができる。
実施の形態2.
図6は、この発明を実施するための実施の形態2における系統連系インバータ装置の構成図である。この実施の形態2は、実施の形態1にあった相間コンデンサ8cを省いた構成である。フィルタ回路6のコンデンサ8a、8bはその他の一端同士が接続され、さらにフルブリッジインバータ回路5の低電圧側に接続される。コンデンサ8a、8bの他の一端同士が接続された点とフルブリッジインバータ回路5の低電圧側との間の電流経路がACCT13を貫通するように構成される。
実施の形態2においては、インバータ出力電流Iioは、フィルタ出力電流Ifouと、コンデンサ8a、8bを流れる電流Iun、Iwnとの演算によって求めるものである。次にその演算方法について説明する。 まず、U相が正の半周期の場合を考える。このとき、フルブリッジインバータ回路5のU相アーム出力から出力されたインバータ出力電流(Iiou)は、コンデンサ8aに流れる電流Iun、フィルタ出力電流Ifouに分流する。すなわち、
Iiou = Iun + Ifou
また、U相が負の半周期(すなわちW相が正の半周期)の場合も同様にして、
Iiow = Iwn + Ifow
なお、Ifowはシャント抵抗9により検出できる電流(Ifou)と同じ値なので、Ifouと置き換えることができる。
Iiow = Iwn + Ifou
ここで、フルブリッジインバータ回路5のPWM制御では、前述したように、U相が正の半周期においては、W相アームの高電圧側スイッチング素子Cがオフ、低電圧側スイッチング素子Dがオンに固定されるので、コンデンサ8bには高周波電流が流れない。同様に、U相が負の半周期においては、U相アームの高電圧側スイッチング素子Aがオフ、低電圧側スイッチング素子Bがオンに固定されるので、コンデンサ8aには高周波電流が流れない。したがって、コンデンサ8aあるいはコンデンサ8bのいずれか片方の電流を監視するだけでは全周期にわたっての高周波成分を検出することができない。実施の形態2では、ACCT13により、コンデンサ8a、8b両方の電流を監視しているので、全周期にわたって高周波成分を検出することができる。
以上により、U相が正の半周期の場合はIun + Ifou、W相が正の半周期の場合はIwn + Ifouにより、高周波成分を含んだインバータ出力電流(Iio)が得られることになる。
以上のように、実施の形態2では、シャント抵抗9によりフィルタ出力電流を検出、ACCT13によりフィルタ回路6のコンデンサ8a、8bの他の一端同士が接続された点とフルブリッジインバータ回路5の低電圧側との間の電流経路に流れる電流を検出し、それらを演算することによってインバータ出力電流を求めるように構成したため、実施の形態1と同様にACCTに2本の線を通す作業がなくなり、製造時の作業性が改善される。
また、インバータ出力電流に比べ、フィルタ回路6のコンデンサ8a、8bに流れる電流は小さい値なので、ACCT13の電流容量を小さいものにすることができ、したがってACCTのサイズの小型化、低価格化を実現することができる。
また、コンデンサ8a、8bの他の一端同士が接続された点と、フルブリッジインバータ回路5の低電圧側との間の電流経路の電流を検出するように構成したため、コンデンサ電流を検出する電流検出器は1個で済む。
なお、図6では、フィルタ回路6のコンデンサ8a、8bの他の一端がフルブリッジインバータ回路5の低電圧側に接続される場合を示したが、図7に示したように、フィルタ回路6のコンデンサ8a、8bの他の一端をフルブリッジインバータ回路5の高電圧側に接続しても同じ効果を得ることができる。
実施の形態3.
図8は、この発明を実施するための実施の形態3における系統連系インバータ装置の演算手段のブロック図である。この実施の形態3では演算手段として、演算器17が使われており、演算器17以外の構成については、図1に示した構成図と同じである。なお、この実施の形態3では演算器17として、DSPおよびDSPのソフトウェアによって構成される演算器が使われている。なお、演算器17はマイクロコンピュータや論理回路によって構成してもよい。
ACCTが電流の交流成分しか検出できないのに対して、シャント抵抗は電流の交流成分も直流成分も検出することができる。シャント抵抗によって取り込まれたIfouの電流データは、Iioの演算前に平均化などにより、直流成分を含まない交流成分のみの電流に加工することがある。たとえば交流電力系統3に出力されるフィルタ出力電流Ifouを別に用意された表示器に表示する場合などでは、演算により直流成分を除去した交流分のみの値を表示する必要がある。そして、演算により直流成分を除去した交流分のみのIfouを使用することは、Iioの演算においても何ら問題はない。
ここで、実施の形態3においては、演算器17に入力され、Iioの演算に用いられるフィルタ出力電流Ifouとして、直流成分が除去されていないものを使用する。この直流成分を含んだIfouと、相間コンデンサ8cを流れる電流Iuwとで演算されたインバータ出力電流Iioには、やはり直流成分が含まれていることになる。
ところで、交流電力系統に直流成分が重畳していることは望ましくないため、系統連系インバータ装置から交流電力系統に出力する電流に含まれる直流成分には上限値が規定されている。したがって、系統連系インバータ装置はフィルタ出力電流に含まれる直流成分を規定された上限値以下に抑制する必要がある。前述のようにして得られた直流成分を含むIioを用いてフルブリッジインバータ回路5をPWM制御することで、フィルタ出力電流Ifoから直流成分そのものを除去することが可能となる。すなわち正方向に直流成分が重畳されているのなら、その直流成分を相殺するように負方向にバイアスさせて出力するようにフルブリッジインバータ回路5をPWM制御する。これによって交流電力系統3には直流成分が除去あるいは抑制されたフィルタ出力電流を出力することができる。
従来の構成では、ACCTによりインバータ出力電流を検出していたため、直流成分を検出するためには別途DCCTあるいはシャント抵抗を追加する必要があった。なお、シャント抵抗は検出部と演算部の電位が異なるため、絶縁増幅器および絶縁電源をさらに伴う必要があり、いずれの場合も高価であった。実施の形態3では、インバータ出力電流Iioを検出する構成とほぼ同じ構成で直流成分を検出できるため、装置が安価に実現できる。
以上のように、実施の形態3では、シャント抵抗9によりフィルタ出力電流を検出、ACCT13により相間コンデンサ8cに流れる電流を検出し、それらを演算することによってインバータ出力電流を求めるように構成したため、ACCTに貫通させる電線が1本ですみ、製造時の作業性が改善できる。
また、インバータ出力電流に比べ、相間コンデンサ8cに流れる電流は小さい値なのでACCT13の電流容量を小さいものにすることができ、したがってACCTのサイズの小型化、低価格化を実現することができる。
また、シャント抵抗9により直流成分が含まれたフィルタ出力電流を検出し、それを演算に用いることによってインバータ出力電流に含まれる直流成分を安価に検出することができる。
なお、実施の形態3は、図1で示される構成であってその演算器は図8で示されるものとしたが、図5、図6、図7で示される構成であっても、演算器を図8に示したものとすれば、同様な効果を得ることができる。
実施の形態4.
図9は、この発明を実施するための実施の形態4における系統連系インバータ装置の構成図である。フルブリッジインバータ回路5の各相アームの高電圧側スイッチング素子と低電圧側スイッチング素子との接続部すなわち各相アーム出力に、シャント抵抗18a、18bを経由してフィルタ回路6の入力が接続されている。シャント抵抗18a、18bによって得られる信号は絶縁増幅回路19a、19bに入力され、絶縁増幅回路19a、19bの出力は演算手段に入力される。そして、この実施の形態4では演算手段として、DSPおよびDSPのソフトウェアによって構成される演算器21が使われている。なお、演算器21はマイクロコンピュータや論理回路によって構成してもよい。なお、絶縁増幅回路19a、19bを駆動する電源は、絶縁電源回路20a、20bによって与えられる。絶縁電源回路20a、20bとしては、フルブリッジインバータ回路5のスイッチング素子を駆動するためのゲート電源を共用することができる。また、演算器21のブロック図を図10に示す。演算器21は、シャント抵抗18aによって検出されるインバータ出力電流Iiouと、シャント抵抗18bによって検出されるインバータ出力電流Iiowとにより、インバータ出力電流Iioを演算する。その演算方法を以下説明する。
U相が正の半周期の場合、フルブリッジインバータ回路5のU相アーム出力から出力されたインバータ出力電流(Iiou)は、シャント抵抗18aにより直接検出することができる。しかし、U相が負の半周期の場合には、シャント抵抗18aにより検出できる電流は、W相アーム出力から出力されたインバータ出力電流(Iiow)からフィルタ回路6によってその高周波成分を除去されたのちにU相アームに戻ってきた電流である。したがって、シャント抵抗18aで検出できるインバータ出力電流は、U相が正の半周期時は高周波分を含むが、U相が負の半周期時は高周波分を含まないものになる。逆に、シャント抵抗18bで検出できるインバータ出力電流は、U相が正の半周期時は高周波分を含まず、U相が負の半周期時は高周波分を含むものになる。フルブリッジインバータ回路5のPWM制御には高周波分を含んだインバータ出力電流が必要なので、演算器21は、シャント抵抗18a、18bによって得られた半周期ごとに高周波成分が含まれているIiou、Iiowの和をとって、全周期に高周波成分を含んだIioを得るようにしている。なお、演算器21の出力としては、Iiou、Iiowの和をとった値をそのまま使用(2*Iio)してもいいし、和をとった後に2で割った値(Iio)でもいい。その違いについてはインバータ制御回路16でインバータ回路5を制御する際に対応すればよい。
また、実施の形態4における系統連系インバータ装置のインバータ出力電流の検出特性は、図4に示した実施の形態1における系統連系インバータ装置のインバータ出力電流の検出特性と同等の特性すなわち、約1kHz付近より高い周波数帯では、従来装置における検出特性に比べて、ゲイン特性の変動が小さく、位相特性変化も小さくなる。すなわち、制御安定性の面からもより好ましい特性である。
以上のように、実施の形態4では、シャント抵抗18a、18bにより各相毎にインバータ出力電流を検出し、その演算によりインバータ出力電流Iioを求めるように構成したため、ACCTを使用しなくてもよくなった。したがってACCTに配線を通す作業が不要となり、製造時の作業性がさらに改善できる。
また、検出されたインバータ出力電流の特性は、従来技術と比べて、ゲイン特性の変動が小さく、位相特性変化も小さいので、制御安定性の面からより好ましい特性である。
さらに、シャント抵抗18a、18bを増幅する絶縁増幅回路19a、19bの電源として、フルブリッジインバータ回路5のスイッチング素子を駆動するためのゲート電源を供給する絶縁電源回路20a、20bを共用することが可能であるため、別途追加する必要がなく、装置の小型化、低価格化を実現することができる。
実施の形態5.
図11は、この発明を実施するための実施の形態5における系統連系インバータ装置の演算手段のブロック図である。この実施の形態5では演算手段として演算器22が使われており、演算器22以外の構成については、図9に示した実施の形態4における系統連系インバータ装置の構成図と同じである。なお、この実施の形態5では演算器22として、DSPおよびDSPのソフトウェアによって構成される演算器が使われている。なお、演算器22はマイクロコンピュータや論理回路によって構成してもよい。
実施の形態5においては、入力されたIiou、Iiowは直流成分を含んだ値とする。この直流成分を含んだIiou、Iiowによって、直流成分を含んだIioを演算によって求める。
この直流成分を含んだIioにより、フルブリッジインバータ回路5をPWM制御することで、フィルタ出力電流Ifoに含まれていた直流成分を除去することが可能となる。すなわち正方向に直流成分が重畳されているのなら、その直流成分を相殺するように負方向にバイアスさせて出力するようにフルブリッジインバータ回路5をPWM制御する。これによって交流電力系統3には直流成分が抑制されたフィルタ出力電流を出力することができる。
従来の構成では、ACCTによりインバータ出力電流を検出していたため、直流成分を検出するためには別途DCCTあるいはシャント抵抗を追加する必要があった。なお、シャント抵抗は検出部と演算部の電位が異なるため、絶縁増幅器および絶縁電源をさらに伴う必要があり、いずれの場合も高価であった。実施の形態5では、Iioを検出する構成とほぼ同じ構成で直流成分を検出できるため、装置が安価に実現できる。
以上のように、実施の形態5では、シャント抵抗18a、18bにより各相毎にインバータ出力電流を検出し、その演算によりインバータ出力電流Iioを求めるように構成したため、ACCTを使用しなくてもよくなった。したがってACCTに配線を通す作業が不要となり、製造時の作業性がさらに改善できる。
また、シャント抵抗18a、18bにより直流成分が含まれた各相のインバータ出力電流を検出し、それらを演算することによって直流成分が含まれた全周期にわたるインバータ出力電流を求めるように構成したため、インバータ出力電流に含まれる直流成分を安価に検出することができる。
なお、実施の形態1〜5では系統連系インバータ装置が交流電力系統に連系して動作する場合について説明しているが、この発明は系統連系インバータ装置が交流電力系統に連系しないで動作する場合(たとえば自立運転の場合)であっても、インバータ出力電流の演算方法として利用できるものである。
2 系統連系インバータ装置
5 フルブリッジインバータ回路
6 フィルタ回路
7 リアクトル
8 コンデンサ
9 シャント抵抗
11 演算器
13 ACCT
16 インバータ制御回路
17 演算器
18 シャント抵抗
21 演算器
22 演算器

Claims (6)

  1. 直流電力を交流電力に変換するフルブリッジ構成のスイッチング素子からなるインバータ回路と、
    前記インバータ回路の各相アーム出力に接続され、高周波成分を除去するリアクトルおよびコンデンサからなるフィルタ回路と、
    前記インバータ回路をPWM駆動する制御手段と、
    前記フィルタ回路の出力電流を検出する第1の電流検出器と、
    前記フィルタ回路のコンデンサ電流を検出する第2の電流検出器と、
    前記フィルタ回路の出力電流と前記フィルタ回路のコンデンサ電流により高周波成分を含んだインバータ出力電流を演算する演算手段と、
    を備え
    前記フィルタ回路は、少なくとも前記リアクトルの各相出力間に接続される相間コンデンサを有し、
    前記第2の電流検出器は前記相間コンデンサの電流を検出すること
    を特徴とする系統連系インバータ装置。
  2. 直流電力を交流電力に変換するフルブリッジ構成のスイッチング素子からなるインバータ回路と、
    前記インバータ回路の各相アーム出力に接続され、高周波成分を除去するリアクトルおよびコンデンサからなるフィルタ回路と、
    前記インバータ回路をPWM駆動する制御手段と、
    前記フィルタ回路の出力電流を検出する第1の電流検出器と、
    前記フィルタ回路のコンデンサ電流を検出する第2の電流検出器と、
    前記フィルタ回路の出力電流と前記フィルタ回路のコンデンサ電流により高周波成分を含んだインバータ出力電流を演算する演算手段と、
    を備え
    前記フィルタ回路は、少なくとも前記リアクトルの各相出力端に一端を接続し、前記インバータ回路の入力の高電圧側または低電圧側の一方にもう一端を接続されるコンデンサを有し、
    前記第2の電流検出器は前記各コンデンサの両方の電流を検出すること
    を特徴とする系統連系インバータ装置。
  3. 前記第2の電流検出器はACCTであること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の系統連系インバータ装置。
  4. 前記演算手段は直流電流成分を重畳したインバータ出力電流を演算すること
    を特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の系統連系インバータ装置。
  5. 直流電力を交流電力に変換するフルブリッジ構成のスイッチング素子からなるインバータ回路と、
    前記インバータ回路の各相アーム出力に接続され、高周波成分を除去するリアクトルおよびコンデンサからなるフィルタ回路と、
    前記インバータ回路の一方のアームの一方のスイッチング素子をPWM駆動し、他方のスイッチング素子を前記一方のスイッチング素子に対し反転駆動させるとともに、他方のアームの一方のスイッチング素子をオフ、他方のスイッチング素子をオンする周期を繰り返して、前記インバータ回路をPWM駆動する制御手段と、
    前記インバータ回路の各相アーム出力と前記フィルタ回路のリアクトルの一端との間に挿入され、各相アーム出力電流をそれぞれ個別に検出するシャント抵抗と、
    前記各相アーム出力電流の和により高周波成分を含んだインバータ出力電流を演算する演算手段と、
    を備えたことを特徴とする系統連系インバータ装置。
  6. 前記演算手段は直流電流成分を重畳したインバータ出力電流を演算すること、
    を特徴とする請求項記載の系統連系インバータ装置。
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